JP2003167832A - メッセージ処理システムおよびメッセージ処理装置 - Google Patents

メッセージ処理システムおよびメッセージ処理装置

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JP2003167832A
JP2003167832A JP2001364753A JP2001364753A JP2003167832A JP 2003167832 A JP2003167832 A JP 2003167832A JP 2001364753 A JP2001364753 A JP 2001364753A JP 2001364753 A JP2001364753 A JP 2001364753A JP 2003167832 A JP2003167832 A JP 2003167832A
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JP2001364753A
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Shinichi Ban
慎一 伴
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子的メッセージの送信側の操作負担を低減
できるメッセージ処理技術を提供する。 【解決手段】 メッセージ処理システム1は、デジタル
カメラ10と画像サーバ30とを備えている。デジタル
カメラ10は、複数の選択肢の中から画像の種類等に適
した受信先を指定して、画像が添付された電子メール
(電子的メッセージ)をその受信先に向けて発信する。
画像サーバ30は、複数のメールアドレスを管理し、こ
れらのメールアドレス宛に発信された電子メールをメー
ルサーバ20を介して受信する。画像サーバ30は、電
子メールから取り出した画像に対して、その受信先メー
ルアドレスごとに予め設定された所定のデータ処理を施
す。この所定の処理としては、画像を所定の表示テンプ
レートに従って表示させる表示出力処理、および画像に
対して所定の画像補正を施す処理などが挙げられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データ等のマ
ルチメディアデータを含む電子的メッセージ(電子メー
ルなど)の処理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルカメラの中には、撮像した画像
データ(以下、単に「画像」とも称する)を送信するた
め、ネットワーク機能を有するものが存在する。これに
よれば、撮像した画像をネットワークを介して所定の画
像サーバ等に送信することが可能である。具体的には、
このようなネットワーク機能としては、電子メール(E-
Mail)が挙げられる。すなわち、デジタルカメラの中に
は、撮像画像を電子メールに添付して送信することによ
って、撮像画像を所定の画像サーバへ送信するものが存
在する。
【0003】ところで、現状において、送信した画像を
どのように利用するかについては、十分な考慮がなされ
ているとは言えないが、このような技術の一つとして例
えば次のようなものが存在する。
【0004】すなわち、複数の画像を分類して保存した
いという要求が存在する場合において、画像を添付する
電子メールの本文に、各添付画像に対するキーワードを
各添付画像に関連づけて記載しておき、この電子メール
を受信した画像サーバがその電子メールの本文に記載さ
れたキーワードの中からあらかじめ定められたキーワー
ドを検索し、各キーワードに関連づけられた複数のカテ
ゴリーに各添付画像を分類する技術が存在する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな電子メールの送信技術においては、送信側のデジタ
ルカメラにおける文字入力の操作性は非常に悪いにもか
かわらず、送信側のデジタルカメラでキーワードの入力
作業が必要とされるという問題を有している。このよう
に、送信側機器の操作者は、非常に困難な操作を要求さ
れることになり、送信者側の操作負担は大きなものとな
る。
【0006】また、送信者側の操作負担の問題は、画像
を分類したい場合だけでなく、所定の画像処理を施した
い場合などにおいても生じ得る問題である。
【0007】そこで、本発明は前記問題点に鑑み、電子
的メッセージの送信側の操作負担を低減できるメッセー
ジ処理技術を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、電子的メッセージを処理するシ
ステムであって、マルチメディアデータを含む電子的メ
ッセージの受信先を指定する指定手段と、前記指定手段
により指定された前記受信先に向けて前記電子的メッセ
ージを発信する発信手段と、前記発信手段から発信され
た前記電子的メッセージを受信する受信手段と、前記電
子的メッセージに含まれる前記マルチメディアデータに
対して施すべきデータ処理の内容を、当該電子的メッセ
ージの受信先ごとに予め設定する設定手段と、前記受信
手段により受信された前記電子的メッセージに含まれる
前記マルチメディアデータに対して、その受信先に応じ
て前記設定手段により予め設定された所定のデータ処理
を施す処理手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】請求項2の発明は、電子的メッセージを処
理する装置であって、マルチメディアデータを含む電子
的メッセージを受信する受信手段と、前記電子的メッセ
ージに含まれる前記マルチメディアデータに対して施す
べきデータ処理の内容を、当該電子メッセージの受信先
ごとに予め設定する設定手段と、前記受信手段により受
信された電子的メッセージに含まれる前記マルチメディ
アデータに対して、その受信先に応じて前記設定手段に
より予め設定された所定のデータ処理を施す処理手段
と、を備えることを特徴とする。
【0010】請求項3の発明は、請求項2の発明に係る
メッセージ処理装置において、前記マルチメディアデー
タは画像データを含み、前記所定のデータ処理は、前記
画像データを所定の表示形式に従って表示させるための
表示出力処理を含むことを特徴とする。
【0011】請求項4の発明は、請求項3の発明に係る
メッセージ処理装置において、前記所定の表示形式は、
前記画像データを表示する画像領域と当該画像データに
対するコメントを表示するコメント領域とを対応させて
表示する形式を有することを特徴とする。
【0012】請求項5の発明は、請求項4の発明に係る
メッセージ処理装置において、前記所定の表示形式は、
前記画像領域内の部分領域が前記画像データに対する前
記コメントと高い関連性を有している部分領域である旨
を示す関連づけ表示を行うことが可能であることを特徴
とする。
【0013】請求項6の発明は、請求項4の発明に係る
メッセージ処理装置において、前記所定の表示形式は、
前記画像領域内の部分領域を拡大して表示させることが
可能であることを特徴とする。
【0014】請求項7の発明は、請求項6の発明に係る
メッセージ処理装置において、前記所定の表示形式は、
前記拡大して表示された前記部分領域のみに対して所定
の画像処理を行うことが可能であることを特徴とする。
【0015】請求項8の発明は、請求項2の発明に係る
メッセージ処理装置において、前記マルチメディアデー
タは画像データを含み、前記所定のデータ処理は、前記
画像データに対する所定の画像補正処理を含むことを特
徴とする。
【0016】請求項9の発明は、請求項8の発明に係る
メッセージ処理装置において、前記所定の画像補正処理
は、色相補正、彩度補正、明度補正、トーンカーブ補
正、ヒストグラム補正、アンシャープマスク補正のうち
の少なくとも1つの処理を含むことを特徴とする。
【0017】請求項10の発明は、請求項2ないし請求
項9のいずれかの発明に係るメッセージ処理装置におい
て、前記電子的メッセージは、電子メールであることを
特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0019】<A.システム構成> <A1.概要>図1は、本発明の実施形態に係るメッセ
ージ処理システム1の構成を示す概略図である。この実
施形態においては、電子的メッセージとして電子メール
を利用し、そのメッセージを用いた送信対象となるマル
チメディアデータとして画像データ(静止画像データ)
を対象とする場合を例示する。
【0020】図1に示すように、このメッセージ処理シ
ステム1は、複数のデジタルカメラ10とメールサーバ
コンピュータ(以下、単に「メールサーバ」とも称す
る)20と画像データの保存等を行うサーバコンピュー
タ(以下、単に「画像サーバ」とも称する)30と複数
のクライアントコンピュータ(以下単に「クライアン
ト」とも称する)40とを備えている。また、各デジタ
ルカメラ10とメールサーバ20と画像サーバ30と各
クライアント40とはネットワークNを介してデータ通
信が可能となるように相互に接続されている。また、こ
のうち、画像サーバ30は、メッセージ処理装置として
機能する。
【0021】ここで、「ネットワーク」とは、データ通
信を行う通信回線網であり、具体的には、インターネッ
ト、LAN、WAN、CATV、ICN(Inter-Commun
ityNetwork)などの、電気通信回線(光通信回線を含
む)により構成される各種の通信回線網である。ネット
ワークに対する接続形態は、専用回線などを利用した常
時接続であってもよいし、アナログ回線あるいはデジタ
ル回線(ISDN)などの電話回線を利用したダイアル
アップ接続などの一時的な接続のいずれであってもよ
い。また、その伝送方式は、無線方式および有線方式の
いずれであってもよい。
【0022】このメッセージ処理システム1において
は、デジタルカメラ10により撮像された画像データ
(以下、単に「画像」とも称する)が、電子メール(単
に「メール」とも称する)に添付されて画像サーバ30
に発信(送信)される。このとき、デジタルカメラ10
の操作者は、複数のメールアドレスの中からその撮像画
像の種類または性質等に適したメールアドレスを選択し
て指定し、このメールの受信先(言い換えれば送信先)
として決定する。そして、デジタルカメラ10は、デジ
タルカメラ10の通信機能等を利用して、画像データを
添付したメール(画像添付メール)を、指定された受信
先に向けて発信する。なお、ここでは、画像データとし
て「静止画像データ」を発信する場合を想定するが、後
述するように、画像データとして「動画データ」を発信
するようにしても良い。
【0023】画像サーバ30は、複数の受信用のメール
アドレスを管理し、これらのメールアドレス宛に発信さ
れた画像添付メールをメールサーバ20を介して受信す
る。なお、画像サーバ30は、単一のデジタルカメラ1
0から発信された画像添付メールだけでなく、複数のデ
ジタルカメラ10からの画像添付メールをも受信するこ
とが可能である。
【0024】この画像添付メールを受信した画像サーバ
30は、受信したメールから画像(より正確には画像デ
ータ)を抽出し、その画像に対して所定のデータ処理を
施す。この所定のデータ処理の内容は、各メールの受信
先(言い換えれば送信先アドレス)ごとに予め設定され
ており、画像サーバ30は、処理対象メールの送信先ア
ドレス(受信先)に応じた所定のデータ処理をその添付
画像に対して施す。
【0025】この所定のデータ処理としては、後述する
ように、画像を所定の表示形式に従って表示させる処
理、および、画像に対する所定の画像補正処理などが挙
げられる。
【0026】さらに、画像サーバ30は、WWW(Worl
d Wide Web)サーバとして構築されており、各クライア
ント40からアクセスすることが可能である。したがっ
て、各クライアント40は、画像サーバ30によって所
定の表示形式に従って表示された画像を閲覧することな
どができる。具体的には、HTML(HyperText Markup
Language)で記述されたウエブページを、任意のHT
MLブラウザを用いて、閲覧することができる。
【0027】このようなシステムによれば、デジタルカ
メラ10のユーザは、複数のメールアドレスの中から撮
像画像に適したメールアドレスを選択し、その選択した
メールアドレスに向けて撮像画像を添付したメールを送
信することによって、その撮像画像に対して所定のデー
タ処理を施すことが可能になる。そして、後述するよう
に、画像に対してどのような処理を行うべきかについて
は、画像サーバ30において設定されるので、パーソナ
ルコンピュータなどと比較して操作性が劣るデジタルカ
メラ10によって設定する必要がない。このように、こ
のメッセージ処理システム1によれば、デジタルカメラ
10において文字入力を行う必要性を低減できるので、
画像添付メールの送信者側の操作負担を低減することが
できる。
【0028】<A2.デジタルカメラ>デジタルカメラ
10は、撮像部11および送信部(発信部)12を有し
ている。撮像部11は、撮影レンズを用いて被写体の像
を撮像素子(CCDなど)上に結像させ、この撮像素子
等により光電変換を行うことによって、電子的な情報と
して画像データを取得する。送信部12は、ネットワー
クNに対する接続機能を果たす機能部であり、具体的に
は、デジタルカメラ10の本体内、またはその本体に挿
抜可能なカード内に設けられる。この送信部12は、撮
像部11を用いて撮影した画像(撮影画像)を、指定ア
ドレスに向けて送信(発信)することができる。アドレ
スの指定動作および送信動作(発信動作)等について
は、後述する。
【0029】<A3.メールサーバ>メールサーバ20
は、POP3(Post Office Protocol Version 3)など
のプロトコルを用いたサーバである。メールサーバ20
が管理するメールアドレスに向けて発信されたメール
は、このメールサーバ20に一旦保存される。そして、
受信先アドレスの本来の受信者は、このメールサーバ2
0にアクセスすることにより、その受信先アドレス宛の
メールを受信することができる。ここでは、画像サーバ
30は、メールサーバ20に定期的(または不定期)に
アクセスすることによって、画像サーバ30が管理する
受信先アドレス宛のメールを受信する。このように、デ
ジタルカメラ10から発信された画像添付メールは、こ
のメールサーバ20を介して送信され、画像サーバ30
において受信される。
【0030】<A4.画像サーバ>つぎに、画像サーバ
30について説明する。図2は、画像サーバ30のハー
ドウエア構成を示す概略図ある。画像サーバ30は、C
PU2、半導体メモリおよびハードディスクなどを含む
記憶部3、各種の記録媒体から情報を読み出すメディア
ドライブ4、モニタなどを含む表示部5、キーボートお
よびマウスなどを含む入力部6、他の機器との通信を行
う通信部7などを備えるコンピュータシステム(以下、
単に「コンピュータ」とも称する)によって構成されて
いる。CPU2は、バスラインBLおよび入出力インタ
ーフェースIFを介して、記憶部3、メディアドライブ
4、表示部5、入力部6、通信部7などに接続されてい
る。また、メディアドライブ4は、CD−ROM、DV
D(Digital Versatile Disk)、フレキシブルディスク
などの可搬性の記録媒体9からその中に記録されている
情報を読み出す。
【0031】この画像サーバ30は、記録媒体9に記録
されたソフトウエアプログラム(以下、単に「プログラ
ム」とも称する)を読み込み、そのプログラムをCPU
2等を用いて実行することによって、次述するような各
種の動作を実現する画像サーバ30として機能する。な
お、各機能を有するプログラムは、記録媒体9を介して
供給(ないし配給)される場合に限定されず、LANや
インターネットなどのネットワーク(通信回線)および
通信部7を介して、このコンピュータに対して供給(な
いし配給)されてもよい。
【0032】詳細には、この画像サーバ30は、図1に
示すように、受信部31、処理内容設定部32、データ
処理部33、課金処理部34などの各種の機能部を有し
ている。受信部31は、画像を含む電子メールを受信す
る機能を有しており、処理内容設定部32は、電子メー
ルに含まれる画像に対して施すべきデータ処理を、その
電子メールの受信先ごとに予め設定する機能を有してい
る。また、データ処理部33は、受信部31により受信
された電子メールに含まれる画像に対して、その受信先
に応じて処理内容設定部32により予め設定された所定
のデータ処理を施す機能を有しており、課金処理部34
は課金処理機能を有している。データ処理の内容等につ
いては、後に詳述する。
【0033】また、メールサーバ20、クライアント4
0も上記と同様のハードウエア構成を有するコンピュー
タによって構成される。そして、所定のプログラムを読
み込み、そのプログラムを実行することによって、それ
ぞれ、各種の動作を実現するメールサーバ20、クライ
アント40として機能する。
【0034】<A5.クライアント>クライアント40
は、上述したように、画像サーバ30によって所定の表
示形式に従って表示された画像を閲覧することなどが可
能である。具体的には、HTMLブラウザを用いて、各
テーマ別に指定されたURLのホームページを閲覧すれ
ばよい。閲覧動作等については後に詳述する。
【0035】<B.動作> <B1.画像サーバにおける管理作業(設定作業)>つ
ぎに、このシステム1における動作について説明する。
まず、画像サーバ30における種々の設定動作等につい
て説明する。後述するように、この管理作業における設
定内容にしたがって、画像データに対する各種のデータ
処理が施される。
【0036】図3は、画像サーバ30の管理作業におけ
る状態遷移図であり、図4は、この管理作業におけるフ
ローチャートである。
【0037】ここでは、この画像サーバ30に対する設
定操作を、画像サーバ30以外のコンピュータを用いて
行う場合を例示する。ただし、画像サーバ30自身を用
いて、次述する設定操作を行っても良いことは言うまで
もない。
【0038】そのため、まず、ステップS1において、
管理者は、管理者用の所定のコンピュータ(管理者用コ
ンピュータ、図示せず)からウェブブラウザ(HTML
ブラウザ)を用いて、ウェブサーバ(WWWサーバ)と
しての画像サーバ(「ウェブフォトサイト」とも称す
る)30に対してアクセスする。
【0039】そして、ステップS2において、管理者
は、管理者用コンピュータを介して管理者ID(識別記
号)を画像サーバ30に対して送信する。すなわち、管
理者IDを用いてログインを試みる。この状態は、図3
の状態ST0に相当する。
【0040】画像サーバ30は、この管理者用IDを正
規のものとして認識するとログインを許可し、図5に示
す画面を表示させるためのデータを、管理者用コンピュ
ータに対して送信する。これに応じて、管理者用コンピ
ュータの画面上には初期画面G1が表示される。この状
態は、図3の状態ST1に相当する。
【0041】図5は、管理作業における初期画面G1を
示す図である。この初期画面G1においては、4つのメ
ニューボタンBT2,BT3,BT4,BT5が設けら
れている。そして、これらの4つのボタンのいずれかが
押下されると、押下されたボタンに対応するサブメニュ
ーが表示される。
【0042】具体的には、ステップS3において、いず
れかのボタンが押下されたことが判定されるとステップ
S4に進む。そして、ステップS4において「E−ma
il受信ボックス」ボタンBT2が押下されたとして判
定されるときには、ステップS20に進む。一方、ステ
ップS4においてボタンBT2が押下されていないと判
定されるときには、ステップS5に進む。
【0043】ステップS5において「画像保存フォル
ダ」ボタンBT3が押下されたとして判定されるときに
は、ステップS30に進む。一方、ステップS5におい
てボタンBT3が押下されていないと判定されるときに
は、ステップS6に進む。
【0044】ステップS6において「画像補正」ボタン
BT4が押下されたとして判定されるときには、ステッ
プS40に進む。一方、ステップS6においてボタンB
T4が押下されていないと判定されるときには、「終
了」ボタンBT5が押下されたものとみなして、この管
理作業を終了する処理(具体的には、ログアウト処理な
ど)を行う。
【0045】以下では、各設定作業を詳細に説明する。
【0046】<E−mail受信ボックスの設定>ま
ず、上記の初期画面G1においてボタンBT2が押下さ
れた場合(ステップS20)について説明する。ボタン
BT2が押下された場合には、図3の状態ST2に遷移
し、画面G2(図6)が管理者用コンピュータに表示さ
れる。
【0047】この実施形態では、画像をいくつかのテー
マに分類して保存する場合を想定する。また、このテー
マの選定等は管理者によって行われるものとする。
【0048】図6においては、「T社製品」、「店舗状
況」、「Motor Show」、「出店候補地状
況」、「得意先製品使用状況」などの複数の「テーマ」
が画面G2内に表示されている様子が示されている。
【0049】各デジタルカメラ10から画像サーバ30
に送付された複数の画像は、そのメールの受信先アドレ
ス(受信先)に応じて、各テーマに分類される。
【0050】この画面G2を用いることにより、上記の
テーマとメールアドレス(受信先)とを対応づけるため
の設定動作が行われる。
【0051】図6の画面G2においては、4つのメニュ
ーボタンBT22,BT23,BT24,BT25が設
けられている。そして、これらの4つのボタンのいずれ
かが押下されると、押下されたボタンに対応する設定画
面が表示されるなどの動作が行われる。この動作につい
て、図7のフローチャートを参照しながら説明する。
【0052】まず、ステップS21において、いずれか
のボタンが押下されたことが判定されるとステップS2
2に進む。そして、ステップS22において「追加」ボ
タンBT22が押下されたとして判定されるときには、
ステップS22bに進む。一方、ステップS22におい
てボタンBT22が押下されていないと判定されるとき
には、ステップS23に進む。
【0053】ステップS23において「修正」ボタンB
T23が押下されたとして判定されるときには、ステッ
プS23bに進む。一方、ステップS23においてボタ
ンBT23が押下されていないと判定されるときには、
ステップS24に進む。
【0054】ステップS24において「削除」ボタンB
T24が押下されたとして判定されると、ステップS2
4bに進む。一方、ステップS24においてボタンBT
24が押下されていないと判定されるときには、「戻
る」ボタンBT25が押下されたものとみなして、画面
G1が表示される状態ST1に戻る。
【0055】たとえば、新規に「テーマ」を作成して登
録する場合には、「追加」ボタンBT22を押下する。
そしてボタンBT22の押下に応答して表示されるダイ
アログに対して、「テーマ名(ここでは「Motor
Show」)」を入力して「テーマ名」を設定した後、
画面G22を表示させる。
【0056】図8は、「追加」ボタンBT22が押下さ
れたときに表示される画面G22(言い換えればステッ
プS22bにおいて表示される「追加ダイアログ」)を
示す図である。
【0057】そして、この画面G22を用いて、各種の
設定項目を設定する。図8においては、設定項目とし
て、メールサーバ20のサーバ名である「POP3サー
バ名」、通信に用いられる「ポート番号」、メールアド
レスの一部を決定する「アカウント」、アクセス制限を
行うための「パスワード」、画像の保存対象フォルダ名
を表す「画像保存フォルダ」、画像に対して施すべき補
正処理の内容を示す「画像補正」の各種項目が例示され
ている。
【0058】操作者は、各項目に対応する入力欄に対し
て、適宜の内容を入力する。ここでは、「POP3サー
バ名」の入力欄に「motorshow@×××.co.jp」が入力さ
れ、「ポート番号」の入力欄に「110」が入力され、
「アカウント」の入力欄に「business1」が入力され、
「パスワード」の入力欄には適宜の文字、記号、数字の
組合せが入力される。画像サーバ30は、これらの設定
内容を用いることによって、メールサーバ20にアクセ
スすることが可能になる。なお、このメールの読み出し
動作は、好ましくは一定の周期で定期的に行われる。
【0059】そして、上記の入力内容が登録されると、
「Motor Show」というテーマに対しては、メ
ールアドレス「business1@×××.co.jp」が対応づけら
れる。言い換えれば、画像サーバ30は、このメールア
ドレスに向けて送信されてきたメールに添付された画像
を、「Motor Show」というテーマに関するも
のであると認識する。
【0060】さらに、「画像保存フォルダ」の入力欄に
は「2000 Motor Show」が入力され、「画像補正」の入
力欄には「自動車 屋内」が入力される。これにより、
このテーマに対して所定の画像保存フォルダが関連づけ
られるとともに、このテーマに対して所定の画像補正処
理グループが関連づけられる。「画像保存フォルダ」お
よび「画像補正」の詳細については、後述する。
【0061】これらの内容が入力された後、「OK」ボ
タンが押下されると、入力内容が登録され、追加された
テーマが画像サーバ30において設定される(ステップ
S22c,S22d)。これにより、このテーマについ
ての設定動作が完了する。なお、「CANCEL」ボタ
ンを押下すれば、テーマの新規追加作業を途中で中止す
ることができる。この場合には、再びステップS21に
戻り、画面G2内のいずれかのボタンが押下されるのを
待つ状態になる。
【0062】さらに、上記と同様の動作を繰り返すこと
によって、「Motor Show」以外の他のテーマ
についても、設定動作を行うことができる。
【0063】また、既に作成済みの「テーマ」に対して
修正を加える場合には、修正対象となる「テーマ」をマ
ウスで選択した後、「修正」ボタンBT23を押下す
る。
【0064】図9は、「修正」ボタンBT23が押下さ
れたときに表示される画面G23(言い換えればステッ
プS23bにおいて表示される「修正ダイアログ」)を
示す図である。
【0065】この図9の画面G23を用いることによっ
て、各種の設定内容に修正を加えることができる。具体
的には、各入力欄に変更後の値を入力しなおせば良い。
図9においては、画像保存フォルダの設定内容が「2001
Motor Show」に修正されている。
【0066】このような修正の後、「OK」ボタンが押
下されると、修正対象テーマの設定内容が修正後の内容
に変更されて登録される。言い換えれば、画像サーバ3
0において、修正対象テーマに関する修正後の内容が設
定される(ステップS23c,S23d)。これによ
り、このテーマについての修正動作が完了する。なお、
「CANCEL」ボタンを押下すれば、テーマの修正作
業を途中で中止することができる。この場合には、画像
サーバ30において修正前の設定内容が維持され、再び
ステップS21に戻り、画面G2内のいずれかのボタン
が押下されるのを待つ状態になる。
【0067】さらに、既に作成済みの「テーマ」を削除
する場合には、削除対象となる「テーマ」をマウスで選
択した後、「削除」ボタンBT24を押下する。する
と、確認ダイアログ(図示せず)が現れるので、この確
認ダイアログ内の「OK」ボタンを押下すれば、削除対
象テーマが削除される(ステップS24b)。これによ
り、このテーマについての削除動作が完了する。
【0068】<画像保存フォルダの設定>つぎに、上記
の初期画面G1(図5)においてボタンBT3が押下さ
れた場合(ステップS30)について説明する。ボタン
BT3が押下された場合には、図3の状態ST3に遷移
し、画面G3(図10)が管理者用コンピュータに表示
される。
【0069】この画面G3を用いることにより、所定の
テーマに関連づけられた画像保存フォルダと表示テンプ
レートとを対応づけるための設定動作を行うことができ
る。
【0070】図10の画面G3においては、4つのメニ
ューボタンBT32,BT33,BT34,BT35が
設けられている。そして、これらの4つのボタンのいず
れかが押下されると、押下されたボタンに対応する設定
画面が表示されるなどの動作が行われる。この動作につ
いて、図11のフローチャートを参照しながら説明す
る。
【0071】まず、ステップS31において、いずれか
のボタンが押下されたことが判定されるとステップS3
2に進む。そして、ステップS32において「追加」ボ
タンBT32が押下されたとして判定されるときには、
ステップS32bに進む。一方、ステップS32におい
てボタンBT32が押下されていないと判定されるとき
には、ステップS33に進む。
【0072】ステップS33において「修正」ボタンB
T33が押下されたとして判定されるときには、ステッ
プS33bに進む。一方、ステップS33においてボタ
ンBT33が押下されていないと判定されるときには、
ステップS34に進む。
【0073】ステップS34において「削除」ボタンB
T34が押下されたとして判定されると、ステップS3
4bに進む。一方、ステップS34においてボタンBT
34が押下されていないと判定されるときには、「戻
る」ボタンBT35が押下されたものとみなして、画面
G1(図5)が表示される状態ST1(図3)に戻る。
【0074】たとえば、新規に「画像保存フォルダ」を
作成して登録する場合には、「追加」ボタンBT32を
押下する。このとき、ボタンBT32の押下に応答して
画面G32が表示される。
【0075】図12は、「追加」ボタンBT32が押下
されたときに表示される画面G32(言い換えればステ
ップS32bにおいて表示される「追加ダイアログ」)
を示す図である。
【0076】そして、この画面G32を用いて、各種の
設定項目を設定する。図12においては、設定項目とし
て、「フォルダ名」と「表示テンプレート」とが例示さ
れている。操作者は、各項目に対応する入力欄に対し
て、適宜の内容を入力する。ここでは、「フォルダ名」
の入力欄に新規の名称「クレーム部品」が入力され、
「表示テンプレート」の入力欄にリストの中から選択さ
れた「屋内 小物」が入力されている様子が示されてい
る。
【0077】これらの内容が入力された後、画面G32
内の「OK」ボタンが押下されると、入力内容が登録さ
れるとともに、新規の画像保存フォルダが画像サーバ3
0内に生成される(ステップS32c,S32d)。こ
れにより、この画像保存フォルダについての設定動作が
完了する。なお、「CANCEL」ボタンを押下すれ
ば、フォルダの新規追加作業を途中で中止することがで
きる。この場合には、再びステップS31に戻り、画面
G3内のいずれかのボタンが押下されるのを待つ状態に
なる。
【0078】さらに、上記と同様の動作を繰り返すこと
によって、他の新規の画像保存フォルダを作成すること
ができる。
【0079】また、既に作成済みの「画像保存フォル
ダ」に対して修正を加える場合には、修正対象となる
「画像保存フォルダ」をマウスで選択した後、「修正」
ボタンBT33を押下する。
【0080】図13は、「修正」ボタンBT33が押下
されたときに表示される画面G33(言い換えればステ
ップS33bにおいて表示される「修正ダイアログ」)
を示す図である。
【0081】この図13の画面G33を用いることによ
って、各種の設定内容に修正を加えることができる。具
体的には、各入力欄に変更後の値を入力しなおせば良
い。
【0082】修正後、「OK」ボタンが押下されると、
修正対象フォルダの設定内容が修正後の内容に変更され
て登録される。言い換えれば、画像サーバ30におい
て、修正対象フォルダに関し修正後の内容が設定される
(ステップS33c,S33d)。これにより、画像保
存フォルダについての修正動作が完了する。なお、「C
ANCEL」ボタンを押下すれば、画像保存フォルダの
修正作業を途中で中止することができる。この場合に
は、画像サーバ30において修正前の設定内容が維持さ
れ、再びステップS31に戻り、画面G3内のいずれか
のボタンが押下されるのを待つ状態になる。
【0083】たとえば、図13に示す修正後の内容が登
録されると、「Motor Show」というテーマに
関連づけられた「2001 Motor Show」という画像保存フ
ォルダは、さらに「展示会報告」という表示テンプレー
トに対応づけられる。
【0084】また、「Motor Show」というテ
ーマは、メールアドレス「business1@×××.co.jp」に
対応づけられている。したがって、画像サーバ30は、
このメールアドレスに向けて送信されてきたメールに添
付された画像を、「2001 Motor Show」という画像保存
フォルダに格納すべきものであるとして認識するととも
に、このメールアドレスに向けて送信されてきたメール
に添付された画像を、「展示会報告」という表示テンプ
レートにしたがって表示させるべきものであるとして認
識する。
【0085】さらに、既に作成済みの「テーマ」を削除
する場合には、削除対象となる「画像保存フォルダ」を
マウスで選択した後、「削除」ボタンBT34を押下す
る。そして、これに応答して現れる確認ダイアログ(図
示せず)内の「OK」ボタンをさらに押下すれば、削除
対象の画像保存フォルダが削除される(ステップS34
b)。これにより、このテーマについての削除動作が完
了する。
【0086】<画像補正に関する設定>つぎに、上記の
初期画面G1(図5)においてボタンBT4が押下され
た場合(ステップS40)について説明する。ボタンB
T4が押下された場合には、図3の状態ST4に遷移
し、画面G4(図14)が管理者用コンピュータに表示
される。
【0087】この画面G4を用いることにより、各テー
マに関連づけられた画像補正処理グループの内容を設定
することができる。ここで、「画像補正処理グループ」
は、画像補正処理に関する複数の処理内容をまとめて一
つの名称を付したものである。
【0088】図14の画面G4においては、4つのメニ
ューボタンBT42,BT43,BT44,BT45が
設けられている。そして、これらの4つのボタンのいず
れかが押下されると、押下されたボタンに対応する設定
画面が表示されるなどの動作が行われる。この動作につ
いて、図15のフローチャートを参照しながら説明す
る。
【0089】まず、ステップS41において、いずれか
のボタンが押下されたことが判定されるとステップS4
2に進む。そして、ステップS42において「追加」ボ
タンBT42が押下されたとして判定されるときには、
ステップS42bに進む。一方、ステップS42におい
てボタンBT42が押下されていないと判定されるとき
には、ステップS43に進む。
【0090】ステップS43において「修正」ボタンB
T43が押下されたとして判定されるときには、ステッ
プS43bに進む。一方、ステップS43においてボタ
ンBT43が押下されていないと判定されるときには、
ステップS44に進む。
【0091】ステップS44において「削除」ボタンB
T44が押下されたとして判定されると、ステップS4
4bに進む。一方、ステップS44においてボタンBT
44が押下されていないと判定されるときには、「戻
る」ボタンBT45が押下されたものとみなして、画面
G1(図5)が表示される状態ST1(図3)に戻る。
【0092】たとえば、新規に「画像補正処理グルー
プ」を作成して登録する場合には、「追加」ボタンBT
42を押下する。このとき、ボタンBT42の押下に応
答して画面G42が表示される。
【0093】図16は、「追加」ボタンBT42が押下
されたときに表示される画面G42(言い換えればステ
ップS42bにおいて表示される「追加ダイアログ」)
を示す図である。
【0094】そして、この画面G42を用いて、各種の
設定項目を設定する。図16においては、設定項目とし
て、「色相補正」、「彩度補正」、「明度補正」、「ト
ーンカーブ補正」、「ヒストグラム補正」、「アンシャ
ープマスク補正」の各項目が例示されている。操作者
は、各項目に対して適宜の内容を設定する。
【0095】図16においては、「自動車 屋内」とい
う名称を有する画像補正処理について、「色相、彩度、
明度」を基本色ごとに設定する場合が例示されている。
具体的には、画面左側において縦方向に配列された複数
個(7個)のラジオボタンの中から緑色(Green)
のボタンを選択した上で、画面上のカーソルCS1,C
S2,CS3をマウスで移動させることによって、「G
reen(緑)」についての色相、彩度、明度を増減さ
せることが可能である。また、他の基本色についても同
様の設定が可能である。
【0096】さらには、入力階調値と出力階調値と関係
を規定するトーンカーブを補正する「トーンカーブ補
正」に関しても適宜の設定が可能である。また、各階調
値の度数分布曲線(ヒストグラム)を目安に階調の分布
をコントロールして全体的な明るさやコントラストなど
を補正する「ヒストグラム補正」についても適宜の補正
が可能であり、シャープネスを向上させる補正処理であ
る「アンシャープマスク補正」などについても適宜の設
定が可能である。
【0097】各補正内容が決定された後、画面G42内
の「OK」ボタンが押下されると、新規の画像補正処理
グループが画像サーバ30内に登録される(ステップS
42c,S42d)。これにより、この画像補正処理グ
ループについての設定動作が完了する。なお、「CAN
CEL」ボタンを押下すれば、画像補正処理グループの
新規追加作業を途中で中止することができる。この場合
には、再びステップS41に戻り、画面G4内のいずれ
かのボタンが押下されるのを待つ状態になる。
【0098】さらに、上記と同様の動作を繰り返すこと
によって、他の新規の画像補正処理グループを作成する
ことができる。
【0099】また、既に作成済みの「画像補正処理グル
ープ」に対して修正を加える場合には、修正対象となる
「画像補正処理グループ」をマウスで選択した後、「修
正」ボタンBT43を押下する。
【0100】図17は、「修正」ボタンBT43が押下
されたときに表示される画面G43(言い換えればステ
ップS43bにおいて表示される「修正ダイアログ」)
を示す図である。
【0101】この図17の画面G43を用いることによ
って、各種の設定内容に修正を加えることができる。具
体的には、上記と同様の動作によって各設定値を修正す
れば良い。
【0102】修正後、「OK」ボタンが押下されると、
修正対象の画像補正処理グループの設定内容が修正後の
内容に変更されて登録される。言い換えれば、画像サー
バ30において、画像補正処理グループに関し修正後の
内容が設定される(ステップS43c,S43d)。こ
れにより、画像補正処理グループについての修正動作が
完了する。なお、「CANCEL」ボタンを押下すれ
ば、画像補正処理グループの修正作業を途中で中止する
ことができる。この場合には、画像サーバ30において
修正前の設定内容が維持され、再びステップS41に戻
り、画面G4内のいずれかのボタンが押下されるのを待
つ状態になる。
【0103】さらに、既に作成済みの「画像補正処理グ
ループ」を削除する場合には、削除対象となる「画像補
正処理グループ」をマウスで選択した後、「削除」ボタ
ンBT44を押下する。そして、これに応答して現れる
確認ダイアログ(図示せず)内の「OK」ボタンをさら
に押下すれば、削除対象の画像補正処理グループが削除
される(ステップS44b)。これにより、この画像補
正処理グループについての削除動作が完了する。
【0104】図18は、各テーマとアドレス等との対応
関係を示す図である。図18に示すように、上記の設定
動作によって、各テーマTM1〜TM9に対して、受信
用メールアドレスA1〜A9を割り当てることができ
る。さらに、各受信用メールアドレスA1〜A9に送信
されてきたメールに含まれている画像に対して、その保
存先である「画像保存フォルダ」FD1〜FD9とその
表示形式(表示テンプレート)を示す「表示テンプレー
ト」FM1〜FM9と画像補正処理の内容を示す「画像
補正処理グループ」P1〜P9とを対応づけることがで
きる。具体的には、各テーマTM1に対して、受信用メ
ールアドレスA1と表示テンプレートFM1と画像補正
処理グループP1とが対応している。その他のテーマT
M2〜TM9についても、同様であり、受信メールアド
レスA2〜A9等が対応づけられる。
【0105】上記のような設定動作が完了すると、画像
サーバ30は、デジタルカメラ10から送信されてきた
メールに添付された画像に対して適切なデータ処理を施
すことが可能になる。
【0106】<B2.画像のアップロードおよび補正処
理>つぎに、撮像画像などの画像をデジタルカメラ10
から画像サーバ30へアップロードする動作と、アップ
ロードされた画像に対する画像サーバ30でのデータ処
理に関する動作とについて説明する。
【0107】図19は、これらの動作を示すフローチャ
ートである。
【0108】まず、ステップS51において、デジタル
カメラ10の操作者は、画像の送信を行うための画面を
所定のメニュー操作により呼び出した後、まず、複数の
画像の中から送信対象となる画像を選択する。具体的に
は、図20に示すように、デジタルカメラ10の背面の
表示部16に複数の画像が表示された状態において、上
下左右方向の各方向への移動ボタン17U,17D,1
7L,17Rと中央のボタン17Cとを有する十字ボタ
ン17の操作によって、所望の画像を選択する。より詳
細には、移動ボタン17U,17D,17L,17Rを
用いて太枠カーソルCS4を所望の方向に移動させ、送
信対象として選択したい画像に太枠カーソルCS4が重
なった時点で中央のボタン17Cを押下する。このよう
な操作により、太枠カーソルCS4が指し示している画
像を送信対象として選択することができる。また、選択
された画像に対応するチェックボックス欄にはチェック
印が付される。なお、同様の動作を繰り返すことによっ
て、複数枚の画像を選択することも可能である。このよ
うに、表示部16および十字ボタン17は、電子的メッ
セージの受信先を指定する指定手段として機能する。
【0109】さらに、デジタルカメラ10の操作者は、
送信先アドレスを指定する。具体的には、デジタルカメ
ラ10内の電子アドレス帳に列挙される複数の送信先か
ら、送信対象の画像に適したテーマを有するアドレスを
送信先アドレスとして選択して指定する。ここでは、所
定の操作によって、各テーマに対応したメールアドレス
が、予めデジタルカメラ10の電子アドレス帳に登録さ
れているものとする。
【0110】そして、ステップS52において、デジタ
ルカメラ10は、ステップS51での選択操作によりチ
ェック印が付された1枚または複数枚の画像を添付した
電子メールを作成し、作成されたメールをステップS5
1で指定された送信先に送信する。
【0111】ステップS53において、画像サーバ30
が、メールサーバ20に対してメールチェックを行う。
この結果、デジタルカメラ10から送信されてきた電子
メールを画像サーバ30が受信する。
【0112】ステップS54においては、画像サーバ3
0は、受信した電子メールから、その電子メールに添付
されていた画像(より正確には画像データ)を抽出して
分離する。
【0113】ステップS55においては、画像サーバ3
0は、抽出した画像に対して、その受信先アドレスに対
して設定されていた画像補正処理内容を施す。この画像
補正処理は、上記の設定動作において設定されていた内
容の処理である。より詳細には、画面G2(図6)、画
面G22(図8)、画面G23(図9)などを用いた上
記のステップS20における「テーマ」と「受信先アド
レス」と「画像補正」との対応付けに関する設定内容に
従って画像補正処理が施される。
【0114】たとえば、図9の画面G23に示す内容が
設定されていた場合には、テーマ「Motor Sho
w」に対応する受信先アドレス「business1@×××.co.
jp」で受信された画像に対しては、「自動車 屋内」の
名称が付された画像補正処理が施される。また、「自動
車 屋内」の名称が付された画像補正処理は、画面G4
(図14)、画面G42(図16)などを用いた上記の
ステップS40における「画像補正」自体に関する設定
内容に基づくものである。
【0115】ステップS56においては、画像補正処理
が施された補正後の画像を所定の画像保存フォルダに保
存する。この補正後画像の保存先は、上記の設定動作に
おいて設定されていた画像保存先フォルダである。より
詳細には、画面G2(図6)、画面G22(図8)、画
面G23(図9)などを用いた上記のステップS20に
おける「テーマ」と「受信先アドレス」と「画像保存フ
ォルダ」との対応付けに関する設定内容に従って画像保
存先フォルダが決定される。たとえば、図9の画面G2
3に示す内容が設定されていた場合には、テーマ「Mo
tor Show」に対応する受信先アドレス「busine
ss1@×××.co.jp」で受信された画像は、「2001 Motor
Show」の名称が付されたフォルダに保存される。
【0116】このようなアップロード動作等において、
画像に対するデータ処理の内容は、上述したように、受
信先のアドレスに応じて予め画像サーバ30側で設定さ
れているので、デジタルカメラ10側で設定する必要が
ない。したがって、送信側のデジタルカメラ10の操作
負担を低減することができる。
【0117】<B3.画像の閲覧等>つぎに、アップロ
ードされた画像の閲覧動作について説明する。上述した
ように、アップロードされた画像は、設定内容に従っ
て、所定の画像補正処理が施された上で所定の保存先フ
ォルダに保存されている。ここでは、このようにして保
存されている画像を、他のクライアントコンピュータ4
0から閲覧する場合について説明する。
【0118】図21は、この動作を示すフローチャート
である。この図21を参照しながら説明を進める。
【0119】まず、ステップS71において、クライア
ント40の操作者は、クライアント40において起動さ
れたウェブブラウザを用いて、「ウェブフォトサイト」
である画像サーバ30にアクセスする。このアクセスに
より、クライアント40の表示画面においては、図22
に示すようなログイン用画面G73が表示される。
【0120】つぎに、ステップS72において、ユーザ
IDを取得しているか否かに応じて、適切な動作を行
う。具体的には、そのユーザが既にユーザ登録を済ま
せ、ユーザIDを取得している場合には、ユーザIDお
よびパスワードを入力してログインする(ステップS7
3)。一方、そのユーザが未だユーザ登録を済ませてい
ない場合には、ユーザ登録(ステップS74)を行う。
図23はユーザ登録を行うための画面G74である。こ
の画面G74において所定の事項を入力した上で登録ボ
タンを押下することにより、登録動作を行うことができ
る。これにより、ユーザIDおよびパスワードを取得す
ることができる。そして、登録完了後、ログイン動作を
行えばよい。
【0121】つぎに、ステップS75において、閲覧し
たいテーマを選択する。具体的には、ログイン後に現れ
る画面G75(図24)を用いて、閲覧したいテーマに
関連する「画像保存フォルダ」を選択する。なお、ここ
では、「画像保存フォルダ」を選択するものとするが、
「テーマ」自体を選択するようにしても良い。その場合
には、画像サーバ30は、上記の設定内容に基づいて、
選択された「テーマ」に関連する画像保存フォルダ内の
画像を表示するようにすればよい。
【0122】そして、ステップS80において、画像サ
ーバ30は、ステップS75で指定された画像保存フォ
ルダに保存されている画像をクライアント40の画面上
に表示するための表示出力動作を行う。この表示動作
は、その「画像保存フォルダ」に対応づけられた「表示
テンプレート」に従って行われる。
【0123】以下では、「2001 Motor Show」という名
称が付された画像保存フォルダが選択された場合を例示
する。このとき、この「2001 Motor Show」の画像保存
フォルダ内に保存された各画像は、この「2001 Motor S
how」に対応づけられた表示テンプレート、すなわち、
「展示会報告」に従って行われる。この対応付けは、上
述したように、画面G33(図13)を用いた上記のス
テップS30等の処理において予めなされている。以下
では、画像の表示状況について、この表示テンプレート
の内容をも含めて説明する。
【0124】図25は、この「展示会報告」という表示
テンプレートを用いた画像の表示例を示す図である。こ
のような表示は、クライアント40の画面上において行
われる。より具体的には、画像サーバ30が、クライア
ント40からの表示要求(ステップS75)に基づい
て、HTMLで表示内容を記述した表示用データを、H
TMLブラウザ端末として機能するクライアント40に
対して出力する。すなわち、画像サーバ30は、画像を
所定の表示形式に従って表示させるための表示出力処理
を行う。そして、クライアント40は、受信した表示用
データを用いてクライアント40の表示部における表示
処理を行う。なお、ここでは、画像サーバ30が表示用
データをネットワークを介して他のクライアント40に
対して出力する場合を例示しているが、これに限定され
ず、ネットワークを介することなく画像サーバ30自身
の表示部に対して直接的に出力するようにしても良い。
【0125】さて、この「展示会報告」は、画像に基づ
いて様々なディスカッション等を行うための表示テンプ
レートである。この表示テンプレートは、アルバム形式
で画像を表示するものであり、各表示画像に対するコメ
ントを記入できるような形式を有している。これによ
り、アップロードされた画像に対して、画像閲覧者が様
々なコメントを記入することなどが可能である。
【0126】この表示テンプレートにおいては、各画像
PP1,PP2,PP3を表示する画像領域(図25の
左側)PA1,PA2,PA3と各画像PP1,PP
2,PP3に対するコメントを表示するコメント領域
(図25の右側)CA1,CA2,CA3とが対応した
状態で表示されている。
【0127】図25においては、複数の画像PP1,P
P2,PP3のそれぞれに関する単位領域BA1,BA
2,BA3が、各画像に対応するコメント数が多い順に
上から配置される「コメント数順」で表示されている。
【0128】より詳細には、最も上側の単位領域BA1
は、画像PP1に関する表示領域であり、画像PP1に
対する画像領域PA1と画像PP1に対するコメント領
域CA1とを含んでいる。また、画像領域PA1の右側
にコメント領域CA1が配置されており、画像とコメン
トとの対応関係が明確にされている。なお、コメント領
域CA1には、最多の3つのコメントCM11,CM1
2,CM13が記載されている。
【0129】また、単位領域BA1の下側の単位領域B
A2は、画像PP2に関する表示領域であり、画像PP
2に対する画像領域PA2と画像PP2に対するコメン
ト領域CA2とを含んでいる。画像領域PA2の右側に
コメント領域CA2が配置されており、画像とコメント
との対応関係が明確にされている。
【0130】さらに、単位領域BA2の下側の単位領域
BA3についても同様であり、画像とその画像に対する
コメントとの対応関係を明確に把握することが可能にな
っている。
【0131】図26は、イベント発生時の表示状態の変
更について説明する図である。図26を参照しながら、
この「展示会報告」の表示テンプレートの機能について
説明する。
【0132】まず、図25の上側に示すコンボボックス
CB0を用いることによって、配列順序の変更、すなわ
ち、並べ替えを行うことができる。具体的には、「コメ
ント数順」、「日付順」、「名前順」などの複数の選択
肢の中から所望の選択肢を、コンボボックスCB0を用
いて選択することによって、表示順序を変更することが
できる。たとえば、「日付順」を選択すれば、画像のア
ップロード日時が新しいものから順に配列することがで
き、「名前順」を選択すれば、画像ファイルの名称の降
順で配列することができる。
【0133】また、新たに受信された画像に対しては、
まだコメントが付されていないが、各クライアント40
を用いた次のようなコメントの追加作業によって、順次
に新たなコメントが付されていく。
【0134】まず、コメントの追加について説明する。
たとえば、画像PP2(図25)に対する新たなコメン
トを追加する際には、操作者は、画像PP2に対する適
宜のコメントをキーボード等を利用して追加コメント記
入欄CK2に入力し、コメントが完成した後に「コメン
ト追加」ボタンBN2を押下する。これにより、新たな
コメントがコメント領域CA2においてコメントCM2
2の下側に追加される。なお、「クリア」ボタンBC2
を用いれば、入力途中の文字を追加コメント記入欄CK
2から消去することが可能である。
【0135】また、このコメント追加時において、マウ
スのドラッグ操作により画像PP2内の任意の大きさの
矩形領域に矩形のマークMKを付しておき、その後、こ
のコメント追加ボタンBN(BN2など)を押下すれ
ば、マークMKが付された状態でコメントが追加され
る。このマークMKは、そのコメントと高い関連性を有
している部分領域で付されるものである。言い換えれ
ば、マークMKは、画像領域PA内においてマークMK
に囲まれた部分領域が、その画像PPに対する所定のコ
メントCMと高い関連性を有している部分領域である旨
を示す「関連づけ表示」であるといえる。たとえば、自
動車のルーフ(屋根)部分に関するコメントに対して
は、左側の画像においてそのルーフ部分にマークMKを
付しておくことができる。この結果、コメントに対応す
る部分がマークMKで示されるので、対応関係が判りや
すい。
【0136】このマークMKは、図27に示すように、
対応関係を有するコメント(ここではコメントCM1
2)にマウスカーソルCS5が重ねられたとき(マウス
オーバーされたとき)に画像領域PA内に所定色(たと
えば白色)の太枠として表示される。ここで、コメント
領域内の少なくとも1つのコメントの中からいずれかの
コメントを表示する領域に、マウスカーソルを移動させ
る操作を、「マウスオーバー操作」と称するものとす
る。このマウスオーバー操作は、コメント領域内の少な
くとも1つのコメントの中からいずれかのコメントを選
択する操作、すなわち「コメント選択」の一例である。
ここでは、マークMKは、マウスオーバー操作によるコ
メント選択が行われているときにのみ表示されるので、
画像の閲覧者は、マウスをクリックする必要が無く、高
い操作性を得ることができる。なお、図27は、図示の
簡略化のため、複数の単位領域のうち1つの単位領域B
A1のみを抜き出して示した図である。
【0137】また、このマークMKが付された矩形領域
を拡大して表示することが可能である。具体的には、コ
メント領域中の任意のコメントをマウスでクリックする
ことによって、左側の画像領域内において、マークMK
が付されていた部分領域が拡大して表示される。たとえ
ば、図27において、コメントCM12をマウスでクリ
ックすると、コメントCM12に対応するマークMKが
付されていた部分が画像領域PA1の全体にわたって拡
大されて表示される。図28は、この拡大状態を示す図
である。この拡大表示によって、対応部分が見やすくな
る。また、再度、同一部分をマウスでクリックすること
によって、拡大前の表示に戻る。このように、マウスの
クリック操作によって、通常表示とマーク領域の拡大表
示とを切り換えることが可能である。
【0138】さらに、拡大表示時においては、「+」ボ
タンZPおよび「−」ボタンZMを用いることによって
拡大率の微調整を行うことが可能である。これにより、
マークMKが付された部分の周辺領域を含めた部分をも
表示したり、マークMKが付された部分内の一部分のみ
を表示したりすることができる。
【0139】また、拡大表示された部分領域について所
定の画像処理を行うことが可能である。具体的には、
「オートフィックス(Auto Fix)」ボタンを押下するこ
とによって、拡大表示されている画像領域内のヒストグ
ラムを取得し、そのヒストグラムを用いた平準化処理を
行うことによって、画像補正処理を行う。これにより、
適切な画像補正を行うことができる。これによれば、そ
の部分に特有の画像補正処理を行うことが可能になる。
このような処理は、全体画像に適した画像処理と部分画
像に適した画像処理とが異なる場合に特に有用である。
【0140】たとえば、全体として適度な明るさを有す
る画像における比較的暗い部分領域を拡大表示するとき
に、そのままでは暗すぎて見にくい状態になることがあ
る。このような場合に上記の処理を適用すれば、その拡
大された領域の明るさを向上させる補正処理を行うこと
によって、より見やすい画像に補正することが可能であ
る。このように、拡大された部分領域に対して適切な画
像処理を行うことができる。
【0141】さらに、コメントの削除は、対応するコメ
ントの左端のチェックボックスをマウスで選択した上
で、「コメント削除」ボタンBD2を押下することによ
って行われる。このとき、複数のコメントについてのチ
ェックボックスをチェック状態にしておけば、複数のコ
メントを同時に削除することができる。なお、削除に関
しては、誤操作等を防止するため、削除の再確認を求め
るなどのアクセス制限手段を設けることが好ましい。
【0142】<B4.課金>また、このメッセージ処理
システム1は、画像サーバ30における処理状況に応じ
て、このメッセージ処理サービスのサービス提供料金を
受領するための課金処理部34を有する。これにより、
データ処理量およびデータ処理時間に応じた課金処理が
可能になる。
【0143】具体的には、画像データのデータ量および
画像補正処理に要した処理時間を画像サーバ30によっ
て記録しておき、その記録データに基づいて、保存され
ている画像データのデータ量および/または画像補正処
理に要した処理時間、などに応じたサービス利用料金を
課金する。
【0144】また、画像サーバ30にテーマを登録すべ
き旨をサービスの提供者に申し出たサービス利用者を、
このサービス利用料金の課金対象者としても良く、ある
いは、各画像をメールを用いて送信してきたメッセージ
発信者を、このサービス利用料金の課金対象者としても
良い。
【0145】<C.その他>また、上記実施形態におい
ては、表示テンプレートとして、図25に示すようなも
のを例示したが、これに限定されない。たとえば、図2
9に示すようなサムネイル表示を行うもの(複数の画像
が小さなサイズで表示される形式を有するもの)であっ
てもよく、あるいは、図30に示すようなスライドショ
ー表示を行うもの(複数の画像が順次に表示される形式
を有するもの)であってもよい。
【0146】さらに、上記実施形態においては、静止画
像データを添付した電子メール(電子的メッセージ)に
本発明を適用する場合について例示したが、これに限定
されない。本発明は、動画像データ(アニメーションデ
ータを含む)を添付した電子的メッセージに対しても適
用可能である。また、本発明は、画像データ(静止画像
データまたは動画像データ)に限定されず、音声データ
に対しても適用可能である。すなわち、本発明は、画像
データおよび音声データ等の各種のデータのうち少なく
とも1種類のデータを含むマルチメディアデータに対し
て適用することが可能である。
【0147】また、これらのマルチメディアデータに対
する所定のデータ処理は、上述の例に限定されず、たと
えば、音声データに対するノイズ低減処理などであって
もよい。
【0148】さらに、上記実施形態においては、メール
サーバ20等を利用したクライアントサーバ方式の電子
メールを電子的メッセージとして利用する場合を例示し
たが、これに限定されない。たとえば、インスタントメ
ッセージ(Instant Message)などのピアツーピア方式
の通信を利用して、画像を含む電子的メッセージを送受
信するものであってもよい。この場合、受信先は、メー
ルアドレスではなく、IPアドレスやコンピュータ名な
どで特定されても良い。
【0149】また、上記実施形態においては、画像サー
バ30は、WWWサーバとして構築されていたが、これ
に限定されず、非公開のネットワーク(専用ネットワー
ク)におけるサーバとして、構築されても良い。
【0150】なお、上述した具体的実施形態には以下の
構成を有する発明が含まれている。
【0151】(1)請求項5に記載のメッセージ処理装
置において、前記関連付け表示は、前記コメント領域内
の少なくとも1つのコメントの中からいずれかのコメン
トを選択するコメント選択が行われているときに行われ
ることを特徴とするメッセージ処理装置。この構成によ
り、画像の閲覧者は高い視認性を得ることができる。
【0152】(2)上記(1)に記載のメッセージ処理
装置において、前記コメント選択は、前記コメント領域
内の少なくとも1つのコメントの中からいずれかのコメ
ントを表示する領域に、マウスカーソルを移動させるこ
とによって行われることを特徴とするメッセージ処理装
置。この構成により、画像の閲覧者は高い操作性を得る
ことができる。
【0153】
【発明の効果】以上のように、請求項1ないし請求項1
0に記載の発明によれば、受信された電子的メッセージ
に含まれるマルチメディアデータに対して、その受信先
に応じて予め設定された所定のデータ処理が施されるの
で、電子的メッセージの送信側での操作負担を低減する
ことができる。
【0154】特に、請求項3に記載の発明によれば、電
子的メッセージに含まれる画像を所定の表示形式に従っ
て表示させたい場合において、電子的メッセージの送信
側の操作負担を低減することができる。
【0155】また、請求項4に記載の発明によれば、画
像を表示する画像領域と当該画像に対するコメントを表
示するコメント領域とを対応させて表示させることが可
能であるので、両者の対応関係を明確に把握できるよう
な表示を行うことが可能になる。
【0156】さらに、請求項5に記載の発明によれば、
画像領域内の部分領域が画像に対する前記コメントと高
い関連性を有している部分領域である旨を示す関連づけ
表示を行うことが可能であるので、部分領域とコメント
との対応関係が判りやすい表示を行うことが可能にな
る。
【0157】また、請求項6に記載の発明によれば、画
像領域内の部分領域を拡大して表示させることが可能で
あるので、見やすい画像表示を行うことが可能になる。
【0158】さらに、請求項7に記載の発明によれば、
拡大して表示した状態の部分領域に対してより適切な画
像処理を行うための設定動作が可能になる。
【0159】また、請求項8に記載の発明によれば、電
子的メッセージに含まれる画像に対して所定の画像補正
処理を行わせたい場合において、電子的メッセージの送
信側の操作負担を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るメッセージ処理システ
ム1の構成を示す概略図である。
【図2】画像サーバ30のハードウエア構成を示す概略
図である。
【図3】画像サーバ30の管理作業における状態遷移図
である。
【図4】管理作業におけるフローチャートである。
【図5】管理作業における初期画面G1を示す図であ
る。
【図6】受信ボックスの設定画面G2を示す図である。
【図7】受信ボックスの設定動作を示すフローチャート
である。
【図8】受信ボックスの追加を行う画面G22を示す図
である。
【図9】受信ボックスの修正を行う画面G23を示す図
である。
【図10】画像保存フォルダの設定画面G3を示す図で
ある。
【図11】画像保存フォルダの設定動作を示すフローチ
ャートである。
【図12】画像保存フォルダの追加を行う画面G32を
示す図である。
【図13】画像保存フォルダの修正を行う画面G33を
示す図である。
【図14】画像補正処理の設定画面G4を示す図であ
る。
【図15】画像補正処理の設定動作を示すフローチャー
トである。
【図16】画像補正処理グループの追加を行う画面G4
2を示す図である。
【図17】画像補正処理グループの修正を行う画面G4
3を示す図である。
【図18】テーマと受信用メールアドレスと保存先フォ
ルダ等との関係を示す図である。
【図19】画像のアップロード時におけるデジタルカメ
ラ10および画像サーバ30における動作を示すフロー
チャートである。
【図20】デジタルカメラ10を背面側からみた図であ
る。
【図21】画像の閲覧動作を示すフローチャートであ
る。
【図22】ログイン用画面G73を示す図である。
【図23】ユーザ登録を行うための画面G74を示す図
である。
【図24】画像保存フォルダ選択用の画面G75を示す
図である。
【図25】「展示会報告」という表示テンプレートによ
る表示例を示す図である。
【図26】イベント発生時の表示状態の変更について説
明するフローチャートである。
【図27】画像拡大表示前の単位領域BA1を示す図で
ある。
【図28】画像拡大表示後の単位領域BA1を示す図で
ある。
【図29】別の表示テンプレート(サムネイル形式)を
示す図である。
【図30】さらに別の表示テンプレート(スライドショ
ー形式)を示す図である。
【符号の説明】
1 メッセージ処理システム 10 デジタルカメラ 20 メールサーバ 30 画像サーバ 40 クライアントコンピュータ A1〜A9 受信用メールアドレス CA1,CA2,CA3 コメント領域 CM11,CM12,CM13 コメント FM1〜FM9 表示テンプレート MK マーク P1〜P9 画像補正処理グループ PA1,PA2,PA3 画像領域 TM1〜TM9 各テーマ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/46 H04N 7/16 C 5C076 1/60 7/18 U 5C077 7/16 9/68 Z 5C079 7/18 101:00 9/68 1/40 D // H04N 101:00 1/46 Z Fターム(参考) 5B057 AA20 BA23 BA24 BA25 CD05 CE08 CE11 CE17 CH18 5C054 AA02 DA07 DA09 GA00 HA14 5C062 AA01 AA06 AA14 AA29 AB38 AB40 AB42 AC24 AC35 AE01 AF00 5C064 BA01 BB01 BC16 BC18 BC20 BD08 5C066 AA02 AA13 CA17 EA03 EA05 EB01 EC02 5C076 AA21 CA02 5C077 LL01 LL16 MP08 PP02 PP15 PP20 PP37 PQ08 SS05 TT09 TT10 5C079 LA10 LA12 LA31 LA37 LB00 NA17 PA00

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子的メッセージを処理するシステムで
    あって、 マルチメディアデータを含む電子的メッセージの受信先
    を指定する指定手段と、 前記指定手段により指定された前記受信先に向けて前記
    電子的メッセージを発信する発信手段と、 前記発信手段から発信された前記電子的メッセージを受
    信する受信手段と、 前記電子的メッセージに含まれる前記マルチメディアデ
    ータに対して施すべきデータ処理の内容を、当該電子的
    メッセージの受信先ごとに予め設定する設定手段と、 前記受信手段により受信された前記電子的メッセージに
    含まれる前記マルチメディアデータに対して、その受信
    先に応じて前記設定手段により予め設定された所定のデ
    ータ処理を施す処理手段と、を備えることを特徴とする
    メッセージ処理システム。
  2. 【請求項2】 電子的メッセージを処理する装置であっ
    て、 マルチメディアデータを含む電子的メッセージを受信す
    る受信手段と、 前記電子的メッセージに含まれる前記マルチメディアデ
    ータに対して施すべきデータ処理の内容を、当該電子メ
    ッセージの受信先ごとに予め設定する設定手段と、 前記受信手段により受信された電子的メッセージに含ま
    れる前記マルチメディアデータに対して、その受信先に
    応じて前記設定手段により予め設定された所定のデータ
    処理を施す処理手段と、を備えることを特徴とするメッ
    セージ処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のメッセージ処理装置に
    おいて、 前記マルチメディアデータは画像データを含み、 前記所定のデータ処理は、前記画像データを所定の表示
    形式に従って表示させるための表示出力処理を含むこと
    を特徴とするメッセージ処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のメッセージ処理装置に
    おいて、 前記所定の表示形式は、前記画像データを表示する画像
    領域と当該画像データに対するコメントを表示するコメ
    ント領域とを対応させて表示する形式を有することを特
    徴とするメッセージ処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のメッセージ処理装置に
    おいて、 前記所定の表示形式は、前記画像領域内の部分領域が前
    記画像データに対する前記コメントと高い関連性を有し
    ている部分領域である旨を示す関連づけ表示を行うこと
    が可能であることを特徴とするメッセージ処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載のメッセージ処理装置に
    おいて、 前記所定の表示形式は、前記画像領域内の部分領域を拡
    大して表示させることが可能であることを特徴とするメ
    ッセージ処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のメッセージ処理装置に
    おいて、 前記所定の表示形式は、前記拡大して表示された前記部
    分領域のみに対して所定の画像処理を行うことが可能で
    あることを特徴とするメッセージ処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項2に記載のメッセージ処理装置に
    おいて、 前記マルチメディアデータは画像データを含み、 前記所定のデータ処理は、前記画像データに対する所定
    の画像補正処理を含むことを特徴とするメッセージ処理
    装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のメッセージ処理装置に
    おいて、 前記所定の画像補正処理は、色相補正、彩度補正、明度
    補正、トーンカーブ補正、ヒストグラム補正、アンシャ
    ープマスク補正のうちの少なくとも1つの処理を含むこ
    とを特徴とするメッセージ処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項2ないし請求項9のいずれかに
    記載のメッセージ処理装置において、 前記電子的メッセージは、電子メールであることを特徴
    とするメッセージ処理装置。
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