JP2003145695A - ポリエチレン系熱収縮フィルムの製造方法 - Google Patents

ポリエチレン系熱収縮フィルムの製造方法

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JP2003145695A
JP2003145695A JP2001344137A JP2001344137A JP2003145695A JP 2003145695 A JP2003145695 A JP 2003145695A JP 2001344137 A JP2001344137 A JP 2001344137A JP 2001344137 A JP2001344137 A JP 2001344137A JP 2003145695 A JP2003145695 A JP 2003145695A
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polyethylene
resin
film
heat
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Sumio Hirotsu
純男 広津
Yoshihito Nagura
祥人 名倉
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Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】DVDやビデオの包装に用いられる、ポリエチ
レン系低温熱収縮フイルムに関するものであり、低温収
縮性に優れ、特に角や辺にシワの入らない、包装仕上が
りの良いポリエチレン系低温熱収縮フイルムの製造方法
を提供する。 【解決手段】 密度0.905〜0.960g/cm3
のポリエチレン系樹脂からなる2つの表面層と、石油樹
脂2〜30%、密度0.870〜0.935g/cm3
のポリエチレン系樹脂98〜70%の混合樹脂からなる
芯層を共押出しし、10〜100kGyの電子線を照射
した後、縦及び横方向に3〜10倍に延伸することを特
徴とするポリエチレン系2軸延伸熱収縮フイルムの製造
方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DVDやビデオの
包装に用いられる、ポリエチレン系低温熱収縮フィルム
に関するものであり、低温収縮性に優れ、特に角や辺に
シワの入らない、包装仕上がりの良いポリエチレン系低
温熱収縮フィルム及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来DVDやビデオソフトの包装には、
収縮温度範囲が広く作業性が良い、角や辺にシワがなく
包装仕上がりが良い等の理由で、ポリ塩化ビニル系シュ
リンクフィルムが用いられてきた。しかしながら熱シー
ル性が良くない、臭いがする等の品質問題、ダイオキシ
ン等の環境問題があり、ポリ塩化ビニル系シュリンクフ
ィルム代替品として熱収縮性が良く、低コストで、環境
問題もない、ポリエチレン等のポリオレフィンフィルム
を使用したいという要望が強い。そこで、例えば内外層
にポリプロピレン系樹脂、芯層にポリエチレン系樹脂を
使用し2軸延伸したフィルム、内外層にポリオレフィン
系樹脂、芯層に内外層よりも密度の低いポリオレフィン
系樹脂を使用し架橋後延伸したフィルム、内外層にポリ
エチレン系樹脂、芯層にエチレン・酢酸ビニルコポリマ
ーを使用し架橋延伸したフィルム等が開発されている。
【0003】しかしながら、これらのフィルム、例えば
内外層にポリプロピレン系樹脂を使用、芯層にポリエチ
レン系樹脂を使用し2軸延伸したフィルムは、熱収縮率
がポリプロピレン系シュリンクフィルムに近く、低温収
縮性が充分でなく、仕上がりが良くない等の欠点があ
る。また、内外層にポリオレフィン系樹脂、芯層に内外
層よりも密度の低いポリオレフィン系樹脂、あるいはエ
チレン・酢酸ビニルコポリマーを使用し架橋後延伸した
フィルムは、低温収縮性は改善されているが、収縮温度
範囲が狭く、溶断カット性が悪い等の欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的
は、DVDやビデオの包装に用いられ、低温収縮性に優
れ、特に角や辺にシワの入らない、包装仕上がりの良い
ポリエチレン系低温熱収縮フィルムを提供することにあ
る。また、本発明の目的は、収縮温度範囲が広く、溶断
カット性の良いポリエチレン系低温熱収縮フィルムを提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これらの
問題を解決するために鋭意研究の結果、芯層に石油樹脂
と、低密度ポリエチレン系樹脂を配合することにより、
これらの問題を解決できることを見出し、本発明をなす
に至った。本発明は、以下の発明を包含する。
【0006】(1)密度0.905〜0.960g/c
3のポリエチレン系樹脂からなる2つの表面層と、石
油樹脂2〜30質量%、密度0.870〜0.935g
/cm 3のポリエチレン系樹脂98〜70質量%の混合
樹脂からなる芯層を共押出しし、10〜100kGyの
電子線を照射した後、縦及び横方向に3〜10倍に延伸
することを特徴とするポリエチレン系2軸延伸熱収縮フ
ィルムの製造方法。
【0007】(2)芯層のポリエチレン系樹脂は、密度
0.920〜0.935g/cm3のポリエチレン系樹
脂と、密度0.870〜0.915g/cm3のポリエ
チレン系樹脂の混合物である(1)項に記載のポリエチ
レン系2軸延伸熱収縮フィルムの製造方法。
【0008】本発明は更に以下の発明を包含する。 (3)芯層の密度0.920〜0.935g/cm3
ポリエチレン系樹脂の割合は、芯層のポリエチレン系樹
脂中の5〜20質量%である(1)項又は(2)項に記
載のポリエチレン系2軸延伸熱収縮フィルムの製造方
法。 (4)石油樹脂を除くポリエチレン系樹脂(表面層と芯
層の合計)の平均密度が0.910g/cm3以下であ
る(1)項〜(3)項のいずれか1項に記載のポリエチ
レン系2軸延伸熱収縮フィルムの製造方法。
【0009】(5)上記(1)項〜(4)項のいずれか
1項に記載の方法でつくられたポリエチレン系2軸延伸
熱収縮フィルム。 (6)100℃の加熱収縮率が縦横共35%以上、90
℃の加熱収縮率が縦横共20%以上である(5)項に記
載のポリエチレン系2軸延伸熱収縮フィルム。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の熱収縮フィルムの芯層
は、石油樹脂と密度0.870〜0.935g/cm3
のポリエチレン系樹脂の混合樹脂からなる。ここで用い
られる石油樹脂は、脂環族飽和炭化水素のことで、石油
精製時に得られるC9留分の重合物を水添して得られ
る。石油樹脂は主に製膜性安定のために使用される。D
VD包装時の良好な仕上がりを得るためには、低温での
熱収縮率を大きくする必要があるが、この目的のために
通常融点が110℃以下の低融点のポリエチレンが使用
される。しかしながら低融点になればなるほど製膜が安
定せず、延伸は不可能になるが、石油樹脂を適量添加す
ることにより、安定した製膜が可能になる。
【0011】また、石油樹脂添加により、フィルムの腰
を強くすることができる。ポリエチレンを主たる原料と
しているフィルムは腰が弱く、包装時の作業性がポリプ
ロプレン系フィルムと比較して劣っているが、本発明の
ように石油樹脂を添加することで腰が強くなり、包装時
の作業性が改善される。もう一つの石油樹脂添加の利点
は、フィルムの透明性向上である。DVDは店頭で直接
消費者の目に触れるため、透明度、光沢度の向上は重要
である。
【0012】芯層中の石油樹脂の配合量は2〜30質量
%、好ましくは10〜20質量%である。石油樹脂の配
合量が2質量%に満たない場合、延伸点が変動し、製膜
が安定しないばかりでなく、フィルムの偏肉が起こり、
薄い部分が破れたり、収縮むらが発生する等のトラブル
が発生する。石油樹脂配合量は2質量%以上ならば一応
安定製膜可能であるが、偏肉をさらに少なくしようと考
えるならば10質量%以上配合が好ましい。また、石油
樹脂配合量が30質量%を越える場合は吐出変動が発生
し、原反(延伸前のシート)の偏肉が起こり、延伸が困
難になる。石油樹脂の配合量は30質量%以下である
が、延伸性を考慮するならば20質量%以下が好まし
い。
【0013】本発明の熱収縮フィルムの芯層には、密度
が0.870g/cm3〜0.935g/cm3のポリエ
チレン系樹脂が用いられる。ポリエチレン系樹脂の密度
が下限に満たないと原反成形不良となり、上限を超える
と延伸は可能であるが熱収縮率不足となる。ポリエチレ
ン系樹脂は1種類でも良いし、密度の異なった複数の樹
脂でも良いが、各樹脂の密度はそれぞれ0.870g/
cm3〜0.935g/cm3の範囲にあることが必要で
ある。
【0014】中でも芯層のポリエチレン系樹脂は、密度
0.920〜0.935g/cm3のポリエチレン系樹
脂と、密度0.870〜0.915g/cm3のポリエ
チレン系樹脂の混合物である場合が収縮温度範囲を広げ
る点で好ましい。更に密度0.920〜0.935g/
cm3のポリエチレン系樹脂の割合が芯層のポリエチレ
ン系樹脂中の5〜20質量%、密度0.870〜0.9
15g/cm3のポリエチレン系樹脂の割合が芯層のポ
リエチレン系樹脂中の95〜80質量%の場合が安定製
膜のために特に好ましい。
【0015】芯層中のポリエチレン系樹脂の割合は、7
0〜98質量%、好ましくは80〜90質量%である。
ポリエチレン系樹脂の割合が下限に満たないと吐出変動
が発生し、延伸が困難になる。上限を超えると延伸点が
変動し、フィルムの偏肉が起こる。
【0016】芯層のポリエチレン系樹脂としては、高圧
法の低密度ポリエチレン(密度0.910〜0.935
g/cm3)、直鎖状低密度ポリエチレン(密度0.9
10〜0.935g/cm3)、直鎖状超低密度ポリエ
チレン(密度0.870〜0.910g/cm3)、メ
タロセン系触媒を用いた低密度ポリエチレン(密度0.
910〜0.935g/cm3)、メタロセン系触媒を
用いた超低密度ポリエチレン(密度0.870〜0.9
10g/cm3)が用いられる。上記したポリエチレン
系樹脂には、本発明の目的とする物性を損なわない範囲
で、他のモノマーと共重合された共重合樹脂も含まれ
る。コモノマーの量はその種類ほかの条件にもよるが、
モノマー全質量の20質量%程度まで使用することが出
来る。コモノマーの種類としては、ブテン-1、ヘキセン
-1、オクテン-1、4メチルペンテン-1等が用いられる。
【0017】本発明の熱収縮フィルムの表面層は、密度
0.905g/cm3以上、好ましくは0.910〜
0.930g/cm3のポリエチレン系樹脂からなる。
ポリエチレン系樹脂の密度が下限に満たないと、チュー
ブラー法では延伸時のバブル内面でのブロッキング、外
面と触れ止めリングとの滑り不良による延伸不安定が発
生する。テンター法ではロールへのべとつき及びチャッ
キング外れが発生する。ポリエチレン系樹脂の密度が高
すぎる場合は特に問題は発生しないが、熱収縮率が低く
なり、低温収縮フィルムとしては不満足なものとなる。
なお、2つの表面層の樹脂構成は、同一でも良いし、異
なっても良い。
【0018】本発明の熱収縮フィルムの表面層に使用さ
れる密度0.905g/cm3以上のポリエチレン系樹
脂としては、高圧法の低密度ポリエチレン(密度0.9
10〜0.940g/cm3)、高密度ポリエチレン
(密度0.940〜0.960g/cm3)、直鎖状低
密度ポリエチレン(密度0.910〜0.940g/c
3)、直鎖状超低密度ポリエチレン(密度0.905
〜0.910g/cm3)、メタロセン系触媒を用いた
低密度ポリエチレン(密度0.910〜0.940g/
cm3)、メタロセン系触媒を用いた超低密度ポリエチ
レン(密度0.905〜0.910g/cm3)が用い
られる。上記したポリエチレン系樹脂には、本発明の目
的とする物性を損なわない範囲で、他のモノマーと共重
合された共重合樹脂も含まれる。コモノマーの量はその
種類ほかの条件にもよるが、モノマー全重量の20質量
%程度まで使用することが出来る。コモノマーの種類と
しては、ブテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1、4
メチルペンテン−1等が用いられる。
【0019】表面層と芯層の層比については特に定めな
いが、表面層/芯層/表面層の3層構成のフィルムの場
合、各層の厚さの比が2:1:2〜1:10:1の範囲
にあると、良好な偏肉のないシートが得られる。
【0020】芯層あるいは表面層の樹脂には、必要な特
性を付与するために、プラスチック加工で通常用いられ
る添加剤すなわち滑剤、帯電防止剤、ブロッキング防止
剤、酸化防止剤等を用いても良い。
【0021】本発明の熱収縮フィルムを製造するには、
密度0.905g/cm3以上のポリエチレン系樹脂か
らなる2つの表面層と、石油樹脂2〜30質量%、密度
0.870〜0.935g/cm3のポリエチレン系樹
脂98〜70質量%の混合樹脂からなる芯層を共押出し
し、10〜100kGyの電子線を照射した後、縦及び
横方向に3〜10倍に延伸する。製造方法としてはチュ
ーブラー法、テンター法のどちらでも良いが、熱収縮率
の縦横バランスの面からチューブラー法が好ましい。
【0022】本発明の熱収縮フィルムは、延伸前に電子
線照射する必要がある。電子線を照射しないでも延伸は
可能であるが、延伸が非常に不安定で厚みムラの多いフ
ィルムとなるばかりでなく、出来上がったフィルムは耐
熱性がなく、包装時、穴の開きやすいフィルムとなる。
電子線照射線量は10〜100kGyが必要であり、好
ましくは30〜70kGyである。電子線照射線量が1
0kGyに満たないと、延伸が不安定で厚薄の大きいフ
ィルムとなる。100kGyを超えると延伸は安定し、
厚みムラも少なく、加熱収縮率も必要な値が得られる
が、包装時の溶断シールカット性が不良で、使用に耐え
られるフィルムとはならない。電子線照射はチューブラ
ー法シートの場合には、シートをフラットなテープ状と
してシートの両面から、テンター法シートの場合には、
シートの片面から照射することが好ましい。
【0023】こうして出来た本発明の熱収縮フィルムは
低温での熱収縮率に優れ、100℃の加熱収縮率が縦横
共35%以上、90℃の加熱収縮率が縦横共20%以上
の熱収縮率を有する超低温収縮フィルムとなる。加熱収
縮率がこれらの価を満足する場合には、DVD包装時に
辺及び角にシワが全く残らない、優れた製品を得ること
が出来る。このような超低温収縮フィルムを得るために
は、上記した条件に加え、石油樹脂を除くポリエチレン
系樹脂(表面層と芯層の合計)の平均密度を0.910
g/cm3以下にするなどの手段が有効である。
【0024】
【実施例】以下に、本発明を実施例によって具体的に説
明するが、本発明はこれらの実施例によって限定される
ものではない。
【0025】<平均密度の計算方法>なお、実施例、比
較例の平均密度の計算方法は下記のとおりである。例え
ばLLDPE1(密度0.915g/cm3)が20質
量部、LLDPE2(密度0.905g/cm3)が5
0質量部、LLDPE3(密度0.885g/cm3
が30質量部の場合以下の様に計算する。 平均密度=0.915×0.2+0.905×0.5+
0.885×0.3=0.901
【0026】実施例1 芯層に密度0.905g/cm3のポリエチレン系樹脂
(ダウケミカル社製アテイン4203)70質量部、密
度0.930g/cm3のポリエチレン系樹脂(ダウケ
ミカル社製ダウレックス2042A)10質量部、密度
0.885g/cm3のポリエチレン系樹脂(日本ユニ
カー社製DFDB1088)10質量部、石油樹脂(荒
川化学社製アルコンP−125)10質量部を混練り
し、表面層に密度0.912g/cm3のポリエチレン
系樹脂(ダウケミカル社製アテイン4201)を使用
し、環状ダイスにて押出し、急冷することにより、厚さ
450μmのチューブを得た。このチューブを折り畳
み、表裏から電子線照射装置を用いて50kGyの電子
線を照射した。このチューブを定法により縦6倍、横5
倍に2軸延伸を行い、厚さ15μmの3層フィルムを得
た。このフィルムの100℃の加熱収縮率は40%であ
った。このフィルムを用い、DVDケースのシュリンク
包装を実施したところ評価点は4点で、美しい仕上がり
が得られた。
【0027】実施例2 芯層に密度0.905g/cm3のポリエチレン系樹脂
(ダウケミカル社製アテイン4203)45質量部、密
度0.930g/cm3のポリエチレン系樹脂(ダウケ
ミカル社製ダウレックス2042A)15質量部、密度
0.885g/cm3のポリエチレン系樹脂(日本ユニ
カー社製DFDB1088)30質量部、石油樹脂(荒
川化学社製アルコンP−125)10質量部を混練り
し、表面層に密度0.912g/cm3のポリエチレン
系樹脂(ダウケミカル社製アテイン4201)を使用
し、環状ダイスにて押出し、急冷することにより、厚さ
450μmのチューブを得た。このチューブを折り畳
み、表裏から電子線照射装置を用いて50kGyの電子
線を照射した。このチューブを定法により縦6倍、横5
倍に2軸延伸を行い、厚さ15μmの3層フィルムを得
た。このフィルムの100℃の加熱収縮率は46%であ
った。このフィルムを用い、DVDケースのシュリンク
包装を実施したところ、評価点は4.5点であった。
【0028】実施例3 芯層に密度0.905g/cm3のポリエチレン系樹脂
(ダウケミカル社製アテイン4203)65質量部、密
度0.930g/cm3のポリエチレン系樹脂(ダウケ
ミカル社製ダウレックス2042A)10質量部、石油
樹脂(荒川化学社製アルコンP−125)25質量部を
混練りし、表面層に密度0.912g/cm3のポリエ
チレン系樹脂(ダウケミカル社製アテイン4201)を
使用し、環状ダイスにて押出し急冷することにより、厚
さ450μmのチューブを得た。このチューブを折り畳
み、表裏から電子線照射装置を用いて50kGyの電子
線を照射した。このチューブを定法により縦6倍、横5
倍に2軸延伸を行い、厚さ15μmの3層フィルムを得
た。延伸はやや不安定であった。このフィルムの100
℃の加熱収縮率は51%であった。このフィルムを用
い、DVDケースのシュリンク包装を実施したところ、
評価点は5点でシワもなく美しい仕上がりが得られた。
【0029】比較例1 芯層に密度0.905g/cm3のポリエチレン系樹脂
(ダウケミカル社製アテイン4203)70質量部、密
度0.930g/cm3のポリエチレン系樹脂(ダウケ
ミカル社製ダウレックス2042A)10質量部、密度
0.885g/cm3のポリエチレン系樹脂(日本ユニ
カー社製DFDB1088)20質量部を混練りし、表
面層に密度0.912g/cm3のポリエチレン系樹脂
(ダウケミカル社製アテイン4201)を使用し、環状
ダイスにて押出し急冷することにより厚さ450μmの
チューブを得た。このチューブを折り畳み、表裏から電
子線照射装置を用いて50kGyの電子線を照射した。
このチューブを定法により縦6倍、横5倍に2軸延伸を
行ったが延伸点が安定せず、偏肉の悪い3層フィルムが
得られた。
【0030】比較例2 芯層に密度0.905g/cm3のポリエチレン系樹脂
(ダウケミカル社製アテイン4203)45質量部、密
度0.930g/cm3のポリエチレン系樹脂(ダウケ
ミカル社製ダウレックス2042A)10質量部、密度
0.885g/cm3のポリエチレン系樹脂(日本ユニ
カー社製DFDB1088)10質量部、石油樹脂(荒
川化学社製アルコンP−125)35質量部を混練り
し、表面層に密度0.912g/cm3のポリエチレン
系樹脂(ダウケミカル社製アテイン4201)を使用
し、環状ダイスにて押出し急冷することにより、厚さ4
50μmのチューブを得た。このチューブを折り畳み、
表裏から電子線照射装置を用いて50kGyの電子線を
照射した。このチューブを定法により縦6倍、横5倍に
2軸延伸を行おうとしたが、延伸できなかった。
【0031】比較例3 芯層に密度0.868g/cm3のポリエチレン系樹脂
(ダウケミカル社製エンゲージEG8150)90質量
部、石油樹脂(荒川化学社製アルコンP−125)10
質量部を混練りし、表面層に密度0.912g/cm3
のポリエチレン系樹脂(ダウケミカル社製アテイン42
01)を使用し、環状ダイスにて押出し、急冷したが原
反成形不良で製膜できなかった。
【0032】比較例4 芯層に密度0.950g/cm3のポリエチレン系樹脂
(日本ポリオレフィン社製E807F)90質量部、石
油樹脂(荒川化学社製アルコンP−125)10質量部
を混練りし、表面層に密度0.912g/cm3のポリ
エチレン系樹脂(ダウケミカル社製アテイン4201)
を使用し、環状ダイスにて押出し、急冷することによ
り、厚さ450μmのチューブを得た。このチューブを
折り畳み、表裏から電子線照射装置を用いて50kGy
の電子線を照射した。このチューブを定法により縦6
倍、横5倍に2軸延伸を行い、厚さ15μmの3層フィ
ルムを得た。このフィルムの100℃の加熱収縮率は1
0%であった。このフィルムを用い、DVDケースのシ
ュリンク包装を実施したが評価点は1.5点で、仕上が
り不良だった。
【0033】比較例5 芯層に密度0.905g/cm3のポリエチレン系樹脂
(ダウケミカル社製アテイン4203)70質量部、密
度0.930g/cm3のポリエチレン系樹脂(ダウケ
ミカル社製ダウレックス2042A)10質量部、密度
0.885g/cm3のポリエチレン系樹脂(日本ユニ
カー社製DFDB1088)10質量部、石油樹脂(荒
川化学社製アルコンP−125)10質量部を混練り
し、表面層に密度0.895g/cm3のポリエチレン
系樹脂(ダウケミカル社製アフィニティPF1140)
を使用し、環状ダイスにて押出し、急冷することによ
り、厚さ450μmのチューブを得た。このチューブを
折り畳み、表裏から電子線照射装置を用いて50kGy
の電子線を照射した。このチューブを定法により縦6
倍、横5倍に2軸延伸を行ったが触れ止めリングとの滑
りが悪く安定延伸ができなかった。
【0034】比較例6 芯層に密度0.905g/cm3のポリエチレン系樹脂
(ダウケミカル社製アテイン4203)70質量部、密
度0.930g/cm3のポリエチレン系樹脂(ダウケ
ミカル社製ダウレックス2042A)10質量部、密度
0.885g/cm3のポリエチレン系樹脂(日本ユニ
カー社製DFDB1088)10質量部、石油樹脂(荒
川化学社製アルコンP−125)10質量部を混練り
し、表面層に密度0.912g/cm3のポリエチレン
系樹脂(ダウケミカル社製アテイン4201)を使用
し、環状ダイスにて押出し、急冷することにより、厚さ
450μmのチューブを得た。このチューブを折り畳
み、表裏から電子線照射装置を用いて5kGyの電子線
を照射した。このチューブを定法により縦6倍、横5倍
に2軸延伸を行ったが延伸点が不安定で安定延伸ができ
なかった。
【0035】比較例7 芯層に密度0.905g/cm3のポリエチレン系樹脂
(ダウケミカル社製アテイン4203)70質量部、密
度0.930g/cm3のポリエチレン系樹脂(ダウケ
ミカル社製ダウレックス2042A)10質量部、密度
0.885g/cm3のポリエチレン系樹脂(日本ユニ
カー社製DFDB1088)10質量部、石油樹脂(荒
川化学社製アルコンP−125)10質量部を混練り
し、表面層に密度0.912g/cm3のポリエチレン
系樹脂(ダウケミカル社製アテイン4201)を使用
し、環状ダイスにて押出し、急冷することにより、厚さ
450μmのチューブを得た。このチューブを折り畳
み、表裏から電子線照射装置を用いて120kGyの電
子線を照射した。このチューブを定法により縦6倍、横
5倍に2軸延伸を行い、厚さ15μmの3層フィルムを
得た。このフィルムの100℃の加熱収縮率は40%で
あった。このフィルムを用い、DVDケースのシュリン
ク包装を実施したが溶断シールのカット性が不良で安定
した包装ができなかった。
【0036】こうして得たフィルムの90℃と100℃
の熱収縮性、包装仕上がり、フィルムの延伸性について
測定し、下記の基準で評価した。結果を表1及び表2に
示す。 <フィルムの90℃と100℃の熱収縮性>100mm
×100mmの寸法にフィルムの中央部と両端部から切
り出す。このフィルムを金網製の蓋付きカゴに入れ、1
00℃のグリセリンバスに30秒浸漬する。カゴごと冷
却水に漬け、次式により熱収縮率を求める。 加熱収縮率(%)=〔(浸漬前の寸法−浸漬後の寸法)
/(浸漬前の寸法)〕×100
【0037】なお、一般のポリプロピレン熱収縮フィル
ムは100℃で10〜15%、ポリエチレン系の架橋熱
収縮フィルムでは20〜30%、ポリ塩化ビニル系熱収
縮フィルムでは40%前後である。90℃のフィルムの
熱収縮性は上記グリセリンバスの温度を90℃とする以
外は100℃の場合と同様にして測定した。なお、一般
のポリプロピレン熱収縮フィルムは90℃で5〜7%、
ポリエチレン系の架橋熱収縮フィルムでは10〜15
%、ポリ塩化ビニル系熱収縮フィルムでは35%前後で
ある。
【0038】<包装仕上がり評価法>市販のDVDケー
スを6個の空気抜け穴を開けたフィルムで包み、3方を
熱刃でシールカットし、ケーユーシステム製のシュリン
クトンネルに140℃、5秒間通した。収縮後のタイト
性、角や辺のシワの有無から5段階で包装仕上がりを評
価し、6回の平均値を示した。 5:角、辺にシワが無くタイト性が良好 4:角、辺にシワが1カ所あるがタイト性は良好 3:角、辺にシワが2カ所あるがタイト性は良好 2:角、辺にシワが4カ所共あるがタイト性は良好 1:タイト性不良
【0039】<フィルムの延伸性>延伸性は延伸開始後
破断までの時間で評価した。 ◎:10時間以上延伸可 ○:3時間以上10時間未満延伸可 △:30分以上〜3時間未満で破断 ×:30分未満で破断
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】各表中、「部」は質量部を表す。表から本
発明の熱収縮フィルムは、90℃及び100℃という比
較的低温での熱収縮率が塩化ビニル系熱収縮フィルムに
匹敵し、角、辺にシワのないタイトな包装ができること
が明らかである。
【0043】
【発明の効果】以上の結果から明らかなように、本発明
の方法によって得られる熱収縮フィルムは、DVDやビ
デオ等の扁平な被包装物を包装するに好適な熱収縮フィ
ルムであり、特に低温収縮性に優れ、角や辺にシワの入
らない、包装仕上がりの良いポリエチレン系超低温熱収
縮フィルムである。また、透明性に優れ、腰が強く、包
装時の作業性が良い熱収縮フィルムである。さらにま
た、溶断シールカット性の良いフィルムである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) //(C08L 23/04 C08L 57:02 57:02) B29K 23:00 B29K 23:00 105:02 105:02 B29L 7:00 B29L 7:00 9:00 9:00 Fターム(参考) 4F071 AA15 AA39 AA82 AF54 AF61 AH04 BB06 BB08 BB09 BC01 BC12 4F073 AA10 AA32 BA06 BA07 BB01 CA42 HA11 4F100 AK02B AK02H AK04A AK04B AK04C AL05B BA03 BA06 BA10B BA10C BA16 EH202 EJ383 EJ532 GB15 GB41 JA03 JA13A JA13B JA13C YY00 YY00A YY00B YY00C YY00H 4F210 AA04 AA49 AE01 AG01 AG03 AH54 AR12 RA05 RC02 RG02 RG07 RG09 RG24 RG43 RG67 4J002 BA012 BB031 GG02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密度0.905〜0.960g/cm3
    のポリエチレン系樹脂からなる2つの表面層と、石油樹
    脂2〜30質量%、密度0.870〜0.935g/c
    3のポリエチレン系樹脂98〜70質量%の混合樹脂
    からなる芯層を共押出しし、10〜100kGyの電子
    線を照射した後、縦及び横方向に3〜10倍に延伸する
    ことを特徴とするポリエチレン系2軸延伸熱収縮フィル
    ムの製造方法。
  2. 【請求項2】 芯層のポリエチレン系樹脂は、密度0.
    920〜0.935g/cm3のポリエチレン系樹脂
    と、密度0.870〜0.915g/cm3のポリエチ
    レン系樹脂の混合物である請求項1に記載のポリエチレ
    ン系2軸延伸熱収縮フィルムの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の方法で作られた
    ポリエチレン系2軸延伸熱収縮フィルム。
  4. 【請求項4】 100℃の加熱収縮率が縦横共35%以
    上、90℃の加熱収縮率が縦横共20%以上である請求
    項3に記載のポリエチレン系2軸延伸熱収縮フィルム。
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