JP2003197737A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2003197737A
JP2003197737A JP2001400035A JP2001400035A JP2003197737A JP 2003197737 A JP2003197737 A JP 2003197737A JP 2001400035 A JP2001400035 A JP 2001400035A JP 2001400035 A JP2001400035 A JP 2001400035A JP 2003197737 A JP2003197737 A JP 2003197737A
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hole
forming
interlayer insulating
sacrificial layer
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JP2001400035A
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Toshiyuki Kamiya
俊幸 神谷
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 信頼性の高い配線層を有する半導体装置の製
造方法を提供する。 【解決手段】 本発明の半導体装置の製造方法は、所定
のパターンを有する第1配線層30を形成する工程と、
前記第1配線層30の上方に、第2層間絶縁層40を形
成する工程と、前記第2層間絶縁層40の上方に、犠牲
層50を形成する工程と、前記第2層間絶縁層40およ
び前記犠牲層50に、スルーホール60を形成する工程
と、前記スルーホール60内にコンタクト層70となる
導電層72を形成する工程と、前記犠牲層50と、前記
犠牲層50に形成された前記スルーホール60内の前記
コンタクト層70と、の少なくとも一部を除去する工程
と、を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関し、特に、コンタクト層の形成に特徴を有する
半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【背景技術】異なる層の配線を相互に接続するコンタク
ト層を形成する技術として、たとえば次のような技術が
ある。
【0003】この技術を、図8を参照しながら説明す
る。半導体素子などが形成された半導体基板210上
に、第1層間絶縁層212を形成する。第1層間絶縁層
212の上に、第1導電層を形成し、リソグラフィおよ
びドライエッチングにより、第1導電層をパターニング
し、下部配線層220を形成する。下部配線層220お
よび第1層間絶縁層212の上に、第2層間絶縁層23
0を形成する。
【0004】その後、第2層間絶縁層230の上に、所
定のパターンを有するレジスト層を形成する。レジスト
層は、スルーホールを形成したい領域の上方において開
口部を有している。レジスト層をマスクとして、第2層
間絶縁層230をドライエッチングし、下部配線層22
0に達するスルーホール240を形成する。
【0005】次に、スルーホール240内に導電材を充
填し、コンタクト層250を形成する。第2層間絶縁層
230およびコンタクト層250の上に、第2導電層を
形成し、リソグラフィおよびドライエッチングにより、
第2導電層をパターニングし、上部配線層260を形成
する。
【0006】前述のような技術において、コンタクト抵
抗を低くしかつ安定にするために、コンタクト層を形成
する前に、スルーホールにおいて、スルーホール形成時
のエッチングによるダメージの回復や、重金属,カーボ
ン,酸素,フッ素などの混入不純物の除去、あるいはエ
ッチング生成物の除去を行なうことがある。エッチング
によるダメージ層や混入不純物あるいはエッチング生成
物の除去には、スルーホール内部の表面をわずかに酸化
してこれらの層を取り込み、その酸化物をエッチングす
る方法、ドライエッチングにより反応性ガスを用いて表
面層のみを軽くエッチングする方法、アルゴンなどのガ
スによるスパッタエッチングにより物理的に除去する方
法などがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】スルーホール内部の混
入不純物などの除去などのために、たとえば、アルゴン
などのガスによるスパッタエッチングを用いると、図8
に示すようにスールホール240の上端部が削られてテ
ーパ状の側面300が形成され、スルーホール240の
上部の径が下部の径より大きくなる。そして、スルーホ
ール240をコンタクト層250で埋め込んだ後、その
上に上部配線層260を形成すると、コンタクト層25
0において、上部配線層260に覆われることがなく露
出する部分310を生じることがある。特に、微細化が
図られているデバイスでは、配線間のピッチが小さいた
め露出した部分310を有するコンタクト層250が、
隣接する配線層とショートを生ずるなどの、デバイスの
問題を生じることがある。
【0008】本発明の目的は、信頼性の高い配線層を有
する半導体装置の製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、以下の工程(a)〜(f)を含む。
【0010】(a)所定のパターンを有する配線層を形
成する工程、(b)前記配線層の上方に、層間絶縁層を
形成する工程、(c)前記層間絶縁層の上方に、犠牲層
を形成する工程、(d)前記層間絶縁層および前記犠牲
層に、スルーホールを形成する工程、(e)前記スルー
ホール内にコンタクト層を形成する工程、および(f)
前記犠牲層と、前記犠牲層に形成された前記スルーホー
ル内の前記コンタクト層と、の少なくとも一部を除去す
る工程。
【0011】本発明の半導体装置の製造方法によれば、
スルーホールは、層間絶縁層および犠牲層を貫通するよ
うに形成される。そして、スルーホール内部に導電層を
形成した後、前記犠牲層と、前記犠牲層に形成された前
記スルーホール内の前記コンタクト層と、の少なくとも
一部を除去される。これにより、スルーホールの上部の
径が、所定の形状より広がって形成された場合に、その
部分は除去されるため、隣接した配線とショートするな
どの問題を防ぐことができる。本発明は、下記の態様を
とることができる。
【0012】前記工程(d)は、さらに、(g)前記ス
ルーホールの上端部の径が下部の径に比して大となるよ
うに、前記スルーホールの側面にテーパを形成する工程
を含むことができる。
【0013】前記工程(g)は、前記スルーホール内の
混入不純物を除去するためのスパッタエッチングにより
行なうことができる。
【0014】前記犠牲層は、導電層を用いることができ
る。その場合に、前記工程(f)において、前記犠牲層
と、前記犠牲層に形成された前記スルーホール内の前記
コンタクト層と、をすべて除去することができる。
【0015】また、前記犠牲層は、絶縁層を用いること
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の半導体装置の製造
方法の実施の形態について、図1〜図7を参照して説明
する。図1〜図7は、本発明の製造工程を模式的に示す
断面図である。 (第1の実施の形態)第1の実施の形態では、犠牲層が
絶縁層の場合について説明をする。
【0017】(1)第1配線層の形成 まず、図1を参照しながら説明する。一般的な方法によ
り、基板10の表面に、半導体素子(たとえばMOSF
ET)、配線層および素子分離領域(図示せず)を形成
する。基板10上に第1層間絶縁層20を形成する。第
1層間絶縁層20は公知の方法で形成できる。たとえ
ば、第1層間絶縁層20は、形成方法、材質、膜厚等に
ついて、後述の第2層間絶縁層40と同様に形成でき
る。第1層間絶縁層20に、異方性のリアクティブイオ
ンエッチング(RIE)によって、コンタクトホール
(図示せず)を形成する。公知の方法により、コンタク
トホール内に、タングステンプラグ、アルミニウム合金
層などのコンタクト層(図示せず)を形成する。
【0018】第1層間絶縁層20およびコンタクト層上
に、第1配線層30をたとえば次のようにして形成す
る。
【0019】第1層間絶縁層20およびコンタクト層上
に、第1配線層30のための導電層を形成する。導電層
は、たとえば、スパッタ法により形成される。導電層の
材質は、たとえば、窒化チタン,Al−Cu,窒化チタ
ンの積層構造とし、膜厚はそれぞれ約30nm,約25
0nm,約23nmである。導電層の膜厚は、デバイス
の設計により異なるが、100〜1000nmである。
導電層の材質は、特に限定されず、上述の他にアルミニ
ウム,銅,アルミニウム合金,銅合金,多結晶シリコ
ン,タングステン、およびこれらの積層膜を挙げること
ができる。第1導電層の形成方法としては、CVD法,
蒸着法,塗布法などを挙げることができる。
【0020】次に、導電層の上に、リソグラフィにより
所定のパターンを有するレジスト層を形成し、ドライエ
ッチングを行ないパターン形成をする。このドライエッ
チングは、たとえば、異方性ドライエッチングにより行
なうことができ、エッチャントとしては、たとえば、C
2/BCl3/Arの混合ガスを用いる。その後、レジ
スト層をアッシング除去などにより除去し、有機剥離液
で洗浄する。このようにして、第1配線層30が形成さ
れる。
【0021】(2)第2層間絶縁層の形成 次に、図2に示すように、第1配線層30および第1層
間絶縁層20の上に、第1配線層30を覆うように第2
層間絶縁層40を次のようにして形成する。第2層間絶
縁層40は、たとえば、高密度プラズマCVD法により
FSG(Fluorine−doped Silica
te Glass)を形成し、さらに、プラズマCVD
法によりTEOS酸化膜を積層することにより得られ
る。FSGの膜厚は、たとえば、約400nmで、TE
OS酸化膜の膜厚は、約1000nmである。その後、
必要に応じて、CMP法などにより平坦化することがで
きる。本実施の形態では、CMP法より、第2層間絶縁
層40の膜厚が約550nmになるまで平坦化する。
【0022】第2層間絶縁層40の膜厚は、平坦化前に
おいては、たとえば第1配線層30の上面を基準として
400〜2500nmであることが好ましく、平坦化後
においては、400〜2000nmであることが好まし
い。
【0023】第2層間絶縁層40の材質としては、他に
は、酸化シリコンやリンを含有した酸化シリコンなどを
用いることができる。
【0024】第2層間絶縁層40の形成方法としては、
上述の方法の他に熱CVD法,常圧CVD法,スピンコ
ート法などの塗布法(SOGを利用した方法),スパッ
タ法,熱蒸着法などを挙げることができる。
【0025】(3)犠牲層の形成 図2に示すように、第2層間絶縁層40の上に、犠牲層
50を形成する。犠牲層50は、たとえば、プラズマC
VD法により形成され、材質は、窒化膜を用いる。犠牲
層50の膜厚は、約100nmであるが、これに限定さ
れず、後の工程において、スパッタエッチングの際に形
成されるテーパ状の側面62(図4参照)を含むことが
できるだけの厚さを有することが望ましい。犠牲層50
の形成方法は、上述の方法の他に、熱CVD法,常圧C
VD法,スピンコート法などの塗布法(SOGを利用し
た方法),スパッタ法,熱蒸着法を用いることができ
る。犠牲層50の材質については、上述の他に、酸化シ
リコンなどを用いることができる。
【0026】(4)スルーホールの形成 次に、図3に示すように、犠牲層50の上に、リソグラ
フィにより、所定のパターンを有するレジスト層R1を
形成する。レジスト層R1は、第1配線層30の上方に
おいて、開口部を有する。すなわち、レジスト層R1
は、スルーホール60を形成したい犠牲層50の領域の
上に、開口部を有している。
【0027】次に、レジスト層R1をマスクとして、犠
牲層50と第2層間絶縁層40とを、たとえば、以下の
ような方法でエッチングする。
【0028】まず、犠牲層50のエッチングを第2層間
絶縁層40の上面が露出するまで行なう。犠牲層50の
エッチング方法は、たとえば、異方性ドライエッチング
により行ない、エッチャントとしては、CHF3/O2
Ar混合ガスを用いる。次に、続けて、第2層間絶縁層
40のエッチングを行なう。このエッチング方法は、犠
牲層50のエッチングと同様に、たとえば、異方性ドラ
イエッチングで行ない、エッチャントはC48/O2
Ar/CO混合ガスで行なう。ドライエッチング方法と
しては、上述の方法に限られず、リアクティブイオンエ
ッチング,誘導結合型プラズマエッチング,ECRプラ
ズマエッチングを用いることができる。エッチャントに
ついては、上述したものに限られず、犠牲層の材質に合
わせて、CF系のガスを含む混合ガスなどの周知のもの
を用いることができる。
【0029】このようにして、第2の層間絶縁層40お
よび犠牲層50を貫通するスルーホール60を形成した
後、レジスト層R1をアッシング除去などにより除去
し、有機剥離液で洗浄する。
【0030】(5)コンタクト層の形成のための前処理 次に、スルーホール60内に導電層72(図5参照)を
埋め込むための前処理として、たとえば、アルゴンガス
などの不活性ガスによるスパッタエッチングを行なう。
【0031】このスパッタエッチングにより、スルーホ
ール60の底部を構成している第1配線層30の表面の
自然酸化膜を除去し、清浄な配線表面を露出させること
により、後述するコンタクト層との良好な電気的接触を
得ることができる。スパッタエッチングは、化学的な反
応を伴わない不活性ガスイオンのスパッタ効果により物
理的にエッチングを行なう方法である。そのため、図4
に示すように、スルーホール60の上端部の側面が削れ
てテーパ状の側面62が犠牲層50に形成される。
【0032】(6)コンタクト層の形成 次に、スルーホール60内にコンタクト層70を以下の
方法により形成する。
【0033】この工程は、前述の工程(5)の処理が終
了した後、ウエハを大気にさらすことなく連続で処理を
行なうことが好ましい。まず、スルーホール60内に、
ウエッティング層およびバリア層64を形成する。ウエ
ッティング層は、たとえば、スパッタ法により形成さ
れ、その材質はチタンである。バリア層は、たとえば、
TDMAT(Tetrakis Di−Methyl
Amino Titanium)を原料ガスとしてCV
D法により、窒化チタンを形成することができる。
【0034】次に、図5に示すように、スルーホール6
0内を埋め込むように導電層72を形成する。導電層7
2は、たとえば、WF6を原料ガスとしてCVD法によ
り形成される。そして、犠牲層50の上方に形成された
導電層72と、犠牲層50の少なくとも一部は、たとえ
ば、エッチバックあるいはCMP法などにより除去され
る。このとき、犠牲層50は、テーパ状の側面62が存
在する領域がなくなる程度まで除去されることが好まし
い。エッチバックを行なう場合は、たとえば、原料ガス
にSF6/Arを使用して導電層72およびバリア層を
除去し、CH2 2/Ar/O2混合ガスにより犠牲層5
0を除去する。
【0035】導電層72としては、たとえば、タングス
テン,アルミニウム,アルミニウム合金,銅,銅合金を
挙げることができる。導電層72をスルーホール60内
に充填する方法としては、CVD法,PVD法,めっき
法などを挙げることができる。
【0036】(7)第2配線層の形成 次に、図7に示すように、第2層間絶縁層40およびコ
ンタクト層70上に、第2導電層を形成する。膜厚、形
成方法、材質等は、たとえば、前述する第1導電層と同
様に形成する。その後、リソグラフィおよびドライエッ
チングによってパターニングして、第2配線層80が形
成され、本発明による半導体装置100が得られる。
【0037】本実施の形態では、スルーホール60は、
第2層間絶縁層40と犠牲層50とを貫通しており、ス
ルーホール60内に導電層72を埋め込んだ後、CMP
またはエッチバックにより導電層72および犠牲層50
の少なくとも一部が除去されてコンタクト層70が形成
される。これにより、工程(5)でのスパッタエッチン
グなどにより、スルーホール60にテーパ状の側面62
が形成された場合において、テーパ状の側面62が形成
された部分を除去することができる。すなわち、スルー
ホール60が所定の径より広がって形成され、隣接する
配線とショートするという問題が起こることを防ぐこと
ができる。
【0038】また、犠牲層50は、酸化シリコン、窒化
シリコンなどの絶縁層から構成されているため、工程
(6)で形成された犠牲層50の全てを除去する必要が
なく、たとえば、テーパ状の側面62が形成された部分
を除去し、残りの犠牲層50を残存させることができ
る。 (第2の実施の形態)第2の実施の形態では、犠牲層が
導電層である場合について説明をする。
【0039】工程(1)および工程(2)は、第1の実
施の形態と同様に行なわれる。
【0040】(3)犠牲層の形成 図2に示すように、第2層間絶縁層40の上に、犠牲層
50を形成する。犠牲層50は、たとえば、スパッタ法
により形成され、材質は、窒化チタンを用いる。犠牲層
50の膜厚は、約50nmであるが、これに限定され
ず、後の工程でスパッタエッチングのときに形成される
テーパ状の側面62(図4参照)を含むことができるだ
けの厚さを有することが望ましい。犠牲層50の形成方
法は、上述の方法の他に、常圧CVD法,スピンコート
法などの塗布法(SOGを利用した方法),蒸着法を用
いることができる。犠牲層50の材質については、上述
の他に、チタンおよびタングステン等を用いることがで
きる。
【0041】(4)スルーホールの形成 次に、図3に示すように、犠牲層50の上に、リソグラ
フィにより、所定のパターンを有するレジスト層R1を
形成する。レジスト層R1は、第1配線層30の上方に
おいて、開口部を有する。すなわち、レジスト層R1
は、スルーホール60を形成したい犠牲層50の領域の
上に、開口部を有している。
【0042】次に、レジスト層R1をマスクとして、第
2層間絶縁層40および犠牲層50を、たとえば、以下
のような方法でエッチングする。
【0043】まず、犠牲層50のエッチングを第2層間
絶縁層40の上面が露出するまで行なう。犠牲層50の
エッチング方法は、たとえば、異方性ドライエッチング
により行ない、エッチャントとしては、CF4/CH2
2/O2/Ar混合ガスを用いる。次に、続けて、第2層
間絶縁層40のエッチングを行なう。このエッチング方
法は、犠牲層50のエッチングと同様に、たとえば、異
方性ドライエッチングで行ない、エッチャントはC48
/O2/Ar/CO混合ガスで行なう。ドライエッチン
グ方法としては、上述の方法に限られず、リアクティブ
イオンエッチング,誘導結合型プラズマエッチング,E
CRプラズマエッチングを用いることができる。エッチ
ャントについては、犠牲層50をエッチングできるもの
であればよく、上述したものに限定されない。
【0044】このようにして、第2の層間絶縁層40お
よび犠牲層50を貫通するスルーホール60を形成した
後、レジスト層R1をアッシング除去などにより除去
し、有機剥離液で洗浄する。
【0045】(5)コンタクト層の形成のための前処理 工程(5)は、実施例1の場合と同様に行なう。
【0046】(6)コンタクト層の形成 次に、スルーホール60内にコンタクト層70を以下の
方法により形成する。
【0047】この工程は、前述の工程(5)の処理が終
了した後、ウエハを大気にさらすことなく連続で処理を
行なうことが好ましい。まず、スルーホール60内に、
ウエッティング層およびバリア層64を形成する。ウエ
ッティング層は、たとえば、スパッタ法により形成さ
れ、その材質はチタンである。バリア層は、たとえば、
TDMAT(Tetrakis Di−Methyl
Amino Titanium)を原料ガスとしてCV
D法により、窒化チタンを形成することができる。
【0048】次に、図5に示すように、スルーホール6
0内を埋め込むように導電層72を形成する。導電層7
2は、たとえば、WF6を原料ガスとしてCVD法によ
り形成される。そして、犠牲層50の上方に形成された
導電層72および犠牲層50を、たとえば、エッチバッ
クあるいはCMP法などにより除去する。
【0049】導電層72は、たとえば、タングステン,
アルミニウム,アルミニウム合金,銅,銅合金を挙げる
ことができる。導電層72をスルーホール60内に埋め
込む方法としては、上述の方法の他に、CVD法,PV
D法,めっき法などを挙げることができる。
【0050】(7)第2配線層の形成 工程(7)は、実施例1の場合と同様に行なわれ、本発
明による半導体装置100が得られる。
【0051】本実施の形態では、スルーホール60は、
第2層間絶縁層40と犠牲層50とを貫通しており、ス
ルーホール60内に導電層72を埋め込んだ後、CMP
またはエッチバックにより導電層72および犠牲層50
が除去されてコンタクト層70が形成される。これによ
り、工程(5)でのスパッタエッチングなどにより、ス
ルーホール60にテーパ状の側面62が形成された場合
において、テーパ状の側面62が形成された部分を除去
することができる。すなわち、スルーホール60が所定
の径より広がって形成され、隣接する配線とショートす
るという問題が起こることを防ぐことができる。
【0052】また、犠牲層50は、導電層で形成されて
いる。そのため、CMPを用いて除去を行なう場合に
は、導電層72と、犠牲層50の研磨速度がほぼ同じで
あるため、除去を行ないやすく、エッチバックする場合
には、両者のエッチングレートがほぼ同じであるため、
除去を行ないやすいという利点がある。
【0053】なお、本実施の形態では、第1層間絶縁層
上の第1配線層と、第2層間絶縁層上の第2配線層とを
接続するコンタクト層について説明したが、本発明はこ
れに限定されず、これ以外の異なる層の間で相互に電気
的接続をするコンタクト層の形成に適用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方
法の工程を模式的に示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方
法の工程を模式的に示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方
法の工程を模式的に示す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方
法の工程を模式的に示す断面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方
法の工程を模式的に示す断面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方
法の工程を模式的に示す断面図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方
法により製造された半導体装置を模式的に示す断面図で
ある。
【図8】従来例に係る半導体装置を模式的に示す断面図
である。
【符号の説明】
10 基板 20 第1層間絶縁層 30 第1配線層 40 第2層間絶縁層 50 犠牲層 60 スルーホール 62 テーパー状の側面 64 ウェッティング層およびバリア層 70 コンタクト層 72 導電層 80 第2配線層 100 半導体装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F033 HH04 HH08 HH09 HH11 HH12 HH19 HH33 JJ08 JJ09 JJ11 JJ12 JJ18 JJ19 JJ33 KK04 KK08 KK09 KK11 KK12 KK19 KK33 MM05 MM08 MM13 NN06 NN07 NN29 PP06 PP15 PP19 PP26 QQ08 QQ09 QQ10 QQ11 QQ12 QQ13 QQ14 QQ16 QQ21 QQ31 QQ37 QQ48 QQ91 QQ92 QQ94 RR04 RR06 RR09 RR11 RR14 SS04 SS08 SS10 SS12 SS13 SS15 SS22 TT02 XX01 XX31

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の工程(a)〜(f)を含む半導体
    装置の製造方法。 (a)所定のパターンを有する配線層を形成する工程、 (b)前記配線層の上方に、層間絶縁層を形成する工
    程、 (c)前記層間絶縁層の上方に、犠牲層を形成する工
    程、 (d)前記層間絶縁層および前記犠牲層に、スルーホー
    ルを形成する工程、 (e)前記スルーホール内にコンタクト層を形成する工
    程、および (f)前記犠牲層と、前記犠牲層に形成された前記スル
    ーホール内の前記コンタクト層と、の少なくとも一部を
    除去する工程。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記工程(d)は、さらに、 (g)前記スルーホールの上端部の径が下部の径に比し
    て大となるように、前記スルーホールの側面にテーパを
    形成する工程を含む、半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記工程(g)は、前記スルーホール内の混入不純物を
    除去するためのスパッタエッチングである、半導体装置
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記犠牲層は、導電層である、半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記工程(f)において、前記犠牲層と、前記犠牲層に
    形成された前記スルーホール内の前記コンタクト層と、
    をすべて除去する、半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記犠牲層は、絶縁層である、半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009038393A (ja) * 2008-10-06 2009-02-19 Seiko Epson Corp 半導体装置および半導体装置の製造方法
JP2013503480A (ja) * 2009-08-28 2013-01-31 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 完全アモルファスの相変化メモリ細孔セルの化学機械研磨ストップ層

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