JP2003169802A - 超音波用探触子及びそれを用いた超音波診断装置 - Google Patents

超音波用探触子及びそれを用いた超音波診断装置

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JP2003169802A JP2002209708A JP2002209708A JP2003169802A JP 2003169802 A JP2003169802 A JP 2003169802A JP 2002209708 A JP2002209708 A JP 2002209708A JP 2002209708 A JP2002209708 A JP 2002209708A JP 2003169802 A JP2003169802 A JP 2003169802A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数の微細素子への電気的配線の必要がな
く、クロストークや電気的インピーダンスの増大を招か
ずに超音波信号を2次元的に検出することができ、且
つ、超音波の送信機能を備えた超音波用探触子等を低コ
ストで提供する。 【解決手段】 この超音波用探触子1は、超音波を受信
するための受信面を有し、該受信面の各位置に印加され
る超音波に基づいて光を変調する超音波検出素子20
と、超音波を送信する超音波送信素子10とを具備す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波を送受信す
る超音波用探触子に関し、さらに、そのような超音波用
探触子を用いて超音波を送受信することにより医療診断
を行うための超音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、超音波診断装置においては、超音
波の送信手段及び受信手段には同じ方式を用いており、
超音波の送信及び受信を行う素子(振動子)としては、
PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)に代表される圧電セラ
ミックや、PVDF(ポリフッ化ビニリデン:poly
vinyl difluoride)等の高分子圧電素
子を用いた1次元センサアレイが一般的であった。さら
に、そのような1次元センサアレイをスキャンさせるこ
とにより2次元画像を取得し、複数の2次元画像を合成
することにより3次元画像を得ていた。
【0003】しかしながら、この手法によれば、1次元
センサアレイのスキャン方向にタイムラグがあるため、
異なる時刻における断面像を合成することになるので、
合成画像がぼけたものとなってしまう。従って、超音波
診断装置を用いて超音波エコー観察等を行う場合のよう
に、生体を対象とする被写体には適していない。
【0004】超音波を用いて高品位な3次元画像を取得
するためには、センサアレイをスキャンさせることなく
2次元画像を取得できる2次元センサアレイが必要であ
る。このため、上記PZTやPVDFを用いて2次元セ
ンサアレイを作製する手法が検討された。上記PZTや
PVDFを用いる場合には、素子の微細加工と、多数の
微細素子への配線が必要であり、現状以上の微細化と素
子集積は困難である。また、それらが解決されたとして
も、素子間のクロストークが増大したり、微細配線によ
る電気的インピーダンスの上昇によりSN比が劣化した
り、微細素子の電極部が破壊し易くなるといった問題が
あるので、PZTやPVDFを用いた2次元センサアレ
イの実現は困難である。
【0005】一方、PZTのような圧電材料を用いない
超音波センサとして、光ファイバを利用し、超音波信号
を光信号に変換して検出する方式(以下、光検出方式と
いう)のセンサも知られている。このような光検出方式
の超音波センサとして、ファイバブラッググレーティン
グ(FBGと略称)を用いるもの(防衛大のTAKAH
ASHIらによる「Underwater Acous
tic Sensorwith Fiber Brag
g Grating」OPTICAL REVIEW
Vol.4,No.6 (1997)p.691−69
4参照)や、ファブリーペロー共振器(FPRと略称)
構造を用いるもの(東工大のUNOらによる「Fabr
ication and Performance o
f aFiber Optic Micro−Prob
e for Megahertz Ultrasoni
c Field Measurements」T.IE
E Japan, Vol.118−E,No.1
1,’98参照)が報告されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の超音波センサを用いて2次元センサアレイを作製する
と、多数の微細素子への電気的配線が不要で、且つ、良
好な感度が得られるという利点はあるものの、センサ自
体が高価であるため、2次元センサアレイやそれを用い
た超音波用探触子を作製する際のコストが上昇してしま
うという問題があった。また、光検出方式のセンサは、
超音波の送信機能を持たないため、送信機能を備えるこ
とが必要である。
【0007】そこで、上記の点に鑑み、本発明は、多数
の微細素子への電気的配線の必要がなく、クロストーク
や電気的インピーダンスの増大を招かずに超音波信号を
2次元的に検出することができ、且つ、超音波の送信機
能を備えた超音波用探触子を低コストで提供することを
目的とする。さらに、本発明は、そのような超音波用探
触子を適用して2次元又は3次元の超音波画像を得るこ
とができる超音波診断装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、本発明に係る超音波用探触子は、超音波を受信する
ための受信面を有し、該受信面の各位置に印加される超
音波に基づいて光を変調する超音波検出素子と、超音波
を送信する超音波送信素子とを具備する。
【0009】また、本発明に係る超音波診断装置は、超
音波を受信するための受信面を有し、該受信面の各位置
に印加される超音波に基づいて光を変調する超音波検出
素子と、駆動信号に従って超音波を送信する超音波送信
素子とを含む超音波用探触子と、超音波送信素子に印加
する駆動信号を発生する駆動信号発生回路と、複数の画
素を有する光検出器であって、超音波検出素子の対応す
る位置から出力される光を検出して検出信号を出力する
光検出器と、光検出器から出力される検出信号を取り込
んで処理する信号処理手段と、駆動信号の発生タイミン
グ及び検出信号の取込みタイミングを制御する制御手段
と、信号処理手段の出力信号に基づいて画像データを構
成する画像処理部と、画像データに基づいて画像を表示
する画像表示部とを具備する。
【0010】本発明によれば、受信面の各位置に印加さ
れる超音波に基づいて光を変調する超音波検出素子の周
囲又は内部に超音波送信素子を配置することにより、ク
ロストークや電気的インピーダンスの増大を招かずに超
音波信号を2次元的に検出することができ、且つ、超音
波の送信機能を備えた超音波用探触子を、低コストで作
製することができる。従って、そのような超音波用探触
子を用いて良質な2次元又は3次元の超音波画像を得る
ことができる超音波診断装置を実現できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、同一の構
成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
まず、本発明の第1の実施形態に係る超音波用探触子に
ついて説明する。本発明の第1の実施形態に係る超音波
用探触子においては、複数の超音波送信素子が、超音波
検出素子の受信面の周囲に配置されている。
【0012】図1は、本発明の第1の実施形態に係る超
音波用探触子の構造を示す図であり、(a)はハウジン
グ内の正面図、(b)はハウジング内の平面図である。
図1に示すように、超音波用探触子1のハウジング2内
に、超音波送信素子10及び電極11、12を含む複数
の超音波送信部40と、超音波検出素子20及び光ファ
イバ23を含む超音波検出部50とが収納されている。
光ファイバ23は、光源から光を入射し、超音波検出素
子20によって変調された光を光検出器に出射するため
に用いられる。
【0013】超音波送信部40において、超音波送信素
子10は、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)に代表され
る圧電セラミックや、PVDF(ポリフッ化ビニリデ
ン:polyvinyl difluoride)等の
高分子圧電素子のような圧電性を有する材料(圧電素
子)等によって構成される。このような圧電素子にパル
ス状あるいは連続波の電圧(駆動信号)を印加すると、
圧電素子は微少な機械的振動を生じる。この機械的振動
により、パルス状あるいは連続波の超音波が発生し、伝
播媒質中を超音波ビームとして伝わる。電極11、12
は、超音波送信素子10に駆動信号を印加するために用
いられる。
【0014】超音波送信素子10及び超音波検出素子2
0とハウジング2との間には、音響インピーダンスの整
合を図るために音響整合層3を設けることが望ましい。
音響整合層3は、超音波を伝え易いパイレックスガラス
(パイレックスは登録商標)や金属粉入りエポキシ樹脂等
により構成することができる。また、ハウジング2の表
面には、超音波送信素子10や超音波検出素子20を保
護することも兼ねて、シリコンゴム等の音響レンズ材4
を設けることが望ましい。さらに、隣接する超音波送信
素子10の間は、超音波のクロストークを低減させるた
めに、吸音材5で満たすことが望ましい。吸音材5とし
ては、金属粉入りエポキシ樹脂や、フェライト粉入りゴ
ム等が適している。なお、ハウジング2内は、超音波送
信素子10及び超音波検出素子20が設けられた部分の
近傍を除き、樹脂6で固められている。
【0015】ここで、図2を参照しながら、超音波検出
部50における超音波検出素子20の構造及び超音波の
検出原理について詳しく説明する。本実施形態において
は、超音波検出素子20として多層膜センサを用いてい
る。図2に示す超音波検出素子(多層膜センサ)20に
おいて、基板21は、超音波が印加されると歪みを生じ
る膜状の基板であり、例えば、直径2cm程度の円か、
それ以上の面積を有している。基板21には、異なる屈
折率を有する2種類の材料層を交互に積層することによ
り、ブラッググレーティング構造を有する多層膜22が
形成されている。図2においては、屈折率n1を有する
材料層Aと、屈折率n2を有する材料層Bとが示されて
いる。
【0016】多層膜22の周期構造のピッチ(間隔)を
dとし、入射光の波長をλとすると、ブラッグの反射条
件は次の式で表される。ただし、mは任意の整数であ
る。 2d・sinθ=mλ ・・・(1) ここで、θは入射面から測った入射角であり、θ=π/
2とすると次の式のようになる。 2d=mλ ・・・(2) ブラッググレーティングは、ブラッグの反射条件を満た
す特定の波長の光を選択的に反射し、その他の波長の光
を透過させる。
【0017】超音波検出素子20に超音波を伝搬させる
と、超音波の伝搬に伴い基板21及び多層膜22が歪
み、多層膜22の面の各位置において周期構造のピッチ
dが変化するので、選択的に反射される光の波長λが変
化する。ブラッググレーティングの反射特性において
は、最も反射率の高い(透過率の低い)中心波長の前後
に反射率の変化する傾斜領域があり、この傾斜領域にお
いて中心波長を有する検出光を多層膜22に入射させな
がら超音波を加える。すると、受信面の各位置における
超音波の強さに応じた反射光の強度変化を観測できる。
この光の強度変化を超音波の強度に換算することによ
り、超音波の2次元強度分布情報を取得できる。
【0018】基板21の材料としては、石英ガラス(S
iO2)やBK7(ショット社の製品)等の光学ガラス
等が用いられる。また、材料層A及びBに用いられる物
質としては、屈折率が互いに10%以上異なる物質の組
み合わせが望ましい。即ち、n1<n2のとき、n1×
1.1≦n2を満たす物質を選択する。これは、材料層
Aと材料層Bとの境界面において、高い反射率を得るた
めである。また、材料層A及びBは、伸縮しやすい物質
であることが望ましい。これは、超音波が印加された際
の歪み量を増大し、結果的にシステムの感度を高めるた
めである。このような条件を満たす物質としては、例え
ば、石英ガラス(SiO2)と酸化チタン(Ti23
との組み合わせが挙げられる。1520nmのレーザ光
に対するSiO2の屈折率は約1.45、Ti23の屈
折率は約2.0であり、これは、屈折率が10%以上異
なるという上記の条件を十分に満たしている。これ以外
には、石英ガラス(SiO2)と酸化タンタル(Ta2
5)との組み合わせ等を用いることができる。
【0019】材料層A及びBの層厚(膜厚)は、多層膜
22に入射する光の波長λの概ね1/4程度であること
が望ましい。ここで、膜厚とは、材料層の屈折率(n)
と材料層の厚さ(t)との積で表される光学距離であ
る。即ち、nt=λ/4が条件となる。これにより、多
層膜22の周期構造のピッチが入射光の波長の概ね1/
2程度となり、ブラッグの反射条件の式(2)を満たす
波長の光を選択的に反射し、その他の波長の光を透過さ
せるようになる。また、層厚が概ねλ/4である材料層
A及びBを含む多層膜の所々に、層厚が概ねλ/2であ
る材料層A又はBを含むようにしても良い。
【0020】このような材料層A及びBが、基板21上
に、真空蒸着やスパッタリング等の方法によって多層
(例えば、各100層)形成されている。ここで、基板
にSiO2、材料層にSiO2及びTi23を用いて、そ
れぞれ100層ずつ、計200層として作製した多層膜
センサを用い、レーザ光を入射するシミュレーションを
行ったところ、次のような結果が得られた。即ち、入射
光の波長の変化に対する反射率の傾斜は、反射率25%
において、2.8dB/0.01nmであった。このよ
うに、多層膜22の層数を増やすことにより、反射率が
高くなると共に、波長の変化に対して反射率は急峻な変
化を示すようになり、超音波検出素子20の感度を上げ
ることができる。
【0021】ところで、図2に示す多層膜センサ20に
おいては、超音波有感部である多層膜22の厚さ、即
ち、ブラッググレーティング部の長さを、ブラッググレ
ーティング部における超音波波長λSの長さよりも短く
することが望ましく、さらには、多層膜22の厚さを、
ブラッググレーティング部における超音波波長λSの長
さの概略3/4以下にすることが望ましい。ここで、ブ
ラッググレーティング部における超音波波長λSは、下
記の(3)式によって表される。 (超音波波長λS)=(ブラッググレーティング部における音速) /(超音波の周波数) ・・・(3 )
【0022】このようにブラッググレーティング部の長
さを限定する理由は、次の通りである。即ち、ブラッグ
グレーティング部の長さがブラッググレーティング部に
おける超音波波長λSの概略3/4より大きい場合に
は、検出された波形が実際に受信した超音波の波形と比
較して低周波側に歪むと共に、センサの感度が低くなっ
てしまうからである。これは、超音波がブラッググレー
ティング部を伝搬する過程で、ブラッググレーティング
部内に伸び縮みの位相が反転する部分が生じてしまい、
センサ部全体としてみた場合に、伸び縮みの位相が相殺
されてしまうからと考えられる。
【0023】このような現象を避けるためには、ブラッ
ググレーティング部の長さをブラッググレーティング部
における超音波波長よりも短くすることが必要であり、
望ましくは超音波波長の概略3/4以下、さらに望まし
くは半分程度とすれば良い。例えば、図3の(a)及び
(b)は、センサ長3/4λS及びセンサ長3/2λS
有する2種類のブラッググレーティングに、周波数帯域
3.5MHzの超音波を印加したときに、それぞれのセ
ンサから出力された検出信号の波形を示している。図3
の(a)に示すように、センサ長が3/4λSの場合に
は、印加される超音波に応じて検出信号の振幅が観測さ
れた。これに対して、図3の(b)に示すように、セン
サ長が3/2λSの場合には、検出信号の振幅の変化は
ほとんど観測されなかった。このように、ブラッググレ
ーティング構造を有する超音波有感部においては、セン
サ長が長くなると、センサの感度が著しく悪化してしま
う。
【0024】また、異なるセンサ長を有するブラッググ
レーティングに対してそれぞれ超音波を印加すると、図
4に示すような検出信号の波形が得られる。図4は、セ
ンサ長1/2λS、3/4λS、λS、3/2λSを有する
4種類のセンサに対して、サイン波の2波長に相当する
2周期に渡って超音波を印加すると仮定して行ったシミ
ュレーションの結果を示している。図4において、セン
サ長が(1/∞)λS、即ち無限小であるときの波形
は、超音波の2周期分の波形を示す理想的な波形であ
る。これに対して、他のセンサ長を用いたときの波形
は、センサ長が長くなるに従い、検出信号の振幅は小さ
くなり、検出信号の位相は遅れてくる。また、センサ長
がλであるときには、1/2波長を検出した後に振幅が
0になっている部分が続いている。これは、超音波がセ
ンサ内を伝搬する途中に、センサ内に存在する振幅の平
均値が0になる状態が続いているためと思われる。さら
に、センサ長が3/2λSであるときには、振幅がより
小さくなり、波形が超音波の受信波形の相似形にもなっ
ていない。このように、センサ長が長くなると、センサ
の性能が悪くなる。このため、位相及び振幅を含む超音
波の波形をセンサから出力される検出信号によって忠実
に再現するためには、センサ長を無限に短くする必要が
ある。しかしながら、図4に示すように、センサ長が3
/4λSであるときの波形程度の検出信号を得ることが
できれば、予め位相歪みを得て、この位相歪みを用いて
超音波の受信波形を再現することは可能である。また、
一般的な超音波受信装置において、検出信号は位相整合
処理やローパスフィルタ処理等を経て画像化されるの
で、検出信号を画像化する際には、検出信号の波形とし
ては必ずしも超音波の受信波形を忠実に再現する必要は
ない。例えば、図4に示すセンサ長が3/4λSである
ときの波形程度の歪みであれば、超音波の受信波形を完
全に再現しなくても実用上問題にはならない。従って、
センサ長が3/4λS以下であれば、画像化するために
必要な検出信号を得ることができると考えられる。
【0025】例えば、検出対象である超音波の周波数が
3.5MHz、ブラッググレーティング部の材質中の音
速が5500m/sであるとき、ブラッググレーティン
グ部を伝搬する超音波の波長λSは、次のように算出さ
れる。 λS=5500/(3.5×106) =1571.4(μm) 従って、ブラッググレーティング部の長さの上限は、次
のように算出される。 1571×(3/4)=1178.5(μm) これより、ブラッググレーティング部の長さを117
8.5μm以下(例えば、1mm程度)とすれば、ブラ
ッググレーティング部内の伸び縮み位相の反転による影
響を抑制することができる。従って、特に多層膜22の
垂直方向からの超音波に対して高い感度を得ることがで
きる。
【0026】本実施形態に係る超音波用探触子において
は、図2に示す超音波検出素子(多層膜センサ)20の
替わりに、図5に示す超音波検出素子(エタロンセン
サ)24を用いることもできる。図5に示す超音波検出
素子(エタロンセンサ)24において、基板25は、超
音波によって変形する膜状の基板であり、例えば、直径
2cm程度の円か、それ以上の面積を有している。基板
25と対向して、基板26が配置されており、これらは
エタロンと同様の構造を形成している。
【0027】基板25及び26の反射率をR、これらの
基板の間隔をdとし、入射光の波長をλとすると、エタ
ロンの透過率Tは次のように表される。ただし、nは任
意の整数である。 T=[1+4R/(1−R)2・sin2(φ/2)]-1 ・・・(4) φ=2π/λ・2nd・cosθ ・・・(5) ここで、θは出射面の垂線から測った出射角であり、θ
=0とすると次の式のようになる。 φ=4πnd/λ ・・・(6) エタロンは、波長λの光を透過率Tで透過し、反射率
(1−T)で反射する。
【0028】超音波検出素子24に超音波を伝搬させる
と、基板25が歪み、受信面の各位置において基板25
及び26の間隔dが変化するので、波長λの光の反射率
が変化する。エタロンの反射特性は、波長変化に対して
周期的に変化する。反射特性の変化率の大きい領域に中
心波長を有する検出光を基板26に入射させながら超音
波を加えると、受信面の各位置における超音波の強さに
応じた反射光の強度変化を観測できる。この反射光の強
度変化を超音波の強度に換算することにより、超音波の
強度を2次元的に計測することができる。
【0029】次に、本発明の第2の実施形態に係る超音
波用探触子について説明する。本発明の第2の実施形態
に係る超音波用探触子においては、超音波送信素子の受
信面が、少なくとも1つの超音波送信素子を囲むように
形成されている。
【0030】図6は、本発明の第2の実施形態に係る超
音波用探触子の構造を示す図であり、図6の(a)は1
つの超音波送信素子を有する超音波用探触子のハウジン
グ内の平面図、図6の(b)は複数の超音波送信素子を
有する超音波用探触子のハウジング内の平面図である。
図6の(a)及び(b)に示すように、超音波用探触子
1のハウジング2内に、少なくとも1つの超音波送信素
子10と、超音波検出素子20とが収納されている。超
音波検出素子20の中心に1つの超音波送信素子10を
配置する場合には、送信波のビームスキャンはできない
ので、無指向性の超音波送信素子を用いることが望まし
い。一方、超音波検出素子20に複数の超音波送信素子
10を1次元又は2次元的に配置する場合には、1次元
又は2次元的なビームスキャン送信が可能になる。
【0031】本実施形態においては、図2に示すような
超音波検出素子(多層膜センサ)20を用いているが、
図5に示すような超音波検出素子(エタロンセンサ)2
4を用いることも可能である。
【0032】図7は、本実施形態に係る超音波用探触子
の第1の製造方法を説明するための図であり、図6の
(b)のA−A’面における断面を示している。まず、
図7の(a)に示すように、石英ガラス(SiO2)や
BK7(ショット社の製品)等の光学ガラス等を材料と
する基板21上に、電極12、超音波送信素子10、電
極11を形成する。その際、電極11及び12は、基板
21の反対側まで突き抜けるようにする。
【0033】次に、図7の(b)に示すように、電極1
2、超音波送信素子10、電極11が形成された基板2
1上に、異なる屈折率を有する2種類の材料層を交互に
積層することにより、ブラッググレーティング構造を有
する多層膜22を形成する。2種類の材料としては、例
えば、石英ガラス(SiO2)と酸化チタン(Ti
2 3)との組み合わせや、石英ガラス(SiO2)と酸
化タンタル(Ta25)との組み合わせ等を用いること
ができる。2種類の材料層の形成は、真空蒸着やスパッ
タリング等の方法によって行う。
【0034】次に、図7の(c)に示すように、電極1
1上に形成された多層膜22を選択性エッチング等によ
り除去する。これにより、超音波検出素子20の受信面
が、超音波送信素子10を囲むように形成される。な
お、ここでは基板21の超音波受信面と同じ側に多層膜
22を形成したが、基板21の超音波受信面と反対側に
多層膜22を形成しても良い。
【0035】図8は、本実施形態に係る超音波用探触子
の第2の製造方法を説明するための図であり、図6の
(b)のA−A’面における断面を示している。まず、
図8の(a)に示すように、光学ガラス等を材料とする
基板21に、複数の開口を形成する。
【0036】次に、図8の(b)に示すように、基板2
1の図中下側の面上に、異なる屈折率を有する2種類の
材料層を交互に積層することにより、ブラッググレーテ
ィング構造を有する多層膜22を形成する。次に、図8
の(c)に示すように、基板21の開口内に、電極1
1、超音波送信素子10、電極12を含む超音波送信部
を挿入する。これにより、超音波検出素子20の受信面
が、超音波送信素子10を囲むように形成される。
【0037】次に、本発明の一実施形態に係る超音波診
断装置について説明する。図9は、本実施形態に係る超
音波診断装置を示すブロック図である。この超音波診断
装置は、以上述べたような本発明に係る超音波用探触子
を用いたものである。図9に示すように、超音波用探触
子1は、超音波送信素子を含む超音波送信部40と、超
音波検出素子を含む超音波検出部50とを有している。
【0038】本実施形態に係る超音波診断装置は、駆動
信号発生回路30と、光源31と、ビームエキスパンダ
ー32と、分波器33と、結像系34と、光検出器35
とを含んでいる。この中で、ビームエキスパンダー32
と結像系34は、任意の構成要素である。超音波送信部
40は、駆動信号発生回路30によって発生される駆動
信号に基づいて超音波を送信する。超音波送信部40か
ら送信された超音波は、被検体によって反射され、超音
波検出部50によって受信される。超音波検出部50に
は、光源31によって発生された光が、ビームエキスパ
ンダー32及び分波器33を介して入射しており、この
入射光は、超音波検出部50に印加される超音波に基づ
いて変調されて反射される。反射された光は、分波器3
3及び結像系34を介して光検出器35に入射し、光検
出器35によって2次元的に検出される。
【0039】また、この超音波診断装置は、信号処理部
61及びA/D変換器62を含む信号処理手段60と、
タイミングコントロール部70と、1次記憶部80と、
画像処理部90と、画像表示部100と、2次記憶部1
10とを含んでいる。光検出器16から出力される検出
信号は、信号処理部61において信号処理が施され、さ
らに、A/D変換器62においてディジタル信号に変換
される。
【0040】タイミングコントロール部70は、所定の
タイミングで駆動信号を発生するように駆動信号発生回
路30を制御すると共に、送信時刻から一定時間経過後
に光検出器16から出力される検出信号を取り込むよう
に、信号処理手段60を制御する。このように、駆動信
号及び検出信号をコントロールすることにより、読み取
る時間帯を限定し、被写体の特定の深さからの超音波の
反射を光検出することができる。
【0041】1次記憶部80は、信号処理手段60にお
いて取得された複数枚の面データを記憶する。画像処理
部90は、それらのデータに基づいて、2次元データ又
は3次元データを再構成すると共に、補間、レスポンス
変調処理、階調処理等の処理を施す。画像表示部100
は、例えば、CRTやLCD等のディスプレイ装置であ
り、これらの処理を施された画像データに基づいて画像
を表示する。さらに、2次記憶部110は、画像処理部
90において処理されたデータを記憶する。
【0042】次に、本実施形態に係る超音波診断装置の
動作について、図10を参照しながら説明する。図10
において、駆動信号発生回路30は、パルス状又は連続
波状の駆動信号を発生する。この駆動信号は、電極1
1、12を介して超音波送信素子10に印加され、超音
波送信素子10は、駆動信号に基づいて超音波を送信す
る。超音波送信素子10から送信された超音波は、被検
体によって反射され、超音波検出素子20によって受信
される。
【0043】光源31は、例えば、500〜1600n
mの単波長を有するシングルモードレーザ光を発生す
る。また、分波器33は、ハーフミラー又は光サーキュ
レータ又は偏光ビームスプリッター等によって構成さ
れ、第1の方向から入射した入射光を第2の方向に通過
させると共に、第2の方向から戻ってくる反射光を第1
の方向とは別の第3の方向に通過させる。本実施形態に
おいては、分波器33としてハーフミラーを用いてい
る。ハーフミラーは、入射光を透過して、入射方向と反
対の方向から戻ってくる反射光を、入射方向とほぼ90
°の角度をなす方向に反射する。ここで、入射光が分波
器33を通過する前に、ビームエキスパンダー32によ
って入射光を拡大しても良い。
【0044】超音波検出素子20は、基板21と、該基
板の上に積層された多層膜22とを含んでおり、伝搬す
る超音波を受信して各位置における超音波の強さに応じ
て歪みを生じる超音波受信面を有する。超音波検出素子
20は、光源31から分波器33を介して多層膜22に
入射した光を、基板21に印加される超音波に基づいて
変調して反射する。超音波検出素子20によって反射さ
れた光は、さらに分波器33によって反射され、複数の
画素を有する光検出器35に入射する。
【0045】光検出器35は、CCD、MOS型セン
サ、又は、複数のPD(フォトダイオード)で構成され
る2次元アレイ検出器である。光検出器35は、超音波
検出素子20の対応する位置から分波器12を介して入
射した光を複数の画素ごとに検出し、それぞれの画素に
おける光強度に応じた検出信号を出力する。ここで、反
射光は、直接あるいは光ファイバー等を通して光検出器
35に入射するようにしても良いし、分波器33の後段
にレンズ等の結像系34を設けて、これを介して光検出
器16に結像するようにしても良い。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、光検出器の複数の画素
に対応した超音波受信面を有する超音波検出素子を用い
ることにより、多数の微細素子への電気的配線の必要が
なく、クロストークや電気的インピーダンスの増大を招
かずに、超音波を2次元的に検出することができる。さ
らに、このような超音波検出素子の周囲又は内部に超音
波送信素子を配置することにより、超音波の送受信機能
を備えた超音波用探触子を、低コストで作製することが
できる。従って、このような超音波用探触子を適用した
超音波診断装置を用いることにより、良質な2次元又は
3次元の超音波画像を得ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る超音波用探触子
の構造を示す図であり、(a)はハウジング内の正面
図、(b)はハウジング内の平面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態において用いる超音波
検出素子を拡大して示す図である。
【図3】異なるセンサ長を有するセンサに超音波を印加
し、センサから出力される検出信号を観測する実験結果
を示す図である。
【図4】異なるセンサ長を有するセンサに超音波を印加
し、センサから出力される検出信号を観測するシミュレ
ーション結果を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施形態において用いることの
できる別の超音波検出素子を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る超音波用探触子
の構造を示す図であり、(a)は1つの超音波送信素子
を有する超音波用探触子のハウジング内の平面図、
(b)は複数の超音波送信素子を有する超音波用探触子
のハウジング内の平面図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る超音波用探触子
の第1の製造方法を説明するための断面図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係る超音波用探触子
の第2の製造方法を説明するための断面図である。
【図9】本発明の一実施形態に係る超音波診断装置の構
成を示すブロック図である。
【図10】本発明の一実施形態に係る超音波診断装置の
動作を説明するための図である。
【符号の説明】
1 超音波用探触子 2 ハウジング 3 音響整合層 4 音響レンズ材 5 吸音材 6 樹脂 10 超音波送信素子 11、12 電極 20、24 超音波検出素子 21、25、26 基板 22 多層膜 23 光ファイバ 30 駆動信号発生回路 31 光源 32 ビームエキスパンダー 33 分波器 34 結像系 35 光検出器 40 超音波送信部 50 超音波検出部 60 信号処理手段 61 信号処理部 62 A/D変換器 70 タイミングコントロール部 80 1次記憶部 90 画像処理部 100 画像表示部 110 2次記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G047 AC13 BC13 CA01 CA04 DB02 DB12 EA14 EA16 GA02 GB02 GB17 GB29 GB35 GB36 GB38 4C301 AA03 EE04 EE17 EE20 GB10 GB14 GB22 GB27 GB33 GB36 GB37 GB38 GB40 JB03 JC01 JC20 KK03 KK16 LL03 5D019 DD00 EE05 FF04 GG01

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波を受信するための受信面を有し、
    該受信面の各位置に印加される超音波に基づいて光を変
    調する超音波検出素子と、 超音波を送信する超音波送信素子と、を具備する超音波
    用探触子。
  2. 【請求項2】 複数の前記超音波送信素子が、前記超音
    波検出素子の受信面の周囲に配置されている、請求項1
    記載の超音波用探触子。
  3. 【請求項3】 前記超音波検出素子の受信面が、少なく
    とも1つの超音波送信素子を囲むように形成されてい
    る、請求項1記載の超音波用探触子。
  4. 【請求項4】 前記超音波検出素子が、ブラッググレー
    ティング構造を含む、請求項1〜3のいずれか1項記載
    の超音波用探触子。
  5. 【請求項5】 前記超音波検出素子が、異なる屈折率を
    有する2種類の材料を交互に積層することにより形成さ
    れる多層膜を含む、請求項1〜4のいずれか1項記載の
    超音波用探触子。
  6. 【請求項6】 前記異なる屈折率を有する2種類の材料
    が、互いに10%以上異なる屈折率を有する、請求項5
    記載の超音波用探触子。
  7. 【請求項7】 前記多層膜を形成する各材料の層が、該
    多層膜に入射する光の波長の概1/4の膜厚を有する層
    を含む、請求項5又は6記載の超音波用探触子。
  8. 【請求項8】 前記多層膜を形成する各材料の層が、該
    多層膜に入射する光の波長の概1/2の膜厚を有する層
    をさらに含む、請求項7記載の超音波用探触子。
  9. 【請求項9】 前記超音波検出素子が、所定の間隙を有
    するように対向する2つの膜を含む、請求項1〜3のい
    ずれか1項記載の超音波用探触子。
  10. 【請求項10】 前記超音波検出素子における超音波有
    感部の長さが、該超音波有感部を伝搬する超音波の波長
    の3/4以下の長さを有する、請求項1〜9のいずれか
    1項記載の超音波用探触子。
  11. 【請求項11】 前記超音波送信素子が、駆動信号に従
    って超音波を送信する圧電素子を含む、請求項1〜10
    のいずれか1項記載の超音波用探触子。
  12. 【請求項12】 超音波を受信するための受信面を有
    し、該受信面の各位置に印加される超音波に基づいて光
    を変調する超音波検出素子と、前記超音波検出素子の受
    信面の周囲に配置され、駆動信号に従って超音波を送信
    する複数の超音波送信素子とを含む超音波用探触子と、 前記超音波送信素子に印加する駆動信号を発生する駆動
    信号発生回路と、 複数の画素を有する光検出器であって、前記超音波検出
    素子の対応する位置から出力される光を検出して検出信
    号を出力する前記光検出器と、 前記光検出器から出力される検出信号を取り込んで処理
    する信号処理手段と、 前記駆動信号の発生タイミング及び前記検出信号の取込
    みタイミングを制御する制御手段と、 前記信号処理手段の出力信号に基づいて画像データを構
    成する画像処理部と、 前記画像データに基づいて画像を表示する画像表示部
    と、を具備する超音波診断装置。
  13. 【請求項13】 駆動信号に従って超音波を送信する少
    なくとも1つの超音波送信素子と、超音波を受信するた
    めの受信面であって、前記少なくとも1つの超音波送信
    素子を囲むように形成されている該受信面を有し、該受
    信面の各位置に印加される超音波に基づいて光を変調す
    る超音波検出素子とを含む超音波用探触子と、 前記超音波送信素子に印加する駆動信号を発生する駆動
    信号発生回路と、 複数の画素を有する光検出器であって、前記超音波検出
    素子の対応する位置から出力される光を検出して検出信
    号を出力する前記光検出器と、 前記光検出器から出力される検出信号を取り込んで処理
    する信号処理手段と、 前記駆動信号の発生タイミング及び前記検出信号の取込
    みタイミングを制御する制御手段と、 前記信号処理手段の出力信号に基づいて画像データを構
    成する画像処理部と、 前記画像データに基づいて画像を表示する画像表示部
    と、を具備する超音波診断装置。
  14. 【請求項14】 前記超音波検出素子が、ブラッググレ
    ーティング構造を含む、請求項12又は13記載の超音
    波診断装置。
  15. 【請求項15】 前記超音波検出素子が、異なる屈折率
    を有する2種類の材料を交互に積層することにより形成
    される多層膜を含む、請求項12又は13記載の超音波
    診断装置。
  16. 【請求項16】 前記超音波検出素子が、所定の間隙を
    有するように対向する2つの膜を含む、請求項12又は
    13記載の超音波診断装置。
  17. 【請求項17】 前記超音波送信素子が、駆動信号に従
    って超音波を送信する圧電素子を含む、請求項12〜1
    6のいずれか1項記載の超音波診断装置。
  18. 【請求項18】 前記光検出器が、CCD、MOS型セ
    ンサ、又は、複数のフォトダイオードを含む、請求項1
    2〜17のいずれか1項記載の超音波診断装置。
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