JP2003141472A - Icカード収納カプセル及びその製造方法、並びに、非接触型icカード - Google Patents

Icカード収納カプセル及びその製造方法、並びに、非接触型icカード

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JP2003141472A
JP2003141472A JP2001334605A JP2001334605A JP2003141472A JP 2003141472 A JP2003141472 A JP 2003141472A JP 2001334605 A JP2001334605 A JP 2001334605A JP 2001334605 A JP2001334605 A JP 2001334605A JP 2003141472 A JP2003141472 A JP 2003141472A
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Yoshiyuki Yamaguchi
良行 山口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定形状のカプセル内部にICカードを収納
可能とし、且つ、その収納されたICカードと外部機器
との間のデータ通信を可能としたICカード収納カプセ
ル、このカプセルに利用可能な非接触型ICカード及び
ICカード収納カプセルの製造方法を提供する。 【解決手段】 ICカード収納カプセル2を、所定形状
(例えば、球形)のカプセル内部にICカードを収納す
るICカード収納部2aと、同カード収納部2aに収納
されたICカードとデータ通信装置3との間でデータの
送受信を行うためのデータ通信部2bとを備えた構成と
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカードを収納
可能なカプセルに係り、特に、カプセルに収納したIC
カードと外部機器との間でデータ通信が可能なICカー
ド収納カプセル、この収納カプセルにおいて利用可能な
非接触型ICカード及びICカード収納カプセルの製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、市販されているカードゲーム用の
カードと家庭用のゲーム機器やパソコン等のゲームソフ
トとを併用したカードゲームのシステムがある。これ
は、ゲームの進行においては、利用者は個人で購入した
ICカード等で作られたデータを記憶可能で、且つ、オ
リジナルな組み合わせのカードを用い、このカードのデ
ータを、例えば、ゲームソフトに同梱されたカードリー
ダ等で読み取り、ゲーム機器やパソコン等によって、読
み取ったデータを用いてゲームの進行や判定等を行い、
進行内容によっては、ICカードのデータを書き換える
などしてゲームを進めていくものである。
【0003】これらのカードゲームには、カードの販促
用、あるいは、カードゲームの舞台となるテレビアニメ
やコミックスなどの作品があり、カードゲームを行う子
供などは、これらの登場キャラクタの真似をするなどキ
ャラクタに感情移入をしながらゲームを進行させること
が多い。また、このカードゲームに用いられるICカー
ドのうち、特に非接触でデータの読み書きを行うことが
可能なICカードには、ICカードに備えられた平面コ
イルと、ICカードのメモリICからデータを読み出す
カードリーダ、又は、ICカードのメモリICにデータ
を書き込むデータライタ等に備えられた平面コイルとの
電磁誘導結合を利用してデータの送受信が行われるもの
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、テレビアニメやコミックスではその登場キャラクタ
である主人公などが味方モンスタを封じ込めておくため
のカプセルなどを所持し、モンスタとの戦闘があるとそ
のカプセルから味方モンスタを解き放って相手のモンス
タと戦わせるシーンなどがあるが、従来のカードゲーム
システムにおいては、このようなアニメやコミックスの
作品を元にしたカードゲームであっても、対戦相手とカ
ードを出し合うだけでゲームが進行していき、アニメや
コミックスにおける戦闘シーンとは異なる方法でゲーム
が展開されていた。
【0005】そこで、本発明は、このような従来の技術
の有する未解決の課題に着目してなされたものであっ
て、所定形状のカプセル内部にICカードを収納可能と
し、且つ、その収納されたICカードと外部機器との間
のデータ通信を可能としたICカード収納カプセル、こ
のカプセルに利用可能な非接触型ICカード及びICカ
ード収納カプセルの製造方法を提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る請求項1記載のICカード収納カプセ
ルは、ICカードを収納可能な収納部と、当該収納部に
収納されたICカードと所定の外部機器との間のデータ
通信を可能とするデータ通信手段と、を備えることを特
徴とするICカード収納カプセル。
【0007】このような構成であれば、カプセル内に収
納されたICカードに記憶されているデータをデータ通
信手段によって、例えば、ゲーム機器やPCなどの外部
機器で読み取ったり、逆に、外部機器から送信されたデ
ータをICカードのメモリICに書き込んだりするなど
のデータ通信が可能となるので、例えば、この発明を、
アニメやコミックスなどの、ゲームの舞台となる作品の
あるカードゲームで使用したときに、カプセルをその登
場キャラの所持するアイテムと同じ形状にすることによ
って、例えば、アニメやコミックスなどの登場人物が専
用のアイテムから味方モンスタを呼び出すのと似た状況
でカードゲームを進行させることが可能となり、そのカ
プセルを持って登場人物の動作を真似したりすること
で、より一層作品の雰囲気を味わえ、興趣の向上に役立
つ。また、無線通信用の回路を備えていない接触型IC
カードを収納することによって、有線、又は、無線によ
って外部機器と離れていても通信を行うようにすること
が可能となり便利である。
【0008】また、請求項2に係る発明は、請求項1記
載のICカード収納カプセルにおいて、開閉可能な蓋部
を備え、前記収納部に収納されたICカードを別のIC
カードに入れ替え可能としたことを特徴としている。つ
まり、カプセルに開閉可能な蓋部を設けることで、収納
部に収納するICカードを交換可能としたもである。こ
れにより、手軽にICカードの種類などを交換すること
が可能となり、例えば、この発明をカードゲームに適用
した場合は、ゲームに使用するカードを手軽に交換でき
るので便利である。
【0009】また、請求項3に係る発明は、請求項1記
載のICカード収納カプセルにおいて、前記収納部に対
して前記ICカードを外部から出入可能なICカード出
入手段を備えることを特徴としている。つまり、カプセ
ル内部の収納部にICカードを収納するときに、カプセ
ルに外部から収納部にICカードを収納し、また、収納
されたICカードを取り出すことが可能なICカード出
入手段を設けたので、カードの入れ替えを行うのに手軽
で便利である。
【0010】また、請求項4に係る発明は、請求項1乃
至請求項3のいずれかに記載のICカード収納カプセル
において、前記ICカードは接触型ICカードであり、
前記データ通信手段は、前記収納部に収納された接触型
ICカードと前記外部機器との間の無線によるデータ通
信を可能とする通信用回路の実装された回路基板と、前
記収納部に収納されたICカードと前記回路基板とを接
続する接続手段と、を備えることを特徴としている。
【0011】つまり、カードコネクタ等に装着して、I
Cカードのエッジコネクタ等の接触部を接触させた状態
でデータの送受信を行う接触型のICカードを収納して
用いるもので、接続手段によって通信用回路と収納部に
収納された接触型ICカードとを接続することで、PC
(Personal Computer)やゲーム機器などの外部機器と
無線によるデータ通信を可能としたものである。従っ
て、本発明を、例えば、市販されているゲーム用カード
と家庭用ゲーム機器とを用いたカードゲームシステムに
用いることで、カード自体に通信用回路を搭載すること
なく、無線によって家庭用ゲーム機器との間のデータ通
信を行うことが可能となり、カードにかかるコストの低
減に役立つ。
【0012】また、請求項5に係る発明は、請求項1乃
至請求項3のいずれかに記載のICカード収納カプセル
において、前記ICカードは非接触型ICカードであ
り、前記データ通信手段は、前記収納部に収納された非
接触型ICカードと前記外部機器との間の無線によるデ
ータ通信を可能とするアンテナと、前記収納部に収納さ
れた非接触型ICカードと前記アンテナとを接続するた
めのアンテナ接続部と、を備えることを特徴としてい
る。
【0013】つまり、データ通信手段を、アンテナの実
装されたアンテナ基板と、この基板と非接触型ICカー
ドとを外部機器とデータ通信可能に接続するための接続
部とから構成したものである。従って、非接触型ICカ
ードをカプセルに収納しても外部機器との間と無線によ
るデータ通信が可能である。また、請求項6記載の非接
触型ICカードは、請求項5記載のICカード収納カプ
セルにおいて利用可能な非接触型ICカードであって、
自カードを前記ICカード収納カプセルに収納したとき
に、自カードに備わる通信用アンテナを使用不能な状態
にして前記ICカード収納カプセルの有するアンテナに
切替えるためのアンテナ切替手段を備えることを特徴と
している。
【0014】このような構成であれば、ICカード収納
部にICカードを収納することによって非接触型ICカ
ードの有するアンテナを使用不可能にし、且つ、ICカ
ード収納カプセルの有するアンテナによってデータ通信
を行う状態に切り替わるようにしたので、アンテナを含
む無線通信用の回路を備えた非接触ICカードを、IC
カード収納カプセルに収納したときには、非接触型IC
カードのアンテナを使用不可能にして、カプセル側のア
ンテナに切替えることが可能である。
【0015】また、請求項7記載のICカード収納カプ
セルの製造方法は、請求項4記載のICカード収納カプ
セルの製造方法であって、半球形状の容器を用意し、導
電性樹脂を容器内側に塗って前記接触型ICカードと前
記回路基板とを接続するための配線を行う工程と、前記
配線の端部に前記回路基板と前記接触型ICカードとを
導電可能に接続するためのバンプを形成する工程と、容
器内側底部に前記回路基板を配設し、当該回路基板と前
記バンプとを導電性接着剤を用いて接続する工程と、前
記各工程の終了後に前記容器内部に非導電性樹脂を充填
して凝固させる工程と、を備えることを特徴としてい
る。
【0016】従って、非導電性樹脂をカプセル内に充填
するときに、回路基板への配線が固定されていない場合
に生じる配線不良を防ぐのに役立つ。また、請求項8記
載のICカード収納カプセルの製造方法は、請求項4記
載のICカード収納カプセルの製造方法であって、半球
形状の容器を用意し、当該容器内側に前記接触型ICカ
ードと前記回路基板とを接続するための金属線の配線を
行う工程と、配線された金属線を容器内側に固定する工
程と、前記容器内側底部に回路基板を配設し、当該アン
テナ基板と前記金属線端部とを接続する工程と、前記各
工程の終了後に前記容器に非導電性樹脂を充填して凝固
させる工程と、を備えることを特徴としている。
【0017】従って、非導電性樹脂をカプセル内に充填
するときに、回路基板への配線が固定されていない場合
に生じる配線不良を防ぐのに役立ち、金属線を使用する
ことで配線の電気抵抗を導電性樹脂に比べて小さくする
ことが可能となる。また、請求項9記載のICカード収
納カプセルの製造方法は、請求項5記載のICカード収
納カプセルの製造方法であって、半球形状の成型物を生
成するための金型を用意し、前記非接触型ICカードと
接続するための金属線を前記アンテナにはんだ付けする
工程と、前記金属線のはんだ付けされたアンテナを前記
金属線片端部が外に出るようにし、且つ、前記アンテナ
が前記金型の底部近傍に位置するように配設する工程
と、前記各工程の終了後に非導電性樹脂を前記金型に流
し込んで凝固させる工程と、を備えることを特徴として
いる。
【0018】従って、アンテナが金型の底部近傍に位置
するように配設してから非導電性樹脂を流し込むように
しているので、カプセルの底部寄りにアンテナが位置す
るようになり、非導電性樹脂にほぼ阻害されずに外部機
器と無線によってデータを送受信することが可能とな
る。また、請求項10に係る発明は、請求項1乃至請求
項5のいずれに記載のICカード収納カプセルにおい
て、カプセルの形状は、球形であることを特徴としてい
る。
【0019】つまり、かプセルの形状を球形にしたもの
である。また、請求項11に係る発明は、請求項1乃至
請求項5のいずれかに記載のICカード収納カプセルに
おいて、前記通信手段の姿勢を所定の姿勢に保つための
重りを備えることを特徴としている。つまり、例えば、
カプセルの形状を球形にし、ICカード収納カプセルを
受信装置等のデータ受信部に置いたときに、カプセルが
転がって、データ通信手段の姿勢がデータ受信部の反対
側にならないように、例えば、カプセル底部に重りを配
設し、常にデータ通信手段がデータ受信部側に向くよう
にするものである。従って、ICカード収納カプセル側
のデータ通信手段の姿勢によるデータ通信障害を防ぐの
に役立つ。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1乃至図7は、本発明に係るI
Cカード収納カプセル及び非接触型ICカードの実施の
形態を示す図である。まず、本発明に係るICカード収
納カプセルを図1及び図2に基づいて説明する。図1
(a)は、蓋部を備えたICカード収納カプセルのカプ
セル上部を開いた状態のものを正面から見た正面図であ
り、図1(b)は、図1(a)の状態のICカード収納
カプセルを側面からみた側面図であり、図2(a)は、
外部からICカードを出し入れ可能な挿入口及びイジェ
クトボタンを備えたICカード収納カプセルを正面から
見た正面図であり、図2(b)は、図2(a)のICカ
ード収納カプセルを側面から見た側面図である。
【0021】まずICカード収納カプセルの第1の例を
図1(a)、(b)に基づいて説明する。図1(a)、
(b)に示すように、ICカード収納カプセル2は、蓋
部となるカプセル上部30と、その受け側のICカード
2aを収納するための収納部31を備えたカプセル下部
32とから構成されている。ICカード2aは、この場
合は接触型ICカードであり、収納部31にICカード
を収納することで、後述する回路基板52と接続され
る。
【0022】つまり、図1(a)に示すように、収納部
31は、接触型ICカードを差し込めるように、コネク
タ端子33を備えたカードコネクタとなっており、この
コネクタに接触型ICカードを挿入することでカードの
備える図示しないエッジコネクタ部とコネクタ端子33
とが接続され、回路基板52とのデータ通信を可能にす
る。そして、本実施の形態においては、カードを挿入し
てカプセル上部30を閉めることによって球形状のカプ
セルとして用いることになる。ここでは、ICカードを
接触型に限定して説明しているが、収納部31をコネク
タ型にせず、非接触型ICカードを収納可能なものに
し、ICカード収納カプセルの備える後述するアンテナ
基板と接続するようにしても良い。また、本実施の形態
においては、カプセル上部30は、これを閉じることで
内側が空洞となる構造をしており、カプセル下部32
は、製造方法の説明でも後述するが、内部に非導電性樹
脂が充填されるていので、この樹脂の分が重りとなりカ
プセルを地面に置くと、カプセル下部に配設された回路
基板52側が下側になるように姿勢が固定されるように
なっている。
【0023】次にICカード収納カプセルの第2の例を
図2(a)、(b)に基づいて説明する。図2(a)、
(b)に示すように、この場合におけるICカード収納
カプセル2には、ICカード2aを外部から、図示しな
いカプセル内部にある収納部に収納可能なカード挿入口
40が備わっている。そして、挿入口40の隣には、収
納したICカードを取り出すためのイジェクトボタン4
1が備わっている。従って、この場合は、挿入口40か
らICカードを挿入することで、カプセル内部にある収
納部にICカードが収納され、接触型ICカードであれ
ば後述するデータ通信用の回路基板に接続され、非接触
型ICカードであれば後述するアンテナ基板に接続され
ることになる。
【0024】更に、上記したICカード収納カプセル2
を、カードゲームシステムに適用した実施の形態例を図
3及び図4に基づいて説明する。図3は、本発明に係る
ICカード収納カプセルをカードゲームシステムに適用
した場合の実施の一形態例を示す図であり、図4は、本
発明に係る非接触型ICカードの一構成例を示す図であ
る。
【0025】カードゲームシステム1は、ICカード
を、後述するデータ通信装置3とデータ通信可能に収納
するICカード収納カプセル2と、同カプセル2に収納
されたICカードとの間でデータの送受信を行うための
データ通信装置3と、データ通信装置3によって受信さ
れたデータに基づいてカードゲームを進行するゲーム提
供装置4と、カードゲームの進行状況を表示するための
表示装置5とから構成される。
【0026】ICカード収納カプセル2は、球形のカプ
セル内部にICカードを収納するICカード収納部2a
と、同カード収納部2aに収納されたICカードとデー
タ通信装置3との間でデータの送受信を行うためのデー
タ通信部2bとを備えた構成となっている。データ通信
装置3は、ゲーム提供装置4からの命令信号を受信し
て、その命令信号を搬送波を用いて変調し電波として送
信する。更に、ICカード2aから読み取ったデータを
データ通信部2bを介して受信し、復調してからゲーム
提供装置4に伝送する。ここで、本実施の形態におい
て、データ通信部2bと、データ通信装置3との間のデ
ータ通信は、コイルによる電磁誘導結合を利用したもの
であり、データ通信部2bのコイルと、データ通信装置
3のコイルとが接近することでデータの通信が行われ
る。つまり、データの送信は、コイルに流れる電圧また
は電流を変化することによって搬送波の振幅変調を行う
ことで実現し、データの受信は、コイルに流れる電流の
変化を検出し、それを復調することによって実現する。
【0027】ゲーム提供装置4は、データ通信装置3
に、ICカード2aに対してデータを書き込む命令を送
信させる命令を出したり、ICカード2aのメモリIC
からデータを読み出させる命令を出したりする。そし
て、メモリICから読み出したデータに基づいて専用の
ゲームプログラムを実行してカードゲームを進行させ
る。表示装置5は、ゲーム提供装置4からの映像出力信
号を受信して、表示部にゲームの進行状況を表示する。
【0028】更に、本発明に係る非接触型ICカードに
ついて、図4に基づいて説明する。図4は、本発明に係
る非接触型ICカードの一構成例を示す図である。非接
触型ICカード200は、電磁誘導結合によるデータ通
信を行うためのコイル20と、ICカード収納部2aに
ICカードを収納したときに、コイル20を使用不能に
して、データ通信部2bの備えるコイルに切り替えるた
めの切替部21と、受信した変調信号を復調するための
復調回路22と、データを記憶するためのメモリIC2
4と、同メモリIC24からのデータの読み出し、又
は、メモリIC24に対してデータを書き込む等のメモ
リICを制御するためのメモリ制御用IC23と、メモ
リIC24から読み出したデータを搬送波を変調させて
合成するための変調回路25とから構成される。
【0029】具体的な動作を説明すると、本実施の形態
において、上記カードゲームは舞台となるアニメ番組が
あり、ICカード収納カプセル2は、そのアニメ番組に
おいて味方モンスタを獲得するためのカプセルと形状を
同じものにしてある。カードゲームの進行は、モンスタ
データの記憶されたICカードをICカード収納カプセ
ル2に収納して、データ通信装置3に近づけることによ
って行われる。つまり、例えば、友達同士で、それぞれ
が所有するICカードの収納されたIC収納カプセル2
をデータ通信装置3に近づけることで、それぞれのカプ
セルに収納されたICカードのモンスタが戦闘を行い、
ゲームが進行していく仕組みである。
【0030】ICカード収納カプセル2をデータ通信装
置3に近づけると、ゲーム提供装置4からの命令によっ
て常に送信されているデータ読取り命令を、データ通信
部2bが受信する。受信された信号は、復調回路22に
よって元の命令データに復調され、メモリ制御用IC2
3に伝送される。メモリ制御用IC23は、受信した命
令に従って、メモリIC24からデータを読みとり、メ
モリ制御用IC23に伝送する。メモリ制御用IC23
は、メモリから読み取ったデータを変調回路25に伝送
し、変調回路25によって変調された信号がコイル20
を介してデータ通信部3に送信されることになる。デー
タ通信部3は、データを受信すると、非接触型ICカー
ド200と同様に、復調してデータを取り出し、ゲーム
提供装置4に伝送する。ゲーム提供装置4は、受信した
データに基づいて、カードゲーム用のゲームプログラム
を実行して、ゲームを進行させ、その進行状況を表示装
置5に表示する。また、ゲームの進行状況によっては、
データ通信装置3にICカードにデータを書き込む命令
を伝送し、その命令を受信したデータ通信装置3は、命
令信号を変調してデータ通信部2bに伝送する。そし
て、上記同様に、非接触型ICカード200はデータを
復調して、メモリIC24にデータを書き込む。
【0031】更に、非接触型ICカード200をICカ
ード収納部2aに収納したときのアンテナ(ここではコ
イル)の切替えの一例を図7に基づいて説明する。図7
は、非接触型ICカード200をICカード収納カプセ
ル2に収納したときのアンテナの切替えの一例を示す図
であり、図7(a)は、アンテナ切替え前の様子を示す
図であり、図7(b)は、アンテナ切替え後の様子を示
す図である。
【0032】図7(a)に示すように、カプセル下部3
2には、カプセル内側底部に通信用のアンテナであるコ
イル70が配設され、そのコイル70からは非接触型I
Cカード200と同コイル70とを接続するための金属
線が伸びており、更に、その端部には接続部71が設け
られている。そして、非接触型ICカード200に設け
られた切替部21は、通常、非接触型ICカード200
を単体で用いるときは図7(a)に示すように、コイル
20と変調回路22等の通信処理用の回路部が接続され
た状態になっており、図7(b)に示すように、切替部
21に対して接続部71を非接触型ICカード200の
回路部と同ICカード200のコイル20とが切断され
るように切替部21におけるコイル20との接続部分を
押し上げ、接続部71と通信処理用の回路部とを接続す
ることでアンテナ(コイル)の切替えが行われる。図7
(b)では、金属線が空中配線されているかのように見
えるが、実際は、非導電性樹脂等がカプセル下部32内
部に充填され、コイル70及び配線は固定されており、
収納部に非接触型ICカード200を収納したときに、
丁度、切替部21におけるコイル20との接続部分が押
し上げられる位置に金属線端部にある接続部71が固定
配置されるようになっている。
【0033】更に、図5に基づいて本発明に係るICカ
ード収納カプセルの製造方法を説明する。この場合のI
Cカードは接触型のICカードであり、アンテナ等を含
む無線通信用の回路基板をICカード収納カプセル側に
備えた構成のものである。図5(a)〜(c)は、本発
明に係るICカード収納カプセルの製造工程の一例を示
す図であり、図5(c)に示す工程の別の一例を示す図
である。
【0034】図5(a)に示すように、まず下部カプセ
ル32の基盤となる半球形状の容器50(例えば、プラ
スチック製の容器)を用意する。そして、プラスチック
をベースとして、ニッケル粉末や、グラファイト、カー
ボンブラックなどの導電性フィラを混合した導電性樹脂
を容器の内側に塗り、図5(b)に示す樹脂配線51の
ように、ICカードと無線通信用の回路基板とを接続す
るための配線を行う。このとき、配線の両端部には回路
基板と配線とを相互接続するためのバンプ55を設け
る。更に、図5(c)に示すように、無線通信用の回路
基板52を容器50の内側底部において、バンプ55と
接続する。接続には樹脂系バインダと金、銀、銅などの
導電性フィラとを結合した導電性接着剤を使用する。そ
して、回路基板52とバンプ55とを導電性接着剤によ
って接続した後に、容器50内に非導電性樹脂(例え
ば、プラスチックなど)を充填して凝固させる。このよ
うにして、カプセル下部32の基礎部分が製造されるこ
とになる。つまり、この基礎部分に、ICカードの収納
部や蓋部への接続部などを設けることで、カプセルの下
部となる。
【0035】また、配線の製造方法の別の一例として、
図5(d)に示すように、容器50内部に金属線53に
よる配線を行い、配線した金属線53をカプセル内部に
テープ54によって固定する方法もある。この方法も配
線された金属線53の端部にはバンプ55を設け、回路
基板52とバンプ55とをはんだ付けによって接続す
る。接続後は、図5(c)の一例の場合と同様に、容器
50内部に非導電性樹脂を充填して凝固させる。
【0036】更に、ICカードとして無線通信用の回路
を備える非接触型ICカードを収納するためのICカー
ド収納カプセルの製造方法を、図6に基づいて説明す
る。図6は、非接触型ICカードを収納するためのIC
カード収納カプセルの製造方法の一例を示す図であり、
図6(a)は、アンテナ用のコイルのプリントされたア
ンテナ基板を示す図であり、図6(b)は、アンテナ基
板に金属線をはんだ付けした様子を示す図であり、図6
(c)は、金型の型部に金属線のはんだ付けされたアン
テナ基板を配設した様子を示す図である。
【0037】図6(a)に示すように、無線用のアンテ
ナとして、基盤にコイルのプリントされたアンテナ基板
61を用意する。そして、図6(b)に示すように、ま
ず、アンテナ基板61には、非接触型ICカードと同基
板61を接続するための2本の金属線53をアンテナ基
板61にプリントされたコイルの両端部61aにそれぞ
れはんだ付けする。次に、図6(c)に示すように、半
球形状の成型物を生成するための金型60を用意して、
金属線53のはんだ付けされたアンテナ基板61を、金
型60の型部60aの内側底部近傍に金属線53の端部
が型部60aの外に出るように配設する。更に、アンテ
ナ基板61を配設した後に、型部60aに非導電性樹脂
を流し込み凝固させる。
【0038】このようにして、カードゲームシステム向
けに形状を工夫したICカード収納カプセルにICカー
ドを収納し、ゲームに適用することで、まず、収納され
たICカードが接触型ICカードであっても、外部機器
との無線通信等のデータ通信を可能とし、また、形状が
工夫されていることで、カードゲームの舞台となってい
るアニメ番組の登場キャラと似た状況でゲームを行うこ
とが可能となる。
【0039】また、ICカード収納カプセル2に蓋部3
0や挿入口40を設けることで、カードの収納や変更を
手軽に行うことが可能である。また、非接触型ICカー
ドに切替部21を設けたことで、そのカードをアンテナ
切替用の接続部71を備えたICカード収納カプセルに
収納する場合に、非接触型ICカードに備わっているア
ンテナを切り離して、ICカード収納カプセル側のアン
テナに切り替えることが可能である。
【0040】ここで、図2に示す挿入口40及びイジェ
クトボタン41は、請求項3記載のICカード出入手段
に対応し、図3に示すデータ通信装置3は、請求項1、
4、5記載の外部機器に対応し、図4に示す、切替部2
1は、請求項6記載のアンテナ切替手段に対応し、図1
に示すコネクタ端子33は請求項4記載の接続手段に対
応し、図7に示す接続部71は、請求項4記載の接続手
段に対応する。
【0041】なお、上記実施の形態においては、ICカ
ード収納カプセルを球形状としているが、これに限ら
ず、使用目的に合わせて卵形や立方体など、どのような
形状にしても良い。また、上記実施の形態においては、
データの無線通信に、コイルによる電磁誘導結合を利用
しているが、これに限らず、有線によって直接外部機器
と接続してデータ通信をする構成でも良いし、無線通信
も、コイルによる電磁誘導結合に限らず、別の通信方法
によって実現するようにしても良い。
【0042】また、上記実施の形態においては、カード
ゲームシステムにICカード収納カプセルを適用してい
るが、これに限らず、カプセル形状を手で持ちやすい形
にしたりするなど、状況に合わせて形状を工夫すること
で、駅の改札や、様々な施設での入退場者のチェック
等、ICカードを利用可能な対象であればどのようなも
のに利用しても良い。
【0043】また、上記実施の形態においては、IC収
納カプセルにアンテナを設けた構成について述べている
が、この構成に限らず、例えば、IC収納カプセルにア
ンテナ用のコイルと復調回路と変調回路とメモリ制御用
回路を設け、ICカードにはメモリICを設ける構成に
しても良い。但し、この構成をとった場合、メモリ制御
用ICとメモリICとの間に接続部を有する構成とな
る。これにより、IC収納カプセルの製造コストは高く
なるが、ICカードのコストを低減でき、ICカードは
IC収納カプセルよりも販売数量が多いので、合計でコ
ストの低減を図ることが可能となる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る請求
項1記載のICカード収納カプセルによれば、カードゲ
ームにおいて、カプセルの形状をそのアニメやコミック
スの登場キャラの所持するアイテムと同じ形状にするこ
とによって、例えば、アニメやコミックスなどの登場人
物が専用のアイテムから味方モンスタを呼び出すのと似
た状況でカードゲームを進行させることが可能となり、
そのカプセルを持って登場人物の動作を真似したりする
ことで、より一層作品の雰囲気を味わえ、興趣の向上に
役立つ。また、データ通信手段によって、収納されたI
Cカードと外部機器との間の通信を可能としたので、無
線通信用の回路を備えていない接触型ICカードを収納
することによって、有線、又は、無線によって外部機器
と離れていても通信を行うようにすることが可能となり
便利である。
【0045】また、請求項2記載のICカード収納カプ
セルによれば、請求項1の前記効果に加え、カプセルに
開閉可能な蓋部を設けることで、収納部に収納するIC
カードを交換可能としたもである。これにより、手軽に
ICカードの種類などを交換することが可能となり便利
である。また、請求項3記載のICカード収納カプセル
によれば、請求項1の前記効果に加え、カプセル内部の
収納部にICカードを収納するときに、カプセルに外部
から収納部にICカードを収納し、また、収納されたI
Cカードを取り出すことが可能なICカード出入手段を
設けたので、カードの入れ替えを行うのに手軽で便利で
ある。
【0046】また、請求項4記載のICカード収納カプ
セルによれば、請求項1乃至請求項3のいずれかの前記
効果に加え、接続手段によって通信用回路と収納部に収
納された接触型ICカードとを接続することで、PC
(Personal Computer)やゲーム機器などの外部機器と
無線によるデータ通信を可能としたものである。従っ
て、本発明を、例えば、市販されているゲーム用カード
と家庭用ゲーム機器とを用いたカードゲームシステムに
用いることで、カード自体に通信用回路を搭載すること
なく、無線によって家庭用ゲーム機器との間のデータ通
信を行うことが可能となり、カードにかかるコストの低
減に役立つ。
【0047】また、請求項5記載のICカード収納カプ
セルによれば、請求項1乃至請求項3のいずれかの前記
効果に加え、データ通信手段を、アンテナの実装された
アンテナ基板と、この基板と非接触型ICカードとを外
部機器とデータ通信可能に接続するための接続部とから
構成したものである。従って、非接触型ICカードをカ
プセルに収納しても外部機器との間と無線によるデータ
通信が可能である。
【0048】また、請求項6記載の非接触型ICカード
によれば、ICカード収納部にICカードを収納するこ
とによって非接触型ICカードの有するアンテナを使用
不可能にし、且つ、ICカード収納カプセルの有するア
ンテナによってデータ通信を行う状態に切り替わるよう
にしたので、アンテナを含む無線通信用の回路を備えた
非接触ICカードを、ICカード収納カプセルに収納し
たときには、非接触型ICカードのアンテナを使用不可
能にして、カプセル側のアンテナに切替えることが可能
である。
【0049】また、請求項7及び請求項8記載のICカ
ード収納カプセルの製造方法によれば、非導電性樹脂を
カプセル内に充填するときに、回路基板への配線が固定
されていない場合に生じる配線不良を防ぐのに役立ち、
特に請求項8記載のICカード収納カプセルの製造方法
では、配線に金属線を使用することで配線の電気抵抗を
導電性樹脂に比べて小さくすることが可能となる。
【0050】また、請求項9記載のICカード収納カプ
セルの製造方法によれば、アンテナが金型の底部近傍に
位置するように配設してから非導電性樹脂を流し込むよ
うにしているので、カプセルの底部寄りにアンテナが位
置するようになり、非導電性樹脂にほぼ阻害されずに外
部機器と無線によってデータを送受信することが可能と
なる。
【0051】また、請求項11記載のICカード収納カ
プセルによれば、データ通信手段の姿勢を所定の姿勢に
するための重りをカプセルに配設するようにしたので、
データを受信する外部機器の受信部にICカード収納カ
プセルを置いたときに、データ通信手段が受信部側に置
かれるように姿勢を制御するなどが可能となり、姿勢に
よるデータ通信障害を防ぐのに役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(a)は、蓋部を備えたICカード収納
カプセルのカプセル上部を開いた状態のものを正面から
見た正面図であり、図1(b)は、図1(a)の状態の
ICカード収納カプセルを側面からみた側面図である。
【図2】 図2(a)は、外部からICカードを出し入
れ可能な挿入口及びイジェクトボタンを備えたICカー
ド収納カプセルを正面から見た正面図であり、図2
(b)は、図2(a)のICカード収納カプセルを側面
から見た側面図である。
【図3】 本発明に係るICカード収納カプセルをカー
ドゲームシステムに適用した場合の実施の一形態例を示
す図である。
【図4】 本発明に係る非接触型ICカードの一構成例
を示す図である。
【図5】 図5(a)〜(c)は、本発明に係るICカ
ード収納カプセルの製造工程の一例を示す図であり、図
5(d)は、図5(c)に示す工程の別の一例を示す図
である。
【図6】 図6(a)は、アンテナ用のコイルのプリン
トされたアンテナ基板を示す図であり、図6(b)は、
アンテナ基板に金属線をはんだ付けした様子を示す図で
あり、図6(c)は、金型の型部に金属線のはんだ付け
されたアンテナ基板を配設した様子を示す図である。
【図7】 図7(a)は、アンテナ切替え前の様子を示
す図であり、図7(b)は、アンテナ切替え後の様子を
示す図である。
【符号の説明】
2 ICカード収納カプセル 2a ICカード収納部 2b データ通信部 200 非接触型ICカード 20 コイル 21 切替部 40 挿入口 41 イジェクトボタン 50 容器 51 樹脂配線 52 回路基板 53 金属線 54 テープ 55 バンプ 60 金型 61 アンテナ基板 71 接続部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICカードを収納可能な収納部と、当該
    収納部に収納されたICカードと所定の外部機器との間
    のデータ通信を可能とするデータ通信手段と、を備える
    ことを特徴とするICカード収納カプセル。
  2. 【請求項2】 開閉可能な蓋部を備え、前記収納部に収
    納されたICカードを別のICカードに入れ替え可能と
    したことを特徴とする請求項1記載のICカード収納カ
    プセル。
  3. 【請求項3】 前記収納部に対して前記ICカードを外
    部から出入可能なICカード出入手段を備えることを特
    徴とする請求項1記載のICカード収納カプセル。
  4. 【請求項4】 前記ICカードは接触型ICカードであ
    り、 前記データ通信手段は、前記収納部に収納された接触型
    ICカードと前記外部機器との間の無線によるデータ通
    信を可能とする通信用回路の実装された回路基板と、 前記収納部に収納されたICカードと前記回路基板とを
    接続する接続手段と、を備えることを特徴とする請求項
    1乃至請求項3のいずれかに記載のICカード収納カプ
    セル。
  5. 【請求項5】 前記ICカードは非接触型ICカードで
    あり、 前記データ通信手段は、前記収納部に収納された非接触
    型ICカードと前記外部機器との間の無線によるデータ
    通信を可能とするアンテナと、 前記収納部に収納された非接触型ICカードと前記アン
    テナとを接続するためのアンテナ接続部と、を備えるこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    のICカード収納カプセル。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のICカード収納カプセル
    において利用可能な非接触型ICカードであって、 自カードを前記ICカード収納カプセルに収納したとき
    に、自カードに備わる通信用アンテナを使用不能な状態
    にして前記ICカード収納カプセルの有するアンテナに
    切替えるためのアンテナ切替手段を備えることを特徴と
    する非接触型ICカード。
  7. 【請求項7】 請求項4記載のICカード収納カプセル
    の製造方法であって、半球形状の容器を用意し、導電性
    樹脂を容器内側に塗って前記接触型ICカードと前記回
    路基板とを接続するための配線を行う工程と、 前記配線の端部に前記回路基板と前記接触型ICカード
    とを導電可能に接続するためのバンプを形成する工程
    と、 容器内側底部に前記回路基板を配設し、当該回路基板と
    前記バンプとを導電性接着剤を用いて接続する工程と、 前記各工程の終了後に前記容器内部に非導電性樹脂を充
    填して凝固させる工程と、を備えることを特徴とするI
    Cカード収納カプセルの製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項4記載のICカード収納カプセル
    の製造方法であって、半球形状の容器を用意し、当該容
    器内側に前記接触型ICカードと前記回路基板とを接続
    するための金属線の配線を行う工程と、 配線された金属線を容器内側に固定する工程と、 前記容器内側底部に回路基板を配設し、当該アンテナ基
    板と前記金属線端部とを接続する工程と、 前記各工程の終了後に前記容器に非導電性樹脂を充填し
    て凝固させる工程と、を備えることを特徴とするICカ
    ード収納カプセルの製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項5記載のICカード収納カプセル
    の製造方法であって、 半球形状の成型物を生成するための金型を用意し、前記
    非接触型ICカードと接続するための金属線を前記アン
    テナにはんだ付けする工程と、 前記金属線のはんだ付けされたアンテナを前記金属線片
    端部が外に出るようにし、且つ、前記アンテナが前記金
    型の底部近傍に位置するように配設する工程と、 前記各工程の終了後に非導電性樹脂を前記金型に流し込
    んで凝固させる工程と、を備えることを特徴とするIC
    カード収納カプセルの製造方法。
  10. 【請求項10】 カプセルの形状は、球形であることを
    特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のI
    Cカード収納カプセル。
  11. 【請求項11】 前記通信手段の姿勢を所定の姿勢に保
    つための重りを備えることを特徴とする請求項1乃至請
    求項5のいずれかに記載のICカード収納カプセル。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014057776A (ja) * 2012-09-19 2014-04-03 Namco Bandai Games Inc プログラム、記憶媒体およびゲーム装置
JP2020179203A (ja) * 2020-07-09 2020-11-05 株式会社コナミデジタルエンタテインメント 収容体及び物体

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