JP2003161168A - ガスタービン燃焼器燃料系統 - Google Patents

ガスタービン燃焼器燃料系統

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JP2003161168A JP2001357549A JP2001357549A JP2003161168A JP 2003161168 A JP2003161168 A JP 2003161168A JP 2001357549 A JP2001357549 A JP 2001357549A JP 2001357549 A JP2001357549 A JP 2001357549A JP 2003161168 A JP2003161168 A JP 2003161168A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の燃料系統をもつガスタービン燃焼器8の
燃焼異常に伴う燃料配分異常を早期に判断し、警報を発
報もしくはガスタービン停止とさせる。 【解決手段】一つのガスタービン燃焼器8に対して、そ
れぞれに燃料制御弁2を有する互いに平行な複数の燃料
系統から燃料を供給するガスタービン燃焼器燃料系統で
あって、複数の燃料系統から供給されるべき燃料の合計
流量の指令に基づいて各燃料系統への設定流量を決定す
る手段4と、各燃料系統の設定流量に応じて各燃料制御
弁の設定開度を決定する手段5と、設定開度に基づいて
各燃料制御弁の開度を調整する手段と、各燃料制御弁の
開度を検出する手段6と、検出された各燃料制御弁の開
度と各燃料制御弁の設定開度とを比較して、それらの偏
差が所定の範囲を逸脱したときに異常を表わす信号を発
する手段と、を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービン燃焼
器での異常を早期に検知できるガスタービン燃焼器燃料
系統に関する。
【0002】
【従来の技術】発電等に用いられる二つ以上の燃料系統
をもつガスタービンに付属する燃焼器での異常検知する
従来の方法は燃焼振動・排ガス温度の偏差・排出NOx
(窒素酸化物)濃度等の値を監視することによって、燃
焼異常の有無を検出していた。この検出方法は燃焼器内
で異常が発生した後に起きる事象を捉えるものであっ
た。一方で、昨今のガスタービン燃焼器では排出NOx
の低減を図るために、運転が許容される燃料配分範囲が
狭く、わずかな燃料配分のズレが燃焼異常を引き起こす
可能性が増加している。このため、複数の燃料系統の燃
料配分を高精度で制御することが求められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術による燃焼
異常監視方法は、燃焼器内で異常が発生した後に起きる
事象を捉えることで燃焼異常を検出しているために、当
該監視方法にて燃焼異常と判断された後にガスタービン
を停止したとしても、燃焼器部品に大きな損傷を与えて
しまっていることが多くあり、修理のためのガスタービ
ンの長期停止が余儀なくされ、運用を大きく阻害するこ
ととなり、大きなデメリットとなっていた。
【0004】燃焼異常が発生する前にその事象を捉える
技術は、例えば特開平11−218034号公報に開示
されている。この技術は、複数の燃料系統をもつ燃焼器
の各燃料系統の差圧を監視し、系統圧損を計測して、当
該系統に流れている燃料流量を大まかに算出し、これが
安定燃焼を保証できない値を示したら、警報を出すとい
うものである。しかしながら、差圧だけによる監視では
精度として不十分であった。
【0005】本発明は、二つ以上の燃料系統をもつガス
タービン燃焼器の燃焼異常に伴う燃料配分異常を早期に
判断し、警報を発報もしくはガスタービン停止とさせ、
燃焼器の損傷を防止または抑制することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するものであって、請求項1の発明は、一つのガスタ
ービン燃焼器に対して、それぞれに燃料制御弁を有する
互いに平行な複数の燃料系統から燃料を供給するガスタ
ービン燃焼器燃料系統であって、前記複数の燃料系統か
ら供給されるべき燃料の合計流量の指令に基づいて各燃
料系統への設定流量を決定する手段と、前記各燃料系統
の設定流量に応じて前記各燃料制御弁の設定開度を決定
する手段と、前記設定開度に基づいて前記各燃料制御弁
の開度を調整する手段と、前記各燃料制御弁の開度を検
出する手段と、前記検出された前記各燃料制御弁の開度
と前記各燃料制御弁の設定開度とを比較して、それらの
偏差が所定の範囲を逸脱したときに異常を表わす信号を
発する手段と、を有することを特徴とする。
【0007】請求項1の発明によれば、各燃料系統燃料
制御弁の開度指令値と実開度の偏差に基づいて、燃料配
分異常を早期に判断し、燃焼器の異常燃焼を防止または
抑制することができる。特に、弁開度を監視するので、
精度がよく、流量や圧力などのプロセス値を監視するよ
りも設備を簡素化することができる。
【0008】また、請求項2の発明は、一つのガスター
ビン燃焼器に対して、それぞれに燃料制御弁を有する互
いに平行な複数の燃料系統から燃料を供給するガスター
ビン燃焼器燃料系統であって、前記複数の燃料系統から
供給されるべき燃料の合計流量の指令に基づいて各燃料
系統への設定流量を決定する手段と、前記各燃料系統の
設定流量に応じて前記各燃料制御弁の設定開度を決定す
る手段と、前記設定開度に基づいて前記各燃料制御弁の
開度を調整する手段と、前記各燃料制御弁の開度を検出
する手段と、前記検出された前記各燃料制御弁の開度に
基づいて前記各燃料系統の実際の流量配分を表す信号を
求める手段と、前記各燃料系統の設定流量に基づいて前
記各燃料系統の設定流量配分を表す信号を求める手段
と、前記各燃料系統の設定流量配分を表す信号と前記各
燃料系統の実際の流量配分を表す信号とを比較して、そ
れらの偏差が所定の範囲を逸脱したときに異常を表わす
信号を発する手段と、を有することを特徴とする。
【0009】請求項2の発明によれば、各燃料系統燃料
制御弁の実開度の測定値に基づいて、燃料配分異常を早
期に判断し、燃焼器の異常燃焼を防止または抑制するこ
とができる。弁開度を監視するので、精度がよく、流量
や圧力などのプロセス値を監視するよりも設備を簡素化
することができる。さらに、流量配分を基準にして異常
判断を行なうので、異常判断が的確に行なえる。
【0010】また、請求項3の発明は、一つのガスター
ビン燃焼器に対して、それぞれに燃料制御弁を有する互
いに平行な複数の燃料系統から燃料を供給するガスター
ビン燃焼器燃料系統であって、前記複数の燃料系統から
供給されるべき燃料の合計流量の指令に基づいて各燃料
系統の設定流量を決定する手段と、前記各燃料系統の設
定流量に応じて前記各燃料制御弁の設定開度を決定する
手段と、前記設定開度に基づいて前記各燃料制御弁の開
度を調整する手段と、前記各燃料系統の流量を計測する
手段と、前記計測された前記各燃料系統の流量と前記各
燃料系統の設定流量とを比較して、それらの偏差が所定
の範囲を逸脱したときに異常を表わす信号を発する手段
と、を有することを特徴とする。
【0011】請求項3の発明によれば、各燃料系統燃料
流量の指令値と実流量の偏差に基づいて、燃料配分異常
を早期に判断し、燃焼器の異常燃焼を防止または抑制す
ることができる。
【0012】また、請求項4の発明は、一つのガスター
ビン燃焼器に対して、それぞれに燃料制御弁を有する互
いに平行な複数の燃料系統から燃料を供給するガスター
ビン燃焼器燃料系統であって、前記複数の燃料系統から
供給されるべき燃料の合計流量の指令に基づいて各燃料
系統の設定流量を決定する手段と、前記各燃料系統の設
定流量に応じて前記各燃料制御弁の設定開度を決定する
手段と、前記設定開度に基づいて前記各燃料制御弁の開
度を調整する手段と、前記各燃料系統の流量を計測する
手段と、前記計測された前記各燃料系統の流量に基づい
て前記各燃料系統の実際の流量配分を表す信号を求める
手段と、前記各燃料系統の設定流量に基づいて前記各燃
料系統の設定流量配分を表す信号を求める手段と、前記
各燃料系統の設定流量配分を表す信号と前記各燃料系統
の実際の流量配分を表す信号とを比較して、それらの偏
差が所定の範囲を逸脱したときに異常を表わす信号を発
する手段と、を有することを特徴とする。
【0013】請求項4の発明によれば、各燃料系統燃料
流量の流量の測定に基づいて、燃焼器の異常燃焼を防止
または抑制することができる。さらに、流量配分を基準
にして異常判断を行なうので、異常判断が的確に行なえ
る。
【0014】また、請求項5の発明は、請求項2または
4に記載のガスタービン燃焼器燃料系統において、前記
所定の範囲は、前記ガスタービン燃焼器での燃焼温度を
加味して決定されること、を特徴とする。
【0015】請求項5の発明によれば、請求項2または
4の発明の作用・効果が得られるほか、燃焼器の燃焼状
態に応じて的確な許容燃料配分範囲に合わせて監視する
ことができる。
【0016】また、請求項6の発明は、請求項1ないし
5のいずれかに記載のガスタービン燃焼器燃料系統にお
いて、前記所定の範囲は、前記ガスタービン燃焼器での
試験運転の結果に基づいて決定されること、を特徴とす
る。
【0017】請求項6の発明によれば、請求項1ないし
5のいずれかの発明の作用・効果が得られるほか、燃焼
器各々の個体差による燃焼異常を起こす燃料配分のバラ
ツキを考慮することができ、さらに精度良く燃焼異常を
防止・抑制できる。
【0018】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態](請求項
1、6等に対応) 図1に、本発明に係るガスタービン燃焼器燃料系統の第
1の実施の形態を示す。図示のように、燃料系統主配管
1は、例えば2系統に分岐されて、一つのガスタービン
燃焼器8に燃料を供給できるように接続されている。分
岐された燃料系統それぞれに燃料制御弁2が取り付けら
れている。各燃料制御弁2には開度検出器6が設置され
ている。
【0019】ガスタービン燃焼器8へ投入される全体燃
料流量と等価信号である燃料流量指令を受け、設定配分
関数発生器4にて各燃料系統の燃料流量指令を演算す
る。この指令値を受け、各燃料制御弁2の弁開度と燃料
流量指令の関係を表す弁開度関数発生器5によって、各
燃料制御弁2の開度指令が演算され、その開度指令に見
合うように各燃料制御弁2の動作が行われる。
【0020】一方、各開度検出器6により、各燃料制御
弁2の実開度が検出される。この実開度と開度指令値の
差A、Bを取り、これらの差A、Bがそれぞれ、許容開
度偏差設定器9の上限設定SG1、SG3よりも大きい
場合もしくは下限設定SG2、SG4よりも小さい場合
には、警報発報もしくはガスタービン停止させることに
より、燃焼異常発生を回避することが可能となる。
【0021】また、この実施の形態では、各燃料系統の
燃料制御弁実開度を監視しているので、差圧を監視する
よりも、精度よく流量を反映しており、しかも流量や圧
力などの実機のプロセス値を計測することなく、燃料配
分を監視しできるので、設備を複雑に構成することな
く、燃焼異常を未然に防止することが可能である。
【0022】上・下限設定SG1、SG2、SG3、S
G4は、例えば、個々のガスタービン燃焼器の試験運転
結果より、許容される範囲を予め求めておく。このよう
にすれば、ガスタービン燃焼器の個体差による燃焼異常
を起こす燃料配分のバラツキを考慮することが可能とな
る。
【0023】[第2の実施の形態](請求項2、5、6
等に対応) 図2に、本発明に係るガスタービン燃焼器燃料系統の第
2の実施の形態を示す。ここで、図1と共通または類似
の部分には同一の符号を付して、重複説明は適宜省略す
る。図2に示すように、ガスタービン燃焼器8へ投入さ
れる全体燃料流量と等価信号である燃料流量指令を受
け、設定配分関数発生器4にて各燃料系統の燃料流量指
令を演算する。この指令値を受け、各燃料制御弁2の弁
開度と燃料流量指令の関係を表す弁開度関数発生器5に
よって、各燃料制御弁2の開度指令が演算され、その開
度指令に見合うように各燃料制御弁2の動作が行われ
る。ここで、設定配分関数発生器4による設定配分関数
は、好ましくは、燃焼器8の燃焼温度に基づいて決定さ
れる。
【0024】一方、各燃料制御弁2に付属されている開
度検出器6により、弁開度が検出され、その弁開度から
弁開度関数発生器5の逆関数である燃料流量指令関数発
生器17により、各燃料制御弁2がガスタービン燃焼器
8に送り込んでいる燃料流量G、Hが演算される。演算
された各燃料制御弁6の燃料流量G、Hから、燃料配分
(J=G/I=G/(G+H))が計算される。この燃
料配分が、上限燃料配分関数発生器18による設定Dを
超えた場合または下限燃料配分関数発生器19による設
定Fよりも低下した場合に、警報発報またはガスタービ
ン停止を行なうことにより、燃焼異常発生を回避するこ
とが可能となる。
【0025】ここで、上限燃料配分関数発生器18によ
る上限燃料配分関数および下限燃料配分関数発生器19
による下限燃料配分関数は、好ましくは、燃焼器8の燃
焼温度に基づいて決定される。
【0026】また、各燃焼温度における燃料配分の上・
下限設定値は、例えば、個々のガスタービン燃焼器の試
験運転結果より、許容される範囲を予め求めておく。こ
のようにすれば、ガスタービン燃焼器の個体差による燃
焼異常を起こす燃料配分のバラツキを考慮することが可
能となる。なお、異常判断対象とする燃料配分として
は、上記J=G/Iのほか、例えば、I/G、G/Hな
どを使うことも可能である。
【0027】[第3の実施の形態](請求項3、4、
5、6等に対応) 図3に、本発明に係るガスタービン燃焼器燃料系統の第
3の実施の形態を示す。ここで、図1または図2と共通
または類似の部分には同一の符号を付して、重複説明は
適宜省略する。図3に示すように、ガスタービン燃焼器
8へ投入する全燃料流量と等価信号である燃料流量指令
を設定配分関数発生器4にて各燃料系統の燃料流量指令
を演算する。この指令値を受け、各燃料制御弁2の弁開
度と燃料流量指令の関係を表す弁開度関数発生器5によ
って、各燃料制御弁2の開度指令が演算され、その開度
指令に見合うように各燃料制御弁2の動作が行われる。
ここで、設定配分関数発生器4による設定配分関数は、
好ましくは、燃焼器8の燃焼温度に基づいて決定され
る。
【0028】一方、各燃料系統に付属されたオリフィス
26周りに設置された温度計27、圧力計28、差圧計
29の計測値から流量演算器30によって、各燃料系統
の燃料流量M、Nが算出される。算出された燃料流量
M、Nから、各燃料系統の燃料制御弁2の燃料配分(Q
=M/P=M/(M+N))が計算される。この燃料配
分Qが、上限燃料配分関数発生器31による設定Jを超
えた場合または下限燃料配分関数発生器32による設定
Lよりも低下した場合に、警報発報またはガスタービン
停止を行なうことにより、燃焼異常発生を回避すること
が可能となる。また、燃料温度およびオリフィス前圧を
計測することで、実機に適用するに十分な精度をもって
燃料配分を監視し、燃焼異常を未然に防止することが可
能である。
【0029】ここで、上限燃料配分関数発生器31によ
る上限燃料配分関数および下限燃料配分関数発生器32
による下限燃料配分関数は、好ましくは、燃焼器8の燃
焼温度に基づいて決定される。
【0030】また、各燃焼温度における燃料配分の上・
下限設定値は、例えば、個々のガスタービン燃焼器の試
験運転結果より、許容される範囲を予め求めておく。こ
のようにすれば、ガスタービン燃焼器の個体差による燃
焼異常を起こす燃料配分のバラツキを考慮することが可
能となる。なお、異常判断対象とする燃料配分として
は、上記Q=M/Pのほか、例えば、P/M、M/Nな
どを使うことも可能である。
【0031】さらに、ここで説明した実施の形態では異
常判断対象として流量配分を採用したが、第1の実施の
形態との対比から類推されるように、各燃料系統の流量
そのものを異常判断対象として、それぞれの上・下限設
定値を設定しておいて、これらとの比較を行なうことも
可能である(図示せず)。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
二つ以上の燃料系統をもつ、ガスタービン燃焼器での異
常を早期に検知して、燃焼器の異常燃焼を防止または抑
制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガスタービン燃焼器燃料系統の第
1の実施の形態の系統図。
【図2】本発明に係るガスタービン燃焼器燃料系統の第
2の実施の形態の系統図。
【図3】本発明に係るガスタービン燃焼器燃料系統の第
3の実施の形態の系統図。
【符号の説明】
1…燃料系統主配管、2…燃料制御弁、4…設定配分関
数発生器、5…弁開度関数発生器、6…開度検出器、8
…ガスタービン燃焼器、9…許容開度偏差設定器、17
…燃料流量指令関数発生器、18…上限配分関数発生
器、19…下限配分関数発生器、26…オリフィス、2
7…温度計、28…圧力計、29…差圧計、30…流量
演算器、31…上限配分関数発生器、32…下限配分関
数発生器。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つのガスタービン燃焼器に対して、そ
    れぞれに燃料制御弁を有する互いに平行な複数の燃料系
    統から燃料を供給するガスタービン燃焼器燃料系統であ
    って、 前記複数の燃料系統から供給されるべき燃料の合計流量
    の指令に基づいて各燃料系統への設定流量を決定する手
    段と、 前記各燃料系統の設定流量に応じて前記各燃料制御弁の
    設定開度を決定する手段と、 前記設定開度に基づいて前記各燃料制御弁の開度を調整
    する手段と、 前記各燃料制御弁の開度を検出する手段と、 前記検出された前記各燃料制御弁の開度と前記各燃料制
    御弁の設定開度とを比較して、それらの偏差が所定の範
    囲を逸脱したときに異常を表わす信号を発する手段と、
    を有することを特徴とするガスタービン燃焼器燃料系
    統。
  2. 【請求項2】 一つのガスタービン燃焼器に対して、そ
    れぞれに燃料制御弁を有する互いに平行な複数の燃料系
    統から燃料を供給するガスタービン燃焼器燃料系統であ
    って、 前記複数の燃料系統から供給されるべき燃料の合計流量
    の指令に基づいて各燃料系統への設定流量を決定する手
    段と、 前記各燃料系統の設定流量に応じて前記各燃料制御弁の
    設定開度を決定する手段と、 前記設定開度に基づいて前記各燃料制御弁の開度を調整
    する手段と、 前記各燃料制御弁の開度を検出する手段と、 前記検出された前記各燃料制御弁の開度に基づいて前記
    各燃料系統の実際の流量配分を表す信号を求める手段
    と、 前記各燃料系統の設定流量に基づいて前記各燃料系統の
    設定流量配分を表す信号を求める手段と、 前記各燃料系統の設定流量配分を表す信号と前記各燃料
    系統の実際の流量配分を表す信号とを比較して、それら
    の偏差が所定の範囲を逸脱したときに異常を表わす信号
    を発する手段と、を有することを特徴とするガスタービ
    ン燃焼器燃料系統。
  3. 【請求項3】 一つのガスタービン燃焼器に対して、そ
    れぞれに燃料制御弁を有する互いに平行な複数の燃料系
    統から燃料を供給するガスタービン燃焼器燃料系統であ
    って、 前記複数の燃料系統から供給されるべき燃料の合計流量
    の指令に基づいて各燃料系統の設定流量を決定する手段
    と、 前記各燃料系統の設定流量に応じて前記各燃料制御弁の
    設定開度を決定する手段と、 前記設定開度に基づいて前記各燃料制御弁の開度を調整
    する手段と、 前記各燃料系統の流量を計測する手段と、 前記計測された前記各燃料系統の流量と前記各燃料系統
    の設定流量とを比較して、それらの偏差が所定の範囲を
    逸脱したときに異常を表わす信号を発する手段と、を有
    することを特徴とするガスタービン燃焼器燃料系統。
  4. 【請求項4】 一つのガスタービン燃焼器に対して、そ
    れぞれに燃料制御弁を有する互いに平行な複数の燃料系
    統から燃料を供給するガスタービン燃焼器燃料系統であ
    って、 前記複数の燃料系統から供給されるべき燃料の合計流量
    の指令に基づいて各燃料系統の設定流量を決定する手段
    と、 前記各燃料系統の設定流量に応じて前記各燃料制御弁の
    設定開度を決定する手段と、 前記設定開度に基づいて前記各燃料制御弁の開度を調整
    する手段と、 前記各燃料系統の流量を計測する手段と、 前記計測された前記各燃料系統の流量に基づいて前記各
    燃料系統の実際の流量配分を表す信号を求める手段と、 前記各燃料系統の設定流量に基づいて前記各燃料系統の
    設定流量配分を表す信号を求める手段と、 前記各燃料系統の設定流量配分を表す信号と前記各燃料
    系統の実際の流量配分を表す信号とを比較して、それら
    の偏差が所定の範囲を逸脱したときに異常を表わす信号
    を発する手段と、を有することを特徴とするガスタービ
    ン燃焼器燃料系統。
  5. 【請求項5】 請求項2または4に記載のガスタービン
    燃焼器燃料系統において、 前記所定の範囲は、前記ガスタービン燃焼器での燃焼温
    度を加味して決定されること、を特徴とするガスタービ
    ン燃焼器燃料系統。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載のガ
    スタービン燃焼器燃料系統において、前記所定の範囲
    は、前記ガスタービン燃焼器での試験運転の結果に基づ
    いて決定されること、を特徴とするガスタービン燃焼器
    燃料系統。
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