JP2003172856A - 光学製品の組立方法および組立装置 - Google Patents

光学製品の組立方法および組立装置

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JP2003172856A
JP2003172856A JP2001372673A JP2001372673A JP2003172856A JP 2003172856 A JP2003172856 A JP 2003172856A JP 2001372673 A JP2001372673 A JP 2001372673A JP 2001372673 A JP2001372673 A JP 2001372673A JP 2003172856 A JP2003172856 A JP 2003172856A
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JP2001372673A
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Shinichiro Sonoda
慎一郎 園田
Satoshi Ajino
敏 味埜
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学製品組立方法および組立装置を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 第1マウント52上に実装されたLD素
子50と第2マウント56上に載置固定された波長変換
素子54のギャップ量をd0、第1マウント52と第2
マウント56のギャップ量をD1として、第1マウント
52と第2マウント56のギャップに接着剤62を塗布
することによって一体化するものである。この際、LD
素子50と波長変換素子54のギャップ量d0は小さい
ほど結合効率が高くなり望ましいが、接着剤硬化による
収縮によってギャップ量d0も減少し、場合によっては
LD素子50と波長変換素子54が突き当たって破損す
るなどの歩留まりの低下を生ずる。そこで、接着剤62
の体積収縮率αとした場合に、目標ギャップ量d1に対
して設定ギャップ量d0をd0=d1+αD1とするこ
とによって、歩留まり高く、しかも結合効率の高い光学
製品を組み立てることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基本波を発生する
光源である発光素子と、この発光素子からの基本波が入
射する光導波路を有する光波長変換素子とが高効率に結
合されてなる光学製品の組立方法および装置に関し、一
層詳細には、これら両素子をそれぞれマウントに搭載し
てマウント同士を接着剤によって固定することにより高
効率に第二高調波を得る光学製品の組立方法および装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、基本波光源から発生させたレ
ーザービームを非線形光学材料からなる光波長変換素子
に入射させて、第二高調波などに波長変換(短波長化)
する技術が知られている。
【0003】また、基本波光源として発光素子(半導体
レーザー素子、以下LD素子という)を用いる場合に
は、例えば本出願人による特願平11−93845号の
明細書に示されているように、LD素子の光出射面と光
波長変換素子の光入射面とを近接させて両素子を光学的
に直接結合し、LD素子と光波長変換素子をモジュール
化することが広く行なわれている。
【0004】このようにLD素子と光波長変換素子を直
接結合して光モジュールを構成する場合には、接着剤を
用いて両素子を固定する手法が多く採用される。LD素
子の光出射面と光波長変換素子の光入射面を直接固定し
てもよいし、あるいは上記明細書に開示されているよう
に、LD素子と光波長変換素子をそれぞれ第1、第2マ
ウントに搭載して、マウント同士を接着剤によって固定
してもよい。
【0005】このようにLD素子と光波長変換素子を接
着固定してなる光モジュールにおいては、LD素子と光
波長変換素子の結合位置関係が光軸方向で、いわゆるサ
ブミクロンオーダー、すなわち0.1μm〜1μm程度
ずれても光結合効率が低下してしまうという問題があ
る。
【0006】そこで、両素子を結合する際には、LD素
子から出射した基本波としてのレーザービームが光波長
変換素子の光導波路端面(入射面)に正確に入射するよ
うに、両者を調芯する工程や、その状態で両者を固定す
る工程はもとより、その後の輸送、保存環境、使用環
境、さらには経時変化によって両素子が位置ずれを起こ
さないように対処することが求められている。
【0007】特に、使用環境温度の変化によるモジュー
ル構成部材の熱膨張によって両素子が位置ずれを起こし
やすいので、マウント同士を接合するタイプの場合には
相互のマウントを熱膨張率(線膨張係数)の等しい材料
から形成することが望ましい。しかし、他の事情からや
むを得ず互いに異なる線膨張係数の材料を使用して各マ
ウントを構成した場合は、熱膨張したマウント間に応力
が作用して接着部分が動き、LD素子と光波長変換素子
の間に位置ずれを生じてしまう。
【0008】また、接合されているマウント間におい
て、接着剤に対する応力集中により接着剤層がマウント
の端面から剥離してしまうおそれもある。接着剤層が薄
いほどマウントの相対位置変動による応力集中が大きく
なるので、接着剤層が剥離しやすくなる。この問題を防
止するには、接着剤層を厚く形成するのが好ましいが、
接着剤層を厚くし過ぎると、温度変化による接着剤層の
熱膨張や収縮によってマウント間、すなわちLD素子と
光波長変換素子の間に位置ずれが生じやすくなる。
【0009】以上のような事情があるため、接着剤層の
厚さはマウントの材料、光モジュールの保存温度や使用
温度を考慮して、適正な値に設定する必要がある。上記
特願平11−98845号にはマウント同士を所定の位
置関係を保って接着固定する簡便な方法が示されている
が、この方法ではLD素子と光波長変換素子のギャップ
と接着剤層の厚みを決定するマウント間のギャップが等
しく設定される。したがって、LD素子と光波長変換素
子の光結合効率を高く確保するためにLD素子と光波長
変換素子のギャップを小さくすると、マウント間のギャ
ップも小さくなり接着剤層が薄くなって剥離のおそれを
生じる。すなわち、位置ずれの防止と接着剤の剥離防止
の双方を満足させることができなかった。
【0010】この点に鑑み、本出願人による特願200
0−7317号の明細書には、マウントの端面(接合
面)に所定深さの凹部を設ける事によって、LD素子と
光波長変換素子のギャップ量に拘わり無く、接着層を所
望の厚みに設定できる方法が提案されている。
【0011】この方法によると、LD素子と光波長変換
素子の距離をほとんど間隔なしの状態まで近づけても、
接着剤層の厚みは上記凹部の深さだけ確保でき、位置ず
れの防止と接着剤の剥離防止の双方を満足させることが
できるとされている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
マウントの端面に凹部を形成する方法は、使用するマウ
ントに非常に高精度な加工が必要である。すなわち、接
合面を所定の精度に加工するためにはサブミクロンオー
ダーの研磨面が必要であり、部品が高価になってしま
う。また、部品同士の直角度がでていない場合には、L
D素子と光波長変換素子のギャップをほとんど間隔なし
の状態まで近づけてしまう。この結果、接着剤の収縮で
素子同士を激突させ、破損させてしまうおそれがある。
さらに、素子をマウントに対してサブミクロン精度で位
置決めするには、非常に高価で大掛かりな設備が必要と
なり、実用性の面で問題が残る。
【0013】一方、こうした高価な溝付きの研磨部材を
使わずに、安価な部材を用いて、LD素子と光波長変換
素子のギャップと、LD素子を固定するマウント(以
下、第1マウントという)と光波長変換素子を固定する
マウント(以下、第2マウントという)とのギャップ
を、それぞれ独立に設定する方法も考えられる。以下、
具体例を説明する。
【0014】第1の方法は、以下の〜に記載する通
りである。
【0015】 LD素子は第1マウントに予め実装さ
れている。
【0016】 第1マウントと第2マウントを移動機
構により相対的に移動させて接触させることによって原
点位置を検出した後、第1マウントと第2マウントの両
接合面間の間隔(ギャップ量)をL1に設定する。
【0017】 光波長変換素子を第2マウント上に載
置し、押えにより一定の荷重で第2マウントに密着させ
る。この結果、光波長変換素子は垂直方向の移動が規制
され、光軸方向に移動自在の状態とされている。この状
態で、フリーの光波長変換素子の姿勢を調整することに
よりLD素子と光波長変換素子の端面を平行にした後、
第1マウントと第2マウントを距離L1−A+Bだけ接
近させる。この際、LD素子と光波長変換素子が突き当
てられ、第2マウントに対して移動自在の光波長変換素
子が第2マウント上で摺動する。この結果、LD素子と
光波長変換素子のギャップ量はゼロに、第1マウントと
第2マウントのギャップ量がL1−(L1−A+B)=
A−Bとされる。
【0018】 続いて、第2マウントを第1マウント
から距離Bだけ遠ざけることによって、LD素子と光波
長変換素子間のギャップ量がBに設定され、第1マウン
トと第2マウントのギャップ量が(A−B)+B=Aに
設定される。こうしてLD素子と光波長変換素子間と第
1マウントと第2マウント間に個別にギャップ(ギャッ
プ量B、A)を設定する。
【0019】また、他の方法(第2方法)として以下の
〜に示す方法も提案されている。
【0020】 LD素子を第1マウントに予め実装し
ておく。光波長変換素子と第2マウントは接着されてお
らず、第2マウントの上に光波長変換素子が独立に保持
され移動自在の状態とされている。
【0021】 第1マウントと第2マウントを移動機
構により相対的に移動させて接触させることによって原
点位置を検出した後、第1マウントと第2マウントの両
接合面間のギャップ量をAに設定する。
【0022】 フリーの光波長変換素子の姿勢を調整
してLD素子と光波長変換素子の端面を平行にした後、
光波長変換素子を移動させてLD素子に対するギャップ
量をBとする。
【0023】 光波長変換素子保持手段が第2マウン
ト上に光波長変換素子を載置することによって、LD素
子と光波長変換素子間と第1マウント第2マウント間の
ギャップ(ギャップ量B、A)を個別に設定する。
【0024】上記第1方法を採用した場合、以下の不都
合があった。すなわち、第1マウントと第2マウントを
相対的に移動させる機構としてステッピングモーター駆
動の自動ステージが通常使用されている。しかし、この
自動ステージは通常ある範囲のバックラッシュをもって
おり、往復動作時にはこの影響により設定量だけ動く保
証がとれない。したがって、LD素子に光波長変換素子
を突き当てた後に光波長変換素子を反対方向に移動させ
てギャップを設定する工程では、上記バックラッシュの
影響によってギャップ設定量がばらついてしまう。
【0025】また、第2マウントに載置された光波長変
換素子を第2マウントに押し付ける荷重の大きさによっ
て、第2マウントに対する光波長変換素子の摺動摩擦が
変化する。したがって、荷重が大き過ぎると、光波長変
換素子をLD素子に突き当てたときに静摩擦力の作用に
よって光波長変換素子がすぐに第2マウント上を摺動せ
ず、LD素子に撓みが発生してLD素子と光波長変換素
子の接触位置が変化する。この結果、ギャップ設定のた
めに第2マウント(光波長変換素子)を逆方向に戻す動
作時に、突き当ての応力が解放されて撓み分が戻るまで
LD素子と光波長変換素子間のギャップ量はゼロのまま
となり、目標値より小さくギャップ量が設定される(ギ
ャップ量がばらつく)おそれがあった。
【0026】一方、荷重をある程度大きくしないと、光
波長変換素子と第2マウントの接着時に接着剤の厚みを
一定にできないという不都合があった。
【0027】また、第2方法の場合にも、以下の不都合
がある。すなわち、光波長変換素子はクランプや真空吸
着で通常保持される。この際、装置の基準面と光波長変
換素子のマウント当接面が必ず平行となるように光波長
変換素子が保持される。しかしながら、第2マウントの
光波長変換素子載置面は装置への装着や、部品直角度、
平行度等のバラツキ、さらには表面粗さのバラツキなど
から、光波長変換素子のマウント当接面と必ずしも平行
にできない。光波長変換素子のマウント当接面と第2マ
ウントの光波長変換素子載置面の平行度が確保されてい
ないと、光波長変換素子(マウント当接面)を第2マウ
ント(光波長変換素子載置面)上に載置させる工程にお
いて、設定したギャップや角度がずれてしまい、結果と
してギャップ量がばらついてしまう問題があった。
【0028】なお、光波長変換素子のマウント当接面と
第2マウントの光波長変換素子載置面の平行度が確保す
るために光波長変換素子の保持手段に面合わせ機構など
を設けることも考えられるが、装置が大掛かりで高価に
なり、サイクルタイムも長くなる欠点がある。
【0029】ところで、LD素子と光波長変換素子のギ
ャップ量は光結合の結合効率において非常に重要なパラ
メータであり、小さくするほど結合効率の向上を図るこ
とができる。しかしながら、LD素子と光波長変換素子
が接触してしまうと位置ずれの原因となって大幅な結合
効率低下につながる可能性がある。
【0030】したがって、LD素子と光波長変換素子の
ギャップ量のバラツキを少なく、できるだけ接近させた
状態で光モジュールを組み立てることが望まれる。しか
しながら、上記の種々の要因により、LD素子と光波長
変換素子の出来上がりギャップ量にバラツキが大きいた
めに、LD素子と光波長変換素子を接触させないよう
に、歩留りを考慮して初期設定値を大きくせざるを得
ず、結合効率が上がらないという悪循環に陥っていた。
【0031】すなわち、設定時のLD素子と光波長変換
素子のギャップ量のバラツキは、LD素子と光波長変換
素子を接触させないでLD素子と光波長変換素子の最終
ギャップ量を小さくすることの妨げとなっていた。
【0032】一方 上記2つの方法によってギャップを
設定した場合の最終ギャップ量についても、以下のよう
な問題がある。
【0033】すなわち、接着剤硬化に伴なう収縮でLD
素子と光波長変換素子の設定ギャップ量Bよりも最終
(出来上がり)ギャップ量が小さくなる。したがって、
その収縮量によってはLD素子と光波長変換素子が組立
時にぶつかって大きな歩留り低下を招いてしまうことが
あった。すなわち、ギャップ量の設定がうまくできて
も、出来上がり寸法としてギャップ量のバラツキを所定
範囲内に収められないと、上記問題が発生してしまうこ
とを意味する。
【0034】本発明は上記事実を考慮し、高効率に光結
合された光学製品を高い歩留まりで生産する光学製品の
組立方法および組立装置を提供することを課題とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
第1光学素子が固定された第1保持部材と前記第1光学
素子の出射光が入射される第2光学素子が固定された第
2保持部材とを接合することによって第1光学素子と第
2光学素子を光結合する光学製品の組立方法において、
前記第1光学素子が固定された前記第1保持部材の端面
と、前記第1保持部材の端面と平行に配置され前記2光
学素子が固定される第2保持部材の端面の間隔をD1と
すると共に、相互に平行にされた第1光学素子の端面と
第2光学素子の端面との間隔をd0とする第1工程と、
前記第1保持部材の端面と前記第2保持部材の端面の間
に接着剤を塗布することによって第1保持部材と第2保
持部材を接合する第2工程と、を備え、前記接着剤の体
積収縮率をαとした場合に、d0>αD1の関係を満た
すように前記間隔d0を設定することを特徴とする。
【0036】請求項1記載の発明の作用について説明す
る。
【0037】光学製品を組み立てる場合、先ず、第1保
持部材の端面と第1保持部材の端面に平行とされた第2
保持部材の端面との間隔をD1にすると共に、第1保持
部材上の第1光学素子の端面と第2保持部材上の第2光
学素子の端面との間隔をd0とする。
【0038】次に、第1保持部材と第2保持部材の端面
間に接着剤を塗布することによって、第1保持部材と第
2保持部材を接合して光学製品を組み立てる。ここで、
第1保持部材と第2保持部材の間に塗布される接着剤の
収縮率をαとすると、d0をαD1よりも大きく設定す
ることによって組み付け後の接着剤収縮によって第1光
学素子と第2光学素子の端面同士が突き当たり、光学素
子が破損あるいは相対位置関係が変化して光結合効率が
低下することを回避できる可能性が増大する。
【0039】なお、請求項1記載の発明において、前記
第1光学素子の端面と前記第2光学素子の端面との最終
目標間隔をd1した場合、d0=d1+αDの関係を満
たすように前記間隔d0を設定すれば好適である。
【0040】この場合には、第1光学素子の端面と第2
光学素子の端面間に設定された間隔d0をd0=d1+
αD1の関係を満たすように設定しているため、すなわ
ち、接着剤の硬化による収縮量を見込んで設定している
ため、第1光学素子と第2光学素子の端面間の間隔の最
終目標値d1に対するバラツキを最小限に抑制すること
ができる。
【0041】請求項2記載の発明は、第1光学素子が固
定された第1保持部材と前記第1光学素子の出射光が入
射される第2光学素子が固定された第2保持部材を接合
することによって第1光学素子と第2光学素子を光結合
する光学製品の組立方法において、前記第1光学素子が
固定された前記第1保持部材の端面と、前記第1保持部
材の端面と平行に配置され前記2光学素子が固定される
第2保持部材の端面との間隔をD1とすると共に、相互
に平行にされた第1光学素子の端面と第2光学素子の端
面の間隔をd0とする第1工程と、前記第1保持部材の
端面と前記第2保持部材の端面の間に接着剤を塗布する
ことによって第1保持部材と第2保持部材を接合する第
2工程と、を備え、5μm<D1<30μmの関係を満
たすように前記間隔D1を設定することを特徴とする。
【0042】請求項2記載の発明の作用について説明す
る。
【0043】第1保持部材と第2保持部材の端面間の間
隔D1を30μm以上に設定すると、接着剤収縮による
間隔の変動が大きくなり過ぎ、接着剤収縮後の第1光学
素子と第2光学素子の端面同士の間隔のバラツキが大き
くなる。一方、間隔D1を5μm以下とすると、接着剤
層が薄くなりすぎ、第1保持部材と第2保持部材の線膨
張係数の違いなどに基づいて環境温度の変動により第1
保持部材と第2保持部材の間に作用する応力によって接
着剤層が剥離するおそれがある。そこで、第1保持部材
と第2保持部材の端面間の間隔D1を5μm<D1<3
0μmとすることによって、第1光学素子と第2光学素
子の端面同士の最終的な間隔d1のバラツキを抑制する
と共に、第1保持部材と第2保持部材との接合に用いら
れる接着剤層の剥離を抑制することができる。
【0044】請求項3記載の発明は、第1光学素子が固
定された第1保持部材と前記第1光学素子の出射光が入
射される第2光学素子が固定された第2保持部材とを接
合することによって第1光学素子と第2光学素子を光結
合する光学製品の組立方法において、前記第1光学素子
が固定された前記第1保持部材の端面と前記第1保持部
材の端面と平行とされた第2保持部材の端面との距離を
D0とした後、前記第2保持部材上に第2光学素子を載
置して前記第2光学素子の端面を前記第1光学素子の端
面に平行にする第1工程と、第2保持部材上に載置され
た第2光学素子と当該第2保持部材の間に接着剤を介在
させる第2工程と、前記第2保持部材を前記第1保持部
材側に距離D0−D1+d0だけ移動させ、前記第2光
学素子を前記第1光学素子に当接させる第3工程と、前
記第2保持部材の移動停止後に第2光学素子を第1光学
素子に当接させた状態で前記接着剤を硬化させることに
よって第2光学素子と第2保持部材を接合させる第4工
程と、第2保持部材を第1保持部材から離間させる方向
に距離d0だけ移動させる第5工程と、前記第1保持部
材と前記第2保持部材の端面の間に接着剤を塗布して当
該第1保持部材と当該第2保持部材を接合する第6工程
と、を備えることを特徴とする。
【0045】請求項3記載の発明の作用について説明す
る。
【0046】先ず、第2保持部材と第1保持部材との間
隔をD0とした後、第2保持部材を距離D0−D1+d
0だけ第1保持部材に接近させることによって、第2光
学素子を第1光学素子に当接させ、当接後に第2保持部
材上を摺動させる。さらに、第2保持部材を第1保持部
材から距離d0だけ離間させる。このようにして、第1
光学素子と第2光学素子の間に距離d0、第1保持部材
と第2保持部材の間に距離D1のギャップを精度良く形
成することができる。この第1保持部材と第2保持部材
のギャップに接着剤を塗布することによって、第1保持
部材と第2保持部材を接合して光学製品を精度良く組み
立てる。
【0047】ここで、第2保持部材上に載置された第2
光学素子が第1光学素子に突き当てられる前に、第2光
学素子と第2保持部材の間に接着剤を塗布させて摺動抵
抗を低下させているため、第2光学素子が第1光学素子
に当接した場合に、すぐに第2保持部材上を摺動する。
したがって、第2光学素子が第1光学素子に当接した場
合に、第1光学素子を撓ませることが防止され、その後
に第1光学素子から離間させる工程によってギャップを
所定の間隔d0に精度良く形成することができる。
【0048】請求項4記載の発明は、第1光学素子が固
定された第1保持部材と前記第1光学素子の出射光が入
射される第2光学素子が固定された第2保持部材とを接
合することによって第1光学素子と第2光学素子を光結
合する光学製品組立装置において、前記第1光学素子が
固定された第1保持部材を固定する第1固定手段と、前
記第2光学素子が固定される第2保持部材を固定する第
2固定手段と、前記第2固定手段に固定された前記第2
保持部材を前記第1保持部材に対して位置決め調整する
調整手段と、前記調整手段によって第2保持部材を第1
保持部材に所定間隔まで接近させることにより、第2保
持部材上に載置された第2光学素子が第1光学素子に当
接した後、前記第2光学素子が前記第2保持部材上を相
対移動可能に当該第2光学素子を当該第2保持部材に押
圧する押圧手段と、前記第2光学素子当接時に第1光学
素子が撓むことを防止する撓み防止手段と、を備えるこ
とを特徴する。
【0049】請求項4記載の発明の作用について説明す
る。
【0050】このような装置を用いて第1光学素子と第
2光学素子とを所定の間隔(以下、ギャップという場合
がある)に位置決めすると共に、第1保持部材と第2保
持部材のギャップを精度良く形成するには、以下のよう
に行なう。
【0051】先ず、第1光学素子が固定された第1保持
部材を固定手段に固定する。次に、第2保持部材を調整
手段に固定して調整手段により位置決め調整することに
よって、第1保持部材との間にギャップを精度良く形成
できる。例えば、第2保持部材を第1保持部材に当接さ
せて原点位置を検出すると共に、原点位置を基準にして
第2保持部材を第1保持部材に対して所定距離離間させ
ることにより、第1保持部材と第2保持部材の間にギャ
ップを精度良く形成することができる。
【0052】次に、第2光学素子を第2保持部材上に載
置し、押圧手段によって第2保持部材に押圧する。この
状態で第2光学素子の第1光学素子に対する原点位置を
検出するために、調整手段を駆動して第2保持部材を第
1保持部材に接近させる。この結果、第2保持部材上に
載置された第2光学素子が第1保持部材上に固定された
第1光学素子に当接する。当接後に、第2保持部材がさ
らに第1保持部材に接近しても、押圧部材によって第2
保持部材に押し付けられた第2光学素子は第2保持部材
上で摺動するため、光学素子間に過度の力が作用して光
学素子が破損するおそれはない。また、第2光学素子が
当接しても撓み防止手段によって第1光学素子が撓むこ
とが防止される。
【0053】さらに、押圧手段で第2光学素子を第2保
持部材に押圧している状態で接着剤を塗布して第2光学
素子を第2保持部材に接合させるため、接着剤の固化に
伴なう収縮によって第2保持部材上で第2光学素子の姿
勢が変化することが防止される。
【0054】この後、第2保持部材を第1保持部材から
離間させることによって、第1保持部材と第2保持部材
との間、第1光学素子と第2光学素子との間に精度良
く、所定のギャップを形成することができる。
【0055】なお、第2光学素子は押圧手段によって第
2保持部材に対して押圧されているため、第1光学素子
に当接しても姿勢(光軸方向等)が変化するおそれはな
い。
【0056】この状態で第1保持部材と第2保持部材の
精度良く形成されたギャップに接着剤が塗布されるた
め、接着剤の硬化に伴なって第1保持部材と第2保持部
材が光軸に垂直な方向に位置ずれすることが防止され
る。この結果、第1光学素子と第2光学素子を所定距離
離間させて位置決め固定し、かつ高効率に光結合でき
る。
【0057】なお、前記撓み防止手段は、例えば、前記
第2光学素子と当接する第1光学素子の端面の背面を支
持する支持手段にすれば好適である。
【0058】この場合には、支持手段が第1光学素子の
背面を支持することによって、第2光学素子が第1光学
素子に突き当てた時の第1光学素子の撓みを確実に抑制
することができる。したがって、第1光学素子と第2光
学素子の間に精度良くギャップを形成することができ
る。
【0059】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態に係る光学製
品組立装置について図1〜図12を参照して説明する。
【0060】先ず、光学製品組立装置について説明し、
その組立方法について詳細に説明する。
【0061】光学製品組立装置10は、図1に示すよう
に、後述するLD素子50が固着された第1マウント5
2が載置される固定ステージ12と、後述する波長変換
素子54が固着される第2マウント56が載置される調
整ステージ14と、後述する調芯工程で用いられる出力
検出部16と、後述する押圧部材18と、接合時に紫外
線を照射する紫外線照射部材20と、位置決め状態を確
認するためのCCDカメラ22とから基本的に構成され
る。
【0062】固定ステージ12は、その上部側面に第1
マウント52の側面を挟持することによって固定ステー
ジ52をステージ上に固定させる挟持部材24を備え
る。また、固定ステージ12の近傍には、後述する調芯
工程において、LD素子50に通電する図示しない給電
装置が設けられている。また、固定ステージ12上に
は、LD素子50の背面を支持して波長変換素子54が
当接時にLD素子50の撓みを防止する支持部材25が
配設されている。
【0063】調整ステージ14は、基台26上に調整台
28が精密に微小変位可能に載置されており、波長変換
素子54が固着される第2マウント56の側面を挟持し
て調整台28上に固定する挟持部材30を備える。
【0064】調整台28は、基台26上で図示しない機
構によって三軸調整可能に構成されている。すなわち、
図1において紙面に垂直なX軸、図1における上下方向
であるY軸、固定ステージ12に対して接近・離間する
方向であるZ軸、およびX軸まわり(θx)およびY軸
まわり(θy)の調整を精度良くできる機構を備えてい
る。
【0065】また、出力検出部16は、ステージ32上
に波長変換素子54からの出射光を平行光束とするコリ
メータレンズ34と、コリメータレンズ34によって平
行光束とされた出射光の出力を検出するパワーメータ3
6を備える。なお、パワーメータ36の出力は図示しな
い制御部に入力され、その出力値が最大となるように調
整ステージ14が駆動制御されるものである。
【0066】押圧部材18は、調整台28上に設けられ
ており、先端部分18AをY軸方向およびZ軸方向に移
動可能に構成されており、後述するギャップ調整の際に
波長変換素子54を第2マウント56に対して押しつけ
るものである。また、押圧部材18の先端部分18Aに
は、回転自在なボール40が配設されており、コイルス
プリング42の弾性力によって波長変換素子54を弾性
的に押圧するものである。
【0067】次に、固定ステージ12および調整ステー
ジ14(調整台28)上に載置される第1マウント52
およびLD素子50、第2マウント56および波長変換
素子54について図2を参照して説明する。
【0068】第1マウント52は凸形状をしており、そ
の凸部の頂面にLD素子50を実装(固着)しているも
のである。一方、第2マウント56は略矩形状でありそ
の上面に波長変換素子54を載置固定するものであり、
第1マウント52と接合される側面に接合用の凸部56
Aが形成されたものである。波長変換素子54も略矩形
状であり、その長手方向に沿って平面状の導波路が形成
されているものである。
【0069】このように構成される光学製品組立装置1
0を用いて第1マウント52上に固着されたLD素子5
0と第2マウント56上に固着される波長変換素子54
を精度良く位置決めする製造工程について詳細に説明す
る。なお、説明の都合上、ステージの記載を省略してい
る。
【0070】先ず、LD素子50が固着された第1マウ
ント52を固定ステージ12上の図示しない段差部に押
し当て、挟持部材24で挟持することによって固定ステ
ージ12上の所定位置に位置決めする(図3(A)参
照)。なお、LD素子50は、第1マウント52の凸部
において、Z軸方向において調整ステージ14から最も
遠い位置に固着されており、発光面が調整ステージ14
側を向いている。
【0071】次に、第2マウント52を調整ステージ1
4上の図示しない段差部に押し当て、挟持部材30で挟
持することによって所定位置に位置決めする(図3
(A)参照)。なお、第2マウント56のZ軸方向固定
ステージ側先端には、後述する接合用の凸部56Aが配
置されている。
【0072】続いて、調整ステージ14を駆動して第2
マウント56をθx方向およびθy方向に回転させて第
1マウント52の端面と第2マウント56の凸部56A
の先端面を平行にした(以下、面合わせという場合があ
る)後、第1マウント52の端面と第2マウント56の
凸部56Aの先端面を当接させて第1マウント52に対
する第2マウント56の原点位置を検出するものである
(図3(B)参照)。
【0073】具体的には、CCDカメラ22による映像
を図示しないモニターでオペレータが観察しながら、調
整ステージ14を駆動して第2マウント56の凸部56
Aが第1マウント52の端面に当接するまで調整台28
をZ軸方向において固定ステージ側(以下、Z1方向と
いう)に移動させる。第1マウント52と第2マウント
56の凸部56Aが当接することにより調整ステージ2
8の駆動を停止し、この調整台28のZ軸方向位置を第
2マウント56の第1マウント52に対する原点位置と
して図示しない制御部に記憶させる。この原点位置を基
準として第2マウント56を移動させることによって、
第1マウント54と第2マウント56の間隔(ギャッ
プ)を精度良く形成するものである。
【0074】続いて、調整ステージ14を駆動して調整
台28(第2マウント56)をZ軸方向において固定ス
テージ12から離間させる方向(以下、Z2方向とい
う)に50μm移動させ、第1マウント52と第2マウ
ント56の間に50μmのギャップを精度良く形成す
る。本実施形態ではギャップ量を50μmとしたが、操
作性を考慮していかなる数値に設定しても良い。
【0075】この状態で波長変換素子54を第2マウン
ト56上に載置する(図3(D1)参照)。
【0076】次に、押圧部材18の先端を波長変換素子
54上に降下し、コイルスプリング42の弾性力によっ
て先端のボール40を波長変換素子54に押しつける
(図4(E)参照)。この結果、波長変換素子54がコ
イルスプリング42の弾性力によって第2マウント56
に押しつけられる。この状態で、CCDカメラ22の画
像に基づいて波長変換素子54に外力を作用させる(例
えば、オペレータがピンで押圧する)ことによって第2
マウント上で波長変換素子54をX方向に移動させてL
D素子50と波長変換素子54の光軸を一致させる。ま
た、波長変換素子54をθy方向に回転させ、LD素子
50と面合わせを行なう。すなわち、LD素子50の発
光面(出射面)と波長変換素子54の端面(入射面)を
平行にする。この際、押圧部材18は回転自在なボール
40を介して波長変換素子54に当接しているため、波
長変換素子54がθy方向に回転可能である。
【0077】この際、波長変換素子54を後述する34
μmよりもLD素子50に接近させておく。
【0078】さらに、第2マウント56上の波長変換素
子54側面部分に紫外線硬化型の接着剤60を滴下する
(図4(F)、図7(F)参照)。これによって、波長
変換素子54と第2マウント56の間に接着剤60が浸
透する。
【0079】この後、調整ステージ14が駆動されて第
2マウント56(波長変換素子54)をZ1方向に34
μm移動させ、第1マウント52の端面と第2マウント
56の凸部56Aの先端面のギャップが16μmとなる
まで接近させる(図5(H)、図7(H)参照)。この
際、波長変換素子54は、第2マウント56と第1マウ
ント52が所定の間隔(16μm)になる前にLD素子
50に当接する(図4(G)、図7(G)参照)。この
後、波長変換素子54は、第2マウント56のZ1方向
への移動に伴って第2マウント上で相対的に摺動するこ
とになる。この際、波長変換素子54は押圧部材18の
先端に設けられたコイルスプリング42の弾性力によっ
てボール40を介して第2マウント56に押圧されてい
るため、波長変換素子54が一定の姿勢のまま(波長変
換素子54の端面とLD素子50の発光面が平行のま
ま)第2マウント56上を摺動することになる。
【0080】特に、波長変換素子54と第2マウント5
6の間に接着剤60が浸透して波長変換素子54の摺動
抵抗が低減されているため、波長変換素子54がLD素
子50に当接した直後に第2マウント56上をスムーズ
に摺動して、LD素子50に過剰な押圧力を作用させて
撓ませることやLD素子50を破損させることを確実に
防止できる。
【0081】また、固定ステージ12上には、LD素子
50の背面に当接して支持する支持部材25が設けられ
ているため、波長変換素子54の当接によってLD素子
50が撓むことを一層良好に防止できる。
【0082】続いて、紫外線照射部材20を降下させ、
接着剤塗布部分に紫外線を照射する(図5(I)参
照)。この際、接着剤60の硬化に伴なう収縮によって
第2マウント上で波長変換素子54の姿勢が変化するお
それがあるが、押圧部材18で波長変換素子54を第2
マウント56に対して押しつけているので、姿勢変化を
防止できる。また、波長変換素子54をLD素子50に
当接させているので、接着剤60の硬化の際に波長変換
素子54が変位する可能性があるのはLD素子50から
離間する方向のみとなり、波長変換素子54とLD素子
50との間隔にバラツキを生ずる可能性が低減される。
【0083】ただし、この状態のまま接着剤硬化工程を
完了すると、押圧部材18(ボール40)の下部に紫外
線が照射されないことになるので、途中から押圧部材1
8を波長変換素子54から離間させてZ2方向に退避さ
せる(図5(I)、二点鎖線位置→実線位置)ことによ
り、接着剤塗布位置に紫外線が万遍なく照射されるよう
にする。
【0084】なお、ボール40を波長変換素子54の幅
よりも小さく形成することによって、鉛直方向から紫外
線照射すれば、接着剤60を効率的に硬化させることが
できる。
【0085】続いて、調整ステージ14を駆動して調整
台28(第2マウント56)を4μmだけZ2方向に移
動させる(図5(J)、図8(J)参照)。調整ステー
ジ14には第2マウント56のZ方向の移動量を正確に
検出できるリニアセンサが設けられており、この検出値
に基づいて調整ステージ14を駆動制御することによっ
て精度良く移動させることができる。これは、ステッピ
ングモータなどを用いている場合には、バックラッシュ
によって反対方向に移動の際に誤差が発生することを防
止するためである。なお、調整ステージ14におけるバ
ックラッシュの影響を回避する方法として、第2マウン
ト56を一旦、Z2方向に4μm以上、例えば10μm
移動させた後、再びZ1方向に6μm移動させる方法も
考えられる。
【0086】このように第2マウント56を精度良く4
μmをZ2方向に移動させることにより、LD素子50
の発光面と波長変換素子54の端面のギャップが4μm
となり、第1マウント52の端面と第2マウント56の
凸部56Aの先端面のギャップが20μmとなる。
【0087】ここで、LD素子50と波長変換素子54
とのギャップの最終目標値は2μmであるが、実際に設
定するのは4μmである。このようにギャップの最終目
標値と設定値にずれがあるのは、接着剤62の収縮を考
慮するためである。すなわち、図10(A)、(B)に
示すように、LD素子50と波長変換素子54の間隔を
d0に設定しても、第1マウント52と第2マウント5
6のギャップに塗布された接着剤62の収縮で設定され
た間隔d0がd1に変化すると考えられるためである。
ここで、接着剤62の体積収縮率をαとすると、接着剤
62のZ方向の最大収縮量がαD1と考えられる。した
がって、接着剤62の体積収縮率(α)が10%である
場合、第1マウント52と第2マウント56間に設定さ
れたギャップ(D1)が20μmであるため、2μm
(20μm×0.1)がギャップ(D1)最大収縮量と
考えられる。そこで、4μm(2μm(d0)+2μm
(d1))を確保すれば、接着剤62の収縮があっても
2μm近傍に精度良くギャップを形成できるためであ
る。
【0088】この状態で、図示しない給電装置によりL
D素子発光素子50を発光させ、調整ステージ14を駆
動して第2マウント56(波長変換素子54)をX軸方
向、Y軸方向に移動させる。この際、波長変換素子54
からの出射光がコリメータレンズ34を介してパワーメ
ータ36に入射して、その出力値が検出される。この出
力値が図示しない制御部に入力されて調整ステージ14
がフィードバック制御されることにより、出力値が最大
になる位置に第2マウント56(波長変換素子54)が
位置決めされる(図6(K)、図8(K)参照)。
【0089】次に、第1マウント52の端面と、第2マ
ウント56の凸部56Aの先端面との間に嫌気性の紫外
線硬化型の接着剤62を塗布する(図6(L)、図8
(L)参照)。さらに、上下から一対の紫外線照射部材
20を接近させ、接着剤塗布部分に紫外線を照射するこ
とによって、迅速に硬化させることができる(図6
(M)参照)。したがって、LD素子発光素子50と波
長変換素子54が所定の間隔(4μm)で波長変換素子
54から高出力となるように配置することができる。な
お、嫌気性の接着剤62を使用することにより、紫外線
照射量不足でも完全に硬化させることが可能となり第1
マウント52と第2マウント56の相対的位置関係が変
化することを抑制できる。
【0090】このように第1マウント52、第2マウン
ト56が接合されることによってLD素子50および波
長変換素子54を含めて一体化された光モジュールを9
0℃のエージング炉に12時間入れておくことによっ
て、接着剤60、62を完全に硬化させることができ
る。ここでは、エージングの条件を90℃で12時間と
したが、接着剤の硬化性能、素子の温度耐性に基づいて
適宜変更可能である。また、接着剤の硬化促進の方法と
して光モジュールをUV炉を通過させることも考えられ
る。
【0091】以上のようにして光モジュールを組み立て
る。
【0092】ところで、組み立て工程において、LD素
子50と波長変換素子54との最終目標ギャップ量を2
μmにしたのは、本組立方法によって光モジュールを組
み立てLD素子50と波長変換素子54の最終的なギャ
ップ量を測定したところ、図11に示すような確率分布
となり、ほぼ全ての光モジュールが組み立て後の接着剤
62の収縮によってLD素子50と波長変換素子54が
接触して応力が作用することを回避できることが確認さ
れたためである。また、3σの範囲内で最大となる4μ
mのギャップ量であっても光モジュールにおける結合効
率は70%以上となり、十分に高い結合効率の光モジュ
ールを高い歩留まりで製造できることが確認されたため
である。
【0093】また、第1マウント52と第2マウント5
6の設定される間隔D1の20μmは、5μ<D1<3
0μmの範囲であれば他の数値でも良い。ここで、間隔
D1を30μm以上に設定すると、接着剤62の収縮に
よる間隔D1の変動が大きくなり過ぎ、接着剤収縮後の
LD素子50と波長変換素子54の間隔のバラツキが大
きくなるためである。一方、間隔D1を5μm以下とす
ると、接着剤62の層が薄くなりすぎ、第1マウント5
2と第2マウント56の線膨張係数の違いなどに基づい
て環境温度の変動により第1マウント52と第2マウン
ト56の間に作用する応力によって接着剤層が剥離する
おそれがあるからである。すなわち、第1マウント52
と第2マウント56間の間隔D1を5μm<D1<30
μmとすることによって、LD素子50と波長変換素子
54のの最終的な間隔のバラツキを抑制すると共に、接
着剤62の剥離を抑制する。
【0094】このように、本実施形態に係る光学製品組
立装置10を用いた光モジュールの組立方法では、第1
マウント52と第2マウント56が、またLD素子50
と波長変換素子54がそれぞれ単独で当接でき、それぞ
れ原点位置を検出可能である。したがって、マウント同
士および素子同士でそれぞれ精度良くギャップを形成す
ることができる。
【0095】また、波長変換素子54を押圧部材18で
第2マウント56に押しつけているため、調整台28
(第2マウント54)の移動などによって波長変換素子
54の姿勢(光軸方向等)が変化するおそれはない。
【0096】しかも、波長変換素子54は第2マウント
56に載置され押圧部材18(コイルスプリング42)
の弾性力によってボール40を介して第2マウント56
に押圧されているだけなので、波長変換素子54に外力
が作用するだけで第2マウント56上を摺動可能とな
る。
【0097】さらに、LD素子50と波長変換素子54
との間の設定ギャップ量(d0)を接着剤62の硬化に
伴なう収縮量を考慮した値(4μm)とすることによっ
て、LD素子50と波長変換素子54との最終ギャップ
量(d1)を目標値(2μm)に近づけることができ
る。すなわち、最終ギャップ量のバラツキを抑制でき
る。
【0098】特に、第2マウント56と波長変換素子5
4との間に接着剤60を介在させた後、波長変換素子5
4をLD素子50に当接させるため、波長変換素子54
の第2マウント56に対する摺動抵抗が低減されて、当
接によるLD素子50の撓み量が抑制される。また、支
持部材25によってLD素子50の背面が支持されてい
るため、波長変換素子54の当接によるLD素子50の
撓みが一層低減され、LD素子50と波長変換素子54
の設定ギャップ量が一層精度良く設定することができ
る。
【0099】また、最終ギャップ量の目標値を2μmと
したため、図11のグラフに示すように、ギャップ設定
量や製品精度、接着剤の収縮のバラツキの影響があって
も、組立後にLD素子50が波長変換素子54に突き当
たり破損することを確実に防止できる。また、3σの範
囲内のギャップ量が最大でも4μmとなるため、LD素
子50と波長変換素子54の結合効率が70%以上(図
12参照)となり、高効率の光モジュールを高い歩留ま
りで製造できることになる。なお、LD素子50と波長
変換素子54とのギャップ量の目標値は2μmに限定さ
れるものではないが、LD素子50と波長変換素子54
が接触して応力が作用した状態で組み立てられた場合に
は、位置ずれを生じて結合効率の低下を招き、歩留まり
を低下させてしまうので避けることが好ましい。
【0100】さらに、波長変換素子54を第2マウント
56上に接合する場合にも押圧部材18で押圧している
ため、接着剤の硬化による収縮によっても波長変換素子
54の姿勢が変化することを防止でき、高い結合効率の
光学製品を形成することができる。
【0101】なお、第1マウント52および第2マウン
ト56は、それぞれ固定ステージ12と調整ステージ1
4(調整台28)に固定されているため、面合わせ後に
原点検出することによって精度良くギャップを形成する
ことができ、そのギャップに接着剤62を塗布すること
によって精度良く一体化することができる。
【0102】なお、本実施形態では、第1マウント52
の形状が凸形状であったが、これに限定されるものでは
ない。例えば、図9(A)に示すように、側面の一部が
平面とされている略円柱状のマウント52であっても良
いし、図9(C)に示すように、矩形状のマウント52
であっても良い。
【0103】また、光学製品組立装置10を用いて第2
マウント56上で押えつけて摺動できるものであれば、
導波路部材に限定されるものではない。例えば、光ファ
イバー72(図9(A)、(B)参照)やセルフォック
レンズ74(図9(C)参照)を第2マウント上に配置
するものであっても良い。さらに、図9(C)に示すよ
うに、先球光ファイバ76や非球面レンズ78でも良
い。また、図9(D)に示すように、第1マウント52
上にLD素子アレイ80を載置し、第2マウント54上
に光ファイバアレイ82を載置する構成でも良い。
【0104】さらに、波長変換素子54をLD素子50
に対して面合わせする際に、波長変換素子54に外力を
作用する手段は、本実施形態のようにピンに限らず、他
の作業治具によっても良い。
【0105】また、押圧部材18の押圧力(弾性力)
は、波長変換素子54上のY軸上に設けたコイルスプリ
ング42によって付与しているが、Y軸上からオフセッ
トされていても良いし、エアシリンダー等の他の手段に
よって付与しても良い。また、押圧部材18が波長変換
素子54を押圧可能にセットするのは、自動・手動いず
れでも良い。
【0106】さらに、第1マウント52と第2マウント
56とのギャップに接着剤62が浸透しにくい場合に
は、予め該当する面に接着剤62を塗布した状態でギャ
ップの設定をするようにしても良い。
【0107】また、接着剤62の体積収縮率は特に限定
するものでないが、ギャップのバラツキを抑制する観点
から小さい方が好ましい。また、接着剤62は、光硬化
性樹脂を用いたが、これに限定するものではない。すな
わち、嫌気性、熱硬化性、プライマー付与、またこれら
の複合接着剤など特に限定するものではない。
【0108】
【発明の効果】本発明によれば、光学素子同士を精度良
く位置決め固定して光学製品を組み立てる場合に、双方
の光学素子を保持する保持部材同士と光学素子同士のギ
ャップを精度良く形成することができる。この結果、高
い効率で光結合した光学製品を高い歩留まりで組み立て
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る光学製品組立装置の
概略説明図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る光学製品の構成斜視
図である。
【図3】(A)〜(D)は、本発明の一実施形態に係る
光学製品の組立工程を示す側面図である。
【図4】(E)〜(G)は、本発明の一実施形態に係る
光学製品の組立工程を示す側面図である。
【図5】(H)〜(J)は、本発明の一実施形態に係る
光学製品の組立工程を示す側面図である。
【図6】(K)〜(M)は、本発明の一実施形態に係る
光学製品の組立工程を示す側面図である。
【図7】(F)〜(H)は、本発明の一実施形態に係る
光学製品の組立工程を示す平面図である。
【図8】(J)〜(L)は、本発明の一実施形態に係る
光学製品の組立工程を示す平面図である。
【図9】(A)〜(D)は、本発明の他の実施例を示し
たものである。
【図10】(A)は設定時のギャップ状態説明図であ
り、(B)は接着剤硬化後のギャップ状態説明図であ
る。
【図11】本発明の一実施形態に係るLD素子と波長変
換素子との最終ギャップ量の分布状態を示すグラフであ
る。
【図12】本発明の一実施形態に係るLD素子と波長変
換素子との最終ギャップ量と結合効率の関係を示すグラ
フである。
【符号の説明】
10…光学製品組立装置 12…固定ステージ(第1固定手段) 14…調整ステージ(第2固定手段、調整手段) 25…支持部材(撓み防止手段、支持手段) 50…LD素子素子(第1光学素子) 52…第1マウント(第1保持部材) 54…波長変換素子(第2光学素子) 56…第2マウント(第2保持部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H037 BA02 BA12 CA02 CA08 CA15 CA16 DA03 DA04 DA05 DA06 DA17 5F073 AB23 AB27 AB28 FA23

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1光学素子が固定された第1保持部材
    と前記第1光学素子の出射光が入射される第2光学素子
    が固定された第2保持部材とを接合することによって第
    1光学素子と第2光学素子を光結合する光学製品の組立
    方法において、 前記第1光学素子が固定された前記第1保持部材の端面
    と、前記第1保持部材の端面と平行に配置され前記2光
    学素子が固定される第2保持部材の端面の間隔をD1と
    すると共に、相互に平行にされた第1光学素子の端面と
    第2光学素子の端面との間隔をd0とする第1工程と、 前記第1保持部材の端面と前記第2保持部材の端面の間
    に接着剤を塗布することによって第1保持部材と第2保
    持部材を接合する第2工程と、 を備え、前記接着剤の体積収縮率をαとした場合に、 d0>αD1 の関係を満たすように前記間隔d0を設定することを特
    徴とする光学製品の組立方法。
  2. 【請求項2】 第1光学素子が固定された第1保持部材
    と前記第1光学素子の出射光が入射される第2光学素子
    が固定された第2保持部材を接合することによって第1
    光学素子と第2光学素子を光結合する光学製品の組立方
    法において、 前記第1光学素子が固定された前記第1保持部材の端面
    と、前記第1保持部材の端面と平行に配置され前記2光
    学素子が固定される第2保持部材の端面との間隔をD1
    とすると共に、相互に平行にされた第1光学素子の端面
    と第2光学素子の端面の間隔をd0とする第1工程と、 前記第1保持部材の端面と前記第2保持部材の端面の間
    に接着剤を塗布することによって第1保持部材と第2保
    持部材を接合する第2工程と、 を備え、5μm<D1<30μmの関係を満たすように
    前記間隔D1を設定することを特徴とする光学製品組立
    方法。
  3. 【請求項3】 第1光学素子が固定された第1保持部材
    と前記第1光学素子の出射光が入射される第2光学素子
    が固定された第2保持部材とを接合することによって第
    1光学素子と第2光学素子を光結合する光学製品の組立
    方法において、 前記第1光学素子が固定された前記第1保持部材の端面
    と前記第1保持部材の端面と平行とされた第2保持部材
    の端面との距離をD0とした後、前記第2保持部材上に
    第2光学素子を載置して前記第2光学素子の端面を前記
    第1光学素子の端面に平行にする第1工程と、 第2保持部材上に載置された第2光学素子と当該第2保
    持部材の間に接着剤を介在させる第2工程と、 前記第2保持部材を前記第1保持部材側に距離D0−D
    1+d0だけ移動させ、前記第2光学素子を前記第1光
    学素子に当接させる第3工程と、 前記第2保持部材の移動停止後に第2光学素子を第1光
    学素子に当接させた状態で前記接着剤を硬化させること
    によって第2光学素子と第2保持部材を接合させる第4
    工程と、 第2保持部材を第1保持部材から離間させる方向に距離
    d0だけ移動させる第5工程と、 前記第1保持部材と前記第2保持部材の端面の間に接着
    剤を塗布して当該第1保持部材と当該第2保持部材を接
    合する第6工程と、 を備えることを特徴とする光学製品の組立方法。
  4. 【請求項4】 第1光学素子が固定された第1保持部材
    と前記第1光学素子の出射光が入射される第2光学素子
    が固定された第2保持部材とを接合することによって第
    1光学素子と第2光学素子を光結合する光学製品組立装
    置において、 前記第1光学素子が固定された第1保持部材を固定する
    第1固定手段と、 前記第2光学素子が固定される第2保持部材を固定する
    第2固定手段と、 前記第2固定手段に固定された前記第2保持部材を前記
    第1保持部材に対して位置決め調整する調整手段と、 前記調整手段によって第2保持部材を第1保持部材に所
    定間隔まで接近させることにより、第2保持部材上に載
    置された第2光学素子が第1光学素子に当接した後、前
    記第2光学素子が前記第2保持部材上を相対移動可能に
    当該第2光学素子を当該第2保持部材に押圧する押圧手
    段と、 前記第2光学素子当接時に第1光学素子が撓むことを防
    止する撓み防止手段と、 を備えることを特徴する光学製品組立装置。
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