JP2003202023A - 玉軸受および軸受装置 - Google Patents

玉軸受および軸受装置

Info

Publication number
JP2003202023A
JP2003202023A JP2002001811A JP2002001811A JP2003202023A JP 2003202023 A JP2003202023 A JP 2003202023A JP 2002001811 A JP2002001811 A JP 2002001811A JP 2002001811 A JP2002001811 A JP 2002001811A JP 2003202023 A JP2003202023 A JP 2003202023A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cage
outer ring
bearing
crown
grease
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002001811A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Ishiwada
博 石和田
Mamoru Aoki
護 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2002001811A priority Critical patent/JP2003202023A/ja
Publication of JP2003202023A publication Critical patent/JP2003202023A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/66Special parts or details in view of lubrication
    • F16C33/6603Special parts or details in view of lubrication with grease as lubricant
    • F16C33/6607Retaining the grease in or near the bearing
    • F16C33/6614Retaining the grease in or near the bearing in recesses or cavities provided in retainers, races or rolling elements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/38Ball cages
    • F16C33/41Ball cages comb-shaped
    • F16C33/412Massive or moulded comb cages, e.g. snap ball cages
    • F16C33/414Massive or moulded comb cages, e.g. snap ball cages formed as one-piece cages, i.e. monoblock comb cages
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/02Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
    • F16C19/04Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly
    • F16C19/06Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly with a single row or balls

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】潤滑剤を溝封入とし、冠形保持器を備えた軸受
装置において、回転トルクやその変動が小さく、回転精
度の高い軸受装置を提供することである。 【解決手段】潤滑剤を溝封入とし、冠形保持器5を備え
る軸受1を二個組合わせてなる軸受装置で、内輪2の保
持器ポケット反開口側端面2bから予圧を印加すると共
に、外輪3の保持器ポケット開口側端面3bから予圧を
印加し、保持器の端面にはグリース堆積供給部5hを切
欠き形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばハードディ
スクドライブ装置(HDD:Hard Disk Driveともい
う)、ビデオテープレコーダ(VTR:Video Tape Re
corderともいう)、レーザービームプリンタ(LBP:
Laser Beam Printer)等に用いられる小型モータ用玉
軸受に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記の装置等に組み込まれる玉軸
受は、図26に示すように、一対の組み合せ軸受10
0,100により構成され、組み合せの方向は、特には
決められておらず、発塵のしやすい保持器200の開口
側201を向い合せ、軸受ユニットとしての外部への発
塵を低減するように配置がされるのが一般的である。図
中300は軸(シャフト)、400は軸受100,10
0間に挿入されている間座を示す。また、今日では製品
の輸送時における耐揺動性(耐フレッチング性ともい
う)の向上を図るべく、軸受に封入される潤滑剤は、従
来の保持器乗せから溝封入とするのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この形
態の装置を回転させた場合、溝に潤滑剤が封入されてい
る為、回転トルクやその変動が大きく、また、回転に同
期しない振動(NRROともいう)が大きくなるといっ
た問題がある。これを図27に示す他の従来技術に基い
て説明する。すなわち、外輪101の反接触角側に溜ま
ったグリースGが、玉600に巻き込まれ玉600の自
転方向に移動し、そのグリースGが冠形保持器200に
掻き取られ、掻きとったグリースGが保持器端面側(ポ
ケット反開口側)202の外径部に溜まり山になり、外
輪101側のグリースGと接触することにより大きな抵
抗になるため、トルクが大きくなる。また、一旦掻き取
ったグリースGも玉600に巻き込まれ易く、トルクが
不安定で大きくなる。本発明は、従来技術の有するこの
ような問題点に鑑みなされたもので、その目的とすると
ころは、回転トルクやその変動が小さく、回転精度の高
い玉軸受および軸受装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に本発明がなした技術的手段は、外輪と内輪との間に冠
形保持器を介して複数個の転動体が組み込まれ、保持器
反開口側の内輪および保持器開口側の外輪に予圧が印加
された玉軸受において、保持器端面にグリース堆積供給
部を設けた玉軸受としたことである。ここで、外輪溝肩
位置を基準としたときのグリース堆積供給部位置をS、
玉径をDaとしたとき、S≦20%×Daの式を満足す
るのが好ましい。また、軸方向一端面と軸方向他端面と
の間に、保持器組込み方向を判別可能とする形態を設け
ることもできる。さらに、上記記載の玉軸受を組み込ん
で軸受装置を構成する。また、外輪と、内輪と軸のいず
れか一方との間に、冠形保持器を介して組み込まれる複
数個の転動体を有し、保持器反開口側の内輪又は軸、お
よび保持器開口側の外輪に予圧が印加された軸受装置に
おいて、前記保持器端面にグリース堆積供給部を設けた
ことである。外輪の溝肩位置を基準としたときのグリー
ス堆積供給部位置をS、玉径をDaとしたとき、S≦2
0%×Daの式を満足するのが好ましい。また、軸方向
一端面と軸方向他端面との間に、保持器組込み方向を判
別可能とする形態を設けることもできる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の玉軸受と軸受装置
の一実施形態を図に基づいて説明する。なお、各実施形
態は、本発明の一実施形態にすぎず何等これに限定解釈
されるものではない。また、各実施形態は、外輪回転と
内輪回転のいずれも対応可能である。
【0006】「第一実施形態」図1・図2は本発明玉軸
受の一実施形態を示す。本実施形態では、二個の転がり
玉軸受1,1を、各玉軸受1,1の内輪2,2を軸(シ
ャフト)6の外周に固定して備えると共に、予圧(アキ
シアル荷重)が印加されて組み合わされている軸受装置
の実施の形態を示す。また、本実施形態では、二個の玉
軸受を対で使用した軸受装置の実施形態をもって説明す
るが、玉軸受は二個の組み合わせに限定解釈されるもの
ではない。本実施形態によれば、玉軸受1,1の外輪
3,3間には間座7を配し、保持器ポケット反開口側5
b,5bから内輪2,2に予圧Faoを印加し、外輪
3,3には保持器ポケット開口側5a,5aから予圧が
印加される。なお、この予圧を印加する方法は特に限定
解釈されず設計変更可能である。また、予圧量は適宜必
要・最適な量を設定し限定はされない。転がり玉軸受1
は、外周に内輪軌道溝2aを有する内輪2と、内周に外
輪軌道溝3aを有する外輪3と、該内輪軌道溝2aと外
輪軌道溝3aの間に組み込まれる複数個の転動体4と、
該転動体4を等配に保持する冠形保持器5とから構成さ
れている玉軸受である。また、製品の輸送時における耐
揺動性の向上を図るべく、玉軸受1に封入されるグリー
スGは溝封入(内輪軌道溝2a、外輪軌道溝3aへの封
入)とする。冠形保持器5は、例えば環状の主部5c
と、該主部5cの軸方向片面に設けられた複数のポケッ
ト5dと、該ポケット5dと反対側の片面(端面)5i
にグリース堆積供給部5hを備え、該ポケット5dが主
部5cの軸方向片面に互いに間隔をあけて配置された一
対の爪(弾性片ともいう)5e同士の間に設けられてい
る。グリース堆積供給部5hは、ポケット5d・5d間
に位置する端面5iに設けられており、本実施形態で
は、保持器外径面5gから内径面5fにわたり、端面5
i方向に拡開した平面視台形状の切欠き形状をもって形
成されている。このグリース堆積供給部5hは、保持器
ポケット周縁部によって掻き取られたグリースGを堆積
すると共に、この切欠きから適度なグリースを供給する
役目を担っている。また、本実施形態では、このグリー
ス堆積供給部5hの外輪溝肩位置を基準としたときの切
欠き位置をSとし、玉径をDaとした場合、S≦20%
×Daの式を満足するように調整した。このように切欠
き位置Sを玉径Daの20%以下と設定することによ
り、トルクが低く略一定の値となる。グリース堆積供給
部5hの形状は特に図示形状に限定されず、他の平面視
形状をもって切欠き形成されているものであっても良
く、また本実施形態のように保持器外径面5gから内径
面5fにわたる長さをもって形成されるものに限られ
ず、保持器外径面5gから所望深さに凹設された溝状
(図示省略)に切欠き形成されているものであっても良
く任意である。グリース堆積供給部5hは、本実施形態
では、各ポケット5d・5d間毎の全端面5i位置に一
個ずつ設けるものとしているが、複数個ずつ設けるもの
としてもよく、若しくは各ポケット5d・5d間毎では
なく任意間隔置きのポケット5d・5d間毎に一個乃至
複数個設けるものとしてもよい。
【0007】各軸受1の内外輪2,3間には密封板(本
実施形態ではシールドであるが、接触若しくは非接触の
シールも適用可能である。)9が必要に応じて備えられ
ている。密封板9の構成については特に限定解釈されず
本発明の範囲内で設計変更可能である。転がり軸受1と
しては特に限定されず一般的な構成を採っているが、本
実施形態では、上述の通り、保持器ポケット反開口側5
bの内輪2と保持器ポケット開口側5aの外輪3に予圧
が印加されている玉軸受において、冠形保持器端面5i
にグリース堆積供給部5hを設けた点に特徴的な構成要
素がある。従って、内輪2、外輪3、転動体4の構造は
特に限定解釈されず任意に選択変更可能であるため詳細
な説明は省略する。このように冠形保持器5を組み込ん
だ軸受において、保持器ポケット反開口側5b,5bに
位置する内輪端面2b,2b及び保持器ポケット開口側
5a,5aに位置する外輪端面3b,3bに予圧を印加
することにより、トルクが低く、回転精度の高い軸受装
置が設計可能となる。すなわち、図2に示すように、溝
に封入されたグリースGは反接触角側、特に遠心力によ
り外輪3側に溜まるが、外輪3の反接触角側に溜まった
グリースGは、玉4の回転に伴い、接触角と平行に保持
器端面5i側に移動(移動方向を図中矢印Aで示す)
し、保持器端面5i付近で掻き取られる。そして掻き取
られたグリースGは、端面5iに設けられているグリー
ス堆積供給部5hに堆積するため、適度なグリース供給
を可能とする。また、発塵の問題に対しては、磁性流体
シールを用いる等により解決が可能である。
【0008】以下、第二実施形態乃至第十九実施形態に
ついて説明するが、第一実施形態と相違する点はその軸
受装置形態であり、特徴とする点が保持器5にグリース
堆積供給部5hを設けた点であることは同じである。よ
って、相違する構成について説明するに留め、その他の
構成作用効果は第一実施形態の説明を援用する。
【0009】「第二実施形態」第二実施形態を図3に示
す。本実施形態は、内周に複列の軌道溝10a,10a
を周設した外輪10と、該外輪10の一方の軌道溝10
aに対向する軌道溝6aを外周の一方に周設した軸6
と、該外輪10の他方の軌道溝10aに、軌道溝2aを
対向させて軸6の外周に固定される別体の内輪2と、上
記外輪10の軌道溝10aと軸6の軌道溝6aとの間お
よび外輪10の他方の軌道溝10aと内輪2の軌道溝2
aとの間に夫々冠形保持器5,5を介して組み込まれた
複数個の転動体(玉)4…,4…とにより構成される軸
受装置の一実施形態を示す。そして本実施形態では、図
における軸6の左側を押さえ、右側の別体内輪2の右側
端面2bを押すことにより予圧Faoを印加する。した
がって、この予圧形態は、いわゆるO型となる。冠形保
持器5,5は、そのポケット開口側5a,5a同士が向
き合う方向に組み込まれる。このように、両軸受の冠形
保持器5,5のポケット開口側5a,5a同士が向かい
合うように配置(ポケット5dが互いに向き合う内向き
に配置)された状態で、内輪2の端面2bに予圧Fao
を印加すると、上述した第一実施形態と同様に、外輪1
0の溝10aの反接触角側に溜まったグリースGが、玉
4に巻き込まれ、玉4の自転方向に移動し、そのグリー
スGが冠形保持器5に掻き取られ、掻きとったグリース
Gがグリース堆積供給部5hに溜まる。内輪2、転動体
4、冠形保持器5など各構成部品の詳細な構成・作用効
果にあっては上述した第一実施形態と同一であるため省
略する。
【0010】「第三実施形態」第三実施形態を図4に示
す。本実施形態は、上述した第二実施形態において、軸
6が段付きの形態となった例である。その他の構成およ
び予圧の印加方法、そして本実施形態の作用効果は第二
実施形態と同じである。
【0011】「第四実施形態」第四実施形態を図5に示
す。本実施形態は、内周の一方に軌道溝10aを周設し
た段付きの外輪10と、該外輪10の一方の軌道溝10
aに対向する軌道溝6aを外周の一方に周設した段付き
の軸6と、上記外輪10の軌道溝10aと軸6の軌道溝
6aとの間に冠形保持器5を介して組み込まれた転動体
(玉)4…と、外輪10の段部に別体外輪3を固定する
と共に、内輪2を軸6に固定し、外輪3と内輪2の間に
冠形保持器5を介して複数個の転動体4…を組み込んで
なる単体の玉軸受1により構成される。内輪2、外輪
3、転動体4、冠形保持器5など各構成部品の詳細な構
成・予圧の印加方法および本実施形態の作用効果は前記
実施形態と同じである。
【0012】「第五実施形態」第五実施形態を図6に示
す。本実施形態は、外周に複列の軌道溝6a,6aを形
成した軸6と、該軸6の一方の軌道溝6aに対向する軌
道溝10aを外周の一方に周設した外輪10と、該軸6
の他方の軌道溝6aに対向する外輪10の外周に軌道溝
3aを対向させて固定される別体の外輪3と、上記外輪
10の軌道溝10aと軸6の軌道溝6aとの間および軸
6の他方の軌道溝6aと外輪3の軌道溝3aとの間に夫
々冠形保持器5,5を介して組み込まれた複数個の転動
体(玉)4…,4…とにより構成される。そして本実施
形態では、図における外輪10の左側を押さえ、右側の
別体の外輪3を押すことにより予圧Faoを印加する。
したがって、この予圧形態はいわゆるX型予圧となる。
冠形保持器5,5は、そのポケット反開口側5b,5b
同士が向き合う方向に組み込まれる。このように、両軸
受の冠形保持器5,5のポケット反開口側5b,5b同
士が向かい合うように配置された状態で、外輪10の左
側を押え、右側の別体の外輪3を押すことにより予圧F
aoを印加すると、外輪10の溝10aの反接触角側に
溜まったグリースGが、玉4に巻き込まれ、玉4の自転
方向に移動し、そのグリースGが冠形保持器5に掻き取
られ、掻きとったグリースGがグリース堆積供給部5h
に溜まる。外輪3、転動体4、冠形保持器5など各構成
部品の詳細な構成は前記実施形態と同じである。
【0013】「第六実施形態」第六実施形態を図7に示
す。本実施形態は、第五実施形態において、外輪10が
段付き形態となった例である。その他の構成・予圧の印
加方法および本実施形態の作用効果は第五実施形態と同
じである。
【0014】「第七実施形態」第七実施形態を図8に示
す。本実施形態は、内周の一方に軌道溝10aを周設し
た段付きの外輪10と、該外輪10の一方の軌道溝10
aに対向する軌道溝6aを外周の一方に周設した段付き
の軸6と、上記外輪10の軌道溝10aと軸6の軌道溝
6aとの間に冠形保持器5を介して組み込まれた転動体
(玉)4…と、外輪10の段部に外輪3を固定すると共
に、内輪2を軸6に固定し、外輪3と内輪2の間に冠形
保持器5を介して複数個の転動体4…を組み込んでなる
単体の玉軸受1により構成され、大体の構成は上述した
第四実施形態と同じだが、本実施形態では、冠形保持器
5,5は、そのポケット反開口側5b,5b同士を向い
合わせとなるように配置すると共に、いわゆるX型予圧
を印加(予圧方法は第五実施形態と同じ)している。従
って、本実施形態の作用効果は第五実施形態と同じであ
る。
【0015】「第八実施形態」第八実施形態を図9に示
す。本実施形態は、内周に複列の軌道溝10a,10a
を形成した外輪10と、ストレート形状の軸6と、上記
外輪10の軌道溝10a,10aに、軌道溝2a,2a
を夫々対向するように、該軸6の外周に固着された別体
の内輪2,2と、その外輪10の軌道溝10a,10a
と内輪2,2の軌道溝2a,2aとの間に、夫々冠形保
持器5,5を介して組み込まれる複数個の転動体4…,
4…により構成される。そして本実施形態では、一方の
内輪2を押さえ、他方の内輪2を押すことにより予圧を
印加する。したがって、この予圧形態はいわゆるO型と
なる。冠形保持器5,5は、そのポケット開口側5a,
5a同士が向き合う方向に組み込まれる。内輪2、転動
体4、冠形保持器5など各構成部品の詳細な構成および
本実施形態の作用効果は第二実施形態と同じである。
【0016】「第九実施形態」第九実施形態を図10に
示す。本実施形態は、外周に複列の軌道溝6a,6aを
形成した軸6と、ストレート形状のハウジング14と、
上記軸6の軌道溝6a,6aに、軌道溝3a,3aを夫
々対向するように、該ハウジング14の内周に固着され
た別体の外輪3,3と、その軸6の軌道溝6a,6aと
外輪3,3の軌道溝3a,3aとの間に、夫々冠形保持
器5,5を介して組み込まれる複数個の転動体4…,4
…により構成される。そして本実施形態では、一方の外
輪3を押さえ、他方の外輪3を押すことにより予圧を印
加する。したがって、この予圧形態はいわゆるX型とな
る。冠形保持器5,5は、そのポケット反開口側5b,
5b同士が向き合う方向に組み込まれる。外輪3、転動
体4、冠形保持器5など各構成部品の詳細な構成・本実
施形態の作用効果は第五実施形態と同じである。
【0017】なお、図3〜図10に示した実施形態の予
圧印加方法について説明を追記する。軸6と内輪2、外
輪3と外輪10、あるいは外輪3とハウジング14の部
分は、軸6と内輪2の内径、或いは外輪3と外輪10、
或いは外輪3とハウジング14の間において、以下の二
方法を適用することが可能である。 隙間をもたせて、デットウェイトを乗せ、所定の予圧
を印加した状態で接着固定する。 しめしろをもたせて、圧入により、トルクまたは共振
周波数による剛性のコントロールを行い所定の予圧を印
加する。
【0018】「第十実施形態」第十実施形態を図11に
示す。本実施形態は、直接複列の軌道溝6a,6aを外
周に設けた軸6と、二個の外輪3,3と、該軌道溝6
a,6aと外輪軌道溝3a,3aとの間に、冠形保持器
5,5を介して組み込まれる複数個の転動体4…,4…
と、外輪3,3の間に設けたばね12とで構成される。
本実施形態では、外輪3,3同士が離れる方向にばね1
2で予圧されており(いわゆるO型予圧を形成してい
る)、保持器5,5のポケット開口側5a,5a同士が
向き合う方向に組み込まれる。図中、9は密封板、13
はばね座を示す。このように、両軸受の冠形保持器5,
5のポケット開口側5a,5a同士が向き合うように配
置(ポケット5d,5dが互いに向き合う内向きに配
置)された状態で、外輪端面3b,3bに予圧(O型予
圧)を印加しているため、図12に示すように外輪3の
反接触角側に溜まったグリースGが、玉4に巻き込まれ
玉4の自転方向に移動し、そのグリースGが保持器5に
掻き取られ、掻きとったグリースGが保持器5のグリー
ス堆積供給部5hに溜まり安定する。
【0019】「第十一実施形態」第十一実施形態を図1
3に示す。本実施形態では、軸6に二個の玉軸受1,1
を挿入し、圧入あるいは接着により固定し、外輪3,3
同士を離れる方向にその間に組込んだばね12により予
圧している。いわゆるO型予圧にしており、両軸受の冠
形保持器5,5のポケット開口側5a,5a同士が向き
合うように配置(ポケット5d,5dが互いに向き合う
内向きに配置)されているため、第十実施形態と同様の
作用効果を有する。また、本実施形態では、密封板9が
ばね座を兼用し、低コスト、小型化を図っているが、別
途ばね座を配置するものとすることも可能である。な
お、軸受1は、内輪2、外輪3、転動体4、冠形保持器
5、密封板9からなる玉軸受で、特に限定されない。図
中15は接着用の溝である。
【0020】「第十二実施形態」第十二実施形態を図1
4に示す。本実施形態は、第十一実施形態と異なり、大
きさの異なる二個の軸受1,1が、軸6に圧入あるいは
接着により固定されており、外輪3,3同士が離れる方
向にばね座13を介してばね12により予圧されてい
る。その他の構成および作用効果は第十一実施形態と同
様である。
【0021】「第十三実施形態」第十三実施形態を図1
5に示す。本実施形態では第十二実施形態と異なり、密
封板9がばね座を兼用している。この場合は別にばね座
を必要としないため、低コスト化が図れる。その他の構
成・作用効果は第十二実施形態と同様である。
【0022】「第十四実施形態」第十四実施形態を図1
6に示す。本実施形態は、複列の軌道溝6a,6aが外
周に形成された軸6と、段付きのハウジング14と、ハ
ウジング14の内周に固着された別体の外輪3,3と、
該外輪3,3の軌道溝3a,3aと軸6の軌道溝6a,
6aとの間に冠形保持器5,5を介して組み込まれる複
数個の転動体4…,4…により構成され、軽圧入した外
輪3,3同士が近づく方向にX型予圧を与えながら、外
輪3,3をハウジング14に接着固定している。両列の
冠形保持器5,5は、そのポケット反開口側5b,5b
同士が向き合う外向きに配置されている。このように、
両軸受の冠形保持器5,5のポケット反開口側5b,5
b同士が向き合うように配置された状態で、外輪3,3
同士が近づく方向にX型予圧を印加しているため、外輪
3の反接触角側に溜まったグリースGが、玉4に巻き込
まれ玉4の自転方向に移動し、そのグリースGが冠形保
持器5に掻き取られ、掻きとったグリースGが保持器5
のグリース堆積供給部5hに溜まり安定する。
【0023】「第十五実施形態」第十五実施形態を図1
7に示す。本実施形態は、段付きのハウジング14と、
軌道溝6aが外周の一方に形成された軸6と、該軌道溝
6aと対向してハウジングの一方の内周に固着された別
体の外輪3と、該外輪3の軌道溝3aと軸6の軌道溝6
aとの間に冠形保持器5を介して組み込まれる複数個の
転動体4…と、内輪2・外輪3・転動体4・冠形保持器
5・密封板9とからなる玉軸受1により構成され、外輪
3,3同士が近づく方向にX型予圧を与えながら、外輪
3,3をハウジング14に接着固定している。内輪2は
圧入若しくは接着固定する。両列の冠形保持器5,5
は、そのポケット反開口側5b,5b同士が向き合う外
向きに配置されている。本実施形態では、別体の外輪3
と軸6の外周との間にわたって密封板(シールド)9が
両側に配設されている。本実施形態の作用効果は、第十
四実施形態と同じである。
【0024】「第十六実施形態」第十六実施形態を図1
8に示す。本実施形態は、軌道溝6aが外周の一方に形
成された軸6と、該一方の軌道溝6aと対向して配した
外輪3と、該軌道溝6aと外輪3の軌道溝3aとの間
に、冠形保持器5を介して組み込まれる複数個の転動体
4…と、内輪2と外輪3と、該外輪3と内輪2との間に
冠形保持器5を介して組み込まれる複数個の転動体4…
とからなり、内輪2を軸6に固定して備えられる玉軸受
1と、外輪3,3の間に設けたばね12とで構成され、
該ばね12により外輪3,3間を離間する方向に予圧が
印加される。内輪2は圧入若しくは接着固定する。冠形
保持器5,5は、そのポケット開口側5a,5aが対向
する内向きに配置される。本実施形態のその他の構成お
よび作用効果は第十実施形態と同じである。
【0025】「第十七実施形態」第十七実施形態を図1
9に示す。本実施形態は、軸6とハウジング14と二個
の内輪2,2、外輪3,3と内輪軌道溝2a,2aと外
輪軌道溝3a,3aとの間に冠形保持器5を介してなる
複数個の転動体4…,4…と、内輪2,2の間に設けら
れたばね12により構成される。本実施形態では、内輪
2,2同士が離れる方向にばね12により予圧されてお
り(いわゆるX型予圧を形成している)、保持器5,5
のポケット反開口側5b,5b同士が向き合う方向に組
み込まれている。その他作用効果は、第五実施形態と同
じである。
【0026】「第十八実施形態」第十八実施形態を図2
0に示す。本実施形態は、内周に複列の軌道溝10a,
10aを周設した外輪10と、該外輪10の一方の軌道
溝10aに対向する軌道溝6aを外周の一方に周設さ
せ、更に段部6bを設けた軸6と、該外輪10の他方の
軌道溝10aに、軌道溝2aを対向させて軸6の外周に
固定される別体の内輪2と、上記外輪10の軌道溝10
aと軸6の軌道溝6aとの間および外輪10の他方の軌
道溝10aと内輪2の軌道溝2aとの間に夫々冠形保持
器5,5を介して組み込まれた複数個の転動体(玉)4
…,4…と、別体の内輪2と軸の段部6bとの間に設け
られたばね12により構成される。本実施形態では、別
体内輪2と軸6の段部6bが離れる方向にばね12によ
り予圧されており(いわゆるX型予圧を形成してい
る)、保持器5,5のポケット反開口側5b,5b同士
が向き合う方向に組み込まれている。その他作用効果
は、第五実施形態と同じである。
【0027】「第十九実施形態」保持器ポケット反開口
側5bの内輪2若しくは保持器開口側5aの外輪3から
予圧Faoを印加させるためには、軸受1を軸6に組み
付ける際に冠形保持器5の組込み方向が判っていなけれ
ばならない。特に、密封板9を配設してなるものにあっ
ては、冠形保持器5の組込み方向が外観から判別し難
い。そこで、図21に示すように、軸方向(図21
(a)の左右方向)の一端面1aと他端面1bとの間
に、上記保持器5の組込み方向を外観から容易に判別可
能とする形態(差異)を設けるのが好ましい。この様に
両端面1a,1b同士の間に差異を設けるには、例えば
次の構成が代表例として挙げられる。このような保持器
組込み方向判別形態は、上述した第一実施形態乃至第十
八実施形態の各実施形態の全て若しくは任意の実施形態
に適宜選択可能である。以下、この保持器組込み方向判
別構成およびその作用効果について説明する。
【0028】例えば、図21(b)に示す様に、内輪2
と外輪3の一方又は双方の片端面2b,3bにのみ、保
持器組込み方向を示すマーク11,11を付する事が考
えられる。このマーク11,11は、例えば保持器ポケ
ット開口側5aの軸受内輪端面2cと外輪端面3bに付
する。このように保持器ポケット開口側5aの軸受内輪
端面2cと外輪端面3bにマーク11,11を付するこ
とで、該マーク11,11の付されている端面が保持器
ポケット開口側5aを示すこととなり、簡単かつ瞬時に
保持器組込み方向が判別できる。また、このマーク11
は、図示例とは逆に、保持器5のポケット反開口側5b
の軸受内輪端面2bと外輪端面3cに付することもで
き、このようにすることで、マーク11,11の端面側
がポケット反開口側5bであることが確認できる。マー
ク11の一例として、図21では×印としたが、これは
単なる例示にすぎず限定されるものではなく、任意に選
択可能である。マーク11は、別途形成したものを貼設
したり、端面に直接刻設してもよく、また平面状・突状
に設けるものとしてもよく、さらにその数量・位置も任
意である。また、マーク11は、いずれか一方の端面2
b等にのみ設けるものとすることも出来る。さらに、こ
のマーク11は、保持器ポケット開口側5a若しくは反
開口側5bのいずれかに対向する密封板9に付すものと
してもよく、上述した構成と同様に保持器の組込み方向
が瞬時に判別可能である。
【0029】また、密封板9,9の色彩や材質等を変え
ることにより、軸受一端側と他端側の密封板9,9の構
成を変える事によっても、冠形保持器5の組込み方向を
外観で判別自在とすることもできる。例えば、双方の密
封板9,9の色や模様を変えたり、また、一方の密封板
9を合成樹脂やゴム製とし、他方の密封板9を鋼材とす
ることでも判別可能である。また、合成樹脂製とする場
合、透明の材質を用いれば密封板を透かして冠形保持器
5の組込み方向が確認できる。例えば、上述した第十六
実施形態(図18)で図示したように、密封板の形状・
大きさなどを変えることによって判別可能とすることも
出来る。また、例えば図13,14,15に示すような
軸6に玉軸受1を組み込む場合には、上述のように密封
板9を軸受1の両端に装着するのではなく、密封板9を
軸受端面のいずれか一方にのみ装着するものとすれば、
冠形保持器5の組込み方向を外観から判別可能とするこ
ともできる。すなわち、冠形保持器5のポケット反開口
側5bに位置する軸受端面若しくは保持器5のポケット
開口側5aに位置する軸受端面にのみ密封板9を装着す
るものとすれば、密封板9装着側が保持器ポケット開口
側5a(若しくは保持器反開口側5b)となり、冠形保
持器5の組込み方向が容易に判別可能となる。更に、上
記内輪2と外輪3の一方又は双方の軸方向端縁部に切り
欠き等の凹凸を形成して差異を設ける事としても保持器
組込み方向の判別が可能である。これによれば、HDD
を組み立てる為の自動機が、上記切り欠き等の凹凸によ
り保持器5の組込み方向を判別しつつ、所定方向に組み
付ける様に構成する事もできる。
【0030】シール付転がり軸受の製造過程で、保持器
組込み方向に応じて上記両端面同士の間に差異を設ける
事は、特に面倒な作業を行なう事なく、容易且つ確実に
行なえる。上述のように構成されるシール付玉軸受の場
合には、保持器組込み方向が外観から簡易かつ確実に判
別可能であるため、保持器組込み方向に応じてそれぞれ
の軸受の組み付け方向の規制を確実に行なえる。上述の
転がり軸受1構成を採用すれば、軸受1の密封板9や軌
道輪(内輪2・外輪3)に冠形保持器5の組込み方向が
外観から判別できるように判別のための種々の差異を設
けたため、例えば両端1a,1bに密封板9,9を装着
した軸受であっても、容易に外観から冠形保持器5の方
向性を知ることができる。従って、簡単かつ確実に保持
器ポケット反開口側5bの内輪2および保持器ポケット
開口側5aの外輪3に予圧Faoを印加させることがで
きるため、回転トルクやその変動、回転に同期しない振
動を低減させることが可能となる。
【0031】
【実施例】本発明の玉軸受の効果を確認するために行っ
た実験について説明する。以下の実験は、内径5mm、
外径13mm、幅3mmの情報機器用ミニチュア玉軸受
を、HDD/SPM装置(図22)に組込みトルクの時
系列的変化を比較した。ここで、予圧は、保持器ポケッ
ト反開口側5bの内輪2と保持器開口側5aの外輪3に
印加した。 回 転 数:120s−1(7200rpm)(外輪回
転) 予 圧:アキシアル荷重 11.76N(1.2k
gf) 試験時間 :2hr
【0032】保持器のグリース堆積供給部(切欠き)5
hの位置について本発明の効果を確認すると共に最適な
グリース堆積供給部(切欠き)5h位置を見極める実験
を行った。この実験に用いられるグリース堆積供給部5
hの位置Sは、保持器ポケット反開口側5bの内輪2と
保持器ポケット開口側5aの外輪3に予圧が印加された
状態を示す図2において、外輪溝肩位置を基準としたと
きの保持器端面5i側のグリース堆積供給部5hの位置
をSとした。この実験では、グリース堆積供給部(切欠
き)のない従来の保持器を備えた軸受と、グリース堆積
供給部(切欠き)5hを設けた保持器5を備え、かつそ
の位置Sが玉径Daの30%、20%、10%、0%、
−10%であるときの本発明の軸受において、夫々のト
ルクとNRROを時系列的に測定し、トルク値のオーバ
ーオールを比較した。その結果を図23に示す。図23
に示すように、爪高さが玉径の20%以下では、トルク
は低く略一定の値となる。一方20%よりも高いと、ト
ルクは上昇傾向にあるということがわかる。また、グリ
ース堆積供給部5hの切欠き位置20%のトルクの時系
列変化測定結果を図24(a)、NRROの時系列変化
測定結果を図24(b)に、そしてグリース堆積供給部
(切欠き)無しのトルクの時系列変化測定結果を図25
(a)、NRROの時系列変化測定結果を図25(b)
に示す。この結果から、グリース堆積供給部(切欠き)
5hを設けた保持器5は、グリース堆積供給部(切欠
き)の無い保持器に比してトルク、NRROともに短時
間で低い値となり、その後も安定している。即ち、トル
ク、NRROが低い値で安定する為には、保持器端面5
i側にグリース堆積供給部(切欠き)5hを設け、その
切欠き位置Sが、玉径の20%以下であることが実験的
に確認できた。更に、0%以下とし、剛性の観点から−
10%以上とすることが好ましい。その場合、保持器爪
高さを低くすることにより剛性を確保することも可能で
ある。
【0033】
【発明の効果】本発明は、上述の通りの構成であること
から、低トルク変動、低トルク、低振動の軸受仕様を実
現可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態を示す断面概略図。
【図2】(a)は図1を一部省略して示す拡大断面図、
(b)は図1の保持器を一部省略して示す拡大平面図。
【図3】本発明軸受装置の第二実施形態を示す断面概略
図。
【図4】本発明軸受装置の第三実施形態を示す断面概略
図。
【図5】本発明軸受装置の第四実施形態を示す断面概略
図。
【図6】本発明軸受装置の第五実施形態を示す断面概略
図。
【図7】本発明軸受装置の第六実施形態を示す断面概略
図。
【図8】本発明軸受装置の第七実施形態を示す断面概略
図。
【図9】本発明軸受装置の第八実施形態を示す断面概略
図。
【図10】本発明軸受装置の第九実施形態を示す断面概
略図。
【図11】本発明軸受装置の第十実施形態を示す断面概
略図。
【図12】図11を一部省略して示す拡大断面図。
【図13】本発明軸受装置の第十一実施形態を示す断面
概略図。
【図14】本発明軸受装置の第十二実施形態を示す断面
概略図。
【図15】本発明軸受装置の第十三実施形態を示す断面
概略図。
【図16】本発明軸受装置の第十四実施形態を示す半断
面概略図。
【図17】本発明軸受装置の第十五実施形態を示す半断
面概略図。
【図18】本発明軸受装置の第十六実施形態を示す半断
面概略図。
【図19】本発明軸受装置の第十七実施形態を示す断面
概略図。
【図20】本発明軸受装置の第十八実施形態を示す断面
概略図。
【図21】本発明軸受装置の第十九実施形態を示す断面
概略図で、保持器の組込み方向を判別可能とする差異を
設けた図で、(a)は概略断面図、(b)は正面図。
【図22】HDD/SPM装置の断面概略図。
【図23】本発明の効果を確認するために行なった実験
の結果を示す図。
【図24】本発明のHDD/SPM装置の実験結果で、
(a)はトルクの時系列的変化、(b)はNRROの時
系列的変化を示す図。
【図25】従来のHDD/SPM装置の実験結果で、
(a)はトルクの時系列的変化、(b)はNRROの時
系列的変化を示す図。
【図26】従来技術の軸受装置を示す断面概略図。
【図27】従来技術の軸受装置を拡大して示す概略図。
【符号の説明】
1:転がり玉軸受 2:内輪 2b:保持器ポケット反開口側端面 3:外輪 3b:保持器ポケット開口側端面 5:冠形保持器 5a:保持器ポケット開口側 5b:保持器ポケット反開口側 6:軸(シャフト) 6b:軸段部
フロントページの続き Fターム(参考) 3J101 AA02 AA32 AA42 AA52 AA62 BA25 CA11 EA63 FA35 FA41 GA53

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外輪と内輪との間に冠形保持器を介して複
    数個の転動体が組み込まれ、保持器反開口側の内輪およ
    び保持器開口側の外輪に予圧が印加された玉軸受におい
    て、保持器端面にグリース堆積供給部を設けたことを特
    徴とする玉軸受。
  2. 【請求項2】外輪溝肩位置を基準としたときのグリース
    堆積供給部位置をS、玉径をDaとしたとき、S≦20
    %×Daの式を満足することを特徴とする請求項1に記
    載の玉軸受。
  3. 【請求項3】軸方向一端面と軸方向他端面との間に、保
    持器組込み方向を判別可能とする形態を設けたことを特
    徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の玉軸受。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかに記載の玉軸受
    を組み込んでなることを特徴とする軸受装置。
  5. 【請求項5】外輪と、内輪と軸のいずれか一方との間
    に、冠形保持器を介して組み込まれる複数個の転動体を
    有し、保持器反開口側の内輪又は軸、および保持器開口
    側の外輪に予圧が印加された軸受装置において、前記保
    持器端面にグリース堆積供給部を設けたことを特徴とす
    る軸受装置。
  6. 【請求項6】外輪の溝肩位置を基準としたときのグリー
    ス堆積供給部位置をS、玉径をDaとしたとき、S≦2
    0%×Daの式を満足することを特徴とする請求項5に
    記載の軸受装置。
  7. 【請求項7】軸方向一端面と軸方向他端面との間に、保
    持器組込み方向を判別可能とする形態を設けたことを特
    徴とする請求項5又は6のいずれかに記載の軸受装置。
JP2002001811A 2002-01-08 2002-01-08 玉軸受および軸受装置 Pending JP2003202023A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002001811A JP2003202023A (ja) 2002-01-08 2002-01-08 玉軸受および軸受装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002001811A JP2003202023A (ja) 2002-01-08 2002-01-08 玉軸受および軸受装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003202023A true JP2003202023A (ja) 2003-07-18

Family

ID=27641846

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002001811A Pending JP2003202023A (ja) 2002-01-08 2002-01-08 玉軸受および軸受装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003202023A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010181334A (ja) * 2009-02-06 2010-08-19 Okuma Corp 回転精度の評価方法および評価装置
WO2011027662A1 (ja) * 2009-09-07 2011-03-10 Ntn株式会社 密封型転がり軸受
CN104295610A (zh) * 2013-06-24 2015-01-21 Skf公司 滚动轴承保持架或者用于滚动轴承保持架的部段

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010181334A (ja) * 2009-02-06 2010-08-19 Okuma Corp 回転精度の評価方法および評価装置
WO2011027662A1 (ja) * 2009-09-07 2011-03-10 Ntn株式会社 密封型転がり軸受
CN104295610A (zh) * 2013-06-24 2015-01-21 Skf公司 滚动轴承保持架或者用于滚动轴承保持架的部段

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3975066A (en) Journal bearing
US20030026510A1 (en) Rolling bearing and bearing apparatus
JPS60159417A (ja) 流体軸受装置
US5624192A (en) Rolling-contact bearing equipped with a built-in device for detecting the speed of rotation
EP0910080A2 (en) A spindle motor and motor bearing seal therefor
JPH1182488A (ja) 転がり軸受及びスピンドル装置
US6715923B2 (en) Double row bearing device
US6102575A (en) Compound bearing apparatus
JP2003202023A (ja) 玉軸受および軸受装置
US6599022B2 (en) Bearing apparatus
JP2003065330A (ja) 玉軸受および軸受装置
JP2009287645A (ja) 直動軸受
JP2003161318A (ja) 軸受装置
US6688771B2 (en) Retainer for rolling bearing
JP2000205269A (ja) 玉軸受
JPS5942535Y2 (ja) マグネツトクラツチ
JP3796641B2 (ja) 転がり軸受
JPH10142246A (ja) 回転速度検出装置付転がり軸受ユニット
JP6157439B2 (ja) 軸受装置、ピボットアッシー軸受およびハードディスク駆動装置
JP2002303326A (ja) 転がり軸受用保持器及び転がり軸受
US6565259B2 (en) Rolling bearing with reinforcing member
JP2001124074A (ja) 回転体の支持装置
JPH0648179Y2 (ja) スピンドル
JPH03129121A (ja) シール装置付複列玉軸受
JP2006250189A (ja) 保持器及び転がり軸受

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070724

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070807

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071211