JP2003187320A - 飲料製造装置 - Google Patents

飲料製造装置

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JP2003187320A
JP2003187320A JP2001390251A JP2001390251A JP2003187320A JP 2003187320 A JP2003187320 A JP 2003187320A JP 2001390251 A JP2001390251 A JP 2001390251A JP 2001390251 A JP2001390251 A JP 2001390251A JP 2003187320 A JP2003187320 A JP 2003187320A
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beverage
cleaning
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lid
cup
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Naoto Fukushima
直人 福島
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Sanyo Electric Co Ltd
Fukiage Fuji Vending Machine Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Fukiage Fuji Vending Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 飲料製造時に付着した原料や希釈水を確実に
排除でき、異種の原料が飲料に混入することを防いで長
期にわたって衛生性を維持することのできる飲料製造装
置を提供する。 【解決手段】 ドリップトレイ22A上からカップトレ
イ3を退避させるトレイ退避機構部を設け、フローズン
飲料の製造後にトレイ退避機構部を駆動してカップトレ
イ3を退避させる。洗浄処理は、飲料製造に用いたカッ
ター53、蓋部55、およびドリップトレイ22Aを洗
浄具として用いて洗浄水による攪拌洗浄を行い、洗浄後
のシャフト52、カッター53、および蓋部55を排気
ファン20Cの回転に基づいて送風乾燥させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は飲料製造装置に関
し、特に、カップに供給されたシロップと氷を前記カッ
プ内で混合してシャーベット状の飲料(フローズン飲
料)を製造する飲料製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シロップと氷とをタンク内で混合
(または攪拌)してシャーベット状の飲料(以下、フロ
ーズン飲料という)を製造する飲料製造装置が知られて
いる。この飲料製造装置には、大気開放型のタンクの内
部で希釈水とシロップを冷却しながら攪拌する無炭酸型
と、炭酸ガスで加圧した圧力タンクの内部で希釈水とシ
ロップを冷却しながら攪拌する炭酸型がある。
【0003】このような飲料製造装置として、例えば、
特開2000−163651号公報に開示されるものが
ある。この飲料製造装置によると、大気開放型のタンク
内にオーガ式製氷機を兼ねた攪拌羽根付きの冷却シリン
ダを有し、希釈水とシロップとを混合しながら製氷機で
製氷する。製氷機から送り出される氷とシロップの混合
体を冷却しながら攪拌羽根で攪拌することで、口当たり
が良く、清涼感のあるシャーベット状のフローズン飲料
を形成できる反面、シロップと希釈水の混合、冷却を行
うタンクや製氷機等のフローズン飲料用の機器が必要に
なることから、機器サイズに制約のある自動販売機等へ
の適用が難しいという問題がある。
【0004】原料等の混合をカップで行う飲料製造装置
として、例えば、実公平4−54546号公報に開示さ
れるものがある。この飲料製造装置では、カップに原料
と希釈用水を収容し、カップ上面をカップカバーで覆っ
た状態で攪拌羽根の回転駆動に基づいてカップ内の原料
および希釈水を攪拌混合して飲料を作成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の飲料製
造装置によると、飲料製造後の攪拌羽根やカップカバー
には原料や希釈水が付着しているため、そのまま後の販
売動作に用いることは衛生上好ましくない。また、攪拌
羽根やカップカバーを複数の飲料製造に共用する場合に
は、異種の原料が飲料に混入する恐れがあり、そのこと
によって飲料の品質を損ねるという問題がある。
【0006】従って、本発明の目的は、飲料製造時に付
着した原料や希釈水を確実に排除でき、異種の原料が飲
料に混入することを防いで長期にわたって衛生性を維持
することのできる飲料製造装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、飲料の原料を収容する容器と、前記容器
を搭載する容器台と、前記容器と嵌合可能な蓋と、前記
蓋で封止された前記容器の内部で前記原料を回転駆動に
基づいて混合する回転刃を有し、前記蓋で封止された前
記容器の内部で前記原料を混合して飲料を製造する飲料
製造部と、前記飲料製造部を定められた移動範囲で移動
させる移動機構部と、前記移動範囲に位置して前記飲料
の製造に用いた前記飲料製造部の洗浄を行う洗浄部と、
前記飲料製造部を動作に応じた移動パターンで移動させ
る制御部を有する飲料製造装置を提供する。
【0008】また、本発明は上記した目的を達成するた
め、固形分を含む飲料の原料を収容する容器と、前記容
器を搭載する容器台と、前記容器と嵌合可能な蓋と、前
記蓋で封止された前記容器の内部で前記固形分を粉砕す
るとともに前記原料を回転駆動に基づいて混合する回転
刃を有し、前記蓋で封止された前記容器の内部で前記原
料を混合して飲料を製造する飲料製造部と、前記飲料製
造部を定められた垂直移動範囲で移動させる移動機構部
と、前記垂直移動範囲に位置して前記飲料の製造に用い
た前記飲料製造部の洗浄を行う洗浄部と、前記飲料製造
部を動作に応じた移動パターンで往復移動させる制御部
を有する飲料製造装置を提供する。
【0009】本発明によると、飲料製造部の移動範囲に
容器および洗浄部を配置することによって、飲料製造に
用いた機器を洗浄具として用いることが可能になり、飲
料製造後に一連の手順で飲料製造部の洗浄動作を行うこ
とが可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明の実施の形態に係る飲料デ
ィスペンサとしての飲料製造装置の概略構成を示し、本
体2と、退避機構部(後述)によって収容可能なカップ
トレイ3と、カップトレイ3に配置されて原料を受容す
るカップ4と、カップ4に受容された原料をカップ内で
粉砕、混合、および攪拌するカッティング部5からなる
フローズン飲料製造部1と、フローズン飲料製造部1の
前面に設けられてカッティング部5を保護する保護部材
20Aと、カップ4の格納、取り出しに応じて開閉自在
に設けられる扉20Bと、カッティング部5の上部に位
置して保護部材20Aおよび扉20Bによって形成され
る空間から外部への排気を行う排気ファン20Cと、フ
ローズン飲料製造部1の上部前面に設けられる操作スイ
ッチ群20Dと、カップトレイ3に販売飲料に応じたサ
イズのカップ4を供給するカップディスペンサ6と、カ
ップ4に製氷された氷を供給する製氷部7と、カップ4
にシロップを供給するシロップ供給部8と、配管9およ
びカッティング部5の一部を介して洗浄水を供給する洗
浄水供給部10と、フローズン飲料製造部1に設けられ
るモータ、センサ、電磁弁等の機器に電力を供給する駆
動部11と、購買者の販売要求に応じた販売要求信号を
入力する販売要求信号入力部12と、販売要求信号入力
部12から入力する販売要求信号に基づいて各部を制御
するCPUを有した制御部13を有する。
【0012】本体2は、カッティング部5を定められた
垂直移動範囲で昇降させる昇降機構部を内蔵し、昇降機
構部は、駆動部11から飲料製造動作に応じて供給され
る電力に基づいてカッティング部5を上下に昇降させ
る。また、昇降機構部は、カッティング部5の先端に付
着した汚れを洗浄する洗浄動作においても駆動部11か
ら供給される電力に基づいて洗浄位置に応じた位置にカ
ッティング部5を移動させる。
【0013】カップトレイ3は、カップ4よりこぼれた
飲料等の液体を下方に設けられるドリップトレイ(図示
せず)で受容するように格子状に形成されている。この
カップトレイ3は、カッティング部5の洗浄工程におい
て、後述する退避機構部によって収容可能に形成されて
いる。
【0014】カッティング部5は、駆動部11より供給
される電力に基づいて回転し、回転速度の調整が可能な
駆動モータ50と、駆動モータ50の回転軸に取付けら
れるシャフト52と、シャフト52の先端に取り付けら
れて回転することによりカップ4内の原料を粉砕、混
合、および攪拌する回転刃であるカッター53と、樹脂
材料で形成されてカップ4を封止する蓋部55を有す
る。
【0015】カッター53は、金属材料で形成されて固
形物の粉砕に適した形状となるように曲げ加工された刃
であり、シャフト52の先端に着脱自在に取付けられて
いる。このカッター53は、原料やフローズン飲料の種
類に応じて、更には、カップ4のサイズや形状に合わせ
て最適な形状のものを用いることができ、例えば、複数
の刃を持ったプロペラ状のものを使用することができ
る。
【0016】製氷部7は、ロッド式、オーガ式等の製氷
形式に基づいてアイス飲料用として飲料水を凍らせて形
成された氷を供給する。
【0017】シロップ供給部8は、シロップタンクに貯
蔵されたシロップを炭酸ガス等で加圧することにより供
給するもの、重力によって自然落下させて供給するも
の、又は、BIB(BAG IN BOX)から供給する
もの等を用いることができる。
【0018】制御部13は、カップのサイズ(大、中、
小)や飲料の種類に応じたフローズン飲料製造部1の垂
直移動量、カッター53の回転速度等のデータ、飲料製
造時におけるフローズン飲料製造部1の移動パターン等
のプログラム、オペレータが操作スイッチ群20Dを操
作することにより設定される制御データ、時間をカウン
トするソフトウエアタイマ、エンコーダパルスをカウン
トするソフトウエアカウンタを格納する記憶部を有して
いる。
【0019】図2は、フローズン飲料製造部1の一方の
側面部を開放して示し、本体2は、上部20、前面部2
1A、側面部21B、背面部21C、および基部22に
よって構成されており、上部20および基部22は、昇
降機構部23を垂直方向に移動可能に支持する2本の支
柱24Aおよび24Bを支持している。基部22は、カ
ップトレイ3を介して落下した液体を受容するドリップ
トレイ22Aを収容している。ドリップトレイ22A
は、受容した廃液等の液体を外部に排出する排出口22
Bを有し、排出口22Bは電磁弁22Cを有した配管を
介して廃液処理部(図示せず)に接続されている。電磁
弁22Cは、非通電状態で配管を閉じ、通電状態で配管
を開くように構成されている。
【0020】排気ファン20Cは、モータによって回転
駆動されることにより、保護部材20Aおよび扉20B
を掃気ダクト(掃気部)として駆動モータ50の冷却お
よびフローズン飲料製造部1の内部に空気の流れを発生
させることにより、原料、水、フローズン飲料等の液体
に触れたシャフト52、カッター53、および蓋部55
の乾燥を促進させてカビ、雑菌、腐食等の発生を防止す
る。
【0021】昇降機構部23は、背面部にラック部25
を有し、ラック部25には駆動モータ26を駆動するこ
とにより回転するピニオンギヤ27が噛合している。ピ
ニオンギヤ27は、駆動モータ26の回転トルクを所定
の減速比に減速して伝達する減速機28とともに支持部
29に固定されており、側面部21Bは、ラック部25
とピニオンギヤ27とが所定の噛み合い状態となるよう
に支持部29を固定している。
【0022】支持部29は、昇降機構部23の所定の位
置を検出する一対の発光素子および受光素子からなる光
学センサである垂直位置検出センサ30A,30B、お
よび30Cを有する。垂直位置検出センサ30Aは、昇
降機構部23の上限(待機位置)を検出し、垂直位置検
出センサ30Bは、昇降機構部23の下降位置を検出
し、垂直位置検出センサ30Cは、カッター53の洗浄
位置を検出する。昇降機構部23の下降位置は、カップ
トレイ3にカップ4を配置したときに後述するカッター
がカップ4の底部に接触することのない深さ位置として
設定されている。
【0023】カッティング部5は、駆動モータ50を昇
降機構部23に着脱自在に支持する駆動モータ支持部5
4と、シャフト52の長さ方向に移動可能に設けられて
下蓋55A、上蓋55B、筒状部55C、スプリング5
5D、スプリング支持部55E、配管接続部55F、お
よび洗浄水流路55Gを有する蓋部55と、蓋部55を
着脱自在に支持するとともに昇降機構部23と協働して
支柱24Aおよび24Bの長さ方向に移動可能に支持さ
れる蓋部支持部材56を有し、昇降機構部23と蓋部支
持部材56との間の支柱24Aには、蓋部支持部材56
を図2における下方に押し付ける弾性力を付与するスプ
リング57が同軸的に設けられている。
【0024】蓋部55は、カップ4に内接する外径を有
して形成された円板状の下蓋55Aと、カップ4の上部
を封止する円板状の上蓋55Bと、下蓋55Aに同軸的
に設けられて上蓋55Bを図面に示す下方向に押し付け
るスプリング55Dによって構成され、下蓋55Aと上
蓋55Bとをシャフト52に同軸的に直列に配置してい
る。下蓋55Aは、カップ4の内壁との接触性を高める
ためにカップ接触部分がテーパー状に形成されている。
上蓋55Bは、下蓋55Aの筒状部分に沿って摺動自在
に支持されている。また、下蓋55Aおよび上蓋55B
は、飲料の付着を抑制するために表面にフッ素コーティ
ングが施されている。また、カップ接触部分をテーパー
状に形成するとともにシリコンゴム等の弾性材料で形成
されたシールリングを設けても良い。
【0025】また、蓋部55は、配管9を接続するため
の配管接続部55Fを有し、洗浄工程において洗浄水供
給部10から配管9を介して供給される洗浄水をシャフ
ト52に沿ってカッター53側に供給する洗浄水流路5
5Gを断面内に有している。
【0026】図3は、基部22を部分的に切断して示
し、基部22は、軸3Aを中心にカップトレイ3を回動
させるためのモータ31と、モータ31の回転軸に取り
付けられるクランク部材31Aと、クランク部材31A
にピン31Bによって結合されるリンク部材32と、カ
ップトレイ3の回動量を規制するための規制リンク部材
33と、基部22の側面に斜めに形成されて規制リンク
部材33の一端に設けられるピン32Aをガイドするガ
イド溝22Gと、カップトレイ3を軸3Aによって回動
自在に支持するトレイ支持部材22Dと、リンク部材3
2および規制リンク部材33を係止してカップトレイ3
の溝部3Bに収容されるピン31Cからなるリンク機構
部を有し、上記したカッター53および蓋部55の洗浄
を行う際に、モータ31の回転に基づいて軸3Aを中心
としたカップトレイ3の回動を行わせる退避機構部とし
て収容している。
【0027】モータ31は、カップトレイ3の収容時に
通電されることによって、図3における時計方向に回転
し、そのことによって生じる回転量をリンク部材32、
ピン31B、およびピン31Cを介してカップトレイ3
の溝部3Bに伝達する。
【0028】カップトレイ3は、モータ31の回転に基
づく駆動力を伝達されることにより、軸3Aを中心に反
時計方向に回転する。カップトレイ3の回動の有無は、
カップトレイ3に設けられる検出突起3Cを一対の発光
素子および受光素子からなる光センサ30Dで光学的に
検出することに基づいて行う。
【0029】図4は、フローズン飲料製造部1を背面方
向より示し、昇降機構部23は、垂直位置検出センサを
遮光するための検出突起23Aを有し、昇降機構部23
が支柱24Aおよび24Bに沿って移動すると、その垂
直位置に応じて垂直位置検出センサ30A,30B、お
よび30Cの光路を遮るように構成されている。垂直位
置検出センサ30A,30B、および30Cは、検出突
起23Aによって遮光されるとOFFとなり、制御部1
3は、垂直位置検出センサのOFFに基づいて駆動モー
タ26の通電を停止する。前面部21Aには、駆動モー
タ支持部54および蓋部支持部材56(図示せず)を通
過させるための開口部21Dと、カップトレイ3の検出
突起3Cを収容する開口部21Eが形成されており、開
口部21Eの近傍に光センサ30Dが取り付けられてい
る。駆動モータ26は、駆動軸の回転量に応じた出力パ
ルスを発生するエンコーダ26Aを備えている。
【0030】図5は、操作スイッチ群20Dを示し、フ
ローズン飲料製造部1を単独で動作させるためのスイッ
チ(START)201と、ドリップトレイ22Aを用
いた洗浄動作(以下、プールリンスという)を実行させ
るためのスイッチ(RINS)202と、実行中の動作
を強制終了させるためのスイッチ(RESET)203
を有する。各スイッチにはそれぞれ押釦部201A,2
02A,203Aが設けられている。また、フローズン
飲料製造部1の動作状態を示す動作表示ランプ204
と、リンス実行中を示すリンスランプ205と、異常発
生時に点灯または点滅するエラー(ERROR)ランプ
206が設けられている。また、押釦部201Aと20
2Aとを同時に操作することによって、昇降機構部23
の位置設定モードの切替え、および位置設定モードにお
ける設定値の決定入力を行うように構成されており、位
置設定モードにおいては、押釦部201Aを押すことに
よりパルスのマイナス入力を行い、押釦部202Aを押
すことによりパルスのプラス入力を行う。
【0031】また、フローズン飲料製造部1は、図示し
ないスイッチとして、主電源を投入するための電源スイ
ッチと、カップ4を用いた洗浄動作(以下、カップリン
スという)を実行させるためのスイッチを有している。
【0032】図6(a)から(d)は、蓋部55がカッ
プ4を封止する動作および分離する動作を示し、図6
(a)に示す待機状態にあるとき、上蓋55Bはスプリ
ング55Dによって下蓋55A側に押し付けられてい
る。シャフト52は、その先端部に設けられる小径部5
1に固定ピン51Aを有し、カッター53の固定溝53
Aに固定ピン51Aを係止することによってカッター5
3が回転時に脱落しないように固定している。
【0033】図6(b)は、蓋部55が下降して上蓋5
5Bがカップ4の上部に当接した状態を示し、蓋部55
が矢印方向に下降すると、まず、下蓋55Aがカップ4
内に挿入され、続いて、上蓋55Bがカップ4の上部に
当接する。
【0034】図6(c)は、蓋部55が更に矢印方向に
下降して下蓋55Aがカップ4の内壁に当接した状態を
示し、下蓋55Aがカップ4の内壁に密接して隙間を封
止することにより飲み口側(カップ周縁部)への液漏れ
を防ぐ。このとき、下蓋55Aはカップ4の中心とカッ
ター53の回転中心が一致するようにカップ4を位置決
めする。また、蓋部55の下降によって、スプリング支
持部55Eがスプリング55Dを圧縮することにより、
上蓋55Bをカップ4の上部に押し付ける。このことに
よって、カップ4をカップトレイ(図示せず)上に安定
的に配置する。
【0035】図6(d)は、カップ4から蓋部55が分
離するときの状態を示し、蓋部55が矢印方向に上昇す
ると、上蓋55Bはスプリング55Dの弾性力に基づい
てカップ4の上部を下方に押し付けていることにより、
その反作用によってカップ4に下蓋55Aの分離を促す
方向の力を付与する。一方、下蓋55Aは矢印で示す方
向に移動することにより、カップ4と下蓋55Aとが分
離する。
【0036】以下に、本発明の実施の形態の動作につい
て説明する。
【0037】図7は、フローズン飲料の販売処理、およ
びカッティング部5の洗浄処理(プールリンス処理)を
一連の手順で実施するフローチャートを示し、以下の各
フローチャートの説明では制御ステップをSで表してい
る。ここでは、販売要求信号の入力に基づくフローズン
飲料の販売処理(S1)、購買者によってフローズン飲
料を受容したカップ4が取り上げられた後のカップトレ
イ3の退避処理(S2)、ドリップトレイ22Aを洗浄
槽として用いるカッター53および蓋部55のプールリ
ンス処理(S3)、およびプールリンス処理終了後のカ
ップトレイ3の復元処理(S4)を1販売周期とした制
御について説明する。
【0038】フローズン飲料製造部1は、主電源の投入
後、最初に販売動作を行う前にイニシャライズが行われ
る。イニシャライズは、昇降機構部23が待機位置にあ
るか否かの判定、カップトレイ3の定位置判定、蓋部5
5の配置に応じた昇降機構部23の設定値変更を命令す
るスイッチ入力判定を行い、各判定についての入力があ
る場合には判定項目に応じた設定を行う。各判定につい
ての入力がない場合にはイニシャライズを終了し、動作
表示ランプ204を点灯して購買者への販売に備える。
【0039】制御部13は、購入者の飲料選択ボタン操
作等による販売要求信号が入力すると、カップディスペ
ンサ6を駆動してカップトレイ3上にカップ4を供給さ
せる。カップ4が供給されると、フローズン飲料の製造
に必要な原料を製造手順に基づいて供給させて製造動作
を開始させる。
【0040】図8は、フローズン飲料製造部1の扉20
Bが開けられた時の扉処理の詳細を示す。電源投入後に
扉20Bが開けられると(S201)、制御部13のC
PUに割り込みがかけられ、現在の情報が記憶部に保存
される(S202)と共に、全てのモータが停止され
(S203)、販売処理が実行中であれば、その処理は
中断される。この時、動作表示ランプ204およびエラ
ーランプ206を点滅させて警告表示を行う(S20
4)。扉20Bが閉じられると、記憶部に保存されてい
た情報を読み出し(S205)、それまで実行していた
処理へ復帰させる(S206)。
【0041】また、扉20Bを閉じた状態では排気ファ
ン20Cが回転し、保護部材20Aおよび扉20Bによ
って形成される空間から外部への排気を行うとともに、
駆動モータ50の冷却を行う。
【0042】図9は、販売処理の詳細を示し、図10に
カッティング部5を主とした動作状態を示す。制御部1
3は、販売処理の開始にあたって動作表示ランプ204
を点滅させる(S300)。駆動部11は、電磁弁22
Cに通電して配管を開くことによりドリップトレイ22
Aに溜まっている液体を排出させる(S301)。カッ
プディスペンサ6は、販売要求信号に応じたサイズのカ
ップ4をカップトレイ3上に供給する。カップトレイ3
上に載置されたカップ4には製氷部7およびシロップ8
から原料が供給される。次に、昇降機構部23が降下を
開始する(S302)。エンコーダ26Aは、昇降機構
部23の降下に伴ってパルスを出力しており、制御部1
3のソフトウエアカウンタはこのパルスをカウントす
る。制御部13は、カッティング部5のカッター53が
カップ4内に挿入され、原料と接触する位置に応じたパ
ルス数となったところで駆動部11に駆動モータ50の
通電命令を出力する。駆動部11は駆動モータ50に電
力を供給する。駆動モータ50は駆動部11から供給さ
れる電力に基づいて低速で回転する(S303)。制御
部13は、昇降機構部23が規定の下降位置に到達した
か否かを垂直位置検出センサ30Bの検出信号に基づい
て判定する(S304)。また、昇降機構部23の下降
位置がエンコーダ26Aのパルス値に基づいて補正され
ているときは、エンコーダ26Aの出力パルスに基づい
て判定する。制御部13は、駆動モータ26の通電時
(S305)にエンコーダ26Aからパルスが出力され
るか否かに基づいて異常判定を行っている(S30
6)。この異常判定動作については後述する。
【0043】垂直位置検出センサ30Bから検出信号が
出力されることにより、昇降機構部23が正しく下降位
置に到達すると(S304)、制御部13は駆動モータ
26への通電を停止する(S307)。このとき、カッ
プ4は、図10(a)に示すように蓋部55によって封
止されている。遅延時間の経過後に制御部13は駆動モ
ータ50を一定時間高速で回転させ(S308)、さら
に駆動モータ50を一定時間停止(S309)させた
後、再び駆動モータ50を一定時間高速で回転させる
(S310)。この駆動モータ50の高速回転時の速度
は、カッター53で氷を粉砕することのできる回転速度
である。
【0044】次に、制御部13は、昇降機構部23を上
昇(S311)させる制御を開始する。昇降機構部23
の上昇時または下降時には駆動モータ26の回転に伴っ
てエンコーダ26Aが検出信号を発生しており、これを
ソフトウエアカウンタでカウントすることにより上昇量
(または、下降量)を検出する。次に、エンコーダ26
Aの出力パルスのカウント値が予め設定したカウント値
になったか否かを判定し(S312)、出力パルスのカ
ウント値が設定値に達するまで昇降機構部23を上昇さ
せる回転方向に駆動モータ26を駆動する(S31
3)。このとき、駆動モータ26についての異常判定が
行われる(S314)。
【0045】出力パルスが、予め設定したカウント値
(カッター53および蓋部55がカップ4から抜け出る
ことのない高さレベル)となったとき、つまり、図10
(b)に示す状態をエンコーダ26Aの出力パルスに基
づいて検出したときに駆動モータ26への通電を停止す
る(S315)。次に、駆動モータ50を回転させて昇
降機構部23をカップ4の深さ方向に決められた移動範
囲で所定回数往復動させることにより、カップ4内の原
料を混合および攪拌し(S316)、駆動モータ50の
通電を停止して混合および攪拌を終了する。
【0046】次に、制御部13は、昇降機構部23が上
昇するように駆動モータ26を駆動する(S318)。
昇降機構部23が図10(c)に示す待機位置まで上昇
すると、垂直位置検出センサ30Aが検出信号を発生す
る(S319)。この時点で駆動部11に通電停止命令
を出力する。駆動部11は、駆動モータ26への通電を
停止(S320)し、電磁弁22Cへの通電を停止する
ことによって配管を閉じる(S321)。次に、動作表
示ランプ204を点灯させて(S322)昇降機構部2
3を待機状態とし、販売処理を終了する。購買者は扉2
0Bを開けて製造されたフローズン飲料を取り出す。
【0047】また、S319において、垂直位置検出セ
ンサ30Aの検出信号が得られない場合、昇降機構部2
3が上昇するように駆動モータ26を一定時間で回転さ
せる(S323)とともに駆動モータ26の異常判定を
実施する(S324)。
【0048】図11は、S305,S314,およびS
324における駆動モータ26の異常判定処理の詳細を
示す。制御部13は、S304,S313,およびS3
23で駆動モータ26を回転させた際、エンコーダ26
Aの出力に変化があったか否かを判定する(S40
1)。エンコーダ出力に変化がなかった場合、フローズ
ン飲料製造部1内の全てのモータの通電を停止し(S4
02)、「エラーコードA」を発生(S403)してエ
ラーランプ206を点灯する(S404)。その後、エ
ラーランプ206の点灯を確認したオペレータがリセッ
トスイッチ203を操作するとエラー状態はリセットさ
れ(S405)、処理はS302,S312,またはS
319へリターンする。
【0049】エンコーダ出力に変化があった場合には、
保護タイマとして設けられているソフトウェアタイマが
タイムアップしているか否かが判定される(S40
6)。保護タイマは、安全側で動作していても、モータ
が必要以上に長時間動作をしている場合には異常と見な
せることから、それを監視するために設けられている。
保護タイマがタイムアップしている場合(S406)、
駆動モータへの通電を停止させ(S407)、「エラー
コードB」を発生(S408)すると共に、エラーラン
プ206を点灯する(S409)。その後、エラーラン
プ206の点灯を確認したオペレータがリセットスイッ
チ203を操作することにより、エラー状態がリセット
される(S410)。
【0050】図12は、図7に示す販売処理が終了した
後のプールリンス処理に係るS2,S3,およびS4の
ステップの詳細を示す。制御部13は、販売処理が正常
に終了するとカップトレイ3の退避処理を実行する。販
売処理終了の判定は、例えば、カップトレイ3上に搭載
されたカップ4を検出するカップ検出センサとしての光
センサの信号出力に基づいてカップ4の有無を検出する
ことにより行うことができる。
【0051】制御部13は、リンスランプ205を点滅
させる(S501)。次に、駆動部11にモータ31の
通電命令を出力する。駆動部11は、通電命令に基づい
てモータ31に通電し、モータ31は通電に基づいて時
計方向に回転する。モータ31が回転するとリンク部材
32がカップトレイ3を押し上げることにより、カップ
トレイ3は軸3Aを中心に反時計方向に回動し、そのこ
とによって図13に示すようにドリップトレイ22A上
から退避する(S502)。このとき、一定時間を経過
しても光センサ30Dから出力信号がないときはモータ
31の異常と判定する(S503)。
【0052】カップトレイ3が正常に退避すると、制御
部13は、モータ31の通電を停止し(S504)、駆
動モータ26に通電して昇降機構部23を洗浄位置まで
下降させる。昇降機構部23がカッター53と蓋部55
とをドリップトレイ22A内の洗浄位置に到達させたこ
とを垂直位置検出センサ30Cの出力状態から判定(S
505)すると、駆動モータ26の通電を停止する(S
508)。この状態では、ドリップトレイ22Aの上部
開口が上蓋55Bと密着することによって封止される。
駆動モータ26は、洗浄位置への到達が確認されるまで
継続して駆動され(S506)、駆動時にエンコーダ2
6Aのパルス出力状態に基づいて異常判定が実行される
(S507)。
【0053】S508で駆動モータ26への通電を停止
した後、洗浄水供給部10から配管9および洗浄水流路
55Gを介してドリップトレイ22A内に洗浄水Wを一
定時間(洗浄水Wがドリップトレイ22Aを満たすのに
充分な時間)で供給(S509)する。次に、駆動モー
タ50を低速で回転し、これを一定時間継続する(S5
10)。駆動モータ50の回転は断続させても良い。こ
れにより、カッター53および蓋部55の表面に付着し
た氷やシロップが洗われて清浄になる。次に、電磁弁2
2Cを一定時間(ドリップトレイ22A内の洗浄水Wの
全量を排出できる時間)で開け(S511)、ドリップ
トレイ22A内の使用済みの洗浄水Wを排出する。この
後、駆動モータ50を低速回転させ(S512)、カッ
ター53および蓋部55の水切りを行う。さらに、電磁
弁22Cを閉じ(S513)た後、洗浄水供給部10か
ら洗浄水Wを一定時間連続的に供給し(S514)、洗
浄水Wによりカッター53および蓋部55のほか、ドリ
ップトレイ22A内をすすぎ洗いする。予め設定したす
すぎ洗い時間が経過(S515)した時点で、電磁弁2
2Cを開けて洗浄水Wをドリップトレイ22Aから排出
し、駆動モータ50への通電を停止する(S516)。
【0054】次に、制御部13は、駆動モータ26を回
転させることによって昇降機構部23を上昇させる(S
517)。昇降機構部23が待機位置に到達したことが
検出されると(S518)、駆動モータ26への通電を
停止する(S520)。駆動モータ26は、待機位置へ
の到達が確認されるまで継続して駆動され、駆動時にエ
ンコーダ26Aのパルス出力状態に基づいて異常判定が
実行される(S519)。一方、基部22側において
は、モータ31に通電が行われ、モータ31の駆動に基
づいてリンク部材32がカップトレイ3を引き下げるこ
とにより、カップトレイ3は軸3Aを中心に時計方向に
回動し、そのことによってカップトレイ3がドリップト
レイ22A上に戻される(S521)。カップトレイ3
が戻されたことを光センサ30Dの検出信号に基づいて
確認すると(S522)、モータ31への通電を停止し
(S523)、リンスランプ205を点灯させて(S5
24)カップトレイ3の復元処理を含むプールリンス処
理を終了する。なお、S523で一定時間が経過しても
光センサ30Dの検出信号が出力されないときはモータ
31の異常と判定される(S525)。
【0055】図14は、図12のS525に示したモー
タ31の異常判定処理を示す。S601〜S605にか
けての異常判定処理の流れは、図11で説明したS40
6〜S410の処理におけるS408の「エラーコード
B」が「エラーコードC」に変更されている点で相違
し、その他は同じ処理内容であることから、この部分に
ついての説明は省略する。
【0056】上記したプールリンス処理では、カッター
53と蓋部55の洗浄終了に伴ってドリップトレイ22
Aからカッター53と蓋部55を直ちに引き上げ、洗浄
水Wを排水して待機位置へ移動させるものとしたが、例
えば、洗浄水Wを満たしたドリップトレイ22Aにカッ
ター53と蓋部55を一定時間(例えば、一晩)浸漬し
た後に洗浄するつけおき洗浄を行うこともできる。
【0057】つけおき洗浄は、オペレータがプールリン
ス実行用のスイッチ202を操作することによりプール
リンスを実行させる。この動作については図12に示す
S501からS509まで同様である。S509の処理
において、洗浄水Wをドリップトレイ22Aに供給して
いる状態で扉20Bを開けることにより、図8に示す扉
処理が実行されて制御部13のCPUに割り込みがかけ
られ、現在の情報が記憶部に保存される。次に、オペレ
ータは電源スイッチをオフにして扉20Bを閉じる。こ
の状態で一晩放置する。翌日、オペレータは扉20Bが
閉じられた状態で電源スイッチをオンにすることにより
主電源を投入する。制御部13は、記憶部に格納されて
いるプールリンスの情報を読み出して図12に示すS5
10からのプールリンスを続行させる。
【0058】上記したつけおき洗浄では、オペレータの
手操作によるプールリンス処理に基づく手順を説明した
が、例えば、制御部13の記憶部に上述したつけおき洗
浄のプログラムを格納しておき、ソフトウエアタイマに
よる電源管理と自動洗浄動作を実行させるようにしても
良い。
【0059】図15(a)および(b)は、カップトレ
イの他の退避機構部として、引き込み収容型の水平移動
機構部からなるカップトレイ60の構成を示し、(a)
は、カップが搭載可能な状態を示す。カップトレイ60
は、カップ4を載置するトレイ部60Aと、トレイ部6
0Aに形成された格子状の開口60Bを有し、こぼれた
原料等を廃液としてドリップトレイ22Aで受容する。
カップトレイ60には、カップトレイ60に一部が重な
るようにしてカップトレイ駆動部61が設けられてい
る。カップトレイ駆動部61は、駆動モータ61Aと、
駆動モータ61Aの回転軸に取付けられたウォーム61
Bを有し、駆動モータ61Aは制御部13によって制御
される。
【0060】カップトレイ60端部の上面には、ウォー
ム61Bと結合して回転量に応じた往復運動量を発生さ
せる噛合部60Cが立設されている。噛合部60Cは、
ボールねじによってウォーム61Bと結合しており、ウ
ォーム61Bが回転する方向に応じてウォーム61Bに
沿って開口されるガイド溝61Cの一端から他端へ移動
する。カップトレイ60は、噛合部60Cと一体になっ
てA方向又はB方向へ移動する。カップトレイ60がB
方向に移動すると、カップトレイ60は、図15(b)
に示すようにドリップトレイ22A上から退避してカッ
プトレイ駆動部61の下側へ退避する。
【0061】噛合部60Cの近傍のカップトレイ60の
側方には、位置検出用の光を常時発光する発光素子60
E(例えば、LED)が取り付けられており、カップト
レイ60の移動範囲の両端には、発光素子60Eに対向
する位置に受光素子62,63が配設されている。この
受光素子62,63(例えば、フォトダイオード)は図
示しない基部22側に取り付けられており、受光素子6
2の受光信号に基づいてカップトレイ配置を検出し、受
光素子63の受光信号に基づいてカップトレイ退避を検
出する。
【0062】次に、カップトレイ60の収容動作につい
て説明する。この場合も、洗浄処理の開始前にはカップ
トレイ60上からカップ4が取り除かれ、予めドリップ
トレイ22A内の洗浄が行われる。制御部13は、ウォ
ーム61Bが時計方向に回転するように駆動モータ61
Aに通電させる。噛合部60Cは、ウォーム61Bの回
転に基づいて駆動モータ61Aの方向へ引き寄せられる
ことにより、カップトレイ60がB方向へ徐々に水平移
動する。カップトレイ60がドリップトレイ22A上か
ら完全に退避すると、発光素子60Eから受光素子63
に光が入射し、そのことによって受光素子63から検出
信号が出力される。制御部13は、検出信号に基づいて
駆動モータ61Aへの通電を停止させる。この状態で
は、ドリップトレイ22Aの上部が開放され、内部にカ
ッター53と蓋部55を収容することができる。
【0063】次に、昇降機構部23の下降によってドリ
ップトレイ22Aにカッター53と蓋部55を進入させ
た後、洗浄水供給部10から配管9および洗浄水流路5
5Gを介して洗浄水をドリップトレイ22Aに供給す
る。洗浄水の供給が一定時間を経過すると、制御部13
は洗浄水供給部10に洗浄水の供給を停止させる。次
に、制御部13は駆動モータ50に通電を行い、カッタ
ー53を低速で回転させてドリップトレイ22A内の洗
浄水を攪拌/混合し、カッター53と蓋部55の洗浄を
行う。駆動モータ50の回転は断続させても良い。制御
部13は、一定時間の経過後に駆動モータ50への通電
を停止させ、ドリップトレイ22A内の洗浄水を排出す
る。さらに、昇降機構部23を動作させてカッター53
と蓋部55を上昇させて待機位置に移動させる。
【0064】次に、制御部13は、ウォーム61Bが反
時計方向に回転するように駆動モータ61Aに通電させ
る。噛合部60Cは、ウォーム61Bの回転に基づいて
カップトレイ駆動部61から押し出されることにより、
カップトレイ60がドリップトレイ22A側へ移動を開
始する。カップトレイ60がドリップトレイ22A上の
定めた位置に到達すると、発光素子60Eの光が受光素
子62に入光する。受光素子62は検出信号を発生し、
この検出信号を制御部13へ送信する。制御部13は受
光素子62からの検出信号を受けると、駆動モータ61
Aへの通電を停止する。このようにしてカップトレイ6
0がドリップトレイ22A上に戻されることにより、カ
ップ4を載置できるようになる。
【0065】上記した引き込み収容型のカップトレイ退
避機構部では、カップトレイ60の収容時にカップトレ
イ駆動部61の下側へカップトレイ60を収容できるの
で、コンパクトな構成とすることができる。
【0066】上記したカップトレイの退避機構部では、
開閉型や引き込み収容型に限定されず、他の退避手段で
あってもよい。また、モータ等の駆動源を用いずに手操
作で退避させても良い。開閉型では、上述したリンク駆
動に代えてベルト駆動、ラック&ビニオン等を用いるこ
とができる。また、引き込み収容型では、ベルト駆動、
リニアモータ、油圧シリンダ、エアーシリンダ等の移動
機構を用いることもできる。
【0067】図16は、ドリップトレイ22Aの他の構
成を示し、洗浄のためにカッター53および蓋部55が
ドリップトレイ22A内に挿入された状態を示してい
る。
【0068】ドリップトレイ22Aは、上部開口が拡大
された形状を有し、周縁部には排水部22Hが設けられ
てドリップトレイ22A内に供給された洗浄水Wのう
ち、オーバーフローした洗浄水Wを配管22Eを介して
廃液処理部(図示せず)に排出させるようにしている。
配管22Eには配管22Fが接続されており、配管22
Fは電磁弁22Cを介さずに廃液処理部にオーバーフロ
ーした洗浄水Wを排出させる位置に接続されている。こ
のような構成としたことで、洗浄水Wの水量を充分に確
保でき、洗浄性が向上するとともにカッター53の回転
によって水面が上昇してもドリップトレイ22Aから洗
浄水Wが溢れることがなく、ドリップトレイ22A以外
の他の部分を濡らすことを防ぎ、カビや雑菌の繁殖を最
小限度にすることができる。
【0069】また、上記したように、フローズン飲料製
造部1はカップ4の深さ方向に移動可能なカッティング
部5を有しているので、使用するカップ4のサイズに応
じてカッター53および蓋部55が適切な位置に配置さ
れるように昇降機構部23を駆動制御することが必要に
なる。また、販売する飲料の種類によってカップ4の深
さ方向についての攪拌移動を任意に設定したい場合につ
いても同様である。以下に、このような駆動制御におけ
る設定値の変更をイニシャライズのステップで行う場合
について説明する。
【0070】図17は、イニシャライズで昇降機構部2
3の設定値変更を行うときの処理を示し、設定値変更を
実行する前に、カップ4をサイズの異なるものに変更す
る場合、オペレータは、必要があれば蓋部55を変更す
るカップのサイズに応じた外径を有するものに変更す
る。
【0071】次に、オペレータはスイッチ201を操作
し(S700)、その後一定時間(例えば、5秒)内に
押釦部201Aおよび202Aを同時に押して昇降機構
部23の設定値変更をスイッチ入力する。このスイッチ
投入操作に基づいて設定値変更モードとなる。制御部1
3は、2つの押釦部の同時押しがない場合(S701)
には、記憶部に予め設定されている設定値を有効として
販売処理を実行する(S702)。
【0072】制御部13は、設定値変更のスイッチ入力
後、駆動モータ26に通電して昇降機構部23を下降
(S703)させる。垂直位置検出センサ30Bの出力
信号がない場合(S704)、垂直位置検出センサ30
Bの検出信号が得られるまで駆動モータ26の駆動が継
続され(S705)、エンコーダ26Aの出力の有無に
基づいて駆動モータ26の異常判定が行われる(S70
6)。垂直位置検出センサ30Bの出力信号があった場
合(S704)、駆動モータ26を停止する(S70
7)。
【0073】次に、オペレータは、押釦部201A又は
202Aを操作して昇降機構部23の位置補正を行う
(S708)。ここで、押釦部201Aは上昇ボタンで
あり、1回押す毎に昇降機構部23をエンコーダ26A
の4パルス分上昇させる。また、押釦部202Aは下降
ボタンとして機能し、1回押す毎に昇降機構部23をエ
ンコーダ26Aの4パルス分下降させる。位置が定まっ
たところで2つの押釦部を同時押しすることにより、垂
直位置検出センサ30Bの検出位置(プラスマイナス
0)から補正した位置までのエンコーダ26Aのパルス
値が補正された位置の設定値として制御部13の記憶部
に格納される。次に、制御部13は、駆動モータ26に
通電して昇降機構部23を上昇させ、設定値として制御
部13の記憶部に格納されているエンコーダ26Aのパ
ルス値となったところで駆動モータ26の通電を停止す
る。オペレータは、押釦部201A又は202Aを操作
して昇降機構部23の位置補正を行い、押釦部201A
および202Aを同時に押すことによって決定入力を行
う。制御部13は、補正した位置についてのエンコーダ
26Aのパルス値を新たな設定値として記憶部に格納す
る。制御部13は、駆動モータ26に通電して昇降機構
部23を待機位置に移動させた後に動作表示ランプ20
4を点灯させて(S709)昇降機構部23の設定値変
更を終了する(S710)。
【0074】このように、イニシャライズで昇降機構部
23の設定値変更を行うことによって、カップサイズや
販売する飲料の種類に応じたカッティング部5の移動量
を任意に設定することができる。
【0075】図18は、ドリップトレイ22Aに代えて
カップ4を洗浄槽として用いるカップリンスの構成を示
す。カップリンスでは、透明なカップ4を用いればオペ
レータがカッター53や蓋部55の洗浄性を容易に確認
できることから、駆動モータ50の回転速度を効率良く
設定することが可能になる。
【0076】カップリンスを行うには、オペレータがカ
ップ4をカップトレイ3に搭載し、扉20Bを閉じて図
示しないカップリンススイッチを投入する。制御部13
は、リンスランプ205を点滅させる。昇降機構部23
は、販売処理と同様にカッティング部5を降下させてカ
ップ4に蓋部55を挿入する。蓋部55がカップ4に挿
入されると、洗浄水供給部10から配管9および洗浄水
流路55Gを介してカップ4に一定時間で洗浄水Wが供
給される。洗浄水Wがカップ4に満たされると、駆動部
11は駆動モータ50に通電してカッター53を高速で
回転させることによってカップリンスを実行する。駆動
モータ50の回転は断続させても良い。一定時間の洗浄
動作を実行した後、駆動部11は駆動モータ50への通
電を停止してカッター53を停止させる。制御部13
は、昇降機構部23を待機位置まで上昇させて動作表示
ランプ204を点灯し、カップリンスを終了する。
【0077】洗浄水Wの供給動作は、複数回に分割して
行っても良い。この場合には水量の違いに応じてカップ
4内の水流が変化し、複雑な攪拌水流を形成するので、
カッター53や蓋部55の洗浄性を向上させることがで
きる。
【0078】なお、上記した実施の形態では、氷とシロ
ップからなるフローズン飲料の製造について説明した
が、フローズン飲料は原料としてのコーヒー等の飲料と
氷を用いて粉砕・混合することによって製造しても良
い。また、ココア等の粉末原料を用いることも可能であ
る。この場合には、少量の湯で粉末を溶解させた原料液
を使用することが好ましい。また、フローズン飲料製造
部1はフローズン飲料以外の飲料製造に用いることも可
能である。
【0079】また、フローズン飲料製造部1の運転時に
販売員やオペレータによる監視が可能な状況であれば、
上記したカップトレイ3の退避機構部によらずに販売員
やオペレータの手操作でカップトレイ3を着脱して洗浄
処理を行うようにしても良い。
【0080】図19は、必要に応じて洗浄処理を選択す
る場合のフローチャートを示し、上記したように販売処
理の終了後に継続して洗浄処理を行わせるだけでなく、
各処理を単独で実施することを可能にするものである。
電源スイッチが投入されると、制御部13は各部のイニ
シャライズ(S801)を実行させる。イニシャライズ
の終了後に購入者の飲料選択ボタン操作があると(S8
02)、選択された飲料についての販売処理を実行する
(S803)。飲料選択ボタン操作がなく、スイッチ2
02が操作された場合(S804)にはプールリンスを
実行する(S805)。飲料選択ボタン操作およびスイ
ッチ202の操作がなく、カップリンススイッチが操作
された場合(S806)にはカップリンスを実行する
(S807)ようにしても良い。
【0081】上記した実施の形態によると、以下のよう
な効果を奏することができる。フローズン飲料の製造後
にドリップトレイ22A上からカップトレイ3を退避さ
せるトレイ退避機構部を設けたことによって、人手を介
することなく販売処理の終了後に一連の手順として洗浄
処理を実行させることが可能になり、カッティング部5
のカッター53および蓋部55を清浄に保つことができ
る。また、飲料製造に用いたカッター53、蓋部55、
およびドリップトレイ22Aを洗浄具として用いて洗浄
水による攪拌洗浄を行うことにより、専用の洗浄機器を
不要にできる。また、洗浄されたシャフト52、カッタ
ー53、および蓋部55を排気ファン20Cの回転に基
づいて送風乾燥させることにより、カビ、雑菌、腐食等
の発生を抑制することができる。また、排気ファン20
Cの回転に基づいて発生する気流により、駆動モータ5
0の冷却を促進させることもできる。
【0082】洗浄処理を行う際に、一定量の貯水された
洗浄水内でカッター53を回転駆動することにより、洗
浄水に攪拌流が発生して洗浄性を向上させることができ
る。このため、洗剤等の薬品を用いなくともカッター5
3および蓋部55を清浄にすることができる。
【0083】カッティング部5を昇降機構部23で降下
させることにより、ドリップトレイ22Aを洗浄槽とし
た洗浄処理が可能となるので、ドリップトレイ22Aを
清浄に保つことができる。また、洗浄水を満たしたドリ
ップトレイ22Aを上蓋55Bで封止した状態でカッタ
ー53を回転させることから、洗浄水が飛び散ることに
よる周囲の汚損が防止される。また、カップ4を用いた
カップリンスも可能である。
【0084】また、上記した実施の形態では、カッティ
ング部5をカップ4又はドリップトレイ22Aに向かっ
て移動させる構成を説明したが、カップ4又はドリップ
トレイ22Aをカッティング部5に向かって移動させる
構成、あるいは、カッティング部5とカップ4又はドリ
ップトレイ22Aが互いに移動することによって相対的
に接近するようにしても良い。
【0085】カッティング部5の垂直移動量にかかる設
定値を操作スイッチ群20Dのスイッチ操作に基づいて
可変できるようにしたので、カップサイズや飲料の種
類、あるいは洗浄処理の程度に応じてカッター53の位
置をカップ4内の希望する深さ位置に配置でき、原料の
粉砕性や混合性に応じた設定を行うことができる。ま
た、深さ位置の変更をスイッチ201および202の同
時押しに基づいてモード設定し、調整量の入力をスイッ
チ201又は202の操作に基づいて行うようにしたの
で、操作スイッチ群20Dの構成を簡素化しながら操作
性を向上させることができる。例えば、販売処理と洗浄
処理でカッティング部5の異なる垂直移動量を設定して
も良い。また、制御部13の記憶部に複数の垂直移動量
を格納しておき、販売処理と洗浄処理とで希望する設定
値を選択して設定するようにしても良い。
【0086】なお、上記したフローズン飲料製造部1
は、飲料ディスペンサ以外にもカップ式飲料の自動販売
機に適用することができ、そのことによって販売飲料の
多様化に対応できるとともに、異種の原料の混入や、雑
菌、カビの繁殖を抑えてカッター53や蓋部55の衛生
状態を長期にわたって良好に保つことができる。
【0087】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の飲料製造装
置によると、飲料製造に用いたカッターや蓋部の移動範
囲に水洗浄を行うための洗浄槽やカップを配置して洗浄
水の攪拌流に基づく洗浄を行うようにしたため、飲料製
造時に付着した原料や希釈水を確実に排除でき、異種の
原料が飲料に混入することを防いで長期にわたって衛生
性を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る飲料ディスペンサと
しての飲料製造装置の概略構成図
【図2】フローズン飲料製造部の側面開放図
【図3】基部の部分断面図
【図4】フローズン飲料製造部の背面図
【図5】操作スイッチ群を示す正面図
【図6】(a)から(d)は、蓋部の動作を示す動作説
明図
【図7】フローズン飲料の販売処理および洗浄処理を一
連の手順で実施させるときのフローチャート
【図8】扉が開けられた時の扉処理の詳細を示すフロー
チャート
【図9】販売処理の詳細を示すフローチャート
【図10】販売処理におけるカッティング部を主とした
動作説明図
【図11】駆動モータの異常判定処理の詳細を示すフロ
ーチャート
【図12】販売処理終了後のプールリンス処理に係るフ
ローチャート
【図13】カップトレイが退避した状態を示す動作説明
【図14】カップトレイ退避用のモータの異常判定処理
の詳細を示すフローチャート
【図15】(a)および(b)は、カップトレイの他の
退避機構部を示す部分構成図
【図16】ドリップトレイの他の構成を示す部分構成図
【図17】イニシャライズで昇降機構部の設定値変更を
行うときのフローチャート
【図18】カップリンスの実施したときのフローズン飲
料製造部1の動作説明図
【図19】洗浄処理を選択するときのフローチャート
【符号の説明】
1,フローズン飲料製造部 2,本体 3,カップトレ
イ 3A,軸 3B,溝部 3C,検出突起 4,カップ 5,カッテ
ィング部 6,カップディスペンサ 7,製氷部 8,シロップ供
給部 9,配管 10,洗浄水供給部 11,駆動部 12,
販売要求信号入力部 13,制御部 20,上部 20D,操作スイッチ群 20A,保護部材 20B,扉 20C,排気ファン
21A,前面部 21B,側面部 21C,背面部 21D,開口部 2
1E,開口部 22,基部 22A,ドリップトレイ 22B,排出口
22C,電磁弁 22D,トレイ支持部材 22E,配管 22F,排水
路 22G,ガイド溝 22H,排水部 23,昇降機構部 23A,検出突起
24A,支柱 24B,支柱 25,ラック部 26,駆動モータ 2
6A,エンコーダ 27,ピニオンギヤ 28,減速機 29,支持部 3
0,モータ 30A,垂直位置検出センサ 30B,垂直位置検出セ
ンサ 30C,垂直位置検出センサ 30D,光センサ 3
1,モータ 31A,クランク部材 31B,ピン 31C,ピン
32,リンク部材 32A,ピン 33,規制リンク部材 40,カップト
レイ 50,駆動モータ 51,小径部 51A,固定ピン
52,シャフト 53,カッター 53A,固定溝 54,駆動モータ支
持部 55,蓋部 55A,下蓋 55B,上蓋 55D,ス
プリング 55C,筒状部 55E,スプリング支持部 55F,
配管接続部 55G,洗浄水流路 56,蓋部支持部材 57,スプ
リング 60,カップトレイ 60A,トレイ部 60B,開口
60C,噛合部 60E,発光素子 61,カップトレイ駆動部 61
A,駆動モータ 61B,ウォーム 61C,ガイド溝 62,受光素子
63,受光素子 201,スイッチ 201A,押釦部 202,スイッ
チ 202A,押釦部 203,リセットスイッチ 203A,押釦部 20
4,動作表示ランプ 205,リンスランプ 206,エラーランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E047 AA01 AA04 BA03 BA06 EA04 EA05 EB01 GA06 GA08 3E082 AA02 BB07 FF01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飲料の原料を収容する容器と、 前記容器を搭載する容器台と、前記容器と嵌合可能な蓋
    と、前記蓋で封止された前記容器の内部で前記原料を回
    転駆動に基づいて混合する回転刃を有し、前記蓋で封止
    された前記容器の内部で前記原料を混合して飲料を製造
    する飲料製造部と、 前記飲料製造部を定められた移動範囲で移動させる移動
    機構部と、 前記移動範囲に位置して前記飲料の製造に用いた前記飲
    料製造部の洗浄を行う洗浄部と、 前記飲料製造部を動作に応じた移動パターンで移動させ
    る制御部を有することを特徴とする飲料製造装置。
  2. 【請求項2】 固形分を含む飲料の原料を収容する容器
    と、 前記容器を搭載する容器台と、前記容器と嵌合可能な蓋
    と、前記蓋で封止された前記容器の内部で前記固形分を
    粉砕するとともに前記原料を回転駆動に基づいて混合す
    る回転刃を有し、前記蓋で封止された前記容器の内部で
    前記原料を混合して飲料を製造する飲料製造部と、 前記飲料製造部を定められた垂直移動範囲で移動させる
    移動機構部と、 前記垂直移動範囲に位置して前記飲料の製造に用いた前
    記飲料製造部の洗浄を行う洗浄部と、 前記飲料製造部を動作に応じた移動パターンで往復移動
    させる制御部を有することを特徴とする飲料製造装置。
  3. 【請求項3】 前記蓋は、前記容器に内接する第1の蓋
    および前記容器に外接する第2の蓋とを前記回転刃の回
    転軸と同軸的に直列に配置して構成されていることを特
    徴とする請求項第1項又は第2項記載の飲料製造装置。
  4. 【請求項4】 前記洗浄部は、前記容器台を前記蓋およ
    び前記回転刃の移動経路から退避させる退避機構部と、 前記蓋および前記回転刃を洗浄する洗浄水を貯水し、前
    記蓋および前記回転刃を洗浄水に浸漬して洗浄する洗浄
    槽と、 前記洗浄水を前記洗浄槽に供給する洗浄水供給部を有す
    ることを特徴とする請求項第1項又は第2項記載の飲料
    製造装置。
  5. 【請求項5】 前記洗浄部は、前記容器台に搭載されて
    前記蓋および前記回転刃を洗浄する洗浄水を貯水し、前
    記蓋および前記回転刃を洗浄水に浸漬して洗浄する洗浄
    用の容器と、 前記洗浄水を前記洗浄用の容器に供給する洗浄水供給部
    を有することを特徴とする請求項第1項又は第2項記載
    の飲料製造装置。
  6. 【請求項6】 前記洗浄部は、前記蓋および前記回転刃
    を掃気に基づいて乾燥させる掃気部を含むことを特徴と
    する請求項第4項又は第5項記載の飲料製造装置。
  7. 【請求項7】 前記洗浄部は、前記蓋および前記回転刃
    を貯水された前記洗浄水に一定時間浸漬させることを特
    徴とする請求項第4項又は第5項記載の飲料製造装置。
  8. 【請求項8】 前記退避機構部は、固定系に軸支された
    前記容器台を回動させて前記移動経路から退避させるリ
    ンク機構部を有することを特徴とする請求項第4項記載
    の飲料製造装置。
  9. 【請求項9】 前記退避機構部は、前記容器台を水平移
    動させて前記移動経路から退避させる水平移動機構部を
    有することを特徴とする請求項第4項記載の飲料製造装
    置。
  10. 【請求項10】 前記洗浄槽は、前記洗浄水を一定の水
    位において排水させるオーバーフロー排水部を有するこ
    とを特徴とする請求項第4項記載の飲料製造装置。
  11. 【請求項11】 前記制御部は、固定系に設けられて前
    記飲料製造部の位置に応じた位置検出信号を出力する位
    置センサと、 前記移動機構部を駆動するモータの回転量に応じた出力
    パルスを発生するエンコーダと、 前記位置検出信号および前記出力パルスに基づいて設定
    される前記飲料製造部の移動パターンを格納する記憶部
    と、 前記移動パターンに基づく前記飲料制御部の移動時に移
    動パターン変更を実行させるスイッチを有することを特
    徴とする請求項第1項又は第2項記載の飲料製造装置。
  12. 【請求項12】 前記容器は、前記飲料を購買者に提供
    するカップであることを特徴とする請求項第1項又は第
    2項記載の飲料製造装置。
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