JP2003176144A - 板ガラスの曲げ成形装置及び板ガラスの曲げ成形装置用ローラアッセンブリ - Google Patents

板ガラスの曲げ成形装置及び板ガラスの曲げ成形装置用ローラアッセンブリ

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JP2003176144A
JP2003176144A JP2001374030A JP2001374030A JP2003176144A JP 2003176144 A JP2003176144 A JP 2003176144A JP 2001374030 A JP2001374030 A JP 2001374030A JP 2001374030 A JP2001374030 A JP 2001374030A JP 2003176144 A JP2003176144 A JP 2003176144A
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roller
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glass
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博史 安藤
Junshi Hori
順士 堀
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    • C03B35/16Transporting hot glass sheets or ribbons, e.g. by heat-resistant conveyor belts or bands by roller conveyors
    • C03B35/18Construction of the conveyor rollers ; Materials, coatings or coverings thereof
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Abstract

(57)【要約】 【課題】炉内での使用において、信頼性があり、長期に
わたる使用が可能な板ガラスの曲げ成形装置用ローラア
ッセンブリを提供する。 【解決手段】リングローラ22はガイドシャフト20に
固定される固定リング22Aと、固定リングの外周側に
配されるとともに固定リングの外径よりも内径の大きい
可動リング22Bとで構成される。固定リング22Aと
可動リング22Bとの間にガイドシャフト20から気体
を供給することにより、可動リングが固定リングの周囲
を非接触で回転可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板ガラスの曲げ成
形装置及び板ガラスの曲げ成形装置用ローラアッセンブ
リに係り、特に軟化点近傍の温度に加熱された板ガラス
を搬送するとともに、搬送中の板ガラスを自重で搬送路
に沿って任意の曲率に曲げ成形する板ガラスの曲げ成形
装置(板ガラスのローラーフォームコンベア装置)及び
板ガラスの曲げ成形装置用ローラアッセンブリに関す
る。
【0002】
【従来の技術】板ガラスをローラで搬送しながら曲げ成
形する装置として、ローラーフォームコンベア装置が知
られている。該ローラーフォームコンベア装置は、任意
の曲率に曲げ形成されたガイドシャフトに複数のリング
ローラを回転可能に嵌合させるとともに、それらのリン
グローラを連結して、端部に配設した動力又は動力伝達
手段によって回転駆動させるローラアッセンブリを備え
ている。ローラアッセンブリは複数本が平行に配されて
任意の曲率の搬送路を形成する。そして、軟化点近傍の
温度に加熱された板ガラスをこの搬送路で搬送しなが
ら、搬送路に沿うように加熱状態の板ガラスを自重で曲
げ加工する。
【0003】その際、湾曲ローラの取り付け傾き角度を
変化させることにより見かけ上の曲率を変えることも公
知であり、たとえば特開昭54−145727号 (米国
特許4,236,907)で述べられている。
【0004】また、湾曲ローラの構造についても種々の
例が公知である。たとえば、 (1)米国特許4,311,509 において、リングローラの一
方の側部に突部が形成されるとともに他方の側部に溝部
が形成され、ローラの一方の側部に形成された突部は隣
接するローラの他方の側部に形成された溝部に嵌合さ
れ、一方の端部のリングローラを駆動することにより全
てのリングローラに回転力が伝達され、全てのリングロ
ーラが一体的にガイドシャフトを中心にして回転する湾
曲ローラが開示されている。
【0005】(2)特開昭53−115718号におい
て、可撓性のベロー形管を備え、ベロー形管はステンレ
ス鋼板で螺旋状にねじ加工されているものが示されてい
る。ベロー形管内には複数のつばが所定間隔をおいてね
じ結合され、それぞれのつば内には滑り管が挿入されて
いる。この滑り管をガイドシャフトに外嵌して、滑り管
を介してベロー形管を回転することにより板ガラスが搬
送され、搬送中の板ガラスが自重でベロー形管に沿って
曲げ成形される。
【0006】(3)特開平8−188431号におい
て、任意の曲率に曲げ成形されたガイドシャフトにコイ
ルばねが回転自在に外嵌されているものが示されてい
る。このコイルばねは、端部に回転力が伝達されるとガ
イドシャフトを中心にして一体的に回転する。
【0007】(4)特開平10−218629号におい
て、相隣合うリングローラの相対向する側面に環状リブ
を形成し、環状リブにゴム等の弾力性筒状部材の端部を
嵌合させ、弾力性筒状部材の端部をネジによって環状リ
ブに締結して相隣り合うリングローラを互いに連結して
いるものが示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の各例では、いず
れもリングローラとガイドシャフトとの間は摺動又は転
動により回転するようになっている。しかし、特に炉内
での使用を考えた場合、摺動又は転動により回転する構
造は磨耗などの問題があり、信頼性、寿命の点で長期に
わたる使用は非常に困難である。
【0009】たとえば、特開昭54−145727号
(米国特許4,236,907 ) に示されるように、ガイドシャ
フトを冷却することにより摺動部品の寿命を延ばすこと
が考えられるが、ガイドシャフトを冷却することによ
り、板ガラスが冷えてしまう。 この手段は、省エネ上も
問題であるが、それ以上に問題なのは、後工程で強化す
るための板ガラスの最低温度を維持することが必要なこ
とである。すなわち、後工程で冷えることを見越して前
段で板ガラスをより高温にする必要があるが、これによ
り板ガラスに欠点を生じやすいという不具合となる。
【0010】また、ローラーフォームコンベア装置は炉
内に配されるので、給脂、給油等の潤滑手段の導入も難
しく、装置の寿命は短いと考えられている。
【0011】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、炉内での使用において、信頼性があり、長期
にわたる使用が可能な板ガラスの曲げ成形装置用ローラ
アッセンブリ及びこれを使用した板ガラスの曲げ成形装
置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、任意の曲率に曲げ形成された管状部材で
あるガイドシャフトと、該ガイドシャフトに回転自在に
挿通された複数のリングローラとを有し、該リングロー
ラのガイドシャフトを中心とする回転によって板ガラス
を所定方向へ搬送しながら板ガラスを曲げ成形する板ガ
ラスの曲げ成形装置用ローラアッセンブリであって、前
記リングローラは前記ガイドシャフトに固定される固定
リングと、該固定リングの外周側に配されるとともに固
定リングの外径よりも内径の大きい可動リングとで構成
され、固定リングと可動リングとの間にガイドシャフト
から気体が供給されることにより可動リングが固定リン
グの周囲を非接触で回転可能となっていることを特徴と
する板ガラスの曲げ成形装置用ローラアッセンブリ及び
該板ガラスの曲げ成形装置用ローラアッセンブリを使用
した板ガラスの曲げ成形装置を提供する。
【0013】本発明によれば、可動リングが固定リング
の周囲を非接触で回転可能となっており、摺動または転
動する箇所がないので、炉内で使用した場合に高い信頼
性があり、長寿命の板ガラスの曲げ成形装置用ローラア
ッセンブリが得られる。
【0014】また、可動リングが固定リングの周囲を非
接触で回転可能となっており、リングローラを回転させ
る際の抵抗が少ないので、板ガラスを搬送するための駆
動力が少なくて済む。
【0015】本発明において、前記可動リングの一方の
側部には突部が形成されるとともに他方の側部には溝部
が形成されており、前記突部は隣接する可動リングの前
記溝部に嵌合され回転力が伝達可能となっており、ガイ
ドシャフトの一方の端部に配された可動リングを回転さ
せることにより全ての可動リングに回転力が伝達され、
全ての可動リングが一体的にガイドシャフトを中心にし
て回転可能となっていることが好ましい。
【0016】このような構成であれば、ガイドシャフト
の一方の端部に配された可動リングを駆動手段により回
転させることにより、全ての可動リングが一体的に回転
可能となる。したがって、駆動手段の構成を簡易化でき
る。また、炉内で使用した場合でも、回転力の伝達が確
実に行われる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係る板ガラスの曲げ成形装置用ローラアッセンブリの好
ましい発明の実施の形態を詳説する。
【0018】図1は本発明に係る板ガラスの曲げ成形装
置の斜視図である。同図に示すように、板ガラスの曲げ
成形装置10は複数本のローラアッセンブリ12、12
…を備え、ローラアッセンブリ12は互いに平行に配置
されて搬送路14を形成している。ローラアッセンブリ
12で形成された搬送路14は加熱炉16の下流側端部
に配設されている。
【0019】ローラアッセンブリ12は、搬送路14の
上流側で直線状に形成され、搬送路14の下流側で所定
の曲率に曲げて形成されている。そして、ローラアッセ
ンブリ12の曲率は搬送路14の上流側から下流側に向
かって徐々に大きくなり、搬送路14の下流側で所定の
曲率になるように形成されている。これにより、加熱炉
16内で軟化点近傍の温度に加熱された板ガラス18が
ローラアッセンブリ12の曲率に沿って自重で曲げ形成
される。
【0020】図2、図3は板ガラスの曲げ成形装置を構
成するローラアッセンブリ12の一部を拡大して示す断
面図である。ローラアッセンブリ12では、ガイドシャ
フト20に複数のリングローラ22、22…が回転自在
に支持されている。リングローラ22は、ガイドシャフ
ト20に嵌合固定される固定リング22Aと、固定リン
グ22Aの外周側に配されるとともに固定リング22A
の外径よりも内径の大きい可動リング22Bとで構成さ
れる。
【0021】図2、図3の構成では、固定リング22A
の内周側に台座22Cが配されている。台座22Cはガ
イドシャフト20を機械加工により切削して形成しても
よく、図示のようにリング状部材をガイドシャフト20
に嵌合した後に溶接によりガイドシャフト20に固定し
てもよい。また、ガイドシャフト20の肉厚が大きい場
合には台座22Cを設けなくてもよい。
【0022】図2、図3における固定リング22Aは断
面が略凹字状となっており、可動リング22Bは断面が
略T字状となっており、それぞれが組み合わさることに
より左右方向の動きが拘束されている。ただし、図の構
成に限定されるものではなく、たとえば、段差部分のな
い円筒形状の固定リング22A及び可動リング22Bの
組み合わせであってもよい。
【0023】ガイドシャフト20は管状部材であり、ガ
イドシャフト20のリングローラ22、22…が配され
る箇所には通気孔20Dが形成されている。台座22C
及び固定リング22Aの該当する箇所にも通気孔22D
が形成されており、それぞれの通気孔20D、22D同
士は連通している。また、通気孔20D、22Dの円周
方向の配置は、図5、図6に例示される。
【0024】したがって、図3に示されるように、ガイ
ドシャフト20の内部に供給された空気等の気体は、通
気孔20D、22Dを経て固定リング22Aと可動リン
グ22Bとの隙間に供給され、リングローラ22の両端
の隙間から流出される。その結果、固定リング22Aと
可動リング22Bとの隙間に気体の層ができ、可動リン
グ22Bが固定リング22Aの周囲を実質的に非接触で
回転可能となっている。また、リングローラ22を回転
させる際の抵抗が少ないので、板ガラス18を搬送する
ための駆動力が少なくて済む。
【0025】固定リング22Aと可動リング22Bとの
隙間tの値、ガイドシャフト20の内部に供給される気
体の供給圧力、気体の流量、等はガイドシャフト20の
長さ、リングローラ22のサイズ、ローラアッセンブリ
12の配置間隔、板ガラス18のサイズ等により適宜の
値が選択できる。なお、固定リング22Aと可動リング
22Bとの隙間tの値は、たとえば、0.05mmが採
用できる。
【0026】可動リング22Bの外表面には、板ガラス
18を傷つけないために繊維状またはフェルト状の耐熱
部材を巻いてもよい。また、可動リング22Bをセラミ
ック製とするか、可動リング22Bの表面にセラミック
等のコーティングを施してもよい。また、可動リング2
2Bと固定リング22Aとの嵌合面においても、酸化防
止などの目的でセラミック等のコーティングを施しても
よい。
【0027】図2における可動リング22Bは、図4の
斜視図に示されるように、一方の側部には突部24が形
成されるとともに他方の側部には溝部26が形成されて
いる。なお、図示の構成では、それぞれの側部に突部2
4と溝部26が形成されている。そして、突部24は隣
接するローラの溝部26に嵌合され回転力が伝達可能と
なっている。
【0028】したがって、図7に示されるローラアッセ
ンブリ12のように、ガイドシャフト20の一方の端部
(右端)に配された駆動手段28(図7ではスプロケッ
トのみ図示)により右端の可動リング22Bを回転させ
ることにより全ての可動リング22Bに回転力が伝達さ
れ、全ての可動リング22Bが一体的にガイドシャフト
20を中心にして回転可能となっている。なお、突部2
4と溝部26の形状は、図示の形状に限定されず、同様
の作用を奏するものであればよい。
【0029】可動リング22Bには、必ずしも駆動手段
28が必要な訳ではなく、後述する駆動ローラ30やプ
ッシャ44等の板ガラス18の搬送手段を使用する場合
には不要である。この場合には図2に示されるリングロ
ーラ22の構成でなく、突部と溝部のない図3に示され
るリングローラ22の構成でもよい。
【0030】次に、ローラアッセンブリ12の全体構成
を図8の断面図で示す。図8の構成では、ガイドシャフ
ト20のそれぞれの位置において、可動リング22Bの
外周面はガイドシャフト20の中心軸と平行になってい
る。したがって、ローラアッセンブリ12の湾曲面の接
線方向とリングローラ22の面とが一致するので、板ガ
ラス18の全面に亘って略均一に支持できる。
【0031】図9に示されるローラアッセンブリ12
(リングローラ22は図示略)は、ローラアッセンブリ
支持部に対するローラアッセンブリ12の取り付け角度
が調整されることにより、ローラアッセンブリ12の鉛
直方向の見かけ上の曲率が可変となっている。
【0032】同図(a)に示されるように、ローラアッ
センブリ12の両端部は、図示しないローラアッセンブ
リ支持部により回動自在に支持されている。同図(a)
における矢視A方向及び矢視B方向の形状が同図(b)
に示される。この場合、ローラアッセンブリ12の鉛直
方向の曲率半径は、設計通りのR1である。
【0033】次に、ローラアッセンブリ12のローラア
ッセンブリ支持部に対する取り付け角度を調整する場
合、すなわち、角度αだけ回動させた場合、矢視A方向
及び矢視B方向の形状が同図(c)に示される。この場
合、ローラアッセンブリ12の鉛直方向の曲率半径はR
2となり、設計値であるR1より大きくなる。このよう
に、それぞれのローラアッセンブリ12は鉛直方向の曲
率半径をR1〜R∞(直線)まで自由に選択でき、板ガ
ラス18の製品形状に容易に対応できる。
【0034】以上は、板ガラス18を搬送方向に対して
直角な方向に曲げ成形するためのローラアッセンブリ1
2についての構成である。更に、板ガラス18を搬送方
向に向いた方向に曲げ成形することも可能である。この
場合には、板ガラス18は単曲面(たとえば、円筒曲
面)形状ではなく、複曲面(たとえば、球面)形状に曲
げ成形される。
【0035】このための構成が図10に例示される。す
なわち、搬送路の下流側部分において、ローラアッセン
ブリ12が複数本配設されることにより板ガラス18の
搬送路が形成されるとともに、それぞれのローラアッセ
ンブリ12のローラアッセンブリ支持部の高さが調整さ
れることにより板ガラス18の搬送路の上面が板ガラス
18の搬送方向に湾曲形状を呈するようになっている。
これにより、加熱炉16内で軟化点近傍の温度に加熱さ
れた板ガラス18がローラアッセンブリ12、12…の
曲率に沿って自重で曲げ形成される。
【0036】なお、図10の例では、搬送路上面の搬送
方向の湾曲形状は、曲率半径Rの単純な円弧形状となっ
ているが、必要に応じて放物線形状、双曲線形状等各種
の形状が採用できる。
【0037】既述のように、可動リング22Bが固定リ
ング22Aの周囲を非接触で回転可能となっており、リ
ングローラ22を回転させる際の抵抗が少ないので、板
ガラス18を搬送するための駆動力が少なくて済む。更
に、図6に側断面図で示されるリングローラ22の例で
は、通気孔20D、22Dを径方向に対して傾斜させて
設けているので、気体の流れにより可動リング22Bに
回転力を与え得る。したがって、この構成では、板ガラ
ス18を搬送するための駆動力が更に少なくて済む。ま
た、場合によっては、駆動力を不要とすることもでき
る。
【0038】既述のように、図7では、ガイドシャフト
20に配された駆動手段28により、全ての可動リング
22Bを回転させる構成を採用しているが、以下の例に
おいて、他の駆動力により板ガラス18が搬送される構
成を示す。
【0039】図11において、板ガラス18の搬送経路
の上方には駆動ローラ30、30が配設されており、駆
動ローラ30、30を板ガラス18に接触させ、駆動ロ
ーラ30の回転により板ガラス18が搬送されるように
なっている。この構成でも、各ローラアッセンブリ12
の可動リング22Bが固定リング22Aの周囲を非接触
で回転可能となっており、リングローラ22を回転させ
る際の抵抗が少ない。したがって、駆動ローラ30、3
0を回転させる機構の駆動力が少なくて済む。
【0040】図11における駆動ローラ30、30は、
たとえば、図12又は図13に示される機構により駆動
される。図12において、駆動ローラ30が一端に固定
された駆動ローラ軸30Aは、ハウジング34の軸受3
2、32に回転自在に保持されるとともに、他端には図
示しない駆動機構が連結されている。また、ハウジング
34は、ねじ機構36、36を介して装置の躯体に固定
されている。駆動ローラ30の上下位置の調整は、ねじ
機構36、36により行う。
【0041】図13において、駆動ローラ30が一端に
固定された駆動ローラ軸30Aは、ハウジング34内の
図示しない軸受に回転自在に保持されるとともに、他端
には駆動機構の駆動ベルト40が連結されている。した
がって、モータ42からの回転が駆動ベルト40等を介
して駆動ローラ軸30Aに伝達される。また、ハウジン
グ34は、支点34A及びエアシリンダ38を介して装
置の躯体に固定されている。駆動ローラ30の上下位置
の調整は、エアシリンダ38を伸縮させて、ハウジング
34を支点34Aの回りに回動されることにより行う。
【0042】図14において、板ガラス18の搬送経路
の近傍にはプッシャ44が配設されており、プッシャ4
4により板ガラス18がローラアッセンブリ12、12
…上で搬送されるようになっている。プッシャ44の駆
動源としては、エアシリンダ、直動機構、等の公知の手
段が採用できる。なお、図示の例では、プッシャ44は
板ガラス18の搬送経路の上方に配設されているが、プ
ッシャ44の配設位置は板ガラス18の搬送経路の側方
等でも同様の作用が奏せればよい。
【0043】前記の如く構成された板ガラスの曲げ成形
装置用ローラアッセンブリの作用を説明する。
【0044】先ず、図7の駆動手段28を駆動して全て
の可動リング22B、22B…を回転させる。これによ
り、ローラアッセンブリ12のそれぞれのリングローラ
22がガイドシャフト20を中心にして回転する。この
ように、リングローラ22を回転させることにより、リ
ングローラ22で形成される搬送路14上に載置された
板ガラス18が下流側に搬送される。
【0045】この状態で、加熱炉16内に板ガラス18
を順次搬送して板ガラス18を軟化点近傍の温度まで加
熱する。加熱炉16内で加熱された板ガラス18はロー
ラアッセンブリ12の搬送路14で下流側に搬送され
る。この場合、ローラアッセンブリ12の搬送路14は
上流側で直線状に形成され、下流側で所定の曲率に曲げ
て形成され、更に搬送路14の曲率は上流側から下流側
に向かって徐々に大きくなるように形成されている。従
って、加熱炉16内で軟化点近傍の温度まで加熱された
板ガラス18をローラアッセンブリ12の搬送路14で
下流側に搬送することにより、板ガラス18がローラア
ッセンブリ12の搬送路14に沿って自重で所定の曲率
に曲げ形成される。
【0046】本発明は、特に炉内での板ガラスの曲げ成
形の場合に有効である。以下に、炉内での板ガラスの曲
げ成形が炉外での板ガラスの曲げ成形よりも望ましい理
由を述べる。
【0047】(1)板ガラスの曲げ成形後の工程で板ガ
ラスを強化するためには、強化時に板ガラスが所定の温
度( 約600〜650°C) 以上になっていることが必
要である。ところが、炉外での板ガラスの曲げ成形の場
合には、板ガラスが成形中に冷えることを見越して、板
ガラスを炉内でより高温に加熱する必要がある。これに
より、板ガラスの欠点が出やすくなる。
【0048】(2)炉外での板ガラスの曲げ成形では、
ローラの温度が板ガラス温度に比べて非常に低い。した
がって、両者の接触時に接触部の板ガラス温度が低下
し、それに起因する板ガラスの熱変形を生じる。 この熱
変形は板ガラスの光学品質を低下させる。
【0049】(3)炉外での板ガラスの曲げ成形の場合
には、成形中に冷えることを見越して炉内で板ガラスを
より高温にする必要があるため、省エネ上も不利であ
る。
【0050】以上の点より、炉内での板ガラスの曲げ成
形が可能である本発明に係る板ガラスの曲げ成形装置及
び板ガラスの曲げ成形装置用ローラアッセンブリは、ロ
ーラーフォームコンベア装置として各種の点で優れてお
り、板ガラスの加工業界での利用価値が高いと言える。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
可動リングが固定リングの周囲を非接触で回転可能とな
っており、摺動または転動する箇所がないので、炉内で
使用した場合に高い信頼性があり、長寿命の板ガラスの
曲げ成形装置用ローラアッセンブリが得られる。
【0052】また、可動リングが固定リングの周囲を非
接触で回転可能となっており、リングローラを回転させ
る際の抵抗が少ないので、板ガラスを搬送するための駆
動力が少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る板ガラスの曲げ成形装置を示した
斜視図である。
【図2】本発明に係る板ガラスの曲げ成形装置用ローラ
アッセンブリの要部を拡大して示した断面図である。
【図3】本発明に係る板ガラスの曲げ成形装置用ローラ
アッセンブリの他の例の要部を拡大して示した断面図で
ある。
【図4】図2の構成に使用される可動リングを示した斜
視図である。
【図5】本発明に係る板ガラスの曲げ成形装置用ローラ
アッセンブリの側断面図である。
【図6】本発明に係る板ガラスの曲げ成形装置用ローラ
アッセンブリの他の例の側断面図である。
【図7】本発明に係る板ガラスの曲げ成形装置用ローラ
アッセンブリの動力伝達機構を示した概略図である。
【図8】本発明に係る板ガラスの曲げ成形装置用ローラ
アッセンブリの断面図である。
【図9】本発明に係る板ガラスの曲げ成形装置用ローラ
の他の例の概略図である。
【図10】本発明に係る板ガラスの曲げ成形装置の他の
例を示した概略図である。
【図11】駆動ローラの概略を示した斜視図である。
【図12】駆動ローラの構成を示した断面図である。
【図13】駆動ローラの他の例の構成を示した断面図で
ある。
【図14】プッシャの概略を示した斜視図である。
【符号の説明】
10…板ガラスの曲げ成形装置、12…ローラアッセン
ブリ、14…搬送路、16…加熱炉、18…板ガラス、
20…ガイドシャフト、22…リングローラ、22A…
固定リング、22B…可動リング、22C…台座、22
D…通気孔、24…突部、26…溝部、28…駆動手
段、30…駆動ローラ、44…プッシャ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の曲率に曲げ形成された管状部材で
    あるガイドシャフトと、該ガイドシャフトに回転自在に
    挿通された複数のリングローラとを有し、該リングロー
    ラのガイドシャフトを中心とする回転によって板ガラス
    を所定方向へ搬送しながら板ガラスを曲げ成形する板ガ
    ラスの曲げ成形装置用ローラアッセンブリであって、 前記リングローラは前記ガイドシャフトに固定される固
    定リングと、該固定リングの外周側に配されるとともに
    固定リングの外径よりも内径の大きい可動リングとで構
    成され、固定リングと可動リングとの間にガイドシャフ
    トから気体が供給されることにより可動リングが固定リ
    ングの周囲を非接触で回転可能となっていることを特徴
    とする板ガラスの曲げ成形装置用ローラアッセンブリ。
  2. 【請求項2】 前記可動リングの一方の側部には突部が
    形成されるとともに他方の側部には溝部が形成されてお
    り、前記突部は隣接する可動リングの前記溝部に嵌合さ
    れ回転力が伝達可能となっており、ガイドシャフトの一
    方の端部に配された可動リングを回転させることにより
    全ての可動リングに回転力が伝達され、全ての可動リン
    グが一体的にガイドシャフトを中心にして回転可能とな
    っている請求項1に記載の板ガラスの曲げ成形装置用ロ
    ーラアッセンブリ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の板ガラスの曲げ
    成形装置用ローラアッセンブリが複数本配設されること
    により板ガラスの搬送路が形成された板ガラスの曲げ成
    形装置。
  4. 【請求項4】 それぞれの前記板ガラスの曲げ成形装置
    用ローラアッセンブリのローラアッセンブリ支持部に対
    する取り付け角度が調整されることにより、該板ガラス
    の曲げ成形装置用ローラアッセンブリの鉛直方向の見か
    け上の曲率が可変となっている請求項3に記載の板ガラ
    スの曲げ成形装置。
  5. 【請求項5】 それぞれの前記板ガラスの曲げ成形装置
    用ローラアッセンブリのローラアッセンブリ支持部の高
    さが調整されることにより板ガラスの搬送路の上面が板
    ガラスの搬送方向に湾曲形状を呈するようになっている
    請求項3又は4に記載の板ガラスの曲げ成形装置。
  6. 【請求項6】 板ガラスの搬送経路の上方には駆動ロー
    ラが配設されており、該駆動ローラにより板ガラスが搬
    送されるようになっている請求項3、4又は5に記載の
    板ガラスの曲げ成形装置。
  7. 【請求項7】 板ガラスを搬送できるプッシャが配設さ
    れている請求項3、4又は5に記載の板ガラスの曲げ成
    形装置。
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