JP2003199831A - 睡眠導入装置 - Google Patents

睡眠導入装置

Info

Publication number
JP2003199831A
JP2003199831A JP2001402068A JP2001402068A JP2003199831A JP 2003199831 A JP2003199831 A JP 2003199831A JP 2001402068 A JP2001402068 A JP 2001402068A JP 2001402068 A JP2001402068 A JP 2001402068A JP 2003199831 A JP2003199831 A JP 2003199831A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleep
wave
ultrasonic
frequency
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001402068A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukinari Sakaguchi
行成 坂口
Okitsugu Sako
興亜 佐光
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikken KK
Original Assignee
Nikken KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikken KK filed Critical Nikken KK
Priority to JP2001402068A priority Critical patent/JP2003199831A/ja
Publication of JP2003199831A publication Critical patent/JP2003199831A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Percussion Or Vibration Massage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 不眠症に悩む人のために不眠解消を目的に生
体生理工学、生体電子情報科学的研究に基づいて開発
し、覚醒状態からリラックス状態への移行と、さらに睡
眠状態への移行を短時間(約数分間程度)で促進するこ
と。 【解決手段】 超音波を発振する発振部1と、適宜な周
期でON,OFF信号を発信する治療周期発生手段21
と、前記超音波と前記のON,OFF信号とが混合さ
れ、且つ前記周期に同期して超音波を送信するようにし
た混合手段23と、混合された超音波送信の周波数を、
脳波のβ波の周波数帯域以下のα波,θ波,δ波なる適
宜の周波数の周期に同期させて所定時間継続させ、且つ
該所定時間毎に前記適宜の周波数を段階的に少なくとも
2段階低くなるような治療信号として制御する制御部2
とからなる睡眠導入器本体Aと、前記治療信号を出力さ
せる超音波トランスミッタ51を埋め込んだ睡眠用まく
らBとからなること。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の属する技術分野】
【0001】本発明は、不眠症に悩む人のために不眠解
消を目的に生体生理工学、生体電子情報科学的研究に基
づいて開発し、覚醒状態からリラックス状態への移行
と、さらに睡眠状態への移行を短時間(約数分間程度)
で促進することができる睡眠導入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より生体に治療を目的に外的刺激を
与え睡眠を導く装置としては、頭部接触による頭部通電
方法で、無段階(連続)漸減する電気刺激を繰り返すも
のとして特公平3−12902号が出願されている。ま
た、振動刺激などの刺激量と周波数の関係を反比例させ
た特願平5−243811号,特願平7−67964号
が出願されている。さらに、光刺激で脳波の周波数帯域
の高い周波数側へ刺激周波数を変えてα波からβ波への
高い脳波周波数帯域側移行させるものとして特公平7−
114812号が出願されている。
【0003】特公平3−12902号では、刺激する端
末機器を頭部に接触させることによるストレスが生じる
ことと、通電するという恐怖感と緊張感がともない、そ
れだけで不眠症の人にとっては大きな負担となる欠点が
あった。又、治療用波形を無段階漸減する電気刺激を繰
り返す外的刺激手段では、脳内の種々の周波数の自発的
リズムに影響を与え、通常不規則に活動している脳波リ
ズムをお互いに結合させて、同期した明瞭な誘発リズム
を発生させ、交感神経系に作用することは難しいという
欠点もある。
【0004】特願平5−243811号,特願平7−6
7964号においても、刺激量と周波数の関係を制御す
るだけでは生体のメカニズムに直接与える影響力はほと
んど見られない。また、特公平7−114812号の場
合は、生体電子情報科学による本発明における実験結果
から睡眠に導く脳波の周波数帯域は必ず脳波の高い周波
数をもつ帯域から低い脳波の周波数帯域へと移行しなが
ら入眠に到ることが解り、その逆手段は覚醒の方向へ移
行することが解り、刺激手段が逆に作用するという欠点
がある。
【0005】以上のように、従来技術である無段階連続
に繰り返される頭部通電手段による電気刺激では人間固
有の脳波リズムが低周波領域において広帯域に渡ってい
るため、交感神経系に作用するだけの脳内における種々
の周波数の自発的リズムを、外部からの刺激が加わるこ
とによってお互いに結合して同期した活動を示し脳波に
明瞭な誘発リズムを発生させることがことができなかっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、治療刺
激の手段が睡眠導入の妨げになる、生体に与えるストレ
スすなわち治療刺激を行う端末機器が、身体、特に頭部
に巻き付けたり、貼り付けたりする、人体接触方法によ
って起る窮屈感や圧迫感を除き、覚醒状態から睡眠への
移行がスムーズにできる睡眠導入装置の開発が要望され
ている。特に、治療刺激手段が自然睡眠に極めて近い環
境下で効果を上げられ、同時に不眠治療を行う人だけで
はなく周囲にいる人に対しても影響を与えることがない
刺激手段であることも望まれている。そこで、あくまで
も仮説や推測ではなく、発明が科学的実験、実証データ
に基づく、治療刺激手段で、その結果が被治療者の体感
した時の感想と一致する科学的裏付けで創作するするこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、発明者は上記課
題を解決すべく鋭意,研究を重ねた結果、本発明を、超
音波を発振する発振部と、適宜な周期でON,OFF信
号を発信させて前記発振部から入力された超音波を前記
周期に同期した時間に応じて超音波を送信するように
し、該超音波送信の周波数を、脳波のβ波の周波数帯域
以下のα波,θ波,δ波なる適宜の周波数の周期に同期
させて所定時間継続させ、且つ該所定時間毎に前記適宜
の周波数を段階的に少なくとも2段階低くなるような治
療信号として制御する制御部とを備えた睡眠導入器本体
と、前記治療信号を超音波トランスミッタに出力させる
ようにし、該超音波トランスミッタを埋め込んだ睡眠用
枕と、からなる睡眠導入装置としたことにより、これを
使用することで、睡眠導入が優れ、睡眠導入に必要な理
想的な生体情報結果が得られるようにでき、前記課題を
解決したものである。
【0008】また、本発明を、超音波を発振する発振部
と、適宜な周期でON,OFF信号を発信する治療周期
発生手段と、前記発振部から入力された超音波と前記治
療周期発生手段から入力されたON,OFF信号におい
て混合され、且つ前記周期に同期した時間に応じて超音
波を送信するようにした治療周期又は変調信号の混合手
段と、該混合手段による超音波送信の周波数を、脳波の
β波の周波数帯域以下のα波,θ波,δ波なる適宜の周
波数の周期に同期させて所定時間継続させ、且つ該所定
時間毎に前記適宜の周波数を段階的に少なくとも2段階
低くなるような治療信号として制御する制御手段とを備
えた制御部とからなる睡眠導入器本体と、前記治療信号
を超音波トランスミッタに出力させるようにし、該超音
波トランスミッタを埋め込んだ睡眠用枕と、からなる睡
眠導入装置としたことにより、前述同様に良好な睡眠導
入を得ることができる。さらに、本発明では、前記制御
部にて制御する適宜の周波数を初期段階で脳波のα波と
してなる睡眠導入装置としたり、或いは、前記制御部に
て制御する適宜の周波数を初期段階で脳波のθ波として
なる睡眠導入装置としたことにより、低い周波数でも充
分に対応できる。
【0009】本発明では、前記制御部にて制御する適宜
の周波数を最終段階で脳波のδ波としてなる睡眠導入装
置としたことにより、脳波リズムへの共振により、良好
なる睡眠導入できる。さらに、本発明では、超音波を発
振する発振部と、適宜な周期でON,OFF信号を発信
させて前記発振部から入力された超音波を前記周期に同
期した時間に応じて超音波を送信するようにし、該超音
波送信の周波数を、脳波のδ波の周波数帯域内の適宜の
周波数の周期に同期させて所定時間継続させ、且つ該所
定時間毎に前記適宜の周波数を段階的に少なくとも2段
階低くなるような治療信号として制御する制御部とを備
えた睡眠導入器本体と、前記治療信号を超音波トランス
ミッタに出力させるようにし、該超音波トランスミッタ
を埋め込んだ睡眠用枕と、からなる睡眠導入装置とした
り、或いは、超音波を発振する発振部と、適宜な周期で
ON,OFF信号を発信する治療周期発生手段と、前記
発振部から入力された超音波と前記治療周期発生手段か
ら入力されたON,OFF信号において混合され、且つ
前記周期に同期した時間に応じて超音波を送信するよう
にした治療周期又は変調信号の混合手段と、該混合手段
による超音波送信の周波数を、脳波のδ波の周波数帯域
内の適宜の周波数の周期に同期させて所定時間継続さ
せ、且つ該所定時間毎に前記適宜の周波数を段階的に少
なくとも2段階低くなるような治療信号として制御する
制御手段とを備えた制御部とからなる睡眠導入器本体
と、前記治療信号を超音波トランスミッタに出力させる
ようにし、該超音波トランスミッタを埋め込んだ睡眠用
枕と、からなる睡眠導入装置としたことにより、δ波を
段階的に低くしても共振にて良好な睡眠導入ができる。
【0010】また、本発明では、前記適宜な周波数が段
階的に約2分の1以下に低くなる睡眠導入装置としたこ
とにより、効率的な睡眠導入へと導くことができるし、
本発明では、前記制御部から出力される治療信号を増幅
する増幅部を備えた睡眠導入器本体としてなる睡眠導入
装置としたことにより、治療信号のエネルギーを充分と
してものにできる。さらに、本発明では、前記治療周期
発生手段からのON,OFF信号に対して立上り、立下
りの減衰信号又は1/fゆらぎに重畳する信号を加えて
変調する変調信号発生手段を備えた睡眠導入器本体とし
てなる睡眠導入装置としたことにより、特に、症状の重
い不眠症患者にも良好な睡眠導入ができる。
【0011】さらに、本発明では、前記発振部の超音波
を発振する超音波発振手段を複数設けて、可聴周波数範
囲の周波数差を持つ異なる周波数を同時に発振させるよ
うにした睡眠導入装置としたことにより、微かな共振音
を聞きながら良好な睡眠導入ができる。また、本発明で
は、前記睡眠用枕に埋め込む超音波トランスミッタを少
なくとも4個備えてなる睡眠導入装置としたことによ
り、必要な超音波出力をなして睡眠導入できる。また、
本発明では、前記増幅部を構成する回路のインピーダン
スと、前記睡眠用枕に埋め込んだ超音波出力部の回路の
インピーダンスとが整合されてなる睡眠導入装置とした
ことにより、超音波出力を充分に出力しても増幅部の機
能を損なわないようにできる。
【0012】また、本発明では、前記制御部によって超
音波送信の周波数を所定時間毎に段階的に低くなるよう
な治療信号に同期して、瞼の上から照射する発光装置を
前記睡眠用枕とは別に備えてなる睡眠導入装置としたこ
とにより、超音波送信に同期した発光装置によって、さ
らに睡眠導入が良好にできる。また、本発明において
は、前記発光装置の発光部は、光源発光手段としてなる
睡眠導入装置としたことにより、充分な光源での睡眠導
入を超音波睡眠導入との相乗効果を得ることができる。
さらに、前記光源発光手段は青色高輝度発光ダイオード
としてなる睡眠導入装置としたことにより、最も睡眠導
入に適したものにできる。また、前記発光部は両目に対
応するように設けてなる睡眠導入装置としたことによ
り、極めて良好な睡眠導入ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態につ
いて図面に基づいて説明すると、図1は本発明の概略を
示すブロック図である。基本構成としては、発振部1と
制御部2と増幅部3とタイマ4とからなる睡眠導入器本
体Aと、睡眠用枕Bとから構成されている。前記発振部
1は、可聴周波数範囲外の周波数の超音波を発振する超
音波発振手段11が1又は複数独立して設けられてい
る。この超音波の周波数は、一般に約25000Hzから
約65000Hz程度である。具体的には、発振部1は、
2個の超音波発振手段11,11が設けられている。こ
の場合、1個は、32750Hzの周波数で、他の1個
は、31750Hzで、可聴周波数範囲の周波数差を持つ
異なる周波数を同時に発振させて、1000Hzの位相差
を有し、この位相差のために僅かな音(眠りを妨げない
程度)の共振音として出力される。その位相差は、約5
0Hz〜約3000Hz程度である。
【0014】前記制御部2は、基本的には、治療周期発
生手段21と、自動切替手段22と、治療同期又は変調
信号の混合手段23と、制御手段24等とから構成され
ている。前記治療周期発生手段21は、適宜な周期でO
N,OFF信号を発信するものである。ON信号の場合
がゲート信号としての役割をなし、ON信号のときに超
音波が送信されるようになっている。前記混合手段23
は前記発振部1から入力された超音波と前記治療周期発
生手段21から入力されたON,OFF信号において混
合され、且つ前記周期に同期した時間に応じて超音波を
送信するようにしたものである。具体的には、図5に示
すように、前記超音波発信手段11から発振される超音
波[図5(A)]と、前記治療周期発生手段21からの
矩形波[図5(B)]とが、治療同期の混合手段23に
よって、超音波による適宜な周期の治療周期信号[図5
(C)]が出力されるように構成される。これは、前記
自動切替手段22を介して治療周期信号出力される。
【0015】前記制御手段24は、中央演算装置(CP
U)にて構成され、前記混合手段23による超音波送信
の周波数を、脳波の固有周波数帯域としてのβ波(13〜
39.9Hz) の周波数帯域以下のα波(8〜12.9Hz) ,θ波(4
〜7.9Hz),δ波(0.5〜3.9Hz)なる適宜の周波数の周期に
同期させ所定時間(約1分乃至数分)継続させ、且つ該
所定時間毎に前記適宜の周波数が段階的に低くなるよう
な治療信号として制御された構成である。また、前記適
宜の周波数について、固有周波数帯域がβ波又はθ波以
下とするものである。また、前記混合手段23からの適
宜な周期の治療周期信号[図5(C)]の周波数が、図
6に示すように、所定時間t毎に段階的に低くなるよう
に制御されている。すなわち、前記制御手段24では、
超音波の治療周期信号[図5(C)]の周波数の制御
と、その治療周期信号[図5(C)]を所定時間送信す
る時間の制御とを行うものである。
【0016】段階的に周波数が低くなる制御構成として
は、各脳波周波数帯域であるβ波(13〜39.9Hz) 、α波
(8〜12.9Hz) 、θ波(4〜7.9Hz),δ波(0.5〜3.9Hz)の4
段階に分けて段階的に低くなるように前記混合手段23
からの治療周期信号を制御手段24にて制御されるが、
睡眠導入しようとする者の症状に応じて、β波を除くα
波,θ波,δ波の3段階として段階的に低くしたり、或
いは、β波からα波へ、β波からθ波へ、β波からδ波
へ、α波からθ波へ、α波からδ波へ、θ波からδ波へ
と2段階として段階的に低くすることもある。この各段
階とする所定時間の制御については、約1分乃至3分程
度である。具体的には、β波,α波,θ波,δ波の4段
階をそれぞれ1分づつとしている。また、好ましくは、
周波数帯域が低くなる程より多くの時間を掛けることも
ある。すなわち、β波を約1分以内、α波を約1分以上
約2分以内、θ波を約2分以上約3分以内、δ波を約5
分以上等とするものである。
【0017】特に、この発明において重要なことは、各
脳波周波数帯域であるβ波(13〜39.9Hz) 、α波(8〜1
2.9Hz) 、θ波(4〜7.9Hz),δ波(0.5〜3.9Hz)の4段階
の脳波リズムに結合させることにある。この点について
詳述する。後述する実施例においても説明するが、混合
手段23から出力される超音波の治療周期信号の周波数
の周期は、制御手段24にて、実際には、最初の1分間
を3Hz周期、次の1分間を1Hz周期、次の1分間を0.5H
z 周期、最後の1分間を0.25Hz周期で制御されて治療信
号として送信される。実際の治療信号の周波数帯域は、
脳波のδ波帯域である。すなわち、脳波リズムに同期す
る治療信号はδ波に関わらず、前述の各脳波周波数帯域
であるβ波、α波、θ波、δ波等の全体の脳波リズムに
影響を与えるものである。この点について以下に詳述す
る。
【0018】脳波リズムに影響を与えるのは、直接的に
同期した治療信号も影響するが、この同期信号よりも格
段と影響を与える治療信号は共振した信号である。同期
した信号に対して2倍又は3倍等の定まった整数の倍数
の脳波リズムで、β波(13〜39.9Hz) 、α波(8〜12.9H
z) 、θ波(4〜7.9Hz)、δ波(0.5〜3.9Hz)の4段階とし
た平均的固有脳波の自発的リズムのパワースペクトル密
度のピーク近傍である値に共振することを「高調波(Hig
her-Harmonics)共振」と称される。また、同様に、同期
した信号に対して1/2倍または1/3倍等の定まった
分数の倍数の脳波リズムで、β波、β波、α波、θ波と
した値に共振することを「分数調波(Sub-Harmonics) 共
振」と称される。このようなことが、発明者によって実
験的に解明されている。
【0019】さらに、詳述すると、混合手段23から出
力される超音波の治療周期信号の周波数、すなわち、治
療信号送信の周波数は、制御手段24によって、4段階
として例えば、3Hz,1Hz,0.5Hz ,0.25Hzの周波数
(又は3Hz周期,1Hz周期,0.5Hz 周期,0.25Hz周期)
に同期して段階的に低くなるように超音波(例えば、3
2750Hz)を送信するものである。すると、その3Hz
に同期して脳に信号として入力されると共に、その3Hz
の倍の6Hz,この倍の12Hz,さらにこの倍の24Hzの
共振周波数が脳波リズムに影響を与える。すると、実際
に同期信号は3Hzなるδ波なのに、6Hzなるθ波、12
Hzなるα波、24Hzなるβ波をも脳波リズムに影響を与
えることになる。この点は実験によって解明され、この
点は後述する。次の段階の1Hzの同期信号では、この1
Hzの同期信号で脳に信号として入力されると共に、その
倍の2Hz(δ波)、この倍の4Hz(θ波)、さらにこの
倍の8Hz(α波)もを共振周波数が脳波リズムに影響を
与えるものである。さらに、睡眠状態に近いといわれる
0.5Hz に対しても1Hzの1/2の共振周波数でも脳波リ
ズムに影響を与えることになったものである。
【0020】また、制御手段24による周波数制御を、
脳波周波数帯域であるβ波(13〜39.9Hz) 、α波(8〜1
2.9Hz) 、θ波(4〜7.9Hz)にて、同期信号して直接的に
脳波リズムに結合させるようにすることも勿論ある。こ
のように、脳波リズムに対しては直接的な同期信号と間
接的な共振信号をも使用できるものである。また、制御
手段24による周波数制御としては、δ波のみならず、
β波,α波,θ波領域も好適である。また、制御部2に
よって、超音波送信周期の周波数及び継続の所定時間を
適宜変更することを、治療周期パターンを変更するここ
とといい、超音波の治療周期信号[図5(C)]の周波
数の制御の変更と、その治療周期信号[図5(C)]を
所定時間送信する時間の制御の変更するものである。
【0021】前記増幅部3は、前記制御部2から出力さ
れる治療信号を増幅する構成を有している。具体的に
は、超音波治療信号増幅手段31によって、前記治療信
号の電圧を増幅して、治療により効果的に働くようにす
るものである。前記発振部1において2個の超音波発振
手段11,11が存在する場合には、それぞれの回路に
ついて超音波治療信号増幅手段31,31が設けられ
る。また、前記増幅部3にはタイマ4が備えられ、所定
の時間(例えば、20分又は30分程度)経過すると、
増幅部3の出力信号を遮断するように構成されている。
前記タイマ4は、発振部1又は制御部2に設けることも
あり、何れも前記睡眠導入器本体Aの治療信号を遮断す
るようにされている。さらに、前記増幅部3は、症状が
軽い場合等睡眠治療者によって、制御部2からの出力電
圧が適当である場合には、設けない場合もある。
【0022】前記睡眠用枕Bには、枕本体52の上面側
に、超音波なる治療信号を出力する超音波出力部5が備
えられている。該超音波出力部5は、超音波トランスミ
ッタ51として複数備えられている。発振部1におい
て、1個の超音波発振手段11が存在する場合には、前
記超音波トランスミッタ51は少なくとも4個の超音波
トランスミッタ51,51,…が備えられている。ま
た、発振部1において、2個の超音波発振手段11,1
1が存在する場合には、前記超音波トランスミッタ51
は少なくとも8個埋め込まれている。また、実施態様で
は、16個の超音波トランスミッタ51,51,…が設
けられている。また、前記増幅部3を構成する超音波治
療信号増幅手段31にて増幅された回路のインピーダン
スと、前記睡眠用枕Bに埋め込んだ超音波トランスミッ
タ51の回路のインピーダンスとが整合されている。
【0023】前記睡眠用枕Bの枕本体52に対して超音
波トランスミッタ51を埋め込んだ実施形態としては、
超音波トランスミッタ51の本体51aを上向きにした
スカート部51bを備え、弾力性のあるスポンジ等から
なる枕本体52の表面より僅かに沈んだ位置に設けられ
ている。16個を埋め込んだ超音波トランスミッタ5
1,51,…の場合[図10(A)参照]には、その半
分の8つが、1個の超音波発振手段11によって所定の
周波数の超音波が出力され、他の半分の8つが共振音と
して出力される位相差を有する超音波が出力されるよう
に構成され、さらに、睡眠中にどのような位置になった
としても、睡眠中の者に対して良好に超音波が出力され
るように配置されている。また、合計8つの超音波トラ
ンスミッタ51,51,…の場合には、その半分づつの
4つが1個の超音波発振手段11によって所定の周波数
の超音波が出力され、他の半分の4つが共振音として出
力される位相差を有する超音波が出力されるように構成
されている。さらに、4つの超音波トランスミッタ5
1,51,…の場合には、1つの超音波発振手段11に
よって所定の周波数の超音波が出力されるように構成さ
れている。
【0024】以上の構成が第1実施形態であるが、この
変形例として、前記睡眠導入器本体Aの制御部2におい
て、変調信号発生手段25を設けた構成である(図1参
照)。つまり、前記治療周期発生手段21から入力され
たON,OFF信号に対して立上り、立下りの減衰信
号、1/fゆらぎに重畳する信号を加えて複合して変調
する手段である。具体的には、図7及び図8に示すよう
に、前記治療周期発生手段21にて同期された超音波送
信の信号が、変調信号発生手段25の減衰信号、1/f
ゆらぎによって重畳された信号して出力され、これが混
合手段23によって治療周期変調信号として出力される
ものである。このような治療周期変調信号によって、症
状の重い不眠症患者にも良好な睡眠導入が可能となる。
他の構成は、前記第1実施形態の睡眠導入器本体A及び
睡眠用枕Bと同様であり、説明を省略する。
【0025】次に、作用について説明する。まず、準備
段階の作用について、図2及び図3のフローチャートに
ついて説明する。まず、電源スイッチをONとし(S1
01)、選択キーを入力して設定初期化する(S10
2)。次に、手動/自動選択キーで自動を選択し(S1
03)、リセットスイッチをONとする(S104)。
すると、初期化する。その初期化のフローとしては、基
本単一超音波を出力する。すなわち、1個の超音波発振
手段11によって行う(S105)。次に、基本変調信
号発生手段25を通過する。すなわち、変調/重畳波の
変調信号をかけない(S106)。さらに4段階周期の
基本治療周期として出力する。これは、β波,α波,θ
波,δ波の4段階の脳波の固有数帯域なる基本周期とし
て出力させる(S107)。さらに、基本出力レベルを
出力させるようにする。すなわち、定格出力の−6dBダ
ウンを出力する(S108)。このようなS105〜1
08のステップが初期化される。そして準備段階として
のスタートスイッチをONすることで(S109)、初
期化された基本セットの状態の周期,矩形波と超音波と
を混合手段23にて混合させて同期させ且つ4段階周期
で周波数帯域が段階的に低くなるようにして準備段階の
睡眠準備体験を行い(S110)、その治療効果を確認
する(S111)。その睡眠準備体験を所定時間行った
後に自動停止し(S112)、治療設定準備は完了する
(S113)。
【0026】また、S104でリセットスイッチをON
しない場合には、自動は選択している状態であって、従
前に行った治療周期,段階的周期等で記憶されている睡
眠メニューにて行うものであり、これをS109の手前
に進み、スタートスイッチをONすることで睡眠準備体
験及び効果確認をS110〜111にて同様に行う。ま
た、S103で手動を選択した場合には、手動で初期化
を設定を行う(S114)。そして、今度は2個(これ
以上の場合もある)の超音波発振手段11,11の場合
であって、それぞれの異なる超音波の周波数で可聴周波
数範囲の周波数差を持つように共振させることを確認す
るための出力する(S115)。また、基本治療周期と
し、適宜のβ波,α波,θ波,δ波の何れかの複数の周
期を確認するために出力させる(S116)。さらに、
変調信号発生手段25にて変調/重畳波治療信号をかけ
たことを確認するために出力する(S117)。そして
適切な出力レベルを確認するために出力させるようにす
る(S118)。以降のステップについてはS109〜
111を前記同様に行う。
【0027】次に、治療段階の作用について、図4のフ
ローチャートについて説明する。まず、手動/自動選択
キーで手動・自動を確認し(S201)、手動/自動を
選択し(S102)、自動をONし、スタートスイッチ
をONにし(S203)、さらにリピートスイッチをO
Nにする(S204)。すると、治療周期パターンを自
動で切換えて治療信号を出力させて睡眠体験動作を実行
する(S205)。この動作の所定時間経過後にはタイ
マ4を使用しているか否かを判断し(S206)、使用
している場合には所定時間でその動作は自動停止し(S
207)、終了する。また、タイマ4を使用していない
場合には、適宜の時間経過後にストップスイッチを押し
て(S208)、停止し(S209)、終了する。
【0028】また、第2実施形態について図12に基づ
いて説明する。特に、第1実施形態に対して発光装置C
を設けた構成である。該発光装置Cは前記睡眠用枕Bと
は別に構成されたものである。前記発光装置Cの発光部
6は、図14に示すように、青色高輝度発光ダイオード
よりなる光源発光手段61がノズル本体62の先端に設
けられたものである。前記光源発光手段61は、瞼の上
から照射して眼をつむった状態で50Lux 以上の照度が
あれば光源の種類に限定されないが、青色光,緑色光が
好ましい。特に、青色高輝度発光ダイオードとする場合
には、睡眠導入に入り易いため好適である。また、緑色
高輝度発光ダイオードであっても同様の効果がある。前
記光源発光手段61は、1個で片目に対しても睡眠導入
効果はあるが、両目に対応するように2個設けることで
一層睡眠導入効果を上げることができる。前記発光装置
Cのノズル本体62は、前後方向に調節可能に構成さ
れ、且つベース64に設けられた立上がり部63に連続
して設けられ、且つノズル本体62は、前記光源発光手
段61の光方向を位置をどのようにでもできるように可
撓性ある材質で構成されている。前記立上がり部63も
上下調節可能に構成されている。
【0029】また、前記発光部6の光源発光手段61を
設けた場合には、一般に、その光量を増幅するための光
治療信号増幅手段32から入力するように設けられてい
る。該光治療信号増幅手段32は、前記増幅部3の構成
要素の一部位であり、前記制御部2から出力される治療
信号を増幅する構成を有している。さらに、重要なこと
は、前記治療信号に同期させていることである。つま
り、制御部2に制御された段階的に低くなる周波数帯域
の超音波の治療信号と同期している。具体的には、β
波,α波,θ波,δ波の4段階に段階的に低くなる周波
数に同期している。このため、前記発振部1において、
1個の超音波発振手段11が存在する場合には、1個の
光治療信号増幅手段32が設けられるし、2個の超音波
発振手段11,11が存在する場合には、2個の光治療
信号増幅手段32,32がそれぞれ独立して設けられ
る。他の構成は、第1実施形態の構成部位と同一である
ため説明を省略する。また、前記光治療信号増幅手段3
2は、症状が軽い場合等睡眠治療者によって、光源発光
手段61からの出力電圧が適当である場合には、設けな
い場合もある。
【0030】その第2実施形態の作用について説明す
る。この場合のフローチャートは、第2実施形態のフロ
ーチャートと殆ど同一である。特に、変わる点として
は、前記発光部6の光源発光手段61の光量調節部61
bにて光量を調節する程度であり、後は、超音波送信の
周波数が段階的に低くなる制御と同期するものであり、
第1実施形態の場合に既にセットしているため、これと
同様である。このような構成にすることで第1実施形態
の場合よりも睡眠導入効果を上げることができる。
【0031】前記睡眠導入器本体Aの具体的な構成とし
て説明すると、図11に示すように、その正面パネルに
は、電源スイッチ80,スタートスイッチ81,ストッ
プスイッチ82,超音波共振スイッチ83,タイマスタ
ートスイッチ84が設けられ、さらに、手動と自動の切
り替えの自動切替手段22,変調,重畳又はOFFの変
調信号発生手段25,光源発生手段61の各操作スイッ
チが設けられている。さらには、治療周期段階等のレベ
ルを適宜調整できる制御手段24の調整ツマミやタイマ
4が設けられている。また、その背面パネルには、超音
波出力部5の出力端子51a,51a,…が設けられ、
それぞれには、出力調整部51b,51b,…も備えら
れ、さらに、光源発生手段61による光治療出力端子6
1a及び光量調整部61bが設けられている。また、リ
セットスイッチ85,リピートスイッチ86が設けられ
ている。
【0032】実施例1 まず、睡眠導入実験をした。条件として発振部の超音波
発振手段11を1つとして そのときの周波数は327
50Hzとし、混合手段23からの治療周期信号に対し
て、制御部2によって、超音波送信する周波数を3Hzを
1分、1Hzを1分、0.5Hz を1分、0.25Hzを1分とし、
4段階に分けて段階的に低くなるようにした。また、睡
眠導入実験前の3分と実験後の3分を測定した。具体的
には、脳波左後頭葉(P3-O1 の位置:図15参照)の生
波形は安静閉眼仰臥位状態(目を閉じてベットに仰向に
寝た状態)で治療前3分間、治療中4分間、治療後3分
間の合計10分間のデータである(図16参照)。治療
前の脳波の複雑に入り乱れ一定せず覚醒状態にある治療
手段は基本治療周期信号(設定は図3の準備段階フロー
チャートのリセットスイッチON初期化)を用い、1分
毎に4段階とし、超音波送信の周波数を脳波のδ波帯域
の周波数に同期したものを切替えて行う実験である。
【0033】その測定結果3して、脳の左後頭葉での生
波形データは、時間軸を横軸にし、振幅の中心0を起点
に上下に振れるようにしたものが図16(A)〜(C)
である。図16(A)が睡眠導入実験前の3分間の脳波
の生波形データである。脳波エネルギーが活発に働いて
いることが判る。次に、図16(B)が睡眠導入実験の
1分づつの生波形データである。1分ごとにその周波数
が段階的に少なくなっていることが判る。そして図16
(C)が睡眠導入実験後の3分間の生波形データであ
る。すなわち、治療後(治療周期信号を止めてから)の
脳波は1分間に約15回の周期、つまり最終段階の周期
(15/60)=0.25Hzに同期して安定した脳波を示してい
る。このときの不眠症被検者の感想は心地よい気分で引
き込まれるように睡眠に入ったというものである。
【0034】また、図17で示す脳波後頭葉(P3-O1)の
パワースペクトル密度グラフは、図16のデータをコン
ピュータ解析したもので、縦軸(y軸)は脳波のパワー
スペクトル密度(面積)の相対量である。横軸(x軸)
は脳波の周波数を対数で表したものである。図17
(A)の場合、すなわち、本発明の装置による実験3分
前で覚醒した状態において、グラフはなだらかで睡眠中
のδ波(0.5〜3.9Hz)の明瞭な脳波リズムは存在してお
らず、1.3Hz がやや盛り上がっている程度である。そし
て、図17(B)が睡眠導入実験後の3分間の脳波デー
タに基づくものであり、治療後3分間を合計したグラフ
は約0.9 Hz(正確には、O.86Hz:δ波)で大きく盛り上
がったピークが存在し、睡眠中発生する安定した脳波の
周波数が明瞭になったことを示している。又、ピーク周
波数は治療前に対して低い脳波周波数側に引き込み現象
を起こしていることが明確である。このことから睡眠状
態に成っていることが被検者の感想と一致する。
【0035】さらに、図18で示す脳波左後頭葉(P3-O
1)の脳波周波数帯域別パワースペクトル密度グラフは、
睡眠導入実験前から実験後において、β波,α波,θ
波,δ波がどのように変化したかについて同じく図16
のデータをコンピュータ解析したもので、脳波の周波数
帯域をβ波(13〜39.9Hz)、α波(8〜12.9Hz)、θ波
(4〜7.9Hz)、δ波(0.5〜3.9Hz)の4段階に分けて各
周波数帯域のパワースペクトル密度(面積)の治療前後
における変化を示す。縦軸(y軸)は治療前(Before)の
脳波のパワースペクトル密度(面積)を1(100%)とした
ときの治療後(After) の脳波パワースペクトル密度(面
積)を示している。
【0036】図18のグラフによると、治療前(Befor
e)に対し覚醒状態のβ波から順次に脳波パワースペク
トル密度が減少し低い脳波の帯域へ移行していることが
明確である。4段階目にあたる睡眠中の脳波であるδ波
に至っては治療前(Before)より治療後(After)が2
0%も脳波パワースペクトル密度が増大しており、図1
7、図18の説明と合わせても一致し、睡眠導入効果は
明らかである。
【0037】実施例2 また、図19〜図21は、16図の実験と同時に行った
別の実験データであり、脳波の検出部位を変えて脳波右
側頭葉(C4-T4)箇所で確度の高い実証を行ったもので
ある。図19は脳波右側頭葉の生波形データ、図20
は、図19のパワースペクトル密度グラフ、図21は、
図19のグラフの脳波周波数帯域別パワースペクトル密
度グラフであり、何れも、睡眠導入効果が顕著に表れて
いる。
【0038】実施例3 図22,図23で示す指尖血流脈波の生波形(1)とパ
ワースペクトル密度グラフ(1)は、図16で測定した
時に同時に検出した人差し指先端に取り付けた反射型光
電血流脈波計による血流中にあるヘモクロビンの変化を
検出した、生体生理工学及び生体電子情報工学などの学
会で認められた実験方法によってその効果を説明する。
【0039】図22(A),(B),(C)は、指尖血
流脈波の生波形で、刺激中に周波数の高い成分(黒くな
っている波形)が血流リズムに混在していることが解
り、治療信号に何らかの影響を与えており、治療前に比
較して治療後レベル変動と血流リズムの周波数が低くな
っている様子が解る。
【0040】図23示す指尖血流脈波のパワースペクト
ル密度グラフ(1)は縦軸(y軸)をパワースペクトル
密度(面積)、横軸を血流リズムの周波数を対数で表し
たものである。右側にある鋭い大きなピークは心拍のリ
ズムで脈拍であり交感神経の指針となります。治療前で
はピーク周波数が0.98Hzで脈拍が1分間に58.8回(0.98
×60=58.8)集まっているが、山形の巾が下に広がって
脈拍が安定しておらず覚醒状態にある。
【0041】治療中にはピークが0.97Hzに変化し脈拍が
58.2回に集中して下がり、山形の巾が少し狭くなり治療
中に生体の反応があることを示す。治療後はピークが0.
94Hzに変化し、脈拍が56.4回に大きく下がりさらに山形
の中が狭く、鋭くなっており、心拍が安定し下ってお
り、リラックス状態から神経活動が減弱し、睡眠へ移行
している。中心にある0.26Hzのピークは呼吸のリズムで
副交感神経系の指針になっており、0.26Hzで呼吸数が1
分間に15.6回(0.26×60=15.6)に集まっていることを
示す。
【0042】この呼吸リズムの形状で治療前に比べ治療
中に減弱し、治療後に鋭く立ち上がっている。このこと
から、副交感神経系の働きが増大していることが解る。
呼吸数が安定していることによって、心拍と同様にリラ
ックスから睡眠の移行を示している。左側の0.05Hz近傍
にあらわれるピークは体温調節リズムで交感神経系の指
針になっている。治療前と治療中、治療後に行くに従っ
て、減弱しており、基本治療周期信号4分間、段階的に
受けることによって顕著に交感神経の減弱がみられリラ
ックス状態から交感神経活動が大幅に減弱して睡眠状態
に移行していることを証明している。
【0043】実施例4 図24,25は、図16で測定したときに同時に測定し
た指尖血流脈波である。図24で示す指尖血流脈波の生
波形(2)は治療前に比べ、治療中と治療後に顕著な変
化を示しており、基本治療周期の信号が生体に大きく影
響していることが解る。
【0044】図25で示す指尖血流脈波のパワースペク
トル密度グラフ(2)は、前記の図22,図23で示す
効果説明よりさらに顕著に表れている。具体的には、治
療後のリズムピークは左側から0.05Hz近傍が体温調節リ
ズム(交感神経系)、0.1Hz近傍が血圧調節リズム(交
感神経系)、0.25Hz近傍が呼吸リズム(副交感神経
系)、1Hz近傍が心拍リズム(交感神経系と副交感神経
系)を着目すると交感神経系はすべて減弱し、反対にそ
れと逆の副交感神経系の呼吸リズムピークが増大し、シ
ャープになって安定し、リラックス状態から睡眠への移
行の効果が顕著に認められる。
【0045】
【発明の効果】本発明においては、前述ような構成をな
しているため、睡眠導入が極めてスムーズにできる。特
に、超音波送信の周波数を、所定時間毎に段階的に低く
したことで睡眠中に表れるδ波について引き込み現象を
特に惹起させることができ、睡眠導入を良好にできる。
さらに、超音波による睡眠用枕Bであって非接触状態の
ため、睡眠の妨げとなるストレスを感じない利点もあ
る。さらに、発光部6を同期させて照射することで、よ
り一層効果的にできる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の構成のブロック図
【図2】第1実施形態の準備段階の前半のフローチャー
【図3】第1実施形態の準備段階の後半のフローチャー
【図4】第1実施形態の治療段階のフローチャート
【図5】(A)は超音波発振手段から出力される超音波
信号の略図 (B)は治療周期発生手段から出力される矩形波の略図 (C)は混合手段にて出力される超音波の治療周期信号
の略図
【図6】制御手段による制御内容を示した時間に対する
超音波送信の周波数のグラフ
【図7】(A)は超音波発振手段から出力される超音波
信号の略図 (B)は治療周期発生手段から出力される矩形波の略図 (C)は変調信号発生手段から出力される変調波の略図 (D)は混合手段にて出力される超音波の治療周期変調
信号の略図
【図8】(A)は超音波発振手段から出力される超音波
信号の略図 (B)は治療周期発生手段から出力される矩形波の略図 (C)は変調信号発生手段から出力される変調波の略図 (D)は混合手段にて出力される超音波の治療周期変調
信号の略図
【図9】本発明を構成する睡眠導入器本体、睡眠用枕,
発光装置をベッドで使用している状態図
【図10】(A)は睡眠用枕の斜視図 (B)は(A)の要部拡大断面図
【図11】(A)は睡眠導入器本体の正面パネル図 (B)は睡眠導入器本体の裏面パネル図
【図12】本発明の第2実施形態の構成のブロック図
【図13】(A)は治療周期発生手段から出力される矩
形波の略図 (B)は光源発生手段から出力された点灯状態の略図 (C)は光治療信号の略図
【図14】発光装置の斜視図
【図15】(A)は、本発明装置によって、測定した脳
波測定部位の頭部側面図 (B)は、本発明装置によって、測定した脳波測定部位
の頭部正面図 (C)は、本発明装置によって、測定した脳波測定部位
の頭部平面図
【図16】(A)は睡眠導入実験前の3分間における脳
波左側頭葉の生波形データ (B)は睡眠導入実験中の4分間における脳波左側頭葉
の生波形データ (C)は睡眠導入実験後の3分間における脳波左側頭葉
の生波形データ
【図17】(A)は図16(A)に基づいてコンピュー
タ解析したパワースペクトル密度グラフ (B)は図16(C)に基づいてコンピュータ解析した
パワースペクトル密度グラフ
【図18】図16のグラフについてコンピュータ解析し
脳波周波数帯域別に分析したパワースペクトル密度グラ
【図19】(A)は睡眠導入実験前の3分間における脳
波右側頭葉の生波形データ (B)は睡眠導入実験中の4分間における脳波右側頭葉
の生波形データ (C)は睡眠導入実験後の3分間における脳波右側頭葉
の生波形データ
【図20】(A)は図19(A)に基づいてコンピュー
タ解析したパワースペクトル密度グラフ (B)は図19(C)に基づいてコンピュータ解析した
パワースペクトル密度グラフ
【図21】図19のグラフについてコンピュータ解析し
脳波周波数帯域別に分析したパワースペクトル密度グラ
【図22】(A)は睡眠導入実験前の3分間における指
尖血流脈波の生波形データ(1) (B)は睡眠導入実験中の4分間における指尖血流脈波
の生波形データ(1) (C)は睡眠導入実験後の3分間における指尖血流脈波
の生波形データ(1)
【図23】(A)は図22(A)に基づいてコンピュー
タ解析したパワースペクトル密度グラフ (B)は図22(C)に基づいてコンピュータ解析した
パワースペクトル密度グラフ
【図24】(A)は睡眠導入実験前の3分間における指
尖血流脈波の生波形データ(2) (B)は睡眠導入実験中の4分間における指尖血流脈波
の生波形データ(2) (C)は睡眠導入実験後の3分間における指尖血流脈波
の生波形データ(2)
【図25】(A)は図24(A)に基づいてコンピュー
タ解析したパワースペクトル密度グラフ (B)は図24(C)に基づいてコンピュータ解析した
パワースペクトル密度グラフ
【符号の説明】
A…睡眠導入器本体 B…睡眠用枕 C…発光装置 1…発振部 2…制御部 3…増幅部 6…発光部 11…超音波発振手段 21…治療周期発生手段 23…混合手段 24…制御手段 25…変調信号発生手段 31…超音波治療信号増幅手段 61…光源発光手段
【手続補正書】
【提出日】平成14年1月8日(2002.1.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】脳波リズムに影響を与えるのは、直接的に
同期した治療信号も影響するが、この同期信号よりも格
段と影響を与える治療信号は共振した信号である。同期
した信号に対して2倍又は3倍等の定まった整数の倍数
の脳波リズムで、β波(13〜39.9Hz) 、α波(8〜12.9H
z) 、θ波(4〜7.9Hz)、δ波(0.5〜3.9Hz)の4段階とし
た平均的固有脳波の自発的リズムのパワースペクトル密
度のピーク近傍である値に共振することを「高調波(Hig
her-Harmonics)共振」と称される。また、同様に、同期
した信号に対して1/2倍または1/3倍等の定まった
分数の倍数の脳波リズムで、β波、α波、θ波、δ波と
した値に共振することを「分数調波(Sub-Harmonics) 共
振」と称される。このようなことが、発明者によって実
験的に解明されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波を発振する発振部と、適宜な周期
    でON,OFF信号を発信させて前記発振部から入力さ
    れた超音波を前記周期に同期した時間に応じて超音波を
    送信するようにし、該超音波送信の周波数を、脳波のβ
    波の周波数帯域以下のα波,θ波,δ波なる適宜の周波
    数の周期に同期させて所定時間継続させ、且つ該所定時
    間毎に前記適宜の周波数を段階的に少なくとも2段階低
    くなるような治療信号として制御する制御部とを備えた
    睡眠導入器本体と、 前記治療信号を超音波トランスミッタに出力させるよう
    にし、該超音波トランスミッタを埋め込んだ睡眠用枕
    と、からなることを特徴とする睡眠導入装置。
  2. 【請求項2】 超音波を発振する発振部と、適宜な周期
    でON,OFF信号を発信する治療周期発生手段と、前
    記発振部から入力された超音波と前記治療周期発生手段
    から入力されたON,OFF信号において混合され、且
    つ前記周期に同期した時間に応じて超音波を送信するよ
    うにした治療周期又は変調信号の混合手段と、該混合手
    段による超音波送信の周波数を、脳波のβ波の周波数帯
    域以下のα波,θ波,δ波なる適宜の周波数の周期に同
    期させて所定時間継続させ、且つ該所定時間毎に前記適
    宜の周波数を段階的に少なくとも2段階低くなるような
    治療信号として制御する制御手段とを備えた制御部とか
    らなる睡眠導入器本体と、前記治療信号を超音波トラン
    スミッタに出力させるようにし、該超音波トランスミッ
    タを埋め込んだ睡眠用枕と、からなることを特徴とする
    睡眠導入装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記制御部に
    て制御する適宜の周波数を初期段階で脳波のα波として
    なることを特徴とすることを特徴とする睡眠導入装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2において、前記制御部に
    て制御する適宜の周波数を初期段階で脳波のθ波として
    なることを特徴とすることを特徴とする睡眠導入装置。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3又は4において、前記
    制御部にて制御する適宜の周波数を最終段階で脳波のδ
    波としてなることを特徴とする睡眠導入装置。
  6. 【請求項6】 超音波を発振する発振部と、適宜な周期
    でON,OFF信号を発信させて前記発振部から入力さ
    れた超音波を前記周期に同期した時間に応じて超音波を
    送信するようにし、該超音波送信の周波数を、脳波のδ
    波の周波数帯域内の適宜の周波数の周期に同期させて所
    定時間継続させ、且つ該所定時間毎に前記適宜の周波数
    を段階的に少なくとも2段階低くなるような治療信号と
    して制御する制御部とを備えた睡眠導入器本体と、 前記治療信号を超音波トランスミッタに出力させるよう
    にし、該超音波トランスミッタを埋め込んだ睡眠用枕
    と、からなることを特徴とする睡眠導入装置。
  7. 【請求項7】 超音波を発振する発振部と、適宜な周期
    でON,OFF信号を発信する治療周期発生手段と、前
    記発振部から入力された超音波と前記治療周期発生手段
    から入力されたON,OFF信号において混合され、且
    つ前記周期に同期した時間に応じて超音波を送信するよ
    うにした治療周期又は変調信号の混合手段と、該混合手
    段による超音波送信の周波数を、脳波のδ波の周波数帯
    域内の適宜の周波数の周期に同期させて所定時間継続さ
    せ、且つ該所定時間毎に前記適宜の周波数を段階的に少
    なくとも2段階低くなるような治療信号として制御する
    制御手段とを備えた制御部とからなる睡眠導入器本体
    と、 前記治療信号を超音波トランスミッタに出力させるよう
    にし、該超音波トランスミッタを埋め込んだ睡眠用枕
    と、からなることを特徴とする睡眠導入装置。
  8. 【請求項8】 請求項1,2,3,4,5,6又は7に
    おいて、前記適宜な周波数が段階的に約2分の1以下に
    低くなることを特徴とする睡眠導入装置。
  9. 【請求項9】 請求項1,2,3,4,5,6,7又は
    8において、前記制御部から出力される治療信号を増幅
    する増幅部を備えた睡眠導入器本体としてなることを特
    徴とする睡眠導入装置。
  10. 【請求項10】 請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8又は9において、前記治療周期発生手段からのON,
    OFF信号に対して立上り、立下りの減衰信号又は1/
    fゆらぎに重畳する信号を加えて変調する変調信号発生
    手段を備えた睡眠導入器本体としてなることを特徴とす
    る睡眠導入装置。
  11. 【請求項11】 請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8,9又は10において、前記発振部の超音波を発振す
    る超音波発振手段を複数設けて、可聴周波数範囲の周波
    数差を持つ異なる周波数を同時に発振させるようにした
    ことを特徴とする睡眠導入装置。
  12. 【請求項12】 請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8,9,10又は11において、前記睡眠用枕に埋め込
    む超音波トランスミッタを少なくとも4個備えてなるこ
    とを特徴とする睡眠導入装置。
  13. 【請求項13】 請求項9において、前記増幅部を構成
    する回路のインピーダンスと、前記睡眠用枕に埋め込ん
    だ超音波出力部の回路のインピーダンスとが整合されて
    なることを特徴とする睡眠導入装置。
  14. 【請求項14】 請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8,9,10,11,12又は13において、前記制御
    部によって超音波送信の周波数を所定時間毎に段階的に
    低くなるような治療信号に同期して、瞼の上から照射す
    る発光装置を前記睡眠用枕とは別に備えてなることを特
    徴とする睡眠導入装置。
  15. 【請求項15】 請求項14において、前記発光装置の
    発光部は、光源発光手段としてなることを特徴とする睡
    眠導入装置。
  16. 【請求項16】 請求項15において、前記光源発光手
    段は青色高輝度発光ダイオードとしてなることを特徴と
    する睡眠導入装置。
  17. 【請求項17】 請求項14,15又は16において、
    前記発光部は両目に対応するように設けてなることを特
    徴とする睡眠導入装置。
JP2001402068A 2001-12-28 2001-12-28 睡眠導入装置 Pending JP2003199831A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001402068A JP2003199831A (ja) 2001-12-28 2001-12-28 睡眠導入装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001402068A JP2003199831A (ja) 2001-12-28 2001-12-28 睡眠導入装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003199831A true JP2003199831A (ja) 2003-07-15

Family

ID=27640428

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001402068A Pending JP2003199831A (ja) 2001-12-28 2001-12-28 睡眠導入装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003199831A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100352522C (zh) * 2004-03-16 2007-12-05 中国科学院理化技术研究所 一种改善睡眠质量的装置
JP2009045227A (ja) * 2007-08-20 2009-03-05 Tanita Corp 目覚まし装置
JP2009201606A (ja) * 2008-02-26 2009-09-10 Ace:Kk 睡眠誘導装置
JP2011056025A (ja) * 2009-09-09 2011-03-24 Yasunori Fujimori 睡眠促進マット
KR20120103687A (ko) 2009-12-11 2012-09-19 유겐가이샤 미뇽베르 안면유도장치 및 안면유도방법
EP2958614A4 (en) * 2013-03-22 2016-11-16 Mind Rocket Inc BINAURAL SLEEP INDUCTION SYSTEM
US10195377B2 (en) 2009-08-13 2019-02-05 Hidetsugu Asanoi Device for calculating respiratory waveform information and medical instrument using respiratory waveform information

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100352522C (zh) * 2004-03-16 2007-12-05 中国科学院理化技术研究所 一种改善睡眠质量的装置
JP2009045227A (ja) * 2007-08-20 2009-03-05 Tanita Corp 目覚まし装置
JP2009201606A (ja) * 2008-02-26 2009-09-10 Ace:Kk 睡眠誘導装置
US10195377B2 (en) 2009-08-13 2019-02-05 Hidetsugu Asanoi Device for calculating respiratory waveform information and medical instrument using respiratory waveform information
US11571533B2 (en) 2009-08-13 2023-02-07 Hidetsugu Asanoi Device for calculating respiratory waveform information and medical instrument using respiratory waveform information
JP2011056025A (ja) * 2009-09-09 2011-03-24 Yasunori Fujimori 睡眠促進マット
KR20120103687A (ko) 2009-12-11 2012-09-19 유겐가이샤 미뇽베르 안면유도장치 및 안면유도방법
EP2958614A4 (en) * 2013-03-22 2016-11-16 Mind Rocket Inc BINAURAL SLEEP INDUCTION SYSTEM
US9764110B2 (en) 2013-03-22 2017-09-19 Mind Rocket, Inc. Binaural sleep inducing system
EP3524308A1 (en) * 2013-03-22 2019-08-14 Sleep Shepherd, LLC Binaural sleep inducing system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN113631212B (zh) 用于经皮振动的造波的***和方法
US11202882B2 (en) System and method for facilitating wakefulness
US7354395B2 (en) Methods and apparatus for acoustical stimulation of the brain
US20130204169A1 (en) Pain Management Device and System
WO2023281448A1 (en) An esthetic apparatus useful for increasing skin rejuvenation and methods thereof
US20220362095A1 (en) Systems and methods of transcutaneous vibration for sexual arousal
US10974019B2 (en) System for delivering ultra-low frequency (ULF), variable-intensity, non-vibratory tactile stimuli for regulating physiological processes, and modulating mental states
KR102169133B1 (ko) 수면 유도 장치
US20060205994A1 (en) Vibrational delta and theta brain wave induction apparatus and method for the stimulation of sleep
JP2003199831A (ja) 睡眠導入装置
EP1889637B1 (en) Apparatus for auricular therapy
JP2021503339A (ja) ユーザの認知領域を強化するためにユーザに感覚刺激を供給するためのシステム及び方法
JP3087142U (ja) 睡眠導入装置
KR100596540B1 (ko) 미주신경 전기자극기
JP2004089572A (ja) リラクセーション装置とその制御方法
JPH07204238A (ja) リラクゼーション装置
JP2003117001A (ja) リラクセーション誘導装置
CN113694395A (zh) 频率可调的电振动红外音乐治疗仪
JP2005334163A (ja) 脳波誘導装置
US20230302251A1 (en) Method to accelerate sleep onset and/or to improve sleep quality in a subject
CN215489271U (zh) 一种生物能量管理的护眼灯
SOLUTIONS et al. ONTENT
JP4988311B2 (ja) 振動誘発皮膚反射制御システム
JP3372043B2 (ja) 脳波誘導装置
KR100442517B1 (ko) 치료주파수 및 치료파형 발생 휴대용 도자

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071204

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080401