JP2003195790A - 表示板照明装置 - Google Patents

表示板照明装置

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JP2003195790A
JP2003195790A JP2001396279A JP2001396279A JP2003195790A JP 2003195790 A JP2003195790 A JP 2003195790A JP 2001396279 A JP2001396279 A JP 2001396279A JP 2001396279 A JP2001396279 A JP 2001396279A JP 2003195790 A JP2003195790 A JP 2003195790A
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Yoshio Suzuki
好男 鈴木
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型看板のような大きな面積の表示面を複数
個の照明器によって均一に照明することを可能にした照
明装置を提供する。 【解決手段】 大型看板10の表示面11を照明するた
めの複数個の照明器(投光器)T1〜T3を備える表示板
照明装置において、複数個の照明器のうち少なくとも一
つの照明器T1は当該照明器に近い表示面の広い領域D
を照明し、他の少なくとも一つの照明器T2,T3は当
該照明器から遠い表示面の狭い領域UL,URを照明す
るように構成する。各照明器T1〜T3の照明光を合成
することにより、各照明領域の照度をほぼ均一化するこ
とができるとともに、各照明領域の境界領域の照度の均
一性を高めることも可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は看板等の表示板を照
明するための照明装置に関し、特に大型看板のような大
きな面積の表示面を複数個の照明器によって照明するた
めの照明装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビルディング等の屋上に設置される大型
看板、あるいは道路や鉄道路に沿って設置される大型看
板では、夜間においては表示面を照明するための照明装
置を配設する必要がある。このような照明装置として、
通常では看板の表示面の前方に投光器を配置し、その投
光器からの照明光を看板の表示面に照射して照明する構
成がとられている。この場合、看板の表示面の面積が大
きい場合には、一つの投光器で表示面の全面を均一に照
明することは困難であり、そのために複数個の投光器を
配設し、これらの投光器で表示面の各領域を分担して照
明する構成がとられている。
【0003】例えば、図9(a)に示す例では、大型看
板20の表示面21の下部前方位置に複数個、ここでは
3個の投光器T01,T02,T03を配設し、各投光
器により大型看板の表示面をそれぞれ分割して照明する
照明装置を示している。この照明装置では、表示面21
を左右方向に沿って3つの領域S1〜S3に区分し、各
領域をそれぞれ対向して配置されている投光器T01〜
T03によって照明するようにしたものである。なお、
図示は省略するが、前記したような複数個の投光器を看
板の表示面の下部及び上部のそれぞれの前方位置に配置
し、あるいは表示面の周縁に沿った位置に配置し、これ
ら複数個の投光器によって表示面を分割照明することも
行われている。また、この種の照明装置においては複数
個の投光器は同一規格のものが用いられており、個々の
投光器は、図示は省略するが反射鏡、光源、レンズ等で
構成され、レンズに設けられた所要のレンズステップで
の光の屈折を利用することで、光源から出射された光の
拡散特性を設定している。このレンズステップは投光器
の光軸回り方向に均等な角度で光を拡散させるように設
計されており、拡散特性は円形の特性となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の照
明装置では、複数個の投光器は拡散特性が円形をしたほ
ぼ同じ規格のものが用いられて、各投光器で表示面の各
分割領域をそれぞれ照明する構成がとられている。その
ため、従来の照明装置では、図9(a)のように、個々
の投光器T01〜T03により照明する照度分布P01
〜P03の範囲を表示面の各区分領域S1〜S3よりも
狭くなるように制限すると、隣接する照明領域間に暗い
領域が生じてしまう。逆に、図9(b)のように、個々
の投光器T01〜T03により照明する照度分布P01
〜P03の範囲を表示面の各区分領域S1〜S3よりも
広くすると、隣接する照明領域間で両投光器の照明光が
重なるため、当該重なった領域が他の領域よりも明るく
なってしまう。また、照明光の多くが表示面以外の領域
に照射され易くなるため、電力の無駄な消費が生じるこ
とになる。さらに、一つの投光器で上下の領域にわたっ
て照明を行いと、投光器から表示面までの距離が異なる
領域間で明るさが相違してしまうという問題も生じる。
例えば、図9に示した各例では投光器T01〜T03か
らそれぞれ遠い表示面21の上側領域が下側領域よりも
暗くなってしまう。いずれにしても従来の照明装置では
大型看板のような広い面積の表示面を複数の投光器によ
って均一に照明することが難しいという問題がある。
【0005】本発明の目的は、大型看板のような大きな
面積の表示面を複数個の照明器によって均一に照明する
ことを可能にした照明装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、表示板と、当
該表示板の表示面を照明するための複数個の照明器とを
備える表示板照明装置において、複数個の照明器のうち
少なくとも一つの照明器は当該照明器に近い表示面の広
い領域を照明し、他の少なくとも一つの照明器は当該照
明器から遠い表示面の狭い領域を照明するように構成す
る。例えば、複数個の照明器は表示板の前方の下方位置
に配設され、少なくとも一つの照明器は広い範囲を照明
するように構成されるとともに表示面の下側領域を中心
に照明し、他の少なくとも一つの照明器は狭い範囲を照
明するように構成されるとともに表示面の上側領域を照
明する構成とする。
【0007】また本発明は、表示板と、当該表示板の表
示面を照明するための複数個の照明器とを備える表示板
照明装置において、複数個の照明器のうち少なくとも一
つの照明器は当該照明器に近い表示面の広い領域を照明
し、他の少なくとも一つの照明器は当該照明器から遠い
表示面の狭い領域を照明するように構成し、さらに他の
一つの照明器は前記広い領域と狭い領域との境界領域を
含む領域を中心に照明するように構成する。例えば、複
数個の照明器は表示板の前方の下方位置に配設され、少
なくとも一つの照明器は広い範囲を照明するように構成
されるとともに表示面の下側領域を中心に照明し、他の
少なくとも一つの照明器は狭い範囲を照明するように構
成されるとともに表示面の上側領域を照明し、さらに他
の少なくとも一つの照明器は最も広い範囲を照明するよ
うに構成されるとともに表示面の上側領域と下側領域の
境界領域を中心に照明するように構成する。
【0008】本発明において、照明器は、容器状をした
ボディと、ボディ内に内装されて照明光を出射するラン
プユニットと、ボディの前面開口部に取着され、ランプ
ユニットから出射される光を所要の拡散特性で拡散する
拡散ステップを有する拡散レンズとを備え、拡散レンズ
をランプユニットの光軸回りに回転位置調整可能とした
構成とすることが好ましい。すなわち、このような構成
の照明器を用い、回転位置を調整した拡散レンズを通し
て出射される光を表示板に投射して当該表示板を照明す
る構成とする。
【0009】本発明によれば、少なくとも一つの照明器
により表示面の近い領域を広い範囲で照明することで単
位面積当たりの輝度は低くなるが、照明距離が短いので
当該近い領域を所要の照度で照明することが可能にな
る。また、他の少なくとも一つの照明器により表示面の
遠い領域を狭い範囲で照明することで単位面積当たりの
輝度は高いので照明距離が長くても所要の照度で照明す
ることが可能になる。これにより、表示面を均一な照度
で照明することが可能になる。
【0010】また、本発明によれば、それぞれ照明され
ている表示面の近い領域と遠い領域との境界領域を、さ
らに他の少なくとも一つの照明器により広い範囲にわた
って照明することで、当該近い領域と遠い領域との境界
領域を照明し、境界領域についても所要の照度での照明
が可能となり、表示面をさらに均一な照度で照明するこ
とが可能になる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の第1の実施形態の概
略構成の斜視図、図2は側面図である。大型看板10は
左右寸法に対して上下寸法が大きな長方形をした矩形の
表示面を有しており、当該表示面がほぼ鉛直方向に向け
た状態で支持枠12によって立設されている。前記表示
面11には、図には表れないが表示する所要の絵柄、文
字等が記載されている。また、前記表示面11の下部に
は、当該表示面の中央位置と左右両端近傍位置にそれぞ
れ対応する位置において前記支持枠12の下辺部から前
方に向けて突出された3本の支持アーム13,14,1
5が配設されており、各支持アーム13,14,15の
先端部にそれぞれ個別に投光器T(T1,T2,T3)
が固定支持されている。そして、これら3つの投光器T
1〜T3により前記大型看板10の表示面11の全面を
照明するように構成されている。
【0012】図3は前記投光器Tの外観斜視図であり、
図4はその中心線に沿う縦断面図である。円筒容器状を
したボディ101内にはランプユニット110が内装さ
れている。このランプユニット110は、所要形状、例
えば回転放物面形状をした反射鏡111の内部に光源と
しての電球112がソケット113により取着されてお
り、前記反射鏡111の前面部には集光レンズ114が
配設された構成である。また、前記ボディ101の開口
縁には内フランジ部104が一体に形成されており、こ
の内フランジ部104の内周面に形成された凹溝104
a内にシールリング105を介して円盤状をした防水用
素通しレンズ102が固定支持されている。この防水用
素通しレンズ102は前記ボディ101内を封止すると
ともに、前記ランプユニット110から出射された光を
そのまま素通しする透明ガラス板あるいは透明な樹脂板
で構成されている。また、前記内フランジ部104の外
面にはねじ溝104bが形成されており、このねじ溝1
04bにはレンズ止めリング106が螺合状態に締結さ
れ、前記内フランジ部104との間に円盤状をした拡散
レンズ103が挟持状態に支持されている。この拡散レ
ンズ103は内面に各種のレンズステップが形成されて
おり、前記防水用素通しレンズ102を透過した光を屈
折して所要の拡散状態で照明を行うように構成されてい
る。なお、前記レンズ止めリング106の締結を一旦緩
めることで、あるいは緩めることなく前記拡散レンズ1
03をボディ101の筒軸回りに回転し、照射される光
の照射特性の方向を変化させることが可能とされてい
る。さらに、前記ボディ101内には前記ランプユニッ
ト110の放電電球112を点灯させるためのスタータ
回路部120が内装されており、電源コード121を介
して外部に接続されている。前記電源コード121はボ
ディ101に設けたシール機能を有するブッシュ122
を介して外部に導出されている。
【0013】また、前記ボディ101の外側にはコ字型
をしたブラケット130が装着されており、当該ブラケ
ット130の両端部が前記ボディの左右両側面に支軸1
31によって枢支されている。前記ブラケット130は
中央部に略円形をした底片132が一体に形成されてお
り、この底片132において前記支持アーム13〜15
に連結支持されている。この例では底片132において
ネジ133により前記支持アーム13〜15に支持され
ている。そのため、投光器Tは当該ブラケット130に
対して支軸131の回りにボディ101を傾倒させるこ
とで表示面に対する投光器の光軸方向を鉛直方向に変化
することができ、また底片132のネジ133を一旦緩
め、あるいは緩めることなくブラケット130の支持ア
ーム13〜15に対する角度位置を変化させることで表
示面に対する投光器の光軸方向を左右方向に変化するこ
とができるようになっている。
【0014】そして、前記3つの投光器のうち、中央の
1つの投光器T1と両側の2つの投光器T2,T3とで
はそれぞれの拡散特性が異なる特性となるように設計さ
れている。すなわち、中央の1つの投光器T1では、拡
散レンズ103に形成したレンズステップが広拡散型ス
テップとして構成されており、ランプユニット110か
ら出射されてきた光の拡散角度が大きくなるように設計
されている。一方、両側の2つの投光器T2,T3で
は、拡散レンズ103に形成したレンズステップが狭拡
散型ステップとして構成されており、ランプユニット1
10から出射されてきた光の拡散角度が小さくなるよう
に設計されている。図5はこれらの投光器の拡散特性を
比較して示す図であり、同図(a)は中央の1つの投光
器T1の広拡散型ステップによる拡散特性であり、同図
(b)は左右の2つの投光器T2,T3の狭拡散型ステ
ップによる拡散特性である。同図においてVは鉛直方
向、Hは水平(左右)方向を示す。なお、以降では、前
者の投光器T1を広拡散型投光器、後者の投光器T2,
T3を狭拡散型投光器と称する。
【0015】そして、図1及び図2に示した前記大型看
板10において、図1に破線で示すように前記表示面1
1は上側領域Uと下側領域Dに2区分されるとともに、
上側領域Uはさらに左側領域ULと右側領域URとに2
区分されており、これらの区分された各領域に対して前
記投光器T1〜T3のブラケット130の角度とボディ
101の角度をそれぞれ変化させることで、前記中央の
広拡散型投光器1の光軸は前記表示面11の下側領域D
のほぼ中心位置に向けられ、前記両側の2つの狭拡散型
投光器T2,T3の各光軸は前記表示面11の上側の左
右2つの領域UL,URのそれぞれほぼ中心位置に向け
られている。
【0016】この構成によれば、3つの投光器T1〜T
3を同時に点灯すると、表示面11の下側領域Dは主に
中央の広拡散型投光器T1の照明光によって照明され、
表示面11の上側領域UL,URは主に左右の2つの狭
拡散型投光器T2.T3の照明光によって照明される。
図6(a)は各投光器T1〜T3によって照明されたと
きの各投光器に対する照度分布を模式的に示す図であ
り、それぞれP1〜P3の符号を付した照度を照度等高
線によって示している。また、、図6(b)は全ての投
光器T1〜T3によって照明されたときの各照明光を合
成したP1+P2+P3の照度分布を示す図である。こ
のように、中央の広拡散型投光器T1は照明光の拡散範
囲が広く、広い範囲の照明を可能としているため単位面
積当たりの輝度は低くなるが、照明する下側領域Dと広
拡散型投光器T1との距離が短いので、下側領域Dのほ
ぼ全域を所要の照度で照明することが可能になる。ま
た、左右の狭拡散型投光器T2,T3は照明光の拡散が
狭く、狭い範囲の照明しかできないが、単位面積当たり
の輝度は高いので、投光器T2,T3に対する距離の長
い表示面の上側領域の左右の各領域UL,URをそれぞ
れ所要の照度で照明することが可能になる。
【0017】したがって、各投光器T1〜T3と、各投
光器により照明される表示面の各領域UL,UR,Dま
での距離の違いに応じて、それぞれの領域を照明する広
拡散型投光器の拡散特性と狭拡散型投光器の拡散特性と
を適宜に設計することにより、表示面の区分された各領
域の照度を等しくすることが可能となる。なお、この場
合、各投光器T1〜T3の光軸方向を調整し、さらには
各投光器T1〜T3の拡散レンズ103を光軸回りに回
転位置調整することにより、各投光器T1〜T3の拡散
特性を光軸回り方向に微調整することが可能になり、照
度の均一化をより向上することが可能になる。また、こ
の実施形態の場合には、狭拡散型投光器T2,T3の各
照明領域P2,P3が上側領域の左右の各領域UL,U
Rよりも広くならないように制限する一方で、広拡散型
投光器T1の照明領域P1を下側領域Dよりも広くなる
ように設定することにより、上側の左右領域UL,UR
の間の境界領域や、上側領域Uと下側領域Dとの間の境
界領域を広拡散型投光器T1の照明光によって補償する
ことができ、これらの境界領域が暗くなることが防止さ
れる。したがって、表示面11の全体を均一な明るさで
照明することができる。また、その一方で表示面以外の
領域に照射する光量が抑制でき、電力の無駄な消費が防
止されることは言うまでもない。
【0018】図7は本発明の照明装置を異なる表示面構
成の大型看板に適用した第2の実施形態の概略正面図と
その照度分布を示す図である。この実施形態では、2枚
の大型看板10A,10Bが上下に配置されており、こ
れらの看板で構成される表示面に対して4つの投光器T
11,T12,T13,T14を用いた例である。下側
看板10Bの下部の中央に配置した投光器T11は拡散
特性が広い投光器(ここでは第1の実施形態の広拡散型
投光器T1よりも拡散が広く設定されているので中拡散
型投光器と称する)で構成し、下側看板10Bの表示面
11Bを照明する。また、下側看板10Bの下部の左右
に配置した2つの投光器T12,T13はそれぞれ第1
の実施形態と同様に狭拡散型投光器で構成し、上側看板
10Aの表示面11Bを左右に区分した各領域L,Rを
それぞれ照明する。また、さらに、前記中拡散型投光器
T11に近接配置した投光器T14は各投光器よりもさ
らに広い拡散特性の投光器(ここでは大広拡散型投光器
と称する)として構成し、下側看板10Bの表示面11
Bの上部寄りの領域を照明する。これにより、上側看板
10Aの表示面11Aの左右の領域L,Rはそれぞれ狭
拡散型投光器T12,T13により照度分布P12,P
13で照明され、下側看板10Bの表示面11Bのほぼ
大部分は中拡散型投光器T11により照度分布P11で
照明される。さらに、下側看板10Bの表示面11Bの
上部領域ないし上下両看板の境界領域は大広拡散型投光
器T14により照度分布P14によって照明される。そ
のため、これらの照度分布P11〜P14の各照明光を
合成することにより、上下両看板10A,10Bの表示
面11A,11Bの全体を均一な明るさで照明すること
が可能になる。
【0019】ここで、前記各実施形態では、各投光器の
拡散特性を光軸を中心にした円形に近い特性としている
が、投光器が照明する表示面の形状に対応して拡散特性
の形状を設計することも可能である。例えば、拡散レン
ズ103に形成するレンズステップとして、プリズム形
状、非球面形状及び球面形状の各ステップを複合した構
成となるように設計することで、図8(a),(b)に
それぞれ示すように、拡散特性を楕円、あるいは矩形に
近い特性にすることができる。勿論、拡散レンズ103
をボディ101の光軸回りに回転することで、同図に示
した拡散特性のを光軸回り方向に変化させることも可能
であり、一つの投光器で多種類の拡散特性を得ることが
できる。したがって、前記実施形態の広拡散型投光器に
この種の投光器を用いたときには、表示面の下側領域で
の照度を均一にする上で有利になる。
【0020】また、前記各実施形態では、大型看板の表
示面の下部に複数個の投光器を配置した例を示している
が、上部に投光器を配置し、あるいは側部に投光器を配
置した照明装置においても本発明の思想を適用すること
が可能であり、これにより表示面の全領域を均一な明る
さで照明することが可能になる。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明は、少なくとも一つ
の照明器により表示面の近い領域を広い範囲で照明する
一方で、他の少なくとも一つの照明器により表示面の遠
い領域を狭い範囲で照明することにより、複数の照明器
の照明光が合成され、各照明器の照明領域の照度をほぼ
均一化することができる。また、さらに他の少なくとも
一つの照明器により広い範囲にわたって照明すること
で、表示面の近い領域と遠い領域との境界領域の照度の
均一性を高めることも可能になる。さらに、複数の照明
器の照度の合成作用によって、照明器と表示面との距離
の違いにかかわらず表示面を均一な照度で照明すること
も可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の照明装置の第1の実施形態の外観斜視
図である。
【図2】図1の照明装置の側面図である。
【図3】投光器の外観斜視図である。
【図4】図3の投光器の中心線に沿う縦断面図である。
【図5】広拡散型投光器と狭拡散型投光器の照度分布を
示す図である。
【図6】図1の大型看板の表示面における個々の投光器
の照度分布と合成照度分布を示す図である。
【図7】本発明の他の実施形態における表示面の個々の
投光器の初度分布を示す図である。
【図8】拡散特性の異なる例を示す照度分布図である。
【図9】従来の照明装置の一例を説明するための正面図
とその照度分布図である。
【符号の説明】
10,10A,10B 大型看板 11,11A,11B 表示面 101 ボディ 102 防水用素通しレンズ 103 拡散用レンズ 110 ランプユニット 120 スタータ回路部 130 ブラケット T,T1〜T3,T11〜T14 投光器 P1〜P3,P11〜P14 照度分布

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示板と、前記表示板の表示面を照明す
    るための複数個の照明器とを備える表示板照明装置にお
    いて、前記複数個の照明器のうち少なくとも一つの照明
    器は当該照明器に近い表示面の広い領域を照明し、他の
    少なくとも一つの照明器は当該照明器から遠い表示面の
    狭い領域を照明するように構成したことを特徴とする表
    示板照明装置。
  2. 【請求項2】 前記複数個の照明器は前記表示板の前方
    の下方位置に配設され、少なくとも一つの照明器は広い
    範囲を照明するように構成されるとともに前記表示面の
    下側領域を中心に照明し、他の少なくとも一つの照明器
    は狭い範囲を照明するように構成されるとともに前記表
    示面の上側領域を照明することを特徴とする請求項1に
    記載の表示板照明装置。
  3. 【請求項3】 表示板と、前記表示板の表示面を照明す
    るための複数個の照明器とを備える表示板照明装置にお
    いて、前記複数個の照明器のうち少なくとも一つの照明
    器は当該照明器に近い表示面の広い領域を照明し、他の
    少なくとも一つの照明器は当該照明器から遠い表示面の
    狭い領域を照明するように構成し、さらに他の一つの照
    明器は前記広い領域と狭い領域との境界領域を含む領域
    を中心に照明するように構成したことを特徴とする表示
    板照明装置。
  4. 【請求項4】 前記複数個の照明器は前記表示板の前方
    の下方位置に配設され、少なくとも一つの照明器は広い
    範囲を照明するように構成されるとともに前記表示面の
    下側領域を中心に照明し、他の少なくとも一つの照明器
    は狭い範囲を照明するように構成されるとともに前記表
    示面の上側領域を照明し、さらに他の少なくとも一つの
    照明器は最も広い範囲を照明するように構成されるとと
    もに前記表示面の上側領域と下側領域の境界領域を中心
    に照明するように構成したことを特徴とする請求項3に
    記載の表示板照明装置。
  5. 【請求項5】 前記照明器は、容器状をしたボディと、
    前記ボディ内に内装されて照明光を出射するランプユニ
    ットと、前記ボディの前面開口部に取着され、前記ラン
    プユニットから出射される光を所要の拡散特性で拡散す
    る拡散ステップを有する拡散レンズとを備え、前記拡散
    レンズを前記ランプユニットの光軸回りに回転位置調整
    可能にしたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれ
    かに記載の表示板照明装置。
  6. 【請求項6】 容器状をしたボディと、前記ボディ内に
    内装されて照明光を出射するランプユニットと、前記ボ
    ディの前面開口部に取着され、前記ランプユニットから
    出射される光を所要の拡散特性で拡散する拡散ステップ
    を有する拡散レンズとを備え、前記拡散レンズを前記ラ
    ンプユニットの光軸回りに回転位置調整可能に構成し、
    かつ回転位置調整した前記拡散レンズを通して出射され
    る光を表示板に投射して当該表示板を照明することを特
    徴とする表示板照明装置。
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