JP2003188853A - 多波長光送信器 - Google Patents
多波長光送信器Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ＬＮ変調器を用いた多波長光送信器におい
て、チャネル間のレベル差を均一にしながらコスト低減
を図る。 【解決手段】 複数の波長成分を有する多波長光を発生
する多波長光源と、多波長光の偏波を保持しながらその
光強度を増幅する偏波保持型光ファイバ増幅器と、増幅
された多波長光を偏波を保持しながら波長が異なる複数
の光搬送波に分波する光分波器と、分波された各波長の
光搬送波をそれぞれ変調し、変調光を出力する各波長対
応のＬＮ変調器と、各波長の変調光を波長多重する光合
波器と、波長多重された変調光の偏波に依存せずにその
光強度を増幅する偏波無依存光ファイバ増幅器と、光合
波器から出力される波長多重変調光または増幅された波
長多重変調光を偏波に依存せずにその光レベルを均一に
する偏波無依存利得等化器とを備える。
て、チャネル間のレベル差を均一にしながらコスト低減
を図る。 【解決手段】 複数の波長成分を有する多波長光を発生
する多波長光源と、多波長光の偏波を保持しながらその
光強度を増幅する偏波保持型光ファイバ増幅器と、増幅
された多波長光を偏波を保持しながら波長が異なる複数
の光搬送波に分波する光分波器と、分波された各波長の
光搬送波をそれぞれ変調し、変調光を出力する各波長対
応のＬＮ変調器と、各波長の変調光を波長多重する光合
波器と、波長多重された変調光の偏波に依存せずにその
光強度を増幅する偏波無依存光ファイバ増幅器と、光合
波器から出力される波長多重変調光または増幅された波
長多重変調光を偏波に依存せずにその光レベルを均一に
する偏波無依存利得等化器とを備える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、光波長多重通信に
用いる多波長光送信器に関する。
用いる多波長光送信器に関する。
【０００２】
【従来の技術】図７は、従来の多波長光送信器の第１の
構成例を示す。本構成例は、光波長多重通信（ＷＤＭ）
用の多波長光送信器の光源（ＷＤＭ用光源）として、多
波長光を出力する多波長光源を用いるものである。ここ
で、多波長光とは、波長間隔および偏波が等しい複数の
モードをもつレーザ光であり、レーザ光の位相を単一周
波数で変調することにより得られる（特願２００１−１
９９７９１号）。また、モード同期法を用いて多波長光
を得ることもできる。また、パルス光に非線形効果を与
えて多モード化することにより、多波長光（スーパーコ
ンティニウム光）を得ることもできる。
構成例を示す。本構成例は、光波長多重通信（ＷＤＭ）
用の多波長光送信器の光源（ＷＤＭ用光源）として、多
波長光を出力する多波長光源を用いるものである。ここ
で、多波長光とは、波長間隔および偏波が等しい複数の
モードをもつレーザ光であり、レーザ光の位相を単一周
波数で変調することにより得られる（特願２００１−１
９９７９１号）。また、モード同期法を用いて多波長光
を得ることもできる。また、パルス光に非線形効果を与
えて多モード化することにより、多波長光（スーパーコ
ンティニウム光）を得ることもできる。
【０００３】図７において、多波長光源１１から出力さ
れる多波長光は、アレイ導波路回折格子フィルタ（ＡＷ
Ｇ）などの光分波器１２を用いて波長分離することによ
り、波長間隔の等しい複数の光搬送波が得られる。各波
長の光搬送波は、それぞれ対応する光変調器１３−１〜
１３−ｎで変調され、各変調光が光合波器１４で波長多
重されて光伝送路に送信される。ここで、光分波器１２
の入力側および光合波器１４の出力側には、多波長光ま
たは波長多重変調光の各チャネルのレベル差を均一する
ために、利得帯域内で利得を一定にした利得等化光ファ
イバ増幅器１５，１６が挿入され、それぞれ所定の光パ
ワーまで増幅される。
れる多波長光は、アレイ導波路回折格子フィルタ（ＡＷ
Ｇ）などの光分波器１２を用いて波長分離することによ
り、波長間隔の等しい複数の光搬送波が得られる。各波
長の光搬送波は、それぞれ対応する光変調器１３−１〜
１３−ｎで変調され、各変調光が光合波器１４で波長多
重されて光伝送路に送信される。ここで、光分波器１２
の入力側および光合波器１４の出力側には、多波長光ま
たは波長多重変調光の各チャネルのレベル差を均一する
ために、利得帯域内で利得を一定にした利得等化光ファ
イバ増幅器１５，１６が挿入され、それぞれ所定の光パ
ワーまで増幅される。
【０００４】このような従来の多波長光送信器に用いら
れる多波長光源は、チャネル数だけの単一モードレーザ
を用意する従来のＷＤＭ用光源に比べて、レーザ光源の
個数を削減することができるとともに、各チャネルの波
長設定も容易になる特徴がある。
れる多波長光源は、チャネル数だけの単一モードレーザ
を用意する従来のＷＤＭ用光源に比べて、レーザ光源の
個数を削減することができるとともに、各チャネルの波
長設定も容易になる特徴がある。
【０００５】図８は、従来の多波長光送信器の第２の構
成例を示す。本構成例は、ＷＤＭ用光源として、レーザ
光源を用いず、自然放出光（ＡＳＥ）を光フィルタで周
波数的に切り出したスペクトルスライス光を用いる。こ
こでは、図７に示す多波長光源１１を取り除き、光分波
器１２の入力側の利得等化光ファイバ増幅器１５の入力
を光学的に終端し、発生するＡＳＥを利用する構成を示
す。
成例を示す。本構成例は、ＷＤＭ用光源として、レーザ
光源を用いず、自然放出光（ＡＳＥ）を光フィルタで周
波数的に切り出したスペクトルスライス光を用いる。こ
こでは、図７に示す多波長光源１１を取り除き、光分波
器１２の入力側の利得等化光ファイバ増幅器１５の入力
を光学的に終端し、発生するＡＳＥを利用する構成を示
す。
【０００６】図８において、利得等化光ファイバ増幅器
１５から出力されるＡＳＥは、光分波器１２により波長
の異なる狭帯域のスペクトルスライス光に分波される。
各波長のスペクトルスライス光は、それぞれ対応する光
変調器１３−１〜１３−ｎで変調され、各変調光が光合
波器１４で波長多重され、利得等化光ファイバ増幅器１
６で所定の光パワーまで増幅されて光伝送路に送信され
る。
１５から出力されるＡＳＥは、光分波器１２により波長
の異なる狭帯域のスペクトルスライス光に分波される。
各波長のスペクトルスライス光は、それぞれ対応する光
変調器１３−１〜１３−ｎで変調され、各変調光が光合
波器１４で波長多重され、利得等化光ファイバ増幅器１
６で所定の光パワーまで増幅されて光伝送路に送信され
る。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】従来の多波長光送信器
に用いられる光変調器としては、高速変調特性に優れた
ＬＮ変調器が用いられている。このＬＮ変調器は、Ｌi
ＮbＯ3 基板上に光導波路でマッハツェンダ型干渉計を
形成し、電気光学効果により光導波路の屈折率を変化さ
せて出力光の強度を変調する構成である。その変調特性
は、入力されるレーザ光の偏波面の角度によって異な
る。すなわち、ＬＮ変調器には偏波依存性があるため
に、図７および図８の構成においてその入力側に位置す
る利得等化光ファイバ増幅器１５および光分波器１２に
は、偏波保持型のものを用いる必要があった。
に用いられる光変調器としては、高速変調特性に優れた
ＬＮ変調器が用いられている。このＬＮ変調器は、Ｌi
ＮbＯ3 基板上に光導波路でマッハツェンダ型干渉計を
形成し、電気光学効果により光導波路の屈折率を変化さ
せて出力光の強度を変調する構成である。その変調特性
は、入力されるレーザ光の偏波面の角度によって異な
る。すなわち、ＬＮ変調器には偏波依存性があるため
に、図７および図８の構成においてその入力側に位置す
る利得等化光ファイバ増幅器１５および光分波器１２に
は、偏波保持型のものを用いる必要があった。
【０００８】ところで、光分波器１２としては、ガラス
基板上にＰＬＣ導波路（あるいはシリコン基板上に有機
導波路）で形成されたアレイ導波路回折格子フィルタ
（ＡＷＧ）が一般的に用いられる。このＡＷＧは偏波面
が通常保持されるので、入出力用のピッグテイルに偏波
保持ファイバを取り付けるだけで対応できる。
基板上にＰＬＣ導波路（あるいはシリコン基板上に有機
導波路）で形成されたアレイ導波路回折格子フィルタ
（ＡＷＧ）が一般的に用いられる。このＡＷＧは偏波面
が通常保持されるので、入出力用のピッグテイルに偏波
保持ファイバを取り付けるだけで対応できる。
【０００９】一方、利得等化光ファイバ増幅器１５は、
偏波保持型の構成とするには高度の技術が必要になって
高価になり、多波長光送信器のコスト低下の妨げになっ
ている。
偏波保持型の構成とするには高度の技術が必要になって
高価になり、多波長光送信器のコスト低下の妨げになっ
ている。
【００１０】本発明は、ＬＮ変調器を用いた構成におい
て、チャネル間のレベル差を均一にしながらコスト低減
を図ることができる多波長光送信器を提供することを目
的とする。
て、チャネル間のレベル差を均一にしながらコスト低減
を図ることができる多波長光送信器を提供することを目
的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の発明
は、複数の波長成分を有する多波長光を発生する多波長
光源と、多波長光の偏波を保持しながらその光強度を増
幅する偏波保持型光ファイバ増幅器と、増幅された多波
長光を偏波を保持しながら波長が異なる複数の光搬送波
に分波する光分波器と、分波された各波長の光搬送波を
それぞれ変調し、変調光を出力する各波長対応のＬＮ変
調器と、各波長の変調光を波長多重する光合波器と、波
長多重された変調光の偏波に依存せずにその光強度を増
幅する偏波無依存光ファイバ増幅器と、光合波器から出
力される波長多重変調光または増幅された波長多重変調
光を偏波に依存せずにその光レベルを均一にする偏波無
依存利得等化器とを備える。
は、複数の波長成分を有する多波長光を発生する多波長
光源と、多波長光の偏波を保持しながらその光強度を増
幅する偏波保持型光ファイバ増幅器と、増幅された多波
長光を偏波を保持しながら波長が異なる複数の光搬送波
に分波する光分波器と、分波された各波長の光搬送波を
それぞれ変調し、変調光を出力する各波長対応のＬＮ変
調器と、各波長の変調光を波長多重する光合波器と、波
長多重された変調光の偏波に依存せずにその光強度を増
幅する偏波無依存光ファイバ増幅器と、光合波器から出
力される波長多重変調光または増幅された波長多重変調
光を偏波に依存せずにその光レベルを均一にする偏波無
依存利得等化器とを備える。
【００１２】請求項２に記載の発明は、複数の波長成分
を有する多波長光を発生する多波長光源と、多波長光の
偏波を保持しながらその光強度を増幅する偏波保持型光
ファイバ増幅器と、複数の波長の光搬送波をそれぞれ変
調し、変調光を折り返し出力する各波長対応のＬＮ変調
手段と、増幅された多波長光を偏波を保持しながら波長
が異なる複数の光搬送波に分波して各波長対応のＬＮ変
調手段に入力するとともに、各波長対応のＬＮ変調手段
から折り返し出力される変調光を波長多重する光合分波
器と、光合分波器に入力する多波長光と、光合分波器か
ら出力される波長多重された変調光を分離する光入出力
手段と、光入出力手段で分離された波長多重された変調
光を偏波に依存せずにその光強度を増幅する偏波無依存
光ファイバ増幅器と、光入出力手段で分離された波長多
重変調光または増幅された波長多重変調光を偏波に依存
せずにその光レベルを均一にする偏波無依存利得等化器
とを備える。
を有する多波長光を発生する多波長光源と、多波長光の
偏波を保持しながらその光強度を増幅する偏波保持型光
ファイバ増幅器と、複数の波長の光搬送波をそれぞれ変
調し、変調光を折り返し出力する各波長対応のＬＮ変調
手段と、増幅された多波長光を偏波を保持しながら波長
が異なる複数の光搬送波に分波して各波長対応のＬＮ変
調手段に入力するとともに、各波長対応のＬＮ変調手段
から折り返し出力される変調光を波長多重する光合分波
器と、光合分波器に入力する多波長光と、光合分波器か
ら出力される波長多重された変調光を分離する光入出力
手段と、光入出力手段で分離された波長多重された変調
光を偏波に依存せずにその光強度を増幅する偏波無依存
光ファイバ増幅器と、光入出力手段で分離された波長多
重変調光または増幅された波長多重変調光を偏波に依存
せずにその光レベルを均一にする偏波無依存利得等化器
とを備える。
【００１３】請求項３に記載の発明は、複数の波長成分
を有する多波長光を発生する多波長光源と、多波長光の
偏波を保持しながらその光強度を増幅する偏波保持型光
ファイバ増幅器と、複数の波長の光搬送波をそれぞれ変
調し、変調光を折り返し出力する各波長対応のＬＮ変調
手段と、増幅された多波長光を偏波を保持しながら波長
が異なる複数の光搬送波に分波して各波長対応のＬＮ変
調手段に入力するとともに、各波長対応のＬＮ変調手段
から折り返し出力される変調光を波長多重して偏波保持
型光ファイバ増幅器に入力する光合分波器と、偏波保持
型光ファイバ増幅器に入力する多波長光と、偏波保持型
光ファイバ増幅器から出力される波長多重された変調光
を分離する光入出力手段と、偏波保持型光ファイバ増幅
器で増幅され、光入出力手段で分離された波長多重変調
光を偏波に依存せずにその光レベルを均一にする偏波無
依存利得等化器とを備える。
を有する多波長光を発生する多波長光源と、多波長光の
偏波を保持しながらその光強度を増幅する偏波保持型光
ファイバ増幅器と、複数の波長の光搬送波をそれぞれ変
調し、変調光を折り返し出力する各波長対応のＬＮ変調
手段と、増幅された多波長光を偏波を保持しながら波長
が異なる複数の光搬送波に分波して各波長対応のＬＮ変
調手段に入力するとともに、各波長対応のＬＮ変調手段
から折り返し出力される変調光を波長多重して偏波保持
型光ファイバ増幅器に入力する光合分波器と、偏波保持
型光ファイバ増幅器に入力する多波長光と、偏波保持型
光ファイバ増幅器から出力される波長多重された変調光
を分離する光入出力手段と、偏波保持型光ファイバ増幅
器で増幅され、光入出力手段で分離された波長多重変調
光を偏波に依存せずにその光レベルを均一にする偏波無
依存利得等化器とを備える。
【００１４】請求項４に記載の発明は、複数の波長成分
を有する多波長光を発生する多波長光源と、多波長光の
偏波を保持しながらその光強度を増幅する偏波保持型光
ファイバ増幅器と、複数の波長の光搬送波をそれぞれ変
調し、変調光を出力する各波長対応のＬＮ変調器と、増
幅された多波長光を偏波を保持しながら波長が異なる複
数の光搬送波に分波して各波長対応のＬＮ変調器に入力
するとともに、各波長対応のＬＮ変調器から出力される
変調光を波長多重する光合分波器と、波長多重された変
調光を偏波に依存せずにその光強度を増幅する偏波無依
存光ファイバ増幅器と、光合波器から出力される波長多
重変調光または増幅された波長多重変調光を偏波に依存
せずにその光レベルを均一にする偏波無依存利得等化器
とを備える。
を有する多波長光を発生する多波長光源と、多波長光の
偏波を保持しながらその光強度を増幅する偏波保持型光
ファイバ増幅器と、複数の波長の光搬送波をそれぞれ変
調し、変調光を出力する各波長対応のＬＮ変調器と、増
幅された多波長光を偏波を保持しながら波長が異なる複
数の光搬送波に分波して各波長対応のＬＮ変調器に入力
するとともに、各波長対応のＬＮ変調器から出力される
変調光を波長多重する光合分波器と、波長多重された変
調光を偏波に依存せずにその光強度を増幅する偏波無依
存光ファイバ増幅器と、光合波器から出力される波長多
重変調光または増幅された波長多重変調光を偏波に依存
せずにその光レベルを均一にする偏波無依存利得等化器
とを備える。
【００１５】請求項５に記載の発明は、請求項１，２，
４のいずれかに記載の多波長光送信器において、多波長
光源の代わりに、偏波保持型光ファイバ増幅器の自然放
出光を光源として用いる構成である。
４のいずれかに記載の多波長光送信器において、多波長
光源の代わりに、偏波保持型光ファイバ増幅器の自然放
出光を光源として用いる構成である。
【００１６】このように、本発明は偏波保持型の利得等
化光ファイバ増幅器を用いず、ＬＮ変調器の入力側に安
価な偏波保持型の光ファイバ増幅器を用い、ＬＮ変調器
の出力側に偏波無依存の光ファイバ増幅器および利得等
化器を備えることにより、ＬＮ変調器の偏波依存性に対
応しながらチャネル間のレベル差を均一にする構成を低
コストで実現することができる。
化光ファイバ増幅器を用いず、ＬＮ変調器の入力側に安
価な偏波保持型の光ファイバ増幅器を用い、ＬＮ変調器
の出力側に偏波無依存の光ファイバ増幅器および利得等
化器を備えることにより、ＬＮ変調器の偏波依存性に対
応しながらチャネル間のレベル差を均一にする構成を低
コストで実現することができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】（第１の実施形態）図１は、本発
明の第１の実施形態を示す。本実施形態の特徴は、図７
に示す多波長光源１１を用いた従来の多波長光送信器に
おいて、光変調器１３としてＬＮ変調器を用いたとき
に、その入力側に位置する利得等化光ファイバ増幅器１
５を偏波保持型にする代わりに、それより安価な偏波保
持型光ファイバ増幅器を用い、光変調器の出力側でチャ
ネル間のレベル差を均一にする利得等化を行うところに
ある。なお、光分波器１２は、本来偏波保持型であるの
で入出力用のピッグテイルに偏波保持ファイバを取り付
けることにより、光変調器１３の入力側を偏波保持型光
ファイバ増幅器を含めて偏波保持型構成にする。
明の第１の実施形態を示す。本実施形態の特徴は、図７
に示す多波長光源１１を用いた従来の多波長光送信器に
おいて、光変調器１３としてＬＮ変調器を用いたとき
に、その入力側に位置する利得等化光ファイバ増幅器１
５を偏波保持型にする代わりに、それより安価な偏波保
持型光ファイバ増幅器を用い、光変調器の出力側でチャ
ネル間のレベル差を均一にする利得等化を行うところに
ある。なお、光分波器１２は、本来偏波保持型であるの
で入出力用のピッグテイルに偏波保持ファイバを取り付
けることにより、光変調器１３の入力側を偏波保持型光
ファイバ増幅器を含めて偏波保持型構成にする。
【００１８】図１において、多波長光源１１から出力さ
れる多波長光は、偏波保持型光ファイバ増幅器２１で増
幅され、光分波器１２で波長間隔の等しい複数の光搬送
波に分波される。各波長の光搬送波は、それぞれ所定の
偏波で対応する光変調器（ＬＮ変調器）１３−１〜１３
−ｎに入力され、変調される。各光変調器から出力され
る各波長の変調光は光合波器１４で波長多重され、偏波
無依存光ファイバ増幅器２２で所定の光パワーまで増幅
され、偏波無依存利得等化器２３で各波長の光レベルを
均一にして光伝送路に送信される。
れる多波長光は、偏波保持型光ファイバ増幅器２１で増
幅され、光分波器１２で波長間隔の等しい複数の光搬送
波に分波される。各波長の光搬送波は、それぞれ所定の
偏波で対応する光変調器（ＬＮ変調器）１３−１〜１３
−ｎに入力され、変調される。各光変調器から出力され
る各波長の変調光は光合波器１４で波長多重され、偏波
無依存光ファイバ増幅器２２で所定の光パワーまで増幅
され、偏波無依存利得等化器２３で各波長の光レベルを
均一にして光伝送路に送信される。
【００１９】なお、光ファイバ増幅器は、エルビウムな
どの希土類イオンを添加した光ファイバを増幅媒体と
し、励起光を入力して希土類イオンを励起することによ
り増幅作用をもたせた光増幅器であり、一般的には入射
光の偏波面が保持されない偏波無依存型である。この増
幅媒体となる光ファイバとしてＰＡＮＤＡファイバなど
の偏波保持光ファイバのコアに希土類イオンを添加した
ものを用いることにより、入射光の偏波面が保持される
偏波保持型光ファイバ増幅器２１となる。
どの希土類イオンを添加した光ファイバを増幅媒体と
し、励起光を入力して希土類イオンを励起することによ
り増幅作用をもたせた光増幅器であり、一般的には入射
光の偏波面が保持されない偏波無依存型である。この増
幅媒体となる光ファイバとしてＰＡＮＤＡファイバなど
の偏波保持光ファイバのコアに希土類イオンを添加した
ものを用いることにより、入射光の偏波面が保持される
偏波保持型光ファイバ増幅器２１となる。
【００２０】ただし、光ファイバ増幅器は図２に示すよ
うに、一般的に波長1.53μｍと1.56μｍの２つの波長で
利得がピークとなる。すなわち、偏波保持型光ファイバ
増幅器２１および偏波無依存光ファイバ増幅器２２でも
同様であり、利得帯域内で利得は一定にならない。そこ
で、偏波無依存利得等化器２３を用いてチャネル間のレ
ベル差を均一にする。すなわち、偏波無依存利得等化器
２３は、偏波保持型光ファイバ増幅器２１と偏波無依存
光ファイバ増幅器２２の利得特性の積を平坦化する透過
特性（損失特性）を有し、例えば数種類の透過特性を有
する光ファイバグレーティングを組み合わせて構成され
る。なお、偏波無依存光ファイバ増幅器２２と偏波無依
存利得等化器２３の順番は任意である。
うに、一般的に波長1.53μｍと1.56μｍの２つの波長で
利得がピークとなる。すなわち、偏波保持型光ファイバ
増幅器２１および偏波無依存光ファイバ増幅器２２でも
同様であり、利得帯域内で利得は一定にならない。そこ
で、偏波無依存利得等化器２３を用いてチャネル間のレ
ベル差を均一にする。すなわち、偏波無依存利得等化器
２３は、偏波保持型光ファイバ増幅器２１と偏波無依存
光ファイバ増幅器２２の利得特性の積を平坦化する透過
特性（損失特性）を有し、例えば数種類の透過特性を有
する光ファイバグレーティングを組み合わせて構成され
る。なお、偏波無依存光ファイバ増幅器２２と偏波無依
存利得等化器２３の順番は任意である。
【００２１】（第２の実施形態）図３は、本発明の第２
の実施形態を示す。本実施形態の特徴は、図１に示す第
１の実施形態の構成において、光変調器１３−１〜１３
−ｎの出力を反射する光反射手段３１（請求項２，３で
は光変調器と光反射手段を合わせてＬＮ変調手段とい
う）を用い、光分波器１２と光合波器１４を１つの光合
分波器３２に集約するところにある。なお、偏波保持型
光ファイバ増幅器２１の出力を光合分波器３２に接続
し、光合分波器３２の合波出力を偏波無依存光ファイバ
増幅器２２に接続するために、光サーキュレータ３３あ
るいはそれに代わる同機能の光入出力手段が用いられ
る。
の実施形態を示す。本実施形態の特徴は、図１に示す第
１の実施形態の構成において、光変調器１３−１〜１３
−ｎの出力を反射する光反射手段３１（請求項２，３で
は光変調器と光反射手段を合わせてＬＮ変調手段とい
う）を用い、光分波器１２と光合波器１４を１つの光合
分波器３２に集約するところにある。なお、偏波保持型
光ファイバ増幅器２１の出力を光合分波器３２に接続
し、光合分波器３２の合波出力を偏波無依存光ファイバ
増幅器２２に接続するために、光サーキュレータ３３あ
るいはそれに代わる同機能の光入出力手段が用いられ
る。
【００２２】図３(1) において、多波長光源１１から出
力される多波長光は、偏波保持型光ファイバ増幅器２１
で増幅され、光サーキュレータ３３を介して光合分波器
３２に入力され、波長間隔の等しい複数の光搬送波に分
波される。各波長の光搬送波は、それぞれ対応する光変
調器（ＬＮ変調器）１３−１〜１３−ｎで変調され、各
変調光が光反射手段３１で折り返されて光合分波器３２
で波長多重される。この波長多重光は、光サーキュレー
タ３３を介して偏波無依存光ファイバ増幅器２２で所定
の光パワーまで増幅され、偏波無依存利得等化器２３で
各波長の光レベルを均一にして光伝送路に送信される。
力される多波長光は、偏波保持型光ファイバ増幅器２１
で増幅され、光サーキュレータ３３を介して光合分波器
３２に入力され、波長間隔の等しい複数の光搬送波に分
波される。各波長の光搬送波は、それぞれ対応する光変
調器（ＬＮ変調器）１３−１〜１３−ｎで変調され、各
変調光が光反射手段３１で折り返されて光合分波器３２
で波長多重される。この波長多重光は、光サーキュレー
タ３３を介して偏波無依存光ファイバ増幅器２２で所定
の光パワーまで増幅され、偏波無依存利得等化器２３で
各波長の光レベルを均一にして光伝送路に送信される。
【００２３】なお、光反射手段３１としては、例えば金
属膜または誘電体多層膜をコーティングした鏡などを用
いることができる。また、特定の波長を反射する手段と
して、回折格子やファイバブラッググレーティングなど
も用いることができる。
属膜または誘電体多層膜をコーティングした鏡などを用
いることができる。また、特定の波長を反射する手段と
して、回折格子やファイバブラッググレーティングなど
も用いることができる。
【００２４】また、光変調器１３と光反射手段３１は、
光ファイバあるいは光導波路を介して光学的に接続され
るか、図３(2) に示すように接触させる構造であっても
よい。
光ファイバあるいは光導波路を介して光学的に接続され
るか、図３(2) に示すように接触させる構造であっても
よい。
【００２５】（第３の実施形態）図４は、本発明の第３
の実施形態を示す。本実施形態の特徴は、図３に示す第
２の実施形態の構成において、偏波保持型光ファイバ増
幅器２１と偏波無依存光ファイバ増幅器２２を兼用し、
偏波保持型光ファイバ増幅器２１を光サーキュレータ３
３と光合分波器３２との間に配置したところにある。こ
れにより、さらにコスト低減が可能となる。
の実施形態を示す。本実施形態の特徴は、図３に示す第
２の実施形態の構成において、偏波保持型光ファイバ増
幅器２１と偏波無依存光ファイバ増幅器２２を兼用し、
偏波保持型光ファイバ増幅器２１を光サーキュレータ３
３と光合分波器３２との間に配置したところにある。こ
れにより、さらにコスト低減が可能となる。
【００２６】図４(1) において、多波長光源１１から出
力される多波長光は、光サーキュレータ３３を介して偏
波保持型光ファイバ増幅器２１に入力され、増幅されて
光合分波器３２に入力され、波長間隔の等しい複数の光
搬送波に分波される。各波長の光搬送波は、それぞれ対
応する光変調器（ＬＮ変調器）１３−１〜１３−ｎで変
調され、各変調光が光反射手段３１で折り返されて光合
分波器３２で波長多重される。この波長多重光は、偏波
保持型光ファイバ増幅器２１で所定の光パワーまで増幅
され、光サーキュレータ３３を介して偏波無依存利得等
化器２３で各波長の光レベルを均一にして光伝送路に送
信される。
力される多波長光は、光サーキュレータ３３を介して偏
波保持型光ファイバ増幅器２１に入力され、増幅されて
光合分波器３２に入力され、波長間隔の等しい複数の光
搬送波に分波される。各波長の光搬送波は、それぞれ対
応する光変調器（ＬＮ変調器）１３−１〜１３−ｎで変
調され、各変調光が光反射手段３１で折り返されて光合
分波器３２で波長多重される。この波長多重光は、偏波
保持型光ファイバ増幅器２１で所定の光パワーまで増幅
され、光サーキュレータ３３を介して偏波無依存利得等
化器２３で各波長の光レベルを均一にして光伝送路に送
信される。
【００２７】なお、光変調器１３と光反射手段３１は、
光ファイバあるいは光導波路を介して光学的に接続され
るか、図４(2) に示すように接触させる構造であっても
よい。
光ファイバあるいは光導波路を介して光学的に接続され
るか、図４(2) に示すように接触させる構造であっても
よい。
【００２８】ところで、第２の実施形態では、偏波無依
存利得等化器２３において、偏波保持型光ファイバ増幅
器２１と偏波無依存光ファイバ増幅器２２の２つの波長
依存性を等化する特性が求められるが、本実施形態では
１つの偏波保持型光ファイバ増幅器２１の波長依存性を
等化すればよいので、偏波無依存利得等化器２３の波長
特性の設定が容易になる利点がある。
存利得等化器２３において、偏波保持型光ファイバ増幅
器２１と偏波無依存光ファイバ増幅器２２の２つの波長
依存性を等化する特性が求められるが、本実施形態では
１つの偏波保持型光ファイバ増幅器２１の波長依存性を
等化すればよいので、偏波無依存利得等化器２３の波長
特性の設定が容易になる利点がある。
【００２９】（第４の実施形態）図５は、本発明の第４
の実施形態を示す。本実施形態の特徴は、図３に示す第
２の実施形態の構成において、光反射手段３１を用いる
代わりに光変調器１３−１〜１３−ｎの出力を光合分波
器３２の他のポートに折り返し、その合波出力を他のポ
ートに取り出して偏波無依存光ファイバ増幅器２２に接
続することにより、光サーキュレータ３３を不要とした
ところにある。このような光合分波器３２はＡＷＧで対
応することができる。
の実施形態を示す。本実施形態の特徴は、図３に示す第
２の実施形態の構成において、光反射手段３１を用いる
代わりに光変調器１３−１〜１３−ｎの出力を光合分波
器３２の他のポートに折り返し、その合波出力を他のポ
ートに取り出して偏波無依存光ファイバ増幅器２２に接
続することにより、光サーキュレータ３３を不要とした
ところにある。このような光合分波器３２はＡＷＧで対
応することができる。
【００３０】図５において、多波長光源１１から出力さ
れる多波長光は、偏波保持型光ファイバ増幅器２１で増
幅されて光合分波器３２に入力され、波長間隔の等しい
複数の光搬送波に分波される。各波長の光搬送波は、そ
れぞれ対応する光変調器（ＬＮ変調器）１３−１〜１３
−ｎで変調され、各変調光が光合分波器３２に折り返さ
れて波長多重される。この波長多重光は、光合分波器３
２に多波長光が入力するポートと異なるポートから出力
され、偏波無依存光ファイバ増幅器２２で所定の光パワ
ーまで増幅され、利得等化器２３で各波長の光レベルを
均一にして光伝送路に送信される。
れる多波長光は、偏波保持型光ファイバ増幅器２１で増
幅されて光合分波器３２に入力され、波長間隔の等しい
複数の光搬送波に分波される。各波長の光搬送波は、そ
れぞれ対応する光変調器（ＬＮ変調器）１３−１〜１３
−ｎで変調され、各変調光が光合分波器３２に折り返さ
れて波長多重される。この波長多重光は、光合分波器３
２に多波長光が入力するポートと異なるポートから出力
され、偏波無依存光ファイバ増幅器２２で所定の光パワ
ーまで増幅され、利得等化器２３で各波長の光レベルを
均一にして光伝送路に送信される。
【００３１】なお、本実施形態の構成は、図１に示す第
１の実施形態の光分波器１２と光合波器１４を共有化し
た構成とみることもできる。
１の実施形態の光分波器１２と光合波器１４を共有化し
た構成とみることもできる。
【００３２】（第５の実施形態）第５の実施形態は、第
１の実施形態、第２の実施形態、第４の実施形態におけ
る多波長光源１１を用いる構成に代えて、図８に示す従
来構成のように、自然放出光（ＡＳＥ）を光フィルタで
周波数的に切り出したスペクトルスライス光を用いる。
すなわち、図１，図３，図５に示す多波長光源１１を取
り除き、偏波保持型光ファイバ増幅器２１の入力を光学
的に終端し、発生するＡＳＥを利用する構成とする。図
６(1) は、図１に示す第１の実施形態に対応する構成で
あり、図６(2) は、図３に示す第２の実施形態に対応す
る構成である。同様に、図５に示す第４の実施形態にも
対応させることができる。
１の実施形態、第２の実施形態、第４の実施形態におけ
る多波長光源１１を用いる構成に代えて、図８に示す従
来構成のように、自然放出光（ＡＳＥ）を光フィルタで
周波数的に切り出したスペクトルスライス光を用いる。
すなわち、図１，図３，図５に示す多波長光源１１を取
り除き、偏波保持型光ファイバ増幅器２１の入力を光学
的に終端し、発生するＡＳＥを利用する構成とする。図
６(1) は、図１に示す第１の実施形態に対応する構成で
あり、図６(2) は、図３に示す第２の実施形態に対応す
る構成である。同様に、図５に示す第４の実施形態にも
対応させることができる。
【００３３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の多波長光
送信器は、ＬＮ変調器の入力側に偏波保持型の光ファイ
バ増幅器を用い、ＬＮ変調器の出力側に偏波無依存の光
ファイバ増幅器および利得等化器を備えることにより、
高価な偏波保持型の利得等化光ファイバ増幅器が不要と
なる。これにより、ＬＮ変調器の偏波依存性に対応しな
がら、チャネル間のレベル差を均一にする構成を低コス
トで実現することができる。
送信器は、ＬＮ変調器の入力側に偏波保持型の光ファイ
バ増幅器を用い、ＬＮ変調器の出力側に偏波無依存の光
ファイバ増幅器および利得等化器を備えることにより、
高価な偏波保持型の利得等化光ファイバ増幅器が不要と
なる。これにより、ＬＮ変調器の偏波依存性に対応しな
がら、チャネル間のレベル差を均一にする構成を低コス
トで実現することができる。
【００３４】さらに、光分波器と光合波器を共用した
り、偏波保持型の光ファイバ増幅器と偏波無依存の光フ
ァイバ増幅器を共用したりする構成とすることにより、
さらに低コスト化を実現することができる。
り、偏波保持型の光ファイバ増幅器と偏波無依存の光フ
ァイバ増幅器を共用したりする構成とすることにより、
さらに低コスト化を実現することができる。
【００３５】また、偏波保持型の光ファイバ増幅器と偏
波無依存の光ファイバ増幅器を共用する構成（請求項
３）では、偏波無依存利得等化器は、１つの偏波保持型
光ファイバ増幅器の波長依存性を等化すればよいので、
その波長特性の設定が容易になる。
波無依存の光ファイバ増幅器を共用する構成（請求項
３）では、偏波無依存利得等化器は、１つの偏波保持型
光ファイバ増幅器の波長依存性を等化すればよいので、
その波長特性の設定が容易になる。
【図１】本発明の第１の実施形態を示すブロック図。
【図２】第１の実施形態における利得等化の動作説明の
図。
図。
【図３】本発明の第２の実施形態を示すブロック図。
【図４】本発明の第３の実施形態を示すブロック図。
【図５】本発明の第４の実施形態を示すブロック図。
【図６】本発明の第５の実施形態を示すブロック図。
【図７】多波長光源を用いた従来の多波長光送信器の第
１の構成例を示すブロック図。
１の構成例を示すブロック図。
【図８】スペクトルスライス光を用いた従来の多波長光
送信器の第１の構成例を示すブロック図。
送信器の第１の構成例を示すブロック図。
１１ 多波長光源
１２ 光分波器
１３ 光変調器（ＬＮ変調器）
１４ 光合波器
１５，１６ 利得等化光ファイバ増幅器
２１ 偏波保持型光ファイバ増幅器
２２ 偏波無依存光ファイバ増幅器
２３ 偏波無依存利得等化器
３１ 光反射手段
３２ 光合分波器
３３ 光サーキュレータ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 手島 光啓
東京都千代田区大手町二丁目３番１号 日
本電信電話株式会社内
(72)発明者 可児 淳一
東京都千代田区大手町二丁目３番１号 日
本電信電話株式会社内
Ｆターム(参考） 5K002 AA01 CA08 CA13 CA14 DA02
Claims (5)
- 【請求項１】 複数の波長成分を有する多波長光を発生
する多波長光源と、 前記多波長光の偏波を保持しながらその光強度を増幅す
る偏波保持型光ファイバ増幅器と、 前記増幅された多波長光を偏波を保持しながら波長が異
なる複数の光搬送波に分波する光分波器と、 前記分波された各波長の光搬送波をそれぞれ変調し、変
調光を出力する各波長対応のＬＮ変調器と、 前記各波長の変調光を波長多重する光合波器と、 前記波長多重された変調光の偏波に依存せずにその光強
度を増幅する偏波無依存光ファイバ増幅器と、 前記光合波器から出力される波長多重変調光または前記
増幅された波長多重変調光を偏波に依存せずにその光レ
ベルを均一にする偏波無依存利得等化器とを備えたこと
を特徴とする多波長光送信器。 - 【請求項２】 複数の波長成分を有する多波長光を発生
する多波長光源と、 前記多波長光の偏波を保持しながらその光強度を増幅す
る偏波保持型光ファイバ増幅器と、 複数の波長の光搬送波をそれぞれ変調し、変調光を折り
返し出力する各波長対応のＬＮ変調手段と、 前記増幅された多波長光を偏波を保持しながら波長が異
なる複数の光搬送波に分波して前記各波長対応のＬＮ変
調手段に入力するとともに、前記各波長対応のＬＮ変調
手段から折り返し出力される変調光を波長多重する光合
分波器と、 前記光合分波器に入力する多波長光と、前記光合分波器
から出力される波長多重された変調光を分離する光入出
力手段と、 前記光入出力手段で分離された前記波長多重された変調
光を偏波に依存せずにその光強度を増幅する偏波無依存
光ファイバ増幅器と、 前記光入出力手段で分離された前記波長多重変調光また
は前記増幅された波長多重変調光を偏波に依存せずにそ
の光レベルを均一にする偏波無依存利得等化器とを備え
たことを特徴とする多波長光送信器。 - 【請求項３】 複数の波長成分を有する多波長光を発生
する多波長光源と、 前記多波長光の偏波を保持しながらその光強度を増幅す
る偏波保持型光ファイバ増幅器と、 複数の波長の光搬送波をそれぞれ変調し、変調光を折り
返し出力する各波長対応のＬＮ変調手段と、 前記増幅された多波長光を偏波を保持しながら波長が異
なる複数の光搬送波に分波して前記各波長対応のＬＮ変
調手段に入力するとともに、前記各波長対応のＬＮ変調
手段から折り返し出力される変調光を波長多重して前記
偏波保持型光ファイバ増幅器に入力する光合分波器と、 前記偏波保持型光ファイバ増幅器に入力する多波長光
と、前記偏波保持型光ファイバ増幅器から出力される波
長多重された変調光を分離する光入出力手段と、 前記偏波保持型光ファイバ増幅器で増幅され、光入出力
手段で分離された前記波長多重変調光を偏波に依存せず
にその光レベルを均一にする偏波無依存利得等化器とを
備えたことを特徴とする多波長光送信器。 - 【請求項４】 複数の波長成分を有する多波長光を発生
する多波長光源と、 前記多波長光の偏波を保持しながらその光強度を増幅す
る偏波保持型光ファイバ増幅器と、 複数の波長の光搬送波をそれぞれ変調し、変調光を出力
する各波長対応のＬＮ変調器と、 前記増幅された多波長光を偏波を保持しながら波長が異
なる複数の光搬送波に分波して前記各波長対応のＬＮ変
調器に入力するとともに、前記各波長対応のＬＮ変調器
から出力される変調光を波長多重する光合分波器と、 前記波長多重された変調光を偏波に依存せずにその光強
度を増幅する偏波無依存光ファイバ増幅器と、 前記光合波器から出力される波長多重変調光または前記
増幅された波長多重変調光を偏波に依存せずにその光レ
ベルを均一にする偏波無依存利得等化器とを備えたこと
を特徴とする多波長光送信器。 - 【請求項５】 請求項１，２，４のいずれかに記載の多
波長光送信器において、 前記多波長光源の代わりに、前記偏波保持型光ファイバ
増幅器の自然放出光を光源として用いる構成であること
を特徴とする多波長光送信器。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001385798A JP2003188853A (ja) | 2001-12-19 | 2001-12-19 | 多波長光送信器 |
| US10/163,849 US7127168B2 (en) | 2001-06-13 | 2002-06-05 | Multi-wavelength optical modulation circuit and wavelength-division multiplexed optical signal transmitter |
| CA002389974A CA2389974C (en) | 2001-06-13 | 2002-06-10 | Multi-wavelength optical modulation circuit and wavelength-division multiplexed optical signal transmitter |
| EP02291444A EP1267510B1 (en) | 2001-06-13 | 2002-06-11 | Multi-wavelength optical modulation circuit and wavelength-division multiplexed optical signal transmitter |
| DE60222719T DE60222719T2 (de) | 2001-06-13 | 2002-06-11 | Mehrwellenlängen optische Modulationsvorrichtung und Wellenlängenmultiplexierter optischer Signalsender |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001385798A JP2003188853A (ja) | 2001-12-19 | 2001-12-19 | 多波長光送信器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003188853A true JP2003188853A (ja) | 2003-07-04 |
Family
ID=27595112
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001385798A Pending JP2003188853A (ja) | 2001-06-13 | 2001-12-19 | 多波長光送信器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003188853A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006067603A (ja) * | 2004-08-28 | 2006-03-09 | Samsung Electronics Co Ltd | 波長分割多重方式の光加入者網とそれを用いた受動型光加入者網 |
| US7415205B2 (en) | 2004-01-09 | 2008-08-19 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Wavelength division multiplexed self-healing passive optical network using wavelength injection method |
| JP2010245752A (ja) * | 2009-04-03 | 2010-10-28 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 光／無線伝送装置 |
| JP2013528008A (ja) * | 2010-03-29 | 2013-07-04 | アルカテル−ルーセント | 光集積トランスミッタ |
-
2001
- 2001-12-19 JP JP2001385798A patent/JP2003188853A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7415205B2 (en) | 2004-01-09 | 2008-08-19 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Wavelength division multiplexed self-healing passive optical network using wavelength injection method |
| JP2006067603A (ja) * | 2004-08-28 | 2006-03-09 | Samsung Electronics Co Ltd | 波長分割多重方式の光加入者網とそれを用いた受動型光加入者網 |
| JP2010245752A (ja) * | 2009-04-03 | 2010-10-28 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 光／無線伝送装置 |
| JP2013528008A (ja) * | 2010-03-29 | 2013-07-04 | アルカテル−ルーセント | 光集積トランスミッタ |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
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|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050208 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050614 |