JP2003190611A - 貸出機および貸出機システム - Google Patents

貸出機および貸出機システム

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JP2003190611A JP2001396333A JP2001396333A JP2003190611A JP 2003190611 A JP2003190611 A JP 2003190611A JP 2001396333 A JP2001396333 A JP 2001396333A JP 2001396333 A JP2001396333 A JP 2001396333A JP 2003190611 A JP2003190611 A JP 2003190611A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙幣等の回収時間を短縮し得る貸出機を提供
する。 【解決手段】 玉の貸出し用に使用された貨幣を収納す
る収納ユニット13を有する玉貸出機2であって、前面
パネルに形成された開口部から突出入可能に収納ユニッ
ト13を支持する支持部と、玉貸出機2内部に位置して
いる収納ユニット13を開口部から突出させる駆動機構
15と、駆動機構15による開口部からの収納ユニット
13の突出を規制する突出規制機構16と、解除信号s
reを受信したときに突出規制機構16による突出規制
を解除して収納ユニット13を開口部から突出させる制
御部17とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、玉またはメダルの
貸出し用に使用された貨幣およびカードの少なくとも一
方を収納する収納ユニットを備えた貸出機、およびその
貸出機を複数備えて構成された貸出機システムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機やスロットル機などの遊技機
には、挿入された貨幣(一般には紙幣)の金額または挿
入された磁気カード等の記憶媒体(以下、「カード」と
もいう)の残り度数に応じて、パチンコ玉(以下、
「玉」ともいう)を貸し出す玉貸出機や、スロットル機
用のメダルを貸し出すメダル貸出機(以下、両者を区別
しないときには「貸出機」ともいう)が並設されてい
る。この種の紙幣を使用して玉を貸し出す貸出機とし
て、図7に示す貸出機51が従来から知られている。こ
の貸出機51では、投入口11から貨幣CRが投入され
た際に、処理部12が紙幣CRの金種を判別すると共に
判別結果(金種)を制御部(図示せず)に出力する。こ
の際に、制御部は、この判別結果に基づいて貸し出す玉
の数を算出して、算出した数の玉を供給部に指示して玉
を貸し出させる。また、処理部12は、図7に示すよう
に、投入された紙幣を例えばその下方に配置された収納
ユニット55内に順次収納する。この場合、収納ユニッ
ト55は、貸出機51内に配設された収容部56内にス
ライド自在に装着されている。言い換えれば、収納ユニ
ット55は、収容部56によってスライド自在に支持さ
れている。
【0003】一方、収納ユニット55に収納された紙幣
CRを回収する場合、店員が、店内を巡回して、各貸出
機51から紙幣CRを回収する。具体的には、店員は、
まず、各貸出機51の前面パネル51aに設けられた鍵
穴57に鍵(図示せず)を差し込んで解錠する。次い
で、図8に示すように、それぞれの前面パネル51aに
設けられた開閉扉58を手で開け、さらに各収納ユニッ
ト55の前面に形成された引出し用把手55aを掴んで
収納ユニット55を前面パネル51aの前方に引き出
し、その後に、収納ユニット55内の紙幣CRを取り出
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
貸出機51には、以下の問題点がある。すなわち、この
貸出機51では、紙幣CRを回収する場合、鍵を使って
解錠して開閉扉58を開け、その上、引出し用把手55
aを掴んで収納ユニット55を引き出して紙幣を回収す
るという非常に手間のかかる回収作業を各貸出機51毎
に行う必要がある。この場合、店内には、数多くの遊技
機毎に貸出機51がそれぞれ設置されている。したがっ
て、この従来の貸出機51には、数多くの貸出機51毎
にこの回収作業を行わなければならないことに起因し
て、紙幣の回収に非常に長時間を要するという問題点が
ある。また、この点に関して、カード(貨幣およびカー
ドを総称して「紙幣等」ともいう)を使用して玉やメダ
ルを貸し出す貸出機についても同じ問題点が存在する。
【0005】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、紙幣等の回収時間を短縮し得る貸出機およ
び貸出機システムを提供することを主目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1記載の貸出機は、玉またはメダルの貸出し用に使
用された貨幣およびカードの少なくとも一方を収納する
収納ユニットを有する貸出機であって、前面パネルに形
成された開口部から突出入可能に前記収納ユニットを支
持する支持部と、当該貸出機内部に位置している前記収
納ユニットを前記開口部から突出させる駆動機構と、当
該駆動機構による前記開口部からの前記収納ユニットの
突出を規制する突出規制機構と、解除信号を受信したと
きに前記突出規制機構による突出規制を解除して前記収
納ユニットを前記開口部から突出させる制御部とを備え
ている。
【0007】また、請求項2記載の貸出機は、請求項1
記載の貸出機において、前記制御部は、前記解除信号を
受信したときに制御信号を前記突出規制機構に出力し、
前記突出規制機構は、前記収納ユニットに回動自在に取
り付けられて当該収納ユニットが当該貸出機内部に位置
しているときに前記前面パネルの前記開口部分を閉塞可
能な開閉扉と、閉塞状態の当該開閉扉における自由端側
を係止することによって前記収納ユニットの突出を阻止
するラッチ部とを備え、前記制御信号を入力したときに
前記ラッチ部による前記開閉扉に対する係止を解除す
る。
【0008】さらに、請求項3記載の貸出機は、請求項
1または2記載の貸出機において、前記駆動機構は、前
記前面パネルから突出する方向に前記収納ユニットを常
時付勢する付勢手段で構成されている。
【0009】また、請求項4記載の貸出機システムは、
玉またはメダルの貸出し用に使用された貨幣およびカー
ドの少なくとも一方を収納する収納ユニットをそれぞれ
有する複数の貸出機を備えて構成された貸出機システム
であって、解除操作に基づいて解除信号を前記貸出機に
送信する統括制御部を備え、前記各貸出機は、前面パネ
ルに形成された開口部から突出入可能に前記収納ユニッ
トを支持する支持部と、当該貸出機内部に位置している
前記収納ユニットを前記開口部から突出させる駆動機構
と、当該駆動機構による前記開口部からの前記収納ユニ
ットの突出を規制する突出規制機構と、前記解除信号を
受信したときに前記突出規制機構による突出規制を解除
して前記収納ユニットを前記開口部から突出させる制御
部とを備えている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係る貸出機および貸出機システムの好適な実施の形
態について説明する。なお、一例としてパチンコ機に並
設される紙幣用の玉貸出機システムを例に挙げて説明す
る。
【0011】最初に、玉貸出機システム1の構成につい
て、図面を参照して説明する。
【0012】玉貸出機システム1は、図1に示すよう
に、複数の玉貸出機2,2,・・・、および統括制御部
3を備えている。
【0013】各玉貸出機2,2,・・・は、図2に示す
ように、投入口11、処理部12、収納ユニット13、
支持部としての収容部14、駆動機構15、突出規制機
構16、および制御部17をそれぞれ備えている。この
場合、投入口11は、紙幣CRの投入が可能に、玉貸出
機2の前面パネル2aに開口して形成されている。処理
部12は、玉貸出機2の内部に配設されると共に投入口
11に投入された紙幣CRを取り込み、その金種を判別
して判別データDdとして制御部17に出力する。ま
た、処理部12は、金種が確認された紙幣を下方の収納
ユニット13に排出する。収納ユニット13は、玉貸出
機2内部における処理部12の下方に、収容部14に支
持(収容)された状態で配設されている。収納ユニット
13および収容部14は、それぞれ上面および前面(前
面パネル2a側の面)が開口する箱体に形成されてい
る。このため、処理部12によって排出された紙幣CR
は、収容部14および収納ユニット13の各上面開口部
分を通して収納ユニット13内に順次収納される。ま
た、収容部14の内部底面には、収容した収納ユニット
13を玉貸出機2の奥行き方向(図2中の左右方向)に
沿ってスライド自在に支持するためのローラ18,18
が配設されている。また、収容部14は、その前面開口
部分が前面パネル2aに開口可能に構成されている。具
体的には、前面パネル2aに開口された収納ユニット1
3用の引出し孔2bと収容部14の前面開口部分とが連
通することにより、収容部14の前面開口部分が前面パ
ネル2aに開口する。したがって、収容部14に収容さ
れた収納ユニット13は、収容部14の前面開口部分お
よび引出し孔2bを介して前面パネル2aの前方に突出
可能に構成されている。
【0014】駆動機構15は、収容位置(図2,3に示
すように、収納ユニット13が収容部14に完全に収容
された位置)から突出位置(図5,6に示すように、収
納ユニット13の前部が前面パネル2aから突出する位
置)に収納ユニット13をスライドさせる機能を備えて
いる。本実施の形態では、駆動機構15は、一例とし
て、収容部14の奥壁と収納ユニット13の奥壁との間
の空隙に配設されて、収納ユニット13を突出位置に向
けて常時付勢する付勢手段(板バネやコイルスプリング
等のバネ部材)によって構成されている。なお、収納ユ
ニット13と収容部14との間には抜け止め機構(図示
せず)が配設されているため、収納ユニット13は、駆
動機構15によって突出位置方向に駆動された際におけ
る突出位置を越えての移動が阻止される。
【0015】突出規制機構16は、図2に示すように、
開閉扉20およびラッチ部21を備えている。この場
合、開閉扉20は、内扉20a、および内扉20aの外
面にボス20bを介して取り付けられた外扉20cを備
え、内扉20aが収納ユニット13に軸Wを中心に回動
自在に取り付けられることにより、全体としても軸Wを
中心に回動自在に構成されている。また、開閉扉20
は、例えば、軸Wに取り付けられたねじりコイルバネ
(図示せず)によって常時開放する方向に付勢されてい
る。
【0016】ラッチ部21は、開閉扉20における内扉
20aの自由端側に配設された一対のフック片22,2
2と、収容部14の内部側面に配設されたリンク部23
と、制御信号Scが入力されているときに作動してリン
ク部23を作動させるソレノイド24とを備えて構成さ
れている。具体的には、リンク部23は、一例として、
開閉扉20の自由端側が当接する収容部14の側壁内面
において上下方向に並設されると共にそれぞれの中央部
分が水平軸Xを中心に回動自在に収容部14の側壁内面
に取り付けられた一対の作動板23a,23aと、一対
の作動板23a,23aのそれぞれの奥側端部に回動自
在に連結されると共に作動したソレノイド24によって
後述する第2付勢手段の付勢力に抗して上方に駆動され
る駆動板23bと、一対の作動板23a,23aがほぼ
水平状態を維持するように駆動板23bを常時付勢する
第2付勢手段(板バネやコイルスプリング等のバネ部
材)23cと、一対の作動板23a,23aの開閉扉2
0側(図2中の右側)の各端部にそれぞれ突設された円
柱状の係止突起23d,23dとを備えて構成されてい
る。
【0017】以上の構成により、リンク部23は、収納
ユニット13が収容位置に位置している状態で開閉扉2
0が閉じられたときには、一対の作動板23a,23a
に形成された各係止突起23d,23dが開閉扉20に
おける自由端側の各フック片22,22にそれぞれ係止
することにより、開閉扉20を閉塞状態(開閉扉20を
施錠状態)に維持する。このため、収納ユニット13
は、開閉扉20が引出し孔2bを閉塞した状態におい
て、開閉扉20およびラッチ部21のリンク部23を介
して収容部14に連結される。したがって、突出規制機
構16は、この収容位置において収納ユニット13の突
出位置方向への移動を規制して、引出し孔2bからの収
納ユニット13の突出を規制する。一方、リンク部23
では、開閉扉20を閉塞状態に維持している状態でソレ
ノイド24が作動したときには、駆動板23bの上方へ
の移動に伴い一対の作動板23a,23aが回動して各
係止突起23d,23dが下方に移動することにより、
各係止突起23d,23dと各フック片22,22との
係合状態が解除される。これにより、開閉扉20が開放
されると共に、収納ユニット13と収容部14との連結
状態が解除される。この際には、収納ユニット13が突
出位置に向けて移動可能な状態となる。
【0018】制御部17は、解除信号Sreを受信した
ときに、パルス状の制御信号Scを突出規制機構16の
ソレノイド24に出力する。また、制御部17は、処理
部12によって出力された判別データDdに基づいて供
給指令Sspを生成して、対応するパチンコ機に出力す
る。
【0019】統括制御部3は、例えばホストコンピュー
タによって構成され、各玉貸出機2,2,・・・と通信
回線を介して接続されている。また、統括制御部3は、
統括制御部3に接続されたキーボード等の入力装置に対
して解除操作が行われたときには、解除信号Sreを生
成すると共に、この解除信号Sreを通信回線を介して
各玉貸出機2,2,・・・に送信する。
【0020】次に、玉貸出機システム1の動作につい
て、紙幣CRの回収手順と併せて説明する。
【0021】各玉貸出機2,2,・・・の収納ユニット
13に収納された紙幣CRを回収する際には、まず、閉
店時などにおいて、入力装置を使用して統括制御部3に
対して解除操作を実行する。これにより、統括制御部3
は、通信回線を介して各玉貸出機2,2,・・・に対し
て解除信号Sreを送信する。一方、各玉貸出機2,
2,・・・では、制御部17が、解除信号Sreを受信
し、その際に、制御信号Scを生成して突出規制機構1
6に出力する。突出規制機構16では、ソレノイド24
が、制御信号Scに基づいて作動して、図4に示すよう
に、第2付勢手段23cの付勢力に抗して駆動板23b
を上方に駆動する。この駆動板23bが上動した際に
は、一対の作動板23a,23aが時計方向に回動し
て、その各端部に形成された係止突起23d,23dが
下方に移動する。このため、各係止突起23d,23d
が各フック片22,22からそれぞれ離反する結果、フ
ック片22,22と係止突起23d,23dとの係合状
態が解除される(開閉扉20が解錠される)。
【0022】この場合、開閉扉20が、軸Wに取り付け
られたねじりコイルバネによって常時開放する方向に付
勢され、かつ、収納ユニット13が、駆動機構15によ
って突出位置に向けて常時付勢されている。したがっ
て、フック片22,22と係止突起23d,23dとの
係合状態の解除と同時に、図5,6に示すように、開閉
扉20が開放されると共に、収納ユニット13が突出位
置方向に向けて移動して突出位置で停止する。このよう
にして、すべての玉貸出機2,2,・・・において、開
閉扉20が自動的に開いて、かつ収納ユニット13が突
出位置に移動する。次いで、店員が、店内を巡回して、
前面パネル2aから突出している各収納ユニット13内
の紙幣CRを回収する。この場合、開閉扉20が開放さ
れて、かつ収納ユニット13が突出しているため、紙幣
CRを摘んで取り出すだけで極めて容易に紙幣CRを回
収することができる。
【0023】一方、突出規制機構16では、その後に、
制御信号Scの出力が停止されてソレノイド24が作動
を停止する。このため、第2付勢手段23cの付勢力に
よって駆動板23bが下方に移動して図2に示す位置に
復帰し、一対の作動板23a,23aも回動してほぼ水
平な位置(図2に示す位置)に復帰する。これにより、
係止突起23d,23dは、フック片22,22と係合
可能な位置に再度復帰する。したがって、玉貸出機2の
紙幣CRの回収を終了した際には、店員が、開閉扉20
を手で掴んで閉め、この状態で収納ユニット13を駆動
機構15の付勢力に抗して収容部14内に挿入する。こ
の場合、収納ユニット13が収容位置に達した時点で、
一対の作動板23a,23aの係止突起23d,23d
と開閉扉20のフック片22,22とがそれぞれ係合す
る。このため、開閉扉20は、ラッチ部21により、挿
入口14aを閉塞した状態(施錠状態)に維持される。
また、収納ユニット13は、開閉扉20およびリンク部
23を介して収容部14に連結された状態となるため、
突出位置方向への移動が規制される。
【0024】このように、この玉貸出機システム1によ
れば、統括制御部3に対して解除操作を一回実施するだ
けで、各玉貸出機2,2,・・・では、開閉扉20に対
する解錠動作のみならず、収容部14に収容されていた
収納ユニット13を前面パネル2aから突出させる突出
動作が自動的に行われる。このため、紙幣CRを各玉貸
出機2,2,・・・から回収する際に、従来の貸出機5
1とは異なり、鍵を用いて解錠し、かつ引出し用把手5
5aを掴んで収納ユニットを引き出す作業を省くことが
できる。したがって、収納ユニット13から紙幣CRを
回収するまでの煩雑な手間を省くことができるため、紙
幣CRの回収作業に要する時間を格段に短縮することが
できる。また、鍵を使用した解錠作業も不要のため、解
錠および施錠を繰り返すことに起因して指が痛くなると
いう不具合も解消することができる。また、開閉扉20
が、収納ユニット13に回動自在に取り付けられて、収
納ユニット13の開口する前面部分を閉塞しつつ収納ユ
ニット13を収容部14内に挿入したときに、収容部1
4内のラッチ部21と係合する。このため、一方の手で
開閉扉20を開いた状態に維持しつつ他方の手で収納ユ
ニット13を挿入するという作業が必要となるため、開
閉扉20の閉塞と収納ユニット13の収容部14内への
挿入とを片手で行うことができる。したがって、収納ユ
ニット13の収容作業および開閉扉20の閉塞作業をワ
ンタッチで行うことができるため、これらの作業を極め
て容易に行うことができる。また、簡易な構成でありな
がら、収容位置での収納ユニット13に対する移動規制
と開閉扉20の開放規制とを同時に行うことができる。
【0025】なお、本発明は、上記した発明の実施の形
態に限らず、適宜変更が可能である。例えば、本発明の
実施の形態では、開閉扉20を収納ユニット13に取り
付る例を挙げて説明したが、開閉扉20を前面パネル2
aに取り付ける構成を採用することもできる。また、本
発明の実施の形態では、収容部14は、上面および前面
が開口する箱体に形成した例を挙げて説明したが、収容
部14は、収納ユニット13をスライド自在に支持でき
る構成であれば、例えばガイドレールなど箱体以外の構
成で実現することができる。
【0026】また、例えば、本発明の実施の形態では、
付勢手段を用いて駆動機構15を構成すると共にソレノ
イド24を用いて突出規制機構16を構成する例を挙げ
て説明したが、付勢手段およびソレノイド24に代えて
電動モータをそれぞれ使用する構成を採用することもで
きる。この構成では、各玉貸出機2,2,・・・に対す
る紙幣CRの回収作業を終了した後に、統括制御部3に
対して施錠操作を行うことにより、統括制御部3に対し
て各玉貸出機2,2,・・・の制御部17に施錠信号を
送信させる。この際に、施錠信号を受信した制御部17
が、駆動機構および突出規制機構の各電動モータを作動
させて自動的に収納ユニット13を収容部14内に収容
させると共に開閉扉20を閉塞させる。したがって、こ
の構成であっても、収納ユニット13の収容部14内へ
の収容および突出と、開閉扉20の開閉とを自動的に行
うことができるため、紙幣CRを極めて容易に回収する
ことができる。また、このように電動モータを使用して
駆動機構を構成した場合、電動モータの回転力を開閉扉
20や収納ユニット13に伝達する伝達機構部分に例え
ばボールねじ等を使用することにより、電動モータの停
止時における開閉扉20や収納ユニット13の移動をこ
の伝達機構部分によって規制することもできる。この場
合、駆動機構が突出規制機構を兼ねて構成される。
【0027】また、本発明の実施の形態では、パチンコ
機に並設される玉貸出機2を複数備えた玉貸出システム
1を例に挙げて説明したが、本発明に係る貸出機および
貸出機システムは、スロットル機(パチスロ機)用メダ
ル貸出機などの各種遊技機用の貸出機およびその貸出機
システムに適用することができる。また、複数の貸出機
の解錠については、いわゆる島を単位として自動解錠を
行うことができるのは勿論である。さらに、紙幣CRに
代えてカードを収納し、かつ収納したカードを回収可能
に構成したカード用の貸出機およびその貸出機貸出機シ
ステムに適用できるのも勿論である。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る貸出機によ
れば、収納ユニットを支持する支持部と、貸出機内部の
収納ユニットを開口部から突出させる駆動機構と、収納
ユニットの突出を規制する突出規制機構と、解除信号を
受信したときに突出規制機構による突出規制を解除して
収納ユニットを開口部から突出させる制御部とを備えて
構成したことにより、例えば、解除操作に基づいて解除
信号を貸出機に送信する統括制御部を設け、この統括制
御部に対して一回の解錠操作を実施するだけで、複数の
貸出機における各開閉扉の解錠のみならず、各収納ユニ
ットを前面パネルから前方に突出させることができる。
このため、紙幣等を各貸出機から回収する際に、従来の
貸出機とは異なり、鍵を用いた解錠作業や、引出し用把
手を掴んで収納ユニットを引き出す作業を省くことがで
きるため、紙幣等を回収するまでの煩雑な手間を省ける
結果、紙幣等の回収作業に要する時間を格段に短縮する
ことができる。また、鍵を使用した解錠作業および施錠
作業を不要にできるため、解錠および施錠を繰り返し回
すことに起因して指が痛くなるという不具合も解消する
ことができる。
【0029】また、本発明に係る貸出機によれば、前面
パネルの開口部分を閉塞可能な開閉扉と、閉塞状態の開
閉扉における自由端側を係止することによって収納ユニ
ットの突出を阻止するラッチ部とを備えて突出規制機構
を構成し、この突出規制機構が制御信号を入力したとき
にラッチ部による開閉扉に対する係止を解除することに
より、簡易な構成でありながら、収容位置での収納ユニ
ットに対する移動規制と開閉扉の開放規制とを同時に解
除することができる。また、開閉扉の閉塞と収納ユニッ
トの突出阻止とを片手で行うことができるため、収納ユ
ニットの収容作業(突出阻止作業)および開閉扉の閉塞
作業をワンタッチで行うことができる結果、これらの作
業を極めて容易に行うことができる。また、収納ユニッ
トの移動規制と開閉扉の開放規制とを別々の機構で構成
するのと比較して、その構成を簡略化することができる
ため、部品点数の削減と共に組立て工数の削減を達成で
きる結果、製品コストを低減することができる。
【0030】さらに、本発明に係る貸出機によれば、前
面パネルから突出する方向に収納ユニットを常時付勢す
る付勢手段で駆動機構を構成したことにより、駆動機構
を簡略化して構成することができるため、組立て工数お
よび製品コストを共に一層低減することができる。
【0031】また、本発明に係る貸出機システムによれ
ば、解除操作に基づいて解除信号を貸出機に送信する統
括制御部を設け、収納ユニットを支持する支持部と、貸
出機内部の収納ユニットを開口部から突出させる駆動機
構と、収納ユニットの突出を規制する突出規制機構と、
統括制御部によって送信された解除信号を受信したとき
に突出規制機構による突出規制を解除して収納ユニット
を開口部から突出させる制御部とを備えて各貸出機を構
成したことにより、統括制御部に対して一回の解錠操作
を実施するだけで、各貸出機における開閉扉の解錠のみ
ならず、収納ユニットを前面パネルから前方に突出させ
ることができる。このため、請求項1記載の貸出機と同
様にして、紙幣等の回収作業に要する時間を格段に短縮
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る玉貸出機システム1
の構成を示すブロック図である。
【図2】(a)は玉貸出機2の構成を示す側面図であり
(収納ユニット13が収容位置に位置している状態)、
(b)はその正面図である。
【図3】図2におけるA−A断面図である。
【図4】ソレノイド24が作動してフック片22,22
と係止突起23d,23dとの係合状態が解除された状
態を示す側面図である。
【図5】玉貸出機2の構成を示す側面図である(収納ユ
ニット13が突出位置に位置している状態)。
【図6】図5におけるB−B断面図である。
【図7】(a)は従来の貸出機51の構成を示す要部側
面図であり、(b)はその正面図である。
【図8】貸出機51の開閉扉58を開放した状態の要部
正面図である。
【符号の説明】
1 玉貸出機システム 2 玉貸出機 2a 前面パネル 3 統括制御部 13 収納ユニット 14 収容部 15 駆動機構 16 突出規制機構 17 制御部 21 ラッチ部 CR 紙幣 Sre 解除信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 玉またはメダルの貸出し用に使用された
    貨幣およびカードの少なくとも一方を収納する収納ユニ
    ットを有する貸出機であって、 前面パネルに形成された開口部から突出入可能に前記収
    納ユニットを支持する支持部と、当該貸出機内部に位置
    している前記収納ユニットを前記開口部から突出させる
    駆動機構と、当該駆動機構による前記開口部からの前記
    収納ユニットの突出を規制する突出規制機構と、解除信
    号を受信したときに前記突出規制機構による突出規制を
    解除して前記収納ユニットを前記開口部から突出させる
    制御部とを備えている貸出機。
  2. 【請求項2】 前記制御部は、前記解除信号を受信した
    ときに制御信号を前記突出規制機構に出力し、 前記突出規制機構は、前記収納ユニットに回動自在に取
    り付けられて当該収納ユニットが当該貸出機内部に位置
    しているときに前記前面パネルの前記開口部分を閉塞可
    能な開閉扉と、閉塞状態の当該開閉扉における自由端側
    を係止することによって前記収納ユニットの突出を阻止
    するラッチ部とを備え、前記制御信号を入力したときに
    前記ラッチ部による前記開閉扉に対する係止を解除する
    請求項1記載の貸出機。
  3. 【請求項3】 前記駆動機構は、前記前面パネルから突
    出する方向に前記収納ユニットを常時付勢する付勢手段
    で構成されている請求項1または2記載の貸出機。
  4. 【請求項4】 玉またはメダルの貸出し用に使用された
    貨幣およびカードの少なくとも一方を収納する収納ユニ
    ットをそれぞれ有する複数の貸出機を備えて構成された
    貸出機システムであって、 解除操作に基づいて解除信号を前記貸出機に送信する統
    括制御部を備え、 前記各貸出機は、前面パネルに形成された開口部から突
    出入可能に前記収納ユニットを支持する支持部と、当該
    貸出機内部に位置している前記収納ユニットを前記開口
    部から突出させる駆動機構と、当該駆動機構による前記
    開口部からの前記収納ユニットの突出を規制する突出規
    制機構と、前記解除信号を受信したときに前記突出規制
    機構による突出規制を解除して前記収納ユニットを前記
    開口部から突出させる制御部とを備えている貸出機シス
    テム。
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