JP2003157009A - 高輝度コーティング剤を使用した感熱ラベル - Google Patents

高輝度コーティング剤を使用した感熱ラベル

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JP2003157009A
JP2003157009A JP2001355940A JP2001355940A JP2003157009A JP 2003157009 A JP2003157009 A JP 2003157009A JP 2001355940 A JP2001355940 A JP 2001355940A JP 2001355940 A JP2001355940 A JP 2001355940A JP 2003157009 A JP2003157009 A JP 2003157009A
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Midori Kawarada
美登里 川原田
Tomoka Nishitani
朝香 西谷
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属光沢層領域を簡便かつ安価に形成し、さ
らには金属光沢層領域と非金属光沢層領域を任意の形状
にパターン形成した感熱ラベルと、その製造方法を提供
する。 【解決手段】 基材フィルム上に、金属光沢層領域を有
する印刷層又は塗布層及び感熱接着剤層を設けた感熱ラ
ベルであって、該金属光沢層領域が結着樹脂と金属薄膜
細片を含有することを特徴とする感熱ラベルおよび基材
フィルム上に設けられた金属光沢層領域を、結着樹脂と
金属薄膜細片を含有する高輝度コーティング剤を印刷又
は塗布することによって形成することを特徴とする感熱
ラベルの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基材フィルムの上
に金属光沢層領域を有する印刷層又は塗布層及び感熱接
着剤層を設けた感熱ラベル及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、感熱ラベルに金属光沢層領域
を設けるには、メタリックインキを塗布又は印刷する方
法、あるいは金属蒸着を行う方法がある。前者は、塗布
又は印刷で行うため、簡便かつ安価に、金属光沢層領域
を設けることができる半面、既存のアルミペースト等を
使用するため、十分な金属光沢を得ることができなかっ
た。後者においては、十分な金属光沢が得られる半面、
工程が複雑になり、専用の装置を必要とするため、高価
なものとなっていた。
【0003】従来のメタリックインキによる金属光沢層
領域の形成においては、インキ中にアルミペースト、パ
ール顔料、ブロンズパウダー等を混合したものが使用さ
れている。輝度、隠蔽性は、個々の顔料の粒径に影響さ
れる。一般的に、粒径が大きくなると輝度が増すが隠蔽
性が低下する。現在市販されているものの最上級のもの
でも、金属蒸着に比べると輝度、隠蔽性は大きく劣る。
【0004】アルミニウムを蒸着する場合、蒸着部分の
窓抜き加工をするためには、まず金属光沢層領域を必要
とするインキ面に蒸着を行うためのアンカーコートを行
わなければならない。更に、金属光沢層領域が不必要な
部分には、水洗プライマーと呼ばれるニスをあらかじめ
印刷する必要がある。ここまで印刷したものに、アルミ
ニウム蒸着を行い、不必要な金属光沢層領域を除去する
ために水洗工程を経なければならない。水洗後に感熱接
着層を設け、裁断され、ようやく感熱ラベルとなる。
尚、アルミニウム蒸着面は空気に触れることで劣化が促
進するため、可及的すみやかに次工程に進まなければな
らない。このようにアルミニウム蒸着は生産性が低いた
め、コスト高の要因ともなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、金属
光沢層領域を簡便かつ安価に形成し、さらには金属光沢
層領域と非金属光沢層領域を任意の形状にパターン形成
した感熱ラベルと、その製造方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、基材フィ
ルム上に、結着樹脂と金属薄膜細片を含有する高輝度コ
ーティング剤を塗布又は印刷することによって、アルミ
ニウム蒸着と同等の輝度を持つ金属光沢層領域を形成で
きることを見いだし、上記課題を解決した。
【0007】すなわち、本発明は、第一に、基材フィル
ム上に、金属光沢層領域を有する印刷層又は塗布層及び
感熱接着剤層を設けた感熱ラベルであって、該金属光沢
層領域が結着樹脂と金属薄膜細片を含有することを特徴
とする感熱ラベルを提供する。第二に、基材フィルム上
に金属光沢層領域及び感熱接着剤層を有する感熱ラベル
の製造方法であって、該金属光沢層領域を、結着樹脂と
金属薄膜細片を含有する高輝度コーティング剤を印刷又
は塗布することによって形成することを特徴とする感熱
ラベルの製造方法を提供する。
【0008】上記手段によって、アルミニウム蒸着と同
等の輝度を有する金属光沢層領域を任意の形状にパター
ン形成した感熱ラベル及びそのラベルを簡便かつ安価に
製造することが可能な感熱ラベルの製造方法を提供する
ことが出来る。以下に、本発明の金属光沢層領域を有す
る感熱ラベルおよびその製造方法を詳細に説明する。
【0009】
【発明の実施の形態】1.高輝度コーティング剤 本発明で使用する高輝度コーティング剤は、金属薄膜細
片、結着樹脂、添加剤、および溶剤からなる。通常メタ
リックコーティング剤には金属粉が使用されるが、金属
薄膜細片を使用した場合は、該コーティング剤を塗布し
た際に金属薄膜細片が被塗物表面に対して平行方向に配
向する結果、従来の金属粉では得られない高輝度の鏡面
状金属光沢が得られる。
【0010】(1)金属薄膜細片 金属薄膜細片の金属としては、アルミニウム、金、銀、
銅、真鍮、チタン、クロム、ニッケル、ニッケルクロ
ム、ステンレス等を使用することができる。金属を薄膜
にする方法としては、アルミニウムのように融点の低い
金属の場合は蒸着、アルミニウム、金、銀、銅など展性
を有する場合は箔、融点が高く展性も持たない金属の場
合は、スパッタリング等を挙げることができる。金属薄
膜の厚さは、0.01〜0.1μmが好ましく、さらに
好ましくは0.03〜0.08μmである。コーティン
グ剤中に分散させる金属薄膜細片の面方向の大きさは、
5〜25μmが好ましく、さらに好ましくは10〜15
μmである。大きさが5μm未満の場合は、塗膜の輝度
が不十分となり、25μmを超えると金属薄膜細片が配
向しにくくなるので輝度が低下する。また高輝度コーテ
ィング剤を、グラビア方式あるいはスクリーン印刷方式
で塗布する場合は、版の目詰まりの原因となる。
【0011】以下に金属薄膜細片の作成方法を、蒸着法
を例として説明する。金属を蒸着する支持体フィルムに
は、ポリオレフィンフィルムやポリエステルフィルムな
どを使用することができる。まず支持体フィルム上に塗
布によって剥離層を設けた後、剥離層上に所定の厚さに
なるよう金属を蒸着する。蒸着膜面には、酸化を防ぐた
めトップコート層を塗布する。剥離層およびトップコー
ト層形成用のコーティング剤は同一のものを使用するこ
とができる。
【0012】剥離層、あるいはトップコート層に使用す
る樹脂は、特に限定されない。具体的にはたとえば、セ
ルロース誘導体、アクリル樹脂、ビニル系樹脂、ポリア
ミド、ポリエステル、EVA樹脂、塩素化ポリプロピレ
ン、塩素化EVA樹脂、石油系樹脂等を挙げることがで
きる。また溶剤としては、トルエン、キシレン等の芳香
族系炭化水素、n−ヘキサン、シクロヘキサン等の脂肪
族または脂環式炭化水素、酢酸エチル、酢酸プロピル等
のエステル類、メタノール、エタノール、イソプロピル
アルコール等のアルコール類、アセトン、メチルエチル
ケトン等のケトン類、エチレングリコールモノエチルエ
ーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル等の
アルキレングリコールモノアルキルエーテル等を使用す
ることができる。
【0013】上記金属蒸着フィルムを、剥離層およびト
ップコート層を溶解する溶剤中に浸積して撹拌し、金属
蒸着膜を支持体フィルムから剥離した後、さらに撹拌し
て金属薄膜細片の大きさを約150μmとし、濾別、乾
燥する。溶剤は、剥離層あるいはトップコート層に使用
する樹脂を溶解するものであること以外に、特に限定は
ない。金属薄膜をスパッタリングで作成した場合も、上
記と同様の方法で金属薄膜細片とすることができる。金
属箔を用いる場合は、溶剤中でそのまま攪拌機で所定の
大きさに粉砕すればよい。
【0014】金属薄膜細片は、高輝度コーティング剤中
における分散性を高めるために表面処理するのが好まし
い。表面処理剤としては、ステアリン酸、オレイン酸、
パルミチン酸等の有機脂肪酸、メチルシリルイソシアネ
ート、ニトロセルロース、セルロースアセテートプロピ
オネート、セルロースアセテートブチレート、エチルセ
ルロース等のセルロース誘導体が挙げられ、公知慣用の
方法で金属薄膜細片表面に吸着させる。
【0015】(2)結着樹脂 結着樹脂は、従来の塗料、グラビアインキ、フレキソイ
ンキ、あるいはスクリーンインキ等に通常使われている
ものを使用することができる。具体的にはたとえば、
(メタ)アクリル樹脂、ポリエステル、ポリアミド、ポ
リウレタン、尿素樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、
ロジン変性マレイン酸樹脂、石油系樹脂、ポリスチレ
ン、スチレン−マレイン酸樹脂、セラック、アルキッド
樹脂等を挙げることができる。
【0016】(3)添加剤 本発明の感熱ラベルに使用する高輝度コーティング剤に
は、必要に応じて、従来の塗料、グラビアインキ、フレ
キソインキ、あるいはスクリーンインキ等に使用されて
いる各種添加剤を使用することができる。このような添
加剤としては、着色用顔料、染料、ワックス、可塑剤、
レベリング剤、界面活性剤、分散剤、消泡剤、キレート
化剤等を挙げることができる。
【0017】(4)溶剤 本発明の感熱ラベルに使用する高輝度コーティング剤に
使用する溶剤もまた、従来の塗料、グラビアインキ、フ
レキソインキ、あるいはスクリーンインキ等に使われて
いる公知慣用の溶剤を使用することができる。具体的に
はたとえば、トルエン、キシレン等の芳香族系炭化水
素、n−ヘキサン、シクロヘキサン等の脂肪族または脂
環式炭化水素、酢酸エチル、酢酸プロピル等のエステル
類、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール
等のアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン等の
ケトン類、エチレングリコールモノエチルエーテル、プ
ロピレングリコールモノメチルエーテル等のアルキレン
グリコールモノアルキルエーテル等を挙げることができ
る。
【0018】(5)高輝度コーティング剤の調製方法 一般にコーティング剤の配合原料を安定して分散させる
には、ロールミル、ボールミル、ビーズミル、あるいは
サンドミル等を使用して練肉することにより、顔料その
他添加剤をサブミクロンまで微粒子化する。しかし、本
発明の感熱ラベルに使用する高輝度コーティング剤にお
いては、金属光沢を発現させるために配合する金属薄膜
細片は5〜25μmの大きさを必要とし、上記練肉を行
った場合は金属薄膜細片が微粒子化してしまい、金属光
沢が極端に低下する。したがって、本発明においては練
肉は行わず、単に上記配合原料を混合してコーティング
剤とする。そのためには、分散性を向上させる目的で、
前記したように金属薄膜細片を表面処理しておくことが
好ましい。
【0019】2.感熱ラベル (1)ラベル基材フィルムおよび感熱接着剤 本発明においては、基材との接着に感熱接着剤(ディレ
ードタック)を使用する感熱ラベルを指す。感熱接着剤
としては、従来公知慣用の接着剤、例えばディックシー
ルDLA(大日本インキ化学工業(株)製)、ヒートマ
ジック(東洋インキ製造(株)製)等があり、感熱接着
剤層は10〜15g/mの塗布量が一般的であり、接
着力等を勘案して任意に用いられる。基材フィルムとし
ては、紙、オレフィン、ポリエステル等、従来からの公
知慣用のフィルムを使用することができる。例えば飲料
容器の感熱ラベルで、断熱効果を付与させたければ、発
泡ポリオレフィン等を使用することが好ましい。本発明
による感熱ラベルは、印刷層の一部に金属光沢層領域を
設けること以外は、公知慣用の感熱ラベルと同様にして
製造することが出来る。
【0020】(2)金属光沢層領域の形成 本発明の感熱ラベルが有する金属光沢層領域は、基材フ
ィルムの片面に高輝度コーティング剤を塗布、あるいは
印刷して形成する。従来行われている金属の蒸着やスパ
ッタリングでは設備が大がかりになってしまうような大
面積の金属光沢層領域を、塗布あるいは印刷という高速
かつ安価な方法で大量生産することができる。
【0021】塗布方法としては、ロールコート、グラビ
アコート、カーテンコート、スプレーコート、ダイコー
ト等、通常の塗装方式が挙げられる。これらの他に、グ
ラビア印刷、フレキソ印刷、あるいはスクリーン印刷等
の印刷方式を使用できることも本発明の大きな特徴の一
つとなっている。印刷方式によるコーティングでは版を
使用するところから、全面塗布ばかりでなく任意の場所
に、任意のパターンを形成した部分金属光沢層領域を作
成することができる。また、グラビア印刷を行う場合に
は、金属光沢層領域の光反射率に連続階調をもたせたグ
ラデーションを作成することもできる。本発明の金属光
沢層領域を有するインモールドラベルを使用すれば、単
に金属光沢を付与するだけでなく、グラデーションによ
る偽造防止効果を付与する事も可能となり、意匠デザイ
ンの自由度が格段に向上する。
【0022】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明をさらに具体的
に説明する。なお、特に断らない限り、部および%はそ
れぞれ質量部および質量%を表す。
【0023】<高輝度コーティング剤の調製> (1)アルミニウム薄膜細片 ニトロセルロース(HIG7)を、酢酸エチル:イソプ
ロピルアルコール=6:4の混合溶剤に溶解して6%溶
液とした。該溶液を、スクリーン線数175線/イン
チ、セル深度25μmのグラビア版でポリエステルフィ
ルム上に塗布して剥離層を形成した。十分乾燥した後、
剥離層上に厚さが0.04μmとなるようにアルミニウ
ムを蒸着し、蒸着膜面に、剥離層に使用したものと同じ
ニトロセルロース溶液を、剥離層の場合と同じ条件で塗
布し、トップコート層を形成した。上記蒸着フィルム
を、酢酸エチル:イソプロピルアルコール=6:4の混
合溶剤中に浸積してポリエステルフィルムからアルミニ
ウム蒸着膜を剥離したのち、大きさが約150μmとな
るよう攪拌機でアルミニウム蒸着膜を粉砕し、アルミニ
ウム薄膜細片を調製した。
【0024】 (2)アルミニウム薄膜細片スラリー アルミニウム薄膜細片 10部 酢酸エチル 35部 メチルエチルケトン 30部 イソプロピルアルコール 30部 上記を混合し、撹拌しながら、下記組成のニトロセルロ
ース溶液5部を加えた。 ニトロセルロース(HIG1/4) 25% 酢酸エチル:イソプロピルアルコール=6:4混合溶剤 75% 上記混合物を、温度を35℃以下に保ちながら、ターボ
ミキサーを使用して、アルミニウム薄膜細片の大きさが
10〜15μmになるまで攪拌し、アルミニウム薄膜細
片スラリーを調製した。
【0025】 (3)高輝度コーティング剤 アルミニウム薄膜細片スラリー 30部 ウレタン樹脂(大日本インキ化学製「ハ゛ーノックL7−617」) 30部 塩素化ポリプロピレン(日本製紙製「スーハ゜ークロン803M」) 2部 下記組成ポリエチレンワックスコンパウンド 3部 三井化学製「ハイワックス210P」 20% ニトロセルロース(HIG7) 10% 酢酸エチル 70% 酢酸エチル 30部 上記を混合し、高輝度コーティング剤を調製した。
【0026】<グラビア印刷版>基材フィルムの片面
に、高輝度コーティング剤を部分的、あるいは全面に塗
布又は印刷するためのグラビア版は下記のものを使用し
た。 グラビア版彫刻機:ヘルグラビアシステムズ社製「Heli
oKlischograph K500」 スクリーン線数 :175線/インチ セル深度 :25〜30μm スタイラス角度 :120°
【0027】(実施例1) <乳白原反を使用した表刷り感熱ラベル(1)>市販の
発泡乳白オレフィンフィルムに、グラビア版を使用し
て、高輝度コーティング剤を部分印刷し、まず部分金属
光沢層領域を形成した。次いで、グラビア版にて各種カ
ラーインキ(大日本インキ化学工業(株)製「ファイン
ラップNTV型インキ」)を印刷した後、保護層として
オーバーコートニス(大日本インキ化学工業(株)製
「ファインラップNTMV トップコートニス」に同社
製「CVLハードナーNo.10」を5%添加する)を印
刷した。さらに、高輝度コーティング剤とカラーインキ
を印刷した反対側の面に、感熱用接着剤(大日本インキ
化学工業(株)製「ディックシールDLA−820
K」)を塗布量15g/mとなるように塗布して、感
熱ラベルを得た。
【0028】(実施例2) <乳白原反を使用した表刷り感熱ラベル(2)>市販の
発泡乳白ポリエステルフィルムに、グラビア版を使用し
て、高輝度コーティング剤を部分印刷し、まず部分金属
光沢層領域を形成した。次いで、グラビア版にて各種カ
ラーインキ(大日本インキ化学工業(株)製「ファイン
ラップNTV型インキ」)を印刷した後、保護層として
オーバーコートニス(大日本インキ化学工業(株)製
「ファインラップNTMV トップコートニス」に同社
製「CVLハードナーNo.10」を5%添加する)を印
刷した。さらに、高輝度コーティング剤とカラーインキ
を印刷した反対側の面に、感熱用接着剤(大日本インキ
化学工業(株)製「ディックシールDLA−820
K」)を塗布量15g/mとなるように塗布して、感
熱ラベルを得た。
【0029】(実施例3) <透明フィルム使用の裏刷り感熱ラベル>市販のオレフ
ィンフィルムに、グラビア版を使用して、各種カラーイ
ンキ(大日本インキ化学工業(株)製「ファインラップ
NTV型インキ」)でデザイン印刷を行う。次いで、高
輝度コーティング剤を印刷した。前記カラーインキと高
輝度コーティング剤を印刷した側の面に、感熱用接着剤
(大日本インキ化学工業(株)製「ディックシールED
−920K」)を塗布量15g/mとなるように塗布
して、感熱ラベルを得た。
【0030】
【発明の効果】本発明は、従来アルミニウム蒸着でしか
なし得なかった高輝度の金属光沢層領域を、高輝度コー
ティング剤の塗布、あるいは印刷で形成することを可能
とした。その結果、金属光沢層領域をもつ感熱ラベルを
安価に、かつ高速で大量生産できることとなった。さら
に、グラビア印刷を行うことにより、金属光沢層領域に
連続階調をもたせたグラデーションを形成することも可
能となった。このため、感熱ラベルに偽造防止効果を付
与し、かつ意匠デザインの自由度が格段に向上するとい
う顕著な効果を発現する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AB01B AH10B AK01B AK03 AL05B AR00B AT00A BA02 BA44B DE05B EC182 EH46B EH462 EJ641 GB90 HB08B HB31B JL12B JN24B

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材フィルム上に、金属光沢層領域を有
    する印刷層又は塗布層及び感熱接着剤層を設けた感熱ラ
    ベルであって、該金属光沢層領域が結着樹脂と金属薄膜
    細片を含有することを特徴とする感熱ラベル。
  2. 【請求項2】 前記金属薄膜細片が、有機脂肪酸、メチ
    ルシリルイソシアネート、またはセルロース誘導体で表
    面処理されている請求項1に記載の感熱ラベル。
  3. 【請求項3】 前記金属光沢層領域が任意の形状にパタ
    ーン形成されている請求項1または2に記載の感熱ラベ
    ル。
  4. 【請求項4】 基材フィルム上に金属光沢層領域及び感
    熱接着剤層を有する感熱ラベルの製造方法であって、該
    金属光沢層領域を、結着樹脂と金属薄膜細片を含有する
    高輝度コーティング剤を印刷又は塗布することによって
    形成することを特徴とする感熱ラベルの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009237198A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Fuji Seal International Inc 熱収縮性ラベル
JP2011046410A (ja) * 2009-08-27 2011-03-10 Fuji Seal International Inc シュリンクラベル
CN102689462A (zh) * 2011-03-21 2012-09-26 深圳大学反光材料厂 双重防伪膜、具有双重防伪膜的产品及该二者的制作方法

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