JP2003195107A - フェルールの製造方法 - Google Patents
フェルールの製造方法Info
- Publication number
- JP2003195107A JP2003195107A JP2001397809A JP2001397809A JP2003195107A JP 2003195107 A JP2003195107 A JP 2003195107A JP 2001397809 A JP2001397809 A JP 2001397809A JP 2001397809 A JP2001397809 A JP 2001397809A JP 2003195107 A JP2003195107 A JP 2003195107A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ferrule
- mold
- manufacturing
- pin
- molding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
ルールの製造方法を提供する。 【解決手段】 位置決めピンが挿通されるピン孔と、光
ファイバが挿通される複数のファイバ孔が所定ピッチで
複数段配列して設けられるフェルールの製造方法。ピン
孔を形成する第1の成形ピン22の一端を第1及び第2の
金型11,15で、複数段のファイバ孔を形成する複数の第
2の成形ピン20bの一端を複数の保持孔19aで、それぞ
れ位置決め保持しながら、第1及び第2の金型内に合成
樹脂を注入してフェルールを製造する。
Description
方法に関する。
フェルール1のように、合成樹脂によって本体1aの後
部に鍔部1bが形成されると共に、本体1aの略中央か
ら後部側が筒状に成形され、本体1aの中央に開口1c
が形成されている。また、フェルール1は、両側に、長
手方向に沿ってガイドピンを挿通して他の光コネクタと
位置決めする2本のピン孔1dが形成され、2本のピン
孔1dの間に光ファイバを挿通する複数のファイバ孔1
eが上下2段に形成されている。
ァイバ孔1eに挿通し、開口1cから接着剤を注入して
光ファイバをファイバ孔1eに接着すると共に、開口1
cを接着剤で封止して光コネクタに組み立てられる。上
記のように複数段のファイバ孔を有するフェルールを製
造する際、従来は、例えば、図5に示すように、上金型
2、下金型3、スペーサ4及び中子(図示せず)を用い
ている。そして、両金型2,3及びスペーサ4で前記中
子を保持し、両金型2,3及び前記中子によって形成さ
れるキャビティ内に合成樹脂を注入してフェルールを成
形していた。
5に示したように、V溝2a,2b,3a,3b並びに
溝2c,3cが形成されている。一方、中子は、ピン孔
1dを形成する成形ピン5とファイバ孔1eを形成する
複数の成形ピン6とを保持している。そして、V溝2
a,3aで成形ピン5を、V溝2b,3bで成形ピン6
を、それぞれ位置決めし、溝2c,3cはスペーサ4を
位置決めする。
にスペーサと金型とでファイバ孔を形成する成形ピンを
位置決めすると、スペーサと金型との間に成形ピンを配
置する作業が非常に煩雑なことから、フェルールの量産
性が悪かった。本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、成形精度を維持しつつ、量産性に優れたフェルール
の製造方法を提供することを目的とする。
的を達成するため、位置決めピンが挿通されるピン孔
と、光ファイバが挿通される複数のファイバ孔が所定ピ
ッチで複数段配列して設けられるフェルールの製造方法
であって、前記ピン孔を形成する第1の成形ピンの一端
を第1及び第2の金型で、前記複数段のファイバ孔を形
成する複数の第2の成形ピンの一端を複数の保持孔で、
それぞれ位置決め保持しながら、前記第1及び第2の金
型内に合成樹脂を注入して製造する構成としたのであ
る。
前記第1及び第2の金型間に配置される保持部材に設け
る。また好ましくは、前記複数の保持孔の一端を、前記
第1の金型或いは第2の金型に設ける。
方法に係る一実施形態を図1乃至図3に基づいて詳細に
説明する。本発明方法を適用してフェルール1を製造す
る金型10について説明する。金型10は、図1に示す
ように、下金型11,上金型15及び保持部材19を有
し、金型10で中子20と成形ピン22を位置決め保持
しながら、金型10内に合成樹脂を注入してフェルール
1を製造する。
ブロック12及び位置決めブロック13を有している。
ベースブロック12は、前部に形成された凹部12aに
保持部材19が、後部側に位置決めブロック13が、そ
れぞれ配置され、フェルール1の開口1eを形成する部
分には、支持ブロック12bが配置されている。また、
ベースブロック12は、図2に示すように、前部に形成
された凹部12aの両側にV溝12cが形成されてい
る。
子20の後述する本体20aを配置する凹溝13aが、
凹溝13aの両側に成形ピン22を配置するV溝(図示
せず)が、それぞれ形成されている。ここで、上金型1
5は、ベースブロック16及び位置決めブロック17を
有し、下金型11と略同様に構成されている。従って、
図面並びに以下の説明においては、対応する構成部材に
対応する符号を用いることで説明を省略する。但し、ベ
ースブロック16は、ベースブロック12のV溝12c
に対応する位置に台形の溝16cが形成されている。
に、中子20の複数の成形ピン20bの先端を位置決め
保持する所定ピッチの4本の保持孔19aが上下2段に
形成されている。中子20は、本体20aにフェルール
1のファイバ孔1eを形成する4本の成形ピン20bが
上下2段に設けられている。
ピンが挿通されるピン孔1dを形成する。金型10を用
いてフェルール1を製造するには、先ず、保持部材19
の各保持孔19aに対応する成形ピン20bの先端を挿
通する。次いで、保持部材19をベースブロック12の
凹部12aに配置すると共に、支持ブロック12bと位
置決めブロック13とを利用して中子20及び2本の成
形ピン22を下金型11にセットする。このとき、各成
形ピン22は、ベースブロック12のV溝12cと位置
決めブロック13の前記V溝との間に掛け渡す。
示すように金型10を閉じる。これにより、金型10内
には、下金型11,上金型15及び保持部材19によっ
てフェルール1成形用のキャビティCが形成される。こ
のとき、金型10には、フェルール1の鍔部1b側部に
対応する位置に合成樹脂の流路が形成される。次いで、
前記樹脂の流路を通ってキャビティC内に溶融した合成
樹脂、例えば、ポリフェニレンサルファイド(PPS)
樹脂あるいはエポキシ樹脂にシリカ等のフィラーを添加
した合成樹脂を充填する。これにより、キャビティCの
形状に対応した図4に示すフェルール1が成形される。
そして、所定時間経過後、金型10を開いて成形品であ
るフェルール1を取り出す。
20bの先端が保持孔19aにより、他端側が中子20
の本体20aを介して第2位置決めブロック13,17
により、それぞれ保持される。このため、本発明方法に
おいては、スペーサと金型とでファイバ孔を形成する成
形ピンを位置決めする方法に比べて、フェルール1を成
形する際の作業が簡単となり、ファイバ孔が高い精度で
成形されたフェルール1を簡単に製造することができ
る。従って、本発明方法によれば、フェルールの量産性
が向上する。
は、図3に示すように、前部に保持部12dを形成し、
保持部12dに複数の保持孔12eを3段に形成しても
よい。但し、この場合、中子20は、本体20aにファ
イバ孔を形成する4本の成形ピン20bが上下3段に設
けられたものを使用する。このように、ベースブロック
12に保持部12dを形成すると、金型10を構成する
部品点数が減少し、部品管理が容易になるという利点が
ある。
ブロック16に保持部16dを形成し、保持部16dに
複数の保持孔16eを3段に形成してもよい。
を維持しつつ、量産性に優れたフェルールの製造方法を
提供することができる。請求項3の発明によれば、上記
効果に加え、フェルールを成形する金型の構成部品点数
を低減することができる。
断面図である。
ェルールの斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 位置決めピンが挿通されるピン孔と、光
ファイバが挿通される複数のファイバ孔が所定ピッチで
複数段配列して設けられるフェルールの製造方法であっ
て、 前記ピン孔を形成する第1の成形ピンの一端を第1及び
第2の金型で、前記複数段のファイバ孔を形成する複数
の第2の成形ピンの一端を複数の保持孔で、それぞれ位
置決め保持しながら、前記第1及び第2の金型内に合成
樹脂を注入して製造することを特徴とするフェルールの
製造方法。 - 【請求項2】 前記複数の保持孔の一端が、前記第1及
び第2の金型間に配置される保持部材に設けられてい
る、請求項1のフェルールの製造方法。 - 【請求項3】 前記複数の保持孔の一端が、前記第1の
金型或いは第2の金型に設けられている、請求項1のフ
ェルールの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001397809A JP2003195107A (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | フェルールの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001397809A JP2003195107A (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | フェルールの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003195107A true JP2003195107A (ja) | 2003-07-09 |
Family
ID=27603481
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001397809A Pending JP2003195107A (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | フェルールの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003195107A (ja) |
-
2001
- 2001-12-27 JP JP2001397809A patent/JP2003195107A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4061682B2 (ja) | 光コネクタフェルールの成形方法 | |
JPH08110440A (ja) | フェルールの製造方法 | |
US6793403B2 (en) | Method of producing ferrule and ferrule | |
JPH07318761A (ja) | 多心光コネクタ | |
WO2019234968A1 (ja) | 光コネクタフェルールの製造方法、及び光コネクタフェルール | |
JP2003195107A (ja) | フェルールの製造方法 | |
JP4092808B2 (ja) | フェルール成形用金型 | |
US20020157774A1 (en) | Ferrule manufacture method and ferrule | |
JP3794550B2 (ja) | 多心光コネクタ用フェルールの製造方法 | |
JPH11160577A (ja) | 光ファイバコネクタおよびその製造方法 | |
JP2893231B2 (ja) | 光コネクタ用フェルールとその製造方法 | |
JP2002328267A (ja) | フェルールの製造方法とフェルール | |
JPH10258430A (ja) | 光コネクタの製法およびそれによって得られた光コネクタならびに上記製法に用いる光コネクタ製造用金型および装置 | |
JP3574620B2 (ja) | 光ファイバ接続用mtコネクタのフェルールおよびこれを用いた光ファイバ接続用コネクタ | |
KR100280329B1 (ko) | 플라스틱다심광커넥터페룰을사용하는다심광커넥터및다심광접속자 | |
JP2003287652A (ja) | ピンホルダ及びピン保持ユニット | |
JPH09304658A (ja) | 光コネクタ | |
JP2010030101A (ja) | 中空成形品とその製造方法 | |
JP2003315618A (ja) | 光ファイバ位置決め部品成形用金型、光ファイバ位置決め部品の製造方法及び光ファイバ位置決め部品 | |
JPH03191306A (ja) | 多心光コネクタの製造方法 | |
JP2003114361A (ja) | 中子と中子を用いたフェルールの製造方法 | |
JPH0593826A (ja) | 光モジユールの製造方法 | |
CA2253367C (en) | Angled opto-mechanical connector | |
JP2005053178A (ja) | 光コネクタフェルールの成形金型及び光コネクタフェルール | |
JPH04190309A (ja) | 多心光コネクタの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040802 |
|
RD05 | Notification of revocation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425 Effective date: 20050908 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20050916 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051207 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051219 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060209 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20061017 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061215 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20061225 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20070119 |