JP2003176674A - 手摺り付き建具及び手摺り付き壁面構造体及び建具の停止方法 - Google Patents

手摺り付き建具及び手摺り付き壁面構造体及び建具の停止方法

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JP2003176674A
JP2003176674A JP2001376498A JP2001376498A JP2003176674A JP 2003176674 A JP2003176674 A JP 2003176674A JP 2001376498 A JP2001376498 A JP 2001376498A JP 2001376498 A JP2001376498 A JP 2001376498A JP 2003176674 A JP2003176674 A JP 2003176674A
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handrail
fitting
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Yoshiyuki Narabayashi
義之 楢林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】扉に手摺りを設け、これを安全に使用できるよ
うにして、壁面に手摺りの中断部分が形成されないよう
にする。 【解決手段】手摺り付き扉T1は扉本体1を有してい
る。扉本体1の手摺り収容部13には手摺り2が出し入
れ可能に設けられている。手摺り2は上部に手摺り本体
20を有し、下部にハンドル22を有しており、手摺り
本体20を一方へ倒したときはハンドル22が反対側に
出るようになっている。扉本体1の内部には、手摺り2
とクランクを介し連動する扉停止装置3を備えている。
扉停止装置3は、手摺り本体20を倒したときに床に当
たって突っ張ることにより扉本体1を動かないようにす
る突っ張り部材32を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は手摺り付き建具及び
手摺り付き壁面構造体及び建具の停止方法に関する。更
に詳しくは、開き戸や引き戸等の建具に手摺りを設け、
しかも設けた手摺りを使用しているときは建具が動かな
いようにして安全に使用できるようにするものに関す
る。また、壁面の途中の建具が設けてあるところにも手
摺りを設けて、壁面に手摺りの中断部分が形成されない
ようにするものに関する。
【0002】
【従来技術及びその課題】近年、老人保健施設や病院等
においてはバリアフリーの観点から通路の壁面に手摺り
が設けてあることが多い。手摺りは、歩行を補助するた
めのものであり、脚の弱った病人や高齢者等では、体を
預けたようにつかまって使用している。従って、手摺り
は、途中で途切れることなく連続して設けてあることが
望ましい。
【0003】ところで壁面には病室等への出入りのた
め、開き戸や引き戸等が設けてあることが多い。通常、
開き戸には、手摺りにつかまっているときに開閉されて
動くと危険であるので、手摺りは設けられていない。ま
た、引き戸の場合でも、引き戸自体が戸袋内に納まらな
くなるので手摺りは設けられていない。
【0004】従って、手摺りは、開き戸や引き戸が設け
てある箇所が途切れて中断されたようになっていた。こ
のため病人や高齢者等では、手摺りから手を離すことに
不安を感じるので、手摺りの途切れた場所で立ち往生し
進めなくなることがあった。
【0005】(目 的)本発明の目的は、開き戸や引き
戸等の建具に手摺りを設け、しかも設けた手摺りを使用
しているときは建具が動かないようにして安全に使用で
きるようにすることにある。また、本発明の他の目的
は、壁面の途中の建具が設けてあるところにも手摺りを
設けて、壁面に手摺りの中断部分が形成されないように
することにある。その他の本発明の目的は以下の説明か
ら明らかになるであろう。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、建具本体に手摺りが設けられており、当該
手摺りを使用するときに、上記建具本体が動かないよう
にする手段を備えていることを特徴とする、手摺り付き
建具である。
【0007】第2の発明にあっては、建具本体に出し入
れ可能に設けられている手摺りと、当該手摺りを出して
使用するときに上記建具本体が動かないようにする固定
手段と、を備えていることを特徴とする、手摺り付き建
具である。
【0008】第3の発明にあっては、建具本体と、上記
建具本体に出し入れ可能に設けられている手摺りと、上
記手摺りの動きと連動し、当該手摺りが上記建具本体の
内部から出されたときに上記建具本体が動かないように
する手段と、を備えていることを特徴とする、手摺り付
き建具である。
【0009】第4の発明にあっては、建具本体と、上記
建具本体に、揺動して出し入れ可能に設けられている手
摺りと、上記手摺りの動きと連動し、当該手摺りが上記
建具本体の内部から出されたときに上記建具本体が動か
ないようにする固定手段と、を備えており、上記固定手
段は、手摺りの揺動運動を直線運動に変える運動伝達機
構を含んでいることを特徴とする、手摺り付き建具であ
る。
【0010】第5の発明にあっては、建具本体と、上記
建具本体に揺動して出し入れ可能に設けられている手摺
りと、上記手摺りの動きと連動し、当該手摺りが上記建
具本体の内部から出されたときに上記建具本体が動かな
いようにする固定手段と、を備えており、上記固定手段
は、手摺りの揺動運動をクランクで連杆の直線運動に変
え、連杆の下端又は上端が構造物と係合して建具本体の
動きを止めるようにしたことを特徴とする、手摺り付き
建具である。
【0011】第6の発明にあっては、手摺りが、建具本
体の外面側及び内面側のいずれの側にも出すことができ
るようにしてあることを特徴とする、第1,第2,第
3,第4または第5の発明に係る手摺り付き建具であ
る。
【0012】第7の発明にあっては、手摺りの出し入れ
操作が、手摺りが出してある側とは反対側からできるよ
うにする手段を備えていることを特徴とする、第1,第
2,第3,第4,第5または第6の発明に係る手摺り付
き建具である。
【0013】第8の発明にあっては、手摺りは、手摺り
本体とハンドルを備えており、上記手摺り本体を建具本
体の一方の面側に出したときに、ハンドルが当該建具本
体の他方の面側に出るようにしてあることを特徴とす
る、第1,第2,第3,第4,第5,第6または第7の
発明に係る手摺り付き建具である。
【0014】第9の発明にあっては、手摺りが出してあ
ることを当該手摺りが出してある側とは反対側から知見
する手段を備えていることを特徴とする、第1,第2,
第3,第4,第5,第6,第7または第8の発明に係る
手摺り付き建具である。
【0015】第10の発明にあっては、通路に添って手
摺りが設けてある壁面を備え、当該壁面の所要箇所には
室に出入りするための開口部を有し、該開口部に第1,
第2,第3,第4,第5,第6,第7,第8または第9
の発明に係る手摺り付き建具を配設して壁面に本質的に
途切れ部分がない手摺りを備えたことを特徴とする、手
摺り付き壁面構造体である。
【0016】第11の発明にあっては、建具に設けた手
摺りを使用するときに当該建具が動かないようにするこ
とを特徴とする、建具の停止方法である。
【0017】本発明でいう「建具」は、室を区切るため
に取り付けて開閉する扉などのものを示す概念であり、
例えば、開き戸や引き戸、障子、襖等が挙げられる。し
かし、建具はこれらに限定されない。
【0018】(作 用)本発明に係る手摺り付き建具
は、手摺りを建具本体から出したりして使用するときに
建具本体が動かなくなる。従って、建具に設けた手摺り
でも安全に使用できる。これによって手摺りが、例えば
建具本体から出された際に、壁面等に予め設けられた手
摺りと略連続する位置に設けられるようにしてあれば、
壁面には、中断部分が形成されない実質的に連続した手
摺りが形成される。こうして脚の弱った病人や老人等で
も立ち止まることなく安心して歩ける。
【0019】手摺りが、建具本体の外面側及び内面側の
いずれの側にも出すことができるようにしてあるもの
は、手摺りが建具本体を隔てた外面側と内面側で使用で
きる。
【0020】手摺りの出し入れ操作が、手摺りが出して
ある側とは反対側からできるようにする手段を備えたも
のは、手摺りが出されていない側から手摺りが操作でき
る。これにより例えば老人保健施設や病院において、療
養室や病室の中に人がいて、手摺りが建具から出されて
当該建具が動かないときでも、室内側から建具の停止状
態を解除して室外に出ることができる。
【0021】手摺りが出してあることを当該手摺りが出
してある側とは反対側、例えば室内側から知見する手段
を備えたものは、手摺りが使用中でないかを室内側等か
ら確認できる。これにより例えば使用中の手摺りを誤っ
て室内側等から操作して、手摺りを使用中の人が転倒す
るなどの事故を防止することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
き更に詳細に説明する。図1は本発明に係る手摺り付き
扉の第1の実施の形態を示す正面図、図2は図1に示す
手摺り付き扉のA−A断面説明図、図3は扉本体内部の
クランク軸近傍を示す拡大斜視説明図、図4は図2に示
す手摺り付き扉のB部を示す拡大図、図5は図2に示す
手摺り付き扉のC−C部分拡大説明図である。符号T1
は手摺り付き建具である手摺り付き扉を示している。手
摺り付き扉T1は、一方側に蝶番を設けて取り付けてあ
る開き戸タイプのものである。
【0023】手摺り付き扉T1は、扉本体1、扉本体1
より出し入れ可能に設けられている手摺り2、手摺り2
の出し入れと連動し、手摺り2が扉本体1から出された
ときに扉本体1が動かないようにする手段である扉停止
装置3を備えている。
【0024】扉本体1は、外面板10と内面板11と、
その間に心材(図示省略)等を備えてなるフラッシュ構
造を有している。図1において扉本体1の左側には、手
摺り付き扉T1を開閉するための取っ手12が設けてあ
る。取っ手12の下側には、手摺り2を扉本体1の内部
に収容するための手摺り収容部13が、扉本体1の略全
幅にわたって形成してある。手摺り収容部13は外面板
10から内面板11にかけて貫通しており、水平方向に
帯状に延びて開口した上部開口部130と、上部開口部
130の両端から下方向に延びて開口した側部開口部1
31,131を備えている。本実施の形態で手摺り収容
部13は、手摺りが出してあることを当該手摺りが出し
てある側とは反対側から知見する手段を構成する。
【0025】上部開口部130の両側の上側部分と側部
開口部131の下側の内側部分には、手摺り2の出し入
れのために手を入れる手挿入部14が、外面板10から
内面板11にかけて貫通するように開口して形成してあ
る。手挿入部14の内部上面には、のれん状の目隠し材
140が開口部を塞ぐように下方に垂らして設けてあ
る。
【0026】側部開口部131の略中央部にあたる扉本
体1内には、クランク軸30(後述)を回動可能に受け
るための軸受部16,16が設けてある。また、上部開
口部130の略中央部にあたる扉本体1内には、手摺り
2を扉本体1に収容した位置で止める手摺り止め部材1
7が設けてある。手摺り止め部材17は、下方に向けて
突出しており、先部側が球状に形成してある係合突起1
70と、扉本体1の内部に設けてあり、係合突起170
が下方に突出する方向に付勢するバネ171を備えてい
る(図4参照)。係合突起170は、手摺り本体20
(後述)によって押圧されたときに、バネ171の付勢
力に抗して扉本体1の内部に収容されるようになってい
る。
【0027】側部開口部131で挟まれた内側部分の扉
本体1内には、クランク軸30等を収容するための空間
部15が形成してある。空間部15の下側には、リンク
部材31(後述)を内部に挿通するための挿通管18,
18が、扉本体1の幅方向に所要間隔を設けて下方に向
けて設けてある。挿通管18,18は、図1及び図2に
示すように下端面が扉本体1の所要の高さの位置に配置
されるようになっている。
【0028】なお、上記実施の形態おいて扉本体1を構
成する心材は図示を省略したが、心材は扉本体1が相当
な強度を有するように所要位置に適宜設けられている。
また、文章中にて説明はしていないが、手摺り収容部1
3及び手挿入部14の縁部の内部には、それぞれに閉塞
板が設けてあり、心材等の内部構造が見えないようにし
てある。更に、本実施の形態で扉本体1は、フラッシュ
構造を有するものを示したが、扉本体はこれに限定する
ものではなく、例えば、無垢のものを削り出したものを
使用しても良い。更にまた、扉本体を形成する材料も特
に限定するものでなく、例えば、木材、合成樹脂、金属
等が使用できる。
【0029】本実施の形態で手摺り止め部材17は、上
部開口部130の略中央部に設けたが、設ける箇所は特
に限定するものではない。また、手摺り止め部材は二個
以上設けることもできる。更に係合突起170の材料も
特に限定するものではなく、例えば、木材、合成樹脂、
金属等が使用できる。更にまた、手摺り止め部材は、手
摺りを扉本体に収容した位置で止めて固定でき、かつ、
容易に固定状態の解除ができれば、上記構造のものに限
定されない。
【0030】手摺り2は、上部開口部130に収容され
る手摺り本体20、手摺り本体20の両端に取り付けて
あり、側部開口部131に収容される手摺り取着部材2
1,21、手摺り取着部材21,21の下端に設けてあ
り、下部側の手挿入部14,14に収容されるハンドル
22,22を備えている。手摺り本体20の略中央部の
上部側には、扉本体1の内部に収容されたときに係合突
起170と係合する係合凹部200が形成してある。本
実施の形態でハンドル22は、手摺りの出し入れ操作
が、手摺りが出してある側とは反対側からできるように
する手段を構成する。
【0031】手摺り本体20及びハンドル22,22
は、扉本体1の厚みの幅よりも径小な丸棒体で形成して
ある。手摺り取着部材21,21は、扉本体1の厚みの
幅よりも幅狭な板状体で形成してある。こうして手摺り
2は、扉本体1の内部に収容されたときに扉本体1の外
面板10と内面板11より突出しないようにしてある。
なお、手摺り2を形成する材料は特に限定するものでは
なく、例えば、木材、合成樹脂、金属等が使用できる。
【0032】扉停止装置3は、空間部15に収容してあ
り、軸受部16,16間に取り付けてあるクランク軸3
0、クランク軸30に連結してあるリンク部材31,3
1、リンク部材31,31の下部側と回動可能に連結し
てあり、挿通管18,18に収容される連杆である突っ
張り部材32,32、突っ張り部材32,32の下部側
に設けられる圧縮コイルバネ33,33、ストッパー部
材36を備えている。このクランク軸30と、リンク部
材31,31と、突っ張り部材32,32は、手摺り2
の揺動運動を直線運動に変える運動伝達機構となる。
【0033】クランク軸30は丸棒体で形成してあり、
空間部15に収容された部分には、クランク部300,
300が所要間隔を設けて二箇所に形成してある。両ク
ランク部300,300は、共に同じ方向に方形波状
(パルス波)に突出するように形成してある。クランク
部300を構成する水平部の一部には、径小の連結軸部
301が形成してある(図3参照)。
【0034】クランク軸30の両側には、手摺り2が扉
本体1の手摺り収容部13に収容された状態のときに、
クランク部300,300が上方に位置するように、手
摺り取着部材21,21の略中間部が固着してある。従
って、クランク軸30は、手摺り2の扉本体1からの出
し入れ動作(揺動動作)に伴って回動する。
【0035】リンク部材31は、上部側がクランク部3
00の連結軸部301に回動可能に連結してある。ま
た、連結部近傍におけるリンク部材31の外形状は、ク
ランク部300の水平部の外形状と略面一になるように
してある(図3参照)。
【0036】突っ張り部材32は、上部側がリンク部材
31の下部側と回動可能に連結してある。また、突っ張
り部材32は、下部側が挿通管18,18の下端より所
要長さ突出するように、この挿通管18,18に収容し
てある。突出した部分の更に下部側には、ネジ部320
が形成してある。
【0037】圧縮コイルバネ33は、挿通管18,18
より突出した部分の突っ張り部材32を内部に通して設
けてある。圧縮コイルバネ33を設けた状態で、突っ張
り部材32のネジ部320にはナット33が螺合してあ
る。ナット33は、圧縮コイルバネ33の上端が挿通管
18,18の下端面に圧接し、下端がナット33に圧接
して、拡がろうとする方向に付勢力がかかった状態で停
止するように設けてある(図5参照)。詳しくは、この
圧縮コイルバネ33は、手摺り2が扉本体1から出され
たときに、突っ張り部材32を下降させて、扉本体1が
動かせなくなるようにストッパー部材36を床部に押圧
するくらいの付勢力を有するように設定してある(詳し
くは作用の欄で説明する)。
【0038】突っ張り部材32の下端部には、ストッパ
ー部材36を取り付けるための連結部材35が設けてあ
る。連結部材35は、軸350により突っ張り部材32
の下端にて扉本体1の内外面方向に揺動可能に設けてあ
る。連結部材35の底部には、内部にネジ溝が形成され
たネジ孔351が設けてある。
【0039】ストッパー部材36は、ゴムで形成された
円錐台形状を有しており、縦方向に貫通した貫通部36
0の下方からネジ37を通して、上部に突き出た部分を
連結部材35のネジ孔351に螺合させることで、着脱
可能に取り付けてある(図5参照)。ストッパー部材3
6は、手摺り2が扉本体1に収容されたときに扉本体1
内に収容され、手摺り2が扉本体1より出されて倒れた
ときに床面に当たって押圧する。なお、ストッパー部材
36を形成する材料は特に限定するものではなく、例え
ば緩衝性を有する合成樹脂でつくることもできる。
【0040】(作 用)図6は本実施の形態で示す手摺
り付き扉の使用状態を示しており、手摺りを出していな
い状態の説明図、図7は手摺りを扉本体から出した状態
を示す使用状態説明図である。図1ないし図7を参照し
て本発明の実施の形態で示す手摺り付き扉T1の作用を
説明する。手摺り付き扉T1は、通常状態で手摺り2が
扉本体1の手摺り収容部13に収容されており、必要に
応じてこの扉本体1より出して使用される(図6参
照)。
【0041】手摺り2を外部板10側より手前に出して
使用する場合は、まず、上部開口部130に形成された
手挿入部14に手を入れて手摺り本体20の端部を握
る。そして、手摺り本体20を手前に引き出して、手摺
り止め部材17によって動かないように止められている
状態を解除する。フリーの状態になった手摺りを握った
ままでゆっくりと手前に倒し始める。
【0042】手摺り2が倒されることによってクランク
軸30が回動し、クランク部300が上方に突出してい
た状態から倒れ始める。これによりリンク部材31と突
っ張り部材32との連結角度が変わり、圧縮コイルバネ
33が瞬時に拡がる方向に伸びる。そして、この圧縮コ
イルバネ33の伸びる力によって、突っ張り部材32が
下方へ押し下げられて、クランク部300が下方へ回動
する。
【0043】こうしてストッパー部材36が床面を押圧
するようになり、手摺り2の手摺り本体20が外面板1
0側に出されて、ハンドル22が内面板11側へ出され
る(図7参照)。
【0044】ストッパー部材36は、連結部材35によ
って揺動可能に設けてあるので、底面が常に床面の表面
に沿った状態で押圧する。手摺り2の回動は、ストッパ
ー部材36が床面に当たったときに停止する。手摺り付
き扉T1は、このようにストッパー部材36が床部を押
圧することによって動かないようになる。
【0045】手摺り付き扉T1によれば、手摺り2を使
用するときに出すことにより、ストッパー部材36が床
面を押圧して、扉本体1が動かないようになるので、扉
に設けた手摺りでも安全に使用できる。これによって手
摺り付き扉T1の手摺りが、扉本体1の手摺り収容部1
3から出された際に、壁面等に予め設けられた手摺りと
略連続する位置に設けられるようにしてあれば、壁面に
は、中断部分が形成されない実質的に連続した手摺りが
形成される。こうして脚の弱った病人や老人等でも立ち
止まることなく安心して歩ける。
【0046】外面板10側に出された手摺り本体20
は、外面板10側から手摺り本体20を握って手摺り2
を上方へ回動させたり、手摺り本体20が出された側と
は反対の内面板11側に出たハンドル22を内面板11
側から握って下方へ回動させたりすることで扉本体1に
収容される。手摺り2は、手摺り本体20の係合凹部2
00に係合突起170が係合することにより、手摺り収
容部13内で収容状態が維持される。
【0047】なお、手摺り本体20が出された側とは反
対の内面板11側に出たハンドル22を握って手摺り2
を収容する操作は、手摺りが使用されているときに行わ
れると危険である。従って、手摺り付き扉T1でこの操
作は、開口した手摺り収容部13を介して手摺り2が出
してある側を視認し、出された手摺りが使用中でないか
を確認した上で行われる。これにより例えば使用中の手
摺り2を誤って内面板11側から操作して、手摺り2を
使用中の人が転倒するなどの事故を防止することができ
る。本実施の形態では、知見する手段として手摺り収容
部13を示したが、この手段は特に限定するものではな
く、例えば、機械的な手段や電気的な手段等を用いるこ
ともできる。また、これらの手段は手摺り付き扉に設け
ることもできるし、手摺り付き扉以外の箇所(例えば、
近くの壁面等)に設けることもできる。
【0048】手摺り2が扉本体1に収容されると、クラ
ンク部300が元の位置に戻り、リンク部材31や突っ
張り部材32も上方に上げられる。こうしてストッパー
部材36が床面を押圧していた状態から上昇して扉本体
1に収容され、手摺り付き扉T1は通常の扉と同じよう
に開閉可能になる。なお、手摺り2が扉本体1に収容さ
れる際の詳細な作用は、手摺り2を出すときと略逆の動
きとなるので説明は省略した。
【0049】手摺り付き扉T1は、突っ張り部材32が
下降してストッパー部材36が床面を押圧するので、開
いた位置や閉めた位置、その間の位置のどこでも動かな
いようにできる。これにより例えば、開けた状態で扉本
体1から手摺り2を出して、手摺り2につかまりながら
扉を隔てた内外部へ出入りするように使用することが可
能である。
【0050】本実施の形態では、突っ張り部材32が下
降しストッパー部材36が床面を押圧することによって
扉本体1を動かないようにしたが、これは限定するもの
ではなく、例えば、他の機械的な手段(エアダンパーや
ガスダンパー等)や電気的な手段等によって扉本体1が
動かないようにすることもできる。また、上記手段は、
床面だけでなく、例えば、敷居、鴨居、天井、壁面また
はそれらに相当する部分等に係合して扉本体1を動かな
いようにすることもできる。
【0051】本実施の形態で示す圧縮コイルバネ33
は、逆の作用を有する引っ張りコイルバネに替えること
もできる。引っ張りコイルバネにした場合では、両端を
突っ張り部材32の下端面とナットに固着して、突っ張
り部材32を上昇させる付勢力を有するように設定す
る。これにより例えば、高齢者等が扉の前を通過して手
摺りから手を離したような場合に、自動的に手摺りが出
た状態から起き上がって扉本体に収容されるようにもで
きる。なお、このように出ている手摺りを自動的に扉本
体に収容させるものも、引っ張りコイルバネに限定する
ものではなく、例えば、他の機械的な手段や電気的な手
段等が使用できる。更に、場合によっては圧縮コイルバ
ネ(同じ作用を有するものを含む)も引っ張りコイルバ
ネ(同じ作用を有するものを含む)も不要にすることも
できる。
【0052】本実施の形態では、ハンドル22を設け、
これが出した手摺り2とは反対側に出るようにしたが、
これは限定するものではない。例えば、ハンドルを設け
ず、反対側には何も突出しないようにすることもでき
る。この場合では、例えば、手摺りが出る側の反対側の
全面に化粧板を設けて、外観を良好にすることができ
る。
【0053】本実施の形態では手摺り本体20を外面板
10側より手前に出す方法を説明したが、手摺り2は内
面板11側より下部側の手挿入部14に手を入れ、ハン
ドル22を握って手前に引き出すことで、同じく手摺り
本体20を外面板10側に出すこともできる。
【0054】本実施の形態では手摺り本体20を外面板
10側に出した場合を説明したが、手摺り本体20は内
面板11側に出すこともできる。つまり、手摺り付き扉
T1は、手摺り本体20を外面板10側にも内面板11
側にも出すことができる。
【0055】図8は本発明に係る手摺り付き扉の第2の
実施の形態を示す正面図、図9は図8に示す手摺り付き
扉のD−D断面説明図、図10は図8に示す手摺り付き
扉の背面図である。なお、図8ないし図10において、
上記図1ないし図7で示したものと同一または同等箇所
には同一の符号を付して示している。また、以下の説明
において構造について上記で示した箇所と重複する説明
は省略する。符号T2は扉本体1aを備えた手摺り付き
扉を示している。手摺り付き扉T2は、戸車(図示省
略)を設けて横方向にスライドする引き戸タイプのもの
である。
【0056】扉本体1aには、上部開口部130aと側
部開口部131a,131bが形成してある。上部開口
部130aと側部開口部131aは、内面板11aに貫
通しないように形成してある。側部開口部131aは、
上部開口部130aの両端から軸受部16,16と略同
じ高さまで下向きに形成してある。また、側部開口部1
31bは、外面板10aに貫通しないように形成してあ
る。側部開口部131bは、軸受部16,16の高さの
位置から下向きに形成してある。
【0057】上部開口部130aの両側の上側部分と、
側部開口部131bの下側の内側部分には、手摺り2の
出し入れのために手を入れる手挿入部14a,14bが
形成してある。手挿入部14aは、内面板11aに貫通
しないように形成してある。手挿入部14bは、外面板
10aに貫通しないように形成してある。
【0058】手摺り付き扉T2は、手摺り本体20を外
面板10a側に出し、ハンドル22を内面板11a側に
出して使用するものである。手摺り付き扉T2では、使
用しないときは手摺りを収容することで、外面板10a
と内面板11aに突出するものがなくなるので、スライ
ドさせて戸袋に納めることができる。
【0059】なお、本実施の形態で、手摺りが出してあ
ることを当該手摺りが出してある側とは反対側から知見
する手段は、説明を省略したが、例えば、機械的な手段
や電気的な手段等を用いることもできる。また、これら
の手段は手摺り付き扉に設けることもできるし、手摺り
付き扉以外の箇所(例えば、近くの壁面等)に設けるこ
ともできる。手摺り付き扉T2の他の作用は、上記した
手摺り付き扉T1と略同一であるので、説明は省略す
る。
【0060】上記した実施の形態で手摺り付き扉T1,
T2は、ストッパー部材36が床面を押圧することで扉
本体1が動かないようにしたものを示したが、扉本体1
を動かないようにする手段はこれに限定するものではな
い。例えば、図11に示すような構造のものでも良い
し、例えば、他の機械的な手段や電気的な手段等を用い
ることもできる。
【0061】図11では、ネジ部320aより下端にス
トッパーピン部321aが形成してある突っ張り部材3
2aと、床面に設けられた係合穴40を示している。こ
の構造を有するものでは、手摺り2が出されて突っ張り
部材32aが下降することにより、ストッパーピン部3
21aが係合穴40に入り込んで係合し、扉本体1が動
かないようになる。この場合の圧縮コイルバネ33a
は、扉本体1を動かないようにするものではないので、
上記したような強い付勢力は不要である。また、圧縮コ
イルバネ33a自体を不要にもできる。
【0062】本明細書で使用している用語と表現は、あ
くまでも説明上のものであって、なんら限定的なもので
はなく、本明細書に記述された特徴およびその一部と等
価の用語や表現を除外する意図はない。また、本発明の
技術思想の範囲内で、種々の変形態様が可能であるとい
うことは言うまでもない。
【0063】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。 (a)本発明に係る手摺り付き建具は、手摺りを建具本
体から出したりして使用するときに建具本体が動かなく
なる。従って、建具に設けた手摺りでも安全に使用でき
る。これによって手摺りが、例えば建具本体から出され
た際に、壁面等に予め設けられた手摺りと略連続する位
置に設けられるようにしてあれば、壁面には、中断部分
が形成されない実質的に連続した手摺りが形成される。
こうして脚の弱った病人や老人等でも立ち止まることな
く安心して歩ける。
【0064】(b)手摺りが、建具本体の外面側及び内
面側のいずれの側にも出すことができるようにしてある
ものは、手摺りが建具本体を隔てた外面側と内面側で使
用できる。
【0065】(c)手摺りの出し入れ操作が、手摺りが
出してある側とは反対側からできるようにする手段を備
えたものは、手摺りが出されていない側から手摺りが操
作できる。これにより例えば老人保健施設や病院におい
て、療養室や病室の中に人がいて、手摺りが建具から出
されて当該建具が動かないときでも、室内側から建具の
停止状態を解除して室外に出ることができる。
【0066】(d)手摺りが出してあることを当該手摺
りが出してある側とは反対側、例えば室内側から知見す
る手段を備えたものは、手摺りが使用中でないかを室内
側等から確認できる。これにより例えば使用中の手摺り
を誤って室内側等から操作して、手摺りを使用中の人が
転倒するなどの事故を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る手摺り付き扉の第1の実施の形態
を示す正面図。
【図2】図1に示す手摺り付き扉のA−A断面説明図。
【図3】扉本体内部のクランク軸近傍を示す拡大斜視説
明図。
【図4】図2に示す手摺り付き扉のB部を示す拡大図。
【図5】図2に示す手摺り付き扉のC−C部分拡大説明
図。
【図6】本実施の形態で示す手摺り付き扉の使用状態を
示しており、手摺りを出していない状態の説明図。
【図7】手摺りを扉本体から出した状態を示す使用状態
説明図。
【図8】本発明に係る手摺り付き扉の第2の実施の形態
を示す正面図。
【図9】図8に示す手摺り付き扉のD−D断面説明図。
【図10】図8に示す手摺り付き扉の背面図。
【図11】扉本体を動かないようにする手段の他の例を
示す説明図。
【符号の説明】
T1 手摺り付き扉 1 扉本体 10 外面板 11 内面板 12 取っ手 13 手摺り収容部 130 上部開口部 131 側部開口部 14 手挿入部 140 目隠し材 15 空間部 16 軸受部 17 手摺り止め部材 170 係合突起 171 バネ 18 挿通管 2 手摺り 20 手摺り本体 21 手摺り取着部材 22 ハンドル 200 係合凹部 3 扉停止装置 30 クランク軸 31 リンク部材 32 突っ張り部材 320 ネジ部 33 圧縮コイルバネ 34 ナット 35 連結部材 350 軸 351 ネジ孔 36 ストッパー部材 360 貫通部 37 ネジ T2 手摺り付き扉 1a 扉本体 130a 上部開口部 131a 側部開口部 131b 側部開口部 14a、14b 手挿入部 32a 突っ張り部材 320a ネジ部 321a ストッパーピン部 33a 圧縮コイルバネ 40 係合穴

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建具本体に手摺りが設けられており、当
    該手摺りを使用するときに、上記建具本体が動かないよ
    うにする手段を備えていることを特徴とする、 手摺り付き建具。
  2. 【請求項2】 建具本体に出し入れ可能に設けられてい
    る手摺りと、 当該手摺りを出して使用するときに上記建具本体が動か
    ないようにする固定手段と、を備えていることを特徴と
    する、 手摺り付き建具。
  3. 【請求項3】 建具本体と、 上記建具本体に出し入れ可能に設けられている手摺り
    と、 上記手摺りの動きと連動し、当該手摺りが上記建具本体
    の内部から出されたときに上記建具本体が動かないよう
    にする手段と、を備えていることを特徴とする、 手摺り付き建具。
  4. 【請求項4】 建具本体と、 上記建具本体に、揺動して出し入れ可能に設けられてい
    る手摺りと、 上記手摺りの動きと連動し、当該手摺りが上記建具本体
    の内部から出されたときに上記建具本体が動かないよう
    にする固定手段と、を備えており、 上記固定手段は、手摺りの揺動運動を直線運動に変える
    運動伝達機構を含んでいることを特徴とする、 手摺り付き建具。
  5. 【請求項5】 建具本体と、 上記建具本体に揺動して出し入れ可能に設けられている
    手摺りと、 上記手摺りの動きと連動し、当該手摺りが上記建具本体
    の内部から出されたときに上記建具本体が動かないよう
    にする固定手段と、を備えており、 上記固定手段は、手摺りの揺動運動をクランクで連杆の
    直線運動に変え、連杆の下端又は上端が構造物と係合し
    て建具本体の動きを止めるようにしたことを特徴とす
    る、 手摺り付き建具。
  6. 【請求項6】 手摺りが、建具本体の外面側及び内面側
    のいずれの側にも出すことができるようにしてあること
    を特徴とする、 請求項1,2,3,4または5記載の手摺り付き建具。
  7. 【請求項7】 手摺りの出し入れ操作が、手摺りが出し
    てある側とは反対側からできるようにする手段を備えて
    いることを特徴とする、 請求項1,2,3,4,5または6記載の手摺り付き建
    具。
  8. 【請求項8】 手摺りは、手摺り本体とハンドルを備え
    ており、上記手摺り本体を建具本体の一方の面側に出し
    たときに、ハンドルが当該建具本体の他方の面側に出る
    ようにしてあることを特徴とする、 請求項1,2,3,4,5,6または7記載の手摺り付
    き建具。
  9. 【請求項9】 手摺りが出してあることを当該手摺りが
    出してある側とは反対側から知見する手段を備えている
    ことを特徴とする、 請求項1,2,3,4,5,6,7または8記載の手摺
    り付き建具。
  10. 【請求項10】 通路に添って手摺りが設けてある壁面
    を備え、当該壁面の所要箇所には室に出入りするための
    開口部を有し、該開口部に請求項1,2,3,4,5,
    6,7,8または9記載の手摺り付き建具を配設して壁
    面に本質的に途切れ部分がない手摺りを備えたことを特
    徴とする、 手摺り付き壁面構造体。
  11. 【請求項11】 建具に設けた手摺りを使用するときに
    当該建具が動かないようにすることを特徴とする、 建具の停止方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014029083A (ja) * 2012-07-31 2014-02-13 Atom Livin Tech Co Ltd 取手取り付け具及び戸体の開閉制動装置
JP2017095956A (ja) * 2015-11-24 2017-06-01 三井住友建設株式会社 手摺部付き引戸装置
JP2021080721A (ja) * 2019-11-19 2021-05-27 学校法人明星学苑 戸および引き戸装置

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