JP2003204936A - コントラスト感度測定装置、コントラスト感度測定方法 - Google Patents

コントラスト感度測定装置、コントラスト感度測定方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被検者のコントラスト感度を正確に測定する
ことが可能で、且つ検査時間が短くて済むコントラスト
感度測定装置を提供する。 【解決手段】 コントラスト感度検査のためのコントラ
スト視標を呈示するコントラスト視標表示部100と、
被検眼の光学的特性データに応じて、コントラスト視標
表示部100で表示させるコントラスト視標を決定する
コントラスト視標データ決定部320と、コントラスト
視標データ決定部320にて作成されたコントラスト視
標データに基づき、所定の手順に従ってコントラスト視
標表示部100にコントラスト視標の呈示を行わせるコ
ントラスト視標表示制御部330と、呈示されたコント
ラスト視標に対する被検眼者の応答履歴データを用い
て、測定者のコントラスト測定結果を表示する表示部6
00とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コントラストチ
ャートを用いる視力検査に用いて好適なコントラスト感
度測定装置に関する。より詳しくは、レーザ眼科手術の
施術時、眼鏡やコンタクトレンズによる視力の改善のよ
うに、被検者の眼球の収差を正確に定める場合に好適な
コントラスト感度測定装置、コントラスト感度測定方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、角膜などをレーザにより変形する
ような眼科手術が試みられており、その際には、眼の収
差を正確に測定することが重要になってきている。この
ような角膜手術や白内障手術の前後には、視機能検査が
行われている。ここで、視機能検査には視力測定、低コ
ントラストの視力測定(対比視力測定とも言う)、コン
トラスト感度測定(対比感度測定とも言う)が含まれ
る。
【0003】ここで、標準視力チャートによる一般視力
検査は、高いコントラスト比の細かい対象物に対する視
力をテストしている。そこで、例えば、白内障患者にお
いては水晶体の混濁が光の散乱を引き起こし、眼底での
像のコントラストを低下させているが、像の光学的な焦
点位置のズレには影響を与えない。その結果、眼底での
像がボンヤリしているが、白内障患者である検眼者には
文字としては読めてしまう場合がある。また、角膜と水
晶体の光学的歪により球面収差を生じている場合も、眼
底での像がボンヤリしているが、検眼者には文字として
は読めてしまう場合がある。
【0004】他方、最小のコントラストで特定の対象が
あるか検出する能力を示すコントラスト感度は、被検者
の日常生活や社会生活における視覚能力を示す上で重要
である。そこで、コントラスト感度の測定では、単一の
空間周波数特性を調べるため、正弦波格子縞が用いられ
ている。正弦波格子縞は、正弦波的に濃淡が変化してい
る縞模様である。コントラスト感度は、縞模様を認める
のに必要な最低のコントラストを、いろいろな細かさ
(空間周波数)において測定するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、コントラスト
感度は被検者(患者)が視力チャートを検査員の指示に
従って読む形で行われていたため、以下の課題があっ
た。 単一の視力チャートを用いて検査しているので、繰り
返し検査では被検者が視力チャートを覚えてしまうこと
が多かった。例えば、右目の後に左目を検査する場合、
右目のほうが良いと、左目で見えなくても記憶により正
答でき、被検者のコントラスト感度を正確に測定するこ
とが困難であった。 コントラスト感度測定には、例えば10分程度の時間
がかかるため、臨床検査技師または医師がその間、検査
の作業に専念しなければならない。そこで、診療時間や
検査時間が長くなるという課題があった。
【0006】本発明は、上述する課題を解決したもの
で、被検者のコントラスト感度を正確に測定することが
可能で、且つ検査時間が短くて済むコントラスト感度測
定装置、コントラスト感度測定方法を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明によるコントラスト感度測定装置は、例えば
図1に示すように、コントラスト感度検査のためのコン
トラスト視標を呈示するコントラスト視標表示部100
と、被検眼の光学的特性データに応じて、コントラスト
視標表示部100で表示させるコントラスト視標を決定
するコントラスト視標データ決定部320と、コントラ
スト視標データ決定部320にて作成されたコントラス
ト視標データに基づき、所定の手順に従ってコントラス
ト視標表示部100にコントラスト視標の呈示を行わせ
るコントラスト視標表示制御部330と、呈示されたコ
ントラスト視標に対する前記被検眼者の応答履歴データ
を用いて、測定者のコントラスト測定結果を表示する表
示部600とを備えている。
【0008】このように構成された装置においては、コ
ントラスト視標データ決定部320によって、被検眼の
光学的特性データに応じて、コントラスト視標表示部1
00で表示させるコントラスト視標を決定しているの
で、被検眼のコントラスト感度を迅速に測定できる。コ
ントラスト視標表示制御部330によって、コントラス
ト視標データ決定部320にて作成されたコントラスト
視標データに基づき、所定の手順に従ってコントラスト
視標表示部100にコントラスト視標の呈示を行わせる
ので、コントラスト視標の呈示作業が自動化でき、検査
技師や眼科医師はコントラスト感度検査時に被検者に異
常が発生しているか否かの診察に専念できる。表示部6
00は、呈示されたコントラスト視標に対する前記被検
眼者の応答履歴データを用いて、測定者のコントラスト
測定結果を表示するので、検査技師や眼科医師はコント
ラスト感度検査が正常に行われたか容易に判断できる。
【0009】好ましくは、コントラスト視標データ決定
部320は、被検眼の光学的特性データに加えて、さら
に既に測定された被検眼者に対するコントラスト測定結
果に基づき、コントラスト視標表示部100にて表示さ
せるコントラスト視標を決定するように構成されている
と、被検眼が平均的なコントラスト感度を有している場
合の検査を円滑に行うことができる。そこで、被検眼に
病変がある場合の検査に割く時間が、容易に確保され
る。
【0010】好ましくは、コントラスト視標データ決定
部320は、被検眼の光学的特性データに基づき、呈示
するコントラスト視標の初期値、若しくは呈示するコン
トラスト視標の変化度合いの少なくとも一方を決定する
ように構成されていると、被検眼が平均的なコントラス
ト感度を有している場合の検査を円滑に行うことができ
る。
【0011】好ましくは、表示部600は、被検眼の光
学的特性データを反映させて、被検眼者に対するコント
ラスト測定結果を表示するように構成されていると、検
査技師や眼科医師はコントラスト感度検査を用いて被検
眼が平均的なコントラスト感度を有しているか、或いは
病変が予想されるかを容易に判断できる。
【0012】好ましくは、表示部600における被検眼
の光学的特性データの反映には、被検眼者に対するコン
トラスト測定結果の正常と判断できる許容範囲を示すエ
リアの表示、前記被検眼者に対するコントラスト測定結
果の非正常眼に相当する測定エリアの表示、又は前記被
検眼者に対するコントラスト測定結果が許容範囲から外
れたことを表示することの少なくとも一つを行うように
ように構成されているとよい。このように構成すると、
検査技師や眼科医師はコントラスト感度検査が正常に行
われたか容易に判断でき、再検査が必要な場合に、迅速
に被検眼のコントラスト感度の再検査が行える。
【0013】好ましくは、被検眼の光学的特性データ
は、波面センサで測定した被検眼の波面情報から、空間
周波数特性(Modulation Transfer Function)を、少な
くともコントラスト視標表示部100にて表示される空
間周波数を含む空間周波数領域について計算するように
構成されていると、検査技師や眼科医師は空間周波数特
性と被検眼者に対するコントラスト測定結果とを対比し
て、コントラスト感度検査が正常に行われたか容易に判
断できる。
【0014】前記目的を達成するために、本発明による
コントラスト感度測定方法は、例えば図4に示すよう
に、被検眼の光学的特性データに応じて、コントラスト
視標表示部で表示させるコントラスト視標を決定し(S
102〜S110)、コントラスト視標データ決定部で
作成されたコントラスト視標データに基づき、所定の手
順に従って前記コントラスト視標表示部にコントラスト
視標の呈示を行わせ(S114〜S120)、呈示され
たコントラスト視標に対する前記被検眼者の応答履歴デ
ータを用いて、前記被検眼者に対するコントラスト測定
結果を表示する(S122〜S124)工程を有してい
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。なお、各図において互い
に同一あるいは相当する部材には同一符号又は類似符号
を付し、重複した説明は省略する。図1は本発明の第1
の実施の形態を説明する構成ブロック図である。コント
ラスト視標表示部100は、コントラスト感度検査のた
めのコントラスト視標を呈示するもので、詳細は図2を
用いて後で説明する。
【0016】中央演算装置300は、例えばマウスのよ
うな被検者回答入力部310、コントラスト視標データ
決定部320並びにコントラスト視標表示制御部330
を有するもので、例えば高速のプロセッサを用いたコン
ピュータやサーバーが用いられる。コントラスト視標デ
ータ決定部320は、被検眼の光学的特性データに応じ
て、コントラスト視標表示部100で表示させるコント
ラスト視標を決定するもので、例えば最初に表示するコ
ントラスト視標のコントラスト感度を被検眼の光学的特
性データに応じた値とする。この詳細は図10、図11
を用いて後で説明する。
【0017】コントラスト視標表示制御部330は、コ
ントラスト視標データ決定部320にて作成されたコン
トラスト視標データに基づき、所定の手順に従ってコン
トラスト視標表示部100にコントラスト視標の呈示を
行わせるもので、具体的には後で説明するように、テス
ト視標表示制御部120とペデスタル視標表示制御部1
40に視標表示制御信号を送っている。
【0018】波面センサ500は、被検者の眼球を構成
する角膜や水晶体の収差を測定する。波面センサ500
の主要な構成要素は、小レンズアレイと呼ばれる小さな
レンズから成るアレイ、並びに、センサ要素から成るア
レイを有するカメラである。この構成は、シャック/ハ
ルトマン(Shack−Hartmann)の波面セン
サと呼ばれている。小レンズアレイは、光線の経路に置
かれると、サブアパーチュア部分(subapertu
red portion)と呼ばれる、光線の多数の要
素部分を発生する。小レンズアレイの各々の小レンズ
は、全光線のサブアパーチュアを処理する。小レンズア
レイにおいては、一般的に、各々の小レンズは、方形の
格子状に位置決めされているが、アレイ全体は方形でな
くてもよく、通常は、円形光線の輪郭に概ね一致する多
角形の形状である。上記カメラのセンサ要素は、通常、
方形又は矩形の形状を有しており、また、通常は、小レ
ンズの格子状のパターンに平行になるように角度方向に
整合された方形又は矩形の格子パターンとして配列され
ている。
【0019】表示部600は、呈示されたコントラスト
視標に対する被検眼者の応答履歴データを用いて、測定
者のコントラスト測定結果を表示するもので、例えばC
RTや液晶ディスプレイが用いられる。
【0020】図2はコントラスト視標表示部の詳細を説
明する構成ブロック図で、光学系と制御系を同一図面に
表している。図において、コントラスト視標呈示部10
0は、第1照明光学系110、テスト視標表示制御部1
20、第2照明光学系130、ペデスタル視標表示制御
部140を備えている。また、図2には瞳孔データ測定
部200、中央演算装置300並びに被検者の被検眼4
00を表示している。
【0021】第1照明光学系110は、主としてテスト
視標を形成するもので、光源111、コンデンサーレン
ズ112、視標交換用回転モータ113、視標板11
4、NDフィルタ115、倍率補正レンズ116、及び
拡散板117を備えている。コンデンサーレンズ112
は、光源111から照射された光を平行光束にする。視
標板114には、コントラスト視標として、ガボール刺
激のような空間周波数特性の測定に適するコントラスト
感度用テスト視標や、各種の文字やランドルト環などが
所定の大きさで印刷されている。コントラスト感度用視
標では、空間周波数が3mの視距離で1.5、3、6、
12、18[cycles/deg]となる縞模様が描かれている。
【0022】ND(Neutral Density)フィルタ115
は、60%透過や40%透過のように光量だけ変えるフ
ィルタで、偏光等は行わない。倍率補正レンズ116
は、無限遠(0ディオプター)や5メートル(0.2デ
ィオプター)などの焦点距離を有するもので、倍率補正
レンズ116を入れ替える調整をして、被検者にテスト
視標を呈示している。拡散板117は、コンデンサーレ
ンズ112から放射される光を拡散させて、光量分布を
均一にしている。
【0023】第2照明光学系130は、主としてペデス
タル視標のような背景を形成するもので、光源131、
コンデンサーレンズ132、視標交換用回転モータ13
3、視標板134、NDフィルタ135、倍率補正レン
ズ136、及び拡散板137を備えている。第2照明光
学系130は、概ね第1照明光学系110と同様の光学
部品で構成されているが、視標板134に印刷されてい
る視標が背景である点で相違している。コントラスト感
度用視標では、所定の空間周波数であって所定のコント
ラストのテスト視標が印刷されているため、異なるテス
ト視標間でほぼ同じ明るさになるように背景の明るさが
調整されるべく印刷されている。
【0024】第1照明光学系110から送られるテスト
視標と、第2照明光学系130から送られるペデスタル
視標は、ミラー151によって同一光路上に重畳され、
第1ミラーとしての分光ミラー152を透過して、第2
ミラーとしての凹面鏡153で反射され、再び分光ミラ
ー152で反射されて被検者の前眼部401に送られ
る。ミラー151は、例えばハーフミラーでもよく、ま
た光源111、131で必要とする光量に適合させて透
過率と反射率の割合を定めてもよい。ミラー151の透
過率と反射率の割合を適宜に定めることで、NDフィル
タ115、135で恒常的に光を減衰させる場合に比較
して、エネルギ効率が高まる。
【0025】テスト視標表示制御部120は、視標交換
用回転モータ113を駆動して視標板114を適切な位
置で停止させ、被検者に適切なテスト視標を呈示できる
ように制御している。ペデスタル視標表示制御部140
は、視標交換用回転モータ133を駆動して視標板13
4を適切な位置で停止させ、テスト視標に対応するコン
トラスト又は明るさのペデスタル視標を被検者に呈示で
きるように制御している。テスト視標表示制御部120
とペデスタル視標表示制御部140は、コントラスト視
標表示制御部330から送られる視標表示制御信号に従
い、所定のコントラスト感度のテスト視標をコントラス
ト視標表示部100に呈示させている。
【0026】瞳孔データ測定部200は、受光素子20
1、受光カメラレンズ系202、瞳径測定演算部220
を備えている。視標に関する光学系が可視波長を使用す
るので、瞳孔データ測定部200は近赤外光を使用して
もよく、またテスト視標とは異なる波長の可視光を使用
してもよい。受光素子201は例えば電荷結合素子(CC
D: Charged-Coupled Device)のような平面的な画像を
受信できる素子を用いる。受光カメラレンズ系202は
受光素子201上に最適な倍率で瞳孔の像を投影できる
ように、倍率の調整をしている。受光素子201で受光
される被検者の前眼部401の画像に含まれる瞳孔の像
は、両眼と片眼の場合がある。瞳径測定演算部220
は、受光素子201の受光した前眼部401の画像を画
像処理及び画像認識して、実時間で瞳孔径を出力する。
なお、瞳孔データとしては、瞳孔領の直径に代えて、瞳
孔領の面積を用いてもよい。
【0027】中央演算装置300は、コントラスト視標
呈示部100がコントラスト視標を被検者の前眼部40
1に呈示するタイミング、又は被検者の応答があったタ
イミングを基準として、瞳孔データ測定部200による
被検者の瞳径測定を行うタイミング信号を生成する測定
タイミング形成部としての機能を備えている。さらに、
中央演算装置300はコントラスト視標呈示部100が
呈示するコントラストと視力情報、並びに瞳孔データ測
定部200による被検者の瞳径情報を結合して処理する
機能も有する。被検者回答入力部としての被検者応答装
置310は、被検者のコントラスト視標に対する応答を
入力するもので、例えばマウスなどのI/O装置が用い
られる。被検者応答装置310の出力信号は、中央演算
装置300に入力される。被検者の被検眼400は、解
剖学的に公知のように、角膜等の前眼部401と水晶体
402を有している。
【0028】図3はコントラスト感度用視標を用いたコ
ントラストの説明図で、(A)は被検者の前眼部に投影
されるガボール刺激の平面図、(B)は(A)の平面図
のB−B方向のコントラストチャート輝度プロファイル
を示している。輝度プロファイルのピーク間隔dが空間
周波数に対応している。また、コントラスト100%の
場合には、ガボール刺激を用いたテスト視標TM100
輝度振幅が大きくなっているので、ペデスタル視標PM
100の輝度はガボール刺激の最低値0.08程度になっ
ている。他方、コントラスト50%の場合には、ガボー
ル刺激を用いたテスト視標TM50の輝度振幅がテスト視
標TM100より小さくなっているので、ペデスタル視標
PM50の輝度はガボール刺激の最低値0.28程度にな
っている。
【0029】即ち、ガボール刺激の平面図ではコントラ
ストに応じてテスト視標の輝度振幅が相違するので、ガ
ボール刺激の輝度振幅に応じた透過率のペデスタル視標
が選択して、コントラスト感度用視標の明るさが等しく
なるようにする必要がある。そこで、中央演算装置30
0は、視標交換用回転モータ113、133を駆動し
て、視標板114、134を適切な組合せにする。な
お、中央演算装置300によって、光源111、131
の光量、若しくはNDフィルタ115、135の透過率
を適宜調整することによって、コントラスト感度用視標
の明るさを等しくしても良い。
【0030】続いて、本発明に係る被検眼の光学的特性
データを用いたコントラスト感度の測定について説明す
る。図4は被検眼の光学的特性データを用いたコントラ
スト感度測定を説明する流れ図である。コントラスト感
度の測定が開始されると(S100)、検査技師や眼科
医師は、例えば波面センサ500を用いて被検眼の波面
収差測定のような光学的特性データを測定する(S10
2)。次に、被検者の氏名と被検眼の左右の区別を中央
演算装置300に入力する(S104)。
【0031】そして、コントラスト視標データ決定部3
20は、波面センサ500の測定結果を用いて、空間周
波数特性(MTF:Modulation Transfer Function)を
計算する(S106)。次にコントラスト視標データ決
定部320は、空間周波数特性MTFを用いて、被検眼
のコントラスト感度を予測する(S108)。S106
とS108の詳細は図10、図11を用いて後で説明す
る。次に、コントラスト視標データ決定部320は、予
測された被検眼のコントラスト感度に対して、コントラ
スト感度が0.1デシベル高いコントラストを、各空間
周波数におけるコントラスト感度の初期値として設定す
る(S110)。続いて、瞳孔データ測定部200等を
用いて被検者が明るさに順応するまで一定時間、例えば
1分間待つ(S112)。好ましくは、表示部600は
バックグランドの輝度に対する、順応開始と終わりの合
図を表示するように構成するとよい。
【0032】次に、コントラスト視標表示制御部330
により、空間周波数が3cpd([cycles/deg])のコン
トラスト輝度閾値を、例えば上下法を用いて測定する
(S114)。上下法とは心理学的測定法の一種であ
る。上下法の刺激呈示は、1試行においてコントラスト
有視標とコントラスト無視標を並べて、一回呈示する強
制選択法で、被検者はガボール刺激のある位置を答える
ものである。一回のコントラスト感度用視標の呈示は、
まずバックグランドを被検者に呈示し、次にガボール刺
激を呈示し、被検者の応答を記憶する。そして、中央演
算装置300は、測定終了までガボール刺激を被検者に
呈示するものである。なお、上下法に代わる測定法とし
て、極限法、調整法、恒常法、PEST、QUEST等
がある。
【0033】視標の呈示例を図5に示す。図5(A)は
左側にコントラストの大きな視標を示し、右側にコント
ラスト無視標を並べてある。図5(B)は右側にコント
ラストの大きな視標を示し、左側にコントラスト無視標
を並べてある。また、この測定の詳細な手順は、後で図
7を用いて詳細に説明する。
【0034】次に、コントラスト視標表示制御部330
により、空間周波数が6cpdのコントラスト輝度閾値
を、例えば上下法を用いて測定する(S116)。続い
て、空間周波数が12cpdのコントラスト輝度閾値
を、例えば上下法を用いて測定し(S118)、更に空
間周波数が18cpdのコントラスト輝度閾値を、例え
ば上下法を用いて測定する(S120)。そして、それ
ぞれの空間周波数における上下法の結果からコントラス
ト閾値を求め、そしてコントラスト閾値の逆数をとって
コントラスト感度(CS)とする(S122)。次に、
表示部600に4つの空間周波数における上下法での応
答履歴と、コントラスト感度曲線を表示する(S12
4)。そして、表示部600に表示された結果を検査技
師や眼科医師が見て、一見して異常のある空間周波数が
あるか判断し、必要ならS114〜S120の何れかひ
とつの空間周波数について再度測定を繰返す(S12
6)。そして、被検者のコントラスト輝度閾値が求まれ
ば、中央演算装置300によってコントラスト感度用視
標の呈示条件や応答の適否等の結果がファイルに保存さ
れる(S128)。そして、当該被検者に対するコント
ラスト感度の測定が終了する(S130)。
【0035】図6は図4の上下法によるコントラスト変
化の一例を示す図で、縦軸にコントラスト、横軸に刺激
回数をとってある。コントラスト100%(1とする)
をスタート点にして、被検者が正解する毎に対数ステッ
プで0.1刻みにて、刺激のコントラストを下げて行
き、逆に不正解のときは4ステップ、刺激のコントラス
トを上げる。測定終了は、例えば不正解が上下それぞれ
5回発生したときとする。この場合の被検者のコントラ
スト閾値は、例えば不正解となったコントラスト閾値の
10回の平均値とし、例えば0.06(=10-1.2)と
なる。コントラスト感度は、被検者について求めたコン
トラスト閾値の逆数となる。
【0036】図7は、コントラスト輝度閾値の上下法に
よる測定手順の一例を説明する流れ図である。まず、コ
ントラスト視標表示制御部330により、所定の空間周
波数のコントラスト輝度閾値を被検者に対して呈示する
(S150)。この際に、瞳孔データ測定部200によ
る被検者の瞳径測定を行っておくとよい。そして、被検
者は呈示されたコントラスト感度用視標に対して応答を
行う(S152)。コントラスト感度用視標の呈示が上
下法の場合は、上下法の刺激呈示が2者択一の強制選択
法(2 alternative forced choice; 2AFC法)である
ため、被検者はガボール刺激のある位置を応答する。被
検者の応答は、マウスのような被検者応答装置でもよ
く、また音声でも良い。検査技師又は中央演算装置30
0は、テスト視標表示制御部120でのテスト視標の呈
示と被検者の応答を対比して、被検者の応答の適否を判
断する(S154)。そして、中央演算装置300によ
ってコントラスト感度用視標の呈示条件、応答の適否、
被検者の瞳径等が記憶される(S156)。そして、検
査技師又は中央演算装置300はテスト視標の呈示回数
が終了基準、例えば図6の様に正答から誤答への切換り
と誤答から正答への切換りが夫々5回、に到達したかを
判断し(S158)、未了であればテスト視標の呈示条
件を変更して(S160)、S150に戻る。
【0037】テスト視標の呈示回数が終了基準値に到達
していれば(S158)、戻しとする。このようにし
て、所定のコントラスト感度用視標の空間周波数、例え
ば3、6、12、18[cycles/deg]に対する検査が終了
するまで繰返される。なお、一回のコントラスト感度用
視標の呈示時間は、臨床的には例えば1〜3秒間、特に
好ましくは2秒間が適当である。また、上下法によるコ
ントラスト測定で得られた結果を、コントラストレベル
で5段階程度にまとめ直してから、統計解析手法の一つ
であるプロビット解析によって解析してもよい。プロビ
ット解析により、コントラスト閾値の平均値s0と分散
σとを求めることができる。
【0038】図8は異なる空間周波数のコントラスト感
度用視標に対する被検者の応答履歴の一例を示す図で、
(A)は3cpd([cycles/deg])、(B)は6cp
d、(C)は12cpd、(D)は18cpdの縞模様
の場合を示している。各空間周波数に対する被検者の応
答履歴は、概ね図6のコントラスト測定と類似するパタ
ーンとなっている。
【0039】図9はコントラスト感度と空間周波数の関
係を示す図である。異なる空間周波数に対する被検者の
応答履歴により、空間周波数毎のコントラスト閾値が求
まる。そこで、中央演算装置300によってコントラス
ト閾値の逆数をとって、コントラスト感度を求める。一
般に被検者のコントラスト感度は、空間周波数が3〜6
cpdで極大値をとり、空間周波数が10cpd以上に
増加すると、徐々に低下する傾向がある。なお、コント
ラスト感度の空間周波数に対する標準パターンと比較し
て、一部の空間周波数に異常値のあるときは、被検者の
瞳や視神経に病的な異常のある場合があるので、コント
ラスト感度測定は眼科検診として適している。
【0040】図10は波面センサの測定値から空間周波
数特性MTFを測定する手順の説明図である。まず、被
検者の瞳に対する波面は、例えばシャックハルトマン式
の波面センサ500で測定する(S200)。次に、波
面センサ500で測定された波面W(x,y)は、次式(数
1)により、瞳関数H(x,y)に変換される(S20
2)。このとき、波面W(x,y)は可視光の中心波長を単
位として表されているとする。
【数1】
【0041】次に、コントラスト視標データ決定部32
0は、瞳関数H(x,y)を2次元フーリエ変換することによ
って、点像振幅分布ASF(x,y)を計算する(S20
4)。
【数2】 ここで、ASFはamplitude spread functionの略語で
ある。続いて、コントラスト視標データ決定部320
は、点像振幅分布ASF(x,y)を二乗することによっ
て、点像強度関数PSF(x,y)を得る(S206)。
【数3】 ここで、PSFはpoint spread functionの略語であ
る。コントラスト視標データ決定部320が、点像強度
関数PSF(x,y)をフーリエ変換することにより、空間
周波数特性MTF(x,y)を求めることができる(S20
8)。
【0042】そして、波面センサ500等の測定値から
被検眼の光学的特性データ、例えば空間周波数特性MT
Fが既知であれば、視神経系の空間周波数特性MTFが
次式によって計算できる。
【数4】
【0043】ここで、Mlatは求めたい視神経系の空間
周波数特性MTF、Moptは光学系の空間周波数特性M
TF、mnは視神経系のノイズのコントラスト、mtは刺
激のコントラスト、k(=s0/σ)はコントラスト閾
値の平均値s0を分散σで除したものである。コントラ
スト視標データ決定部320により数4が実行されて、
視神経系の空間周波数特性MTFが求められる。
【0044】図11は波面センサで測定した被検眼の波
面情報から空間周波数特性MTFを演算したものと、被
検眼者に対するコントラスト測定結果とを対比する場合
の説明図で、(A)は空間周波数特性MTF、(B)は
コントラスト測定結果を示している。コントラスト視標
データ決定部320は、波面センサ500で測定した被
検眼の波面情報から空間周波数特性MTFが得られたの
で、数5の関係からコントラスト感度CSを求めること
ができる。さらにコントラスト視標データ決定部320
は、視標の平均輝度を使って視標の最大輝度Imaxと視
標の最小輝度Iminを決めることができる。
【数5】
【0045】このようにして、被検眼の波面情報からコ
ントラスト感度測定のためのコントラスト感度用視標の
初期値が求まる。さらに、被検眼の波面情報とコントラ
スト感度測定との対応関係をデータベース化してゆくこ
とで、被検眼の波面情報からコントラスト感度の予測値
が空間周波数毎に求まる。これに対して、中央演算装置
から被検眼者に対するコントラスト測定結果を入手し
て、表示部600にて両者を対比して表示する。する
と、検査技師や眼科医師は、図11に示すように、予測
値と実測値との対比結果を参照して、被検眼のコントラ
スト感度測定から病変があるか否かの判断が容易に行え
る。
【0046】なお、上記実施の形態においては、被検者
の片眼毎にコントラスト感度を測定する場合を示した
が、被検者の両眼を同時に測定して、両眼視の視機能を
評価することも可能である。
【0047】また、上記第1の実施の形態においては、
第1照明光学系110からテスト視標を送り、第2照明
光学系130からペデスタル視標を送る場合を示した
が、視標板114、134を入れ替えることで、第1照
明光学系110からペデスタル視標を送り、第2照明光
学系130からテスト視標を送る構成としてもよい。ま
た、視標板114を用いてペデスタル視標とテスト視標
のコントラストを変更する構成を示したが、光源131
と光源111の光量を変更させる構成や、NDフィルタ
135とNDフィルタ115の透過率(濃度)を変更さ
せる構成でもよい。
【0048】さらに、眼科医院や運転免許試験場ような
臨床現場では、コントラスト感度測定装置ような視機能
検査装置は、目の光学系を測定する収差計や波面センサ
500などと一緒に用いられる可能性が高い。コントラ
スト感度測定装置によりコントラスト感度を正確に測定
することを容易にするばかりでなく、関連する他覚測定
である収差計や波面センサ500の計測とをシステム化
することは、臨床では非常に有効で画期的なことであ
る。また、さらに、収差計または波面センサ500によ
っては屈折計(レフラクトメータ)または自動屈折計
(オートレフラクトメータ)の機能を含んでいることが
あり、このような収差計または波面センサ500と視機
能検査装置とホロプターを組み合わせることは、さらに
臨床現場の作業を容易にし、従来は測定できなかった細
かい検査が現実的に可能になる。
【0049】また、上記第1の実施の形態においては、
コントラスト視標表示制御部330によってコントラス
ト感度用視標の空間周波数として3、6、12、18[c
ycles/deg]を用いる場合を説明したが、本発明はこれに
限定されるものではなく、例えば被検眼の光学的特性デ
ータが収差の大きい状態を示しているときは、コントラ
スト視標データ決定部320によってコントラスト感度
用視標の空間周波数を低周波数側に遷移させて、例えば
1、3、6、12[cycles/deg]の測定に変更しても良
い。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明のコントラスト感
度測定装置によれば、コントラスト感度検査のためのコ
ントラスト視標を呈示するコントラスト視標表示部と、
被検眼の光学的特性データに応じて、コントラスト視標
表示部で表示させるコントラスト視標を決定するコント
ラスト視標データ決定部と、コントラスト視標データ決
定部にて作成されたコントラスト視標データに基づき、
所定の手順に従ってコントラスト視標表示部にコントラ
スト視標の呈示を行わせるコントラスト視標表示制御部
と、呈示されたコントラスト視標に対する前記被検眼者
の応答履歴データを用いて、測定者のコントラスト測定
結果を表示する表示部とを備えている構成としている。
そこで、例えば波面のような被検眼の光学的特性データ
とコントラスト視標表示部をコントラスト視標データ決
定部とコントラスト視標表示制御部を用いて有機的に結
合することにより、例えば被検眼の光学的特性データか
らコントラスト感度測定の初期値を決めることができ、
測定時間が短縮できる。
【0051】また、請求項6に記載の本発明によれば、
被検眼の光学的特性データは、波面センサで測定した被
検眼の波面情報から、空間周波数特性(Modulation Tra
nsfer Function)を、少なくとも前記コントラスト視標
表示部にて表示される空間周波数を含む空間周波数領域
について計算したものである構成とすると、検査技師や
眼科医師は波面から計算した空間周波数特性MTFを用
いて、自覚検査から測定されたコントラスト感度検査と
容易に比較できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を説明する構成ブ
ロック図である。
【図2】 コントラスト視標表示部の詳細を説明する構
成ブロック図である。
【図3】 コントラスト感度用視標を用いたコントラス
トの説明図である。
【図4】 被検眼の光学的特性データを用いたコントラ
スト感度測定を説明する流れ図である。
【図5】 図4の上下法に用いる刺激呈示パターンの説
明図である。
【図6】 図4の上下法によるコントラスト変化の一例
を示す図である。
【図7】 コントラスト輝度閾値の上下法による測定手
順の一例を説明する流れ図である。
【図8】 異なる空間周波数のコントラスト感度用視標
に対する被検者の応答履歴の一例を示す図である。
【図9】 コントラスト感度と空間周波数の関係を示す
図である。
【図10】 波面センサの測定値から空間周波数特性M
TFを測定する手順の説明図である。
【図11】 波面センサで測定した被検眼の波面情報か
ら空間周波数特性MTFを演算したものと、被検眼者に
対するコントラスト測定結果とを対比する場合の説明図
である。
【符号の説明】
100 コントラスト視標呈示部 110 第1照明光学系 120 テスト視標表示制御部 130 第2照明光学系 140 ペデスタル視標表示制御部 300 中央制御装置 320 コントラスト視標データ決定部 330 コントラスト視標表示制御部 400 被検眼 500 波面センサ 600 表示部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コントラスト視標を呈示するコントラス
    ト視標表示部と;被検眼の光学的特性データに応じて、
    前記コントラスト視標表示部で表示させるコントラスト
    視標を決定するコントラスト視標データ決定部と;前記
    コントラスト視標データ決定部で作成されたコントラス
    ト視標データに基づき、所定の手順に従って前記コント
    ラスト視標表示部にコントラスト視標の呈示を行わせる
    コントラスト視標表示制御部と;呈示されたコントラス
    ト視標に対する前記被検眼者の応答履歴データを用い
    て、前記被検眼者に対するコントラスト測定結果を表示
    する表示部と;を有するコントラスト感度測定装置。
  2. 【請求項2】 前記コントラスト視標データ決定部は、
    前記被検眼の光学的特性データに加えて、さらに既に測
    定された前記被検眼者に対するコントラスト測定結果に
    基づき、前記コントラスト視標表示部にて表示させるコ
    ントラスト視標を決定する請求項1に記載のコントラス
    ト感度測定装置。
  3. 【請求項3】 前記コントラスト視標データ決定部は、
    前記被検眼の光学的特性データに基づき、呈示するコン
    トラスト視標の初期値、若しくは呈示するコントラスト
    視標の変化度合いの少なくとも一方を決定するように構
    成されている請求項1又は請求項2に記載のコントラス
    ト感度測定装置。
  4. 【請求項4】 前記表示部は、前記被検眼の光学的特性
    データを反映させて、前記被検眼者に対するコントラス
    ト測定結果を表示する請求項1乃至請求項3の何れか一
    つに記載のコントラスト感度測定装置。
  5. 【請求項5】 前記表示部における前記被検眼の光学的
    特性データの反映には、前記被検眼者に対するコントラ
    スト測定結果の正常と判断できる許容範囲を示すエリア
    の表示、前記被検眼者に対するコントラスト測定結果の
    非正常眼に相当する測定エリアの表示、又は前記被検眼
    者に対するコントラスト測定結果が許容範囲から外れた
    ことを表示することの少なくとも一つを行うように構成
    されている請求項4に記載のコントラスト感度測定装
    置。
  6. 【請求項6】 前記被検眼の光学的特性データは、波面
    センサで測定した被検眼の波面情報から、空間周波数特
    性(Modulation Transfer Function)を、少なくとも前
    記コントラスト視標表示部にて表示される空間周波数を
    含む空間周波数領域について計算したものであることを
    特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一つに記載の
    コントラスト感度測定装置。
  7. 【請求項7】 被検眼の光学的特性データに応じて、コ
    ントラスト視標表示部で表示させるコントラスト視標を
    決定し;コントラスト視標データ決定部で作成されたコ
    ントラスト視標データに基づき、所定の手順に従って前
    記コントラスト視標表示部にコントラスト視標の呈示を
    行わせ;呈示されたコントラスト視標に対する前記被検
    眼者の応答履歴データを用いて、前記被検眼者に対する
    コントラスト測定結果を表示する;工程を有するコント
    ラスト感度測定方法。
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