JP2003146301A - 薬剤分割装置 - Google Patents
薬剤分割装置Info
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- JP2003146301A JP2003146301A JP2001343467A JP2001343467A JP2003146301A JP 2003146301 A JP2003146301 A JP 2003146301A JP 2001343467 A JP2001343467 A JP 2001343467A JP 2001343467 A JP2001343467 A JP 2001343467A JP 2003146301 A JP2003146301 A JP 2003146301A
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Abstract
仕切板を停止させて落下させる際に所定範囲に隣接する
容器部分に薬剤が流出するのを簡易な手段で防止する。 【解決手段】 薬剤分割装置は、V桝1と分割容器2と
を備え、V桝1は支持ブロック11と開閉板12により
V形断面の溝が形成されて成り、この溝内に位置調整自
在に仕切板14が設けられている。仕切板14には開閉
板12を開いたときに開閉板12と仕切板14の前方下
部に生じる隙間を塞ぐ第2仕切補助板18が設けられ、
これにより隙間から分割容器2の隣接する容器部分に薬
剤が流出するのを塞ぐようにしている。
Description
状の散薬を各包ずつの量に分割する薬剤分割装置の改良
に関する。
た散薬を各包ずつの量に分割する薬剤分割装置として、
V桝を用いた薬剤分割装置が利用されている。このよう
な薬剤分割装置の一例として、実公昭63−41282
号公報に開示された装置が知られている。この公報によ
る薬剤分割装置は、図5〜図7に示すように、垂直な内
面を有する支持ブロック11を有し、その両端部の端板
11a間に配置され支持ブロックの内面との間にV桝を
形成する開閉板12を端板11aに開閉自在に取付け、
V形桝の内面に沿って位置調整自在に仕切板14を設け
たV桝1と、その下方に複数個の容量に散薬を分割して
収容する小容器23を複数個連ねて形成される分割器2
とを備えている。3はホッパである。
対向する前面上部に開閉板12の開閉を許容する逃げ面
が形成され、この仕切板14の片面に重ね合せて補助板
17を、その外周一辺を開閉板12の内面に衝重して閉
鎖状態とした開閉板12の内面と逃げ面間に生じる隙間
を閉鎖するように設け、補助板17は仕切板14に軸2
0着して構成されている。13はローラ、15はローラ
支持アーム、16はレール、21は開閉用アーム、24
は開閉蓋、26は固定軸、27は円筒リング、28はば
ねである。
な仕切板14にその前面上部14aの逃げ面から薬剤が
はみ出るのを防止する補助板17を設ければ、V桝1内
に収容できる薬剤の有効容量を増大させることができ
る。このような薬剤の有効容量は、開閉板12を閉じた
V桝1の容量について問題とされる。しかし、V桝1内
の薬剤を下方の分割器2へ落下させる際に開閉板12を
開放すると、開閉板12と仕切板14の前面下部14b
との間にも隙間ができる。
切板14と開閉板12との間にできる隙間から仕切板1
4の外側へと薬剤がはみ出てしまい、従って分割容器の
仕切板寄りの分割桝部分に落下する薬剤量が若干減少
し、かつ薬剤を落下させたくない分割桝部分へも薬剤が
はみ出て収容されてしまう。従来は、このような若干量
はみ出る薬剤があることを考慮して、仕切板14の停止
位置を図7に示す設計上の仕切板位置より少し手前位置
に微調整し、薬剤のはみ出し量を調整する方法が採られ
ている。あるいは、特定位置の分割桝の幅を少し大きく
形成しておき、仕切板が他の分割桝に対して停止する位
置と同じ位置に停止しても、はみ出した薬剤を特定位置
の分割桝で必ず全量収容できるようにするという配慮が
なされている。
せる位置について仕切板の移動量を分割桝に対し正確に
調整する必要があり、正確な位置に停止させても完全に
はみ出し量をゼロにすることはできない。又、後者の調
整方法は特定位置の分割桝を大きく設計しなければなら
ないため、同一容量の分割桝に対し特別の形状の分割器
を形成する必要があり、コストが掛かると共に製作が煩
わしいなどの問題がある。
板の開放時にV桝内で仕切板の位置を微調整することな
く簡易な部材を設けることにより薬剤を落下させるべき
分割容器の範囲に隣接する容器部分に薬剤が流出しない
ようにした薬剤分割装置を提供することを課題とする。
を解決する手段として、薬剤を溜めるV型断面形状の溝
の底部が開閉し、溝内を移動自在に仕切る仕切板を設け
たV桝と、V桝の下方に溝に沿って並設された複数の小
容器から成る分割容器とを備え、仕切板で定めた溝の範
囲に薬剤を溜めて均しV桝内の薬剤を分割容器に落して
配分する薬剤分割装置において、仕切板の前面下部に当
接して溝を閉じる開閉板を開放した際に開閉板と仕切板
前面下部との間に生じる隙間を塞ぐ仕切補助板を仕切板
に沿って設けたことを特徴とする薬剤分割装置としたの
である。
から分割容器へ薬剤を落下させる際に分割容器の薬剤を
落下させるべき所定範囲内に落下し、仕切板の下部隙間
から所定範囲外へ薬剤が流出しなくなる。開閉板を閉じ
て仕切板を所定範囲位置に停止させ、薬剤の一定量をV
桝の溝内に溜め全体に均した後開閉板を開き、分割容器
へ落下させる。
補助板が仕切板前面下部と開閉板との間に生じる隙間を
塞ぐように移動し、上記隙間が塞がれる。このため、落
下する薬剤の一部が上記隙間から分割容器の所定範囲に
隣接する容器部分に流出することがなくなる。
面を参照して説明する。図1は薬剤分割装置の主縦断面
図、図2は平面図を示す。この薬剤分割装置は、V桝1
と分割容器2とを備えており、その下方にはホッパ3、
さらにその下方に図示しない包装装置が設けられ、散薬
を一定量ずつ複数の包装袋に順次包装するため分割容器
2で分割された散薬をホッパ3を介して落下させて包装
装置で包装するようになっている。
ック11と、この支持ブロック11に対し断面がV型断
面の溝を形成するよう傾斜状に設けられる開閉板12と
を有し、図2に示すように、支持ブロック11の両端に
各側板11a、11aを設け、開閉板12の両端に各レ
バー片12aを固定している。開閉板12の各レバー片
12aは、支持ブロック11の各側板11a、11aの
外側で軸支され、この開閉板12を回転自在に支持して
いる。開閉板12には開閉用アーム21が連結され、こ
のアーム21をシリンダのような駆動手段で進退動させ
ることにより開閉板12が開閉され、この開閉板12の
回転に伴ってV桝1の底が開閉する。
14はその上部がL字形のローラ支持アーム15に接続
され、このローラ支持アーム15に取付けられた各一対
の溝付きローラ13、13を支持ブロック11の背面に
固定された一対のレール16、16に嵌合させて仕切板
14を移動自在に支持している。ローラ支持アーム15
は、その背面側に設けられた図示しないタイミングベル
トに連結され、このタイミングベルトを図示しないモー
タで回転させて移動自在に設けられており、これにより
仕切板14がV桝1の内側で移動する。
(ホッパ3が設けられる側)に短軸20を介して第1仕
切補助板17と第2仕切補助板18が重ねて設けられて
いる。第1仕切補助板17は略台形状で、その外周一辺
が開閉板12の内面に隙間のない状態で当接するように
設けられ、短軸20は隅部に設けた軸穴に嵌合されて第
1仕切補助板17を回転自在に仕切板14に連結してい
る。この仕切補助板17は、V字断面の溝内に収容され
る散薬の量を増大させるために設けられている。
その一辺を支持ブロックの垂直壁に沿って上下動自在に
設けられ、反対側の傾斜下辺が、図3に示すように、開
閉板12の下端を開放したときに開閉板12の内面に隙
間のない状態で当接するように設けられている。又、上
下動自在とするために仕切補助板18に長孔19が設け
られ、この長孔19に短軸20を嵌合させて仕切補助板
18を仕切板14に連結している。この第2仕切補助板
18は、開閉板12を開放したとき、仕切板14の下部
と開閉板12との間にできる隙間から散薬が後述する隣
接する小容器23へ流出(洩れ出る)するのを防止する
ためのものである。その詳細については後で説明する。
り、図7に示すように等間隔に並設された分離壁22で
形成された複数の小容器23を有している(22Eは端
壁)。小容器23の底にはそれぞれの開閉蓋24を設け
ている。又、分割容器2の背面にはガイドフレーム25
が設けられ、ガイドフレーム25に溝付きローラを軸支
し、かつラックギヤを固定している。溝付きローラを壁
面に固定された一対のレールに嵌合し、これにより分割
容器2をレールに沿って移動自在に支持している。又、
ラックギヤをモータの出力軸に設けたギヤに噛み合わ
せ、モータの回転によて分割容器2がレールに沿ってV
桝1の下方を移動する。
に嵌挿されたそれぞれの円筒リング27に固定され、回
動自在に支持されている。又、開閉蓋24はそれぞれの
ばね28によって持上げられ、それぞれの小容器23の
底を塞いでいる。各開閉蓋24は、ホッパ3の位置で開
閉できるように設けられた図示しない開閉機構により開
閉される。
は、散薬をV桝1内に溜めて各患者の服用1回分の量に
分割し、それぞれをホッパ3から包装装置へ送る。ま
ず、V桝1の開閉板12を閉じた状態で仕切板14を指
示された服用回数の全量に相当する位置へ移動させる。
この仕切板14の移動はローラ支持アーム15に連結さ
れたモータを駆動して行なう。散薬を溜める範囲は仕切
板14と支持ブロック11のホッパ3寄りの側板11a
の間であり、この範囲に服用回数と同数の各小容器23
が位置する。
投入した後散薬を均し棒(図示せず)によって均す。こ
の場合、溝内の散薬は開閉板12と仕切板14の前面上
部の端部14aとの間に生じる隙間を第1仕切補助板1
7により塞ぐように位置しているため、溝内から仕切板
14から隣接する小容器23へ薬剤が流出するのが防止
されている。この後V桝1の開閉板12を開いてV桝1
から散薬を落下させると、散薬は散薬を溜めるV桝1内
の範囲の下方に並ぶ各小容器23に分割して配分され
る。
2が閉じていたときには開閉板12により持上げられて
いた第2仕切補助板18が薬剤の落下による摩擦力と自
重により位置が下がり、第2仕切補助板18の下部傾斜
辺が傾斜角が小さく立上がった開閉板12の斜面に当接
する。このため、仕切板14の前面下部と開閉板12の
内面との間に生じる隙間が第2仕切補助板18によって
塞がれる。
ら下方の分割容器2の隣接する小容器23へ散薬の落下
の際に散薬が流出するのを大部分防止でき、後に散薬を
溜める範囲を変えたときに他の散薬が混合されるのを阻
止することができる。この場合、分割容器2の下部の開
閉蓋24は閉じられている。
小容器23内に分割された散薬が収容されると、分割容
器2が少しずつ移動される。そして、ホッパ3の真上に
位置する1番目の小容器23の開閉蓋24を開いてその
小容器23内の散薬を落下させる。この散薬はホッパ3
を介して包装装置へ送られる。次に、分割容器2を移動
させて2番目の小容器23をホッパ3の真上に停止さ
せ、同様に開閉蓋24を開く。こうして次々と分割容器
2内の散薬を包装装置へ送り、分包する。
て落下させた後、次の散薬をV桝1内に溜めるために開
閉板12を閉じる際は、開閉板12を閉じる方向へ駆動
する力で開閉板12を介して第2仕切補助板18を持上
げて図1の状態に戻す。このとき、第1仕切補助板17
は自重で傾斜角が大きくなるように回転し、開閉板12
の内面に当接するように移動する。
第2仕切補助板18はV桝1の薬剤を溜めるべき所定範
囲の内側となる側に設けた例を示しているが、この補助
板18は仕切板14の外側に接して設ける、あるいは仕
切板14の厚さ内に溝を形成し、溝から補助板18が出
没するようにしてもよい。
の薬剤分割装置はV桝と分割容器とを備え、V桝は支持
ブロックと開閉板により形成され、V桝の溝内に仕切板
を位置調整自在に設け、仕切板には仕切板前面下部と開
閉板との間に開閉板の開放時に生じる隙間を塞ぐ仕切補
助板を設けたから、薬剤をV桝の溝内に所定範囲に仕切
板を設定して溜め、これを分割容器へ落下させる際に、
仕切板から分割容器の所定範囲外の隣接する容器部分へ
薬剤が流出することがなくなり、より完全な薬剤の分割
が経済的なコストで実現できるという効果が得られる。
Claims (4)
- 【請求項1】 薬剤を溜めるV型断面形状の溝の底部が
開閉し、溝内を移動自在に仕切る仕切板を設けたV桝
と、V桝の下方に溝に沿って並設された複数の小容器か
ら成る分割容器とを備え、仕切板で定めた溝の範囲に薬
剤を溜めて均しV桝内の薬剤を分割容器に落して配分す
る薬剤分割装置において、仕切板の前面下部に当接して
溝を閉じる開閉板を開放した際に開閉板と仕切板前面下
部との間に生じる隙間を塞ぐ仕切補助板を仕切板に沿っ
て設けたことを特徴とする薬剤分割装置。 - 【請求項2】 前記仕切補助板をこの補助板に設けた長
孔を仕切板に設けた軸に嵌合させて昇降自在に設けたこ
とを特徴とする請求項1に記載の薬剤分割装置。 - 【請求項3】 前記仕切補助板を、開閉板の内面に補助
板周辺部を当接させることにより開閉板が開放されると
自重で降下し、開閉板を閉じる力で補助板を持上げて昇
降自在としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の
薬剤分割装置。 - 【請求項4】 前記仕切板に対し開閉板を閉じた際に開
閉板と仕切板の前面上部に生じる隙間を塞ぐ他の仕切補
助板を仕切板に回転自在に軸着し、開閉板の内面に当接
するように設けたことを特徴とする請求項1乃至3のい
ずれかに記載の薬剤分割装置。
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CN114515615A (zh) * | 2022-03-11 | 2022-05-20 | 德清亮彩塑粉有限公司 | 一种环保热固性粉末涂料加工用定量投料设备 |
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-
2001
- 2001-11-08 JP JP2001343467A patent/JP3934401B2/ja not_active Expired - Fee Related
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