JP2003203508A - 車両用前照灯 - Google Patents

車両用前照灯

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JP2003203508A JP2002001430A JP2002001430A JP2003203508A JP 2003203508 A JP2003203508 A JP 2003203508A JP 2002001430 A JP2002001430 A JP 2002001430A JP 2002001430 A JP2002001430 A JP 2002001430A JP 2003203508 A JP2003203508 A JP 2003203508A
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    • F21S41/00Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps
    • F21S41/20Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by refractors, transparent cover plates, light guides or filters
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インナーパネルが回り込み部を有する構造に
おいて、有効発光面積を拡大できる車両用前照灯の提供
を図る。提供を図る。 【解決手段】 インナーパネル15はリフレクタ14の
前面周縁から車両側方または車両上方に回り込むように
車両後方へ延在された回り込み部22を有する構造にお
いて、インナーパネル15を裏面反射層23を有する透
明な導光部材で構成し、リフレクタ14に光源バルブ1
3の照射光を回り込み部22の前端部22aに向けて反
射させる導光用反射部24を設けることで、回り込み部
22を発光可能とした。そのため、灯具の有効発光面積
が拡大する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用前照灯に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用前照灯には、ハウジング
と、このハウジングに組み付けられて該ハウジングとの
間に灯室を形成するアウターレンズと、前記灯室内に設
けられ光源バルブの照射光を所定配光方向に反射するリ
フレクタと、前記ハウジングと前記リフレクタとの間の
隙間を隠すインナーパネルと、を備えて構成されるもの
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、この種の車両用
前照灯は車両前端から車両側方または車両上方への回り
込み量が大きくなる傾向にあり、これに伴ってインナー
パネルの回り込み量も大きくなる傾向にある。このイン
ナーパネルの回り込み部は光源バルブからの直接光が届
かない範囲であるため、従来の車両用前照灯にあっては
発光面であるリフレクタに対して非発光である回り込み
部の割合いが大きくなり、灯具全体としてみると有効発
光面積の割合が小さくなってしまう。
【0004】本発明はこのような従来技術を背景に為さ
れたものであって、インナーパネルが回り込み部を備え
る構造において有効発光面積を拡大できる車両用前照灯
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明にあ
っては、ハウジングとアウターレンズとにより形成され
た灯室に、光源バルブと、該光源バルブの照射光を所定
配光方向に反射するリフレクタと、前記リフレクタとハ
ウジングとの間を隠すインナーパネルと、を備え、前記
インナーパネルは前記リフレクタの前面周縁から車両側
方または車両上方に回り込むように車両後方へ延在され
た回り込み部を有する構造の車両用前照灯において、少
なくとも前記インナーパネルの回り込み部を導光部材で
構成し、前記リフレクタに、前記光源バルブの照射光を
前記インナーパネルの回り込み部の前端部に向けて反射
して導光させる導光用反射部を設けることで、前記回り
込み部を発光可能としたことを特徴とするものである。
【0006】請求項2記載の発明にあっては、請求項1
記載の車両用前照灯において、前記インナーパネルの回
り込み部の前端部に、該回り込み部の前端部に導光され
た光を該回り込み部の後部側に向けて反射させる反射層
を設けたことを特徴とするものである。
【0007】請求項3記載の発明にあっては、請求項1
または2記載の車両用前照灯において、前記回り込み部
の前端部の裏面側に、補助光源を設けたことを特徴とす
るものである。
【0008】請求項4記載の発明にあっては、請求項1
〜3のいずれか1項記載の車両用前照灯において、前記
導光用反射部を前記リフレクタの反射面の基本配光面内
に部分的に設けたことを特徴とするものである。
【0009】請求項5記載の発明にあっては、請求項1
〜3のいずれか1項記載の車両用前照灯において、前記
光源バルブの照射光の一部を遮断して前記リフレクタの
反射面に非照射範囲を形成するシェードを備える構造で
あって、前記非照射範囲内に前記導光用反射部を設け、
前記シェードに前記光源バルブの照射光を前記導光用反
射部のみへ透過させるスリットを設けたことを特徴とす
るものである。
【0010】請求項6記載の発明にあっては、請求項1
〜5のいずれか1項記載の車両用前照灯において、前記
インナーパネルの回り込み部に裏面反射層を設けたこと
を特徴とするものである。
【0011】なお、本明細書中において回り込み部の前
端部とは、回り込み部の前端から中間部までの回り込み
部の前端近傍部分を意味する。
【0012】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、導光部材
で構成されるインナーパネルの回り込み部に導光用反射
部を介して積極的に導光して、該回り込み部を発光させ
ることができる。つまり、構造上、光源バルブの直接が
届かずに影となってしまうインナーパネルの回り込み部
が発光面となり、有効発光面積が拡大する。
【0013】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加え、回り込み部の前端部の反射層の
存在により、回り込み部に前端部に導光された光が該前
端部からそのまま漏洩して回り込み部の前端部と後部で
の明暗ができてしまうようなことを防止でき、回り込み
部でのより均一な発光を実現できる。
【0014】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2記載の発明の効果に加え、必要に応じて補助光源
によってインナーパネルの回り込み部の輝度を調整でき
る。このとき、補助光源が回り込み部の前端部に配設さ
れているので、補助光源の照射光を反射層を介して回り
込み部の後部側に向かう光と略同一方向へ照射でき、回
り込み部の形状設計が容易となる。しかも、補助光源は
回り込み部の裏面側に設けられているため外部から視認
しにくく、灯具の見栄えが向上する。
【0015】請求項4記載の発明によれば、リフレクタ
の基本配光面内に部分的に導光用反射部を設けたため、
フード部を備えずリフレクタの反射面全面を利用して配
光するような場合であっても、請求項1〜3の発明を具
現化することができる。
【0016】請求項5記載の発明によれば、前記光源バ
ルブの照射光の一部を遮断して前記リフレクタの反射面
内に非照射範囲を形成するシェードを設けた構造、例え
ば、ロービーム用にリフレクタの反射面内に非照射範囲
を形成しなくてはならない構造であっても、非照射範囲
内の導光用反射部およびシェードのスリットによって請
求項1〜3記載の発明を具現化することができる。この
とき、非照射範囲を利用して回り込み部に導光するた
め、従来不使用であった光を有効に利用回収でき、同一
光源で高輝度を達成できる。
【0017】請求項6記載の発明によれば、請求項1〜
5のいずれか1項記載の発明の効果に加え、消灯時には
裏面反射層がダミー反射面として回り込み部の裏側を透
視不可能とする一方、点灯時には裏面反射層が回り込み
部に導光された光を裏側に漏洩するを防止する。そのた
め、消灯時には回り込み部の見栄えが向上するととも
に、点灯時には回り込み部の輝度がさらに高まる。
【0018】なお、消灯時に回り込み部の裏側を視認不
可能とするためには、この請求項6記載の発明の他に、
アウターレンズの裏面にインナーパネルからの光を拡
散する拡散手段を設ける、アウターレンズとインナー
パネルとの間にインナーパネルからの光を拡散する拡散
手段を有するインナーレンズを設ける、インナーパネ
ルの表面に所定方向に偏向配光するプリズムシートを貼
る、インナーパネルを不透明な導光部材として構成す
る、などの例がありデザインなどの要求に合わせて適宜
選択可能であるが、特に、請求項6記載の発明にあって
は、裏面反射層がダミー反射面として機能することで、
奥行感、透明感を備える商品価値の高い灯具を提供でき
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
もとに説明する。
【0020】第1実施形態:図1〜図3は本発明の車両
用前照灯の第1実施形態を示すものである。この車両用
前照灯10は、車体前端部に取り付けられる図示せぬハ
ウジングと、該ハウジングに組み合わされて該ハウジン
グとの間に灯室11を形成するアウターレンズ12と、
灯室11内に配される光源バルブ13およびリフレクタ
14およびインナーパネル15を備えて構成されてい
る。
【0021】アウターレンズ12は、素通しレンズで構
成され、配光機能はリフレクタ14に付与されている。
なお、リフレクタ14に配光機能が付与されない場合に
はアウターレンズ12の裏面にレンズカット部を設けて
配光してもよい。
【0022】リフレクタ14は、図示せぬ玉継手および
上下エイミング手段および左右エイミング手段からなる
エイミング機構を介してハウジングに支持されており、
これにより車体組付時にはリフレクタ14の光軸を調節
できるようになっている。
【0023】このリフレクタ14の反射面18は、回転
楕円面または自由曲面などで形成され光源バルブ13か
らの照射光を所定配光方向(この例ではハイビーム配光
方向)に向けて反射する基本配光面18aと、フード部
16の内面の補助反射面18bと、を備えて構成されて
いる。
【0024】インナーパネル15は、リフレクタ14と
ハウジングとの隙間を隠す基本機能を有するものであ
り、車両後方に向けて上傾斜した灯室形状に合わせて、
リフレクタ14の前面下縁から車両前方に延在する前方
突出部21と、リフレクタ14の前面上縁から車両上方
側に回り込んで車両後方に延在する回り込み部22と、
を備えている。
【0025】そして、この実施形態のインナーパネル1
5は、上記基本機能に加えて回り込み部22を発光させ
るべく透明なアクリル樹脂などの導光部材として構成さ
れていて、少なくともリフレクタ14の反射面18に臨
んで位置することとなる回り込み部22の前端部22a
から導光して、該回り込み部22が発光するようになっ
ている。なお、インナーパネル15には、アルミ蒸着ま
たは銀色塗装などによる裏面反射層23が設けられ、こ
の裏面反射層23がダミー反射面としてインナーパネル
15の裏側を隠している。
【0026】リフレクタ14の下フード部16bは、回
り込み部22の前端部22aから積極的に導光するため
に、光源バルブ13の照射光を回り込み部22の前端部
22aに向けて反射すべく角度設定されてその内面全体
が導光用反射部24となっている。
【0027】回り込み部22の前端部22aには、該導
光用反射部24からの反射光をより導光しやすくすべく
前記導光用反射部24からの反射光の入射角がより直角
に近づくように面設定された導光面25が設けられてい
る。また、同じく回り込み部22の前端部22aには、
導光面25から回り込み部22前端部22aに導光され
た光を漏洩させることなく効率的に回り込み部22後部
22b側に向けて変向させるべく前端反射層26が設け
られている。
【0028】そして、前端反射層26で反射された光
は、回り込み部22の前端部22aから後部22bに向
けて導かれ、回り込み部22の表面に形成された複数の
レンズカット面27、27、27・・で車両前方の所定
配光方向に向けて反射するようになっている。
【0029】また、回り込み部22の前端部22aに
は、光路を遮らない位置に、回り込み部22の後部22
側に指向する補助光源としてのLED28が複数配設さ
れていて、このLED28が回り込み部22の発光量を
補完している。ここで、このLED28は、回り込み部
22の裏面側に位置することで外部から視認しにくくな
っていて、しかも、前端反射層26の後方に位置するこ
とで前端反射層26の後ろに隠れるようになっている。
【0030】以下、このように構成された第1実施形態
の車両用前照灯10の作用を光路に沿って説明する。
【0031】光源バルブ13の照射光の大部分は、リフ
レクタ14の反射面18の基本配光面18aで反射され
て車両前方の所定配光方向に向かい、光源バルブ13の
照射光の一部は、直接または導光用反射部24で反射さ
れ、導光面25から回り込み部22の前端部22aに導
光される。
【0032】導光面25から導光された光は、前端反射
層26で反射された後、LED28の照射光と共に回り
込み部22の前端22aから後部22bに向けて導びか
れ、さらにレンズカット面27、27、27・・・で反
射されて車両前方の所定配光方向に向かう。
【0033】以上のようにこの第1実施形態の車両用前
照灯10によれば、インナーパネル15が回り込み部2
2を有する構造において、前記インナーパネル15を導
光部材で構成し、光源バルブ13の照射光を回り込み部
22の前端部22aに向けて反射して導光させる導光用
反射部24を設けたため、回り込み部22に光源バルブ
13の照射光を積極的に導光して該回り込み部22を発
光させることができる。つまり、構造上、光源バルブ1
3からの直接光が届かずに影となってしまう回り込み部
22が発光面となり、図1に示すように、灯具全体に対
する有効発光面積を拡大することができる。これに伴
い、対向車および歩行車からの視認性に優れた灯具とな
る。
【0034】また、この実施形態では、リフレクタ14
のフード部16bを利用して導光用反射部24を形成し
たため、従来は利用していなかった光を有効に回収利用
できる。そのため、同一光源を用いても灯具として高輝
度化することができる。
【0035】また、この第1実施形態の車両用前照灯1
0によれば、回り込み部22の前端部22aの前端反射
層26が、前端部22aから光がそのまま漏洩して前端
部22aと後部22bと間に明暗ができてしまうような
ことを防止するため、回り込み部22での均一な発光を
実現できる。
【0036】また、この第1実施形態の車両用前照灯1
0によれば、回り込み部22の前端部22aに補助光源
としてのLED28を設けたことで、回り込み部22の
輝度を調整できる。このとき、LED28が回り込み部
22の前端部22aに配設されることで、LED28の
照射光を前端反射層26から回り込み部22後部22b
に向かう反射光と略同一方向に設定できるため、回り込
み部22のレンズカット面27、27、27、・・・の
形状設計が容易となる。そして、そのような構造であり
ながらも、LED28は回り込み部22の裏面側に位置
するので外部から視認しにくく、灯具の見栄えを損なわ
ない。
【0037】しかも、この第1実施形態の車両用前照灯
10によれば、LED28が前端反射層26の後方に位
置するため、車両前方からある程度距離をおいて灯具を
見た場合にはLED28は完全に前端反射層26に隠
れ、灯具の見栄え向上につながる。
【0038】また、この第1実施形態の車両用前照灯1
0によれば、裏面反射層23が、消灯時にはダミー反射
面として回り込み部22裏側を透視不可能とする一方、
点灯時には回り込み部22裏側への光の漏洩を防止す
る。そのため、消灯時には回り込み部22の見栄えが向
上し、点灯時には回り込み部22の輝度が向上する。
【0039】なお、インナーパネル15の回り込み部2
2からの発光をより均一にしたい場合には、アウターレ
ンズ12の裏面の回り込み部22に対応する位置に回り
込み部22からの照射を拡散する拡散部を設けたり、ま
たは、アウターレンズ12と回り込み部22との間に、
回り込み部22からの照射を拡散する拡散部を有するイ
ンナーレンズを設けてもよいものとする。
【0040】第2実施形態:図4および図5は第2実施
形態を示すものである。なお、第1実施形態と同様の構
成については同一の符号を付し、構成・作用効果の説明
を省略する。
【0041】第2実施形態の車両用前照灯30は、リフ
レクタ14の反射面18の基本配光面18a内に部分的
に複数の導光用反射部31、31を設けた点で第1実施
形態と異なっている。この導光用反射部31は、図5に
示すように基本配光面18aに設けられた凹部32の底
面として形成されていて、該凹部32の側面33はグレ
ア光を生成しないように光源バルブ13の直射光に対し
て影となるように反り傾斜している。
【0042】このような第2実施形態の車両用前照灯3
0によれば、リフレクタ14の反射面18全面を利用し
て配光するような場合、つまり、ハイビーム配光のよう
な場合であっても、第1実施形態と同様の効果を得るこ
とができる。
【0043】また、この第2実施形態の車両用前照灯3
0によれば、リフレクタ14の外縁形状を変更すること
なく導光用反射部31を形成できるため、リフレクタ1
4外縁形状および該リフレクタ14外縁形状に合わせて
設計されるインナーパネル15の外縁形状を変更する必
要がなく、既存のデザインの車両用前照灯をそのまま流
用して本発明の車両用前照灯に比較的低コストで変更で
きる。
【0044】第3実施形態:図6〜図7は第3実施形態
を示すものである。なお、第1,第2実施形態と同様の
構成については同一符号を付し説明を省略する。この第
3実施形態の車両用前照灯40は、ロービーム用に、光
源バルブ13からの下方照射を遮断してリフレクタ14
の反射面18の下部を非照射範囲とする下方照射遮断部
42を有するシェード41を備えた例である。
【0045】この実施形態では、リフレクタ14の非照
射範囲に導光用反射部44、44が設けられており、シ
ェード41の下方照射遮断部42に光源バルブ13の照
射光を各導光用反射部44、44にのみに透過させるス
リット43、43が設けられている。また、この実施形
態では、反射面18と導光用反射部44との面形状差を
による見栄え低下を防ぐべくこれら反射面18と導光用
反射部44とを滑らかに繋ぐ除変部45が設けられてい
る。
【0046】この第3実施形態によれば、シェード41
でリフレクタ14の反射面18下部への照射を遮るロー
ビーム用の構造であっても、非照射範囲の導光用反射部
44、44およびシェード41のスリット43、43に
よって第1,2実施形態と同様の効果を得られる。この
とき、非照射範囲を利用するため、従来不使用であった
光を有効に利用回収でき、同一光源で高輝度を達成でき
る。
【0047】また、この第3実施形態によれば、スリッ
ト43によって導光用反射部44の近傍には照射光が及
ばないため、グレア光を発生させることなく反射面18
と導光用反射部44とを滑らかに繋ぐ除変部45を設け
ることができ、見栄えをさらに向上させることができ
る。
【0048】なお、シェードのスリットは、この実施形
態のように光源バルブ43と別体でシェード41が設け
られた例に限られず、H4バルブなどのように光源バル
ブ自体にシェードが設けらたものであっても適用でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の車両用前照灯の概略縦
断面図。
【図2】同車両用前照灯のインナーパネルの概略形状を
示す斜視図。
【図3】同車両用前照灯の要部を示す拡大断面図。
【図4】本発明の第2実施形態の車両用前照灯の要部斜
視図。
【図5】図4中A−A線に沿う断面図。
【図6】本発明の第3実施形態の車両用前照灯の要部断
面図。
【図7】同車両用前照灯に用いるシェードの下面図。
【符号の説明】
10 車両用前照灯 11 灯室 12 アウターレンズ 13 光源バルブ 14 リフレクタ 15 インナーパネル 18 反射面 18a 基本配光面 22 回り込み部 22a 回り込み部の前端部 22b 回り込み部の後部 23 裏面反射層 24 導光用反射部 26 前端反射層(反射層) 28 LED(補助光源) 30 車両用前照灯 31 導光用反射部 40 車両用前照灯 41 シェード 43 スリット 44 導光用反射部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングとアウターレンズとにより形
    成された灯室に、光源バルブと、該光源バルブの照射光
    を所定配光方向に反射するリフレクタと、リフレクタお
    よびハウジングの間を隠すインナーパネルと、を備え、
    前記インナーパネルは前記リフレクタの前面周縁から車
    両側方または車両上方に回り込むように車両後方へ延在
    された回り込み部を有する構造の車両用前照灯におい
    て、 少なくとも前記インナーパネルの回り込み部を導光部材
    で構成し、前記リフレクタに、前記光源バルブの照射光
    を前記インナーパネルの回り込み部の前端部に向けて反
    射して導光させる導光用反射部を設けることで、前記回
    り込み部を発光可能としたことを特徴とする車両用前照
    灯。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用前照灯において、 前記インナーパネルの回り込み部の前端部に、該回り込
    み部の前端部に導光された光を該回り込み部の後部側に
    向けて反射させる反射層を設けたことを特徴とする車両
    用前照灯。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の車両用前照灯に
    おいて、 前記回り込み部の前端部の裏面側に補助光源を設けたこ
    とを特徴とする車両用前照灯。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項記載の車両
    用前照灯において、 前記リフレクタの反射面の基本配光面内に、前記導光用
    反射部を部分的に設けたことを特徴とする車両用前照
    灯。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれか1項記載の車両
    用前照灯において、 前記光源バルブの照射光の一部を遮断して前記リフレク
    タの反射面に非照射範囲を形成するシェードを備える構
    造であって、 前記非照射範囲内に前記導光用反射部を設け、前記シェ
    ードに前記光源バルブの照射光を前記導光用反射部のみ
    へ透過させるスリットを設けたことを特徴とする車両用
    前照灯。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項記載の車両
    用前照灯において、 前記インナーパネルの回り込み部に裏面反射層を設けた
    ことを特徴とする車両用前照灯。
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Cited By (12)

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