JP2003210291A - 物品支持装置 - Google Patents

物品支持装置

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JP2003210291A JP2002329035A JP2002329035A JP2003210291A JP 2003210291 A JP2003210291 A JP 2003210291A JP 2002329035 A JP2002329035 A JP 2002329035A JP 2002329035 A JP2002329035 A JP 2002329035A JP 2003210291 A JP2003210291 A JP 2003210291A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物品の付け外しがきわめて容易であると共
に、商品の展示や小物類の支持に非常に好適な物品支持
装置を提供する。 【解決手段】 物品である携帯電話機Tを支持する支持
体1と、支持体1を所定の姿勢にして保持する三脚2を
備えた物品支持装置A1とし、携帯電話機Tを任意の姿
勢で支持する。POP用の展示台として用いた場合に
は、三脚2により携帯電話Tを立体的に目立つ状態で展
示し得るものとなり、支持台として用いた場合には、所
在が判りやすい、表示が見やすいなどの利点がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品支持装置に関
し、とくに、商品の展示や小物類の支持に用いるのに好
適な物品支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、商品やサービスの宣伝・広告を省
スペースで行うことができ、しかも商品等を目立たせ、
消費者の購買意欲を喚起するためのものとして、いわゆ
るPOP製品が種々開発されている。これらのPOP製
品において、例えば商品を展示するためのPOP用の物
品支持装置としては、ボードに商品を貼り付けたりクリ
ップで挟み付けたりするものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したよ
うな従来のPOP用の物品支持装置にあっては、ボード
に固定手段を介して商品を取付けているので、固定手段
がクリップ等の簡単なものであっても、消費者に対して
は商品を簡単に手に取ることができないような印象を与
える可能性がある。このため、商品のアピール性が充分
であるとは言い難い面があり、POP用としての機能を
より充実させることが望まれていた。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記従来の状況に鑑みて成さ
れたもので、物品の付け外しがきわめて容易であり、商
品の展示や小物類の支持に非常に好適な物品支持装置を
提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる物品支持
装置は、請求項1として、物品を支持する支持体と、支
持体を所定の姿勢にして保持する三脚を備えた構成と
し、請求項2として、支持体が、上方に開放された箱型
を成している構成とし、請求項3として、支持体が、板
材であると共に、上面に樹脂製の滑り止めが設けてある
構成とし、請求項4として、支持体が、下面側に三脚を
連結した支持板と、上方に開放された容器を備えてお
り、容器が、三脚を収容し得る容積を有し且つ支持板の
上面側に底部が着脱可能であると共に、支持板の下面側
に開口部が着脱可能である構成とし、請求項5として、
支持体が、下面側に三脚を連結した支持板と、この支持
板に回動可能に連結され且つ所定の回動位置に設定可能
な第2の支持板を備えている構成とし、請求項6とし
て、支持体と三脚の各脚が、いずれか一方に凹部を備え
るとともに他方に球面部を備えており、凹部と球面部
が、互いに嵌合した状態で所定の摩擦抵抗をもって球面
接触する構成とし、請求項7として、物品が携帯電話機
(PHSを含む)である構成としており、上記構成をも
って従来の課題を解決するための手段としている。
【0006】上記構成において、支持体および三脚に
は、プラスチックや金属等の各種材料を用いることがで
きると共に、様々な色彩(透明を含む)や形状を採用す
ることが可能である。また、三脚は、支持体を所定の姿
勢にして保持することから、各脚の開度を調整可能にす
るのは勿論のこと、支持体に対して直接的に回動可能に
設けたり、支持体に適宜の連結部材を介して間接的に回
動可能に設けたりすることができる。
【0007】さらに、請求項3に記載の滑り止めには、
例えばアクリル系熱可塑性エラストマーが用いられる
が、当然その他の樹脂や天然ゴムあるいは合成ゴムを用
いることも可能である。この滑り止めは、板材である支
持体の上面に対して、全体あるいは一部に設けることが
でき、一部に設ける場合には、点状、線状および適宜の
平面形状等とし、これらを支持体上に規則的に配置する
のがより良い。また、滑り止めを吸盤状に成形すること
も良い。さらに、滑り止めは、二重成形により支持体の
成形に続いて同支持体に一体成形したり、予め成形した
支持体上に後加工として成形したりすることができるほ
か、支持体に対して別工程で成形した滑り止めを加熱や
接着剤などの手段で固着させるようにしても良い。
【0008】
【発明の作用】本発明の請求項1に係わる物品支持装置
では、三脚で支持体を所定の姿勢に保持し、この支持体
で物品を支持する。つまり、三脚および支持体により物
品を任意の姿勢で支持し得るものとなる。このとき、請
求項2に記載したように支持体を上方に開放した箱型と
したり、請求項3に記載したように支持体を板材とすれ
ば、各種形状の物品の支持が可能となり、とくに、板状
の支持体では、その上面に樹脂製の滑り止めが設けてあ
るので、滑り止めによる摩擦力で物品をより確実に支持
する。
【0009】本発明の請求項4に係わる物品支持装置で
は、支持体が、下面側に三脚を連結した支持板と上方に
開放された容器とで構成してあり、支持板の上面側に容
器の底部を装着した状態で、容器に物品を収容すること
ができ、その物品を任意の姿勢で支持する。また、支持
体の上面側から容器の底部を外し、同支持体の下面側に
容器の開口部を装着した状態では、容器内に三脚を収容
する。
【0010】本発明の請求項5に係わる物品支持装置で
は、支持体が、下面側に三脚を連結した支持板と、支持
板に回動可能に連結された第2の支持板とで構成してあ
り、第2の支持板を所定の回動位置に設定した状態で、
支持板で物品の底部を保持すると共に、第2の支持板で
物品の側部(正面、背面又は側面)を保持し得るものと
なる。
【0011】本発明の請求項6に係わる物品支持装置で
は、支持体に凹部(または球面部)を設けると共に、三
脚の各脚に球面部(または凹部)を設け、凹部に球面部
を嵌合することにより、支持体に各脚が取付けられて各
脚で三脚を構成する。このとき、凹部と球面部は、互い
に嵌合した状態で所定の摩擦抵抗をもって球面接触する
ので、支持体に対して各脚が回動可能になると共に、各
脚の開度調整が可能となる。また、本発明の請求項7に
係わる物品支持装置では、支持体と三脚により携帯電話
機を所定の姿勢で支持する。
【0012】
【発明の効果】本発明の請求項1に係わる物品支持装置
によれば、支持体および三脚を採用したことにより、物
品の付け外しを簡単に行うことができると共に、物品を
任意の姿勢で支持することができ、商品の展示や小物類
の支持に非常に好適なものとなる。この物品支持装置
は、POP用の展示台として用いた場合には、三脚とい
う特徴的な構成により、商品等を立体的に目立つ状態で
展示することができると共に、固定手段を必要としない
ので商品等を手に取って見ることもきわめて簡単であ
り、充分なアピール性をもたらすものとなる。さらに、
POP用の展示台としてだけでなく、眼鏡、腕時計およ
びアクセサリーなどの小物類を置く支持台として使用す
ることもでき、この場合にも、三脚により物品を立体的
に支持しているので、小物類の所在が判り易く、紛失の
防止にもなるなどの利点がある。
【0013】本発明の請求項2に係わる物品支持装置に
よれば、請求項1と同様の効果を得ることができるうえ
に、支持体が上方に開放された箱型であることから、物
品の支持機能をより高めることができ、例えば、携帯電
話機や小型カメラ等の物品の展示や保管の場所として非
常に好適であり、これらの物品を立てた状態にして支持
することができるほか、多数の細かい物品の収容にも好
適なものとなる。
【0014】本発明の請求項3に係わる物品支持装置に
よれば、請求項1と同様の効果を得ることができるえ
に、支持体が板材であり且つ上面に滑り止めを設けたこ
とにより、物品の支持機能をより高めることができると
共に、より多様な物品の支持を行うことができる。
【0015】本発明の請求項4に係わる物品支持装置に
よれば、請求項1と同様の効果を得ることができるうえ
に、支持体が支持板と容器を備えているので、物品の支
持機能をより高めることができ、例えば、携帯電話機や
小型カメラ等の物品を展示や保管する際の支持台として
非常に好適であり、これらの物品を立てた状態にして支
持することができるほか、多数の細かい物品の収容にも
好適なものとなる。また、とくに支持板の下面側に容器
の開口部を装着した状態において、容器に三脚を収容し
てコンパクト化することができ、輸送や携帯の際にも便
利である。
【0016】本発明の請求項5に係わる物品支持装置に
よれば、請求項1と同様の効果を得ることができるうえ
に、支持体が、支持板と所定の回動位置に設定可能な第
2の支持板を備えているので、簡単な構造で物品の支持
機能をより高めることができ、例えば、携帯電話機や小
型カメラ等の物品を展示や保管する際の支持台として非
常に好適であり、これらの物品を立てた状態にして支持
することができる。また、支持板に対して第2の支持板
を重ねた状態にすることでコンパクト化することがで
き、輸送や携帯の際にも便利である。
【0017】本発明の請求項6に係わる物品支持装置に
よれば、請求項1〜5と同様の効果を得ることができる
うえに、互いに嵌合する凹部と球面部によって支持体と
三脚の各脚を連結することから、他の手段を用いること
なく当該装置を簡単に組み立てることができると共に、
低コスト化にも貢献することができ、簡単な構造であり
ながら三脚の開度調整や支持体の姿勢調整を行うことが
できる。
【0018】本発明の請求項7に係わる物品支持装置に
よれば、請求項1〜6と同様の効果を得ることができる
うえに、携帯電話機を任意の姿勢で且つ目立つ状態に支
持することができる。また、近年では、携帯電話機に各
種の表示機能やデジタルカメラなどが設けられているこ
とから、表示確認や撮影(とくに自分の撮影)などに非
常に便利なものとなる。
【0019】
【実施例】図1および図2は、本発明に係わる物品支持
装置の一実施例を説明する図である。図1に示す物品支
持装置A1は、物品を支持する支持体1と、この支持体
1を所定の姿勢にして保持する三脚2を備えている。
【0020】支持体1は、例えばプラスチック製であっ
て、上方に開放された箱型を成しており、支持する物品
として図中に仮想線で示す携帯電話機Tの下部を収容し
得る大きさを有している。また、図2にも示すように、
支持体1の底面には、直列に配置した3つの連結部3が
一体的に設けてあり、各連結部3には、内側を球面とし
た凹部4が形成してある。なお、凹部4の開口径は、後
記する球面部の直径よりもやや小さい。また、支持体1
は、少なくとも竪の面を透明にして、収容した携帯電話
機Tの下部が見えるようにすることも有効である。
【0021】三脚2は3本の脚5により構成される。各
脚5は、例えばプラスチック製であって、丸棒状の本体
部分の両端部に、径小部6,6を介して球面部7,7が
一体的に設けてある。また、脚5は、下端側の球面部7
に被膜状の滑り止め8を一体的に設けることにより、よ
り安定した起立状態が得られるようにしてある。この滑
り止め8には、例えばアクリル系熱可塑性エラストマー
が用いられる。
【0022】上記の支持体1と各脚5は、凹部4に、滑
り止め8を設けていない方の球面部7を嵌合するだけ
で、他の手段を用いずに簡単に組み立てることができ
る。このとき、凹部4と球面部7は、互いに嵌合した状
態で不用意に外れることが無いと共に、所定の摩擦抵抗
をもって球面接触している。したがって、摩擦抵抗を超
える力を加えれば、支持体1に対して脚5を回動させる
ことができると共に、その摩擦抵抗によって脚5を回動
位置に保持することができる。これにより、三脚2の開
度調整を行うことができると共に、その開度により支持
体1の姿勢を変えることが可能である。
【0023】なお、支持体1の連結部3には、凹部4の
一部を開放する状態で、脚5の径小部6の直径に対応し
た切欠9が形成してある。このとき、中央の連結部3の
切欠9と両側の連結部3,3の切欠9,9の位置は互い
に逆である。これにより、脚5は、凹部4に対して回動
自在であるうえに、切欠9の位置でほぼ90度に回動さ
せることができ、これにより三脚2の開度をより大きく
し得る。また、各切欠9の配置関係は図示の場合と逆で
あっても良い。
【0024】上記構成を備えた物品支持装置A1は、物
品である携帯電話機Tを立てた状態にして支持する。ま
た、三脚2の開度調整をして支持体1を僅かに後方に倒
すことにより、携帯電話機Tを傾斜状態に支持すること
ができる。
【0025】このように、当該物品支持装置A1は、三
脚2という特徴的な構成を備えているので、例えばPO
P製品として用いる場合には、商品である携帯電話機を
立体的に目立つ状態で展示することができ、固定手段を
必要としないので、携帯電話機Tを手に取って見ること
もきわめて簡単であって、商品のアピール性に優れたも
のとなる。
【0026】また、当該物品支持装置A1は、充電器以
外の携帯電話機Tの保管場所にきわめて好適であって、
三脚2による立体的な支持によってその所在が判り易
く、紛失の防止にもなる。さらに、近年では、携帯電話
機Tに各種の表示機能やデジタルカメラなどが設けられ
ていることから、表示確認や撮影(とくに自分の撮影)
にも非常に便利である。
【0027】なお、上記実施例の物品支持装置A1は、
当然のことながら支持する物品が携帯電話機以外のもの
であっても良く、単一の物品のほか、多数の細かい物品
の展示や保管にも好適である。また、上記実施例では、
支持体1の底部に三脚2を直接設けた場合を示したが、
例えば、凹部と球面部とで連結する連結部材を介在させ
て、支持体1と三脚2の間における調整の自由度をより
一層高めることが可能であり、また、同連結部材を用い
て支持体の背面側に三脚を設けても良い。
【0028】図3および図4は、本発明に係わる物品支
持装置の他の実施例を説明する図である。なお、先の実
施例と同一の構成部位は、同一符号を付して詳細な説明
を省略する。
【0029】図3に示す物品支持装置A2において、支
持体11は、矩形の板状を成しており、その上面に、例
えばアクリル系熱可塑性エラストマーから成るシート状
の滑り止め18が設けてある。この滑り止め18は、支
持体11の材質等により応じて形成する方法を選択する
ことができ、例えば、二重成形によって支持体11とと
もに一体成形したり、別工程で成形したものを支持体1
1に貼り付けたりする。さらに、支持体11は、図4に
示すように、その底面に設けた連結部3の凹部4に脚5
の球面部7を嵌合して、三脚2と一体化される。
【0030】上記の物品支持装置A2は、先の実施例と
同様の効果を得ることができ、図中仮想線で示す携帯電
話機Tのほか、眼鏡、腕時計あるいはアクセサリー等々
の様々な物品を任意の姿勢で支持し得るものであり、支
持体11を傾斜状態にしても樹脂製の滑り止め18によ
って物品を確実に支持することができる。
【0031】また、近年では、小型軽量化されたデジタ
ルカメラが普及しており、このようなデジタルカメラの
支持にも好適である。このとき、通常のカメラ用三脚で
は、ねじによりカメラを固定するが、当該物品支持装置
では、水平にした支持体11にデジタルカメラ置くだけ
で充分に支持することができ、滑り止め18によりデジ
タルカメラの脱落を防止する。
【0032】図5(a)(b)は、本発明に係わる物品
支持装置のさらに他の実施例を説明する図である。図示
の物品支持装置A3における支持体21は、円形の板状
を成しており、その上面にシート状の滑り止め18が設
けてある。また、先の実施例では、支持体の底面に3つ
の連結部3を直列に配置しているのに対して、この実施
例では、支持体21の底部中央に、3つの連結部3を回
転対称位置に設けている。さらに、三脚2を構成する各
脚5の下端部には、滑り止めとして機能する樹脂製のキ
ャップ28が装着してある。
【0033】上記実施例の物品支持装置A3にあって
も、先の実施例と同様の効果を得ることができる。な
お、図3および図5に示す各実施例では、板状の支持体
11,21の底部中央に三脚2を設けた場合を示した
が、支持体11,21の片側に寄せた位置に三脚2を設
けることも可能である。この場合、例えば無端状のベル
トを備えた腕時計の支持などに好適である。
【0034】図6(a)(b)は、本発明に係わる物品
支持装置のさらに他の実施例を説明する図である。図示
の物品支持装置A4における支持体31は、長方形の板
状を成しており、その上面にシート状の滑り止め18が
設けてある。また、支持体31の底面には3つの連結部
3が直列に配置されるが、この実施例では、各連結部3
が支持体31と別体であって、フランジ状に張り出した
取付けプレート3Aを有しており、この取付けプレート
3Aを支持体31の裏面に貼り付ける。
【0035】上記実施例の物品支持装置A4は、先の各
実施例と同様の効果を得ることができるうえに、取付け
プレート3Aを有する連結部3を用いているので、各連
結部3の間隔すなわち各脚5の上端部の間隔が広くな
り、面積の大きい支持体31に対応し得ると共に、三脚
2による保持がより安定したものとなる。また、隣接す
る取付けプレート3A同士の間隔を図示の状態よりも広
げれば、より一層の安定性が得られることが明らかであ
る。なお、支持体31の面積がより大きいものであれ
ば、各連結部3を図5で説明した実施例の如く回転対称
配置などにすることも可能である。さらに、取付けプレ
ート3Aに相当する部分および連結部3を支持体31に
一体成形することも当然可能である。
【0036】図7および図8は、本発明に係わる物品支
持装置のさらに他の実施例を説明する図である。図7に
示す物品支持装置A5は、円形板状の支持体41の上面
に、シート状の滑り止め18を備えている。また、支持
体41の下面に設けた三脚22は、アルミニウム等の軟
質の金属線を樹脂チューブで被覆した脚55により構成
してある。各脚50は、上端が、支持体41の底面に設
けた個々の連結部33に夫々固定してあると共に、下端
には、滑り止めとして機能する樹脂製のキャップ28が
装着してある。この場合、3つの連結部33は先の各実
施例のように適宜の位置に配置し得るが、図面には直列
に配置したものを示している。
【0037】次に、図8に示す物品支持装置A6は、円
形板状の支持体41の上面に、シート状の滑り止め18
を備えている。また、支持体41の下面に設けた三脚2
2は、図7に示す実施例と同様に、金属線を樹脂チュー
ブで被覆した脚55により構成してある。ここで、各脚
55は、上端が、支持体41の底面に設けた1つの連結
部33にまとめて固定してあり、下端には、滑り止めと
して機能する樹脂製のキャップ28が装着してある。
【0038】上記の図7および図8に示す物品支持装置
A5,A6は、先の各実施例と同様の効果を得ることが
できるうえに、三脚22の各脚55が、可撓性を有する
ものとなっていて自在に変形させることができ、例えば
POP用の展示台として用いた場合に、より興味深い外
観体裁を有するものとなる。
【0039】図9(a)(b)は、本発明に係わる物品
支持装置のさらに他の実施例を説明する図である。図示
の物品支持装置A7は、矩形板状の支持体51の上面
に、シート状の滑り止め18を備えていると共に、支持
体51の底面中央には、径小部16を介して球面部17
が突出状に形成してあり、この球面部17に連結部材4
3を装着する。連結部材43は、両端側に、球面状の内
面を有する凹部4,4が形成してあり、一方の凹部4と
支持体51の球面部17とを嵌合する。この状態で、凹
部4と球面部17は所定の摩擦抵抗をもって球面接触す
る。なお、図示は省略したが、連結部材43には、先の
実施例で説明した切欠(図1中の符号9)を設けること
ができる。
【0040】三脚32は、概略十字形のジョイント53
と、上述した構成と同一の3つの連結部材43と、3本
の脚5で構成してある。ジョイント53は、四方に向け
て径小部16と球面部17を備えている。そして、3つ
の球面部17に、夫々の連結部材43を介して脚5を連
結し、残る1つの球面部17に、支持体51に装着した
連結部材43を嵌合する。
【0041】上記の物品支持装置A7は、先の各実施例
と同様の効果を得ることができるうえに、連結部材43
やジョイント53によって関節部分が増したものとな
り、脚5の開度調整および支持体51の姿勢調整におい
て自由度がより一層高いものとなる。なお、上記実施例
では、4個の球面部17を二次元的に配置した十字形の
ジョイント53を示したが、4個の球面部17を三次元
的に配置することも可能である。
【0042】図10は、本発明に係わる物品支持装置の
さらに他の実施例を説明する図である。図10(a)に
示す物品支持装置A8は、支持体61が、下面側に三脚
2を連結した支持板62と、上方に開放された容器63
を備えている。
【0043】この実施例の支持板62は、楕円形を成
し、図10(b)に示す下面側に、各脚5の連結部3が
設けてあると共に、下面の周縁部に、下方に突出するフ
ランジ部62Aが全周にわたって形成してある。このフ
ランジ部62Aには、傾斜した各脚5が夫々係合する半
円形の切欠62Bが形成してあり、これにより三脚2の
開度を規制して安定性をより高めるようにしてある。容
器63は、上記支持板62に対応して水平断面が楕円形
を成すと共に、三脚2を収容し得る容積を有している。
【0044】上記の物品支持装置A8は、図10(c)
に示すように、支持板62の上面側に容器63の底部を
装着することで、容器63に各種の物品を収容すること
ができ、図1に基づいて説明した実施例のように携帯電
話機を任意の姿勢に支持することもできる。なお、支持
板62に対する容器63の底部の装着手段としては、例
えば、支持板62の周縁部に上向きのフランジを形成
し、このフランジの内周面と容器63の外周面に互いに
係脱可能な凹凸を設けた構成や、いわゆるマジックテー
プ(登録商標)のようなファスナー類などを採用するこ
とができる。
【0045】また、上記の物品支持装置A8は、支持板
62から容器63の底部を外し、図10(d)に示すよ
うに、支持板62の下面側におけるフランジ部62Aの
内側又は外側に、容器63の開口部を装着することによ
り、図10(e)に示す如く容器63に三脚2が収容さ
れた状態となり、このようにコンパクト化することによ
り、輸送や携帯の際にも非常に便利なものとなる。
【0046】図11は、本発明に係わる物品支持装置の
さらに他の実施例を説明する図である。図11(a)
(b)に示す物品支持装置A9は、支持体71が、下面
側に三脚2を連結した支持板72と、この支持板72に
回動可能に連結され且つ所定の回動位置に設定可能な第
2の支持板73を備えている。なお、この実施例の物品
支持装置A9は、両支持板72,73が三角形を成して
おり、主に携帯電話機用スタンドとして使用する。
【0047】支持板72と第2の支持板73は、樹脂に
より一体成形してあって、図11(c)に示すように、
可撓性を有する薄肉部74Aにより互いの一辺同士が回
動可能に連結してある。支持板72の下面には、図11
(d)に示すように、3つの角部に三脚2の脚5を夫々
連結する連結部3が設けてある。第2の支持板73は、
中央に、開口部74Bが形成してあると共に、頂部に、
薄肉部74Cを介して、先端側にくびれ部74Dを有す
る支持脚74Eが設けてあり、これに対して、支持板7
2の頂部には、支持脚74Eのくびれ部74Dが係合す
る係合孔74Fが形成してある。
【0048】上記の物品支持装置A9は、図11(a)
(b)に示す如く、支持脚74Eのくびれ部74Dを係
合孔74Fに係合することで、支持板72に対して第2
の支持板73が所定の回動位置で設定維持され、支持板
72に載置した携帯電話機Tを第2の支持板73の開口
部74Bの内側に立てた状態にして保持する。また、先
の各実施例と同様に、連結部3に対して夫々の脚5を回
動させることで三脚2の開度を変えることができ、これ
により、保持した携帯電話機Tの姿勢を調整することが
できる。
【0049】さらに、当該物品支持装置A9は、不使用
時には、支持板72、第2の支持板73及び支持脚74
Eを重合する一方で、図11(d)に示す如く各脚5を
切欠部9側に倒すことで各脚5が支持板72の下面に添
った状態となり、図11(e)にも示すように全体がコ
ンパクトに折り畳まれる。
【0050】図12は、本発明に係わる物品支持装置の
さらに他の実施例を説明する図である。図示の物品支持
装置A10は、支持体81が、下面側に三脚2を連結し
た支持板82と、この支持板82に回動可能に連結され
且つ所定の回動位置に設定可能な第2の支持板83を備
えている。なお、この実施例の物品支持装置A10は、
両支持板82,83が楕円形を成しており、携帯電話機
や小型カメラのスタンドに使用することができる。
【0051】支持板82は、物品の底部を保持し得るよ
うに、薄い容器状を成していて、短径方向の片側に、ヒ
ンジ84を介して第2の支持板83が回動可能に連結し
てある。このとき、ヒンジ84は、その回動部分が適当
な摩擦抵抗をもって接触しており、第2の支持板83を
任意の回動位置に設定することができる。第2の支持板
83は、支持板82に対向する面に、物品の両側面を保
持する一対の保持片85,85と鏡86が設けてある。
【0052】上記の物品支持装置A10は、図12
(a)に示すように、支持板82に第2の支持板83を
重ねた状態にし、さらに三脚2を畳むことでコンパクト
化することができ、また、図12(b)に示すように、
第2の支持板83を適当な回動位置に設定することによ
り、支持板82と第2の支持板83とで物品の底部と背
面を保持し、三脚2の回動調整も合わせて物品を任意の
姿勢に支持することができる。また、第2の支持板83
に鏡86が設けてあるので、物品がカメラ付携帯電話機
や小型カメラである場合、撮影時に身だしなみを整える
のに便利である。
【0053】なお、本発明に係わる物品支持装置は、詳
細な構成が上記各実施例のみに限定されることは無く、
例えば、支持体、三脚およびキャップを含む滑り止めの
材質、形状、部品構成及び配置等を適宜選択することが
可能であり、このほか、支持体と三脚に設ける凹部と球
面部の配置関係を上記各実施例と逆の関係にしたり、各
実施例の構成を部分的に組合わせたりすることができ
る。さらに、凹部の内面および球面部の少なくとも一方
に軟質の樹脂被膜を設けることにより、双方間の摩擦抵
抗を高めるようにすることも有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる物品支持装置の一実施例を説明
する斜視図である。
【図2】図1に示す物品支持装置の支持体と脚の連結要
領を説明する斜視図である。
【図3】本発明に係わる物品支持装置の他の実施例を説
明する斜視図(a)および側面図(b)である。
【図4】図3に示す物品支持装置の支持体と脚の連結要
領を説明する斜視図である。
【図5】本発明に係わる物品支持装置のさらに他の実施
例を説明する側面図(a)および支持体と脚の連結要領
を説明する斜視図(b)である。
【図6】本発明に係わる物品支持装置のさらに他の実施
例を説明する正面図(a)および支持体と脚の連結要領
を説明する斜視図(b)である。
【図7】本発明に係わる物品支持装置のさらに他の実施
例を説明する斜視図である。
【図8】本発明に係わる物品支持装置のさらに他の実施
例を説明する斜視図である。
【図9】本発明に係わる物品支持装置のさらに他の実施
例を説明する側面図(a)および支持体と脚の連結要領
を説明する平面分解図(b)である。
【図10】本発明に係わる物品支持装置のさらに他の実
施例を説明する斜視図(a)、支持板の底面図(b)、
支持板に容器底部を装着する状態を示す斜視図(c)、
支持板に容器開口部を装着する状態を示す斜視図
(d)、および容器に三脚を収容した状態を示す斜視図
(e)である。
【図11】本発明に係わる物品支持装置のさらに他の実
施例を説明する斜視図(a)、側面図(b)、展開図
(c)、三脚を畳んだ状態の底面図(d)、および折り
畳み状態を示す側面図(e)である。
【図12】本発明に係わる物品支持装置のさらに他の実
施例を説明する斜視図(a)および第2の支持体を所定
の回動位置に設定した状態を示す斜視図(b)である。
【符号の説明】
A1〜A10 物品支持装置 T 携帯電話機(物品) 1 11 21 支持体 2 22 32 三脚 4 凹部 5 55 脚 7 17 球面部 18 滑り止め 31 41 51 支持体 61 71 81 支持体 62 72 82 支持板 63 容器 73 83 第2の支持板

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を支持する支持体と、支持体を所定
    の姿勢にして保持する三脚を備えたことを特徴とする物
    品支持装置。
  2. 【請求項2】 支持体が、上方に開放された箱型を成し
    ていることを特徴とする請求項1に記載の物品支持装
    置。
  3. 【請求項3】 支持体が、板材であると共に、上面に樹
    脂製の滑り止めが設けてあることを特徴とする請求項1
    に記載の物品支持装置。
  4. 【請求項4】 支持体が、下面側に三脚を連結した支持
    板と、上方に開放された容器を備えており、容器が、三
    脚を収容し得る容積を有し且つ支持板の上面側に底部が
    着脱可能であると共に、支持板の下面側に開口部が着脱
    可能であることを特徴とする請求項1に記載の物品支持
    装置。
  5. 【請求項5】 支持体が、下面側に三脚を連結した支持
    板と、この支持板に回動可能に連結され且つ所定の回動
    位置に設定可能な第2の支持板を備えていることを特徴
    とする請求項1に記載の物品支持装置。
  6. 【請求項6】 支持体と三脚の各脚が、いずれか一方に
    凹部を備えるとともに他方に球面部を備えており、凹部
    と球面部が、互いに嵌合した状態で所定の摩擦抵抗をも
    って球面接触することを特徴とする請求項1〜5のいず
    れかに記載の物品支持装置。
  7. 【請求項7】 支持される物品が携帯電話機であること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の物品支持
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004045678A (ja) * 2002-07-11 2004-02-12 Fuji Photo Film Co Ltd カメラ用三脚
JP4911799B1 (ja) * 2010-10-19 2012-04-04 株式会社玉俊工業所 展示具
US20130114951A1 (en) * 2007-04-27 2013-05-09 Tocad America, Inc. Apparatuses and systems for supporting and positioning cameras and other equipment

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