JP2003178860A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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JP2003178860A JP2002319751A JP2002319751A JP2003178860A JP 2003178860 A JP2003178860 A JP 2003178860A JP 2002319751 A JP2002319751 A JP 2002319751A JP 2002319751 A JP2002319751 A JP 2002319751A JP 2003178860 A JP2003178860 A JP 2003178860A
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弘文 仲倉
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和一 岡田
Koichi Hosoi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誘導加熱調理器は出力される交番磁束が目に
見えないため、視覚的な把握がしづらく、使い勝手が悪
いという課題があった。 【解決手段】 被加熱調理容器を載置する透光性の天板
と、被加熱調理容器を加熱する加熱コイルと、光線を発
光する発光手段606と、発光手段606の光線を伝播
する透光性の導光手段607を有し、導光手段607を
ブロック化したことによって、故障したブロックのみを
交換することで修理が迅速・簡単に行うことができる誘
導加熱調理器となる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は一般家庭で使用する
誘導加熱調理器に関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年、誘導加熱調理器は安全な加熱調理
器として注目されている。従来、この種の誘導加熱調理
器の加熱状態を表示する方法として、出力設定部の周辺
に電球あるいは半導体素子等を用いて点灯する表示部を
設ける構成が一般的である。また、組込型の誘導加熱調
理器などは、出力設定部と調理部が視覚的に分離されて
いるため調理部の前方にも同様の表示部を設けるものも
ある。以下、その構成について図17を参照にしながら
説明する。 【0003】図に示すように、本体を構成するケース1
と、被加熱調理容器2を載置する天板3と、天板3の下
方に位置する加熱コイル4と、被加熱調理容器2の温度
を検知する温度センサ5と、加熱コイル4の出力を制御
する出力制御部6と、出力制御部6を冷却する送風機7
と、電源の入/切を行う電源スイッチ8と、電源スイッ
チ8の入/切を表示する電源表示部9と、出力の設定を
行う出力設定部10と、出力の設定を表示する出力表示
部11と、天板3の前方部に位置する第2の出力表示部
12と、加熱を表示する加熱状態表示部13にて構成さ
れる。 【0004】上記構成において、電源スイッチ8を動作
させると電源表示部9が点灯し電源の入/切を表示す
る。さらに調理物の入った被加熱調理容器2を天板3に
載置し、出力設定部10を動作させると出力表示部11
が点灯し出力の設定を表示するとともに加熱が開始され
る。また、同時に第2の出力表示部12が点灯し出力の
設定を表示する。さらに温度センサ5にて検知した温度
状態に応じて加熱状態表示部13が点灯し加熱状態を表
示する。 【0005】 【特許文献1】特開平7−312280号公報 【0006】 【発明が解決しようとする課題】この様な従来の誘導加
熱調理器の加熱状態を表示する方法では、実際に調理を
行う部分と表示する部分が視覚的に分離されており、視
覚的な把握がしづらい。 【0007】特に、炎が見えるガス調理器に比べて誘導
加熱調理器は出力される交番磁束が目に見えないため、
視覚的な把握がしづらく、使い勝手が悪いという課題が
あった。 【0008】本発明は、安全性の高い誘導加熱調理器の
加熱状態をガス調理器に近い感覚で表示することによっ
て、さらに使い勝手性の良い誘導加熱調理器として提供
することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、被加熱調理容器を載置する透光性の天板
と、前記被加熱調理容器を加熱する加熱コイルと、光線
を発光する発光手段と、前記発光手段の光線を伝播する
透光性の導光手段を有し、前記導光手段をブロック化し
たものである。これにより、視覚的に分離されていた加
熱状態の表示を調理部近傍で表現することでき、ガス調
理器に近い感覚で使用することができる。 【0010】 【発明の実施の形態】上記課題を解決するために本発明
は、被加熱調理容器を載置する透光性の天板と、前記被
加熱調理容器を加熱する加熱コイルと、光線を発光する
発光手段と、前記発光手段の光線を伝播する透光性の導
光手段を有し、前記導光手段をブロック化したものであ
る。 【0011】以上のように、導光手段をブロック化する
ことによって、故障したブロックのみを交換することで
修理が迅速・簡単に行うことができる。 【0012】 【実施例】(実施例1)以下、本発明の実施例について
図1〜図6を参照にしながら説明する。図1は、本発明
の実施例を示す誘導加熱調理器の概略図で、本体を構成
するケース101と、被加熱調理容器102を載置する
透光性の耐熱ガラス等から成る天板103と、天板10
3の下方に位置し、被加熱調理容器102を加熱する加
熱コイル104と、加熱コイル104への出力を制御す
る出力制御手段105と、加熱コイル104の下方に位
置し、光線を発光する電球あるいは半導体素子等から成
る発光手段106と、加熱コイル104の下方に位置
し、発光手段106の光線を伝播する透光性のガラスあ
るいは樹脂等から成る導光手段107を有し、発光手段
106を導光手段107の外周端部より内側に設け、導
光手段107の略水平外周方向に向けて光線を伝播さ
せ、導光手段107の外周部分を発光させるように構成
した誘導加熱調理器であり、加熱コイル104と発光手
段106は出力制御手段105とリード線等で接続され
ている。 【0013】以上のように構成された誘導加熱調理器に
ついて、その作用を説明する。天板103に被加熱調理
容器102を載置し加熱を開始すると、加熱コイル10
4に出力制御手段105から出力されると同時に発光手
段106が発光するよう信号を出力する。発光した光線
は導光手段107を伝播し、外周部分を発光させる。こ
の発光した光線は、例えば図2(a)〜(c)に示すよ
うに、透光性の耐熱ガラス等からなる天板103を透過
し、加熱状態を天板103の上面側に表示するものであ
る。 【0014】このように本発明の実施例によれば、導光
手段107の外周端部を発光することによって、加熱状
態を天板103の上面側に表示することができる。従っ
て、視覚的に分離されていた加熱状態の表示を調理部近
傍で表現することでき、ガス調理器に近い感覚で使用す
ることができる。 【0015】また、導光手段107及び発光手段106
を加熱コイル104の下方に設けることによって、発光
手段106の直上に光線が漏れることを防止することが
できる。なお、導光手段107に樹脂等を用いる場合、
被加熱調理容器102等からの輻射、伝導、伝達による
熱影響での変色・変形等の防止することができる。 【0016】なお、電球あるいは半導体発光素子等から
成る発光手段106においては、強磁界の影響による誤
動作あるいは自己発熱での信頼性の低下等を防止するこ
とができる。なお、発光手段106に用いる半導体素子
等の温度上昇にともなう光度の低下等を防止することが
できる。 【0017】なお、本実施例では加熱状態の表示の形態
を円環状あるいは半円環状あるいは点線状としたが、天
板103を介して表示するものであれば特に限定しな
い。また、天板103は全面において透光性である必要
はなく、不透明な部分があっても同様な効果を得ること
ができる。 【0018】また、他の実施例として図3に示すように
透光性のガラスあるいは樹脂等から成る導光手段107
を円板状にて構成し、中央部に開口部を設け、導光手段
107の開口部に発光手段106を配置し、導光手段の
外周に向けて光線を伝播させるものである。 【0019】以上のように構成された誘導加熱調理器に
ついて、その作用を説明する。発光手段106に用いる
電球あるいは半導体素子等の点光源は、通常ある指向角
度をもって広がるものが大半であり、例えば発光手段1
06に対して平行平板状に写し出された光線の光度は不
均一となる。これは、光線各々の平行平板に対する直線
距離が異なるためである。 【0020】しかしながら、本発明の実施例によれば、
発光手段106から導光手段107の外周端部の直線距
離は同一半径で一定となり、光度の均一な表示を得るこ
とができる。 【0021】なお、導光手段107の外周端部に拡散材
を塗布あるいは表面を乱反射するように処理するか、別
部材の受光材を一体あるいは固定しても同様の効果が得
られるものである。また、発光手段106の個数につい
ては設計者が任意に設定できるものである。 【0022】また、他の実施例として図4に示すように
透光性のガラスあるいは樹脂等から成る導光手段107
の内周の肉厚を厚く、外周に向かって薄くなるように構
成し、導光手段107の上面あるいは下面あるいは両面
に、不透明な樹脂あるいは板金あるいは鏡体等から成る
反射手段108を設けたものである。 【0023】以上のように構成された誘導加熱調理器に
ついて、その作用を説明する。前記実施例でも述べたよ
うに発光手段106に用いる電球あるいは半導体素子等
の点光源は、通常ある指向角度をもって広がるものが大
半である。したがって、導光手段107の入射面は、発
光手段106の指向角度に応じた肉厚が必要となる。発
光手段106の指向角度に対して導光手段の入射面の肉
厚が薄い場合、肉厚よりも外れた光線は全て損失するこ
とになる。 【0024】しかしながら、発光手段106の指向角度
が広い場合に、導光手段107の肉厚を全て均一に厚く
することは、合理的ではなく、光線を伝播する外周に向
かって肉厚を薄くなるように構成することが考えられ
る。また、光線は直進する性質を持つため、肉厚を薄く
するために設けた傾斜面を突き抜けて光線を損失するこ
とになる。 【0025】しかしながら、本発明の実施例のように透
光性のガラスあるいは樹脂等から成る導光手段107の
内周の肉厚を厚く、外周に向かって薄くなるように構成
することによって入射時の光線の損失を低減するととも
に合理的な構成とすることができる。また、導光手段1
07の上面あるいは下面あるいは両面に、不透明な樹脂
あるいは板金あるいは鏡体等から成る反射手段108を
設けることによって、伝播中の光線の損失を低減し、よ
り損失の少ない光度の高い表示を得ることができる。 【0026】また、他の実施例として図5に示すように
透光性のガラスあるいは樹脂等から成る導光手段107
の外周端部に照射面としてCカット(光の伝播する方向
に対して45゜)を設けて、伝播してきた光線を全反射
させるものである。 【0027】以上のように構成された誘導加熱調理器に
ついて、その作用を説明する。電球あるいは半導体素子
等から成る発光手段106の光線を透光性のガラスある
いは樹脂等から成る導光手段107の端部より入射する
と導光手段107を伝播した光線は発光手段106の反
対側の端部で発光する。この端部に照射面としてCカッ
ト(光の伝播する方向に対して45゜)を構成し、伝播
してきた光線を全反射させることによって調理面である
天板103方向に光線を案内することができる。 【0028】このように本発明の実施例によれば、天板
103上面側により明確な表示を行うことができる。 【0029】また、他の実施例として図6に示すように
透光性のガラスあるいは樹脂等から成る導光手段107
の外周端部に設けたCカットと平行に、不透明な樹脂あ
るいは板金あるいは鏡体等から成る反射手段108を配
置したものである。 【0030】以上のように構成された誘導加熱調理器に
ついて、その作用を説明する。導光手段107を伝播し
た光線は導光手段107の外周端部に設けたCカット
(光の伝播する方向に対して45゜)にて、伝播してき
た光線を全反射させる。しかし、ものづくりのばらつき
等を考えると、Cカットより光線が損失することも考え
られる。したがって、Cカットと平行に不透明な樹脂あ
るいは板金あるいは鏡体等から成る反射手段108を配
置し、損失した光線を調理面である天板103方向に光
線を案内する。 【0031】このように本発明の実施例によれば、もの
づくりのばらつき等によって損失した光線も、反射手段
108によって調理面である天板103方向に光線を案
内することができ、より明確な表示を行うことができ
る。 【0032】なお、本実施例では反射手段を配置する構
成としたが、Cカット面に凹凸面をもうけて乱反射させ
る、あるいは拡散材を塗布、あるいは別部材の受光材を
一体あるいは固定しても同様の効果が得られるものであ
る。 【0033】また、他の実施例として図7に示すように
透光性のガラスあるいは樹脂等から成る導光手段107
の外周端部に設けたCカットの上面に、透光性の耐熱ガ
ラス等から成る天板103に対して垂直方向に立ち上げ
た壁部109を設け、壁部109の上面部に伝播された
光線を乱反射あるいは拡散する表示手段110を設けた
ものである。 【0034】以上のように構成された誘導加熱調理器に
ついて、その作用を説明する。Cカットによる全反射に
て天板103方向に案内された光線は、導光手段107
が加熱コイル104の下方に位置するため、天板103
より奥まったように見える。 【0035】しかしながら、導光手段107の上面に壁
部を設けて天板103の方向に光線を案内し、壁部10
9の上面部に光線を乱反射あるいは拡散させる表示手段
110を設けることによって、より天板103に近接し
た位置で表示することができる。表示手段110は、凹
凸面をもうけて乱反射させる、あるいは拡散材を塗布、
あるいは別部材の受光材を一体あるいは固定するもので
ある。 【0036】このように本発明の実施例によれば、より
天板103に近接した位置で表示することができ、視認
性が向上する。 【0037】なお、この壁部109の上面位置は、天板
103に密着しても同様の効果が得られるものである。
また、この壁部109の上面の形状は傾斜を設けたり、
曲面状にしたり設計者が任意に変えられるものである。
また、天板103の上面あるいは下面に同様の凹凸面あ
るいは拡散する処理を設けても同様の効果が得られるも
のである。 【0038】(実施例2)以下、本発明の実施例につい
て図8及び図9を参照にしながら説明する。図8は、本
発明の実施例を示す誘導加熱調理器の概略図で、本体を
構成するケース201と、被加熱調理容器202を載置
する透光性の耐熱ガラス等から成る天板203と、天板
203の下方に位置し、被加熱調理容器202を加熱す
る加熱コイル204と、加熱コイル204の下方に位置
し、光線を発光する電球あるいは半導体素子等から成る
発光手段206と、加熱コイル204の下方に位置し、
発光手段206の光線を伝播する透光性のガラスあるい
は樹脂等から成る導光手段207を有し、発光手段20
6の光線を入射する導光手段207の境界部分に、発光
手段に対して凹状の曲面を設けたものである。 【0039】以上のように構成された誘導加熱調理器に
ついて、その作用を説明する。電球あるいは半導体素子
等から成る発光手段206による光線は、通常ある指向
角度をもって広がるものが大半であり、表示に用いる範
囲はこの指向角度によって決まる。例えば実施例1記載
の発明のように円板状の導光手段を構成する場合は、全
角(360゜)/指向角度によって表示範囲が決まる
が、その指向角度において90゜を越えるものはまれで
あり、複数個の発光手段206が必要となる。しかし、
指向角度が大きい場合、導光手段207への入射時の光
の損失が大きくなる。 【0040】なお、直接光を表示として用いるのではな
く導光手段207を用いて光を伝播させる場合、伝播の
課程で光線を損失するため、発光手段206に相当量の
光度が必要となる。しかし、相当量の光度得るために
は、必然的に指向角度は小さくなる。また、通常光線は
2つの媒質の境界を通過するとき光線の入射する角度に
対して屈折し、入射する角度(入射角)に対して負の性
質(屈折角)を示すため、さらに発光手段206の数が
増えることとなる。 【0041】このように、入射時の光線の損失、伝播課
程での光線の損失、表示するための光度低下、光線の屈
折等を鑑みると、光度の高い範囲の広い表示を得るため
には相当数の発光手段206が必要となる。しかしなが
ら、導光手段207の境界部分に、発光手段206に対
して凹状(境界の性質として凸状の場合光線を集め、凹
状の場合光線を拡げる性質がある。)の曲面を設けるこ
とによって入射角に対して屈折角を大きくすることで、
指向角度の小さい発光手段206を使用しても、光度の
高い範囲の広い表示を得ることができる。なお、この凹
状の曲面の半径は設計者が任意に設定できるものであ
る。 【0042】なお、図8は、光線の伝播方向を導光手段
の外周端分より内側から外周方向としたが、図9(a)
のように導光手段207の外周に発光手段206を設け
て光線の伝播方向を外周から内側とするか、あるいは、
図9(b)のように導光手段207の下方に発光手段2
06を設けて光線の伝播方向を下方から上方としても同
様の効果が得られるものである。 【0043】(実施例3)以下、本発明の実施例につい
て図10及び図11及び図12を参照にしながら説明す
る。 【0044】図10は、本発明の実施例を示す誘導加熱
調理器の概略図で、本体を構成するケース301と、被
加熱調理容器302を載置する透光性の耐熱ガラス等か
ら成る天板303と、天板303の下方に位置し、被加
熱調理容器302を加熱する加熱コイル304と、加熱
コイル304を載置する耐熱樹脂等から成るコイルベー
ス311と、加熱コイル304の下方に位置し、光線を
発光する電球あるいは半導体素子等から成る発光手段3
06と、加熱コイル304の下方に位置し、発光手段3
06の光線を伝播する透光性のガラスあるいは樹脂等か
ら成る導光手段307を有し、導光手段307をコイル
ベース311にネジ止め、接着等にて固定している。 【0045】以上のように構成された誘導加熱調理器に
ついて、その作用を説明する。導光手段307によって
天板303の上面側に誘導加熱調理器の加熱状態を表示
するものであり、加熱領域と導光手段307による表示
の位置関係が重要になってくる。表示関係がずれている
場合、加熱領域に対する被加熱調理容器302の載置す
る位置がずれ、加熱効率が低くなったり、加熱分布の不
均一といった不具合が予測される。しかしながら、導光
手段307をコイルベース309にネジ止め、接着等に
て固定することによって、加熱領域と導光手段307に
よる表示との位置を規制することができる。 【0046】また他の実施例として図11に示すよう
に、加熱コイル304を載置するコイルベースを導光手
段307にて兼ねることが考えられる。 【0047】図11の構成のように被加熱調理容器30
2の加熱を行う加熱コイル304を直接、導光手段30
7に載置することによって、加熱領域と導光手段307
による表示との位置を規制することができるとともに、
構成を簡単にすることができる。 【0048】なお、導光手段307に樹脂等を用いる場
合には、加熱コイル304の自己発熱あるいは被加熱調
理容器302等からの輻射、伝導、伝達による熱影響で
変色・変形等の不具合が予測されるため、図12に示す
ように加熱コイル304との接触面にリブを設けて接触
面積を減少し、熱影響を緩和する構成を取ることも考え
られる。なおこのリブは、耐熱絶縁材料等の別部材にて
構成しても同様の効果が得られるものである。 【0049】(実施例4)以下、本発明の実施例につい
て図13及び図14を参照にしながら説明する。図13
は、本発明の実施例を示す誘導加熱調理器の概略図で、
本体を構成するケース401と、被加熱調理容器402
を載置する透光性の耐熱ガラス等から成る天板403
と、天板403の下方に位置し、被加熱調理容器402
を加熱する加熱コイル404と、加熱コイル404を載
置するコイルベース411と、加熱コイル404の下方
に位置し、光線を発光する電球あるいは半導体素子等か
ら成る発光手段406と、加熱コイル404の下方に位
置し、発光手段406の光線を伝播する透光性のガラス
あるいは樹脂等から成る導光手段407を有し、発光手
段406を導光手段407にネジ止め、接着等にて固定
した誘導加熱調理器である。 【0050】以上のように構成された誘導加熱調理器に
ついて、その作用を説明する。実施例1でも述べたよう
に電球あるいは半導体素子等から成る発光手段406に
よる光線は、通常ある指向角度をもって広がるものが大
半であり、発光手段406と導光手段407の位置ずれ
によって、入射時に光線を損失し、天板403を介して
表示を行う場合は光量が少なく表示が見ずらくなった
り、光度の不均一によるムラができたりという不具合が
予測される。 【0051】しかしながら、発光手段406を導光手段
407にネジ止め、接着等にて固定することによって、
導光手段407への入射位置を規制することができ、入
射時の光線の損失を最小限に押さえることができる。 【0052】なお、発光手段406の取付方向として
は、図13に示すように導光手段407に対して平行に
発光手段406の基板をネジ止め、あるいは、はめ込む
構成がものづくりの上で簡単ではあるが、図14(a)
に示すように発光手段406の基板は導光手段407に
対して平行で電球あるいは半導体素子等のみ、導光手段
407の光線を伝播する方向と同一方向に構成するか、
あるいは図14(b)に示すように発光手段406の基
板は導光手段407に対して垂直で電球あるいは半導体
素子等が、導光手段407の光線を伝播する方向と同一
方向に構成することによって、更に入射時の光線の損失
を減少することができる。 【0053】(実施例5)以下、本発明の実施例につい
て図15を参照にしながら説明する。図15は、本発明
の実施例を示す誘導加熱調理器の概略図で、本体を構成
するケース501と、被加熱調理容器502を載置する
透光性の耐熱ガラス等から成る天板503と、天板50
3の下方に位置し、被加熱調理容器502を加熱する加
熱コイル504と、加熱コイル504の出力を制御する
出力制御手段505と、出力制御手段505を冷却する
ファン等から成る送風手段512と、出力制御手段50
5に送風する経路を構成したダクト513と、加熱コイ
ル504の下方に位置し、光線を発光する電球あるいは
半導体素子等から成る発光手段506と、加熱コイル5
04の下方に位置し、発光手段506の光線を伝播する
透光性のガラスあるいは樹脂等から成る導光手段507
を有し、出力制御手段505を冷却した後に、発光手段
506及び導光手段507を冷却するように構成してい
る。 【0054】以上のように構成された誘導加熱調理器に
ついて、その作用を説明する。送風手段512によって
発生した冷却風は、ダクト513を経由して出力制御手
段505を冷却する。図15のようにダクトの出口形状
を発光手段506及び導光手段507の方向に向けるこ
とによって、冷却風の流れを示す矢印のように、出力制
御手段505を冷却した後、発光手段506を冷却し、
導光手段507と加熱コイル504の間を通って天板5
03の方向に流れる。 【0055】したがって、被加熱調理容器502等から
の輻射、伝導、伝達によって伝わる熱影響あるいは、加
熱コイル504の自己発熱による熱影響等によって、発
光手段506に用いる半導体発光素子の光度低下、導光
手段507に用いる樹脂の変色、変形等を防止すること
ができる。 【0056】(実施例6)以下、本発明の実施例につい
て図16を参照にしながら説明する。図16は、光線を
発光する電球あるいは半導体素子等から成る発光手段6
06と、発光手段606の光線を伝播する透光性のガラ
スあるいは樹脂等から成る導光手段607を有し、導光
手段607をブロック化したものである。 【0057】以上のように構成された誘導加熱調理器に
ついて、その作用を説明する。導光手段607は発光手
段606の指向角度に応じて、ブロック化されたもので
ある。ブロック化したものを複数組み合わせた場合、図
のように空間を確保することができる。実施例5でも述
べたように、この空間は冷却の際に非常に有利であり冷
却性能を向上させることができる。 【0058】また、ブロック化することによって、その
一部が故障しても、ブロックのみを交換することで修理
が迅速・簡単に行うことができる。 【0059】 【発明の効果】本発明によれば、ブロック化したものを
複数組み合わせたことにより、空間を確保することがで
き、冷却性能を向上させることができる。また、導光手
段と発光手段を組合せ毎に、ブロック化することによっ
て、故障したブロックのみを交換することで修理が迅速
・簡単に行えるとともに、修理費用等も安価で済み、サ
ービス性の向上を図ることができる。また、発光手段の
発光する光線を導光手段にて中心から外周へと伝播する
ことによって光度の均一な表示を得ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例1を示す誘導加熱調理器の断面
図 【図2】(a)本発明の実施例1を示す誘導加熱調理器
の天板の一つの状態を示す図 (b)同、誘導加熱調理器の天板の他の状態を示す図 (c)同、誘導加熱調理器の天板のさらに他の状態を示
す図 【図3】本発明の実施例1を示す誘導加熱調理器の導光
手段の斜視図 【図4】本発明の実施例1を示す誘導加熱調理器の断面
図 【図5】本発明の実施例1を示す誘導加熱調理器の断面
図 【図6】本発明の実施例1を示す誘導加熱調理器の断面
図 【図7】本発明の実施例1を示す誘導加熱調理器の断面
図 【図8】(a)本発明の実施例2を示す誘導加熱調理器
の分解斜視図 (b)同、誘導加熱調理器の導光手段の部分拡大図 【図9】(a)本発明の実施例2を示す誘導加熱調理器
の導光手段を示す部分拡大図 (b)同、誘導加熱調理器の導光手段の他の形態を示す
部分拡大図 【図10】本発明の実施例3を示す誘導加熱調理器の断
面図 【図11】本発明の実施例3を示す誘導加熱調理器の断
面図 【図12】本発明の実施例3を示す誘導加熱調理器の導
光手段を示す部分拡大図 【図13】本発明の実施例4を示す誘導加熱調理器の断
面図 【図14】(a)本発明の実施例4を示す誘導加熱調理
器の導光手段近傍を示す部分拡大図 (b)同、誘導加熱調理器の導光手段近傍の他の形態を
示す部分拡大図 【図15】本発明の実施例5を示す誘導加熱調理器の断
面図 【図16】本発明の実施例5を示す誘導加熱調理器の要
部拡大図 【図17】従来例を示す誘導加熱調理器の斜視図 【符号の説明】 102、202、302、402、502、602
被加熱調理用器 103、203、303、403、503、603
天板 104、204、304、404、504、604
加熱コイル 106、206、306、406、506、606
発光手段 107、207、307、407、507、607
導光手段 108 反射手段 109 壁部 110 表示手段 311、411 コイルベース 505 出力制御手段 512 送風手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 和一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 細井 弘一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3K051 AB02 AB14 AD31 CD43 CD44

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 被加熱調理容器を載置する透光性の天板
    と、前記被加熱調理容器を加熱する加熱コイルと、光線
    を発光する発光手段と、前記発光手段の光線を伝播する
    透光性の導光手段を有し、前記導光手段をブロック化し
    たことを特徴とする誘導加熱調理器。
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