JP2003173497A - 車両運行情報処理方法及び車両運行情報処理システム - Google Patents

車両運行情報処理方法及び車両運行情報処理システム

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JP2003173497A
JP2003173497A JP2001370843A JP2001370843A JP2003173497A JP 2003173497 A JP2003173497 A JP 2003173497A JP 2001370843 A JP2001370843 A JP 2001370843A JP 2001370843 A JP2001370843 A JP 2001370843A JP 2003173497 A JP2003173497 A JP 2003173497A
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operation plan
bus
delay
scheduled
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Tsutomu Tsukahara
勉 塚原
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AV PLANNING CENTER KK
AV PLANNING CT KK
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AV PLANNING CENTER KK
AV PLANNING CT KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で、円滑な車両運行のための情報
を必要に応じて得る。 【解決手段】 受信したデマンドDMDに応じて、管理
センタ30により作成された現在運行計画に基づいて、
今後に順次巡ることが予定される複数の乗車予定停留所
及び該複数の乗車予定停留所それぞれからバス20が出
発する予定時刻を含む運行経路指示データRTDが、バ
ス20に通知される。また、バス20の運行に所定時間
以上の遅れが生じた場合には、バス20から遅れ時間情
報を含む遅れ状況が管理センタ30に報告される。そし
て、管理センタ30が、報告された遅れ状況に含まれる
バス20の遅れ時間情報からバスの現在位置を推定し
て、バス20の運行の遅れに対応するための遅延運行計
画を作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両運行情報処理
方法及び車両運行情報処理システムに係り、より詳しく
は、利用者からの要求(デマンド)やその運行状況に応
じて、バスやタクシ等の車両の運行計画を作成する車両
運行情報処理方法及び該車両運行情報処理方法を使用す
る車両運行情報処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】自家用車の普及により、通常の路線バス
では経営が困難なまでにバスやタクシ(以下、「バス
等」と総称する)の利用の需要が落ち込んだ地域があ
る。こうした地域のために、利用者のデマンドに応じて
運行するフリールート/即時対応型のデマンドバスシス
テムやデマンドタクシシステム(以下、「デマンド車両
システム」と総称する)が注目されている。かかるデマ
ンド車両システムでは、GPS(Global Positioning S
ystem)を用いてバスやタクシの現在位置を把握し、デ
マンドに応じた運行ルートをその現在位置をもとに逐次
設定していく方法が実用化されている。
【0003】こうしたデマンド車両システムでは、GP
Sによりバスの現在位置を把握する位置検出装置をバス
等に搭載してバス等の現在位置を逐次検出し、検出され
たバス等の現在位置情報を管理センタへ専用の無線通信
回線を介して逐次送信するもの(以下、「従来例」とい
う)が一般的である。この従来例のデマンド車両システ
ムでは、管理センタが、受信したデマンド及びバス等の
現在位置情報に基づいて、その後のそのバス等の運行計
画を作成し、該運行計画において車両が今後に順次巡る
ことが予定される複数の乗車予定停留所及び該複数の停
留所それぞれから車両が出発する予定時刻を、その車両
に通知している。また、従来例のデマンド車両システム
では、管理センタが、作成された運行計画において上記
の複数の乗車予定停留所それぞれに、その乗車予定停留
所から車両が出発する予定時刻を通知している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来例のデマ
ンド車両システムは、利用者によるデマンドに基づいて
バス等の運行計画を作成するとともに、検出されたバス
の現在位置に基づいてバス等の運行状況を把握する。そ
して、把握されたバスの運行状況の情報を利用者に提供
するものである。このため、従来例のデマンド車両シス
テムは、利用者にきめの細かな情報を提供できるという
点で優れたものである。
【0005】しかし、従来例のデマンド車両システム
は、バス等においてバス等の現在位置が逐次検出され
て、検出された現在位置の情報が管理センタへ逐次送信
されるので、通信費の負担が大きなものとなっていた。
こうした通信費の負担は、近年における携帯電話網のパ
ケット通信を用いることにより低減することができる
が、この場合においても通信費の負担は、相当に大きな
ものとなってしまう。
【0006】さらに、従来例のデマンド車両システムで
は、管理センタにおいて、受信したバス等の現在位置と
運行計画のバスとを比較し、バス等の現在位置が運行計
画から大きくずれている場合には新たな運行計画を作成
する処理を即時に行うことが必要になる。この結果、シ
ステムとして高い演算処理能力が要求され、システム規
模が大きくなってしまっていた。
【0007】そもそもデマンド車両システムの導入が期
待される地域は、上述したように利用者数が少ない地域
である。このため、上記のようなシステム導入費及び通
信費の負担の大きさが、そうした地域へのデマンド車両
システムの導入を阻んでいるという側面があった。
【0008】本発明は、上記の事情のもとでなされたも
のであり、その目的は、簡易な構成で、円滑な車両運行
のための情報を必要に応じて得ることができる車両運行
情報処理方法及び車両運行情報処理システムを提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者が、研究及び開
発から得た知見によれば、デマンド車両システムの場合
には、フリールート型といっても、利用者が乗降するた
めの停留所(路上の停留所に限らず、公共施設内の集合
場所等を含む)の位置は予め知られている。このため、
利用者が乗降するための停留所の位置を、運行計画を作
成するシステムの管理装置に予め登録しておくことがで
きる。
【0010】また、渋滞その他の事情により、バス等の
車両の運行に遅れが生じ、例えば、利用者が乗車を希望
している列車の出発時刻等の変更ができない場合に適切
に対応するためには、運行遅れに対応して運行計画を適
宜修正した運行をするという柔軟な対応が要求される。
しかしながら、簡易な構成のシステムとしてデマンド車
両システムを構築しようとすると、こうした柔軟な対応
をすることは実質的に不可能である。かかる柔軟な対応
を最も適切に行うことができるのは、車両の運転手であ
る。
【0011】さらに、システムの管理装置が、車両の現
在位置を知る必要があるのは、車両の運行に遅れが生じ
た場合である。すなわち、ほぼ運行計画通りに車両が運
行されている場合には、当該管理装置は、運行計画から
車両の現在位置を精度良く知ることができ、新たなデマ
ンドの受信をしたときに合理的な運行計画を新たに作成
することができる。したがって、ほぼ通常運行がなされ
ている場合には、バス等から管理装置に現在位置を通知
する必要はなく、車両の運行に遅れが生じたときにの
み、車両から管理装置に現在位置を報告すれば足りる。
そして、車両の運行に遅れが生じたことを最も的確に知
っているのは、車両の運転手である。
【0012】また、車両の運行に遅れが生じた場合に車
両から管理装置に通知すべき情報は、車両の現在位置に
限られるものではない。例えば、運行計画からの遅れ時
間の情報が車両から通知されれば、管理装置は、その車
両の現在位置を精度良く知ることができる。
【0013】本発明は、以上のような、本発明者が研究
及び開発の結果として得た知見に基づいてなされたもの
である。
【0014】すなわち、本発明の車両運行情報処理方法
は、乗車予定停留所及び予約時刻を含む利用者からのデ
マンドに応じて、前記デマンドで指定された前記乗車予
定停留所を巡る車両の運行情報を処理する車両運行情報
処理方法であって、前記デマンドを受信して、前記車両
に応じた現在運行計画を作成する第1運行計画作成工程
と;前記現在運行計画において前記車両がその後に順次
巡ることが予定される複数の乗車予定停留所及び該複数
の乗車予定停留所それぞれから前記車両が出発する予定
時刻を、車両に通知する第1運行計画通知工程と;前記
車両の運行において前記現在運行計画から所定時間以上
の遅れが発生したときに、前記車両から遅れ時間情報を
含む遅れ状況を報告する報告工程と;前記遅れ状況に応
じて、前記車両に応じた遅延運行計画を作成する第2運
行計画作成工程と;前記遅延運行計画において、前記車
両がその後に順次巡ることが予定される複数の乗車予定
停留所及び該複数の停留所それぞれから前記車両が出発
する予定時刻を、前記車両に通知するとともに、前記遅
延運行計画を新たな現在運行計画とする第2運行計画通
知工程と;を含む車両運行情報処理方法である。
【0015】これによれば、第1運行計画作成工程にお
いて受信したデマンドに応じて作成された現在運行計画
に基づいて、第1運行計画通知工程において、今後に順
次巡ることが予定される複数の乗車予定停留所及び該複
数の乗車予定停留所それぞれから前記車両が出発する予
定時刻が車両に通知される。こうして、複数の乗車予定
停留所及び該複数の乗車予定停留所それぞれから前記車
両が出発する予定時刻が車両に通知されることにより、
運転手が単なる末端の操作マンと成り下がらないで、現
場の感覚で微小な計画変更をしながら、運行計画の履行
状況をチェックしていくことが可能となる。
【0016】また、車両の運行に所定時間以上の遅れが
生じた場合には、報告工程において、車両から遅れ時間
情報を含む遅れ状況を、運行計画の作成や更新を行うシ
ステム管理装置に報告する。そして、第2運行計画作成
工程において、システム管理装置が、報告された遅れ状
況に含まれる車両の遅れ時間情報から車両の現在位置を
推定して、車両の運行の遅れに対応するための遅延運行
計画を作成する。こうして、GPS等により車両の現在
位置の検出を行ない、車両の現在位置をシステム管理装
置に逐次報告するのではなく、必要なときのみ遅れ時間
情報を含む遅れ状況をするので、通信費を飛躍的に低減
させることができる。
【0017】以上のようにして、遅延運行計画が作成さ
れると、第2運行計画通知工程において、その遅延運行
計画においてその車両がその後に順次巡ることが予定さ
れる複数の乗車予定停留所及び該複数の停留所それぞれ
から出発予定時刻が、車両に通知される。そして、遅延
運行計画が新たな現在運行計画とされる。その後は、第
1運行計画通知工程の終了後と同様に、運転手が、現場
の感覚で微小な計画変更をしながら、運行計画の履行状
況をチェックしていくことが可能となる。
【0018】したがって、本発明の車両運行情報処理方
法によれば、簡易な構成で、円滑な車両運行のための情
報を車両に提供することができる。
【0019】本発明の車両運行情報処理方法では、前記
第1運行計画作成工程で作成された現在運行計画におい
て前記車両がその後に順次巡ることが予定される乗車予
定停留所に設けられた表示装置それぞれに、前記車両が
出発する予定時刻を含む停留所用表示情報を表示する第
1表示工程と;前記第2運行計画作成工程で作成された
遅延運行計画において前記車両がその後に順次巡ること
が予定される乗車予定停留所に設けられた表示装置それ
ぞれに、前記停留所用表示情報を表示する第2表示工程
と;を更に含むことができる。かかる場合には車両が未
到着の乗車予定停留所の表示装置に、運行計画の更新に
応じた新たな運行計画による車両の出発予定時刻を表示
することにより、利用者にとって重要な情報である車両
の出発予定時刻を、利用者に対して提供することができ
る。
【0020】また、本発明の車両運行情報処理方法で
は、前記第1運行計画作成工程が、前記デマンドの受信
前の現在運行計画、及び現在時刻に基づいて、前記車両
の現在位置を推定する現在位置推定工程と;前記現在位
置推定工程において推定された前記車両の現在位置を前
記車両の現実の現在位置とみなして、新たな現在運行計
画を作成する運行計画更新工程と;を含むことができ
る。
【0021】また、本発明の車両運行情報処理方法で
は、前記第2運行計画作成工程が、前記遅れ状況の報告
がされる前の現在運行計画、前記遅れ状況、及び現在時
刻に基づいて、前記車両の現在位置を推定する遅延現在
位置推定工程と;前記遅延現在位置推定工程において推
定された前記車両の現在位置を前記車両の現実の現在位
置とみなして、前記遅延運行計画を作成する遅延運行計
画作成工程と;を含むことができる。
【0022】本発明の車両運行情報処理システムは、乗
車予定停留所及び予約時刻を含む利用者からのデマンド
に応じて、前記デマンドで指定された前記乗車予定停留
所を巡る車両の運行情報を処理する車両運行情報処理シ
ステムであって、前記デマンド及び前記車両から遅れ状
況を受信して前記車両に応じた現在運行計画及び遅延運
行計画を作成し、前記現在運行計画及び前記遅延運行計
画における前記車両がその後に順次巡ることが予定され
る複数の乗車予定停留所及び該複数の乗車予定停留所そ
れぞれから前記車両が出発する予定時刻を含む車両表示
情報を、前記車両に通知する管理装置と;前記車両に搭
載され、前記管理装置から送信された前記車両表示情報
を受信して表示する車載表示装置と;前記車両に搭載さ
れ、前記車両の運行が前記運行計画から所定時間以上の
遅れが発生したときに、前記管理装置に遅れ時間情報を
含む前記遅れ状況を報告する遅れ報告装置と;を備える
車両運行情報処理システムである。
【0023】これによれば、管理装置が、利用者からの
デマンドを受信して現在運行計画を作成する。また、管
理装置は、報告装置によって報告された遅れ状況報告を
受信して遅延運行計画を作成する。そして、作成された
運行計画において、車両が今後に順次巡ることが予定さ
れる複数の乗車予定停留所及び該複数の乗車予定停留所
それぞれから前記車両が出発する予定時刻を含む車両表
示情報を、車両に通知する。こうして車両に通知された
車両表示情報は、車載表示装置に表示され、車両の運転
手に提供される。このように構成された車両運行情報処
理システムでは、上述した本発明の車両運行情報処理方
法を使用することができる。したがって、本発明の車両
運行情報処理システムによれば、簡易な構成で、円滑な
車両運行のための情報を車両に提供することができる。
【0024】本発明の車両運行情報処理システムでは、
前記管理装置が、前記デマンドを受信する第1通信装置
と;前記車両との移動体通信網を介した通信を制御する
第2通信装置と;前記デマンドに基づいて前記現在運行
計画を作成するとともに、前記車両から遅れ状況に基づ
いて前記遅延運行計画を作成する運行計画作成装置と;
を備える構成とすることができる。
【0025】また、本発明の車両運行情報処理システム
では、前記車載表示装置が前記車両表示情報の繰り返し
表示を行う構成とすることができる。
【0026】また、本発明の車両運行情報処理システム
では、前記車両表示情報が、視覚情報及び音声情報の少
なくとも一方を含むこととすることができる。
【0027】また、本発明の車両運行情報処理システム
では、前記乗車予定停留所ごとに配置され、前記管理装
置から送信された前記車両が出発する予定時刻を含む停
留所用表示情報を受信して表示する停留所表示装置を更
に備える構成とすることができる。かかる場合には車両
が未到着の乗車予定停留所の停留所表示装置に、運行計
画の更新に応じた新たな運行計画による車両の出発予定
時刻を表示することにより、利用者にとって重要な情報
である車両の出発予定時刻を、利用者に対して提供する
ことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図1及び図2を参照しながら説明する。
【0029】図1には、本実施形態に係る車両運行情報
処理システムとしてのデマンドバスシステムの構成の概
略が模式的に示されている。図1に示されるように、こ
のデマンドバスシステム10は、(a)道路網RDNT
を走行するバス20と、(b)デマンドバスシステム1
0を統括して管理する管理センタ30と、(c)道路網
RDNTの所定位置に配置され、利用者が乗降するバス
停留所40j(j=1〜N+2)とを備えている。ここ
で、バス停留所40jは、バスの出発予定時刻を含む停
留所表示情報を表示する停留所表示装置としてのメッセ
ージボード42を備えている。なお、メッセージボード
42の機能等については後述する。
【0030】本実施形態のデマンドバスシステム10で
は、管理センタ30からバス20へ向けて、運行経路指
示データRTDが、移動体通信網であるポケットベル
(登録商標)通信網及び携帯電話網を介して送信される
ようになっている。また、バス20から管理センタ30
へ向けて、バスの運行において遅れが発生したときに遅
れ状況データDLDが移動体通信網である携帯電話網を
介して送信されるようになっている。また、管理センタ
30からバス停留所40jヘ向けて、停留所表示データ
DSDjがポケットベル通信網を介して送信されるよう
になっている。
【0031】なお、後述するように、本実施形態のデマ
ンドバスシステム10では、利用者が保有する携帯電話
端末等の電話端末50(図1では不図示、図2参照)か
ら管理センタ30に対して、バス利用のデマンドを通知
できるようになっている。また、図1ではバス20が1
台だけ示されているが、複数台であってもよいことは勿
論である。
【0032】上述したデマンドバスシステム10の要素
それぞれの構成をブロック図にて図2に示されている。
この図2に示されるように、前記バス20は、(i)携
帯電話網を介した管理センタ30との通信を制御する通
信制御装置21と、(ii)運転手の操作に応じて、バス
20の遅れ時間を含むバスの遅れ状況データDLDをト
ーンコードで、通信制御装置21へ向けて出力する遅れ
報告装置22と、(iii)通信制御装置21を介して受
信した、運行経路指示データRTDの音声データ分RT
DSを音声に再生するスピーカ23とを備えている。
【0033】ここで、遅れ情報報告装置22は、管理セ
ンタ30の電話番号を記憶するとともに、ワンタッチ操
作により管理センタ30の電話番号をダイアリングす
る、いわゆるハンズフリー装置の機能を内蔵している。
また、本実施形態では、遅れ時間の情報は5分単位の精
度の情報であり、遅れ情報報告装置22には、「5分程
度の遅れ」、「10分程度の遅れ」、「15分程度の遅
れ」、…といった5分単位でそれぞれ異なる遅れ時間を
指定できる複数のキーが用意されている。そして、これ
らのキーへのタッチが上記のハンズフリー動作の開始指
示を兼ねている。
【0034】また、通信制御装置21は、繰り返し再生
可能なIC録音装置24を備えており、通信制御装置2
1は、受信した運行経路指示データRTDの音声データ
分RTDSを繰り返し再生するようになっている。
【0035】また、バス20は、(iv)ポケットベル通
信網を介した管理センタ30との通信を制御する通信制
御装置25と、(v)通信制御装置25を介して入力し
た、運行経路指示データRTDの文字データ分RTDC
を表示するパネルディスプレイ26とを備えている。こ
こで、パネルディスプレイ26としては、流し表示をす
ることができる大型のパネルディスプレイが採用されて
いる。このパネルディスプレイ26に、今後に順次巡る
べき複数の停留所とそれらの停留所からの出発予定時刻
とを含む運行経路指示が表示されることにより、こうし
た運行経路指示が判り易く運転手に提示される。また、
運行経路の指示は、こうしたパネルディスプレイ26に
よる表示に加えて、上述したスピーカ23によっても音
声として運転手に提示されるようになっている。この結
果、運行経路の指示が、運転手に対して確実に伝達され
る。
【0036】前記管理センタ30は、(a)携帯電話網
を介した通信を制御して、バス20から送信された遅れ
状況データDLDを受信するとともに、バス利用者が電
話端末50を使用して送信したデマンドDMDを受信す
る通信装置36と、(b)通信装置36が受信したデマ
ンドDMDを解析して、新たな運行計画(以下、「現在
運行計画」という)を作成するとともに、通信装置36
が受信した遅れ状況データDLDを解析して遅延運行計
画を作成する処理装置31と、(c)携帯電話網及びポ
ケットベル通信網を介した通信を制御して、処理装置3
1によって作成された運行計画に基づく運行経路指示デ
ータRTDをバス20へ向けて送信するとともに、停留
所表示データDSDjを停留所40jへ向けて送信する通
信装置37とを備えている。
【0037】ここで、処理装置31は、例えばパーソナ
ルコンピュータ等の計算機システムであり、演算処理装
置32、キーボード等の入力装置33、及びCRT表示
装置や液晶表示装置等の表示装置34を含んで構成され
ている。
【0038】なお、通信装置37からは、携帯電話網を
介して、運行経路指示データRTDの音声データ分RT
DSがバス20へ向けて送信される。また、通信装置3
7からは、ポケットベル通信網を介して、運行経路指示
データRTDの文字データ分RTDCがバスへ向けて送
信されるとともに、停留所表示データDSDjが停留所
40jへ向けて送信される。
【0039】前記バス停留所40jは、上述したメッセ
ージボード42に加え、管理センタ30からの停留所表
示データDSDjを受信し、バス20の出発時間を含む
停留所表示情報をメッセージボード42に表示させる通
信表示制御装置45を更に備えている。また、メッセー
ジボード42としてドットマトリクス表示器を使用し、
停留所表示情報の流し表示を繰り返すことにしている。
【0040】なお、バス停留所40jは、図1に示され
るように道路網RDNTの道路に沿って設営されていて
もよいし、公共施設等における待合場所として設営され
ていてもよい。
【0041】次に、上記のように構成されたデマンドバ
スシステムにおけるバス運行情報の処理について説明す
る。なお、説明の簡略化のため、バス20の台数が1台
の場合を例にとって説明する。
【0042】バス20の運行当日におけるバス20の運
行開始に先立って受信した、携帯電話50、有線電話
(不図示)、ファクシミリ(不図示)等による利用者か
らのデマンドDMDに応じ、処理装置31により、バス
20の運行計画が現在運行計画として作成される。かか
る現在運行計画の作成にあたり、デマンドDMDの内容
である、バス20への乗車希望地点、乗車希望時刻、バ
ス20からの降車地点、及び降車希望時刻が、通信装置
36や管理センタ30のオペレータによる入力装置33
の操作を介して、演算処理装置32に入力される。演算
処理装置32は、入力されたデマンド情報に基づいて、
その時点における現在運行計画を作成する。この時点に
おいて作成された現在運行計画で、バス20が辿るべき
バス停留所が、その辿るべき順序を添字で表したとき、
バス停留所401〜40N(図1参照)であったものとし
て、以下の説明を行う。
【0043】なお、オペレータによる入力装置33の操
作を介したデマンド情報の入力にあたっては、表示装置
34の画面に地図を表示するとともに、その地図上にバ
ス停留所を配置し、若干の地理感があれば瞬時に各デマ
ンドに関連するバス停留所を指定できるようにしてい
る。さらに、バス停留所の名称が互いに類似する場合に
は、類似バス停留所名を強調表示するようにしている。
また、オペレータが入力のきっかけが摘めない場合に
は、オペレータがバス停留所名の先頭部文字の50音を
指定すると、関連するバス停を地図上で強調表示するこ
とにしている。
【0044】現在運行計画の作成が終了すると、演算処
理装置32は、表示装置34に運行計画を表示する。本
実施形態では、運行計画における乗車地点を丸、降車地
点を矢印の先端で表すベクトル表示とし、これらのベク
トルを折れ線又は曲線で繋ぐとともに、バス20の出発
時間を合わせて表示することにより、運行計画を表示し
ている。こうした表示を行うことにより、管理センタ3
0におけるシステム管理者が、デマンドと運行計画の様
子を容易に把握できるようにしている。
【0045】こうした管理センタ30内における現在運
行計画の表示と並行して、処理装置31は、作成された
現在運行計画における運行後にバス20が辿るべき複数
のバス停留所401,…、その辿るべき順序、及びこれ
らのバス停留所401,…ごとの出発予定時刻を含む運
行経路指示データRTDを、通信装置37を介して、バ
ス20へ向けて送信する。なお、本実施形態では、運行
後にバス20が辿るべき4つのバス停留所401〜404
及びそれらに関連する情報を送信することにしている。
【0046】また、処理装置31は、現在運行計画にお
いて、バス20が順次辿るバス停留所40j(j=1〜
N)のそれぞれに、そのバス停留所の出発時刻を含む停
留所表示情報DSDjを、通信装置37を介して送信す
る。管理センタ30から送信された停留所表示データD
SDjは、ポケットベル通信網を介して、バス停留所4
jの通信制御装置45で受信される。そして、停留所
表示情報が、パネルディスプレイ42に流し表示され
る。
【0047】上述のようにして、管理センタ30から送
信された運行経路指示データRTDの音声データ分RT
DSは、携帯電話網を介して、バス20の通信制御装置
21で受信され、IC録音装置24に録音される。そし
て、通信制御装置21が、受信した運行経路指示データ
RTDの音声データ分RTDSを繰り返し再生する。
【0048】また、管理センタ30から送信された運行
経路指示データRTDの文字データ分RTDCは、ポケ
ットベル通信網を介して、バス20の通信制御装置25
で受信される。そして、運行経路指示データRTDの文
字データ分RTDCがパネルディスプレイ26に表示さ
れる。
【0049】以上のような音声及び文字により運行経路
指示を受けた、バス20の運転手は、現在運行計画に従
ってバス20の運行を開始する。
【0050】以後、管理センタ30は、バス20からの
遅れ状況データDLDを受信するまでは、バス20がほ
ぼ現在運行計画通りに運行されているとして、バス20
の現在位置を推定しつつ、その推定されたバス20の現
在位置を表示装置34に表示したり、バス20がバス停
留所を出発したと推定される度に、その後にバス20が
辿るべき4つのバス停留所401〜404及びそれらに関
連する情報を送信する等して、バス20の運行管理を行
う。こうした状態では、運転手が単なる末端の操作マン
と成り下がらないで、現場の感覚で微小な計画変更をし
ながら、運行計画が履行されていく。
【0051】こうしたバス運行中に、携帯電話50等に
より利用者から新たなデマンドを受信すると、管理セン
タ30では、デマンド内容、現在運行計画、現在時刻、
及びバス20の推定現在位置に基づいて、新たな運行計
画を作成する。例えば、乗車希望時刻及び降車希望時刻
が指定された、図1に示されるバス停留所40N+1にお
ける乗車及びバス停留所40N+2における降車のデマン
ドを受信すると、管理センタ30の処理装置31は、新
たなデマンドに伴う乗車及び降車を含めて、最適である
と考えられる新たな運行計画を作成する。そして、現在
運行計画をその新たな運行計画に更新する。
【0052】こうして新たな現在運行計画が作成される
と、上述した当初の現在運行計画の作成時と同様に、表
示装置34に新たな現在運行計画を表示する。そして、
現在運行計画の更新に応じて、バス20に運行計画の変
更を通知する必要が有る場合には、演算処理装置31か
ら通信装置37を介して、必要な変更情報がバス経路指
示データRTDの音声分RTDS及び文字分RTDCと
して、バス20に送信される。そして、バス20の運転
手は、管理センタ30からの運行計画の変更指令に従っ
てバス20の運行を継続する。
【0053】また、現在運行計画の更新に応じて、バス
停留所表示の変更が必要なバス停留所へ向けて、演算処
理装置31から通信装置37を介して、必要な変更情報
が停留所表示データDSDjとして、バス停留所40j
送信される。こうして、利用者にバス運行計画の変更が
通知される。
【0054】バス20の運行中に、運転手により、管理
センタ30からの指示された運行計画から実際のバス2
0の運行が5分程度遅れ、その遅れが認定されると、運
転手が、遅れ情報報告装置22の「5分程度の遅れ」キ
ーにタッチする。この結果、遅れ情報報告装置22か
ら、「5分程度の遅れ」を情報として含む遅れ状況デー
タDLDが、通信装置21を介して、管理センタ30に
送信される。
【0055】管理センタ30では、通信装置36を介し
て遅れ状況データDLDを受信した処理装置31(より
詳しくは、演算処理装置32)が、遅れ状況データDL
D内の遅れ時間情報に基づいて、バスの現在位置を推定
する。引き続き、処理装置31は、バス20の遅れ時
間、現在運行計画、現在時刻、及びバス20の推定現在
位置に基づいて、遅れに対応するための遅延運行計画を
作成する。そして、作成された遅延運行計画を、新たな
現在運行計画とする。
【0056】こうして新たな現在運行計画が作成される
と、上述した当初の現在運行計画の作成時と同様に、表
示装置34に新たな現在運行計画を表示する。そして、
現在運行計画の変更に応じて、演算処理装置31から通
信装置37を介して、必要な変更情報がバス経路指示デ
ータRTDの音声分RTDS及び文字分RTDCとし
て、バス20に送信される。そして、バス20の運転手
は、管理センタ30からの運行計画の変更指令に従って
バス20の運行を継続する。
【0057】また、現在運行計画の更新に応じて、バス
停留所表示の変更が必要なバス停留所へ向けて、演算処
理装置31から通信装置37を介して、必要な変更情報
が停留所表示データDSDjとして、バス停留所40j
送信される。そして、バス停留所40jのメッセージボ
ード42に、例えば、「バスは、当初の予定時刻から○
○分程度遅れて、××時△△分に出発します。」という
表示がされる。
【0058】こうして、遅れ情報が表示されたバス停留
所に利用者が来たとき、利用者はメッセージボード42
の表示を見ることにより、バス20が、いつ出発するこ
とを推測することができる。
【0059】以上のようにして、バス20の運行におけ
る5分程度の遅れに伴う運行計画の変更情報がバス運転
手及び利用者に提供されるが、更に5分程度遅れた場合
には、上記の5分程度の遅れの場合と同様にして、10
分程度の遅れに伴う運行計画の変更情報がバス運転手及
び利用者に提供される。また、遅れが低減した場合に
も、上記と同様にして、バス運転手及び利用者に運行計
画の変更情報が提供される。すなわち、遅れ時間が5分
程度変化するたびに、バス運転手及び利用者に提供され
る遅れ情報が更新され、利用者には最新の遅れ情報が提
供される。
【0060】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、受信したデマンドに応じて作成された現在運行計画
に基づいて、今後に順次巡ることが予定される複数の乗
車予定停留所及び該複数の乗車予定停留所それぞれから
バス20が出発する予定時刻がバス20に通知される。
したがって、運転手が単なる末端の操作マンと成り下が
らないで、現場の感覚で微小な計画変更をしながら、運
行計画の履行状況をチェックしていくことが可能とな
る。
【0061】また、本実施形態では、バス20の運行に
所定時間以上の遅れが生じた場合には、バス20から遅
れ時間情報を含む遅れ状況を管理センタ30に報告す
る。そして、管理センタ30が、報告された遅れ状況に
含まれるバス20の遅れ時間情報からバスの現在位置を
推定して、バス20の運行の遅れに対応するための遅延
運行計画を作成する。したがって、通信費を飛躍的に低
減することができる。
【0062】なお、上記の実施形態では、バス20と管
理センタ30との間の通信を、携帯電話網やポケットベ
ル通信網を介して行ったが、携帯電話網以外の移動通信
網を介して通信を行うこともできる。
【0063】また、上記の実施形態では、バス20から
管理センタ30への遅れ状況データの送信を、トーンコ
ードを用いて行っている。これに代えて、音声によりバ
ス20から管理センタ30への遅れ状況を報告し、管理
センタ30側ではオペレータが音声による遅れ状況の報
告を受けるようにしてもよい。この場合には、オペレー
タが、入力装置33を操作して演算処理装置32へ遅れ
状況の情報を入力するようにすればよい。かかる音声に
よりバス20から管理センタ30への遅れ状況の報告に
あたっては、ハンズフリーで、又は、バスを一時停車さ
せて、運転手が音声により報告することとしてもよい。
【0064】また、上記の実施形態では、バス20の遅
れ状況を、管理センタ30を介して、バス停留所に表示
することとしたが、バス台数が少ないバスロケーション
システムの場合には、バス20に処理装置31に機能を
果たすモバイルコンピュータ等を搭載し、バス20から
バス停留所へ直接遅れ情報を送信するようにしてもよ
い。
【0065】また、上記の実施形態では、5分単位で遅
れの発生を判定することとしたが、例えば10分単位で
遅れの発生を判定する等、任意の時間単位で遅れの発生
を判定することとすることができる。
【0066】また、上記の実施形態では、管理センタ3
0から各バス停留所への停留所表示データの送信を、ポ
ケットベル通信網を介して行ったが、他の電気通信回線
(例えば、電話回線等)を介して行うこともできる。
【0067】また、上記の実施形態では、バス停留所に
おける表示装置として、ドットマトリクス表示器を備え
るメッセージボード42を使用したが、他の表示機を使
用することもできる。さらに、バス停留所においても、
メッセージボード42による文字表示に加えて、停留所
表示情報を音声再生するようにしてもよい。
【0068】また、上記の実施形態ではデマンドバスシ
ステムにおける運行情報の処理について説明したが、本
発明はバス以外の車両を対象とする運行管理システム、
例えばデマンドタクシシステムに適用することができ
る。
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の車
両運行情報処理方法によれば、簡易な構成で、円滑な車
両運行のための情報を必要に応じて得ることができる。
【0069】また、本発明の車両運行情報処理システム
によれば、本発明の車両運行情報処理方法を使用するの
で、簡易な構成で、円滑な車両運行のための情報を必要
に応じて得ることができるシステムを構築することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るデマンドバスシステ
ムの構成を模式的に示す図である。
【図2】図1のデマンドバスシステムにおける各構成要
素の構成を概略的に示すブロック図である。
【符号の説明】
10…デマンドバスシステム(車両運行情報処理システ
ム)、20…バス(車両)、22…遅れ報告装置、23
…スピーカ(車載表示装置の一部)、24…IC録音装
置(車載表示装置の一部)、26…パネルディスプレイ
(車載表示装置の一部)、30…管理センタ(管理装
置)、31…処理装置(運行計画作成装)、36…通信
装置(第1通信装置、第2通信装置の一部)、40…バ
ス停留所(停留所)、42…メッセージボード(停留所
表示装置)。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗車予定停留所及び予約時刻を含む利用
    者からのデマンドに応じて、前記デマンドで指定された
    前記乗車予定停留所を巡る車両の運行情報を処理する車
    両運行情報処理方法であって、 前記デマンドを受信して、前記車両に応じた現在運行計
    画を作成する第1運行計画作成工程と;前記現在運行計
    画において前記車両がその後に順次巡ることが予定され
    る複数の乗車予定停留所及び該複数の乗車予定停留所そ
    れぞれから前記車両が出発する予定時刻を、車両に通知
    する第1運行計画通知工程と;前記車両の運行において
    前記現在運行計画から所定時間以上の遅れが発生したと
    きに、前記車両から遅れ時間情報を含む遅れ状況を報告
    する報告工程と;前記遅れ状況に応じて、前記車両に応
    じた遅延運行計画を作成する第2運行計画作成工程と;
    前記遅延運行計画において、前記車両がその後に順次巡
    ることが予定される複数の乗車予定停留所及び該複数の
    停留所それぞれから前記車両が出発する予定時刻を、前
    記車両に通知するとともに、前記遅延運行計画を新たな
    現在運行計画とする第2運行計画通知工程と;を含む車
    両運行情報処理方法。
  2. 【請求項2】 前記第1運行計画作成工程で作成された
    現在運行計画において前記車両がその後に順次巡ること
    が予定される乗車予定停留所に設けられた表示装置それ
    ぞれに、前記車両が出発する予定時刻を含む停留所用表
    示情報を表示する第1表示工程と;前記第2運行計画作
    成工程で作成された遅延運行計画において前記車両がそ
    の後に順次巡ることが予定される乗車予定停留所に設け
    られた表示装置それぞれに、前記停留所用表示情報を表
    示する第2表示工程と;を更に含むことを特徴とする請
    求項1に記載の車両運行情報処理方法。
  3. 【請求項3】 前記第1運行計画作成工程は、 前記デマンドの受信前の現在運行計画、及び現在時刻に
    基づいて、前記車両の現在位置を推定する現在位置推定
    工程と;前記現在位置推定工程において推定された前記
    車両の現在位置を前記車両の現実の現在位置とみなし
    て、新たな現在運行計画を作成する運行計画更新工程
    と;を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の車
    両運行情報処理方法。
  4. 【請求項4】 前記第2運行計画作成工程は、 前記遅れ状況の報告がされる前の現在運行計画、前記遅
    れ状況、及び現在時刻に基づいて、前記車両の現在位置
    を推定する遅延現在位置推定工程と;前記遅延現在位置
    推定工程において推定された前記車両の現在位置を前記
    車両の現実の現在位置とみなして、前記遅延運行計画を
    作成する遅延運行計画作成工程と;を含むことを特徴と
    する請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両運行情報
    処理方法。
  5. 【請求項5】 乗車予定停留所及び予約時刻を含む利用
    者からのデマンドに応じて、前記デマンドで指定された
    前記乗車予定停留所を巡る車両の運行情報を処理する車
    両運行情報処理システムであって、 前記デマンド及び前記車両から遅れ状況を受信して前記
    車両に応じた現在運行計画及び遅延運行計画を作成し、
    前記現在運行計画及び前記遅延運行計画における前記車
    両がその後に順次巡ることが予定される複数の乗車予定
    停留所及び該複数の乗車予定停留所それぞれから前記車
    両が出発する予定時刻を含む車両表示情報を、前記車両
    に通知する管理装置と;前記車両に搭載され、前記管理
    装置から送信された前記車両表示情報を受信して表示す
    る車載表示装置と;前記車両に搭載され、前記車両の運
    行が前記運行計画から所定時間以上の遅れが発生したと
    きに、前記管理装置に遅れ時間情報を含む前記遅れ状況
    を報告する遅れ報告装置と;を備える車両運行情報処理
    システム。
  6. 【請求項6】 前記管理装置は、 前記デマンドを受信する第1通信装置と;前記車両との
    移動体通信網を介した通信を制御する第2通信装置と;
    前記デマンドに基づいて前記現在運行計画を作成すると
    ともに、前記車両から遅れ状況に基づいて前記遅延運行
    計画を作成する運行計画作成装置と;を備えることを特
    徴とする請求項5に記載の車両運行情報処理システム。
  7. 【請求項7】 前記車載表示装置は、前記車両表示情報
    の繰り返し表示を行う、ことを特徴とする請求項5又は
    6に記載の車両運行情報処理システム。
  8. 【請求項8】 前記車両表示情報は、視覚情報及び音声
    情報の少なくとも一方を含む、ことを特徴とする請求項
    7に記載の車両運行情報処理システム。
  9. 【請求項9】 前記乗車予定停留所ごとに配置され、前
    記管理装置から送信された前記車両が出発する予定時刻
    を含む停留所用表示情報を受信して表示する停留所表示
    装置を更に備える、ことを特徴とする請求項5〜8のい
    ずれか一項に記載の車両運行情報処理システム。
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