JP2003160486A - 経口養育毛剤及び該養育毛剤を含有する飲食品 - Google Patents

経口養育毛剤及び該養育毛剤を含有する飲食品

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JP2003160486A JP2002267986A JP2002267986A JP2003160486A JP 2003160486 A JP2003160486 A JP 2003160486A JP 2002267986 A JP2002267986 A JP 2002267986A JP 2002267986 A JP2002267986 A JP 2002267986A JP 2003160486 A JP2003160486 A JP 2003160486A
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Akira Inoue
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Daizaburo Yokoyama
大三郎 横山
Atsushi Naito
厚志 内藤
Hidehiko Ishimaru
英彦 石丸
Tatsuyuki Midorikawa
辰行 翠川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 経口摂取により優れた毛髪成長促進作用を有
する経口養育毛食品及び該養育毛剤を含有する飲食品の
提供。 【解決手段】 (A)炭素数が奇数の炭素鎖長を有する
脂肪酸及びその誘導体、(B)炭素数が奇数の炭素鎖長
を有するアルコール及びその誘導体、(C)コレウス属
等の植物及びその抽出物、(D)ヒトエグサ属等の海藻
及びその抽出物、並びに(E)トコトリエノールから選
ばれる1種又は2種以上を有効成分として含有する経口
養育毛剤、及び該養育毛剤を含有する飲食品である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、経口摂取により優
れた毛髪成長促進作用を有する経口養育毛剤及び該養育
毛剤を含有する飲食品に関する。なお、本発明におい
て、飲食品とは経口的に摂取される一般食品、健康食
品、保健機能食品、医薬部外品及び医薬品を幅広く含む
ものを意味する。
【0002】
【従来の技術】毛髪は、容姿を大きく左右し、美容上非
常に重要な位置を占めているが、脱毛症には今だに的確
な治療法がなく、深い悩みの種となっている。脱毛症に
は先天性と後天性のものがあり、その発症原因及び発生
機序とも多くの研究がなされているが、不明な点が多
く、その解明が望まれているのが現状である。
【0003】従来から、多くの養育毛剤が脱毛症の予防
及び治療に用いられている。これら養育毛剤の薬効成分
としては、センブリエキス、ビタミンEアセテート等の
血管拡張剤、トウガラシチンキ等の刺激剤、パントテン
酸、ビオチン等のビタミン類、さらには、ホルモン剤、
抗炎症剤、殺菌剤等が使用されている。また、奇数の炭
素鎖長を有する脂肪酸、アルコール及びそれらの誘導体
が優れた養育毛作用を有することも知られている(例え
ば、特許文献1及び特許文献2参照)。
【0004】しかしながら、これらの外用される養育毛
剤の効果は必ずしも高くはなく、使用者に必ずしも満足
できる結果を与えておらず、更なる養育毛効果の優れた
養育毛剤の提供が望まれている。
【0005】また、経口養育毛剤として認可されている
ものは、体内のホルモンバランスに影響を与える可能性
もぬぐいきれず、女性には使用できないなどの使用上の
制限が大きい。更に、古くから養育毛効果が言い伝えら
れている食品類もあるが、科学的に効果の証明された経
口養育毛食品はほとんど存在せず、その開発が強く望ま
れている。
【0006】
【特許文献1】特開昭59−27809号公報
【特許文献2】特開昭60−4113号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来におけ
る前記問題を解決し、前記要望に応え、以下の課題を解
決することを目的とする。即ち、本発明は、経口摂取に
より優れた毛髪成長促進作用を有する経口養育毛剤及び
該養育毛剤を含有する飲食品を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決すべく、養育毛効果に優れ、かつ安全性に優れた物
質を求めて研究を重ねた結果、これまで外用することに
よってのみ効果の知られていた(A)炭素数が奇数の炭
素鎖長を有する脂肪酸及びその誘導体、(B)炭素数が
奇数の炭素鎖長を有するアルコール及びその誘導体、
(C)コレウス属等の植物及びその抽出物、(D)ヒト
エグサ属等の海藻及びその抽出物、並びに(E)トコト
リエノールから選ばれる1種又は2種以上を有効成分と
して含有する養育毛剤が、経口摂取することにより、優
れた養育毛作用を有し、これら有効成分を飲食品に含め
ることにより、幅広く適用できることを見出し、本発明
をなすに至った。
【0009】即ち、前記課題を解決するための手段とし
ては、下記の通りである。 <1> 下記(A)成分、乃至は(E)成分から選ばれ
る1種又は2種以上を有効成分として含有する経口摂取
により毛髪成長促進作用を有する経口養育毛剤である。 (A)炭素数が奇数の炭素鎖長を有する脂肪酸及びその
誘導体 (B)炭素数が奇数の炭素鎖長を有するアルコール及び
その誘導体 (C)コレウス(Coleus)属、プティコペタルム
(Ptychopetalum)属、アネモパエグマ
(Anemopaegma)属、ナス(Solanu
m)属、ストリフノデンドロン(Styphnoden
dron)属、ツルサイカチ(Dalbergia)
属、チョウセンアザミ(Cynara)属、アニバ(A
niba)属、ハッカ(Mentha)属、ヤンバルツ
ルハッカ(Leucas)属、センダングサ(Bide
ns)属、ポトルモフェ(Pothomorphe)
属、ヒヨドリバナ(Eupatorium)属、ブロシ
ムム(Brosimun)属、ツルギク(Mikani
a)属、カラパ(Carapa)属、トンカマメ(Di
pteryx)属、シマルバ(Simarouba)
属、イチジク(Ficus)属、ホオズキ(Physa
lis)属、ナハカノコソウ(Boerhavia)
属、グアズマ(Guazuma)属及びナツメ(Ziz
yphus)属から選択される植物及びその抽出物 (D)ヒトエグサ(Monostroma)属、アオサ
(Ulva)属、ジュズモ(Caetomorpha)
属、ハネモ(Bryopsis)属、イワヅタ(Cau
lerpa)属、ミル(Codium)属、マツモ(A
nalipus)属、オキナワモヅク(Cladosi
phon)属、モヅク(Nemacystis)属、レ
ッソニア(Lessonia)属、ダービリア(Dur
villea)属、アイヌワカメ(Alaria)属、
アスコフィラム(Ascophyllum)属、アラメ
(Eisenia)属、シオミドロ(Ectocarp
us)属、ホンダワラ(Sargassum)属、マク
ロシスティス(Macrocystis)属、カニノテ
(Amphiroa)属、ヘリトリカニノテ(Marg
inisporum)属、アマノリ(Porphyr
a)属、イギス(Ceramium)属、アカバギンナ
ンソウ(Rhodoglossum)属、イリディア
(Iridaea)属、オゴノリ属(Gracilar
ia)、オバクサ(Pterocladia)属、ユイ
キリ(Acanthopeltis)属、カギノリ属
(Bonnemaisonia)、ダルス(Rhody
menia)属、トサカモドキ(Callophyll
is)属、ヒラクサ(Becherella)属、フノ
リ(Gloiopeltis)属、マクサ(Gelid
ium)属、イソノハナ(Halymenia)属、サ
イミ(Ahnfeltia)属、エゴノリ(Campy
laephora)属及びマクリ(Digenea)属
から選択される海藻及びその抽出物 (E)トコトリエノール <2> 更に、(F)5α−レダクターゼ阻害作用を有
する物質及び/又は(G)細胞賦活剤を含有する前記<
1>に記載の経口養育毛剤である。 <3> 前記<1>又は<2>に記載の経口養育毛剤を
含有することを特徴とする飲食品である。
【0010】更に、本発明においては、下記の態様も好
適である。 <4> (A)成分及び(B)成分の炭素鎖長が、炭素
数3〜25の奇数である前記<1>又は<2>に記載の
経口養育毛剤である。 <5> (E)成分のトコトリエノールが、ヤシ科植物
の果皮及び/又は種子からの抽出物である前記<1>、
<2>又は<4>に記載の経口養育毛剤である。 <6> 更に(H)血行促進作用を有する植物エキスを
含有する前記<1>、<2>又は<4>、<5>に記載
の経口養育毛剤である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て更に詳しく説明する。 <経口養育毛剤>本発明の経口養育毛剤は、(A)炭素
数が奇数の炭素鎖長を有する脂肪酸及びその誘導体、
(B)炭素数が奇数の炭素鎖長を有するアルコール及び
その誘導体、(C)コレウス属等の植物及びその抽出
物、(D)ヒトエグサ属等の海藻及びその抽出物、並び
に(E)トコトリエノールから選ばれる1種又は2種以
上を有効成分として含有し、必要に応じて、(F)5α
−レダクターゼ阻害作用を有する物質、(G)細胞賦活
剤、(H)血行促進作用を有する植物エキス、その他の
成分を含有する。
【0012】−(A)炭素数が奇数の炭素鎖長を有する
脂肪酸及びその誘導体− 前記(A)成分の炭素数が奇数の炭素鎖長を有する脂肪
酸は、炭素鎖を構成している炭素原子の数が奇数のもの
であれば、飽和脂肪酸であっても不飽和脂肪酸であって
もよく、不飽和脂肪酸は複数の二重結合を含んでいても
構わない。また、プロピオン酸(炭素鎖長3)や吉草酸
(炭素鎖長5)のような低級脂肪酸でも、ペンタデカン
酸(炭素鎖長15)やヘプタデカン酸(炭素鎖長17)
のような高級脂肪酸でもよい。これらの中でも、炭素数
3〜25の奇数のもの、より好ましくは9〜19の奇数
のものが好ましい。このような炭素数が奇数の炭素鎖長
を有する脂肪酸としては、例えば、ノナン酸、トリデカ
ン酸、ペンタデカン酸などが好適である。
【0013】前記(A)成分の炭素数が奇数の炭素鎖長
を有する脂肪酸の誘導体としては、エステル、アミド等
のいずれの誘導体をも用いることができる。但し、人体
に悪影響を及ぼすものを用いることができないことは言
うまでもない。好ましい誘導体の例としては、下記
(イ)〜(ワ)の群から選ばれる1種を単独で又は2種
以上を組み合わせて用いることができる。
【0014】(イ)下記一般式〔I〕又は〔II〕で示
されるモノグリセライド。
【0015】
【化1】
【0016】上記式〔I〕,〔II〕中、Rは、炭素
数が2〜24、より好ましくは8〜18の偶数の脂肪族
炭化水素基を表わす。具体的には、トリデカン酸モノグ
リセライド、ペンタデカン酸モノグリセライド、ヘプタ
デカン酸モノグリセライドなどが挙げられる。
【0017】(ロ)下記一般式〔III〕又は〔IV〕
で示されるジグリセライド。
【0018】
【化2】
【0019】上記式〔III〕,〔IV〕中、R及び
は炭素数2〜24、より好ましくは8〜18の偶数
の脂肪族炭化水素基であって、これらのうち少なくとも
一方は偶数の炭素鎖長を有する直鎖式脂肪族炭化水素基
を表わす。具体的には、ウンデカン酸ジグリセライド、
トリデカン酸ジグリセライド、ペンタデカン酸ジグリセ
ライドなどが挙げられる。
【0020】(ハ)下記一般式〔V〕で示されるトリグ
リセライド。
【0021】
【化3】
【0022】上記式〔V〕中、R、R及びRは炭
素数2〜24、より好ましくは8〜18の偶数の脂肪族
炭化水素基であって、これらのうち少なくとも1つは偶
数の炭素鎖長を有する直鎖式脂肪族炭化水素基を表わ
す。具体的には、ノナン酸トリグリセライド、トリデカ
ン酸トリグリセライド、ペンタデカン酸トリグリセライ
ド、モノペンタデカン酸ジアセチルグリセライドなどが
挙げられる。
【0023】(ニ)下記一般式〔VI〕で示される脂肪
酸塩。 (RCOO)M ……〔VI〕 上記式〔VI〕中、Rは炭素数が2〜24、より好ま
しくは8〜18の偶数の脂肪族炭化水素基を表わす。M
は、ナトリウム、カリウム、リチウム等の金属原子、ア
ンモニウム、有機アンモニウム等のアンモニウムイオン
を示し、有機アンモニウムとしては、モノエタノールア
ンモニウム、イソプロパノールアンモニウム、ジイソプ
ロパノールアンモニウム、トリイソプロパノールアンモ
ニウムなどが挙げられる。なお、nはMの価数に対応し
た整数を表わす。具体的には、ノナン酸カリウム塩、ペ
ンタデカン酸ナトリウム塩などが挙げられる。
【0024】(ホ)下記一般式〔VII〕で示されるエ
ステル。 RCOOR ……〔VII〕 上記式〔VII〕中、Rは炭素数が2〜24、より好
ましくは8〜18の偶数の脂肪族炭化水素基を表わす。
は炭素数が偶数の1価若しくは2価の脂肪族アルコ
ール残基、ポリオキシエチレン残基、ソルビタン残基、
又はショ糖残基を表わす。1価アルコール残基としては
メタノール、エタノールなどの炭素数1〜18のアルコ
ールが挙げられる。具体的には、ペンタデカン酸エチ
ル、ノナデカン酸メチルなどが挙げられる。
【0025】(ヘ)下記一般式〔VIII〕で表わされ
る第1アミド。 RCONR ……〔VIII〕 上記式〔VIII〕中、Rは炭素数が2〜24、より
好ましくは8〜18の偶数の脂肪族炭化水素基を表わ
す。R、Rは水素原子、炭素数1〜18のアルキル
基又はヒドロキシアルキル基を表わす。具体的には、ペ
ンタデカン酸アミドなどが挙げられる。
【0026】(ト)下記一般式〔IX〕で表される第2
級アミド。
【0027】
【化4】
【0028】上記式〔IX〕中、R及びRは炭素数
2〜24、より好ましくは8〜18の偶数の脂肪族炭化
水素基であって、これらのうち少なくとも一方は偶数の
炭素鎖長を有する直鎖式脂肪族炭化水素基を表わす。R
は水素原子、炭素数1〜18のアルキル基又はヒドロ
キシアルキル基を表わす。具体的には、N−アセチルペ
ンタデカン酸アミドなどが挙げられる。
【0029】(チ)下記一般式〔X〕で表わされる第3
アミド。
【0030】
【化5】
【0031】上記式〔X〕中、R、R及びRは炭
素数2〜24、より好ましくは8〜18の偶数の脂肪族
炭化水素基であって、これらのうち少なくとも一つは偶
数の炭素鎖長を有する直鎖式脂肪族炭化水素基を表わ
す。具体的には、N,N−ジアセチルペンタデカン酸ア
ミドなどが挙げられる。
【0032】(リ)下記一般式〔XI〕で表わされる二
塩基酸及びその塩。 HOOCR10COOH ……〔XI〕 上記式〔XI〕中、R10は奇数の炭素鎖長を有する直
鎖式脂肪族炭化水素基を表し、例えば、メチレン基など
の炭素数が1〜23、より好ましくは1〜17の奇数の
炭化水素基が好ましい。具体的には、1,13−トリデ
カメチレンジカルボン酸などが挙げられる。
【0033】(ヌ)下記一般式〔XII〕で表わされる
ステロールエステル。
【0034】
【化6】
【0035】上記式〔XII〕中、Rは炭素数が2〜
24、好ましくは8〜18の偶数の脂肪族炭化水素基を
表わす。具体的には、ペンタデカン酸コレステロールな
どが挙げられる。
【0036】(ル)下記一般式〔XIII〕で示される
リン脂質。
【0037】
【化7】
【0038】上記式〔XIII〕中、R及びRは炭
素数2〜24、より好ましくは8〜18の偶数の脂肪族
炭化水素基であって、これらのうち少なくとも一方は偶
数の炭素鎖長を有する直鎖式脂肪族炭化水素基を表わ
す。Xはコリン残基、エタノールアミン残基、セリン
残基、又はイノシトール残基を表わす。例えば、コリン
残基のときはフォスファチジルコリン、エタノールアミ
ン残基のときはフォスファチジルエタノールアミン、セ
リン残基のときはフォスファチジルセリン、イノシトー
ル残基のときはフォスファチジルイノシトールとなる。
具体的には、1,2−ジペンタデカノイル−グリセロ−
3−フォスフォリルコリンなどが挙げられる。
【0039】(ヲ)下記一般式〔XIV〕で表されるフ
ォスファチジン酸。
【0040】
【化8】
【0041】上記式〔XIV〕中、R及びRは炭素
数2〜24、より好ましくは8〜18の偶数の脂肪族炭
化水素基であって、これらのうち少なくとも一方は偶数
の炭素鎖長を有する直鎖式脂肪族炭化水素基を表わす。
具体的には、1,2−ジペンタデカノイル−グリセロ−
3−リン酸などが挙げられる。
【0042】(ワ)下記一般式〔XV〕で表されるスフ
ィンゴ脂質。
【0043】
【化9】
【0044】上記式〔XV〕中、Rは炭素数が2〜2
4、より好ましくは8〜18の偶数の脂肪族炭化水素
基、リン酸残基、又はアミン塩基残基を表わす。具体的
には、N−ペンタデカノイルスフィンゴシン−1−フォ
スフォリルエタノールアミンなどが挙げられる。
【0045】前記(A)成分の炭素数が奇数の炭素鎖長
を有する脂肪酸及びその誘導体は、養育毛剤中に任意の
濃度で配合できる。通常は、製品形態、使用頻度による
が、養育毛剤の全量を基準として、好ましくは0.01
〜20質量%程度、より好ましくは0.1〜10質量%
それぞれ配合することができる。配合量が、養育毛剤全
量に対して0.01質量%未満であると、本発明の所期
の効果が十分に発揮されない場合がある。一方、配合量
が10質量%を超えると、溶媒に溶解することが漸次困
難となり、20質量%を超えると、製剤化が著しく困難
となり好ましくない。
【0046】−(B)炭素数が奇数の炭素鎖長を有する
アルコール及びその誘導体− 前記(B)炭素数が奇数の炭素鎖長を有するアルコール
としては、炭素鎖を構成している炭素原子の数が奇数の
ものであれば、飽和アルコールであっても不飽和アルコ
ールであっても構わない。また、不飽和アルコールは複
数の二重結合を含んでいてもよい。更に、プロピルアル
コール(炭素鎖長3)やアルミアルコール(炭素鎖長
5)のような低級アルコールでも、トリコシルアルコー
ル(炭素鎖長23)やペンタコシルアルコール(炭素鎖
長25)のような高級アルコールでもよい。また、水酸
基はどの炭素原子に結合していても構わない。これらの
うち炭素数が3〜25の奇数のもの、より好ましくは9
〜19の奇数のものを用いることが好ましい。このよう
な炭素数が奇数の炭素鎖長を有するアルコールとして
は、例えば、ウンデシルアルコール、トリデシルアルコ
ール、ペンタデシルアルコール、ヘプタデシルアルコー
ルなどが挙げられる。
【0047】また、前記(B)成分の炭素数が奇数の炭
素鎖長を有するアルコールの誘導体としては、代表的に
は、炭素数が奇数の炭素鎖長を有するアルコールのエス
テル化物又はエーテル化物が挙げられ、具体的には、下
記(i)、(ii)に示すものが好適である。
【0048】(i)下記一般式〔XVI〕で表わされる
エステル化合物。 R11−O−R12 ……〔XVI〕 上記式〔XVI〕中、R11は炭素数が奇数の炭素鎖長
アルコール残基、好ましくは炭素数が3〜25、より好
ましくは炭素数9〜19の奇数のアルコール残基を示
す。R12は脂肪酸残基、好ましくは炭素数2〜24の
鎖長を有するものであり、例えば、コハク酸、クエン
酸、フマル酸、乳酸、ピルビン酸、リンゴ酸、オキザロ
酢酸のような有機酸残基、又はリン酸等の無機酸残基を
示す。なお、前記エステル化物には、例えば、コハク酸
とのエステルのように、一分子内に2以上の炭素数が奇
数の炭素鎖長アルコール残基を含んでいてもよい。具体
的には、酢酸ノニル、コハク酸ウンデシル、クエン酸ペ
ンタデシルなどが挙げられる。
【0049】(ii)下記一般式〔XVII〕で表わさ
れるエーテル化合物。 R11−O−R13 ……〔XVII〕 上記式〔XVII〕中、R11は炭素数が奇数の炭素鎖
長アルコール残基、好ましくは炭素数が3〜25、より
好ましくは炭素数9〜19の奇数のアルコール残基を示
す。R13はアルコール残基、好ましくは炭素数2〜2
4の鎖長を示し、例えば、グリセリン、ポリグリセリ
ン、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタ
ンジオール等の多価アルコール残基、又はブドウ糖、リ
ボース、ガラクトース、アラビノース、マンノース、キ
シロース、ソルビトール、マンニトール等の糖残基など
を示す。なお、前記エーテル化物には、例えば、グリセ
リンとのエーテル化物のように、一分子内に2以上の炭
素数が奇数の炭素鎖長アルコール残基を含んでいてもよ
い。具体的には、トリウンデシルグリセリルエーテル、
トリペンタデシルグリセリルエーテルなどが挙げられ
る。
【0050】本発明の養育毛剤に用いられる奇数の炭素
鎖長を有する脂肪酸及びアルコール誘導体としては、上
述した炭素数3〜25の奇数、より好ましくは9〜19
の奇数の炭素鎖長を有することが重要である。従って、
例えば、前記の誘導体の残基は種々の置換基を有してい
てよい。最も、人体に悪影響を与えるものであってはな
らないことは言うまでもない。
【0051】前記(B)成分の炭素数が奇数の炭素鎖長
を有するアルコール及びその誘導体は、養育毛剤中に任
意の濃度で配合できる。通常は、製品形態、使用頻度に
よるが、養育毛剤の全量を基準として、好ましくは0.
01〜20質量%程度、より好ましくは0.1〜10質
量%それぞれ配合することができる。配合量が、養育毛
剤全量に対して0.01質量%未満であると、本発明の
所期の効果が十分に発揮されない場合がある。一方、配
合量が10質量%を超えると、溶媒に溶解することが漸
次困難となり、20質量%を超えると、製剤化が著しく
困難となり好ましくない。
【0052】−(C)植物及びその抽出物− 前記(C)成分の植物としては、コレウス(Coleu
s)属、プティコペタルム(Ptychopetalu
m)属、アネモパエグマ(Anemopaegma)
属、ナス(Solanum)属、ストリフノデンドロン
(Styphnodendron)属、ツルサイカチ
(Dalbergia)属、チョウセンアザミ(Cyn
ara)属、アニバ(Aniba)属、ハッカ(Men
tha)属、ヤンバルツルハッカ(Leucas)属、
センダングサ(Bidens)属、ポトルモフェ(Po
thomorphe)属、ヒヨドリバナ(Eupato
rium)属、ブロシムム(Brosimun)属、ツ
ルギク(Mikania)属、カラパ(Carapa)
属、トンカマメ(Dipteryx)属、シマルバ(S
imarouba)属、イチジク(Ficus)属、ホ
オズキ(Physalis)属、ナハカノコソウ(Bo
erhavia)属、グアズマ(Guazuma)属及
びナツメ(Zizyphus)属から選択される植物が
挙げられる。
【0053】前記コレウス(Coleus)属植物は、
インド、アラブ、アフリカ、ブラジル等の地域で古くか
ら民間薬として用いられている。前記コレウス(Col
eus)属植物は、これらの地域で栽培・自生している
ものに限られず、例えば、成分的にも有効性の面でも前
記地域から入手したものと何ら変わりはなく用いること
ができるため、日本で栽培されたコレウス(Coleu
s)属植物であってもよい。更に、マイクロチューバ
ー、不定芽、不定根、毛状根、カルスなど組織培養手法
によって得られる器官を用いることも可能である。前記
コレウス属植物の中でも、コレウス・フォルスコリィ
(Coleus forskolli Briq.)、
コレウス・パルビフロルス(Coleuspravif
lorus Benth.)、コレウス・アンボイニク
ス(Coleus ambinicus Lour.)
が養育毛効果の点から特に好適である。前記コレウス・
フォルスコリィ(Coleus forskolli
Briq.)は、心臓、呼吸器系、神経系の疾患又は腹
痛などの薬として使われる他、インドでは漬け物として
も食されている。前記コレウス・パルビフロルス(Co
leus praviflourusBenth.)
は、ジャガイモに似た塊根を有し、食用にも供されてい
る。前記コレウス・アンボイニクス(Coleus a
mboinicus Lour.)は、日射病、痔疾な
どに有効とされ、料理の香り付け等にも使用されてい
る。なお、前記コレウス属植物に関しては、その植物
体、及び抽出物にはフォルスコリンやその生合成中間
体、生体内代謝物が含まれるが、これらをクロマトグラ
フィー等により分離精製して用いてもよい。
【0054】前記プティコペタルム(Ptychope
talum)属植物は、南米アマゾンで古くから強壮
剤、消化促進、下痢止めなどの民間薬として用いられて
いる。中でも現地名「ムイラプアーマ」(Ptycho
petalum olacoides Benth.)
には、優れた毛髪成長促進作用があり、特に望ましい。
【0055】前記アネモパエグマ(Anemopaeg
ma)属植物は、主にブラジルで強壮に用いられてお
り、中でも現地名「カツアーバ」(Anemopaeg
maarvense)に優れた毛髪成長促進作用があ
り、好ましい。前記ナス(Solaum)属植物は、主
にブラジル、アルゼンチンで黄疸、発汗に用いられてお
り、中でも現地名「ジュルベーバ」(Solanum
paniculatum)に優れた毛髪成長促進作用が
あり、好ましい。前記ストリフノデンドロン(Styp
hnodendron)属植物は、主にブラジルで止
血、肝炎、強壮に用いられており、中でも現地名「バル
バティモン・ヴェルダデイロ」(Styphnoden
dron adstringens)に優れた毛髪成長
促進作用があり、好ましい。
【0056】前記ツルサイカチ(Dalbergia)
属植物は、主に南米アマゾン、ペルーで強壮に用いられ
ており、中でも現地名「ヴェロニカ」(Dalberg
iasubcymosa)に優れた毛髪成長促進作用が
あり、好ましい。前記チョウセンアザミ(Cynar
a)属植物は、主に地中海で肝機能強化に用いられてお
り、中でも現地名「アルカショフラ」(Cynara
scolymus)に優れた毛髪成長促進作用があり、
好ましい。前記アニバ(Aniba)属は、アマゾン地
方に分布し、芳香、強壮などの用途で用いられており、
中でも現地名「カスカ・プレシオーザ」(Aniba
canelilla)に優れた毛髪成長促進作用があ
り、好ましい。前記ハッカ(Mentha)属植物は、
主に南欧、コーカサス地方で強壮に用いられており、中
でも現地名「オルテラン・ピメンタ」(Mentha
piperita)に優れた毛髪成長促進作用があり、
特に望ましい。
【0057】前記ヤンバルツルハッカ(Leucas)
属植物は、アフリカからインドにかけて分布しており、
約150種が知られている。中でもブラジルでは、現地
名「コルドン・デ・フラーデ」(Leucas mart
inicensis)が、煎剤として強壮・胃痛・健胃
などに用いられているが、毛髪成長促進にも効果があ
り、特に望ましい。前記センダングサ(Bidens)
属植物は、アメリカを中心に広く分布しており、約23
0種が知られている。中でもブラジルでは、現地名「カ
ラピッショ・デ・アグーリャ」(Bidens bipi
nnata)、「ピコン」(Bidens pilos
a)などが、黄疸や腫れ物などに用いられているが、特
に「ピコン」(Bidens pilosa)に毛髪成
長促進作用があり、特に望ましい。前記ポトルモフェ
(Pothomorphe)属植物は、主に熱帯アメリ
カで利尿、健胃、肝疾患に用いられているが、中でも現
地名「カアーペーバ」(Pothomorphe um
bellata)に優れた毛髪成長促進作用があり、特
に望ましい。
【0058】前記ヒヨドリバナ(Eupatoriu
m)属植物は、アメリカ大陸を主に広く世界に分布して
おり、約1200種が知られている。中でもブラジルでは、
現地名「マリア・ブレータ」(Eupatorium
ballotaefolium)、「カンバラー」(E
upatorium laevigatum)、「アイ
ヤパーナ」(Eupatorium tripline
rve)などが、腫瘍や止血、煎剤として強壮・健胃・
下痢止めなどに用いらているが、特に「アイヤパーナ」
(Eupatorium triplinerve)に
強い毛髪成長促進作用があり、特に望ましい。前記ブロ
シムム(Brosimum)属植物は、ブラジルで強
壮、浄血、リューマチなどに用いられ、中でも現地名
「ムイラピランガ」(Brosimumacutifo
lium)に優れた毛髪成長促進作用があり特に望まし
い。
【0059】前記ツルギク(Mikania)属植物
は、アメリカ大陸に広く分布しており、約300種が知
られている。中でもブラジルでは、グアコ(Mikan
iacordifolia)、シポー・カベルード(M
ikania hirsutissima)、スクリジ
ュ(Mikania lindleyana)などが、
煎剤として肝炎・リューマチ・気管支炎などに用いられ
ているが、特にスクリジュ(Mikania lind
leyana)に優れた毛髪成長促進作用があり、特に
望ましい。前記カラパ(Carapa)属植物は、主に
アマゾン地域に分布し、樹皮を下痢止め、駆虫、解熱、
傷薬に、また種子を肝炎、リューマチなどに用いられて
いる。中でも現地名「アンディローバ」(Carapa
guianensis)に毛髪成長促進作用があり、
特に望ましい。前記トンカマメ(Dipteryx)属
植物は、主にブラジルで煎剤として強壮、発汗、通経な
どに用いられており、中でも現地名「クマルー」(Di
pteryx Alata Vogel)、「クマルラ
ーナ」Cumarurana(Dipteryx op
positifolia Willd.)に優れた毛髪
成長促進作用があり、特に望ましい。
【0060】前記シマルバ(Simarouba)属植
物は、主に熱帯アメリカで強壮、解熱、下痢止に用いら
れており、中でも現地名「マルパウーバ」(Simar
ouba amara)に優れた毛髪成長促進作用があ
り、特に好ましい。前記イチジク(Ficus)属植物
は、主に熱帯アメリカで駆虫、黄疸に用いられており、
中でも現地名「コアジングーバ」(Ficus ins
pida)に優れた毛髪成長促進作用があり、特に好ま
しい。前記ホオズキ(Physalis)属植物は、主
に熱帯アメリカで強壮、肝臓病、脾臓病に用いられてお
り、中でも現地名「カマプー」(Physalisan
gulata)に優れた毛髪成長促進作用があり、特に
好ましい。
【0061】前記ナハカノコソウ(Boerhavi
a)属植物は、主に熱帯アメリカで利尿、肝炎、腎炎に
用いられており、中でも現地名「エルヴァ・トストン」
(Boerhavia coccinea)に優れた毛
髪成長促進作用があり、特に好ましい。前記グアズマ
(Guazuma)属植物は、主に熱帯アメリカで肝臓
病・脱毛防止に用いられており、中でも現地名「ムタン
バ」(Guazuma ulmifolia)に優れた
毛髪成長促進作用があり、特に好ましい。前記ナツメ
(Zizyphus)属植物は、主にブラジルで頭髪強
壮、肝臓病に用いられており、中でも現地名「ジョアゼ
イロ」(Zizyphus joazeiro)に優れ
た毛髪成長促進作用があり、特に好ましい。
【0062】これら(C)成分の植物は、その木部、心
材部、樹皮部、枝部、葉部、根部、種子部、果実部、花
部などを用いることができ、凍結乾燥などにより乾燥粉
末物としたり、ペースト状に調整してもよい。
【0063】−(D)海藻及びその抽出物− 前記(D)成分の海藻としては、ヒトエグサ(Mono
stroma)属、アオサ(Ulva)属、ジュズモ
(Caetomorpha)属、ハネモ(Bryops
is)属、イワヅタ(Caulerpa)属、ミル(C
odium)属、マツモ(Analipus)属、オキ
ナワモヅク(Cladosiphon)属、モヅク(N
emacystis)属、レッソニア(Lessoni
a)属、ダービリア(Durvillea)属、アイヌ
ワカメ(Alaria)属、アスコフィラム(Asco
phyllum)属、アラメ(Eisenia)属、シ
オミドロ(Ectocarpus)属、ホンダワラ(S
argassum)属、マクロシスティス(Macro
cystis)属、カニノテ(Amphiroa)属、
ヘリトリカニノテ(Marginisporum)属、
アマノリ(Porphyra)属、イギス(Ceram
ium)属、アカバギンナンソウ(Rhodoglos
sum)属、イリディア(Iridaea)属、オゴノ
リ属(Gracilaria)、オバクサ(Ptero
cladia)属、ユイキリ(Acanthopelt
is)属、カギノリ属(Bonnemaisoni
a)、ダルス(Rhodymenia)属、トサカモド
キ(Callophyllis)属、ヒラクサ(Bec
herella)属、フノリ(Gloiopelti
s)属、マクサ(Gelidium)属、イソノハナ
(Halymenia)属、サイミ(Ahnfelti
a)属、エゴノリ(Campylaephora)属及
びマクリ(Digenea)属から選択される海藻が用
いられる。
【0064】前記ヒトエグサ(Monostroma)
属の海藻としては、ヒトエグサ(Monostroma
nitidum)が好ましい。前記ヒトエグサ(Mo
nostroma nitidum)は、太平洋沿岸中
・南部に分布しており、藻体はほぼ円形で薄く柔らか
く、冬から初春にかけ潮間帯上部の岩上に繁茂し食用と
されている。前記アオサ(Ulva)属の海藻として
は、アナアオサ(Ulva pertusa)、オオア
オサ(Ulva sublittoralis)、シー
レタス(Ulva lactuca)が好ましく、例え
ば、前記アナアオサは、日本・朝鮮各地の沿岸に分布し
ており、藻体は膜状で大小の穴がたくさんあいており、
潮間体下部の岩上に成育し、一部食用にされている。前
記ジュズモ(Caetomorpha)属の海藻として
は、ホソジュズモ(Caetomorpha cras
sa)が好ましい。前記ホソジュズモ(Caetomo
rpha crassa)は、日本・朝鮮半島・大西洋
に広く分布しており、藻体は円柱形で色は淡緑色で質は
やや硬い。
【0065】前記ハネモ(Bryopsis)属の海藻
としては、ハネモ(Bryopsis plumos
a)が好ましく、この海藻は、世界各地の沿岸に分布し
ており、藻体は主軸の両側に羽状の小枝を有し柔らか
く、低潮線付近の岩上などに生育する。前記イワヅタ
(Caulerpa)属の海藻としては、クビレヅタ
(Caulerpa lentillifera)が好
ましく、この海藻は、フィリピン・ミクロネシア・紅海
に分布しており、藻体は匍匐枝と直立部からなり、とこ
ろどころから下方によく分岐した仮根糸を出す。前記ミ
ル(Codium)属の海藻としては、ミル(Codi
um fragile)が好ましく、この海藻は、日本
各地・朝鮮・オーストラリア・北アメリカ太平洋沿岸な
どに分布しており、藻体は円柱状で直立し規則正しく叉
状に分枝し、低潮線付近から漸深帯の岩上に生育する。
【0066】前記マツモ(Analipus)属の海藻
としては、マツモ(Analipus japonic
us)が好ましく、この海藻は、東日本以北の太平洋岸
・朝鮮・樺太・千島沿岸などに分布しており、藻体はマ
ツの新芽に似ており潮間体中部の岩上や貝の上などに生
育し、食用とされる。前記オキナワモヅク(Clado
siphon)属の海藻としては、オキナワモヅク(C
ladosiphon okamuranus)が好ま
しく、この海藻は、南西諸島に分布しており、藻体は円
柱状・ひも状で柔らかく羽状の分枝が特徴で、潮間体下
部に生育し、食用とされる。前記モヅク(Nemacy
stis)属の海藻としては、モヅク(Nemacys
tis decipiens)が好ましく、この海藻
は、太平洋沿岸・瀬戸内海・日本海沿岸などに分布して
おり、藻体は円柱状で細く柔らかでぬるつきがあり、低
潮線付近の他の海藻に付着して生育し、食用とされる。
【0067】前記レッソニア(Lessonia)属の
海藻としては、レッソニア ニグレセンス(Lesso
nia nigrescens)が、前記ダービリア
(Durvillea)属の海藻としてはダービリア
アンタルクティカ(Durvillea antarc
tica)が好ましい。前記アイヌワカメ(Alari
a)属の海藻としては、アイヌワカメ(Alaria
praelonga)が好ましく、この海藻は北海道東
部・カムチャッカ・ベーリング海に分布しており食用と
される。藻体は1.5〜4.5mになり体の質は革質で
色は褐色がかったオリーブ色を呈する。前記アスコフィ
ラム(Ascophyllum)属の海藻としては、ア
スコフィラム ノドサム(Ascophyllum n
odosum) が、前記アラメ(Eisenia)属
の海藻としてはアラメ(Eisenia bicycl
is)が、前記シオミドロ(Ectocarpus)属
の海藻としてはシオミドロ(Ectocarpus s
iliculosus)が好ましい。
【0068】前記ホンダワラ(Sargassum)属
の海藻としては、ホンダワラ(Sargassum F
ulvellum)・フシスジモク(Sargassu
mconfusum)が好ましく、これらの海藻は世界
中の温帯域から熱帯域に分布して極めて多数の種に分化
している。前記マクロシスティス(Macrocyst
is)属の海藻としては、マクロシスティス(Macr
ocystis pyrifera)が好ましい。前記
カニノテ(Amphiroa)属の海藻としてはカニノ
テ(Amphiroa dilatata)が好まし
く、この海藻は、太平洋沿岸・日本海沿岸・オーストラ
リアなどに分布しており、藻体は平たく叉状に分枝し扇
形で硬く炭酸カルシウムを含み、漸深帯の岩上に生育す
る。
【0069】前記ヘリトリカニノテ(Marginis
porum)属の海藻としては、ヘリトリカニノテ(M
arginisporum crassissimu
m)が好ましく、この海藻は、太平洋沿岸・日本海沿岸
・朝鮮半島沿岸に分布しており、藻体は平たく羽状に分
枝し扇形で硬く炭酸カルシウムを含み、低潮線付近の岩
上に生育する。前記アマノリ(Porphyra)属の
海藻としては、アサクサノリ(Porphyra te
nera)、スサビノリ(Porphyra yezo
ensis)が好ましい。例えば、前記アサクサノリ
(Porphyra tenera)は、太平洋沿岸・
朝鮮半島・中国などに分布しており、藻体はササの葉状
で、潮間帯上部に生育し、食用として養殖もされてい
る。前記イギス(Ceramium)属の海藻として
は、アミクサ(Ceramium boydeni
i)、イギス(Ceramium kondoi)、セ
ラミウム ルブルム(Ceramium rubru
m)が好ましい。例えば、前記アミクサ(Cerami
um boydenii)は、太平洋沿岸・日本海沿岸
などに分布しており、藻体は糸状・円柱状で細く、低潮
線付近のホンダワラ類にからまって生育する。
【0070】前記アカバギンナンソウ(Rhodogl
ossum)属の海藻としては、アカバギンナンソウ
(Rhodoglossum japonicum)が
好ましく、この海藻は、北海道沿岸・太平洋沿岸北部・
樺太などに分布しており、藻体は膜質で薄く長い卵形ま
たは楔形で、潮間帯下部に生育する。前記イリディア
(Iridaea)属の海藻としては、イリディア コ
ルダータ(Iridaea cordata)、イリデ
ィア コルヌコピアエ(Iridaea cornuc
opiae)、イリディア エデュリス(Iridae
a edulis)、イリディア フラシーダ(Iri
daea flaccida)が好ましい。
【0071】前記オゴノリ(Gracilaria)属
の海藻としては、オゴノリ(Gracilaria v
errucosa)、カタオゴノリ(Gracilar
iaedulis)が好ましい。例えば、前記オゴノリ
(Gracilariaverrucosa)は、日本
・樺太・朝鮮・台湾に広く分布し、藻体は円柱状であ
る。前記オバクサ(Pterocladia)属の海藻
としては、オバクサ(Pterocladia cap
illacea)、プテロクラディア テニュイス(P
terocladia tenuis)が好ましい。例
えば、前記オバクサ(Pterocladia cap
illacea)は、日本各地の沿岸・台湾・アメリカ
太平洋岸などに分布しており、藻体はマクサに似るがや
や薄く、潮間帯下部から漸深帯の岩上に生育し、寒天原
料となる。
【0072】前記ユイキリ(Acanthopelti
s)属の海藻としては、ユイキリ(Acanthope
ltis japonica)が好ましく、この海藻
は、太平洋中部以南に分布しており、藻体は円柱状で枝
のまわりに半月形の葉を有し、漸深帯の岩上に生育す
る。前記カギノリ(Bonnemaisonia)属の
海藻としては、カギノリ(Bonnemaisonia
hamifera)が好ましく、この海藻は、日本・
朝鮮に分布しており、北アメリカ両岸やヨーロッパにも
近年移入している。配偶体は他の海藻に絡みつき枝は円
柱状で分岐、外形は三角錐状になり高さ10〜15cm
となり生育している。前記ダルス(Rhodymeni
a)属の海藻としては、ダルス(Rhodymenia
palmat)が好ましく、この海藻は、北海道周辺
・太平洋岸北部・朝鮮半島などに分布しており、藻体は
膜状で楔形・扇形・掌状形などで、潮間帯下部から漸深
帯の岩上に生育し、食用とするところもある。
【0073】前記トサカモドキ(Callophyll
is)属の海藻としては、カロフィリス バリエガータ
(Callophyllis variegata)、
ネザシノトサカモドキ(Callophyllis a
ndata)、ホソバノトサカモドキ(Calloph
yllis japonica)、ヒロハノトサカモド
キ(Callophyllis crispata)、
キヌハダ(Callophyllis firma)が
好ましい。例えば、前記ホソバノトサカモドキ(Cal
lophyllis japonica)は、太平洋沿
岸中部・南部・朝鮮半島などに分布しており、藻体は膜
質で不規則に分枝し扇状で、漸深帯の岩上に生育する。
【0074】前記ヒラクサ(Becherella)属
の海藻としては、ヒラクサ(Becherella s
ubcostata)が好ましく、この海藻は、太平洋
沿岸中部以南・南西諸島などに分布しており、藻体は平
たくセルロイド質で、10〜20mの深さの海底に生育し、
寒天の原料にもなる。前記フノリ(Gloipelti
s)属の海藻としては、フクロフノリ(Gloipel
tis furcata)が好ましく、この海藻は、日
本各地の沿岸に分布しており、藻体は円柱状の中空で、
高潮線付近の岩上などに生育し、衣服の糊料として用い
られる。
【0075】前記マクサ(Gelidium)属の海藻
としては、マクサ(Gelidium amansi
i)、オニクサ(Gelidium japonicu
m)、オオブサ(Gelidium pacificu
m)、ゲリディウム ラティフォリウム(Gelidi
um latifolium)が好ましい。例えば、前
記マクサ(Gelidium amansii)は、日
本各地の沿岸・インド洋・大西洋などに分布しており、
藻体はやや平たくて細く羽状の長短の枝を有し、低潮線
付近から漸深帯の岩上に生育し、寒天の原料として重要
である。
【0076】前記イソノハナ(Halymenia)属
の海藻としては、ツヅレグサ(Halymenia d
urvillaei)、イソノハナ(Halymeni
afloresia)、フイリグサ(Halymeni
a dilatata)マルバグサ(Halymeni
a routunda)、オオムカデノリ(Halym
enia acuminata)、ハリメニア フォル
モサ(Halymenia formosa)が好まし
い。例えば、前記イソノハナ(Halymenia f
loresia)は、太平洋沿岸南部・南西諸島などに
分布しており、藻体は膜質、葉状で低潮線から漸深帯に
かけて生育する。
【0077】前記サイミ(Ahnfeltia)属の海
藻としては、イタニグサ(Ahnfeltia pic
ata)が好ましく、この海藻は、北海道東岸・樺太な
どに分布しており、藻体は線状・円柱状で硬く、漸深帯
の海底に生育し、寒天の原料となる。前記エゴノリ(C
ampylaephora)属の海藻としては、エゴノ
リ(Campylaephora hypnaeoid
es)が好ましく、この海藻は、太平洋沿岸・瀬戸内海
などに分布しており、藻体は糸状・円柱状で、低潮線付
近にはえる他の海藻にからみついて生育し、食用とする
ところもある。前記マクリ(Digenea)属の海藻
としては、マクリ(Digeneasimple)が好
ましく、この海藻は、太平洋沿岸南部・南西諸島などに
分布しており、藻体は円柱状で細い毛のような枝が密生
し、低潮線付近から漸深帯の岩上に生育し、虫下しの薬
の原料となる。
【0078】また、前記(D)成分の海藻は、凍結乾燥
などにより乾燥粉末物としたり、ペースト状に調整して
もよい。
【0079】−植物の抽出物及び海藻の抽出物− 前記植物の抽出物及び前記海藻の抽出物を得る際の溶媒
としては、例えば、メタノール、エタノール、ブタノー
ル、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、酢酸エチ
ル、アセトンなどの一般に用いられる有機溶媒及び水な
どが挙げられ、これらの溶媒の中でも、メタノール、エ
タノール、水が特に好ましい。これらは1種を単独で又
2種以上を組み合わせて用いることができる。
【0080】なお、抽出処理は、通常3〜70℃程度の
温度で常法によって行うことができる。また、溶媒抽出
の他に、炭酸ガスを超臨界状態にして行う超臨界抽出に
よって得たエキスも同様に利用できる。また、このとき
には、抽出助剤としてヘキサン、エタノールなどを用い
ることもできる。
【0081】抽出液はそのまま用いても、あるいは希釈
液としたり、濃縮エキスとしてもよく、また、凍結乾燥
などにより乾燥粉末物としたり、ペースト状に調整して
もよい。
【0082】前記(C)成分の植物及びその抽出物、並
びに、前記(D)成分の海藻及びその抽出物の合計配合
量は、養育毛剤の全質量を基準として、0.00000
1〜10.0質量%、好ましくは0.0001〜5.0
質量%である。配合量が0.000001質量%に満た
ないと十分な効果が期待できず、一方、10.0質量%
を超えると製剤化が困難であったり、配合安定性が保た
れない恐れが生じる。
【0083】−(E)トコトリエノール− 前記(E)成分のトコトリエノールとしては、例えば、
α−トコトリエノール、β−トコトリエノール、γ−ト
コトリエノール及びδ−トコトリエノールを挙げること
ができ、これらから一種又は二種以上の混合物として用
いることができる。これらトコトリエノールには、d
−、1−、d1−型の異性体があるが、本発明において
はいずれも使用し得る。
【0084】本発明における好ましい態様は、三角図表
において、α−トコトリエノール:γ−トコトリエノー
ル:δ−トコトリエノールの質量比が、A(95:4.
8:0.2)、B(0.5:99:0.5)、C(5:
45:50)、D(46:4:50)の範囲にある混合
物である。この範囲内にあると、極めて優れた養育毛効
果が発現する。
【0085】前記(E)成分のトコトリエノールは、天
然物の圧搾、天然物からの抽出、合成等いかなる方法で
も得られるが、一般には、ヤシ科植物の果皮及び/又は
種子から抽出される。一般に、天然物の抽出物から得ら
れるトコトリエノールは複数のトコトリエノールの混合
物である。使用できるヤシ科植物はヤシ科に属するもの
であればいずれでもよいが、アブラヤシ属のアブラヤシ
が好ましく、特に、西アフリカ原産のElaeis g
uineensis、中南米産のElaeisolei
fera及びElaeis odora、Elaeis
guineesisのハイブリッド種であるdur
a、pisifera、teneraが好ましい。
【0086】抽出後に水を加えて分離し、クロマトグラ
フィーで精製して得られるトコトリエノール(パーム油
トコトリエノール)が特に好ましく、かかるパーム油ト
コトリエノールは、一般的にα−トコトリエノール、β
−トコトリエノール、γ−トコトリエノール及びδ−ト
コトリエノールの混合物である。β−トコトリエノール
はトレースであるため、かかる混合物の組成は通常、上
述の三角図表にいう好ましい範囲に相当する。
【0087】前記(E)成分のトコトリエノールの配合
量は、養育毛剤の全質量を基準として、0.001〜1
0.0質量%、好ましくは0.01〜5.0質量%であ
る。
【0088】−他の有効成分− 次に、本発明の養育毛剤に配合することのできる他の有
効成分としては、(F)5α−レダクターゼ阻害作用を
有する物質(5α−レダクターゼ阻害作用を有する植物
エキスを含む)、(G)細胞賦活剤、(H)血行促進作
用を有する植物エキスなどが挙げられる。
【0089】前記(F)成分の5α−レダクターゼ阻害
作用を有する物質としては、タンニンやフラボノイドな
どのポリフェノール類が含まれているセージ、タイム、
ローズマリー、ホップなどのエタノール、含水エタノー
ル、1,3−ブチレングリコール、含水1,3−ブチレ
ングリコール又は精製水による抽出液、オイゲノール、
イソオイゲノールを多く含む精油のチョウジ油、ヘンナ
葉(ラウリン)等のほか、紫根(シコニン)、米胚芽
(フェルラ酸)、クマセバ、シタン等のマメ科南洋材や
ウスベニアオイ、ネムノキ等のエタノール、1,3−ブ
チレングリコール若しくはこれらの含水溶剤又は精製水
などでの抽出で得られる5α−レダクターゼ阻害作用を
有する植物エキスなどが挙げられる。また、のこぎりや
しの抽出成分、ならびにフィナステリドなどを配合して
もよい。
【0090】前記(F)成分の5α−レダクターゼ阻害
作用を有する物質は少なくとも1種含まれていればよ
く、その含有量は養育毛剤全量を基準にして0.001
〜10.0質量%、好ましくは0.01〜3.0質量%で
ある。
【0091】前記(G)成分の細胞賦活剤としては、例
えば、ビタミン類(レチノール、レチナール、ビタミン
酸、ビタミンA酸エステル、酢酸レチノール、パ
ルミチン酸レチノール、β−グリチルレチン酸、チアミ
ン硝酸塩、チアミン塩酸塩、チアミンジスルフィド化合
物、リボフラビン、フラビンヌクレオチド、フラビンテ
トラブチレート、リボフラビンテトラニコチネート、ジ
カプリル酸ピリドキシン、塩酸ピリドキシン、塩酸ピリ
ドキサール、塩酸ピリドキサミン、シアノコバラミン、
ニコチン酸、ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル、
パントテン酸、パントテン酸塩、パントテニルアルコー
ル、パントテニルエチルエーテル、ビオチン、アスコル
ビン酸、アスコルビン酸塩、アスコルビン酸エステル、
ビタミンD類、トコフェロール、酢酸トコフェロール、
ユビキノン、プラストキノン、ビタミンK類等)、コリ
ン、必須脂肪酸(リノール酸、リノレン酸、アラキドン
酸)、エイコサトリエン酸、女性ホルモン、副腎皮質ホ
ルモン、抗高血圧剤(ミノキシジル、ジアゾキサイド
等)、TCA回路関連物質(c−AMP、コハク酸、ク
エン酸、ATP、FAD、NAD、NADP、L−リン
ゴ酸、メチルマロニルCoA、フマル酸、サクシニルC
oA、コエンザイムA、GDP、GTP、ADP、AM
P、オキザロ酢酸、アセチルCoA等)、上記植物エキ
ス以外の植物抽出物(ヒノキチオール、アロエ抽出物、
サンショウ抽出物、アカヤジオウ抽出物、人参抽出液
等)及び合成薬効成分(塩化カルプロニウム等)などが
挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合
わせて用いることができる。
【0092】前記(G)成分の細胞賦活剤の含有量は養
育毛剤全量を基準にして0.001〜10.0質量%、好
ましくは0.01〜3.0質量%である。
【0093】前記(H)成分の血行促進作用を有する植
物エキスとしては、例えば、アルニカ(フラボノイド、
精油成分)、センブリ(スェルチアマリン、スェルチア
ノリン)、セファラチン(セファランチン、イソテトラ
ンドリン、メチルイソコンドロデンドリン)、ヒキオコ
シ(エンメイン、インドナール、タンニン)などのエタ
ノール、含水エタノール、1,3−ブチレングリコー
ル、含水1,3−ブチレングリコール、精製水などの溶
媒での抽出液及び精油(カルダモン油、ユーカリ油、ハ
ッカ油、ウィキョウ油、テレビン油、スペアミント油、
メリッサ油、ファネソール、フィトール、エル−メント
ール等)が挙げられる。これらの中でも特に、センブ
リ、ヒキオコシなどの含水エタノール又は1,3−ブチ
レングリコール抽出液及び精油のメリッサ油、スペアミ
ント油が好ましい。
【0094】前記(H)成分の血行促進作用を有する植
物エキスの含有量は養育毛剤全量を基準にして0.00
1〜10.0質量%、好ましくは0.01〜3.0質量%
である。
【0095】本発明の経口養育毛剤は、上記(A)〜
(E)成分のなかから選ばれる1種を単独でも経口摂取
により優れた養育毛効果を発揮するが、(A)〜(E)
成分のなかから選ばれる2種以上、必要に応じて(F)
〜(H)成分を有効成分として含有することにより、更
に優れた養育毛効果を生じるものであり、好適な組み合
わせとしては、例えば、(A)成分及び/又は(B)成
分と、(C)成分及び/又は(D)成分との組み合わ
せ、(A)成分又は(B)成分と、(C)成分又は
(D)成分と(E)成分との組み合わせ、(A)成分又
は(B)成分又は(E)成分と、(C)成分又は(D)
成分との組み合わせ、などが挙げられる。
【0096】−その他の成分− 本発明の経口養育毛剤には、上記有効成分以外にも使用
目的に応じて任意の成分を配合することができる。その
ような任意成分としては、例えば、精製水、エタノー
ル、多価アルコール、セルロース類、界面活性剤、油脂
類、エステル油、アミノ酸類、角質溶解剤、高分子樹
脂、色材、香料、紫外線吸収剤などが挙げられる。前記
多価アルコールとしては、例えば、グリセリン、1,3
−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ソル
ビトール、プロピレングリコール、ペンタエリスリトー
ル、などが挙げられる。なお、任意成分はこれらに限定
されるものではない。
【0097】前記セルロース類としては、例えば、ヒド
ロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、などが挙げ
られる。前記界面活性剤としては、例えば、ソルビタン
脂肪酸エステル類(ソルビタンモノラウレート、ソルビ
タンモノオレート等)、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ
油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油モノ又はトリイソ
ステアレート、などが挙げられる。前記油脂類として
は、例えば、多価アルコール脂肪酸エステル(トリ−2
−エチルヘキサン酸グリセリン、トリイソステアリン酸
トリメチロールプロパン酸等)、サフラワー油、月見草
油、ホホバ油、などが挙げられる。前記エステル油とし
ては、例えば、不飽和脂肪酸アルキルエステル(オレイ
ン酸エチル、リノール酸イソプロピル等)、ミリスチン
酸メチル、ミリスチン酸イソプロピルが、アミノ酸類と
しては、メチオニン、セリン、グリシン、シスチン、な
どが挙げられる。前記角質溶解剤としては、例えば、サ
リチル酸、レゾルシン、などが挙げられる。前記高分子
樹脂としては、両性、カチオン性、アニオン性及びノニ
オン性ポリマーが挙げられる。前記紫外線吸収剤として
は、メトキシケイ皮酸オクチル(ネオヘリオパンA
V)、オキシベンゾン、ウロカニン酸等が挙げられる。
【0098】<飲食品>本発明の養育毛剤は、経口投与
において、格段に優れた毛成長促進効果が認められ、様
々なの形態の食品原料及び製剤に添加し、一般的製造方
法を用いることにより各種飲食品に加工製造することが
できる。なお、本発明において、飲食品とは経口的に摂
取される一般食品、健康食品、保健機能食品、医薬部外
品及び医薬品を幅広く含むものをいう。
【0099】この場合、養育毛剤の添加量は、添加する
飲食品に応じて異なり一概には規定できないが、飲食品
本来の味を損なわない範囲で添加すれば良く、対象飲食
品に対し、通常0.01〜50質量%、好ましくは0.
1〜10質量%の範囲であり、錠剤、カプセル形態の飲
食品の場合は通常5〜100質量%の範囲で添加すれば
良い。
【0100】本発明の養育毛剤を含有する飲食品の形態
としては、飲料(茶、ジュース、清涼飲料、嗜好飲料、
乳酸菌飲料など)、ゼリー、乳製品、菓子類、長期保存
可能な形態の食品(乾物、瓶詰、缶詰、レトルト食品な
ど)、調味料など、常法により製造される様々な食品に
適用することができる。
【0101】本発明の経口養育毛剤の形態としては、錠
剤、カプセル剤、粉末、丸剤、散剤、細粒剤、顆粒剤、
シロップ剤、トローチ剤等があげられる。また賦形剤と
して糖類(ソルビトール、ラクトース、乳糖等)や澱
粉、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム等の無機物、ゴマ
油、トウモロコシ油、オリーブ油等、一般に使用されて
いるものを加えても何ら問題はない。その他、製剤化に
際して乳化剤、分散剤、緩衝剤、抗酸化剤等の添加剤を
用いることもできる。
【0102】
【実施例】以下、実施例及び比較例をあげて本発明につ
いて更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に何
ら限定されるものではない。なお、%は明示のない場合
は質量基準である。
【0103】〔実施例1〕 <養育毛効果の測定(マウ
スでの育毛効果測定)> 下記表1に示した脂肪酸及び脂肪酸モノグリセリドは4
%コーン油、0.2%L−アスコルビン酸ステアリン酸
エステル、及び界面活性剤を加えた試験溶液に1%とな
るよう配合し、窒素還元状態下で攪拌してエマルジョン
を作成して試験に用いた。なお、対照群には、ビークル
だけのものを使用した。
【0104】毛周期の休止期にあるC3H/HeSle
マウス(7週齢)を用い、小川らの方法(フレクグラン
スジャーナル,Vol.17,No.5,P.20−2
9,1989)に準拠して実験を行った。マウスの背部
体毛を電気バリカン及び電気シェーバーにて除毛した。
除毛の翌日から飲水として各試験溶液を自由摂取させる
ことで試験を行い、対照群には、ビークルだけのものを
使用した。各試料ともマウス6匹ずつを用い、20日目
の毛再生面積の結果を百分率にて表し、その平均値を求
めた。結果を表1に示す。 <評価基準> ◎(著効):毛再生面積70%超 ○(有効):毛再生面積50〜70% ×(無効):毛再生面積50%未満
【0105】
【表1】 表1の結果から明らかなように、奇数脂肪酸及びこれら
の誘導体には、毛の再生が有意に多く認められた。特
に、鎖長が9〜19の奇数脂肪酸モノグリセリドにおい
て高い効果が認められた。
【0106】〔実施例2〕 <養育毛効果の測定(マウ
スでの育毛効果測定)> 実施例1と同様の方法にて、下記表2に示した被験サン
プルを1%の濃度で飲水に分散し、自由摂取にて養育毛
試験を行った。なお、対照群には、試験サンプルを加え
ていないエマルジョンを用いた。各試料ともマウス6匹
ずつを用い、20日目の毛再生面積の結果を百分率にて
表し、その平均値を求めた。結果を表2に示す。
【0107】
【表2】 表2の結果から、α、β、γ、δ、パーム油のいずれの
トコトリエノールにも育毛効果が見られたが、特に、パ
ーム油トコトリエノールにおいて高い効果が認められ
た。
【0108】〔実施例3〕 <養育毛効果の測定(マウ
スでの育毛効果測定)> 乾燥したコレウス フォルスコリの根及び地上部、プテ
ィコペタルム(Ptychopetalum)属に属す
るムイラプアーマ、アネモパエグマ(Anemopae
gma)属に属するカツアーバ、ナス(Solanu
m)属に属するジュルベーバ、ストリフノデンドロン
(Styphnodendron)属に属するバルバテ
ィモン・ヴェルダデイロ、ツルサイカチ(Dalber
gia)属に属するヴェロニカ、チョウセンアザミ(C
ynara)属に属するアルカショフラ、アニバ(An
iba)属に属するカスカ・プレシオーザ、ハッカ(M
entha)属に属するオルテラン・ピメンタ、ヤンバ
ルツルハッカ(Leucas)属に属するコルドン・デ・
フラーデ、センダングサ(Bidens)属に属するカ
ラピッショ・デ・アグーリャ、ピコン、ポトルモフェ(P
othomorphe)属に属するカアーペーバ、ヒヨ
ドリバナ(Eupatorium)属に属するマリア・
ブレータ、カンバラー、アイヤパーナ、ブロシムム(B
rosimum)属に属するムイラピランガ、ツルギク
(Mikania)属に属するグアコ、シポー・カベル
ード、スクリジュ、カラパ(Carapa)属に属する
アンディローバ、トンカマメ(Dipteryx)属に
属するクマルー、クマルラーナ、シマルバ(Simar
ouba)属に属するマルパウーバ、イチジク(Fic
us)属に属するコアジングーバ、ホオズキ(Phys
alis)属に属するカマプー、ナハカノコソウ(Bo
erhavia)属に属するエルヴァ・トストン、グア
ズマ(Guazuma)属に属するムタンバ、ナツメ
(Zizyphus)属に属するジョアゼイロを抽出原
料とし、それぞれ10倍量のエタノールを用いて得た抽
出液を用いて以下の養育毛試験を行った。
【0109】また、ヒトエグサ(Monostrom
a)属に属するヒトエグサ、アオサ(Ulva)属に属
するアナアオサ、オオアオサ、シーレタス、ジュズモ
(Caetomorpha)属に属するホソジュズモ、
ハネモ(Bryopsis)属に属するハネモ、イワヅ
タ(Caulerpa)属に属するクビレヅタ、ミル
(Codium)属に属するミル、マツモ(Anali
pus)属に属するマツモ、オキナワモヅク(Clad
osiphon)属に属するオキナワモヅク、モヅク
(Nemacystis)属に属するモヅク、レッソニ
ア(Lessonia)属に属するレッソニア ニグレ
センス、ダービリア(Durvillea)属に属する
ダービリア アンタルクティカ、アイヌワカメ(Ala
ria)属に属するアイヌワカメ、アスコフィラム(A
scophyllum)属に属するアスコフィラム ノ
ドサム、アラメ(Eisenia)属に属するアラメ、
シオミドロ(Ectocarpus)属に属するシオミ
ドロ、ホンダワラ(Sargassum)属に属するホ
ンダワラ、フシスジモク、マクロシスティス(Macr
ocystis)属に属するマクロシスティス、カニノ
テ(Amphiroa)属に属するカニノテ、ヘリトリ
カニノテ(Marginisporum)属に属するヘ
リトリカニノテ、アマノリ(Porphyra)属に属
するアサクサノリ、スサビノリ、イギス(Cerami
um)属に属するアミクサ、イギス、セラミウム ルブ
ルム、アカバギンナンソウ(Rhodoglossu
m)属に属するアカバギンナンソウ、イリディア(Ir
idaea)属に属するイリディア コルダータ、イリ
ディア コルヌコピアエ、イリディア エデュリス、イリ
ディア フラシーダ、オゴノリ属(Gracilari
a)に属するオゴノリ、カタオゴノリ、オバクサ(Pt
erocladia)属に属するオバクサ、プテロクラ
ディア テニュイス、ユイキリ(Acanthopel
tis)属に属するユイキリ、カギノリ属(Bonne
maisonia)に属するカギノリ、ダルス(Rho
dymenia)属に属するダルス、トサカモドキ(C
allophyllis)属に属するカロフィリス バ
リエガータ、ネザシノトサカモドキ、ホソバノトサカモ
ドキ、ヒロハノトサカモドキ、キヌハダ、ヒラクサ(B
eckerella)属に属するヒラクサ、フノリ(G
loiopeltis)属に属するフクロフノリ、マク
サ(Gelidium)属に属するマクサ、オニクサ、
オオブサ、ゲリディウム ラティフォリウム、イソノハ
ナ(Halymenia)属に属するツヅレグサ、イソ
ノハナ、フイリグサ、マルバグサ、オオムカデノリ、ハ
リメニア フォルモサ、サイミ(Ahnfeltia)
属に属するイタニグサ、エゴノリ(Campylaep
hora)属に属するエゴノリ、マクリ(Digene
a)属に属するマクリを抽出原料として、それぞれ10
倍量の水を用いて得た抽出液を蒸発乾固したもの、コレ
ウス根乾燥粉末、及び試薬として購入したフォルスコリ
ンを用いて以下の養育毛試験を行った。
【0110】<養育毛試験>被験物質は実施例1と同様
の方法にて0.01%となるよう飲水に分散し、自由摂
取させた。なお、対照群には、試験サンプルを加えてい
ないエマルジョンを用いた。各試料ともマウス6匹ずつ
を用い、20日目の毛再生面積の結果を百分率にて表
し、その平均値を求めた。結果を表3,4に示す。
【0111】
【表3】
【0112】
【表4】
【0113】表3及び表4の結果から、これらの被験物
質に養育毛効果が見られたが、コレウス根抽出エキス、
フォルスコリン、ヤンバルツルハッカ(Leucas)
属に属するコルドン・デ・フラーデ抽出物、ヒヨドリバナ
(Eupatorium)属に属するカンバラー抽出
物、ブロシムム(Brosimum)属に属するムイラ
ピランガ抽出物、ホオズキ(Physalis)属に属
するカマプー抽出物、アオサ(Ulva)属に属するア
ナアオサ抽出物、オオアオサ抽出物、シーレタス抽出
物、オキナワモヅク(Cladosiphon)属に属
するオキナワモヅク抽出物、モヅク(Nemacyst
is)属に属するモヅク抽出物、ダービリア(Durv
illea)属に属するダービリア アンタルクティカ
抽出物、アイヌワカメ(Alaria)属に属するアイ
ヌワカメ抽出物、アスコフィラム(Ascophyll
um)属に属するアスコフィラム ノドサム抽出物、カ
ニノテ(Amphiroa)属に属するカニノテ抽出
物、アマノリ(Porphyra)属に属するアサクサ
ノリ抽出物、スサビノリ抽出物、トサカモドキ(Cal
lophyllis)属に属するカロフィリス バリエ
ガータ抽出物、ネザシノトサカモドキ抽出物、ヒロハノ
トサカモドキ抽出物、キヌハダ抽出物、フノリ(Glo
iopeltis)属に属するフクロフノリ抽出物、イ
ソノハナ(Halymenia)属に属するフイリグサ
抽出物、マルバグサ抽出物、サイミ(Ahnfelti
a)属に属するイタニグサ抽出物、マクリ(Digen
ea)属に属するマクリ抽出物に高い効果が確認され、
特にコレウス根抽出エキス、フォルスコリン、ダービリ
ア(Durvillea)属に属するダービリア アン
タルクティカ抽出物により高い効果が確認された。
【0114】以上の表1〜表4の結果から明らかなよう
に、本発明に係る奇数鎖脂肪酸又はその誘導体、植物及
びその抽出物、海藻及びその抽出物、並びにトコトリエ
ノールには、経口投与において、格段に優れた毛成長促
進効果が認められた。
【0115】〔実施例4〜52及び比較例1〕 使用効
果試験 本発明の養育毛剤を飲食品として使用した場合の効果に
ついて検討を行った。ペンタデカン酸グリセリド、コレ
ウス根抽出エキス(乾燥根からのエタノール抽出物)、
パーム油トコトリエノールの養育毛効果を判定するため
に表5〜10に示した組成のクッキーを焼成した。表5
のクッキーについて薄毛症、脱毛症を訴えるパネラー各
群10名(25〜50歳)に、朝夕の食事の際に2枚ず
つ食してもらい試験を行った。3ヶ月間及び6ヶ月間の
使用テストののち、養育毛効果を以下の基準で判断し
た。結果を表11に示す。なお、比較例1として、これ
らの試験成分を配合していないクッキーを用いた。試験
は二重盲験で行った。結果を表11に示す。また、以下
に記載の抽出物は実施例3に記載した抽出方法で抽出し
た。
【0116】<評価基準> 「有効」 :うぶ毛が非常に多く生じた。 「やや有効」:うぶ毛が若干生じた。 「無効」 :使用前と変化無し。 <総合判定> A:優れた効果が認められる。 B:効果が高い。 C:効果が認められる。 E:効果無し。
【0117】
【表5】 クッキー組成(1)
【0118】
【表6】 クッキー組成(2)
【0119】
【表7】 クッキー組成(3)
【0120】
【表8】 クッキー組成(4)
【0121】
【表9】 クッキー組成(5)
【0122】
【表10】クッキー組成(6)
【0123】
【表11】
【0124】〔実施例53〜76〕 錠剤 下記表12〜14に示した成分を混合し、直接粉末圧縮
法により打錠して、錠剤を製造した。
【0125】
【表12】 錠剤組成(1)
【0126】
【表13】 錠剤組成(2)
【0127】
【表14】錠剤組成(3)
【0128】〔実施例77〜103〕 マーガリン ペンタデカン酸モノグリセリド、パーム油トコトリエノ
ールを用い、下記表15〜17の処方で、各々完全に混
合溶解して調製された油相部と水相部を合一して均一分
散させ、これをボテーターで急冷混合してマーガリンを
製造した。
【0129】
【表15】 マーガリン組成(1)
【0130】
【表16】 マーガリン組成(2)
【0131】
【表17】 マーガリン組成(3)
【0132】〔実施例104〜130〕 コーヒーゼリ
ー<1> 表18〜20に示した処方を、熱湯250mlに分散、
溶解したものを冷蔵保存し、コーヒーゼリーを得た。
【0133】
【表18】 コーヒーゼリー組成(1)
【0134】
【表19】 コーヒーゼリー組成(2)
【0135】
【表20】 コーヒーゼリー組成(3)
【0136】〔実施例131から139〕 コーヒーゼ
リー<2> 実施例96〜104に、5α−レダクターゼ阻害作用を
有する物質の中からのこぎりやし抽出物を加えて、下記
表21に示した組成を配合し、熱湯250mLに分散、
溶解したものを冷蔵保存し、コーヒーゼリーを得た。
【0137】
【表21】 コーヒーゼリー組成(4)
【0138】〔実施例140〜166〕 マヨネーズ ペンタデカン酸モノグリセリドとα−トコトリエノー
ル、更に5α−レダクターゼ阻害作用を有する物質の中
からローズマリー抽出物、紫根抽出物、フィナステリド
を選択して、下記表22,23,24に示した組成のマ
ヨネーズを調製した。具体的には、水相部の卵黄を除く
各成分を十分混合し、その後卵黄を分散した。次にホモ
ミキサーでコーンサラダ油及びローカストビーンガムを
十分混合した油相を5mL/秒で徐々に添加し、500
0rpmで乳化を行い、80℃で1分間殺菌し、マヨネ
ーズを得た。
【0139】
【表22】 マヨネーズ組成(1)
【0140】
【表23】 マヨネーズ組成(2)
【0141】
【表24】マヨネーズ組成(3)
【0142】〔実施例167〜184〕 清涼飲料水 コレウス根抽出物と、5α−レダクターゼ阻害作用を有
する物質の中からチョウジ油、クマセバ抽出エキス、ウ
スベニアオイ抽出エキスを選択して、表25,26の処
方に基づき、常法により清涼飲料水を製造した。
【0143】
【表25】 清涼飲料水(1)
【0144】
【表26】 清涼飲料水(2)
【0145】なお、上記実施例11〜184のいずれの
配合製品においても、実施例1〜10と同様の高い育毛
促進効果が認められた。
【0146】
【発明の効果】本発明によれば、(A)炭素数が奇数の
炭素鎖長を有する脂肪酸及びその誘導体、(B)炭素数
が奇数の炭素鎖長を有するアルコール及びその誘導体、
(C)コレウス属等の植物及びその抽出物、(D)ヒト
エグサ属等の海藻及びその抽出物、並びにトコトリエノ
ールから選ばれる1種又は2種以上を有効成分として含
有することにより、経口摂取により優れた毛髪成長促進
作用を有する経口養育毛剤及び該養育毛剤を含有する飲
食品を提供できた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A23L 2/38 A23L 2/38 Z 4C206 2/52 A61K 31/23 A61K 31/23 31/353 31/353 35/78 C 35/78 D J Q R T 35/80 Z 35/80 47/10 47/10 A61P 17/14 A61P 17/14 A23L 2/00 F (72)発明者 横山 大三郎 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 内藤 厚志 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 石丸 英彦 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 翠川 辰行 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 Fターム(参考) 4B017 LC03 LG15 LG18 LK07 LK09 4B018 MD08 MD09 MD10 MD61 MD67 ME14 4C076 AA17 BB01 CC18 DD37E DD38E FF15 4C086 AA01 AA02 BA08 MA03 MA05 MA08 NA14 ZA92 4C088 AA12 AA13 AA14 AA15 AB12 AB23 AB26 AB34 AB38 AB48 AB59 BA08 BA09 BA10 CA05 CA06 CA11 CA19 MA08 MA52 NA14 ZA92 4C206 AA01 AA02 DA03 DB06 DB47 MA03 MA05 MA72 NA14 ZA92

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(A)成分、乃至は(E)成分から
    選ばれる1種又は2種以上を有効成分として含有する経
    口摂取により毛髪成長促進作用を有する経口養育毛剤。 (A)炭素数が奇数の炭素鎖長を有する脂肪酸及びその
    誘導体 (B)炭素数が奇数の炭素鎖長を有するアルコール及び
    その誘導体 (C)コレウス(Coleus)属、プティコペタルム
    (Ptychopetalum)属、アネモパエグマ
    (Anemopaegma)属、ナス(Solanu
    m)属、ストリフノデンドロン(Styphnoden
    dron)属、ツルサイカチ(Dalbergia)
    属、チョウセンアザミ(Cynara)属、アニバ(A
    niba)属、ハッカ(Mentha)属、ヤンバルツ
    ルハッカ(Leucas)属、センダングサ(Bide
    ns)属、ポトルモフェ(Pothomorphe)
    属、ヒヨドリバナ(Eupatorium)属、ブロシ
    ムム(Brosimun)属、ツルギク(Mikani
    a)属、カラパ(Carapa)属、トンカマメ(Di
    pteryx)属、シマルバ(Simarouba)
    属、イチジク(Ficus)属、ホオズキ(Physa
    lis)属、ナハカノコソウ(Boerhavia)
    属、グアズマ(Guazuma)属及びナツメ(Ziz
    yphus)属から選択される植物及びその抽出物 (D)ヒトエグサ(Monostroma)属、アオサ
    (Ulva)属、ジュズモ(Caetomorpha)
    属、ハネモ(Bryopsis)属、イワヅタ(Cau
    lerpa)属、ミル(Codium)属、マツモ(A
    nalipus)属、オキナワモヅク(Cladosi
    phon)属、モヅク(Nemacystis)属、レ
    ッソニア(Lessonia)属、ダービリア(Dur
    villea)属、アイヌワカメ(Alaria)属、
    アスコフィラム(Ascophyllum)属、アラメ
    (Eisenia)属、シオミドロ(Ectocarp
    us)属、ホンダワラ(Sargassum)属、マク
    ロシスティス(Macrocystis)属、カニノテ
    (Amphiroa)属、ヘリトリカニノテ(Marg
    inisporum)属、アマノリ(Porphyr
    a)属、イギス(Ceramium)属、アカバギンナ
    ンソウ(Rhodoglossum)属、イリディア
    (Iridaea)属、オゴノリ属(Gracilar
    ia)、オバクサ(Pterocladia)属、ユイ
    キリ(Acanthopeltis)属、カギノリ属
    (Bonnemaisonia)、ダルス(Rhody
    menia)属、トサカモドキ(Callophyll
    is)属、ヒラクサ(Becherella)属、フノ
    リ(Gloiopeltis)属、マクサ(Gelid
    ium)属、イソノハナ(Halymenia)属、サ
    イミ(Ahnfeltia)属、エゴノリ(Campy
    laephora)属及びマクリ(Digenea)属
    から選択される海藻及びその抽出物 (E)トコトリエノール
  2. 【請求項2】 更に、(F)5α−レダクターゼ阻害作
    用を有する物質及び/又は(G)細胞賦活剤を含有する
    請求項1に記載の経口養育毛剤。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の経口養育
    毛剤を含有することを特徴とする飲食品。
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