JP2003197490A - 電解コンデンサ素子の電解液含浸方法及び装置 - Google Patents

電解コンデンサ素子の電解液含浸方法及び装置

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JP2003197490A
JP2003197490A JP2001390946A JP2001390946A JP2003197490A JP 2003197490 A JP2003197490 A JP 2003197490A JP 2001390946 A JP2001390946 A JP 2001390946A JP 2001390946 A JP2001390946 A JP 2001390946A JP 2003197490 A JP2003197490 A JP 2003197490A
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Japan
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electrolytic solution
capacitor element
impregnating
jig
electrolytic capacitor
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JP2001390946A
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Masahito Saito
政仁 斉藤
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JCC Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高粘度の電解液を含浸剤として用いる場合であ
っても、電解コンデンサ素子に該電解液を強力かつ十分
に含浸させることができるようにし、しかも極めて効率
よく含浸を行うことを可能にする。 【解決手段】開閉可能な扉6を有する容器8として構成
され内部に電解コンデンサ素子9を収容可能に構成され
ると共に電解液10を収容する含浸治具11が着脱可能
に取り付けられた含浸槽2と、該含浸槽2内を所定の圧
力に調整する圧力調整装置3と、含浸槽2内を加圧状態
にする際に扉6を密閉状態のまま固定可能に構成された
扉固定装置4と、含浸治具11を上下動可能に構成され
該含浸治具11内の電解液10を電解コンデンサ素子9
に含浸可能に構成された治具駆動機構5とを備え、電解
コンデンサ素子9に電解液10をより強力に含浸させる
ことができるようにした構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電解コンデンサ素
子の電解液含浸方法及び装置に係り、特に含浸槽内を真
空状態までの減圧及び大気圧を超えての加圧可能に構成
し、かつ所望の温度までの加温を可能とすることによ
り、高粘度の電解液を含浸剤として用いる場合であって
も、電解コンデンサ素子に該電解液を十分に含浸させる
ことができるようにし、しかも極めて効率よく含浸を行
うことを可能にした電解コンデンサ素子の電解液含浸方
法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電解コンデンサを生産する工程の1つと
して、電解コンデンサ素子に粘度の高い電解液を含浸さ
せる工程があるが、従来この工程は、例えば本出願人の
出願に係る特開平6-318535、特開平11-274015 及び特開
2000-114124 等に示すように、リード線をクランプ治具
等によって挟持することで含浸槽の内部に複数の電解コ
ンデンサ素子を整列状態で収容し、該含浸槽の内部を減
圧して真空状態にして電解コンデンサ素子の本体内部の
空気を極力排除した後、電解液を供給してこれを該素子
の本体内部に含浸させ、そのまま含浸槽内を大気圧に開
放することでより効果的に含浸させるという手順で行わ
れていた。
【0003】しかし従来の真空含浸では、近年含浸剤と
して用いられるようになっている極めて高粘度の電解液
の場合には、泡立ちが発生するために含浸槽内の真空度
を高めることができず、また高粘度であるため常温では
電解コンデンサ素子に対して十分に含浸させることがで
きないという問題があり、静電容量等の所望の電気的特
性を満たした電解コンデンサ素子を製造することができ
ないという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来技術の欠点を除くためになされたものであって、その
目的とするところは、含浸槽内に電解コンデンサ素子を
収容した後、該含浸槽内を加熱しながら減圧し、電解コ
ンデンサ素子を電解液に浸して該電解液を電解コンデン
サ素子に含浸させ、含浸槽内が所定の温度に達した後、
該含浸槽内を大気圧に開放し、更に該含浸槽内を加圧し
て電解コンデンサ素子に対して電解液をより強力に含浸
させることによって、含浸剤として高粘度の電解液や粉
末の電解液等を用いる場合であっても、電解コンデンサ
素子に対して該電解液を十分に含浸させることができる
ようにすることであり、またこれによって静電容量等の
電気的特性に優れた電解コンデンサを製造できるように
することである。
【0005】また他の目的は、開閉可能な扉を有する容
器として構成され内部に電解コンデンサ素子を収容可能
に構成されると共に電解液を収容する含浸治具が着脱可
能に取り付けられた含浸槽と、該含浸槽内を所定の圧力
に調整する圧力調整装置と、該圧力調整装置により含浸
槽内を加圧状態にする際に扉を密閉状態のまま固定可能
に構成された扉固定装置と、含浸治具を上下動可能に構
成され該含浸治具内の電解液内に電解コンデンサ素子を
浸して含浸させることが可能に構成された治具駆動機構
とを備えることによって、圧力調整装置により含浸槽内
を適宜圧力調整できるようにして、電解液を電解コンデ
ンサ素子に対して強力にかつ確実にしかもばらつきなく
含浸させることができるようにすることである。
【0006】更に他の目的は、上記構成に加えて、含浸
槽に対して該含浸槽の内部を加熱するヒータを取り付け
ることによって、極端に粘度が高い電解液を含浸剤とし
て用いる場合に、ヒータの加熱により電解液の粘度を低
下させて電解コンデンサ素子に対して含浸させ易くする
ことである。
【0007】また他の目的は、上記構成において、圧力
調整装置が含浸槽内を真空状態から大気圧を超える加圧
状態まで調整可能に構成して電解液をより強力に電解コ
ンデンサ素子に含浸させることによって、高粘度の電解
液であっても容易かつ確実に、更には製品ごとのばらつ
きなく均一に含浸させることができるようにすることで
あり、またこれによって従来非常に困難とされていた、
高粘度の電解液を用いる一部の電解コンデンサ素子に対
する電解液の含浸を可能とすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】要するに本発明方法(請
求項1)は、含浸槽内に電解コンデンサ素子を収容した
後、該含浸槽内を加熱しながら減圧し、前記電解コンデ
ンサ素子を電解液に浸して該電解液を前記電解コンデン
サ素子に含浸させ、前記含浸槽内が所定の温度に達した
後、該含浸槽内を大気圧に開放し、更に該含浸槽内を加
圧して前記電解コンデンサ素子に対して前記電解液をよ
り強力に含浸させることを特徴とするものである。
【0009】また本発明装置(請求項2)は、開閉可能
な扉を有する容器として構成され内部に電解コンデンサ
素子を収容可能に構成されると共に電解液を収容する含
浸治具が着脱可能に取り付けられた含浸槽と、該含浸槽
内を所定の圧力に調整する圧力調整装置と、該圧力調整
装置により前記含浸槽内を加圧状態にする際に前記扉を
密閉状態のまま固定可能に構成された扉固定装置と、前
記含浸治具を上下動可能に構成され該含浸治具内の前記
電解液内に前記電解コンデンサ素子を浸して含浸させる
ことが可能に構成された治具駆動機構とを備えたことを
特徴とするものである。
【0010】また本発明装置(請求項3)は、開閉可能
な扉を有する容器として構成され内部に電解コンデンサ
素子を収容可能に構成されると共に電解液を収容する含
浸治具が着脱可能に取り付けられかつ内部を加熱するヒ
ータが取り付けられた含浸槽と、該含浸槽内を所定の圧
力に調整可能な圧力調整装置と、該圧力調整装置により
前記含浸槽内を加圧状態にする際に前記扉を密閉状態の
まま固定可能に構成された扉固定装置と、前記含浸治具
を上下動可能に構成され該含浸治具内の前記電解液内に
前記電解コンデンサ素子を浸して含浸させることが可能
に構成された治具駆動機構とを備え、高粘度の前記電解
液を前記電解コンデンサ素子により強力に含浸させるこ
とができるように構成したことを特徴とするものであ
る。
【0011】また本発明装置(請求項4)は、開閉可能
な扉を有する容器として構成され内部に電解コンデンサ
素子を収容可能に構成されると共に電解液を収容する含
浸治具が着脱可能に取り付けられかつ内部を加熱するヒ
ータが取り付けられた含浸槽と、該含浸槽内を真空状態
から大気圧を超える加圧状態まで調整可能な圧力調整装
置と、該圧力調整装置により前記含浸槽内を加圧状態に
する際に前記扉を密閉状態のまま固定可能に構成された
扉固定装置と、前記含浸治具を上下動可能に構成され該
含浸治具内の前記電解液内に前記電解コンデンサ素子を
浸して含浸させることが可能に構成された治具駆動機構
とを備え、真空含浸に加えて加圧及び加温による電解液
の含浸をも行うことができるように構成し、高粘度の前
記電解液を前記電解コンデンサ素子により強力に含浸さ
せることができるように構成したことを特徴とするもの
である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に示す実施例に
基いて説明する。本発明に係る電解コンデンサ素子の含
浸装置1は、図1、図2、図4から図8において、含浸
槽2と、圧力調整装置3と、扉固定装置4と、治具駆動
機構5とを備えている。
【0013】含浸槽2は、図1、図2、図4から図8に
示すように、開閉可能な扉6を有する容器8として構成
され、内部に電解コンデンサ素子9を収容可能に構成さ
れると共に電解液10を収容する含浸治具11が着脱可
能に取り付けられ、かつ内部を加熱するヒータ12が取
り付けられたものであって、断熱材13を介して筐体1
4に取り付けられている。
【0014】容器8には、減圧パイプ16、大気圧開放
パイプ18及び加圧パイプ19が夫々接続されている。
減圧パイプ16は、含浸槽2内を減圧して真空に近い状
態まで真空引きするための空気の吸出し経路であって、
筐体14内に配設された真空ポンプ15に接続されてい
る。また減圧パイプ16には、減圧速度を調整できるよ
うにするための、例えば減圧ニードル弁20が取り付け
られている。
【0015】大気圧開放パイプ18は、減圧された状態
及び加圧された状態の含浸槽2内を大気圧に開放するた
めのパイプであって、例えば電磁弁(図示せず)により
加減圧時の閉止状態と大気圧開放状態とを切換え可能に
構成されている。
【0016】加圧パイプ19は、含浸槽2内を大気圧を
超える圧力に加圧するための空気の流入経路であって、
例えば外部のコンプレッサ(図示せず)から圧縮空気を
供給されるようになっている。また加圧パイプ19に
は、加圧速度を調整できるようにするための、例えば加
圧ニードル弁21が取り付けられている。
【0017】また容器8には、電解コンデンサ素子9が
垂下した状態で複数整列して取り付けられたリードフレ
ーム22を固定可能な、固定治具23が取り付けられる
と共に、含浸治具11を取付け可能な治具台24が配設
されている。
【0018】含浸治具11は、図5、図6及び図8に示
すように、1つの電解コンデンサ素子9が入り込むこと
が可能な凹部11aが所定の間隔で整列して形成された
ものであり、該凹部11aに適量の電解液10を入れて
おくようになっている。治具台24に取り付けられた状
態の含浸治具11は、固定治具23により固定されたリ
ードフレーム22から垂下し、夫々の電解コンデンサ素
子9の下方に位置し、夫々の凹部11aが電解コンデン
サ素子9の真下に位置する状態となっている。
【0019】治具台24は、治具駆動機構5によって含
浸槽2内において上下動するように構成されている。な
お、電解コンデンサ素子9は、例えばプラスリード9a
のみを溶接することで、含浸治具11の凹部11aの間
隔と同一間隔でリードフレーム22に取り付けられる。
【0020】ヒータ12は、図5、図6及び図8に示す
ように、容器8の下部後方から例えば8本が水平に貫通
して取り付けられた、例えば電熱器であって、夫々の配
線12aが図示しない電源に接続されている。ヒータ1
2は、治具台24の下側に位置し、含浸治具11内の電
解液10を下側から加熱するようになっている。なお、
ヒータ12の取付け位置は任意である。
【0021】扉6との当接面8aには、パッキング25
が取り付けられ、容器8の左右の両側には、扉固定装置
4が係合するフランジ8bが形成されている。
【0022】扉6には、図1及び図4に示すように、含
浸槽2の内部を正面側及び上側から目視できるようにす
るための窓26が、例えば4箇所設けられ、左右の両側
には、容器8と同様に、フランジ6bが形成されてい
る。
【0023】扉6を容器8から離間させ、又は当接させ
る開閉動作は、図7から図9に示すように、扉開閉装置
28によって行われるようになっているが、該扉開閉装
置28により扉6が容器8から離間した状態からは、ハ
ンドル29を手動により操作して、軸30を中心にして
扉6を矢印A方向に180°回転させることで、容器8
内を完全に露出させることができるようになっている。
【0024】扉開閉装置28は、図2、図4から図8に
示すように、ブラケット52によりベース51上に水平
に固定されたシリンダ装置32が前後方向に伸縮するこ
とで、扉6を前後方向に開閉するように構成されてい
る。シリンダ装置32のピストンロッド32aの先端に
は、フランジ部33aを有する軸33が取り付けられて
おり、該フランジ部33aは連結部材34に固定され、
該連結部材34に前後方向が軸方向となる軸30,35
が取り付けられている。
【0025】軸30は、容器8上のブラケット36に取
り付けられたリニアブッシュ38により、前後方向に摺
動可能に支持されており、また軸30を中心にして扉6
を回転させて開くことができるようになっている。
【0026】扉6を回転させて開くときには、該扉6と
軸35との結合が解除される必要があるため、図4及び
図7に示すように、扉6にはピン39aが固定された係
合ブロック39が取り付けられ、扉6を閉じたときに
は、軸35が該ピン39aに係合するようになってい
る。
【0027】圧力調整装置3は、含浸槽2内を真空状態
から大気圧を超える加圧状態まで調整可能に構成された
ものであって、図1及び図2に示すように、減圧のため
の構成としては、筐体14内に設置された真空ポンプ1
5と、該真空ポンプ15に接続された減圧パイプ16と
が設けられている。加圧のための構成としては、エアフ
ィルタ40、一次レギュレータ41、加圧レギュレータ
42及び加圧パイプ19が設けられ、圧縮空気によって
含浸槽2内を大気圧を超える加圧状態にすることができ
るようになっている。エアフィルタ40及び一次レギュ
レータ41は、筐体14の側面に固定されたブラケット
43に筐体14外に露出した状態で取り付けられてい
る。メンテナンス及び圧力調整を容易にするためであ
る。
【0028】扉固定装置4は、図1、図2及び図4に示
すように、圧力調整装置3により含浸槽2内を加圧状態
にする際に扉6を密閉状態のまま固定可能に構成された
ものであって、筐体14前面にブラケット45を介して
直立に取り付けられた2本のシリンダ装置44と、該シ
リンダ装置44のピストンロッド44aにアダプタ46
を介して取り付けられ、扉6及び容器8のフランジ6
b,8bの双方に係合する溝48aが形成された係合部
材48とから構成されている。
【0029】係合部材48は、ガイド軸49によって上
下方向に案内されるようになっており、ガイド軸49は
ブラケット50により上下が支持されている。
【0030】治具駆動機構5は、図2、図4から図6に
示すように、含浸治具11を上下動可能に構成され、該
含浸治具11内の電解液10内に電解コンデンサ素子9
を浸して含浸させることが可能に構成されたものであっ
て、筐体14上に固定されたベース51上にブラケット
52を取り付け、該ブラケット52上に、上下方向に伸
縮するシリンダ装置53を取り付け、該シリンダ装置5
3のピストンロッド53aの上端にフランジ部材54を
取り付け、該フランジ部材54に係合しているアーム5
5が、連結部材56を介して一対の昇降軸58を上下方
向に往復動させるように構成されている。
【0031】連結部材56は、一対の昇降軸58を夫々
挾持固定しており、該昇降軸58は、夫々リニアブッシ
ュ59により容器8を貫通して上下方向に摺動可能に支
持されている。治具台24は昇降軸58の下端に取り付
けられている。
【0032】筐体14の後側のカバー60内には、図2
に示すように、電解コンデンサ素子の含浸装置1の制御
を行う制御装置(図示せず)が内蔵されており、該カバ
ー60には放熱用のファン61及び脚60aが取り付け
られている。
【0033】筐体14には、図1から図3に示すよう
に、支持具63を介してポール64が取り付けられ、該
ポール64の上端に操作盤62が取り付けられている。
操作盤62には、例えば手動/自動切換えスイッチ6
5、治具下降動作選択スイッチ66、非常停止スイッチ
68、起動スイッチ69、復帰スイッチ70、ブロック
停止スイッチ71、加温有効/無効切換えスイッチ7
2、ブザー73、浸漬時間設定タイマ74、大気圧遅延
時間設定タイマ75、加圧時間設定タイマ76、温度調
整器78、真空計79、加圧計80、扉閉確認ランプ8
1、真空確認ランプ82、治具上昇確認ランプ83及び
加圧確認ランプ84が配設されている。
【0034】また筐体14には、図1に示すように、床
面85に設置するための脚86及び移動の際に用いるキ
ャスタ88が取り付けられている。
【0035】そして本発明方法(請求項1)は、含浸槽
2内に電解コンデンサ素子9を収容した後、該含浸槽2
内を加熱しながら減圧し、電解コンデンサ素子9を電解
液10に浸して該電解液10を電解コンデンサ素子9に
含浸させ、含浸槽2内が所定の温度に達した後、該含浸
槽2内を大気圧に開放し、更に該含浸槽2内を加圧して
電解コンデンサ素子9に対して電解液10をより強力に
含浸させる方法である。
【0036】本発明は、上記のように構成されており、
以下その作用について説明する。電解コンデンサ素子の
含浸装置1は、例えば図16に示すフロー図に従って適
宜操作を行うことで、所定の動作をする。
【0037】まず、工程S1 においては、図5から図9
に示すように、治具駆動機構5が含浸治具11を下降さ
せており、扉固定装置4のシリンダ装置44が縮んで係
合部材48を下降させている。これによってフランジ6
b,8bと係合部材48との係合状態は解除されてい
る。また扉開閉装置28のシリンダ装置32が伸びるこ
とで扉6が容器8から適度に離間し、手動で開くことが
できる状態となっている。
【0038】ここで扉6のハンドル29を握り、図8及
び図9に示すように、手動で矢印A方向に動かすことに
よって、軸35と係合ブロック39のピン39aとの係
合が解除され、扉6は軸30を中心にして180°回動
し、含浸槽2内が露出した状態となる。なお、この際扉
6と容器8とは適度に離間しているので、扉6がヒータ
12や治具台24と干渉することはない。
【0039】工程S2 においては、リードフレーム22
に整列状態で溶接された電解コンデンサ素子9を、該リ
ードフレーム22単位で固定治具23に取り付ける。含
浸治具11には電解液10を適量入れておく。
【0040】工程S3 においては、扉6のハンドル29
を握り、図9に示すように、手動で矢印B方向に動かす
ことによって、扉6は軸30を中心として180°回動
して閉じ、係合ブロック39のピン39aが軸35と係
合する。
【0041】次に工程S4 において、起動スイッチ69
をONにすると、ヒータ12が熱を発し始めると共に、
扉開閉装置28のシリンダ装置32が縮んで、扉6が容
器8と接して閉じた状態となる(工程S5 )。なお、起
動スイッチ69の代わりに、フットスイッチ(図示せ
ず)により起動させるようにしてもよい。また加温有効
/無効切換えスイッチ72がOFFになっている場合に
は、ヒータ12による含浸槽2内の加熱は行われない。
加熱を必要としない程度の粘度の電解液10を使用する
場合を考慮したものである。
【0042】工程S6 において、図示しないセンサによ
り扉6が閉まっていることが検知されると、扉閉確認ラ
ンプ81が点灯する。検知されない場合には、該扉閉確
認ランプ81は点灯せず、停止状態となる。
【0043】工程S7 において、圧力調整装置3の真空
ポンプ15が作動して、図10に示すように、減圧パイ
プ16から含浸槽2内の空気が矢印C方向に抜かれ、該
含浸槽2内が減圧されて行く。含浸槽2内の真空度は、
真空計79に表示され、減圧速度は減圧ニードル弁20
により調節することが可能である。工程S 8 において、
所定の圧力(真空度)まで減圧されたことが検知される
と、真空確認ランプ82が点灯し、工程S9 において真
空ポンプ15が停止する。
【0044】ここで治具下降時動作選択スイッチが「大
気圧」に設定されている場合(工程S10)、「大気圧遅
延」に設定されている場合(工程S11)、「加圧」に設
定されている場合(工程S12)とで、含浸治具11上昇
後の処理が異なる。
【0045】工程S10,S11は、電解コンデンサ素子9
を電解液10中に浸漬させた後、含浸槽2内を大気圧に
開放して電解コンデンサ素子9の含浸を行うモードであ
り、工程S11を選択した場合には、含浸槽2内が大気圧
に開放されるタイミングが大気圧遅延設定タイマ75で
設定した時間だけ、工程S10の場合よりも遅くなる。
【0046】工程S12は、含浸槽2内を加圧するモード
であり、工程S13において、図11に示すように、扉固
定装置4のシリンダ装置44が作動して、係合部材48
が矢印D方向に上昇し、扉6及び容器8のフランジ6
b,8bに係合して、含浸槽2内が加圧されても扉6が
開かないようにロックされる。工程S14において、図示
しないセンサが該扉6がロックされたことを検知した
後、工程S15に進む。
【0047】含浸槽2内の温度が温度調節器により設定
した温度に達した後、工程S15において、図12から図
15に示すように、治具駆動機構5のシリンダ装置53
が作動して昇降軸58及び治具台24と共に含浸治具1
1が矢印E方向に上昇して、電解コンデンサ素子9が含
浸治具11内の電解液10に浸漬した状態となる。この
とき電解液10はヒータ12により加熱されているの
で、高粘度の電解液10であっても、粘度が低下して、
電解コンデンサ素子9に含浸させやすい状態となってい
る。
【0048】工程S16において、含浸治具11が正しく
上昇したことを図示しないセンサが検知すると、治具上
昇確認ランプ83が点灯すると共に、工程S17において
浸漬時間設定タイマ74により設定した時間浸漬が行わ
れ、電解コンデンサ素子9への電解液10の含浸がなさ
れる。
【0049】工程S18において、浸漬時間設定タイマ7
4のカウントが終了すると、大気圧開放パイプ18から
含浸槽2内に空気が流入して、含浸槽2内が大気圧に開
放され、該大気圧によって更に含浸が行われる。治具下
降時動作選択スイッチ66が「大気圧」に設定されてい
る場合には、浸漬時間設定タイマ74のカウント終了後
直ちに含浸槽2内が大気圧に開放されるが、治具下降時
動作選択スイッチ66が「大気圧遅延」に設定されてい
る場合には、浸漬時間設定タイマ74のカウント終了
後、大気圧遅延設定タイマ75により設定した時間の経
過後に含浸槽2内が大気圧に開放される。
【0050】また治具下降時動作選択スイッチ66が
「加圧」に設定されている場合には、加圧パイプ19か
ら圧縮空気が含浸槽2内に送り込まれ、該含浸槽2内が
大気圧を超えた所定の圧力(例えば、0.2Ma)に加
圧される。このとき含浸槽2内の圧力は、加圧計80に
表示され、加圧確認ランプ84が点灯する。この加圧に
よって、大気圧を超える圧力が電解液10に作用し、電
解コンデンサ素子9に対して、より強力な含浸が行われ
る。加圧による含浸は、加圧時間設定タイマ76により
設定した時間行われる。
【0051】この後、加圧が解除され(加圧確認ランプ
84消灯)、大気圧開放パイプ18を通じて含浸槽2内
が大気圧に戻り、工程S19において、治具駆動機構5の
シリンダ装置53が作動して昇降軸58及び治具台24
と共に含浸治具11が下降し、電解コンデンサ素子9か
ら離間する。工程S20において、含浸治具11が所定の
位置まで下降したことが検知されると、治具上昇確認ラ
ンプ83が消灯する。
【0052】そして扉固定装置4により係合部材48が
下降して扉6の固定が解除され、扉開閉装置28により
扉6が容器8から離間すると、扉閉確認ランプ81が消
灯し、該扉6を手動で開くことが可能となる。ハンドル
29を握って扉6を開くことで、電解液10の含浸が終
了した多数の電解コンデンサ素子9をリードフレーム2
2単位で取り出すことが可能となる。
【0053】以上の作用は、手動/自動切換えスイッチ
65が「自動」に設定されている場合には、自動的に行
われ、「手動」に設定されている場合には、所定の工程
が終了するごとに一次停止する。
【0054】
【発明の効果】本発明は、上記のように含浸槽内に電解
コンデンサ素子を収容した後、該含浸槽内を加熱しなが
ら減圧し、電解コンデンサ素子を電解液に浸して該電解
液を電解コンデンサ素子に含浸させ、含浸槽内が所定の
温度に達した後、該含浸槽内を大気圧に開放し、更に該
含浸槽内を加圧して電解コンデンサ素子に対して電解液
をより強力に含浸させるようにしたので、含浸剤として
高粘度の電解液や粉末の電解液等を用いる場合であって
も、電解コンデンサ素子に対して該電解液を十分に含浸
させることができるという優れた効果があり、またこの
結果静電容量等の電気的特性に優れた電解コンデンサを
製造できるという効果がある。
【0055】また開閉可能な扉を有する容器として構成
され内部に電解コンデンサ素子を収容可能に構成される
と共に電解液を収容する含浸治具が着脱可能に取り付け
られた含浸槽と、該含浸槽内を所定の圧力に調整する圧
力調整装置と、該圧力調整装置により含浸槽内を加圧状
態にする際に扉を密閉状態のまま固定可能に構成された
扉固定装置と、含浸治具を上下動可能に構成され該含浸
治具内の電解液内に電解コンデンサ素子を浸して含浸さ
せることが可能に構成された治具駆動機構とを備えたの
で、圧力調整装置により含浸槽内を適宜圧力調整できる
ため、電解液を電解コンデンサ素子に対して強力にかつ
確実にしかもばらつきなく含浸させることができるとい
う効果が得られる。
【0056】更には、上記構成に加えて、含浸槽に対し
て該含浸槽の内部を加熱するヒータを取り付けたので、
極端に粘度が高い電解液を含浸剤として用いる場合に、
ヒータの加熱により電解液の粘度を低下させて電解コン
デンサ素子に対して含浸させ易くすることができる効果
がある。
【0057】また上記構成において、圧力調整装置が含
浸槽内を真空状態から大気圧を超える加圧状態まで調整
可能に構成して電解液をより強力に電解コンデンサ素子
に含浸させるようにしたので、高粘度の電解液であって
も容易かつ確実に、更には製品ごとのばらつきなく均一
に含浸させることができる効果があり、またこの結果従
来非常に困難とされていた、高粘度の電解液を用いる一
部の電解コンデンサ素子に対する電解液の含浸を可能と
し得る画期的な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電解コンデンサ素子の電解液含浸装置の正面図
である。
【図2】電解コンデンサ素子の電解液含浸装置の側面図
である。
【図3】操作盤の正面図である。
【図4】含浸槽、扉開閉装置、扉固定装置及び治具駆動
機構の斜視図である。
【図5】扉を除いた状態の含浸槽の内部を示す正面図で
ある。
【図6】扉を除いた含浸槽、扉開閉装置及び治具駆動機
構の部分縦断面側面図である。
【図7】扉の係合ブロックと軸との係合状態を破断して
示す、含浸槽、扉開閉装置及び治具駆動機構の部分破断
斜視図である。
【図8】扉を開いた状態の含浸槽、扉開閉装置、扉固定
装置及び治具駆動機構の使用状態を示す斜視図である。
【図9】扉を開いた状態の含浸槽、扉開閉装置、扉固定
装置及び治具駆動機構を示す部分縦断面正面図である。
【図10】扉を閉じ、減圧パイプから空気を抜いて含浸
槽内を減圧する状態を示す、含浸槽、扉開閉装置、扉固
定装置及び治具駆動機構を示す部分縦断面正面図であ
る。
【図11】扉固定装置の係合部材が上昇して扉及び容器
の夫々のフランジに係合し、扉が固定された状態を示
す、含浸槽、扉開閉装置、扉固定装置及び治具駆動機構
の部分縦断面正面図である。
【図12】含浸治具が下がった状態で電解コンデンサ素
子と離間している状態を示す、含浸槽内部及び治具駆動
機構を示す部分縦断面正面図である。
【図13】治具駆動機構により含浸軸が上昇して、電解
コンデンサ素子が含浸治具内の電解液に浸漬された状態
を示す部分縦断面正面図である。
【図14】含浸治具が下がった状態で電解コンデンサ素
子と離間している状態を示す、含浸槽の部分縦断面図で
ある。
【図15】含浸軸が上昇して、電解コンデンサ素子が含
浸治具内の電解液に浸漬された状態を示す、含浸槽の部
分縦断面図である。
【図16】電解コンデンサ素子の電解液含浸装置の動作
フロー図である。
【符号の説明】
1 電解コンデンサ素子の電解液含浸装置 2 含浸槽 3 圧力調整装置 4 扉固定装置 5 治具駆動機構 6 扉 8 容器 9 電解コンデンサ素子 10 電解液 11 含浸治具 12 ヒータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 含浸槽内に電解コンデンサ素子を収容し
    た後、該含浸槽内を加熱しながら減圧し、前記電解コン
    デンサ素子を電解液に浸して該電解液を前記電解コンデ
    ンサ素子に含浸させ、前記含浸槽内が所定の温度に達し
    た後、該含浸槽内を大気圧に開放し、更に該含浸槽内を
    加圧して前記電解コンデンサ素子に対して前記電解液を
    より強力に含浸させることを特徴とする電解コンデンサ
    素子の電解液含浸方法。
  2. 【請求項2】 開閉可能な扉を有する容器として構成さ
    れ内部に電解コンデンサ素子を収容可能に構成されると
    共に電解液を収容する含浸治具が着脱可能に取り付けら
    れた含浸槽と、該含浸槽内を所定の圧力に調整する圧力
    調整装置と、該圧力調整装置により前記含浸槽内を加圧
    状態にする際に前記扉を密閉状態のまま固定可能に構成
    された扉固定装置と、前記含浸治具を上下動可能に構成
    され該含浸治具内の前記電解液内に前記電解コンデンサ
    素子を浸して含浸させることが可能に構成された治具駆
    動機構とを備えたことを特徴とする電解コンデンサ素子
    の電解液含浸装置。
  3. 【請求項3】 開閉可能な扉を有する容器として構成さ
    れ内部に電解コンデンサ素子を収容可能に構成されると
    共に電解液を収容する含浸治具が着脱可能に取り付けら
    れかつ内部を加熱するヒータが取り付けられた含浸槽
    と、該含浸槽内を所定の圧力に調整可能な圧力調整装置
    と、該圧力調整装置により前記含浸槽内を加圧状態にす
    る際に前記扉を密閉状態のまま固定可能に構成された扉
    固定装置と、前記含浸治具を上下動可能に構成され該含
    浸治具内の前記電解液内に前記電解コンデンサ素子を浸
    して含浸させることが可能に構成された治具駆動機構と
    を備え、高粘度の前記電解液を前記電解コンデンサ素子
    により強力に含浸させることができるように構成したこ
    とを特徴とする電解コンデンサ素子の電解液含浸装置。
  4. 【請求項4】 開閉可能な扉を有する容器として構成さ
    れ内部に電解コンデンサ素子を収容可能に構成されると
    共に電解液を収容する含浸治具が着脱可能に取り付けら
    れかつ内部を加熱するヒータが取り付けられた含浸槽
    と、該含浸槽内を真空状態から大気圧を超える加圧状態
    まで調整可能な圧力調整装置と、該圧力調整装置により
    前記含浸槽内を加圧状態にする際に前記扉を密閉状態の
    まま固定可能に構成された扉固定装置と、前記含浸治具
    を上下動可能に構成され該含浸治具内の前記電解液内に
    前記電解コンデンサ素子を浸して含浸させることが可能
    に構成された治具駆動機構とを備え、真空含浸に加えて
    加圧及び加温による電解液の含浸をも行うことができる
    ように構成し、高粘度の前記電解液を前記電解コンデン
    サ素子により強力に含浸させることができるように構成
    したことを特徴とする電解コンデンサ素子の電解液含浸
    装置。
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