JP2003204517A - 監視システム - Google Patents

監視システム

Info

Publication number
JP2003204517A
JP2003204517A JP2002001003A JP2002001003A JP2003204517A JP 2003204517 A JP2003204517 A JP 2003204517A JP 2002001003 A JP2002001003 A JP 2002001003A JP 2002001003 A JP2002001003 A JP 2002001003A JP 2003204517 A JP2003204517 A JP 2003204517A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
control
event
image
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002001003A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Nagahama
和男 長濱
Katsuaki Nakazawa
克昭 中澤
Takafumi Morishita
孝文 森下
Akio Kuroda
章夫 黒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2002001003A priority Critical patent/JP2003204517A/ja
Publication of JP2003204517A publication Critical patent/JP2003204517A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 監視対象に対するイベントが発生した場合に
は、先に発生したイベントに対する操作を容易に参照で
きる監視システムを構成する。 【解決手段】 センサSからの情報に基づいてイベント
の発生を判別した場合には、センサSからのセンサ情
報、カメラCamからの画像情報、制御盤16の操作状
態を示す操作情報夫々を、イベント識別情報を付与して
ハードディスクHDに記録保存し、この記録保存の後
に、シミュレート手段42を介し、イベントを指定して
再生することにより、モニター21に時間経過に沿って
情報を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、監視対象の状況を
把握する情報取得部と、この監視対象を撮影するカメラ
と、設備機器を制御する制御部と、情報を保存する情報
保存部と、モニターを有する監視用の端末とを備えた監
視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】上記のように構成された監視システムと
してプラント類を監視対象として考えるに、大型のプラ
ントでは情報取得部として、複数のカメラを設置し、プ
ラントの各部の稼働状況を把握するため、必要な箇所に
温度センサや圧力センサや、ガスセンサや、あるいは、
アクチュエータ類の稼働状況をモニターする回転速度セ
ンサや、消費電力を計測する電力センサ等を備え、監視
を行う際には、これらセンサ類からの情報と、カメラか
らの情報とを取得してモニターに表示することで、殆ど
リアルタイムでプラントの状況を把握できるよう構成
し、異常の発生時には、モニターの表示に基づいて異常
を判別して迅速に適切な処理を行えるものが提案されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、センサからの
情報に基づいて、例えば、プラントに異常が発生したこ
とを判別した状況を想定するに、この異常の発生時には
センサ類で異常が検出され、この検出に基づいた人為的
な操作によって異常を解消する処理が行われることにな
る。しかしながら、発生頻度の低い異常に対応して、人
為的な操作によって異常を解消する際の操作を考える
に、熟練した担当者でも適切な操作を行えないことも多
い。
【0004】特にプラント類における異常の発生を考え
るに、特定の種類の異常が長期間のインターバルで繰り
返して発生することも多いものの、このように特定の種
類の異常が発生する場合でも、担当者が異常に対応した
操作を行う機会は多いとは云えず、先に起こった異常に
対する操作を参照しながら、異常に対処することが有効
と考えられている。しかし、現在の監視システムでは異
常を解消するプロセスまで参照することは出来ず改善が
望まれていた。
【0005】このような不都合は、プラント類だけに限
るものではなく、河川や海面の水位に基づいて水門や揚
水ポンプを制御するシステムにおいても発生するもので
ある。具体的には、河川の水面や海面を監視対象とし、
水門や揚水ポンプを設備機器とした場合に、河川や海面
の水位が異常に上昇した場合には、この異常に対する最
適な処置を行う面で、先に行った操作手順等を参照でき
ることが望まれているが適切な技術が存在しなかったの
である。
【0006】本発明の目的は、監視対象に関して異常等
のイベントが発生した場合には、先に発生したイベント
に対する操作を容易に参照できる監視システムを合理的
に構成する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
監視システムの特徴、作用・効果は次の通りである。 〔特徴〕監視対象の状況を把握する情報取得部と、この
監視対象を撮影するカメラと、設備機器を制御する制御
部と、情報を保存する情報保存部と、モニターを有する
監視用の端末とを備えた監視システムにおいて、前記情
報取得部で、イベントの発生を検出した際に、前記制御
部で時間経過に沿って取得した制御情報を前記情報保存
部に保存する制御履歴保存手段と、このイベントの発生
を検出した際に前記カメラで時間経過に沿って撮影した
画像情報を前記情報保存部に保存する画像履歴保存手段
とを備えると共に、このイベントに対応した制御情報
と、画像情報との保存位置を特定するテーブル情報を生
成するテーブル情報生成部を備え、このテーブル情報生
成部で生成したテーブル情報に基づきイベントを指定す
ることで、そのイベントに対応して保存された制御履歴
と、画像情報とを抽出し、時間経過に沿って前記モニタ
ーに表示するシミュレート手段を備えている点にある。
【0008】〔作用・効果〕上記特徴によると、情報取
得部で取得した情報に基づいてイベントの発生を検出し
た場合には、イベントの発生後における制御部での制御
情報と、カメラからの画像情報とが時間経過に沿って情
報保存部に自動的に保存され、この制御情報と画像情報
との保存位置を特定するテーブル情報が自動的に生成さ
れるものとなる。そして、この保存の後において制御の
手順や、その制御の際における画像情報を再現する場合
には、イベントを指定することでテーブル情報に基づい
て制御情報(制御履歴)と画像情報とが抽出され、シミ
ュレート手段が制御情報と画像情報とをモニターに表示
することが可能となる。その結果、イベントの発生時に
は先に発生したイベントに基づく操作や画像情報を参照
してイベントに対処することが可能となる。
【0009】本発明の請求項2に係る監視システムの特
徴、作用・効果は次の通りである。 〔特徴〕請求項1記載の監視システムにおいて、前記情
報保存部が、前記情報取得部からの情報と、前記カメラ
からの画像情報とがネットワークを介して伝えられ、か
つ、前記シミュレート手段を備えた情報処理端末で構成
されると共に、前記監視用の端末が前記ネットワークを
介して該情報処理端末に情報のアクセスを行えるよう構
成されている点にある。
【0010】〔作用・効果〕上記特徴によると、情報取
得部を複数のセンサで構成してプラントの各部に配置し
た場合のようにセンサ同士が離間していても、ネットワ
ークを介してセンサの情報を情報処理端末の情報保存部
に伝送して保存でき、これと同様に複数のカメラを離間
した位置に設置していても夫々のカメラからの画像情報
を情報処理端末の情報保存部に伝送して保存でき、しか
も、この情報保存部に保存した制御情報と画像情報と
を、ネットワークに接続する端末から指定してシミュレ
ートすることも可能となる。その結果、ネットワークを
介して情報の伝送を行うよう構成することにより情報処
理端末も監視用の端末も設置位置を制限されることなく
システムを構成できる。
【0011】本発明の請求項3に係る監視システムの特
徴、作用・効果は次の通りである。 〔特徴〕請求項1又は2記載の監視システムにおいて、
前記情報取得部で取得される情報が異常な値である際に
イベントの発生として捉えるよう構成されると共に、こ
のイベントの発生の後、設定された時間が経過した時点
で前記制御履歴保存手段での制御情報の保存と、前記画
像履歴保存手段による画像情報の保存とを終了するよう
構成されている点にある。
【0012】〔作用・効果〕上記特徴によると、情報取
得部で取得される情報が異常な値である場合には自動的
に制御情報と画像情報との保存を開始すると共に、設定
された時間が経過した場合には、保存を終了することに
なり、この終了を人為的に設定する必要がない。その結
果、異常な状態が発生した場合に、その異常の発生から
の制御情報と画像情報とを必要とする時間だけ保存し
て、シミュレート可能にするものとなった。
【0013】本発明の請求項4に係る監視システムの特
徴、作用・効果は次の通りである。 〔特徴〕請求項1〜3のいずれか1項に記載の監視シス
テムにおいて、前記制御部における制御情報を一時的に
保存する制御用バッファメモリと、前記カメラからの画
像情報を一時的に保存する画像用バッファメモリとを備
えると共に、前記イベントの発生時には、制御用バッフ
ァメモリに保存した制御情報と、画像用バッファメモリ
に保存した画像情報とを情報の先頭にして保存を開始す
るよう前記制御履歴情報保存手段と、前記画像履歴保存
手段との制御形態を設定してある点にある。
【0014】〔作用・効果〕上記特徴によると、制御用
バッファメモリに既に保存されている制御情報と、画像
用バッファメモリに既に保存されている画像情報とを、
先頭となるよう情報保存部に対して保存する処理が開始
されるので、イベントが発生したタイミングより少し以
前の制御情報と、画像情報とを保存できるものとなり、
シミュレートによりイベント発生時の状況を再現できる
ばかりでなく、イベント発生直前の状況を把握してイベ
ントが発生する際の誤った操作や、特異な現象を認識し
て、イベントの発生を抑制するために役立てることも可
能となる。その結果、イベント発生直前からの情報に基
づいてイベントの発生を抑制するための処置や事前の操
作を実現できるものとなった。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、河川Rにおけ
る支川Raに排水機場1が設置され、河川Rにおける支
川Rb、Rcに樋門2、3が設置されると共に、排水機
場1、及び、2つの樋門2、3夫々を制御する情報を取
得する情報取得部として排水機場1に設置された情報取
得ユニットAと、河川Rや支川Ra、Rb、Rcの水位
を監視対象として撮影するCCD型のカメラと水位を計
測するセンサとを有した監視ユニットBと、これらから
の情報を伝送するよう光ファイバーを用いたイーサーネ
ット型のネットワークLANと、このネットワークLA
Nに接続する状態で管理事務所4に設置された情報処理
端末Cと、このネットワークLANに接続する状態で管
理センター5に設置された監視端末D(監視用の端末の
一例)とを備えて監視システムが構成されている。尚、
ネットワークLANは、ローカルエリアネットワーク
(Local Area Network)を構成するものであるが、これ
に代えてWAN〈Wide Area Network 〉で成るネットワ
ークを構築しても良い。
【0016】前記排水機場1は、図2に示すように、支
川Raからの水を吸水槽6に蓄え、この吸水槽6の水を
排水ポンプ7で、吸水槽6より高いレベルとなる調圧水
槽8に揚水した後に、ゲート8Gから河川Rに送り出す
よう構成された一般的なものであり、吸水槽6と河川R
との間にゲート6Gを備え、この吸水槽6から排水ポン
プ7に水を送る経路に対して除塵装置9を備え、除塵装
置9で除去された除去物を送り出すコンベア10を備え
ている。又、前記夫々の樋門2、3は河川Rの堤防の部
位に配置された開閉自在なゲート(図示せず)を有した
一般的なものである。
【0017】図3に示すように、前記情報取得ユニット
Aは、揚水機場1における水面や施設内や制御盤を撮影
するCCD型の複数のカメラCamと、施設内の各部位
の水位を計測する複数のセンサSと、施設内において設
備機器15を制御する際において制御盤16(制御部の
一例)の操作情報を取得する制御盤センサTとを備える
と共に、汎用コンピュータ20と、モニター21と、キ
ーボード22と、マウス23とを有した情報取得サーバ
ーEを備えて構成されている。尚、同図においては情報
取得ユニットAを1つだけ示しているが、排水機場1、
及び、2つの樋門2、3夫々の施設内に対して、この構
成の情報取得ユニットAを備えている。
【0018】前記監視ユニットBは水位を計測するセン
サSと、水面の状態を撮影するCCD型のカメラCam
と、このセンサSとカメラCamとからの情報を伝送す
る伝送端末25とを備えて成り、図面には示さないが、
カメラCamのズームレンズの調節や、カメラCamの
パン方向やチルト方向での制御により撮影方向を決める
アングル調節部を備えている。
【0019】前記情報処理端末Cは、汎用コンピュータ
20と、モニター21と、キーボード22と、マウス2
3とを有して成り、前記情報取得ユニットAと、前記監
視ユニットBとからの情報を受けて夫々からの情報をモ
ニター21に表示するための監視サーバーとして機能す
ると同時に、前記情報取得ユニットAと、前記監視ユニ
ットBとからの情報を情報保存部としてのハードディス
クHDに保存する情報保存サーバーとして機能する。
【0020】前記監視端末Dは、汎用コンピュータ20
と、モニター21と、キーボード22と、マウス23と
を有して成り、前記情報取得ユニットAと、前記監視ユ
ニットBとからの情報を受けて夫々からの情報をモニタ
ー21に表示するための監視サーバーとして機能する。
【0021】情報取得ユニットAと監視ユニットBと
は、カメラCamからビデオ信号で送られる画像をMP
EG2形式(Motion Picture Experts Groupが制定した
形式)で1秒間30フレームとなる動画像に圧縮符号化
した動画像情報を生成するエンコーダ(図示せず)、あ
るいは、カメラCamから送られた画像情報をJPEG
形式(Joint Photographic Experts Groupが制定した形
式)の静止画像を一定のインターバルで生成するエンコ
ーダ(図示せず)を備えており、この情報取得ユニット
Aと監視ユニットBとは圧縮符号化された画像情報(動
画像情報、あるいは、静止画像情報)をネットワークL
ANを介して情報処理端末Cと監視端末Dとに送り出す
よう機能し、この情報処理端末Cと監視端末Dとには、
このように伝送される画像情報をストリーミング再生に
よってモニター21に表示するよう、圧縮符号化された
動画像情報や静止画像を復号することにより画像化する
デコーダ(図示せず)を備えている。
【0022】同図に示すように、この監視システムで
は、前記情報処理端末CがインターネットINに接続し
ており、このインターネットINに対して外部監視端末
Fが接続している。この外部監視端末Fは、汎用コンピ
ュータ20と、モニター21と、キーボード22と、マ
ウス23とを有して成り、情報処理端末Cにログインし
て情報の伝送を求めることにより、前記情報取得ユニッ
トAと、前記監視ユニットBとからの情報をモニター2
1に表示する形態や、ハードディスクHDに保存した情
報をモニター21に表示する形態での使用が可能となっ
ている。
【0023】この監視システムでは、河川Rや支川R
a、Rb、Rcの水位が予め設定されたレベルを超えた
際に、情報取得ユニットAにセットされたプログラム
が、この水位の上昇をイベント発生として捉え、このイ
ベント発生以後におけるセンサSからの水位情報、カメ
ラCamからの画像情報、制御盤16を操作した際の制
御情報と、気象情報とを時間経過に沿って情報処理端末
CのハードディスクHDに保存し、このように保存を行
った後に、この情報処理端末C、あるいは、監視端末D
のようにネットワークLANに接続する端末から要求が
あった場合には、イベントを指定して保存された情報を
読み出し、その端末のモニターに表示する形態でのシミ
ュレートすることを可能に構成されている。
【0024】つまり、システム全体の概要を図4のよう
に模式化することが可能であり、同図に示すようにセン
サSからの情報はセンサ用バッファメモリ31に一時的
に保存され、カメラCamからの画像情報は画像用バッ
ファメモリ32に一時的に保存され、制御盤センサTか
らの情報は制御用バッファメモリ33に一時的に保存さ
れる。前記情報処理端末CのハードディスクHDには、
イベントテーブル情報と、センサ情報データーベース
と、画像情報データーベースと、制御情報データーベー
スと、気象情報データーベースとの保存領域が確保さ
れ、センサ用バッファメモリ31からの情報はセンサ履
歴記録部34によってセンサ情報データーベースに記録
保存され、画像用バッファメモリ32からの画像情報は
画像履歴記録部35(画像履歴保存手段の一例)によっ
て画像情報データーベースに記録保存され、制御用バッ
ファメモリ33からの制御情報は制御履歴記録部36
(制御履歴保存手段の一例)によって制御情報データー
ベースに記録保存される。更に、インターネットINを
介して気象情報サイト37のURL(Uniform Resource
Locater)を指定してログインした後に、この気象情報
サイト37からの気象情報を取得する気象情報取得部3
8と、この気象情報取得部38からの情報を気象情報デ
ーターベースに記録保存する気象情報記録部39とを備
えている。センサ用バッファメモリ31からの情報が伝
えられるイベント判別部40と、このイベント判別手段
40でイベントの発生を判別した際にテーブル情報を生
成するテーブル情報生成部41を備え、このように記録
保存された情報をハードディスクHDから読出し、モニ
ター21に再現する形態で出力するシミュレート手段4
2を備えている。
【0025】前記気象情報とは、気圧配置を示す画像ば
かりで無く、気象衛星で撮影した雲の状況や、降水量を
示す数値等を指す。
【0026】又、このシステムのうちセンサ用バッファ
メモリ31、画像用バッファメモリ32、制御用バッフ
ァメモリ33夫々はループバッファとして機能するもの
を使用しており、イベント発生時には、保存した情報の
うち最も古いタイミングのものを先頭にして伝送するこ
とで、イベントが発生したタイミングより少し以前の情
報から記録保存することを可能にしている。
【0027】又、センサ履歴記録部34、画像履歴記録
部35、制御履歴記録部36、及び、気象情報取得部3
8、気象情報記録部39、イベント判別部40、テーブ
ル情報生成部41夫々は、ハードウエア又はソフトウエ
ア、あるいは、ハードウエアとソフトウエアとの組合わ
せで成っている。
【0028】そして、このシステムでは、イベントの発
生時には情報処理端末Cにおいて、図5のフローチャー
トに示す制御を実行することで情報の記録保存を行う。
つまり、イベント判別部40はセンサ用バッファメモリ
31からの情報に基づいてイベントの発生の有無を判別
し、イベントの発生(水位が予め設定されたレベルを超
える現象)を認めると、イベント識別情報を生成した
後、センサ履歴記録部34、画像履歴記録部35、制御
履歴記録部36、気象履歴記録部39夫々を制御して、
センサ情報、画像情報、制御情報、気象情報夫々にイベ
ント識別する情報を付与して、これらの情報を時間経過
に沿ってハードディスクHDに記録保存する処理を開始
し、更に、イベントテーブル情報にイベント識別情報と
対応する関係で夫々の情報の保存位置を示す情報を記録
保存し、この処理をイベントが終了するまで継続する
(#101〜#106ステップ)。
【0029】ここでイベント識別情報とは、イベントを
識別して特定する情報であり、例えば、センサSによる
水位の計測位置を示す情報と、イベントが発生した年、
月、日、時刻を示す情報とを含むことが許され、夫々の
情報をファイル形式で記録保存する際には、夫々の情報
のファイルにイベント識別情報と記録保存する情報の種
類を示す構造のファイル名が生成される。又、イベント
テーブル情報は、所謂、ファイルアロケイションテーブ
ルと同様の構造のものであり、このイベントテーブル情
報を指定することで、センサ情報、画像情報、制御情
報、気象情報夫々のハードディスクHDにおける先頭の
保存位置を指定して夫々の情報の読出しを可能にするも
のである。
【0030】又、このように情報の記録保存を行う際
に、1つのセンサSでイベントの発生を判別した際に
は、全てのセンサSの情報と、全てのカメラCamから
の画像情報と、全ての制御盤16の制御情報と、気象情
報との保存を行うことを想定しているが、例えば、イベ
ントが発生した箇所と、この近傍とを撮影したカメラC
amからの画像情報のみを記録保存することや、制御が
行われた制御盤16の制御状態を記録保存するよう記録
保存形態を設定する等、情報の組み合わせを任意に設定
することや、予め設定されたルールに基づいて記録保存
すべき情報を指定するよう処理形態を設定することも可
能である。
【0031】前記シミュレート手段42は図6のフロー
チャートに示す処理を実行する。つまり、シミュレート
を実行する際には、まず、イベントテーブル情報を読出
し、このイベントテーブル情報のイベント識別情報を一
覧化してモニター21に表示する。この表示に基づきイ
ベントが指定されると、シミュレーションメニューを表
示し、このシミュレーションメニューに従って指定され
た表示対象を、指定された再生速度でモニターに表示す
ることでシミュレーションが実現し、このシミュレーシ
ョン時に表示対象の変更や、再生速度の変更が可能とな
っており、この処理は終了が選択されるまで継続する
(#201〜#206ステップ)。
【0032】この処理では、表示対象として、センサ情
報、画像情報、制御情報、気象情報の何れかの少なくと
も1つを指定することで、その情報を再現することが可
能となっており、例えば、画像情報と制御情報を再現す
る場合には、モニター21に図7に示す構造のウインド
ウWを新たに開き、そのウインドウ中に形成した記録情
報領域50に記録保存した日時の情報を表示し、画像情
報領域51にカメラCamからの画像情報を表示し、制
御盤情報領域52に制御盤16の操作状態を示す情報を
表示する形態とすることが考えられる。尚、制御盤情報
領域52には制御盤16に備えた複数のスイッチとして
SW1〜SW4の状態を示す状態表示部52aとゲート
の状態を示す状態表示部52aとが形成されている。
【0033】これと同様に、センサ情報を再現する場合
には、図8に示すように、モニター21にウインドウW
を開き、そのウインドウ中に形成した記録情報領域50
に記録保存した日時の情報を表示し、そのウインドウ中
の配置情報領域53にセンサSの配置を示す図と、この
領域内の数値表示部53aに夫々のセンサSでの計測値
を表示し、グラフ表示領域54に夫々のセンサで計測さ
れた水位の時間経過に沿った変化を示すグラフと、日時
の情報とを表示することが考えられる。尚、同図におい
てP1〜P9は河川Rや支川Ra、Rb、Rcに配置さ
れたセンサSの位置を示している。
【0034】これと同様に、気象情報を再現する場合に
は、図9に示すように、モニター21にウインドウWを
開き、そのウインドウ中に形成した記録情報領域50に
記録保存した日時の情報を表示し、ウインドウ中に等圧
線や前線を含む天気図と、日時の情報とを表示すること
が考えられる。又、このような天気図の画像に代えて気
象衛星で撮影した雲の様子を示す画像情報を表示するこ
とを選択できるよう構成することも可能である。
【0035】この実施の形態では情報保存サーバーとし
て機能する情報処理端末Cにおいてシミュレーションを
実行してモニター21に表示する形態を具体的に説明し
たが、このシステムでは情報処理端末Cとネットワーク
LANを介して接続する情報取得ユニットAの情報取得
サーバーEや、前記監視端末Dや、この情報処理端末C
とインターネットINを介して接続する、外部監視端末
Fから実行することも可能である。つまり、情報処理端
末Cには外部から要求があった場合には、前述したフロ
ーチャートに従った情報の処理を行い、シミュレーショ
ンの情報をネットワークLAN、及び、インターネット
Nに送り出すCGI(Common Gateway Interface)をセ
ットしてあり、情報取得サーバーEや監視端末D、イン
ターネットINに接続する外部監視端末Fでも、情報処
理端末Cに接続した後、該情報処理端末Cに要求情報を
伝送することで図6のフローチャートに示した処理を実
現して、夫々のモニター21にシミュレーション情報を
表示できるものにしている。
【0036】このように、本監視システムでは、センサ
Sからの情報やカメラCamで撮影された画像情報をモ
ニター21に表示する形態での従来からの監視を可能に
するものでありながら、例えば、降水によって河川Rや
支川Raの水位が大きく上昇した場合には、この水位が
予め設定されたレベルを超えた時点でイベントの発生と
して処理を開始して、複数のセンサSで計測した河川R
や支川Raのレベル変化を時間経過に沿って記録保存
し、これと同時に複数のカメラCamからの動画像情
報、あるいは、設定されたインターバルで更新される静
止画像情報を記録保存し、この状態における制御盤16
の操作状態を記録保存し、気象情報も記録保存し、更
に、これらの情報の記録保存位置を容易に判別するよう
イベントテーブル情報を生成することにより、この記録
保存を行った後に、記録保存した夫々の情報を再現する
場合には、イベントテーブル情報に記録保存されたイベ
ント識別情報を指定することで、水位の情報、水面や周
囲の状況を撮影した画像情報、その際の制御盤16の状
態、この降水時における天気図等をモニター21に表示
し、かつ、時間経過に沿って再生を行うことにより状況
の再認識や検証が可能となる。
【0037】特に、このシミュレートを、排水機場1、
及び、2つの樋門2、3夫々の施設に設置した情報取得
サーバーEにおいても行えるように構成されているの
で、例えば、台風の接近によって河川Rや支川Raの水
位が大きく上昇し始めた際には、夫々の施設の情報取得
サーバーEにおいて過去に記録保存されたイベントのう
ち類似するものを指定して、モニター21で再現するこ
とにより、過去において水位の変化に伴って制御盤16
を介して行われた制御をモニター21で確認し、これを
参照にして現状において最適と思われる操作を行うこと
を可能にするものとなっている。又、このように再現を
行う際に、再現時の速度を任意に調節することで短時間
に状況を把握することが可能となっている。
【0038】〔別実施の形態〕本発明は上記実施の形態
以外に、例えば、カメラで撮影した画像から水位を判別
するよう構成し、水位を計測するセンサを備えずに実施
することや、化学プラントに適用することも可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】河川に形成された監視システムの全体構成図
【図2】排水機場の平面図
【図3】監視システムの構成の概要を示す図
【図4】情報の伝達系を示すブロック図
【図5】情報保存ルーチンのフローチャート
【図6】シミュレーションルーチンのフローチャート
【図7】再生時に表示されるウインドウを示す図
【図8】再生時に表示されるウインドウを示す図
【図9】再生時に表示されるウインドウを示す図
【符号の説明】
15 設備機器 16 制御部 21 モニター 32 画像用バッファメモリ 33 制御用バッファメモリ 35 画像履歴記録手段 36 制御履歴記録手段 41 テーブル情報生成部 42 シミュレート手段 A 情報取得部 D 監視端末 Cam カメラ S センサ HD 情報保存部 LAN ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08B 25/08 H04N 7/18 D H04N 7/18 5/91 K (72)発明者 中澤 克昭 大阪府大阪市中央区博労町4丁目2番15号 クボタコンプス株式会社内 (72)発明者 森下 孝文 大阪府大阪市中央区博労町4丁目2番15号 クボタコンプス株式会社内 (72)発明者 黒田 章夫 大阪府大阪市中央区博労町4丁目2番15号 クボタコンプス株式会社内 Fターム(参考) 5C053 FA11 JA22 LA01 LA14 5C054 CA04 CC05 CH01 DA06 EA07 FA09 FC12 FE00 FE09 FE16 FF05 GA00 GB02 GB12 GB16 GB18 HA18 5C087 AA02 AA03 AA24 BB03 BB12 BB74 DD02 DD03 DD21 EE06 FF01 FF02 FF04 FF19 FF20 GG02 GG13 GG14 GG22 GG23 GG30 GG32 GG66 GG67 GG70 GG71 GG83 5H223 AA01 BB01 DD07 DD09 EE06 EE30 FF03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視対象の状況を把握する情報取得部
    と、この監視対象を撮影するカメラと、設備機器を制御
    する制御部と、情報を保存する情報保存部と、モニター
    を有する監視用の端末とを備えた監視システムであっ
    て、 前記情報取得部で、イベントの発生を検出した際に、前
    記制御部で時間経過に沿って取得した制御情報を前記情
    報保存部に保存する制御履歴保存手段と、このイベント
    の発生を検出した際に前記カメラで時間経過に沿って撮
    影した画像情報を前記情報保存部に保存する画像履歴保
    存手段とを備えると共に、このイベントに対応した制御
    情報と、画像情報との保存位置を特定するテーブル情報
    を生成するテーブル情報生成部を備え、 このテーブル情報生成部で生成したテーブル情報に基づ
    きイベントを指定することで、そのイベントに対応して
    保存された制御履歴と、画像情報とを抽出し、時間経過
    に沿って前記モニターに表示するシミュレート手段を備
    えている監視システム。
  2. 【請求項2】 前記情報保存部が、前記情報取得部から
    の情報と、前記カメラからの画像情報とがネットワーク
    を介して伝えられ、かつ、前記シミュレート手段を備え
    た情報処理端末で構成されると共に、前記監視用の端末
    が前記ネットワークを介して該情報処理端末に情報のア
    クセスを行えるよう構成されている請求項1記載の監視
    システム。
  3. 【請求項3】 前記情報取得部で取得される情報が異常
    な値である際にイベントの発生として捉えるよう構成さ
    れると共に、このイベントの発生の後、設定された時間
    が経過した時点で前記制御履歴保存手段での制御情報の
    保存と、前記画像履歴保存手段による画像情報の保存と
    を終了するよう構成されている請求項1又は2記載の監
    視システム。
  4. 【請求項4】 前記制御部における制御情報を一時的に
    保存する制御用バッファメモリと、前記カメラからの画
    像情報を一時的に保存する画像用バッファメモリとを備
    えると共に、前記イベントの発生時には、制御用バッフ
    ァメモリに保存した制御情報と、画像用バッファメモリ
    に保存した画像情報とを情報の先頭にして保存を開始す
    るよう前記制御履歴情報保存手段と、前記画像履歴保存
    手段との制御形態を設定してある請求項1〜3のいずれ
    か1項に記載の監視システム。
JP2002001003A 2002-01-08 2002-01-08 監視システム Pending JP2003204517A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002001003A JP2003204517A (ja) 2002-01-08 2002-01-08 監視システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002001003A JP2003204517A (ja) 2002-01-08 2002-01-08 監視システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003204517A true JP2003204517A (ja) 2003-07-18

Family

ID=27641232

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002001003A Pending JP2003204517A (ja) 2002-01-08 2002-01-08 監視システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003204517A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005080169A (ja) * 2003-09-03 2005-03-24 Sony Corp 監視システム、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
JP2007048141A (ja) * 2005-08-11 2007-02-22 Toshiba Corp プラント監視システムおよびその監視方法
JP2007072602A (ja) * 2005-09-05 2007-03-22 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 操作履歴蓄積用再生映像抽出装置、操作履歴蓄積用再生映像抽出方法、操作履歴蓄積装置及び操作履歴蓄積方法
JP2010271850A (ja) * 2009-05-20 2010-12-02 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp 鉄鋼プラントシステムのデータ収集方法及びデータ収集装置
JP2012138836A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Fujitsu Ltd 動体検知装置及び動体検知プログラム
JP2015049199A (ja) * 2013-09-03 2015-03-16 株式会社東芝 発表データ蓄積システム、表示装置、発表データ提供方法、及びプログラム
JP2018191231A (ja) * 2017-05-11 2018-11-29 Necネッツエスアイ株式会社 災害対応検証システム
CN113459399A (zh) * 2020-03-31 2021-10-01 住友重机械工业株式会社 管理装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005080169A (ja) * 2003-09-03 2005-03-24 Sony Corp 監視システム、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
JP2007048141A (ja) * 2005-08-11 2007-02-22 Toshiba Corp プラント監視システムおよびその監視方法
JP2007072602A (ja) * 2005-09-05 2007-03-22 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 操作履歴蓄積用再生映像抽出装置、操作履歴蓄積用再生映像抽出方法、操作履歴蓄積装置及び操作履歴蓄積方法
JP4602206B2 (ja) * 2005-09-05 2010-12-22 日本電信電話株式会社 操作履歴蓄積用再生映像抽出装置及び操作履歴蓄積用再生映像抽出方法
JP2010271850A (ja) * 2009-05-20 2010-12-02 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp 鉄鋼プラントシステムのデータ収集方法及びデータ収集装置
JP2012138836A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Fujitsu Ltd 動体検知装置及び動体検知プログラム
JP2015049199A (ja) * 2013-09-03 2015-03-16 株式会社東芝 発表データ蓄積システム、表示装置、発表データ提供方法、及びプログラム
JP2018191231A (ja) * 2017-05-11 2018-11-29 Necネッツエスアイ株式会社 災害対応検証システム
CN113459399A (zh) * 2020-03-31 2021-10-01 住友重机械工业株式会社 管理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2020057355A1 (zh) 一种三维建模的方法及其装置
WO2020057346A1 (zh) 视频监控方法及装置、监控服务器及视频监控***
CN100446568C (zh) 视频监控设备及方法
JPH11266487A (ja) インテリジェント遠隔監視システムおよび記録媒体
KR101215199B1 (ko) 정보 처리 시스템, 정보 처리 장치 및 정보 처리 방법 및 기록 매체
US20150091737A1 (en) Remote visual and auditory monitoring system
US20040032494A1 (en) Object-detection-condition modifiable object detection method and object detection apparatus using the method
WO2006112921A1 (en) Video image processing appliance manager
US9732604B2 (en) Remote visual and auditory monitoring system
JP2007272768A (ja) 映像監視システム、監視映像の異常検出方法及び監視映像の異常検出プログラム
CN104092976A (zh) 实现环境设备监控***报警与视频监控***联动的方法
JP2003204517A (ja) 監視システム
Fawzi et al. Embedded real-time video surveillance system based on multi-sensor and visual tracking
KR100793233B1 (ko) 기기 정보 수정 방법
JP2009200757A (ja) 映像データ処理装置、プログラム及び方法
JP4637564B2 (ja) 状態検知装置、状態検知方法、プログラムおよび記録媒体
WO2017049474A1 (zh) 一种拍摄方法以及智能手环
KR20070044610A (ko) 비디오 카메라를 이용한 실시간의 파랑 및 해안선 변화의정보 추출 시스템
KR200429319Y1 (ko) 수중생태 관찰시스템
JP2004146959A (ja) デジタル監視レコーダ
JP2003202921A (ja) プラント運転監視システム
CN111510666A (zh) 一种便于查看的分布式设备智能监控***和方法
JP2007013237A (ja) 動物検知システム
JP2006050435A (ja) 監視システム
JP2003163923A (ja) 監視システム