JP2003185421A - 3次元画像入力装置 - Google Patents

3次元画像入力装置

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JP2003185421A
JP2003185421A JP2002240630A JP2002240630A JP2003185421A JP 2003185421 A JP2003185421 A JP 2003185421A JP 2002240630 A JP2002240630 A JP 2002240630A JP 2002240630 A JP2002240630 A JP 2002240630A JP 2003185421 A JP2003185421 A JP 2003185421A
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light emitting
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発光素子の配置による誤差に対し、補正処理
を施さずに距離情報を取得する。 【解決手段】 基板62上に中心LED63aと、中心
LED63aを中心とする5つの同心円上に周辺LED
63b〜63fを配置する。同一の同心円上の周辺LE
D63b〜63fは、同時に発光するグループR1〜R
5を形成する。中心LED63aからの測距光は撮影レ
ンズ20aの光軸LP上を進む。所定距離だけ離れた平
面を撮影したとき、各LED63a〜63fからの測距
光が同時にCCD24に到達するように各LED63a
〜63fbの発光タイミングを調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光伝播時間測定法
を用いて被写体の3次元の形状を検出する3次元画像入
力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パルス変調された測距光を発光素
子から出射して被写体に照射し、被写体からの反射光を
CCD等の撮像素子で受光して、受光量から被写体まで
の距離情報を取得する3次元画像入力装置が知られてい
る。この3次元画像入力装置において、複数の発光素子
を設けて、それぞれの発光素子から測距光を一度に照射
し、広範囲の距離情報を同時に取得することも可能であ
る。
【0003】しかし、複数の発光素子において、各発光
素子の配置される位置の違いに起因して被写体までの距
離差があるため、この距離差が誤差となり、正確な距離
情報が取得できなかった。この誤差を解消するには例え
ば、予め距離差を計測しておき、検出された距離情報に
対して補正処理等を施す必要があり、煩雑である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の問題
点を解決するものであり、発光素子の配置位置による誤
差を生じることなく、複数領域で同時に距離情報を取得
できる3次元画像入力装置を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の3次元画像入力
装置は、被写体上の基準領域に測距光を照射する中心発
光素子と、中心発光素子を中心とする同心円上に配置さ
れ、基準領域の周辺領域に測距光を照射する複数の周辺
発光素子と、基準領域および周辺領域からの反射光を撮
像素子の受光面において受光し、受光量に応じて基準領
域および周辺領域までの距離を検出する距離情報検出手
段と、撮像素子の受光面と平行な平面に前記測距光を照
射したとき、基準領域からの反射光と、周辺領域からの
反射光とが、撮像素子の受光面に同時に受光されるよう
に、中心発光素子および周辺発光素子の発光タイミング
を調整する発光タイミング調整手段とを備えることを特
徴とする。発光素子の配置による誤差を生じることな
く、距離情報を検出することができる。
【0006】例えば、発光タイミング調整手段が、撮影
動作に応じてパルス信号を発生させるパルス信号発生手
段と、中心発光素子から平面上に規定された基準領域ま
での距離と、周辺発光素子から平面上に規定された周辺
領域までの距離との差に対応して、パルス信号のタイミ
ングを調整し、中心発光素子および各周辺発光素子ごと
に調整パルス信号を生成するパルス信号調整手段と、調
整パルス信号に応じて中心発光素子および周辺発光素子
を駆動させる発光素子駆動手段とを有する。パルス信号
を調整することにより、各発光素子の発光タイミングを
調整し、発光素子の配置による距離情報の誤差を解消す
る。
【0007】例えば、中心発光素子および周辺発光素子
に電圧を供給する電源を備え、発光タイミング調整手段
が、電源から供給される前記電圧の上昇に応じて、電圧
を供給する中心発光素子および周辺発光素子を選択する
発光素子選択スイッチを有し、発光素子選択スイッチ
が、中心発光素子から離れて配置される周辺発光素子か
ら順次前記電圧を供給し、最後に中心発光素子に電圧を
供給する。電源の電圧上昇時間を利用して、各発光素子
の発光タイミングを調整し、発光素子の配置による距離
情報の誤差を解消する。
【0008】本発明の3次元画像入力装置は、被写体上
の基準領域に測距光を照射する中心発光素子と、中心発
光素子を中心とする同心円上に配置され、基準領域の周
辺領域に測距光を照射する複数の周辺発光素子と、基準
領域および周辺領域からの反射光を撮像素子の受光面に
おいて受光し、受光量に応じて基準領域および周辺領域
までの距離を検出する距離情報検出手段とを備え、中心
発光素子および周辺発光素子が、撮像素子の受光面と平
行な平面に測距光を照射したとき、基準領域からの反射
光と、周辺領域からの反射光とが、撮像素子の受光面に
同時に受光されるように配置されることを特徴とする。
各発光素子の配置を調整することにより、正確な距離情
報を検出することができる。
【0009】3次元画像入力装置において、好ましく
は、中心発光素子および周辺発光素子が、中心発光素子
から平面上に規定された基準領域までの距離と、周辺発
光素子から平面上に規定された周辺領域までの距離との
差に対応して、配置される。
【0010】3次元画像入力装置において、好ましく
は、中心発光素子および周辺発光素子がカメラ本体内に
設けられ、中心発光素子および周辺発光素子からの測距
光を被写体に導き、被写体からの反射光をカメラ本体内
に導く撮影レンズと、中心発光素子および周辺発光素子
からの測距光を反射して撮影レンズを介して被写体に導
くとともに、撮影レンズに入射した反射光を透過させ、
撮像素子に導くハーフミラーとを備える。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0012】図1は、第1実施形態の3次元画像入力装
置が適用されたカメラの斜視図である。カメラ10は、
2次元画像(通常のスチル画像)と3次元画像を検出す
ることができる電子スチルカメラである。カメラ10の
本体の前面には鏡筒11が設けられる。鏡筒11の図中
左上にはストロボ12が設けられ、図中右上にはファイ
ンダ13が設けられる。カメラ10本体の上面におい
て、図中左側には、レリーズボタン14と、液晶表示パ
ネル15が設けられ、図中右側には、2D/3D切替ス
イッチ16が設けられる。カメラ10の本体の側面にお
いて、ICメモリカード等の記録媒体を挿入するための
カード挿入口17が形成され、またビデオ出力端子18
と、インターフェースコネクタ19が設けられる。
【0013】図2は図1のカメラの回路構成を示すブロ
ック図である。カメラ10は、鏡筒11(図1参照)内
において複数のレンズから構成されるレンズ群20を備
える。レンズ群20中には絞り21が設けられる。絞り
21の開度はアイリス駆動回路22によって調節され
る。レンズ群20の焦点調節およびズーミング動作はレ
ンズ駆動回路23によって制御される。
【0014】レンズ群20の光軸LP上には、CCD2
4が配設される。CCD24の受光面上には、レンズ群
20によって被写体像が形成される。CCD24は受光
量に応じて電荷を発生させ、画像信号として出力する。
CCD24における電荷の蓄積動作、電荷の読出動作等
はCCD駆動回路25によって制御される。CCD24
から出力された画像信号はアンプ26によって増幅さ
れ、A/D変換器27においてアナログの画像信号から
デジタルの画像信号に変換される。デジタルの画像信号
は画像信号処理回路28においてガンマ補正等の様々な
処理が施され、画像メモリ29に一時的に格納される。
アイリス駆動回路22、レンズ駆動回路23、画像信号
処理回路28はシステムコントロール回路30によって
制御される。
【0015】画像信号は画像メモリ29から読み出さ
れ、LCD駆動回路40に供給される。LCD駆動回路
40は画像信号に応じて動作し、画像表示LCDパネル
41の画面上には、画像信号に応じた画像が表示され
る。
【0016】画像信号は画像メモリ29から読み出さ
れ、TV信号エンコーダ31に供給される。TV信号エ
ンコーダ31では、画像信号はビデオ信号に変換され
る。ビデオ信号はビデオ出力端子18を介して外部に設
けられたモニタ装置32に伝送され、モニタ装置32に
おいてビデオ信号に応じた画像が表示される。
【0017】画像メモリ29から読み出された画像信号
は、システムコントロール回路30に送られる。システ
ムコントロール回路30にはインターフェース回路33
が接続される。画像信号は、インターフェース回路33
からインターフェースコネクタ19を介してコンピュー
タ34に伝送可能である。また、システムコントロール
回路30には記録媒体制御回路35を介して画像記録装
置36が接続される。画像記録装置36にはICメモリ
カード等の記録媒体Mが装着され、記録媒体Mに画像信
号を記録することができる。
【0018】システムコントロール回路30には、レリ
ーズボタン14および2D/3D切替スイッチ16等か
ら成るスイッチ群37、およびモードの表示等を行う液
晶表示パネル15が接続される。
【0019】システムコントロール回路30には2D駆
動信号発生回路50、3D駆動信号発生回路51、およ
び2D/3D切替回路52が接続されている。2D駆動
信号発生回路50、3D駆動信号発生回路51はともに
駆動信号を発生し、駆動信号は、2D/3D切替回路5
2を介して、CCD駆動回路25に送られる。CCD駆
動回路25は、駆動信号に基づいてCCD24を駆動す
る。
【0020】即ち、2D/3D切替スイッチ16(図1
参照)が2D検出モードに設定されると、この情報がシ
ステムコントロール回路30に伝達され、システムコン
トロール回路30から2D/3D切替回路52に指令信
号が伝達される。2D/3D切替回路52は、指令信号
に基づいて2D駆動信号発生回路50からの駆動信号を
CCD駆動回路25に送るように切替えられる。レリー
ズスイッチ14が操作され、撮影動作が実行されると、
CCD駆動回路25は2D駆動信号発生回路50からの
駆動信号に基づいて撮影動作を行い、2次元画像を検出
する。
【0021】これに対して、2D/3D切替スイッチ1
6が3D検出モードに設定されたときは、2D/3D切
替回路52は、システムコントロール回路30から伝達
された指令信号に基づいて、3D駆動信号発生回路51
からの駆動信号をCCD駆動回路25に送るように切替
えられる。したがって、撮影動作が実行されると、CC
D駆動回路25は3D駆動信号発生回路51からの駆動
信号に基づいてCCD24を駆動させ、後述の距離測定
の原理により距離情報が取得され、3次元画像が検出さ
れる。
【0022】システムコントロール回路30には発光タ
イミング調整回路53が接続される。発光タイミング調
整回路53には、複数の発光素子を有する発光装置60
が接続される。本実施形態では、発光素子として発光ダ
イオード(LED)が用いられる。なお、発光素子とし
てレーザダイオード(LD)を用いても良い。2D/3
D切替スイッチ16が3D検出モードに設定され、撮影
動作が実行されると、システムコントロール回路30か
ら発光タイミング調整回路53にパルス信号が送られ
る。発光タイミング調整回路53はパルス信号に基づい
て、所定のタイミングで発光装置60の各LEDから測
距光を発光させる。各発光素子からの測距光は、ハーフ
ミラー61により反射され、レンズ群20を介して、被
写体に導かれる。
【0023】次に図3、図4を用いてカメラ10による
被写体までの距離測定の原理について説明する。なお図
4において横軸は時間tである。
【0024】発光装置60の各LEDから照射された測
距光は、被写体Sにおいて反射し、カメラ10内のCC
D24の受光面で受光される(図2参照)。図4が示す
ように測距光は所定のパルス幅Hを有するパルス状の光
であり、したがって被写体Sからの反射光も、同じパル
ス幅Hを有するパルス状の光である。また反射光のパル
スの立ち上がりは、測距光のパルスの立ち上がりよりも
時間δ・t(δは遅延係数)だけ遅れる。測距光と反射
光はカメラ10と被写体Sの間の距離rの2倍を進んだ
ことになるから、その距離rは下記の(1)式によって
得られる。ただしCは光速である。 r=δ・t・C/2 ・・・(1)
【0025】例えばCCD24を測距光のパルスの立ち
上がりから反射光を検出可能な状態に定め、反射光のパ
ルスが立ち下がる前に検出不可能な状態に切換えるよう
に制御する。即ち反射光検知期間Tを設けると、反射光
検知期間Tにおける受光量Jは距離rと反比例の関係と
なる。即ち受光量Jは、距離rが大きくなる程(時間δ
・tが大きくなる程)小さくなる。なお、CCD24を
測距光のパルスが立下る時点から反射光を検出可能な状
態に定め、次の反射光のパルスが立ち上がる前に検出不
可能な状態に切り替えるように制御しても良い。
【0026】本実施形態では上述した原理を利用して、
CCD24の受光面において2次元的に配置された複数
のフォトダイオードにより、それぞれの受光量Jを検出
することにより、被写体Sまでの距離情報を検出する。
【0027】次に図5、図6、図7を用いて本実施形態
における発光装置60のLEDの配置について説明す
る。図5は発光装置60の平面図であり、図6はカメラ
の断面を模式的に示す図であり、図7は被写体に測距光
を照射するカメラを示す図である。なお、図5〜図7に
示す発光装置60のLEDの数および配置は一例であっ
て、特にこの実施形態に限定されるものではない。
【0028】発光装置60は基板62を有する。基板6
2は、円形状を呈する配置面621を備え、配置面62
1上に複数のLED63a〜63fが設けられる。配置
面621の中心には中心LED63aが配置される。他
のLED(周辺LED)63b〜63fは、中心LED
63aを中心として、5つの同心円上に配置される。
【0029】同一の同心円上に配置される周辺LED6
3b〜63fは、それぞれグループR1〜R5を形成す
る。中心LED63aに最も近い同心円上に配置される
周辺LED63bはグループR1を形成し、グループR
1のLED63bの外周側に位置するLED63cはグ
ループR2を形成する。同様にしてLED63cの外周
側のLED63dはグループR3、LED63dの外周
側のLED63eはグループR4、LED63eの外周
側のLED63fはグループR5を形成する。後述する
ように、同一のグループに属する周辺LED63b〜6
3fは、配置面621に対して同じ傾斜角で配置され、
また同じタイミングで発光するように制御される。
【0030】図6に示すように、発光装置60はカメラ
10の本体内に設けられる。発光装置60の基板62
は、配置面621と撮影レンズ20aの光軸LPが平行
になるように配置される。各LED63a〜63fから
照射された測距光は図中上側方向に向かって照射され
る。各LED63a〜63fから照射された測距光は、
ハーフミラー61によりカメラ10の前面方向(図中左
側方)に反射され、レンズ群20を構成する撮影レンズ
20aの主点Pに集光し、被写体Sに導かれる。
【0031】各LED63a〜63fは、各グループ毎
に異なる傾斜角で配置され、各LED63a〜63fか
ら照射される測距光は、各グループ毎に異なる角度で被
写体Sを照射する。
【0032】中心LED63aは、配置面621に対し
て略垂直に配置される。グループR1の周辺LED63
bは、中心LED63a方向に5度だけ傾斜して配置さ
れる。グループR2の周辺LED63cは、中心LED
63a方向に10度だけ傾斜して配置される。グループ
R3の周辺LED63d、グループR4の周辺LED6
3e、グループR5の周辺LED63fは、それぞれ中
心LED63a方向に15度、20度、25度だけ傾斜
して配置される。
【0033】上述のように、各LED63a〜63fか
らの測距光は、ハーフミラー61により反射され、撮影
レンズ20aの主点Pに集光する。中心LED63aか
らの測距光の光束は、光軸LPに一致する。周辺LED
63bからの測距光の光束は、光軸LPに対して5度だ
け傾いている。周辺LED63cからの測距光の光束
は、光軸LPに対して10度だけ傾いている。各周辺L
ED63d、63e、63fからの測距光の光束は、光
軸LPに対してそれぞれ15度、20度、25度だけ傾
いている。
【0034】測距光は被写体Sにおいて反射し、その反
射光は撮影レンズ20aに入射して、ハーフミラー61
に導かれる。反射光の一部はハーフミラー61を透過し
てCCD24の受光面に導かれる。CCD24では、上
述の距離測定の原理に基づいて、受光量に応じた距離情
報が検出される。
【0035】各LED63から照射された測距光は、図
7が示すように、鏡筒11の先端から出射される。鏡筒
11の先端から出射された測距光は、被写体Sに対して
円形状領域wの範囲を照射する。円形状領域wは、撮影
レンズ20a(図6参照)の光軸LP上に位置する基準
領域V0と、基準領域V0を中心とする同心円上に位置
する周辺領域V1〜V5とから構成される。各領域V0
〜V5は、他の領域と重ならない。
【0036】基準領域V0は中心LED63a(図6参
照)が照射する領域である。基準領域V0の外周に位置
する周辺領域V1は、グループR1の周辺LED63b
が照射する領域である。周辺領域V1の外周に位置する
周辺領域V2は、グループR2の周辺LED63cが照
射する領域である。周辺領域V3、V4、V5はそれぞ
れ、グループR3、R4、R5の周辺LED63d、6
3e、63fが照射する領域である。
【0037】基準領域V0および周辺領域V1〜V5か
らの反射光は、CCD24の受光面に配置されるフォト
ダイオードで受光され、距離情報が検出される。即ち鏡
筒11の先端から照射される測距光が照射する円形領域
wの範囲内で被写体の距離情報が検出される。
【0038】次に図8を用いて、各LED63a〜63
fの配置によって生じる距離情報の誤差について説明す
る。
【0039】カメラ10を用いて、例えばCCD24の
受光面に対して平行に位置する平面SAの距離情報を検
出する場合、平面SA上の全ての領域からの同一値の距
離情報が検出することにより、平面SAは平面形状とし
て認識される。しかし、以下に述べるように、LED6
3a〜63fの配置によって、平面SA上の各領域から
は異なる距離情報が検出される。
【0040】上述のように、中心LED63aから照射
される測距光の光束は、撮影レンズ20aの光軸LPと
一致し、平面SA上の領域V0を照射する。撮影レンズ
20aの主点Pから平面SAまでの距離をAとする。ま
た、周辺LED63b〜fのうち任意のものを周辺LE
D63xとし、周辺LED63xからの測距光の光束
が、撮影レンズ20aの光軸LPに対して角度θだけ傾
斜するとき、撮影レンズ20aの主点Pから平面SA上
の領域Vxに到達するまでの距離をDとする。なお、各
発光素子63からハーフミラー61までの距離、および
ハーフミラー61から主点Pまでの距離は略同じである
ので考慮しない。
【0041】中心LED63aからの測距光が進む距離
Aと、周辺LED63xからの測距光が進む距離Dとの
距離差Xは下記の(2)式により得られる。
【0042】 X=D−A =(A/cosθ)−A =A(1−cosθ)/cosθ ・・・(2)
【0043】例えば、平面SAから主点Pまでの距離A
が100cmであり、周辺LED63xがグループR1
の周辺LED63bの場合(θ=5度)は、距離差Xの
値は、約0.40cmとなる。即ち、中心LED63a
とグループR1の周辺LED63bを同時に発光させる
と、周辺LED63bが照射する領域V1は、中心LE
D63aが照射する領域V0と比較して、0.80cm
分だけ遠くに位置するように検出される。
【0044】同様にして、平面SAから主点Pまでの距
離Aが100cmである場合のグループR2〜R5のL
ED63c〜63fと中心LED63aとの距離差Xの
値を計算すると、グループR2の周辺LED63cの場
合(θ=10度)は約1.52cm、グループR3の周
辺LED63dの場合(θ=15度)は約3.52c
m、グループR4の周辺LED63eの場合(θ=20
度)は約6.38cm、グループR5の周辺LED63
fの場合(θ=25度)は約10.3cmとなる。即
ち、各周辺LED63c〜63fを中心LED63aを
同時に発光させると、この距離差Xの2倍だけ、各周辺
LED63c〜63fが照射する周辺領域V2〜V5は
遠くに位置するように検出され、平面SAは、光軸LP
上の領域V0が最も突出した凸形状として認識される。
【0045】距離差Xを、測距光が平面SAに到達する
時間差Yに換算すると、光は1cmあたり約0.033
5nsで移動するので、時間差Yは下記の(3)式によ
り得られる。 Y=0.0335(ns/cm)×X ・・・(3)
【0046】上述の例で、平面SAから主点Pまでの距
離Aが100cmであり、周辺LED63xがグループ
R1の周辺LED63bの場合、時間差Yの値は約0.
01nsとなる。即ち、中心LED63aと周辺LED
63bを同時に発光させると、周辺LED63bからの
測距光は、中心LED63aからの測距光より約0.0
1nsだけ遅れて平面SAに到達する。
【0047】同様にして、グループR2〜R5の周辺L
ED63c〜63fと中心LED63aとの時間差Yの
値を計算すると、グループR2の周辺LED63cの場
合は約0.05ns、グループR3の周辺LED63d
の場合は約0.12ns、グループR4の周辺LED6
3eの場合は約0.21ns、グループR5の周辺LE
D63fの場合は約0.35nsとなる。即ち、各周辺
LED63c〜63fと中心LED63aを同時に発光
させると、この時間差Yの分だけ、各周辺LED63c
〜63fが照射する測距光は、周辺領域V2〜V5に遅
れて到達する。
【0048】以上のように、周辺LED63b〜63f
からの測距光は、角度θによって所定の時間差Y分だけ
遅れて平面SAに到達する。遅れて平面SAに到達した
測距光の反射光は、さらに時間差Y分だけ遅れてCCD
24の受光面に到達する。したがって、平面SAの各領
域からは同一の距離情報は検出されず、平面SAは平面
形状として認識されない。
【0049】本実施形態では、上述の各LED63の配
置によって生じる距離情報の誤差を、各LED63の発
光タイミングを調整することにより解消する。図9は、
発光タイミング調整回路53の構成を示す図であり、図
10は、各LED63毎の発光タイミングを示すタイミ
ングチャートである。
【0050】発光タイミング調整回路53は、パルス信
号調整回路531a〜531fと発光素子駆動回路53
2a〜532fを有する。パルス信号調整回路531a
は、発光素子駆動回路532aを介して中心LED63
aに接続される。パルス信号調整回路531bは、発光
素子駆動回路532bを介してグループR1を構成する
周辺LED63bに接続される。同様にして、パルス信
号調整回路531c〜531fは発光素子駆動回路53
2c〜532fを介して、グループR2〜R5の周辺L
ED63c〜63fに接続される。
【0051】パルス信号調整回路531a〜531f
は、システムコントロール回路30(図2参照)から入
力されたパルス信号のタイミングを調整して、調整パル
ス信号として出力する。発光素子駆動回路532a〜5
32fは、パルス信号調整回路531a〜531fから
入力された調整パルス信号に基づいて、各LED63a
〜63fを発光させる。
【0052】上述のように、3D検出モード設定時にお
いて、レリーズスイッチ14(図1参照)が操作される
と、システムコントロール回路30(図2参照)から発
光タイミング調整回路53にパルス信号が送られる。パ
ルス信号は、パルス信号調整回路531a〜531fに
入力される。パルス信号調整回路531a〜531fで
は、入力されたパルス信号が、上述の各LED63a〜
63fの配置による時間差Yに応じてタイミング調整さ
れ、調整パルス信号として出力される。
【0053】図10に示すように、最外周の周辺LED
63fの発光タイミングを基準として、パルス信号調整
回路531a〜531fにより調整パルス信号が生成さ
れる。パルス信号調整回路531fは、入力されたパル
ス信号に対しタイミング調整せずに、第1の調整パルス
信号として出力する。パルス信号調整回路531eは、
第1の調整パルス信号より0.28nsだけ遅れてパル
スを立ち上げてタイミング調整し、第2の調整パルス信
号として出力する。以下同様に、パルス信号調整回路5
31dは第1のパルス信号より0.46nsだけ遅れて
立ち上がる第3の調整パルス信号を出力し、パルス信号
調整回路531cは、第1のパルス信号より0.60n
sだけ遅く立ち上がる第4の調整パルス信号を出力し、
パルス信号調整回路531bは第1のパルス信号より
0.68nsだけ遅く立ち上がる第5の調整パルス信号
を出力し、パルス信号調整回路531aは第1のパルス
信号より0.70nsだけ遅く立ち上がる第6の調整パ
ルス信号を出力する。
【0054】各パルス信号調整回路531a〜531f
からの調整パルス信号は、発光素子駆動回路532a〜
532fへ送られる。発光素子駆動回路532a〜53
2fは、入力された第1〜第6の調整パルス信号に基づ
いて各LED63a〜63fを発光させる。調整パルス
信号に基づいて発光する各LED63a〜63fからの
測距光は、平面SAにおいて反射しCCD24の受光面
に同時に到達する。これにより上述の時間差Yが解消さ
れ、平面SA上の全ての領域で同じ距離情報が検出され
る。
【0055】以上のように、第1実施形態によればCC
D24の受光面に平行な平面SAは平面形状として検出
することができる。即ち、補正処理等を施すことなく、
被写体の形状に応じた距離情報を検出することができ
る。
【0056】次に図11、図12を用いて第2実施形態
について説明する。第2実施形態では、電源装置から供
給される電圧の電圧レベルの変化を利用して、LEDの
発光タイミングを調整する。図11は第2実施形態にお
ける発光装置および発光タイミング調整回路のブロック
図である。なお、第1実施形態と同じ構成要素には同じ
符号を付している。
【0057】発光装置160は、第1実施形態と同様
に、基板62上において中心LED63aと、同心円上
に配置される周辺LED63b〜63fを備え、同一の
同心円上の周辺LED63b〜63fはグループR1〜
R5を形成する(図5参照)。後述するように、周辺L
ED63b〜63Fはそれぞれ所定の角度で傾斜して設
置される。
【0058】図11に示されるように、同一グループR
1〜R5内の各周辺LED63b〜63fは並列に接続
され、あるグループ内に電圧が供給されると、そのグル
ープ内のLEDは同時に発光する。また中心LED63
aおよび各グループR1〜R5の周辺LED63b〜6
3fは、それぞれ直列に接続される。グループR5の周
辺LED63fはアース90に接続される。
【0059】発光タイミング調整回路153には電源装
置154が接続される。電源装置154は、例えば33
ボルトの電圧を供給可能な装置である。電源装置154
から供給される電圧は、電源スイッチ回路82に入力さ
れる。電源スイッチ回路82は、システムコントロール
回路30からの切替信号に応じて、電源装置154から
の電圧供給をオン、オフに切り替える回路である。電源
スイッチがオン状態に定められると、電源装置154か
らの電圧がレギュレータ83a〜83f、および分圧抵
抗器A1、A2に送られる。
【0060】レギュレータ83a〜83fは、電源装置
154から送られた電圧を所定の電圧レベルに調整して
出力する回路である。レギュレータ83aは、電圧を2
2ボルトに調整し、レギュレータ83bは電圧を18ボ
ルトに調整する。以下、レギュレータ83cは14ボル
ト、レギュレータ83dは10ボルト、レギュレータ8
3eは6ボルト、レギュレータ83fは2ボルトにそれ
ぞれ調整する。各レギュレータ83a〜83fは切替ス
イッチ回路S0〜S5を介して、各LED63a〜63
fに接続される。
【0061】分圧抵抗器A1、A2は、電源装置154
からの電圧をA/Dコンバータ81に入力可能な電圧レ
ベルに調整する回路であり、調整電圧としてA/Dコン
バータ81に送る。分圧抵抗器A1、A2に入力される
電圧レベルは、後述するように、電源スイッチ回路82
がオン状態に定められてから、時間の経過にしたがって
上昇し、これに伴って分圧抵抗器A1、A2からの調整
電圧の電圧レベルも上昇する。A/Dコンバータ81で
は、調整電圧の電圧レベルに対応したデジタル信号が生
成され、デコーダ80に入力される。
【0062】デコーダ80は、デジタル信号に応じて切
替スイッチ回路S0〜S5をオン、オフさせる回路であ
る。例えば、電源装置154から2ボルトの電圧が供給
されたとき、デコーダ80はA/Dコンバータ81から
入力されたデジタル信号に応じて、切替スイッチ回路S
5をオン状態に定める。この結果、レギュレータ83f
からは、2ボルトに保たれた電圧が切替スイッチ回路S
5を介して、グループR5のLED63f供給され、L
ED63fは発光する。また同様に、電源装置154か
ら6ボルトの電圧が供給されたとき、デコーダ80は、
デジタル信号に応じて切替スイッチ回路S4をオン状態
に定める。この結果、レギュレータ83eから6ボルト
の電圧が切替スイッチS4を介してグループR4の周辺
LED63eに供給され、LED63eは発光する。な
おグループR5の周辺LED63fはLED63eが発
光した後も発光し続ける。以下、同様にして10ボルト
の電圧が供給されたとき切替スイッチS3、14ボルト
の電圧が供給されたとき切替スイッチS2、18ボルト
の電圧が供給されたとき切替スイッチS1、22ボルト
の電圧が供給されたとき切替スイッチS0がオン状態に
定められ、グループR3、R2、R1、中心LED63
aの順番で発光する。そして中心LED63aの発光か
ら一定時間経過後、全てのLED63a〜63fは同時
に消灯する(図12参照)。以上のように、本実施形態
では、電源装置154から供給される電圧レベルにした
がって、各LED63a〜63fが順次発する。即ち、
各LED63a〜63fの発光タイミングは、電源装置
154から供給される電圧レベルの上昇によって定めら
れる。
【0063】図13は、電源装置154から供給される
電圧レベルの変化を表すグラフである。なお、横軸は時
間tであり、縦軸は、電源装置154から供給される電
圧vである。
【0064】電源スイッチ回路82(図11参照)がオ
ン状態に定められると、時間T1経過後に電源装置15
4から2ボルトの電圧が供給される。このときグループ
R5の周辺LED63fが発光する。電源装置154か
ら2ボルトの電圧が供給されてから、22ボルトの電圧
に到達するまで略4.66nsの時間T2がかかる。即
ち、グループR5の周辺LED63fが発光してから中
心LED63aが発光するまで時間T2がかかる。時間
T2において電圧レベルの上昇は、時間tの経過に略比
例するので、略0.92nsの間隔毎にグループR1〜
R5および中心LED63aは順次発光する。
【0065】第2実施形態では略0.92nsの間隔で
発光する各LED63a〜63fからの測距光が、平面
SA(図8参照)において反射しCCD24の受光面に
同時に到達するように各LED63a〜63fの配置が
調整される。
【0066】グループR1のLED63bが発光してか
ら、中心LED63aが発光するまで約0.92nsの
時間差Y’が生じる。上記の(3)式によって中心LE
D63aとグループR1のLED63bの距離差X’は
以下のようになる。 Y’=0.0670(ns/cm)×X’ X’=Y’/0.0670(ns/cm) X’≒27.88(cm) 即ち、中心LED63aが発光したとき、周辺LED6
3bからの測距光は約27.88cm進んでいる。
【0067】このとき、周辺LED63bからの測距光
は、光軸LPに対して傾斜角θで進むことにより、光軸
LP上を進む中心LED63aからの測距光と同時にC
CD24の受光面に到達する。傾斜角θは、上記の
(2)式によって得られる。なお、中心LED63aか
らの測距光が進む距離A’は1400cmとする。 X’=A’(1−cosθ)/cosθ 27.88(cm)=1400(1−cosθ)/co
sθ cosθ≒0.9805 θ≒11度
【0068】同様にして、グループR2〜R4の傾斜角
度θを計算すると、グループR2の周辺LED63cの
場合は約16度、グループR3の周辺LED63dの場
合は約19度、グループR4の周辺LED63eの場合
は約22度、グループR5の周辺LED63fの場合は
約24度となる。即ち、各周辺LED63b〜63fを
この傾斜角θの分だけ傾斜して配置することにより、中
心LED63aおよび各周辺LED63b〜63fがそ
れぞれ照射する測距光は、平面SAにおいて反射しCC
D24の受光面に同時に到達する。
【0069】以上のような第2実施形態では、電源装置
154から供給される電圧の電圧レベルの上昇に応じて
発光する各LED63a〜63fからの測距光は、平面
SAにおいて反射した場合、同時にCCD24によって
受光されるので、正確な距離情報を得ることができる。
また、本実施形態によれば、電源からの電圧レベルの変
化によりLEDの発光タイミングを調整するので、新た
な回路を設ける必要がなく経済的である。
【0070】図14は第3実施形態における発光装置7
0の断面を模式的に示す図である。第3実施形態では、
各LED63a〜63fの配置によって生じる距離情報
の誤差を、基板の形状により解消する。なお、発光装置
以外の構成は、第1実施形態と同じである。
【0071】発光装置70は第1実施形態と同様にカメ
ラ10内に設けられる。発光装置70は基板72を備え
る。基板72は円形状を呈するが、配置面721は球面
状に凹陥している。配置面721の中心には中心LED
63aが配置され、中心LED63aを中心として5つ
の同心円上に周辺LED63b〜63fが配置される。
【0072】各LED63a〜63fは第1実施形態と
同様に、配置面721の中心側に傾斜して配置され、中
心LED63aからの測距光の光束は、撮影レンズ20
a(図6参照)の光軸LPに一致し、周辺LED63b
〜63fからの測距光の光束はそれぞれ、光軸LPに対
して5度、10度、15度、20度、25度だけ傾斜し
ている。
【0073】撮影レンズ20aの主点Pから10cmの
距離にあり、CCD24の受光面と平行な平面SAの距
離情報を取得する場合、撮影レンズ20aの主点Pから
平面SAまでの距離Aと、周辺LED63xからの測距
光が進む撮影レンズ20aの主点Pから平面SAまで距
離Cでは距離差Xの2倍の誤差が生じる。距離差Xの2
倍の値は、第1実施形態と同様に、周辺LED63bの
場合は約0.08cm、周辺LED63cの場合は約
0.30cm、周辺LED63dの場合は約0.70c
m、周辺LED63eの場合は約1.28cm、周辺L
ED63fの場合は約2.06cmとなる。
【0074】図14に示すように、本実施形態の基板7
2の配置面721は、距離差Xの2倍に対応した湾曲し
た断面を有し、各周辺LED63b〜63fは、中心L
ED63aの位置を基準として、距離差Xの2倍だけ被
写体側に位置している。
【0075】各LED63a〜63fからの測距光は、
第1実施形態と同様に、カメラ10の上面方向に照射さ
れ、ハーフミラー61(図6参照)で反射されて被写体
に導かれる。即ち、周辺LED63b〜63fは、中心
LED63aよりカメラ10の上面方向に位置すること
により、被写体側に位置することになる。
【0076】周辺LED63bは、中心LED63aよ
り約0.08cmだけ被写体側に位置する。同様にし
て、周辺LED63c〜63fは、それぞれ約0.30
cm、約0.70cm、約1.28cm、約2.06c
mだけ被写体側に位置する。したがって各LED63a
〜63fから同時に照射された測距光は、CCD24に
同時に到達する。即ち、各LED63a〜63fの配置
により距離差Xの2倍の誤差が解消され、平面SA上の
全ての領域に関して同じ距離情報が検出される。
【0077】以上のように、第3実施形態によっても補
正処理等を施すことなく被写体の形状に応じた距離情報
を検出することができる。また、第1実施形態のように
各LED63a〜63fの発光タイミングを調整する必
要がないので、回路構成が簡単である。
【0078】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、発光素
子の配置位置による誤差を生じることなく、複数領域で
同時に距離情報を検出できる3次元画像入力装置を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態を適用したカメラの外観図であ
る。
【図2】カメラの回路構成を示すブロック図である。
【図3】測距光による距離測定の原理を説明するための
図である。
【図4】測距光、反射光、ゲートパルスおよびCCDが
受光する光量分布を示す図である。
【図5】発光装置の平面図である。
【図6】カメラの断面を模式的に示す図である。
【図7】測距光を照射するカメラを示す図である。
【図8】LEDの配置による距離情報の誤差を説明する
ための図である。
【図9】発光タイミング調整回路のブロック図である。
【図10】パルス信号調整回路で遅延されるパルス信号
を示すタイミングチャートである。
【図11】第2実施形態の発光装置と発光タイミング調
整回路のブロック図である。
【図12】第2実施形態のパルス信号調整回路で遅延さ
れるパルス信号を示すタイミングチャートである。
【図13】電源装置から供給される電圧レベルの変化を
示すグラフである。
【図14】第3実施形態におけるLEDの配置を示す図
である。
【符号の説明】
53、153 発光タイミング調整回路 60、70、160 発光装置 62、72 基板 63a 中心LED 63b、63c、63d、63e、63f 周辺LED 80 デコーダ 531a〜531f パルス信号調整回路 532a〜532f 発光素子駆動回路 SA 平面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA06 AA53 FF44 GG06 GG07 GG08 GG17 HH12 HH14 JJ03 JJ18 JJ26 LL00 NN02 QQ03 QQ24 QQ26 5C022 AA01 AA13 AB12 AB15 AB40 AB66 AC02 AC03 AC32 AC42 AC74

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体上の基準領域に測距光を照射する
    中心発光素子と、 前記中心発光素子を中心とする同心円上に配置され、前
    記基準領域の周辺領域に測距光を照射する複数の周辺発
    光素子と、 前記基準領域および前記周辺領域からの反射光を撮像素
    子の受光面において受光し、受光量に応じて前記基準領
    域および前記周辺領域までの距離を検出する距離情報検
    出手段と、 前記撮像素子の受光面と平行な平面に前記測距光を照射
    したとき、前記基準領域からの反射光と、前記周辺領域
    からの反射光とが、前記撮像素子の受光面に同時に受光
    されるように、前記中心発光素子および周辺発光素子の
    発光タイミングを調整する発光タイミング調整手段とを
    備えることを特徴とする3次元画像入力装置。
  2. 【請求項2】 前記発光タイミング調整手段が、 撮影動作に応じてパルス信号を発生させるパルス信号発
    生手段と、 前記中心発光素子から前記平面上に規定された基準領域
    までの距離と、前記周辺発光素子から前記平面上に規定
    された周辺領域までの距離との差に対応して、前記パル
    ス信号のタイミングを調整し、前記中心発光素子および
    各周辺発光素子ごとに調整パルス信号を生成するパルス
    信号調整手段と、 前記調整パルス信号に応じて前記中心発光素子および周
    辺発光素子を駆動させる発光素子駆動手段とを有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の3次元画像入力装置。
  3. 【請求項3】 前記中心発光素子および前記周辺発光素
    子に電圧を供給する電源を備え、 前記発光タイミング調整手段が、 前記電源から供給される前記電圧の上昇に応じて、前記
    電圧を供給する前記中心発光素子および前記周辺発光素
    子を選択する発光素子選択スイッチを有し、 前記発光素子選択スイッチが、前記中心発光素子から離
    れて配置される前記周辺発光素子から順次前記電圧を供
    給し、最後に前記中心発光素子に前記電圧を供給するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の3次元画像入力装置。
  4. 【請求項4】 被写体上の基準領域に測距光を照射する
    中心発光素子と、 前記中心発光素子を中心とする同心円上に配置され、前
    記基準領域の周辺領域に測距光を照射する複数の周辺発
    光素子と、 前記基準領域および前記周辺領域からの反射光を撮像素
    子の受光面において受光し、受光量に応じて前記基準領
    域および前記周辺領域までの距離を検出する距離情報検
    出手段とを備え、 前記中心発光素子および前記周辺発光素子が、前記撮像
    素子の受光面と平行な平面に前記測距光を照射したと
    き、前記基準領域からの反射光と、前記周辺領域からの
    反射光とが、前記撮像素子の受光面に同時に受光される
    ように配置されることを特徴とする3次元画像入力装
    置。
  5. 【請求項5】 前記中心発光素子および前記周辺発光素
    子が、前記中心発光素子から前記平面上に規定された基
    準領域までの距離と、前記周辺発光素子から前記平面上
    に規定された周辺領域までの距離との差に応じて、配置
    されることを特徴とする請求項4に記載の3次元画像入
    力装置。
  6. 【請求項6】 前記中心発光素子および前記周辺発光素
    子がカメラ本体内に設けられ、 前記中心発光素子および前記周辺発光素子からの測距光
    を前記被写体に導き、前記被写体からの反射光を前記カ
    メラ本体内に導く撮影レンズと、 前記中心発光素子および前記周辺発光素子からの測距光
    を反射して前記撮影レンズを介して前記被写体に導くと
    ともに、前記撮影レンズに入射した反射光を透過させ、
    前記撮像素子に導くハーフミラーとを備えることを特徴
    とする請求項1または請求項4に記載の3次元画像入力
    装置。
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