JP2003163850A - ストリーム蓄積されたコンテンツの再生制御方法 - Google Patents

ストリーム蓄積されたコンテンツの再生制御方法

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JP2003163850A
JP2003163850A JP2001359947A JP2001359947A JP2003163850A JP 2003163850 A JP2003163850 A JP 2003163850A JP 2001359947 A JP2001359947 A JP 2001359947A JP 2001359947 A JP2001359947 A JP 2001359947A JP 2003163850 A JP2003163850 A JP 2003163850A
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Hiroyuki Hisatomi
博之 久冨
Masayuki Akaha
政幸 赤羽
Shingo Kusunoki
真悟 楠
Takayuki Katsumata
隆行 勝又
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、録画されたデジタル放送番
組が再生される場合には、当該再生時刻に応じてコンテ
ンツの再生を制御することができるコンテンツの再生制
御方法を提供することである。 【解決手段】 本発明に係るコンテンツの再生制御方法
は、デジタル放送番組に関するコンテンツとコンテンツ
制御スクリプトとを含む放送ストリームを放送端末装置
に受信させるステップと、コンテンツ制御スクリプトを
放送端末装置に実行させるステップと、を備え、コンテ
ンツ制御スクリプトは、コンテンツの再生指示を受け付
けると、コンテンツがオンエアー時に受信されたコンテ
ンツであるのか、ストリーム蓄積装置によってストリー
ム蓄積されたコンテンツであるのか否かを判断し、スト
リーム蓄積装置によってストリーム蓄積されたコンテン
ツであると判断した場合には、オンエアー時以外に再生
されるべきコンテンツを再生することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストリーム蓄積さ
れたコンテンツの再生を制御する方法に関し、特に、デ
ジタル放送番組のコンテンツがストリーム蓄積装置によ
ってストリーム蓄積された場合におけるコンテンツの再
生を制御する方法に関する。
【0002】
【従来技術】近年、デジタル技術の発達により、放送サ
ービスの多様化が進んでいる。例えば、放送衛星を使っ
て放送されているデジタル放送では、高画質及び高音質
のハイビジョン番組や双方向番組を提供することで、視
聴者の人気を得ている。このようなデジタル放送は、放
送局が映像・音声放送用データやデータ放送用データを
デジタル信号(ストリーム)として放送衛星を介して視
聴者の放送端末装置に伝送する一方、視聴者の放送端末
装置が受信したデジタル信号を復調してテレビジョン受
信機に出力することにより実現されている。
【0003】また、デジタル放送の普及に伴い、デジタ
ル放送番組をストリーム蓄積するための装置も開発、販
売されている。このようなストリーム蓄積装置は、一般
に、上述した放送端末装置に接続され、この放送端末装
置を介して映像・音声放送用データやデータ放送用デー
タを受信してストリーム蓄積するというものである。従
って、視聴者は、例えば、所望するデジタル放送番組を
オンエアー時(現実に番組が放送される日)に見逃して
しまいそうな場合には、このストリーム蓄積装置を用い
てデジタル放送番組を録画しておくことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、デジタル放
送番組(コンテンツ)は、デジタル放送番組がオンエア
ーされる日や時間帯を前提に制作され放送される場合が
多い。例えば、平日と休日、早朝と深夜、春と冬とで
は、視聴者の種類(大人、子供、男性、女性等)や生活
環境(平日は仕事や学校、休日はレジャーで過ごす等)
も異なる。よって、放送するデジタル放送番組をより多
くの視聴者に見てもらうためには、これら視聴者の種類
や生活環境を考慮して番組を制作し放送する必要がある
からである。また、視聴者を想定して制作され放送され
るものは、デジタル放送番組のみならず、番組間の合間
に挿入されるCMについても同様である。CMを放送す
る時間帯は、放送時の視聴者を想定して設定されるた
め、例えば、早朝には子供向けのCMを流し、深夜には
大人向けのCMを流し、春には春を意識したCMを流
し、冬には冬を意識したCMを流すというような場合が
多い。このように、デジタル放送番組の制作者は、デジ
タル放送番組が放送される時刻を管理することにより、
より効果的な放送番組やCMを放送することを目的とし
ている。
【0005】しかしながら、デジタル放送番組が視聴者
によって録画される場合には、録画されたデジタル放送
番組を視聴者がどのような状況で見るかは、視聴者の意
志にかかっている。すなわち、録画されたデジタル放送
番組が再生されるのは、オンエアー時より未来の任意な
時間であり、録画されたデジタル放送番組を視聴する人
物も、オンエアー時より未来の任意の人物である。その
ため、このような場合には、デジタル放送番組の制作者
が予測した状況とは異なる状況下でデジタル放送番組が
再生されることになり、例えば、昼間に放送することを
想定して放送したデジタル放送番組が夜中に再生された
り、夏に放送したCMが冬に再生されてしまったりとい
う事態が生じ得る。
【0006】従って、デジタル放送番組が視聴者によっ
て録画された場合には、デジタル放送番組の制作者が予
測した状況とは異なる状況下でデジタル放送番組が再生
されてしまうため、制作者は視聴者を想定してデジタル
放送番組を制作し放送することが困難になるとともに、
制作者が意図した効果を得られない場合があるといった
問題がある。
【0007】そこで、本発明は、録画されたデジタル放
送番組が、オンエアー時よりも未来の任意の時刻に再生
される場合に、当該再生時刻に応じてコンテンツの再生
を制御することができるコンテンツの再生制御方法を提
供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るコンテンツ
の再生制御方法は、デジタル放送番組に関するコンテン
ツと、コンテンツ制御スクリプトとを含む放送ストリー
ムを放送端末装置に受信させるステップと、前記コンテ
ンツ制御スクリプトを前記放送端末装置に実行させるス
テップと、を備え、前記デジタル放送番組に関するコン
テンツは、映像音声データ及び/又はデータ放送データ
からなり、オンエアー時に再生されるべき第1のコンテ
ンツとオンエアー時以外に再生されるべき第2のコンテ
ンツとからなり、前記コンテンツ制御スクリプトは、コ
ンテンツの再生指示を受け付けると、前記コンテンツが
オンエアー時に受信されたコンテンツであるのか、スト
リーム蓄積装置によってストリーム蓄積されたコンテン
ツであるのか否かを判断し、前記ストリーム蓄積装置に
よってストリーム蓄積されたコンテンツであると判断し
た場合には、前記第2のコンテンツを再生することを特
徴とする。
【0009】なお、本発明におけるオンエアー時とは、
放送ストリームに含まれる時刻管理情報に基づいて決定
される時刻を意味するものとする。
【0010】また、前記コンテンツ制御スクリプトは、
前記放送ストリームの受信時時刻に関する第1の時刻情
報を取得するとともに、前記コンテンツの再生時時刻に
関する第2の時刻情報を取得し、前記第1の時刻情報と
前記第2の時刻情報との差分値が所定の範囲外である場
合に、前記コンテンツが前記ストリーム蓄積装置によっ
てストリーム蓄積されたコンテンツであると判断するこ
とが望ましい。
【0011】また、前記コンテンツ制御スクリプトは、
前記第2の時刻情報に基づいて前記第2のコンテンツの
再生を制御することが望ましい。また、前記コンテンツ
制御スクリプトは、時刻情報に基づくコンテンツ再生条
件を備え、前記コンテンツ再生条件と前記第2の時刻情
報とに基づいて、前記第2のコンテンツの再生を制御す
ることが望ましい。
【0012】また、前記コンテンツ制御スクリプトはデ
ータ放送データから構成され、前記第2のコンテンツ
は、映像データ、音声データ及びデータ放送データのう
ち少なくとも1のデータから構成され、前記コンテンツ
制御スクリプトは、前記コンテンツが前記ストリーム蓄
積装置によってストリーム蓄積されたコンテンツである
と判断した場合には、前記映像データ、音声データ及び
データ放送データのうち少なくともいずれか1のデータ
を再生することが望ましい。
【0013】また、本発明に係るコンテンツの再生制御
方法は、デジタル放送番組に関するコンテンツとコンテ
ンツ制御スクリプトとを含む放送ストリームを受信する
ステップと、前記コンテンツ制御スクリプトを実行する
ステップと、を備え、前記デジタル放送番組に関するコ
ンテンツは、オンエアー時に再生されるべき第1のコン
テンツとオンエアー時以外に再生されるべき第2のコン
テンツとからなり、前記実行するステップは、コンテン
ツの再生指示を受け付けると、前記コンテンツがオンエ
アー時に受信されたコンテンツであるのか、ストリーム
蓄積装置によってストリーム蓄積されたコンテンツであ
るのか否かを判断し、前記ストリーム蓄積装置によって
ストリーム蓄積されたコンテンツであると判断した場合
には、前記第2のコンテンツを再生することを特徴とす
る。
【0014】また、本発明は、放送端末装置で実行され
るコンテンツ制御スクリプトであって、前記コンテンツ
制御スクリプトは、コンテンツの再生指示を受け付ける
と、前記コンテンツがオンエアー時に受信されたコンテ
ンツであるのか、ストリーム蓄積装置によってストリー
ム蓄積されたコンテンツであるのか否かを判断し、前記
ストリーム蓄積装置によってストリーム蓄積されたコン
テンツであると判断した場合には、オンエアー時に再生
されるべきコンテンツに代えてオンエアー時以外に再生
されるべきコンテンツを再生することを特徴とする。
【0015】また、本発明は、放送端末装置で実行され
るコンテンツ制御スクリプトであって、前記コンテンツ
制御スクリプトは、コンテンツの再生指示を受け付ける
と、コンテンツの受信時時刻に関する第1の時刻情報を
取得するとともに、コンテンツの再生時時刻に関する第
2の時刻情報を取得し、前記第1の時刻情報と前記第2
の時刻情報との差分値が所定の範囲外である場合に、前
記第2の時刻情報に基づいてオンエアー時以外に再生さ
れるべきコンテンツの再生を制御することを特徴とす
る。
【0016】本発明によれば、コンテンツの再生指示を
受け付けると、当該コンテンツがオンエアー時に受信さ
れたものかストリーム蓄積装置によってストリーム蓄積
されたものか否かを判断し、ストリーム蓄積されたコン
テンツであると判断する場合には、再生時の時刻情報
(再生時の現在時刻)に基づいて当該再生を制御するこ
ととしたので、コンテンツがオンエアー時よりも未来の
任意な時間に再生される場合であっても、当該再生時の
情況に合わせてコンテンツを再生することが可能にな
る。
【0017】また、ストリーム蓄積されたコンテンツを
再生する場合には、オンエアー時には再生されなかった
コンテンツを再生時の時刻情報(再生時の現在時刻)に
基づいて再生することができるので、演出方法を多様化
することができるようになる。
【0018】なお、本発明は、放送端末装置に実行され
ることにより、所定の(手段)機能を実現するデータ放
送コンテンツまたはプログラム(スクリプト)、さらに
はこれを蓄積する蓄積媒体として構成することができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しつつ説明する。
【0020】[第1の実施形態]図1は、本発明に係る
デジタル放送サービスを実現するシステムの概要を説明
するための図である。同図において、放送局1は図示し
ない放送装置を備え、テレビ放送番組やデータ放送番組
を構成するデジタルデータ(コンテンツデータ)を各視
聴者(ユーザ)の放送端末装置2に伝送可能なように構
成されている。本実施形態では、テレビ放送番組は、映
像データ及び音声データから構成され、データ放送番組
はデータ放送データから構成される。また、MPEG2
−TSを利用して、各種デジタルデータがストリームと
して伝送されるものとする。放送端末装置2は放送電波
として搬送されるデジタルデータを受信、復調し、放送
番組として視聴者に提供する機能を備えるとともに、図
示しないストリーム蓄積装置と接続され、受信したデジ
タルデータをこのストリーム蓄積装置に送出する一方、
ストリーム蓄積装置から送信されるデジタルデータを受
信する機能を備えている。放送端末装置2は、典型的に
は、テレビジョン受信機とともに用いられるセットトッ
プボックス(STB)か、ディジタル放送受信機能を内
蔵したテレビジョン受像機である。
【0021】なお、本実施形態では、放送衛星に搭載さ
れた中継機は、デジタルデータを伝送する帯域として、
例えば、映像及び音声データを伝送する3つの帯域と、
データ放送用データを伝送するための1つの帯域とを備
えている。
【0022】図2は、本実施形態に係る放送局1のシス
テム構成を示すブロックダイアグラムである。映像音声
データ制作装置201は、図示しないビデオカメラやビ
デオサーバなどから送出される、あるテレビ放送番組に
関するデジタル形式のビデオデータ(映像データ)およ
びオーディオデータ(音声データ)をビデオ/オーディ
オデータエンコーダ(以下「映像音声データエンコー
ダ」という。)204に出力する。ここでは、ビデオデ
ータおよびオーディオデータを、特にこだわらない限
り、1つのデータとして扱うものとし、これを映像音声
データというものとする。
【0023】データ放送制作装置202は、データ放送
用のコンテンツデータ(以下「データ放送データ」とい
う。)をデータ放送データエンコーダ205に出力す
る。データ放送データは、テキストデータ、イメージデ
ータ(静止画/動画データ)、オーディオデータ、スク
リプト(制御プログラム)および表示オブジェクトデー
タなどにより構成される。スクリプトは、例えばBM
L、B−XML又はJavaの文書内にプログラム処理
を記述するために埋め込まれる。なお、動画データは、
ビデオデータと同義であるが、テレビジョン放送におけ
るビデオデータと区別する程度の意味で用いている。デ
ータ放送データは、図示しないオーサリング端末装置を
用いて映像音声データやその他のデジタルデータに基づ
いて作成され、ファイルサーバなどに蓄積される。
【0024】放送管理装置203は、番組編成に関する
情報に従って、映像音声データ制作装置201およびデ
ータ放送制作装置202に対して映像音声データおよび
データ放送データの送出指示を行う。放送管理装置20
3はまた、番組の運行に必要な各種情報を制御情報送出
装置207に送出する。
【0025】映像音声データエンコーダ204は、放送
管理装置204の制御により映像音声制作装置201か
ら送出される映像音声データをMPEG2ビデオおよび
MPEG2オーディオに従って圧縮符号化し、映像音声
ストリームを生成する。映像音声データエンコーダ20
4は、生成した映像音声ストリームをPES形式で多重
化部208に送出する。データ放送データエンコーダ2
05は、放送管理装置203の制御によりデータ放送制
作装置202から送出されるデータ放送データを圧縮符
号化し、データ放送ストリームを生成する。データ放送
データエンコーダ205は、生成したデータ放送データ
をセクション形式で多重化部208に送出する。
【0026】制御情報送出装置207は、放送管理装置
203から送出される各種情報に基づく制御情報を生成
する。制御情報は、PSI/SI(Program Specific I
nformation/Service Information)として規定される。
制御情報送出装置207は、制御情報をセクション形式
で多重化装置208に送出する。
【0027】多重化装置208は、PES形式の映像音
声ストリームおよびデータ放送ストリーム並びにセクシ
ョン形式の制御情報を多重化して、MPEG2−トラン
スポートストリーム(MPEG2−TS;以下「多重化
ストリーム」という。)を生成する。多重化装置208
は、多重化ストリームを生成する際に、さらに時刻管理
情報などを重畳するとともに、秘匿すべき情報に対して
スクランブルを行う。多重化装置208は、生成した多
重化ストリームをデジタル変調装置209に送出する。
【0028】デジタル変調装置209は、多重化ストリ
ームを所定の変調方式でデジタル変調し、送信部210
にこれを送出する。所定の変調方式としては、例えば、
8PSK方式やOFDM方式などが挙げられる。送信装
置210は、デジタル変調されたストリームを放送波信
号として中継局、例えば放送衛星に向けて伝送する。
【0029】放送衛星には、トランスポンダと呼ばれる
電波中継器が搭載されている。このトランスポンダは、
放送局から伝送される放送波信号を受信すると、当該放
送波信号を増幅するとともに、アップリンクの周波数を
ダウンリンクの周波数に変換して視聴者の放送端末装置
に伝送するものである。ここで、1本のトランスポンダ
では、MPEG−2による圧縮技術を採用することでデ
ジタルデータを、例えば4つの帯域にて伝送することが
できるため、本実施形態では、映像/音声データの伝送
に例えば3帯域を使用し、データ放送用データの伝送に
1帯域を使用している。
【0030】図3は、本実施形態に係る放送端末装置2
を含んで構成される受信システムの構成例を示す図であ
る。このシステムは、図1に示した放送局1より放送衛
星を介して伝送される放送電波を受信するアンテナ30
1と、その受信したストリームを選局し、復号するセッ
トトップボックス302と、復号された映像音声データ
に基づいて映像や音声を出力する出力装置303と、セ
ットトップボックス302が受信したストリームを蓄積
するストリーム蓄積装置304と、ストリーム蓄積装置
304に対してユーザが操作を行うリモートコントロー
ラ305と、から構成される。
【0031】同図に示す放送端末装置2は、セットトッ
プボックス302や出力装置303、ストリーム蓄積装
置304をそれぞれ別々に構成したが、適宜、一体型の
放送端末装置2としても構成することができる。例え
ば、セットトップボックス302と出力装置303とを
一体型にしてもよいし、セットトップボックス302と
ストリーム蓄積装置304とを一体型にすることもでき
る。出力装置303は、典型的にはテレビジョン受像機
が相当し、外部から入力端子を介して入力される映像音
声信号に基づいて映像および音声を出力する。ストリー
ム蓄積装置304は、ハードディスク装置や、例えば、
D−VHS(Data Video Home System)方式のビデオテ
ープレコーダ等が該当し、デジタル映像信号をセットト
ップボックス302との間で送受信するためのインター
フェース(例えばIEEE1394)を備えている。リ
モートコントローラ305は、例えば、電源ON/OF
Fボタン、デジタル放送番組を録画するための録画ボタ
ンや再生ボタン等が設けられ、ストリーム蓄積装置30
4の操作受信部はユーザが押下したボタンに対応する赤
外線信号を受信する。また、リモートコントローラ30
5の代わりとして、機器のフロント部等に操作パネルを
構成するようにしてもよい。
【0032】このような構成に基づいて、ユーザがデジ
タル放送サービスによる番組を録画及び再生する場合の
流れについて簡単に説明する。まず、ユーザがリモート
コントローラ305の録画ボタンを押下すると、これを
受け付けたストリーム蓄積装置304からストリームデ
ータの送出指示がセットトップボックス302に送出さ
れ、セットトップボックス302によって受信されたス
トリームデータが、IEEE1394インターフェース
を介してストリーム蓄積装置304に転送される。スト
リーム蓄積装置304は、ストリームデータを受信する
と、受信したストリームデータをデジタル変調されたス
トリームデータとしてそのまま蓄積する。そして、ユー
ザがリモートコントローラ305の再生ボタンを選択す
ると、これを受け付けたストリーム蓄積装置304から
ストリームデータの再生指示がセットトップボックス3
02に送出されるとともに、ストリーム蓄積装置304
からIEEE1394インターフェースを介してストリ
ームデータがセットトップボックス302に転送され、
セットトップボックス302によってアナログ信号に変
換された後、出力装置303の画面に表示される。
【0033】図4は、本実施形態に係る放送端末装置2
のハードウェア構成を示す概略図である。放送端末装置
2は、典型的には、受信機能、蓄積機能、通信機能およ
び提示機能を備える。
【0034】同図において、コントローラ401は、C
PU4011、RAM4012、ROM4013および
フラッシュメモリ4014を備え、これらはバスを介し
て相互に接続されている。このコントローラ401は、
放送端末装置2全体の動作を司るとともに、他のハード
ウェア構成要素と相まって各種の機能を実現する。な
お、本実施形態では、ストリームに含まれるコンテンツ
制御スクリプトを実行する。
【0035】チューナ402は、図示しないアンテナか
ら供給される放送波信号の中から特定のトランスポンダ
に対応する放送波信号を選択し、デジタル復調部403
に送出する。デジタル復調部403は、選択されて送出
される放送波信号を所定の復調方式で復調し、所定のエ
ラー訂正処理を行った後、TSデコーダ404に送出す
る。このデジタル復調部403から送出される信号は、
上述した多重化ストリームに対応するものである。TS
デコーダ404は、送出される多重化ストリームを個別
のストリームに分離し、MEPG−AVデコーダ405
に送出する。このストリームは一連のTSパケットと見
ることができる。MEPG−AVデコーダ405は、送
出される映像音声ストリームをMPEG2ビデオおよび
MPEG2オーディオに従って復号し、出力装置に出力
する。
【0036】サウンド制御部406は、コントローラ4
01の制御の下、各種サウンドデータに基づいて付加音
を生成する。生成された付加音は、MPEG2−AVデ
コーダ405から送られる音声データと重畳(合成)さ
れ、出力装置(スピーカ)から出力される。
【0037】OSD制御部407は、コントローラ40
1の制御の下、データ放送データを構成するテキストデ
ータやイメージデータを生成する。生成されたこれらの
データは、MPEG2−AVデコーダ405から送られ
る映像データと重畳される。
【0038】外部記録装置I/F408は、上述したス
トリーム蓄積装置304に接続するためのインターフェ
ースである。外部記録装置I/F408には、上述した
ように、デジタル映像信号をストリーム蓄積装置304
との間で送受信するためのIEEE1394インターフ
ェースなどが該当する。なお、外部記録装置には、例え
ば、D−VHS、ハードディスク装置やDVD−RW
(DVD−RAM)装置、固体メモリ(例えば、「スマ
ートメディア」や「メモリスティック」)なども該当す
る。
【0039】ICカードI/F410は、所定の情報を
記憶したICカードに接続するためのインターフェース
である。ICカードには、例えば、視聴者の個人情報や
スクランブル解除鍵等が記憶される。
【0040】上記のように構成されるシステムにおい
て、本実施形態は、放送端末装置2がコンテンツの再生
指示を受け付けると、そのコンテンツがオンエアー時に
受信したコンテンツであるのか、ストリーム蓄積装置3
04によってストリーム蓄積されたコンテンツであるの
か否かを判断し、ストリーム蓄積装置304によってス
トリーム蓄積されたコンテンツであると判断した場合に
は、再生時刻に基づいてコンテンツの再生を制御すると
いうものである。放送端末装置2にこのような制御を実
現させるためのコンテンツ制御スクリプトは、典型的に
は、データ放送コンテンツの一部として構成される。以
下、セットトップボックス302がコンテンツ制御スク
リプトを実行する場合の処理の流れについて具体的に説
明する。
【0041】図5は、本実施形態に係るコンテンツ再生
処理の一例を示すフローチャートである。なお、本実施
形態では、コンテンツ再生処理の前提として、視聴者
が、コンテンツ(デジタル放送番組)をストリーム蓄積
装置304に録画しているものとする。そして、録画し
ておいたコンテンツを再生しようとする視聴者が、スト
リーム蓄積装置304に再生指示を入力するためにリモ
ートコントローラ305の再生ボタンを選択すると、ス
トリーム蓄積装置304は、これを受け付け、コンテン
ツの再生指示及びストリーム蓄積されたコンテンツをセ
ットトップボックス302に送出する(STEP50
1)。
【0042】セットトップボックス302は、コンテン
ツの再生指示及びストリーム蓄積されたコンテンツをス
トリーム蓄積装置304から受け付けると、コンテンツ
制御スクリプトを実行し、当該コンテンツの再生状態を
チェックする。すなわち、放送局1から現に伝送されて
いるコンテンツの再生(直接再生)であるのか、ストリ
ーム蓄積されたコンテンツの再生(録画再生)であるの
かをチェックする(STEP502)。
【0043】図6は、STEP502に示すコンテンツ
の再生状態をチェックする処理を説明するためのフロー
チャートである。すなわち、セットトップボックス30
2は、コンテンツを放送局1から実際に受信した時刻
(受信時時刻)を取得するとともに(STEP60
1)、そのコンテンツの再生指示を受け付けた時刻を取
得する(STEP602)。なお、受信時時刻は、伝送
されるコンテンツに含まれる時刻管理情報を参照するこ
とにより取得することができるとともに、再生時時刻
は、セットトップボックス302が有する現在日時を管
理するタイマー機能等により取得することができる。次
に、セットトップボックス302は、取得した受信時時
刻と再生時時刻との差分を求め、その値が所定の範囲内
に収まっているか否かを判断する(STEP603)。
つまり、視聴者が直接再生によりコンテンツを視聴して
いる場合には、両時刻の値が一致することになる。ただ
し、本例では、伝送エラー訂正によるシステム遅延等を
考慮し、その差分値が±15秒以内であれば、直接再生
であるとみなしている。セットトップボックス302
は、差分値が所定の範囲内であると判断する場合には、
オンエアーフラグを「真」にセットし(STEP60
4)、一方、所定の範囲を超えると判断する場合には、
オンエアーフラグを「偽」にセットする(STEP60
5)。
【0044】図5のSTEP503に戻り説明を続け
る。セットトップボックス302は、再生状態のチェッ
クを終えると、当該コンテンツの再生がオンエアー時の
ものであるか否かを判断する。すなわち、オンエアーフ
ラグの値に基づき、当該コンテンツの再生が直接再生で
あるのか否かを判断する(STEP503)。そして、
セットトップボックス302は、オンエアーフラグの値
が「真」であると判断する場合には、オンエアー時の処
理を実行し(STEP504)、一方、オンエアーフラ
グの値が「偽」であると判断する場合には、セットトッ
プボックス302は、録画時の処理を実行する(STE
P505)。なお、オンエアー時の処理とは、オンエア
ー時に再生されるべきコンテンツを再生する処理であ
る。
【0045】図7は、STEP505に示す録画時の処
理の流れを示すフローチャートである。なお、本実施形
態では、再生時時刻に応じて複数のコンテンツを切り替
えるべく設定された条件nと、この条件nに応じた時間
別処理nが予め設定されているものとする。セットトッ
プボックス302は、ストリームが録画されたストリー
ムの再生である場合には、STEP602にて取得した
再生時時刻が、予め設定された第1の条件〜第nの条件
のうち、いずれの条件に一致するか否かを判断する(S
TEP701)。そして、セットトップボックス302
は、第1の条件に一致すると判断する場合には、第1の
時間別処理を実行し(STEP702)、第2の条件に
一致すると判断する場合には、第2の時間別処理を実行
し(STEP703)、同様に第nの条件に一致すると
判断する場合には、第nの時間別処理を実行する(ST
EP704)。
【0046】第1の条件〜第nの条件の内容は、時刻情
報を基準に任意に設定することができるものとし、例え
ば、ストリームが再生される時間や月日及び時間と月日
の組み合わせ等を設定することができる。また、第1の
時間別処理〜第nの時間別処理は、典型的には、第1の
条件〜第nの条件に応じて再生するコンテンツの内容を
切り替える処理が規定され、例えば、再生するCMコン
テンツを切り替えたり、再生する番組の一部を切り替え
たりする処理等が該当する。以下、第1の条件〜第nの
条件の内容及び第1の時間別処理〜第nの時間別処理の
内容について、具体的に説明する。
【0047】図8は、再生時時刻に応じてCMコンテン
ツを切り替える場合の処理の流れを示すフローチャート
である。図8及び図9では、CM中に静止画の広告を表
示するコンテンツがある場合において、ストリーム蓄積
されたコンテンツを再生する際に、再生時時刻に応じて
再生する静止画を選択する場合について説明する。これ
によれば、コンテンツがオンエアー時よりも未来の任意
の時間に再生される場合でも、視聴者による任意の再生
時時刻を想定した静止画を予め用意しておくことによ
り、視聴者の情況に応じたCMコンテンツを提供するこ
とができるようになる。
【0048】セットトップボックス302は、まず、再
生時時刻が第1の条件(2001/9/1〜2001/9/31)に一致
するか否かを判断し(STEP801)、一致すると判
断する場合には、第1のコンテンツを表示する(STE
P802)。具体的には、第1の静止画(CMデータ)
を選択して再生する。一方、第1の条件に一致しないと
判断する場合には、再生時時刻が第2の条件(2001/10/
1〜2001/10/30)に一致するか否かを判断し(STEP
803)、一致すると判断する場合には、第2のコンテ
ンツを表示する(STEP804)。具体的には、第2
の静止画(CMデータ)を選択して再生する。同様に、
セットトップボックス302は、再生時時刻が第3の条
件(2001/11/1〜)に一致するか否かを判断し(STE
P805)、一致すると判断する場合には、第3のコン
テンツを表示する(STEP806)。具体的には、第
3の静止画(CMデータ)を選択して再生する。
【0049】図9は、このときの画面の一例を示してい
る。同図に示すように、オンエアーすなわちOA時(20
01年9月1日)は、第1のCMデータ(静止画)が再生さ
れているのに対し、録画再生時(2001年10月25日)は、
第2の条件(2001/10/1〜2001/10/30)に一致するの
で、第2のCMデータ(静止画)が再生されている。な
お、本実施形態では、オンエアー時に再生すべき静止画
と、録画再生時の第1の条件に一致する場合に再生すべ
き静止画とが、同じ第1のデータとして設定されている
が、オンエアー時に再生すべき静止画と録画再生時に再
生すべき静止画が全く一致しないように設定してもよ
い。
【0050】本実施形態によれば、録画されたコンテン
ツの再生時時刻に応じて、CMデータを切り替えること
ができるようになる。従って、例えば、第1のCMデー
タは、第1の条件の期間に新発売される商品のデータと
し、第2のCMデータは、第2の条件の期間に新発売さ
れる商品のデータとしておけば、ユーザが録画されたコ
ンテンツを視聴する場合であっても、その視聴時に新発
売される商品のCMデータが画面に表示されるので、訴
求効果の高い期間や時間帯にあわせてCMデータを表示
することができるようになる。
【0051】[第2の実施形態]次に、第2の実施形態
について説明する。第1の実施形態では、再生時時刻に
応じてCMコンテンツ(静止画)を切り替える場合につ
いて説明したが、第2の実施形態では、再生時時刻に応
じて番組本編(背景画像)を切り替える場合について説
明する。なお、第2の実施形態におけるハードウェア構
成は、第1の実施形態と同様であるので説明を省略す
る。
【0052】図10は、再生時時刻に応じて番組本編デ
ータの背景画像を切り替える場合の例を示す図である。
本実施形態におけるコンテンツ制御スクリプトは、録画
されたストリームの再生時時刻が各季節(春夏秋冬)の
いずれに該当するかを判断するとともに、各季節(春夏
秋冬)に応じて番組の背景画像を選択し再生することを
特徴とする。
【0053】図10に示すように、本実施形態では、予
め「春」、「夏」、「秋」及び「冬」にそれぞれ対応す
る背景画像がストリーム中に予め用意されている。セッ
トトップボックス302は、コンテンツの再生指示及び
ストリーム蓄積されたコンテンツをストリーム蓄積装置
304から受け付けると、コンテンツ制御スクリプトを
実行する。すなわち、再生時時刻が第1の条件〜第4の
条件(春夏秋冬)のいずれの条件に該当するかを判断
し、再生時時刻が第1の条件(春)に該当すると判断す
る場合には、第1の背景画像(春の背景画像)を番組本
編データの背景として再生する。一方、セットトップボ
ックス302は、再生時時刻が第2の条件(夏)に該当
すると判断する場合には、第2の背景画像(夏の背景画
像)を番組本編データの背景として表示する。セットト
ップボックス302は、第3の条件(秋)、及び第4の
条件(冬)についても同様の処理を行う。同図に示すよ
うに、OA時(2001年9月1日:秋)は、秋の背景画像が
再生されているのに対し、録画再生時(春/夏/冬)
は、各再生時時刻に応じた背景画像(春の背景画像、夏
の背景画像、冬の背景画像)がそれぞれ再生されてい
る。
【0054】本実施形態によれば、録画されたコンテン
ツを再生する場合において、番組本編はオンエアー時と
同じものが再生される一方、番組本編の背景を構成する
画像は、録画再生時に応じた画像が表示される。従っ
て、視聴者の視聴時期にマッチした放送番組を提供する
ことができるとともに、オンエアー時とは異なるコンテ
ンツを再生することにより、演出方法を多様化すること
ができるようになる。
【0055】[第3の実施形態]次に、第3の実施形態
について説明する。上記各実施形態では、再生時時刻に
応じてCMコンテンツ(静止画)や番組本編の背景画像
を切り替える場合について説明したが、第3の実施形態
では、番組本編の一部(映像及び音声データ)を切り替
える場合について説明する。なお、第3の実施形態にお
けるハードウェア構成は、第1の実施形態と同様である
ので説明を省略する。
【0056】図11は、再生時時刻に応じて番組本編の
一部(映像及び音声データ)を切り替える場合の例を示
す図である。本実施形態におけるコンテンツ制御スクリ
プトは、録画されたコンテンツの再生時時刻が所定の時
間帯(午前、午後、深夜)のいずれに該当するかを判断
するとともに、再生時時刻が該当する時間帯に応じて番
組本編の一部(映像及び音声データ)を切り替えること
を特徴とする。
【0057】図11に示すように、本実施形態では、3
つの映像/音声データがストリーム中に予め用意されて
いる。セットトップボックス302は、コンテンツの再
生指示及びストリーム蓄積されたコンテンツをストリー
ム蓄積装置304から受け付けると、コンテンツ制御ス
クリプトを実行し、再生時時刻が第1の条件〜第3の条
件(午前、午後、深夜)のいずれの条件に該当するかを
判断する。そして、再生時時刻が第1の条件(午前)に
該当すると判断する場合には、第1の映像/音声データ
を再生する一方、再生時時刻が第2の条件(午後)に該
当すると判断する場合には、第2の映像/音声データを
再生し、再生時時刻が第3の条件(深夜)に該当すると
判断する場合には、第3の映像/音声データを再生す
る。同図に示すように、OA時(2001年9月1日)は、第
1の映像/音声データが再生されているのに対し、録画
再生時(○月○日21:00)は、番組の一部に第3の映像
/音声データが再生されている。
【0058】本実施形態によれば、録画された番組を再
生する場合には、オンエアー時と録画再生時とで番組の
一部を切り替えて再生することができる。従って、例え
ば、番組がストーリー番組の場合には、オンエアー時と
録画再生時とで異なるストーリーを展開したり、番組が
クイズ番組の場合には、クイズの質問や回答を変更した
りすることができるので、演出方法をさらに多様化する
ことができるようになる。
【0059】なお、上記実施形態にて採用した標準規格
等は、新たな規格の登場に応じて任意にこれを変更する
ことができるものとし、例えば、上記実施形態では、M
PEG2−TSを利用して、各種デジタルデータがスト
リームとして伝送されるものとしたが、MPEG4また
はMPEG7を利用することもできる。
【0060】また、上記実施形態では、デジタル放送サ
ービスの一例として、BS(放送衛星)デジタル放送サ
ービスについて説明したが、本発明はこれに限られず、
例えば、CS(通信衛星)デジタル放送サービスや地上
波デジタル放送サービスについても適用することができ
る。なお、地上波デジタル放送サービスの場合には、放
送衛星の代わりに放送アンテナに搭載された中継機を介
して、放送端末装置2が映像・音声放送用データやデー
タ放送用データを受信する。
【0061】[その他の実施形態]上記各実施形態は、
本発明を説明するための例示であり、本発明をこれらの
実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、その
要旨を逸脱しない限り、さまざまな形態で実施すること
ができる。
【0062】(1)上記実施形態では、時刻情報を基準
にコンテンツを切り替えるようにしているが、本発明は
特にこれにこだわるものではない。したがって、時刻情
報に加えて、視聴者の年齢、性別などによっても、表示
するコンテンツの内容を変更することができるようにし
てもよい。この場合、放送端末装置に予めこれら所定の
情報が入力されているか、または、コンテンツ再生時に
視聴者に入力させることが望ましい。
【0063】(2)また、オンエアー時に再生されるべ
きコンテンツと、録画再生時に再生されるべきコンテン
ツとを予め関連づけておき、視聴者が録画したコンテン
ツを再生すると、オンエアー時に再生されたコンテンツ
に関連する内容が再生されるようにしてもよい。例え
ば、コンテンツがストーリー番組である場合には、録画
再生時にオンエアー時の続きとなるストーリーを再生し
たり、コンテンツがクイズ番組である場合には、オンエ
アー時に再生した問題に対する答えを再生したりするこ
ともできる。
【0064】(3)さらにまた、録画再生時に再生され
るべき複数のコンテンツを互いに関連づけておくととも
に、視聴者に各コンテンツの再生条件を提示することも
できる。視聴者が、提示された条件に基づいて録画した
コンテンツを再生すると、再生時時刻(a、b、c)に
応じてコンテンツ(A、B、C)が再生されるので、視
聴者は、録画した番組をオンエアーのような感覚で再生
することができるようになる。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、ストリーム蓄積された
コンテンツを再生する場合には、再生時の時刻情報に基
づいてコンテンツの再生を制御することとしたので、コ
ンテンツがオンエアー時よりも未来の任意な時間に再生
される場合であっても、当該再生時の情況に合わせてコ
ンテンツを再生することが可能になる。
【0066】また、ストリーム蓄積されたコンテンツを
再生する場合には、オンエアー時には再生されなかった
コンテンツを再生することができるので、演出方法を多
様化することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るデジタル放送サービ
スを実現するシステムの概要を説明するための図であ
る。
【図2】本発明の一実施形態に係る放送局のシステム構
成を示すブロックダイアグラムである。
【図3】本発明の一実施形態に係る放送端末装置2を含
んで構成される受信システムの構成例を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る放送端末装置2のハ
ードウェア構成を示す概略図である。
【図5】本発明の一実施形態に係るコンテンツ再生処理
の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施形態に係るコンテンツ再生処理
の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施形態に係るコンテンツ再生処理
の一例を示すフローチャートである。
【図8】本発明の一実施形態に係るコンテンツ再生処理
(再生時時刻に応じてCMコンテンツを切り替える場合
の処理)の流れを示すフローチャートである。
【図9】本発明の一実施形態に係るコンテンツ切り替え
の例を示す図である。
【図10】本発明の一実施形態に係るコンテンツ切り替
えの例を示す図である。
【図11】本発明の一実施形態に係るコンテンツ切り替
えの例を示す図である。
【符号の説明】
1…放送局 2…放送端末装置 201…映像音声制作装置 202…データ放送制作装置 203…放送管理装置 204…映像音声データエンコーダ 205…データ放送データエンコーダ 207…制御情報送出装置 208…多重化部 209…デジタル変調装置 210…送信装置 301…アンテナ 302…セットトップボックス 303…出力装置 304…ストリーム蓄積装置 305…リモートコントローラ
フロントページの続き (72)発明者 楠 真悟 東京都港区赤坂5−3−3 TBS会館9 階 (72)発明者 勝又 隆行 東京都港区赤坂5−3−3 TBS会館9 階 Fターム(参考) 5C025 AA30 BA14 BA25 BA27 BA30 DA01 DA10 5C052 AA00 CC06 DD04 DD10 EE10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デジタル放送番組に関するコンテンツと、
    コンテンツ制御スクリプトとを含む放送ストリームを放
    送端末装置に受信させるステップと、 前記コンテンツ制御スクリプトを前記放送端末装置に実
    行させるステップと、を備え、 前記デジタル放送番組に関するコンテンツは、映像音声
    データ及び/又はデータ放送データからなり、オンエア
    ー時に再生されるべき第1のコンテンツとオンエアー時
    以外に再生されるべき第2のコンテンツとからなり、 前記コンテンツ制御スクリプトは、 コンテンツの再生指示を受け付けると、前記コンテンツ
    がオンエアー時に受信されたコンテンツであるのか、ス
    トリーム蓄積装置によってストリーム蓄積されたコンテ
    ンツであるのか否かを判断し、前記ストリーム蓄積装置
    によってストリーム蓄積されたコンテンツであると判断
    した場合には、前記第2のコンテンツを再生することを
    特徴とするコンテンツの再生制御方法。
  2. 【請求項2】前記コンテンツ制御スクリプトは、 前記放送ストリームの受信時時刻に関する第1の時刻情
    報を取得するとともに、前記コンテンツの再生時時刻に
    関する第2の時刻情報を取得し、前記第1の時刻情報と
    前記第2の時刻情報との差分値が所定の範囲外である場
    合に、前記コンテンツが前記ストリーム蓄積装置によっ
    てストリーム蓄積されたコンテンツであると判断するこ
    とを特徴とする請求項1記載のコンテンツの再生制御方
    法。
  3. 【請求項3】前記コンテンツ制御スクリプトは、 前記第2の時刻情報に基づいて前記第2のコンテンツの
    再生を制御することを特徴とする請求項1または2記載
    のコンテンツの再生制御方法。
  4. 【請求項4】前記コンテンツ制御スクリプトは、 時刻情報に基づくコンテンツ再生条件を備え、 前記コンテンツ再生条件と前記第2の時刻情報とに基づ
    いて、前記第2のコンテンツの再生を制御することを特
    徴とする請求項3記載のコンテンツの再生制御方法。
  5. 【請求項5】前記コンテンツ制御スクリプトはデータ放
    送データから構成され、 前記第2のコンテンツは、映像データ、音声データ及び
    データ放送データのうち少なくとも1のデータから構成
    され、 前記コンテンツ制御スクリプトは、 前記コンテンツが前記ストリーム蓄積装置によってスト
    リーム蓄積されたコンテンツであると判断した場合に
    は、前記映像データ、音声データ及びデータ放送データ
    のうち少なくともいずれか1のデータを再生すること特
    徴とする請求項1から4いずれか記載のコンテンツの再
    生制御方法。
  6. 【請求項6】デジタル放送番組に関するコンテンツとコ
    ンテンツ制御スクリプトとを含む放送ストリームを受信
    するステップと、 前記コンテンツ制御スクリプトを実行するステップと、
    を備え、 前記デジタル放送番組に関するコンテンツは、 オンエアー時に再生されるべき第1のコンテンツとオン
    エアー時以外に再生されるべき第2のコンテンツとから
    なり、 前記実行するステップは、 コンテンツの再生指示を受け付けると、前記コンテンツ
    がオンエアー時に受信されたコンテンツであるのか、ス
    トリーム蓄積装置によってストリーム蓄積されたコンテ
    ンツであるのか否かを判断し、前記ストリーム蓄積装置
    によってストリーム蓄積されたコンテンツであると判断
    した場合には、前記第2のコンテンツを再生することを
    特徴とするコンテンツの再生制御方法。
  7. 【請求項7】放送端末装置で実行されるコンテンツ制御
    スクリプトであって、 前記コンテンツ制御スクリプトは、 コンテンツの再生指示を受け付けると、前記コンテンツ
    がオンエアー時に受信されたコンテンツであるのか、ス
    トリーム蓄積装置によってストリーム蓄積されたコンテ
    ンツであるのか否かを判断し、前記ストリーム蓄積装置
    によってストリーム蓄積されたコンテンツであると判断
    した場合には、オンエアー時に再生されるべきコンテン
    ツに代えてオンエアー時以外に再生されるべきコンテン
    ツを再生することを特徴とするコンテンツ制御スクリプ
    ト。
  8. 【請求項8】放送端末装置で実行されるコンテンツ制御
    スクリプトであって、 前記コンテンツ制御スクリプトは、 コンテンツの再生指示を受け付けると、コンテンツの受
    信時時刻に関する第1の時刻情報を取得するとともに、
    コンテンツの再生時時刻に関する第2の時刻情報を取得
    し、 前記第1の時刻情報と前記第2の時刻情報との差分値が
    所定の範囲外である場合に、前記第2の時刻情報に基づ
    いてオンエアー時以外に再生されるべきコンテンツの再
    生を制御することを特徴とするコンテンツ制御スクリプ
    ト。
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