JP2003190741A - 有害物質、特にダイオキシンを除去するための方法及び装置 - Google Patents

有害物質、特にダイオキシンを除去するための方法及び装置

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JP2003190741A JP2002272707A JP2002272707A JP2003190741A JP 2003190741 A JP2003190741 A JP 2003190741A JP 2002272707 A JP2002272707 A JP 2002272707A JP 2002272707 A JP2002272707 A JP 2002272707A JP 2003190741 A JP2003190741 A JP 2003190741A
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Martin Gerardus Uitvlugt
ジェラーヅス ウィツルト,マーティン
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】廃棄物焼却炉で発生する排煙からの有害物質、
特にダイオキシンを除去するための経済的で効果的な方
法を提供する。 【解決手段】吸着材を使用して、焼却器で発生された排
煙から有害物質、特にダイオキシンを除去するための方
法であって、前記排煙が洗浄媒体で洗浄された後に、吸
着材が吸着材の連続した収集のために洗浄媒体と共に放
出される方法。活性炭、褐炭、コークス、石灰、溶岩、
そして軽石の群から選ばれる少なくとも一つの物質が吸
着材として使われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】有害物質、特にダイオキシンを除去するた
めの方法及び装置本発明は、例えば廃棄物焼却炉で発生
する排煙からの有害物質、特にダイオキシンを吸着剤を
使用して除去するための方法に関する。
【0002】これまで使用されてきている廃棄物処理プ
ラントにおいては、家庭廃棄物は焼却の方法によって処
理されている。家庭廃棄物という用語は、市民個人から
の廃棄物だけでなく、企業からの廃棄物をも意味するも
のと理解される。ここで、企業からの廃棄物は、構成物
に関しては、市民個人より生じる廃棄物と類似している
ものであり、産業廃棄物とは著しく異なっている。
【0003】家庭廃棄物が焼却されるとき、エネルギー
が熱の形で放出される。放出されるエネルギーは電力発
生のため、あるいは地域暖房のためのどちらかで使用さ
れる。家庭廃棄物の焼却に必要とされる酸素は、周囲の
空気と共に供給される。焼却処理の主要な残余生成物は
スラグ、フライアッシュ、残留物を洗浄する排煙、そし
て排煙である。
【0004】排煙を経て環境中への有害物質の道筋が見
つけられていることから、焼却処理中に放出される有害
物質を防止するために、廃棄物処理プラントはプラント
を洗浄する排煙を備えている。前記有害物質は以下の物
を含む。即ち、炭化水素(CxHy)、カドミウム(C
d)、一酸化炭素(CO)、塩化水素(HCl)、フッ化
水素(HF)、水銀(Hg)(その他の重金属も含む)、ダ
イオキシン、二酸化硫黄(SO2)、窒素酸化物(NO
x)、そしてフライアッシュである。
【0005】一般的に、ダイオキシンという用語はポリ
クロロジベンゾパラダイオキシン(PCDD)とポリク
ロロジベンゾフラン(PCDF)を意味するものと理解
される。これらの2つの物質は次の構造式を持つ。
【0006】
【化1】 廃棄物処理プラントの排煙からダイオキシンを除去する
方法は、住友重工(株)の名におけるヨーロッパ特許N
o.0574705で知られている。この既知の方法で
は、90−120℃の温度で、いわゆる“交差流タイプ
の動く吸着剤床”を通じて排煙を送ることによってダイ
オキシンの除去が行われる。活性炭あるいは活性コーク
スは、それによって上述の吸着装置に供給され、そして
炭素またはコークスが、そこに同じように供給される排
煙と接触される。その後、前記活性炭とそこに吸着され
るダイオキシンは、加熱され、続けて前記吸着装置に戻
ることによって再生される。
【0007】既知の方法の一つの欠点は、既存の廃棄物
処理プラントの他にも付加的な吸着装置(再生剤を含め
て)が、使用されなければならないために、経済的観点
から魅力的でないことである。それに加えて、何度も再
生された後は、活性炭は別々に処理されなければならな
い。このため、既知の方法は、コスト的にだけでなく複
雑でもある。それ故、前述したヨーロッパ特許による方
法を用いて、ダイオキシンが排煙から除去されるけれど
も、実際には、これは高価で役に立たない方法を提供す
ることが明らかになる。
【0008】本発明の目的は、排煙からの有害物質,特
にダイオキシンを除去するための経済的で効果的な方法
を提供することにある。そして、イントロダクション中
で参照された種類の方法が、洗浄媒体で排煙が洗浄され
た後、吸着剤の連続した収集のために前記洗浄媒体と共
に吸着剤が放出されることにより特徴づけられることの
目的を達成するためである。ここで排煙/洗浄媒体のダ
イオキシンの量を(部分的に)支配する少なくとも一つ
のパラメーターの大きさは、ケースにもよるかもしれな
いが、方法を行なうために使われる装置によるダイオキ
シンの吸着あるいは脱離(の度合い)による。更に、前
記パラメーターは特に吸着剤の量、単位時間当たりに焼
却された廃棄物の量、炉の温度、そして廃棄物の焼却に
供給される空気の量の群より選択される。この結果、本
発明による方法はきわめて単純で、すっきりしたものと
なる。何故ならば、別の吸着装置は必要ないからであ
る。
【0009】本発明は、(これまで認識されてこなかっ
た)使用されている装置(の内張り)によるダイオキシ
ンの吸着または脱離の影響が考慮されるときに、抑制さ
れた低いダイオキシンの放出が達成されることだけの理
解に、特に基礎がおかれている。吸着または脱離それぞ
れのケースにおいて、吸着剤の量を増加または減少させ
ることにより、平衡条件はダイオキシンの吸着と装置
(の内張り)によるそれの放出の間で作り出され、そし
てコントロールされた方法の中で作り出される。むしろ
吸着材は、排煙が洗浄される前に、特別に粉末の形状で
注入される。これは、ダイオキシンのほとんど完全な吸
着が起こる結果として、吸着材が相対的に短い期間で、
とても効果的な方法で、排煙と十分に接触させることを
可能にさせる。前記密接な接触は、排煙の乱れに影響さ
れる。広範な試験は、この方法によってダイオキシンの
大部分が排煙から除去されるという驚くべき結果を示
す。この関係で、本発明によって、0.4ngTEQ/
m3より低い、特に0.1ngTEQ/m3より低いダイ
オキシンの放出の制限値が達成されることが注目され
る。
【0010】本発明による方法の一つの好ましい具体例
は、以下の事項に特徴づけられる。
【0011】即ち、排煙のダイオキシン量は、排出され
る洗浄媒体中のダイオキシン量と同様に、そこからのダ
イオキシンの除去前後で(特に排煙の洗浄前後で)測定
されることである。そしてどちらの測定の基礎において
も、その方法を実行するのに使われる装置の吸着または
脱離に由来する洗浄媒体のダイオキシン量が計算され
る。それによってパラメーターの大きさは前記吸着また
は脱離(の度合い)に依存して制御される。
【0012】本発明による方法の他の好ましい具体例は
以下の様に特徴づけられる。即ち、前記吸着剤は、40
0℃以下の温度まで、なるべくなら300℃以下まで、
特に250℃またはそれ以下の温度まで排煙を最初に冷
却した後に注入される。広範な試験は、ダイオキシンの
形成が主に上記温度範囲で起こることを示してきた。
【0013】それ故、最も効果的な方法は、その形成後
すぐに、吸着剤にダイオキシンを吸着させることによっ
て、排煙からダイオキシンを除去することである。
【0014】本発明による他の好ましい方法の具体例
は、排煙が洗浄されている間に、吸着剤が注入されるこ
とで特徴づけられる。排煙の洗浄中に、ダイオキシンと
液体の密接な接触によって、大量のダイオキシンが吸着
される。
【0015】本発明による他の好ましい具体例は、少な
くとも十分な酸性環境中での第一の洗浄段階の間に、吸
着剤が注入されることで特徴づけられる。この重要な利
点は、重金属のようなその他の有害物質が吸着され、そ
してその結果として、排煙から除去される(排煙は洗浄
媒体(洗浄水)中で洗浄され、そして分離される結果と
して、湿っている)ことである。
【0016】本発明による他の好ましい具体例は以下に
より特徴づけられる。即ち、少なくとも第一の洗浄段階
の環境よりも十分に酸性でない環境における第二の洗浄
段階中に(中和剤、なるべくなら苛性ソーダを加えなが
ら)、吸着剤が注入されることである。第三の洗浄段階
でもまた吸着剤を注入するのは好ましいことであり、こ
こではベンチュリが使用される。特に、(様々な洗浄段
階で使われる洗浄機のゴムの内張りにあるしばしば)残
っているどんな重金属やダイオキシンもこれにより、吸
着剤にくっつくだろう。
【0017】本発明による他の方法の好ましい具体例
は、活性炭、褐炭、コークス、石灰、溶岩、そして軽石
の群からの物質のうちの少なくとも一つが吸着剤として
使われることにより特徴づけられる。
【0018】本発明はまた、方法を実行するための装置
に関する。
【0019】本発明は、以下で図を参照しながら、より
詳細に説明される。そしてその図は以下の通りである。
【0020】図1は、本発明による廃棄物焼却炉の好ま
しい具体例を図に示すものである。
【0021】図2は、図1の詳細を示す。
【0022】図3は、本発明による活性炭注入システム
を図的に示す。
【0023】図4は、図1による廃棄物焼却炉の洗浄装
置の断面図であり、ダイオキシン粒子の吸着と脱離を示
している。
【0024】図5は、図1の廃棄物焼却炉で到達された
ダイオキシンの平衡を示す図である。
【0025】図1は、ホッパー1、焼却炉2、スチーム
ボイラー3、電気フィルター4、排煙洗浄機5、そして
煙突6を示す。
【0026】家庭廃棄物7は廃棄物収集車8によりホッ
パー1に放出される。一定度合いの混合が生じている結
果として、家庭廃棄物はゴミ収集車の輸送中に既に押し
つぶされている。廃棄された家具のような、かさばった
廃棄物は、廃棄物縮小機(図示されていない)中で小片
に切られ、そしてその後にホッパー中に放出される。
【0027】ホッパー1の中で、家庭廃棄物7のさらな
る混合がグラブ9により生じる。前記混合は、ホッパー
中に存在する廃棄物を、湿気の度合い、容積、そして可
燃性に関して均一にするのに役立つ。その後に前記グラ
ブ9は混合された家庭廃棄物を、フィードファンネル1
0を経てコンベア11上に堆積させる。そしてコンベア
は焼却炉2へ廃棄物を運ぶ。
【0028】焼却炉2内には6個のロール12が存在
し、そしてそれは回転床13を形成する。回転床13
は、下方へ向かって傾斜面を構成している。ロール12
は1.50mの直径と3.60mの幅を持つ。回転速度
は0.5〜11回転/分の間で調節可能である。ロール
12は、加熱された周囲空気15を炉に供給するための
供給口14を定義する。周囲空気はまた、炉の周囲の他
の窓を通して導入される。
【0029】ロール12は家庭廃棄物7をゆっくりと炉
を通して運ぶ。これにより、均一の焼却を可能とする。
炉の中心16に向かっての輸送は、家庭廃棄物を加熱
し、乾燥させる役を果たす。逆に、炉の中心16から離
れる輸送は、焼却残余17を運び去る役を果たす。焼却
器の中心16における温度は、大体1000℃である。
【0030】焼却プロセスはロール12のスピードを変
えることによって制御され得る。これは、単位時間当た
りに供給される家庭廃棄物の量だけでなく、焼却上の家
庭廃棄物の湿気の度合、炉の温度、そして残余物の焼却
の度合もまた、制御することを可能にさせる。焼却プロ
セスを制御する別の方法は、ロール12の間の供給口1
4を通して吹き込まれる周囲空気15の量を変化させる
ことである。焼却プロセスは約1.5時間かかる。廃棄
物処理施設の能力は、約15,000kg/hである。
【0031】スチームボイラー3の最初の部分19中へ
のアンモニア(NH3)の注入の結果として、排煙18
中に存在する窒素酸化物(NOx)は850℃〜100
0℃の温度で、大部分が窒素(N2)と水(H2O)へと
変えられる。この方法は、選択的非触媒還元法(SNC
R)として知られている。焼却灰17はコンベア20に
よって排出される。焼却灰17中に存在する鉄屑は、磁
性ベルト(図示されていない)によって、取り出され
る。残ったスラグ21はコンベアによって排出される。
前記スラグは、特に道路建設工事における土台材料とし
て使用される。焼却プロセス中に形成される排煙18
は、炉22からスチームボイラー3へと運ばれる。
【0032】排煙18と共に運ばれてくるフライアッシ
ュ粒子は、スチームボイラー3中で十分に燃焼しうる。
スチームボイラー3内には、熱交換機23の管の列が存
在し、そしてその中で、水は蒸気へと変えられる。発生
された蒸気は、15MWの能力を持つタービンの運転の
ため、あるいは地域暖房システムに接続される熱交換機
を加熱するためのどちらかで使われる。スチームボイラ
ー中の排煙の流れは、非常に激しい。スチームボイラー
中で、排煙は約1000℃の温度から、210〜250
℃の温度へと冷却される。
【0033】スチームボイラー3を通過した次には、排
煙18は一様な場の電気フィルター4を通過する。前記
電気フィルター4は、排煙中に存在するフライアッシュ
粒子に関して電位差を示すワイヤ(図示されていない)
のシステムから成る。この電位差の結果として、フライ
アッシュ粒子の最大97%は、排煙から引き出される。
フライアッシュ24はホッパー25中で収集され、その
後に道路構成物に使われるために排出される。250℃
以下の排煙の冷却範囲においてはダイオキシンの形成は
起こらないため、最も低い可能な排煙温度で電気フィル
ター4を操作することは賢明である。温度がより高いと
きにはより多くのダイオキシンが形成されると共に、電
気フィルター中に存在するフライアッシュはダイオキシ
ンの形成を促進するという事実がある。排煙が電気フィ
ルターを通過した後、排煙洗浄機4へと運ばれる。そし
て、それは図2に詳細Aとして描かれている。
【0034】図2を参照しながら、排煙洗浄機5は一つ
の洗浄タワー26中に洗浄プラントを含む。そして、そ
の洗浄タワー中で、排煙18は洗浄液体27によって3
つの洗浄段階で洗浄される。その洗浄液は主に水から成
る。洗浄タワーは鋼鉄の容器から成り、そしてそれはそ
の内側をゴムで裏打ちされている。
【0035】第一の洗浄段階28で、洗浄液との密接な
接触は、排煙を大体70℃の温度まで冷却させる。この
第一の洗浄段階は冷却段階と呼ばれる。この段階の間、
洗浄液体の一部は蒸発し、そしてHC1とHFの酸性ガ
スは洗浄液体の水の中に溶解される。排煙中に残ってい
る金属やフライアッシュもまた水に溶解する。アンモニ
アの注入の結果として排煙中に存在するNH3もまた、
洗浄液体に溶解する。
【0036】洗浄液は、溶解している酸性ガスのため、
酸性(pH<1)である。酸性環境は、排煙からの水銀
(Hg)の分離を導く。排煙はその後、第二の洗浄段階
29へと運ばれる。
【0037】第二洗浄段階29では、洗浄水に対して苛
性ソーダ(NaOH)を加えることによって、中性環境
に対してわずかな酸性(pH5−7)が維持される。洗
浄プラントは、ヤマアラシの形をした接触材30の層で
満たされており、そしてそれは苛性ソーダと排煙との密
接な接触を提供する。前記密接な接触の結果として、排
煙中に存在する二酸化硫黄(SO2)が洗浄液体中に溶
解される。第二の洗浄段階は“充填カラム洗浄段階”と
呼ばれる。
【0038】第三洗浄段階31では、排煙はリングジェ
ット32を通過する。そしてそのリングジェットはプレ
ートを含み、そのプレート中には多数のベンチュリ状の
チャンネルがベンチュリを形成するための関係で並んで
いる。そしてその中で、洗浄液体は霧状にされる。ベン
チュリを通過するときの交互の圧縮と膨張の結果とし
て、残余のHC1、HF、SO2のダストと塩はエーロ
ゾルの形態で排煙から凝縮し、その後付加的に供給され
霧状にされている洗浄水27により運ばれる。堆積した
物質は洗浄液体によって洗い流される。第三の洗浄段階
は、“リングジェット洗浄段階”と呼ばれる。
【0039】洗浄水中に溶解される小さいフライアッシ
ュとエーロゾルを排煙から引き出すために、小滴分離器
(図示されていない)は洗浄段階の間に配置される。洗
浄液体は、洗浄機の底に第一、第二、そして第三の洗浄
段階で別々に捕らえられる(それぞれ数字33、34、
35で示される場所にある)。第三洗浄段階31を通過
した後、洗浄された排煙36は、排煙洗浄機5を出る。
【0040】同じ洗浄段階内を何回も再循環された後、
洗浄液体は、排出管37を経て、物理的−化学的廃水純
粋化プラント継ぎ手へと運ばれる。その廃水浄化プラン
トは示されていない。前記廃水浄化プラントにおいて、
アンモニアが水蒸気ストリッパーによって回収された後
に、酸性洗浄液の環境は、中性/わずかなアルカリ性に
される。金属水酸化物の沈殿物は、沈殿物形成物質(N
a2S)の付加によって前記アルカリ性環境中で形成さ
れる。前記沈殿物は、凝析により分離される。フィルタ
ープレスで脱水後、フィルターケーキは残り、そしてそ
れは40%の乾燥物質から成る。前記フィルターケーキ
はICC(分離する、制御する、そして管理する)投棄
地に排出される。砂ろ過を通過後、浄化された洗浄水は
下水浄化プラントに運ばれる。
【0041】再び図1を参照して、本発明による廃棄物
処理プラントの図示された具体例においては、排煙洗浄
機4は排煙洗浄プロセス中の最終段階を構成する。
【0042】排煙洗浄機5を通過した後、洗浄された排
煙36は誘導された通風ファンを通過する。そしてそれ
は、炉、ボイラー、そして排煙洗浄機の流れ抵抗が弱め
られることによって、大気圧に準じた気圧を発生させ
る。
【0043】最後に、洗浄された排煙はチムニー6を経
て出る。出るときの排煙の温度は大体60℃である。出
てくる洗浄された排煙のフライアッシュ、HCl、SO
2、NOx、CO、そしてCxHxの量を連続的に測定する
ために、放出測定装置は、チムニー6中に取り付けられ
ている。
【0044】本発明による活性炭注入システムは、排煙
からダイオキシンを除去するために設けられており、そ
してシステムが図3に示されている。図3を参照する
と、約80m3の正味の能力を持つホッパー39は、活
性炭の供給のために設けられている。ホッパーはローリ
ーからニューマチックによって満たされうる。ニューマ
チックスライドバルブ40は貯蔵ホッパーの出口の下に
設けられ、そしてそれを経て中間の貯蔵容器41が満た
される。それぞれの中間の貯蔵容器は回転放出装置42
を備えている。その放出量は回転送り装置43を経て連
続的に行われる。
【0045】運ばれる活性炭の量は、1〜20kg/h
の間で遠隔制御により調整され得る。
【0046】プラントが適当に作動しているかどうか決
定することができるように、単位時間当たりの活性炭の
量が連続的に記録される。
【0047】前記回転する除去バルブ43から、測定さ
れる活性炭の量は、空気を運ぶことにより廃棄物処理プ
ラント中の注入ポイント44までコンベアラインを通っ
て運ばれる。注入ポイント44で、活性炭は4つの注入
やり(図示されていない)によって、排煙の流れの中に
散布される。図1を参照して、本発明の好ましい具体例
においては、注入やりは電気フィルター4の後の排煙ダ
クト45内、そして排煙洗浄機の第一の(冷却)段階2
8前約1.5mのところに置かれる。約5m/sの排煙
の平均速度に基づくと、排煙流中の活性炭の平均滞留時
間は約0.3sである。排煙の乱れ結果として、粉状に
された炭素粒予は完全に排煙と混合される。図3を参照
して、必要とされる運ぶ空気の量は、空気圧縮ユニット
(図示されていない)とファン46によって供給され
る。
【0048】更に、活性炭は貯蔵ホッパー29から排煙
洗浄機の洗浄液体27へと放出される。この終わりに対
してプラントは次のとおり構築されることを規定され
る。混合容器47(容量5001)は貯蔵ホッパー39
の下に置かれる。活性炭は、ウォームスクリュー48に
よって、混合容器47へ放出され得る。そしてその後
で、それは撹拌機(図示されていない)により、湧き水
と共に混合される。本発明の好ましい具体例では、先導
ポンプ49によって、第一の洗浄段階28(冷却)中に
ある排煙洗浄機の洗浄液体中へと、その混合物は導入さ
れる。
【0049】図4は概要で、高度に単純化された洗浄タ
ワー26の断面を示す。そしてその中で排煙18が洗浄
水27によって洗浄される。既に前に述べたように、洗
浄タワー26は、鋼鉄製の容器50を含み、そしてそれ
は内側51上にゴムまたはプラスチック材料で裏打ちさ
れている。洗浄タワーと装置と接合管、通路、管そして
前述の及び後述する前記洗浄タワーのようなものは、図
4に示されるように、それぞれの内部の内張りにおい
て、ダイオキシンのような有害物質の吸着能力があり、
そして前記物質を再び脱離(解放)する能力がある。ゴ
ム(または、プラスチック)の内張り、洗浄水27、そ
して排煙18の間の化学交換平衡はここに関係してい
る。排煙18中に含まれるダイオキシンの量が増えるな
らば、これは結果的に洗浄水27中の活性炭によるダイ
オキシンの吸着に帰着するであろうし、そしてその後の
ゴム(またはプラスチック)の内張り51による吸着に
帰着するだろう。ひとたび前記吸着が止まれば、新しい
平衡状態が排煙18、洗浄水27、そして内張り51の
ダイオキシン量の間で見つけられる。出願者は、これま
で技術に熟練した者が認識していなかったこの現象が既
に数時間後に生じることを見つけた。更に、これにより
もし排煙のこの高いダイオキシン量がより長い期間
(日、週、または月)維持されるならば、蓄積量でゴム
(またはプラスチック)の内張り51に、当のダイオキ
シンが“蓄えられる”だろうことがわかる。逆に、もし
排煙18中に含まれるダイオキシン量が減少するなら
ば、新しい平衡状態を達成しようとする試みによって、
−再び平衡の妨害に原因される−脱離効果が生じるだろ
うことがわかる。既に蓄えられたダイオキシンはこれに
より内張り51から洗浄水中27(中に存在する装置の
固定部分)へと、そしてそこから排煙18ヘと脱離す
る。それ故これは、もしより多くの調整がされていない
のであれば、より高いダイオキシンの放出レベルが図1
の廃棄物焼却器のチムニー6で測定されるであろうの結
果として、この状態においては、“過去からの”ダイオ
キシンが排煙18への道筋を見つけるだろうことを意味
する。排煙/洗浄媒体のダイオキシン量を(部分的に)
支配する一つまたはそれ以上のプロセスパラメーターを
調整または制御することにより、この状態を予想するこ
とは可能である。前記プロセスパラメーターは、即ち、
量、吸着剤、単位時間当たりに焼却される廃棄物の量、
廃棄物焼却器の炉の温度、そして廃棄物の焼却に供給さ
れる空気(酸素)の量である。後三者のパラメーター
は、排煙/洗浄媒体中のダイオキシンの形成を支配す
る。
【0050】図5は、図1に示されるプラントに入り、
そして出るダイオキシンの量に関する、前述した平衡状
態の別の図である。プラントに入るダイオキシンは、大
部分が洗浄された排煙に存在するダイオキシン(A)で
あるが、しかしもちろん洗浄タワー26のゴム(または
プラスチック)の内張り51を経て前述した脱離による
ダイオキシン(B)もまた含まれる。ダイオキシンの放
出は廃棄物処理プラントのチムニー6中で排煙18を経
て生じ(C)、そしてまたダイオキシンを含む洗浄水を
経ることでも生じる。それによって、A+BはC+Dに
等しくなることが適用される。本発明によれば、不足ま
たは過剰B(それは、吸着または脱離である)は、場合
場合で、A、C、そしてDのダイオキシン量を同時に測
定することによって、計算され得る。これにより、前述
したプロセスパラメーターの一つまたはそれ以上の(調
整または制御の)必要とされるセッティングを決定する
ことが可能と成る。場合によるが、(他のプロセスパラ
メーターを変化させないでおく間)特にプラント中に注
入されるカーボンの量を減少または増加させることによ
って、脱離/吸着の効果を最小にする間にすばらしい、
更に費用のかからない方法で、正確で一定の操作を実現
することが可能となる。これが、本発明による、0.1
ngTEQ/m3のレベル以下にチムニーからのダイオ
キシンの放出を保つことを可能とさせるすべてである。
また、その次の装置、それは活性炭と直接には接触しな
いが、例えばチムニーのゴムの内張りは、新しい平衡状
態へ到達するだろうし、それにより、炭素の活発な放出
に影響された排煙の低いダイオキシンのレベルの結果と
して脱離を始める。ここで、それ故結局は達成されるダ
イオキシンのレベルの減少に向かって、同様に炭素の活
発な放出が間接的に寄与する。更に重要な利点は、本発
明による内張り51にストアされているダイオキシン
は、脱離を経て、洗浄水中に存在する活性炭へと束縛さ
れ、そして連続する物理的−化学的水純化プラントを通
過した後、そこで同時に放出されるという事実である。
本発明の他の重要な利点は、純粋化後に解放される水の
中にある前記物質の結果としての放出がいっそう低くな
る結果として、活性炭がここでより多くの重金属を結び
つけることによってより多くの寄与を生じさせるという
事実である。フィルタープレスで脱水後、フィルターケ
ーキは残り、そしてそれはダイオキシンだけでなくまた
重金属やそのようなものもまた含んでいる。ダイオキシ
ンを含んでいる活性炭を排出し、処理するための徹底的
な補修管理を必要とする複雑な装置は、それ故必要とさ
れないだろう。
【0051】本発明による方法の上記で述べた好ましい
具体例において、活性炭の総量は使用される装置の内張
り51によるダイオキシンの吸着あるいは脱離(の度
合)に合わせられる。他の好ましい変数において、ロー
ル12の速さ、周囲空気15の量そして/または炉の温
度は変えられ、そしてそれは吸着または脱離(の度合)、
あるいは前記活性炭の総量の適合に関係して合わせられ
る。0.1ngTEQ/m3以下のダイオキシン放出を
目標に定められたことを考慮すれば、廃棄物焼却処理を
最適化するために、これをすべて、ダイオキシン量に関
して、廃棄物の焼却における役割を演じる前述のプロセ
スパラメーターを適合し、コントロールすることにより
標準廃棄物焼却炉における前述の吸着または脱離の反応
時間と範囲(の測定から得られた知識)を予想すること
は一般的に必要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による廃棄物焼却炉の好ましい具体例
を図に示すものである。
【図2】 図1の詳細を示す。
【図3】 本発明による活性炭注入システムを図的に示
す。
【図4】 図1による廃棄物焼却炉の洗浄装置の断面図
であり、ダイオキシン粒子の吸着と脱離を示している。
【図5】 図1の廃棄物焼却炉で到達されたダイオキシ
ンの平衡を示す図である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01J 20/20 C07D 319/24 C07D 319/24 B01D 53/34 134E F23J 15/00 F23J 15/00 J (72)発明者 ウィツルト,マーティン ジェラーヅス オランダ国 デュイベン ティーエル 6921 デ クルイスブーグ 29 Fターム(参考) 3K070 DA05 DA24 DA30 DA36 DA83 4D002 AA02 AA13 AA19 AA21 AA23 AC04 BA02 BA04 BA13 BA14 CA03 CA07 CA11 DA02 DA12 DA35 DA41 DA47 EA02 GA01 GB03 GB08 4G066 AA04B AA05B AA17B AA43B AA66B CA33 DA02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排煙を洗浄媒体及び吸着剤と接触させて
    有害物質を除去する方法であって、廃棄物処理施設のご
    み処理能力15,000kg/hに対し、吸着剤の添加
    量を1〜20kg/hとすることを特徴とする排煙から
    有害物質を除去する方法。
  2. 【請求項2】 排煙の洗浄が起こる前に前記吸着材が注
    入される請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 排煙が電気フィルターを通過した後、前
    記吸着剤が注入される請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 250℃以下の温度まで排煙を最初に冷
    却した後で前記吸着剤が注入される請求項2に記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 前記吸着剤が粉末形状で注入される請求
    項2乃至4のいすれか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 排煙が洗浄されている間に、前記吸着剤
    が注入される請求項1乃至5のいずれか1項に記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 少なくとも十分に酸性環境である第一の
    洗浄段階の間に、前記吸着剤が注入される請求項6に記
    載の方法。
  8. 【請求項8】 少なくとも第一の洗浄段階よりも十分に
    酸性でない環境である第二の洗浄段階の間に、前記吸着
    剤が注入される請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 ベンチュリを使用する第三の洗浄段階
    で、前記吸着剤が注入される請求項7又は8のいずれか
    1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 活性炭、褐炭、コークス、石灰、溶
    岩、そして軽石の群から少なくとも一つの物質が吸着剤
    として使用される請求項1乃至9のいずれか1項に記載
    の方法。
  11. 【請求項11】 排煙を洗浄媒体及び吸着剤と接触させ
    て有害物質を除去する方法であって、廃棄物処理施設の
    ごみ処理能力15,000kg/hに対し、活性炭の添
    加量を1〜20kg/hとすることを特徴とする排煙か
    ら有害物質を除去する方法。
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