JP2003201346A - シリコン系油剤及び炭素繊維前駆体アクリル繊維並びに炭素繊維の製造法 - Google Patents

シリコン系油剤及び炭素繊維前駆体アクリル繊維並びに炭素繊維の製造法

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JP2003201346A JP2001401921A JP2001401921A JP2003201346A JP 2003201346 A JP2003201346 A JP 2003201346A JP 2001401921 A JP2001401921 A JP 2001401921A JP 2001401921 A JP2001401921 A JP 2001401921A JP 2003201346 A JP2003201346 A JP 2003201346A
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興造 三瀬
Takahiro Okuya
孝浩 奥屋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油剤中のシリコーン系化合物に由来する酸化
珪素等の低分子物質の生成を低減し、製造過程での繊維
の通過性を改善して、高品質の炭素繊維を得る生産方法
を開発する。 【解決手段】 空気中で室温から10K/分の昇温速度
で加熱したときに得られる減量曲線において、200℃
における減量率が10質量%以下である下記一般式I
(式中、R〜Rは水素原子または炭素数1〜5のア
ルキル基を表し、iは10〜10000、jは1〜10
0、kは1〜10、Lは1〜10、およびmは0〜5の
それぞれ各整数を表す。)で示されるアミノシリコーン
系化合物を主成分として含有する油剤、及び当該油剤が
付与された炭素繊維前駆体アクリル繊維並びに炭素繊維
の製造法。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、品質および物性の優れ
た炭素繊維を製造するのに好適で、且つ、炭素繊維の製
造に際して工程通過性が改善された炭素繊維前駆体アク
リル繊維に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アクリル繊維は炭素繊維の製造の
前駆体として広く利用されている。炭素繊維前駆体アク
リル繊維から炭素繊維を製造する方法としては、アクリ
ル繊維を200〜400℃の酸化性雰囲気中で加熱処理
する事により耐炎化繊維に転換し、引き続いて1000
℃以上の不活性雰囲気中で炭素化する方法が一般的であ
る。この製造法で得られる炭素繊維は、高強度、高弾性
であるなど、優れた物性を有することから繊維強化樹脂
複合材料用の強化繊維として重要な地位を占めている。
上記炭素繊維の製造方法において、炭素繊維前駆体アク
リル繊維を耐炎化繊維に転換する耐炎化工程で単繊維間
融着が発生し、焼成が不均一になり、毛羽や束切れとい
った障害が発生することがある。この融着を回避するた
めには、耐炎化前の炭素繊維前駆体アクリル繊維に付与
する油剤の選択が重要となっており、かかる油剤とし
て、高い耐熱性を有し、融着を効果的に抑えることか
ら、シリコーン系化合物を含有せしめた油剤が広く使用
されている(特開昭60−181323号公報、特開平
3−199410号公報等)。
【0003】しかし、シリコーン系化合物を含有せしめ
た油剤(以下、シリコーン油剤と略称する)は、耐炎化
及び炭素化工程において含有するシリコーン系化合物に
由来する低分子の酸化珪素等が発生し、焼成工程のガイ
ド・ローラ類に付着して繊維の工程通過性を悪くし、ま
た焼成炉壁や排ガス処理ラインに付着・堆積して操業性
の低下をもたらすのみならず、工程糸に付着して炭素繊
維の品質にも影響を与えることがる。しかも、近年炭素
繊維の性能・品質に対する要求が厳しくなっているた
め、この問題の対策が必要になっている。また、炭素繊
維生産量が年々増大し、シリコーン油剤に由来する酸化
珪素の捕集および処理にかかるコストの問題や酸化珪素
等の飛散による環境汚染の問題も顕在化してきている状
況にある。
【0004】上記問題点を回避するため、特開昭58−
120819号公報等では、シリコーン油剤にかわる、
炭素原子が18ヶ以上の高級アルコールと有機系酸化防
止剤とからなる油剤を提案している。また、特開昭62
−231078号公報等では、ポリシロキサンにネオペ
ンチルアルコール系誘導体を配合し、シリコーン系化合
物の使用量を少なくすることによって、シリコーンに由
来する低分子物質の繊維等への影響を低減しようという
提案がなされている。しかし、これらの油剤は、シリコ
ーン油剤を用いた場合に比べて焼成工程での融着抑制効
果や炭素繊維の物性が劣ることは避けられず、使用され
る炭素繊維品種が限定される。他方、特開昭60−18
5880号公報等では、特定のアミノポリシリコン系化
合物からなる炭素繊維製造用油剤を提案している。しか
しこの油剤は、焼成時の酸化珪素等の飛散を制御し、繊
維の品質低下を防止する効果を有しているが、熱安定性
が悪くなること、あるいは原料アミノポリシリコン系化
合物が高価であることなどから、広く使用されるまでに
は至っていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、油剤
中のシリコーン系化合物に由来する酸化珪素等の低分子
物質の生成を低減し、製造過程における繊維の通過性を
改善して、高品質の炭素繊維を得る生産方法を確立する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、シリコー
ン油剤の熱分解挙動を詳細に研究し、シリコーン油剤中
に存在する低沸点物質の量が耐炎化工程におけるシリコ
ーン分解物の生成量に関係するとの知見を得た。この知
見に基づいてさらに鋭意検討した結果、シリコーン油剤
中に存在する低沸点物質の量を一定値以下に調整する
と、焼成工程、特に耐炎化工程での酸化珪素等の飛散量
が低減されて、焼成炉の連続操業時間を長期化、さらに
排ガス処理設備の負荷が軽減し、高品質の炭素繊維が安
定して生産されることを見出した。本発明はかかる知見
に基づくものである。
【0007】すなわち、本発明は、空気中で室温から1
0K/分の昇温速度で加熱したときに得られる減量曲線
において、200℃における減量率が10質量%以下で
ある下記一般式Iで示されるアミノポリシリコン系化合
物を主成分として含有する油剤、及び当該油剤が付与さ
れた炭素繊維前駆体アクリル繊維並びに炭素繊維の製造
法を提供するものである。
【化3】 (式中、R〜Rは水素原子または炭素数1〜5のア
ルキル基を表し、iは10〜10000、jは1〜10
0、kは1〜10、Lは1〜10、及びmは0〜5のそ
れぞれ各整数を表す。)
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の炭素繊維前駆体アクリル繊維に用いるアクリル
繊維としては、公知のアクリル繊維を使用することがで
き、その組成は限定されないが、アクリロニトリル単位
95質量%以上とアクリロニトリルと共重合可能なビニ
ル系単量体単位5質量%以下からなるアクリロニトリル
系重合体を紡糸して得られるアクリル繊維が好ましい。
さらにこの共重合可能なビニル系単量体として耐炎化反
応の促進作用を有するアクリル酸、メタクリル酸、イタ
コン酸、又は、これらのアルカリ金属塩もしくはアンモ
ニウム塩およびアクリルアミド等の単量体群から選ばれ
る1種以上の単量体であることが耐炎化反応を促進する
上で好ましい。また、繊維の製造方法も特に限定される
ものではなく、公知の湿式、乾式および乾湿式の各紡糸
方式が採用される。
【0009】本発明における油剤の主成分である前記一
般式Iで示されるアミノポリシリコン系化合物(以下ア
ミノシリコーンと略称する)は、低沸点物質の含有量が
小さいものである事が必須である。アミノシリコーン
は、アミノ基を持つアルコキシシランとオクタメチルシ
クロテトラシロキサン(環状シロキサンテトラマー)を
アルカリ触媒により平衡化重合すること等の方法で得ら
れる。重合後のアミノシリコーン中には未反応物や反応
副生成物が含有されるため、続くストリップ工程で除去
されてシリコーンオイル製品となるが、工業用途には未
反応物や反応副生成物といった低沸点物質が多数残存す
る。一般的な繊維用のアミノシリコーンは、重合由来の
低沸点物質を含んでいる場合が多く、例えば、ヘキサメ
チルジシロキサン(沸点100℃)、デカメチルテトラ
シロキサン(沸点194℃)、オクタメチルシクロテト
ラシロキサン(沸点172℃)などが入っていると考え
られる。これらの低沸点物質は焼成に悪影響を及ぼさな
いとされていた、混在したまま使用されていたのが実状
である。
【0010】アミノシリコーン自体は、耐熱性であり、
アクリル系炭素繊維前駆体の焼成に適しているが、上述
の如く焼成の際にアミノシリコーンの熱分解で生成する
シリカ等の飛散による種々のトラブルの発生原因になっ
ていた。またアミノシリコーンの重合時の副生成物等と
して残留する低沸点物質も焼成の際にシリカ等の分解生
成物となって飛散するが、この低沸点物質を含むアミノ
シリコーンは、低沸点物質を含まないものとは異なる熱
分解挙動を示す。
【0011】空気中一定温度での熱減量や昇温による熱
減量を測定すると、低沸点物質を含む場合、100〜2
50℃の比較的低温での熱減量がみられ、熱減量の程度
が低沸点物質の含有量と対応している。また、低沸点物
質の含有量が多いアミノシリコーンを主成分とする油剤
が付与されたアクリル系炭素繊維前駆体は、その焼成
時、特に耐炎化処理の初期に集中して低分子の酸化珪素
等が発生することを本発明により初めて明かにされた。
この実験事実に基づいて、アミノシリコーン中の低沸点
物質の低減化に取組み、空気中で室温から10K/分の
昇温速度で加熱したときに得られる減量曲線において2
00℃における減量率が10質量%以下にすると、特に
耐炎化処理時における酸化珪素等の低分子物質の発生が
抑制されることを確認したものである。アミノシリコー
ン中の低沸点物質の低減化の具体的な方法としては、常
圧蒸留(トッピング)が適しており、製造コストの面か
らも好ましい方法である。
【0012】本発明の油剤が主成分とするアミノシリコ
ーンは、前記一般式Iで表される化合物がアクリル系炭
素繊維前駆体に対する親和性ならびに耐熱性において好
ましく、特に一般式Iの珪素原子に結合する窒素原子を
含む置換基がアミノプロピル基(−CNH:式
中のk=3、m=0、R及びRが水素原子)及び、
N−(2−アミノエチル)アミノプロピル基(−C
NHCHCHNH:式中のk=3、L=2、m
=1、R、R及びRが水素原子)であるアミノシ
リコーンが好結果が得られ好ましい。
【0013】一般式Iにおけるiは10〜10000の
整数、jは1〜100の整数を表し、好ましくは50≦
i≦1000、1≦j≦10である。 i及びjがこの
範囲を外れると、炭素繊維の性能発現性や耐熱性が低下
するため好ましくない。i<10では、耐熱性が低く繊
維の融着を防止することができない。他方、i>100
00になると、水中への分散性が低下し、またそれを溶
解する適正な溶媒がなく、繊維表面に均一に付与するこ
とができなくなる。そして、jについては、耐熱性ある
いは繊維の融着を効果的に防止するうえで、1以上であ
ることが必要であり、他方、j>100になると、油剤
そのものの耐熱性が低下して、やはり繊維の融着を防止
することができない。
【0014】本発明の油剤は、上記のアミノシリコーン
をノニオン界面活性剤等の乳化剤を使用して水中に分散
せしめた液剤が好ましい態様である。この場合の分散粒
子の粒径は0.03μm〜2.0μm、好ましくは0.
1〜1.0μmである。分散粒子の粒径がこの範囲を外
れると、粒子の分散状態が不安定になること、油剤の付
着斑が生じることなどによって焼成時に繊維融着が発生
し、炭素繊維の品質が低下するため好ましくない。ノニ
オン系界面活性剤としては、ポリオキシアルキレングリ
コール脂肪酸エステル、脂肪族アルコールのアルキレン
オキシド付加物、アルキル置換フェノールのアルキレン
オキシド付加物などが挙げられ、疎水部のアルキル鎖は
直鎖状でも分岐していてもよい。このノニオン界面活性
剤のHLBは6〜16であることが望ましい。また、こ
れらのノニオン界面活性剤は、単独で用いても複数種を
組み合わせて用いてもよい。アミノシリコーンとノニオ
ン界面活性剤との混合物を使用する場合、アミノシリコ
ーンの比率は70質量%以上であることが望ましい。
【0015】油剤の付与は、ローラー給油、浸漬法など
公知の方法で行うことができる。この油剤は、炭素繊維
前駆体アクリル繊維が水膨潤状態の場合でも、乾燥緻密
化後でも付与することができる。なお、油剤をエマルシ
ョンとせずに直接アクリル系繊維に付着させることもで
きるが、その場合は繊維束が乾燥していることが必要で
ある。本発明の炭素繊維前駆体アクリル繊維における油
剤の付与量は、繊維に対し0.1〜2.0質量%、好ま
しくは0.2〜1.0質量%の範囲がよい。なお、本発
明の油剤には、その特性向上のために帯電防止剤、酸化
防止剤、浸透剤、消泡剤、防腐剤などを適宜配合するこ
とは差し支えない。
【0016】
【実施例】以下に本発明を実施例によりさらに具体的に
説明するが、本発明は、これらによって限定されるもの
ではない。なお、アミノシリコーンの熱減量、単繊維間
融着数、耐炎化工程前工程通過性、シリコーン油剤分解
物飛散量及び炭素繊維ストランド強度は以下の方法によ
り評価した。また、評価結果及び各実施例並びに比較例
で用いた成分について纏めて表1に掲載した。
【0017】1)アミノシリコーン熱減量(加熱減量) 本発明では、アミノシリコーンの熱減量を測定して低沸
点物質の残留量に関連する情報を得た。熱減量測定は、
示差熱熱重量同時測定装置 セイコーインスツルメンツ
(株)TG/DTA6300を用い、アミノポリシリコ
ン約10mgを空気中で室温から10K/分の昇温速度
で加熱したときに得られる減量曲線から、200℃にお
ける減量率を計算した。 2)単繊維間融着数(融着数) 炭素繊維前駆体、耐炎化糸、または炭素化糸のトウを3
mm長に切断し、アセトン中に分散させ、マグネティッ
クスターラーを用い10分間攪拌した後の全単繊維数と
融着数を計数し、繊維100本当たりの融着数を算出し
た。評価基準は下記の通りである。 ○:融着数(個/100本)≦1 ×:融着数(個/100本)>1
【0018】3)耐炎化工程前工程通過性(工程通過
性) 炭素繊維前駆体のアクリル繊維を用いて、1週間連続サ
ンプリングした時の耐炎化工程前、炭素繊維前駆体アク
リル繊維の段階でのロール等への巻き付き回数により、
前駆体アクリル繊維の段階での毛羽、糸切れの量を評価
した。評価基準は下記の通りである。 ○:巻き付き回数(回/1日)≦1 △:1<巻き付き回数(回/1日)≦10 ×:巻き付き回数(回/1日)>10
【0019】4)シリコーン油剤分解物飛散量(シリカ
飛散) 炭素繊維を1週間連続して製造した時の耐炎化炉の掃除
頻度により、耐炎化炉内のシリコーン油剤分解物量を表
した。掃除は、耐炎化炉のエアー循環ラインのシリカ捕
捉用フィルターが詰まって、循環ポンプの圧損が大きく
なった段階で焼成を中断して行った。シリカ飛散の評価
基準は下記の通りである。 ○:掃除回数(回/1週間)≦1 ×:掃除回数(回/1週間)>1 5)炭素繊維ストランド強度(CF強度) JIS−R−7601に規定されているエポキシ樹脂含
浸ストランド法に準じて測定した値である。なお、測定
回数は10回であり、物性値はその平均値を以て示し
た。
【0020】実施例1: 1)シリコーン油剤(エマルション)の調製 表1に示した成分(1)[一般式I:R〜R
、k=3、L=2、m=1、i=60,j=1;加
熱減量3.5質量%]を80質量%、ポリオキシエチレ
ンラウリルエーテル[EO:8モル,HLB:13.
0]であるノニオン乳化剤成分(7)を20質量%の比
率で混合したものに電気伝導度が5μS以下のイオン交
換水を加えて濃度25質量%に調整し、T.K.ホモミ
クサーSL(特殊機化工業(株)製)を使用して400
0rpmで分散させた。さらにAPVホモジナイザー1
5MR(日本APV(株)製)で、処理圧30MPaで
乳化をおこないシリコーン油剤を得た。島津レーザ回折
式粒度分布測定装置SALD−2000で測定したエマ
ルション平均粒径は0.35μmであった。
【0021】2)炭素繊維前駆体アクリル繊維の製造 アクリロニトリル共重合体(アクリロニトリル単位/メ
タクリル酸単位/アクリルアミド単位の質量比97.1
/0.9/2.0)をジメチルアセトアミドに溶解し、
重合体濃度21質量%、60℃における粘度が500ポ
イズの紡糸原液を調製し、35℃の69質量%ジメチル
アセトアミド水溶液を満たした凝固浴中に孔径0.75
μmφ孔数12,000の紡糸口金より吐出し凝固糸と
した。凝固糸は水洗槽中で脱溶媒するとともに5倍に延
伸して水膨潤状態のアクリル繊維とした。この水膨潤状
態にあるアクリル繊維を上記1)で調製したシリコーン
油剤希釈液で満たした浴槽に導き、エマルションを付着
させた後、表面温度130℃の加熱ロールで乾燥緻密化
し、さらに表面温度170℃の加熱ロール間で1.7倍
延伸を施し炭素繊維前駆体アクリル繊維を得た。この前
駆体アクリル繊維は、単糸繊度1.2 dtex、引張
り強度7g/dtex、伸度10.5%で油剤の繊維へ
の付着量は0.8質量%であった。次いで、炭素繊維前
駆体アクリル繊維を、230〜270℃の温度勾配を有
する耐炎化炉に60分かけて通し、さらに窒素雰囲気中
で300〜1、300℃の温度勾配を有する炭素化炉で
焼成して炭素繊維を得た。
【0022】実施例2:表1に示した成分(2)[一般
式I:R〜R=H 、k=3、L=2、m=1、i
=90、j=2;加熱減量6.0質量%]の80質量%
を成分(1)の代わりに配合した以外は実施例1と同様
の方法で油剤エマルション(平均粒径は0.35μm)
を調製した。この油剤エマルションを実施例1と同樣の
方法で延伸したアクリル繊維に付与し、炭素繊維前駆体
アクリル繊維を得た。次いでこの前駆体アクリル繊維を
実施例1と同様に焼成して炭素繊維を得た。
【0023】実施例3:表1に示した成分(3)[一般
式I:R〜R=H 、k=3、m=0、i=35
0、j=8;加熱減量4.5質量%]の80質量%を成
分(1)の代わりに配合した以外は実施例1と同様の方
法で油剤エマルション(平均粒径は0.38μm)を調
製した。この油剤エマルションを実施例1と同樣の方法
でアクリル繊維に付与して炭素繊維前駆体アクリル繊維
を製造し、次いで焼成を行ない炭素繊維を得た。
【0024】実施例4:ノニオン乳化剤成分(7)の代
わりに、ノニオン乳化剤成分(7)15質量%とポリオ
キシエチレンラウリルエーテル[EO:5モル,HL
B:10.8]であるノニオン乳化剤成分(8)5質量
%との混合乳化剤を用いた以外は実施例1と同様の方法
で、油剤エマルション(平均粒径は0.35μm)を調
製した。この油剤エマルションを実施例1と同樣の方法
でアクリル繊維に付与し、炭素繊維前駆体アクリル繊維
を製造し、次いで焼成を行ない炭素繊維を得た。
【0025】実施例5:ノニオン乳化剤成分(7)の代
わりに、ノニオン乳化剤成分(7)10質量%とポリオ
キシエチレンラウリルエーテル[EO:10モル,HL
B:13.7]であるノニオン乳化剤(9)10質量%
を配合したこと以外は実施例1と同様の方法で、油剤エ
マルション(平均粒径は0.35μm)を調製した。こ
の油剤エマルションを実施例1と同樣の方法でアクリル
繊維に付与して炭素繊維前駆体アクリル繊維を製造し、
次いで焼成を行ない炭素繊維を得た。
【0026】実施例6:シリコーン成分(1)とノニオ
ン乳化剤成分(7)の混合比率(質量%比)を90:1
0とした以外は実施例1と同様の方法で、油剤エマルシ
ョン(平均粒径は0.40μm)を調製し、この油剤エ
マルションをアクリル繊維に付与し炭素繊維前駆体アク
リル繊維を得た後、焼成等行い、炭素繊維とした。
【0027】実施例7:シリコーン成分(1)を水に分
散せず40℃に加温して乾燥緻密化後の工程糸に直接付
着処理したこと以外は実施例1と同様の方法により炭素
繊維前駆体アクリル繊維を製造した。この繊維への付着
量は0.7質量%であった。次いで実施例1と同様の方
法で焼成して炭素繊維とした。
【0028】比較例1:表1に示した成分(4)[一般
式I:R〜R=H 、k=3、m=0、i=200
0、j=150;加熱減量6.0質量%]の80質量%
を成分(1)の代わりに配合した以外は実施例1と同様
の方法で油剤エマルション(平均粒径は0.38μm)
を調製した。この油剤エマルションをアクリル繊維に付
与し炭素繊維前駆体アクリル繊維を得た後、焼成等行
い、炭素繊維とした。この油剤では表1に示すように、
融着が多発し、工程通過性が悪化した。このため、性能
評価用のサンプルは採取したが、CF強度は実施例より
劣る結果になった。
【0029】比較例2:表1に示した成分(5)[一般
式I:R〜R=H 、k=3、L=2、m=1、i
=55、j=1;加熱減量13質量%]の80質量%を
成分(1)の代わりに配合した以外は実施例1と同様の
方法で油剤エマルション(平均粒径は0.35μm)を
調製した。この油剤エマルションを実施例1と同様の方
法によりアクリル繊維に付与し炭素繊維前駆体アクリル
繊維を得た後、焼成等行い、炭素繊維得た。この油剤で
は、シリコーン成分に由来のシリカ等の酸化珪素の発生
による耐炎化炉のエアー循環ラインのシリカ捕捉用フィ
ルター詰まりに起因する焼成中断・掃除回数が増大し生
産効率が低下した。
【0030】比較例3:表1に示した成分(6)[一般
式I:R〜R=H 、k=3、L=2、m=11
0、i=110、j=2;加熱減量13質量%]の80
質量%を成分(1)の代わりに配合した以外は実施例1
と同様の方法で油剤エマルション(平均粒径は0.37
μm)を調製した。この油剤エマルションを実施例1と
同様の方法によりアクリル繊維に付与し炭素繊維前駆体
アクリル繊維を得た後、焼成等行い、炭素繊維得た。こ
の油剤では、比較例2と同様に耐炎化炉のエアー循環ラ
インのシリカ捕捉用フィルター詰まりによる焼成中断・
掃除回数が増大し生産効率が低下した。
【0031】比較例4:シリコーン成分(1)の代わり
に、シリコーン成分(2)を30質量%とシリコーン成
分(5)を50質量%とを配合した以外は実施例1と同
様の方法で、油剤エマルション(平均粒径は0.38μ
m)を調製した。このエマルションを実施例1と同樣方
法でアクリル繊維に付与し炭素繊維前駆体アクリル繊維
を製造した後焼成等を行い炭素繊維を得た。この油剤で
は、焼成時の融着が増大すると共にシリカ飛散が多くな
り、耐炎化炉の掃除頻度が増大した。
【0032】
【表1】
【0033】註:表中の成分(1)〜(6)はアミノシ
リコーンであり、成分(7)〜(9)はノニオン乳化剤
を表す。その具体的物質については実施例及び比較例中
に表示した。
【0034】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のア
ミノシリコーン油剤は、耐熱性に優れているうえに、炭
素繊維前駆体アクリル繊維製造時に繊維間融着、毛羽を
実質的に生起しない。また、耐炎化工程においても、前
駆体繊維の毛羽、糸切れ及び単糸間融着を効果的に抑
え、品質及び物性の優れた炭素繊維を製造することがで
きるという効果を奏する。さらに、耐炎化工程でのシリ
コーン分解物の飛散量が少ないため、該工程での工程通
過性が著しく改善され、長期間にわたり品質の安定した
炭素繊維を製造することができる。したがって、本発明
は、特別に高価な油剤を必要としないので、汎用品を含
む幅広い種類の炭素繊維製造に適用できる。
フロントページの続き Fターム(参考) 4J035 BA02 CA191 GA01 LA02 LB08 4L033 AA05 AB01 AC11 AC15 CA59 4L037 CS03 FA01 PA55 PA57 PC11 PF12 PF45 PS02 PS12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気中で室温から10K/分の昇温速度
    で加熱したときに得られる減量曲線において、200℃
    における減量率が10質量%以下である下記一般式Iで
    示されるアミノポリシリコン系化合物を主成分として含
    有する油剤。 【化1】 (式中、R〜Rは水素原子または炭素数1〜5のア
    ルキル基を表し、iは10〜10000、jは1〜10
    0、kは1〜10、Lは1〜10、およびmは0〜5の
    それぞれ各整数を表す。)
  2. 【請求項2】 空気中で室温から10K/分の昇温速度
    で加熱したときに得られる減量曲線において、200℃
    における減量率が10質量%以下である下記一般式Iで
    示されるアミノポリシリコン系化合物を主成分として含
    有する油剤が付与された炭素繊維前駆体アクリル繊維。 【化2】 (式中、R〜Rは水素原子または炭素数1〜5のア
    ルキル基を表し、iは10〜10000、jは1〜10
    0、kは1〜10、Lは1〜10、およびmは0〜5の
    それぞれ各整数を表す。)
  3. 【請求項3】 請求項2記載の炭素繊維前駆体アクリル
    繊維を焼成することを特徴とする炭素繊維の製造方法。
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