JP2003185832A - 微粒子構造体および微粒子構造体の作成方法 - Google Patents

微粒子構造体および微粒子構造体の作成方法

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JP2003185832A
JP2003185832A JP2001383165A JP2001383165A JP2003185832A JP 2003185832 A JP2003185832 A JP 2003185832A JP 2001383165 A JP2001383165 A JP 2001383165A JP 2001383165 A JP2001383165 A JP 2001383165A JP 2003185832 A JP2003185832 A JP 2003185832A
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crystal
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opal
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Takeshi Hino
威 日野
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 微粒子構造体の基板面内での方向および面方
位を制御し、(111)配向以外の面心立方構造を有す
る微粒子構造体を形成することによって所望の特性が得
られる微粒子構造体を得る。 【解決手段】 結晶性の基板101の表面を加工するこ
とによってパターン102aを形成する。パターン10
2aは、顕在化された結晶学的方位が(111)である
面103aを含む。面103aの領域に微粒子を堆積す
ることによって面心立方晶のオパール結晶の結晶形を持
つ微粒子構造体を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォトニック結晶
を構成する微粒子構造体および微粒子構造体の作成方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、屈折率の違う物質を光の波長程度
の周期で組み合わせることによってまったく伝搬されな
い光のエネルギー領域(フォトニックバンドギャップ)
を持つ微粒子構造体が開発されている。このような微粒
子構造体は、フォトニック結晶とも呼ばれ、光デバイス
や電磁波フィルターに応用できる材料として注目されて
いる。また、自然界ではオパールが一種のフォトニック
結晶となっていることが知られており、微粒子が高度に
規則配列して結晶構造を形成する微粒子構造体をオパー
ル結晶ともいう。
【0003】従来の微粒子構造体の作成方法には、横方
向堆積法と呼ばれる方法と、縦方向堆積法と呼ばれる方
法がある。横方向堆積法は、基板の表面に沿って微粒子
膜を二次元的に成長させていくもので、基板上に粒子層
を1〜数層配列させることに適している。また、縦方向
堆積法は、図17(a)〜(c)に示すように、基板1
72を微粒子の分散液171中に静置し、分散液中の微
粒子174を基板172上に沈降、堆積させることによ
って微粒子構造体173を得るものである。縦方向堆積
法は、横方向堆積法に比較して膜厚が厚い微粒子構造体
173を作成することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た横方向堆積法、縦方向堆積法は、いずれも微粒子が最
密に充填されようとする現象を利用して微粒子構造体を
作成するものであるため、微粒子構造体の結晶形が面心
立方晶となる。また、縦方向堆積法にあっては、基板上
で微粒子が二次元的に最密充填構造となろうとするた
め、通常(111)配向以外の微粒子構造体が得られな
い((111)配向微粒子構造体の中に六方最密充填構
造のドメインや面心立方晶の他の面がドメインになる場
合もある。しかし、このような状態は、微粒子の結晶成
長時にできた欠陥によって発生するものである)。
【0005】また、一般的にフォトニック結晶としては
結晶方位に依存した特性が用いられる。ところが、横方
向堆積法、縦方向堆積法は、いずれも方向性が決まらな
い基板面内で微粒子の凝集が起こる場合、作成される微
粒子構造体の結晶学的な方位を制御することができない
といった不具合がある。
【0006】ここで、(111)配向以外の微粒子構造
体が得られない理由、基板面内の結晶学的方位が制御で
きない理由について縦方向堆積法を例にして述べる。図
17に示した縦方向堆積法では、分散液171が入った
容器175の底に基板172を静置する。分散液171
は、水に球形の微粒子174や有機溶媒などを分散させ
たものである(図17(a))。微粒子174は、分散
液171中で次第に沈降し、堆積中に互いの斥力で規則
構造(結晶構造)を形成する(図17(b))。
【0007】このとき、微粒子174は、分散液171
において境界条件を定める基板172の面上で二次元的
な最密充填構造をとる。図18は、二次元的な最密充填
構造を示す図であって、(a)、(b)は二次元的最密
充填構造の上面図であり、(c)は斜視図である。面内
の方位が決まっていない状態で最密充填構造をとる場
合、微粒子は、例えば(a)、(b)に示すいずれの状
態にもなり得る。さらに、場合によっては、基板172
上の複数の箇所でそれぞれ方向の異なる最密充填構造が
形成され、マルチドメインが形成される。図19は、方
向が異なるドメインA、ドメインBが同一の面上に形成
された状態を示している。
【0008】また、平面上で形成された微粒子の最密充
填構造は、面心立方晶の(111)面と同じ粒子配置を
持つことが知られている。そして、2層目以降の微粒子
が(111)面でなる1層目の微粒子膜上に積み重なっ
ていくために(111)面(図中の2001も(11
1)面)となり、微粒子によって形成される規則構造
(結晶構造)が(111)配向した面心立方構造とな
る。(111)配向した面心立方構造を、図20に示
す。なお、図20の規則構造は、分散液171を蒸発さ
せた後に得られるものである。
【0009】本発明は上述の問題点を解決するために成
されたものであり、微粒子構造体の基板面内での方向お
よび面方位を制御し、(111)配向以外の面心立方構
造を有する微粒子構造体を形成することによって所望の
特性が得られる微粒子構造体および微粒子構造体の作成
方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決し、
目的を達成するため、請求項1に記載の発明にかかる微
粒子構造体は、結晶性の基板表面を加工することによっ
て顕在化された結晶学的方位が(111)である面を含
む領域に形成され、面心立方晶のオパール結晶の結晶形
を持つことを特徴とする。
【0011】この請求項1に記載の発明によれば、結晶
性の基板表面を加工して面を顕在化することによってオ
パール結晶を形成する面に方向を持たせることができ
る。また、(111)面を含む領域と接する面にオパー
ル結晶を形成することができる。
【0012】請求項2に記載の発明にかかる微粒子構造
体は、結晶性の基板表面を加工することによって顕在化
された結晶学的方位が(111)である面を含む領域と
接して形成され、面心立方晶の逆オパール結晶の結晶形
を持つことを特徴とする。
【0013】この請求項2に記載の発明によれば、結晶
性の基板表面を加工して面を顕在化することによって逆
オパール結晶を形成する面に方向を持たせることができ
る。また、(111)面を含む領域と接する面に逆オパ
ール結晶を形成することができる。
【0014】請求項3に記載の発明にかかる微粒子構造
体は、(100)配向結晶性基板の(111)面を含む
領域上に形成され、(100)配向のオパール結晶の結
晶形または(100)配向の逆オパール結晶の結晶形を
持つことを特徴とする。
【0015】この請求項3に記載の発明によれば、(1
00)配向結晶性基板の(111)面を含む領域上に
(100)配向のオパール結晶の結晶形または(10
0)配向の逆オパール結晶の結晶形を持つ微粒子構造体
を形成することができる。
【0016】請求項4に記載の発明にかかる微粒子構造
体は、(110)配向結晶性の基板の(111)面を含
む領域上に形成され、(110)配向のオパール結晶の
結晶形または(110)配向の逆オパール結晶の結晶形
を持つことを特徴とする。
【0017】この請求項4に記載の発明によれば、(1
10)配向結晶性基板の(111)面を含む領域上に
(110)配向のオパール結晶の結晶形または(11
0)配向の逆オパール結晶の結晶形を持つ微粒子構造体
を形成することができる。
【0018】請求項5に記載の発明にかかる微粒子構造
体は、前記基板がシリコン基板であることを特徴とす
る。
【0019】この請求項5に記載の発明によれば、請求
項1〜4のいずれか一つに記載された微粒子構造体にシ
リコン基板を用いることができる。
【0020】請求項6に記載の発明にかかる微粒子構造
体は、前記基板がSOI(siliconon insulator)基板
であることを特徴とする。
【0021】この請求項6に記載の発明によれば、請求
項1〜4のいずれか一つに記載された微粒子構造体にS
OI(silicon on insulator)基板を用いることができ
る。
【0022】請求項7に記載の発明にかかる微粒子構造
体は、非結晶層と、該非結晶層と共に基板を構成する
(111)配向の結晶層表面を加工して顕在化された
(111)面を含む領域と接して形成され、(111)
配向のオパール結晶の結晶形または(111)配向の逆
オパール結晶の結晶形を持つことを特徴とする。
【0023】この請求項7に記載の発明によれば、非結
晶層とともに基板を構成する(111)配向の結晶層表
面を加工して(111)面を含む領域を顕在化すること
により、結晶層と非結晶層との加工速度の違いを利用し
て(111)配向のオパール結晶の結晶形または(11
1)配向の逆オパール結晶の結晶形を持つ微粒子構造体
を形成することができる。
【0024】請求項8に記載の発明にかかる微粒子構造
体の作成方法は、結晶性の基板表面を加工して(11
1)面を顕在化する面顕在化工程と、顕在化された前記
(111)面に微粒子分散液を展開し、該微粒子分散液
中の微粒子を前記(111)面に堆積させる堆積工程
と、前記微粒子分散液の溶媒を堆積した前記微粒子から
除き、堆積された前記微粒子を乾燥させることによって
堆積された前記微粒子をオパール結晶とする結晶化工程
と、を含むことを特徴とする。
【0025】この請求項8に記載の発明によれば、結晶
性の基板を加工して(111)面を顕在化し、顕在化さ
れた(111)面に微粒子分散液中の微粒子を堆積させ
る。また、堆積された前記微粒子を乾燥させることによ
って堆積された微粒子をオパール結晶とすることができ
る。
【0026】請求項9に記載の発明にかかる微粒子構造
体の作成方法は、結晶性の基板表面を加工して(11
1)面を顕在化する面顕在化工程と、顕在化された前記
(111)面に微粒子分散液を展開し、該微粒子分散液
中の微粒子を前記(111)面に堆積させる堆積工程
と、前記微粒子分散液の溶媒を堆積した前記微粒子から
除き、堆積された前記微粒子を乾燥させることによって
堆積された前記微粒子をオパール結晶とする結晶化工程
と、前記オパール結晶を構成する前記微粒子間に微粒子
と異なる材料の物質を充填する異物質充填工程と、異な
る材料の物質が充填された前記オパール結晶から前記微
粒子を除去することによって前記オパール結晶を逆オパ
ール結晶とする逆オパール結晶化工程と、を含むことを
特徴とする。
【0027】この請求項9に記載の発明によれば、結晶
性の基板を加工して(111)面を顕在化し、顕在化さ
れた(111)面に微粒子分散液を中の微粒子を堆積さ
せる。また、堆積された前記微粒子を乾燥させることに
よって堆積された微粒子をオパール結晶とする。さら
に、オパール結晶の微粒子間に微粒子と異なる材料の物
質を充填し、オパール結晶から微粒子を除去することに
よってオパール結晶を逆オパール結晶とすることができ
る。
【0028】請求項10に記載の発明にかかる微粒子構
造体の作成方法は、前記基板が非結晶層と該非結晶層と
共に基板を構成する(111)配向の結晶層でなり、前
記面顕在化工程が、前記結晶層の表面を加工して(11
1)面を含む領域を顕在化することを特徴とする。
【0029】この請求項10に記載の発明によれば、請
求項8または請求項9に記載の非結晶層とともに基板を
構成する(111)配向の結晶層の表面を加工して(1
11)面を含む領域を顕在化し、顕在化された(11
1)面に微粒子分散液を中の微粒子を堆積させてオパー
ル結晶を形成することができる。また、このオパール結
晶を用いて逆オパール結晶を形成することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかる微粒子構造体および微粒子構造体の作成方
法の好適な実施の形態である、実施の形態1ないし4を
詳細に説明する。
【0031】(実施の形態1)図1および図2は実施の
形態1の微粒子構造体の作成方法を説明するための図で
あり、図1は斜視図、図2は、図1中に示した線分2−
2’に沿う断面図である。なお、図1、図2において、
それぞれ(a)、(b)…といった文字が同じ図は、同
じ作成の工程を示している。図1および図2の説明にお
いて、(a)、(b)…といった文字は、いずれも図1
の(a)、(b)…と、図2の(a)、(b)…とを示
している。
【0032】実施の形態1の微粒子構造体は、(10
0)配向のSi基板101を使って作成される(a)。
Si基板101には、例えば熱CVD(Chemical Vapor
Deposition)によって酸化膜(SiO2膜)102が形
成される。SiO2膜102は、図示しないレジストマ
スクを使った通常のフォトリソグラフィ技術によって円
形のパターン102aを形成される(b)。この際、円
形のパターン102aの底部では、基板101表面が露
出している。
【0033】次に、基板101は、パターン102aが
形成されたSiO2膜102をマスクにして異方性エッ
チングされる。このエッチングは、例えば水酸化カリウ
ム(KOH)をエッチング液として行われる。KOHによる基
板101の(111)面のエッチング速度は、(10
0)面よりも遅い。このため、基板101は基板の配向
とマスクのパターンに応じて形状が決まる部分をエッチ
ングされ、(111)面を含むパターンが形成される。
【0034】実施の形態1にあって、エッチングされる
部分は底面が略正方形の四角錘を頂点を下にして配置し
たような形状を有している。そして、基板101の表面
には、エッチングされた部分に対応する凹部であるパタ
ーン103が形成される。パターン103の面103a
は、(111)面となっている(c)。基板101のエ
ッチングの後、SiO2膜102のマスクを除去するこ
とにより、(111)面が顕在化された基板101が得
られる(d)。
【0035】図3は、以上述べた工程によって形成され
た面103aに対して微粒子301を堆積することを説
明するための図である。微粒子301は、面103a上
ばかりでなくエッチングで残った(100)面である面
103b上にも堆積する。面103b上において(11
1)面と同じ配列の最密充填構造を微粒子301が形成
することを防ぐため、基板101のエッチングには極力
面103bが残る面積が小さくなる条件を用いることが
望ましい。また、微粒子301が最密充填構造を形成す
るためにはある程度の面積が必要である。このため、基
板101のエッチングには最密充填構造を形成できる程
度の面103aの面積を確保できる条件を用いることが
望ましい。エッチングの条件、さらにパターン102a
のサイズやピッチは、堆積される微粒子301の粒径に
よって決定される。
【0036】図4(a)〜(c)は、パターン103が
形成された基板101に微粒子301を堆積することを
説明するための図である。実施の形態1では、パターン
301が形成された基板101を分散液401が入った
容器403中で静置する(a)。微粒子301は、時間
の経過と共に基板101上に沈降、堆積する(b)、
(c)。実施の形態1の微粒子の堆積条件は、以下の通
りである。 微粒子の粒子径:300nm 分散媒:純水 分散液の微粒子濃度:40wt%
【0037】図1、2に示した工程によって形成された
基板101に対し、上記した条件で微粒子を堆積した結
果、図5に示す(100)配向のシリカの微粒子構造体
501が得られる。微粒子構造体501はオパール結晶
であり、501aで示した面は、(100)面である。
【0038】以上述べた実施の形態1によれば、結晶性
の基板表面を加工(エッチングなど)して面を顕在化す
ることにより、顕在化された面に方向性を持たせること
ができる。また、結晶学的に方位が規定される面を顕在
化し、この面に微粒子を堆積することによって任意の配
向の面心立方構造を持つ微粒子構造体を提供することが
できる。特に実施の形態1では、(100)配向結晶性
基板の(111)面を含む領域上に微粒子を沈降、堆積
したことによって(100)配向のオパール結晶である
微粒子構造体を提供することができる。
【0039】なお、本発明は実施の形態1に限定される
ものでなく、シリコン基板の他、エピタキシャルウェ
ハ、非晶質の基板上に結晶材料を形成したSOI基板を
使用してもよい。さらに、(111)面を顕在化するた
め基板をエッチングする際のパターンは、実施の形態1
で説明したパターンに限定されるものでなく、(10
0)基板にオパール結晶を形成するのに充分な(11
1)面が確保できるパターンであればよい。
【0040】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2について説明する。図6および図7は実施の形態2
の微粒子構造体の作成方法を説明するための図であり、
図6は斜視図、図7は、図6中に示した線分7−7’に
沿う断面図である。なお、図6、図7において、それぞ
れ(a)、(b)…といった文字が同じ図は、同じ作成
の工程を示している。図6および図7の説明において、
(a)、(b)…といった文字は、いずれも図6の
(a)、(b)…と、図7の(a)、(b)…とを示し
ている。
【0041】実施の形態2の微粒子構造体は、(11
0)配向のSi基板601を使って作成される(a)。
Si基板601には、例えば熱CVD(Chemical Vapor
Deposition)によって酸化膜(SiO2膜)102が形
成される。SiO2膜102は、図示しないレジストマ
スクを使った通常のフォトリソグラフィ技術によって円
形のパターン102aを形成される(b)。この際、円
形のパターン102aの底部では、基板601表面が露
出している。
【0042】次に、基板601は、パターン102aが
形成されたSiO2膜102をマスクにして異方性エッ
チングされる。このエッチングは、例えば水酸化カリウ
ム(KOH)をエッチング液として行われる。KOHによって
基板601の(110)面をエッチングした場合、基板
601の配向とマスクのパターンに応じて形状が決まる
部分がエッチングされ、(111)面を含むパターンが
形成される。
【0043】実施の形態2にあって、エッチングされる
部分は底面および上面の三角形の頂点を下にして配置し
た三角柱の形状を有し、基板601の表面には三角柱に
応じた形状の凹部であるパターン603が形成される。
図中にエッチングされた三角柱の底面(あるいは上面)
に対応するパターン603の面を面603bとして示
し、側面に対応する面を面603aとして示す(c)。
なお、図8は図6に示した線分7−7’と直交する線分
9−9’を示す図であり、図9は図8に示した基板60
1の線分7−7’と直交する線分9−9’に沿う断面を
説明するための図である。
【0044】図7、図9に示すように、面601bは基
板601の表面に対して垂直な(111)面であり、面
601aは基板601の表面に対して斜めの(111)
面である。基板601のエッチングの後、SiO2膜1
02のマスクを除去することにより、(111)面が顕
在化された基板601が得られる(d)。
【0045】図10(a)〜(c)は、パターン603
が形成された基板601に微粒子301を堆積すること
を説明するための図である。実施の形態2では、実施の
形態1と同様に、パターン603が形成された基板60
1を分散液401が入った容器403中で静置する
(a)。微粒子301は、時間の経過と共に基板601
上に沈降、堆積する(b)、(c)。実施の形態2の微
粒子の堆積条件は、以下の通りである。 微粒子の粒子径:300nm 分散媒:純水 分散液の微粒子濃度:40wt%
【0046】図6、7に示した工程によって形成された
基板601に対し、上記した条件で微粒子を堆積した結
果、図11に示す(110)配向のシリカの微粒子構造
体1101が得られる。微粒子構造体1101はオパー
ル結晶であり、1101aで示した面は、(110)面
である。
【0047】以上述べた実施の形態2によれば、結晶性
の基板表面を加工(エッチングなど)して面を顕在化す
ることにより、顕在化された面に方向性を持たせること
ができる。また、特に実施の形態2では、(110)配
向結晶性基板の(111)面を含む領域上に微粒子を沈
降、堆積したことによって(110)配向のオパール結
晶である微粒子構造体を提供することができる。
【0048】なお、本発明は実施の形態2に限定される
ものでなく、シリコン基板の他、エピタキシャルウェ
ハ、非晶質の基板上に結晶材料を形成したSOI基板を
使用してもよい。さらに、(111)面を顕在化するた
め基板をエッチングする際のパターンは、実施の形態2
で説明したパターンに限定されるものでなく、(11
0)基板にオパール結晶を形成するのに充分な(11
1)面が確保できるパターンであればよい。
【0049】(実施の形態3)次に、本発明の実施の形
態3について説明する。図12および図13は実施の形
態3の微粒子構造体の作成方法を説明するための図であ
り、図12は斜視図、図13は、図12中に示した線分
13−13’に沿う断面図である。なお、図12、図1
3において、それぞれ(a)、(b)…といった文字が
同じ図は、同じ作成の工程を示している。図12および
図13の説明において、(a)、(b)…といった文字
は、いずれも図12の(a)、(b)…と、図13の
(a)、(b)…とを示している。
【0050】実施の形態3の微粒子構造体は、(11
1)配向のSOI(Silicon On Insulator)基板120
1を使って作成される。SOI基板1201は、SiO
2層1201bとSi層1201aとでなり、Si層1
201aの厚さは、後の工程で堆積される微粒子の粒径
程度が好ましい(a)。
【0051】SOI基板1201には、例えば熱CVD
(Chemical Vapor Deposition)によって酸化膜(Si
2膜)102が形成される。SiO2膜102は、図示
しないレジストマスクを使った通常のフォトリソグラフ
ィ技術によって円形のパターン102aを形成される
(b)。この際、円形のパターン102aの底部では、
SOI基板1201のSi層1201a表面が露出して
いる(b)。
【0052】次に、SOI基板1201は、パターン1
02aが形成されたSiO2膜102をマスクにして異
方性エッチングされる。このエッチングは、例えば水酸
化カリウム(KOH)をエッチング液とし、Si層120
1aのうち露出した表面下の部分がすべてエッチングさ
れた後も続けられる。この結果、KOHは、SiO2
のマスクとなる部分下にも入り込んでSi層1201a
をエッチングする。エッチングされる部分の形状は、S
i層1201aの配向とマスクのパターンに応じて決定
する(c)。
【0053】実施の形態3にあって、エッチングされる
部分は、Si層1201a表面を上面から見た場合に略
六角形の形状を有し、SOI基板1201の表面には六
角形に応じた形状の凹部であるパターン1203が形成
される。この際、SOI基板1201上に形成された複
数のパターン1203は、Si層1203bの結晶性に
したがって一定の方向に揃う。パターン1203は、六
角形の周辺を規定する面1203aが(111)面であ
り、底面1203bがSiO2となる(d)。
【0054】なお、上記したエッチングの際、Si層1
201aとSiO2層1201bとのエッチング速度の
差によってSiO2層マスク下のSi層1201aがエ
ッチングされている間にもSiO2層1201bのエッ
チングが進むことがない。このため、実施の形態3で
は、エッチング速度とSi層1201aの厚さとによっ
て六角形のパターン1203の底面積と深さとを任意に
設定することができる。
【0055】図14(a)〜(c)は、パターン120
3が形成されたSOI基板1201に微粒子301を堆
積することを説明するための図である。実施の形態3で
は、実施の形態1、実施の形態2と同様に、パターン1
203が形成されたSOI基板1201を分散液401
が入った容器403中で静置する(a)。微粒子301
は、時間の経過と共に基板1201上に沈降、堆積する
(b)、(c)。実施の形態3の微粒子の堆積条件は、
以下の通りである。 微粒子の粒子径:300nm 分散媒:純水 分散液の微粒子濃度:40wt%
【0056】図12、13に示した工程によって形成さ
れたSOI基板1201に対し、上記した条件で微粒子
を堆積した結果、図15に示す(111)配向のシリカ
微粒子構造体が得られる。微粒子構造体1501はオパ
ール結晶であり、1501aで示した面は、(111)
面である。
【0057】以上述べた実施の形態3によれば、結晶性
層の表面を加工(エッチング)して面を顕在化すること
により、顕在化された面に方向性を持たせることができ
る。特に実施の形態3では、SOI基板1201のSi
層1201aをエッチングして(111)面の壁面を形
成して微粒子の堆積に方向を持たせ、SiO2層120
1b面上に微粒子を沈降、堆積したことによって(11
1)配向のオパール結晶である微粒子構造体を提供する
ことができる。
【0058】(実施の形態4)次に、本発明の実施の形
態4について説明する。図16(a)〜(c)は、実施
の形態4の微粒子構造体の作成方法を説明するための図
である。実施の形態4の微粒子構造体は、実施の形態1
で述べた(100)配向したシリカの微粒子301でな
る微粒子構造体501を使用して作成される。微粒子構
造体501は容器403中のポリマー溶液1601中に
静置され、微粒子301にポリマー溶液1601を浸潤
させる(a)。
【0059】次に、実施の形態4では、微粒子構造体5
01に浸潤したポリマー溶液1601が固化され、ポリ
マー樹脂1602になる(b)。さらに、シリカの微粒
子301をフッ酸で除去することによって微粒子301
がair1604に置き換わり、(100)配向したポ
リマー樹脂1602の微粒子構造体1603が形成され
る(c)。なお、このように、オパール結晶を形成した
微粒子構造体501の微粒子間に異なる材料(ポリマー
樹脂)を充填し、微粒子を除去したものを逆オパール結
晶ともいう。
【0060】このような実施の形態4によれば、任意の
配向の面心立方構造を持つ微粒子構造体の逆オパール結
晶を提供することができる。特に実施の形態4では、
(100)配向結晶性基板の(111)面を含む領域上
に微粒子を沈降、堆積したことによって形成された(1
00)配向のオパール結晶を用いたため、(100)配
向の逆オパール結晶を提供することができた。
【0061】なお、本発明は上記したように実施の形態
1の微粒子構造体を使って逆オパール結晶を作成するも
のに限定されるものでなく、実施の形態2ないし3のい
ずれで形成されるオパール結晶を使ってなされるもので
あってもよい。また、本発明は、実施の形態4のように
ポリマー樹脂を充填するものに限定されるものでなく、
例えば、微粒子よりもさらに小さな微粒子を充填するも
のであってもよい。また、充填の方法についても、CV
Dやゾル、ゲルの特性を用いて微粒子間を充填するもの
であってもよい。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明は、(111)配向以外の面心立方構造を有するオ
パール結晶の微粒子構造体を形成することによって(1
11)配向以外のオパール結晶の特性が得られる微粒子
構造体を提供することができるという効果を奏する。
【0063】請求項2に記載の発明は、(111)配向
以外の面心立方構造を有する逆オパール結晶の微粒子構
造体を形成することによって(111)配向以外の逆オ
パール結晶の特性が得られる微粒子構造体を提供するこ
とができるという効果を奏する。
【0064】請求項3に記載の発明は、(100)配向
結晶性基板の(111)面を含む領域上にオパール結晶
または逆オパール結晶を形成することによって(10
0)配向のオパール結晶の結晶形または(100)配向
の逆オパール結晶の結晶形の特性を持つ微粒子構造体を
提供することができるという効果を奏する。
【0065】請求項4に記載の発明は、(110)配向
結晶性基板の(111)面を含む領域上にオパール結晶
または逆オパール結晶を形成することによって(11
0)配向のオパール結晶の結晶形または(110)配向
の逆オパール結晶の結晶形の特性を持つ微粒子構造体を
提供することができるという効果を奏する。
【0066】請求項5に記載の発明は、比較的安価であ
りながら高品位かつ入手が容易なシリコン基板を用いて
請求項1〜4のいずれか一つに記載された微粒子構造体
を提供することができるので、高品位の微粒子構造体を
安価にかつ容易に提供することができるという効果を奏
する。
【0067】請求項6に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれか一つに記載された微粒子構造体にSOI基板の
結晶的性質を利用することができ、微粒子構造体設計の
自由度を高めるという効果を奏する。
【0068】請求項7に記載の発明は、結晶層と非結晶
層の加工速度の違いを利用することによって結晶層表面
の加工の自由度を高め、設計の自由度の高い微粒子構造
体を提供することができるという効果を奏する。
【0069】請求項8に記載の発明は、(111)配向
以外の面心立方構造を有するオパール結晶の微粒子構造
体を形成することによって(111)配向以外のオパー
ル結晶の特性が得られる微粒子構造体の作成方法を提供
することができるという効果を奏する。
【0070】請求項9に記載の発明は、(111)配向
以外の面心立方構造を有する逆オパール結晶の微粒子構
造体を形成することによって(111)配向以外の逆オ
パール結晶の特性が得られる微粒子構造体の作成方法を
提供することができるという効果を奏する。
【0071】請求項10に記載の発明は、結晶層と非結
晶層の加工速度の違いを利用することによって結晶層表
面の加工の自由度を高め、設計の自由度の高い微粒子構
造体の作成方法を提供することができるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の微粒子構造体の作成方
法を説明するための図である。
【図2】実施の形態1の微粒子構造体の作成方法を説明
するための他の図である。
【図3】実施の形態1において微粒子が堆積されること
を説明するための図である。
【図4】実施の形態1の微粒子の堆積について説明する
ための図である。
【図5】実施の形態1の微粒子構造体を説明するための
図である。
【図6】実施の形態2の微粒子構造体の作成方法を説明
するための図である。
【図7】実施の形態2の微粒子構造体の作成方法を説明
するための他の図である。
【図8】図6に示した線分7−7’と直交する線分9−
9’を説明するための図である。
【図9】図8に示した線分9−9’に沿う断面図であ
る。
【図10】実施の形態2の微粒子の堆積について説明す
るための図である。
【図11】実施の形態2の微粒子構造体を説明するため
の図である。
【図12】実施の形態3の微粒子構造体の作成方法を説
明するための図である。
【図13】実施の形態3の微粒子構造体の作成方法を説
明するための他の図である。
【図14】実施の形態3の微粒子の堆積について説明す
るための図である。
【図15】実施の形態3の微粒子構造体を説明するため
の図である。
【図16】実施の形態4の微粒子構造体の作成方法を説
明するための図である。
【図17】従来の縦方向堆積法を説明するための図であ
る。
【図18】微粒子の二次元的な最密充填構造を示す図で
ある。
【図19】マルチドメインを説明するための図である。
【図20】(111)配向した面心立方構造を持つ微粒
子構造体を説明するための図である。
【符号の説明】
101,601 基板 102a,103,603,1203 パターン 102 SiO2膜 301 微粒子 401 分散液 403 容器 501,1101,1501 微粒子構造体 1201 SOI基板 1601 ポリマー溶液 1602 ポリマー樹脂

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結晶性の基板表面を加工することによっ
    て顕在化された結晶学的方位が(111)である面を含
    む領域に形成され、面心立方晶のオパール結晶の結晶形
    を持つことを特徴とする微粒子構造体。
  2. 【請求項2】 結晶性の基板表面を加工することによっ
    て顕在化された結晶学的方位が(111)である面を含
    む領域と接して形成され、面心立方晶の逆オパール結晶
    の結晶形を持つことを特徴とする微粒子構造体。
  3. 【請求項3】 (100)配向結晶性の基板の(11
    1)面を含む領域上に形成され、(100)配向のオパ
    ール結晶の結晶形または(100)配向の逆オパール結
    晶の結晶形を持つことを特徴とする微粒子構造体。
  4. 【請求項4】 (110)配向結晶性の基板の(11
    1)面を含む領域上に形成され、(110)配向のオパ
    ール結晶の結晶形または(110)配向の逆オパール結
    晶の結晶形を持つことを特徴とする微粒子構造体。
  5. 【請求項5】 前記基板がシリコン基板であることを特
    徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の微粒子構
    造体。
  6. 【請求項6】 前記基板がSOI(Silicon On Insulat
    or)基板であることを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    か一つに記載の微粒子構造体。
  7. 【請求項7】 非結晶層と、該非結晶層と共に基板を構
    成する(111)配向の結晶層表面を加工して顕在化さ
    れた(111)面を含む領域と接して形成され、(11
    1)配向のオパール結晶の結晶形または(111)配向
    の逆オパール結晶の結晶形を持つことを特徴とする微粒
    子構造体。
  8. 【請求項8】 結晶性の基板表面を加工して(111)
    面を顕在化する面顕在化工程と、 顕在化された前記(111)面に微粒子分散液を展開
    し、該微粒子分散液中の微粒子を前記(111)面に堆
    積させる堆積工程と、 前記微粒子分散液の溶媒を堆積した前記微粒子から除
    き、堆積された前記微粒子を乾燥させることによって堆
    積された前記微粒子をオパール結晶とする結晶化工程
    と、 を含むことを特徴とする微粒子構造体の作成方法。
  9. 【請求項9】 結晶性の基板表面を加工して(111)
    面を顕在化する面顕在化工程と、 顕在化された前記(111)面に微粒子分散液を展開
    し、該微粒子分散液中の微粒子を前記(111)面に堆
    積させる堆積工程と、 前記微粒子分散液の溶媒を堆積した前記微粒子から除
    き、堆積された前記微粒子を乾燥させることによって堆
    積された前記微粒子をオパール結晶とする結晶化工程
    と、 前記オパール結晶を構成する前記微粒子間に微粒子と異
    なる材料の物質を充填する異物質充填工程と、 異なる材料の物質が充填された前記オパール結晶から前
    記微粒子を除去することによって前記オパール結晶を逆
    オパール結晶とする逆オパール結晶化工程と、 を含むことを特徴とする微粒子構造体の作成方法。
  10. 【請求項10】 前記基板が非結晶層と該非結晶層と共
    に基板を構成する(111)配向の結晶層でなり、前記
    面顕在化工程が、前記結晶層の表面を加工して (11
    1)面を含む領域を顕在化することを特徴とする請求項
    8または請求項9に記載の微粒子構造体の作成方法。
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