JP2003148470A - 磁気軸受制御装置 - Google Patents

磁気軸受制御装置

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JP2003148470A
JP2003148470A JP2001346664A JP2001346664A JP2003148470A JP 2003148470 A JP2003148470 A JP 2003148470A JP 2001346664 A JP2001346664 A JP 2001346664A JP 2001346664 A JP2001346664 A JP 2001346664A JP 2003148470 A JP2003148470 A JP 2003148470A
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bearing control
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Yasunori Tokimasa
泰憲 時政
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C32/00Bearings not otherwise provided for
    • F16C32/04Bearings not otherwise provided for using magnetic or electric supporting means
    • F16C32/0406Magnetic bearings
    • F16C32/044Active magnetic bearings
    • F16C32/0444Details of devices to control the actuation of the electromagnets
    • F16C32/0446Determination of the actual position of the moving member, e.g. details of sensors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
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  • Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Non-Positive Displacement Air Blowers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易にかつ確実に故障を検出し、信頼性を実
用上十分に向上させ得る磁気軸受制御装置を提供するこ
とを課題とする。 【解決手段】 回転体の回転軸4aを介在するように対
向して配設される位置測定手段12a、12bと、上記
対向する位置測定手段12a、12bの測定値の差を求
める第1の演算回路21Aを設けた軸位置検出手段20
とを有し、上記軸位置検出手段20が、上記第1の演算
回路21Aの演算結果に基づいて上記回転軸4aの位置
を検出する磁気軸受制御装置において、上記対向する位
置測定手段12a、12bの上記測定値の和を求める第
2の演算回路21Bと、使用する演算回路を外部からの
入力S1に応じて、その接点を上記第1の演算回路21
A側か上記第2の演算回路21B側かに切り換える切換
手段22とを設けるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気軸受制御装置
に関し、特に磁気軸受形ターボ分子ポンプの回転軸受を
制御する磁気軸受制御装置に適用して好適なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の磁気軸受形ターボ分子ポ
ンプ(以下、これを単にターボ分子ポンプと称する)と
して、主に半導体プロセスにおけるCVD(Chemical V
apor Deposition)技術の真空排気系に用いられるもの
が知られている。
【0003】このようなターボ分子ポンプは、周知のよ
うに、約90000〔rpm〕で回転するロータにより、気体分
子を圧縮しつつ排気するような構成を備えたものであ
る。そして、このターボ分子ポンプを含めた構成となる
真空排気系では、その真空度が約10-10〔Torr〕にまで
も達する超高真空が実現される。
【0004】ここで、このようなターボ分子ポンプにつ
いて、図3に基づき説明する。この図3は、ターボ分子
ポンプの縦断面図を示すものである。
【0005】図3において、Pが全体としてターボ分子
ポンプを示し、1が上半部1aと下半部1bとからなる
ターボ分子ポンプのケーシングであり、ケーシング上半
部1aに吸気口1c、ケーシング下半部1bに排気口1
dがそれぞれ形成されている。
【0006】ケーシング1内部におけるロータ室2に
は、回転体としてのロータ4が配設されている。ロータ
4は、鉛直に立設された回転軸であるロータシャフト4
aと、このロータシャフト4a周囲に放射状に配置され
た動翼5とを備えた構成となっている。また、ケーシン
グ上半部1aには静翼3が固定されている。
【0007】このロータ4の下端部には、スラスト磁気
ディスク6が備えられている。このスラスト磁気ディス
ク6の上下面には、これに対向した形でスラスト磁気軸
受8が設けられている。
【0008】ロータシャフト4aとケーシング下半部1
bとの対向面における上方および下方には、それぞれ回
転磁気軸受7a、7bが設けられている。また、ロータ
シャフト4aの上端部には、回転用上部保護軸受として
ボールベアリング9が設けられ、ロータシャフト4aの
下端ネック部には、回転及びスラスト用下部保護軸受と
してボールベアリング10が設けられている。さらに、
ケーシング下半部1b内には、ロータ回転駆動用モータ
11が設けられている。
【0009】そして、このターボ分子ポンプPは、かか
る構成から明らかなように、軸受部として能動型磁気軸
受部を有し、これらとロータ駆動用モータ11の発生す
る駆動力とにより、ロータ4の回転が実現されるものと
なっている。このとき、ロータ4の回転速度は約90000
〔rpm〕(1500回転/秒)になるとともに、その温度は
通常運転においても約130〔℃〕程度にも達することに
なる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
磁気軸受部には、その制御のために磁気軸受制御装置が
設けられており、その中の一つとしてロータシャフト4
aの回転位置を検出するための位置測定手段である例え
ば、渦電流方式等の変位センサ12が、このロータシャ
フト4aを介在するように対向して配設されている。因
みに、このような変位センサ12は、ロータシャフト4
aにおける上部側と下部側とに、それぞれ同様に配設さ
れるが、いずれも同様の処理を行うので、ここでは、上
部の変位センサ12についてのみ説明し、下部側につい
ては説明も図示も省略する。また、この変位センサ12
は、図3において、この図が斜視図であることから、ロ
ータシャフト4aを介在するように対向して配設される
うちの一方の変位センサ12のみを図示するようにす
る。
【0011】そして、磁気軸受制御装置は、これら対向
する変位センサ12における出力値の差を算出し、これ
を2で割った演算結果に基づいて、ロータシャフト4a
の中心(回転軸中心)を、このロータシャフト4aの熱
による膨張等の影響を除去して検出するようになされて
いる。
【0012】例えば、対向する変位センサ12のうちの
いずれかの出力値が5〔V〕であるとき、ロータシャフ
ト4aにおける中心位置のずれが最大であると仮定する
と、ロータシャフト4aの中心位置が正しい場合、変位
センサ12における出力値がそれぞれ2.5〔V〕となるの
で、これらの差は0〔V〕となり、ロータシャフト4a
の中心にずれがないことがわかる。ところが、変位セン
サ12が両方とも故障している場合においても、これら
の差が0〔V〕となり、ロータシャフト4aの中心にず
れがないと検出してしまう。
【0013】また、変位センサ12における出力値がそ
れぞれ3〔V〕と2〔V〕である場合、これらの差は1
〔V〕であるため、これを2で割った演算結果が0.5
〔V〕となり、ロータシャフト4aの中心に0.5〔V〕分
のずれがあることがわかる。ところが、一方の変位セン
サ12における出力値が1〔V〕で、他方の変位センサ
12が故障した(すなわち、出力値が0〔V〕である)
場合、これらの差が1〔V〕であるため、前者と同じく
ロータシャフト4aの中心に0.5〔V〕分のずれがあると
いう誤った状態を検出してしまう。
【0014】このように、かかる従来の磁気軸受制御装
置では、変位センサ12のいずれか、または両方におい
て故障を生じた場合でも、上述したように変位センサ1
2における出力値の差を算出することができることか
ら、その算出結果に基づくロータシャフト4aの中心位
置を誤ってはいるものの検出してしまうため、変位セン
サ12の故障を判別し難い問題があった。
【0015】本発明は、上述したような問題点に鑑みて
なされたもので、容易にかつ確実に故障を検出し、信頼
性を実用上十分に向上させ得る磁気軸受制御装置を実現
することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、以下の手段を採用した。請求項1
に記載の発明は、回転体の回転軸を介在するように対向
して配設される位置測定手段と、上記対向する位置測定
手段の測定値の差を求める第1の演算回路を設けた軸位
置検出手段とを有し、上記軸位置検出手段が、上記第1
の演算回路の演算結果に基づいて上記回転軸の位置を検
出する磁気軸受制御装置において、上記対向する位置測
定手段の上記測定値の和を求める第2の演算回路と、使
用する演算回路を外部からの入力に応じて、その接点を
上記第1の演算回路側か上記第2の演算回路側かに切り
換える切換手段とを具えることを特徴としている。
【0017】上述した磁気軸受制御装置によれば、対向
する位置測定手段の測定値の和を求める第2の演算回路
と、使用する演算回路を外部からの入力に応じて、その
接点を上記第1の演算回路側か上記第2の演算回路側か
に切り換える切換手段とを設けるようにしたことによ
り、この切換手段が接点を第2の演算回路側に切り換え
られると、軸位置検出手段が、この第2の演算回路の演
算結果に基づいて対向する位置測定手段の故障を検出す
ることができ、コストを抑えた簡易な構成で容易にかつ
確実に位置測定手段の故障を検出することができるた
め、故障した位置測定手段に対して適切なメンテナンス
を早期に行うことができる。
【0018】しかも、請求項2に記載の磁気軸受制御装
置は、請求項1に係る発明において、上記軸位置検出手
段が、上記第2の演算回路の演算結果と、予め設けられ
る閾値とを比較することにより、上記対向する位置測定
手段の故障を検出することを特徴としている。
【0019】この磁気軸受制御装置によれば、軸位置検
出手段が、第2の演算回路の演算結果と、予め設けられ
る閾値とを比較するようにして、対向する位置測定手段
の故障を検出するので、回転体の回転軸が熱膨張を起こ
している場合においても、この熱膨張による誤差を考慮
して位置測定手段の故障を検出することができるため、
位置測定手段の故障をより一層正確に判断することがで
きる。
【0020】また、請求項3に記載の磁気軸受制御装置
は、請求項1に係る発明において、上記軸位置検出手段
が、上記対向する位置測定手段の故障を検出すると、上
記切換手段が上記外部からの入力に応じて、上記接点を
上記第1の演算回路側に切り換えられ、当該第1の演算
回路の演算結果に基づいて、上記対向する位置測定手段
のうちのどちらの位置測定手段が故障したのかを検出す
ることを特徴としている。
【0021】この磁気軸受制御装置によれば、軸位置検
出手段が、対向する位置測定手段の故障を検出すると、
切換手段が外部からの入力に応じて接点を第1の演算回
路側に切り換えられ、この第1の演算回路の演算結果に
基づいて、対向する位置測定手段のうちのどちらの位置
測定手段が故障したのかを検出するようにしたことによ
り、故障した位置測定手段を確実に検出することができ
るため、適切なメンテナンスを早期に行うことができ、
より一層信頼性を向上させることができる。さらに、こ
のように故障した位置測定手段を特定できることから、
他方の故障していない位置測定手段を用いて、応急的に
回転軸の位置を検出することもできる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明にお
ける一実施の形態について詳述する。なお、ターボ分子
ポンプPの構成については、位置測定手段である変位セ
ンサ12a、12bが、従来の変位センサ12に替わっ
て同位置に設けられている点と、以下に説明する磁気軸
受制御装置の構成が従来の磁気軸受制御装置の構成(図
示せず)と異なる点とを除いて、従来のターボ分子ポン
プP(図3参照)とほぼ同一であるので、ここでは説明
を省略する。因みに、この変位センサ12a、12b
は、従来の変位センサ12と同一構成のものである。
【0023】図1は、本発明に係る磁気軸受制御装置の
一実施の形態を示す概略構成図である。図1は、全体と
して本実施の形態による磁気軸受制御装置を示し、回転
軸であるロータシャフト4aを介在して対向するように
配設される変位センサ12a、12bと、軸位置検出手
段である軸位置検出部20とを有する。
【0024】この軸位置検出部20は、変位センサ12
a、12bの測定値、すなわち出力値の差を求める第1
の演算回路21Aと、これら変位センサ12a、12b
の出力値の和を求める第2の演算回路21Bとを備えて
いる。因みに、これら第1および第2の演算回路21
A、21Bは、それぞれ同一の演算処理を行うもので、
与えられる出力値の差を算出し、この算出結果を2で割
る演算を処理するものである。
【0025】また、この軸位置検出部20には、第1お
よび第2の演算回路21A、21Bのうち、使用する演
算回路を外部からの入力S1に応じて、第1の演算回路
21Aか第2の演算回路21Bかに切り換える切換手段
としての切換スイッチ22が設けられており、この切換
スイッチ22が外部からの入力S1によって第1の接点
22Aに切り換えられると、変位センサ12bからの出
力値は、第1の演算回路21Aに選択的に与えられるよ
うになされている。
【0026】これにより、第1の演算回路21Aは、変
位センサ12aおよび12bから与えられた出力値の差
を算出し、この算出結果を2で割る演算を処理すること
により得られる演算結果に基づいて、ロータシャフト4
aの中心位置のずれを検出することができる。このと
き、対向する変位センサ12aおよび12bの出力の差
を算出するため、検出するロータシャフト4aの中心位
置のずれにおいて、このロータシャフト4aの回転によ
る熱膨張等の影響を除去することができる。
【0027】これに対し、切換スイッチ22が外部から
の入力S1によって第2の接点22Bに切り換えられる
と、変位センサ12bからの出力値は、第2の演算回路
21Bに選択的に与えられるようになされている。この
とき、この変位センサ12bからの出力値は、反転回路
23を介して第2の演算回路21Bに与えられるように
なされている。
【0028】これにより、第2の演算回路21Bは、変
位センサ12aから与えられた出力値と、変位センサ1
2bから反転回路23を介すことにより負の値となって
与えられた出力値の差、すなわちこれら変位センサ12
aおよび12bの出力値の和を算出し、この算出結果を
2で割る演算を処理することにより得られる演算結果に
基づいて、変位センサ12aおよびまたは12bの故障
を検出することができる。
【0029】従って、このような磁気軸受制御装置を有
するターボ分子ポンプPでは、外部からの入力S1によ
って切換スイッチ22を切り換えるだけで、第2の演算
回路21Bによる演算処理により、変位センサ12a、
12bにおける故障を検出できるため、故障した変位セ
ンサ12aおよびまたは12bに対して適切なメンテナ
ンスを早期に行うことができる。
【0030】また、この磁気軸受制御部では、このよう
にして得られた第2の演算回路21Bにおける演算結果
を、図2に示すような閾値と比較することにより、ロー
タシャフト4aの回転等による熱膨張量を考慮した上
で、この演算結果が変位センサ12aおよびまたは12
bの故障を示すものであるか否かを判断することができ
るため、より一層正確に変位センサ12a、12bの故
障を検出することができる。
【0031】なお、本発明は上述した実施の形態に限定
されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲に
おいて、種々の変更を加えることが可能である。例えば
本実施の形態では、磁気軸受形ターボ分子ポンプを用い
るようにした場合について説明したが、本発明はこれに
限らず、磁気軸受形の回転体を有するものであれば、こ
の他種々のものを広く適用することができる。
【0032】また、上述した本実施の形態においては、
位置測定手段として、渦電流方式の変位センサ12a、
12bを用いるようにした場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、位置測定手段としては、この他例え
ば、インダクタンス方式の変位センサ等を用いるように
してもよい。
【0033】さらに、磁気軸受制御装置に関しても同様
に、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本
発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加
えることが可能であることは言うまでもない。
【0034】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、磁気軸受
制御装置において、対向する位置測定手段の測定値の和
を求める第2の演算回路と、使用する演算回路を外部か
らの入力に応じて、その接点を上記第1の演算回路側か
上記第2の演算回路側かに切り換える切換手段とを設け
るようにしたことにより、この切換手段が接点を第2の
演算回路側に切り換えられると、軸位置検出手段が、こ
の第2の演算回路の演算結果に基づいて対向する位置測
定手段の故障を検出することができ、コストを抑えた簡
易な構成で容易にかつ確実に位置測定手段の故障を検出
することができるため、故障した位置測定手段に対して
適切なメンテナンスを早期に行うことができ、かくして
信頼性を実用上十分に向上させ得る磁気軸受制御装置を
実現することができる。
【0035】しかも、この磁気軸受制御装置によれば、
軸位置検出手段が、第2の演算回路の演算結果と、予め
設けられる閾値とを比較するようにして、対向する位置
測定手段の故障を検出するので、回転体の回転軸が熱膨
張を起こしている場合においても、この熱膨張による誤
差を考慮して位置測定手段の故障を検出することができ
るため、位置測定手段の故障をより一層正確に判断する
ことができる。
【0036】また、この磁気軸受制御装置によれば、軸
位置検出手段が、対向する位置測定手段の故障を検出す
ると、切換手段が外部からの入力に応じて接点を第1の
演算回路側に切り換えられ、この第1の演算回路の演算
結果に基づいて、対向する位置測定手段のうちのどちら
の位置測定手段が故障したのかを検出するようにしたこ
とにより、故障した位置測定手段を確実に検出すること
ができるため、故障した位置測定手段に対して適切なメ
ンテナンスを早期に行うことができ、より一層信頼性を
向上させることができる。さらに、このように故障した
位置測定手段を特定できることから、他方の故障してい
ない位置測定手段を用いて、応急的に回転軸の位置を検
出することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による磁気軸受制御装置の一実施の形
態を示す概略全体構成図である。
【図2】 ロータシャフトの中心位置の適正な範囲を閾
値として示すグラフである。
【図3】 ターボ分子ポンプの構成を示す部分的断面斜
視図である。
【符号の説明】
4 ロータ(回転体) 4a ロータシャフト(回転軸) 7a 回転磁気軸受 7b 回転磁気軸受 12 変位センサ(位置測定手段) 12a 変位センサ(位置測定手段) 12b 変位センサ(位置測定手段) 20 軸位置検出部(軸位置検出手段) 21A 第1の演算回路 21B 第2の演算回路 22 切換スイッチ(切換手段) 22A 第1の接点 22B 第2の接点 23 反転回路 P ターボ分子ポンプ S1 外部からの入力

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体の回転軸を介在するように対向し
    て配設される位置測定手段と、上記対向する位置測定手
    段の測定値の差を求める第1の演算回路を設けた軸位置
    検出手段とを有し、上記軸位置検出手段が、上記第1の
    演算回路の演算結果に基づいて上記回転軸の位置を検出
    する磁気軸受制御装置において、 上記対向する位置測定手段の上記測定値の和を求める第
    2の演算回路と、 使用する演算回路を外部からの入力に応じて、その接点
    を、上記第1の演算回路側か上記第2の演算回路側かに
    切り換える切換手段とを具えることを特徴とする磁気軸
    受制御装置。
  2. 【請求項2】 上記軸位置検出手段が、上記第2の演算
    回路の演算結果と、予め設けられる閾値とを比較するこ
    とにより、上記対向する位置測定手段の故障を検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気軸受制御装置。
  3. 【請求項3】 上記軸位置検出手段が、上記対向する位
    置測定手段の故障を検出すると、上記切換手段が上記外
    部からの入力に応じて、上記接点を上記第1の演算回路
    側に切り換えられ、当該第1の演算回路の演算結果に基
    づいて、上記対向する位置測定手段のうちのどちらの位
    置測定手段が故障したのかを検出することを特徴とする
    請求項1に記載の磁気軸受制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011202555A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Shimadzu Corp 真空ポンプ
EP3477135A1 (en) * 2017-10-24 2019-05-01 LG Electronics Inc. Magnetic bearing control apparatus, control method and high speed rotating motor using the same
CN112196897A (zh) * 2020-10-10 2021-01-08 珠海格力电器股份有限公司 磁悬浮轴承控制***、方法、装置、设备和存储介质

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