JP2003145769A - 回路基板の製造方法、および液体吐出ヘッドの製造方法 - Google Patents

回路基板の製造方法、および液体吐出ヘッドの製造方法

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JP2003145769A
JP2003145769A JP2001346126A JP2001346126A JP2003145769A JP 2003145769 A JP2003145769 A JP 2003145769A JP 2001346126 A JP2001346126 A JP 2001346126A JP 2001346126 A JP2001346126 A JP 2001346126A JP 2003145769 A JP2003145769 A JP 2003145769A
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hole
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JP2001346126A
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English (en)
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Katsura Fujita
桂 藤田
Yoshinori Kawasaki
喜範 川崎
Genzo Kadoma
玄三 門間
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体基板のサイズが露光フィールドサイズを
超える場合でも、容易にステッパ露光できるようにす
る。 【解決手段】サイズが1回の縮小投影露光により露光さ
れる露光フィールドサイズを超えるチップ21よりな
り、該チップ21の全体に亘って素子または配線が形成
される回路基板の製造方法であって、上記素子または配
線を形成するための上記縮小投影露光による露光工程を
含み、該露光工程は、チップ21全面にわたってフォト
レジスト膜を形成する工程と、上記フォトレジスト膜
を、上記露光フィールドサイズを超えない大きさの複数
の分割露光領域7a〜7cに分割し、該分割露光領域7
a〜7cを上記縮小投影露光により順次露光する工程と
を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貫通孔を有する回
路基板の製造方法の製造方法に関し、特に、シリコン
(Si)半導体基板などからなり、トランジスタや吐出
エネルギー発生素子などの各種素子や配線などが形成さ
れる回路基板の製造方法に関する。また、本発明は、イ
ンクジェットプリンタなどに用いられる液体吐出ヘッド
の製造方法に関し、特に、サーマルインクジェットヘッ
ド等の、電気エネルギーを熱エネルギーに変換し、その
熱エネルギーを利用して液体を吐出する液体吐出ヘッド
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、インクジェットヘッドを例に挙げ
て説明する。
【0003】インクジェットヘッドは、インクが収容さ
れるインクタンクと、このインクタンクから供給された
インクを所定の方向に並べて配置された複数の吐出口か
ら吐出するヘッド本体部とからなる。ヘッド本体部は、
電気エネルギーを熱エネルギーに変換する電気熱変換体
を吐出口毎に備え、これら電気熱変換体の熱作用面にお
いて、膜沸騰により気泡が発生し、その気泡が膨張する
ことによってインクが吐出口から吐出されるようになっ
ている。最近では、半導体製造プロセスを応用して、電
気熱変換体とこれを駆動するためのトランジスタなどの
能動素子および配線とを同一基板上に一緒に造り込んだ
回路基板を備えるヘッドも実現されている。
【0004】ところで、インクジェットヘッドには、記
録用紙を所定の方向に搬送しながらヘッドをその搬送方
向と交差する方向(記録用紙の幅方向)に移動して印刷
を行うシリアルスキャンタイプのものと、吐出口の列の
長さが記録用紙の全幅にわたり、記録用紙のみを所定の
方向に搬送することで印刷を行うフルラインタイプのも
とがある。前者のタイプでも一頁あたりの印刷速度を上
げるために、多数の吐出口が配列されたより長い長尺ヘ
ッドが望まれており、又、後者のタイプの場合には、記
録用紙の幅方向と同じ長さの長尺ヘッドが必要となる。
【0005】図9は、ヘッドの回路基板の一例を示す図
で、(a)は一枚のウエハ上に形成された回路基板の上
面図、(b)は(a)のA−A’断面図である。図9
(a)には、隣接する2つの回路基板の境界目部分の構
成が拡大されて模式的に示されている。
【0006】各p型半導体基板901は、ウェーハをダ
イシングにより分割した個々のダイ(チップ)に対応す
る略長方形の同一サイズの部分であり、それぞれのp型
半導体基板901上には、基板の長手方向に沿って複数
のヒータ904が等ピッチで2列に配置され、さらにこ
れらヒータ列毎に、各ヒータ904にそれぞれ接続され
た複数のスイッチ素子903、これらスイッチ素子90
3がそれぞれ接続され、スイッチ素子903を介したヒ
ータ904の駆動制御を行うためのパッド・周辺回路9
02および周辺回路905が形成されている。
【0007】パッド・周辺回路902はp型半導体基板
901の長辺側の縁に沿って形成され、このパッド・周
辺回路902のパッド部において、外部との電気的接続
がなされる。周辺回路905はp型半導体基板901の
短辺側の縁に沿って形成されている。図9(a)の例で
は、隣接するp型半導体基板901の短辺側の縁(回路
基板の境界部分)において、それぞれのp型半導体基板
に設けられた周辺回路905が隣接するような配置にな
っている。
【0008】ヒータ列の間には、p型半導体基板901
を貫通するインク供給口906が設けられている。この
インク供給口906は、ヒータ列の長さとほぼ同じ長さ
の長孔で、ヒータ列に沿うようにして設けられている。
このインク供給口906を介して、p型半導体基板90
1の裏面側に設けられたインクタンク(不図示)から印
刷用の液体(所定の成分のインク)が各ヒータ904の
熱作用面が面する液路(不図示)に供給される。
【0009】各ヒータ904およびこられに接続される
スイッチ素子903はそれぞれ同じ構造のものであり、
例えば、図9(b)のような構造になっている。図9
(b)中、素子分離膜などは説明を簡単化するために省
略している。
【0010】図9(b)において、901は単結晶シリ
コンからなるp型半導体基板である。912はp型ウエ
ル領域、908はn型ドレイン領域、916はn型電界
緩和ドレイン領域、907はn型ソース領域、914は
ゲート電極であり、これらでMIS(Metal Insulator
Semiconductor)型電界トランジスタを用いたスイッチ
素子903を形成している。
【0011】p型半導体基板901上には、n型ドレイ
ン領域908およびn型ソース領域907の部分が開口
された所定のパターンの蓄熱層および絶縁層としての酸
化シリコン層917が形成され、その酸化シリコン層9
17上に熱抵抗層としての窒化タンタル膜918および
アルミニウム合金よりなる配線919が形成されてい
る。さらに、p型半導体基板901上には、それらを覆
うように窒化シリコン膜よりなる保護層920が形成さ
れている。配線919の一端は窒化タンタル膜918に
電気的に接続され、他端はn型ドレイン領域908に電
気的に接続されている。p型半導体基板901の、ヒー
タ904が形成された部分の近傍に、基板を貫通するよ
うにインク供給口906が形成されている。そして、不
図示ではあるが、ヒータ904の上方にインク吐出口が
形成された部材が配置される。
【0012】上記のように構成された回路基板では、ス
イッチ素子903のオン・オフによってヒータ904を
構成する窒化タンタル膜918における発熱動作が制御
される。図9(a)に示したように、1つのヒータ基板
にはヒータ904が複数備えられており、各スイッチ素
子903をオン・オフ制御することで、選択的にヒータ
904による発熱動作を制御することができる。
【0013】以上説明した回路基板は、周知のシリコン
ウェーハプロセスを利用して作製することができる。こ
のウェーハプロセスを利用した作製工程では、ヒータ9
04、そのヒータ904に接続されるスイッチ素子90
3および配線、インク供給口906、パッド・周辺回路
902および周辺回路905は一連の工程で半導体基板
上に造り込まれるが、それぞれの工程においてフォトリ
ソグラフィー工程を含む。
【0014】一例として、図10(a)にインク供給口
を形成する場合のフォトリソグラフィー工程において用
いられるフォトマスクを示し、図10(b)にそのフォ
トマスクを用いたウェーハへの焼付け例を示す。ステッ
パと呼ばれる逐次縮小投影露光装置を用いて、フォトマ
スク200に形成されたインク供給口906を形成する
ためのマスクパターン201をフォトレジストが全面に
塗布されたウェーハ210上に縮小投影しマスクパター
ンを転写する。ウェーハ210はダイシングにより複数
のチップ211(図9(a)に示したp型半導体基板9
01のそれぞれに対応する。)に分割されるようになっ
ており、ウェーハ210が固定されているステージを移
動しながらチップ211毎にマスクパターン201が転
写される。このようにしてチップ211毎に形成された
複数のレジストパターン212全体を1つのマスクとし
て周知のエッチング加工を行うことで、各チップ211
にインク供給口906を形成することができる。
【0015】通常、こうした回路基板は、多数回のフォ
トリソグラフィー工程を経て構成され、インク供給口9
06も複数枚の膜を貫通して構成される場合には、複数
回のフォトリソグラフィー工程を経て形成される。チッ
プ211には、インク供給口906の他、ヒータ90
4、そのヒータ904に接続されるスイッチ素子903
および配線、パッド・周辺回路902および周辺回路9
05が形成されるが、これらの形成においても上記のよ
うな縮小投影露光によるフォトリソグラフィー工程が行
われるのである。
【0016】ヘッドは、ダイシングによってウエハから
個々のチップ211に分断される。もし、より多くの吐
出口を一列に配列した長尺ヘッドが必要な場合には、2
つのヘッドをその短辺を隣接させて繋ぎ合わせて並べれ
ばよい。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
図9(a)に示した回路基板を備える長尺ヘッドでは、
各p型半導体基板901の繋ぎ目部分に周辺回路905
があるため、回路基板全体におけるヒータ904の並び
がこの繋ぎ目部分で不連続になっている。そのため、こ
の長尺ヘッドを用いて印刷を行う場合は、その不連続な
部分における印刷画像への影響を補うように、ヘッドの
移動を制御するとともにヘッドからの液体の吐出を制御
する必要があり、ヘッドの制御が複雑になる。
【0018】このような理由から、最近では、ダイシン
グにより分割されるチップ自体を長尺のもの(例えば3
cmを超えるもの)とし、これに電気熱変換体であるヒ
ータを所定の方向に等ピッチで配列することで、ヒータ
の並びに不連続な部分が生じないようにした回路基板が
検討されている。
【0019】一方で、最近のインクジェットプリンター
においては、記録密度(解像度)の向上のために、電気
熱変換体であるヒータ904とこれに接続されるスイッ
チ903および配線の微細化が進み、フォトリソグラフ
ィー工程で、最小加工寸法のより小さな露光プロセスを
用いる必要が生じてきた。また、同時にヘッドの小型化
も望まれており、そのため、ヒータ904とこれに隣接
して配置されるインク供給口6との距離も可能な限り小
さくする必要があり、インク供給口6の加工において
も、その加工時にヒータ904のパターンを崩さないよ
うに、最小加工寸法のより小さな露光プロセスを用いる
必要が生じてきた。
【0020】最小加工寸法が小さく、上記のような微細
化を行うために、最新のステッパ或いはスキャニングス
テッパなどの露光装置を用いればよいが、上述のダイシ
ングにより分割されるチップ自体を長尺のものとした回
路基板では、チップサイズがステッパ露光装置の露光フ
ィールドサイズを超えるため、ステッパ露光装置により
一括露光することができず、そのままでは微細化を行う
ことができない。このようなことから、長尺のチップよ
りなる半導体基板にヒータ、スイッチ、配線、インク供
給口などのパターニングのための露光をいかにして行う
かが重要な課題の1つになっている。
【0021】上記のチップサイズがステッパ露光装置の
露光フィールドサイズを超えるために、ステッパ露光装
置を用いた微細化を行うことができない、という問題
は、液体吐出ヘッドの回路基板の製造に限らず、ごく一
般の回路基板においても生じる。例えば、マイクロメカ
ニクスなどに利用される回路基板においても微細化が進
んでおり、露光フィールドサイズの関係上、ステッパ露
光装置により1チップサイズの被露光領域を一括露光す
ることができない場合がある。
【0022】本発明の目的は、上記課題を解決し、微細
加工が可能でサイズの大きな回路基板の製造方法及び液
体吐出ヘッドの回路基板の製造方法を提供することにあ
る。
【0023】本発明の別の目的は、多数の素子を等ピッ
チで配列し、それら多数の素子に共通の貫通孔を形成で
きる回路基板の製造方法及び液体吐出ヘッドの回路基板
の製造方法を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の回路基板の製造方法は、複数回のフォトリ
ソグラフィー工程を経て、貫通孔を有する回路基板を製
造する回路基板の製造方法において、前記貫通孔を形成
するための、前記貫通孔のサイズより露光フィールドサ
イズが小さい縮小投影露光装置を用いた、少なくとも一
回のフォトリソグラフィー工程が、前記回路基板の被露
光領域を前記露光フィールドサイズを超えない大きさの
複数の領域に分割し、該分割された領域を前記縮小投影
露光により逐次露光する露光段階、を含むことを特徴と
する。
【0025】一方、本発明の液体吐出ヘッドの製造方法
は、液体の吐出口と、吐出エネルギー発生素子と液体供
給用の貫通孔とを有する回路基板と、を備え、前記回路
基板が複数回のフォトリソグラフィー工程を経て作製さ
れる、液体吐出ヘッドの製造方法において、前記貫通孔
を形成するための、前記貫通孔のサイズより露光フィー
ルドサイズが小さい縮小投影露光装置を用いた、少なく
とも一回のフォトリソグラフィー工程が、前記回路基板
の被露光領域を前記露光フィールドサイズを超えない大
きさの複数の領域に分割し、該分割された領域を前記縮
小投影露光により逐次露光する露光段階、を含むことを
特徴とする。
【0026】以上の回路基板又はヘッドの製造方法にお
いては、前記貫通孔は複数回のフォトリソグラフィー工
程を経て形成され、このうち少なくとも1回のフォトリ
ソグラフィー工程が前記露光段階を含むとよい。
【0027】また、回路を構成する素子又は配線部の少
なくともいずれか一方を形成するための、前記回路基板
のサイズより露光フィールドサイズが小さい縮小投影露
光装置を用いた、少なくとも一回のフォトリソグラフィ
ー工程が、前記回路基板の被露光領域を前記露光フィー
ルドサイズを超えない大きさの複数の領域に分割し、該
分割された領域を前記縮小投影露光により逐次露光する
露光段階、を含むとよい。
【0028】更に、前記貫通孔は、複数の素子の配列方
向に沿った方向に長い平面形状を有するとよい。
【0029】そして、前記貫通孔は、複数の素子の配列
方向に沿った方向に長い平面形状を有し、分割ラインが
前記配列方向において隣接する2つの素子の間にあると
よい。
【0030】上記のとおりの本発明においては、微細加
工が必要な少なくとも1回の露光工程において、被露光
領域を露光フィールドサイズを超えない大きさの複数の
領域に分割して縮小投影露光がなされるので、半導体基
板のサイズが露光フィールドサイズを超える長尺の回路
基板であっても、回路の微細化と微細な貫通孔の形成を
良好に行うことができる。又、多数の微細加工された素
子を等ピッチで配列し、それら多数の素子に共通の微細
な貫通孔を形成できる。
【0031】本発明の別の回路基板の製造方法は、複数
回のフォトリソグラフィー工程を経て、貫通孔を有する
回路基板を製造する回路基板の製造方法において、回路
を構成する素子又は配線部の少なくともいずれか一方を
形成するための、前記回路基板のサイズより露光フィー
ルドサイズが小さい縮小投影露光装置を用いた、少なく
とも一回のフォトリソグラフィー工程が、前記回路基板
の被露光領域を前記露光フィールドサイズを超えない大
きさの複数の領域に分割し、該分割された領域を前記縮
小投影露光により逐次露光する逐次露光段階、を含み、
前記貫通孔を形成するための、少なくとも一回のフォト
リソグラフィー工程が、前記貫通孔のサイズより露光フ
ィールドサイズが大きい露光装置を用いて、露光する露
光段階、を含むことを特徴とする。
【0032】一方、本発明の液体吐出ヘッドの製造方法
は、液体の吐出口と、吐出エネルギー発生素子と液体供
給用の貫通孔とを有する回路基板と、を備え、前記回路
基板が複数回のフォトリソグラフィー工程を経て作製さ
れる、液体吐出ヘッドの製造方法において、前記吐出エ
ネルギー発生素子又は配線部の少なくともいずれか一方
を形成するための、前記回路基板のサイズより露光フィ
ールドサイズが小さい縮小投影露光装置を用いた、少な
くとも一回のフォトリソグラフィー工程が、前記回路基
板の被露光領域を前記露光フィールドサイズを超えない
大きさの複数の領域に分割し、該分割された領域を前記
縮小投影露光により逐次露光する逐次露光段階、を含
み、前記貫通孔を形成するための、少なくとも一回のフ
ォトリソグラフィー工程が、前記貫通孔のサイズより露
光フィールドサイズが大きい露光装置を用いて、露光す
る露光段階、を含むことを特徴とする。
【0033】以上の回路基板又はヘッドの製造方法にお
いては、前記貫通孔は複数回のフォトリソグラフィー工
程を経て形成され、このうち複数回のフォトリソグラフ
ィー工程が前記露光段階を含むとよい。
【0034】また、前記貫通孔は複数回のフォトリソグ
ラフィー工程を経て形成され、このうち少なくとも1回
のフォトリソグラフィー工程が、前記回路基板の被露光
領域を前記露光フィールドサイズを超えない大きさの複
数の領域に分割し、該分割された領域を前記縮小投影露
光により逐次露光する逐次露光段階を含む前記露光段階
を含むとよい。
【0035】更に、前記貫通孔は、複数の素子の配列方
向に沿った方向に長い平面形状を有するとよい。
【0036】そして、前記貫通孔は、複数の素子の配列
方向に沿った方向に長い平面形状を有し、分割ラインが
前記配列方向において隣接する2つの素子の間にあると
よい。
【0037】上記のとおりの本発明においては、ミック
スアンドマッチにより、微細加工が必要な少なくとも1
回の露光工程においては、被露光領域を露光フィールド
サイズを超えない大きさの複数の領域に分割して縮小投
影露光がなされるので、半導体基板のサイズが露光フィ
ールドサイズを超える長尺の回路基板であっても、回路
の微細化を良好に行うことができる。一方で、微細加工
が要求されない露光工程においては、被露光領域を一括
して露光できるので、ショット数を減らすことができ
る。ここでいう一括露光とは1ショットで露光できるフ
ィールド全域を同時に露光するという狭い意味ではな
く、ミラープロジェクションアライナーにおける走査露
光のように1フィールドをスリットを通した光により走
査しながら露光する場合も含む広義の意味である。
【0038】又、本発明においては、多数の微細加工さ
れた素子を等ピッチで配列し、それら多数の素子に共通
の貫通孔をより低コストで形成できる。
【0039】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0040】図1は、本発明の一実施形態の回路基板の
製造方法において行われるフォトリソグラフィー工程の
ステッパ露光を説明するための図で、(a)は例えばイ
ンク供給口を形成するためのフォトマスク(レチクル)
の一例を示す模式図、(b)はそのフォトマスク(レチ
クル)を用いたウェーハへの焼付け例を示す模式図であ
る。
【0041】符号10はフォトマスク、10a〜10c
はマスクパターン、7a〜7cは分割露光領域、20は
ウエーハ、21は一つのチップを示している。
【0042】図2は、本発明の回路基板の製造方法が適
用された回路基板の分割露光の際の境界部を示す模式図
である。
【0043】図2において、半導体基板1はウェーハを
ダイシングにより分割した長尺チップ(ダイ)よりなる
略長方形の基板である。この半導体基板1上には、基板
の長手方向に沿って複数のヒータ4が等ピッチで2列に
配置され、さらにこれらヒータ列毎に、各ヒータ4にそ
れぞれ接続された複数のスイッチ素子3、これらスイッ
チ素子3がそれぞれ接続され、スイッチ素子3を介した
ヒータ904の駆動制御を行うためのパッド・周辺回路
2および周辺回路5が形成されている。
【0044】パッド・周辺回路2は半導体基板1の長辺
側の縁に沿って形成され、このパッド・周辺回路2のパ
ッド部において、TABフィルムとして知られているよ
うな、導電体からなる配線層を絶縁体フィルムにて挟ん
だ構成の共通のフレキシブル回路基板からなる配線部材
の端子等の外部端子との電気的接続がなされる。周辺回
路5は半導体基板1の短辺側の縁に沿って形成されてい
る。
【0045】ヒータ列の間には、半導体基板1を貫通す
るインク供給口6が設けられている。このインク供給口
6は、ヒータ列の長さとほぼ同じ長さの長孔で、ヒータ
列に沿うようにして設けられている。このインク供給口
6を介して、半導体基板1の裏面側に設けられたインク
タンク(不図示)から印刷用の液体(所定の成分のイン
ク)が各ヒータ4の熱作用面が面する液路(不図示)に
供給される。各ヒータ4およびこられに接続されるスイ
ッチ素子3はそれぞれ同じ構造のものであり、例えば、
前述した図9(b)のような構造になっている。
【0046】本発明の回路基板の製造方法では、上記の
ような構成の回路基板を作製するために、フォトリソグ
ラフィー工程におけるステッパ露光時に、回路基板(長
尺チップ)の被露光領域をその長手方向において3つの
分割露光領域7a〜7cに分け、それぞれの分割露光領
域において、スイッチ素子3、ヒータ4、インク供給口
6、配線、パッド・周辺回路2および周辺回路5のうち
必要な部分のレジストパターン(エッチング用マスク)
が形成される。ステッパ露光には、ステッパ或いはスキ
ャニングステッパと呼ばれる周知の縮小投影露光装置を
使用することができ、各分割露光領域7a〜7cは、そ
れぞれステッパ露光装置の露光フィールドサイズを超え
ない大きさになっている。
【0047】図1に示したように、フォトマスク10に
は、図2に示した分割露光領域7a、7b、7cにそれ
ぞれ対応して、インク供給口6を形成するための3種類
のマスクパターン10a、10b、10cが形成されて
いる。
【0048】ステッパ露光の対象となるウェーハ20
は、必要な多数回のフォトリソグラフィー工程を経た後
に、ダイシングにより複数のチップ21(1つのチップ
21は図2に示した半導体基板1に対応する。)に分断
されるようになっている。
【0049】各フォトリソグラフィー工程の露光時にお
いては、フォトレジストをウェーハ全面に塗布し、ベー
キングした後、露光装置に装填される。
【0050】各チップ21毎にフォトマスク10の各マ
スクパターン10a〜10cを用いたステッパ露光が行
われ、ステッパ露光時の位置合わせは、基本的にはウェ
ーハ20が固定されているステージを移動させることで
行う。
【0051】まず、チップ21の分割露光領域7aが投
影レンズ下方の露光位置に来るように、ウェーハ20が
固定されているステージを移動し、マスクパターン10
aを分割露光領域7a上に縮小投影する。続いて、チッ
プ21の分割露光領域7bが露光位置に来るようにステ
ージを移動し、マスクパターン10bを分割露光領域7
b上に縮小投影する。続いて、チップ21の分割露光領
域7cが露光位置に来るようにステージを移動し、マス
クパターン10cを分割露光領域7c上に縮小投影す
る。
【0052】貫通孔、又は貫通孔以外の隣接する分割露
光領域の境界を跨ぐようなパターン(例えば、チップの
長辺方向に延びる配線のパターンなど)を形成する場合
には隣接する露光領域同士を若干重ね合わせて繋ぎ露光
することも好ましいものである。
【0053】この一連の露光処理をウェーハ20の各チ
ップ21において行った後、周知の現像処理を施すこと
で、図1(b)に示すような、各チップ21毎にマスク
パターン10a〜10cが焼付けられたレジストパター
ンを得る。このようにして得られたレジストパターン全
体をエッチング用のマスクとして用いて周知のエッチン
グ処理を行うことで、各チップ21にインク供給口6と
なる開口を形成することができる。
【0054】回路基板には複数の膜が積層されるため
に、通常、インク供給口6となる貫通孔を形成する場
合、複数回のフォトリソグラフィー工程を経ることが覆
い。また、そのうちのあるフォトリソグラフィー工程で
は同時にコンタクトホールなどを形成するための露光が
同時に行われるために微細加工が要求される。
【0055】従って、本発明においては、貫通孔の形成
に必要な全てのフォトリソグラフィー工程の露光を分割
露光することに限定されるものではない。中には、微細
加工が要求されないフォトリソグラフィー工程もあり、
その工程では、分割露光を行うのではなく、むしろ露光
フィールドサイズの大きな露光装置、場合によってはミ
ラープロジェクションアライナーなどの等倍露光を行う
露光装置などを用いて貫通孔のパターンを一括露光した
方が、ショット数が少なくなり、スループットが向上す
るので、好ましい場合がある。
【0056】(実施形態)以下に、このようなミックス
アンドマッチを利用した、回路基板の製造方法におけ
る、インク供給口6を形成する際の具体的な手順につい
て図3〜図6を参照して説明する。図3、4はインク供
給口6となる貫通孔の断面を、図5は回路を構成する素
子としてのMOSトランジスタの断面を示している。図
6は配線パターンを示す模式図である。なお、実際は、
インク供給口6とMOSトランジスタのような素子を形
成する工程の途中でヒータなどを作製する工程が介在す
るが、ここでは、説明を簡略化するために、ヒータ部分
の製造工程は図示していない。
【0057】まず、回路基板となるシリコンウエーハ
(基板100)を用意する。そして、図3(a)に示す
ように、シリコン基板100の一方の主面に選択的に例
えば厚さ700nm程度のフィールド酸化膜101を形
成する。フィールド酸化膜101が形成されていない部
分には、薄い酸化膜108が形成されている。フィール
ド酸化膜101の形成用のフォトリソグラフィー工程で
は、それほど微細加工が要求されないので、1チップの
被露光領域全域を分割露光しても、一括露光してもいず
れでも構わない。
【0058】次に、図3(b)に示すように、インク供
給口6の形成位置に合わせて酸化膜108を除去してシ
リコン表面を露出させる。このフォトリソグラフィー工
程では、1チップの被露光領域全域を分割露光しても、
一括露光してもいずれでも構わない。
【0059】さらに、図3(c)に示すように、シリコ
ン表面のこの露出位置に選択的に、犠牲層となるポリシ
リコン層121を例えば厚さ200〜500nmで形成
する。このとき、酸化膜108が形成されていないシリ
コン表面がポリシリコン層121を完全に取り囲むよう
にする。この時、図5(a)示すように、同時に駆動回
路や周辺回路などを構成するMOSトランジスタの如き
素子のポリシリコンからなるゲート電極111を形成す
る。
【0060】ここでのフォトリソグラフィー工程では、
1チップの被露光領域全域を分割露光しても、一括露光
してもいずれでも構わないが、ゲート電極の加工は微細
加工が要求されることが多いので、ここでは、微細加工
が可能な露光フィールドの小さい露光装置を用いて、図
1に示したものと同様に分割露光を行うとよい。
【0061】その後、ソース・ドレインS、Dを形成す
る。このフォトリソグラフィー工程では、1チップの被
露光領域全域を分割露光しても、一括露光してもいずれ
でも構わない。
【0062】続いて、図3(d)に示すように、供給口
120の形成位置及びその周辺に選択的に減圧CVD法
によるシリコン窒化膜107を形成する。シリコン窒化
膜107の厚さは例えば200〜300nm程度であ
る。このフォトリソグラフィー工程では、1チップの被
露光領域全域を分割露光しても、一括露光してもいずれ
でも構わない。
【0063】その後、図4(a)に示すように、シリコ
ン窒化膜107及びフィールド酸化膜101の上の全面
に常圧CVD法によって、例えば厚さ700nmのBP
SG層102を形成する。
【0064】図5(b)に示すように、回路部分ではB
PSG層102にコンタクトホール112を開けるフォ
トリソグラフィーを行う。このフォトリソグラフィー工
程は、微細加工が要求され、しかも境界部分を跨ぐよう
な開口パターンを形成する必要がないので、1チップの
被露光領域全域を上述したように分割露光する。
【0065】そして、図5(c)に示すように、コンタ
クトホール112を埋める配線113、114を形成す
る。ここでのフォトリソグラフィー工程では、1チップ
の被露光領域全域を分割露光しても、一括露光してもい
ずれでも構わないが、この工程では、境界部分を跨ぐよ
うな配線を形成しない、つまり、分割された分割露光領
域内のローカル配線を形成するようにして、繋ぎ目の問
題が生じないようにするとよい。図6の符号131は、
ヒータ4とスイッチ素子3とをつなぐローカル配線の一
部を示している。符号130は隣接する分割露光領域の
境界部分を示している。さらに、その上の全面に、プラ
ズマCVD法によって例えば厚さが1.4μmのシリコ
ン酸化膜103を形成する。シリコン酸化膜103の表
面はほぼ平坦である。このシリコン酸化膜103は回路
部分では層間絶縁膜となる。
【0066】次に、図5(d)に示すように、このシリ
コン酸化膜103にスルーホールパターン115を形成
する。このフォトリソグラフィー工程は、微細加工が要
求され、しかも境界部分を跨ぐような開口パターンを形
成する必要がないので、1チップの被露光領域全域を分
割露光する。
【0067】そして、図5(e)に示すように、スルー
ホール115を埋める配線116を形成する。このフォ
トリソグラフィー工程では、1チップの被露光領域全域
を分割露光しても、一括露光してもいずれでも構わない
が、この工程では、境界部分を跨ぐような配線を形成す
る。つまり、図6の符号132に示すように複数の分割
露光領域に亘るグローバル配線(例えば、電源ライン、
接地ライン、クロックラインなど全ての素子に共通に用
いられる配線)を形成する。従って、一括露光する場合
には問題ないが、微細加工のために分割露光する場合に
は、繋ぎ目130で断線などの問題が生じないように、
繋ぎ部分を、所定の重ね合わせ許容度に基づいて、長辺
に沿った方向に重ね合わせて露光するとよい。また、短
辺に沿った方向の断線を防止するために重ね合わせ露光
する部分の配線パターンの幅(短辺に沿った長さ)を配
線の繋ぎ接続部分133において、局所的に幅広にする
と良い。又、この工程で同時に、多数の電気熱変換体の
ような吐出エネルギー発生素子を形成する場合には、繋
ぎ部分130には電気熱変換体が配置されないようにし
て、複数の分割露光領域に亘って等ピッチで電気熱変換
体を形成するとよい。
【0068】次に、図4(b)に示すように、インク供
給口6が設けられる位置に合わせ、インク供給口6より
もやや大きく、シリコン酸化膜103とBPSG層10
2とを一括して除去する。このとき、除去される部分の
端部は、シリコン窒化膜107上には位置するが、その
下にフィールド酸化膜101も存在するような位置にあ
るようにする。このフォトリソグラフィー工程では、1
チップの被露光領域全域を分割露光しても、一括露光し
てもいずれでも構わない。
【0069】続いて、図4(c)に示すように、パッシ
ベーション層となるシリコン窒化膜104を例えば厚さ
300nm〜800nmで全面に形成し、耐キャビテー
ション層であるタンタル膜を選択的に形成してから、シ
リコン基板100の裏面側(図示下側)から、供給口形
成位置のシリコン基板100と犠牲層であるポリシリコ
ン層121を異方性エッチングによって除去し、インク
供給口6を形成する。このフォトリソグラフィー工程で
は、微細加工が要求されないので可能であれば、一括露
光したほうがよい。
【0070】このとき、インク供給口6の底部には、シ
リコン窒化膜104で裏打ちされたシリコン窒化膜10
7がいわゆるメンブレンとして露出することになる。エ
ッチングの終期には、エッチング液のシリコン基板10
0表面側(図示上側)への侵入(この時点では、ヒータ
やスイッチなどがすでに形成されている。)はこのメン
ブレンだけによって阻止されることになる。
【0071】最後に、フッ素系、酸素系のガスを用いた
ドライエッチングにより、インク供給口6の底面に位置
するシリコン窒化膜107及びシリコン窒化膜104を
除去する。これにより、インク等を供給するためのイン
ク供給口6が貫通孔として設けられた、記録ヘッド用の
基板が完成することになる。
【0072】以上の工程のうち、インク供給口6を形成
するために必要なフォトリソグラフィー工程は、図3
(b)に示すように酸化膜108の一部を除去する工
程、図3(c)に示すように選択的にポリシリコン層1
21を設ける工程、図3(d)に示すように選択的にシ
リコン窒化膜107を設ける工程、図4(b)に示すよ
うに供給口120の位置に対応してBPSG層102及
びシリコン酸化膜103をエッチング除去する工程、及
び図4(c)に示すようにシリコン基板100をエッチ
ングして供給口120を形成する工程である。
【0073】以上説明した工程を変更して、図3(d)
に示したシリコン窒化107の形成工程、及び図4
(b)に示したBPSG層102及びシリコン酸化膜1
03のエッチング除去工程を省くこともできる。この場
合、貫通孔を形成するためのBPSG層102のエッチ
ングとシリコン酸化膜103のエッチングは、コンタク
トホールの形成工程とスルーホールの形成工程において
同時に行う。したがって、微細加工が要求されるので、
この場合には、上述したとおり分割露光を行う。
【0074】この回路基板を液体吐出ヘッドに利用する
場合には、基板の上面にオリフィスプレートなどの吐出
口形成部材を設ければよい。
【0075】以上のように多数のフォトリソグラフィー
工程をミックスアンドマッチによって行うことで、長尺
且つ微細な回路基板や液体吐出ヘッドを形成することが
できる。
【0076】以上説明した回路基板の製造方法におい
て、ウェーハ(図1の20)には、シリコンインゴット
と呼ばれるシリコン融液から成長した単結晶をその長手
方向と直交する方向に切り出した板状の基板を用いてい
るが、より長尺なものを作製する場合は、シリコンイン
ゴットをその長手方向に切り出した板状の基板(縦割
り)を用いてもよい。
【0077】次に、上述した本実施形態の回路基板の製
造方法により作製された回路基板を備える液体吐出ヘッ
ド(インクジェットヘッド)、およびその液体吐出ヘッ
ドを備える記録装置の構成について簡単に説明する。
【0078】図7は、図2に示した回路基板を備えるイ
ンクジェットヘッドの一部を切り取って示した斜視図で
ある。このヘッドは、複数の吐出口9が所定の方向に2
列に配列された、断面形状が略コの字状のノズル形成部
材8が半導体基板1上に固定された構造になっている。
各吐出口9は半導体基板1側に形成された各ヒータ4と
一対一で対応するようになっており、対応する吐出口9
とヒータ4は対向配置されている。ノズル形成部材8の
内側の空間が液路11であり、この液路11には各ヒー
タの熱作用面が面する。
【0079】図7には示していないが、半導体基板1
の、吐出口形成部材としてのノズル形成部材8の外側の
部分には、パッド・周辺回路2のパッド部が形成されて
おり、このパッド部において、フレキシブル回路基板な
どからなる配線部材の端子との電気的接続がなされる。
また、半導体基板1の裏面(図示下側)には印刷用の液
体(所定の成分のインク)が収容されたインクタンクが
設けられるようになっており、このインクタンクからイ
ンク供給口6を介してインクが液路11に供給される。
【0080】上記のように構成されたヘッドでは、外部
に設けられた制御部から配線部材を介して供給される駆
動信号に基づいて各ヒータ4の駆動が制御される。ヒー
タ4がオンされると、その熱作用面において、膜沸騰に
より気泡が発生し、その気泡が膨張することによってイ
ンクが対応する吐出口9から吐出される。インク吐出
後、気泡が消滅すると、これに伴ってインクがインクタ
ンクからインク供給口6を介して液路11内に充填(リ
フィル)される。通常、各吐出口9の間には隔壁が設け
られ、この隔壁により仕切られた空間に対してインクの
リフィルが行われるが、インク供給口6は、図2に示し
たように、その長さがヒータ4の列の長さとほぼ等しく
なっているので、均一なインクのリフィルを行うことが
できる。
【0081】以上説明したインクジェットヘッドの構成
は、電気熱変換体であるヒータ(発熱部)と吐出口が対
向して配置されるサイドシュータ型と呼ばれるものであ
ったが、本発明の回路基板の製造方法は、吐出口が、ヒ
ータの熱作用面が面するインク供給路の端部(端面)に
形成されるエッジシュータ型と呼ばれるのヘッドの基板
にも適用することができる。
【0082】図8は、本発明の回路基板の製造方法によ
り作製された記録ヘッド用回路基板を備える、サイドシ
ュータ型のインクジェットヘッドを有する記録装置の基
本構成を示す模式図である。
【0083】この記録装置は、フルラインタイプのもの
であって、上述の図4に示したヘッド構造が適用された
インクジェットヘッド30と、このインクジェットヘッ
ド30のヘッド面と対向して配置されたプラテン(不図
示)と、このプラテン上に記録媒体(例えば紙)を送り
込むための、ピンチローラ33および搬送ローラ32か
らなる給紙部と、プラテン上に送り込まれた記録媒体3
1を排紙するための、拍車35および排紙ローラ36か
らなる排紙部と、インクジェットヘッド30、給紙部、
排紙部の動作を制御する制御部(不図示)とを備える。
制御部は、外部の装置(例えばパーソナルパソコン)か
ら入力されたデータ(例えば画像データ)に基づいて、
インクジェットヘッド30におけるインク吐出制御を行
う。
【0084】インクジェットヘッド30の吐出口は、記
録媒体31の幅方向に、所定のピッチで一列に配列さ
れ、もしくは、千鳥状に配列されている。吐出口の列の
長さは、ほぼ記録媒体31の幅に一致する。例えば、記
録媒体がA4サイズの記録用紙であれば、吐出口は、そ
のA4サイズの幅一杯にわたって形成される(長尺ヘッ
ド)。
【0085】本記録装置では、まず、記録媒体31がピ
ンチローラ33と搬送ローラ32に挟持されて一定の搬
送速度で図中の矢印aの方向に搬送されてプラテン上に
送り込まれる。記録媒体31の先端がインクジェットヘ
ッド30の記録位置を通過して所定の位置まで搬送され
ると、インクジェットヘッド30による記録(印刷)が
開始される。このインクジェットヘッド30による印刷
動作は、外部の装置から入力されるデータに基づいて不
図示の制御部によって制御される。その結果、記録媒体
31の記録面に入力画像データに応じた画像が印刷され
る。印刷終了後は、記録媒体31は拍車35と排紙ロー
ラ36に挟持され、記録装置外部へ排紙される。
【0086】ここでは、一例としてフルラインタイプの
記録装置について説明したが、本発明の回路基板の製造
方法により作製された回路基板は、他のタイプの記録装
置、例えば、シリアルスキャンタイプの記録装置にも適
用することができる。
【0087】以上説明した本発明の回路基板の製造方法
の手順は、サーマルインクジェットプリンタのヘッドの
回路基板に関するものであったが、本発明はこれに限定
されるものではなく、半導体基板上に露光フィールドサ
イズを超える回路パターンが形成されるものであれば、
どのような回路基板にも適用することが可能である。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
半導体基板のサイズが露光フィールドサイズを超える長
尺の回路基板であっても、ステッパ露光装置を用いたス
テッパ露光により微細化を行うことができる。よって、
小型、かつ、印刷画像の品位の高い長尺ヘッドを提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の回路基板の製造方法にお
いて行われるフォトリソグラフィー工程のステッパ露光
を説明するための図で、(a)はインク供給口を形成す
るためのフォトマスク(レチクル)の一例を示す模式
図、(b)はそのフォトマスク(レチクル)を用いたウ
ェーハへの焼付け例を示す模式図である。
【図2】本発明の回路基板の製造方法が適用された回路
基板の分割露光の際の境界部を示す模式図である。
【図3】(a)〜(d)は、図2に示すインク供給口を
形成する手順を説明するための工程図である。
【図4】(a)〜(c)は、図2に示す回路基板のイン
ク供給口を形成する手順を説明するための工程図であ
る。
【図5】(a)〜(e)は、図2に示す回路基板の素子
を形成する手順を説明するための工程図である。
【図6】図2に示す回路基板の配線パターンの一部を示
す図である。
【図7】図2に示す回路基板を備えるインクジェットヘ
ッドの一部を切り取って示した斜視図である。
【図8】本発明の回路基板の製造方法により作製された
記録ヘッド用回路基板を備えるインクジェットヘッドが
適用される記録装置の基本構成を示す模式図である。
【図9】従来の手法により作製された長尺ヘッドの回路
基板の一例を示す図で、(a)は回路基板の上面図、
(b)は(a)のA−A’断面図である。
【図10】従来の回路基板の製造方法において行われる
フォトリソグラフィー工程を説明するための図で、
(a)はインク供給口を形成するためのフォトマスクの
一例を示す模式図、(b)はそのフォトマスクを用いた
ウェーハへの焼付け例を示す模式図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2、902 パッド・周辺回路 3、903 スイッチ素子 4、904 ヒータ 5、905 周辺回路 6 インク供給口 7a〜7c 分割露光領域 8 ノズル形成部材 9 吐出口 10 フォトマスク 10a〜10c マスクパターン 11 液路 20 ウェーハ 21 チップ 30 インクジェットヘッド 31 記録媒体 32 搬送ローラ 33 ピンチローラ 35 拍車 36 排出ローラ 100 シリコン基板 101 フィールド酸化膜 102 BPSG層 103 シリコン酸化膜 104、107 シリコン窒化膜 108 酸化膜 121 ポリシリコン層 200 フォトマスク 201 マスクパターン 210 ウェーハ 211 チップ 212 レジストパターン
フロントページの続き (72)発明者 門間 玄三 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C057 AF93 AG46 AG83 AP02 AP14 AP22 AP31 AP53 AQ02 BA13 2H097 GB01 LA09 LA20 5F046 AA13 AA20 AA25 BA04 CB17

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数回のフォトリソグラフィー工程を経
    て、貫通孔を有する回路基板を製造する回路基板の製造
    方法において、 前記貫通孔を形成するための、前記貫通孔のサイズより
    露光フィールドサイズが小さい縮小投影露光装置を用い
    た、少なくとも一回のフォトリソグラフィー工程が、 前記回路基板の被露光領域を前記露光フィールドサイズ
    を超えない大きさの複数の領域に分割し、該分割された
    領域を前記縮小投影露光により逐次露光する露光段階、
    を含むことを特徴とする回路基板の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記貫通孔は複数回のフォトリソグラフ
    ィー工程を経て形成され、このうち少なくとも1回のフ
    ォトリソグラフィー工程が前記露光段階を含むことを特
    徴とする、請求項1に記載の回路基板の製造方法。
  3. 【請求項3】 回路を構成する素子又は配線部の少なく
    ともいずれか一方を形成するための、前記回路基板のサ
    イズより露光フィールドサイズが小さい縮小投影露光装
    置を用いた、少なくとも一回のフォトリソグラフィー工
    程が、 前記回路基板の被露光領域を前記露光フィールドサイズ
    を超えない大きさの複数の領域に分割し、該分割された
    領域を前記縮小投影露光により逐次露光する露光段階、
    を含むことを特徴とする、請求項1に記載の回路基板の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 前記貫通孔は、複数の素子の配列方向に
    沿った方向に長い平面形状を有することを特徴とする、
    請求項1に記載の回路基板の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記貫通孔は、複数の素子の配列方向に
    沿った方向に長い平面形状を有し、分割ラインが前記配
    列方向において隣接する2つの素子の間にあることを特
    徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の回路基
    板の製造方法。
  6. 【請求項6】 複数回のフォトリソグラフィー工程を経
    て、貫通孔を有する回路基板を製造する回路基板の製造
    方法において、 回路を構成する素子又は配線部の少なくともいずれか一
    方を形成するための、前記回路基板のサイズより露光フ
    ィールドサイズが小さい縮小投影露光装置を用いた、少
    なくとも一回のフォトリソグラフィー工程が、 前記回路基板の被露光領域を前記露光フィールドサイズ
    を超えない大きさの複数の領域に分割し、該分割された
    領域を前記縮小投影露光により逐次露光する逐次露光段
    階、を含み、 前記貫通孔を形成するための、少なくとも一回のフォト
    リソグラフィー工程が、 前記貫通孔のサイズより露光フィールドサイズが大きい
    露光装置を用いて、露光する露光段階、を含むことを特
    徴とする回路基板の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記貫通孔は複数回のフォトリソグラフ
    ィー工程を経て形成され、このうち複数回のフォトリソ
    グラフィー工程が前記露光段階を含むことを特徴とす
    る、請求項6に記載の回路基板の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記貫通孔は複数回のフォトリソグラフ
    ィー工程を経て形成され、このうち少なくとも1回のフ
    ォトリソグラフィー工程が、 前記回路基板の被露光領域を前記露光フィールドサイズ
    を超えない大きさの複数の領域に分割し、該分割された
    領域を前記縮小投影露光により逐次露光する逐次露光段
    階を含む前記露光段階を含むことを特徴とする、請求項
    6に記載の回路基板の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記貫通孔は、複数の素子の配列方向に
    沿った方向に長い平面形状を有することを特徴とする、
    請求項6に記載の回路基板の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記貫通孔は、複数の素子の配列方向
    に沿った方向に長い平面形状を有し、分割ラインが前記
    配列方向において隣接する2つの素子の間にあることを
    特徴とする、請求項6〜9のいずれか1項に記載の回路
    基板の製造方法。
  11. 【請求項11】 液体の吐出口と、吐出エネルギー発生
    素子と液体供給用の貫通孔とを有する回路基板と、を備
    え、前記回路基板が複数回のフォトリソグラフィー工程
    を経て作製される、液体吐出ヘッドの製造方法におい
    て、 前記貫通孔を形成するための、前記貫通孔のサイズより
    露光フィールドサイズが小さい縮小投影露光装置を用い
    た、少なくとも一回のフォトリソグラフィー工程が、 前記回路基板の被露光領域を前記露光フィールドサイズ
    を超えない大きさの複数の領域に分割し、該分割された
    領域を前記縮小投影露光により逐次露光する露光段階、
    を含むことを特徴とする液体吐出ヘッドの製造方法。
  12. 【請求項12】 前記貫通孔は複数回のフォトリソグラ
    フィー工程を経て形成され、このうち少なくとも1回の
    フォトリソグラフィー工程が前記露光段階を含むことを
    特徴とする、請求項11に記載の液体吐出ヘッドの製造
    方法。
  13. 【請求項13】 前記吐出エネルギー発生素子又は配線
    部の少なくともいずれか一方を形成するための、前記回
    路基板のサイズより露光フィールドサイズが小さい縮小
    投影露光装置を用いた、少なくとも一回のフォトリソグ
    ラフィー工程が、 前記回路基板の被露光領域を前記露光フィールドサイズ
    を超えない大きさの複数の領域に分割し、該分割された
    領域を前記縮小投影露光により逐次露光する露光段階、
    を含むことを特徴とする、請求項11に記載の液体吐出
    ヘッドの製造方法。
  14. 【請求項14】 前記貫通孔は、複数の前記吐出エネル
    ギー発生素子の配列方向に沿った方向に長い平面形状を
    有することを特徴とする、請求項11に記載の液体吐出
    ヘッドの製造方法。
  15. 【請求項15】 前記貫通孔は、複数の前記吐出エネル
    ギー発生素子の配列方向に沿った方向に長い平面形状を
    有し、分割ラインが前記配列方向において隣接する2つ
    の素子の間にあることを特徴とする、請求項11〜14
    のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  16. 【請求項16】 液体の吐出口と、吐出エネルギー発生
    素子と液体供給用の貫通孔とを有する回路基板と、を備
    え、前記回路基板が複数回のフォトリソグラフィー工程
    を経て作製される、液体吐出ヘッドの製造方法におい
    て、 前記吐出エネルギー発生素子又は配線部の少なくともい
    ずれか一方を形成するための、前記回路基板のサイズよ
    り露光フィールドサイズが小さい縮小投影露光装置を用
    いた、少なくとも一回のフォトリソグラフィー工程が、 前記回路基板の被露光領域を前記露光フィールドサイズ
    を超えない大きさの複数の領域に分割し、該分割された
    領域を前記縮小投影露光により逐次露光する逐次露光段
    階、を含み、 前記貫通孔を形成するための、少なくとも一回のフォト
    リソグラフィー工程が、 前記貫通孔のサイズより露光フィールドサイズが大きい
    露光装置を用いて、露光する露光段階、を含むことを特
    徴とする液体吐出ヘッドの製造方法。
  17. 【請求項17】 前記貫通孔は複数回のフォトリソグラ
    フィー工程を経て形成され、このうち複数回のフォトリ
    ソグラフィー工程が前記露光段階を含むことを特徴とす
    る、請求項16に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  18. 【請求項18】 前記貫通孔は複数回のフォトリソグラ
    フィー工程を経て形成され、このうち少なくとも1回の
    フォトリソグラフィー工程が、 前記回路基板の被露光領域を前記露光フィールドサイズ
    を超えない大きさの複数の領域に分割し、該分割された
    領域を前記縮小投影露光により逐次露光する逐次露光段
    階を含む前記露光段階を含むことを特徴とする、請求項
    16に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  19. 【請求項19】 前記貫通孔は、複数の素子の配列方向
    に沿った方向に長い平面形状を有することを特徴とす
    る、請求項16に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  20. 【請求項20】 前記貫通孔は、複数の素子の配列方向
    に沿った方向に長い平面形状を有し、分割ラインが前記
    配列方向において隣接する2つの素子の間にあることを
    特徴とする、請求項16〜19のいずれか1項に記載の
    液体吐出ヘッドの製造方法。
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