JP2003196387A - 医療ミス防止システム及び複合撮影機 - Google Patents

医療ミス防止システム及び複合撮影機

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JP2003196387A JP2001397633A JP2001397633A JP2003196387A JP 2003196387 A JP2003196387 A JP 2003196387A JP 2001397633 A JP2001397633 A JP 2001397633A JP 2001397633 A JP2001397633 A JP 2001397633A JP 2003196387 A JP2003196387 A JP 2003196387A
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medical
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photographing
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小将 林
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 医療ミス防止システム及びカルテ写真を作成
する複合撮影機を提供する。 【解決手段】 受付カードの記載欄に生年月日、性別及
び患者名等の患者属性情報記載欄を設け、該記載欄には
患者或いは関係者が直筆で所定事項を記載し、該受付カ
ードを複合撮影機により、当該内容を確認しながら、或
いは予め受付にて記憶された当該患者属性情報と自動照
合し、一致したのを確認した後、当該受付カードを撮影
し、更に、撮影カメラを適切位置に移動調整して該患者
の顔写真を撮影し、上記受付カードの患者属性情報と、
顔写真とを一体としたシール状のカルテ写真をシート上
に適数個印刷し、当該カルテ写真を本人確認を必要とす
る医療情報手段に貼付してなることを特徴とする医療ミ
ス防止システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病院内での診察者
(以下、病気・怪我・妊産婦・新生児等を含め患者とい
う)を他者と誤認すること及び患者属性情報や患者の診
療・検査・病歴情報等の重要事項のカルテ、処方箋、ベ
ッドサイドネームプレート、患者用首下げネームタブ、
患者用リストバンド、診療カード等への記載ミスを未然
に防止することを目的とするものであり、複合撮影機に
より患者属性情報或いは患者の診療・検査・病歴情報等
の重要事項と本人の顔写真とを一体化したカルテ写真を
作成し、該カルテ写真をカルテを初めとする上記医療関
係書類・各種医療機器・医療容器類(以下、医療情報手
段という)にインターフェースした医療ミス防止システ
ム及び当該カルテ写真を作成する複合撮影機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の病院システムは、患者が受付にお
いて、初診であれば初診カードや問診書等に所定項目を
記載し、その結果、診察券が発行され、再診察であれ
ば、既存の診察券を提示し、当該症状に合った診療科を
指示する案内が行われている。その際、診察券への入力
は、上記初診カードや保健証等に基づいて、受付担当者
の直筆記載或いはコンピュータへの入力等によって行わ
れている。
【0003】そして、診察カルテには、所定のカルテ用
紙に、「住所、氏名、生年月日、年齢、保健証番号、保
健証所在地」等の患者属性情報、「診療科、担当医師
名、担当看護婦名、病名、投薬種」等の診療情報、「血
液型、血圧、心電図、X線写真、内視鏡写真、顕微鏡写
真、脈拍数、呼吸数、心拍数」等の検査情報、「薬物副
作用、アレルギー、既往症、飲酒歴、喫煙歴」等の病歴
情報等々の所定情報を直接記入し、逐次、患者情報を蓄
積し、診察料金は、当該診察内容により保険点数を計算
し、それに基づいて患者が所定料金を支払うシステムが
採用されている。
【0004】ところが、近年においては、電子診察カル
テが使用され、コンピュータに予め記憶させておいた患
者に関する各種情報を、患者の名前や所定番号やコード
(患者のID番号、バーコード等)を入力することによ
り、CRT等の表示部に診察カルテ呼出し、各患者に関
する各種情報を画面を見ながら、或いは必要となる箇所
をアウトプットし、担当医師が、患者の症状を診断し、
その結果を更に入力するというシステムを採用してい
る。そして処方箋とか、上記保険点数も自動的に計算さ
れ、患者は当該処方箋に基づき、所定の薬を得ることに
なる。
【0005】病院におけるシステム化は、主として上記
のような診察カルテの省力化であり、患者の属性情報
も、上記担当医師の診療情報と同様、受付担当者或いは
担当看護婦等の他者によりコンピュータ入力されるもの
である。上記のように、患者が直接担当医師と対面し、
その結果がその場において直接患者に各種処置がなされ
る場合には医療ミスが生じる余地は少ないが、近年のよ
うに、血液の検査や尿の検査等のように各種の検査が行
われると、患者が他の部署へ移動することが多くなり、
更に入院することになると、当該診察情報とその診察を
受けた患者との一致性は、必ずしも担保されるものでは
無かった。
【0006】特に、入院患者が多く、当該患者と他の患
者とが相互に年齢や体型等が外見上酷似していたり、診
察科目が同一であったりする場合には、患者を取り違え
ることも発生している。
【0007】また、上記のように他者によって入力され
た患者属性情報や患者の診療・検査・病歴情報等の重要
事項が間違って入力されても、患者がその間違いに気付
かない場合には、当該情報が間違ったまま記載、記録さ
れ、その誤った患者属性情報や患者の診療・検査・病歴
情報等の重要事項に基づいて様々な処置が行なわれるこ
とになり、医療ミスの一因となっていた。
【0008】特に、患者の検査情報となる血液型等に誤
記入が成されると、輸血ミスにつながることになり、ま
た他の誤った診療・検査情報の記入に基づいて不要な手
術をする等の医療ミスも後を絶たないのが実状である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記患者の
属性情報、血液型等の検査情報及び病歴情報等の他者に
よる記載ミスを要因とする医療ミス並びに患者の取り違
えを要因とする医療ミスを未然に防止するための医療ミ
ス防止システム及びそのための複合撮影機を提供するも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記医療ミス
を防止するため、患者自身或いは関係者が記入作成する
受付カードを使用し、該受付カードと患者本人の顔写真
とを一体化したカルテ写真を医療情報手段に貼付したも
のである。
【0011】その具体的手段として、受付カードの記載
欄に生年月日、性別及び患者名等の患者属性情報記載欄
を設け、該記載欄には患者或いは関係者が直筆で所定事
項を記載し、該受付カードを複合撮影機により、当該内
容を確認しながら、或いは予め受付にて記憶された当該
患者属性情報と自動照合し、一致したのを確認した後、
当該受付カードを撮影し、更に、撮影カメラを適宜位置
に移動調整して該患者の顔写真を撮影し、上記受付カー
ドの患者属性情報と、顔写真とを一体としたシール状の
カルテ写真をシート上に適数個印刷し、当該カルテ写真
を本人確認を必要とする医療情報手段に貼付してなる医
療ミス防止システムを特徴とする。
【0012】上記受付カードの記載欄に診療・検査・病
歴情報等の重要事項記載欄を設け、患者属性情報記載欄
への記載と同様、予め患者が直筆で重要事項を記載して
なる医療ミス防止システムを特徴とする。また、受付カ
ード及び顔写真とを一体としたカルテ写真には、診療・
検査・病歴情報等の重要事項記載欄を別途形成し、該重
要事項記載欄への記載は、カルテ写真の完成後、患者或
いは担当医師との確認のもと、記載してなる医療ミス防
止システムを特徴とする。
【0013】更に、受付カード及び顔写真とを一体とし
たカルテ写真を記憶装置に記憶させ、患者の再診察時に
利用できる医療ミス防止システムを特徴とする。また、
受付カード及び顔写真とを一体としたカルテ写真を記憶
装置に記憶させ、適宜記号や暗証番号等の入力により、
他の医療端末機器或いはインターネットにより、遠隔部
において当該カルテ写真をアウトプットできる医療ミス
防止システムを特徴とする。
【0014】上記他の医療端末機器として、電子カルテ
作成用の機器とインターフェースしてなる医療ミス防止
システムを特徴とする。
【0015】また、患者及び車椅子の患者等が出入り可
能な空間を有する被写体空間部、該被写体空間部背面壁
側のほぼ中央部に配置された椅子、該背面壁の反対側の
他壁側の表面盤には患者に操作手順を示す表示手段、受
付カードの挿入孔、課金手段及び記録手段や撮影カメラ
等を作動させるための操作手段並びに表面盤の内側に
は、該受付カードを撮影するための撮影機等の該記録手
段、患者の顔写真を撮影するための移動可能な該撮影カ
メラ及び出力手段とを備えている複合撮影機を特徴とす
る。
【0016】上記表示手段は、操作手順に従って順次画
像が変化する画像表示手段とした複合撮影機を特徴とす
る。また、受付カード挿入孔は、該受付カードを撮影す
るための撮影機等の記録手段の前面部に形成され、当該
挿入孔へ受付カードを挿入することによりその撮影位置
が確定する複合撮影機を特徴とする。更に、課金手段
は、金銭入力孔やクレジットカード・各種課金カード等
のための入力孔及び携帯電話や携帯端末機器と連携され
ている集金手段の確立している入金手段等の様々な手段
としている複合撮影機を特徴とする。
【0017】また、表面盤には、患者の顔を含め上半身
のアウトラインを写し出す反射盤を形成した複合撮影機
を特徴とする。更に、操作手段は、患者の手元側にも位
置するように、手元操作手段を形成した複合撮影機を特
徴とする。また、出力手段として、上記撮影されたカル
テ写真を印刷するためのプリンタ及びその取出し口、デ
ータフロッピー(登録商標)ディスクやメモリーカード
等の記録手段へ入力するための出力手段、電子カルテへ
データ電送すること、病院内の各種端末機器へのネット
ワーク電送のためのネットワーク及びインターネットへ
出力するための手段等が構成されている複合撮影機を特
徴とする。
【0018】以下、図面に基づいて、本発明の医療ミス
防止システム及び複合撮影機について詳述する。
【実施例1】図1は、本発明の医療ミス防止システム全
体の概略図を示すもので、来院した患者が受付した場
合、受付担当者は、図2(a)に示すような受付カード
Aを渡し、患者属性情報を直接患者に記入してもらう。
或いは、受付担当者は、当該患者属性情報の例えば、生
年月日、性別及び患者名等をキーボード、ペン入力機
器、スキャナ、画像キーボードタッチパネル等の情報入
力装置1により入力する。受付担当者は、液晶モニタ或
いはTVモニタ等の表示手段2に表示された患者属性情
報を確認しながら、フロッピーディスク、メモリーカー
ド等の記憶手段3に当該情報を記憶させ、且つ当該入力
された情報を複合撮影機4へ電送する。
【0019】受付カードAを受け取った患者は、生年月
日、性別、患者名及びその振り仮名等の患者属性情報を
所定記載欄に直接記載し、また、受付カードAに設けら
れた過去の診療・検査・病歴情報等を記載する重要事項
記載欄に上記同様、直接記載することも可能である。特
に、血液型等の検査情報は重要事項として有効な記載と
なる。図2(b)は、患者がその属性情報を直接記載し
た記入例を示している。患者名には振り仮名が記載され
るので、漢字表記による患者名の読み違いによる誤認を
防止することができる。
【0020】図3、4は、複合撮影機4の全体の外観斜
視図を示している。該複合撮影機4は、患者及び車椅子
の患者が出入り可能な空間を有する被写体空間部5、該
被写体空間部5の背面壁6側のほぼ中央部に配置された
椅子7、該背面壁6の反対側の他壁8側の前面に形成さ
れた表面盤9、及び図5に示すように、該表面盤9の内
側に配設した患者となる本人が記載した受付カードAを
撮影するための撮影機等の記録手段10、患者の顔写真
を撮影するための移動可能な撮影カメラ11及び出力装
置とを備えている。
【0021】上記表面盤9の内側面に沿って、患者に操
作手順を示す液晶モニター等の表示手段12が形成さ
れ、該表面盤9の外側面には金銭入力孔やクレジットカ
ード・各種課金カード等のための入力孔及び携帯電話や
携帯端末機器と連携されている集金手段の確立している
入金手段等の様々な課金手段13、該受付カードAを挿
入するための該撮影機等の記録手段10の前面部に形成
された受付カード挿入孔14、患者の顔を含め上半身の
アウトラインを写し出す反射盤15、患者の顔写真を撮
影するため、所定位置に撮影カメラ11を移動させるた
めの操作手段16、撮影カメラ11を作動させて撮影す
るするための操作手段17が形成されている。
【0022】上記操作手段16、17は、患者の手元側
にも位置するように、手元操作手段を形成し、撮影時の
身体の移動の防止や老人、身体の不自由な患者等が操作
しやすいように対応することも可能である。
【0023】出力装置として、上記撮影機等の記録手段
10や撮影カメラ11によって撮影された図6に示すよ
うな複数のカルテ写真Bが撮影されたシートCを印刷す
るためのプリンタ及びその取出し口18、データフロッ
ピーディスクやメモリーカード等へ入力するための出力
手段、各診療科の端末機器の電子カルテ等へデータを電
送することや、病院内の各種端末機器へのネットワーク
電送のためのネットワーク出力手段等が構成されてい
る。
【0024】該撮影カメラ11は、図5に示すように、
上記操作手段16の操作により、上下方向に自動的に移
動することができるので、撮影対象者となる患者は、患
者の顔を含め上半身のアウトラインを写し出す反射盤1
5で自身の位置を確認しながら位置調整をすることがで
きるので、当該使用している椅子の高さを調節する必要
がない。なお、上記撮影カメラ11を上下左右方向へ移
動させることも可能である。また、患者の位置を自動的
に認識し、当該撮影位置を適切な位置となるように撮影
カメラ11が自動的に移動し、撮影位置を確定すること
も可能である。上記のように、椅子7の高さを調節する
必要が無いので、車椅子を利用している患者の撮影にも
最適である。上記撮影カメラ11の前面側の側部に表示
手段12を固定し、該撮影カメラ11の移動に従って表
示手段12を可動させることができ、患者が表示内容を
確認しやすい位置とすることができる。また、上記椅子
7は背面壁6側へ倒すことが可能であり、それにより当
該場所を広く使用でき、車椅子の出入を容易とすること
が可能である。
【0025】図6は、カルテ写真Bが多数個印刷された
シートCを示し、該シートCは裏面側に貼着剤が付与さ
れたシールとされ、該シートCは、該カルテ写真Bの各
々の外枠或いは写真の外枠に切り込み線19が設けら
れ、各々が独立したカルテ写真Bとして、該シートCか
ら分離することが可能である。
【0026】カルテ写真Bには、患者属性情報記載欄の
他、診療・検査・病歴情報等の重要事項記載欄を別途形
成し、該重要事項記載欄への記載は、該カルテ写真の撮
影後、患者或いは担当医師との確認のもと、所定の重要
事項が記載できるようにすることが可能である。
【0027】以下に、本発明の医療ミス防止システム全
体を図7に示すフロー図に従って説明する。患者は、受
付において、初診の場合、受付カードAを受け取り、該
受付カードAの所定欄に生年月日、性別、患者名及びそ
の振り仮名等の患者属性情報を記入する。同時に、受付
担当者は、上記生年月日、性別、患者名及びその振り仮
名等の患者属性情報を直接或いはスキャナ等の情報入力
装置1によりコンピュータに入力する。初診でない場合
は、上記受付カードAを再度使用したり、記憶装置に記
憶されている患者属性情報をアウトプットすることにな
る。また、受付カードAを紛失した場合は、上記同様、
コンピュータよりアウトプットしたり、再度患者が記入
することになる。該受付カードAの記載欄に、診療・検
査・病歴情報等の重要事項記載欄を設け、該記載欄に血
液型等の重要事項を記載することも可能である。なお、
受付担当者の情報入力は、必ずしも必要ではない。
【0028】患者は、複合撮影機4のカメラの前に配設
された椅子7に座る。前面の表示手段12には、図8
(a)に示すように「入金待ち」の画面が表示されてい
る。以下、表示手段12に表示される内容を図8に示
す。料金投入孔等の課金手段13より所定の料金を支払
うと、画面表示が図8(b)に示すように入金内容が表
示される。その後、図8(c)に示すように「受付カー
ドを挿入してください」へと画面表示が変化する。患者
は、該受付カードAを、該撮影機等の記録手段10と患
者との間の表面盤に形成された挿入孔14へ、該受付カ
ードAの記入面を記録手段10側に向けて挿入する。
【0029】上記受付カードAを挿入すると、画面に受
付カードAに記載された内容の「生年月日、性別及び患
者名等」が表示されることになる。画面には図8(c)
に示すように「氏名、生年月日が上の窓にきれいに写れ
ば赤の選択ボタンを押してください」なる表示がされて
いるので、患者は画面の受付カードAの表示内容を確認
し、当該赤のボタンを押すことになる。画面において、
受付カードAの位置ずれが生じている場合は、該受付カ
ードAを入れ直すことや他のボタンやマウス等の操作手
段によって当該位置の調整を行うことが可能である。
【0030】受付カードAの表示内容については、本人
が確認することになるが、記載内容が間違っている場
合、或いは受付担当者が入力した内容が異なっているこ
とになれば、照合の結果が不可と判断されることにな
り、受付カードAの撮影ができないことになる。従っ
て、患者本人の記載ミス或いは受付担当者の入力ミスが
あれば、この時点でその誤記を訂正することが可能とな
る。患者本人が記入した受付カードAと受付担当者が入
力したものとの自動照合は、両者への共通番号の確認等
により容易に行なうことができ、また、記載内容の確認
は文字情報の認識比較により行うことができる。そし
て、上記赤のボタンを患者が押すことにより、該生年月
日、性別、患者名及びその振り仮名等の患者属性情報を
カルテ写真Bの所定欄に撮り込むことが可能となる。
【0031】次に、椅子7に座っている患者の顔部分等
の上半身は、そのアウトラインが、該撮影機4の撮影カ
メラ11と椅子7との間の鏡或いは半透明な反射盤15
に写しだされることになる。患者は当該椅子7を上下方
向に移動することなく、緑のボタンや他のボタンを押す
ことにより、撮影カメラ11が適宜位置に移動し、撮影
位置を変えることが可能となる。画面には図8(d)に
示すように「緑のボタンを押して画面位置を調整をしよ
ろしければ赤の選択ボタンを押してください」が表示さ
れる。赤のボタンを押すことにより、顔写真の静止画像
が画面に表示されることになる。患者は当該静止画像を
確認し、それが良ければ緑のボタンを押すことになる。
当該静止画像が採用できるものでないときには、図8
(e)に示すように、画面に「再撮影は、赤のボタン
決定は、緑のボタンを押してください」と表示されてい
るように、再撮影したい場合は、再度赤のボタンを押す
ことにより、他の顔写真位置で撮影することが可能とな
る。撮影の決定は、上記同様緑のボタンを押すことにな
る。
【0032】上記撮影が行われた顔写真は、カルテ写真
Bの所定欄に上記受付カードAと併設して撮り込まれる
ことになる。画面には図8(f)に示すように「プリン
ト中です しばらくお待ちください用紙は外にでます」
と表示され、プリンタによりカルテ写真がシートC上に
印刷されることになる。
【0033】カルテ写真Bには、複数個の生年月日、性
別、患者名及びその振り仮名等が記載された受付カード
Aと同一の内容、患者の顔写真及び診療・検査・病歴情
報等の重要事項の記載の表示或いは上記重要事項欄が手
書き部分として表示された印刷物が作成され、且つ、そ
の各々がシールとなっているので、シートCより剥すこ
とが可能である。上記診療・検査・病歴情報等の重要事
項記載欄は、受付カードAへの記載時点で、患者が予め
直接記入したり、或いはカルテ写真のアウトプット後、
患者が担当医師と確認しながら、直接記入できるように
されており、例えば、血液型等の重要事項を記入するこ
とが可能である。いずれにしても、本人が患者属性情報
や診療・検査・病歴情報等の重要事項を直接記入するこ
とになるので、受付担当者の記載ミスや入力ミスが生じ
る余地は無い。また、カルテ写真Bを印刷したシートC
には、「診察券貼付用」なる顔写真のみのシールと、次
回の割引手段となる顔写真のシール及び領収書シール等
が印刷されている。
【0034】患者は、上記カルテ写真Bが印刷されたシ
ートCを、直接担当医師や担当看護婦等に渡すことにな
る。シートCを受け取った担当医師や看護婦は、該シー
トCからカルテ写真Bを剥し、患者の本人確認を必要と
する様々な医療情報手段に貼付することが可能となる。
【0035】
【実施例2】上記実施例1では、患者自身が、受付カー
ドAの記載並びに複合撮影機においての操作及び顔写真
の撮影等を行う場合を示したが、患者には盲人、痴呆患
者、意識不明患者、重症患者、乳幼児等の受付カードA
の所定欄に記入が不可の場合も多く存在する。それらの
場合には、家族、親戚、友人等(以下、関係者という)
により記入が行われることになる。受付カードAには、
関係者が生年月日、性別、患者名及びその振り仮名等の
患者属性情報及び診療・検査・病歴情報等の重要事項等
を記入することになる。また、患者の顔写真は他で撮っ
た写真或いはデジカメで写した顔写真が記録されている
フロッピーを外部入力孔20より挿入することにより当
該写真を呼び込むことが可能である。従って、上記実施
例1で示した受付カード挿入孔14への受付カードAの
挿入による受付カードAの記載内容及び上記外部入力孔
20より挿入した顔写真情報とを一体として取り込み、
図6で示すシートCと同様のカルテ写真Bを作成するこ
とが可能である。
【0036】
【発明の効果】上記医療ミス防止システムよりなる本発
明は、患者が直接記載した患者属性情報、或いは診療・
検査・病歴情報等の重要事項と患者本人が直接撮影した
顔写真とが一体化されたカルテ写真が作成されるので、
患者の本人確認を確実に行うことができ、他の患者との
誤認が生じない患者誤認防止システムが可能となった。
また、本発明は、受付カードの生年月日、性別、患者名
及びその振り仮名等の患者属性情報と診療・検査・病歴
情報等の重要事項とを、患者本人が直接記入することに
なるので、従来の受付担当者、担当看護婦、担当医師等
が行う手書き、或いはコンピュータ入力の際の誤記入や
誤入力が無くなり、患者に対する情報取得ミスを防止す
るシステムが可能となった。
【0037】従って、患者本人と他者とを誤認するこ
と、或いは患者属性情報や血液型等の診療・検査・病歴
情報等の重要事項の誤記入による情報ミスもなくなり、
それらを原因とする医療ミスを大幅に減らすことが可能
となった。
【0038】また、患者自身が受付カードへの記入や写
真撮影等ができない盲人、痴呆患者、意識不明患者、重
症患者、乳幼児等における受付カードの所定事項への記
入や写真撮影等は、関係者により行うことができ、それ
らの者から本人確認を的確に行うことが可能であり、上
記同様、患者誤認及び患者の情報取得ミスを未然に防止
することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の医療ミス防止システムの全体を示す概
略図。
【図2】(a)受付カードの未記入の平面図。 (b)受付カードの記入例の平面図。
【図3】本発明の複合撮影機の外観斜視図。
【図4】本発明の複合撮影機の外観斜視図。
【図5】記録手段、撮影カメラ等の関係を示す概略図。
【図6】カルテ写真を撮影したシートの平面図。
【図7】本発明の医療ミス防止システム全体を示すフロ
ー図。
【図8】(a)〜(f)表示手段の表示内容を示す平面
図。
【符号の説明】
A・・受付カード B・・カルテ写真 C・・シート 1・・情報入力装置 2・・表示手段 3・・記憶手段 4・・複合撮影機 5・・被写体空間部 6・・背面壁 7・・椅子 8・・他壁 9・・表面盤 10・・記録手段 11・・撮影カメラ 12・・表示手段 13・・課金手段 14・・挿入孔 15・・反射盤 16・・操作手段 17・・操作手段 18・・取出し口 19・・切り込み線 20・・外部入力孔

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受付カードの記載欄に生年月日、性別及び
    患者名等の患者属性情報記載欄を設け、該記載欄には患
    者或いは関係者が直筆で所定事項を記載し、該受付カー
    ドを複合撮影機により、当該内容を確認しながら、或い
    は予め受付にて記憶された当該患者属性情報と自動照合
    し、一致したのを確認した後、当該受付カードを撮影
    し、更に、撮影カメラを適切位置に移動調整して該患者
    の顔写真を撮影し、上記受付カードの患者属性情報と、
    顔写真とを一体としたシール状のカルテ写真をシート上
    に適数個印刷し、当該カルテ写真を本人確認を必要とす
    る医療情報手段に貼付してなることを特徴とする医療ミ
    ス防止システム。
  2. 【請求項2】受付カードの記載欄に診療・検査・病歴情
    報等の重要事項記載欄を設け、患者属性情報記載欄への
    記載と同様、予め患者が直筆で重要事項を記載してなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の医療ミス防止システ
    ム。
  3. 【請求項3】受付カード及び顔写真とを一体としたカル
    テ写真に、診療・検査・病歴情報等の重要事項記載欄を
    別途形成し、該重要事項記載欄への記載は、該カルテ写
    真の撮影後、患者或いは担当医師との確認のもと、所定
    重要事項を記載してなることを特徴とする請求項1に記
    載の医療ミス防止システム。
  4. 【請求項4】受付カード及び顔写真とを一体としたカル
    テ写真を記憶装置に記憶させ、患者の再診察時に利用で
    きることを特徴とする請求項1ないし3に記載の医療ミ
    ス防止システム。
  5. 【請求項5】受付カード及び顔写真とを一体としたカル
    テ写真を記憶装置に記憶させ、適宜記号や暗証番号の入
    力により、他の医療端末機器或いはインターネットによ
    り、遠隔部において当該カルテ写真をアウトプットでき
    ることを特徴とする請求項1ないし4に記載の医療ミス
    防止システム。
  6. 【請求項6】他の医療端末機器として、電子カルテ作成
    用の機器とインターフェースしてなることを特徴とする
    請求項5に記載の医療ミス防止システム。
  7. 【請求項7】患者及び車椅子の患者等が出入り可能な空
    間を有する被写体空間部、該被写体空間部背面壁側のほ
    ぼ中央部に配置された椅子、該背面壁の反対側の他壁側
    の表面盤には患者に操作手順を示す表示手段、受付カー
    ドの挿入孔、課金手段及び記録手段や撮影カメラ等を作
    動させるための操作手段並びに表面盤の内側には、該受
    付カードを撮影するための撮影機等の該記録手段、患者
    の顔写真を撮影するための移動可能な該撮影カメラ及び
    出力手段とを備えていることを特徴とする複合撮影機。
  8. 【請求項8】表示手段は、操作手順に従って順次画像が
    変化する画像表示手段としたことを特徴とする請求項7
    に記載の複合撮影機。
  9. 【請求項9】受付カード挿入孔は、該受付カードを撮影
    するための撮影機等の記録手段の前面部に形成され、当
    該挿入孔へ受付カードを挿入することによりその撮影位
    置が確定することを特徴とする請求項7又は8に記載の
    複合撮影機。
  10. 【請求項10】課金手段は、金銭入力孔やクレジットカ
    ード・各種課金カード等のための入力孔及び携帯電話や
    携帯端末機器と連携されている集金手段の確立している
    入金手段等の様々な手段としていることを特徴とする請
    求項7ないし9に記載の複合撮影機。
  11. 【請求項11】表面盤には、患者の顔を含め上半身のア
    ウトラインを写し出す反射盤を形成したことを特徴とす
    る請求項7ないし10に記載の複合撮影機。
  12. 【請求項12】操作手段は、患者の手元側にも位置する
    ように、手元操作手段を形成したことを特徴とする請求
    項7ないし11に記載の複合撮影機。
  13. 【請求項13】出力手段として、上記撮影されたカルテ
    写真を印刷するためのプリンタ及びその取出し口、デー
    タフロッピーディスクやメモリーカード等の記録手段へ
    入力するための出力手段、電子カルテへデータ電送する
    こと、病院内の各種端末機器へのネットワーク電送のた
    めのネットワーク及びインターネットへ出力するための
    手段等が構成されていることを特徴とする請求項7ない
    し12に記載の複合撮影機。
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