JP2003196014A - 感圧ペン - Google Patents

感圧ペン

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JP2003196014A
JP2003196014A JP2002218519A JP2002218519A JP2003196014A JP 2003196014 A JP2003196014 A JP 2003196014A JP 2002218519 A JP2002218519 A JP 2002218519A JP 2002218519 A JP2002218519 A JP 2002218519A JP 2003196014 A JP2003196014 A JP 2003196014A
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清泉 趙
Hakushin Cho
博森 張
Keibun Kyo
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感圧ペンの提供。 【解決手段】 感圧ペンは、少なくとも、ペン芯、弾性
手段、外部に少なくとも1本のワイヤを巻いてなるコイ
ルが巻き付けられた第1磁性手段、第2磁性手段、スラ
イド手段、内部に環状スペーサを具えた中空スリーブ及
びインダクタンスキャパシンス式共振回路を具え、この
インダクタンスキャパシンス式共振回路とコイルが電気
的に連接されている。外力が上向きにペン芯にかけられ
る時、この外力がペン芯を透過してスライド手段に作用
し、スライド手段が第2磁性手段を駆動して上向きに移
動させて弾性手段を圧迫して変形させ、これにより第1
磁性手段と第2磁性手段の相対位置が改変し、第1磁性
手段外部のコイルのインダクタンスを改変し、これによ
り共振回路の共振周波数を改変する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一種の感圧ペンの構
造に係り、特にタブレット用感圧式無線ペンの構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】現在、広く使用されているコンピュータ
の入力装置には、キーボードとマウスがある。ディジタ
ル科学技術の発展により、ますます多くのコンピュータ
使用者がタブレットを入力装置として使用するようにな
った。使用者はタブレットのワークエリア上で文字や線
を描き、並びに信号をコンピュータに伝送し、コンピュ
ータが解読する。具体的には、タブレット上のワークエ
リアは書き込み面を提供し、物品(object)(ペ
ン或いはマウス)の位置及び圧力、キー等の関係情報を
キャプチャする。ペンに類似した装置(pen−lik
e device)はこのようなディジタル板に合わせ
て発生した。ほとんどの現存するペン類似装置は有線式
(corded)或いは無線式(cordless)と
され、ペン類似装置の欠点は、ペン圧力の違いに応じて
異なる線幅の線条を発生することができないことであ
る。この欠点を克服するため、ついに感圧ペン(pre
ssure sensitive pen)が発生し
た。
【0003】図1は周知の感圧ペン10の断面構造図で
ある。この感圧ペン10は円筒状のペン軸12、ペン芯
14、鉄粉心16、コイル20、移動式磁性手段18、
スプリング22及びコンデンサ24を具えている。ペン
芯14はペン軸12内の長軸方向に置かれ、そのタブレ
ットと接触する一端部13は錐状に形成されて、タブレ
ット上で特定ポイント位置を指し示しやすい。鉄粉心1
6は中央に穿孔を具えてペン芯14をスライド式に通過
させる。コイル20は鉄粉心16に巻き付けられる。移
動式磁性手段18はペン芯14内部に固定され、それは
鉄粉心16に対してペン芯14に伴い移動する。鉄粉心
16はペン軸12内に固定されて不動である。ペン芯1
4端部13がタブレットの上向きの圧力を受ける時、ペ
ン芯14がペン軸12の長軸方向に沿って上向きに移動
し、移動式磁性手段18を上向きに移動させ、鉄粉心1
6と移動式磁性手段18の間の相対位置を改変し、これ
によりコイル20のインダクタンスを改変する。この感
圧ペン10のコイル20とコンデンサ24は共振回路を
形成する。コイル20とコンデンサ24の間に電磁場の
感応/伝送がある時、この共振回路がコイル20と共振
を発生する。これによりコイル20のインダクタンスが
改変する時、共振回路の共振周波数もこれに伴い改変
し、共振周波数の変化を検出することにより、感圧ペン
で書く時の下圧圧力値の変化を検出できる。
【0004】しかし、もしこの感圧ペン10をタブレッ
トに対して傾斜位置となるようにして書くときは、ペン
芯14が受ける上向きの圧力方向はペン軸12の長軸方
向と一致しなくなり、これによりペン芯14の軸方向の
受力が弱まり、移動式磁性手段18の移動により発生す
るコイル20のインダクンスの変化量もこれに伴い減少
し、これによりタブレットの感圧ペンに対する圧力感応
敏感度が下がる。
【0005】正常な状況下で、使用者が感圧ペンを使用
してタブレット上に書く時、感圧ペンとタブレットの表
面の間には傾斜角度が自然に形成される。上述の感圧ペ
ン10の欠点を解決するため、ついにもう一種類の、比
較的大きな面積の、移動式磁性手段18を具えた感圧ペ
ンが発生した。これは図2に示される。この移動式磁性
手段18の一端面は固定された鉄粉心16に対向する。
ペン芯14の端部13が外力を受けない状態で、移動式
磁性手段18と鉄粉心16との間の所定の距離は正確に
制御されねばならない。ただし、鉄粉心16は通常粉末
冶金法で製造され、その製品長さの公差値は正確とする
ことができず、このため移動式磁性手段18と鉄粉心1
6の間の所定の距離は正確に制御できない。
【0006】このため、現在あるタブレット用感圧ペン
の構造は上述の欠点の克服が待たれていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主要な目的
は、一種の感圧ペンを提供することにあり、それは一種
の感圧式電磁ペン(pressure sensiti
ve electromagnetic pen)とさ
れ、外部にコイルが巻き付けられた固定磁性手段(fi
xing magnetic body)と、移動式磁
性手段(movable magnetic bod
y)を使用し、感圧ペンのペン芯が圧力を受けて固定磁
性手段と移動式磁性手段の相対位置を改変する時、コイ
ルのインダクタンスを改変し、これにより感圧ペンが発
射する電磁場周波数をこれに応じて変化させるようにし
た感圧ペンであるものとする。
【0008】本発明のもう一つの目的は、一種の感圧ペ
ンを提供することにあり、それは、中空スリーブ内の環
状スペーサを利用して固定磁性手段及び移動式磁性手段
を隔離し、ペン芯が外力を受けない状態で、固定磁性手
段に巻き付けられたコイルと移動式磁性手段との間の固
定相対位置を正確に制御できるようにし、磁性手段の寸
法公差による感圧ペン電磁場周波数初期値の変化を形成
しないようにした感圧ペンであるものとする。
【0009】本発明のまた一つの目的は、一種の感圧ペ
ンを提供することにあり、それは、少なくとも1本のワ
イヤを直接固定磁性手段に巻き付けて、極めて良好なQ
値を獲得し、コイルの電磁誘導及び電磁発射の能力がい
ずれも相当強くなるようにし、これにより直接その下方
のタブレットに電磁場エネルギーに感応させて、余分に
電池で電源供給する必要をなくした感圧ペンであるもの
とする。
【0010】本発明のさらにまた一つの目的は、一種の
感圧ペンを提供することにあり、それは、少なくとも1
本のワイヤを直接固定磁性手段に巻き付け、極めて良好
なQ値を得られるようにし、感圧ペンが相当強い電磁発
射能力を有するようにし、タブレットが感圧ペンの圧力
変化を検出する時の、その信号/ノイズ比(S/N比)
を高め、解析度を高め、これによりタブレットが信号を
圧力に変換する時の真実性を増した感圧ペンであるもの
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、感圧
ペンにおいて、ペン先構造を具え、該ペン先構造が、支
持ボーンフレームとされ、一端にフレームカバーが設け
られ、このフレームカバーが一つの収容空間を画定す
る、上記支持ボーンフレームと、弾性手段とされ、該収
容空間内に収容される、上記弾性手段と、中空スリーブ
とされ、その一端がフレームカバーに当接し、外表面と
内表面を具え、該内表面内に環状スペーサが設けられ
て、中空スリーブを第1収容室と第2収容室に分け、且
つ第2収容室が環状スペーサとフレームカバーの間に形
成された、上記中空スリーブと、第1磁性手段とされ、
第1中央穿孔を具え、該第1磁性手段の一端が第1収容
室内に嵌合収容され且つ環状スペーサに当接する、上記
第1磁性手段と、第2磁性手段とされ、第2中央穿孔を
具え、該第2磁性手段が移動可能に第2収容室内に収容
され、並びに一端部が環状スペーサに当接する、上記第
2磁性手段と、スライド手段とされ、移動可能に第2収
容室内に収容され、円柱形主体と環状手段を具え、該環
状手段が該円柱形主体の外表面の所定位置を囲み、該ス
ライド手段を第1端部と第2端部に分割し、第1端部の
長さが第2磁性手段の長さよりやや小さく、該第1端部
の内部に第3収容室が形成され、該第1端部が第2磁性
手段の第2中央穿孔に嵌合し貫通し、スライド手段が第
2収容室内で移動する時、同期に第2磁性手段を駆動
し、該第2端部が該弾性手段の一端に当接する、上記ス
ライド手段と、ペン芯とされ、第1磁性手段の第1中央
穿孔と環状スペーサを貫通し、その一端部が第3収容室
内に嵌合し当接する、上記ペン芯と、少なくとも一つの
ワイヤが巻かれてなるコイルとされ、第1磁性手段の外
表面の環状スペーサに接近する端部の所定位置に固定さ
れた、上記コイルと、を具え、外力が上向きにペン芯に
作用する時、スライド手段及び第2磁性手段が同期に上
向きに移動して環状スペーサより離れ、ペン芯にかかる
上向きの外力作用が消失すると、弾性手段が弾力をスラ
イド手段に付与し、スライド手段と第2磁性手段が同時
に環状スペーサに当接することを特徴とする、感圧ペン
としている。請求項2の発明は、請求項1に記載の感圧
ペンにおいて、第1磁性手段が第1鉄粉心とされたこと
を特徴とする、感圧ペンとしている。請求項3の発明
は、請求項1に記載の感圧ペンにおいて、第2磁性手段
が第2鉄粉心とされたことを特徴とする、感圧ペンとし
ている。請求項4の発明は、請求項1に記載の感圧ペン
において、スライド手段の環状手段の外表面が中空スリ
ーブの内表面と当接することを特徴とする、感圧ペンと
している。請求項5の発明は、請求項1に記載の感圧ペ
ンにおいて、さらに、ペン先構造を収容するペン軸と、
プリント基板とされ、支持ボーンフレームに設置され、
インダクタンスキャパシンス式共振回路を具え、該イン
ダクタンスキャパシンス式共振回路がコイルと電気的に
連接された、上記プリント基板と、を具え、外力が上向
きにペン芯に作用する時、外力がペン芯を透過してスラ
イド手段に作用し、スライド手段と第2磁性手段が同期
に上向きに移動させられて弾性手段を圧迫し変形させ、
第2磁性手段と第1磁性手段の相対位置を改変し、該コ
イルのインダクタンスを改変し、これにより該インダク
タンスキャパシンス式共振回路の共振周波数を改変する
ことを特徴とする、感圧ペンとしている。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は一種の感圧ペンを提供
し、これは、ペン先構造を具え、このペン先構造は、支
持ボーンフレーム、弾性手段、中空スリーブ、第1磁性
手段、第2磁性手段、スライド手段、ペン芯及び少なく
とも1本のワイヤを巻いてなる一つのコイルを具えてい
る。支持ボーンフレームの一端にフレームカバーが設け
られ、このフレームカバーが一つの収容空間を画定して
いる。弾性手段がこの収容空間内に収容される。中空ス
リーブの一端はフレームカバーに当接し、それは外表面
と内表面を具えている。中空スリーブの内表面内に環状
スペーサが設けられて、中空スリーブを第1収容室と第
2収容室に分け、且つ第2収容室が環状スペーサとフレ
ームカバーの間に形成される。第1磁性手段は第1中央
穿孔を具え、その一端が第1収容室内に嵌合収容され且
つ環状スペーサに当接している。第2磁性手段は第2中
央穿孔を具え、それは移動可能に第2収容室内に収容さ
れ、並びに一端部が環状スペーサに当接する。スライド
手段は移動可能に第2収容室内に収容され、それは円柱
形主体と環状手段を具え、該環状手段が該円柱形主体の
外表面の所定位置を囲み、該スライド手段を第1端部と
第2端部に分割し、第1端部の長さは第2磁性手段の長
さよりやや小さい。スライド手段の第1端部内部に第3
収容室が形成され、この第1端部が第2磁性手段の第2
中央穿孔に嵌合し貫通し、スライド手段が第2収容室内
で移動すると同時に第2磁性手段を駆動する。スライド
手段の第2端部は弾性手段の一端に当接している。ペン
芯は第1磁性手段の第1中央穿孔と環状スペーサを貫通
し、その一端部が第3収容室内に嵌合し当接する。コイ
ルは第1磁性手段の外表面の環状スペーサに接近する端
部の所定位置に固定される。外力が上向きにペン芯にか
かる時、スライド手段及び第2磁性手段が同期に上向き
に移動して環状スペーサより離間し、これにより第2磁
性手段と第1磁性手段の相対位置が改変され、コイルの
インダクタンスが改変し、これにより感圧ペンの発射す
る電磁場周波数が改変する。ペン芯にかかる上向きの外
力作用が消失すると、弾性手段が弾力をスライド手段に
付与し、スライド手段と第2磁性手段が同時に環状スペ
ーサに当接する。
【0013】
【実施例】図3に示されるように、本発明の感圧ペン2
00は、ペン先構造201、ペン軸202及びプリント
基板203を具えている。図4に示されるように、ペン
軸202は支持ボーンフレーム204、弾性手段20
5、中空スリーブ206、第1磁性手段207、第2磁
性手段208、スライド手段209、ペン芯210及び
少なくとも1本のワイヤを巻いてなる一つのコイル21
1を具えている。
【0014】図3から図5に示されるように、支持ボー
ンフレーム204の一端にフレームカバー212が設け
られている。このフレームカバー212が一つの収容空
間を画定し、弾性手段205を収容する。この弾性手段
205は球状弾性手段、例えばゴムボールとされる。中
空スリーブ206は中空円筒状を呈し、外表面213と
内表面214を具え、その一端部がフレームカバー21
2に当接し、もう一端部に一対の階段面216が設けら
れ、そのうち一つの階段面216がペン軸202と相互
に嵌合し、中空スリーブ206がペン軸202に保持さ
れる。中空スリーブ206の内表面214内に環状スペ
ーサ215が設けられ、中空スリーブ206が第1収容
室と第2収容室に分けられ、且つ第2収容室が環状スペ
ーサ215とフレームカバー212の間に形成される。
環状スペーサ215は中空スリーブ206と一体に形成
されうる。第1磁性手段207は第1中央穿孔を具え、
その一端が第1収容室内に嵌合収容され且つ環状スペー
サ215に当接している。第1磁性手段207はペン先
構造201内に固定される。第2磁性手段208は第2
中央穿孔を具え、それは移動可能に第2収容室内に収容
され、並びに一端部が環状スペーサ215に当接する。
第1磁性手段207と第2磁性手段208はいずれも鉄
粉心で形成され、そのうち、第1磁性手段207の長さ
は第2磁性手段208の長さより大きい。
【0015】スライド手段209は移動可能に第2収容
室内に収容される。図5に示されるように、スライド手
段209は円柱形主体と環状手段217を具え、該環状
手段217が該円柱形主体の外表面の所定位置を囲み、
該スライド手段209を第1端部と第2端部に分割して
いる。この円柱形主体は環状手段217と一体に形成さ
れうる。好ましくは、環状手段217の外表面が中空ス
リーブ206の内表面と相互に当接し、スライド手段2
09が中空スリーブ206内で上下にスライドできるも
のとされる。スライド手段209の第1端部の長さは第
2磁性手段208の長さよりやや小さく、これによりス
ライド手段209の第1端部が第2磁性手段208の第
2中央穿孔に挿入され貫通する時、スライド手段209
の第1端部と中空スリーブ206の環状スペーサ215
の間に微小な間隙が維持される。この微小な間隙は第2
磁性手段208の長さ公差のために保留される。すなわ
ち、スライド手段209の環状手段217と中空スリー
ブ206の環状スペーサ215の間の距離が第2磁性手
段208の長さよりやや大きく、この距離により長さ公
差許容範囲内の第2磁性手段208を収容できる。図4
に示されるように、スライド手段209の第1端部内部
に第3収容室が形成され、ペン芯210の一端部を収容
する。スライド手段209が第2収容室内を移動する
時、第2磁性手段208を駆動する。スライド手段20
9の第2端部は弾性手段205の一端に当接する。
【0016】ペン芯210は第1磁性手段207の第1
中央穿孔と環状スペーサ215を貫通し、その一端部が
第3収容室内に嵌合し当接する。コイル211は第1磁
性手段207の外表面の環状スペーサ215に接近する
端部の所定位置に固定される。本発明中、好ましくは複
数のワイヤが巻かれてなるコイル211が第1磁性手段
207の外表面に巻かれる。
【0017】プリント基板203は支持ボーンフレーム
204に設置され、それはインダクタンスキャパシンス
式共振回路を具え、このインダクタンスキャパシンス式
共振回路がコイル211と電気的に連接されている。
【0018】図6は本発明の感圧ペン200の使用状態
断面図である。図示されるように、ペン芯210がタブ
レット3上で書く時、タブレット3が上向きに力を加
え、ペン芯210とスライド手段209が同期して上に
移動し、弾性手段205を圧迫する。この時、第2磁性
手段208もまたスライド手段209と同期して上向き
に移動させられ、それと第1磁性手段207の相対位置
を改変させ、これによりコイル211のインダクタンス
が下がる。第2磁性手段208の上向き移動が大きくな
るほど、コイル211のインダクタンスは低くなり、そ
れと共振回路の共振周波数はますます大きくなる。第2
磁性手段208が上向きに移動し、コイル211のイン
ダクタンスが下がり、共振周波数がこれに伴い下がり、
コイル211は周波数変化の電磁場信号を無線発射し、
タブレット3に受信させ及び誘導電圧を発生させる。
【0019】外力のペン芯210に対する上向きの作用
が消失すると、弾性手段205が弾力をスライド手段2
09に与え、スライド手段209と第2磁性手段208
が同時に環状スペーサ215に当接する。さらに、ペン
芯210がタブレット3による上向きの作用を受けない
状態で、第1磁性手段207と第2磁性手段208の間
の距離は環状スペーサ215の厚さにより決定され、固
定され、第1磁性手段207と第2磁性手段208の製
品長さ公差値が両者間の相対位置の正確な制御に影響を
与えることがない。ペン芯210が上向きの外力作用を
受ける時、感圧ペン200の周波数出力値は固定され
る。
【0020】以上は本発明の好ましい実施例の説明に過
ぎず、本発明の実施範囲を限定するものではなく、本発
明に基づきなしうる細部の修飾或いは改変は、いずれも
本発明の請求範囲に属するものとする。
【0021】
【発明の効果】本発明の感圧ペンは、一種の感圧式電磁
ペン(pressure sensitive ele
ctromagnetic pen)とされ、外部にコ
イルが巻き付けられた固定磁性手段(fixing m
agnetic body)と、移動式磁性手段(mo
vable magnetic body)を使用し、
感圧ペンのペン芯が圧力を受けて固定磁性手段と移動式
磁性手段の相対位置を改変する時、コイルのインダクタ
ンスを改変し、これにより感圧ペンが発射する電磁場周
波数をこれに応じて変化させる。
【0022】本発明の感圧ペンは、中空スリーブ内の環
状スペーサを利用して固定磁性手段及び移動式磁性手段
を隔離し、ペン芯が外力を受けない状態で、固定磁性手
段に巻き付けられたコイルと移動式磁性手段との間の固
定相対位置を正確に制御できるようにし、磁性手段の寸
法公差による感圧ペン電磁場周波数初期値の変化を形成
しない。
【0023】本発明の感圧ペンは、少なくとも1本のワ
イヤを直接固定磁性手段に巻き付けて、極めて良好なQ
値を獲得し、コイルの電磁誘導及び電磁発射の能力がい
ずれも相当強くなるようにし、これにより直接その下方
のタブレットに電磁場エネルギーに感応させて、余分に
電池で電源供給する必要をなくす。
【0024】本発明の感圧ペンは、少なくとも1本のワ
イヤを直接固定磁性手段に巻き付け、極めて良好なQ値
を得られるようにし、感圧ペンが相当強い電磁発射能力
を有するようにし、タブレットが感圧ペンの圧力変化を
検出する時の、その信号/ノイズ比(S/N比)を高
め、解析度を高め、これによりタブレットが信号を圧力
に変換する時の真実性を増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】周知の感圧ペンの断面構造図である。
【図2】周知の別の感圧ペンの断面構造図である。
【図3】本発明の感圧ペンの断面構造図である。
【図4】図3の感圧ペンの非使用状態の断面構造図であ
る。
【図5】図4のペン先構造の部分分解図である。
【図6】図3の感圧ペンの使用状態の断面構造図であ
る。
【符号の説明】
10 感圧ペン 12 ペン軸 13 ペン芯端部 14 ペン芯 16 鉄粉心 18 移動式磁性手段 20 コイル 22 スプリング 24 コンデンサ 200 感圧ペン 201 ペン先構造 202 ペン軸 204 支持ボーンフレーム 206 中空スリーブ 207 第1磁性手段 208 第2磁性手段 209 スライド手段 210 ペン芯 211 コイル 212 フレームカバー 213 外表面 214 内表面 215 環状スペーサ 216 階段面 217 環状手段 3 タブレット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B068 AA36 BD02 BD07 BD17 BD23 BD25

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感圧ペンにおいて、ペン先構造を具え、
    該ペン先構造が、 支持ボーンフレームとされ、一端にフレームカバーが設
    けられ、このフレームカバーが一つの収容空間を画定す
    る、上記支持ボーンフレームと、 弾性手段とされ、該収容空間内に収容される、上記弾性
    手段と、 中空スリーブとされ、その一端がフレームカバーに当接
    し、外表面と内表面を具え、該内表面内に環状スペーサ
    が設けられて、中空スリーブを第1収容室と第2収容室
    に分け、且つ第2収容室が環状スペーサとフレームカバ
    ーの間に形成された、上記中空スリーブと、 第1磁性手段とされ、第1中央穿孔を具え、該第1磁性
    手段の一端が第1収容室内に嵌合収容され且つ環状スペ
    ーサに当接する、上記第1磁性手段と、 第2磁性手段とされ、第2中央穿孔を具え、該第2磁性
    手段が移動可能に第2収容室内に収容され、並びに一端
    部が環状スペーサに当接する、上記第2磁性手段と、 スライド手段とされ、移動可能に第2収容室内に収容さ
    れ、円柱形主体と環状手段を具え、該環状手段が該円柱
    形主体の外表面の所定位置を囲み、該スライド手段を第
    1端部と第2端部に分割し、第1端部の長さが第2磁性
    手段の長さよりやや小さく、該第1端部の内部に第3収
    容室が形成され、該第1端部が第2磁性手段の第2中央
    穿孔に嵌合し貫通し、スライド手段が第2収容室内で移
    動する時、同期に第2磁性手段を駆動し、該第2端部が
    該弾性手段の一端に当接する、上記スライド手段と、 ペン芯とされ、第1磁性手段の第1中央穿孔と環状スペ
    ーサを貫通し、その一端部が第3収容室内に嵌合し当接
    する、上記ペン芯と、 少なくとも一つのワイヤが巻かれてなるコイルとされ、
    第1磁性手段の外表面の環状スペーサに接近する端部の
    所定位置に固定された、上記コイルと、 を具え、外力が上向きにペン芯に作用する時、スライド
    手段及び第2磁性手段が同期に上向きに移動して環状ス
    ペーサより離れ、ペン芯にかかる上向きの外力作用が消
    失すると、弾性手段が弾力をスライド手段に付与し、ス
    ライド手段と第2磁性手段が同時に環状スペーサに当接
    することを特徴とする、感圧ペン。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の感圧ペンにおいて、第
    1磁性手段が第1鉄粉心とされたことを特徴とする、感
    圧ペン。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の感圧ペンにおいて、第
    2磁性手段が第2鉄粉心とされたことを特徴とする、感
    圧ペン。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の感圧ペンにおいて、ス
    ライド手段の環状手段の外表面が中空スリーブの内表面
    と当接することを特徴とする、感圧ペン。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の感圧ペンにおいて、さ
    らに、 ペン先構造を収容するペン軸と、 プリント基板とされ、支持ボーンフレームに設置され、
    インダクタンスキャパシンス式共振回路を具え、該イン
    ダクタンスキャパシンス式共振回路がコイルと電気的に
    連接された、上記プリント基板と、 を具え、外力が上向きにペン芯に作用する時、外力がペ
    ン芯を透過してスライド手段に作用し、スライド手段と
    第2磁性手段が同期に上向きに移動させられて弾性手段
    を圧迫し変形させ、第2磁性手段と第1磁性手段の相対
    位置を改変し、該コイルのインダクタンスを改変し、こ
    れにより該インダクタンスキャパシンス式共振回路の共
    振周波数を改変することを特徴とする、感圧ペン。
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