JP2003178308A - 演算方法及び装置、プログラム、並びに記録媒体 - Google Patents

演算方法及び装置、プログラム、並びに記録媒体

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JP2003178308A
JP2003178308A JP2001377654A JP2001377654A JP2003178308A JP 2003178308 A JP2003178308 A JP 2003178308A JP 2001377654 A JP2001377654 A JP 2001377654A JP 2001377654 A JP2001377654 A JP 2001377654A JP 2003178308 A JP2003178308 A JP 2003178308A
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Mitsuharu Oki
光晴 大木
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影された動画像をトラック(軌跡追跡)し
ている際に、特徴点が物体の蔭に隠れる等によりトラッ
クできなかった場合でも、自動でトラックすることを可
能とする。 【解決手段】 複数の画像に撮影された物体の第1群の
特徴点の投影位置の情報である第1の位置情報を入力と
して、演算処理回路11により、残りの第2群の特徴点
の投影位置の情報である第2の位置情報を求める。演算
処理回路11は、第1群の特徴点の位置の重み付き平均
で表現した際の該重みに関連する第1のパラメータと、
第1群の特徴点の投影位置及び特定の時刻と注目してい
る時刻における画像を撮影した撮像装置の位置、向き、
焦点距離に関連する第2のパラメータとを未知変数とし
て、該未知変数と第1群及び第2群の特徴点の画像上で
の投影像位置との関係式より、第2の位置情報と未知変
数とを求め、求められた第2の位置情報を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データ内に投
影された物体の特徴点の軌跡を求めるための演算方法及
び装置、プログラム、並びにプログラムを記録している
記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、あるカメラを用いて、動画像
(以下オリジナル動画像という。)を撮影したとする。
オリジナル動画像の各時刻における画像には、1つの長
方形の物体が撮影されていたとする。この長方形の4つ
の頂点を、第1〜4の頂点、一般的には第1〜4の特徴
点という。このオリジナル動画像に投影された長方形の
4隅(4つの頂点)の投影像の軌跡をトラック(軌跡追
跡)する。第1の頂点(すなわち、第1の特徴点)の投
影像をトラックした結果を(U1(t),V1(t))とする。
すなわち、時刻tにおける第1の頂点は、画像上で(U
1(t),V1(t))に投影されている。同様に、第2、3、
4の頂点(すなわち、第2、3、4の特徴点)の投影像
をトラックした結果を、それぞれ、(U2(t),V2
(t))、(U3(t),V3(t))、(U4(t),V4(t))とす
る。これら4隅をトラックすることで、各時刻における
長方形全体の投影像の位置が判明する。そこで、この情
報を使って、後で、この長方形の投影像の位置に、別に
用意したテクスチャ(模様)を貼り付けることができ
る。これにより、あたかも、最初からこの長方形の部分
に上記テクスチャがあったかのような状態で撮影した動
画像を得ることができる。
【0003】より一般的には、オリジナル動画像の各時
刻における画像において、撮影された物体(複数の物
体、物体群等の場合も含む。)の4つの特徴点のそれぞ
れの投影像をトラックした結果を(U1(t),V1(t))、
(U2(t),V2(t))、(U3(t),V3(t))、(U4(t),V4
(t))とすることが挙げられる。
【0004】このように、ある物体(物体群でもよい)
の特徴点(例えば物体の角)をトラックすることは、画
像処理の分野では、しばしば行われていることであり、
かつ必要なことである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば、上
記長方形の例では、すべての頂点が、すべての時刻にお
いて見えているとは限らない。つまり、ある時刻では、
ある頂点が、何か他の物体の影に隠れて撮影できなかっ
た場合なども起こり得る。この場合、従来、人間(オペ
レータ)が、もし物体の影に隠れていなかったらどこに
投影されていたかを指定する必要があった。このように
頂点が撮影できなかった画像が、動画像の中に沢山ある
場合、オペレータはこれら全ての画像に対して、一枚一
枚手作業で指定していく必要があるため、かなりの時間
がかかっていた。そして、短時間で人手をかけずに指定
して欲しいという要求に答えられていなかった。
【0006】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、撮影された動画像をトラック(軌跡追
跡)している際に、特徴点が物体の蔭に隠れる等により
トラックできなかった場合でも、自動でトラックするこ
とを可能とするような演算方法及び装置、プログラム、
並びに記録媒体の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る演算方法
は、複数の画像に撮影された物体の第1群の特徴点の投
影位置の情報である第1の位置情報を入力として、残り
の第2群の特徴点の投影位置の情報である第2の位置情
報を求める演算方法において、上記第1群の特徴点の位
置の重み付き平均で表現した際の該重みに関連する第1
のパラメータと、上記第1群の特徴点の投影位置及び特
定の時刻と注目している時刻における上記画像を撮影し
た撮像装置の位置、向き、焦点距離に関連する第2のパ
ラメータとを未知変数として、上記未知変数と上記第1
群及び第2群の特徴点の上記画像上での投影像位置との
関係式より、上記第2の位置情報と上記未知変数とを求
める計算ステップを有し、上記計算ステップで求められ
た上記第2の位置情報を出力することを特徴とすること
により、上述の課題を解決する。
【0008】ここで、上記計算ステップでは、上記未知
変数と上記第1及び第2の特徴点の上記画像上での投影
像位置との関係式を誤差を考慮して満たすという条件下
での誤差評価関数を最小とするようにして、上記第2の
位置情報と上記未知変数を求めることが行われ、さら
に、上記第1の位置情報に関する誤差よりも上記第2の
位置情報に関する誤差に関しては重みを軽くして、上記
誤差評価関数内で評価されていることが挙げられる。
【0009】次に、本発明に係る演算装置は、複数の画
像に撮影された物体の第1群の特徴点の投影位置の情報
である第1の位置情報を入力として、残りの第2群の特
徴点の投影位置の情報である第2の位置情報を求める演
算装置において、上記第1群の特徴点の位置の重み付き
平均で表現した際の該重みに関連する第1のパラメータ
と、上記第1群の特徴点の投影位置及び特定の時刻と注
目している時刻における上記画像を撮影した撮像装置の
位置、向き、焦点距離に関連する第2のパラメータとを
未知変数として、上記未知変数と上記第1群及び第2群
の特徴点の上記画像上での投影像位置との関係式より、
上記第2の位置情報と上記未知変数とを求める計算回路
を有し、上記計算回路で求められた上記第2の位置情報
を出力することを特徴とすることにより、上述の課題を
解決する。
【0010】ここで、上記計算回路は、上記未知変数と
上記第1及び第2の特徴点の上記画像上での投影像位置
との関係式を誤差を考慮して満たすという条件下での誤
差評価関数を最小とするようにして、上記第2の位置情
報と上記未知変数を求めることが行われ、さらに、上記
第1の位置情報に関する誤差よりも上記第2の位置情報
に関する誤差に関しては重みを軽くして、上記誤差評価
関数内で評価されていることが挙げられる。
【0011】次に、本発明に係るプログラムは、上記特
徴を有する演算方法の処理手順をコンピュータに実行さ
せることを特徴とするものである。
【0012】また、本発明に係るコンピュータ読み取り
可能な記録媒体は、上記特徴を有する演算方法の処理手
順をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録
したことを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明においては、トラックしよ
うとしている物体(物体群でもよい)の複数の特徴点
(第1群の特徴点)とともに他の特徴点(第2群の特徴
点)に対してもトラックするようにした。これにより、
第1群の特徴点の投影像位置が、何らかの理由でトラッ
クできなかった場合にも、自動で第1群の特徴点の投影
像位置を求めることができる。
【0014】ところで、上記長方形の例では、該長方形
の4つの頂点を、第1、2、3、4の特徴点と呼ぶこと
にする。そして、オリジナル動画像上でそれらをトラッ
クした結果が(U1(t),V1(t))、(U2(t),V2(t))、
(U3(t),V3(t))、(U4(t),V4(t))である。ある特
定の時刻においては、(U1(t),V1(t))、(U2(t),V
2(t))、(U3(t),V3(t))、(U4(t),V4(t))の1つ
あるいは複数のデータが不定となっている。最終ゴール
は、これら不定データを確定させることである。
【0015】また、先に述べたように、上記長方形の4
頂点以外の特徴点に対してもトラックを行う。これら
を、第0の特徴点、及び、第5、6、...、N−1の
特徴点の、全部でN−4個の特徴点から成るとする。そ
して、そのトラックした結果を(U0(t),V0(t))、及
び、(U5(t),V5(t))、((U6(t),V6
(t))、...、((UN-1(t),VN-1(t))とする。これ
らトラックした結果も、ある特定の時刻においては、不
定であってもよい。
【0016】このような長方形の例において、上記第1
群の特徴点とは、長方形の4つの頂点の内の3つの頂
点、例えば第1、2、3の特徴点と、該長方形を含む平
面上に無い1つの点、例えば上記第0の特徴点とから成
る4つの特徴点である。また、残りの第4〜N−1の特
徴点が、上記第2群の特徴点となる。
【0017】なお、これらの特徴点の投影像のトラック
方法は、ブロックマッチング等の方法により自動で行え
るので、全体としてN個の特徴点のトラックを行わなく
てはならないことは、オペレータの負担にはならない。
【0018】これらの特徴点のオリジナル動画像上での
トラックデータを入力として、トラックできなかった不
定データを自動で確定させることが、本発明のポイント
である。
【0019】以下、本発明に係る演算方法の第1の実施
の形態について詳細に説明する。
【0020】3次元上でのi番目の特徴点の位置を(X
i, Yi, Zi)とする。iは、0〜N−1である。例え
ば、上記長方形の例で、第0の特徴点(X0,Y0,Z0)
が、上記長方形を含む平面上に無いとき、第0〜3(す
なわち0〜3番目)の4つの特徴点を第1群の特徴点と
し、残りの第4〜N−1(すなわち4〜N−1番目)の
特徴点を第2群の特徴点とする。オリジナル動画像にお
いて、時刻tにおける上記i番目の特徴点の投影像位置
を(Ui(t), Vi(t))としているので、時刻tにおける
射影変換行列を{rij(t)}とすると、次の式1を満た
すはずである。
【0021】
【数1】
【0022】ここで、上記式1は、同次座標系(homoge
neous coordinates)で記述しており、Witは、同次座
標系で表現するために付け加えられた変数である。
【0023】0〜3番目の4つの特徴点(X0,Y0,Z
0)、(X1,Y1,Z1)、(X2,Y2,Z2)、(X3,Y3,
Z3)の投影位置が、t=0におけるオリジナル動画像
上で確定されているとする。すなわち、(U0(0),V0
(0))、(U1(0),V1(0))、(U2(0),V2(0))、(U3
(0),V3(0))が観測されているとする。そして、上記4
つの特徴点は、3次元空間上で一つの平面上にないとす
る。適切なm0j、m1j、m2jにより、他の特徴点(Xj,
Yj,Zj)は、次の式2を満たす。
【0024】
【数2】
【0025】ここで、jは、4〜N−1である。なお、
特に、上記長方形の例では、m04=0、m14=1、m24
=−1、m34=1である。なぜならば、 「第2の特徴点の位置」+「第4の特徴点の位置」 =「第1の特徴点の位置」+「第3の特徴点の位置」 =「長方形の中心」 だからである。
【0026】上記式1に対して、式変形を行うことで、
次の式3を得る。
【0027】
【数3】
【0028】ただし、Kij、及び、R0(t), R1(t), R
2(t) は、それぞれ、次の式4、式5で示される値であ
る。なお、特に、上記長方形の例では、m04=0より、
K04=0である。
【0029】
【数4】
【0030】
【数5】
【0031】時刻tは、0〜T−1までの値をとる。動
画像の撮影は、時刻0からT−1までのT枚撮影が行わ
れたとする。最初の時刻におけるカメラの位置を基準と
するので、時刻t=0における射影変換行列は、次の式
6となる。
【0032】
【数6】
【0033】ここで、r00(0)は画像上でのU軸方向の
t=0における焦点距離であり、r11(0)は画像上での
V軸方向のt=0における焦点距離であり、座標(r02
(0),r12(0))が、t=0における光軸中心と撮像面の
交点である。なお、上記式5及び式6から分かるよう
に、R0(0)=0、R1(0)=0、R2(0)=0である。
【0034】各時刻における各投影像の位置(観測値)
(Ui(t),Vi(t))には、誤差が含まれているので、こ
の誤差を(εi(t),δi(t))とする。先に述べたよう
に、ある特定の時刻における特定の特徴点の位置が、オ
リジナル画像上に投影されないこともある。そこで、
(Ui(t),Vi(t))が確定された観測値であるか、ある
いは、不定であるかを判断するためのフラグFi(t)を導
入する。この値は、外部から入力される。Fi(t)=0と
は、(Ui(t),Vi(t))が不定であることを意味し、Fi
(t)=1とは、(Ui(t),Vi(t))が確定された入力デー
タ(すなわち、観測できた値)であることを意味する。
例えば、ある特徴点が、ある時刻において、別の物体の
影に隠れてカメラに撮影されなかった場合などは、Fi
(t)=0となる。
【0035】ここで、問題を整理すると、「Fi(t)=1
である(Ui(t),Vi(t))」が与えられたとき、次の式
7の条件下で、次の式8を最小にするKij, R0(t), R
1(t), R2(t) 及び、「Fi(t)=0である(Ui(t),Vi
(t))」を求めよということになる。
【0036】
【数7】
【0037】
【数8】
【0038】上記式8において、Ci(t)は、i番目の特
徴点の時刻tにおける測定の確からしさであり、外部か
ら入力される。観測値(Ui(t),Vi(t))が信頼できる
場合は、Ci(t)として大きい値が入力される。
【0039】上記式8を最小とする状態を求める際に、
KijとR0(t), R1(t), R2(t)と「Fi(t)=0である
(Ui(t),Vi(t))」をすべて変数として、一度に求め
るのは困難である。そこで、(ステップSA) KijとR0
(t), R1(t), R2(t)を固定して、「Fi(t)=0である
(Ui(t),Vi(t))」を求める。(ステップSB) R0
(t), R1(t), R2(t)と「Fi(t)=0である(Ui(t),V
i(t))」を固定して、Kijを求める。(ステップSC)
Kijと「Fi(t)=0である(Ui(t),Vi(t))」を固定
して、R0(t), R1(t), R2(t)を求める。の3つのステ
ップを繰り返し行い、収束させることにする。
【0040】また、上記式7を近似して次の式9とす
る。ここで、A0j(t), A1j(t), A2j(t), A3j(t)
は、上述の各ステップでデータを更新する前のデータを
使って次の式10より求めた値とする。もし上記ステッ
プを繰り返すことにより(εi(t),δi(t))→(0,0)
になれば、次の式9は上記式7と等価である。従って、
上記式7の代わりに次の式9を条件式として使うことで
問題は生じない。
【0041】
【数9】
【0042】
【数10】
【0043】以上の処理をまとめて、図1のフローチャ
ートに示す。
【0044】最初に、図1のステップS1で、データを
入力する。つまり、時刻tにおいてi番目の特徴点が観
測値として確認できたかどうかを意味するFi(t)を入力
する。そして、Fi(t)=1である場合には、観測値(U
i(t),Vi(t))も入力する。さらに、すべてのi、tに
おける「観測値の確からしさCi(t)」も入力する。
【0045】観測できなかった(Fi(t)=0)というこ
とは、(Ui(t),Vi(t))に適当な値をセットして、こ
の値には、かなりの誤差が含まれていると解釈できるの
で、Fi(t)=0の場合、Ci(t)として、とても小さな値
(例えば、Fi(t)=1のときのCi(t) の値に対してその
1/10000 程度の値)を入力しておく。これは、上述の
ステップSB、SCでの収束性を良くする効果がある。
【0046】先ほども述べたが、少なくとも、時刻t=
0における0〜3番目の特徴点の投影位置は観測できた
とする。つまり、F0(0)=1、F1(0)=1、F2(0)=
1、F3(0)=1である。ステップS1での入力が終わる
と、ステップS2に進む。
【0047】ステップS2では、適当な値を、Kij, R
0(t), R1(t), R2(t) にセットする。例えば、Kij=
0.25、R0(t)=0、R1(t)=0、R2(t)=0である。ま
た、上記長方形の例では、K04=0であるので、0.2
5の代わりに、K04=0、K14=1、K12=−1、K13
=1としてもよい。ステップS2の処理が終わると、ス
テップS3に進む。
【0048】ステップS3、S4では、上述のステップ
SAの処理を行う。すなわち、ステップS3では、ステ
ップS1で入力された(U0(0),V0(0))、(U1(0),V
1(0))、(U2(0),V2(0))、(U3(0),V3(0))と、現
在のKij, R0(t), R1(t),R2(t)より、上記式10で
定義したA0j(t), A1j(t), A2j(t), A3j(t) を求め
る。そして、ステップS4に進む。ステップS4では、
ステップS3で求めたA0j(t), A1j(t), A2j(t), A3
j(t)を使い、上記式9の条件下で式8を最小とする「F
i(t)=0である(Ui(t),Vi(t))」を求める。ステッ
プS4の処理の後、ステップS5に進む。
【0049】ステップS5、S6では、上述のステップ
SBの処理を行う。すなわち、ステップS5では、ステ
ップS1で入力された(U0(0),V0(0))、(U1(0),V
1(0))、(U2(0),V2(0))、(U3(0),V3(0))と、現
在のKij, R0(t), R1(t),R2(t)より、上記式10で
定義したA0j(t), A1j(t), A2j(t), A3j(t) を求め
る。そして、ステップS6に進む。ステップS6では、
ステップS5で求めたA0j(t), A1j(t), A2j(t), A3
j(t)を使い、上記式9の条件下で上記式8を最小とする
Kijを求める。ちなみに、A0j(t), A1j(t), A2j(t),
A3j(t) は、直前のステップS3での値と同じであ
り、ステップS5で再計算せずに、ステップS3での値
をそのまま使用してもよい。また、上記長方形の例で
は、K04=0であるので、ステップS6での処理は、
「上記式9を満たし、かつ、K04=0であるという条件下
で上記式8を最小とするKij(ただし、K04は除く)を
求める。」という処理になる。ステップS6の処理の
後、ステップS7に進む。
【0050】ステップS7、S8では、上述のステップ
SCの処理を行う。すなわち、ステップS7では、ステ
ップS1で入力された(U0(0),V0(0))、(U1(0),V
1(0))、(U2(0),V2(0))、(U3(0),V3(0))と、現
在のKij, R0(t), R1(t),R2(t)より、式10で定義
したA0j(t), A1j(t), A2j(t), A3j(t) を求める。
そして、ステップS8に進む。ステップS8では、ステ
ップS7で求めたA0j(t), A1j(t), A2j(t), A3j(t)
を使い、上記式9の条件下で上記式8を最小とするR0
(t), R1(t), R2(t)を求める。ステップS8で求める
R0(t), R1(t),R2(t) は、t=1〜T−1である。t
=0のときの値は、前述した通りR0(0)=0、R1(0)=
0、R2(0)=0で固定しておく。ステップS8の処理の
後、ステップS9に進む。
【0051】ステップS3からステップS8までの一連
の処理は、繰り返し実行されるが、繰り返し処理された
回数(ループ回数)が所定の回数を超えたか、あるい
は、ステップS4、S6、S8において式8を最小とす
るようにデータ更新が行われるが、その際に計算される
上記式8の値(すなわち、誤差)が所定の範囲内に収ま
っているかを、ステップS9で判断し、真(YES)で
あれば、ステップS10に進む。偽(NO)であれば、
ステップS3に進み、再度ステップS3からステップS
8までの一連の処理を行う。
【0052】ステップS10に、処理が進んで来たとき
には、十分な精度のKij, R0(t),R1(t), R2(t) 及
び、「Fi(t)=0である(Ui(t),Vi(t))」が求めら
れていることになる。この時点で、既に最終的に求めた
い「Fi(t)=0である(Ui(t),Vi(t))」は求められ
ているが、さらに、観測できた(Ui(t),Vi(t))(す
なわちFi(t)=1である(Ui(t),Vi(t)))も含め
て、誤差補正を行う。すなわち、さらに、ステップS1
0、S11で、求められたKij, R0(t), R1(t), R2
(t) 及び(Ui(t),Vi(t))を用いて、(Ui(t),Vi
(t))の推定値(Ui(t)+εi(t),Vi(t)+δi(t))を求
めることを行う。
【0053】ステップS10では、R0(0)=0、R1(0)
=0、R2(0)=0であることより、次の式11を満たす
条件下で次の式12を最小とする(εi(0),δi(0))を
求める。つまり、ステップS10では、t=0における
推定値(Ui(0)+εi(0),Vi(0)+δi(0))を求める。
そして、ステップS11に進む。
【0054】
【数11】
【0055】
【数12】
【0056】ステップS11では、t=0以外の各時刻
t(t=1〜T−1)における推定値(Ui(t)+εi
(t),Vi(t)+δi(t))を求める。すなわち、ステップS
9までに求めたKij, R0(t), R1(t), R2(t)と、ステ
ップS10で求めたt=0における推定値(Ui(0)+ε
i(0),Vi(0)+δi(0))を使い、次の式13を満たす条
件下で次の式14を最小とする(εi(t),δi(t))を求
める。つまり、ステップS11では、t=1〜T−1に
おける推定値(Ui(t)+εi(t),Vi(t)+δi(t))を求
める。
【0057】
【数13】
【0058】
【数14】
【0059】このようにして、ステップS11までに求
められたKij, R0(t), R1(t), R2(t) 及び(Ui(t)
+εi(t),Vi(t)+δi(t))は、式15を満たすもので
ある。
【0060】
【数15】
【0061】なお、ステップS4、S6、S8、S1
0、S11で求める最適解は、いずれもラグランジュの
未定乗数法(Lagrange’s Method of Indeterminate Mu
ltiplier)により求めることができる。
【0062】ステップS11終了後、ステップS12に
進む。ステップS12では、(Ui(t)+εi(t),Vi(t)
+δi(t))を出力して、この一連の処理を終わる。
【0063】上記本発明の実施の形態では、特に、長方
形の物体を撮影して、それら4つの角をトラックする場
合について詳しく述べたが、本発明は、長方形の4頂点
の場合に限定されるわけではなく、その形状にとらわれ
ず広く一般的に使用することができることは言うまでも
ない。
【0064】なお、本発明は、例えば、図2に示す装置
により実施される。図2において、演算装置10は、演
算処理回路11と、この演算処理回路11の処理プログ
ラムが格納されたプログラムメモリ12と、処理データ
(オリジナル動画像と特徴点の画像上での投影位置の情
報)を格納するデータメモリ13と、データをユーザー
に表示するための表示装置14と、マウスやキーボード
等から成る入力装置15と、各回路を接続してプログラ
ムやデータを伝送するバス16とを備えている。
【0065】データメモリ13に格納されている画像デ
ータ及び入力装置15により入力されるデータを使用し
て、演算処理回路11で、図1に示すフローチャートの
一連の処理が行われる。
【0066】上記プログラムメモリ12には、上述した
ような演算方法の各手順を実行するためのプログラムが
記憶される。また、このプログラムが記録されたCD−
ROM等の光ディスク、磁気ディスク、磁気テープ、半
導体メモリ等の記録媒体を提供することもできる。
【0067】次に、本発明に係る演算方法として、さら
に、以下に述べるような例も挙げられる。以下に示す例
は、前述した本発明の第1の実施の形態をさらに改良し
た第2の実施の形態である。
【0068】例えば、図3に示す場合を考えてみよう。
図3は、長方形の物体を撮影したオリジナル動画像の中
の時刻tにおける画像を示している。長方形の投影像
(図中の20)は、別の物体の投影像(23)により隠
されて全体が投影されてはいない。2つの角の投影像は
画像中に写っているので、これらは自動でトラックする
ことができる。つまり、(U1(t),V1(t))、(U2(t),
V2(t))は確定される(図中の点21、22)。一方、
残りの2つの角は、別の物体の投影像(23)により隠
れて見えない。しかしながら、長方形のエッジ(辺)の
方向より、少なくとも、1つの隠れた頂点の投影像は、
図中の直線24上にあると言える。そして、もう1つの
隠れた頂点の投影像は、図中の直線25上にあると言え
る。
【0069】エッジをトラックする方法は従来から知ら
れているので、その方法を用いて、エッジをトラックす
ることは可能である。従って、ある特徴点の位置を知る
ことはできなくても、「ある特徴点は特定の直線上のど
こかにある」という情報を得ることは可能である。そこ
で、本発明の第2の実施の形態では、この情報も入力デ
ータとして使用することで、より精度の良い解を求める
ことができる。
【0070】このような本発明の第2の実施の形態につ
いて、以下に説明する。上記第1の実施の形態では、各
観測値の誤差は、U軸方向、V軸方向ともに、Ci(t)
の重みで均等であった。これを、第2の実施の形態にお
いては、可変とする。
【0071】各時刻tにおける各特徴点iの投影像(U
i(t),Vi(t))のデータが入力されるが、この入力デー
タを3つの場合に分ける。すなわち、 ・場合C1:特徴点の投影像位置として確定された値が
入力される。 ・場合C2:特徴点の投影像位置が不明であり、入力さ
れない。つまり、不定として入力される。 ・場合C3:特徴点の投影像位置が、Vi(t) = tan(θ
i(t)) Ui(t) + αi(t)という直線上にあるという情報
だけが入力される。 の3つの場合に分ける。
【0072】場合C1、C2、C3を区別するために、
変数Fi(t) を導入する。場合C1を表わすのにFi(t)
=1、場合C2を表わすのにFi(t)=0、場合C3を表
わすのにFi(t)=2とする。
【0073】誤差関数である上記式8の代わりに、誤差
関数として次の式16を導入し、上記条件式9の代わり
に、次の条件式17を導入する。
【0074】
【数16】
【0075】
【数17】
【0076】ここで、例えば、Fi(t)=1の場合は、C
0i(t)=1、C1i(t)=1、θi(t)=任意の値(たとえば
0)である。Fi(t)=0の場合は、C0i(t)=0.00
01、C1i(t)=0.0001、θi(t)=任意の値(たと
えば0)である。Fi(t)=2の場合は、C0i(t)=0.
0001、C1i(t)=1、θi(t)=「入力されたθi(t)」
である。また、式中のεi(t)、δi(t)は、入力された測
定値の誤差を表わしているが、第1の実施の形態とは違
い、U軸方向と角度θi(t)を成す方向の誤差をεi(t)、
それと直交する方向の誤差をδi(t)としている。
【0077】Fi(t)=2の場合について説明すると、C
0i(t)=0.0001、C1i(t)=1なので、式16から
分かるように、U軸方向と角度θi(t)を成す方向の誤差
εi(t)は、それと直交する方向の誤差δi(t)よりも10
000倍程度大きな誤差を含んでいると設定したことに
なる。まさに、これは、上記場合C3(特徴点の位置
が、Vi(t) = tan(θi(t)) Ui(t) + αi(t) という
直線上にある。)ということと同じである。
【0078】Fi(t)=1とFi(t)=0の場合は、上記式
16、17は、上記第1の実施の形態で述べた上記式
8、9と同値であり、説明を省略する。
【0079】このように、第2の実施の形態では、上記
式17を満たすという条件下で上記式16を最小とする
変数を求めていくので、特定の方向(U軸方向と角度θ
i(t)を成す方向)には誤差が大きい可能性があるという
条件で測定誤差を最小とする変数を求めて進むことがで
きる。
【0080】以上の処理をまとめて、図4のフローチャ
ートに示す。この図4のフローチャートの各処理は、基
本的には上記図1と同様な処理である。
【0081】最初に、図4のステップS21で、データ
を入力する。つまり、時刻tにおいてi番目の特徴点が
観測値として確認できたかどうかを意味するFi(t)を入
力する。そして、Fi(t)=1である場合には、観測値
(Ui(t),Vi(t))も入力する。Fi(t)=2である場合
には、直線を表わす変数θi(t)とαi(t)を入力する。さ
らに、すべてのi、tにおける「観測値の確からしさC
0i(t)、C1i(t)」も入力する。C0i(t)、C1i(t) は、上
述した値を入力すればよい。もちろん、他と比べてより
曖昧性の残るデータである場合には、C0i(t)、C1i(t)
は上述した値より小さい値に、より確実な場合には、C
0i(t)、C1i(t)は上述した値より大きい値にするとよ
い。
【0082】ステップS22では、上記図1のステップ
S2と同様に、適当な値を、Kij,R0(t), R1(t), R2
(t) にセットする。例えば、Kij=0.25、R0(t)=0、
R1(t)=0、R2(t)=0である。ステップS22の処理
が終わると、ステップS23に進む。
【0083】ステップS23、S24では、上記図1の
ステップS3、S4と同様の処理を行う。すなわち、ス
テップS23では、ステップS21で入力された(U0
(0),V0(0))、(U1(0),V1(0))、(U2(0),V2
(0))、(U3(0),V3(0))と、現在のKij, R0(t), R
1(t), R2(t)より、上記式10で定義したA0j(t), A1
j(t), A2j(t), A3j(t) を求め、ステップS24に進
む。ステップS24では、ステップS23で求めたA0j
(t), A1j(t), A2j(t), A3j(t)を使い、上記式17の
条件下で上記式16を最小とする「Fi(t)=0あるいは
2である(Ui(t),Vi(t))」を求める。ステップS2
4の処理の後、ステップS25に進む。
【0084】ステップS25では、上記第1の実施の形
態では行わなかった事を行う。ステップS24で求めた
結果のうち、Fi(t)=2である(Ui(t),Vi(t))は、
直線Vi(t) = tan(θi(t)) Ui(t) + αi(t) 上にあ
るとは限らない。そこで、ステップS24で求められた
「Fi(t)=2である(Ui(t),Vi(t))」は、この(Ui
(t),Vi(t))という位置に一番近い直線 Vi(t) = tan
(θi(t)) Ui(t) +αi(t) 上の点に移動させ、移動後
の点を新たに(Ui(t),Vi(t))とする。これがステッ
プS25の処理である。ステップS25の処理の後、ス
テップS26に進む。
【0085】ステップS26、S27、S28、S29
では、上記図1のステップS5、S6、S7、S8と同
様の処理を行う。上記式9の条件下で上記式8を最小と
するのではなく、上記式17の条件下で上記式16を最
小とするように変数を求める点だけが違うだけであり、
その説明を省略する。ステップS29の処理の後、ステ
ップS30に進む。
【0086】ステップS23からステップS29までの
一連の処理は、繰り返し処理されるが、繰り返し処理さ
れた回数(ループ回数)が所定の回数を超えたか、ある
いは、誤差が所定の範囲内に収まっているかを、ステッ
プS30で判断し、真であれば、ステップS31に進
む。偽であれば、ステップS23に進み、再度ステップ
S23からステップS29までの一連の処理を行う。
【0087】ステップS31に、処理が進んで来たとき
には、十分な精度のKij, R0(t),R1(t), R2(t) 及
び、「Fi(t)=0である(Ui(t),Vi(t))」、「Fi
(t)=2である(Ui(t),Vi(t))」が求められているこ
とになる。この時点で、既に最終的に求めたい「Fi(t)
=0である(Ui(t),Vi(t))」、「Fi(t)=2である
(Ui(t),Vi(t))」は求められているが、さらに、観
測できた(Ui(t),Vi(t))(つまり、Fi(t)=1であ
る(Ui(t),Vi(t)))も含めて、誤差補正を行う。す
なわち、ステップS31では、求められたKij, R0
(t), R1(t), R2(t)及び(Ui(t),Vi(t))を用いて、
さらに、(Ui(t),Vi(t))の推定値(Ui(t)+εi(t),
Vi(t)+δi(t))を求めることを行う。この方法は、ス
テップS10、S11と同じであり、その説明を省略す
る。
【0088】ステップS31の処理の終了後、ステップ
S32に進む。ステップS32では、(Ui(t)+εi
(t),Vi(t)+δi(t))を出力して、この一連の処理を終
わる。
【0089】以上説明した本発明の第2の実施の形態に
ついても、上述したような図2の演算装置に適用するこ
とができる。すなわち、上記図2の演算装置のプログラ
ムメモリ12に、上述した図4に示すフローチャートの
各手順を実行するためのプログラムを記憶させればよ
い。また、このプログラムが記録されたCD−ROM等
の光ディスク、磁気ディスク、磁気テープ、半導体メモ
リ等の記録媒体を提供することもできる。
【0090】このように、本発明を適用すれば、撮影さ
れた動画像をトラック(軌跡追跡)している際に、特徴
点が物体の蔭に隠れる等によりトラックできなかった場
合でも、自動でトラックすることが可能となる。
【0091】なお、本発明は上記実施の形態のみに限定
されるものではなく、例えば、上記実施の形態では、長
方形の物体を撮影して、それら4つの角をトラックする
場合の例について説明したが、本発明は、長方形の4頂
点の場合に限定されるものではなく、任意の形状が使用
できることは勿論である。この他、本発明の要旨を逸脱
しない範囲で種々の変更が可能である。
【0092】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、複数の画像に撮影された物体の第1群の特徴
点の投影位置の情報である第1の位置情報を入力とし
て、残りの第2群の特徴点の投影位置の情報である第2
の位置情報を求める際に、上記第1群の特徴点の位置の
重み付き平均で表現した際の該重みに関連する第1のパ
ラメータと、上記第1群の特徴点の投影位置及び特定の
時刻と注目している時刻における上記画像を撮影した撮
像装置の位置、向き、焦点距離に関連する第2のパラメ
ータとを未知変数として、上記未知変数と上記第1群及
び第2群の特徴点の上記画像上での投影像位置との関係
式より、上記第2の位置情報と上記未知変数とを求め、
求められた上記第2の位置情報を出力することにより、
特徴点が物体の蔭に隠れる等によりトラックできなかっ
た場合でも、自動でトラック(軌跡追跡)することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る演算方法の第1の実施の形態の動
作を説明するためのフローチャートである。
【図2】本発明に係る画像処理装置の実施の形態の概略
的な構成例を示すブロック回路図である。
【図3】本発明に係る演算方法の第2の実施の形態を説
明するための画像の例を示す図である。
【図4】本発明に係る演算方法の第2の実施の形態の動
作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10 演算装置、 11 演算処理回路、 12 プロ
グラムメモリ、 13データメモリ、 14 表示装
置、 15 入力装置、 16 バス

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画像に撮影された物体の第1群の
    特徴点の投影位置の情報である第1の位置情報を入力と
    して、残りの第2群の特徴点の投影位置の情報である第
    2の位置情報を求める演算方法において、 上記第1群の特徴点の位置の重み付き平均で表現した際
    の該重みに関連する第1のパラメータと、上記第1群の
    特徴点の投影位置及び特定の時刻と注目している時刻に
    おける上記画像を撮影した撮像装置の位置、向き、焦点
    距離に関連する第2のパラメータとを未知変数として、
    上記未知変数と上記第1群及び第2群の特徴点の上記画
    像上での投影像位置との関係式より、上記第2の位置情
    報と上記未知変数とを求める計算ステップを有し、 上記計算ステップで求められた上記第2の位置情報を出
    力することを特徴とする演算方法。
  2. 【請求項2】 上記計算ステップでは、上記未知変数と
    上記第1及び第2の特徴点の上記画像上での投影像位置
    との関係式を誤差を考慮して満たすという条件下での誤
    差評価関数を最小とするようにして、上記第2の位置情
    報と上記未知変数を求めることが行われ、さらに、上記
    第1の位置情報に関する誤差よりも上記第2の位置情報
    に関する誤差に関しては重みを軽くして、上記誤差評価
    関数内で評価されていることを特徴とする請求項1記載
    の演算方法。
  3. 【請求項3】 複数の画像に撮影された物体の第1群の
    特徴点の投影位置の情報である第1の位置情報を入力と
    して、残りの第2群の特徴点の投影位置の情報である第
    2の位置情報を求める演算装置において、 上記第1群の特徴点の位置の重み付き平均で表現した際
    の該重みに関連する第1のパラメータと、上記第1群の
    特徴点の投影位置及び特定の時刻と注目している時刻に
    おける上記画像を撮影した撮像装置の位置、向き、焦点
    距離に関連する第2のパラメータとを未知変数として、
    上記未知変数と上記第1群及び第2群の特徴点の上記画
    像上での投影像位置との関係式より、上記第2の位置情
    報と上記未知変数とを求める計算回路を有し、 上記計算回路で求められた上記第2の位置情報を出力す
    ることを特徴とする演算装置。
  4. 【請求項4】 上記計算回路では、上記未知変数と上記
    第1及び第2の特徴点の上記画像上での投影像位置との
    関係式を誤差を考慮して満たすという条件下での誤差評
    価関数を最小とするようにして、上記第2の位置情報と
    上記未知変数を求めることが行われ、さらに、上記第1
    の位置情報に関する誤差よりも上記第2の位置情報に関
    する誤差に関しては重みを軽くして、上記誤差評価関数
    内で評価されていることを特徴とする請求項3記載の演
    算装置。
  5. 【請求項5】 複数の画像に撮影された物体の第1群の
    特徴点の投影位置の情報である第1の位置情報を入力と
    して、残りの第2群の特徴点の投影位置の情報である第
    2の位置情報を演算装置により求めるためのプログラム
    において、 上記第1群の特徴点の位置の重み付き平均で表現した際
    の該重みに関連する第1のパラメータと、上記第1群の
    特徴点の投影位置及び特定の時刻と注目している時刻に
    おける上記画像を撮影した撮像装置の位置、向き、焦点
    距離に関連する第2のパラメータとを未知変数として、
    上記未知変数と上記第1群及び第2群の特徴点の上記画
    像上での投影像位置との関係式より、上記第2の位置情
    報と上記未知変数とを求める計算ステップを上記演算装
    置に実行させること特徴とするプログラム。
  6. 【請求項6】 上記計算ステップでは、上記未知変数と
    上記第1及び第2の特徴点の上記画像上での投影像位置
    との関係式を誤差を考慮して満たすという条件下での誤
    差評価関数を最小とするようにして、上記第2の位置情
    報と上記未知変数を求めることが行われ、さらに、上記
    第1の位置情報に関する誤差よりも上記第2の位置情報
    に関する誤差に関しては重みを軽くして、上記誤差評価
    関数内で評価されていることを特徴とする請求項5記載
    のプログラム。
  7. 【請求項7】 複数の画像に撮影された物体の第1群の
    特徴点の投影位置の情報である第1の位置情報を入力と
    して、残りの第2群の特徴点の投影位置の情報である第
    2の位置情報を演算装置により求めるためのプログラム
    が記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体にお
    いて、 上記第1群の特徴点の位置の重み付き平均で表現した際
    の該重みに関連する第1のパラメータと、上記第1群の
    特徴点の投影位置及び特定の時刻と注目している時刻に
    おける上記画像を撮影した撮像装置の位置、向き、焦点
    距離に関連する第2のパラメータとを未知変数として、
    上記未知変数と上記第1群及び第2群の特徴点の上記画
    像上での投影像位置との関係式より、上記第2の位置情
    報と上記未知変数とを求める計算ステップを上記演算装
    置に実行させること特徴とするコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
  8. 【請求項8】 上記計算ステップでは、上記未知変数と
    上記第1及び第2の特徴点の上記画像上での投影像位置
    との関係式を誤差を考慮して満たすという条件下での誤
    差評価関数を最小とするようにして、上記第2の位置情
    報と上記未知変数を求めることが行われ、さらに、上記
    第1の位置情報に関する誤差よりも上記第2の位置情報
    に関する誤差に関しては重みを軽くして、上記誤差評価
    関数内で評価されていることを特徴とする請求項7記載
    の記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005141655A (ja) * 2003-11-10 2005-06-02 Olympus Corp 3次元モデリング装置及び3次元モデリング方法
CN105321188A (zh) * 2014-08-04 2016-02-10 江南大学 基于前景概率的目标跟踪方法
KR101608030B1 (ko) * 2012-10-18 2016-03-31 모르포 캡처된 3차원 엔티티의 영상을 인증하는 방법

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