JP2003159679A - 複軸ロボット - Google Patents

複軸ロボット

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JP2003159679A
JP2003159679A JP2001360939A JP2001360939A JP2003159679A JP 2003159679 A JP2003159679 A JP 2003159679A JP 2001360939 A JP2001360939 A JP 2001360939A JP 2001360939 A JP2001360939 A JP 2001360939A JP 2003159679 A JP2003159679 A JP 2003159679A
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mover
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Akihiko Nakamura
明彦 中村
Ichiro Okamoto
一郎 岡本
Hiroshi Anzai
洋 安西
Naoyuki Hachiman
直幸 八幡
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Juki Corp
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Juki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 Y軸ユニット4上に載せるX軸ユニット3の
重量を軽量化するとともに、一方の軸の駆動力を他方の
軸に直接伝動することができる複軸ロボット1を提供す
る。 【解決手段】 複軸ロボット1は、第1アクチュエータ
32及び第2アクチュエータ42が装置本体2に配置さ
れ、第2軸ユニット4には、装置本体2に配置された第
2アクチュエータ42の可動部分と第1可動部31に配
置された第2可動部41とを繋いで伝動するとともに長
さが一定とされた伝動部材44が備えられ、第2可動部
41を任意の位置に移動させる際に、制御手段5が、第
1可動部31の移動量に基づいて第1アクチュエータ3
2を制御し、かつ、第2可動部41の移動量と、第1可
動部31の移動に伴う第2可動部41の移動量とに基づ
いて第2アクチュエータ42を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複軸ロボットに係
り、特に一方の軸が他方の軸によって駆動されるような
複軸ロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】多種多様な製品及び部品の組み立てを行
うためにロボットが広く用いられている。特に位置決め
のために用いられる複軸ロボットとしては、直交ロボッ
トが広く利用されている。直交ロボットは、互いに直交
するX軸ユニットとY軸ユニットから構成されている。
そして、例えば、Y軸ユニット上にX軸ユニットを配
し、Y軸方向に沿ってX軸ユニットを移動させるととも
に、X軸ユニットの可動部をX軸方向に沿って移動させ
ることにより、X−Y平面上において、任意の位置に位
置決めを行うことが可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術における直交
ロボットのX軸方向の移動を担う駆動モータは、例え
ば、X軸ユニットのビームの端部に取り付けられるよう
になっており、このモータによってX軸ユニットのボー
ルねじを駆動し、可動部をX軸方向の任意の位置に移動
させるようにしている。したがって、Y軸ユニットは上
記X軸方向の移動を担う駆動モータを備えるX軸ユニッ
トの全体を支えながら、しかもY軸方向に移動させなけ
ればならない。このように駆動モータを備えるX軸ユニ
ットを全体として移動させる場合には、X軸ユニットの
重量が重くなってそれを移動させるためのY軸ユニット
が強固な構造を必要とする。また、重量が大きなX軸ユ
ニットを移動させなければならないために、Y軸ユニッ
トの移動スピードに制限を生じ、あるいは精度が劣化す
る問題がある。またX軸ユニットに取り付けられている
駆動モータから引出されたケーブルはX軸ユニットの移
動に伴ってY軸上で移動されるために、このようなケー
ブルによってY軸ユニットの移動速度が制限される問題
があった。一方、これらの従来技術の問題点を解決する
ために、特開2000−153422号公報に示される
技術が提案されている。この公報に示される直交ロボッ
トによれば、X軸ユニットの駆動用モータを装置本体に
固定した状態で、移動するX軸ユニットに駆動力を伝動
する構成となっている。そして、X軸の駆動力をY軸方
向に移動自在にX軸の可動部に伝動する手段として、ス
プライン軸と歯車とを用いている。しかし、X軸の駆動
力の伝動は、スプラインシャフトのねじれや、同じくス
プライン部及びギア部でのバックラッシ等を含むため、
高精度での駆動や、短い整定時間(指定位置に移動して
止まるまでの時間)を実現することが難しいという問題
点があった。また、スプラインシャフトを用いると、Y
軸方向の駆動速度を高速にするにも限界があった。
【0004】そこで、本発明の課題は、Y軸ユニット上
に載せるX軸ユニットの重量を軽量化するとともに、X
軸の駆動力をY軸にほぼ直接的に伝動することができる
複軸ロボットを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、装置本体2と、装置本体に
おいて第1軸方向に沿って移動自在な第1可動部31を
有するとともに該第1可動部を第1軸方向に沿って移動
させる第1アクチュエータ32を有する第1軸ユニット
3と、前記第1可動部とともに移動するように前記第1
可動部に配置され、かつ、該第1可動部において第1軸
方向と交差する第2軸方向に沿って移動自在な第2可動
部41を有するとともに該第2可動部を第2軸方向に沿
って移動させる第2アクチュエータ42を有する第二軸
ユニット4と、前記第2可動部を第1軸上の位置と第2
軸上の位置とで規定される任意の位置に移動させるよう
に前記第1アクチュエータ及び前記第2アクチュエータ
を制御する制御手段5とを備えた複軸ロボット1であっ
て、前記第1アクチュエータ及び第2アクチュエータが
装置本体に位置を固定された状態で配置され、前記第2
軸ユニットには、第2アクチュエータをフリーとした際
に、前記第1可動部の第1軸方向に沿った移動に伴って
前記第2可動部が第2軸方向に沿って移動するように、
前記装置本体に配置された第2アクチュエータの可動部
分と前記第1可動部に配置された第2可動部とを繋いで
伝動するとともに長さが一定とされた伝動部材44が備
えられ、第2可動部を任意の位置に移動させる際に、前
記制御手段が、前記任意の位置への移動に必要な第1可
動部の第1軸方向に沿った第1移動量に基づいて第1ア
クチュエータを制御し、かつ、前記任意の位置への移動
に必要な第2可動部の第2軸方向に沿った第2移動量
と、前記第1可動部の第1軸方向に沿った移動に伴う前
記第2可動部の第2軸方向に沿った移動の移動量とに基
づいて第2アクチュエータを制御することを特徴とす
る。
【0006】請求項1記載の発明によれば、第1アクチ
ュエータ及び第2アクチュエータが装置本体に位置を固
定された状態で配置されているため、第1アクチュエー
タは、第2アクチュエータ及び該第2アクチュエータに
付随するケーブル等の装備を第1軸方向に駆動させる必
要がない。これにより、第1アクチュエータが第1軸方
向に搬送すべき総重量が軽くなり、第1可動部の軽量
化、小型化等が可能となる。また、第1可動部が軽量
化、小型化されるにともない、第1可動部は高加速度、
高速度、高整定性、高精度での駆動が可能となる。これ
により、装置本体を構成する各部材が小型、軽量、低剛
性のものであっても十分に複軸ロボットとしての性能を
発揮することができる。また、第1アクチュエータが第
1可動部に駆動力を伝動する手段として、スプラインシ
ャフト及び歯車を用いる必要がないため、スプラインシ
ャフトのねじれや、スプラインシャフト及び歯車でのバ
ックラッシ等による精度や伝動効率の低下を招くことが
ない。したがって、第1可動部は高精度での駆動、短い
整定時間を達成することができる。さらに、任意の位置
への移動に必要な第2可動部の第2軸方向に沿った第2
移動量と、第1可動部の第1軸方向に沿った移動に伴う
第2可動部の第2軸方向に沿った移動の移動量とに基づ
いて第2アクチュエータを制御することにより、第1可
動部につられて移動する第2可動部の移動量を補正する
ことができるため、高精度、高加速度、高速度、高整定
の複軸ロボットを実現できる。
【0007】請求項2記載の発明は、前記第1アクチュ
エータ及び前記第2アクチュエータのうちの少なくとも
一方がリニアモータであることを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明によれば、請求項1と
同様の効果を得られるほか、第1アクチュエータまたは
第2アクチュエータとしてリニアモータを用いることに
より、高精度、高加速度、高速度、高整定の複軸ロボッ
トを実現できる。
【0009】請求項3記載の発明は、前記第1アクチュ
エータ及び前記第2アクチュエータが可動子32b,4
2bと固定子32a,42aとを備えるリニアモータと
されるとともに、前記第1アクチュエータとなるリニア
モータの可動子32bと前記第2アクチュエータとなる
リニアモータの可動子42bとが固定子32a,42a
を互いに共有することを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明によれば、請求項1と
同様の効果を得られるほか、第1アクチュエータとなる
リニアモータの可動子と第2アクチュエータとなるリニ
アモータの可動子とが固定子を互いに共有しているの
で、リニアモータの固定子は一つですむ。これにより、
リニアモータのマグネットやヨーク等の部材の使用量は
半減するため、コストの低減及び装置の小型化を図るこ
とができる。
【0011】請求項4記載の発明は、前記第2軸ユニッ
トに複数の前記第2可動部が備えられ、これら複数の第
2可動部及び第1可動部を駆動するための前記第1アク
チュエータ及び前記第2アクチュエータとなるとともに
可動子と固定子とを備えた複数のリニアモータが備えら
れ、これら複数のリニアモータにおいて、少なくともい
ずれか二つのリニアモータの可動子が、固定子を互いに
共有することを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明によれば、請求項1と
同様の効果を得られるほか、第2軸ユニットに複数の第
2可動部が備えられていることにより、作業性が向上す
る。また、少なくともいずれか二つのリニアモータの可
動子が、固定子を互いに共有しているので、リニアモー
タのマグネットやヨーク等の部材の使用量を減らすこと
ができ、コストの低減及び装置の小型化を図ることがで
きる。
【0013】請求項5記載の発明は、前記第1軸ユニッ
トに複数の前記第1可動部が備えられ、各第1可動部毎
に前記第2可動部が備えられ、これら複数の第1可動部
及び複数の第2可動部を駆動するための第1アクチュエ
ータ及び第2アクチュエータとなるとともに可動子と固
定子とを備えた複数のリニアモータが備えられ、これら
複数のリニアモータにおいて、少なくともいずれか二つ
のリニアモータの可動子が、固定子を互いに共有するこ
とを特徴とする。
【0014】請求項5記載の発明によれば、請求項1と
同様の効果を得られるほか、第1軸ユニットに複数の第
1可動部が備えられ、各第1可動部毎に第2可動部が備
えられているので、作業性が向上する。また、少なくと
もいずれか二つのリニアモータの可動子が、固定子を互
いに共有しているので、リニアモータのマグネットやヨ
ーク等の部材の使用量を減らすことができ、コストの低
減及び装置の小型化を図ることができる。
【0015】請求項6記載の発明は、前記第1軸ユニッ
トに二つの第1可動部が備えられるとともに、各第1可
動部毎に第2可動部が備えられ、かつ、第1可動部の移
動領域が二つの第1可動部に対応して二分され、二つの
第1可動部をそれぞれ移動させる二つの第1アクチュエ
ータと、各第1可動部毎に備えられた第2可動部をそれ
ぞれ移動させる二つの第2アクチュエータとが可動子と
固定子とを備えるリニアモータとされ、二つの第1可動
部のうちの一方の第1可動部を移動させる一方の第1ア
クチュエータとなるリニアモータの固定子を、一方の第
1アクチュエータとなるリニアモータの可動子と、一方
の第1可動部に対応する第2可動部を移動させる一方の
第2アクチュエータとなるリニアモータの可動子とが共
有し、二つの第1可動部のうちの他方の第1可動部を移
動させる他方の第1アクチュエータとなるリニアモータ
の固定子を、他方の第1アクチュエータとなるリニアモ
ータの可動子と、他方の第1可動部に対応する第2可動
部を移動させる他方の第2アクチュエータとなるリニア
モータの可動子とが共有することを特徴とする。
【0016】請求項6記載の発明によれば、請求項1と
同様の効果を得られるほか、第1軸ユニットに複数の第
1可動部が備えられ、各第1可動部毎に第2可動部が備
えられているので、作業性が向上する。また、一方の第
1アクチュエータとなるリニアモータの可動子と、一方
の第1可動部に対応する第2可動部を移動させる一方の
第2アクチュエータとなるリニアモータの可動子とが共
有し、さらに、他方の第1アクチュエータとなるリニア
モータの可動子と、他方の第1可動部に対応する第2可
動部を移動させる他方の第2アクチュエータとなるリニ
アモータの可動子とが共有しているので、リニアモータ
のマグネットやヨーク等の部材の使用量を減らすことが
でき、コストの低減及び装置の小型化を図ることができ
る。また、一つの固定子において二つの可動子の移動領
域が重複しないように配置されるため、装置全体の小型
化と固定子の効率的な利用を図ることができる。
【0017】請求項7記載の発明は、第2軸ユニットの
第2アクチュエータが可動子と固定子とを備えるリニア
モータとされるとともに、第2アクチュエータとなるリ
ニアモータの可動子と第2軸ユニットの第2可動部との
間を繋いで伝動する伝動部材が、前記可動子と前記第2
可動部とにそれぞれ回転自在に連結されたリンクアーム
であることを特徴とする。
【0018】請求項7記載の発明によれば、請求項1と
同様の効果を得られるほか、第2アクチュエータとなる
リニアモータの可動子と第2軸ユニットの第2可動部と
の間を繋いで伝動する伝動部材がリンクアームであるの
で、リニアモータの可動子の駆動をほぼ直接的に第2可
動部へ伝動することができる。また、リニアモータの可
動子の駆動はリンクアームを介してほぼ直接的に第2可
動部へ伝動されるので、伝動ロスを少なくすることがで
き、複軸ロボットを高い精度で制御することができる。
【0019】請求項8記載の発明は、前記伝動部材が、
前記装置本体側で第1軸方向に沿って掛け渡され、前記
第1可動部側で第2軸方向に沿って掛け渡されたベルト
からなることを特徴とする。
【0020】請求項8記載の発明によれば、請求項1と
同様の効果を得られるほか、伝動部材がベルトからなる
ので、コストの低減、装置の軽量化を図ることができ
る。また、第2アクチュエータの駆動をベルトによって
ほぼ直接的に第2可動部に伝動できるので、伝動ロスを
少なくすることができ、複軸ロボットを高い精度で制御
することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る実施の形態の複軸ロボットについて詳細に説明する。
【0022】〔第一の実施の形態〕図1は、本発明の第
一の実施の形態を示すものである。以下の説明におい
て、X軸方向は水平面内において第2可動部が移動する
第2軸方向であり、Y軸方向は水平面内でX軸方向に対
して直交する方向、すなわち、第1可動部が移動する第
1軸方向である。この実施の形態において、本発明の複
軸ロボット1は、回路基板に電子部品を実装する電子部
品実装装置(図示しない)において用いられる。電子部
品実装装置は、後述する複軸ロボット1、電子部品供給
部(図示しない)、吸着ヘッド(図示しない)、コンベ
ヤ(図示しない)等を備えている。この電子部品実装装
置は、コンベヤにより所定位置まで搬送された基板に対
して、複軸ロボット1により移動可能な吸着ヘッドが電
子部品供給部から電子部品を真空吸着した後、吸着ヘッ
ドを基板上の所定位置に移動させ、該基板に電子部品を
装着する装置である。なお、吸着ヘッドは、複軸ロボッ
ト1の後述するX軸テーブル41に取り付けられ、吸着
ヘッドに回転自在かつ上下動自在に支持される吸着ノズ
ルを備えており、該吸着ノズルにより、電子部品の吸着
及び、基板への装着が行なわれるものである。
【0023】複軸ロボット1は、ベース2と、Y軸ユニ
ット3と、X軸ユニット4と、制御手段5等を備えてい
る。ベース2は、ベースフレーム21と、Y軸フレーム
22とを備えている。Y軸フレーム22は、ベースフレ
ーム21上面の前後側それぞれに、コンベヤの搬送方向
(X軸方向)に対して垂直に、該コンベヤを跨ぐように
して設けられている。そして、2つのY軸フレーム22
の上面は水平に、かつ、各Y軸フレーム22の上面同士
が同一平面内に収まるように形成されている。Y軸フレ
ーム22の上面には、Y軸ユニット3が取り付けられて
おり、さらにY軸ユニット3は、X軸ユニット4と接合
されているので、2本のY軸フレーム22はY軸ユニッ
ト3及びX軸ユニット4を支持することになる。
【0024】Y軸ユニット3は、前記X軸テーブル41
をY軸方向へ移動させるための装置であり、Xビーム3
1と、Y軸リニアモータ32と、Y軸直動ガイド33等
を備えている。Xビーム31は、X軸テーブル41をX
軸方向に移動可能に取り付ける箇所であって、断面ほぼ
コ字状に形成されており、2つのY軸フレーム22間を
架け渡すように設置されている。また、Xビーム31の
下端面には、スライダ31aが備えられており、該スラ
イダ31aがY軸直動ガイド33に嵌合されている。
【0025】Y軸リニアモータ32は、Xビーム31を
Y軸方向に駆動するものであり、固定子32aと、可動
子32bとを備えている。固定子32aは、一方のY軸
フレーム22の上部内側面にY軸方向に沿って設置され
ており、主に磁性を有する2枚のヨークと該ヨークに取
り付けられたマグネットから構成されている。可動子3
2bは、2枚のヨークに取り付けられたマグネットの間
に配置されている。そして、可動子32bが備える電磁
石のコイルに電流を流すことによって発生する磁界と、
固定子32aが備えるマグネットとの吸引、反発作用に
よって可動子32bがY軸方向に移動する構造となって
いる。また、可動子32bの一端部は、Xビーム31の
下面に取り付けられており、可動子32bの移動に伴っ
てXビーム31が移動する。
【0026】Y軸直動ガイド33は、2つのY軸フレー
ム22の上面にY軸方向に沿って取り付けられている。
Y軸直動ガイド33は、Xビーム31が備えるスライダ
31aに設けられる溝部と摺動自在に嵌合することによ
って、Xビーム31のY軸方向への移動を案内してい
る。
【0027】X軸ユニット4は、X軸テーブル41をX
軸方向へ移動させるため装置であり、X軸テーブル41
と、X軸リニアモータ42と、X軸直動ガイド43と、
リンクアーム44等を備えている。
【0028】X軸テーブル41は、吸着ヘッドが取り付
けられる土台となる箇所であって、長方形状の板材から
形成されている。X軸テーブル41の裏面の頂点付近に
は、スライダ41aが備えられており、該スライダ41
aがX軸直動ガイド43に嵌合されている。
【0029】X軸リニアモータ42は、X軸テーブル4
1をX軸方向に駆動するものであり、固定子42aと、
可動子42bとを備えている。固定子42aは、他方の
Y軸フレーム22の上部内側面にY軸方向に沿って設置
されている。主に磁性を有する2枚のヨークと該ヨーク
に取り付けられたマグネットから構成されている。可動
子42bは、2枚のヨークに取り付けられたマグネット
の間に配置されており、図示しないガイドに摺動自在に
案内されてY軸方向に移動可能となっている。そして、
可動子42bが備える電磁石のコイルに電流を流すこと
によって発生する磁界と、固定子42aが備えるマグネ
ットとの吸引、反発作用によって可動子42bがY軸方
向に移動する構造となっている。また、可動子42bの
一端部は、リンクアーム44を介してX軸テーブル41
に接続されており、可動子42bの移動に伴ってX軸テ
ーブル41は、X軸直動ガイド43に案内されてX軸方
向に移動する。
【0030】X軸直動ガイド43は、Xビーム31の開
口側の突出部分にX軸方向に沿って取り付けられてい
る。X軸直動ガイド43は、X軸テーブル41が備える
スライダ41aに設けられる溝部と摺動自在に嵌合する
ことによって、X軸テーブル41のX軸方向への移動を
可能にしている。
【0031】リンクアーム44は、X軸リニアモータ4
2の可動子42bの駆動をX軸テーブル41に伝動する
ものである。リンクアーム44は、その一端がX軸テー
ブル41に回転可能に接続されており、他端が可動子4
2bに回転可能に接続されている。
【0032】制御手段5は、Xビーム31及びX軸テー
ブル41を所定位置に移動させるために設けられてい
る。制御手段5は、図7に示すように、CPU51と、
ROM52と、RAM53とを備えている。CPU51
は、後述するROM52に備えられたプログラムに基づ
いて、Xビーム31及びX軸テーブル41の移動量の算
出、可動子32b,42bに流す電流の大きさ及び方向
の制御等の処理を行う。ROM52は、Xビーム31及
びX軸テーブル41の移動量を算出するプログラム、可
動子32b,42bに流す電流の大きさ及び方向を制御
するプログラム等を備えており、これらのプログラム
は、CPU51によって処理される。RAM53は、上
記プログラムによって算出されたデータや座標検知部6
1等のセンサから入力されたデータや操作部62から入
力されたデータ等を一時的に記憶しておく場所である。
【0033】また、制御手段5には、インターフェース
を介して座標検知部61、操作部62、Y軸リニアモー
タ32、X軸リニアモータ42が接続されている。座標
検知部61は、例えば、リニアエンコーダ(図示しな
い)から構成され、X軸テーブル41の現在のX座標及
びXビーム31のY座標を検知する。これにより、X軸
テーブル41のXY座標が求められる。操作部62は、
X軸テーブル41の移動目標となる位置の座標等を入力
するものであり、オペレータによってデータの入力等が
行われる。Y軸リニアモータ32及びX軸リニアモータ
42は、制御手段5によって制御された電流が入力され
ることによってXビーム31及びX軸テーブル41を移
動させる。
【0034】以上の構成からなる複軸ロボット1の動作
について説明する。図8に示すように、座標検知部61
及び操作部62によって、Xビーム31及びX軸テーブ
ル41の現在位置の座標と目標位置の座標とが決まる
(S1)。そして、制御手段5が、双方の座標からX軸
テーブル41のX軸方向の移動量と、Xビーム31のY
軸方向の移動量とを算出する(S2)。
【0035】ここで、X軸テーブル41のX軸方向の移
動量及びXビーム31のY軸方向の移動量の算出方法に
ついて説明する。図9に示すように、X軸テーブル41
の現在位置の座標を(X1,Y1)、目標位置の座標を
(X2,Y2)とすると、Xビーム31のY軸方向の移動
量は単純に ΔY=Y2−Y1 によって算出される(S3)。一方、X軸テーブル41
のX軸方向の移動量は、リンクアーム44によって可動
子42bのY軸方向への動きをX軸方向の動きに変換し
ている。その場合の機構は、図10に示すようになる。
図10において、 x2+y2=L2=(x+Δx)2+(y+Δy)2 であるので、 Δy=|L2−(x+Δx)2(1/2)−y として、目標位置へのX軸方向の移動量Δxと現在位置
のX軸テーブル41のX座標x、現在の可動子42bの
Y座標y、及びリンクアーム44の長さLから必要な可
動子32bのY軸方向の移動量Δyが算出される。した
がって、可動子42bは、Y軸方向の移動量Δyと、X
ビーム31のY軸方向の移動によるX軸テーブル41の
移動を補正するための移動量ΔYを合成した移動量(=
Δy+ΔY)だけ移動すればよい(S3)。
【0036】X軸テーブル41の移動量が上述の方法に
よって算出された移動量となるように、制御手段5は可
動子32b,42bの電磁石のコイルに電流を流す。こ
れにより、可動子32bの移動に伴って、Xビーム31
がY軸直動ガイド33に沿って移動し、Xビーム31に
取り付けられたX軸テーブル41のY軸方向の位置決め
が行われることになる。また、可動子42bの移動に伴
って、X軸テーブル41がリンクアーム44を介してX
軸直動ガイド43に沿って移動し、X軸テーブル41の
X軸方向の位置決めが行われることになる。
【0037】本実施の形態によれば、Y軸リニアモータ
32及びX軸リニアモータ42がY軸フレーム22に位
置を固定された状態で配置されているため、Y軸リニア
モータ32は、X軸リニアモータ42及び該X軸リニア
モータ42に付随するケーブル等の装備をY軸方向に駆
動させる必要がない。これにより、Y軸リニアモータ3
2がY軸方向に搬送すべき総重量が軽くなり、Xビーム
31の軽量化、小型化等が可能となる。また、Xビーム
31が軽量化、小型化されるに伴い、Xビーム31は高
精度、高加速度、高速度、高整定での移動が可能とな
る。これにより、Y軸フレーム22を構成する各部材が
小型、軽量、低剛性のものであっても十分に複軸ロボッ
ト1としての性能を発揮することができる。
【0038】また、Y軸リニアモータ32がXビーム3
1に駆動を伝動する手段として、スプラインシャフト及
び歯車を用いる必要がないため、スプラインシャフトの
ねじれや、スプラインシャフト及び歯車でのバックラッ
シ等による精度や伝動効率の低下を招くことがない。す
なわち、リンクアーム44により、位置が固定されたX
軸リニアモータ42の可動子42bからX軸テーブル4
1に直接駆動力が伝動されるので、伝動ロスがなく、精
度が高められる。したがって、Xビーム31は高精度で
の駆動、短い整定時間を達成することができる。
【0039】さらに、目標の位置への移動に必要なX軸
テーブル41のX軸方向に沿った移動量と、Xビーム3
1のY軸方向に沿った移動に伴うX軸テーブル41のX
軸方向に沿った移動の移動量とに基づいてX軸リニアモ
ータ42を制御することにより、Xビーム31につられ
て移動するX軸テーブル41の移動量を補正することが
できるため、高精度、高加速度、高速度、高整定の複軸
ロボット1を実現できる。
【0040】〔第二の実施の形態〕図2は、本発明の第
二の実施の形態を示すものである。図2に示す複軸ロボ
ット1aが図1に示した複軸ロボット1と異なる点は、
Y軸リニアモータ32の可動子32bとX軸リニアモー
タ42の可動子42bとが固定子32a(42a)を互
いに共有する点であるので、以下では、異なる部分につ
いて説明し、その他の共通部分には同一符号を付して説
明を省略する。
【0041】複軸ロボット1aは、2つのY軸フレーム
22のどちらか一方の上部内側面に固定子32a(42
a)を備えている。この固定子32a(42a)の2枚
のヨークに取り付けられたマグネットの間には、Xビー
ム31を移動させる可動子32bと、X軸テーブル41
を移動させる可動子42bが設置されている。すなわ
ち、1つの固定子32a(42a)で可動子32bと可
動子42bを共有することにより、Y軸リニアモータ3
2とX軸リニアモータ42の役割を果たしている。な
お、その他の構成及び動作については、第一の実施の形
態と同様であるため、説明を省略する。
【0042】本実施の形態によれば、第一の実施の形態
と同様の効果を得られるほか、Y軸リニアモータ32の
可動子32bとX軸リニアモータ42の可動子42bと
が固定子32a(42a)を互いに共有しているので、
リニアモータの固定子32a(42a)は一つですむ。
これにより、リニアモータのマグネットやヨーク等の部
材の使用量は半減するため、大幅なコストの低減及び装
置の小型化を図ることができる。
【0043】〔第三の実施の形態〕図3は、本発明の第
三の実施の形態を示すものである。図3に示す複軸ロボ
ット1bが図1に示した複軸ロボット1と異なる点は、
Xビーム31に複数のX軸テーブル41が備えられてい
る点と、複数のX軸テーブル41とXビーム31とを移
動するための複数のリニアモータの少なくともいずれか
二つの可動子32b(42b)が、固定子32a(42
a)を互いに共有する点である。以下では、異なる部分
について説明し、その他の共通部分には同一符号を付し
て説明を省略する。
【0044】複軸ロボット1bは、Xビーム31にX軸
テーブル41を2体備えている。一方のX軸テーブル4
1を移動させるX軸リニアモータ42は、一方のY軸フ
レーム22に備えられており、その可動子42bは、リ
ンクアーム44を介してX軸テーブル41と接続されて
いる。他方のX軸テーブル41を移動させるX軸リニア
モータ42は、他方のY軸フレーム22に備えられてお
り、このX軸リニアモータ42の固定子42aは、Xビ
ーム31を移動するY軸リニアモータ32の固定子32
aと兼ねている。また、このX軸リニアモータ42と共
有するY軸リニアモータ32の固定子32aの2枚のヨ
ークに取り付けられたマグネットの間には、Xビーム3
1を移動させる可動子32bと、X軸テーブル41を移
動させる可動子42bが同軸上に設置されている。すな
わち、1つの固定子32a(42a)で可動子32bと
可動子42bを共有することにより、Y軸リニアモータ
32とX軸リニアモータ42の役割を果たしている。な
お、その他の構成及び動作については、第一の実施の形
態と同様であるため、説明を省略する。
【0045】本実施の形態によれば、第一の実施の形態
と同様の効果を得られるほか、Xビーム31上に2つの
X軸テーブル41を備えたので、作業性を大幅に向上さ
せることができる。また、少なくともいずれか二つのリ
ニアモータの可動子32b(42b)が、固定子32a
(42a)を互いに共有しているので、リニアモータの
マグネットやヨーク等の部材の使用量を減らすことがで
き、コストの低減及び装置の小型化を図ることができ
る。なお、Xビーム31上のX軸テーブル41の移動領
域を均等に二分する必要はなく、一方のX軸テーブル4
1に接続されたリンクアーム44を他方のリンクアーム
44より長くして、X軸テーブル41が占める作業領域
をそれぞれ異なるものとしてもよい。
【0046】〔第四の実施の形態〕図4は、本発明の第
四の実施の形態を示すものである。図4に示す複軸ロボ
ット1cが図1に示した複軸ロボット1と異なる点は、
Y軸フレーム22に複数のXビーム31が備えられてい
る点と、複数のXビーム31と複数のX軸テーブル41
とを移動するための複数のリニアモータの少なくともい
ずれか二つの可動子32b(42b)が、固定子32a
(42a)を互いに共有する点である。以下では、異な
る部分について説明し、その他の共通部分には同一符号
を付して説明を省略する。
【0047】複軸ロボット1cは、Y軸ユニット4に2
つのXビーム31を備えるとともに、各Xビーム31毎
にX軸テーブル41を備えている。また、Xビーム31
の移動領域が2つのXビーム31に対応して二分され、
2つのXビーム31をそれぞれ移動させる2つのY軸リ
ニアモータ32と、各Xビーム31毎に備えられたX軸
テーブル41をそれぞれ移動させる2つのX軸リニアモ
ータ42とを備えている。
【0048】そして、2つのXビーム31のうちの一方
のXビーム31を移動させる一方のY軸リニアモータ3
2の固定子32aを、一方のY軸リニアモータ32の可
動子32bと、一方のXビーム31に対応するX軸テー
ブル41を移動させる一方のX軸リニアモータ42の可
動子42bとが共有している。
【0049】さらに、2つのXビーム31のうちの他方
のXビーム31を移動させる他方のY軸リニアモータ3
2の固定子32aを、他方のY軸リニアモータ32の可
動子32bと、他方のXビーム31に対応するX軸テー
ブル41を移動させる他方のX軸リニアモータ42の可
動子42bとが共有している。なお、その他の構成及び
動作については、第一の実施の形態と同様であるため、
説明を省略する。
【0050】本実施の形態によれば、第一の実施の形態
と同様の効果を得られるほか、Y軸ユニット3に複数の
Xビーム31が備えられ、各Xビーム31毎にX軸テー
ブル41が備えられているので、作業性が向上する。ま
た、一方のY軸リニアモータ32の可動子32bと、一
方のXビーム31に対応するX軸テーブル41を移動さ
せる一方のX軸リニアモータ42の可動子42bとが共
有し、さらに、他方のY軸リニアモータ32の可動子3
2bと、他方のXビーム31に対応するX軸テーブル4
1を移動させる他方のX軸リニアモータ42の可動子4
2bとが共有しているので、マグネットやヨーク等の部
材の使用量を減らすことができ、コストの低減及び装置
の小型化を図ることができる。また、一つの固定子32
a(42a)において二つの可動子32b(42b)の
移動領域が重複しないように配置されるため、装置全体
の小型化と固定子32a(42a)の効率的な利用を図
ることができる。なお、2つのXビーム31の移動領域
の境界を任意に動かしてもよい。
【0051】〔第五の実施の形態〕図5は、本発明の第
五の実施の形態を示すものである。図5に示す複軸ロボ
ット1dが図1に示した複軸ロボット1と異なる点は、
リニアモータ32,42を回転モータ35,45に変更
した点、及びリンクアーム44をベルト46に変更した
点である。以下では、異なる部分について説明し、その
他の共通部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0052】複軸ロボット1dは、一方のY軸フレーム
22の上部内側面にY軸回転モータ35と、他方のY軸
フレーム22の上部外側面にX軸回転モータ45とを備
えている。Y軸回転モータ35の回転軸に設けられた駆
動プーリ37には、Xビーム31を駆動するためのY軸
ベルト36が掛けられるとともに、駆動プーリ37とほ
ぼ同じ高さ位置に設けられた従動プーリ38にも掛け渡
されている。そして、駆動プーリ37と従動プーリ38
間の任意の位置でXビーム31がY軸ベルト36と接続
されている。また、X軸回転モータ45の回転軸に設け
られた駆動プーリ47には、X軸テーブル41を駆動す
るためのX軸ベルト46が掛けられるとともに、Xビー
ム31上にXビーム31と移動可能に設けられ、X軸ベ
ルト46の方向をY軸方向からX軸方向に変換する方向
変換プーリ40と、Xビーム31の端部に備えられた従
動プーリ49と、Y軸フレーム22の従動プーリ48と
にもX軸ベルト46が掛け渡されている。そして、X軸
ベルト46のXビーム31に沿った任意の箇所に、X軸
テーブル41がスライダ41aを介してX軸直動ガイド
43に取り付けられている。なお、複軸ロボット1dに
おけるその他の構成は第一の実施の形態と同様であるた
め、説明を省略する。
【0053】複軸ロボット1dの動作について説明する
と、第一の実施の形態で説明した方法により、X軸テー
ブル41の目標位置座標までのX軸方向及びY軸方向の
移動量を算出する。制御手段は算出された移動量だけ移
動するように、両回転モータ35,45を駆動させる。
これにより、Y軸ベルト36の移動に伴って、Xビーム
31がY軸直動ガイド33に沿って移動し、Xビーム3
1に取り付けられたX軸テーブル41のY軸方向の位置
決めが行われることになる。また、X軸ベルト46の移
動に伴って、X軸テーブル41がX軸直動ガイド43に
沿って移動し、X軸テーブル41のX軸方向の位置決め
が行われることになる。なお、各ベルトの伸びはX軸テ
ーブル41の移動量に比べて小さく、無視できるものと
する。
【0054】本実施の形態によれば、第一の実施の形態
と同様の効果を得られるほか、伝動部材がベルト46か
らなるので、コストの低減、装置の軽量化を図ることが
できる。また、X軸回転モータ45の駆動をベルト46
によって、ほぼ直接的にX軸テーブル41に伝動できる
ので、伝動ロスを少なくすることができ、複軸ロボット
1dを高い精度で制御することができる。
【0055】〔第六の実施の形態〕図6は、本発明の第
六の実施の形態を示すものである。図6に示す複軸ロボ
ット1eが図5に示した複軸ロボット1dと異なる点
は、X軸ベルト46をより短尺なベルト46a,46b
を組み合わせて構成した点である。以下では、異なる部
分について説明し、その他の共通部分には同一符号を付
して説明を省略する。
【0056】X軸ベルト46は、X軸回転モータ45の
駆動プーリ47、従動プーリ48、連結プーリ46c、
押付プーリ46dに掛け渡されたベルト46aと、従動
プーリ49、連結プーリ46cに掛け渡されたベルト4
6bとを備えている。連結プーリ46cは、2つのプー
リを2段に重ねて一体化したものであり、両ベルト46
a,46bが連結プーリ46cを共用していることか
ら、X軸回転モータ45の駆動をベルト46aを介して
ベルト46bに伝動することで駆動力をY軸方向からX
軸方向に変換し、X軸テーブル41を移動させることが
できる。また、押付プーリ46dは、ベルト46bの回
転が逆にならないように連結プーリ46cを経由したベ
ルト46aを連結プーリ46cに押し付けるものであ
る。その他の構成、動作は上述の実施の形態と同様であ
るため、説明を省略する。
【0057】本実施の形態によれば、第五の実施の形態
と同様の効果が得られるとともに、X軸及びY軸のスト
ロークが長い場合には、X軸ベルト46をベルト46a
とベルト46bとに分割し、両ベルトを連結プーリ46
cで連結することにより、ベルト46ののびを小さくす
ることができるとともに、整定性の悪化を防ぐことがで
きる。また、連結プーリ46cは、歯車等を用いていな
いため、バックラッシ等の問題も発生することはない。
【0058】なお、上述の全ての実施の形態において、
X軸とY軸は必ずしも直交する必要はない。また、第一
〜第四の実施の形態におけるリニアモータと、第五〜第
六の実施の形態におけるベルトは、Y軸フレームの内側
面ではなく外側面に取り付けても本発明の効果に何ら変
わりはなく、その場合には、装置内側のロボットの作業
領域を拡大することができる。また、上述のリニアモー
タを利用した第一〜第四の実施の形態において、リニア
モータの種類については、一般的なコアレス型ムービン
グ回転モータを用いているが、ムービングマグネット式
や、コア付きのリニアモータ、ムービングコイル式リニ
アボイス回転モータ等でもその効果に何ら変わりはな
く、リニアモータの種類に依存するものではない。ま
た、X軸及びY軸の伝動手段は、リニアモータやベルト
に限定される必要はなく、例えば、ボールネジ等を用い
てもよい。
【0059】さらに、複軸ロボットは、制御手段に各軸
のモータを動作する駆動回路と、各モータを協調動作せ
しめる演算処理を行うCPUを具備している。これは、
例えば、図1(第一の実施の形態)において、リニアモ
ータには、複数の可動子が独立して移動可能な利点を利
用し、Y軸リニアモータの固定子側に可動子を追加し、
リンクアームによりXビーム上のX軸テーブルに接続す
れば、X軸テーブルがX軸直動ガイド上の点において
も、それを動作するY軸上の各可動子の推力の和は一定
となり、相対的にY軸リニアモータの小容量化を図った
り、X軸テーブルの移動量に対するリンク構造による可
動子の幾何学的変化においてY軸に分解能を補完してX
軸の精度の向上、安定化を図る等、性能面において種々
の手法を用いるための演算機能を示唆するものである。
【0060】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、第1アク
チュエータ及び第2アクチュエータが装置本体に位置を
固定された状態で配置されているため、第1アクチュエ
ータは、第2アクチュエータ及び該第2アクチュエータ
に付随するケーブル等の装備を第1軸方向に駆動させる
必要がない。これにより、第1アクチュエータが第1軸
方向に搬送すべき総重量が軽くなり、第1可動部の軽量
化、小型化等が可能となる。また、第1可動部が軽量
化、小型化されるにともない、第1可動部は高加速度、
高速度、高整定性、高精度での駆動が可能となる。これ
により、装置本体を構成する各部材が小型、軽量、低剛
性のものであっても十分に複軸ロボットとしての性能を
発揮することができる。また、第1アクチュエータが第
1可動部に駆動力を伝動する手段として、スプラインシ
ャフト及び歯車を用いる必要がないため、スプラインシ
ャフトのねじれや、スプラインシャフト及び歯車でのバ
ックラッシ等による精度や伝動効率の低下を招くことが
ない。したがって、第1可動部は高精度での駆動、短い
整定時間を達成することができる。さらに、任意の位置
への移動に必要な第2可動部の第2軸方向に沿った第2
移動量と、第1可動部の第1軸方向に沿った移動に伴う
第2可動部の第2軸方向に沿った移動の移動量とに基づ
いて第2アクチュエータを制御することにより、第1可
動部につられて移動する第2可動部の移動量を補正する
ことができるため、高精度、高加速度、高速度、高整定
の複軸ロボットを実現できる。
【0061】請求項2記載の発明によれば、請求項1と
同様の効果を得られるほか、第1アクチュエータまたは
第2アクチュエータとしてリニアモータを用いることに
より、高精度、高加速度、高速度、高整定の複軸ロボッ
トを実現できる。
【0062】請求項3記載の発明によれば、請求項1と
同様の効果を得られるほか、第1アクチュエータとなる
リニアモータの可動子と第2アクチュエータとなるリニ
アモータの可動子とが固定子を互いに共有しているの
で、リニアモータの固定子は一つですむ。これにより、
リニアモータのマグネットやヨーク等の部材の使用量は
半減するため、コストの低減及び装置の小型化を図るこ
とができる。
【0063】請求項4記載の発明によれば、請求項1と
同様の効果を得られるほか、第2軸ユニットに複数の第
2可動部が備えられていることにより、作業性が向上す
る。また、少なくともいずれか二つのリニアモータの可
動子が、固定子を互いに共有しているので、リニアモー
タのマグネットやヨーク等の部材の使用量を減らすこと
ができ、コストの低減及び装置の小型化を図ることがで
きる。
【0064】請求項5記載の発明によれば、請求項1と
同様の効果を得られるほか、第1軸ユニットに複数の第
1可動部が備えられ、各第1可動部毎に第2可動部が備
えられているので、作業性が向上する。また、少なくと
もいずれか二つのリニアモータの可動子が、固定子を互
いに共有しているので、リニアモータのマグネットやヨ
ーク等の部材の使用量を減らすことができ、コストの低
減及び装置の小型化を図ることができる。
【0065】請求項6記載の発明によれば、請求項1と
同様の効果を得られるほか、第1軸ユニットに複数の第
1可動部が備えられ、各第1可動部毎に第2可動部が備
えられているので、作業性が向上する。また、一方の第
1アクチュエータとなるリニアモータの可動子と、一方
の第1可動部に対応する第2可動部を移動させる一方の
第2アクチュエータとなるリニアモータの可動子とが共
有し、さらに、他方の第1アクチュエータとなるリニア
モータの可動子と、他方の第1可動部に対応する第2可
動部を移動させる他方の第2アクチュエータとなるリニ
アモータの可動子とが共有しているので、リニアモータ
のマグネットやヨーク等の部材の使用量を減らすことが
でき、コストの低減及び装置の小型化を図ることができ
る。また、一つの固定子において二つの可動子の移動領
域が重複しないように配置されるため、装置全体の小型
化と固定子の効率的な利用を図ることができる。
【0066】請求項7記載の発明によれば、請求項1と
同様の効果を得られるほか、第2アクチュエータとなる
リニアモータの可動子と第2軸ユニットの第2可動部と
の間を繋いで伝動する伝動部材がリンクアームであるの
で、リニアモータの可動子の駆動をほぼ直接的に第2可
動部へ伝動することができる。また、リニアモータの可
動子の駆動はリンクアームを介してほぼ直接的に第2可
動部へ伝動されるので、伝動ロスを少なくすることがで
き、複軸ロボットを高い精度で制御することができる。
【0067】請求項8記載の発明によれば、請求項1と
同様の効果を得られるほか、伝動部材がベルトからなる
ので、コストの低減、装置の軽量化を図ることができ
る。また、第2アクチュエータの駆動をベルトによって
ほぼ直接的に第2可動部に伝動できるので、伝動ロスを
少なくすることができ、複軸ロボットを高い精度で制御
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の複軸ロボットを説
明するための斜視図である。
【図2】本発明の第二の実施の形態の複軸ロボットを説
明するための斜視図である。
【図3】本発明の第三の実施の形態の複軸ロボットを説
明するための斜視図である。
【図4】本発明の第四の実施の形態の複軸ロボットを説
明するための斜視図である。
【図5】本発明の第五の実施の形態の複軸ロボットを説
明するための斜視図である。
【図6】本発明の第六の実施の形態の複軸ロボットを説
明するための斜視図である。
【図7】上記実施の形態における制御手段を示すブロッ
ク図である。
【図8】上記実施の形態におけるX軸テーブルの移動量
の算出方法を示すフローチャートである。
【図9】上記実施の形態におけるX軸テーブルの移動量
の算出方法を説明するための図である。
【図10】上記実施の形態におけるX軸テーブルの移動
量の算出方法を説明するための図である。
【符号の説明】
1 複軸ロボット 2 装置本体 3 第1軸ユニット 31 第1可動部 32 第1アクチュエータ 4 第2軸ユニット 41 第2可動部 42 第2アクチュエータ 44 伝動部材 5 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02P 7/00 101 H02P 7/00 101B (72)発明者 安西 洋 東京都調布市国領町8丁目2番地の1 ジ ューキ株式会社内 (72)発明者 八幡 直幸 東京都調布市国領町8丁目2番地の1 ジ ューキ株式会社内 Fターム(参考) 2F078 CA04 CB12 CC02 3C007 BS02 CY36 CY40 HS26 HS27 HT02 HT11 KS16 KV01 NS17 5H540 AA10 BA03 BB02 BB06 EE02 FA12 5H641 BB06 BB16 GG03 HH02 JA01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置本体と、 装置本体において第1軸方向に沿って移動自在な第1可
    動部を有するとともに該第1可動部を第1軸方向に沿っ
    て移動させる第1アクチュエータを有する第1軸ユニッ
    トと、 前記第1可動部とともに移動するように前記第1可動部
    に配置され、かつ、該第1可動部において第1軸方向と
    交差する第2軸方向に沿って移動自在な第2可動部を有
    するとともに該第2可動部を第2軸方向に沿って移動さ
    せる第2アクチュエータを有する第二軸ユニットと、 前記第2可動部を第1軸上の位置と第2軸上の位置とで
    規定される任意の位置に移動させるように前記第1アク
    チュエータ及び前記第2アクチュエータを制御する制御
    手段とを備えた複軸ロボットであって、 前記第1アクチュエータ及び第2アクチュエータが装置
    本体に位置を固定された状態で配置され、 前記第2軸ユニットには、第2アクチュエータをフリー
    とした際に、前記第1可動部の第1軸方向に沿った移動
    に伴って前記第2可動部が第2軸方向に沿って移動する
    ように、前記装置本体に配置された第2アクチュエータ
    の可動部分と前記第1可動部に配置された第2可動部と
    を繋いで伝動するとともに長さが一定とされた伝動部材
    が備えられ、 第2可動部を任意の位置に移動させる際に、前記制御手
    段が、前記任意の位置への移動に必要な第1可動部の第
    1軸方向に沿った第1移動量に基づいて第1アクチュエ
    ータを制御し、かつ、前記任意の位置への移動に必要な
    第2可動部の第2軸方向に沿った第2移動量と、前記第
    1可動部の第1軸方向に沿った移動に伴う前記第2可動
    部の第2軸方向に沿った移動の移動量とに基づいて第2
    アクチュエータを制御することを特徴とする複軸ロボッ
    ト。
  2. 【請求項2】前記第1アクチュエータ及び前記第2アク
    チュエータのうちの少なくとも一方がリニアモータであ
    ることを特徴とする請求項1記載の複軸ロボット。
  3. 【請求項3】前記第1アクチュエータ及び前記第2アク
    チュエータが可動子と固定子とを備えるリニアモータと
    されるとともに、前記第1アクチュエータとなるリニア
    モータの可動子と前記第2アクチュエータとなるリニア
    モータの可動子とが固定子を互いに共有することを特徴
    とする請求項1または2記載の複軸ロボット。
  4. 【請求項4】前記第2軸ユニットに複数の前記第2可動
    部が備えられ、 これら複数の第2可動部及び第1可動部を駆動するため
    の前記第1アクチュエータ及び前記第2アクチュエータ
    となるとともに可動子と固定子とを備えた複数のリニア
    モータが備えられ、 これら複数のリニアモータにおいて、少なくともいずれ
    か二つのリニアモータの可動子が、固定子を互いに共有
    することを特徴とする請求項1または2記載の複軸ロボ
    ット。
  5. 【請求項5】前記第1軸ユニットに複数の前記第1可動
    部が備えられ、 各第1可動部毎に前記第2可動部が備えられ、これら複
    数の第1可動部及び複数の第2可動部を駆動するための
    第1アクチュエータ及び第2アクチュエータとなるとと
    もに可動子と固定子とを備えた複数のリニアモータが備
    えられ、 これら複数のリニアモータにおいて、少なくともいずれ
    か二つのリニアモータの可動子が、固定子を互いに共有
    することを特徴とする請求項1または2記載の複軸ロボ
    ット。
  6. 【請求項6】前記第1軸ユニットに二つの第1可動部が
    備えられるとともに、各第1可動部毎に第2可動部が備
    えられ、かつ、第1可動部の移動領域が二つの第1可動
    部に対応して二分され、二つの第1可動部をそれぞれ移
    動させる二つの第1アクチュエータと、各第1可動部毎
    に備えられた第2可動部をそれぞれ移動させる二つの第
    2アクチュエータとが可動子と固定子とを備えるリニア
    モータとされ、 二つの第1可動部のうちの一方の第1可動部を移動させ
    る一方の第1アクチュエータとなるリニアモータの固定
    子を、一方の第1アクチュエータとなるリニアモータの
    可動子と、一方の第1可動部に対応する第2可動部を移
    動させる一方の第2アクチュエータとなるリニアモータ
    の可動子とが共有し、 二つの第1可動部のうちの他方の第1可動部を移動させ
    る他方の第1アクチュエータとなるリニアモータの固定
    子を、他方の第1アクチュエータとなるリニアモータの
    可動子と、他方の第1可動部に対応する第2可動部を移
    動させる他方の第2アクチュエータとなるリニアモータ
    の可動子とが共有することを特徴とする請求項5記載の
    複軸ロボット。
  7. 【請求項7】第2軸ユニットの第2アクチュエータが可
    動子と固定子とを備えるリニアモータとされるととも
    に、 第2アクチュエータとなるリニアモータの可動子と第2
    軸ユニットの第2可動部との間を繋いで伝動する伝動部
    材が、前記可動子と前記第2可動部とにそれぞれ回転自
    在に連結されたリンクアームであることを特徴とする請
    求項1〜6のいずれか一つに記載の複軸ロボット。
  8. 【請求項8】前記伝動部材が、前記装置本体側で第1軸
    方向に沿って掛け渡され、前記第1可動部側で第2軸方
    向に沿って掛け渡されたベルトからなることを特徴とす
    る請求項1記載の複軸ロボット。
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