JP2003210123A - 個別包装おにぎり食品 - Google Patents

個別包装おにぎり食品

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JP2003210123A JP2002012604A JP2002012604A JP2003210123A JP 2003210123 A JP2003210123 A JP 2003210123A JP 2002012604 A JP2002012604 A JP 2002012604A JP 2002012604 A JP2002012604 A JP 2002012604A JP 2003210123 A JP2003210123 A JP 2003210123A
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隆文 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、おにぎりの材料となる米飯、具
材、海苔を個別に包装して廃棄期限の決定を材料毎の品
質保持期限に基づいて行えるようにするとともに、品質
管理、在庫管理をおにぎり全体としてでなく、材料毎に
行えるようにして商品廃棄によるロス、ゴミの発生を低
減することを目的としている。 【解決手段】 この発明は、中央部に凹部が形成された
成型米飯の前記凹部に具材が埋入されると共に前記成型
米飯の周囲に海苔が巻かれておにぎりとなる食品であっ
て、前記成型米飯、具材、海苔はそれぞれ個別に包装さ
れたことを特徴とする個別包装おにぎり食品である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、成形米飯、具
材、海苔をそれぞれ個別に包装することによって別個に
製造、搬送、販売できるようにし、購買者が食するとき
にこれらを組み合わせておにぎりを完成させるようにし
た個別包装おにぎり食品に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンビニエンスストアーが普及
し、弁当やおにぎりといった食品も数多く販売され、そ
の利用者も増加している。これらの食品の中でもおにぎ
りはその手軽さからコンビニエンスストアーの主力商品
であり、各社が米飯と海苔との合体方法に工夫を凝らし
たり、具材のバリエーションを増やしたりするなど商品
開発に力を入れている。
【0003】しかし、現在販売されているおにぎりは、
米飯、具材、海苔が一体となって販売されているものば
かりである。特に、具材は米飯の中に埋め込まれた形で
包装されている。海苔については、海苔のぱりぱりとし
た食感を保つため米飯との間にフィルムを挟み込んでお
き、食する前に当該フィルムを取り去るようにしたもの
があるが、商品の形態としては、米飯と一体となった状
態で販売されている。
【0004】
【発明により解決しようとする課題】前記従来の米飯、
具材、海苔が一体となったおにぎりは、商品の品質管理
上の問題を有している。
【0005】コンビニエンスストアーを始めとする販売
店は、その日の気象状況や暦などのデータから、できる
だけ商品の廃棄処分などによるロスを低減するように発
注量を決定している。また、販売されるおにぎりは、新
鮮であることが必要であり、製造日時からあまり時間の
経っていないより新しい商品を店頭に並べるため、1日
に3回の配送を行ったり、品質管理に関する基準を定め
たりしている。
【0006】この品質管理の項目の中に廃棄期限に関す
る基準が設けられているが、この廃棄期限に関する基準
は、食品に用いられる材料によって左右されるものであ
り、おにぎりについていえば、米飯の品質保持期限に基
づいて決定されている場合が多い。すなわち、おにぎり
では、米飯、具材、海苔の中で米飯がもっとも痛みやす
く、品質保持期限が短いものが多いため、おにぎりの廃
棄期限として米飯の品質保持期限に基づく基準が採用さ
れている。
【0007】ここで、従来販売されているおにぎりは前
記のように米飯、具材、海苔が一体となって商品とされ
ているため、具材、海苔の品質が未だ許容範囲内にあ
り、品質保持期限まで余裕がある場合であっても、米飯
の品質保持期限が来ればおにぎりの廃棄期限が来たとい
うことで、おにぎり全体が廃棄処分とされていた。
【0008】この場合、米飯の品質保持期限が来ただけ
であり、本来であれば米飯のみを廃棄すれば良いとこ
ろ、おにぎり全体を廃棄するのであるから、廃棄処分に
よるロスは増大し、また、ゴミの量が増すことにもな
り、環境保全の面からも、おにぎり全体を廃棄すること
は好ましくなく、問題であった。
【0009】さらに、前記従来の米飯、具材、海苔が一
体となったおにぎりの問題として、具材の汁気の問題が
ある。米飯に煮物の煮汁等が染み込んだものは大変おい
しいものである。しかし、おにぎりの具材として汁気の
多いものを選ぶと、成型した米飯の形が崩れ易くなり、
特に、汁気の多い具材と米飯とを最初から組み合わせて
おにぎりとする場合には、米飯が汁気を吸って型くずれ
を起こし、商品として販売することは困難であった。こ
のため、従来、おにぎりの具材として、汁気の多いもの
は、あまり採用されていなかった。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、おにぎりの
材料となる米飯、具材、海苔を個別に包装して廃棄期限
の決定を材料毎の品質保持期限に基づいて行えるように
するとともに、品質管理、在庫管理をおにぎり全体とし
てでなく、材料毎に行えるようにして商品廃棄によるロ
スを無くし、また、具材の汁気についての前記従来の問
題点を解決したのである。
【0011】すなわち、この発明は、中央部に凹部が形
成された成型米飯の前記凹部に具材が埋入されると共に
前記成型米飯の周囲に海苔が巻かれておにぎりとなる食
品であって、前記成型米飯、具材、海苔はそれぞれ個別
に包装されたことを特徴とする個別包装おにぎり食品で
ある。
【0012】成型米飯は、おにぎり成型器やおにぎり成
型機械などで中央部に凹部が形成されるとともにおにぎ
りの形状、例えば一般的なおにぎりの形状である三角形
に成型された後、具材が入れられたり、海苔が巻かれた
りすることなく、これら具材、海苔とは別個の状態で包
装される。
【0013】また、具材も成型米飯の中央部に形成され
た凹部に入れることができるだけの分量に小分けされ、
小分けされた具材は個々に包装される。
【0014】さらに海苔も前記成型米飯に巻くために適
当な大きさにカットされた後、一枚ずつ個別に包装され
る。
【0015】これらの個別に包装された成型米飯、具
材、海苔は、これらを少なくとも1つずつ容器に封入し
て、いわば、セット販売の形態とすることもできる。
【0016】
【発明の実施の形態】この発明を構成する成型米飯、具
材、海苔を包装するための容器は、それぞれの材料を個
別に包装できるものであればよいので、袋状のものであ
ったり、プラスチック製で保形性を有する蓋付容器であ
ったりしても良いが、容器の選定には、成型米飯の凹部
に具材を入れる作業、成型米飯に海苔を巻く作業がし易
く、なるべく手を汚さないようにすることが考慮され
る。
【0017】成型米飯の包装は、成型米飯を直接袋に入
れただけとすると、袋を開封し、成型米飯を取り出そう
とするだけで手を汚し、好ましくない。また、成型米飯
が袋内面にくっついて取り出し難く、無理に取り出そう
とすると成型米飯の形状を崩したり、成型米飯を落とし
たりする恐れもあり、この点からも好ましくない。そこ
で、成型米飯の包装は、成型米飯の形状に対応し、成型
米飯の全体を収容することができる深さの保形性を有す
る容器とするのがよい。
【0018】具材の包装は、固形状、半流動状といった
具材の性状によって適宜変更することができる。すなわ
ち、おにぎりの具材には梅干しやシャケ、タラコ、昆
布、カツオ節といった固形状のものや、細かいツナフレ
ークをマヨネーズで和えたもの、海苔の佃煮、梅のペー
ストといった半流動状のもの等があるが、具材の包装
は、そのような具材の性状によって選択することができ
る。
【0019】例えば、固形状の具材の場合は、まず、具
材を皿状容器に盛って、その容器を小袋に詰めればよ
い。また、皿状容器の開口部にシート状蓋を貼着し、使
用時は当該シート状蓋を剥がして使用するようにすれ
ば、袋に入れておく必要はない。シート状蓋で開口部を
密封すれば、煮物を煮汁と共に包装しておくこともでき
る。このように具材を皿状容器に盛っておけば、具材を
成型米飯の凹部に入れるときも皿状容器を当該凹部内に
向けて傾けてやればよいので便利である。このとき皿状
容器の大きさ、形状を成型米飯の凹部の形状に対応する
ものとしておけば、例えば、細切りした昆布などは解さ
なければある程度皿状容器の形状に対応する形状を保つ
ため、具材は成型米飯の凹部からあまり飛び出すことが
ない。
【0020】具材が半流動状の場合であっても、勿論、
前記の皿状容器に盛って、その容器を小袋に詰めたり、
皿状容器の口部にシート状蓋を貼着したりできるが、半
流動状であることを利用した包装とすることもできる。
例えば、チューブ状の容器に具材を詰め、容器を押すこ
とによって具材を成型米飯の凹部へ押し出すようにする
ことができる。
【0021】海苔の包装は、一枚毎に包装されていれば
よいが、フィルムを2枚重ねて周囲を接着して袋状と
し、開封時に一端側だけを剥がせるようにして海苔が露
出するような包装とすれば、一端側が露出した海苔に成
型米飯を載せ、その後は海苔の残りの部分を引き出せ
ば、容易に成型米飯に海苔を巻くことができる。
【0022】以上、述べたようにおにぎりの材料となる
成型米飯、具材、海苔を個別に包装することによって、
成型米飯、具材、海苔を別個に品質管理、廃棄期限の管
理をすることができるようになる。これにより、万一、
米飯の品質保持期限が来ても、かかる品質保持期限は当
該米飯の廃棄期限に対応するのみで、米飯のみを廃棄す
ればよい。すなわち、おにぎり全体の廃棄を必要としな
いから、廃棄によるロスを低減できる。また、製造者、
販売者は、材料毎に在庫管理をすれば良くなるから、在
庫の調整の幅が広がることにもなり、これによっても廃
棄によるロスを低減できる。この廃棄のロスの低減によ
り、ゴミの発生の減少も達成でき、環境への影響も減少
することができる。
【0023】また、製造者は、米飯と具材とを組み合わ
せたおにぎりを製造する場合には、具材毎、例えば梅の
おにぎりがいくつ、昆布のおにぎりがいくつ・・・とい
うように製造するので、発注データを受け取った後に製
造を開始することになる。しかし、この発明のように、
成型米飯、具材、海苔を別個に製造するようにしておけ
ば、発注データに拘わらず、つまり、販売店から発注デ
ータを受ける前から成型米飯の製造を開始することがで
き、便宜である。
【0024】在庫管理をする際、成型米飯については、
冷凍保存をしておくことが考えられるが、冷凍保存する
際の品質への影響も、単一の材料である米飯についての
み考慮すればよく、具材毎に異なる影響については考慮
しなくて良い。さらに、成型米飯には具材が混じること
がないため、他の米飯メニューへの転用、利用も可能で
ある。
【0025】また、個別包装された成型米飯、具材、海
苔を組み合わせたものをセットにして容器に詰め、出
荷、販売するようにすることもできる。このとき、おに
ぎり2個分、3個分、それ以上の材料をセットにするこ
ともできる。さらに、成型米飯の容器は2つ以上を連設
して販売することもできるし、具材も個別包装したもの
をいくつかまとめてパック詰めして販売することもでき
る。このとき、異なる種類のものをパック詰めすること
もできるし、同一種類のものをパック詰めすることもで
きる。要は、購買者のニーズに合わせて適宜、組み合わ
せを変えて販売することができる。海苔についても、同
様で、個別包装したものを2枚セット、3枚セット、そ
れ以上の枚数のセットとして販売することができる。
【0026】以上は、製造者、販売者側に与えるメリッ
トであるが、おにぎりの材料を個別包装し、販売できる
ようにすることによって、購買者も、一つの成型米飯に
異なる種類の具材を入れて、好みの具材の組み合わせを
楽しむこと等ができる。
【0027】
【実施例1】この発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0028】この発明の個別包装おにぎり食品1(図
1)は、蓋部3a、米飯収容部3bからなる蓋付容器3
の米飯収容部3bに収容され後、蓋部3aを閉じて包装
される成型米飯2と、皿状容器4に収容された後、その
口部にシート状蓋5を貼着して包装される具材6と、袋
7で包装された海苔8とによって構成される。
【0029】成型米飯2は、図1図示のように三角形状
の外形をしており、その中央部には、具材6が埋入され
る円形状の凹部2aが設けられている。この成型米飯2
の三角形状の外形と凹部2aは、専用の成型器を用いて
一度に成型しても良いし、三角形状の外形のみを成型器
で成型し、その後、中央部の米飯を取り除いて凹部2a
を形成しても良い。
【0030】蓋付容器3の蓋部3aには、蓋部3aを閉
じたときに、米飯収容部2bに収容された成型米飯2の
凹部2aに嵌合する円形状の内向凸部3cが設けられて
いる。この内向凸部3cは、蓋部3aの外面側では、凹
部を形成している。
【0031】図1図示の皿上容器4の大きさ、形状は、
前記内向凸部3cに由来する蓋部3a外面側の凹部に収
容できる大きさ、形状である。図1の例では、シート状
蓋5を皿状容器の口部に貼着することによって、成型米
飯2の凹部2aに埋入できる分量に小分けした具材6を
包装しているが、図2(a)図示のようにシート状蓋5
の貼着に代えて、具材6を盛った皿状容器4を小袋9に
封入して包装することもできる。
【0032】海苔8は成型米飯2を、凹部2aを設けた
面からその反対側の面に亘って覆うことができる大きさ
である。この海苔8を包装する袋7は、フィルムを2枚
重ね、周囲を接着して袋状としたものであるが、開封時
には図6図示のように一端側のみが中央部付近まで剥が
すことができ、成型米飯2を載せることができる程度の
海苔8を露出できるようになっている。
【0033】以上、説明したように個別に包装された成
型米飯2、具材6、海苔8は、別個に出荷し、別個に店
頭に並べて販売することもできるが、図3図示のように
組み合わせ後、図4図示のように海苔8を包装している
袋7が外面となるように包むか、または、更に別の容器
(不図示)に成型米飯2、具材6、海苔8を封入した状
態で出荷、店頭での販売を行うことができる。また、発
注を受け、出荷するまでは成型米飯2、具材6、海苔8
を別個の状態としておき、販売店に入荷後店頭に並べる
前に図4図示の状態としたり、別の容器(不図示)に封
入したりすることもできる。
【0034】図3図示の組み合わせの状態を説明する
と、まず、蓋付容器3の蓋部3aに設けた内向凸部3c
に由来する蓋部3aの外面側凹部に皿状容器4を収容し
ている。その後、海苔8を包装している袋7で蓋付容器
3を包み、三角形状をなす蓋付容器3の二つの辺から飛
び出た袋7の部分を蓋付容器3の側面に沿うように折り
畳んでテープやシールで止める。以上の工程で、図4図
示の状態となり、コンパクトに収容できる。
【0035】工場での在庫、また、店頭での販売状態を
含めた販売店での在庫とする際に、廃棄期限は、成型米
飯2、具材6、海苔8毎に別個に管理する。品質保持期
限に基づいて決定される廃棄期限は材料毎に異なるか
ら、他の材料の廃棄期限を考慮することなく、材料毎に
廃棄期限が来れば、廃棄処分の対象とする。具材6は多
数の種類があるが、具材の種類によっても異なる廃棄期
限を決定し、廃棄処分の対象となるものを選別する。
【0036】米飯、海苔、具材の中で、廃棄期限が最も
短期なのは、米飯であるが、図4図示の状態に包装した
場合であっても、米飯の廃棄期限が来れば皿状容器4に
収容された状態の具材6を取り出して、成型米飯2のみ
を廃棄処分とすればよい。取り出した具材6、海苔8
は、廃棄期限まで余裕があれば、新しい具材と組み合わ
せて販売するようにする。
【0037】販売店側は、購買者のニーズや季節、天候
等の気象状況のデータを参照して、できるだけ売れ残
り、すなわち廃棄処分となる材料を出さないように発注
する。
【0038】以上説明した状態で販売されるこの発明の
個別包装おにぎり食品1は、購買者が食すときは、成型
米飯2、具材6、海苔8を組み合わせておにぎりを完成
させる。個別包装おにぎり食品1は、最終的に成型米飯
2の凹部2aに具材6または10が埋入され、成型米飯
2の周囲に海苔8が巻かれておにぎりとなればよいの
で、成型米飯2、具材6、海苔8を組み合わせる手順
は、特に限定されるものではないが、その一例を示す
と、以下のようになる。
【0039】個別包装おにぎり食品1が図4図示の様に
成型米飯2、具材6、海苔8が一体となった状態で販売
されていたときは、購買者はまず、蓋付容器3で包装さ
れた成型米飯2、皿状容器4で包装された具材6、袋7
で包装された海苔8を分離する。次いで、蓋付容器3の
蓋部3aを開け、皿状容器4の口部に貼着されたシート
状蓋5を剥がし、皿状容器4から成型米飯2の凹部2a
へ具材6を移す(図5)。その後、海苔8を包装してい
る袋7の上端側を剥がして開封し、海苔8を半分程度露
出させ、成型米飯2の凹部2aが設けられている側の面
を海苔8の露出部分と合わせると図6図示の状態とな
り、蓋付容器3を取り去れば、海苔8の上端側に成型米
飯2が載った図7図示の状態となる。次いで、海苔8の
全面を袋7から引き出して、成型米飯2に巻けば、おに
ぎりとなる(図8)。
【0040】以上の工程を購買者がおにぎり食品1を食
する直前に行えば、具材6の汁気が多い場合であっても
成型米飯2が崩れてしまうことがなく、食べやすい。
【0041】図3及び図4図示のおにぎり食品1は、個
別に包装された成型米飯2、具材6、海苔8を組み合わ
せて販売する形態であるが、個別に包装された成型米飯
2、具材6、海苔8を別個に販売するときは、具材6を
ホットケース(保温器、不図示)に入れておき、順次販
売することができる。このとき、成型米飯2も一緒にホ
ットケースに入れてしまうと、米飯が乾燥してしまい、
好ましくない。しかし、温かい方がおいしい具材6、例
えば煮汁の多い煮物などであれば、具材6をホットケー
スに入れておき、成型米飯2と併せておにぎりとすれ
ば、おいしく食することができる。
【0042】このように、個別に包装された成型米飯
2、具材6、海苔8を別個に販売するときは、例えば、
成型米飯2が廃棄期限を迎え、具材6が余ってしまって
も、具材6のみを販売し尽くしてしまうことができる。
【0043】
【実施例2】この発明の他の実施例を図9に基づいて説
明する。この実施例が実施例1のおにぎり食品と異なる
点は、円形状の凹部2aに代えて三角形状の凹部3bと
し、これに伴って、円形状の内向凸部3cに代えて、三
角形状の内向凸部3dとした点である。
【0044】内向凸部3dは、三角形状であるので、具
材6の皿状容器も円形ではなく、三角形状となる(不図
示)。
【0045】具材の包装容器を三角形状とする場合に、
具材が図9(b)図示のような流動状具材10である場
合には、皿状容器4を用いた包装(図1、図2)に代え
て、チューブ容器11を用いた包装とすることもでき
る。チューブ容器11は、内向凸部3dに由来する蓋部
3a外面側の凹部に収容できる大きさ、形状であり、流
動状具材10が押し出される開封口11aが設けられて
いる。なお、流動状具材10は、海苔の佃煮等、矢示1
2、13のようにチューブ容器11を指で摘んで押した
ときに、開封口11aから押し出される程度の流動性を
有する具材である。
【0046】以上、この発明の好ましい実施例を添付図
面を参照して説明したが、この発明はかかる実施例に限
定されるものではなく、特許請求の範囲の記載から把握
される技術的範囲において様々な形態に変更可能であ
る。
【0047】例えば、成型米飯2を包装する蓋付容器3
は、図1(a)に示す蓋部3bに内向凸部3cを有する
容器に代えて、図9に示すように蓋部15が平面状であ
る蓋付容器14とすることもできる。
【0048】
【発明の効果】この発明によると、おにぎりの材料とな
る米飯、具材、海苔を個別に包装して廃棄期限の決定を
材料毎の品質保持期限に基づいて行えるようにしたの
で、品質管理、在庫管理をおにぎり全体としてでなく、
材料毎に行うことができる効果がある。これにより、廃
棄処分は、他の材料の廃棄期限に依存しないで材料毎に
行えるので、全体として商品廃棄によるロス、ゴミの発
生を低減できる効果がある。
【0049】また、具材は購買者が食する直前に米飯と
組み合わされるので、煮汁等の汁気が多い具材であって
も、成型された米飯を崩してしまうことがなく食するこ
とができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の個別包装おにぎり食品を構
成する個別包装された成型米飯、具材、海苔の斜視図。
【図2】この発明の他の実施例の具材を包装する皿状容
器を小袋に封入した状態の斜視図。
【図3】この発明の個別包装おにぎり食品を構成する個
別包装された各材料の組み合わせを説明する説明図。
【図4】同じく個別包装された各材料の組み合わせ完了
後の正面図。
【図5】この発明の成型米飯の凹部に皿状容器から具材
を移す過程の説明図。
【図6】成型米飯の凹部が設けられている側の面を袋か
ら露出した海苔と合わせる過程を説明する説明図。
【図7】成型米飯を海苔の上端側に載せた状態の斜視
図。
【図8】海苔を成型米飯に巻いた状態の斜視図。
【図9】(a) この発明の他の実施例の個別包装おに
ぎり食品を構成する個別包装された成型米飯の斜視図。 (b)同じく具材を包装するチューブ容器から具材を押
し出した状態の斜視図。
【図10】この発明の蓋部に内向凸部を有さない蓋付容
器の実施例の斜視図。
【符号の説明】
1 個別包装おにぎり食品 2 成型米飯 2a、2b 凹部 3、14 蓋付容器 3a、15 蓋部 3b 米飯収容部 3c、3d 内向凸部 4 皿状容器 5 シート状蓋 6 具材 7 袋 8 海苔 9 小袋 10 流動状具材 11 チューブ容器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部に凹部が形成された成型米飯の前
    記凹部に具材が埋入されると共に前記成型米飯の周囲に
    海苔が巻かれておにぎりとなる食品であって、前記成型
    米飯、具材、海苔はそれぞれ個別に包装されたことを特
    徴とする個別包装おにぎり食品。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の個別包装された成型米
    飯、具材、海苔の少なくとも1つずつを容器に封入した
    ことを特徴とする個別包装おにぎり食品。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009214906A (ja) * 2008-03-10 2009-09-24 Shikoku Kakoki Co Ltd おにぎりセット包装体
WO2010116771A1 (ja) * 2009-04-10 2010-10-14 株式会社ロッテ 包餡米飯およびその製造方法

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