JP2003194391A - 多層コーン形結露防止吹出口装置 - Google Patents

多層コーン形結露防止吹出口装置

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JP2003194391A JP2001400527A JP2001400527A JP2003194391A JP 2003194391 A JP2003194391 A JP 2003194391A JP 2001400527 A JP2001400527 A JP 2001400527A JP 2001400527 A JP2001400527 A JP 2001400527A JP 2003194391 A JP2003194391 A JP 2003194391A
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義一 進藤
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明 鳥実
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 極めて簡単な構成でメンテナンス性に優れ、
低コストでありながら有効に結露防止を行なうことので
きる多層コーン形結露防止吹出口装置を提供する。 【解決手段】 各コーンの断面形状が角形であり、最外
コーン16と最内コーン18と中間コーン20とを同心
状に設けてそれらのコーン間の流路から空気を吹き出す
多層コーン形の吹出口装置であって、それぞれのコーン
間流路170の空気流れ上端側における全開口面積S1
と、それぞれのコーン間流路の空気流れ下端側における
全開口面積S2と、の比が150%以下に設定された多
層コーン形結露防止吹出口装置から構成される。コーン
間を流下する空気の流れを対角線方向並びに対向辺方向
へ略均一に案内して流し、渦流発生防止、流れの剥離防
止、ひいては結露防止を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の空気吹き出
し用のコーンを同心多層状に配置させて空気調和すべき
空間に対して空気を吹き出す吹出口装置に係り、特に、
吹出口への結露を防止する角形の多層コーン形結露防止
吹出口装置に関する。
【0002】
【従来の技術】天井裏部分等に配設された空気ダクトに
接続されて建物室内への冷、暖房空調時に空気を天井面
や天井部分の側壁から吹き出す吹出口が知られており、
天井面や天井部分に配置されてその吹き出し面を室内側
に向けて開口させ、空調機から空気ダクトを介して送ら
れる調和空気を室内側へ吹き出すようになっている。こ
れらの吹出口は、天井面に設けるアネモスタット形(ア
ネモ形)、天井側壁部分等に設けるユニバーサル形等が
あるが、近時は、室内美観等を重視したシステム天井に
適用されるライン形の吹出口等も多く採用されている。
ところで、これらの吹出口のうち、大きさが異なる複数
の中空コーンを同心状に配置させて空気を室内側に吹き
出す多層コーン形の吹出口がアネモ形吹出口等で適用さ
れており、吹き出し開口の周囲に拡散状に吹き出して送
気と室内空気とを全体にわたって混合させる。これらの
アネモ形吹出口は、一般に吹出口面に対して垂直方向に
吹き出す軸流吹出口と違って、面に沿って水平方向に全
方向拡散状に吹き出す輻流吹出口であり、したがって、
室内における吹出口の配置状態により室内空気との混合
時に誘引空気を受けて結露を生じやすい。
【0003】すなわち、例えば冷房時、吹出口からは冷
風が吹き出されるが冷風によって吹出口自体が冷却され
る。室内空気は吹き出し気流によって誘引され、吹出口
の付近まで到達する。吹出口の表面温度が、室内空気の
露点温度より低くなれば、吹出口表面に結露する。この
現象は、ビル等の建物で露点温度の高い外気が侵入しや
すい1階ロビー等で顕著である。特に、近年、省エネル
ギー、省コストの観点から低温送風システムが実施され
つつあり、システム天井方式に用いられる幅の狭い多層
コーン形吹出口等において低温の空気が吹き出すため、
吹出口の温度が従来システムに比べ一段と低くなり、一
般事務所用途に用いられる中間階を含め、全館的に吹出
口結露の問題が発生するようになり、その対策が待たれ
ている。そして、近時のビル室内の美観保持の点で良く
対応し得る角形の多層コーン形吹出口についてその結露
防止機能を十分に保持し得る製品の提供が喫緊の課題と
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、吹出口の結露防
止を目的とするものとして、例えば、実公平4−293
25号や特公平5−44578号が提案されており、例
えば、多層コーンの外コーン裏面に発熱物質を貼付させ
たり、室内露点温度とダクト内の調和空気温度を測定し
てヒータをON、OFFさせる等の外部の発熱手段で強
制的に結露防止するものがある。また、実開平7−12
846号や、特開2000−249393号のように、
角形アネモ吹出口で吹き出し四隅部分に気流を誘導する
ために気流案内板を設けたものや、中コーンのコーナ部
を面取り状に変形させてコーナ傾斜面を形成させた構成
のものがある。
【0005】しかしながら、実公平4−29325号や
特公平5−44578号のように、外部の発熱手段によ
り強制的に結露防止を図る吹出口では、施工時の電気配
線工事によりイニシャルコストが高くなり、また、電気
代としてのランニングコストがかさむとともに、天井裏
内に入って保守点検を行なわねばならず、さらに故障時
の修理作業が簡単でないという難点があった。また、実
開平7−12846号では、コーンの室内側に面する部
分に気流案内板を設けるので室内意匠上違和感があり特
にスッキリしたスマートな室内天井部分であることが要
求される近時のシステム天井には採用し難いものがあっ
た。また、特開2000−249393号の吹出口のよ
うに中コーンのコーナ部を面取り状に切り落としたよう
にコーナ傾斜面を形成させる構成では、中コーンやその
上端側基部の部分並びにそれらの接合部分の製造が簡単
でなく、コスト高となる欠点があった。さらに、上記し
たいずれの吹出口についても、吹出口の上端開口、すな
わち、コーン間開口部分から吹出口内に導入される前の
吹出口の基部に接続される空気チャンバ部やネック部と
の連通形態や空気チャンバ部等での空気の受容量等を加
味した下流の吹出側での空気の流れの変化に着目した基
本的かつ根本的な吹出口の構成により結露防止を行なう
ものではなく、したがって、上述したような、メンテナ
ンス性、製造容易性、コスト、意匠上等の観点での欠点
がそれぞれあった。
【0006】角形の多層コーン吹出口については、コー
ン上端側の構成を含めた個別の欠点がある。例えば図2
2は、従来の標準的な角形のアネモ吹出口を示してお
り、上壁開口に中空円筒形のネック部300を連通接続
し下面を開口した中空角錐台形状の外コーン枠体302
と、外コーン枠体302の斜壁からなる外コーン304
の内部にそれぞれ大きさを違えて同心状に配置された複
数の中コーン306と、を備えている。ネック部300
は図示しない円形空気ダクトとの接続を行なう部分であ
り、外コーン枠体302の四角形の上壁に形成した円形
の開口の残余部分が盲板部308として円形ネック部と
四角形上壁との接続が行なわれている。そして、ネック
部300から流入した空気は中空角錐台形状により画成
される空間内をそれぞれ中コーン306により分割され
ながら下面の吹出開口から拡散状に吹き出される。外コ
ーン304の下端周縁には天井面に設けた吹出口の吹出
面部分が配置される開口縁にあてがわれる矩形形状の額
縁部310が形成されている。また、図23に示すよう
に、中コーンの上端部分は支持ステー等の中コーン取付
部材との固定を行なうためにコーンの内部方向に横方向
に曲げた横突設片312が形成されている。また、これ
らの中コーン306の最も内側に位置する最内コーン3
06aからその外側のコーンについて順次その上端部分
の高さ位置が高くなるように支持高さ位置を異ならせて
設けられている。
【0007】(1)このような角形の多層コーン吹出口
の構成においては、図24に示すように四角形の吹出面
の対向辺から外側への空気吹出しFbと、四角形のコー
ナ部分から対角線方向への空気吹出しDbでは、コーン
間の空気流路の長さが異なり(対角線方向吹出しのほう
が流路長さが長い)、流路抵抗は対角線方向への空気吹
出しDbのほうが大きい。その結果、角形多層コーン吹
出口では対向辺から外側への空気吹出し量が多く、コー
ナ部分からの吹出量はわずかであるために、室内空気を
このコーナ部に誘引してコーナ部分が結露しやすい。
(2)また、図23のように、中コーンの下端の吹出し
開口位置は吹出し面に一様に一致させているのに対し、
その上端の高さ位置はそれぞれのコーンにより異なるよ
うに設定されており、それぞれのコーン間流路の行程長
さが異なるので、それぞれに流路抵抗差があり、その結
果各コーン間流路ごとに空気の流速差が生じ、空気の流
れが剥離して図25のように渦流Rを発生させて結露の
原因となっていた。この点は、例えば、図26のよう
に、コーンの上端部分の高さが不規則に設定されていた
り、あるいは図27のように、コーン間の間隙がバラバ
ラで不規則であったり、さらには、図28のようにコー
ンの上端側から下端側への拡開率、すなわち、対称中心
線に対する斜壁の角度がランダムであるような場合にも
生じる。(3)さらに、図22、23のように、ネック
部300が外コーン枠体302の上壁の開口に直結し、
狭い流路からいきなり中空角錐台の空間内に流入するの
で空気の密度を均一にして流れを安定させるバッファ空
間がなく、よって、(1)のように対向辺から外側への
空気吹出しFb量が極端に多く、コーナ部分からの吹出
Db量がわずかでコーナ部において結露する傾向を助長
させる。(4)また、コーン間流路に案内される際の空
気の流れの大きさと方向成分は 流れの連続性によりそ
の流れ上流側に強く影響し、例えば図29に示すシステ
ム天井用の角形多層コーン吹出口のように外コーン枠3
02の上端側にある程度のバッファ空間を有していても
バッファ空間での空気の十分な均一化が行なわれないま
まで吹出し面から室内側に吹き出される(図29の空気
流れ線Fn参照)。したがって、この場合にもコーナ部
分からの吹出Db量がわずかでコーナ部分において結露
させる問題があった。(5)また、ネック部がコーン内
の空気の流れに対して90度、すなわち、外コーン枠体
302の基部側に接続される円筒形のネック部がコーン
の軸線と直角方向となるように接続されている場合も流
れのエルボ部分を形成し、その内流れと外流れの部分で
大きな速度差を生じ、流れの均一化を実現し得ず、結局
流れの剥離、渦流発生、結露発生の過程を避けることが
できなかった。さらに、(6)図23、25のように、
中コーン306の内部方向に横方向に曲げた横突設片3
12が突設されているので、外コーン枠体302のコー
ン間流路内に流入する以前にそれらが邪魔板となって流
路の中で渦流ができ、吹出し気流の速度分布にムラがで
きて吹出し面近傍に渦流を生じさせ、結露を生じさせる
原因となっていた。
【0008】本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされ
たものであり、その1つの目的は、極めて簡単な構成で
メンテナンス性に優れ、低コストでありながら有効に結
露防止を行なうことのできる多層コーン形結露防止吹出
口装置を提供することである。また、本発明の他の目的
は、簡単な構成で結露防止機能を行ないつつ意匠上優れ
た多層コーン形結露防止吹出口装置を提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、各コーンの断面形状が角形であり、最外コ
ーン16と最内コーン18と中間コーン20とを同心状
に設けてそれらのコーン間の流路から空気を吹き出す多
層コーン形の吹出口装置であって、それぞれのコーン間
流路170の空気流れ上端側における全開口面積S1
と、それぞれのコーン間流路の空気流れ下端側における
全開口面積S2と、の比が150%以下に設定された多
層コーン形結露防止吹出口装置から構成される。
【0010】また、それぞれのコーン間流路170の空
気流れ上端側における開口面積S1aと、それぞれのコ
ーン間流路の空気流れ下端側における開口面積S2a
と、の比がバラツキ±20%以内で略一定であることと
してもよい。
【0011】その際、各コーンの上端がほぼ同一高さH
位置に設定され、かつそれぞれのコーン間隔Wがほぼ等
間隔であることとしてもよい。
【0012】好ましくは、最外コーン以外のコーン1
8、20が同一断面形状の枠材で同心矩形状に組み付け
て構成するとよい。
【0013】また、その際、最内コーン18と中間コー
ン20は、空気の流れ方向と平行に設けられた縦方向部
分201と、該縦方向部分の下部側に接続され空気を輻
流方向に拡散させるように斜めに設けられた斜め方向部
分202と、該斜め方向部分の先端側に接続されて空気
の輻流方向に突設された横方向部分203と、を含むと
よい。
【0014】さらに、最外コーン16と最内コーン18
と中間コーン20とを含むコーン部の上部に接続されそ
れぞれのコーン間流路170に共通に連通するバッファ
空間Bsを備えた角筒形のチャンバ部12と、チャンバ
部に連通接続された円筒形のネック部10と、を有し、
コーン部のそれぞれのコーン間流路170に対して気流
を一様に真っ直ぐに流れ込ませる直進流導入構造を含む
とよい。
【0015】また、直進流導入構造は、最外コーン16
の上端部における断面積と少なくとも略同一以上の断面
積でかつ各コーンの上部の空間高さが最外コーンを除く
各コーン18、20の高さの2倍以上の高さをもつ上下
面開口のチャンバ部12と、チャンバ部に連通し、コー
ン部に対して同心線方向に空気を通流させるように接続
されたネック部10と、を有する構造であるとするとよ
い。
【0016】また、空気通流方向のチャンバ部の断面積
120Sがネック部の断面積100Sより3倍以上で設
定するとよい。
【0017】さらに、最内コーン18は上端開口181
から中空内部を経由して下向き拡大状に下端開口183
から空気を吹き出す空気流路を形成する角形コーンで構
成され、最内コーンの下端開口183の平面略中央位置
であって上端開口181の平面視位置とほぼ同じ位置に
空気吹き出し空間に面して配置され、下面が他のコーン
の下端とほぼ同じ高さ位置に設定され、さらに、最内コ
ーン18の上端開口181とほぼ等しい平面的な大きさ
をもつ断熱材からなる拡散板22を支持させるとよい。
【0018】その際、最内コーン18の内壁面と拡散板
22との間で構成される吹き出し開口面積が、最内コー
ン18の上端開口面積に対し、150%以内となるよう
に拡散板22の大きさを設定させるとよい。
【0019】また、一端側が最内コーン18の内壁また
はその近傍に支持される支持部材220と、支持部材に
連結されて拡散板22の少なくとも下面を覆う各コーン
と同一な質感を有する素材の支持体222と、を含む支
持手段により拡散板22が所要の位置に配置支持された
構成としても良い。
【0020】また、支持体222は拡散板22を内部に
収納状に配置させ拡散板の側面に沿う部分が少なくとも
拡散板の上端までは延びていない上面開口の箱形状で構
成させるとよい。
【0021】さらに、支持部材220と支持体222と
は一枚の金属板を加工成形させ、その所要部分を曲げ形
成して構成し、支持部材220は、その上端側において
最内コーン18の上端縁を内包するように巻き込んで挟
みつけ状に曲げて固定させる固定用曲げ部221を有す
る構成としても良い。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、添付図面により、本発明の
好適な実施の形態について説明する。図1ないし図7
は、本発明の多層コーン形結露防止吹出口装置の第1の
実施形態を示している。本発明の多層コーン形結露防止
吹出口装置は、天井面に設置され吹出し面から拡散状に
吹き出す多層コーンのアネモ形吹出口あるいはシステム
天井等に設置されるシステムアネモ吹出口として適用さ
れる角形の多層コーン形結露防止吹出口装置であり、室
内天井の照明や煙感知器等の直線状の設備ラインに共に
設置されて良好な意匠感を保持する吹出口である。
【0023】本実施形態の多層コーン形結露防止吹出口
装置は、図5に示すように、図示しないフレキシブルダ
クト等の円形空気ダクトを一端開口に接続し、空調機か
ら送給される調和空気を内部に通流させる中空円筒形の
ネック部10と、ネック部10の他端開口に連通接続さ
れた中空立体四角形状のチャンバ部12と、チャンバ部
12の下部に連通接続されたコーン枠部14と、を備
え、さらに、コーン枠部14は、角錐台形状の中空内部
と外部空間とを仕切る外形枠としての最外コーン16
と、最内コーン18と、中間コーン20と、を有してい
る。
【0024】図2ないし図5において、チャンバ部12
は、ネック部10から供給される空気を一旦受容保持し
て空気の密度を均等化し安定した流れの基礎を形成させ
る空気のバッファリング手段であり、本実施形態では、
ネック部との連通部分としての開口を設けた上壁120
と、これの四周辺から垂下して接続され互いに対向する
4個の側壁121a、121b...と、を備え、下面
側は開口されて内部にバッファ空間Bsを形成してい
る。4個の側壁121a、121b...は、天井Tに
略直角となるように配置され、同天井Tに設けられた吹
出口設置用の開口に対して略同じ横断面積となる形状で
延びるように設置されている。
【0025】チャンバ部12の下端部にチャンバ部から
の空気の流れを直線状に、かつ、略同じ横断面積の導入
口から導入するようにコーン枠部14が接続され、該コ
ーン枠部14の吹出面140が天井下面に略面一状とな
るように設置されている。コーン枠部14は、上下面を
開口し下面をチャンバ部から送られる空気の吹出面14
0とするとともに、上面を開口しチャンバ部12の下端
側と接続されて内部を連通させ空調すべき空間に対して
空気を拡散状に吹き出させる部位であり、チャンバ部1
2からの空気の流入側となる上端長方形の開口部分は下
端の長方形吹出面開口よりその面積はやや小さく設定さ
れている。コーン枠部14の最外コーン16の上端四角
形平面外形大きさはチャンバ部12の内部に略密着状に
嵌合し得る程度の大きさであり、チャンバ部12内の空
気が直進状にかつ流速を変化させないようにチャンバ部
に対して直筒状に接続されている。このコーン枠部14
は、内部にそれぞれ平面視の大きさが異なる略相似形の
最内コーンと2個の第1、第2中間コーン20a、20
bを同心状に配置させて有している。
【0026】詳細には、図6に示すように、最外コーン
16以外の各コーンの吹出面140からの上端高さHは
ほぼ同一高さ位置に設定され、かつそれぞれのコーン間
隔Wはほぼ等間隔で設定されている。また、最外コーン
16以外のコーンは同一断面形状の枠材を同心矩形状に
配置されて支持されている。より詳細には、図7に示す
ように、中間コーン20は、コーンの軸線に沿う空気の
流れ方向Fcと平行に設けられた縦方向部分201と、
該縦方向部分の下部側に接続され空気を輻流方向に拡散
させるように斜めに設けられた斜め方向部分202と、
該斜め方向部分の先端側に接続されて空気の輻流方向
(天井面に沿う方向)すなわち外側に突設された横方向
部分203と、を含む。最外コーンを除く各コーンの下
端において、外側に曲げた横方向部分203を形成する
ことにより、吹出気流は水平方向に強く方向付けられて
当該コーンのすぐ外側のコーンの下端部、特に横方向部
分を覆い、冷却されたコーン下端部を湿度の高い室内空
気から遮断するとともに、コーンの下端部のコーン間流
路の開口を小さくして、空気流れの減速をさせないよう
にし、結露発生を抑制する。
【0027】さらに、本実施形態において、最外コーン
16と、最内コーン18も中間コーン20と同様に、そ
れぞれ縦方向部分201と、斜め方向部分202と、横
方向部分203を有し、それぞれの部分は天井面に対し
てなす角がどのコーンをとっても同一であるように設定
され、かつ、コーン間隔はほぼ等間隔となるように配置
されている。最外コーン16の縦方向部分201の四周
外面はチャンバ部12の下端内面に密着状に接続されて
おり、さらに斜め方向部分202から横方向に突設した
横方向部分203は、他のコーンの横方向部分よりも大
きく外側に張り出して額縁部160を形成している。そ
して、それぞれのコーンの下端の下面部分はそれぞれ天
井面に沿うような平面に接地するように面一となるよう
に設定されている。また、最内コーン18は、中間コー
ン20と同様に内部が中空となっており縦方向部分20
1に流入した空気は直線状に案内され、斜め方向部分2
02により拡開方向に導かれてさらに横方向部分203
により拡散状に吹き出される。
【0028】最内コーン18とその外側の第1の中間コ
ーンとの間隙、第1、第2の中間コーン20どうしの間
隙、並びに第2の中間コーンと最外コーン16とにより
形成される間隙にはそれぞれコーン間を流れる空気の流
路であるコーン間流路170が形成され、それぞれ各コ
ーンの上端側から下端側に向けてほぼ等間隔のコーン間
流路を経由して空気が流れる。本実施形態において、最
内コーン18の下端開口の平面略中央位置であって上端
開口の平面視位置とほぼ同じ位置であり、空気吹き出し
空間に面しており、さらに、下面が各コーンの下端面す
なわち、横方向部分203の下面とほぼ同じ高さ位置に
設定され、さらに、最内コーン18の上端開口とほぼ等
しい平面的な大きさをもつ断熱材からなる拡散板22が
図示しない支持部材により配置支持されている。各コー
ンの下端を天井面と略面一となるように揃った位置に設
定し、また、最内コーン18の中央に断熱材で形成した
拡散板22を配置させることにより、最内コーン18の
内側の空気は同最内コーンの内壁に沿って流れ、また、
外側の中間コーン間の流路から吹き出す空気が水平方向
に拡散しようとする流れとなるから、それらに引っ張ら
れる作用に補助されて極めて安定的に最内コーン18の
内壁面を覆い、室内の湿った空気が最内コーンに接触す
ることを防ぎ、結露を防止する。また、拡散板22を断
熱材により構成することにより拡散板自体に結露するこ
とを防止する。
【0029】本発明の1つの特徴的なことは、コーン間
流路の空気流れ下端側と上端側とでそれらの全開口面積
比が所定の割合となる大きさで設定されている点であ
る。図1(a)は、実施形態の吹出口装置の空調対象空
間である室内側からの見上げ図であり、この図におい
て、それぞれ縦横の中心線の右上部分の斜線部分はコー
ン間流路170の空気流れ上端側における全開口面積S
1を示し、右下部分の網状斜線部分は、コーン間流路の
空気流れ下端側における全開口面積S2を示している。
(S2/S1)×100をコーン間流路拡大率Rとする
と、図(b)に示すように、最内コーン18と第1中間
コーンとの間のコーン間流路拡大率R;(S2a/S1
a)は114%、第1、第2中間コーン間のコーン間流
路拡大率(S2b/S1b)は104%、第2中間コー
ンと最外コーン16間でのコーン間流路拡大率(S2c
/S1c)は106%で設定されている。一般に、角形
の多層コーン吹出口の場合、コーン間流路が空気吹き出
し下流側に行くほど拡大している場合には、空気は流路
壁から剥離しやすい。また各コーン間流路どうしでの空
気の吹き出し風速に著しい速度差がある場合には吹き出
し気流間に渦流を生じ、結露原因を作る。特に、アネモ
形吹出口のように短流路のコーン部分から吹出面に対し
て吹き出す場合において、コーン間流路拡大率が150
%を越える場合には流路内平均風速が2/3以下に低下
し、気流が流路壁から剥離して、渦流が発生する。それ
ぞれのコーン間流路170の空気流れ上端側における全
開口面積S1と、それぞれのコーン間流路の空気流れ下
端側における全開口面積S2と、の比S2/S1(百分
率)が150%以下に設定されていると、コーン間流路
どうしでの速度差や流路内での空気の剥離自体を抑制し
得ることが実験的に証明されている。好ましくは、それ
ぞれのコーン間流路170の空気流れ上端側における開
口面積S1a,S1b,S1cと、それぞれのコーン間
流路の空気流れ下端側における開口面積S2a,S2
b,S2cと、の比(S2a/S1a),(S2b/S
1b),(S2c/S1c)がバラツキ±20%以内で
略一定であるとよい。
【0030】図11、図12は比較例としての標準タイ
プの角形アネモ吹出口におけるコーン間流路拡大率を示
しており、最内コーン18と第1中間コーン間、第1、
第2中間コーン間、第2中間コーンと最外コーン16間
でのそれぞれのコーン間流路拡大率R;(S2a/S1
a),(S2b/S1b),(S2c/S1c)は、1
100%、405%、173%となっている。さらに、
図13、図14の第2の比較例としての標準タイプのシ
ステム天井用のアネモタイプ吹出口(コーン間流路が2
個のもの)では、それぞれ(S2a/S1a),(S2
b/S1b)が320%、161%で設定されている。
これらの比較例では、最外コーンとその内側のコーン間
の流路を流れる空気が主流となっており、かつ、各コー
ン間流路からの吹出し風速に大きな差があり、渦流を生
じて剥離しやすいのに比較して本実施形態では、上記の
ようにほぼ同様のコーン間流路拡大率であるため、各コ
ーン間流路から吹き出す気流が一体となって安定し、図
9のように、全体がほぼ均等に拡散状に吹き出されて渦
流発生を防止し、さらに結露を防止する。
【0031】コーン間流路拡大率は、各コーン間の間隔
が等間隔かどうか、コーンの上端高さ位置がほぼ同一か
どうか(コーン間流路長さがほぼ同一かどうか)等の要
因で決定されるとともに、コーン間流路内に導入される
前段階での空気の状態(均等安定化状態)によっても大
きく左右され、これらの相乗的な作用により、流路壁か
らの空気の剥離防止、渦流発生防止、ひいては結露防止
が実現される。
【0032】図2ないし図4において、コーン枠部14
の上端に直筒状に連通されるチャンバ部12は、最外コ
ーン16の上端部における横断面積と略同一あるいはそ
れ以上の横断面積を有する立体方形形状の構成であり、
かつ、その側壁121は、各コーンの上部の空間高さが
最外コーンを除く各コーン18、20の高さHの3.2
倍程度の高さ120Hを有している。これによって、ネ
ック部10から流入する空気をこのチャンバ部で受け入
れてその密度分布を十分に均一化し、安定した状態とし
てコーン間流路へ導入させる。特に、本実施形態ではチ
ャンバ部12とコーン枠部14とは直筒状に連通接続さ
れ、さらに、ネック部10も、コーン部に対して同心線
方向に空気を通流させるようにチャンバ部12に連通接
続されているので、吹出面140に直交する方向の流れ
としてネック部10から空気を受け入れたチャンバ部で
は、いったん空気の密度分布を十分に均一化し、さら
に、チャンバ部から真っ直ぐな気流としてコーン間流路
内に導入させるから(図10のチャンバ部内での空気流
れ線Fa参照)、空気は各コーン間流路入口開口から均
等に分配されて流入し、各コーン間流路の差異に上流側
が大きく影響されることがないので、対向辺から外側方
向(Fb)ばかりでなく対角線方向(Db)に対しても
ほぼ均等に空気が流れ、発熱手段や、特段の気流案内板
などを設けることなく、有効に結露防止を行なえる。実
験では、チャンバ部12は、最外コーンの上端部におけ
る横断面積と少なくとも略同一以上の横断面積でかつ最
外コーンの高さの2倍以上の高さをもつ構造であれば、
十分な空気のバッファ空間を形成し得ることが確認され
ている。直進流導入構造は、このような、最外コーンの
上端部における横断面積と少なくとも略同一以上の横断
面積でかつ最外コーンの高さの2倍以上の高さをもつ上
下面開口のチャンバ部と、チャンバ部に連通し、コーン
部に対して同心線方向に空気を通流させるように接続さ
れたネック部と、を含む構造であり、これによって、コ
ーン枠部14に対して気流を一様に真っ直ぐに流れ込ま
せ、上述のチャンバ部12とネック部10の構成とあい
まって、最終的な結露防止機能を行なう。
【0033】好ましくは、図5に示すように、空気通流
方向に対するチャンバ部12の断面積120Sがネック
部10の断面積100Sより3倍以上で設定されている
とよく、これによって、ネック部から空気を受け入れた
チャンバ部12において十分な空気の均一化容量を確保
し得る。
【0034】以上のように、上記の実施形態では、直進
流導入構造によりチャンバ部内に流入した空気はチャン
バ部内において、十分に均一化され安定した状態となっ
たうえでさらに各コーン間流路を均等に分配されて流路
内に導入され、さらに、略等しいコーン間流路幅間隔
で、略等しい流路長さの大きさの異なる同心配置された
角形のコーン間を安定した流れで案内されて吹出面から
拡散状に吹き出され、対向辺から外側方向ばかりでなく
対角線方向に対しても常時安定した空気の流れが発生し
て、効果的に結露防止を行なえる。
【0035】なお、図8のように、各コーンの上端高さ
Hは一定でなくとも各コーン間隔がほぼ一定で、かつ各
コーン間流路の行程長さが同等であり、コーン間流路の
上方部分に十分なバッファ空間が確保されておれば良
く、これによっても上記したと同様の結露防止作用を行
なわせることができる。
【0036】次に、第2実施形態の多層コーン結露防止
吹出口装置について、図15ないし図18に基づいて説
明するが、第1実施形態と同一の構成部材には同一の符
号を付し、その詳細な説明は省略する。本実施形態に係
る図では、第1実施形態の多層コーン形結露防止吹出口
装置をより詳細に示しており、第1実施形態に係る装置
と主要の構成部分は同一であるが図16、図17に示す
ように、チャンバ部250が最外コーン16に直筒状に
連通接続される直筒接続部252と、直筒接続部の上端
から平面四角形の短辺側を拡大させて直筒接続部252
よりも大きな横断面(形状・面積)を上下に連続して形
成する拡大筒部254と、から構成されて1つの対向側
面がT形状となる側面を有している点と、最内コーン1
8の中央下方位置に支持される拡散板22がコーン枠部
14に対して着脱可能に取り付けられている点が第1実
施形態と異なる。チャンバ部250の拡大筒部254
は、直筒接続部252よりも大きな横断面(形状・面
積)を上下に連続して有する中空角筒部分であり、直筒
接続部252とともにコーン間流路の上端より上方部分
で外部空間から画成して内部にバッファ空間Bsを形成
し、ネック部10から流入する空気を十分に均一化して
安定した状態として均等に各コーン間流路内に導入させ
る。
【0037】この実施形態においては、最内コーン18
は上端開口181から中空内部を経由して下向き拡大状
に下端開口183から空気を吹き出す空気流路を形成す
る角形コーンで構成され、最内コーン18の下端開口1
83の平面略中央位置であって上端開口181の平面視
位置とほぼ同じ位置に空気吹き出し空間に面して拡散板
22が配置されている。拡散板22は、最内コーン内部
の空気流路から吹き出される空気を直接に受けて進入方
向から放射状に空気を拡散させる拡散手段であり、特
に、チャンバ部による十分なバッファ空間での空気の均
一化と直進流導入構造と、等間隔、等行程の各コーン間
流路構成との相乗により各コーン間流路の下端側から吹
出面に対して略均一な風速の空気が輻流方向に流れる作
用に引っ張られて、極めて安定的に拡散状に空気を案内
し、最内コーンへの結露防止とともに、各コーンの下端
側における結露を同時に防止する。実施形態において、
この拡散板22は、下面が他のコーンの下端と水平方向
についてほぼ同じ高さ位置に設定され、さらに、最内コ
ーンの上端開口181とほぼ等しい平面的な大きさをも
つ断熱材から構成されている。拡散板22の平面大きさ
は最内コーンの上端開口とほぼ同等の大きさである必要
がある(図20参照)。例えば図21に示すように、小
さすぎると気流が真っ直ぐに下方に流れて、最内コーン
の内壁面から剥離し、その結果、誘引された室内空気が
この最内コーンの内壁面に接触して結露する。
【0038】さらに、この実施形態において、図15、
16に示すように、最内コーン18の内壁面と拡散板2
2との間で構成される吹き出し開口面積が、最内コーン
の上端開口面積181に対し、150%以内となるよう
に拡散板の大きさが設定されている。最内コーン内部の
空気流路の吹出面積が大き過ぎると、上述のように、気
流が真っ直ぐに下方に流れて、最内コーンの内壁面から
剥離し、結局、最内コーンの内壁面が結露する。吹出面
積が小さ過ぎるとこの部分からの吹出量が少なく、最内
コーン内面部分や各コーン下端部分への空気の拡散吹出
がなくなって、やはり結露する。好ましくは、最内コー
ン18の内壁面と拡散板22との間で構成される吹き出
し開口面積は、最内コーンの上端開口面積181に対
し、100%以内で10%以上となるように拡散板の大
きさを設定するとよいことが実験的に確認されている。
【0039】図17(a)、(b)において、最外コー
ン16と、額縁部160とを含む最外コーン枠体の内側
に、支持ピン210を介して第2中間コーン20bの短
辺側の縦方向部分201が連結固定されて最外コーンと
第2中間コーン20bが同心状に配置されている。該第
2中間コーン20bの対向する長辺側には、その縦方向
部分にそれぞれ形成された2個の凹形切欠212と、対
応する最外コーン16の縦方向部分から突設されて凹形
切欠212の凹形を直線状に位置合わせして固定された
凹形受座214と、を有する着脱受部が設けられてい
る。一方、図17(b)に示すように、第1中間コーン
20aと、最内コーンとを同心位置に位置合わせした状
態でそれぞれの縦方向部分201を横方向に貫通して固
定し、それぞれ両端を外方に突設させた係止ロッド21
6が取り付けられ、第1中間コーン20aと、最内コー
ンとを一体的に連結固定している。そして、これらの第
1中間コーン20aと、最内コーンとの連結体を図17
(a)の第2中間コーン20bの下面側から差し入れて
その内部中空部分に挿入し、係止ロッド216を着脱受
部に受けさせて係止させることにより図15、図16の
ように各コーン間隔が等間隔で、流路行程長さをほぼ同
一にして同心位置で配置させている。
【0040】図18に示すように、本実施形態におい
て、拡散板22は、最内コーン18の上端開口181と
ほぼ等しい平面大きさのある程度の厚みを有する扁平な
直方体形状であり、例えば、発泡合成樹脂、セラミッ
ク、木材、コルク材等の熱遮断性を有する断熱材で構成
されている。したがって、例えば最内コーン内部の空気
流路から直接に冷気が吹き付けられてもこれ自体に結露
を生じることはない。実施形態において、拡散板22
は、支持手段により上述した位置に配置支持されてい
る。支持手段は、一端側が最内コーン18の内壁または
その近傍に支持される支持部材220と、支持部材に連
結されて拡散板22の少なくとも下面を覆う各コーンと
同一な質感を有する素材の支持体222と、を含む。支
持体222は、各コーンと同じ質感の素材を用いること
により、拡散板の下面部分が各コーンと色彩あるいは質
感の上で同化し吹出口装置全体のデザインの統一性を確
保して美感を保持し得る。実施形態では、支持部材22
0と支持体222は1枚の金属板を加工成型し、その所
要部分を曲げ形成して一体として構成されている。
【0041】図18(b)において、支持体222は拡
散板22を内部に収納状に配置させ拡散板の側面に沿う
縦壁部分223は、拡散板の上端までは延びておらずに
中途までの高さに設定された上面開口の箱形状で構成さ
れている。また、最内コーン内部の空気流路から吹き出
される例えば冷気が直接に支持体222の縦壁部分の上
端に接触して該支持体222を冷却し、これを結露させ
ないようにし得る。支持体222を上面開口の箱形形状
とすることにより拡散板22の取り付けが容易である。
【0042】さらに、支持部材220は、支持体222
の縦壁部分223に一体接続された複数の細い縦杆22
4と、縦杆224に一体接続され最内コーンの内壁に密
着状にあてがわれる基片225と、基片225に一体接
続され最内コーンの上端縁を内包するように巻き込んで
挟みつけ状に曲げて固定させる固定用曲げ部221と、
を備えている。これによって、支持部材220を最内コ
ーンの内壁に沿って当てがい、固定用曲げ部221で最
内コーンの上端縁を挟み付け状に曲げて着脱可能に固定
するので拡散板22の支持部分について、コーン間流路
内に流れ込む際の抵抗となる部分がほとんどないととも
に、拡散板22の最内コーン中央の最内コーンからの離
隔位置に配置させる際の固定作業を簡単に行なえる。図
15、16に示すように、拡散板22は最内コーンの吹
出面にその底面が面一状となるように配置され、さら
に、最内コーンのすべての内壁から離隔して孤立した島
状の空間位置に設置され、最内コーンの空気流路を上流
側から流れる空気は該拡散板22の上面側に当って最内
コーン18の内壁面と拡散板22との間で構成される吹
き出し開口面積部分から全方向に拡散される。このと
き、それらの吹出開口部分には細い縦杆224のみが存
在し、空気の流れの抵抗となる部分を最小限に維持し得
る。
【0043】なお、支持体222は、上記の実施形態の
ように箱形形状としなくとも、例えば図19に示すよう
に、拡散板22の下面の大きさにほぼ一致したような平
板のみで構成したり、あるいは、吹き出される冷気等に
直接接触しないような態様での任意の構成としても良
い。
【0044】以上、本発明の多層コーン形結露防止吹出
口装置の実施形態について説明したが、本発明は、上記
の実施形態構成に限定されるものではない。各コーンの
素材はアルミニウム形材やその他の金属、合成樹脂その
他角形多層コーン吹出口として形態を保持し得る素材で
あれば、適宜任意の素材を用いてよい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る多層
コーン形結露防止吹出口装置によれば、各コーンの断面
形状が角形であり、最外コーンと最内コーンと中間コー
ンとを同心状に設けてそれらのコーン間の流路から空気
を吹き出す多層コーン形の吹出口装置であって、それぞ
れのコーン間流路の空気流れ上端側における全開口面積
と、それぞれのコーン間流路の空気流れ下端側における
全開口面積と、の比が150%以下に設定された構成で
あるから、特段の強制結露防止手段を用いたり、複雑な
吹出口構造とすることなく、極めて簡単な構造で良好な
メンテナンス性を保持し、かつ、コーン間流路内を流れ
る気流が流路壁から剥離して渦流を生じさせることな
く、各コーン下端側での結露を有効に防止させることが
可能である。また、調和空気の吹出空間側での意匠感を
良好に保持し、一般の角形のアネモタイプ吹出口や、シ
ステム天井用吹出口、あるいは、システムラインに適用
される狭い幅のシンメトリタイプの吹出口についても違
和感なく適用し得る。
【0046】また、それぞれのコーン間流路の空気流れ
上端側における開口面積と、それぞれのコーン間流路の
空気流れ下端側における開口面積と、の比がバラツキ±
20%以内で略一定である構成とすることにより、簡単
な構造でコーン間流路内を流れる気流が流路壁から剥離
して渦流を生じさせることなく、各コーン下端側での結
露を有効に防止させることができる。
【0047】また、各コーンの上端がほぼ同一高さ位置
に設定され、かつそれぞれのコーン間隔がほぼ等間隔で
ある構成とすることにより、各コーン間流路での吹出し
気流の速度分布が均一で、吹出面近傍に渦流を生じさせ
ず、結露を効果的に防止し得る。
【0048】また、最外コーン以外のコーンが同一断面
形状の枠材で同心矩形状に組み付けて構成することによ
り、例えば同一形状の形材を用いて製造でき、設計作業
を容易化するとともに、製造上もコスト低減を実現し得
る。
【0049】また、最内コーンと中間コーンは、空気の
流れ方向と平行に設けられた縦方向部分と、該縦方向部
分の下部側に接続され空気を輻流方向に拡散させるよう
に斜めに設けられた斜め方向部分と、該斜め方向部分の
先端側に接続されて空気の輻流方向に突設された横方向
部分と、を含む構成とすることにより、コーンの下端側
から吹き出される吹出し気流は水平方向に強く方向付け
られて、当該コーンより1つ外側のコーンの下端部を空
気流で覆い、室内の誘引空気を遮断させて各コーン間隔
及び流路行程長の均一性とあいまって、結露防止作用を
促進させ得る。
【0050】また、最外コーンと最内コーンと中間コー
ンとを含むコーン部の上部に接続されそれぞれのコーン
間流路に共通に連通するバッファ空間を備えた角筒形の
チャンバ部と、チャンバ部に連通接続された円筒形のネ
ック部と、を有し、コーン部のそれぞれのコーン間流路
に対して気流を一様に真っ直ぐに流れ込ませる直進流導
入構造を含む構成とすることにより、各コーン間隔及び
流路行程長の均一性と相乗して安定した均一な密度分布
の空気をチャンバ部で生成させてそれぞれのコーン間流
路へ均等分割して導入させ、流路内壁からの空気の剥離
防止、渦流発生防止を行なって有効に結露防止作用を行
なわせ得る。
【0051】また、直進流導入構造は、最外コーンの上
端部における横断面積と少なくとも略同一以上の横断面
積でかつ各コーンの上部の空間高さが最外コーンを除く
各コーンの高さの2倍以上の高さをもつ上下面開口のチ
ャンバ部と、チャンバ部に連通し、コーン部に対して同
心線方向に空気を通流させるように接続されたネック部
と、を有する構造であるから、ネック部から一様の直線
流としてチャンバ部内に導入させ、さらにチャンバ部内
で十分に空気を均一安定化させてコーン間流路に導入さ
せることが可能である。
【0052】また、空気通流方向のチャンバ部の横断面
積がネック部の横断面積より3倍以上で設定された構成
とすることにより、チャンバ部でのバッファ空間容量を
十分に確保し得て安定した流れで剥離を生じさせにくい
状態でコーン間流路内に空気を導入させることができ
る。
【0053】また、最内コーンは上端開口から中空内部
を経由して下向き拡大状に下端開口から空気を吹き出す
空気流路を形成する角形コーンで構成され、最内コーン
の下端開口の平面略中央位置であって上端開口の平面視
位置とほぼ同じ位置に空気吹き出し空間に面して配置さ
れ、下面が他のコーンの下端とほぼ同じ高さ位置に設定
され、さらに、最内コーンの上端開口とほぼ等しい平面
的な大きさをもつ断熱材からなる拡散板を支持させた構
成とすることにより、最内コーンの内部空気流路から吹
き出される空気を当てて拡散状に水平方向に変向させ、
かつ、外側の中間コーンから水平方向に拡散しようとす
る流れに引っ張られる作用により最内コーンの内面側か
ら下端側を覆って室内誘引空気から遮断させ、結露防止
を行なわせることができる。また、拡散板自体への結露
を有効に防止し得る。
【0054】また、最内コーンの内壁面と拡散板との間
で構成される吹き出し開口面積が、最内コーンの上端開
口面積に対し、150%以内となるように拡散板の大き
さを設定させた構成とすることにより、最内コーンの内
壁からの空気流の剥離を防止し、かつ室内空気の誘引を
遮断して結露防止を実効的に行なえる。
【0055】さらに、一端側が最内コーンの内壁または
その近傍に支持される支持部材と、支持部材に連結され
て拡散板の少なくとも下面を覆う各コーンと同一な質感
を有する素材の支持体と、を含む支持手段により拡散板
が所要の位置に配置支持された構成とすることにより、
吹出口装置全体の意匠的調和を確保し、室内美観保持に
資する。
【0056】また、支持体は拡散板を内部に収納状に配
置させ拡散板の側面に沿う部分が少なくとも拡散板の上
端までは延びていない上面開口の箱形状で構成させるこ
とにより、拡散板部分に結露させることなく、角形の多
層コーン形吹出口に適用して拡散板本来の機能を行なわ
せ得る。
【0057】また、支持部材と支持体とは一枚の金属板
を加工成形させ、その所要部分を曲げ形成して構成し、
支持部材は、その上端側において最内コーンの上端縁を
内包するように巻き込んで挟みつけ状に曲げて固定させ
る固定用曲げ部を有する構成とすることにより、最内コ
ーンの吹出面部分において最内コーンの内壁から離隔し
た位置に拡散板を支持させ、かつ最内コーンに簡単に拡
散板を支持させることができ、また、取り付け位置設定
が容易でしかも支持部材による空気の流れを疎外させる
ことなく拡散板を支持させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の第1実施形態に係る多層コ
ーン形結露防止吹出口装置の下面見上げ図、(b)は、
コーン間流路拡大率を示すダイアグラム図である。
【図2】図1(a)の多層コーン形結露防止吹出口装置
の一部を破断して示した一部破断正面図である。
【図3】図1の多層コーン形結露防止吹出口装置を側面
側から見て内部構成を示した縦断面図である。
【図4】図1の多層コーン形結露防止吹出口装置を長方
形の長辺側に沿って断面視した他の縦断面説明図であ
る。
【図5】図1の多層コーン形結露防止吹出口装置の概略
斜視図である。
【図6】図1の多層コーン形結露防止吹出口装置の内部
構成を示す説明図である。
【図7】コーン部分のみを示すコーン部分構成説明図で
ある。
【図8】コーン部分の他の構成を有する多層コーン形結
露防止吹出口装置の内部構成説明図である。
【図9】図1の多層コーン形結露防止吹出口装置の使用
時の空気の流れを説明する説明図である。
【図10】図1の多層コーン形結露防止吹出口装置の使
用時の空気の流れを説明する説明図である。
【図11】(a)は、図1の多層コーン形結露防止吹出
口装置の第1比較例についての吹出口装置の下面見上げ
図、(b)は、そのコーン間流路拡大率を示すダイアグ
ラム図である。
【図12】図11(a)の吹出口装置の一部を破断して
示した一部破断正面図である。
【図13】(a)は、図1の多層コーン形結露防止吹出
口装置の第2比較例についての吹出口装置の下面見上げ
図、(b)は、そのコーン間流路拡大率を示すダイアグ
ラム図である。
【図14】図13(a)の吹出口装置の一部を破断して
示した一部破断正面図である。
【図15】本発明の第2実施形態に係る多層コーン形結
露防止吹出口装置の縦断面説明図である。
【図16】図15の多層コーン形結露防止吹出口装置の
他の方向を縦断して示した縦断面説明図である。
【図17】(a)は、図15の多層コーン形結露防止吹
出口装置の最内コーンと第1中間コーンの結合体を最外
コーンと第2中間コーンの結合枠体を取り外した状態の
斜視説明図である。(b)は、最内コーンと第1中間コ
ーンの結合体の斜視説明図である。
【図18】(a)は、図15の多層コーン形結露防止吹
出口装置の最内コーンと第1中間コーンの結合体の拡大
斜視説明図である。(b)は、拡散板とその支持手段構
成を示す斜視説明図である。
【図19】拡散板と他の支持手段構成を示す斜視説明図
である。
【図20】図15の多層コーン形結露防止吹出口装置の
最内コーンと拡散板との間隙の空気流れを説明する説明
図である。
【図21】図20の多層コーン形結露防止吹出口装置の
最内コーンと拡散板との間隙の空気流れの比較例を示す
説明図である。
【図22】従来のアネモ形の吹出口の概略全体斜視図で
ある。
【図23】図22の従来のアネモ形の吹出口の内部構成
を示す断面説明図である。
【図24】図22の従来のアネモ形の吹出口の気流吹出
し状態を示す説明図である。
【図25】図22の従来のアネモ形の吹出口の気流吹出
し状態を示す説明図である。
【図26】従来のアネモ形の吹出口の他のコーン態様を
示す説明図である。
【図27】従来のアネモ形の吹出口の他のコーン態様を
示す説明図である。
【図28】従来のアネモ形の吹出口の他のコーン態様並
びに気流流れを示す説明図である。
【図29】従来のアネモ形の吹出口の気流流れを示す説
明図である
【符号の説明】
10 ネック部 12 チャンバ部 14 コーン枠部 16 最外コーン 18 最内コーン 20 中間コーン 22 拡散板 100S ネック部の横断面積 120S チャンバ部の横断面積 140 吹出面 H コーン高さ Ho 最外コーンの高さ 181 最内コーンの上端開口 183 最内コーンの下端開口 201 縦方向部分 202 斜め方向部分 203 横方向部分 170 コーン間流路 S1 コーン上端側の全開口面積 S2 コーン下端側の全開口面積 Bs チャンバ部内のバッファ空間 200 チャンバ部 220 支持部材 222 支持体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 重松 拓也 福岡県粕屋郡篠栗町大字和田1034ー4 協 立エアテック株式会社内 Fターム(参考) 3L080 BA03 BB01 BE05

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各コーンの断面形状が角形であり、最外
    コーンと最内コーンと中間コーンとを同心状に設けてそ
    れらのコーン間の流路から空気を吹き出す多層コーン形
    の吹出口装置であって、それぞれのコーン間流路の空気
    流れ上端側における全開口面積と、それぞれのコーン間
    流路の空気流れ下端側における全開口面積と、の比が1
    50%以下に設定された多層コーン形結露防止吹出口装
    置。
  2. 【請求項2】 それぞれのコーン間流路の空気流れ上端
    側における開口面積と、それぞれのコーン間流路の空気
    流れ下端側における開口面積と、の比がバラツキ±20
    %以内で略一定である請求項1記載の多層コーン形結露
    防止吹出口装置。
  3. 【請求項3】 各コーンの上端がほぼ同一高さ位置に設
    定され、かつそれぞれのコーン間隔がほぼ等間隔である
    請求項1または2記載の多層コーン形結露防止吹出口装
    置。
  4. 【請求項4】 最外コーン以外のコーンが同一断面形状
    の枠材で同心矩形状に組み付けて構成した請求項1ない
    し3のいずれかに記載の多層コーン形結露防止吹出口装
    置。
  5. 【請求項5】 最内コーンと中間コーンは、空気の流れ
    方向と平行に設けられた縦方向部分と、該縦方向部分の
    下部側に接続され空気を輻流方向に拡散させるように斜
    めに設けられた斜め方向部分と、該斜め方向部分の先端
    側に接続されて空気の輻流方向に突設された横方向部分
    と、を含む請求項1ないし4のいずれかに記載の多層コ
    ーン形結露防止吹出口装置。
  6. 【請求項6】 最外コーンと最内コーンと中間コーンと
    を含むコーン部の上部に接続されそれぞれのコーン間流
    路に共通に連通するバッファ空間を備えた角筒形のチャ
    ンバ部と、 チャンバ部に連通接続された円筒形のネック部と、を有
    し、 コーン部のそれぞれのコーン間流路に対して気流を一様
    に真っ直ぐに流れ込ませる直進流導入構造を含む請求項
    1ないし5のいずれかに記載の多層コーン形結露防止吹
    出口装置。
  7. 【請求項7】 直進流導入構造は、最外コーンの上端部
    における横断面積と少なくとも略同一以上の横断面積で
    かつ各コーンの上部の空間高さが最外コーンを除く各コ
    ーンの高さの2倍以上の高さをもつ上下面開口のチャン
    バ部と、 チャンバ部に連通し、コーン部に対して同心線方向に空
    気を通流させるように接続されたネック部と、を有する
    構造である請求項6記載の多層コーン形結露防止吹出口
    装置。
  8. 【請求項8】 空気通流方向のチャンバ部の横断面積が
    ネック部の横断面積より3倍以上で設定された請求項6
    または7記載の多層コーン形結露防止吹出口装置。
  9. 【請求項9】 最内コーンは上端開口から中空内部を経
    由して下向き拡大状に下端開口から空気を吹き出す空気
    流路を形成する角形コーンで構成され、 最内コーンの下端開口の平面略中央位置であって上端開
    口の平面視位置とほぼ同じ位置に空気吹き出し空間に面
    して配置され、下面が他のコーンの下端とほぼ同じ高さ
    位置に設定され、さらに、最内コーンの上端開口とほぼ
    等しい平面的な大きさをもつ断熱材からなる拡散板を支
    持させた請求項1ないし8のいずれかに記載の多層コー
    ン形結露防止吹出口装置。
  10. 【請求項10】 最内コーンの内壁面と拡散板との間で
    構成される吹き出し開口面積が、最内コーンの上端開口
    面積に対し、150%以内となるように拡散板の大きさ
    を設定させた請求項1ないし9のいずれかに記載の多層
    コーン形結露防止吹出口装置。
  11. 【請求項11】 一端側が最内コーンの内壁またはその
    近傍に支持される支持部材と、支持部材に連結されて拡
    散板の少なくとも下面を覆う各コーンと同一な質感を有
    する素材の支持体と、を含む支持手段により拡散板が所
    要の位置に配置支持された請求項9または10に記載の
    多層コーン形結露防止吹出口装置。
  12. 【請求項12】 支持体は拡散板を内部に収納状に配置
    させ拡散板の側面に沿う部分が少なくとも拡散板の上端
    までは延びていない上面開口の箱形状で構成された請求
    項11記載の多層コーン形結露防止吹出口装置。
  13. 【請求項13】 支持部材と支持体とは一枚の金属板を
    加工成形させ、その所要部分を曲げ形成して構成し、 支持部材は、その上端側において最内コーンの上端縁を
    内包するように巻き込んで挟みつけ状に曲げて固定させ
    る固定用曲げ部を有する請求項11または12に記載の
    多層コーン形結露防止吹出口装置。
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