JP2003209959A - モータおよびファン - Google Patents

モータおよびファン

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JP2003209959A
JP2003209959A JP2002005964A JP2002005964A JP2003209959A JP 2003209959 A JP2003209959 A JP 2003209959A JP 2002005964 A JP2002005964 A JP 2002005964A JP 2002005964 A JP2002005964 A JP 2002005964A JP 2003209959 A JP2003209959 A JP 2003209959A
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magnet
motor
motor according
auxiliary
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JP2002005964A
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English (en)
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Toru Tamagawa
徹 玉川
Takayuki Kishi
高行 岸
Hirotsugu Yokoya
裕嗣 横谷
Hirosuke Yoshida
裕亮 吉田
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Nidec Corp
Original Assignee
Nidec Corp
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Publication date
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 起動特性を向上したファンモータを提供す
る。 【解決手段】 ファンモータのモータ部1において、電
磁石221の歯部224に第2補助磁石225を設け
る。また、ロータ部21に第1補助磁石213を設け
る。モータ部1の停止時には、第2補助磁石225と第
1補助磁石213との磁気的作用により、磁石212の
磁極がコイル222からの磁界の影響を強く受ける位置
に停止する。これにより、モータ部1の起動時にロータ
部21に大きな起動トルクを作用させることができ、フ
ァンモータの起動特性を向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動式のモータお
よびファンに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、多くの電動式のモータが各種電子
機器に取り付けられるファンや駆動機構等に用いられて
おり、これらの機器の小型化に伴い、モータのさらなる
小型化が求められている。しかし、モータの小型化によ
りトルクを発生させる磁石および電磁石も小型化される
ため、起動時のトルクの低下が問題となる。
【0003】一般的なモータではロータ部のステータ部
に対する停止位置によって回転の起動時に得られるトル
クが異なる。そのため、モータのさらなる小型化を行っ
た場合、ロータ部の停止位置によっては起動が困難とな
ってしまう。
【0004】そこで、モータの小型化に起因するこのよ
うな問題に対して、磁石の着磁方法を変更したり、磁石
に用いる材料をさらに優れた磁気特性をもつ材料に変更
する等の対策が行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記対策で
はモータの作製に従来とは異なる特殊な方法または材料
を用いる必要があり、容易に実施することができない。
また、直流ブラシレスモータでは、停止時のロータ部の
位置によっては上記対策では起動させることが不可能な
場合もある。これに対して、電磁石の鉄心の先端形状を
左右非対称な形状とすることにより起動不可能な停止位
置を回避する手法も提案されているが、モータのさらな
る小型化により十分な起動特性を得ることはできない場
合が想定される。
【0006】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、モータの起動特性を向上することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、電動式のモータであって、所定の中心軸の周囲に配
置される磁石が取り付けられた第1の部材と、前記磁石
に対向して配置され、前記磁石との間で前記中心軸周り
の回転力を発生する電磁石を有する第2の部材と、前記
第1の部材に設けられた第1補助磁石と、前記第2の部
材に設けられた第2補助磁石とを備え、前記第1補助磁
石と前記第2補助磁石との間に生じる磁気的作用によ
り、前記第1の部材が前記第2の部材に対して特定の位
置にて静止する。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のモータであって、前記第2補助磁石が、前記中心軸に
平行な棒状の磁石である。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載のモータであって、前記第2補助磁石が、前記
第1補助磁石に向かって突出する。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
のモータであって、前記第2補助磁石の先端部が前記第
2の部材との接続部位よりも太い。
【0011】請求項5に記載の発明は、請求項1ないし
4のいずれかに記載のモータであって、前記電磁石が複
数の歯部を有し、前記第2補助磁石が前記複数の歯部の
うちの少なくとも1つの歯部に設けられる。
【0012】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
のモータであって、前記少なくとも1つの歯部に複数の
第2補助磁石が設けられる。
【0013】請求項7に記載の発明は、請求項5または
6に記載のモータであって、前記第2補助磁石が歯部を
貫通する。
【0014】請求項8に記載の発明は、請求項1ないし
7のいずれかに記載のモータであって、前記電磁石のコ
イルよりも前記中心軸側に他の第2補助磁石が設けられ
る。
【0015】請求項9に記載の発明は、請求項1ないし
4のいずれかに記載のモータであって、前記電磁石のコ
イルよりも前記中心軸側に前記第2補助磁石が設けられ
る。
【0016】請求項10に記載の発明は、請求項1ない
し9のいずれかに記載のモータであって、前記第1補助
磁石が前記中心軸を中心とする環状である。
【0017】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載のモータであって、前記第1補助磁石の外径が前記
電磁石の外径以下である。
【0018】請求項12に記載の発明は、請求項10ま
たは11に記載のモータであって、前記第1補助磁石に
前記第1の部材と係合する係合部が設けられる。
【0019】請求項13に記載の発明は、電子機器に用
いられるファンであって、請求項1ないし12のいずれ
かに記載のモータと、前記第1の部材および前記第2の
部材のうち、回転側の部材に設けられたインペラとを備
える。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一の実施の形態に
係るファンモータ7の外観を示す図である。ファンモー
タ7は、例えば、情報機器内部の排気や電子回路の冷却
等を行うために各種電子機器に設けられる。ファンモー
タ7は電動式のモータ部1のロータ部に複数のインペラ
71が取り付けられた構成をしており、モータ部1のス
テータ部はフランジ72に支持される。
【0021】図2は図1中の矢印A−Aの位置における
モータ部1の縦断面図である。モータ部1はシャフト1
1およびスリーブ12から構成される軸受機構10を中
央に有し、シャフト11はスリーブ12により図2中に
示すZ方向を向く軸を中心に回転可能に支持される。シ
ャフト11の一端はスリーブ12の外部においてロータ
部21に接続され、スリーブ12はステータ部22の中
央に形成された有底円筒状の凹部220に挿入される。
【0022】ロータ部21の外周面211の外側には図
1に示すインペラ71が形成されており、ステータ部2
2は図1に示すフランジ72に支持され、フランジ72
が情報機器等に取り付けられることにより、ステータ部
22が固定される。モータ部1が駆動するとロータ部2
1とともにインペラ71が回転し、気流が発生する。
【0023】ロータ部21の外周面211の内側には、
4極に着磁された円環状の磁石212が取り付けられ
る。一方、ステータ部22においてスリーブ12の周囲
には、電磁石221が設けられる。電磁石221には鉄
心に絶縁部材を介して導線を捲回したコイル222が複
数設けられ、導線はステータ部22の外部にある電流供
給回路に接続される。そして、コイル222に流される
電流が制御されることにより、磁石212および電磁石
221で形成される駆動機構がトルク(回転力)を発生
し、ロータ部21を回転させる。
【0024】図3はロータ部21の底面図である。ロー
タ部21は既述のように中央にてシャフト11に接続さ
れ、シャフト11の周囲に4極に着磁された円環状の第
1補助磁石213が取り付けられる。図2に示すように
第1補助磁石213の外径は電磁石221の外径より小
さくされる。第1補助磁石213は、ロータ部21の本
体に設けられた突起部214と第1補助磁石213が有
する切欠部215とを係合させることによりロータ部2
1の本体に容易に精度よく取り付けられる。なお、第1
補助磁石213に突起部が設けられ、ロータ部21の本
体に突起部と係合する溝や穴が設けられてもよい。
【0025】図4は図2中の矢印B−Bの位置における
モータ部1の横断面図である。図4中では、第1補助磁
石213を2点鎖線にて図示し、第1補助磁石213の
磁極の極性を磁石212の磁極の極性とともに直接記載
している。
【0026】電磁石221は鉄心に捲回された4つのコ
イル222(ただし、図4において1つのコイルに符号
222aを付す。)を有し、強磁性体である鉄心は鉄心
を支持する円柱形状の支持部223と一体的に形成され
る。各鉄心の先端はコイル222が発生する磁界を効率
よく磁石212に伝達するように半楕円形状の歯部22
4(ただし、1つの歯部に符号224aを付す。)とな
っている。4つの歯部224のうちの1つの歯部224
aには円柱形状の第2補助磁石225が設けられる。第
2補助磁石225は歯部224aの磁気的中心からシャ
フト11を中心とする周方向に反時計回りにずれた位置
に、歯部224aを貫通するようにして埋め込まれる。
このとき、第2補助磁石225は第1補助磁石213側
に突出し、かつ、シャフト11と平行な姿勢とされる
(図2参照)。また、第2補助磁石225は上下(回転
軸の方向)に分極しており、N極を第1補助磁石213
に対向させる。
【0027】歯部224aに第2補助磁石225を設け
ることにより、モータ部1が駆動していない状態におい
て第2補助磁石225と第1補助磁石213との間に磁
気的作用が生じ、ロータ部21は第1補助磁石213が
有するS極が第2補助磁石225と対向する位置で必ず
停止する。そして、停止時にロータ部21の磁石212
の磁極と電磁石221の鉄心とが対向しないように第2
補助磁石225と第1補助磁石213との相対的位置関
係が決定されている。これにより、モータ部1の起動の
際に好ましくない(起動の際のトルクが小さい、あるい
は、起動困難な)位置にロータ部21が停止することが
防止される。
【0028】次に、モータ部1の起動の様子について説
明する。モータ部1が起動する際には、まず、電流供給
回路がコイル222aに歯部224aがN極となるよう
に電流を供給する。このとき、歯部224aに隣接する
歯部224がS極となり、歯部224aとは反対側の歯
部224がN極となるように電流が制御される。その結
果、磁石212の各磁極は対向する歯部224の磁気的
中心へと引き寄せられ、ロータ部21に反時計回りの起
動トルクが与えられる。
【0029】その後、磁石212の各磁極の中心が歯部
224の磁気的中心を通過するごとに各歯部224の磁
極がS極とN極との間で切り替えられ、ロータ部21の
回転が維持される。電流供給回路が、各コイル222へ
電流を供給するタイミングは、ステータ部22に設けら
れたホール素子(図示省略)が磁石212の磁界の変化
を感知し、ロータ部21の位置信号が電流供給回路へ出
力されることにより制御される。
【0030】なお、第2補助磁石225の大きさは歯部
224aの大きさより小さく、かつ、第2補助磁石22
5と第1補助磁石213との間に生じる磁力はモータ部
1が駆動する際に回転に影響を及ぼさない強さとされ
る。第2補助磁石225と第1補助磁石213との間の
磁力がモータ部1の回転に影響を与えるか否かは、モー
タ部1の性能、回転速度、通電される電流値などにより
変化するため、第2補助磁石225の大きさはモータ部
1の特性に応じて適宜決定される。
【0031】以上説明してきたように、ファンモータ7
のモータ部1では、モータ部1の停止時に、第2補助磁
石225と第1補助磁石213との間に生じる磁気的作
用によりロータ部21がステータ部22に対して特定の
位置に静止する。その結果、起動時にロータ部21に大
きな起動トルクを作用させることができ、モータ部1の
起動特性(すなわち、ファンモータ7の起動特性)を向
上することができる。
【0032】また、ロータ部21に起動不可能な停止位
置(例えば、電磁石221および磁石212のそれぞれ
の磁極の中心が対向してロータ部21が停止する位置)
が存在する場合であっても、ロータ部21がそのような
停止位置に停止してしまうことを防止することができる
とともに、確実に所望の方向(本実施の形態では反時計
回り)に回転を開始させることができる。
【0033】一方、第2補助磁石225が歯部224a
に設けられる位置と第1補助磁石213の磁極の位置と
を調整することにより、ロータ部21の停止位置を変更
して起動トルクを調整することも可能となる。さらに、
起動時に電流供給回路がコイル222に供給する電流の
方向を反転することにより、ロータ部21の正転および
逆転を制御することも可能となる。
【0034】第2補助磁石225は歯部224aを貫通
するように埋め込まれるため、第2補助磁石225を容
易に取り付けることができるとともに、第2補助磁石2
25の脱落を防止することができ、加えて、電磁石22
1の小型化によるモータ部1の小型化を容易に行うこと
ができる。
【0035】さらに、第1補助磁石213の外径を電磁
石221の外径より小さくすることにより、モータ部1
の回転時に第1補助磁石213の磁界が磁石212およ
び電磁石221で構成される駆動機構に与える影響を抑
えることができ、モータ部1の回転を安定させることが
できる。
【0036】図5はモータ部1の他の例を示す縦断面図
であり、図6は図5中の矢印C−Cの位置におけるモー
タ部1の横断面図である。図5および図6に示すモータ
部1では、直径の異なる2つの円柱を中心軸方向に重ね
た形状をした(いわゆる、2段ピン状の)第2補助磁石
225が歯部224aに設けられ、第1補助磁石213
側の先端部が歯部224aとの接続部位よりも太くされ
る。第2補助磁石225は第1補助磁石213側がN極
となっている。モータ部1の他の構成は図2ないし図4
と同様である。
【0037】図5および図6に示すモータ部1では、第
2補助磁石225の第1補助磁石213側の直径を大き
くすることにより、第2補助磁石225と第1補助磁石
213との間に生じる磁気的作用を大きくすることがで
き、ロータ部21をステータ部22に対して所望の位置
により確実に停止させることが実現される。その結果、
モータ部1が小型化された場合における起動特性をより
確実に向上することができる。
【0038】図7はモータ部1のさらに他の例を示す縦
断面図であり、図8は図7中の矢印D−Dの位置におけ
るモータ部1の横断面図である。図7および図8に示す
モータ部1では、歯部224aに複数の第2補助磁石2
25が設けられる。このように、1つの歯部224に第
2補助磁石225を2以上設けることにより、第2補助
磁石225と第1補助磁石213との間に生じる磁気的
作用を大きくすることができ、図5および図6に示され
るモータ部1と同様に、ロータ部21をステータ部22
に対して所望の位置により確実に停止させることができ
る。
【0039】図9はモータ部1のさらに他の例を示す縦
断面図であり、図10は図9中の矢印E−Eの位置にお
けるモータ部1の横断面図である。図9および図10に
示すモータ部1では、コイル222の内側の支持部22
3(図10参照)に第1補助磁石213に向かって突出
する円柱状の第2補助磁石225が設けられる。
【0040】第2補助磁石225を支持部223に設け
ることにより、歯部224に第2補助磁石225を設け
る十分な領域がない場合であっても、モータ部1の停止
時に、第2補助磁石225と第1補助磁石213との間
の磁力によりロータ部21がステータ部22に対して特
定の位置に静止させることができる。その結果、モータ
部1の起動特性を向上させることができ、加えて、電磁
石221の小型化によるモータ部1の小型化を容易に行
うことができる。
【0041】図11はモータ部1のさらに他の例を示す
縦断面図であり、図12は図11中の矢印F−Fの位置
におけるモータ部1の横断面図である。図11および図
12に示すモータ部1では、歯部224aに第2補助磁
石225が設けられるとともに、支持部223にも第2
補助磁石225が設けられる(図12参照)。これによ
り、支持部223および歯部224aに設けられた第2
補助磁石225と第1補助磁石213との間に生じる磁
気的作用を大きくすることができ、ロータ部21を所定
位置に確実に停止させることができる。
【0042】図13はモータ部1のさらに他の例を示す
横断面図である。図13に示すモータ部1は各歯部22
4に1つの第2補助磁石225が埋め込まれ、互いに反
対側となる1対の歯部224に埋め込まれる第2補助磁
石225はN極が第1補助磁石213に対向し、もう1
対の歯部224に埋め込まれる第2補助磁石225はS
極が第1補助磁石213に対向する。これにより、歯部
224に設けられた第2補助磁石225と第1補助磁石
213との間に生じる磁気的作用を大きくすることがで
き、ロータ部21を所定位置に確実に停止させることが
できる。
【0043】なお、全ての歯部224に第2補助磁石2
25が設けられる必要はなく、1つの歯部224に複数
の第2補助磁石225が設けられてもよい(図8参
照)。すなわち、複数の第2補助磁石225が少なくと
も1つの歯部224に設けられることにより、第2補助
磁石225と第1補助磁石213との間に生じる磁気的
作用を必要に応じて大きくすることが実現される。
【0044】図14はモータ部1のさらに他の例を示す
横断面図である。図14に示すモータ部1では、第2補
助磁石225がステータ部22の底面から第1補助磁石
213に向かって突出するように設けられる。これによ
り、歯部224や支持部223に十分なスペースが存在
しない場合であっても第2補助磁石225を設けること
ができる。なお、第2補助磁石225はステータ部22
の他の配置可能な位置に設けられてもよい。
【0045】以上、本発明の実施の形態について説明し
てきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるもので
はなく様々な変形が可能である。
【0046】上記実施の形態では、回転しつつ第2補助
磁石225と確実に作用し合う第1補助磁石213を容
易に設けるために第1補助磁石213を円環状としてい
るが、ロータ部21を確実に所定位置に停止させること
ができるのであるならば、第1補助磁石213は円環状
に限定されない。例えば、図15に示すような扇形であ
ってもよい。また、複数の第1補助磁石213がロータ
部21に取り付けられてもよい。第1補助磁石213の
磁極の数も4つに限定されない。
【0047】歯部224に設けられる第2補助磁石22
5は必ずしも円柱形状である必要はなく、例えば、図1
6に示すように棒状の直方体等であってもよい。
【0048】図5および図6に示すモータ部1では、2
つの円柱を中心軸方向に重ねた形状をした第2補助磁石
225が歯部224に設けられるが、第2補助磁石22
5は底面を第1補助磁石213に向けた円錐形状等でも
よい。すなわち、第1補助磁石213と対向する先端部
が太くなった第2補助磁石225であればどのような形
状であっても第2補助磁石225と第1補助磁石213
との間の磁気的作用を大きくすることができる。
【0049】また、第2補助磁石225は、第1補助磁
石213側の端部のみが磁石となった部材でもよい。
【0050】第2補助磁石225が歯部224に設けら
れる位置は必ずしも歯部224の磁気的中心からシャフ
ト11を中心とする周方向に反時計回りにずれた位置に
限定されるものではない。既述のように、ロータ部21
の停止位置は第2補助磁石225と第1補助磁石213
との相対的位置関係により拘束されることから、モータ
部1が停止した状態からコイル222に電流を供給した
際にロータ部21が回転開始可能な位置であれば、第2
補助磁石225および第1補助磁石213はどのような
位置に設けられてもよい。
【0051】磁石212および電磁石221の磁極の個
数は4つに限定されず、同数である必要もない。第1補
助磁石213の磁極の配置は磁石212の磁極の個数に
応じて適宜決定される。
【0052】モータ部1の機構はファンとしての利用に
限定されず、例えば、ハードディスク等の情報読み出し
を行うディスク装置等にも利用することができる。これ
により、ディスク装置の動作の信頼性が向上される。
【0053】さらに、磁石がステータ部に設けられ、電
磁石がロータ部に設けられてもよく、この場合、第1補
助磁石はステータ部に、第2補助磁石はロータ部にそれ
ぞれ設けられる。
【0054】
【発明の効果】請求項1ないし12の発明では、モータ
の起動特性を向上することができる。
【0055】また、請求項3、4、6および8の発明で
は、第1補助磁石と第2補助磁石との磁気的作用を大き
くすることができる。
【0056】また、請求項5および9の発明ではモータ
を小型化することができる。
【0057】また、請求項7の発明では、第2補助磁石
を容易に取り付けることができる。
【0058】また、請求項10の発明では、第1補助磁
石を容易に設けることができる。
【0059】また、請求項11の発明では、モータの回
転を安定させることができる。
【0060】また、請求項12の発明では、第1補助磁
石を容易に取り付けることができる。
【0061】請求項13の発明では、ファンの起動特性
を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファンモータの外観を示す図である。
【図2】一の実施の形態に係るモータ部の縦断面図であ
る。
【図3】ロータ部の底面図である。
【図4】モータ部の横断面図である。
【図5】モータ部の他の例を示す縦断面図である。
【図6】モータ部の他の例を示す横断面図である。
【図7】モータ部のさらに他の例を示す縦断面図であ
る。
【図8】モータ部のさらに他の例を示す横断面図であ
る。
【図9】モータ部のさらに他の例を示す縦断面図であ
る。
【図10】モータ部のさらに他の例を示す横断面図であ
る。
【図11】モータ部のさらに他の例を示す縦断面図であ
る。
【図12】モータ部のさらに他の例を示す横断面図であ
る。
【図13】モータ部のさらに他の例を示す横断面図であ
る。
【図14】モータ部のさらに他の例を示す横断面図であ
る。
【図15】ロータ部の他の例を示す底面図である。
【図16】第2補助磁石の他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 モータ部 7 ファンモータ 21 ロータ部 22 ステータ部 71 インペラ 212 磁石 213 第1補助磁石 215 切欠部 221 電磁石 222,222a コイル 224,224a 歯部 225 第2補助磁石
フロントページの続き (72)発明者 岸 高行 鳥取県日野郡溝口町荘字清水田55番地 日 本電産エレクトロニクス株式会社鳥取技術 開発センター内 (72)発明者 横谷 裕嗣 鳥取県日野郡溝口町荘字清水田55番地 日 本電産エレクトロニクス株式会社鳥取技術 開発センター内 (72)発明者 吉田 裕亮 鳥取県日野郡溝口町荘字清水田55番地 日 本電産エレクトロニクス株式会社鳥取技術 開発センター内 Fターム(参考) 3H022 AA03 BA03 CA50 DA12 3H033 AA02 BB02 BB08 BB20 CC01 CC05 DD17 EE19 5H621 AA01 GA04 HH01 JK13 5H622 AA01 CA01 CA05 CB04 PP05

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動式のモータであって、 所定の中心軸の周囲に配置される磁石が取り付けられた
    第1の部材と、 前記磁石に対向して配置され、前記磁石との間で前記中
    心軸周りの回転力を発生する電磁石を有する第2の部材
    と、 前記第1の部材に設けられた第1補助磁石と、 前記第2の部材に設けられた第2補助磁石と、を備え、 前記第1補助磁石と前記第2補助磁石との間に生じる磁
    気的作用により、前記第1の部材が前記第2の部材に対
    して特定の位置にて静止することを特徴とするモータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のモータであって、 前記第2補助磁石が、前記中心軸に平行な棒状の磁石で
    あることを特徴とするモータ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のモータであっ
    て、 前記第2補助磁石が、前記第1補助磁石に向かって突出
    することを特徴とするモータ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のモータであって、 前記第2補助磁石の先端部が前記第2の部材との接続部
    位よりも太いことを特徴とするモータ。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載のモ
    ータであって、 前記電磁石が複数の歯部を有し、 前記第2補助磁石が前記複数の歯部のうちの少なくとも
    1つの歯部に設けられることを特徴とするモータ。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のモータであって、 前記少なくとも1つの歯部に複数の第2補助磁石が設け
    られることを特徴とするモータ。
  7. 【請求項7】 請求項5または6に記載のモータであっ
    て、 前記第2補助磁石が歯部を貫通することを特徴とするモ
    ータ。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかに記載のモ
    ータであって、 前記電磁石のコイルよりも前記中心軸側に他の第2補助
    磁石が設けられることを特徴とするモータ。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし4のいずれかに記載のモ
    ータであって、 前記電磁石のコイルよりも前記中心軸側に前記第2補助
    磁石が設けられることを特徴とするモータ。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかに記載の
    モータであって、 前記第1補助磁石が前記中心軸を中心とする環状である
    ことを特徴とするモータ。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のモータであって、 前記第1補助磁石の外径が前記電磁石の外径以下である
    ことを特徴とするモータ。
  12. 【請求項12】 請求項10または11に記載のモータ
    であって、 前記第1補助磁石に前記第1の部材と係合する係合部が
    設けられることを特徴とするモータ。
  13. 【請求項13】 電子機器に用いられるファンであっ
    て、 請求項1ないし12のいずれかに記載のモータと、 前記第1の部材および前記第2の部材のうち、回転側の
    部材に設けられたインペラと、を備えることを特徴とす
    るファン。
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JP2010112466A (ja) * 2008-11-06 2010-05-20 Aisin Seiki Co Ltd 駆動力伝達装置

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