JP2003205640A - 発光素子駆動装置 - Google Patents

発光素子駆動装置

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JP2003205640A
JP2003205640A JP2002004829A JP2002004829A JP2003205640A JP 2003205640 A JP2003205640 A JP 2003205640A JP 2002004829 A JP2002004829 A JP 2002004829A JP 2002004829 A JP2002004829 A JP 2002004829A JP 2003205640 A JP2003205640 A JP 2003205640A
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signal
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drive
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JP2002004829A
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English (en)
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Yukio Yamamoto
幸生 山本
Michio Sumiyoshi
道夫 住吉
Junichi Shoji
順一 庄司
Kazuyoshi Matsuo
一好 松尾
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の発光素子に対して、寿命の低下や駆動
電流の特性の変動を抑えながら熱干渉の低減を図るこ
と。 【解決手段】 マルチビームダイオードを構成する発光
素子11、12に駆動信号D1、D2にしたがった駆動
電流を流すときに、少なくとも、駆動電流D1、D2の
立上り前の所定期間T1と立下がり後の所定期間T2に
おいて各発光素子11、12にバイアス信号B1、B2
を印加してバイアス電流を流し、発光素子11、12の
駆動電流の立上りおよび立下がり特性を揃え、画質の劣
化を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光素子駆動装置
に係り、特に、マルチビームレーザなどの発光素子であ
って、個々に独立に駆動可能な複数の発光素子を駆動す
るに好適な発光素子駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オフィスにおけるドキュメントの出力に
は、その印刷速度や画質を考慮してレーザプリンタが一
般的に用いられており、近年では、ドキュメントのカラ
ー化に伴ってカラーレーザプリンタでの出力も増加して
いる。特に、オンデマンドプリンティングなどでは、短
時間に大量の印刷を行う必要があるため、印刷速度の向
上を図ることが求められている。
【0003】印刷速度を向上させるためには、感光体の
感度向上をはじめとして、各種性能の大幅な向上が必要
となる。特に、露光系に関しては、レーザ光を走査する
ためのポリゴンモータの回転数やレーザ変調信号のクロ
ック周波数を増大させることが必要である。しかし、ポ
リゴンモータの回転数やレーザ変調信号のクロック周波
数を増大させるにも限界があるので、印刷速度をより高
めることは困難である。
【0004】それに対して、一般的には、レーザビーム
の数を増やすと同時に、複数のラインを露光すること
で、ポリゴンモータの回転数やレーザ変調信号のクロッ
ク周波数を増大させずに、印刷速度の向上を図ってい
る。
【0005】レーザビームの数を増やす方法としては、
複数のレーザダイオードを組合わせる方法と、1チップ
内に複数の発光素子を有するマルチビームレーザダイオ
ードを使用する方法があり、小型・低価格なレーザプリ
ンタには、光学系の構成が簡易で低コスト化が可能な後
者のものが適している。
【0006】しかし、マルチビームレーザダイオードで
は、各発光素子が近接して配置されるため、各発光素子
の発熱が相互に干渉しあって発光量が変動するという熱
干渉が発生し、画質が低下することがある。
【0007】このような問題点に対処するために、例え
ば、特開平2−150088号公報に記載されているよ
うに、マルチビームレーザを構成する全ての発光素子に
常時バイアス電流を印加する方法と、各発光素子を駆動
するための画像信号のうちいずれか1つ以上の画像信号
がオンのときに、全ての発光素子にバイアス電流を印加
する方法が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術のう
ち前者の方法のように、全ての発光素子に常時バイアス
電流を印加する方法では、各発光素子の発熱状態のレベ
ルを一定範囲内に保つことが可能であって、熱干渉の低
減を図ることはできるものの、発光素子の寿命が大幅に
低下する可能性がある。
【0009】また、後者の方法では、随時バイアス電流
を発光素子に印加しているため、発光素子の寿命は伸び
るものの、他の発光素子の駆動状態によって発光素子の
駆動開始(立上り)時および駆動終了(立下がり)時に
おいてバイアス電流の印加の有無が変化する。
【0010】バイアス電流の有無は、図2に示すよう
に、発光素子の駆動電流の応答性に影響し、発光タイミ
ングや発光時間幅に大きな差が生じる。この差は、立上
り時に顕著であり、特に、図3に示すように、1ドット
斜線において、画像の乱れを生じさせることがある。
【0011】本発明の課題は、複数の発光素子に対し
て、寿命の低下や駆動電流の特性の変動を抑えながら熱
干渉の低減を図ることができる発光素子駆動装置を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、複数の発光素子に関する発光情報を基に
前記複数の発光素子を独立に発光させるための駆動信号
を生成して前記複数の発光素子にそれぞれ印加する駆動
信号生成手段と、前記複数の発光素子が発光しない程度
のバイアス電流を流すためのバイアス信号を前記各発光
素子毎に生成して前記各発光素子に印加するバイアス信
号生成手段とを備え、前記バイアス信号生成手段は、前
記複数の発光素子のうちいずれかの発光素子に対する駆
動信号の立ち上がりから立下りまでの駆動期間を基準と
して、その前後の所定期間の全部または一部において、
少なくとも前記いずれかの発光素子のバイアス電流の状
態を同一にするためのバイアス信号を生成してなる発光
素子駆動装置を構成したものである。 前記発光素子駆
動装置を構成するに際しては、以下の要素を付加するこ
とができる。
【0013】(1)前記バイアス信号生成手段は、前記
いずれかの発光素子に駆動信号が印加されている期間に
おいては、その他の発光素子に対してバイアス信号を印
加してなる。
【0014】(2)前記バイアス信号生成手段は、前記
いずれかの発光素子に駆動信号が印加されている駆動期
間の前後の所定期間の全部または一部において、少なく
とも前記いずれかの発光素子に対してバイアス信号を印
加してなる。
【0015】前記した手段によれば、各発光素子の駆動
期間前後のバイアス電流の印加状態が常に同じになるた
め、駆動電流の立上りおよび立下がり特性のうち少なく
とも一方の特性を同一に保つことが可能になる。また随
時バイアス電流を発光素子に印加するようにしているた
め、熱干渉の低減を図りながら、発光素子の寿命の低下
を防止することが可能になる。
【0016】また、本発明は、複数の発光素子に関する
発光情報を基に前記複数の発光素子を独立に発光させる
ための駆動信号を生成して前記複数の発光素子にそれぞ
れ印加する駆動信号生成手段と、前記複数の発光素子が
発光しない程度のバイアス電流を流すためのバイアス信
号を前記各発光素子毎に生成して前記各発光素子に印加
するバイアス信号生成手段とを備え、前記バイアス信号
生成手段は、前記各発光素子に対する駆動信号の立ち上
がりから立下りまでの駆動期間を基準として、前記各駆
動期間とその前後の所定期間の全部または一部におい
て、前記各発光素子にバイアス電流を流すためのバイア
ス信号を生成してなる発光素子駆動装置を構成したもの
である。
【0017】前記発光素子駆動装置を構成するに際して
は、前記バイアス信号生成手段を、前記各発光素子に対
する駆動信号の立ち上がりから立下りまでの駆動期間を
基準として、前記各駆動期間とその前の所定期間におい
て、前記各発光素子にバイアス電流を流すためのバイア
ス信号を生成してなるもので構成することができる。
【0018】前記した手段によれば、各発光素子の駆動
期間前後では常時バイアス電流が印加されるため、駆動
電流の立上りおよび立下がり特性のうち少なくとも一方
の特性の改善を図ることができる。また、各発光素子の
駆動期間の前の期間において常時バイアス電流を印加し
た場合には、駆動電流の立上り特性の改善を図ることが
できる。さらに、各発光素子には随時バイアス電流が供
給されるため、熱干渉の低減を図りながら、発光素子の
寿命の低下を防止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に基づ
いて説明する。図1は、本発明をレーザプリンタに適用
したときの一実施形態を示すレーザプリンタの露光系の
構成図である。図1において、レーザプリンタの露光系
は、マルチビームレーザの一要素を構成するマルチビー
ムダイオード1、コリメータレンズ2、シリンダレンズ
3、ポリゴンミラー4、Fθレンズ5、感光体ドラム
6、フォトディテクタ7、露光制御回路8、発光素子駆
動回路9、ビームディテクト回路10を備えて構成され
ている。
【0020】マルチビームダイオード1は、独立に駆動
可能な2個の発光素子(図示省略)を備えて構成されて
おり、各発光素子には、各発光素子を独立に発光させる
ための駆動信号と各発光素子が発光しない程度のバイア
ス電流を流すためのバイアス信号が印加されるようにな
っている。各発光素子に駆動信号が印加されると各発光
素子に駆動電流が流れ、マルチビームダイオード1から
コリメータレンズ2に向けて2本のレーザビームが放射
される。2本のレーザービームはコリメータレンズ2に
よって一旦平行光に変換されたあと、副走査方向(感光
体ドラム6の径方向)にのみパワーを有するシリンダレ
ンズ3を介して、一定の回転数で回転しているポリゴン
ミラー4に入射される。シリンダレンズ3は、ポリゴン
ミラー4の面倒れを補正するためのものであり、ポリゴ
ンミラー4上でレーザビームの焦点を結ぶように構成さ
れている。
【0021】ポリゴンミラー4に入射されたレーザビー
ムは、反射面の回転によって反射方向が変化すること
で、回転方向に走査され、Fθレンズ5を介して感光体
ドラム6に入射される。Fθレンズ5は、感光体ドラム
6において主走査線上の全ての位置でレーザビームが焦
点を結ぶようにするために、走査角度θによって焦点距
離Fが変化するように構成されている。
【0022】感光体ドラム6の軸方向(主走査方向)に
沿ってレーザビームが順次走査されているときに、レー
ザビームの走査範囲内の感光体ドラム6から外れた位置
に配置されたフォトディテクタ7にレーザビームが照射
されると、フォトディテクタ7からビームディテクト回
路10に対して検知信号が出力される。ビームディテク
ト回路10は、フォトディテクタ7によって書き出し位
置が検知される毎に、ビームディテクト信号を露光制御
回路8に出力するようになっている。
【0023】露光制御回路8には、発光情報として、n
ラインおよびn+1ラインの2ライン分のデータが入力
されており、露光制御回路8は、入力されたデータを基
に発光素子駆動回路9に対して、発光データまたは露光
データとしての発光信号を出力するようになっている。
さらに露光制御回路8は、ビームディテクト回路10か
らのビームディテクト信号に応答して水平同期信号をプ
リンタコントローラ(図示省略)に順次出力するように
なっている。
【0024】発光素子駆動回路9は、発光素子駆動装置
として、露光制御回路8から入力される発光信号に基づ
いて、2個の発光素子のバイアス電流および駆動電流を
制御するためのバイアス信号と駆動信号を生成し、バイ
アス信号と駆動信号を各発光素子に印加するように構成
されている。
【0025】具体的には、発光素子駆動回路9は、図4
に示すように、発光素子11、12をそれぞれ独立に駆
動するために、駆動電流源13、14、駆動電流スイッ
チング用トランジスタ15、16、バイアス電流源1
7、18、バイアス電流スイッチング用トランジスタ1
9、20を備えているとともに、図5に示すように、T
1遅延回路21、22、T2遅延回路23、24、OR
回路25、26、27を備えて構成されており、T1遅
延回路21、22にそれぞれ発光信号が入力されるよう
に構成されている。
【0026】T1遅延回路21、22は、発光信号が入
力されたときに、入力された発光信号を所定期間(所定
時間)、例えば、所定期間T1だけ遅延し、遅延した発
光信号を駆動信号D1、D2として出力するとともに、
遅延した発光信号をT2遅延回路23、24、OR回路
25にそれぞれ出力するようになっている。T2遅延回
路23、24は、T1遅延回路21、22の出力信号に
応答して、この出力信号を所定期間(所定時間)、例え
ば、所定期間T2だけ遅延し、遅延した信号をOR回路
26、27にそれぞれ出力するようになっている。OR
回路26は、T1遅延回路21に入力された発光信号、
T2遅延回路23の出力信号またはOR回路25の出力
信号に応答してバイアス信号B1をトランジスタ19の
ベースに出力するようになっている。一方、OR回路2
7は、T1遅延回路22に入力された発光信号、T2遅
延回路24の出力信号またはOR回路25の出力信号に
応答してバイアス信号B2をトランジスタ20のベース
に出力するようになっている。
【0027】所定時間T1は、各発光素子11、12が
駆動される駆動期間の前の期間において、各発光素子1
1、12に対してバイアス電流を流す期間として設定さ
れており、所定期間T2は、各発光素子11、12に駆
動電流が流れる駆動期間の後の期間において、各発光素
子11、12にバイアス電流を流す期間として設定され
ている。
【0028】トランジスタ15は駆動信号D1に応答し
てオンになり、駆動電流源13からの駆動電流を発光素
子11に供給するように構成されている。トランジスタ
16は駆動信号D2に応答してオンになり、駆動電流源
14からの駆動電流を発光素子12に供給するようにな
っている。
【0029】一方、トランジスタ19はバイアス信号B
1に応答してバイアス電流源17からのバイアス電流を
発光素子11に供給するようになっている。またトラン
ジスタ20はバイアス信号B2に応答してオンになり、
バイアス電流源18からのバイアス電流を発光素子12
に印加するようになっている。
【0030】すなわち、T1遅延回路21、22、トラ
ンジスタ15、16、駆動電流源13、14は、駆動信
号生成手段の一要素として構成されており、T2遅延回
路23、24、OR回路25、26、27、トランジス
タ19、20、バイアス電流源17、18は、バイアス
信号生成手段の一要素として構成されている。
【0031】次に、発光素子駆動回路9の動作を図6に
したがって説明する。露光制御回路8から発光素子駆動
回路9に発光信号が入力され、例えば、タイミングt1
〜t4の駆動期間において発光素子11を駆動すること
が指令されるともに、タイミングt2〜t3の駆動期間
において発光素子12を駆動することが指令されると、
発光素子駆動回路9は、入力された発光信号を基に、駆
動信号D1、D2、バイアス信号B1、B2を生成し、
タイミングt1よりも所定期間T1前に発光素子11に
バイアス信号B1を印加して発光素子11にバイアス電
流を流し、その後タイミングt1において駆動信号D1
を発光素子11に印加して発光素子11に駆動電流を流
す。さらにタイミングt1からバイアス信号B2を発光
素子12に印加して発光素子12にバイアス電流を流
し、タイミングt2において発光素子12に駆動信号D
2を印加して発光素子12に駆動電流を流す。
【0032】バイアス信号B1はタイミングt4から所
定期間T2まで継続して発光素子11に印加され、バイ
アス信号B2はタイミングt3から所定期間T2を経過
したあとタイミングt4までトランジスタ20に印加さ
れる。すなわち、各発光素子11、12には、駆動信号
D1、D2が立上がる前の所定期間T1には少なくとも
バイアス電流が流れるとともに、駆動信号D1、D2が
立下がった後の所定期間T2においてもバイアス電流が
流れる。
【0033】このように、本実施形態においては、各発
光素子11、12の駆動信号D1、D2の立上がり前所
定期間T1および立下がり後所定期間T2において少な
くともバイアス電流が流れるため、各発光素子11、1
2の駆動電流の立上りおよび立下がり特性を揃えること
ができ、画質の乱れが発生するのを防止することができ
る。さらに、各発光素子11、12は随時間欠的にバイ
アス電流が印加されるため、熱干渉の低減を図りなが
ら、発光素子11、12の寿命の低下を防止することが
できる。
【0034】なお、本実施形態においては、駆動電流の
立上がりの影響の方が多いことを考慮し、立上がり前の
所定期間T1>立下がり後の所定期間T2となるように
各期間が設定されている。
【0035】また、本実施形態においては、発光信号に
対して、各発光素子11、12に対する駆動信号にディ
レイ(遅延時間)T1が生じるが、走査幅に対してディ
レイT1の影響は微少なため、特に問題になることはな
い。問題が生じるような場合には、水平同期信号の発生
タイミングを調整することで対応可能である。
【0036】また、駆動信号D1の駆動期間をタイミン
グt6〜t7とし、駆動信号D2の駆動期間をタイミン
グt5〜t8とした場合、駆動信号D2の発生タイミン
グを基準としてバイアス信号B1、B2を生成すること
で、発光素子11、12に対する駆動電流の立上りおよ
び立下がり特性を揃えることができる。
【0037】さらに、前記実施形態においては、立上り
前の所定期間T1>立下がり後の所定期間T2になるよ
うに各期間が設定されているが、この立上り前の所定期
間T1≦立下がり後の所定期間T2となるように各期間
を設定することもできる。また各所定期間T1、T2
は、各発光素子11、12の特性に合わせてそれぞれ異
なる値に設定することもできる。
【0038】次に、本発明の他の実施形態を図7および
図8にしたがって説明する。本実施形態は、遅延回路と
論理回路をT1遅延回路21、22、OR回路25、2
8で構成し、発光素子11、12の各駆動信号D1、D
2の立上り前所定期間T1においてのみ各発光素子1
1、12にバイアス信号を印加するようにしたものであ
り、他の構成は前記実施形態と同様である。
【0039】本実施形態においては、駆動信号D1の駆
動期間がt1〜t4に設定され、駆動信号D2の駆動期
間がタイミングt2〜t3に設定されていた場合には、
駆動信号D1、D2の立上り前の所定期間T1において
のみ少なくとも発光素子11、12にバイアス電流が流
れるため、各発光素子11、12の駆動電流の立上がり
特性を、前記実施形態のものよりも簡単な回路構成で揃
えることができ、画質の向上に寄与することができる。
【0040】また、本実施形態においては、駆動素子1
1、12には随時間欠的にバイアス電流が印加されるた
め、熱干渉の低減を図りながら、発光素子11、12の
寿命の低下を防止することができる。
【0041】なお、前記実施形態においては、立上り前
の所定期間T1および立下がり後の所定期間T2におい
て、発光素子11、12に全てバイアス電流を流すよう
にしているが、駆動期間の前後の期間にはバイアス電流
を流さないようにして各発光素子11、12の駆動電流
の特性を揃えるようにすることもできる。
【0042】また、駆動信号の立上りおよび立下がりの
うちどちらか一方の期間にバイアス電流を流すようにし
て駆動電流の特性を揃え、他方の期間ではバイアス電流
を流さないようにして駆動電流の特性を揃えるようにす
ることもできる。
【0043】前記実施各実施形態においては、発光素子
の数を2個としているが、発光素子を3個以上のものに
も本発明を提供することは可能である。
【0044】また、前記各実施形態においては、レーザ
プリンタについて述べたが、本発明はレーザプリンタに
限定されるものではなく、光ディスクなどその他のマル
チビームレーザを使用するシステムに本発明を適用する
ことは可能である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
駆動電流の立上りおよび立下がり特性のうち少なくとも
一方の特性の改善を図ることができるとともに、熱干渉
の低減を図りながら、発光素子の寿命の低下を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたレーザプリンタの露光系の
一実施形態を示す構成図である。
【図2】バイアス電流の有無による駆動電流の応答性を
説明するための図である。
【図3】バイアス電流の有無によって生じる斜線記録時
のドット形状を説明するための図である。
【図4】発光素子駆動回路の駆動部の回路構成図であ
る。
【図5】発光素子駆動回路の遅延回路と論理回路の構成
図である。
【図6】発光素子駆動回路の作用を説明するための波形
図である。
【図7】発光素子駆動回路の他の実施形態を示す要部回
路構成図である。
【図8】発光素子駆動回路の他の実施形態の作用を説明
するための波形図である。
【符号の説明】
1 マルチビームレーザダイオード 11、12 発光素子 13、14 駆動電流源 15、16 駆動電流スイッチング用トランジスタ 17、18 バイアス電流源 19、20 バイアス電流スイッチング用トランジスタ 21、22 T1遅延回路 23、24 T2遅延回路 25、26、27、28 OR回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/113 H04N 1/04 104A (72)発明者 庄司 順一 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立多賀エレクトロニクス内 (72)発明者 松尾 一好 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立多賀エレクトロニクス内 Fターム(参考) 2C362 AA12 AA16 AA55 AA56 AA59 AA60 AA61 AA75 BA51 BA52 BA66 BA67 2H045 AA01 BA22 BA32 CB61 5C051 AA02 CA07 DB30 DE03 5C072 AA03 DA02 HA02 HA06 HA09 HA13 HB02 XA05 5F073 AB05 AB27 AB29 BA07 EA14 EA17 GA24 GA26 GA27 GA37

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発光素子に関する発光情報を基に
    前記複数の発光素子を独立に発光させるための駆動信号
    を生成して前記複数の発光素子にそれぞれ印加する駆動
    信号生成手段と、前記複数の発光素子が発光しない程度
    のバイアス電流を流すためのバイアス信号を前記各発光
    素子毎に生成して前記各発光素子に印加するバイアス信
    号生成手段とを備え、前記バイアス信号生成手段は、前
    記複数の発光素子のうちいずれかの発光素子に対する駆
    動信号の立ち上がりから立下りまでの駆動期間を基準と
    して、その前後の所定期間の全部または一部において、
    少なくとも前記いずれかの発光素子のバイアス電流の状
    態を同一にするためのバイアス信号を生成してなる発光
    素子駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の発光素子駆動装置にお
    いて、前記バイアス信号生成手段は、前記いずれかの発
    光素子に駆動信号が印加されている期間においては、そ
    の他の発光素子に対してバイアス信号を印加してなるこ
    とを特徴とする発光素子駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の発光素子駆動装置にお
    いて、前記バイアス信号生成手段は、前記いずれかの発
    光素子に駆動信号が印加されている駆動期間の前後の所
    定期間の全部または一部において、少なくとも前記いず
    れかの発光素子に対してバイアス信号を印加してなるこ
    とを特徴とする発光素子駆動装置。
  4. 【請求項4】 複数の発光素子に関する発光情報を基に
    前記複数の発光素子を独立に発光させるための駆動信号
    を生成して前記複数の発光素子にそれぞれ印加する駆動
    信号生成手段と、前記複数の発光素子が発光しない程度
    のバイアス電流を流すためのバイアス信号を前記各発光
    素子毎に生成して前記各発光素子に印加するバイアス信
    号生成手段とを備え、前記バイアス信号生成手段は、前
    記各発光素子に対する駆動信号の立ち上がりから立下り
    までの駆動期間を基準として、前記各駆動期間とその前
    後の所定期間の全部または一部において、前記各発光素
    子にバイアス電流を流すためのバイアス信号を生成して
    なる発光素子駆動装置。
  5. 【請求項5】 複数の発光素子に関する発光情報を基に
    前記複数の発光素子を独立に発光させるための駆動信号
    を生成して前記複数の発光素子にそれぞれ印加する駆動
    信号生成手段と、前記複数の発光素子が発光しない程度
    のバイアス電流を流すためのバイアス信号を前記各発光
    素子毎に生成して前記各発光素子に印加するバイアス信
    号生成手段とを備え、前記バイアス信号生成手段は、前
    記各発光素子に対する駆動信号の立ち上がりから立下り
    までの駆動期間を基準として、前記各駆動期間とその前
    の所定期間において、前記各発光素子にバイアス電流を
    流すためのバイアス信号を生成してなる発光素子駆動装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008004701A (ja) * 2006-06-21 2008-01-10 Sumitomo Electric Ind Ltd 発光装置及び発光素子駆動方法
JP2014103321A (ja) * 2012-11-21 2014-06-05 Ricoh Co Ltd 光源駆動回路、光走査装置及び画像形成装置
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JP2017078811A (ja) * 2015-10-21 2017-04-27 株式会社日立エルジーデータストレージ レーザ投射表示装置およびレーザ光源の駆動方法

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