JP2003195690A - 電子写真感光体及びその管理システム - Google Patents

電子写真感光体及びその管理システム

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JP2003195690A
JP2003195690A JP2001398009A JP2001398009A JP2003195690A JP 2003195690 A JP2003195690 A JP 2003195690A JP 2001398009 A JP2001398009 A JP 2001398009A JP 2001398009 A JP2001398009 A JP 2001398009A JP 2003195690 A JP2003195690 A JP 2003195690A
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Hiroshi Sugimura
博 杉村
Kenichi Nagata
健一 永田
Masanori Matsumoto
雅則 松本
Yoshimi Kojima
義巳 小島
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Original Assignee
Sharp Corp
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    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/75Details relating to xerographic drum, band or plate, e.g. replacing, testing
    • G03G15/751Details relating to xerographic drum, band or plate, e.g. replacing, testing relating to drum

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  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電子写真感光体を管理するための管理情報を非
接触で記録できるようにして、電子写真感光体の管理の
向上を図った電子写真感光体を提供する。 【解決手段】電子写真感光体100が、導電性支持体1
10と、感光層120と、フランジ部と、からなり、電
子写真画像形成装置の本体が有する本体交信手段200
と非接触で交信を行うアンテナ部12と、電子写真感光
体100を管理するための管理情報を記憶すると共に、
本体交信手段200と交信するようアンテナ部12を制
御する制御部と、を備えた非接触情報媒体1を、前記導
電性支持体110上に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は適正使用により高画
質、高品質な画像が得られるようにした電子写真感光体
およびその適正使用を管理する管理システムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】C.F.Carlsonの発明による電
子写真技術は、即時性があり、高品質かつ保存性の高い
画像が得られることなどから、近年では複写機の分野に
とどまらず、各種プリンターやファクシミリの分野でも
広く使用され、大きな広がりをみせている。
【0003】その電子写真技術の中核となる感光体につ
いては、その光導電材料として、従来からのSe,As
−Se合金,CdS,ZnO等の無機系の光導電材料か
ら、最近では、無公害で成膜、製造が容易で、広範な材
料選択が可能である等の無機系では見られない利点を有
する有機系の光導電材料を使用した感光体が開発されて
いる。
【0004】このような有機系の感光体の耐久性は、近
年、飛躍的に向上してきた。しかし、機械的磨耗による
膜厚変化や、使用環境による感度変化などには完全には
対策しきれておらず、これらの性能を補うために、本体
機器がその変化を検知し、補正する方法が採られるよう
になっている。
【0005】その一つとして感光体表面の一部の反射率
を変えたマーク部を設け、その反射率変化をフォトダイ
オードで読み取ることにより位置を確定できるように
し、感光体上の常に同じ位置でトナー濃度を測定し、画
像の劣化を、帯電電位、現像バイアス、露光強度などに
より補正して常に良好な画像を得られるようにした方法
が提案されている。例えば、登録2882210号公
報、登録2886749号公報には、このような提案の
一例が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例の
場合、感光体処方の変更やLOT間のバラツキなどの情
報まで含めたプロセスコントロールは不可能であり、あ
くまでその場での画質調整にとどまっていた。また、寿
命についても装置本体側のカウンタにより知ることがで
きるが、トラブルで本体のメモリーが消去されたり、本
体が故障し使用不能となった場合に感光体を別の本体で
再利用する場合など、履歴が不明なため適正なプロセス
コントロールができないなどの不都合があった。
【0007】また、特開平6−35258号公報には、
感光体ユニットに不揮発性メモリを備え、そこに画像形
成枚数などを記憶させる方法が提案されている。しか
し、電子写真感光体は単体で取引されることが多く、感
光体ユニットに記憶させたのでは、感光体の入替毎にI
Cチップの再設定など煩雑な操作が必要となる。また、
誤って粗悪な感光体を使用したユニットを誤使用する可
能性もあった。
【0008】さらに、交換毎に本体とユニットはコネク
タで接続され情報のやりとりをするため、接点の磨耗、
変形などでデータの送受信ができなかったり消失する事
態が発生しやすい問題がある。
【0009】近年、例えば、特開2000−24692
1号公報には、このような接触型に代わって非接触型の
記録媒体が開発され、これを感光体、トナーなどの消耗
品の情報を非接触記録媒体に記録し、その本体に適した
消耗品を最適な条件で使用する方式が提案されている。
【0010】但し、この場合、前述したように、感光体
ユニットに記憶させる場合の問題は解決されておらず、
さらに複写機、プリンターの急速な普及によりそれに対
応する感光体、トナーなどの消耗品も数多く市場にあふ
れるようになり、中には粗悪な感光体の使用により所望
の画像が得られない問題や本体が故障するなどのトラブ
ルが多発している。
【0011】そこで、例えば、特開2001−1173
09号公報には、電子写真感光体に情報を記憶させた非
接触記録媒体を取り付ける提案がなされている。しか
し、この場合、その非接触記録媒体の固定場所はフラン
ジ部であり、一般に、電子写真感光体の製造では感光層
の塗布はクリーンルーム、フランジ部の取り付けは通常
環境で行われることから、別の場所や別の工場で行われ
ることが多く、相互の工場間での情報伝達が煩雑となり
フランジの取り付けミスによる記憶情報の間違いが起こ
りやすい。
【0012】本発明は、このような実情に鑑みてなさ
れ、電子写真感光体を管理するための管理情報を非接触
で記録できるようにして、電子写真感光体の管理の向上
を図った電子写真感光体を提供することを目的とする。
【0013】また、他の主要な目的は、電子写真感光体
の管理情報を誤りなく記憶させ情報の精度を向上させた
電子写真感光体を提供することにある。
【0014】また、別の主要な目的は、電子写真感光体
を管理するための管理情報を本体機器で把握し、電子写
真感光体の状況、種別に合わせて適切な措置を行う電子
写真画像形成装置の管理システムを提供することにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するための手段を以下のように構成している。
【0016】(1)記録媒体に画像を形成するための電
子写真画像形成装置に用いられる電子写真感光体におい
て、前記電子写真感光体は、導電性支持体と、感光層
と、フランジ部と、からなり、前記電子写真画像形成装
置の本体が有する本体交信手段と非接触で交信を行うア
ンテナ部と、前記電子写真感光体を管理するための管理
情報を記憶すると共に前記本体交信手段と交信するよう
前記アンテナ部を制御する制御部と、を備えた非接触情
報媒体を、前記導電性支持体上に有することを特徴とす
る。
【0017】この構成においては、非接触であるため使
用による接点の磨耗、接点の汚れ等による誤作動がな
く、記録媒体には電子写真感光体の正確な情報が記憶さ
れているため、本体機器がこの情報に基づいて最適な画
像形成プロセスを設定でき良好な画像を得ることが出来
る。
【0018】また、非接触情報媒体が導電性支持体上に
あるため、感光層自体の情報を感光層作製時点にリアル
タイムで情報を入力できるため便利であり、フランジの
取り付けミスなどによる記憶情報の間違いも防止でき
る。
【0019】(2)前記非接触情報媒体は、前記電子写
真感光体の使用回数に関する情報、本体機器における使
用条件に関する情報、前記電子写真感光体の製造業者の
ID情報、及び、前記電子写真感光体の検査履歴情報の
少なくとも一つを格納することを特徴とする。
【0020】この構成においては、これらの情報は外部
から書き換え可能であるため使用度合いによって情報を
更新することができ、常に、その時点における電子写真
感光体の状態を本体機器が把握することができ、また、
部品の共通化にも即座に対応できる。
【0021】(3)前記非接触情報媒体の制御部及び前
記アンテナ部がワンチップのICチップで構成されてい
ることを特徴とする。
【0022】この構成においては、配線が不要のため設
置が容易で、断線など故障の発生が防止することができ
る。
【0023】(4)前記本体交信手段から入力されるア
クセス用情報の認証を行う認証手段と、前記認証手段に
より前記アクセス用情報が認証された場合に前記非接触
情報媒体が前記本体交信手段との交信を許容するアクセ
ス制御手段とを有することを特徴とする。
【0024】この構成においては、アクセス用情報の認
証後にデータの送受信を行うので、誤使用によるデータ
の改変、消失を防止することができる。
【0025】(5)前記非接触情報媒体が前記電子写真
感光体の感光層表面に固定されていることを特徴とす
る。
【0026】この構成においては、電子写真感光体製造
後に非接触情報媒体を簡便に固定することができる。
【0027】(6)前記非接触情報媒体が前記電子写真
感光体の導電性支持体表面に固定されていることを特徴
とする。
【0028】この構成においては、感光層が非接触情報
媒体の保護膜を兼ねるので剥離や欠落が防止でき、キズ
や衝撃からICチップを保護することができる。
【0029】(7)前記導電性支持体が樹脂であること
を特徴とする。
【0030】この構成においては、導電性支持体に簡単
に凹部を設けることができ、そこに非接触情報媒体を固
定することにより感光体表面の凹凸をなくすことがで
き、スムーズなクリーニングが可能で、トナー飛散や、
本体機器との接触による異音の発生を防止することがで
きる。
【0031】(8)前記非接触情報媒体の前記電子写真
感光体上での固定位置は、前記電子写真感光体を帯電さ
せるための帯電手段、前記電子写真感光体に形成された
静電潜像を現像するための現像手段、現像された画像を
記録体へ転写する転写手段、残留したトナーを除去する
クリーニング手段のいずれの領域よりも外側にあること
を特徴とする。
【0032】この構成においては、非接触情報媒体の固
定部分の凸部での帯電、現像のムラ、クリーニング不良
を防止でき、また、非接触情報媒体自体に電気的、機械
的ストレスがかかることなく故障の発生を防止すること
ができる。
【0033】(9)電子写真感光体を収容する本体機器
で使用される管理システムであって、請求項1ないし8
のいずれかに記載の前記電子写真感光体と、当該非接触
情報媒体の情報の書き換え又は読み取りを行う機構とを
備え、媒体と交信するときは、前記電子写真感光体を帯
電させるための帯電手段への帯電電圧、および前記電子
写真感光体に形成された静電潜像を現像するための現像
手段への現像電圧が印加されない時であることを特徴と
する。
【0034】この構成においては、電源ノイズの影響を
受けることなくエラーなく通信することができる。
【0035】(10)電子写真感光体を収容する本体機
器で使用される管理システムであって、請求項1ないし
8のいずれかに記載の前記電子写真感光体と、当該非接
触情報媒体の情報の書き換え又は読み取りを行う機構と
を備え、前記本体機器側の判断により前記非接触情報媒
体に格納している情報が異常である場合には必要な措置
を行うことを特徴とする。
【0036】この構成においては、不適合な機種への誤
搭載や粗悪な感光体を誤使用することを防止し、常に正
常な画像形成が行うことができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態に係る
電子写真感光体およびその管理システムについて図面を
参照しつつ詳細に説明する。なお、各図において、同一
の参照番号を付した部材は同一部材を表すものとし、重
複説明は省略する。
【0038】図1に示すように、電子写真感光体100
は、導電性支持体110と、その上に形成された感光層
120と非接触情報媒体1と、を有する。非接触情報媒
体1は、外部に設けられた本体交信手段としてのリーダ
ライタ200と電(磁)波Wを利用して非接触に通信さ
れる。リーダライタ200は、プロセスカートリッジ、
感光体カートリッジ、現像カートリッジなどのユニッ
ト、もしくは複写機、プリンタ等の外部装置に設置され
る。
【0039】電子写真感光体100の導電性支持体11
0としては、例えば、アルミニウム、アルミニウム合
金、ステンレス鋼、鉄、金、銀、銅、亜鉛、ニッケル、
チタン等の金属材料やアルミニウム、金、銀、銅、ニッ
ケル、酸化インジウム、酸化錫等を蒸着したプラスチッ
ク基体、ポリエステルフィルム、紙または導電性粒子を
含有したプラスチックや紙、導電性ポリマーを含有する
プラスチック等が使用できる。それらの形状としては、
ドラム状、シート状、シームレスベルト状のもの等が使
用できる。
【0040】電子写真感光体100の感光層120とし
ては、例えば、図4または図5に示すように、導電性支
持体110と感光層120の間に中間層として下引き層
を設けた積層型電子写真感光体が挙げられる。
【0041】下引き層の材料としては、従来より、ポリ
アミド、共重合ナイロン、ポリビニルアルコール、ポリ
ウレタン、ポリエステル、エポキシ、フェノール樹脂、
カイゼン、セルロース、ゼラチン等が知られており、特
に、アルコール可溶性の共重合ナイロンが多く用いられ
る。
【0042】これらを、水及び各種有機溶剤、特に、
水、メタノール、エタノール、ブタノールの単独溶剤、
または、水/アルコール、2種類以上のアルコールの混
合溶剤、または、ジクロロエタン、クロロホルム、トリ
クロロエタン、トリクロロエチレン、パークロロエチレ
ン等の塩素系溶剤とアルコールとの混合溶剤に溶解し、
導電性基体表面に塗布する。
【0043】また、必要に応じて、特に、下引き層の体
積抵抗率の設定、低温/低湿環境下での繰り返しエージ
ング特性の改善等の理由で、酸化亜鉛、酸化チタン、酸
化錫、酸化インジウム、シリカ、酸化アンチモン等の無
機顔料を分散含有させることが知られている。
【0044】これらを前述の各種容器溶剤に分散・溶解
し、膜厚が0.1〜5μm程度になるよう導電性基体上
に侵漬塗布する。中間層に無機顔料を分散させた場合に
は電(磁)波の透過性を考慮して非接触情報媒体を覆わ
ない形態が好ましい。
【0045】電荷発生層は、光照射により電荷を発生す
る電荷発生材料を主成分とし、必要に応じて公知の結合
剤、可塑剤、増感剤を含有させる。電荷発生材料として
は、ペリレンイミド、ペリレン酸無水物とのペリレン系
顔料、キナクリドン、アントラキノン等の多環キノン系
顔料、金属及び無金属フタロシアニン、ハロゲン化無金
属フタロシアニン等のフタロシアニン系顔料、スクエア
リウム色素、アズレニウム色素、チアピリリウム色素、
及びカルバゾール骨格、スチリルスチルベン骨格、トリ
フェニルアミン骨格、ジベンゾチオフエン骨格、オキサ
ジアゾール骨格、フルオレノン骨格、ビススチルベン骨
格、ジスチリルオキサジアゾール骨格またはジスチリル
カルバゾール骨格を有するアゾ顔料等が挙げられる。
【0046】電荷発生層の作成方法としては、真空蒸着
で直接化合物を成膜する方法及び結着剤樹脂溶液中に分
散し塗布して成膜する方法があるが、一般に後者の方法
が好ましく、電荷発生層の膜厚は、0.05〜5μmで
好ましくは0.1〜1μmである。
【0047】塗布による作成の場合、結着剤樹脂溶液中
への電荷発生剤の混合分散の方法、ならびに塗布方法
は、下引き層と同様の方法が用いられる。また、結着剤
樹脂溶液用の結着剤樹脂としては、メラミン樹脂、エポ
キシ樹脂、シリコン樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル
樹脂、塩化ビニルー酢酸ビニルー共重合樹脂、ポリカー
ボネート樹脂、フェノキシ樹脂等があり、これらの樹脂
を溶解させる溶剤としては、アセトン、メチルエチルケ
トン、シクロヘキサノン等のケトン類、酢酸エチル、酢
酸ブチル等のエステル類、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等
の芳香族炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、
ジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒等を用
いることができる。
【0048】電荷発生層の上に設けられる電荷輸送層の
電荷輸送物質としては、ヒドラゾン系化合物、ピラゾリ
ン系化合物、トリフェニルアミン系化合物、トリフェニ
ルメタン系化合物、スチルベン系化合物、オキサジアゾ
ール系化合物等が使用可能であり、電荷輸送層用塗布液
の作成は、結着剤樹脂溶液中へ電荷輸送物質を溶解して
作成する。電荷輸送層の塗布方法としては、下引き層と
同様の方法が用いられる。
【0049】電子写真用感光体ドラムの感光層は、感度
の向上を図り、繰り返し使用時の残留電位の上昇や疲労
等を抑える目的のために、1種若しくは2種以上の電子
受容物質や色素を含有してもよい。ここで用いられる電
子受容物質としては、例えば、無水コハク酸、無水マレ
イン酸、無水フタル酸、4−クロルナフタル酸無水物等
の酸無水物、テトラシアノエチレン、テレフタルマロン
ジニトリル等のシアノ化合物、4−ニトロベンズアルデ
ヒド等のアルデヒド類、アントラキノン、1−ニトロア
ントラキノン等のアントラキノン類、2,4,フートリ
ニトロフルオレノン、2,4,5,アーテトラニトロフ
ルオレノン等の多環若しくは複素環ニトロ化合物を化学
増感剤として用いることができる。
【0050】色素としては、例えば、キサンテン系色
素、チアジン色素、トリフェニルメタン色素、キノリン
系顔料、銅フタロシアニン等の有機光り導電性化合物を
光学増感剤として用いることができる。
【0051】更に、感光層は、成形性、可撓性、機械的
強度を向上させるため、周知の可塑剤を含有してもよ
い。可塑剤としては、二塩基酸エステル、脂肪酸エステ
ル、リン酸エステル、フタル酸エステル、塩素化パラフ
ィン、エポキシ型可塑剤等が挙げられる。また、必要に
応じてレベリング剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等を含
有してもよい。
【0052】非接触情報媒体1は樹脂で被覆されたり、
感光層120に被覆されたり、導電性支持体110がプ
ラスチックの場合にはその内部に埋め込まれていてもよ
い。これらにより非接触情報媒体1は埃、飛散トナー、
現像剤などから保護される。また、被覆することによ
り、正当な権限を有しない者が、容易に非接触媒体1を
取り出すことを物理的に防止することができる。
【0053】非接触情報媒体1は、図1のように、導電
性支持体110もしくは感光層120上の一方の端部近
くに接着剤、テープ等で固定する。
【0054】電子写真感光体の帯電手段は、帯電チャー
ジャー、帯電ローラー等のいずれでもよく、現像手段は
非磁性1成分現像、2成分現像等のいずれでもよく、転
写手段は転写チャージャー、転写ローラー等のいずれで
もよく、非接触情報媒体1の固定位置はこれらの高圧の
電界を印加されない端部が望ましい。また、クリーニン
グブレード、ファーブラシ、磁気ブラシ等のいずれのク
リーニング方法でもよいがクリーニングの障害とならな
いためにも端部が望ましい。
【0055】例えば、図4のように、感光層120の塗
布後に感光層120表面に非接触情報媒体1を固定する
構成、図5のように、導電性支持体110上に非接触情
報媒体1を固定した後、この部位を避けて感光層120
を塗布する構成、図6のように、導電性支持体110上
に非接触情報媒体1を固定した後、電荷輸送層のみが覆
うように塗布する構成等がある。
【0056】非接触情報媒体1は、外部装置の一部であ
るリーダライタ200(図1参照)と、後述する電
(磁)波を利用して非接触に通信するため、外部装置に
接続される端子、コネクタ等を有しておらず、密封され
ている。この結果、非接触情報媒体1はかかる端子など
を介して外部から破壊、汚染されるおそれがない。
【0057】以下、図2及び図3を参照して、非接触情
報媒体1の構成について説明する。ここで、図2は、図
1に示す非接触情報媒体1の具体的構成を示す概略平面
図、図3は、図1に示す非接触情報媒体1のICチップ
20の詳細を示す概略ブロック図である。
【0058】アンテナコイル(アンテナ部)12はリー
ダライタ200のコイルに非接触に電磁結合されて、任
意の周波数帯のキャリア周波数fc(例えば、13.5
6MHz)を有する電波Wによりリーダライタ200と
交信する。アンテナコイル12は必要があればサブキャ
リア周波数を併用してもよい。
【0059】図1は、アンテナコイル12を概念的に示
しており、実際の非接触情報媒体1においては、アンテ
ナコイル12は、例えば、図2に示すように、ICチッ
プ20を取り囲むように形成されている。上から見た場
合にアンテナコイル14の形状は円形、四角形、楕円形
など所望の形状を有することができる。
【0060】アンテナコイル12はICチップ20の接
続端子21にワイヤボンディング方式やTAB(Tap
e Automated Bonding)方式などに
よって電気的に接続されている。アンテナコイル12と
リーダライタ200との通信距離は、例えば、数cm〜
数10cmである。
【0061】アンテナコイル12は、銅やアルミニウム
などを使用したエッチング、プリント配線方式による印
刷、ワイヤによる形成など当業界で周知ないずれの方法
によっても形成することができる。アンテナコイル12
は、実装面積、その他の条件に応じて所望の寸法、形
状、自己インダクタンス、相互インダクタンスを有す
る。
【0062】本発明は、アンテナコイル12の代わり
に、ダイポールアンテナ、モノポールアンテナ、ループ
アンテナ、スロットアンテナ、マイクロストリップアン
テナなど当業界で周知のアンテナを適用することを妨げ
るものではない。また、アンテナコイル12をICチッ
プ20上に微細加工法により形成した、コイルオンチッ
プ型にすることにより、低コスト化、小型化が可能とな
る。
【0063】図3を参照するに、アンテナコイル12
は、好ましくは、共振用コンデンサ14に接続されてい
る。コンデンサ14は静電容量Cを有し、アンテナコイ
ル12のインダクタンスLと協同して、送受信用電波の
キャリア周波数fcに共振する共振回路を形成するのに
使用される。
【0064】コイル12とコンデンサ14が形成する共
振周波数frはfr=(1/2π)(LC)-1/2となる
から、これをキャリア周波数fcに一致させればコイル
12及びコンデンサ14に大きな共振電流を流すことが
でき、かかる共振電流をICチップ20に供給すること
ができる。コンデンサ14の位置は、以下に説明するI
Cチップ20の各コンポーネントと同一平面に(即ち、
単層的に)形成されてもよいし、その上に(即ち、多層
的に)形成されてもよい。
【0065】図3に示すように、ICチップ20は、電
源回路22と、リセット信号発生回路23と、送受信回
路24と、ロジック制御回路(制御部)26と、タイミ
ング回路(TIM)28と、メモリ30とを有し、リー
ダライタ200と交信して、メモリ30の読み出し及び
書き込みを行う。
【0066】電源回路(PS)22にはリセット信号発
生回路(RST)23が接続されており、リセット信号
発生回路23はロジック制御回路26のリセット端子
(RST)に接続されている。ICチップ20は、リー
ダライタ200から受信した電波W(キャリア周波数f
c)から電磁誘導によって通信系の動作電圧Vcc(例
えば、5V)を各ロジックに供給している。動作電力V
ccが生成されるとリセット信号発生回路23はロジッ
ク制御回路26をリセットして新規な動作の準備をす
る。
【0067】送受信回路24は、検波器(DET)24
a、変調器(MOD)24b、復調器(DEM)24c
及び符号器(ENC)24dを含んでいる。復調器24
cと符号器24dは、それぞれロジック制御回路26の
データ端子DI及びDOに接続されている。必要があれ
ば復調器24cの後段に独立の部材としてD/A変換器
等からなる復号器が配置されてもよい。タイミング回路
(TIM)28は各種タイミング信号を生成するのに使
用され、ロジック制御回路26のクロック端子(CL
K)に接続されている。
【0068】送受信回路24の受信部は、検波器24a
と復調器24cとにより構成されている。受信した電波
Wは検波器24aによって検波されて復調器24cが検
波信号からデータを得るために基底帯域信号を復元す
る。復元された基底帯域信号(必要があればその後復号
された信号)はデータ信号DIとしてロジック制御回路
26に送られる。
【0069】送受信回路24の送信部は、変調器24b
と符号器24dとにより構成されている。変調器24b
や符号器24dには当業界で周知のいかなる構成をも使
用することができる。データを送信するために搬送波を
送信データに応じて変化させてコイル12に送信する。
【0070】変調方式には、例えば、キャリア(搬送)
周波数の振幅を変えるASK、位相を変えるPSKなど
を使用することができるが、負荷変調を使用することも
できる。負荷変調とは、媒体電力(負荷)を送信信号に
従って変調する方式をいう。符号器24dは、送信され
るべきデータDOを所定の符号(例えば、マンチェスタ
ー符号化やPSK符号化など)で符号化(ビツトエンコ
ーディング)した後にアンテナコイル12に送信する。
【0071】送受信回路24は、ロジック制御回路26
によって制御されて、タイミング回路28によって生成
されるタイミング信号(クロック)に同期して動作す
る。ロジック制御回路26はCPUにより実現すること
ができる。
【0072】メモリ30は各種データを保存するRO
M、RAM、EEPROM及び/又はFRAM等から構
成される。メモリ30が、不揮発性メモリとして構成さ
れれば記憶しているデータがリーダライタ200により
読み出されることを許容するが変更されることは防止す
る。
【0073】代替的には、メモリ30は書換え可能型メ
モリとして構成されて、ロジック制御回路26が、ソフ
トウェア的にリーダライタ200からのアクセスを制御
してもよい。すなわち、例えば、メモリ30を、リーダ
ライタ200から入力されるアクセス用情報の認証を行
う認証手段として用い、かつ、ロジック制御回路26
を、その認証手段により前記アクセス用情報が認証され
た場合に非接触情報媒体1がリーダライタ200との交
信を許容するアクセス制御手段として機能させるように
してもよい。このように、非接触情報媒体1はリーダラ
イタ200とかかるデータに基づいて交信したり、ロジ
ック制御回路26は所定の処理を行ったりすることがで
きる。
【0074】メモリ30は、電子写真感光体100のI
D番号(製造業者ID、製造業者の担当部署、住所、電
話番号、ファックス番号、電子メールアドレス、製品の
ロット番号、製造年月日など)、感光体のライフ(例え
ば、A4サイズ30万枚など)、保存有効期限(製造後
3年以内など)、使用温湿度、使用可能な複写機・プリ
ンターのリスト、故障時の対応策など)に関する情報、
実使用枚数・時間、感光体の組成情報を含む情報の一つ
又は複数の情報を格納することができる。
【0075】このように、本発明は、後述する管理シス
テムに必要な各種のデータをメモリ30に格納すること
により、かかるデータを人為的に記録する場合よりもデ
ータの信頼性を向上させている。メモリ30が格納する
情報は必要により暗号的に保護されてもよい。
【0076】非接触情報媒体1の各構成要素は、別々の
ICチップとして構成されてもよいし、ワンチップのモ
ノリシック半導体デバイスで構成されてもよい。ワンチ
ップICとしてICチップ上にコイルを微細加工により
形成した構成にすれば、ICチップの外部に引き出し線
を要せず、極めて簡単な構成となる。
【0077】そのため、回路コスト、組み立てコストを
節減でき、また回路の信頼性を大きく向上させることが
できる。また、配線の屈曲などによる接続端子の断線な
どの問題がなくなるために好ましい。
【0078】以下に、本発明の実施例を具体的に説明す
るが、これにより本発明の実施態様が限定されるもので
はない。
【0079】(実施例1)酸化チタン(石原産業社製:
TTO55A)7重量部と共重合ナイロン(東レ社製:
CM8000)13重量部をメチルアルコール159重
量部と1,3−ジオキソラン106重量部の混合溶剤に
加え、ペイントシェーカーにて8時間分散処理し中間層
用塗液を調整した。
【0080】この塗液を塗布槽に満たし、導電性支持体
110として直径30mm、全長245.3mmのアル
ミニウム製のドラム状導電性支持体を、浸漬し引き上
げ、自然乾燥して膜厚1μmの中間層を形成した。
【0081】そして、チタニルフタロシアニン1重量
部、ブチラール樹脂(電気化学工業社製:#6000−
C)1重量部をメチルエチルケトン98重量部に混合し
ペイントシェーカーにて分散処理して得られた電荷発生
層用塗液を上記中間層上に塗布、自然乾燥して膜厚0.
4μmの電荷発生層を形成した。
【0082】続いてブタジエン化合物(1,1−ビス
(p−ジエチルアミノフエニル)−4,4−ジフェニル
ー1,3−ブタジエン)(アナン社製T405)100
重量部とポリカーボネート樹脂(三菱ガス化学社製:P
CZ400)160重量部、2,6−ビスーtert−
ブチル−4−メチルフェノール(住友化学社製:スミラ
イザーBHT)5重量部を混合し、テトラヒドロフラン
を溶剤として固形分21wt%の電荷輸送層用塗液を作
り、上記電荷発生層上に塗布,110℃にて1時間乾燥
し膜厚21μmの電荷輸送層を形成し電子写真感光体を
得た。
【0083】次に、感光層上端より5mmの位置に2.
5mmx2.5mmのアンテナ付の非接触ICチップ
(日立マクセル社製)を接着剤にて固定し、図4に示す
層構成の電子写真感光体を作製した。次に、この両端に
フランジを取り付け評価用サンプルとした。
【0084】一方、リーダ/ライタモジュールは、市販
の複写機(シャープ社製AL1241)のプロセスカー
トリッジのフレーム上で非接触ICチップの情報が読み
取り書き込める近傍に設置し、本体のトータルカウンタ
の値を複写プロセスが空回転する間に書き込むように改
造した。
【0085】この改装した複写機に作製した電子写真感
光体を搭載し1万枚使用した。その後本体側のトータル
カウンタと感光体上のICチップに記録されたコピー枚
数を比較したところ数値は一致していた。
【0086】さらに、この感光体を同様に改造した複写
機に載せ替えたところ、非接触ICチップの情報が本体
側に読み取られ本体のトータルカウンタは1万枚の状態
となった。
【0087】(実施例2)導電性支持体110を洗浄、
乾燥した後、非接触ICチップを接着剤にて導電性支持
体ドラムの上端より5mmの位置に固定した。これを実
施例1と同様に浸漬塗布法にて感光層を作製した。ただ
し、ICチップ設置側を上端とし塗布液に浸漬しないよ
うに塗布し、図5のような構成の電子写真感光体を作製
した。
【0088】このようにして作製した電子写真感光体を
複写機に搭載し実施例1と同様に評価し、同様の結果を
得ることができた。
【0089】(実施例3)導電性支持体110を洗浄、
乾燥した後、非接触ICチップを接着剤にて導電性支持
体ドラムの上端より5mmの位置に固定した。これを実
施例1と同様に浸清塗布法にて感光層を作製した。ただ
し、中間層と電荷発生層はICチップ設置側を上端に浸
清しないように塗布し、電荷輸送層は逆にICチップ設
置側を下端として塗布して図6のような構成の電子写真
感光体を作製した。このようにして作製した電子写真感
光体を複写機に搭載し実施例1と同様に評価した。その
結果、非接触ICチップの上に電荷輸送層の塗膜が形成
され保護されているため、キズなどの発生もなくかつ良
好に通信がなされたことを確認することができた。
【0090】(実施例4)外形30mm、長さ245.
3mm、肉厚3mmに射出成型した導電性支持体(重量
比30%のグラファイトを添加し、混練した飽和ポリエ
ステル樹脂(ルミラー、東レ(株)製による成型体)を
界面活性剤を含有した水で洗浄し、次いで、純水ですす
ぎ、乾燥を行った。
【0091】上端より5mmの位置にカッターにより
2.5mm角深さ1mmの窪みを設けた。この窪みに非
接触ICチップを埋め込み接着剤で固定した。次に実施
例2と同様にして浸漬塗布法により感光体を作製し、実
施例1と同様に評価した。
【0092】その結果、感光体の表面上に凸部がなくト
ナーの飛散や現像剤の穂立ちの乱れなどがなく良好な画
像が得られたことを確認することができた。
【0093】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を奏する。
【0094】(1)非接触情報媒体が本体交信手段と非
接触で交信するため、使用による接点の磨耗、接点の汚
れ等による誤作動がなく、また、記録媒体には電子写真
感光体の正確な情報が記憶されているため、本体機器が
この情報に基づいて最適な画像形成プロセスを設定でき
良好な画像を得ることが出来る。
【0095】そして、非接触情報媒体が導電性支持体上
にあるため、感光層自体の情報を感光層作製時点にリア
ルタイムで情報を入力できるため便利であり、フランジ
の取り付けミスなどによる記憶情報の間違いも防止でき
る。
【0096】(2)電子写真感光体の使用回数に関する
情報、本体機器における使用条件に関する情報、前記電
子写真感光体の製造業者のID情報、及び、前記電子写
真感光体の検査履歴情報などの情報は、外部から書き換
え可能であるため使用度合いによって情報を更新するこ
とができ、常に、その時点における電子写真感光体の状
態を本体機器が把握することができ、また、部品の共通
化にも即座に対応できる。
【0097】(3)非接触情報媒体の前記制御部及び前
記アンテナ部をワンチップのICチップで構成している
ので、配線が不要のため設置が容易で、断線など故障の
発生が防止することができる。
【0098】(4)本体交信手段から入力されるアクセ
ス用情報の認証後にデータの送受信を行うので、誤使用
によるデータの改変、消失を防止することができる。
【0099】(5)非接触情報媒体が、電子写真感光体
の感光層表面に固定されるので、電子写真感光体製造後
に非接触情報媒体を簡便に固定することができる。
【0100】(6)前記非接触情報媒体が、電子写真感
光体の導電性支持体表面に固定されるので、感光層が非
接触情報媒体の保護膜を兼ねるので剥離や欠落が防止で
き、キズや衝撃からICチップを保護することができ
る。
【0101】(7)導電性支持体が樹脂であるので、導
電性支持体に簡単に凹部を設けることができ、そこに非
接触情報媒体を固定することにより感光体表面の凹凸を
なくすことができ、スムーズなクリーニングが可能で、
トナー飛散や、本体機器との接触による異音の発生を防
止することができる。
【0102】(8)非接触情報媒体が、電子写真感光体
を帯電させるための帯電手段、前記電子写真感光体に形
成された静電潜像を現像するための現像手段、現像され
た画像を記録体へ転写する転写手段、残留したトナーを
除去するクリーニング手段のいずれの領域よりも外側に
固定されるので、非接触情報媒体の固定部分の凸部での
帯電、現像のムラ、クリーニング不良を防止でき、ま
た、非接触情報媒体自体に電気的、機械的ストレスがか
かることなく故障の発生を防止することができる。
【0103】(9)前記電子写真感光体を帯電させるた
めの帯電手段への帯電電圧、および前記電子写真感光体
に形成された静電潜像を現像するための現像手段への現
像電圧が印加されない時に、媒体と交信するので、電源
ノイズの影響を受けることなくエラーなく通信すること
ができる。
【0104】(10)非接触情報媒体に格納している情
報が異常である場合には必要な措置が採られるので、不
適合な機種への誤搭載や粗悪な感光体を誤使用すること
を防止し、常に正常な画像形成が行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る感光体ドラムと外部接
続装置であるリーダライタの関係を示す斜視説明図であ
る。
【図2】同非接触情報媒体の具体例を示す平面図であ
る。
【図3】同非接触情報媒体の非接触インターフェイス部
の詳細を示す概略ブロック図である。
【図4】同電子写真感光体の断面図である。
【図5】同電子写真感光体の他の断面図である。
【図6】同電子写真感光体の別の断面図である。
【符号の説明】
1−非接触記録媒体 12−アンテナ部 26−制御手段、アクセス手段 30−認証手段 100−電子写真感光体 110−導電性支持体 120−感光層 200−本体交信手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 17/00 G06K 17/00 F 5B058 L 19/00 19/00 H 19/07 Q (72)発明者 松本 雅則 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 小島 義巳 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DA27 DA45 ED30 EE10 EF00 EJ08 HA02 HA12 HB02 HB05 HB14 HB17 ZA09 2H035 CA07 CB02 CB03 CB04 CE08 2H068 AA52 AA54 AA58 BB23 CA01 CA32 2H071 BA03 BA13 BA20 BA33 DA15 5B035 AA00 BB09 BC00 CA23 5B058 CA17 KA02 KA04 YA20

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に画像を形成するための電子写
    真画像形成装置に用いられる電子写真感光体において、 前記電子写真感光体は、導電性支持体と、感光層と、フ
    ランジ部と、からなり、 前記電子写真画像形成装置の本体が有する本体交信手段
    と非接触で交信を行うアンテナ部と、前記電子写真感光
    体を管理するための管理情報を記憶すると共に前記本体
    交信手段と交信するよう前記アンテナ部を制御する制御
    部と、を備えた非接触情報媒体を、前記導電性支持体上
    に有することを特徴とする電子写真感光体。
  2. 【請求項2】 前記非接触情報媒体は、前記電子写真感
    光体の使用回数に関する情報、本体機器における使用条
    件に関する情報、前記電子写真感光体の製造業者のID
    情報、及び、前記電子写真感光体の検査履歴情報の少な
    くとも一つを格納することを特徴とする請求項1記載の
    電子写真感光体。
  3. 【請求項3】 前記非接触情報媒体の制御部及び前記ア
    ンテナ部がワンチップのICチップで構成されているこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の電子写真感光
    体。
  4. 【請求項4】 前記本体交信手段から入力されるアクセ
    ス用情報の認証を行う認証手段と、前記認証手段により
    前記アクセス用情報が認証された場合に前記非接触情報
    媒体が前記本体交信手段との交信を許容するアクセス制
    御手段とを有することを特徴とする請求項1ないし3の
    いずれかに記載の電子写真感光体。
  5. 【請求項5】 前記非接触情報媒体が前記電子写真感光
    体の感光層表面に固定されていることを特徴とする請求
    項1ないし4のいずれかに記載の電子写真感光体。
  6. 【請求項6】 前記非接触情報媒体が前記電子写真感光
    体の導電性支持体表面に固定されていることを特徴とす
    る請求項1ないし5のいずれかに記載の電子写真感光
    体。
  7. 【請求項7】 前記導電性支持体が樹脂であることを特
    徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の電子写真
    感光体。
  8. 【請求項8】 前記非接触情報媒体の前記電子写真感光
    体上での固定位置は、前記電子写真感光体を帯電させる
    ための帯電手段、前記電子写真感光体に形成された静電
    潜像を現像するための現像手段、現像された画像を記録
    体へ転写する転写手段、残留したトナーを除去するクリ
    ーニング手段のいずれの領域よりも外側にあることを特
    徴とする請求項項1ないし7のいずれかに記載の電子写
    真感光体。
  9. 【請求項9】 電子写真感光体を収容する本体機器で使
    用される管理システムであって、請求項1ないし8のい
    ずれかに記載の前記電子写真感光体と、当該非接触情報
    媒体の情報の書き換え又は読み取りを行う機構とを備
    え、媒体と交信するときは、前記電子写真感光体を帯電
    させるための帯電手段への帯電電圧、および前記電子写
    真感光体に形成された静電潜像を現像するための現像手
    段への現像電圧が印加されない時であることを特徴とす
    る管理システム。
  10. 【請求項10】 電子写真感光体を収容する本体機器で
    使用される管理システムであって、請求項1ないし8の
    いずれかに記載の前記電子写真感光体と、当該非接触情
    報媒体の情報の書き換え又は読み取りを行う機構とを備
    え、前記本体機器側の判断により前記非接触情報媒体に
    格納している情報が異常である場合には必要な措置を行
    うことを特徴とする管理システム。
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