JP2003155302A - 変性ジエン系重合体、ゴム組成物及び空気入りタイヤ - Google Patents
変性ジエン系重合体、ゴム組成物及び空気入りタイヤInfo
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Abstract
高め、破壊特性、耐摩耗性、低発熱性を向上させ、か
つ、良好な作業性を発揮し得るシリカ及び/又はカーボ
ンブラック配合のゴム組成物を与える変性ジエン系重合
体、及びゴム組成物を提供すること。 【解決手段】 分子中に、(a)珪素含有基及び(b)
酸無水物基、カルボキシル基及びカルボニル基の中から
選ばれる少なくとも一種の基を含む変性ジエン系重合体
及びこの変性ジエン系重合体を含むゴム組成物、好まし
くは、(A)該変性ジエン系重合体少なくとも30重量
%を含むゴム成分と、その100重量部当たり、(B)
シリカ及び/又はカーボンブラック10〜100重量部
を含むゴム組成物である。
Description
体、ゴム組成物及び空気入りタイヤに関する。さらに詳
しくは、本発明は、シリカ系配合及びカーボンブラック
系配合のゴム組成物の両方に用いた場合に、シリカ及び
カーボンブラックとの相互作用を高め、破壊特性、耐摩
耗性及び低発熱性を同時に向上させると共に、良好な作
業性を発揮し得る変性ジエン系重合体、この変性ジエン
系重合体を含むゴム組成物及び該組成物を用いた空気入
りタイヤに関するものである。
環境問題への関心の高まりに伴う世界的な二酸化炭素排
出規制の動きに関連して、自動車の低燃費化に対する要
求はより過酷なものとなりつつある。このような要求に
対応するため、タイヤ性能についても転がり抵抗の減少
が求められてきている。タイヤの転がり抵抗を下げる手
法としては、タイヤ構造の最適化による手法についても
検討されてきたものの、ゴム組成物としてより発熱性の
低い材料を用いることが最も一般的な手法として行われ
ている。
ために、これまで、ゴム組成物に使用する充填材の分散
性を高める技術開発が数多くなされてきた。その中でも
特に、有機リチウム化合物を用いたアニオン重合で得ら
れるジエン系重合体の重合活性末端を充填材と相互作用
を持つ官能基にて修飾する方法が、最も一般的になりつ
つある。
して、充填材にカーボンブラックを用い、重合活性末端
をスズ化合物にて修飾する方法(特公平5−87630
号公報)、同様にカーボンブラックを用い、重合活性末
端にアミノ基を導入する方法(特開昭62−20734
2号公報)などが知られている。一方、近年、自動車の
安全性への関心の高まりに伴い、低燃費性能のみなら
ず、湿潤路面での性能(以下ウェット性能という)、特
に、制動性能についても要求が高まってきた。このた
め、タイヤトレッドのゴム組成物に対する性能要求は、
単なる転がり抵抗の低減に止まらず、ウェット性能と低
燃費性能を高度に両立するものが必要とされている。
ト性能とを同時にタイヤに与えるゴム組成物を得る方法
として、補強用充填材として、これまで一般的に用いら
れてきたカーボンブラックに変えてシリカを用いる方法
がすでに行われている。しかしながら、シリカを補強用
充填材として用いた場合カーボンブラックと比較して、
ゴム組成物の破壊強度及び耐摩耗特性が著しく低下する
のを免れないことも明らかとなっている。また、シリカ
の分散性が悪く、混練りを行う際の作業性についても、
現実にタイヤを製造する上で大きな問題となってきてい
る。
性よく得るために、補強用充填材としてカーボンブラッ
ク又はシリカを単独で用いるのみでなく、シリカとカー
ボンブラックを併用し、さらに、このような多様な充填
材に対して広く相互作用をもち、充填材の良好な分散性
と、ゴム組成物の耐摩耗性とを与え得る末端変性重合体
が必要とされている。しかしながら、これまで、末端変
性重合体の開発が、単一の充填材用として行われてきた
ため、充填材の種類に関係なく、各種の充填材との相互
作用を充分にもつ末端変性重合体は、極めて限られてい
るのが現状である。
ーボンブラックに対する分散効果は大きいものの、シリ
カに対してはほとんど分散効果がない上、補強効果は全
く発揮されない。また、特開平9−151275号公報
に、アミノシランのシリカに対する分散効果について報
告されているものの、その効果については、必ずしも充
分ではない。
果のあるアルコキシシランを用いる方法が開示されてい
るが(特開平1−188501号公報、特開平8−53
513号公報、特開平8−53576号公報)、アルコ
キシシリル基がカーボンブラックと相互作用を全くもた
ないため、カーボンブラックを補強用充填材として用い
る場合には、効果がないことが明らかである。また、他
のシリカ用変性重合体についても同様であり、例えばア
ミノアクリルアミドを用いる方法が開示されている(特
開平9−71687号公報、特開平9−208633号
公報)。しかしながら、この方法は、シリカの分散改良
についてはある程度の効果を有するものの、カーボンブ
ラックに対しては、分散改良効果はほとんど認められ
ず、カーボンブラックとシリカの併用系のゴム組成物や
カーボンブラック配合のゴム組成物については、ヒステ
リシスロスが上昇するなどの問題がある。
ドを重合開始剤とするアニオン重合により得られた重合
体の活性末端に、ジアルキルアミノ基を有するアルコキ
シシランを導入した変性重合体が開示されている(特公
平6−53763号公報、特公平6−57767号公
報)。しかしながら、この変性重合体を用いる場合、良
好な作業性と共に、シリカ配合に対する補強性及びシリ
カとカーボンブラックの両者に対する一定の分散効果が
得られるものの、アミノ基がカーボンブラックに対する
効果が少ないジアルキル基置換型であるために、特にカ
ーボンブラックの多い配合系に対しては、スズ系変性剤
を使用して得られた変性重合体を用いる場合と比較する
と、充分な効果が得られない。
状況下で、シリカ系配合及びカーボンブラック系配合の
ゴム組成物の両方に用いた場合に、シリカ及びカーボン
ブラックとの相互作用を高め、破壊特性、耐摩耗性及び
低発熱性を同時に向上させると共に、良好な作業性を発
揮し得る変性ジエン系重合体、この変性ジエン系重合体
を含むゴム組成物、及び該ゴム組成物を用いた空気入り
タイヤを提供することを目的とするものである。
を達成するために鋭意研究を重ねた結果、分子中に、シ
リカ及びカーボンブラックの両方に対して、特異的に良
好な相互作用をもつ、(a)珪素含有基と(b)酸無水
物基、カルボキシル基及びカルボニル基の中から選ばれ
る少なくとも一種の基とを含む変性ジエン系重合体によ
り、その目的を達成し得ることを見出した。本発明は、
かかる知見に基づいて完成したものである。
(a)珪素含有基及び(b)酸無水物基、カルボキシル
基及びカルボニル基の中から選ばれる少なくとも一種の
基を含むことを特徴とする変性ジエン系重合体、(2)
ジエン系重合体末端に、(a)珪素含有基及び(b)酸
無水物基、カルボキシル基及びカルボニル基の中から選
ばれる少なくとも一種の基を有する珪素化合物残基が導
入されてなる上記(1)の変性ジエン系重合体、(3)
活性末端を有するジエン系重合体の該末端に、分子中に
酸無水物基を有するヒドロカルビルオキシシラン化合物
を反応させてなる上記(2)の変性ジエン系重合体、
(4)分子中に酸無水物基を有するヒドロカルビルオキ
シシラン化合物が、一般式(I)
化水素基、R1 〜R3 は、それぞれ独立に炭素数1〜1
2の一価の炭化水素基、R4 は水素原子又は炭素数1〜
12の一価の炭化水素基を示し、R3 とR4 はたがいに
結合して環構造を形成していてもよく、nは2又は3で
あり、各R1 Oはたがいに同一でも異なっていてもよ
い。)で表される構造を有する上記(3)の変性ジエン
系重合体、(5)上記(1)〜(4)の変性ジエン系重
合体を含むことを特徴とするゴム組成物、(6)(A)
上記(1)〜(4)の変性ジエン系重合体少なくとも3
0重量%を含むゴム成分と、その100重量部当たり、
(B)シリカ及び/又はカーボンブラック10〜100
重量部を含む上記(5)のゴム組成物、及び、(7)上
記(5)、(6)のゴム組成物をトレッドゴムとして用
いたことを特徴とする空気入りタイヤ、を提供するもの
である。
体について説明する。本発明の変性ジエン系重合体は、
分子中に、(a)珪素含有基及び(b)酸無水物基、カ
ルボキシル基及びカルボニル基の中から選ばれる少なく
とも一種の基を含むものであり、このようなものとして
は、ジエン系重合体末端に、(a)珪素含有基及び
(b)酸無水物基、カルボキシル基及びカルボニル基の
中から選ばれる少なくとも一種の基を有する珪素化合物
残基が導入されてなるものを挙げることができる。この
変性ジエン系重合体は、例えば活性末端を有するジエン
系重合体の該末端に、分子中に酸無水物基を有するヒド
ロカルビルオキシシラン化合物を反応させることにより
得ることができる。
造方法については特に制限はなく、溶液重合法、気相重
合法、バルク重合法のいずれも用いることができるが、
特に溶液重合法が好ましい。また、重合形式は、回分式
及び連続式のいずれであってもよい。上記溶液重合法に
おいては、例えば有機アルカリ金属化合物を重合開始剤
とし、共役ジエン化合物単独又は共役ジエン化合物と芳
香族ビニル化合物をアニオン重合させることにより、目
的の重合体を製造することができる。
1,3−ブタジエン;イソプレン;1,3−ペンタジエ
ン;2,3−ジメチルブタジエン;2−フェニル−1,
3−ブタジエン;1,3−ヘキサジエンなどが挙げられ
る。これらは単独で用いてもよく、二種以上を組み合わ
せて用いてもよいが、これらの中で、1,3−ブタジエ
ンが特に好ましい。
合に用いられる芳香族ビニル化合物としては、例えばス
チレン;α−メチルスチレン;1−ビニルナフタレン;
3−ビニルトルエン;エチルビニルベンゼン;ジビニル
ベンゼン;4−シクロヘキシルスチレン;2,4,6−
トリメチルスチレンなどが挙げられる。これらは単独で
用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい
が、これらの中で、スチレンが特に好ましい。
芳香族ビニル化合物を用いて共重合を行う場合、それぞ
れ1,3−ブタジエン及びスチレンの使用が、単量体の
入手の容易さなどの実用性の面、及びアニオン重合特性
がリビング性などの点で優れることなどから、特に好適
である。また、溶液重合法を用いた場合には、溶媒中の
単量体濃度は、好ましくは5〜50重量%、より好まし
くは10〜30重量%である。尚、共役ジエン化合物と
芳香族ビニル化合物を用いて共重合を行う場合、仕込み
単量体混合物中の芳香族ビニル化合物の含量は好ましく
は3〜50重量%、さらには5〜45重量%の範囲が好
ましい。
ては、有機リチウム化合物を好ましく挙げることができ
る。この有機リチウム化合物については特に制限はない
が、ヒドロカルビルリチウム及びリチウムアミド化合物
が好ましく用いられ、前者のヒドロカルビルリチウムを
用いる場合には、一方の末端に水素原子を有し、かつ他
方の末端が重合活性末端である共役ジエン系重合体が得
られる。また、後者のリチウムアミド化合物を用いる場
合には、一方の末端に窒素含有基を有し、他方の末端が
重合活性末端である共役ジエン系重合体が得られる。
素数2〜20のヒドロカルビル基を有するものが好まし
く、例えばエチルリチウム、n−プロピルリチウム、イ
ソプロピルリチウム、n−ブチルリチウム、sec−ブ
チルリチウム、tert−オクチルリチウム、n−デシ
ルリチウム、フェニルリチウム、2−ナフチルリチウ
ム、2−ブチル−フェニルリチウム、4−フェニル−ブ
チルリチウム、シクロヘキシルリチウム、シクロペンチ
ルリチウム、ジイソプロペニルベンゼンとブチルリチウ
ムとの反応生成物などが挙げられるが、これらの中で、
n−ブチルリチウムが好ましい。
えばリチウムヘキサメチレンイミド、リチウムピロリジ
ド、リチウムピペリジド、リチウムヘプタメチレンイミ
ド、リチウムドデカメチレンイミド、リチウムジメチル
アミド、リチウムジエチルアミド、リチウムジブチルア
ミド、リチウムジプロピルアミド、リチウムジヘプチル
アミド、リチウムジヘキシルアミド、リチウムジオクチ
ルアミド、リチウムジ−2−エチルヘキシルアミド、リ
チウムジデシルアミド、リチウム−N−メチルピペラジ
ド、リチウムエチルプロピルアミド、リチウムエチルブ
チルアミド、リチウムメチルブチルアミド、リチウムエ
チルベンジルアミド、リチウムメチルフェネチルアミド
などが挙げられる。これらの中で、カーボンブラックに
対する相互作用効果及び重合開始能などの点から、リチ
ウムヘキサメチレンイミド、リチウムピロリジド、リチ
ウムピペリジド、リチウムヘプタメチレンイミド、リチ
ウムドデカメチレンイミドなどの環状リチウムアミドが
好ましく、特にリチウムヘキサメチレンイミド及びリチ
ウムピロリジドが好適である。
に、二級アミンとリチウム化合物とから、予め調製した
ものを重合に使用することが多いが、重合系中で調製す
ることもできる。また、この重合開始剤の使用量は、好
ましくは単量体100g当たり、0.2〜20ミリモル
の範囲で選定される。前記有機リチウム化合物を重合開
始剤として用い、アニオン重合によって共役ジエン系重
合体を製造する方法としては、特に制限はなく、従来公
知の方法を用いることができる。
えば脂肪族、脂環族、芳香族炭化水素化合物などの炭化
水素系溶剤中において、共役ジエン化合物又は共役ジエ
ン化合物と芳香族ビニル化合物を、前記リチウム化合物
を重合開始剤として、所望により、用いられるランダマ
イザーの存在下にアニオン重合させることにより、目的
の共役ジエン系重合体が得られる。
8のものが好ましく、例えばプロパン、n−ブタン、イ
ソブタン、n−ペンタン、イソペンタン、n−ヘキサ
ン、シクロヘキサン、プロペン、1−ブテン、イソブテ
ン、トランス−2−ブテン、シス−2−ブテン、1−ペ
ンテン、2−ペンテン、1−ヘキセン、2−ヘキセン、
ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼンなどを
挙げることができる。これらは単独で用いてもよく、二
種以上を混合して用いてもよい。
ーとは、共役ジエン重合体のミクロ構造の制御、例えば
ブタジエン−スチレン共重合体におけるブタジエン部分
の1、2結合、イソプレン重合体における3、4結合の
増加など、あるいは共役ジエン化合物−芳香族ビニル化
合物共重合体における単量体単位の組成分布の制御、例
えばブタジエン−スチレン共重合体におけるブタジエン
単位、スチレン単位のランダム化などの作用を有する化
合物のことである。このランダマイザーとしては、特に
制限はなく、従来ランダマイザーとして一般に使用され
ている公知の化合物の中から任意のものを適宜選択して
用いることができる。具体的には、ジメトキシベンゼ
ン、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン、ジエチレ
ングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコール
ジメチルエーテル、ビステトラヒドロフリルプロパン、
トリエチルアミン、ピリジン、N−メチルモルホリン、
N,N,N′,N′−テトラメチルエチレンジアミン、
1,2−ジピペリジノエタンなどのエーテル類及び第三
級アミン類などを挙げることができる。また、カリウム
−t−アミレート、カリウム−t−ブトキシドなどのカ
リウム塩類、ナトリウム−t−アミレートなどのナトリ
ウム塩類も用いることができる。これらのランダマイザ
ーは、一種を単独で用いてもよく、二種以上を組み合わ
せて用いてもよい。また、その使用量は、有機リチウム
化合物1モル当たり、好ましくは0.01〜1000モ
ル当量の範囲で選択される。
−80〜150℃、より好ましくは−20〜100℃の
範囲で選定される。重合反応は、発生圧力下で行うこと
ができるが、通常は単量体を実質的に液相に保つに十分
な圧力で操作することが望ましい。すなわち、圧力は重
合される個々の物質や、用いる重合媒体及び重合温度に
もよるが、所望ならばより高い圧力を用いることがで
き、このような圧力は重合反応に関して不活性なガスで
反応器を加圧する等の適当な方法で得られる。この重合
においては、重合開始剤、溶媒、単量体など、重合に関
与する全ての原材料は、水、酸素、二酸化炭素、プロト
ン性化合物などの反応阻害物質を除去したものを用いる
ことが望ましい。
熱分析法(DSC)により求めたガラス転移点(Tg)
が−90℃〜−20℃であることが好ましい。ガラス転
移点が−90℃未満の重合体を得るのは困難であり、ま
た−20℃を超える場合には室温領域で粘度が高くなり
すぎ、取り扱いが困難となる場合がある。本発明におい
て、このようにして得られた活性末端を有する重合体の
該末端に反応させる酸無水物基を有するヒドロカルビル
オキシシラン化合物としては、一般式(I)
化水素基、R1 〜R3 は、それぞれ独立に炭素数1〜1
2の一価の炭化水素基、R4 は水素原子又は炭素数1〜
12の一価の炭化水素基を示し、R3 とR4 はたがいに
結合して環構造を形成していてもよく、nは2又は3で
あり、各R1 Oはたがいに同一でも異なっていてもよ
い。)で表される構造を有する化合物を用いることがで
きる。
る炭素数1〜20の二価の炭化水素基としては、例えば
炭素数1〜20のアルキレン基、炭素数2〜20のアル
ケニレン基、炭素数6〜20のアリーレン基、炭素数7
〜20のアラルキレン基などが挙げられるが、これらの
中で、炭素数1〜20のアルキレン基が好ましい。この
アルキレン基は直鎖状、枝分かれ状、環状のいずれであ
ってもよいが、特に直鎖状のものが好適である。この直
鎖状のアルキレン基の例としては、メチレン基、エチレ
ン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチ
レン基、ヘキサメチレン基、オクタメチレン基、デカメ
チレン基、ドデカメチレン基などが挙げられる。
2の一価の炭化水素基及びR4 のうちの炭素数1〜12
の一価の炭化水素基としては、例えば炭素数1〜12の
アルキル基、炭素数2〜12のアルケニル基、炭素数6
〜12のアリール基、炭素数7〜12のアラルキル基な
どを挙げることができる。ここで、上記アルキル基及び
アルケニル基は直鎖状、枝分かれ状、環状のいずれであ
ってもよく、その例としては、メチル基、エチル基、n
−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブ
チル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペン
チル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基、ドデシル
基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、ビニル基、
プロペニル基、アリル基、ヘキセニル基、オクテニル
基、シクロペンテニル基、シクロヘキセニル基などが挙
げられる。
ルキル基などの置換基を有していてもよく、その例とし
ては、フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基
などが挙げられる。さらに該アラルキル基は、芳香環上
に低級アルキル基などの置換基を有していてもよく、そ
の例としては、ベンジル基、フェネチル基、ナフチルメ
チル基などが挙げられる。
っていてもよく、また、R3 とR4は、たがいに結合し
て環構造を形成していてもよい。すなわち、酸無水物基
は非環状酸無水物基及び環状酸無水物基のいずれであっ
てもよい。さらに、nは2又は3であり、ヒドロカルビ
ルオキシ基は2個又は3個有することになる。この複数
の各R1 Oは、たがいに同一でも異なっていてもよい。
ルオキシシラン化合物としては、非環状酸無水物基を有
するものとして、例えば3−トリエトキシシリルプロピ
ル無水酢酸、3−トリフェノキシシリルプロピル無水酢
酸、3−トリメトキシシリルプロピル無水酢酸、3−ジ
エトキシ(メチル)シリルプロピル無水酢酸、3−ジメ
トキシ(メチル)シリルプロピル無水酢酸などが挙げら
れ、環状酸無水物基を有するものとして、例えば3−ト
リエトキシシリルプロピル無水コハク酸、3−トリフェ
ノキシシリルプロピル無水コハク酸、3−トリメトキシ
シリルプロピル無水コハク酸、3−ジエトキシ(メチ
ル)シリルプロピル無水コハク酸、3−ジメトキシ(メ
チル)シリルプロピル無水コハク酸などが挙げられる。
これらの中で、環状酸無水物基を有するものが好まし
く、中でも充填材の分散効果及び補強効果などの点か
ら、3−トリエトキシシリルプロピル無水コハク酸が好
適である。
されるヒドロカルビルオキシシラン化合物(以下、末端
変性剤と称すことがある。)の使用量は、ジエン系重合
体の製造の際に用いられる重合開始剤の有機アルカリ金
属化合物1モルに対し、通常0.1〜3.0モル、好ま
しくは0.3〜1.5モルの範囲で選定される。0.1
モルより少ない量ではヒドロカルビルオキシ基がカップ
リング反応に消費されて好ましくない。また3.0モル
を超えるような量においては過剰の末端変性剤が無駄に
なるとともに、末端変性剤に含まれる不純物により、重
合活性末端が失活して実質的な変性効率が低下して好ま
しくない。
重合体の重合温度をそのまま用いることができる。具体
的には30〜100℃が好ましい範囲として挙げられ
る。30℃未満では重合体の粘度が上昇しすぎる傾向が
あり、100℃を超えると、重合活性末端が失活し易く
なるので好ましくない。前記の末端変性剤の共役ジエン
系重合体の重合活性末端への添加時期、方法については
特に限定はないが一般的にこのような末端変性剤を用い
る場合は、重合終了後に行う場合が多い。
活性末端に反応させた場合、該活性末端とヒドロカルビ
ルオキシシラン基との求核置換反応及び酸無水物基との
求核置換反応の両方が生じ、本発明の変性ジエン系重合
体が得られる。末端変性剤として非環状酸無水物基を有
するヒドロカルビルオキシシラン化合物及び環状酸無水
物基、具体的には無水コハク酸残基を有するヒドロカル
ビルオキシシラン化合物を用いた場合について、反応式
は、それぞれ次のようになる。
ルビルオキシシラン化合物を用いる場合、
と同じであるが、R3 とR4 は結合せず、環構造を形成
していない。) 反応式(II−a)は、重合体の活性末端とヒドロカルビ
ルオキシシラン基との求核置換反応を示し、反応式(II
−b)は、重合体の活性末端と酸無水物基との求核置換
反応を示す。前者の反応では、ジエン系重合体の末端
に、ヒドロカルビルオキシ基と酸無水物基とを有する珪
素化合物残基が導入され、後者の反応では、ジエン系重
合体の末端に、ヒドロカルビルオキシ基とカルボニル基
とを有する珪素化合物残基が導入される。当然なことな
がら、一分子の末端変性剤において、前記の両方の反応
が起こる場合もある。
ビルオキシシラン化合物を用いる場合、
同じである。) この反応は、環状酸無水物基として無水コハク酸残基を
有するヒドロカルビルオキシシラン化合物を用いた例で
あり、反応式(III −a)は、重合体の活性末端とヒド
ロカルビルオキシシラン基との求核置換反応を示し、反
応式(III −b)は、重合体の活性末端と無水コハク酸
残基との求核置換反応を示す。前者の反応では、ジエン
系重合体の末端に、ヒドロカルビルオキシ基と無水コハ
ク酸残基とを有する珪素化合物残基が導入され、後者の
反応では、ジエン系重合体の末端に、ヒドロカルビルオ
キシ基と、カルボニル基と、カルボキシル基とを有する
珪素化合物残基が導入される。当然なことながら、一分
子の末端変性剤において、前記の両方の反応が起こる場
合もある。
に、(a)珪素含有基(ヒドロカルビルオキシシラン
基)及び(b)酸無水物基、カルボキシル基及びカルボ
ニル基の中から選ばれる少なくとも一種の基を有する珪
素化合物残基が導入されてなる本発明の変性ジエン系重
合体が得られる。この変性ジエン系重合体をシリカと配
合した場合、例えば反応式(IV)
同じである。)で示されるように、シリカの表面官能基
であるシラノール基とヒドロカルビルオキシ基とが縮合
反応することにより化学結合を生じる。したがって、こ
の際、nは2又は3であることが肝要である。その理由
は、nが1の場合には、該ヒドロカルビルオキシ基が、
ジエン系重合体末端への求核置換反応に消費されてしま
い、シリカ表面のシラノール基との縮合反応用として存
在しなくなり、シラノール基との縮合反応が起こらない
と考えられるからである。
ボキシル基は、シリカの表面官能基であるシラノール基
と水素結合を生じる。さらに、酸無水物基、カルボキシ
ル基及びカルボニル基は、カーボンブラックに対しても
良好な相互作用を示し、特に末端変性剤として、環状酸
無水物基を有するヒドロカルビルオキシシラン化合物を
用いた場合、カルボニル基及びカルボキシル基の両方
が、重合体末端に導入されるため、カーボンブラックに
対して、強い相互作用を示す。
は、シリカ系配合及びカーボンブラック系配合のゴム組
成物の両方に用いた場合に、シリカ及びカーボンブラッ
クとの相互作用を高め、破壊特性、耐摩耗性及び低発熱
性を同時に向上させると共に、良好な作業性を発揮する
ことができる。本発明の変性ジエン系重合体における重
合鎖末端変性基の分析は、酸無水物基、カルボキシル
基、カルボニル基の末端量については、高速液体クロマ
トグラフィー(HPLC)を用いる方法で、またヒドロ
カルビルオキシシラン基については核磁気共鳴分光(N
MR)の測定により、行うことができる。
て測定したガラス転移点(Tg)が、通常−90℃〜0
℃であり、またムーニー粘度(ML1+4 ,100℃)
が、好ましくは10〜150、より好ましくは15〜7
0である。ムーニー粘度が10未満の場合は破壊特性を
始めとするゴム特性が十分に得られず、150を超える
場合は作業性が悪く配合剤とともに混練りすることが困
難である。
られた変性ジエン系重合体を含むものであり、通常
(A)該変性ジエン系重合体少なくとも30重量%を含
むゴム成分と、その100重量部当たり、(B)シリカ
及び/又はカーボンブラック10〜100重量部を含む
組成物が用いられる。本発明のゴム組成物においては、
(A)成分のゴム成分として、前記変性ジエン系重合体
を少なくとも30重量%含むことが好ましい。この量が
30重量%未満では所望の物性を有するゴム組成物が得
られにくく、本発明の目的が達せられない場合がある。
ゴム成分中の該変性ジエン系重合体のより好ましい含有
量は35重量%以上であり、特に40〜100重量%が
好適である。
く、二種以上を組み合わせて用いてもよい。また、この
変性ジエン系重合体と併用されるゴム成分としては、天
然ゴム及びジエン系合成ゴムが挙げられ、ジエン系合成
ゴムとしては、例えばスチレン−ブタジエン共重合体
(SBR)、ポリブタジエン(BR)、ポリイソプレン
(IR)、ブチルゴム(IIR)、エチレン−プロピレ
ン共重合体及びこれらの混合物等が挙げられる。また、
その一部が多官能型変性剤、例えば四塩化スズのような
変性剤を用いることにより分岐構造を有しているもので
もよい。
分の補強用充填剤として、シリカ及び/又はカーボンブ
ラックが好ましく用いられる。上記シリカとしては特に
制限はなく、従来ゴムの補強用充填材として慣用されて
いるものの中から任意に選択して用いることができる。
このシリカとしては、例えば湿式シリカ(含水ケイ
酸)、乾式シリカ(無水ケイ酸)、ケイ酸カルシウム、
ケイ酸アルミニウム等が挙げられるが、中でも破壊特性
の改良効果並びにウェットグリップ性の両立効果が最も
顕著である湿式シリカが好ましい。一方、カーボンブラ
ックとしては特に制限はなく、従来ゴムの補強用充填材
として慣用されているものの中から任意のものを選択し
て用いることができる。このカーボンブラックとして
は、例えばFEF,SRF,HAF,ISAF,SAF
等が挙げられる。好ましくはヨウ素吸着量(IA)が6
0mg/g以上で、かつ、ジブチルフタレート吸油量
(DBP)が80ミリリットル/100g以上のカーボ
ンブラックである。このカーボンブラックを用いること
により、諸物性の改良効果は大きくなるが、特に、耐摩
耗性に優れるHAF,ISAF,SAFが好ましい。
は、前記(A)成分のゴム成分100重量部に対して、
10〜100重量部であることが好ましい。(B)成分
の補強用充填剤の配合量が、前記(A)成分のゴム成分
に対し、10重量部未満では補強性や他の物性の改良効
果が充分に発揮されにくく、また、100重量部を超え
ると加工性などが低下する原因となる。補強性や他の物
性及び加工性などを考慮すると、この(B)成分の配合
量は、20〜60重量部の範囲が特に好ましい。
分の補強用充填材としてシリカを用いる場合、その補強
性をさらに向上させる目的で、シランカップリング剤を
配合することができる。このシランカップリング剤とし
ては、例えばビス(3−トリエトキシシリルプロピル)
テトラスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロ
ピル)トリスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリル
プロピル)ジスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリ
ルエチル)テトラスルフィド、ビス(3−トリメトキシ
シリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(2−トリメ
トキシシリルエチル)テトラスルフィド、3−メルカプ
トプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピ
ルトリエトキシシラン、2−メルカプトエチルトリメト
キシシラン、2−メルカプトエチルトリエトキシシラ
ン、3−トリメトキシシリルプロピル−N、N−ジメチ
ルチオカルバモイルテトラスルフィド、3−トリエトキ
シシリルプロピル−N、N−ジメチルチオカルバモイル
テトラスルフィド、2−トリエトキシシリルエチル−
N、N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、
3−トリメトキシシリルプロピルベンゾチアゾリルテト
ラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピルベンゾ
チアゾリルテトラスルフィド、3−トリエトキシシリル
プロピルメタクリレートモノスルフィド、3−トリメト
キシシリルプロピルメタクリレートモノスルフィド、ビ
ス(3−ジエトキシメチルシリルプロピル)テトラスル
フィド、3−メルカプトプロピルジメトキシメチルシラ
ン、ジメトキシメチルシリルプロピル−N、N−ジメチ
ルチオカルバモイルテトラスルフィド、ジメトキシメチ
ルシリルプロピルベンゾチアゾリルテトラスルフィドな
どが挙げられるが、これらの中で補強性改善効果などの
点から、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テト
ラスルフィド及び3−トリメトキシシリルプロピルベン
ゾチアゾリルテトラスルフィドが好適である。これらの
シランカップリング剤は一種を単独で用いてもよく、二
種以上を組み合わせて用いてもよい。
として、分子末端にシリカとの親和性の高い官能基が導
入された変性ジエン系重合体が用いられているため、シ
ランカップリング剤の配合量は、通常の場合より低減す
ることができる。好ましいシランカップリング剤の配合
量は、シランカップリング剤の種類などにより異なる
が、シリカに対して、好ましくは1〜20重量%の範囲
で選定される。この量が1重量%未満ではカップリング
剤としての効果が充分に発揮されにくく、また、20重
量%を超えるとゴム成分のゲル化を引き起こすおそれが
ある。カップリング剤としての効果及びゲル化防止など
の点から、このシランカップリング剤の好ましい配合量
は、5〜15重量%の範囲である。
損なわれない範囲で、所望により、通常ゴム工業界で用
いられる各種薬品、例えば加硫剤、加硫促進剤、プロセ
ス油、老化防止剤、スコーチ防止剤、亜鉛華、ステアリ
ン酸などを含有させることができる。上記加硫剤として
は、硫黄等が挙げられ、その使用量は、ゴム成分100
重量部に対し、硫黄分として0.1〜10.0重量部が
好ましく、さらに好ましくは1.0〜5.0重量部であ
る。0.1重量部未満では加硫ゴムの破壊強度、耐摩耗
性、低発熱性が低下するおそれがあり、10.0重量部
を超えるとゴム弾性が失われる原因となる。
定されるものではないが、例えば、M(2−メルカプト
ベンゾチアゾール)、DM(ジベンゾチアジルジスルフ
ィド)、CZ(N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアジ
ルスルフェンアミド)等のチアゾール系、あるいはDP
G(ジフェニルグアニジン)等のグアジニン系の加硫促
進剤等を挙げることができ、その使用量は、ゴム成分1
00重量部に対し、0.1〜5.0重量部が好ましく、
さらに好ましくは0.2〜3.0重量部である。
ロセス油としては、例えばパラフィン系、ナフテン系、
アロマチック系等を挙げることができる。引張強度、耐
摩耗性を重視する用途にはアロマチック系が、ヒステリ
シスロス、低温特性を重視する用途にはナフテン系又は
パラフィン系が用いられる。その使用量は、ゴム成分1
00重量部に対して、0〜100重量部が好ましく、1
00重量部を超えると加硫ゴムの引張強度、低発熱性が
悪化する傾向がある。
ナルミキサー等の混練り機を用いて混練りすることによ
って得られ、成形加工後、加硫を行い、タイヤトレッ
ド、アンダートレッド、カーカス、サイドウォール、ビ
ード部分等のタイヤ用途を始め、防振ゴム、ベルト、ホ
ースその他の工業品等の用途にも用いることができる
が、特にタイヤトレッド用ゴムとして好適に使用され
る。
組成物を用いて通常の方法によって製造される。すなわ
ち、必要に応じて、上記のように各種薬品を含有させた
本発明のゴム組成物が未加硫の段階でトレッド用部材に
押出し加工され、タイヤ成形機上で通常の方法により貼
り付け成形され、生タイヤが成形される。この生タイヤ
を加硫機中で加熱加圧して、タイヤが得られる。
充填する気体としては、空気や窒素などの不活性なガス
が挙げられる。このようにして得られた本発明の空気入
りタイヤは、低燃費性が良好であると共に、特に破壊特
性及び耐摩耗性に優れており、しかも該ゴム組成物の加
工性が良好であるので、生産性にも優れている。
明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定さ
れるものではない。なお、重合体の物性は、下記の方法
に従って測定した。
(Mn)及び重量平均分子量(Mw)の測定は、ゲルパ
ーミエーションクロマトグラフィー〔GPC;東ソー製
HLC−8020、カラム;東ソー製GMH−XL(2
本直列)〕により行い、示差屈折率(RI)を用いて、
単分散ポリスチレンを標準としてポリスチレン換算で行
った。重合体のブタジエン部分のミクロ構造は、赤外法
(モレロ法)によって求め、重合体中のスチレン単位含
有量は 1H−NMRスペクトルの積分比より算出した。
重合体のムーニー粘度は東洋精機社製のRLM−01型
テスターを用いて、100℃で測定した。また、加硫ゴ
ムの物性を下記の方法で測定した。
度50℃、歪み5%、周波数15Hzでtanδ(50
℃)を測定した。tanδ(50℃)が小さい程、低発
熱性である。 (2)破壊物性(引張強力) 切断時の強力(Tb )をJIS K6301−1995
に従って測定した。 (3)耐摩耗性 ランボーン型摩耗試験機を用い、室温におけるスリップ
率60%の摩耗量を測定し、コントロールの耐摩耗性を
100として、耐摩耗指数として指数表示した。指数が
大きい方が良好となる。
ス容器に、シクロヘキサン300g、1,3−ブタジエ
ン40g、スチレン10g、ジテトラヒドロフリルプロ
パン0.38ミリモルを注入し、これにn−ブチルリチ
ウム(BuLi)0.43ミリモルを加えた後、50℃
で1.5時間重合を行った。重合系は重合開始から終了
まで、全く沈殿は見られず均一に透明であった。重合転
化率はほぼ100%であった。
ロピルアルコールを加え、固形物を乾燥し、ゴム状共重
合体を得た。この共重合体についてミクロ構造及び分子
量を測定した。その結果を第1表に示す。この重合系に
さらに末端変性剤として3−トリエトキシシリルプロピ
ル無水コハク酸0.43ミリモルを加えた後にさらに3
0分間変性反応を行った。この後、重合系にさらに2,
6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール(BHT)のイソ
プロパノール5重量%溶液0.5ミリリットルを加えて
反応の停止を行い、さらに常法に従い乾燥することによ
り重合体Aを得た。得られた重合体の分析値を第1表に
示す。
ル無水コハク酸の代わりに、第1表に示す種類の末端変
性剤を用いた以外は、製造実施例1と同様に実施して重
合体B〜Eを製造した。得られた各重合体の分析値を第
1表に示す。
0.44ミリモル、重合開始剤としてリチウムヘキサメ
チレンイミド0.50ミリモル及び3−トリエトキシシ
リルプロピル無水コハク酸0.50ミリモルを用いた以
外は、製造実施例1と同様に実施して、重合体Fを製造
した。得られた重合体の分析値を第1表に示す。
ル無水コハク酸の代わりに、第1表に示す種類の末端変
性剤を用いた以外は、製造実施例6と同様にして重合体
G〜Iを製造した。得られた各重合体の分析値を第1表
に示す。
ス容器に、シクロヘキサン300g、1,3−ブタジエ
ン40g、スチレン10g、ジテトラヒドロフリルプロ
パン0.38ミリモルを注入し、これにn−ブチルリチ
ウム(BuLi)0.43ミリモルを加えた後、50℃
で1.5時間重合を行った。重合系は重合開始から終了
まで、全く沈殿は見られず均一に透明であった。重合転
化率にほぼ100%であった。
ロピルアルコールを加え、固形物を乾燥し、ゴム状共重
合体(重合体J、製造比較例1)を得た。この共重合体
についてミクロ構造、分子量及び分子量分布を測定し
た。その結果を第1表に示す。この重合系に、さらに末
端変性剤として、四塩化スズ0.43ミリモルを加えた
のち、さらに30分間変性反応を行った。この後、重合
系にさらに2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール
(BHT)のイソプロパノール5重量%溶液0.5ミリ
リットルを加えて反応の停止を行い、さらに常法に従い
乾燥することにより重合体K(製造比較例2)を得た。
得られた重合体の分析値を第1表に示す。また末端変性
剤として、四塩化スズの代わりに、テトラエトキシシラ
ン0.43ミリモルを用い、上記と同様にして、重合体
L(製造比較例3)を得た。得られた重合体の分析値を
第1表に示す。
w) TotalMw :変性反応後の重量平均分子量(M
w) Mw/Mn :変性反応後の分子量分布 LHMI :リチウムヘキサメチレンイミド TESSA :3−トリエトキシシリルプロピル
無水コハク酸 TPSSA :3−トリフェノキシシリルプロピ
ル無水コハク酸 DESSA :3−ジエトキシ(メチル)シリル
プロピル無水コハク酸 TESAA :3−トリエトキシシリルプロピル
無水酢酸 TPSAA :3−トリフェノキシシリルプロピ
ル無水酢酸 TTC :四塩化スズ TEOS :テトラエトキシシラン
ス容器に、シクロヘキサン300g、1,3−ブタジエ
ン32.5g、スチレン17.5g、カリウム−t−ア
ミレート0.023ミリモル、ジテトラヒドロフリルプ
ロパン0.030ミリモルを注入し、これにn−ブチル
リチウム(BuLi)0.45ミリモルを加えた後、5
0℃で3時間重合を行った。重合系は重合開始から終了
まで、全く沈殿は見られず均一に透明であった。重合転
化率はほぼ100%であった。重合溶液の一部をサンプ
リングし、イソプロピルアルコールを加え、固形物を乾
燥し、ゴム状共重合体を得た。この共重合体についてミ
クロ構造及び分子量を測定した。その結果を第2表に示
す。
トリエトキシシリルプロピル無水コハク酸0.45ミリ
モルを加えた後にさらに30分間変性反応を行った。こ
の後、重合系にさらに2,6−ジ−t−ブチル−p−ク
レゾール(BHT)のイソプロパノール5重量%溶液
0.5ミリリットルを加えて反応の停止を行い、さらに
常法に従い乾燥することにより重合体Mを得た。得られ
た重合体の分析値を第2表に示す。
ス容器に、シクロヘキサン300g、1,3−ブタジエ
ン32.5g、スチレン17.5g、カリウム−t−ア
ミレート0.023ミリモル、ジテトラヒドロフリルプ
ロパン0.030ミリモルを注入し、これにn−ブチル
リチウム(BuLi)0.45ミリモルを加えた後、5
0℃で3時間重合を行った。重合系は重合開始から終了
まで、全く沈殿は見られず均一に透明であった。重合転
化率はほぼ100%であった。重合溶液の一部をサンプ
リングし、イソプロピルアルコールを加え、固形物を乾
燥し、ゴム状共重合体(重合体N、製造比較例4)を得
た。この共重合体についてミクロ構造、分子量及び分子
量分布を測定した。その結果を第2表に示す。
四塩化スズ0.45ミリモルを加えた後、さらに30分
間変性反応を行った。この後、重合系にさらに2,6−
ジ−t−ブチル−p−クレゾール(BHT)のイソプロ
パノール5重量%溶液0.5ミリリットルを加えて反応
の停止を行い、さらに常法に従い乾燥することにより重
合体O(製造比較例5)を得た。得られた重合体の分析
値を第2表に示す。また末端変性剤として、四塩化スズ
の代わりに、テトラエトキシシラン0.45ミリモルを
用い、上記と同様にして、重合体P(製造比較例6)を
得た。得られた重合体の分析値を第2表に示す。
w/Mn、TESSA、TTC及びTEOSは、第1表
の脚注と同じである。
ス容器に、シクロヘキサン300g、1,3−ブタジエ
ン50g及びジテトラヒドロフリルプロパン0.312
ミリモルを注入し、これにn−ブチルリチウム(BuL
i)0.40ミリモルを加えた後、50℃で2時間重合
を行った。重合系は重合開始から終了まで、全く沈殿は
見られず均一に透明であった。重合転化率は、ほぼ10
0%であった。
ロピルアルコールを加え、固形物を乾燥し、ゴム状重合
体を得た。この重合体についてミクロ構造及び分子量を
測定した。その結果を第3表に示す。この重合系にさら
に末端変性剤として3−トリエトキシシリルプロピル無
水コハク酸0.40ミリモルを加えた後にさらに30分
間変性反応を行った。この後重合系にさらに2,6−ジ
−t−ブチル−p−クレゾール(BHT)のイソプロパ
ノール5重量%溶液0.5ミリリットルを加えて反応の
停止を行い、さらに常法に従い重合体を乾燥することに
より重合体Qを得た。得られた重合体の分析値を第3表
に示す。
ス容器に、シクロヘキサン300g、1,3−ブタジエ
ン50g及びジテトラヒドロフリルプロパン0.312
ミリモルを注入し、これにn−ブチルリチウム(BuL
i)0.40ミリモルを加えた後、50℃で2時間重合
を行った。重合系は重合開始から終了まで、全く沈殿は
見られず均一に透明であった。重合転化率は、ほぼ10
0%であった。
ロピルアルコールを加え、固形物を乾燥し、ゴム状重合
体R(製造比較例7)を得た。この重合体についてミク
ロ構造、分子量及び分子量分布を測定した。その結果を
第3表に示す。この重合系にさらに末端変性剤として四
塩化スズ0.40ミリモルを加えたのち、さらに30分
間変性反応を行った。この後重合系にさらに2,6−ジ
−t−ブチル−p−クレゾール(BHT)のイソプロパ
ノール5重量%溶液0.5ミリリットルを加えて反応の
停止を行い、さらに常法に従い重合体を乾燥することに
より重合体S(製造比較例8)を得た。得られた重合体
の分析値を第3表に示す。
w/Mn、TESSA及びTTCは、第1表の脚注と同
じである。
の配合1に従って、シリカ、アロマオイル、ステアリン
酸、カップリング剤及び老化防止剤6Cを配合してマス
ターバッチを調製し、さらに亜鉛華、加硫促進剤DP
G、DM、NS及び硫黄を配合してオールシリカ系配合
ゴム組成物を調製した。各ゴム組成物を160℃、15
分間の条件で加硫し、加硫ゴムの物性を測定した。結果
を第5表に示す。
の配合2に従って、カーボンブラック、アロマオイル、
ステアリン酸及び老化防止剤6Cを配合してマスターバ
ッチを調製し、さらに亜鉛華、加硫促進剤DPG、D
M、NS及び硫黄を配合してオールカーボンブラック系
配合ゴム組成物を調製した。各ゴム組成物を160℃、
15分間の条件で加硫し、加硫ゴムの物性を測定した。
結果を第6表に示す。
ルAQ」 カーボンブラック :東海カーボン(株)製「シースト
KH(N339)」 カップリング剤 :デグサ社製シランカップリング剤
「Si69」、ビス(3−トリエトキシシリルプロピ
ル)テトラスルフィド 老化防止剤6C :N−(1,3−ジメチルブチル)
−N′−フェニル−p−フェニレンジアミン 加硫促進剤DPG :ジフェニルグアニジン 加硫促進剤DM :メルカプトベンゾチアジルジスル
フィド 加硫促進剤NS :N−t−ブチル−2−ベンゾチア
ジルスルフェンアミド
用いた実施例1〜9は、低発熱性及び耐摩耗性につい
て、比較例1〜3に比べて優れていることが分かる。ま
た、第6表でカーボンブラックに効果のある重合体K
は、第5表に示すシリカ配合系においては、充填材分散
性及び補強特性の双方について充分でないことが分か
る。また、第5表で、シリカに効果のある重合体Lは、
第6表に示すカーボンブラック配合系においては、充填
材分散性及び補強特性の双方について充分でないことが
分かる。以上のように、従来の技術による変性重合体に
対し、本発明の変性重合体は、シリカ配合系、カーボン
ブラック配合系のいずれにおいても優れた効果を有し、
特にシリカ配合系での耐摩耗性と低発熱性の改善効果が
顕著である。
0重量部とからなるゴム成分100重量部に対し、第4
表の配合3に従って、カーボンブラック、シリカ、アロ
マオイル、ステアリン酸、カップリング剤及び老化防止
剤6Cを配合してマスターバッチを調製し、さらに亜鉛
華、加硫促進剤DPG、DM、NS及び硫黄を配合して
シリカ/カーボンブラック系配合ゴム組成物を調製し
た。各ゴム組成物を160℃、15分間の条件で加硫
し、加硫ゴムの物性を測定した。結果を第7表に示す。
は、比較例7〜9に比べて、良好な充填材分散効果によ
る低ヒステリシス特性、及び補強効果による良好な耐摩
耗性を有することが分かる。
重量部とからなるゴム成分100重量部に対し、第4表
の配合3に従って、カーボンブラック、シリカ、アロマ
オイル、ステアリン酸、カップリング剤及び老化防止剤
6Cを配合してマスターバッチを調製し、さらに亜鉛
華、加硫促進剤DPG、DM、NS及び硫黄を配合して
シリカ/カーボンブラック系配合ゴム組成物を調製し
た。各ゴム組成物を160℃、15分間の条件で加硫
し、加硫ゴムの物性を測定した。結果を第8表に示す。
示される本発明の変性重合体は、比較例10、11のも
のに比べて、良好な物性を与えることが分かる。
ボンブラック系配合のゴム組成物の両方に用いた場合
に、シリカ及びカーボンブラックとの相互作用を高め、
破壊特性、耐摩耗性及び低発熱性を同時に向上させると
共に、良好な作業性を発揮し得る変性ジエン系重合体を
提供することができる。
Claims (10)
- 【請求項1】 分子中に、(a)珪素含有基及び(b)
酸無水物基、カルボキシル基及びカルボニル基の中から
選ばれる少なくとも一種の基を含むことを特徴とする変
性ジエン系重合体。 - 【請求項2】 ジエン系重合体末端に、(a)珪素含有
基及び(b)酸無水物基、カルボキシル基及びカルボニ
ル基の中から選ばれる少なくとも一種の基を有する珪素
化合物残基が導入されてなる請求項1記載の変性ジエン
系重合体。 - 【請求項3】 活性末端を有するジエン系重合体の該末
端に、分子中に酸無水物基を有するヒドロカルビルオキ
シシラン化合物を反応させてなる請求項2記載の変性ジ
エン系重合体。 - 【請求項4】 分子中に酸無水物基を有するヒドロカル
ビルオキシシラン化合物が、一般式(I) 【化1】 (式中、A1 は炭素数1〜20の二価の炭化水素基、R
1 〜R3 は、それぞれ独立に炭素数1〜12の一価の炭
化水素基、R4 は水素原子又は炭素数1〜12の一価の
炭化水素基を示し、R3 とR4 はたがいに結合して環構
造を形成していてもよく、nは2又は3であり、各R1
Oはたがいに同一でも異なっていてもよい。)で表され
る構造を有する請求項3記載の変性ジエン系重合体。 - 【請求項5】 活性末端を有するジエン系重合体が、有
機アルカリ金属化合物を重合開始剤とし、共役ジエン化
合物単独又は共役ジエン化合物と芳香族ビニル化合物を
重合させて得られたものである請求項3又は4記載の変
性ジエン系重合体。 - 【請求項6】 ムーニー粘度(ML1+4 /100℃)が
10〜150である請求項1ないし5のいずれかに記載
の変性ジエン系重合体。 - 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の変
性ジエン系重合体を含むことを特徴とするゴム組成物。 - 【請求項8】 (A)請求項1ないし6のいずれかに記
載の変性ジエン系重合体少なくとも30重量%を含むゴ
ム成分と、その100重量部当たり、(B)シリカ及び
/又はカーボンブラック10〜100重量部を含む請求
項7記載のゴム組成物。 - 【請求項9】 (B)成分として、少なくともシリカを
用いる場合、該シリカに対して、カップリング剤1〜2
0重量%を含む請求項8記載のゴム組成物。 - 【請求項10】 請求項7、8又は9記載のゴム組成物
をトレッドゴムとして用いたことを特徴とする空気入り
タイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001355156A JP3949437B2 (ja) | 2001-11-20 | 2001-11-20 | 変性ジエン系重合体、ゴム組成物及び空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
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