JP2003142366A - 投影露光装置および該装置に用いるガス状態監視方法 - Google Patents

投影露光装置および該装置に用いるガス状態監視方法

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JP2003142366A
JP2003142366A JP2001333959A JP2001333959A JP2003142366A JP 2003142366 A JP2003142366 A JP 2003142366A JP 2001333959 A JP2001333959 A JP 2001333959A JP 2001333959 A JP2001333959 A JP 2001333959A JP 2003142366 A JP2003142366 A JP 2003142366A
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projection exposure
gas
manufacturing
detector
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Satoshi Sugiyama
聡 杉山
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置内の主要な光学素子の曇りによる照明効
率及びアライメント精度の低下を防止し、高解像力を実
現すると共に、ガス状態異常の場合は即座に原因究明を
可能とし、装置ダウンタイムの短縮が図れ、安全かつ高
精度な投影露光装置およびガス状態監視方法を提供す
る。 【解決手段】 ビーム整形光学系2および投影レンズ1
0に供給ラインによって不活性ガスを満たし、ビーム整
形光学系2および投影レンズ10、並びに、ウエハ11
の周辺空間に存在するガスの物理量を検出する濃度検出
器13〜15、温度検出器24〜26、圧力検出器27
〜29、並びにセンサ制御器102を設け、主制御系1
04、ステージ駆動制御系101、レーザ制御系10
3、及び弁/流量制御系107により、前記各検出器が
異常を検出した場合の装置処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マスクやレチクル
等の原版のパターンをガラス基板や半導体ウエハ等の基
板に投影露光する投影露光装置に関し、特にICやLS
I等の半導体チップ、液晶パネル、CCD、薄膜磁気ヘ
ッド、マイクロマシン等を製造する際に好適なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】半導体技術の進展は近年益々速度を増し
ており、それに伴って微細加工技術の進展も著しい。特
に、その中心をなす光加工技術は、1メガダイナミック
ラム(MDRAM)を境にサブミクロンの領域の加工に
踏み込んだ。光加工において、解像力を向上させる手段
としてこれまで用いられてきたのは、露光波長を固定し
て、光学系のNAを大きくしていく手法であった。しか
し、最近では、露光波長をg線からi線、さらにはエキ
シマレーザを用いて露光波長を248nm、193nm
へと短くした投影露光装置が用いられるようになり、今
後さらなる光源の短波長化が予想される。
【0003】従来の投影露光装置は、レチクルの位置合
わせ用マークとウエハの位置合わせ用マークとを光電的
に検出しウエハの位置を調整して位置合わせを行った
後、レチクル上のパターンをエキシマレーザからの照明
光によってウエハ上に露光している。
【0004】位置合わせの手法として、エキシマレーザ
とは異なった波長の光を用いて位置合わせを行う手法、
あるいはエキシマレーザを位置合わせのための光源とし
ても用い、エキシマレーザからのパルス波に同期して位
置合わせを行う手法等が知られている。
【0005】エキシマレーザとは異なった波長の光を用
いて位置合わせを行う手法では、露光波長と位置合わせ
波長が異なるため、投影レンズの色収差補正を行ったと
しても、ディストーションマップが2波長で異なり、レ
ンズディストーションに基づく位置合わせのオフセット
が必要となり、位置合わせ精度が低下するという問題が
あった。
【0006】図9は、従来例に係るエキシマレーザを光
源とする投影露光装置の要部を示す概略図である。図9
の投影露光装置は、エキシマレーザ光を用いて投影露光
と位置合わせ (アライメント) を行い、上記の問題を解
決している。同図において、901は光源であり、本実
施例においてはエキシマレーザで構成している。902
は発散レンズ、903, 905, 908はレンズ、90
4,909, 911はミラーである。910はフライア
イレンズであり、多数の2次光源を形成する。912は
コンデンサレンズ、913はレチクルであり、その一面
には投影焼き付けすべきパターンを形成している。91
3aはレチクル913に設けられた位置合わせ用のマー
クである。914は投影レンズである。915はウエハ
919を移動するステージである。916はステージ9
15に設けられた位置合わせ用基準マークであり、91
7はステージ915を駆動する駆動装置である。918
はステージ915の移動量を検出する干渉計であり、9
19aはウエハ919上の位置合わせ用マークである。
【0007】発散レンズ902、レンズ903, 90
5, 908、ミラー904, 909,911、フライア
イレンズ910、コンデンサレンズ912等はそれぞれ
照明光学系の一要素を構成しており、光源901と照明
光学系とレチクル913、投影レンズ914等はそれぞ
れ投影光学系の一要素を構成している。
【0008】921は集光レンズ、922a〜922f
はレンズ、933, 934はミラー、925はハーフミ
ラー、926は対物レンズ、927はミラー、928は
レンズである。929はアライメント像を撮像するカメ
ラ、930は位置合わせマークの位置ずれ量を算出する
処理装置をそれぞれ示す。
【0009】レンズ922a〜922f、ミラー93
3, 934、ハーフミラー925、対物レンズ926、
ミラー927、レンズ928、カメラ929等はそれぞ
れアライメント光学系の一要素を構成している。
【0010】906はミラーであり、駆動装置907に
よって駆動され、照明光路内へ移動した時にレーザから
の光をアライメント光学系側へ切り替える。図9中の矢
印および点線で示したミラー906は、アライメント光
を取り出すために、ミラー906が実線の位置と点線の
位置の間を移動することを示している。920は光源9
01、各駆動装置907,917、干渉計918、処理
装置930等を制御する制御装置である。
【0011】次に、この従来例の作用について、先ず投
影光学系関係の作用を説明する。制御装置920で点灯
制御されるエキシマレーザ901からのパルス光は、発
散レンズ902により適切な大きさに広げられ、レンズ
903、 ミラー904、 レンズ905、 908およびミ
ラー909を介してフライアイレンズ910に導かれ
る。フライアイレンズ910で形成される多数の2次光
源により発生する均一な照明光は、ミラー911、コン
デンサレンズ912を介し、レチクル913上のパター
ンを照明する。
【0012】レチクル913上のパターンは、投影レン
ズ914によってウエハ919上に投影される。制御装
置920は、干渉計918でステージ915の位置をモ
ニタし、駆動装置917に制御信号を送り、ステージ9
15を駆動する。
【0013】ステージ915は、ステップ・アンド・リ
ピートを繰り返すように駆動される。エキシマレーザ9
01は、ステージ915の駆動に同期して発光するよう
に制御される。以上の動作により、レチクル913のパ
ターンは、ウエハ919に順次焼き付けられる。
【0014】焼き付けに先立って、ウエハ919を正し
い位置へ位置決めするアライメントを行うが、これにつ
いて説明する。アライメント光学系は、レチクル913
の位置合わせ用のマーク913a、ウエハ919上の位
置合わせ用マーク919a、ステージ915の位置合わ
せ用基準マーク916を用いてアライメントを行う。
【0015】アライメントのための光は、ミラー906
により取り出す。制御装置920は、駆動装置907を
駆動してミラー906を照明光学系の光路内に移動さ
せ、光源901からの光の光路をフライアイレンズ91
0側からアライメント光学系側へ切り替える。
【0016】これによって、光はミラー906で反射さ
れ、レンズ922a〜922d、ミラー933、レンズ
922e,ミラー934,レンズ922f、ハーフミラ
ー925、対物レンズ926、ミラー927を介し、位
置合わせ用のマーク913aを照明する。位置合わせ用
のマーク913aを照明した光は、さらに投影レンズ9
14によってウエハ919上の位置合わせ用マーク91
9a、ステージ915の位置合わせ用基準マーク916
を照明する。
【0017】それぞれのマークからの戻り光は、再び投
影レンズ914、ミラー927、対物レンズ926を介
し、ハーフミラー925に帰り、ここで反射してレンズ
928によりカメラ929の撮像面に結像する。
【0018】カメラ929からの画像信号は、処理装置
930により演算処理され、それぞれのマークの位置ず
れ量が算出される。その結果は制御装置920に送ら
れ、制御装置920は駆動装置917に該位置ずれ量を
フィードバックし、ウエハ919の位置ずれ量を補正す
る。以上がアライメント動作の説明である。
【0019】この投影露光装置は、レチクル913とウ
エハ919のアライメントを行った後、ミラー906を
光の光路内(点線の位置)から実線の位置へ退避させ
て、照明光によりレチクル913を照明し、その上のパ
ターンを投影レンズ914により縮小してウエハ919
上に投影して露光する。
【0020】図9に示した従来の投影露光装置の光源と
照明光学系の部分を、クリーンルーム内の外気に対して
解放した状態で使用すると、光学系部品の照明光入射面
の表面に白色の粉末が付着することが知られている。こ
の粉末は、硫酸アンモニウムであることが判明してい
る。以上の現象により、従来の投影露光装置では、光学
部品に曇りが発生した状態となり、その反射率または透
過率が低下し、照明効率が低下するという問題が発生す
る。
【0021】本問題を解決する技術が特開平4−128
702号公報に開示されている。該公報では、硫酸アン
モニウムの分解が120℃程度より始まることを利用
し、光学部品を120℃以上に保つことにより、上記し
た粉末の付着を防止しようとしている。
【0022】他の曇り防止の技術が特開平6−2022
43号公報に開示されている。該公報では、二酸化硫黄
が第1励起状態〜第4励起状態に応じて4つの吸収帯を
もつことに着目し、吸収帯の光に対する反射集光部材の
反射率を小さくしている。反射集光部の反射率を小さく
することにより、二酸化硫黄を活性化する光の照射量が
減少し、これによって硫酸アンモニウムの生成量を減少
させるものである。
【0023】照明効率の低下を防止したい部分の雰囲気
を清浄な窒素に置換して、曇りを防止することも知られ
ている。図9の従来の投影露光装置のエキシマレーザ
は、そのランニングコストを低減するために、その発光
部(レーザ本体)をクリーンルーム外に設置することが
望ましい。しかし、この場合には、エキシマレーザ発光
部から照明光学系までのエキシマレーザ光の導光部全て
を容器に密閉し、その中を窒素に置換することになり、
容器の容積が大きくなって非常に多量の窒素を必要と
し、ランニングコストの増大が問題となる。また、窒素
に置換する部分の容積が大きければ、投影露光装置自体
のコストも上昇する。
【0024】特に、従来の投影露光装置のエキシマレー
ザの発光部から照明光学系までの導光部は、エキシマレ
ーザの設置時にその光軸を調整可能な構造にすると共
に、前記のように密閉あるいは略密閉構造としなければ
ならなくなり、複雑な構造となって、スペース、コスト
の点から問題となる。
【0025】また、照明効率の低下を防止するため、露
光装置稼働前に窒素に置換する必要があるが、窒素に置
換する部分が増大することにより、露光装置の立ち上げ
時間(置換するまでの待機時間)が長くなると云う問題
が発生する。
【0026】さらに、照明効率の低下を防止して露光装
置の稼働率および信頼性を向上させるためには、窒素へ
の置換状態を完全に維持することが必要となる。そのた
めには、置換状態を監視することが必要となり、益々露
光装置が大型になると共に、コストも上昇してしまうと
云う問題が発生する。
【0027】図9の従来の投影露光装置においては、さ
らにアライメント光学系への光の導光にミラー933、
934を使用している。このため、この部分を含むアラ
イメント光学系の光学素子の曇りを防止するためには、
集光レンズ921からミラー933、934を含む光路
部を容器で密閉あるいは略密閉構造とし、窒素にて置換
する必要があり、この容器は大きい容積のものとなって
しまう。
【0028】また、その時は密閉部分の容積が大きいの
で、密閉のためのシール部の面積も大きくなり、窒素が
漏れる可能性が増大し、このことからも窒素の消費量が
増大する。
【0029】さらに従来例では、この間、即ち集光レン
ズ921からミラー934の間を容器で密閉あるいは略
密閉構造で、かつ伸縮可能な構造とし、窒素にて置換す
る必要がある。しかし、アライメント光学系に光を導光
する場合は、アライメント光学系の部分の全体または一
部が移動機構を有していると、さらに複雑な機構とな
る。即ち、従来例では、光を導光する入口部分と容器で
密閉あるいは略密閉構造とする部分との間を移動機構に
より伸縮可能な構造にしなければならず、スペースおよ
びコストの点から問題となる。
【0030】上記問題に対する解決の技術が特開平10
−135128号公報に開示されている。該公報では、
露光装置の光源および照明光学系の少なくとも一部を容
器で密閉あるいは略密閉し、この容器内を容器外の圧力
より高い圧力の不活性ガスで満たし、検知器によって該
容器内および/または該容器内への該不活性ガスの供給
ラインの圧力を検知する。このことにより、該公報で
は、窒素ガスの消費流量を削減でき、ランニングコスト
の大幅な低減、およびアライメント時の精度向上を提案
している。
【0031】また、特開平6−216000号公報で
は、不活性ガスによる置換時間を少なくして装置のスル
ープットを向上させたり、置換後の不活性ガスの消費量
を必要最小限にする目的で、装置中の酸素濃度をモニタ
リングすることによって、酸素濃度が規定値以下になる
と供給する不活性ガス量を制御する方法の技術開示がな
されている。
【0032】さらに、装置内部の温度に関しては、装置
内部ガスに温度むらがある場合、その温度むらによって
露光時のフォーカス(Focus )や、露光倍率が変動する
ことが知られている。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】特開平4−12870
2号公報においては、光学部品を120℃以上の高温に
維持しようとすれば、光源部、集光部に近い場所に配置
される光学部品は、比較的容易に実施できるが、その他
の光学部品は加熱しなければならない。この光学部品を
120℃以上に加熱するには、かなり大きな熱源が必要
となり、厳しい温度管理を必要とする投影露光装置では
問題となる。
【0034】さらに、図9の従来の投影露光装置におい
ては、エキシマレーザを位置合わせのための光源として
用いている。上記した公報に開示しているように、エキ
シマレーザを光源とする装置においては、光学部品に曇
りが発生し易く、光学部品の反射率または透過率が低下
し、照明効率が低下してしまう問題が発生する。上記し
た公報では、主に照明光学系について説明している。し
かし、エキシマレーザからの光をアライメント光学系に
導入して位置合わせを行う場合には、その光学素子に同
様の問題が発生し、位置合わせ精度が低下することにな
る。
【0035】この時、アライメント光学系において、光
学部品を高温に維持して曇りを防止しようとすれば、温
度変化による光学部品、構造部品の変形等により特性が
変動し、位置ずれの検出精度そのものが低下する問題が
発生する。
【0036】また、特開平6−202243号公報で
は、吸収帯の光に対する反射集光部材の反射率を小さく
しても、硫酸アンモニウムの生成量は減少するものの、
生成を皆無にするわけではないため、照明効率を低下さ
せる問題は依然残っている。
【0037】また、特開平10−135128号公報で
は、略密閉容器を純度100%の不活性ガスで満たすこ
とは非常に困難であり、コストも高くなってしまうこと
は問題である。また、略密閉容器内には不活性ガス以外
のガスも含まれているため、最近の主流であるエキシマ
レーザの照射によってオゾンが発生することが知られて
おり、人体への影響も考慮する必要がある。該公報で
は、圧力を検知することによって、装置内のガス物理量
を制御するため、特定のガスに対する濃度検知等の制御
を行うことは困難である。
【0038】また、配管によって各略密閉された空間を
不活性ガスで満たした状態において、略密閉空間でガス
状態が異常状態となった場合、その原因究明において
は、不活性ガスの供給元や供給ラインの各分岐部分等、
多くの部分で異常状態になっていないかを確認しなけれ
ばならず、原因究明に非常に時間がかかり、装置のダウ
ンタイムを長くしてしまう問題がある。
【0039】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
であり、光学素子の曇りによる照明効率およびアライメ
ント精度の低下を防止し、高解像力を実現すると共に、
ガス状態異常の場合は即座の原因究明を可能とし、装置
ダウンタイムの短縮を図れ、安全かつ高精度な投影露光
装置の提供、および該装置に用いるガス状態監視方法の
提供を目的とする。また、今後予想されるさらなる短波
長化に伴い、露光装置内部を密閉し、真空状態の元で露
光処理を行う必要性もあり、その際の装置内の状態をモ
ニタリングする機能を有した投影露光装置を提供するこ
とをさらなる目的とする。
【0040】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の投影露光装置は、光源からの光を照明光学
系によって所定の照明光束として原版のパターンを照明
し、該パターンを投影レンズによって感光物体に投影露
光する投影露光装置において、前記投影露光装置は、そ
の内部の少なくとも一部を密閉または略密閉して形成さ
れる容器に不活性ガスを満たす供給手段と、該容器内お
よび/または該容器外に存在するガスの物理量を検出す
る複数の検出器と、該検出器が異常値を検出した場合の
処理を行う処理方法および前記複数の検出器の依存関係
情報を記憶する手段と、を有することを特徴とする。
【0041】本発明において、前記投影露光装置は、前
記複数の検出器の出力と前記依存関係情報とに基づいて
異常箇所を判別する手段と、その判別結果に基づいて前
記処理方法を表示する手段とをさらに有することが好ま
しい。また、前記ガスの物理量は、前記容器内および/
または前記容器外に存在するガスの温度、濃度、圧力、
および流量の内の少なくとも1つとすることが可能であ
る。また、前記投影露光装置は、前記検出器によって検
出された前記ガスの物理量を表示器に表示することが好
ましい。
【0042】また本発明において、前記投影露光装置
は、前記ガスの物理量を入力する入力手段を備え、前記
検出器によって検出された前記ガスの物理量が前記入力
手段から予め入力された入力値を超えた場合、前記表示
器に異常を表示することが可能である。また、前記投影
露光装置は、前記検出器からの出力が異常の場合、前記
入力手段から予め入力された装置制御手順に従って装置
制御を行うことができる。ここで、装置制御手順は、前
記複数の検出器の依存関係情報を含む情報に含まれても
よい。
【0043】さらに本発明において、前記投影露光装置
は、前記検出器によって検出された前記ガスの物理量が
前記入力手段から入力された入力値を超えた場合、前記
供給手段によって供給されるガスの温度、濃度、圧力、
および流量の内のいずれか1つ以上を調節する手段をさ
らに備えることが可能である。また、前記投影露光装置
は、前記投影露光装置が前記ガスの複数の物理量を検出
する検出器を備え、前記検出器からの検出値を前記入力
手段から予め入力された判断基準に基づいて判断し、前
記投影露光装置の状態(例えば前記検出器が取り付けら
れた装置内部の箇所の不活性ガスの状況)を総合的に判
断することができる。
【0044】上記課題を解決するために、本発明のガス
状態監視方法は、光源からの光を照明光学系によって所
定の照明光束として原版のパターンを照明し、該パター
ンを投影レンズによって感光物体に投影露光する装置の
ガス状態を監視するガス状態監視方法において、前記装
置は、その内部の少なくとも一部を密閉または略密閉し
て形成される容器を不活性ガスで満たす手段と、該容器
内および/または該容器外に存在するガスの温度、濃
度、圧力、および流量の内の少なくとも1つの物理量を
検出する複数の検出器とを有し、前記検出器が異常値を
検出した場合に前記複数の検出器の依存関係情報を含む
情報に基づき装置処理を行う処理工程を備えることを特
徴とする。
【0045】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態につ
いて説明する。本実施形態の投影露光装置は、光源から
の光を照明光学系によって所定の照明光束としてレチク
ル上のパターンを照明し、該パターンを投影レンズによ
って感光物体上に投影露光する投影露光装置において、
装置内部および/または装置周辺の少なくとも一つの検
出器を有し、所望のガス濃度・流量・温度・圧力のいず
れか1つ以上を該検出器によって検出する。
【0046】本実施形態では、前記検出器によって検出
する計測値を表示器に表示する。また、前記検出器によ
って検出した計測値が異常である場合は、前記表示器に
異常を表示する。さらに、前記投影露光装置は、前記検
出器によって検出する計測値に基づいて、前記光源およ
び/または装置内部のユニットへの動作制限を加える制
御している。
【0047】また本実施形態では、装置内部に不活性ガ
スを供給ラインにより供給している場合、前記検出器に
よって検出する計測値に基づいて前記供給ラインによる
前記不活性ガスの供給を制御している。また、装置内部
に不活性ガスを供給している場合は、前記検出器によっ
て検出した計測値が異常である場合に一部もしくはすべ
ての前記供給ラインを閉じて前記不活性ガスの供給を停
止する。
【0048】さらに本実施形態では、装置内を真空状態
に保つ場合には、前検出器によって検出した計測値が異
常である場合に、装置内部の一部、もしくは、全ての密
閉空間に対して装置内部のガスをバキュームする。
【0049】本実施形態によれば、光源、照明光学系、
および/またはアライメント光学系の主要な光学素子を
不活性ガス、例えば窒素ガスの雰囲気で使用することに
より、装置内の光学素子の曇りによる照明効率およびア
ライメント精度の低下を防止し、高解像力な投影露光装
置を実現できる。それと共に、その際のガスの温度、濃
度、流量、および圧力の総合的なモニタリングを行うこ
とにより、ガス状態異常の場合は即座の原因究明を可能
とし、装置ダウンタイムの短縮、および安全かつ高精度
な投影露光装置が得られる。
【0050】
【実施例】次に、本発明の実施例について詳細に説明す
る。 [実施例1]図1は、本発明の一実施例に係る走査型露
光装置の構成を示す概略図である。この露光装置は、濃
度・温度・流量・圧力検出器(検知器)を有する。本実
施例では、パルスレーザの光源から射出する光束を照明
光学系を介してレチクルに照射し、レチクル上に形成し
ている回路パターンを投影レンズ(投影光学系)によっ
て感光体を塗布した基板(ウエハ)上に走査しながら縮
小投影して焼き付ける走査型露光装置を示しており、I
C,LSI等の半導体デバイス、CCD等の撮像デバイ
ス、磁気ヘッド等のデバイスを製造する際に好適なもの
である。
【0051】図1において、1は光源であり、エキシマ
レーザ等のパルスレーザで構成しており、パルス光を放
射する。2はビーム整形光学系であり、光源1からの光
束を所定の照明形状に整形してオプティカルインテグレ
ータ3の光入射面3aへ入射させる。ビーム整形光学系
2には、例えばσ絞りターレット(不図示)が設けられ
ている。オプティカルインテグレータ3は、複数の微小
なレンズより成るハエの眼レンズ等で構成しており、そ
の光射出面3bの近傍に複数の2次光源を形成する。4
はコンデンサレンズであり、オプティカルインテグレー
タ3の光射出面3b近傍の2次光源からの光束で可動ス
リット(マスキングブレード)5をケーラー照明する。
【0052】マスキングブレード5を照明した光束は、
結像レンズ6、ミラー7を介してレチクル8を照明す
る。マスキングブレード5とレチクル8とは、光学的に
共役の位置関係にあり、マスキングブレード5の開口形
状によりレチクル8の照明領域の形と寸法を規定する。
マスキングブレード5には、例えばボイスコイルモータ
(不図示)が設けられており、マスキングブレード5を
光軸方向に移動制御する。
【0053】尚、ビーム整形光学系2、オプティカルイ
ンテグレータ3、コンデンサレンズ4、可動スリット
5、結像レンズ6、ミラー7等はそれぞれ露光光をレチ
クル8に供給する照明手段(露光光供給手段)の一要素
を構成している。また、照明手段の中には不図示の減光
手段があり、光源1からの光束の光量を多段階に調整で
きる構成となっている。レチクル8は、その上に回路パ
ターンを有していて、レチクルステージ9に保持されて
いる。10は投影レンズ(投影光学系)であり、レチク
ル8の回路パターンを半導体基板(ウエハ)11上に縮
小投影する。ウエハ11は、表面に感光体であるレジス
トが塗布されており、3次元に変位するウエハステージ
12に載置されている。感光物体としてのウエハ11の
表面は、可動スリット5と共役の位置にある。
【0054】101はステージ駆動制御系(走査手段)
であり、レチクルステージ9とウエハステージ12を投
影レンズ10による結像倍率と同じ比率の速度で正確に
一定速度で、互いに逆方向へ移動させるように制御す
る。また、主制御系104からの信号により、レチクル
ステージ9とウエハステージ12の動作を制限する。1
03はレーザ制御系であり、主制御系104からの指令
により、パルスレーザ光源1への電源の供給を制御す
る。
【0055】ビーム整形光学系2は、密閉もしくは略密
閉されており、弁(A)18より配管によって不活性ガ
スでパージされている。ビーム整形光学系2に対するこ
のパージガスの流量の制御は、弁/流量制御系107が
流量計(B)22の計測値に基づいて出力する指令に従
って弁(B)19が制御されることにより行われる。ま
た、ビーム整形光学系2内部は、濃度検出器(A)1
3、温度検出器(A)24、圧力検出器(A)27によ
って所望のガスのモニタリングが行われている。これら
の検出器の制御は、後述するセンサ制御器102によっ
て行われる。
【0056】また同様に、投影レンズ10も密閉もしく
は略密閉されており、投影レンズ10への不活性ガスの
流量は、弁(C)20、流量計(C)23によって制御
されており、投影レンズ10内部の濃度、温度、圧力
は、それぞれ濃度検出器(B)14、温度検出器(B)
25、圧力検出器(B)28によってモニタリングされ
ている。さらに、濃度検出器(C)15、温度検出器
(C)26、圧力検出器(C)29によって、チャンバ
17内部の所望ガスのモニタリングを行っている。ここ
で本実施例において、所望ガスとは、酸素、オゾン、硫
安((NH4)2SO4 )等を示す。
【0057】センサ制御器102は、入力部105より
入力された所望の濃度、温度、圧力の範囲値109を主
制御系104を経て受け取り、各センサの出力値と比較
し、比較した結果を主制御系104へ伝達している。
【0058】弁/流量制御系107は、入力部105よ
り入力された所望の流量範囲値を主制御系104を介し
て受け取り、パージガスが所望の流量になるように各弁
18,19,20を制御すると共に、主制御系104か
らの指令によっても弁18,19,20の開閉を制御し
ている。
【0059】本実施例では、ビーム整形光学系2および
投影レンズ10を密閉もしくは略密閉容器として不活性
ガスでパージするとしたが、チャンバ17を密閉、略密
閉容器として、チャンバ17に不活性ガスでパージして
もよいし、露光光の光路や、アライメント光学系(不図
示)を密閉もしくは略密閉容器として不活性ガスでパー
ジしてもよい。
【0060】また、本実施例では、一つの密閉容器に対
して一つの各検出器が取り付けられているが、複数の検
出器を取り付けてもよい。
【0061】次に、図1の装置の作用を説明する。レー
ザ制御系103で点灯制御されるパルスレーザ光源1か
らのパルス光は、ビーム整形光学系2からミラー7まで
を通過し、所定の照明光束となってレチクル8上のパタ
ーンを照明する。
【0062】レチクル8上のパターンは、投影レンズ1
0によってウエハ11上に投影される。ステージ駆動制
御系101はレチクルステージ9とウエハステージ12
を制御し、レチクルステージ9とウエハステージ12は
ステップ・アンド・リピートを繰り返すように駆動され
る。エキシマレーザ1は、レチクルステージ9、ウエハ
ステージ12の駆動に同期して発光するように制御され
る。以上の動作により、レチクル8のパターンは、ウエ
ハ11に順次焼き付けられる。
【0063】予め各温度検出器24〜26に対して設定
していたガスの温度の有効範囲と、各温度検出器24〜
26の出力をセンサ制御器102によって比較し、有効
範囲を超えている場合は、主制御系104によってステ
ージ駆動制御系101、レーザ制御系103、弁/流量
制御系107に温度異常の信号を出力する。圧力検出器
27〜圧力検出器29、濃度検出器13〜濃度検出器1
5においても同様の処理を行う。
【0064】ステージ駆動制御系101では、主制御系
104からの信号を受けて、予め決められた処理を行
う。この時、両ステージ9,12の動作を止めてもよ
い。
【0065】レーザ制御系103では、主制御系104
からの信号を受けて、レーザ1への電源の供給を停止す
る等のレーザ発振に制限を加える。
【0066】弁/流量制御系107では、主制御系10
4からの信号を受けて、流入ガスの流量を停止させた
り、逆に流量を増加させるなどの制御を各弁18,1
9,20毎に行う。特にレーザ発振に伴い、チャンバ1
7内部には、オゾンが発生する。このオゾンは人体へ悪
影響を及ぼすため、濃度検出器(C)15はオゾン濃度
の検出を行ってもよい。
【0067】パルスレーザ光源としてArFレーザ(1
93nm)を使用する場合は、レーザの波長が酸素の波
長吸収帯のために光路中の酸素による光量の減少が懸念
されるが、濃度検出器(B)14および/または温度検
出器(B)25に酸素濃度検出器を使用することによ
り、光量の減少を防ぐことが可能となる。
【0068】温度検知に関しては、装置内部の温度分布
を検知することで、装置内部の温度分布による像性能へ
の影響を最小限に押さえることができる。
【0069】二酸化硫黄などの供給ガス内に含まれる不
純物による像性能の劣化を防ぐために、窒素の濃度計を
装置内の濃度検出器(A)13〜濃度検出器(C)15
に取り付けることによって、窒素濃度の充填の程度をモ
ニタリングすることが可能となり、窒素濃度が所望の濃
度より低い場合は、レーザの発信を制限することも可能
である。このことにより、光学機器の表面に硫酸アンモ
ニウムが付着することによる像の劣化を未然に防ぐこと
が可能となる。
【0070】また、各流量計21〜23によって各弁1
8〜20を通過するパージガスの流量をモニタリングす
ることが可能であり、配管の外れ等の理由により流量が
低下した場合には、表示部106にその状況を表示する
と共に、主制御系104によって、各ユニットの制御を
行う。
【0071】図2は、図1の装置において、その内部の
所望のガスの状態の制御を行う時の動作を説明するフロ
ー図である。同図において、まずステップ201では、
装置内部に取り付けてある検出器による計測対象部(検
出部)における所望のガス濃度、検出器取り付け部の温
度、流入する不活性ガスの流量の有効範囲を入力する。
次に、ステップ202では、各検出器から出力されるエ
ラーと、エラー発生後の処理内容を関連づけるテーブル
を作成する。ステップ203では、ステップ201にて
入力したガスの物理量の有効範囲を各検出器を制御して
いる制御系に対して設定する。ステップ204では、制
御系は各検出器に対して計測値を要求する。ステップ2
05では、各計測器からの出力とステップ203で設定
された有効範囲を比較して、計測値が有効範囲以内(N
Oの場合)であれば、再び検出器に対して計測値を要求
するが、計測値が有効範囲外だった場合(YESの場
合)には、ステップ206へ進む。ステップ206で
は、各制御系から主制御系へ計測値が有効範囲外である
旨の通知が行われる。
【0072】ステップ207では、ステップ202にお
いて、予め設定されているエラーと処理方法のテーブル
から、ステップ205で発生したエラーを検索し、発生
したエラーに応じた処理を行う。ステップ207で行う
処理方法としては、装置上ブザーを鳴らす、画面にエラ
ーメッセージを表示する、装置内ユニット(例えばステ
ージ駆動、レーザ発振)を制限する等の処理を行う。
【0073】次に、計測値異常時の装置制御情報につい
て、図1および下記の表1を用いて説明する。
【0074】
【表1】
【0075】表1は、各検出器の計測値が異常状態とな
った場合に、その原因となる要因、その対処方法につい
て関連をまとめたテーブルとなっている。このテーブル
(情報)は、予め入力部105により入力されている。
【0076】表1では、異常値を発生した異常発生検出
器の種類、異常が発生した時に考えられる原因、原因が
追求できた時の対処方法、異常発生時の装置制御内容が
定義されている。表1では、図1に示す複数の検出器の
一部を示している。例えば、流量計(A)21が異常値
を検出した場合、D−1の装置制御内容に従って、主制
御装置104は装置全体を制御する。具体的には、装置
を停止させ、エラー表示および対処方法の表示を行う。
この場合、C−1に明記されている対処方法が表示され
る。
【0077】次に、複数の検出器に異常値が発生した場
合について説明する。A−2の流量計(B)22に異常
値が発生した場合、流量計(B)22の付いている配管
の供給元側には弁(B)19、流量計(A)21、およ
び弁(A)18が取り付けられているため、流量計
(B)22による異常検知の原因は弁(B)19、弁
(A)18、および供給元(不図示)のいずれかである
可能性がある。よって、この異常値が発生した場合の装
置制御では、装置停止した後に、供給元の状態を確認す
るため、流量計(A)21の状態を確認する。ここで、
異常値が発生していた場合は、流量計(A)21よりも
供給元側にエラー原因があるため、A−1へ遷移して、
D−1に定義されている処理に従う。流量計(A)21
が正常値だった場合、異常値の原因は流量計(A)21
から流量計(B)22の間の弁(B)19に存在してい
ることになる。その場合は、エラー表示をして、対処方
法(C−2)を表示する。A−3に示した温度検出器、
A−4に示した圧力検出器についても同様に装置制御を
行う。
【0078】表1におけるD欄の制御内容については、
温度検出器の出力が異常状態となった場合、検出部の流
量を制御することによって異常状態から早期復帰する手
段をとっても良い。また、エラー検知後のユニット制御
として、ガス物理量に敏感なレンズへのガス供給を中止
するため、レンズ部へのガス供給を行う弁20を微調整
しても良い。
【0079】また、ガス物理量検出により、供給されて
いる不活性ガス濃度が不十分な略密閉/密閉容器が判明
した場合、その容器についている弁のみを制御すること
により、その容器以外の不活性ガス濃度が十分なパージ
ユニットには少量のガスを供給することが可能となり、
ガスの使用量を制限でき、コスト削減が可能である。濃
度検出器(C)15でオゾン濃度を検出している場合
は、検出値が閾値異常となった場合、全ての弁18,1
9,20を最大に開くことによって装置内部のオゾンを
排出する処理を行うことにより、装置内部を不活性ガス
で再充填することも可能である。
【0080】次に、露光処理中の自動エラー検出、自動
復帰作用を図3を用いて説明する。これは、所望の位置
(検出部)のガス物理量を検出し、既定値内にならなけ
れば、露光動作を再開不可とする例である。
【0081】図3は、図1の装置の露光シーケンスを示
すフローチャートである。以下、図1、図2、および図
3を参照して、本実施例の動作について説明する。
【0082】図3の露光シーケンスをスタートすると、
ウエハ11をウエハステージ12上に搬入する前に、ス
テップ301にてセンサ制御器102は、各ガス検出器
(A〜C)13〜15,24〜26,27〜29により
露光装置装置内部のガスの物理量を計測する。ステップ
302では、計測値と予め入力部105から入力され、
主制御系104に格納されている規定範囲とを比較し、
検出値が規定範囲以内(検出結果≦所定範囲)であれ
ば、装置内部のガス物理量制御が適切になされていると
判断し、ステップ305へ進む。もし、ステップ302
で検出値が規定範囲を超える場合(検出結果>所定範
囲)は、ステップ303でエラーを表示部106に表示
して警告し、ステップ304で主制御系104が露光シ
ーケンスを停止させ、再スタート待ち状態にする。ここ
で、オペレータによる入力待ち状態となる場合は、露光
シーケンスを再スタートしても、ステップ301とステ
ップ302により再度装置内部のガス物理量を計測し、
既定範囲を超える場合、ステップ304で再び再スター
ト待ち状態となり、露光動作が再開できないように制御
する。
【0083】次に、ステップ305では、ウエハ11が
ウエハステージ12に搬入される。ステップ306で
は、レチクル8のパターンをウエハ11上に投影露光す
る露光処理を行う。ウエハ1枚の露光処理が終了した場
合は、ステップ307でウエハ11を搬出し、搬出した
ウエハが最終のウエハであるか否かをステップ308で
判定する。ステップ308で最終ウエハでない場合は、
次のステップ309へ進み、ステップ301と同様に露
光装置各部のガス物理量の計測を行う。ここで、ステッ
プ308で最終ウエハの場合は、本露光シーケンスが終
了する。また、ステップ310〜ステップ312は、そ
れぞれステップ302〜ステップ304と同様の処理を
行う。
【0084】以上説明した露光シーケンスは、ウエハ1
枚毎に露光装置内のガス物理量計測値を計測して露光動
作を停止し、露光処理を再開できないように制御するフ
ローチャートであるが、各ショット毎、数枚のウエハ毎
に装置内部のガス物理量を計測し、露光処理を停止して
も同様の効果が得られる。
【0085】なお、ステップ304、ステップ312の
再スタート待ちにおいて、タイマーによって一定時間待
った後に自動で再スタートするようにしてもよい。この
場合、自動で露光処理の停止、再開を制御することが可
能になる。
【0086】本実施例では、光源、照明光学系、および
/または装置内部のガスの物理量を検知することによ
り、照明効率の低下を防止し、高解像力を実現すること
ができる。それと共に、本実施例では、装置稼動時に発
生する人体や装置へ悪影響を及ぼすガスの発生状況を検
知することにより、安全かつ高性能な投影露光装置が達
成できる。さらに、本実施例では、ガス発生状況を総合
的に判断することにより、エラー発生原因の特定が容易
になり、装置ダウンタイムの短縮が可能となる。
【0087】[半導体生産システムの実施例]次に、上
記説明した投影露光装置を利用した半導体等のデバイス
(ICやLSI等の半導体チップ、液晶パネル、CC
D、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン等)の生産システ
ムの例を説明する。これは、半導体製造工場に設置され
た製造装置のトラブル対応や定期メンテナンス、あるい
はソフトウェア提供等の保守サービスを、製造工場外の
コンピュータネットワーク等を利用して行うものであ
る。
【0088】表1は、全体システムをある角度から切り
出して表現したものである。図中、401は半導体デバ
イスの製造装置を提供するベンダ(装置供給メーカ)の
事業所である。製造装置の実例として、半導体製造工場
で使用する各種プロセス用の半導体製造装置、例えば、
前工程用機器(露光装置、レジスト処理装置、エッチン
グ装置等のリソグラフィ装置、熱処理装置、成膜装置、
平坦化装置等)や後工程用機器(組立て装置、検査装置
等)を想定している。事業所401内には、製造装置の
保守データベースを提供するホスト管理システム40
8、複数の操作端末コンピュータ410、これらを結ん
でイントラネット等を構築するローカルエリアネットワ
ーク(LAN)409を備える。ホスト管理システム4
08は、LAN409を事業所の外部ネットワークであ
るインターネット405に接続するためのゲートウェイ
と、外部からのアクセスを制限するセキュリティ機能を
備える。
【0089】一方、402〜404は、製造装置のユー
ザとしての半導体製造メーカ(半導体デバイスメーカ)
の製造工場である。製造工場402〜404は、互いに
異なるメーカに属する工場であってもよいし、同一のメ
ーカに属する工場(例えば、前工程用の工場、後工程用
の工場等)であってもよい。各工場402〜404内に
は、夫々、複数の製造装置406と、それらを結んでイ
ントラネット等を構築するローカルエリアネットワーク
(LAN)411と、各製造装置406の稼動状況を監
視する監視装置としてホスト管理システム407とが設
けられている。各工場402〜404に設けられたホス
ト管理システム407は、各工場内のLAN411を工
場の外部ネットワークであるインターネット405に接
続するためのゲートウェイを備える。これにより各工場
のLAN411からインターネット405を介してベン
ダ401側のホスト管理システム408にアクセスが可
能となり、ホスト管理システム408のセキュリティ機
能によって限られたユーザだけがアクセスが許可となっ
ている。具体的には、インターネット405を介して、
各製造装置406の稼動状況を示すステータス情報(例
えば、トラブルが発生した製造装置の症状)を工場側か
らベンダ側に通知する他、その通知に対応する応答情報
(例えば、トラブルに対する対処方法を指示する情報、
対処用のソフトウェアやデータ)や、最新のソフトウェ
ア、ヘルプ情報等の保守情報をベンダ側から受け取るこ
とができる。各工場402〜404とベンダ401との
間のデータ通信および各工場内のLAN411でのデー
タ通信には、インターネットで一般的に使用されている
通信プロトコル(TCP/IP)が使用される。なお、
工場外の外部ネットワークとしてインターネットを利用
する代わりに、第三者からのアクセスができずにセキュ
リティの高い専用線ネットワーク(ISDN等)を利用
することもできる。また、ホスト管理システムはベンダ
が提供するものに限らずユーザがデータベースを構築し
て外部ネットワーク上に置き、ユーザの複数の工場から
該データベースへのアクセスを許可するようにしてもよ
い。
【0090】さて、図5は、本実施形態の全体システム
を表1とは別の角度から切り出して表現した概念図であ
る。先の例では、それぞれが製造装置を備えた複数のユ
ーザ工場と、該製造装置のベンダの管理システムとを外
部ネットワークで接続して、該外部ネットワークを介し
て各工場の生産管理や少なくとも1台の製造装置の情報
をデータ通信するものであった。これに対し本例は、複
数のベンダの製造装置を備えた工場と、該複数の製造装
置のそれぞれのベンダの管理システムとを工場外の外部
ネットワークで接続して、各製造装置の保守情報をデー
タ通信するものである。図中、501は製造装置ユーザ
(半導体デバイス製造メーカ)の製造工場であり、工場
の製造ラインには各種プロセスを行う製造装置、ここで
は例として露光装置502、レジスト処理装置503、
成膜処理装置504が導入されている。なお、図5で
は、製造工場501は1つだけ描いているが、実際は複
数の工場が同様にネットワーク化されている。工場内の
各装置はLAN506で接続されてイントラネット等を
構成し、ホスト管理システム505で製造ラインの稼動
管理がされている。一方、露光装置メーカ510、レジ
スト処理装置メーカ520、成膜装置メーカ530等、
ベンダ(装置供給メーカ)の各事業所には、それぞれ供
給した機器の遠隔保守を行うためのホスト管理システム
511,521,531を備え、これらは上述したよう
に保守データベースと外部ネットワークのゲートウェイ
を備える。ユーザの製造工場内の各装置を管理するホス
ト管理システム505と、各装置のベンダの管理システ
ム511,521,531とは、外部ネットワーク50
0であるインターネット若しくは専用線ネットワークに
よって接続されている。このシステムにおいて、製造ラ
インの一連の製造機器の中のどれかにトラブルが起きる
と、製造ラインの稼動が休止してしまうが、トラブルが
起きた機器のベンダからインターネット500を介した
遠隔保守を受けることで迅速な対応が可能で、製造ライ
ンの休止を最小限に抑えることができる。
【0091】半導体製造工場に設置された各製造装置は
それぞれ、ディスプレイと、ネットワークインタフェー
スと、記憶装置にストアされたネットワークアクセス用
ソフトウェア並びに装置動作用のソフトウェアを実行す
るコンピュータを備える。記憶装置としては内蔵メモリ
やハードディスク、若しくはネットワークファイルサー
バ等である。上記ネットワークアクセス用ソフトウェア
は、専用または汎用のウェブブラウザを含み、例えば図
6に一例を示す様な画面のユーザインタフェースをディ
スプレイ上に提供する。各工場で製造装置を管理するオ
ペレータは、画面を参照しながら、製造装置の機種(6
01)、シリアルナンバー(602)、トラブルの件名
(603)、発生日(604)、緊急度(605)、症
状(606)、対処法(607)、経過(608)等の
情報を画面上の入力項目に入力する。入力された情報は
インターネットを介して保守データベースに送信され、
その結果の適切な保守情報が保守データベースから返信
されディスプレイ上に提示される。また、ウェブブラウ
ザが提供するユーザインタフェースは、さらに図示のご
とくハイパーリンク機能(610,611,612)を
実現し、オペレータは各項目のさらに詳細な情報にアク
セスしたり、ベンダが提供するソフトウェアライブラリ
から製造装置に使用する最新バージョンのソフトウェア
を引出したり、工場のオペレータの参考に供する操作ガ
イド(ヘルプ情報)を引出したりすることができる。こ
こで、保守データベースが提供する保守情報には、上記
説明した本発明に関する情報も含まれ、また前記ソフト
ウェアライブラリは本発明を実現するための最新のソフ
トウェアも提供する。
【0092】次に、上記説明した生産システムを利用し
た半導体デバイスの製造プロセスを説明する。図7は、
半導体デバイスの全体的な製造プロセスのフローを示
す。ステップ1(回路設計)では半導体デバイスの回路
設計を行う。ステップ2(マスク製作)では設計した回
路パターンを形成したマスクを製作する。一方、ステッ
プ3(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウエ
ハを製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は前工程
と呼ばれ、上記用意したマスクとウエハを用いて、リソ
グラフィ技術によってウエハ上に実際の回路を形成す
る。次のステップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ス
テップ4によって作製されたウエハを用いて半導体チッ
プ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、
ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等
の組立て工程を含む。ステップ6(検査)ではステップ
5で作製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久
性テスト等の検査を行う。こうした工程を経て半導体デ
バイスが完成し、これを出荷(ステップ7)する。前工
程と後工程はそれぞれ専用の別の工場で行い、これらの
工場毎に上記説明した遠隔保守システムによって保守が
なされる。また、前工程工場と後工程工場との間でも、
インターネットまたは専用線ネットワークを介して生産
管理や装置保守のための情報等がデータ通信される。
【0093】図8は、上記ウエハプロセスの詳細なフロ
ーを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸
化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶
縁膜を成膜する。ステップ13(電極形成)ではウエハ
上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオ
ン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ1
5(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ス
テップ16(露光)では上記説明した投影露光装置によ
ってマスクの回路パターンをウエハに焼付露光する。ス
テップ17(現像)では露光したウエハを現像する。ス
テップ18(エッチング)では現像したレジスト像以外
の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)では
エッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。
これらのステップを繰り返し行うことによって、ウエハ
上に多重に回路パターンを形成する。各工程で使用する
製造機器は上記説明した遠隔保守システムによって保守
がなされているので、トラブルを未然に防ぐと共に、も
しトラブルが発生しても迅速な復旧が可能で、従来に比
べて半導体デバイスの生産性を向上させることができ
る。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光源、照明光学系、および/または装置内部の不活性ガ
ス(例えば窒素ガス)の物理量を複数の検出器により検
出して処理手段により処理することにより、照明効率の
低下を防止し、高解像力が実現できる投影露光装置が得
られる。それと共に、本発明によれば、装置稼動時に発
生する人体や装置へ悪影響を及ぼすガスの発生状況を検
出することにより、安全かつ高性能な投影露光装置が達
成できる。また、本発明によれば、ガス発生状況を総合
的に判断することにより、エラー発生原因の特定が容易
になり、装置ダウンタイムの短縮が可能となる。
【0095】さらに、本発明のガス状態監視方法によれ
ば、上記同様、不活性ガスの物理量を複数の検出器によ
り検出して処理工程により処理することにより、ガス状
態異常の場合は即座の原因究明を可能とし、当該ガス状
態監視方法を備える装置のダウンタイムの短縮が図れ、
安全かつ高精度な装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例における濃度・温度・流量
・圧力検出器を有した走査型露光装置の構成を示す概略
図である。
【図2】 本発明の一実施例における装置内部の所望の
ガスの状態の制御を行う時の動作を説明するフロー図で
ある。
【図3】 本発明の一実施例における露光シーケンスを
示すフローチャートである。
【図4】 本発明の一実施例における露光装置を含む半
導体デバイスの生産システムをある角度から見た概念図
である。
【図5】 本発明の一実施例における露光装置を含む半
導体デバイスの生産システムを別の角度から見た概念図
である。
【図6】 本発明の一実施例における露光装置を含む半
導体デバイスの生産システムにおけるユーザインタフェ
ースの具体例を示す図である。
【図7】 本発明の一実施例における露光装置によるデ
バイスの製造プロセスのフローを説明する図である。
【図8】 本発明の一実施例における露光装置によるウ
エハプロセスを説明する図である。
【図9】 従来例に係るエキシマレーザを光源とする投
影露光装置の要部を示す概略図である。
【符号の説明】
1,901:光源、2:ビーム整形光学系、3:オプテ
ィカルインテグレータ、3a:光入射面、3b:光射出
面、4,912:コンデンサレンズ、5:マスキングブ
レード、6:結像レンズ、7,904,906,90
9,911,933,934,927:ミラー、8,9
13:レチクル、9:レチクルステージ、10:投影レ
ンズ、11:ウエハ、12:ウエハステージ、13:濃
度検出器A、14:濃度検出器B、15:濃度検出器
C、16:濃度・温度検出器D、17:チャンバ、1
8:弁A、19:弁B、20:弁C、21:流量計A、
22:流量計B、23:流量計C、24:温度検出器
A、25:温度検出器B、26:温度検出器C、27:
圧力検出器A、28:圧力検出器B、29:圧力検出器
C、101:ステージ駆動制御系、102:センサ制御
器、103:レーザ制御系、104:主制御系、10
5:入力部、106:表示部、107:弁/流量制御
系、109:濃度・温度・流量範囲値、902:発散レ
ンズ、903,905,908:レンズ、907,91
7:駆動装置、910:フライアイレンズ、913a:
レチクル913の位置合わせ用マーク、914:投影レ
ンズ、915:ステージ、916:ステージ915の位
置合わせ用基準マーク、918:干渉計、919:ウエ
ハ、919a:ウエハ919の位置合わせ用マーク、9
20:制御装置、921:集光レンズ、922a,92
2b,922c,922d,922e,922f,92
8:レンズ、925:ハーフミラー、926:対物レン
ズ、929:カメラ、930:処理装置。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの光を照明光学系によって所定
    の照明光束として原版のパターンを照明し、該パターン
    を投影レンズによって感光物体に投影露光する投影露光
    装置において、 前記投影露光装置は、その内部の少なくとも一部を密閉
    または略密閉して形成される容器に不活性ガスを満たす
    供給手段と、該容器内および/または該容器外に存在す
    るガスの物理量を検出する複数の検出器と、該検出器が
    異常値を検出した場合の処理を行う処理方法および前記
    複数の検出器の依存関係情報を記憶する手段と、を有す
    ることを特徴とする投影露光装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の検出器の出力と前記依存関係
    情報とに基づいて異常箇所を判別する手段と、その判別
    結果に基づいて前記処理方法を表示する手段とをさらに
    有することを特徴とする請求項1に記載の投影露光装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ガスの物理量は、前記容器内および
    /または前記容器外に存在するガスの温度、濃度、圧
    力、および流量の内の少なくとも1つであることを特徴
    とする請求項1または2に記載の投影露光装置。
  4. 【請求項4】 前記検出器によって検出された前記ガス
    の物理量を表示器に表示することを特徴とする請求項1
    〜3のいずれか1項に記載の投影露光装置。
  5. 【請求項5】 前記ガスの物理量を入力する入力手段を
    備え、前記検出器によって検出された前記ガスの物理量
    が前記入力手段から予め入力された入力値を超えた場
    合、前記表示器に異常を表示することを特徴とする請求
    項4に記載の投影露光装置。
  6. 【請求項6】 前記検出器からの出力が異常の場合、前
    記入力手段から予め入力された装置制御手順に従って装
    置制御を行うことを特徴とする請求項5に記載の投影露
    光装置。
  7. 【請求項7】 前記検出器によって検出された前記ガス
    の物理量が前記入力手段から入力された入力値を超えた
    場合、前記供給手段によって供給されるガスの温度、濃
    度、圧力、および流量の内のいずれか1つ以上を調節す
    る手段をさらに備えることを特徴とする請求項5または
    6に記載の投影露光装置。
  8. 【請求項8】 前記投影露光装置が前記ガスの複数の物
    理量を検出する検出器を備え、前記検出器からの検出値
    を前記入力手段から予め入力された判断基準に基づいて
    判断し、前記投影露光装置の状態を総合的に判断するこ
    とを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の投
    影露光装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項に記載の投
    影露光装置において、ディスプレイと、ネットワークイ
    ンタフェースと、ネットワーク用ソフトウェアを実行す
    るコンピュータとをさらに有し、投影露光装置の保守情
    報をコンピュータネットワークを介してデータ通信する
    ことを可能にした投影露光装置。
  10. 【請求項10】 前記ネットワーク用ソフトウェアは、
    前記投影露光装置が設置された工場の外部ネットワーク
    に接続され前記投影露光装置のベンダ若しくはユーザが
    提供する保守データベースにアクセスするためのユーザ
    インタフェースを前記ディスプレイ上に提供し、前記外
    部ネットワークを介して該データベースから情報を得る
    ことを可能にする請求項9に記載の投影露光装置。
  11. 【請求項11】 光源からの光を照明光学系によって所
    定の照明光束として原版のパターンを照明し、該パター
    ンを投影レンズによって感光物体に投影露光する装置の
    ガス状態を監視するガス状態監視方法において、 前記装置は、その内部の少なくとも一部を密閉または略
    密閉して形成される容器に不活性ガスを満たす手段と、
    該容器内および/または該容器外に存在するガスの物理
    量を検出する複数の検出器とを有し、該検出器が異常値
    を検出した場合の処理を行う処理方法および前記複数の
    検出器の依存関係情報を記憶する工程を有することを特
    徴とする投影露光装置。
  12. 【請求項12】 請求項1〜10のいずれか1項に記載
    の投影露光装置を含む各種プロセス用の製造装置群を半
    導体製造工場に設置する工程と、該製造装置群を用いて
    複数のプロセスによって半導体デバイスを製造する工程
    とを有することを特徴とする半導体デバイス製造方法。
  13. 【請求項13】 前記製造装置群をローカルエリアネッ
    トワークで接続する工程と、前記ローカルエリアネット
    ワークと前記半導体製造工場外の外部ネットワークとの
    間で、前記製造装置群の少なくとも1台に関する情報を
    データ通信する工程とをさらに有する請求項12に記載
    の半導体デバイス製造方法。
  14. 【請求項14】 前記投影露光装置のベンダ若しくはユ
    ーザが提供するデータベースに前記外部ネットワークを
    介してアクセスしてデータ通信によって前記製造装置の
    保守情報を得る、若しくは前記半導体製造工場とは別の
    半導体製造工場との間で前記外部ネットワークを介して
    データ通信して生産管理を行う請求項13に記載の半導
    体デバイス製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項1〜10のいずれか1項に記載
    の投影露光装置を含む各種プロセス用の製造装置群と、
    該製造装置群を接続するローカルエリアネットワーク
    と、該ローカルエリアネットワークから工場外の外部ネ
    ットワークにアクセス可能にするゲートウェイを有し、
    前記製造装置群の少なくとも1台に関する情報をデータ
    通信することを可能にしたことを特徴とする半導体製造
    工場。
  16. 【請求項16】 半導体製造工場に設置された請求項1
    〜10のいずれか1項に記載の投影露光装置の保守方法
    であって、前記投影露光装置のベンダ若しくはユーザ
    が、半導体製造工場の外部ネットワークに接続された保
    守データベースを提供する工程と、前記半導体製造工場
    内から前記外部ネットワークを介して前記保守データベ
    ースへのアクセスを許可する工程と、前記保守データベ
    ースに蓄積される保守情報を前記外部ネットワークを介
    して半導体製造工場側に送信する工程とを有することを
    特徴とする投影露光装置の保守方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006208210A (ja) * 2005-01-28 2006-08-10 Toppan Printing Co Ltd 露光光学系光学部品の検査方法及び検査装置
JP2010199476A (ja) * 2009-02-27 2010-09-09 Hitachi Kokusai Electric Inc 基板処理システム
JP2011164590A (ja) * 2010-01-14 2011-08-25 Nsk Ltd 露光装置及び露光方法
JP2012151493A (ja) * 2003-07-28 2012-08-09 Nikon Corp 露光装置及びデバイス製造方法、並びに露光装置の制御方法

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