JP2003159273A - 局部引き締め用装着具 - Google Patents

局部引き締め用装着具

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JP2003159273A
JP2003159273A JP2001359834A JP2001359834A JP2003159273A JP 2003159273 A JP2003159273 A JP 2003159273A JP 2001359834 A JP2001359834 A JP 2001359834A JP 2001359834 A JP2001359834 A JP 2001359834A JP 2003159273 A JP2003159273 A JP 2003159273A
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JP2001359834A
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Hiroichi Kubo
博一 久保
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COGIT KK
Cogit Co Ltd
Original Assignee
COGIT KK
Cogit Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大腿部の裏側、上腕部の裏側、下腹部等、特
に脂肪がつきやすく痩せ難い部位を、重点的に引き締め
可能であるとともに、サウナ効果、遠赤外線効果、血液
整流効果も加えて得られる局部引き締め用装着具を提供
する。 【解決手段】 周方向に対して難伸縮性を示し、難伸縮
性を示す方向に対して垂直方向に易伸縮性を示すととも
に、気密性と天然鉱石の特性とを備える難伸縮・気密性
生地および、不特定方向に対する易伸縮性と気密性と天
然鉱石の特性を備える易伸縮性・気密性生地が縫製され
てなる局部引き締め用装着具を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、身体に装着して身
体の局部を引き締める局部引き締め用装着具に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、減量や体形を美しく整えることを
目的とするダイエット運動が行われているが、運動によ
る効果が、例えば体重やウェストサイズの減少という、
目に見える形に現れるまでには相当な期間が必要である
という問題点があった。そこで、運動の効率を向上させ
るためにサウナスーツや部分引き締め用装着具などの運
動補助具が提供されている。
【0003】前記サウナスーツは、例えば、ビニール地
などの気密性を有する生地によって全身が覆われるよう
に縫製されている。このサウナスーツを着用すると体温
の逃げ場がふさがれているため、サウナスーツ内の体温
が上昇し、その結果、全身から発汗が促されるというサ
ウナ効果が発揮される。したがって、このサウナスーツ
を着用して運動することで、通常の運動に比して、極め
て効率の良いダイエット効果を得ることができる。
【0004】しかしながら、前記サウナスーツは、全身
を覆う形状を有するため、これを着用しての激しい運動
は、身体に過度の負担を強いる可能性があるという問題
点がある。さらに、このようなスーツはいかにも大仰で
あるため、敬遠されがちである。また、サウナスーツを
着用すると効率よく減量が行えるものの、特定部位を引
き締めてスタイルを美しく整えることには不向きであ
る。
【0005】一方、前記部分引き締め用装着具として
は、大腿部用、上腕部用、腰部用、臀部用等、用途に合
わせて様々な種類やサイズの装着具が用意されている。
また、この部分引き締め用装着具は、伸縮性、気密性を
有する生地から構成されているため、装着部位にフィッ
トするようになっており、その装着部位全体にサウナ効
果と引き締め効果とをもたらすようになっている。した
がって、部分引き締め用装着具を何種類か選択して装着
することで、好みの身体部位を、効率よく引き締めるこ
とができる。さらに、全身を覆うわけではないため身体
に過度の負担を強いることがないという長所もある。
【発明が解決しようとする課題】
【0006】しかしながら、大腿部の裏側や、上腕部の
裏側、あるいは下腹部等、運動時においても運動の度合
が他の部位に比べて少なくなりがちであることから痩せ
難い部位が存在するが、従来の部分引き締め用装着具は
痩せ難い部位と比較的痩せ易い部位とをまとめて覆い、
その覆われた部位全体に同程度のサウナ効果と引き締め
効果を付与するようになっているため、痩せ難い部位を
重点的に引き締めることができないという問題点があ
る。
【0007】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたものであり、装着部位全体に対してサウナ効
果を付与することができ、それに加えて、装着部位のさ
らに限定された部位、例えば下腹部や大腿部の裏側等の
痩せ難い局部を特に重点的に引き締め、効率良くスタイ
ル作りを行うことができる局部引き締め用装着具を提供
することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段および作用・効果】
【0008】前記目的を達成するために、第1発明によ
る局部引き締め用装着具は、両端に開口部を有する周方
向に閉じた形状の局部引き締め用装着具であって、ニッ
ト地および合成樹脂シートがバインダーによって接着さ
れた積層体で構成され、気密性を有するとともに周方向
に対する易伸縮性を有する易伸縮・気密性生地とニット
地および合成樹脂シートがバインダーによって接着され
た積層体で構成され、気密性を有するとともに周方向に
対する難伸縮性を有する難伸縮・気密性生地とが周方向
に互いに隣接するように縫製されてなることを特徴とす
るものである。
【0009】本発明の局部引き締め用装着具によれば、
身体への装着時、次のような作用・効果を奏するもので
ある。 a)この局部引き締め用装着具は、生地を伸ばして身体
に装着されるが、難伸縮・気密性生地は周方向に対する
難伸縮性を備えるため周方向へはほとんど伸ばされず、
おおむね易伸縮・気密性生地の部分のみが周方向に伸ば
される。装着後、局部引き締め用装着具を構成する易伸
縮・気密性生地の復元力が前記難伸縮・気密性生地の両
端を引張るように作用する。したがって、難伸縮・気密
性生地が断面中心方向に押しやられ、これに伴って、難
伸縮・気密性生地に密着している身体部位が強く圧迫さ
れる。 b)前記易伸縮・気密性生地および難伸縮・気密性生地
が共に備える気密性により、局部引き締め用装着具の装
着部位全体にサウナ効果が促がされる。
【0010】こうして、この局部引き締め用装着具を身
体に装着する際に、前記難伸縮・気密性生地をとくに引
き締めたい身体部位にあてがうように装着することによ
り、その難伸縮・気密性生地があてがわれている部位を
圧迫し、その部位をその他の部位に比して強く引き締め
ることができるとともに、装着部位全体に対してサウナ
効果をもたらすことができる。
【0011】前記第1発明における局部引き締め用装着
具は、両端の開口部がそれぞれ1つずつ設けられること
が好ましい(第2発明)。このような形状を有する部分
引き締め用装着具は、例えば、上腕部、大腿部、下腹部
等の部位に装着することができ、その装着部位の更に限
定された部位を、言い換えれば難伸縮・気密性生地に対
応する身体部位を局所的にかつ重点的に引き締めること
ができる。
【0012】前記第1発明における局部引き締め装着具
は一端の開口部が1つで、他端の開口部が2つ設けられ
ることが好ましい(第3発明)。このような形状を持た
せることで、臀部、下腹部および腰部、大腿部にサウナ
効果をもたらすことができ、さらに装着部位内の更に限
定された部位に対して局所的かつ重点的な引き締め効果
を及ぼすことができる局部引き締め用装着具を提供する
ことができる。
【0013】前記第1発明から第3発明において、合成
樹脂シートおよびニット地を接着する前記バインダーに
は天然鉱石粉体が含有されることが好ましく(第4発
明)、あるいは、前記ニット地は天然鉱石粉体が含有さ
れる染料により染着されることが好ましい(第5発
明)。このようにすると、前記局部引き締め用装着具の
表面全体から遠赤外線やマイナスイオン等が発生するた
め、サウナ効果が発揮されるまでの時間を短縮すること
ができ、加えて血流を整えることができる。
【発明の実施の形態】
【0014】次に、本発明による局部引き締め用装着具
の具体的な実施の形態について図面を参照しつつ説明す
る。
【0015】最初に、第1実施形態である大腿部に装着
される筒形状の局部引き締め用装着具について図面を参
照しつつ説明する。
【0016】図1(a)に第1実施形態に係る大腿部用の
局部引き締め用装着具の正面図、図1(b)に同局部引
き締め用装着具の背面図、図2に局部引き締め用装着具
を構成する難伸縮・気密性生地の断面図、図3(a)に
大腿部に装着された状態の局部引き締め用装着具を示す
図、図3(b)に装着部位の断面図がそれぞれ示されて
いる。
【0017】本実施形態に係る局部引き締め用装着具1
は、図1で示されるように、気密性と一方向(周方向)
に対する難伸縮性と、他方向(縦方向)に対する易伸縮
性とを兼ね備える難伸縮・気密性生地2(その他の方向
については、難伸縮性を示す方向に近いほど伸び難くな
り、易伸縮性を示す方向に近いほど伸び難くなる。)
と、気密性と不特定方向に対する易伸縮性とを示す易伸
縮・気密性生地3とが互いに隣接するように配され、筒
状に縫製されてなり、上開口部1Aにはすべり止め用の
ゴムベルト4が縫合され、下開口部1Bにおいては、生
地が内側に折り込まれて縫い合わされ補強されて構成さ
れている。ここで、「難伸縮性」とは「伸縮しにくい」
ということを示し、「易伸縮性」とは「たやすく伸縮す
る」ということを示すものである。
【0018】また図1(a)で示されるように、前記難
伸縮・気密性生地2は、端部に比して中央付近が幅狭と
なる絞り形状を有し、両側辺2A、2Aを結ぶ方向(前
記局部引き締め用装着具1の周方向に相当)に対して難
伸縮性を発揮するように加工され縫製されている。また
前記易伸縮・気密性生地3は、その両端3A、3Aの形
状が前記難伸縮・気密性生地2の両側辺2A、2Aの形
状に対応するように中央付近にふくらみを有するように
形成されている。また、前記難伸縮・気密性生地2の上
端部と易伸縮・気密性生地3の上辺によって前記局部引
き締め用装着具1の上開口部1Aが、前記難伸縮・気密
性生地2の下端部と易伸縮・気密性生地3の下辺によっ
て前記局部引き締め用装着具1の下開口部1Bがそれぞ
れ構成されており、大腿部にフィットするように上開口
部1Aの径は下開口部1Bの径に比して若干広くなるよ
うに構成されている。
【0019】次に、前記難伸縮・気密性生地2および、
伸縮・気密性生地3の構成および特性についてそれぞれ
説明する。
【0020】前記難伸縮・気密性生地2は、図2に示さ
れるように、気密性を備えるポリウレタンシート11
と、特定の方向に対して難伸縮性を有し、それに直交す
る方向に対しては易伸縮性を有するナイロンニット12
とが、天然鉱石粉体13が含有されるバインダー14に
よって接着された積層体により構成されている。なお、
特定方向に対する難伸縮性とその他の方向に対する易伸
縮性を備えるナイロンニット12は、例えば、緯メリヤ
ス編等の従来公知の技術を用いて生成することができる
が、これに限定されるものではない。また、前記天然鉱
石粉体13は、体を芯から温めることができる遠赤外
線、血流を整えることができるマイナスイオン等を発生
する特性を備えた天然鉱石を粉末状に加工したものであ
る。
【0021】また、図示はしないが前記易伸縮・気密性
生地3は前記ポリウレタンシートと、不特定方向に対す
る易伸縮性を有するナイロンニットとが前記天然鉱石粉
体が含有されたバインダーによって接着される積層体よ
り構成されている。
【0022】以上のことから分かるように、前記難伸縮
・気密性生地2は、気密性を備えたポリウレタンシート
11および、特定方向に対する難伸縮性と、それに直交
する方向に対する易伸縮性とを示すナイロンニット12
とが天然鉱石粉体13が含有されるバインダー14によ
って接着された積層体より構成されているため、気密性
と特定方向に対する難伸縮性とそれに直交する方向に対
する易伸縮性と天然鉱石固有の特性とを兼ね備えてい
る。なお、その他の方向に対する伸縮性ついては、その
伸縮方向が前記難伸縮・気密性生地2が難伸縮性を示す
方向に近いほど伸縮し難くなり、易伸縮性を示す方向に
近いほど伸縮し易くなる。
【0023】一方、前記易伸縮・気密性生地3は前記ポ
リウレタンシート11と不特定方向に対する易伸縮性を
有するナイロンニットとが天然鉱石粉体が含有されたバ
インダー14によって接着された積層体より構成されて
いるため、気密性と平面の全ての方向に対する伸縮性と
天然鉱石の特性とを兼ね備えている。したがって、前述
のように構成される局部引き締め用装着具1は、気密性
を有するとともに、周方向に対して難伸縮性を示す部分
(難伸縮・気密性生地2に相当する。)と易伸縮性を示
す部分(易伸縮・気密性生地3に相当する。)が共に存
在している。なお、美観と、ナイロンニット12の保護
のため、縫製時において、前記ポリウレタンシート11
が装着時に外側になるようにされている。
【0024】このような構成よりなる局部引き締め用装
着具1を装着するには、上開口部1A(とゴムベルト
5)の径を周方向に引き伸ばし、その中に足を通し、そ
のまま部分引き締め用装着部1を大腿部まで引き上げ
る。この際、特に絞りたい部位に前記難伸縮・気密性生
地2を密着させるようにする。前記難伸縮・気密性生地
2は周方向に対する伸縮性をほとんど持たないように配
され縫合されているため、ほとんど上端1Aの径を広げ
る方向に伸びずに、おおむね前記易伸縮・気密性生地3
だけが周方向に広げられる。
【0025】次に、この局部引き締め用装着具1を大腿
部に装着した際に作用する力について説明する。図3
(a)、(b)にて示されるように、装着された前記局
部引き締め用装着具1の易伸縮・気密性生地3は、装着
過程において周方向に引き伸ばされるため、元の形状に
戻ろうとする力、すなわち縮まろうとする復元力fが周
に沿った方向に易伸縮・気密性生地3の中心部付近に向
けて働く。
【0026】この復元力fは図3(b)に示されるよう
に、前記難伸縮・気密性生地2の両側辺2A、2Aに、
難伸縮・気密性生地2を左右に引き伸ばす方向への張力
Tとして作用する。そして、この張力Tの断面中心部成
分Trによって難伸縮・気密性生地2が断面中心方向に
押しやられるため、難伸縮・気密性生地2があてがわれ
ている密着部位全体が圧迫される。
【0027】また、前記局部引き締め用装着具1を構成
する難伸縮・気密性生地2および易伸縮・気密性生地3
には、共に気密性を有し、前記天然鉱石粉体13が(バ
インダー14に)含有されているため、局部引き締め用
装着具1はその装着部位全体に以下のような効果を付与
する。 a)装着部位全体に対するサウナ効果。 b)天然鉱石から発生する遠赤外線が装着部位を芯から
暖めるという遠赤外線効果。 c)遠赤外線によって暖められるため、装着部位にサウ
ナ効果が発揮されるまでの時間が通常に比して短くなる
効果。 d)天然鉱石から発生するマイナスイオンによって装着
部位の血流が整えられる効果。
【0028】以上のことから分かるように、前記局部引
き締め用装着具1の装着部位全体に対して、装着後短時
間で発揮されるサウナ効果、芯から暖められる遠赤外線
効果、血流が整えられる効果が付与され、特に、難伸縮
・気密性生地2があてがわれた部位には、これらの効果
に加えて、易伸縮・気密性生地3の復元力fにより、身
体表面が圧迫されるという効果が重ねて付与される。し
たがって、装着の際に前記難伸縮・気密性生地2をあて
がう部位を選択することで、その部位を局所的かつ重点
的に引き締めることができる。
【0029】本実施形態では、大腿舞踊の装着具につい
て説明したが、同様の形状の装着具は、上腕部やふくら
はぎなどにも装着でき(もちろん、サイズは異なるが)
その装着部位全体に対して、前述の装着後短時間で発揮
されるサウナ効果、遠赤外線効果、血液整流効果を付与
し、装着部位の更に限定された部位に対して局所的かつ
重点的な引き締め効果を付与することができる。
【0030】次に、本発明による局部引き締め用装着具
の第2実施形態である、腰部装着用の局部引き締め用装
着具について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下
の説明では、第1実施形態と同一の部分、もしくは対応
する部分には同一の符号を用いることにする。
【0031】図4(a)に、本実施形態に係る腰部装着
用の局部引き締め用装着具の正面図が、図4(b)に同
局部引き締め用装着具の背面図がそれぞれ示されてい
る。
【0032】図4で示されるように、腰部装着用の局部
引き締め用装着具20は、端部が比較的幅広であり中心
付近が幅狭となる絞り形状に形成され気密性を備えると
ともに、両側辺2A、2Aを結ぶ方向(周方向)に対し
て難伸縮性を発揮し、それと直交する方向(縦方向)に
対して易伸縮性を発揮するように配された難伸縮・気密
性生地2と、気密性を備えるとともに、不特定方向に対
する易伸縮性を備える易伸縮・気密性生地3とが周方向
に対して互いに隣接するように、かつ筒状になるように
縫製されて構成されている。また、前記局部引き締め用
装着具20の上開口部20Aには、ズレ防止用にゴムベ
ルト4が取付けられており、下開口部20Bは、曲線状
になるように切り取られるとともに、生地が内側に折り
込まれて縫い合わされて補強されて構成されている。さ
らに、腰部にフィットするように、局部引き締め用装着
具20の上開口部20Aの径は下開口部20Bの径に比
して小さくなるようにされている。このように構成され
るため、前記局部引き締め用装着具1は、周方向に対し
て難伸縮性を示す部分と、易伸縮性を示す部分とが共存
する。
【0033】また、前記難伸縮・気密性生地2は気密性
を備えるポリウレタンシート11と、一方向に対する難
伸縮性と、難伸縮性を発揮する方向に対して直交する方
向に対して易伸縮性を示すナイロンニット12とが前記
天然鉱石粉体13が含有されたバインダー14によって
接着される積層体より構成されている。一方、前記易伸
縮・気密性生地3は前記ポリウレタンシートと、不特定
方向に対する易伸縮性を有するナイロンニットとが、前
記天然鉱石粉体が含有されたバインダーによって接着さ
れる積層体より構成されている。
【0034】このように構成される腰部装着用の局部引
き締め用装着具20は気密性と天然鉱石の特性を備えて
いるため、その装着部位全体に、装着後すぐに発揮され
るサウナ効果と、体を芯から暖める効果と、血液の流れ
を整える効果とを付与することができる。さらに、易伸
縮・気密性生地3の復元力fが難伸縮・気密性生地2の
両辺を引張るよう作用するため、難伸縮・気密性生地2
にあてがわれている部位を圧迫するようになっている。
したがって、前記局部引き締め用装着具20は装着部位
のさらに限定された部位に対して、局所的かつ重点的な
引き締め効果を付与することができる。
【0035】次に第3実施形態における、脚部全体に装
着する局部引き締め用装着具について図面を参照しつつ
説明する。
【0036】図5(a)には、大腿部、ふくらはぎを含
む脚部全体に装着される脚部装着用の局部引き締め用装
着具の正面図が、図5(b)には同局部引き締め用装着
具の背面図がそれぞれ示されている。
【0037】図5に示されるように、脚部装着用の局部
引き締め用装着具30は、気密性と一方向に対する難伸
縮性とを示す難伸縮・気密性生地2と、気密性と不特定
方向に対する易伸縮性とを易伸縮・気密性生地3が周方
向に対して互いに隣接するように配され、脚部全体にフ
ィットするように縫製されており、その上開口部30A
にはゴムベルトが、膝にあたる部分には膝穴31が、下
開口部には足止め32がそれぞれ設けられている。ま
た、前記難伸縮・気密性生地2は、上開口部30Aから
膝穴31の上端に至る部分、および膝穴31の下端から
下開口部30Bに至る部分に配されており、上下開口部
30A、30B、膝穴31の上下端において比較的幅広
となり、それらから離れるにつれ幅狭となる絞り形状を
有するように加工されている。また、前記難伸縮・気密
性生地2はその両側面2A、2Aを結ぶ方向に対して難
伸縮性を示し、それと直交する方向(上開口部30Aと
下開口部30Bを結ぶ方向)に対する易伸縮性を示すよ
うに加工されている。また、難伸縮・気密性生地2以外
の部分には、不特定方向に対する伸縮性を示す易伸縮・
気密性生地3が配されている。
【0038】前記局部引き締め用装着具30を構成する
難伸縮・気密性生地2は、図2で示されるように、気密
性を有するポリウレタンシート11および、一方向に対
する難伸縮性と、それに直交する方向への易伸縮性を示
すナイロンニット12とが天然鉱石粉体13が含有され
たバインダー14によって接着された積層体からなり、
一方向に対する難伸縮性と、それに直交する方向に対す
る易伸縮性を示すようになっている。
【0039】一方、前記難伸縮・気密性生地2と互いに
隣り合うように縫製される前記易伸縮・気密性生地3
は、気密性を有するポリウレタンシートと不特定方向に
対する易伸縮性を示すナイロンニットとが天然鉱石粉体
が含有されたバインダーによって接着された積層体より
なるため、気密性と、不特定方向に対する易伸縮性とを
発揮する。
【0040】以上のように構成される前記局部引き締め
用装着具30は、気密性を有するとともに、周方向に対
する難伸縮性を示す部分と、易伸縮性を示す部分とが共
存している。
【0041】この脚部用の局部引き締め用30は、脚部
全体を覆うようにされており、前記難伸縮・気密性生地
2が大腿部裏側および、ふくらはぎの裏側にあてがわれ
るようになっている。
【0042】本実施形態の局部引き締め用装着具30に
おいても、前記難伸縮・気密性生地2および伸縮・気密
性生地3は共に、天然鉱石粉体13が含有されたバイン
ダー14によってポリウレタンシート11とナイロンニ
ット12が接着された積層体より構成されるため、この
局部引き締め用装着具30は、気密性と天然鉱石の特性
とを有している。したがって、その装着部位、すなわち
脚部全体に、装着後すぐに発揮されるサウナ効果、遠赤
外線効果、血流調整効果をもたらすことができる。加え
て、大腿部やふくらはぎの裏側、すなわち難伸縮・気密
性生地2があてがわれている部位には、難伸縮・気密性
生地2に作用する易伸縮・気密性生地3の復元力f(図
3参照)による圧迫が加えられる。したがって、脚部引
き締め用の局部引き締め用装着具30は、装着部位全体
に対して、装着後すぐに発揮されるサウナ効果、体を芯
から温める遠赤外線効果、血液の流れを整える効果をも
たらし、同時に、限定された局部(難伸縮・気密性生地
があてがわれている部位に相当。)に対して重点的な引
き締め効果を重ねて付与することができる。
【0043】次に、本発明による局部引き締め用装着具
の第4実施形態である、腰部、臀部、大腿部を被覆する
ショートパンツ形状の局部引き締め用装着具について図
面を参照しつつ説明する。
【0044】図6(a)に本実施形態に係るショートパ
ンツ形状の局部引き締め用装着具40の背面図が、図6
(b)に同局部引き締め用装着具40がそれぞれ図示さ
れている。
【0045】本実施形態に係るショートパンツ形状の局
部引き締め用装着具40は、図6に示されるように、気
密性を有するとともに、周方向に対して難伸縮性を示し
縦方向に対して易伸縮性を示すように配された難伸縮・
気密性生地2'および、気密性を有し、不特定方向に対
する伸縮性を示す易伸縮性・気密性生地3'によってシ
ョートパンツ形状に縫製されて構成されており、より詳
しくは、難伸縮・気密性生地2'が下腹部に相当する部
分に、配され縫合されている。
【0046】また、前記難伸縮・気密性生地2'は気密
性を有し、一方向に対する難伸縮性を示し、難伸縮性を
示す方向に対して直交する方向に易伸縮性を示すととも
に、前記各実施形態と同様、天然鉱石粉体13が含有さ
れたバインダー14によってポリウレタンシート11と
ナイロンニット12とが接着されてなる積層体より構成
されている。また、前記易伸縮・気密性生地3'は気密
性を有し、不特定方向に対する易伸縮性を示すととも
に、天然鉱石粉体13が含有されたバインダー14によ
ってポリウレタンシート11とナイロンニットとが接着
されてなる積層体より構成されている。また、美観と、
ナイロンニットの保護のため、前記ポリウレタンシート
11が装着時に外側になるようにされている。
【0047】このようにして構成されたショートパンツ
形状の局部引き締め用装着具40は気密性を備えるとと
もに、下腹部の周りに限るが、周方向に対する難伸縮性
を示す部分と易伸縮性を示す部分とが共存している。ま
た、下腹部以外の部分は、易伸縮性生地のみで構成され
ているため、周方向に対して易伸縮性を示す部分のみで
占められている。
【0048】この局部引き締め用装着具40を着用する
と、易伸縮・気密性生地3'の復元力f(図3参照)が
難伸縮・気密性生地2'を左右に引張る張力Tとして働
き、この張力の断面中心方向の成分Trが、前記難伸縮
・気密性生地2'が密着する下複部を圧迫する。したが
って、下腹部には圧迫しようとする力が作用するため、
その他の部位に比して強力な引き締め効果が得られる。
【0049】また、第1、第2、第3実施形態と同様
に、このショートパンツ形状の局部引き締め用装着具4
0の装着部位全体に、サウナ効果、サウナ効果が発揮す
るまでの時間を短縮する助成効果、芯から暖める遠赤外
線効果、血液の流れを整える効果等、気密性および天然
鉱石の特性によってもたらされる効果が付与される。
【0050】以上のように構成されたショートパンツ形
状の局部引き締め用装着具40を着用すると、その装着
部位全体にサウナ効果による発汗が短時間でもたらさ
れ、遠赤外線効果により装着部位が芯から暖められ、マ
イナスイオン効果によって血流が整えられる。これに加
えて、装着部位のうち下腹部のみが圧迫されるため、下
腹部を特に重点的に引き締めることができ、効率良くス
タイル作りを行うことができる。
【0051】前記各実施形態における局部引き締め用装
着具1、20、30、40は共に、周方向に対する伸縮
性の違いによってもたらされる復元力fを利用して装着
部位のさらに限定された部位を引き締めるようになって
いる。したがって、使用者のサイズに適した装着具が選
択されない場合、例えばあまりにも大きなサイズを選択
した場合、効果が十分に発揮できないことがあるため、
適正なサイズの装着具を選択する必要がある。
【0052】前記各実施形態においては、生地に天然鉱
石の効果を付与するのに、バインダー14に天然鉱石粉
末を含有させたものを説明したが、このようにする代わ
りにニット地を天然鉱石粉体を含有する染料により染着
するようにしても良い。また、これらの両方の方法を用
いても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、本発明の第1実施形態に係る、
大腿部に装着される局部引き締め用装着具の正面図であ
り、図1(b)は同局部引き締め用装着具の背面図であ
る。
【図2】図2は、局部引き締め用装着具を構成する難伸
縮・気密性生地の断面図である。
【図3】図3(a)は、本発明の第1実施形態に係る局
部引き締め用装着具を大腿部の装着した状態における装
着図および、図3(b)は装着部位の断面図である。
【図4】図4(a)は、本発明の第2実施形態に係る腰
部用の局部引き締め用装着具の正面図であり、図4
(b)は、同局部引き締め用装着具の背面図である。
【図5】図5(a)は、本発明の第3実施形態に係る脚
部全体に装着する局部引き締め用装着具の正面図であ
り、図5(b)は、同局部引き締め用装着具の背面図で
ある。
【図6】図6(a)は、本発明の第4実施形態に係るシ
ョートパンツ型の局部引き締め用装着具の正面図であ
り、図6(b)は、同局部引き締め用装着具の背面図で
ある。
【符号の説明】
1、20、30、40 局部引き締め
用装着具 1A、20A、30A、40A 上開口部 1B、20B、30B、40B 下開口部 2、2' 難伸縮・気密
性生地 3、3' 易伸縮・気密
性生地 11 ポリウレタン
シート 12 ナイロンニッ
ト 13 天然鉱石粉体 14 バインダー 31 膝穴 32 足止め部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端に開口部を有する周方向に閉じた形
    状の局部引き締め用装着具であって、 ニット地および合成樹脂シートがバインダーによって接
    着された積層体で構成され、気密性を有するとともに周
    方向に対する易伸縮性を有する易伸縮・気密性生地と ニット地および合成樹脂シートがバインダーによって接
    着された積層体で構成され、気密性を有するとともに周
    方向に対する難伸縮性を有する難伸縮・気密性生地とが
    周方向に互いに隣接するように縫製されてなることを特
    徴とする局部引き締め用装着具。
  2. 【請求項2】 両端の開口部がそれぞれ1つずつ設けら
    れることを特徴とする請求項1に記載の局部引き締め用
    装着具。
  3. 【請求項3】 一端の開口部が1つで、他端の開口部が
    2つ設けられることを特徴とする請求項1に記載の局部
    引き締め用装着具。
  4. 【請求項4】 前記合成樹脂シートおよびニット地を接
    着する前記バインダーには、天然鉱石粉末が含有される
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の局
    部引き締め用装着具。
  5. 【請求項5】 前記ニット地は、天然鉱石粉末が含有さ
    れる染料により染着されることを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれかに記載の局部引き締め用装着具。
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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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