JP2003190099A - 読影用照度調整装置 - Google Patents

読影用照度調整装置

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JP2003190099A
JP2003190099A JP2001394468A JP2001394468A JP2003190099A JP 2003190099 A JP2003190099 A JP 2003190099A JP 2001394468 A JP2001394468 A JP 2001394468A JP 2001394468 A JP2001394468 A JP 2001394468A JP 2003190099 A JP2003190099 A JP 2003190099A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、医用検査装置によって取得
された検査画像が診断しやすい環境を提供することであ
る。 【解決手段】 照明調整用コントローラ1は、監視カメ
ラ2により取得した画像データに基づいて、読影時及び
非読影時を判別し、読影時に、ROMに記憶されている
読影時または非読影時の照度に基づいて、照明調整用コ
ントローラ1は、読影時に、照明装置3の照度を落とす
とともに、自動カーテン4に制御信号を出力してその開
閉状態を‘閉状態’に設定し、照度を調整する。また、
非読影時に、照明装置3の照度を通常の照度にするとと
もに、自動カーテン4に制御信号を出力してその開閉状
態を‘開状態’に設定し、照度を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医用検査装置によ
って取得された検査画像を読影する際に使用される読影
用照度調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】人々の健康状態を検査する医用検査装置
として、X線(レントゲン、CT)検査装置、MRI
(磁気共鳴画像)検査装置等が知られている。これらの
医用検査装置は、それぞれの検査方法により画像を撮影
する。そして、この撮影により取得された検査画像は、
モニタ等の画像表示装置により表示され、読影者(医
者)によって読影される。また、これに基づいて診断が
下される。
【0003】このとき、検査画像を表示する画像表示装
置の表示輝度は、周囲の明るさによらず一定に設定され
るか、または周囲の明るさに応じて変更される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、検査画
像を表示する画像表示装置は、読影時の周囲の明るさに
応じて見え方が変化するので、上述のように、表示輝度
を周囲の明るさによらず一定に設定すると、検査画像が
見づらくなることがあった。このため、読影者(医者)
は、常に見やすい安定した状態で読影することができ
ず、誤診する可能性があった。
【0005】この場合、周囲を常に暗くしておけば、読
影に適した状態を作り出せるが、読影による診断結果の
カルテへの書き込みや読影時及び診断時に使用する関連
データの確認等がしづらくなるため、診断が効率的に行
えないという問題がある。
【0006】また、上述のように、検査画像を表示する
画像表示装置の表示輝度を周囲の明るさに応じて変更す
ると、安定した明るさで検査画像を読影することができ
ないため、検査画像が見づらくなることがあった。この
ため、読影者(医者)は、誤診する可能性があった。
【0007】本発明の課題は、医用検査装置によって取
得された検査画像が診断しやすい環境を提供することで
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、以下の様な特徴を備えている。
【0009】請求項1記載の発明は、医用検査装置によ
って取得された検査画像を読影者が読影する際の読影用
照度調整装置であって、前記検査画像が読影されている
か否かを判別する判別手段と、前記判別手段による判別
結果に基づいて、読影環境または非読影環境を調整する
調整手段と、を備えることを特徴としている。
【0010】請求項1記載の発明によれば、医用検査装
置によって取得された検査画像の読影時及び非読影時に
読影環境または非読影環境を調整する。したがって、読
影時には、読影に最適な安定した環境を提供することが
でき、読影者(医者)による誤診の可能性を極力減らす
ことができる。また、非読影時には、読影による診断結
果のカルテへの書き込みや読影時及び診断時に使用する
関連データの確認等をしやすい環境を提供でき、読影者
(医者)による診断を効率的に行えるようにすることが
できる。また、読影時に中座する場合等には非読影時と
して対応できるため、周囲の照明の照度が低い状態で歩
行せずにすむという利点がある。また、読影時には常に
最適な環境を提供できるので、例えば、検査画像を表示
する画像表示装置の表示輝度を読影時及び非読影時に調
整し直す必要がなくなり、安定した読影環境で検査画像
を読影することができる。
【0011】請求項2記載の発明は、前記調整手段は、
読影環境または非読影環境に対応させて周囲の照明の照
度を調整することを特徴としている。
【0012】請求項2記載の発明によれば、医用検査装
置によって取得された検査画像の読影時には、読影環境
に対応させて周囲の照明の照度を調整し、非読影時には
非読影環境に対応させて周囲の照明の照度を調整する。
したがって、読影時には、最適な読影環境(照度)を提
供することができ、読影者(医者)による誤診の可能性
を極力減らすことができる。また、非読影時には、読影
による診断結果のカルテへの書き込みや読影時及び診断
時に使用する関連データの確認等に最適な非読影環境
(照度)を提供でき、読影者(医者)による診断を効率
的に行えるようにすることができる。また、読影時に中
座する場合等は、非読影時として対応できるため、周囲
の照明の照度が低い状態で歩行せずにすむという利点が
ある。また、読影時の周囲の照明の照度を一定に設定で
きるので、検査画像を表示する画像表示装置の表示輝度
と周囲の照度に合わせて調整する必要がなくなり、安定
した明るさで検査画像を読影することができる。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1または2
に記載の読影用照度調整装置において、前記読影者の動
作を検出する動作検出手段と、前記読影者の読影時に対
応する動作画像を記憶する動作画像記憶手段と、を更に
備え、前記判別手段は、前記動作検出手段により検出さ
れた読影者の動作と、前記動作画像記憶手段に記憶され
た動作画像とを比較し、その比較結果に基づいて前記検
査画像が読影されているか否かを判別することを特徴と
している。
【0014】請求項3記載の発明によれば、読影者の動
作と、読影時に対応する動作画像とを比較し、比較結果
に基づいて検査画像が読影されているか否かを判別する
ので、読影者による特別な操作を必要とせずに、読影時
と非読影時の判別が容易に行える。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1または2
に記載の読影用照度調整装置において、前記検査画像の
読影時及び非読影時を入力指定する指定手段を更に備
え、前記判別手段は、前記指定手段により入力指定され
た読影時または非読影時に基づいて、前記検査画像が読
影されているか否かを判別することを特徴としている。
【0016】請求項4記載の発明によれば、読影時また
は非読影時が入力指定されることにより、検査画像が読
影されているか否かを判別するので、読影時と非読影時
の判別が容易に行える。
【0017】請求項5記載の発明は、請求項1または2
に記載の読影用照度調整装置において、前記検査画像の
読影時及び非読影時に対応するそれぞれのキーワードを
記憶するキーワード記憶手段を更に備え、前記キーワー
ド記憶手段に記憶されているキーワードが音声入力され
た際に、前記判別手段は、そのキーワードに基づいて、
前記検査画像が読影者により読影されているか否かを判
別することを特徴としている。
【0018】請求項5記載の発明によれば、音声入力さ
れた読影時及び非読影時に対応するキーワードに基づい
て、検査画像が読影されているか否かを判別するので、
読影時と非読影時の判別が容易に行える。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項1または2
に記載の読影用照度調整装置において、前記読影者の目
の動きから視線を検出する視線検出手段を更に備え、前
記判別手段は、前記視線検出手段により検出された視線
に基づいて、前記検査画像が読影者により読影されてい
るか否かを判別することを特徴としている。
【0020】請求項6記載の発明によれば、読影者の目
の動きから検出された視線に基づいて、検査画像が読影
されているか否かを判別するので、読影時と非読影時の
判別が容易に行える。
【0021】請求項7記載の発明は、請求項1〜6の何
れかに記載の読影用照度調整装置において、前記照明の
照度の調整範囲、及び変化度合いを記憶する照度記憶手
段を更に備え、前記調整手段は、前記照度記憶手段によ
り記憶された前記照明の照度の調整範囲、及び変化度合
いに基づいて、読影環境または非読影環境を調整するこ
とを特徴としている。
【0022】請求項7記載の発明によれば、照明の照度
の調整範囲、及び変化度合いに基づいて、読影環境また
は非読影環境を調整するので、例えば、周囲(読影室)の
壁の色等に応じて読影環境を変更できる。また、例え
ば、読影者(医者)毎に、読影環境及び非読影環境を記
憶することにより、読影者(医者)の目の特性等によっ
て、最適な読影環境または非読影環境が異なる場合にも
対応できる。
【0023】請求項8記載の発明は、請求項1〜7の何
れかに記載の読影用照度調整装置において、前記読影者
を判別する読影者判別手段を更に備え、前記調整手段
は、前記読影者判別手段により判別された読影者に応じ
て、読影環境または非読影環境を変化させることを特徴
としている。
【0024】請求項8記載の発明によれば、読影者に応
じて読影環境または非読影環境を変化させるので、例え
ば、読影者(医者)の目の特性等によって、最適な読影
環境または非読影環境が異なる場合にも対応できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図2を参照して、本
発明を適用した読影用照度調整装置100の実施の形態
を詳細に説明する。この読影用照度調整装置100は、
医用検査装置によって取得された検査画像をモニタ等の
画像表示装置に表示させて、読影者(医者)が読影を行
う際の環境(例えば、読影室等の周囲の照明の照度)を
調整する。
【0026】まず、構成を説明する。図1は、読影用照
度調整装置100の全体構成を示すブロック図である。
図1において、読影用照度調整装置100は、照明調整
用コントローラ1、監視カメラ2、照明装置3、及び自
動カーテン4により構成されており、照明調整用コント
ローラ1と各部2〜4とはケーブルにより接続されてい
る。
【0027】照明調整用コントローラ1は、図示しない
が、CPU、ROM、RAM等を備えて構成され、CP
Uは、ROMに格納された基本制御プログラムに基づい
て、読影用照度調整装置100の各部を制御する。
【0028】また、照明調整用コントローラ1は、RO
Mに記憶されている読影時や非読影時の照明の照度の調
整範囲及び明暗の変化度合いに基づいて、照明装置3や
自動カーテン4を制御する。
【0029】詳述すると、照明調整用コントローラ1
は、監視カメラ2から入力される画像データをRAMに
格納し、ROMに格納されている読影時/非読影時判定
用画像データ1aと比較し、比較結果に基づいて画像表
示装置に表示された検査画像が読影されているか否かを
判別する。つまり、照明調整用コントローラ1は、判別
手段としての機能を有している。
【0030】ここで、画像表示装置に表示された検査画
像が読影されていると判別すると、照明調整用コントロ
ーラ1は、ROMに記憶されている読影時の照度に基づ
いて、通常電流よりも低い電流を照明装置3に供給し、
照明装置3の照度を低くするとともに、自動カーテン4
に制御信号を出力して自動カーテン4の開閉状態を‘閉
状態’に設定し、照度を調整する。
【0031】また、ここで、画像表示装置に表示された
検査画像が読影されていない(つまり、読影による診断
結果のカルテへの書き込み、読影時及び診断時に使用す
る関連データの確認、中座等が行われている)と判別す
ると、照明調整用コントローラ1は、ROMに記憶され
ている非読影時の照度に基づいて、照明装置3に通常電
流を供給し照明装置3の照度を通常値にするとともに、
自動カーテン4に制御信号を出力して自動カーテン4の
開閉状態を‘開状態’に設定し、照度を調整する。つま
り、照明調整用コントローラ1は、調整手段としての機
能を有している。
【0032】ROMは、読影時/非読影時判定用画像デ
ータ1a、読影時や非読影時の照明の照度の調整範囲及
び明暗の変化度合い、読影用照度調整装置100の動作
を制御するための基本制御プログラム、及び各種データ
等を記憶している。つまり、ROMは照度記憶手段とし
ての機能を有している。
【0033】ここで、読影時/非読影時判定用画像デー
タ1aは、例えば、検査画像が表示されている画像表示
装置に読影者が向かっている画像等の読影時を示す画像
データである。つまり、読影時/非読影時判定用画像デ
ータ1aは、動作画像記憶手段としての機能を有してい
る。
【0034】また、読影時や非読影時の照明の照度の調
整範囲及び明暗の変化度合いとしては、例えば、照明装
置3を制御する電流値が設定されている。本実施例で
は、非読影時の照明の照度として、通常電流値が設定さ
れ、読影時の照明の照度として、通常電流よりも低い電
流値が設定されている。
【0035】RAMは、CPUによって実行される各種
処理においてROMから取得されるプログラム、読影時
/非読影時判定用画像データ1a、監視カメラ2により
取得される画像データ、処理データ等を一時格納するワ
ークメモリエリアを有する。
【0036】監視カメラ2は、図示しない光学レンズと
CCD(Charge Coupled Device)ユニット等により構
成され、所定範囲の監視領域の画像を光学レンズにより
CCDユニットの素子上に結像させる。そして、CCD
ユニットにより、素子上に結像された画像を所定の映像
信号(画像データ)に変換し、照明調整用コントローラ
1に出力する。また、この監視カメラ2は、検査画像が
表示された画像表示装置の近辺に設置される。つまり、
監視カメラ2は、動作検出手段としての機能を有してい
る。
【0037】照明装置3は、複数の白熱電球等を備えて
おり、照明調整用コントローラ1により供給される電流
に応じてその照度が調整される。
【0038】自動カーテン4は、照明調整用コントロー
ラ1から入力される制御信号によって、その開閉状態が
‘開状態’または‘閉状態’に制御される。
【0039】次に動作を説明する。図2は、照明調整用
コントローラ1により実行される照明調整処理の流れを
示すフローチャートである。
【0040】図2において、照明調整用コントローラ1
は、監視カメラ2から入力される画像データをRAMに
格納し(ステップS1)、ROMに格納されている読影
時/非読影時判定用画像データ1aと比較し、その比較
結果に基づいて、画像表示装置に表示された検査画像が
読影されているか否かを判別する(ステップS2)。
【0041】照明調整用コントローラ1は、画像表示装
置に表示された検査画像が読影されていると判別すると
(ステップS2;読影時)、ROMに記憶されている読
影時の照度に基づいて、通常電流よりも低い電流を照明
装置3に供給し、照明装置3の照度を低くするととも
に、自動カーテン4に制御信号を出力して自動カーテン
4の開閉状態を‘閉状態’に設定し、照度を調整する
(ステップS3)。そして、ステップS1に戻り、照明
調整用コントローラ1は、監視カメラ2から入力される
画像データに基づいて読影時または非読影時を判別し、
処理を続行する。
【0042】また、照明調整用コントローラ1は、監視
カメラ2から取得した画像データと、ROMに格納され
ている読影時/非読影時判定用画像データ1aが類似し
ていない場合に、画像表示装置に表示された検査画像が
読影されていない(つまり、読影による診断結果のカル
テへの書き込み、読影時及び診断時に使用する関連デー
タの確認、中座等が行われている)と判別する(ステッ
プS2;非読影時)。そして、照明調整用コントローラ
1は、ROMに記憶されている非読影時の照度に基づい
て、照明装置3に通常電流を供給し照明装置3の照度を
通常値にするとともに、自動カーテン4に制御信号を出
力して自動カーテン4の開閉状態を‘開状態’に設定
し、照度を調整する(ステップS4)。そして、ステッ
プS1に戻り、照明調整用コントローラ1は、監視カメ
ラ2から入力される画像データに基づいて読影時または
非読影時を判別し、処理を続行する。
【0043】以上のように、照明調整用コントローラ1
は、監視カメラ2により取得した画像データに基づい
て、読影時及び非読影時を判別し、読影時に、ROMに
記憶されている読影時または非読影時の照度に基づい
て、照明調整用コントローラ1は、読影時に、照明装置
3の照度を落とすとともに、自動カーテン4に制御信号
を出力してその開閉状態を‘閉状態’に設定し、照度を
調整する。また、非読影時に、照明装置3の照度を通常
の照度にするとともに、自動カーテン4に制御信号を出
力してその開閉状態を‘開状態’に設定し、照度を調整
する。
【0044】したがって、読影時には、照明装置3の照
度を落とすとともに自動カーテン4を閉めるので、読影
に最適な安定した環境を提供することができ、読影者
(医者)による誤診の可能性を極力減らすことができ
る。
【0045】また、非読影時には、照明装置3を通常の
照度にするとともに自動カーテン4を開けるので、読影
による診断結果のカルテへの書き込みや読影時及び診断
時に使用する関連データの確認等をしやすい環境を提供
でき、読影者(医者)による診断を効率的に行えるよう
にすることができる。また、読影時に中座する場合等に
は非読影時として対応できるため、周囲の照明の照度が
低い状態で歩行せずにすむという利点がある。
【0046】また、読影時の周囲の照明の照度を一定に
設定できるので、検査画像を表示する画像表示装置の表
示輝度を周囲の明るさに応じて変更する必要がなくな
り、安定した明るさで検査画像を読影することができ
る。このため、検査画像が常に見やすい状態で読影者
(医者)は読影を行うことができるので、誤診の可能性
を極力減らすことができる。
【0047】なお、本実施の形態では、監視カメラ2に
より取得された画像データに基づいて、読影者(医者)
が読影しているか否かを判別したが、これに限定されな
い。例えば、検査画像の読影時及び非読影時をスイッチ
やキーボード等の入力装置により読影者(医者)から入
力指定させることとし、この入力装置から入力指定され
た読影時または非読影時に基づいて、読影者(医者)が
読影しているか否かを判別することとしてもよい。この
とき、入力装置は、指定手段としての機能を有すること
となる。また、例えば、マイク等の音声入力装置から音
声入力された‘読影開始’、‘読影終了’等のキーワー
ドに基づいて、読影者(医者)が読影しているか否かを
判別することとしてもよい。この場合は、照明調整用コ
ントローラ1のROMにキーワードを記憶させておけば
よい。このとき、照明調整用コントローラ1のROMは
キーワード記憶手段としての機能を有することとなる。
また、監視カメラ2により取得された読影者(医者)の
目の動きから視線を検出することとし、読影者(医者)
の視線に基づいて読影者(医者)が読影しているか否か
を判別することとしてもよい。このとき、監視カメラ2
は、視線検出手段としての機能を有することとなる。
【0048】また、ROMに記憶する読影時や非読影時
の照明の照度の調整範囲及び明暗の変化度合いは、例え
ば、読影室の壁の色等に応じて変更することとしてもよ
い。
【0049】また、ROMは、読影者(医者)毎に、読
影時や非読影時の照明の照度を記憶することとしてもよ
い。これにより、読影者(医者)の目の特性等によっ
て、見やすい照度が異なる場合にも対応できる。また、
照明調整用コントローラ1は、このときの読影者(医
者)の識別を入力装置から入力されたユーザID等によ
り行うこととしてもよい。また、これに限定されず、監
視カメラ2により取得された顔、指紋、眼球、耳の形等
の画像データや音声入力装置から音声入力されたキーワ
ード、声紋等の音声データを認識ソフトを用いて識別す
ることとしてもよい。この場合は、複数の読影者(医
者)の顔、指紋、眼球、耳の形等の画像データやキーワ
ード、声紋等の音声データをDBに登録しておけばよ
い。つまり、照明調整用コントローラ1は、読影者判別
手段としての機能を有することとなる。
【0050】また、周囲の照明の照度とともに、モニタ
の輝度を変化させることとしてもよい。
【0051】また、読影時/非読影時判定用画像データ
1aは、静止画としてもよく、動画としてもよい。
【0052】また、本発明は、上記実施の形態の内容に
限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範
囲で適宜変更可能である。
【0053】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、読影時に
は、読影に最適な安定した環境を提供することができ、
読影者(医者)による誤診の可能性を極力減らすことが
できる。また、非読影時には、読影による診断結果のカ
ルテへの書き込みや読影時及び診断時に使用する関連デ
ータの確認等をしやすい環境を提供でき、読影者(医
者)による診断を効率的に行えるようにすることができ
る。また、読影時に中座する場合等には非読影時として
対応できるため、周囲の照明の照度が低い状態で歩行せ
ずにすむという利点がある。また、読影時には常に最適
な環境を提供できるので、例えば、検査画像を表示する
画像表示装置の表示輝度を読影時及び非読影時に調整し
直す必要がなくなり、安定した読影環境で検査画像を読
影することができる。
【0054】請求項2記載の発明によれば、読影時に
は、最適な読影環境(照度)を提供することができ、読
影者(医者)による誤診の可能性を極力減らすことがで
きる。また、非読影時には、読影による診断結果のカル
テへの書き込みや読影時及び診断時に使用する関連デー
タの確認等に最適な非読影環境(照度)を提供でき、読
影者(医者)による診断を効率的に行えるようにするこ
とができる。また、読影時に中座する場合等は、非読影
時として対応できるため、周囲の照明の照度が低い状態
で歩行せずにすむという利点がある。また、読影時の周
囲の照明の照度を一定に設定できるので、検査画像を表
示する画像表示装置の表示輝度と周囲の照度に合わせて
調整する必要がなくなり、安定した明るさで検査画像を
読影することができる。
【0055】請求項3記載の発明によれば、読影者によ
る特別な操作を必要とせずに、読影時と非読影時の判別
が容易に行える。
【0056】請求項4記載の発明によれば、読影時また
は非読影時が入力指定されることにより、読影時と非読
影時の判別が容易に行える。
【0057】請求項5記載の発明によれば、音声入力さ
れた読影時及び非読影時に対応するキーワードに基づい
て、読影時と非読影時の判別が容易に行える。
【0058】請求項6記載の発明によれば、読影者の目
の動きから検出された視線に基づいて、読影時と非読影
時の判別が容易に行える。
【0059】請求項7記載の発明によれば、例えば、周
囲(読影室)の壁の色等に応じて読影環境を変更できる。
また、例えば、読影者(医者)毎に、読影環境及び非読
影環境を記憶することにより、読影者(医者)の目の特
性等によって、最適な読影環境または非読影環境が異な
る場合にも対応できる。
【0060】請求項8記載の発明によれば、読影者に応
じて読影環境または非読影環境を変化させるので、例え
ば、読影者(医者)の目の特性等によって、最適な読影
環境または非読影環境が異なる場合にも対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】読影用照度調整装置100の全体構成を示すブ
ロック図である。
【図2】照明調整用コントローラ1により実行される照
明調整処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 照明調整用コントローラ 1a 読影時/非読影時判定用画像データ 2 監視カメラ 3 照明装置 4 自動カーテン 100 読影用照度調整装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】医用検査装置によって取得された検査画像
    を読影者が読影する際の読影用照度調整装置であって、 前記検査画像が読影されているか否かを判別する判別手
    段と、 前記判別手段による判別結果に基づいて、読影環境また
    は非読影環境を調整する調整手段と、 を備えることを特徴とする読影用照度調整装置。
  2. 【請求項2】前記調整手段は、読影環境または非読影環
    境に対応させて周囲の照明の照度を調整することを特徴
    とする請求項1記載の読影用照度調整装置。
  3. 【請求項3】前記読影者の動作を検出する動作検出手段
    と、 前記読影者の読影時に対応する動作画像を記憶する動作
    画像記憶手段と、を更に備え、 前記判別手段は、前記動作検出手段により検出された読
    影者の動作と、前記動作画像記憶手段に記憶された動作
    画像とを比較し、その比較結果に基づいて前記検査画像
    が読影されているか否かを判別することを特徴とする請
    求項1または2に記載の読影用照度調整装置。
  4. 【請求項4】前記検査画像の読影時及び非読影時を入力
    指定する指定手段を更に備え、 前記判別手段は、前記指定手段により入力指定された読
    影時または非読影時に基づいて、前記検査画像が読影さ
    れているか否かを判別することを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の読影用照度調整装置。
  5. 【請求項5】前記検査画像の読影時及び非読影時に対応
    するそれぞれのキーワードを記憶するキーワード記憶手
    段を更に備え、 前記キーワード記憶手段に記憶されているキーワードが
    音声入力された際に、前記判別手段は、そのキーワード
    に基づいて、前記検査画像が読影者により読影されてい
    るか否かを判別することを特徴とする請求項1または2
    に記載の読影用照度調整装置。
  6. 【請求項6】前記読影者の目の動きから視線を検出する
    視線検出手段を更に備え、 前記判別手段は、前記視線検出手段により検出された視
    線に基づいて、前記検査画像が読影者により読影されて
    いるか否かを判別することを特徴とする請求項1または
    2に記載の読影用照度調整装置。
  7. 【請求項7】前記照明の照度の調整範囲、及び変化度合
    いを記憶する照度記憶手段を更に備え、 前記調整手段は、前記照度記憶手段により記憶された前
    記照明の照度の調整範囲、及び変化度合いに基づいて、
    読影環境または非読影環境を調整することを特徴とする
    請求項1〜6の何れかに記載の読影用照度調整装置。
  8. 【請求項8】前記読影者を判別する読影者判別手段を更
    に備え、 前記調整手段は、前記読影者判別手段により判別された
    読影者に応じて、読影環境または非読影環境を変化させ
    ることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の読影
    用照度調整装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009045131A (ja) * 2007-08-15 2009-03-05 Fujifilm Corp 医用情報処理システム、医用情報処理方法、及びプログラム

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