JP2003196807A - 磁気抵抗効果ヘッドおよびその製造方法 - Google Patents

磁気抵抗効果ヘッドおよびその製造方法

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JP2003196807A JP2001390819A JP2001390819A JP2003196807A JP 2003196807 A JP2003196807 A JP 2003196807A JP 2001390819 A JP2001390819 A JP 2001390819A JP 2001390819 A JP2001390819 A JP 2001390819A JP 2003196807 A JP2003196807 A JP 2003196807A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】磁気抵抗効果ヘッドにおいて、バルクハウゼン
ノイズ、間欠的に発生するランダムノイズ及び再生出力
波形の不安定性を抑制し、且つ電気的信頼性を充分確保
した狭い読み取りギャップ長の磁気抵抗効果ヘッドを提
供する。 【解決手段】磁気抵抗効果ヘッドの製造方法において、
レジスト側面傾斜角度が設けられたレジストから構成さ
れるマスクパターンを用いてエッチングすることによ
り、60°以上の急峻な鋭角であるセンサ端部傾斜角度
を有し、且つ下部絶縁ギャップ層への掘り込みが、該下
部絶縁ギャップ層の平坦部において0ナノメートルから
2ナノメートルの範囲である磁気抵抗効果ヘッドを作製
する。60°以上の急峻なセンサ端部傾斜角度により磁
気抵抗効果センサの電磁変換特性が改善し、前記下部絶
縁ギャップ層の平坦部における掘り込みが0ナノメート
ルから2ナノメートルの範囲であることによって、絶縁
破壊を防止し狭い読み取りギャップ長の磁気抵抗効果ヘ
ッドが実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子計算機及び情
報処理装置等に用いられる磁気記録装置において磁気記
録媒体の微細な単一磁区に書き込まれた磁気情報を再生
する磁気抵抗効果ヘッドに係り、特に高磁気記録密度を
達成するために必須となる狭トラック磁気抵抗効果ヘッ
ドにおいて、バルクハウゼンノイズなどの信号ノイズの
抑制及び信号の読み取り特性を改善し、かつ充分な信号
再生出力を得ることに好適な磁気抵抗効果ヘッド及びそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録装置において、磁気情報の書き
込み及び読み出しを行う薄膜磁気ヘッドはキーデバイス
である。薄膜磁気ヘッドは、磁気情報を書き込む記録ヘ
ッドと、磁気記録媒体に書き込まれた磁気情報を読み出
す再生ヘッドから構成されている。磁気情報を磁気記録
媒体から読み出す再生ヘッドは、外部から印加された磁
界に対して抵抗変化を示す磁気抵抗効果センサ、あるい
は磁気抵抗効果センサよりも大きな磁気抵抗変化を示す
巨大磁気抵抗効果センサと、その抵抗変化をセンシング
するために検出電流を供給する導電層から構成される。
【0003】外部印加磁界に対して大きな抵抗変化率を
示し、微弱磁界に対しても抵抗変化を生ずるスピンバル
ブ型巨大磁気抵抗効果ヘッドは、少なくとも反強磁性層
と固定磁性層と自由磁性層と該固定磁性層と該自由磁性
層とを分離する非磁性導電層と非磁性保護層とからなる
巨大磁気抵抗効果積層体と、自由磁性層の磁化方向を固
定磁性層の磁化方向と直交するように維持する磁区制御
層と、該巨大磁気抵抗効果積層体に検出電流を供給して
抵抗変化を検出する導電層とによって構成される。
【0004】スピンバルブ型巨大磁気抵抗効果ヘッドに
おいては、自由磁性層に、該自由磁性層の磁化方向を固
定磁性層の磁化方向と直交させるのに充分な磁区制御磁
界を与えて前記自由磁性層を単磁区化し、バルクハウゼ
ンノイズ、間欠的に発生するランダムノイズ、再生出力
波形の不安定性を抑制することが重要な技術である。
【0005】図6は、従来のスピンバルブ型巨大磁気抵
抗効果ヘッドの一例を磁気記録媒体に対向する面から見
たときの断面構造を示している。下部磁気シールド層6
7が形成され、該下部磁気シールド層67の上に下部絶
縁ギャップ層68が形成され、該下部絶縁ギャップ層6
8の上には、下地層61と、反強磁性層62と、該反強
磁性層62に接していて一定方向に磁化方向が揃えられ
た固定磁性層63と、自由磁性層65と、該固定磁性層
63と該自由磁性層65を磁気的に分離する非磁性導電
層64と、非磁性保護層66とから構成される断面が台
形状の巨大磁気抵抗効果積層体D4が形成されている。
該巨大磁気抵抗効果積層体D4の側面傾斜部および前記
下部絶縁ギャップ層68の上に、前記自由磁性層65の
磁化方向を前記固定磁性層63の磁化方向と直交する方
向に揃えるための磁区制御層69と、前記巨大磁気抵抗
効果積層体D4に検出電流を供給し、磁気抵抗変化を検
出するための導電層70とが形成され、前記巨大磁気抵
抗効果積層体D4上及び該導電層70の上に、上部絶縁
ギャップ層71と、上部磁気シールド層72とが形成さ
れる。ここで、前記磁区制御層69と前記導電層70は
ともに積層構造であってもよい。
【0006】このようなスピンバルブ型巨大磁気抵抗効
果ヘッドは、前記自由磁性層65に対して充分な磁区制
御磁界を与えることによって前記自由磁性層65の磁化
方向を安定にし、バルクハウゼンノイズの発生を防止し
て再生出力波形の不安定性を抑制するものである。バル
クハウゼンノイズを低減し、再生出力波形の不安定性を
抑制する方法として、例えば特開2000−22542
4号公報では自由磁性層の膜厚方向に、自由磁性層の膜
厚よりも大きな膜厚を有するハードバイアス層の平坦部
を同じ階層位置に配置することによって再生出力波形の
不安定性を抑制する方法が提示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術によって得
られる磁気抵抗効果ヘッドは、磁気抵抗効果積層体の両
端に緩やかな傾斜面をもち、しばしばセンサ端部傾斜角
度は45°以下の鈍角になる。このことは、図4に示す
磁気抵抗効果積層体80のエッチング過程の結果によっ
て説明することができる。磁気抵抗効果多層膜の上に、
有機膜81と紫外域の光あるいは電子線に感光する性質
を有するレジスト82とで所望のマスクパターンM2を
形成する。該磁気抵抗効果多層膜のうち該マスクパター
ンM2で遮へいされていない部分をエッチングすること
によって、前記磁気抵抗効果積層体80が形成される。
このとき、前記磁気抵抗効果多層膜に対して垂直な方向
からエッチングを実施した場合でも、イオンビームには
必ずビーム分散が存在するため前記磁気抵抗効果積層体
80の端部の形状は、前記レジスト82の上端部及び下
端部で決定される。これにより、前記磁気抵抗効果積層
体80の端部には裾引き85をもつ緩やかな傾斜面が形
成される。その結果、次に述べるような多くの欠点が生
じる。磁気記録媒体上の磁気的な「トラック幅」から得
られる再生出力プロファイルに裾引きが生じるため、隣
接する磁気的トラックの情報も読み出し、読み取りエラ
ーを生じさせる虞がある(オフトラックエラー)。ま
た、再生出力プロファイルの裾引きによって、磁気的ト
ラック幅に合致した、磁気抵抗効果ヘッドのセンサ幅を
正確に規定出来ない虞が生じる。さらに、固定磁性層の
磁化方向に直交した磁化方向を有する自由磁性層のセン
サ端部において、磁区構造が複雑になり自由磁性層の単
磁区化が妨げられ、バルクハウゼンノイズ、間欠的に発
生するランダムノイズ及び再生出力波形の不安定性を生
じる虞がある。
【0008】以上の点から、磁気抵抗効果積層体両端の
該センサ端部傾斜角度はより急峻な鋭角であるほうが望
ましい。ここで、前記センサ端部傾斜角度とは、自由磁
性層の膜厚方向の中線と磁気抵抗効果積層体の端部傾斜
面との交点における、該傾斜面の接線と該中線との成す
鋭角のことである。
【0009】センサ端部傾斜角度を急峻な鋭角に形成す
る方法として、オーバーミリング法などが知られてい
る。図10は、オーバーミリング量とセンサ端部傾斜角
度との関係を実験的に求めた図である。オーバーミリン
グ量の増加にともなって、センサ端部傾斜角度が単調に
増加し、センサ端部傾斜角度を急峻な鋭角に形成する方
法としてオーバーミリング法が有効であることがわかる
が、センサ端部傾斜角度を60°以上の急峻な鋭角にす
るためには、前記磁気抵抗効果積層体に接して配置され
ている下部絶縁ギャップ層の平坦部において、少なくと
も15nmの掘り込みが必要である。
【0010】この方法は、前記下部磁気シールド層67
の平坦部と前記磁区制御層69の平坦部に挟まれた前記
下部絶縁ギャップ層68における残膜厚を減少させ、前
記下部絶縁ギャップ層68と前記磁区制御層69及び前
記導電層70との間に短絡を生じ、電気的信頼性を著し
く低下させる。この短絡は、前記下部絶縁ギャップ層6
8の膜厚をより厚くすることによって回避出来るが、前
記下部絶縁ギャップ層68の膜厚の増加は、読み取りギ
ャップ長73の増加を招き、ビット分解能を劣化させ
る。すなわち、オーバーミリング法によって前記センサ
端部傾斜角度を鋭角に形成する試みは、同時に電気的信
頼性の著しい低下及びビット分解能の劣化をもたらす。
このオーバーミリング法とは、磁気抵抗効果多層膜に接
して配置されている下部の層を掘り込む製造方法であ
り、該下部の層の平坦部の掘り込み量をオーバーミリン
グ量あるいはオーバーエッチング量と呼ぶ。
【0011】前記センサ端部傾斜角度を急峻な鋭角に形
成し、且つ狭い読み取りギャップ長においても電気的信
頼性が充分確保できる方法として、例えば特開2000
−340860号公報では、オーバーミリング法によっ
て前記センサ端部傾斜角度を鋭角にし、前記下部絶縁ギ
ャップ層68の一部又は全部を低いミリング速度の材料
に置き換えることによって電気的信頼性を確保する方法
を提案している。しかしながら、この方法でもオーバー
ミリングに要する時間を低減出来ないので、結局電気的
信頼性を著しく低下させる虞がある。
【0012】故に、これらの方法だけでは、バルクハウ
ゼンノイズ、間欠的に発生するランダムノイズ及び再生
出力波形の不安定性を抑制し、且つ電気的信頼性を充分
確保した狭い読み取りギャップ長の巨大磁気抵抗効果ヘ
ッドを提供することはできない。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも、
下部磁気シールド層と、磁気抵抗効果積層体と、上部磁
気シールド層と、自由磁性層の磁化方向を固定磁性層の
磁化方向と直交する方向に揃えるための磁区制御層とか
ら構成される磁気抵抗効果ヘッドに関して、センサ端部
傾斜角度が60°以上の鋭角であり、且つ該磁気抵抗効
果積層体に接して配置されている下部の層への掘り込み
量が、該下部の層の平坦部において0ナノメートルから
2ナノメートルの範囲であることを特徴とする。
【0014】本発明において、前記磁気抵抗効果積層体
は、シングルスピンバルブ型あるいはデュアルスピンバ
ルブ型どちらでもよく、前記固定磁性層、前記自由磁性
層、前記磁区制御層及び前記導電層はいずれも多層膜構
造であっても良い。
【0015】図5は、本発明における磁気抵抗効果ヘッ
ドの製造方法の一部を示すものであり、磁気抵抗効果積
層体90のイオンビームエッチング過程の結果を示す。
両端部にレジスト側面傾斜角度87が設けられたレジス
ト86から構成されるマスクパターンM3によって、該
磁気抵抗効果積層体90のセンサ端部には急峻な傾斜面
が形成され、裾引き89は前記裾引き85よりも大幅に
減少する。これにより、センサ端部傾斜角度88は60
°以上の急峻な鋭角となる。また本発明によれば、前記
下部の層における平坦部には、イオンビームエッチング
過程におけるエッチング速度のばらつきに起因した0ナ
ノメートルから2ナノメートルの範囲の掘り込みが加わ
るのみであり、電気的信頼性を充分確保しつつ、狭い読
み取りギャップ長の磁気抵抗効果ヘッドを実現できる。
【0016】このような60°以上の急峻な鋭角である
センサ端部傾斜角度を有する磁気抵抗効果ヘッドにおい
て、信号の読み取り特性及びノイズ特性などの電磁変換
特性がより優れたものとなる。このような磁気抵抗効果
ヘッドの、磁気記録媒体上の磁気的な「トラック幅」か
ら得られる再生出力プロファイルにおいて裾引きが抑制
されるため、隣接する磁気的トラックからの情報も読み
取ってしまうオフトラックエラーを解消できる。また、
磁気的トラック幅に合致したセンサ幅を正確に規定でき
る。さらに、磁気抵抗効果センサにおける自由磁性層の
両端部における磁区構造を単磁区化できるため、バルク
ハウゼンノイズ、間欠的に発生するランダムノイズ、再
生出力波形の不安定性を抑制できる。さらには、このよ
うな前記下部の層への掘り込み量が、前記下部の層の平
坦部において0ナノメートルから2ナノメートルの範囲
である磁気抵抗効果ヘッドにおいて、下部絶縁ギャップ
層と磁区制御層及び導電層との間の短絡を解消し電気的
信頼性を充分確保できるため、下部絶縁ギャップ層の初
期膜厚を低減できるので読み取りギャップ長を狭く形成
できる。すなわち、本発明の磁気抵抗効果ヘッドは、信
号ノイズが抑制され、再生出力波形が安定で、且つ狭い
読み取りギャップ長により、読み取り分解能が向上した
優れた電磁変換特性を有する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る磁気抵抗効果
ヘッドの実施形態を、図面に基づいて説明する。 [第1の実施形態]図7は、センサ端部傾斜角度と、巨大
磁気抵抗効果センサの端部に印加されるセンサ端部磁界
との関係を示す図である。我々の磁界計算によれば、シ
ングルスピンバルブ型巨大磁気抵抗効果ヘッドにおい
て、自由磁性層の両端部における磁区構造を単磁区化
し、バルクハウゼンノイズ、間欠的に発生するランダム
ノイズ及び再生出力波形の不安定性を抑制するために
は、少なくとも95.5キロアンペア/メートル(12
00エルステッド)のセンサ端部磁界が必要である。し
たがって、図7よりセンサ端部傾斜角度が少なくとも6
0°の鋭角であれば、信号ノイズを解消でき、再生出力
波形の安定性を充分確保できる。
【0018】図1は、本発明によるセンサ端部傾斜角度
θL及びθRが60°以上の急峻な鋭角であり、且つ下
部絶縁ギャップ層8への掘り込み量が、該下部絶縁ギャ
ップ層8の平坦部において0ナノメートルから2ナノメ
ートルの範囲であるシングルスピンバルブ型巨大磁気抵
抗効果ヘッドの実施例で、磁気記録媒体に対向する面か
ら見たときの断面構造を示している。下部磁気シールド
層7が形成され、該下部磁気シールド層7の上に下部絶
縁ギャップ層8が形成され、該下部絶縁ギャップ層8の
上には、下地層1と、反強磁性層2と、該反強磁性層2
に接していて一定方向に磁化方向が揃えられた固定磁性
層3と、自由磁性層5と、該固定磁性層3と該自由磁性
層5を磁気的に分離する非磁性導電層4と、非磁性保護
層6とから構成される巨大磁気抵抗効果積層体D1が形
成され、該磁気抵抗効果積層体D1の側面傾斜部および
前記下部絶縁ギャップ層8の上に、前記自由磁性層5の
磁化方向を前記固定磁性層3の磁化方向と直交する方向
に揃えるための磁区制御層9と、該巨大磁気抵抗効果積
層体D1に検出電流を供給し磁気抵抗変化を検出するた
めの導電層10とが形成され、前記巨大磁気抵抗効果積
層体D1上及び該導電層10の上に、上部絶縁ギャップ
層11と、上部磁気シールド層12とが形成される。こ
のとき、イオンビームエッチング法において、我々の実
験では5%程度のエッチング速度のばらつきが生じるた
め、前記下部絶縁ギャップ層8の平坦部には0ナノメー
トルから2ナノメートルの範囲の掘り込みが加わる。前
記下部絶縁ギャップ層8には高高2nmの追加のエッチ
ングが加わる。ここで、前記固定磁性層3、前記自由磁
性層5、前記磁区制御層9及び前記導電層10はいずれ
も多層膜構造であっても良い。
【0019】図3は、本発明による磁気抵抗効果ヘッド
の製造方法を示す。
【0020】はじめに、(ステップ1)において、磁気
抵抗効果多層膜41の上に、0.05マイクロメートル
の膜厚の有機膜42と0.3マイクロメートルの膜厚で
紫外域の光あるいは電子線に感光する性質を有しレジス
ト43とで所望のマスクパターンM1を形成する。この
とき、該マスクパターンM1が形成されると同時に、該
レジスト43の両端部にはレジスト側面傾斜角度φの傾
斜面が設けられる。つぎに、(ステップ2)において、
前記磁気抵抗効果多層膜41のうち該マスクパターンM
1で遮へいされていない部分をイオンビームエッチング
法などによってエッチングし、磁気抵抗効果積層体D3
に成形する。このとき、該イオンビームエッチング法に
おいて、我々の実験では5%程度のエッチング速度のば
らつきが生じるため、下部絶縁ギャップ層40には該下
部絶縁ギャップ層40の平坦部において、0ナノメート
ルから2ナノメートルの範囲の掘り込みが加わる。つぎ
に、(ステップ3)において、イオンビームデポジッシ
ョン法などによって磁区制御層及び導電層を連続成膜す
る。さらに、(ステップ4)において、前記マスクパタ
ーンM1を、レジスト剥離液などをもちいてリフトオフ
し、所望の磁気抵抗効果センサを得、その後種々の製造
工程を経て、磁気抵抗効果ヘッドが実現される。
【0021】本発明の製造方法の特徴は、(ステップ
1)において両端部に前記レジスト側面傾斜角度φの傾
斜面が設けられた前記レジスト43から構成される前記
マスクパターンM1をもちいることであり、該レジスト
側面傾斜角度φは前記レジスト43を構成する基底樹
脂、酸発生剤などの材料組成変更及び染料の添加によっ
て実現することができる。これにより、(ステップ2)
におけるイオンビームエッチング後の前記磁気抵抗効果
積層体D3のセンサ端部傾斜角度は、前記下部絶縁ギャ
ップ層の平坦部における掘り込みが軽微でも急峻な鋭角
となる。さらには、前記下部絶縁ギャップ層への掘り込
みが軽微であるため、電気的信頼性を充分確保しつつ前
記下部絶縁ギャップ層8の初期膜厚を薄くできるので、
狭い読み取りギャップ長を有する磁気抵抗効果ヘッドを
提供できる。
【0022】図8は、図5におけるレジスト側面傾斜角
度87とセンサ端部傾斜角度88との関係を実験的に明
らかにした結果である。レジスト側面傾斜角度の増加に
ともなって、センサ端部傾斜角度も単調に増加する。こ
れは、図5に示す前記レジスト86に前記レジスト側面
傾斜角度87を設けたことにより、前記マスクパターン
M3の外側のエッチングポイントが、前記マスクパター
ンM3側により近づくからであり、前記裾引き89が減
少し急峻なセンサ端部傾斜角度が実現される。さらに、
図8から前記レジスト側面傾斜角度87が2°以上であ
れば前記センサ端部傾斜角度88は60°を充分に超え
ることがわかる。
【0023】発明者等の実験では、イオンビームエッチ
ングにおけるイオンビーム分散角が5°であったので、
前記レジスト側面傾斜角度87が5°以上の場合には前
記センサ端部傾斜角度88は変化せず一定の急峻な鋭角
となる。一般にイオンビーム分散角は10°程度まで広
がる場合があるので、レジスト側面傾斜角度は10°以
下にすることが望ましい。一方、前記レジスト側面傾斜
角度87がより大きな角度になると、前記マスクパター
ンM3自身の寸法幅を正確に規定できなくなる虞があ
る。以上から、前記レジスト側面傾斜角度87は、1.
5°から10°の範囲であることが好ましい。
【0024】つぎに、前記下部磁気シールド層7の平坦
部と前記磁区制御層9の平坦部とに挟まれた、前記下部
絶縁ギャップ層8の残膜厚と絶縁耐圧歩留の関係を図9
で実験的に明らかにした。図9に示す実験結果から、前
記下部絶縁ギャップ層8の残膜厚が12nm以上あれば
60%以上の絶縁耐圧歩留を確保できることがわかる。
すなわち、前記下部絶縁ギャップ層8の初期膜厚は14
nm以上であれば60%以上の絶縁耐圧歩留を確保でき
る。
【0025】以上の実施例から、発明者等は、センサ端
部傾斜角度が70°であることによりバルクハウゼンノ
イズ、間欠的に発生するランダムノイズを充分抑制し、
再生出力波形の安定した、読み取りギャップ長が70n
mである優れた電磁変換特性と、充分な電気的信頼性を
兼ね備えたシングルスピンバルブ型巨大磁気抵抗効果ヘ
ッドを実現した。 [第2の実施形態]図2は、本発明による第2の実施形態
であり、スピンバルブ型巨大磁気抵抗効果ヘッドを磁気
記録媒体に対向する面から見たときの断面構造を示して
いる。このスピンバルブ型巨大磁気抵抗効果ヘッドは、
第2の反強磁性層と、第2の固定磁性層と、第2の非磁
性導電層とが備わった、いわゆるデュアルスピンバルブ
型であり、第1の実施形態に記載の製造方法によってシ
ングルスピンバルブ型と同様、センサ端部傾斜角度37
及び38が60°以上の急峻な鋭角であり、且つ下部絶
縁ギャップ層31への掘り込み量が、該下部絶縁ギャッ
プ層31の平坦部において0ナノメートルから2ナノメ
ートルの範囲である断面構造となる。デュアルスピンバ
ルブ型における巨大磁気抵抗効果多層膜の総膜厚は、シ
ングルスピンバルブ型のそれよりも厚くなるため、セン
サ端部傾斜角度はより一層急峻な鋭角になる。 [第3の実施形態]本実施形態は、第1の実施形態におけ
る巨大磁気抵抗効果積層体D1あるいは第2の実施形態
における巨大磁気抵抗効果積層体D2において、該巨大
磁気抵抗効果積層体に検出電流を供給し磁気抵抗変化を
検出するための導電層が、前記巨大磁気抵抗効果積層体
の上部及び下部に接して配置されていることにより、検
出電流を縦方向に供給することを特徴とする。この構造
は、CPP(Current Perpendicular to Plane)方式と
よばれものである。縦方向に検出電流が供給されること
により、スピン電子が巨大磁気抵抗効果多層膜の界面を
通過する確率が高くなりスピン依存散乱確率が高くなる
ため、より大きな信号再生出力が期待できる。第1の実
施形態に記載の製造方法によって、センサ端部傾斜角度
が60°以上の急峻な鋭角であり、且つ前記巨大磁気抵
抗効果積層体に接して配置されている下部の層への掘り
込み量が、該下部の層の平坦部において0ナノメートル
から2ナノメートルの範囲である断面構造となる。この
ため、前記巨大磁気抵抗効果積層体の両端部への磁区制
御層の位置を安定化させることにより、ノイズの少ない
磁気抵抗効果ヘッドを提供できる。 [第4の実施形態]本実施形態は、磁気抵抗効果積層体に
おける非磁性導電層を極薄絶縁膜で置き換えた構造であ
り、いわゆるトンネル磁気抵抗効果多層膜によって構成
された磁気抵抗効果ヘッドに関するものである。トンネ
ル電流によるスピン依存散乱を利用するため、より大き
な信号再生出力を得ることができる。第1の実施形態に
記載の製造方法によって、センサ端部傾斜角度が60°
以上の急峻な鋭角であり、且つトンネル磁気抵抗効果積
層体に接して配置されている下部の層への掘り込み量
が、該下部の層の平坦部において0ナノメートルから2
ナノメートルの範囲である断面構造となる。
【0026】
【発明の効果】バルクハウゼンノイズ、間欠的に発生す
るランダムノイズ及び再生出力波形の不安定性を抑制
し、且つ電気的信頼性を充分確保した狭い読み取りギャ
ップ長の磁気抵抗効果ヘッドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシングルスピンバルブ型巨大磁気
抵抗効果ヘッドの実施形態において、磁気記録媒体と対
向する面から見たときの断面構造である。
【図2】本発明に係るデュアルスピンバルブ型巨大磁気
抵抗効果ヘッドの実施形態において、磁気記録媒体と対
向する面から見たときの断面構造である。
【図3】本発明に係る磁気抵抗効果ヘッドの製造工程に
おける、好適な実施形態を示す断面図である。
【図4】従来の磁気抵抗効果ヘッドの製造工程におい
て、マスクパターンをもちいて巨大磁気抵抗効果積層体
に成形する工程を示す断面図である。
【図5】本発明に係る磁気抵抗効果ヘッドの製造工程に
おいて、マスクパターンをもちいて磁気抵抗効果積層体
に成形する工程を示す断面図である。
【図6】従来のスピンバルブ型巨大磁気抵抗効果ヘッド
において、磁気記録媒体と対向する面から見たときの断
面構造である。
【図7】本発明の実施形態において、センサ端部傾斜角
度とセンサ端部磁界との関係を磁界計算によって求めた
図である。
【図8】本発明の実施形態において、前記レジスト側面
傾斜角度と前記センサ端部傾斜角度との関係を示す図で
ある。
【図9】本発明の実施形態において、前記下部絶縁ギャ
ップ層の残膜厚と絶縁耐圧歩留との関係を示す図であ
る。
【図10】従来の製造方法であるオーバーミリング法に
おいて、オーバーミリング量とセンサ端部傾斜角度との
関係を実験的に求めた図である。
【符号の説明】
D1、D4…シングルスピンバルブ型巨大磁気抵抗効果
積層体。D2…デュアルスピンバルブ型巨大磁気抵抗効
果積層体。D3、80、90…磁気抵抗効果積層体。M
1、M2、M3…マスクパターン。1、21、61…下
地層。2、22、28、62…反強磁性層。3、23、
27、63…固定磁性層。4、24、26、64…非磁
性導電層。5、25、65…自由磁性層。6、29、6
6…非磁性保護層。7、30、67…下部磁気シールド
層。8、31、68、40…下部絶縁ギャップ層。9、
32、69…磁区制御層。10、33、70…導電層。
44…磁区制御層及び導電層。11、34、71…上部
絶縁ギャップ層。12、35、72…上部磁気シールド
層。42、81…有機膜。43、82、86…レジスト
膜。41…巨大磁気抵抗効果多層膜。83…エッチング
工程におけるビーム分散角。85、89…曲線テーパー
部分の幅。θL、θR、37、38、74、75、8
4、88…センサ端部傾斜角度。φ、87…鉛直方向か
ら測定したレジスト側面傾斜角度。Gs、36、73…
読み取りギャップ長。OM…オーバーミリング量。OE
…オーバーエッチング量。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小島 修一 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージ事業部内 (72)発明者 田中 温子 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージ事業部内 (72)発明者 森尻 誠 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージ事業部内 Fターム(参考) 2G017 AA01 AD55 AD65 5D034 BA03 BA04 BA05 BA11 CA04 CA05 CA06 CA08 DA07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも下地層と、反強磁性層と、該反
    強磁性層に接していて一定方向に磁化方向が揃えられた
    固定磁性層と、自由磁性層と、該固定磁性層と該自由磁
    性層を磁気的に分離する非磁性導電層と、非磁性保護層
    とから構成される磁気抵抗効果積層体と、該磁気抵抗効
    果積層体の下に形成された下部磁気シールド層及び絶縁
    ギャップ層と、該磁気抵抗効果積層体の上に形成された
    上部絶縁ギャップ層及び磁気シールド層と、前記自由磁
    性層の磁化方向を前記固定磁性層の磁化方向と直交する
    方向に揃えるための磁区制御層とを有する磁気抵抗効果
    ヘッドであって、前記自由磁性層の膜厚方向の中線と前
    記磁気抵抗効果積層体の端部傾斜面との交点における、
    該端部傾斜面の接線と該中線との成す角度が60°以上
    であり、且つ該磁気抵抗効果積層体に接する下部の層へ
    の掘り込み量が、該下部の層の平坦部において0ナノメ
    ートルから2ナノメートルの範囲であることを特徴とす
    る磁気抵抗効果ヘッド。
  2. 【請求項2】前記磁気抵抗効果積層体に検出電流を供給
    し磁気抵抗変化を検出するための導電層が、前記磁気抵
    抗効果積層体の上部及び下部に接して配置されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の磁気抵抗効果ヘッド。
  3. 【請求項3】少なくとも下地層と、反強磁性層と、該反
    強磁性層に接していて一定方向に磁化方向が揃えられた
    固定磁性層と、自由磁性層と、該固定磁性層と該自由磁
    性層を磁気的に分離する非磁性導電層と、第2の反強磁
    性層と、該第2の反強磁性層に接していて一定方向に磁
    化方向が揃えられた第2の固定磁性層と、第2の自由磁
    性層と、該第2の固定磁性層と該第2の自由磁性層を磁
    気的に分離する第2の非磁性導電層と、非磁性保護層と
    から構成されるデュアルスピンバルブ型磁気抵抗効果積
    層体と、前記自由磁性層及び第2の自由磁性層の磁化方
    向を前記固定磁性層及び第2の固定磁性層の磁化方向と
    直交する方向に揃えるための磁区制御層とを有するデュ
    アルスピンバルブ型磁気抵抗効果ヘッドであって、前記
    自由磁性層及び第2の自由磁性層の膜厚方向の中線と前
    記デュアルスピンバルブ型磁気抵抗効果積層体の端部傾
    斜面との交点における、該端部傾斜面の接線と該中線と
    の成す角度が60°以上であり、且つ該デュアルスピン
    バルブ型磁気抵抗効果積層体に接する下部の層への掘り
    込み量が、該下部の層の平坦部において0ナノメートル
    から2ナノメートルの範囲であることを特徴とするデュ
    アルスピンバルブ型磁気抵抗効果ヘッド。
  4. 【請求項4】前記デュアルスピンバルブ型磁気抵抗効果
    積層体に検出電流を供給し磁気抵抗変化を検出するため
    の導電層が、前記デュアルスピンバルブ型磁気抵抗効果
    積層体の上部及び下部に接して配置されていることを特
    徴とする請求項3記載のデュアルスピンバルブ型磁気抵
    抗効果ヘッド。
  5. 【請求項5】少なくとも下地層と、反強磁性層と、該反
    強磁性層に接していて一定方向に磁化方向が揃えられた
    固定磁性層と、自由磁性層と、該固定磁性層と該自由磁
    性層を磁気的に分離する非磁性導電層と、非磁性保護層
    とから構成される磁気抵抗効果積層体の上に、0.01
    マイクロメートルから0.05マイクロメートルの範囲
    内の膜厚を有する有機膜と、0.1マイクロメートルか
    ら0.3マイクロメートルの範囲内の膜厚を有し、磁気
    記録媒体に対向する面における断面形状の下端部の角度
    が80°から88.5°の範囲にあるレジストが積層さ
    れて構成されるマスクパターンを形成し、該マスクパタ
    ーンで遮蔽されていない部分をイオンビームエッチング
    にてエッチングすることにより前記磁気抵抗効果積層体
    をパターニングすることを特徴とする磁気抵抗効果ヘッ
    ドの製造方法。
  6. 【請求項6】少なくとも下地層と、反強磁性層と、該反
    強磁性層に接していて一定方向に磁化方向が揃えられた
    固定磁性層と、自由磁性層と、該固定磁性層と該自由磁
    性層を磁気的に分離する非磁性導電層と、第2の反強磁
    性層と、該第2の反強磁性層に接していて一定方向に磁
    化方向が揃えられた第2の固定磁性層と、第2の自由磁
    性層と、該第2の固定磁性層と該第2の自由磁性層を磁
    気的に分離する第2の非磁性導電層と、非磁性保護層と
    から構成されるデュアルスピンバルブ型磁気抵抗効果積
    層体の上に、0.01マイクロメートルから0.05マ
    イクロメートルの範囲内の膜厚を有する有機膜と、0.
    1マイクロメートルから0.3マイクロメートルの範囲
    内の膜厚を有し、磁気記録媒体に対向する面における断
    面形状の下端部の角度が80°から88.5°の範囲に
    あるレジストが積層されて構成されるマスクパターンを
    形成し、該マスクパターンで遮蔽されていない部分をイ
    オンビームエッチングにてエッチングすることにより前
    記デュアルスピンバルブ型磁気抵抗効果積層体をパター
    ニングすることを特徴とするデュアルスピンバルブ型磁
    気抵抗効果ヘッドの製造方法。
  7. 【請求項7】前記レジストが、波長が365nmである
    光に対して感光する性質を有することを特徴とする請求
    項5又は6記載の製造方法。
  8. 【請求項8】前記レジストが、波長が248nmである
    光に対して感光する性質を有することを特徴とする請求
    項5又は6記載の製造方法。
  9. 【請求項9】前記レジストが、波長が193nmである
    光に対して感光する性質を有することを特徴とする請求
    項5または6記載の製造方法。
  10. 【請求項10】前記レジストが、電子線に対して感光す
    る性質を有することを特徴とする請求項5又は6記載の
    製造方法。
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