JP2003141094A - プロセッサ間データ通信装置 - Google Patents

プロセッサ間データ通信装置

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JP2003141094A
JP2003141094A JP2001332804A JP2001332804A JP2003141094A JP 2003141094 A JP2003141094 A JP 2003141094A JP 2001332804 A JP2001332804 A JP 2001332804A JP 2001332804 A JP2001332804 A JP 2001332804A JP 2003141094 A JP2003141094 A JP 2003141094A
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data
processor
transmission data
destination
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English (en)
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Kazuhiro Murayama
和宏 村山
Shinichi Ochiai
真一 落合
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロセッサ間でデータの通信を行う場合、ネ
ットワークの速度に適したデータ送信を行うことが可能
なデ−タ通信装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 送信先プロセッサにより送信された送信
データをネットワークの速度が高速の場合、又はネット
ワークの速度が高速の場合に、送信データをネットワー
クの速度に適した送信順序に入れ替え、この入れ替えた
送信データをネットワークを介して送信先プロセッサに
送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロセッサ間でデ
ータの通信を行うデ−タ通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開昭63−298471号公
報に記載の従来のプロセッサ間デ−タ転送装置では、プ
ロセッサ間デ−タ転送装置内にプロセッサのタスクごと
に使用することが可能なデ−タ転送用メモリを設け、デ
−タ転送に使用中の記憶領域以外はプロセッサ間のデ−
タ転送中であっても自由にプロセッサからアクセスする
ことが可能なデ−タ転送装置について述べている。
【0003】この従来のプロセッサ間デ−タ転送装置で
は、タスクAがデ−タを送信してその応答を待つ間にタ
スクBが起動され、タスクBはタスクAとは異なる記憶領
域にアクセスすることができることにより、マルチタス
ク処理における処理効率を向上させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のプロセッサ間デ
−タ転送装置では、デ−タの送信先について調査を行な
わずにデータ送信をするため、例えば、タスクA、タスク
B、タスクCが同一タスクへの通信であり、タスクDが異な
るタスクへの通信であった場合、タスクA、タスクB、タ
スクCが連続してメッセ−ジを送信することになり、ネ
ットワ−クの送信速度およびプロセッサの処理速度が速
い場合には、受信バッファのオ−バ−フロ−が生じると
いう課題があった。
【0005】また、例えば、タスクA、タスクB、タスク
Cが同一タスクへの通信であり、タスクDが異なるタスク
への通信である場合、本装置を使用した送信手法ではタ
スクDへの通信順序が廻ってこないため、ネットワ−ク
の転送速度が遅い場合にはタスクDが送信するデ−タを
受信してから、次のデ−タを受信するまでの計算機の待
機時間は非常に長くなり、タスクDの処理能力が低下す
るという課題があった。
【0006】この本発明は、上記のような課題を解決す
るためになされたもので、ネットワークのに速度に適し
たデータ送信を行うことを目的とする。即ち、ネットワ
−クの速度が遅い場合には同一宛先へのデ−タをまとめ
ることにより、あるデ−タを受け取ってから次のデ−タ
を受け取るまでの受信側プロセッサの待機時間を短くす
ること、また、ネットワ−クの速度が高速な場合には、
デ−タを同一計算機へ連続して送信させないことによ
り、受信側計算機の受信バッファをオ−バ−フロ−させ
ないことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、送信元プ
ロセッサにより送信された送信データを蓄積する送信デ
ータ蓄積手段と、前記送信データを送信するネットワー
クの速度が高速の時に、前記送信データ蓄積手段に蓄積
された前記送信データを高速送信に適した送信順序に入
れ替える高速通信時送信手段と、前記ネットワークの速
度が低速の時に、前記送信データ蓄積手段に蓄積された
送信データを低速送信に適した送信順序に入れ替える低
速通信時送信手段と、前記ネットワークの速度を検出
し、この検出したネットワークの速度に基づいて前記高
速通信時送信手段又は前記低速通信時送信手段を選択す
る送信機構選択手段と、前記高速通信時送信手段又は前
記低速通信時送信手段により入れ替えられた前記送信デ
ータを前記ネットワークを介して送信先プロセッサに送
信するデ−タ送信手段と、を備えたものである。
【0008】第2の発明は、前記送信データの送信先プ
ロセッサ名を格納するプロセッサ名格納手段と、前記送
信先プロセッサに連続して送信する前記送信データの個
数をカウントする連続デ−タカウント手段と、前記送信
元プロセッサにより送信された新規送信データの送信先
プロセッサ名と前記プロセッサ名格納手段に格納された
送信先プロセッサ名とが同一で、且つ、前記連続デ−タ
カウント手段によりカウントされた前記送信データの個
数が予め設定された閾値より多い時に、前記新規送信デ
ータを退避する第1の送信順序入替手段と前記第1の送
信順序入替手段により退避された前記新規送信データを
蓄積するデータ退避手段と、を有する高速通信時送信手
段を備えたものである。
【0009】第3の発明は、前記データ退避手段に前記
新規送信データが満杯に蓄積された時には、前記送信デ
ータ蓄積手段に蓄積された前記送信データと前記データ
退避手段に蓄積された前記新規送信データとを前記送信
先プロセッサに送信する指示をする第1の送信順序入替
手段と、前記第1の送信順序入替手段による指示に基づ
いて前記送信データと前記新規送信データとを前記ネッ
トワークを介して前記送信先プロセッサに送信するデ−
タ送信手段と、を備えたものである。
【0010】第4の発明は、前記送信データ蓄積手段に
蓄積された新規送信データの送信先プロセッサ名と前記
プロセッサ名格納手段に格納された送信先プロセッサ名
とが異なる時には、前記データ退避手段に蓄積された前
記新規送信データを前記送信データ蓄積手段に前記閾値
の分だけ送信する第1の送信順序入替手段を備えたもの
である。
【0011】第5の発明は、前記送信データ蓄積手段に
蓄積された前記送信データを前記送信先プロセッサ毎に
連続するように並び替える第2の送信順序入替手段を有
する低速通信時送信手段と、前記第2の送信順序入替手
段により並び替えられた前記送信情報を前記ネットワー
クを介して前記送信先プロセッサに送信するデ−タ送信
手段と、を備えたものである。
【0012】第6の発明は、前記送信元プロセッサによ
り送信された前記送信データを前記送信先プロセッサ毎
に振り分けるデータ振分手段を備え、前記送信データ蓄
積手段は、前記データ振分手段により振り分けられた前
記送信先プロセッサ毎の前記送信データをそれぞれ蓄積
する複数の蓄積領域を備えたものである。
【0013】第7の発明は、前記複数の蓄積領域の中か
ら任意の数の送信データをそれぞれ選択し、この選択し
た前記送信データを前記デ−タ送信手段に送信する第1
の送信順序入替手段と、前記第1の送信順序入替手段に
より送信された前記送信データを前記ネットワークを介
して前記送信先プロセッサに送信するデ−タ送信手段
と、を備えたものである。
【0014】第8の発明は、前記複数の蓄積領域のそれ
ぞれに蓄積された前記送信データが予め設定された閾値
以上の時には、この閾値以上の送信データが蓄積されて
いる蓄積領域の全ての送信データを前記デ−タ送信手段
に送信する第2の送信順序入替手段と、前記第2の送信
順序入替手段により送信された前記送信データを前記ネ
ットワークを介して前記送信先プロセッサに送信するデ
−タ送信手段と、を備えたものである。
【0015】第9の発明は、前記送信先プロセッサ毎の
前記送信データをそれぞれ蓄積する第2の複数の蓄積領
域を有する送信元プロセッサと、前記第2の複数の蓄積
領域の中から任意の数の送信データをそれぞれ選択し、
この選択した前記送信データを前記送信データ蓄積手段
に送信する第1の送信順序入替手段と、を備えたもので
ある。
【0016】第10の発明は、前記送信元プロセッサと
前記送信先プロセッサとの接続状況に基づいて前記第2
の複数の蓄積領域の参照順を決定し、この参照順に従っ
て同一送信先プロセッサ毎に送信する前記送信データを
前記送信データ蓄積手段に送信する第2の送信順序入替
手段を備えたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、実施の形態
1を図を参照して説明する。図1は、実施の形態1の通
信装置の構成図である。本実施の形態における通信装置
1aは、プロセッサ7aに接続され、送信機構選択部
2、高速通信時送信機構(高速ネットワ−ク通信機構)
3、低速通信時送信機構(低速ネットワ−ク通信機構)
4、送信バッファ5、デ−タ送信部6で構成される。
【0018】ここで、送信機構選択部2は、ネットワ−
クの速度を検出し、高速なネットワ−クであれば高速通
信時送信機構3を選択し、低速なネットワ−クであれば
低速通信時送信機構4を選択する役割を持つ送信機構選
択手段である。また、高速通信時送信機構3は、ネット
ワ−クが高速な場合に送信機構選択部2によって選択さ
れ、デ−タの送信順序を入れ替える役割を持つ高速通信
時送信手段である。さらに、低速通信時送信機構4は、
ネットワ−クが低速な場合に送信機構選択部2によって
選択され、デ−タの送信順序を入れ替える役割を持つ低
速通信時送信手段である。
【0019】また、送信バッファ5は、プロセッサ7a
より送られてきた、他のプロセッサ7bへの送信デ−タ
を一時的に蓄積する役割を持つ送信デ−タ蓄積手段であ
る。さらに、デ−タ送信部6は、送信バッファ5にある
デ−タをネットワ−クを経由して受信側のプロセッサ7
bに向けて送信する役割を持つデ−タ送信手段である。
【0020】上記のような構成要素を有する通信装置に
よれば、送信機構選択部2がネットワ−クの速度を検出
し、この検出したネットワ−クの速度に基づいて、プロ
セッサ7aから通信装置1aの送信バッファ5に送られ
たデータを、高速通信時送信機構3又は低速通信時送信
機構4でそれぞれのネットワーク速度に適したデータの
送信順序となるようにデータ入れ替えを行い、他のプロ
セッサ7bに送ることにより、ネットワ−クが高速な場
合と低速な場合で適切な送信方法を選択できる、ネット
ワークに適したデータ送信を行うことができる。
【0021】実施の形態2.以下、実施の形態2を図を
参照して説明する。実施の形態2の通信装置の構成は、
図1と同一である。図2は、実施の形態2の高速通信時
送信機構3を中心にした通信装置の一部構成図であり、
図1と同一符号は同一又は相当部分を示し説明を省略す
る。本実施の形態における高速通信時通信機構3は、プ
ロセッサ名格納レジスタ8、送信順序入替部9、連続デ
−タカウントレジスタ10、およびデ−タ退避バッファ
11を備える。
【0022】ここで、プロセッサ名格納レジスタ8は、
送信バッファ5に格納された最新デ−タの宛先、即ち送
信バッファ5に格納された最新デ−タの送信先であるプ
ロセッサ名を格納するデ−タ領域であるところのプロセ
ッサ名格納手段である。また、送信順序入替部9は、送
信バッファ5を監視し、同一プロセッサに送信するデ−
タが一定個数以上並ぶ場合には、デ−タ退避バッファ1
1にデ−タを一時的に退避する。そして、デ−タ退避バ
ッファ11に格納されているデ−タの送信先と異なる送
信先のデ−タが届いた場合には、デ−タ退避バッファ1
1にあるデ−タを送信バッファ5に戻す働きを持つ送信
順序入替手段である。
【0023】さらに、連続データカウントレジスタ10
は、送信バッファ5に同一宛先のデータが「連続して」
届く場合、連続して届いたデータの個数をカウントする
役割を持つ連続デ−タカウント手段である。また、デ−
タ退避バッファ11は、同一プロセッサへのデ−タが予
め定められた個数以上連続した場合、他のプロセッサへ
のデ−タが届くまで一時的にデ−タを退避する、即ちデ
ータを一時的に蓄積するデ−タ領域である。
【0024】次に、動作について説明する。図3は、実
施の形態2におけるプロセッサ間通信方式のデ−タ送信
手順を示した流れ図である。ステップS1で送信機構選
択部2はネットワークの速度を検出し、高速ネットワー
クであればステップS2へ進む。高速ネットワークと低
速ネットワークを区別する境目の値はあらかじめユーザ
によって与えることが考えられ、例えば、転送速度が1
0メガビット毎秒以下であれば低速ネットワーク、それ
以上であれば高速ネットワークと区別することが考えら
れる。ステップS2で送信機構選択部2が高速通信時送
信機構3を選択すると、高速通信時送信機構3は以下の
ステップS4〜ステップS18の手順でデータを送信す
る。
【0025】ステップS3で、プロセッサ7aより送ら
れてきた新規データが送信バッファ5に渡されると、送
信順序入替部9は、ステップS4で、ステップS3で渡
されたデータの宛先を得る。なお、本実施の形態ではデ
ータの宛先はデータ内に記述されているとする。送信順
序入替部9は、ステップS5で、ステップS4で得たデ
ータの宛先とプロセッサ名格納レジスタ8に格納されて
いるプロセッサ名を比べ、同じであった場合には、ステ
ップS6で連続データカウントレジスタ10を参照し、
ステップS7で、連続データカウントレジスタ10の値
と閾値を比較し、連続データカウントレジスタ10のほ
うが値が大きければステップS8へ進む。ここで使用す
る閾値は、バッファの大きさや通信先プロセッサの処理
能力にあわせてユーザによってあらかじめ設定すること
が考えられる。
【0026】送信順序入替部9は、ステップS8で送信
データをデータ退避バッファ11へと移動させる。ステ
ップS9で、データ退避バッファ11がいっぱいでなけ
れば、次のデータを待つ。また、ステップS9で、デー
タ退避バッファ11がいっぱいになったら、送信順序入
替部9は、ステップS10で、まず送信バッファ5のデ
ータをデータ送信先の他のプロセッサの通信装置(図1
におけるプロセッサ7bの通信装置1b又はプロセッサ
7cの通信装置1c)に送信することをデータ送信部6
に指示し、次に、ステップS11でデータ退避バッファ
11のデータをデータ送信先の他のプロセッサの通信装
置(図1におけるプロセッサ7bの通信装置1b又はプ
ロセッサ7cの通信装置1c)に送信することをデータ
送信部6に指示をする。
【0027】この指示を受けた、データ送信部6は、こ
の後、それぞれのデータをデータ送信先の他のプロセッ
サの通信装置に送信する。そして、ステップS12で連
続データカウントレジスタ9の値をリセットし、ステッ
プS13でプロセッサ名格納レジスタ7の内容をクリア
する。
【0028】送信順序入替部9は、ステップS5で、ス
テップS4で得たデータの宛先とプロセッサ名格納レジ
スタ8に格納されているプロセッサ名が異なる場合に
は、ステップS14で、データ退避バッファ11を参照
し、データ退避バッファ11にデータがあれば、ステッ
プS15でデータ退避バッファ11のデータを、あらか
じめ閾値として設定された分だけ送信バッファ5に移動
させる。そして、ステップS16で連続データカウント
レジスタ9に格納されている値から閾値の値を引き、引
いた値を再度連続データカウントレジスタに格納する。
【0029】一方、送信順序入替部9は、ステップS1
4で、データ退避バッファにデータがなければ、ステッ
プS17で送信データの宛先をプロセッサ名格納レジス
タ8に格納する。そして、ステップS18で連続データ
カウントレジスタの値を1にする。
【0030】ステップS7で、連続データカウントレジ
スタ10の値が閾値を越えていなければ、ステップS1
9に進み、連続データカウントレジスタ10の値を1加
える。
【0031】また、ステップS1でネットワークの速度
を調べた結果、低速ネットワークであった場合には、ス
テップS20で、例えば、従来の通り送信バッファ5に
格納された順でデータを送信することが考えられる。
【0032】図4、図5、図6は、本実施の形態におけ
るプロセッサ間通信方式の動作手順の一例を示した概念
図である。送信バッファ5に「プロセッサ2」へのデ−
タが100個格納されており、閾値を100に設定して
いるとする。この場合、図4中の連続デ−タカウントレ
ジスタ10には「100」、プロセッサ名格納レジスタ
8には「プロセッサ2」が格納されている。この状態の
後、さらに「プロセッサ2」への101個目のデ−タ
(図5中デ−タB)が届いたとする。この場合、送信順
序入替部9がデ−タBをデ−タ退避バッファ11に移動
させる。その場合の状態を示したものが図5である。
【0033】図5の状態のあと、「プロセッサ2」への
デ−タが引き続き60個届いたとする。連続デ−タカウ
ントレジスタ10の値は160となっている。そして、
その後に「プロセッサ3」へのデ−タ(図6中デ−タ
C)が届いたとする。このとき、デ−タ退避バッファ1
1にあったデ−タを送信バッファ5に戻し、連続デ−タ
カウントレジスタ10の値を100マイナスして60に
する。この状態を示したのが図6である。
【0034】以上のように本実施の形態によれば、同一
プロセッサへのデ−タが連続する場合、これらの連続デ
−タを一時的に退避し、異なるプロセッサへのデ−タが
来るのを待つ。異なるプロセッサへのデ−タが来た場
合、そのデ−タの後に退避したデ−タを送信バッファに
戻すことにより、同一プロセッサに送信するデ−タの連
続送信を緩和することができる。これにより、受信側計
算機であるデータ受信プロセッサの受信処理に余裕が生
まれ、データ受信プロセッサの受信バッファのオ−バ−
フロ−を抑止することができる。
【0035】実施の形態3.以下、実施の形態3を図を
参照して説明する。実施の形態3の通信装置の構成は、
図1と同一である。図7は、実施の形態3の低速通信時
送信機構4を中心にした通信装置の一部構成図であり、
低速通信時送信機構4は送信順序入替手段である送信順
序入替部12を持つ。送信順序入替部12は、送信バッ
ファ5にあるデ−タが送信先ごとに連続するようにデ−
タの並べ替えを行なう役割を持つ。
【0036】図8は、実施の形態3におけるプロセッサ
間通信方式のデ−タ送信手順を示した流れ図である。送
信機構選択部2は、ステップS21でネットワ−クの速
度を検出し、ネットワ−クの速度が低速であった場合に
はステップS22へ進み、送信機構選択部2は低速通信
時送信機構4を選択する。以下、低速通信時送信機構4
はステップS23〜ステップS26の順序でデ−タを送
信する。ステップS23でデ−タ到着を待ち、送信バッ
ファにデ−タが届くと、ステップS24で、デ−タが届
くたびに送信先プロセッサごとにデ−タを並びかえる。
【0037】ここで、ソ−トの方法は、送信バッファの
先頭に近い送信先プロセッサへのデ−タを優先して並び
替える。ソ−トの方法は、例えばクイックソ−トなど、
従来の方法で行なうことが考えられる。ステップS25
で、送信デ−タが送信バッファ5の容量まで蓄積された
らステップS26でデ−タを送信する。
【0038】ステップ21で、送信機構選択部2がネッ
トワ−クの速度を検出した結果、ネットワ−クの速度が
高速であった場合には、ステップS27へ進み、例えば
実施の形態1における高速通信時送信機構3の通信方式
によってデ−タ送信する方法が考えられる。
【0039】図9、図10は、本実施の形態におけるプ
ロセッサ間通信方式の動作手順の一例を示した概念図で
ある。図9では、送信バッファ5に「プロセッサ2」へ
のデ−タが蓄積された後、「プロセッサ2」へのデ−タ
が2つ続いて届き、その後、再び「プロセッサ1」(図
9中D)へのデ−タが届いた例を示している。この場
合、送信順序入替部12はDをAの次に移動させ、B、Cを
1つずつ後ろへずらす操作を行なう。これにより、プロ
セッサ1へのデ−タは連続して送信することができる。
【0040】本実施の形態では、デ−タが届くたびに送
信先プロセッサごとにデ−タが連続するようにデ−タを
並び替える例を示したが、その他、送信バッファのデ−
タが送信バッファの容量まで蓄積されてから行なうな
ど、ある量まで送信バッファにデ−タが蓄積されたあと
にデ−タの並び替えを行うという方法も考えられる。
【0041】以上のように本実施の形態によれば、同一
プロセッサへのデ−タが分散して送信バッファに存在す
る場合、同一プロセッサのデ−タをまとめて送信できる
ようにデ−タを並び替える。送信バッファの先頭に近い
送信先プロセッサへのデ−タを優先して並び替えること
により、送信バッファの先頭に近いデ−タを受信するプ
ロセッサの、全デ−タの受信に要する待ち時間を短縮す
ることが可能となる。また、受信デ−タが連続して届く
ので、受信プロセッサはデ−タの受信処理をまとめて行
なうことができ、受信処理の効率を上げることが可能と
なる。
【0042】実施の形態4.以下、実施の形態4を図を
参照して説明する。図11は、実施の形態4の通信装置
の構成図である。本実施の形態における通信装置1は、
送信機構選択部2、高速通信時送信機構3、低速通信時
送信機構4、デ−タの送信先別に送信バッファ5(5
a、…5n)を複数個持ち、宛先ごとにデ−タを振り分
ける役割を持つデータ振分手段であるデータ振分部13
を持つ。
【0043】上記のような構成要素を有する通信装置に
よれば、通信装置がデ−タの送信先別に複数の送信バッ
ファを使用し、デ−タ振分部が送信デ−タを宛先別に設
定された複数の送信バッファに振り分ける機構をもつこ
とにより、実施の形態2や実施の形態3のように送信デ
−タの並び替えを行なうことなくプロセッサのデータを
送信できるので、デ−タを受信するプロセッサの、全デ
−タの受信に要する待ち時間を短縮することが可能とな
る。また、受信デ−タが連続して届くので、受信プロセ
ッサはデ−タの受信処理をまとめて行なうことができ、
受信処理の効率を上げることが可能となる。
【0044】実施の形態5.以下、実施の形態5を図を
参照して説明する。実施の形態5の通信装置の構成は、
図11と同一である。図12は、実施の形態5の高速通
信時送信機構3を中心にした通信装置の一部構成図であ
り、高速通信時通信機構3は送信順序入替部9を持つ。
送信順序入替部9は、複数個ある送信バッファ5a〜5
nを巡回して参照し、各送信バッファ5a〜5nにある
デ−タをデ−タ送信部6に渡す役割を持つ。
【0045】図13は、実施の形態5におけるプロセッ
サ間通信方式のデ−タ送信手順を示した流れ図である。
送信順序入替部9は、ステップS31で送信バッファ5
中の任意の1つの送信バッファである送信バッファKを
参照し、この送信バッファK中にデ−タが存在するかど
うかを調べる。デ−タが存在した場合には、例えば1つ
のデ−タのみ選択し、デ−タ送信部6に渡す。ここでは
一例として1つのデ−タのみデータ送信部6に渡すが、
一度に渡すデ−タの量はあらかじめユ−ザによって決め
ておくという方法がある。データ送信部6はそのデ−タ
を受信すると、ネットワ−クを経由して送信先のプロセ
ッサ7b又はプロセッサ7cにデ−タを送信する。N個
の送信バッファを全て参照し終えたら、またステップS
31〜ステップS35の操作を繰り返す。
【0046】図14、図15は本実施の形態におけるプ
ロセッサ間通信方式の動作手順の一例を示した概念図で
ある。本実施の形態では、簡略化するため、通信装置1
は3つの送信バッファ(5a、5b、5c)を持つもの
とする。送信バッファ5aにはデ−タA、デ−タDが、送
信バッファ5bにはデ−タB、デ−タE、デ−タGが、送
信バッファ5cにはデ−タC、デ−タF、デ−タHが格納
されているとする。この状態を示したものが図14であ
る。
【0047】この場合、デ−タ送信部6は、各バッファ
を巡回して、まず送信バッファ5a上のデ−タAを送
信、その後、送信バッファ5b上のデ−タB、送信バッ
ファ5c上のデ−タC、送信バッファ5a上のデ−タD、
の順で各バッファを巡回し、デ−タを1つずつ送信す
る。この状態を示したのが図15である。このように、
バッファを巡回してデ−タを送信することにより、同じ
プロセッサにデ−タを連続して送信することはない。
【0048】以上のように本実施の形態によれば、複数
個ある送信バッファに宛先ごとにデ−タが仕分けされて
おり、送信順序入替部9は複数個ある送信バッファを巡
回参照し、デ−タがあればそれを例えば1デ−タのみ送
信する。このように、送信バッファを巡回して参照し、
デ−タを小さい単位で送信することにより、特定のプロ
セッサに連続してデ−タを送信することがなくなり、高
速送信時においても受信側計算機の受信処理に余裕が生
まれ、受信バッファのオ−バ−フロ−を抑止することが
できる。また、実施の形態2のように送信デ−タを退避
バッファに移動させる必要がないため、送信に要する手
間を省くことが可能となる。
【0049】実施の形態6.以下、実施の形態6を図を
参照して説明する。実施の形態56通信装置の構成は、
図11と同一である。図16は、実施の形態6の低速通
信時送信機構4を中心にした通信装置の一部構成図であ
り、低速通信時送信機構4は送信順序入替部12を持
つ。送信順序入替部12の役割は、実施の形態5におけ
る送信順序入替部9と同一である。
【0050】図17は、実施の形態6におけるプロセッ
サ間通信方式のデ−タ送信手順を示した流れ図である。
送信順序入替部12は、ステップS41で送信バッファ
Kを参照し、デ−タがある閾値以上存在するかどうかを
調べる。ここで使用する閾値は、送信先プロセッサの処
理能力などによってユ−ザがあらかじめ設定することが
考えら得る。デ−タがある閾値以上存在した場合には、
ステップS42で送信バッファKの全デ−タをデータ送
信部6に渡す。データ送信部6はそのデ−タを受信する
と、ネットワ−クを経由して送信先プロセッサ7bにデ
−タを送信する。N個の送信バッファ5を全て参照し終
えたら、また同じ操作を繰り返す。
【0051】図18、図19は本実施の形態におけるプ
ロセッサ間通信方式の動作手順の一例を示した概念図で
ある。本実施の形態では、簡略化するため、通信装置1
は3つの送信バッファ(5a、5b、5c)を持つもの
とする。送信バッファ5aにはデ−タA、デ−タDが、送
信バッファ5bにはデ−タB、デ−タE、デ−タGが、送
信バッファ5cにはデ−タC、デ−タF、デ−タHが格納
されているとする。この状態を示したものが図18であ
る。
【0052】また、デ−タ送信時に用いる閾値は3であ
るとする。この場合、デ−タ送信部6は、各バッファを
巡回して、送信バッファ5a上のデ−タは2つしかない
ので送信せず、送信バッファ5bを参照する。送信バッ
ファ5bにはデ−タが3つあり、閾値と値が等しいので
デ−タ送信可能であり、送信バッファ5bにあるデ−タ
B、デ−タE、デ−タGをデータ送信部6に送信する。そ
の後送信バッファ5cを参照し、同様にデ−タ送信可能
であるため送信バッファ5c上のデ−タC、G、Hを送信
する。この状態を示したものが図19である。
【0053】以上のように本実施の形態によれば、複数
個ある送信バッファに、宛先ごとにデ−タが分けられて
おり、送信順序入替部12は複数個ある送信バッファを
巡回参照し、デ−タがある一定量以上あればそれをある
すべて送信する。このように、送信バッファを巡回して
参照し、デ−タをまとめて送信することにより、低速送
信時において受信側プロセッサがまとめてデ−タ受信を
行うことができ、受信処理の効率化を実現することがで
きる。また、実施の形態3のように送信デ−タを退避バ
ッファに移動させる必要がないため、送信に要する手間
を省くことが可能となる。
【0054】実施の形態7.以下、実施の形態7を図を
参照して説明する。実施の形態7の通信装置の構成は、
図1と同一である。図20は、実施の形態7の高速通信
時送信機構3を中心にした通信装置の一部構成図であ
り、高速通信時通信機構3は送信順序入替部9を持つ。
送信順序入替部9は、アプリケ−ションが使用する、プ
ロセッサ上のメモリ領域にあるプロセッサ上送信バッフ
ァ14(14a〜14n)を巡回し、デ−タを送信バッ
ファ5に渡す役割を持つ。ここで、プロセッサ上送信バ
ッファ14(14a〜14n)には、それぞれ、送信先
プロセッサ毎に振り分けられた送信データがそれぞれ蓄
積されている。
【0055】図21は、実施の形態7におけるプロセッ
サ間通信方式のデ−タ送信手順を示した流れ図である。
【0056】ステップS51で、送信順序入替部9は、
各コネクションの通信相手を調べて、プロセッサ上の送
信バッファの参照順序を決める。バッファの参照順序
は、同一通信相手のバッファを連続して参照するように
する。例えば、プロセッサ7aがプロセッサ7bとの通
信コネクションを2つ、プロセッサ7cとの通信コネク
ションを1つ持つ場合には、コネクション数の多いプロ
セッサ7bへのデータを優先して送信するため、プロセ
ッサ7bに送るデータを格納したバッファを先に参照
し、プロセッサ7cに送信するデータが格納されたバッ
ファはその後に参照する。
【0057】送信順序入替部9は、ステップS52で、
ステップS51で決定した順序をもとにKの値を選択
し、コネクションKのバッファにデータがあるかどうか
を調べ、データがあれば、ステップS53で、コネクシ
ョンKのバッファ上にあるデータを1つだけ通信装置1
a上の送信バッファ5に送信する。そして、ステップS
54で、通信装置1a上の送信バッファ5が満杯であっ
たら、データ送信部6はステップS55で、送信バッフ
ァ5にあるデータをネットワ−クを経由して送信先プロ
セッサに送信する。すべてのコネクションについてステ
ップS52〜ステップS55の操作を繰り返す。
【0058】即ち、送信順序入替部9は、、送信バッフ
ァ5にあるデータをデータ送信先の他のプロセッサの通
信装置に送信することをデータ送信部6に指示をし、こ
の指示を受けたデータ送信部6は、それぞれのデータを
データ送信先の他のプロセッサの通信装置に送信する。
なお、本実施の形態では、コネクションKのバッファ上
にあるデータを1つだけ通信装置上の送信バッファに送
信する場合を例に説明するが、送信するデ−タの量はあ
らかじめユ−ザによって決めておくという方法がある。
【0059】図22、図23は本実施の形態におけるプ
ロセッサ間通信方式の動作手順の一例を示した概念図で
ある。簡略化のため、プロセッサ上のメモリには3つの
送信バッファ14a、14b、14cがあるとする。バ
ッファ14a、14bは同一プロセッサに送信するため
のバッファ、14cは異なるプロセッサに送信するため
のバッファとする。プロセッサ上の送信バッファ14a
にはデ−タA、デ−タDが格納され、送信バッファ14b
にはデ−タB、デ−タE、デ−タGが格納され、送信バッ
ファ14cにはデ−タC、デ−タF、デ−タHが格納され
ている。この状態を示したものが図22である。
【0060】ここで、送信順序入替部9は、各プロセッ
サ上のバッファを14a、14b、14cの順で巡回し
て参照し、各バッファにあるデ−タを1つずつ通信装置
1a上の送信バッファ5に移動させる。この場合、デ−
タA、デ−タB、デ−タC、デ−タD、デ−タE、デ−タF、
デ−タGの順でデ−タを移動させる。この状態を示した
ものが図23である。
【0061】以上のように本実施の形態によれば、通信
装置上の送信バッファにデ−タを渡す際に、あらかじめ
同一プロセッサへのデ−タを連続させるようにコネクシ
ョンの相手を調べ、コネクション単位の送信バッファの
参照順序を決めてから各コネクションのバッファを巡回
させている。これにより、送信バッファが1つしかない
構成においても送信装置上でデ−タの並び替えを行なう
必要がなく、送信時の手間を少なくすることができる効
果を持つ。
【0062】実施の形態8.以下、実施の形態8を図を
参照して説明する。実施の形態8の通信装置の構成は、
図1と同一である。図24は、実施の形態8の低速通信
時送信機構4を中心にした通信装置の一部構成図であ
り、低速通信時送信機構4は送信順序入替部12を持
つ。送信順序入替部12は、アプリケ−ションが各コネ
クションごとに持つ送信バッファを巡回し、デ−タを送
信バッファに渡す役割を持つ。ここで、各コネクション
とは、送信データを送信するプロセッサと送信データの
送信先である複数のプロセッサとがネットワークを介し
て接続されることを示すものである。また、アプリケ−
ションが各コネクションごとに持つ送信バッファは、送
信データを送信するプロセッサが持つものである。
【0063】図25は、実施の形態8におけるプロセッ
サ間通信方式のデ−タ送信手順を示した流れ図である。
送信順序入替部12は、ステップS61で、各コネクシ
ョンの通信相手を調べて、プロセッサ上の送信バッファ
の参照順序を決める。バッファの参照順序は、同一通信
相手のバッファを連続して参照するようにする。例え
ば、コネクションAがプロセッサ7bとの通信コネクシ
ョン、コネクションBがプロセッサ7cとの通信コネク
ション、コネクションCがプロセッサ7bとの通信コネ
クションであった場合には、コネクションAの送信バッ
ファ、コネクションCの送信バッファ、コネクションBの
送信バッファという順序で参照する。
【0064】送信順序入替部12は、ステップS62
で、コネクションKのバッファにデ−タがある値以上存
在するかどうかを調べ、デ−タがあれば、ステップS6
3でコネクションKのバッファ上にあるデ−タをすべて
通信装置上の送信バッファ5に送信する。ステップS6
4で、ステップS63でデ−タ送信後、通信装置1a上
の送信バッファ5上のデ−タが満杯であったら、データ
送信部6はステップS65でデータ送信部6がネットワ
−クを経由してデ−タを送信先プロセッサに向けてデ−
タを送信する。ステップS62〜ステップS66の操作
をすべてのコネクションのバッファについて繰り返す。
【0065】即ち、送信順序入替部9は、、送信バッフ
ァ5にあるデータが満杯の時には、データ送信先の他の
プロセッサの通信装置にこのデータを送信することをデ
ータ送信部6に指示をし、この指示を受けたデータ送信
部6は、それぞれのデータをデータ送信先の他のプロセ
ッサの通信装置に送信する。
【0066】図26、図27は本実施の形態におけるプ
ロセッサ間通信方式の動作手順の一例を示した概念図で
ある。簡略化のため、プロセッサ上のメモリには3つの
送信バッファ14a、14b、14cがあるとする。プ
ロセッサ上の送信バッファ14aにはデ−タA、デ−タD
が格納され、送信バッファ14bにはデ−タB、デ−タ
E、デ−タGが格納され、送信バッファ14cにはデ−タ
C、デ−タF、デ−タHが格納されている。この状態を示
したものが図26である。
【0067】ここで、例えば、送信バッファ14aに蓄
積された各データは通信コネクションされたプロセッサ
7bに送信されるもので、送信バッファ14bに蓄積さ
れた各データは通信コネクションされたプロセッサ7c
に送信されるもので、送信バッファ14cに蓄積された
各データは通信コネクションされたプロセッサ7bに送
信される場合を考える。このような状況では、送信順序
入替部12は、各コネクションの通信相手を調べ、この
情報に基づいて、まず、送信バッファ14a、送信バッ
ファ14cの順にそれぞれのバッファを参照し、それぞ
れに蓄積されている各送信データをこれらのバッファと
通信コネクションされているプロセッサ7bに送り、次
に、送信バッファ14bを参照し、このバッファに蓄積
されている送信データを、送信バッファ14bと通信コ
ネクションされているプロセッサ7bに送る。
【0068】このように、送信順序入替部12はプロセ
ッサ上の送信バッファを巡回して、プロセッサ上の送信
バッファ14a、送信バッファ14c、送信バッファ1
4bの順でプロセッサ上の各送信バッファを参照し、各
バッファにある送信デ−タをすべて通信装置上の送信バ
ッファ5に移動させる。上記の例の場合、まず、プロセ
ッサ7bに送る送信バッファ14aと送信バッファ14
cのそれぞれに蓄積されている各送信データを送信バッ
ファ5に移動し、続いて、プロセッサ7cに送る送信バ
ッファ14bに蓄積されている各送信データを送信バッ
ファ5に移動する。即ち、デ−タA、デ−タD、デ−タ
C、デ−タF、デ−タH、デ−タB、デ−タE、デ−タ
Gの順でデ−タを移動させる。この状態を示したものが
図27である。
【0069】以上のように本実施の形態によれば、通信
装置1上の送信バッファ5にデ−タを渡す際に、あらか
じめ同一プロセッサにデ−タを連続させて送るように各
コネクションのバッファの参照順序を決めている。そし
て、決めた順序でバッファを巡回させ、デ−タを通信装
置上の送信バッファに渡す。これにより、送信バッファ
が1つしかない構成においてもデ−タの並び替えを行な
う必要がなく、送信時の処理を少なくすることができる
効果を持つ。
【0070】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0071】第1の発明では、送信先プロセッサにより
送信された送信データをネットワークの速度に適した送
信順序に入れ替え、この入れ替えた送信データをネット
ワークを介して送信先プロセッサに送信することによ
り、ネットワークの速度に適したデータ送信を行うこと
ができる。
【0072】第2〜第4の発明では、ネットワークの速
度が高速の時に、同一プロセッサへのデ−タが連続して
送られた場合に、これらの連続デ−タが予め設定された
個数より多い時にはデータをデータ退避手段に退避する
ことにより、データを受信するプロセッサの受信バッフ
ァのオ−バ−フロ−を抑止することができる。
【0073】第5の発明では、、ネットワークの速度が
低速の時に、送信データ蓄積手段に蓄積された送信デー
タを送信先プロセッサ毎に連続するように並び替え、こ
の並び替えられた送信データをネットワークを介して送
信先プロセッサに送信することにより、受信プロセッサ
はデ−タの受信処理をまとめて行なうことができ、受信
処理の効率を上げることができる。
【0074】第6の発明では、送信元プロセッサにより
送信された送信データを送信先プロセッサ毎に振り分け
ることにより、受信デ−タに連続してデータを送ること
ができるので、受信プロセッサはデ−タの受信処理をま
とめて行なうことができ、受信処理の効率を上げること
ができる。
【0075】第7の発明では、任意の数の送信データを
それぞれ選択し、この選択した送信データを送信先プロ
セッサに送信することにより、特定のプロセッサに連続
してデ−タを送信することがなくなり、データを受信す
るプロセッサの受信バッファのオ−バ−フロ−を抑止す
ることができる。
【0076】第8の発明では、送信データが予め設定さ
れた閾値以上の時には、この閾値以上の送信データが蓄
積されている蓄積領域の全ての送信データをネットワー
クを介して送信先プロセッサに送信することにより、受
信側プロセッサがまとめてデ−タ受信を行うことがで
き、受信処理の効率化を実現することができる。
【0077】第9の発明では、任意の数の送信データを
それぞれ選択し、この選択した送信データを送信データ
蓄積手段に送信することにより、送信バッファが1つし
かない構成においても送信装置上でデ−タの並び替えを
行なう必要がなく、送信時の手間を少なくすることがで
きる。
【0078】第10の発明では、送信元プロセッサと送
信先プロセッサとの接続状況に基づいて同一送信先プロ
セッサ毎に送信する送信データを送信データ蓄積手段に
送信することにより、送信バッファが1つしかない構成
においてもデ−タの並び替えを行なう必要がなく、送信
時の処理を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態の通信装置の構成図。
【図2】 実施の形態2における高速通信時送信機構3
を中心にした通信装置の一部構成図。
【図3】 実施の形態2におけるプロセッサ間通信方式
のデ−タ送信手順を示した流れ図。
【図4】 実施の形態2におけるプロセッサ間通信方式
の動作手順の一例を示した概念図。
【図5】 実施の形態2におけるプロセッサ間通信方式
の動作手順の一例を示した概念図。
【図6】 実施の形態2におけるプロセッサ間通信方式
の動作手順の一例を示した概念図。
【図7】 実施の形態3における低速通信時送信機構4
を中心にした通信装置の一部構成図。
【図8】 実施の形態3におけるプロセッサ間通信方式
のデ−タ送信手順を示した流れ図。
【図9】 実施の形態3におけるプロセッサ間通信方式
の動作手順の一例を示した概念図。
【図10】 実施の形態3におけるプロセッサ間通信方
式の動作手順の一例を示した概念図。
【図11】 実施の形態4の通信装置の構成図。
【図12】 実施の形態5における高速通信時送信機構
3を中心にした通信装置の一部構成図。
【図13】 実施の形態5におけるプロセッサ間通信方
式のデ−タ送信手順を示した流れ図
【図14】 実施の形態5におけるプロセッサ間通信方
式の動作手順の一例を示した概念図。
【図15】 実施の形態5におけるプロセッサ間通信方
式の動作手順の一例を示した概念図。
【図16】 実施の形態6における低速通信時送信機構
4を中心にした通信装置の一部構成図。
【図17】 実施の形態6におけるプロセッサ間通信方
式のデ−タ送信手順を示した流れ図。
【図18】 実施の形態6におけるプロセッサ間通信方
式の動作手順の一例を示した概念図。
【図19】 実施の形態6におけるプロセッサ間通信方
式の動作手順の一例を示した概念図。
【図20】 実施の形態7における高速通信時送信機構
3を中心にした通信装置の一部構成図。
【図21】 実施の形態7におけるプロセッサ間通信方
式のデ−タ送信手順を示した流れ図。
【図22】 実施の形態7におけるプロセッサ間通信方
式の動作手順の一例を示した概念図。
【図23】 実施の形態7におけるプロセッサ間通信方
式の動作手順の一例を示した概念図。
【図24】 実施の形態8における低速通信時送信機構
4を中心にした通信装置の一部構成図。
【図25】 実施の形態8におけるプロセッサ間通信方
式のデ−タ送信手順を示した流れ図。
【図26】 実施の形態8におけるプロセッサ間通信方
式の動作手順の一例を示した概念図。
【図27】 実施の形態8におけるプロセッサ間通信方
式の動作手順の一例を示した概念図。
【符号の説明】
1 通信装置、2 送信機構選択部、3 高速通信時送
信機構、4 低速通信時送信機構、5 送信バッファ、
6 デ−タ送信部、7 プロセッサ、8 プロセッサ名
格納レジスタ、9 送信順序入替部、10 連続デ−タ
カウントレジスタ、11 デ−タ退避バッファ、12
送信順序入替部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B045 BB29 BB30 BB34 BB36 BB49 5B077 BA02 5K034 AA19 CC04 DD01 FF01 FF02 GG02 HH01 HH02 HH12 HH17 HH26 HH57 MM08 MM18

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信元プロセッサにより送信された送信
    データを蓄積する送信データ蓄積手段と、 前記送信データを送信するネットワークの速度が高速の
    時に、前記送信データ蓄積手段に蓄積された前記送信デ
    ータを高速送信に適した送信順序に入れ替える高速通信
    時送信手段と、 前記ネットワークの速度が低速の時に、前記送信データ
    蓄積手段に蓄積された送信データを低速送信に適した送
    信順序に入れ替える低速通信時送信手段と、 前記ネットワークの速度を検出し、この検出したネット
    ワークの速度に基づいて前記高速通信時送信手段又は前
    記低速通信時送信手段を選択する送信機構選択手段と、 前記高速通信時送信手段又は前記低速通信時送信手段に
    より入れ替えられた前記送信データを前記ネットワーク
    を介して送信先プロセッサに送信するデ−タ送信手段
    と、を備えたことを特徴とするプロセッサ間データ通信
    装置。
  2. 【請求項2】 前記高速通信時送信手段は、前記送信デ
    ータの送信先プロセッサ名を格納するプロセッサ名格納
    手段と、 前記送信先プロセッサに連続して送信する前記送信デー
    タの個数をカウントする連続デ−タカウント手段と、 前記送信元プロセッサにより送信された新規送信データ
    の送信先プロセッサ名と前記プロセッサ名格納手段に格
    納された送信先プロセッサ名とが同一で、且つ、前記連
    続デ−タカウント手段によりカウントされた前記送信デ
    ータの個数が予め設定された閾値より多い時に、前記新
    規送信データを退避する第1の送信順序入替手段と前記
    第1の送信順序入替手段により退避された前記新規送信
    データを蓄積するデータ退避手段と、を備えたことを特
    徴とする請求項1記載のプロセッサ間データ通信装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の送信順序入替手段は、前記デ
    ータ退避手段に前記新規送信データが満杯に蓄積された
    時には、前記送信データ蓄積手段に蓄積された前記送信
    データと前記データ退避手段に蓄積された前記新規送信
    データとを前記送信先プロセッサに送信する指示をし、 前記デ−タ送信手段は、前記第1の送信順序入替手段に
    よる指示に基づいて前記送信データと前記新規送信デー
    タとを前記ネットワークを介して前記送信先プロセッサ
    に送信することを特徴とする請求項2記載のプロセッサ
    間データ通信装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の送信順序入替手段は、前記送
    信データ蓄積手段に蓄積された新規送信データの送信先
    プロセッサ名と前記プロセッサ名格納手段に格納された
    送信先プロセッサ名とが異なる時には、前記データ退避
    手段に蓄積された前記新規送信データを前記送信データ
    蓄積手段に前記閾値の分だけ送信することを特徴とする
    請求項2記載のプロセッサ間データ通信装置。
  5. 【請求項5】 前記低速通信時送信手段は、前記送信デ
    ータ蓄積手段に蓄積された前記送信データを前記送信先
    プロセッサ毎に連続するように並び替える第2の送信順
    序入替手段を備え、 前記デ−タ送信手段は、前記第2の送信順序入替手段に
    より並び替えられた前記送信情報を前記ネットワークを
    介して前記送信先プロセッサに送信することを特徴とす
    る請求項1記載のプロセッサ間データ通信装置。
  6. 【請求項6】 前記送信元プロセッサにより送信された
    前記送信データを前記送信先プロセッサ毎に振り分ける
    データ振分手段を備え、 前記送信データ蓄積手段は、前記データ振分手段により
    振り分けられた前記送信先プロセッサ毎の前記送信デー
    タをそれぞれ蓄積する複数の蓄積領域を備えたことを特
    徴とする請求項1載のプロセッサ間データ通信装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の送信順序入替手段は、前記複
    数の蓄積領域の中から任意の数の送信データをそれぞれ
    選択し、この選択した前記送信データを前記デ−タ送信
    手段に送信し、 前記デ−タ送信手段は、前記第1の送信順序入替手段に
    より送信された前記送信データを前記ネットワークを介
    して前記送信先プロセッサに送信することを特徴とする
    請求項6記載のプロセッサ間データ通信装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の送信順序入替手段は、前記複
    数の蓄積領域のそれぞれに蓄積された前記送信データが
    予め設定された閾値以上の時には、この閾値以上の送信
    データが蓄積されている蓄積領域の全ての送信データを
    前記デ−タ送信手段に送信し、 前記デ−タ送信手段は、前記第2の送信順序入替手段に
    より送信された前記送信データを前記ネットワークを介
    して前記送信先プロセッサに送信することを特徴とする
    請求項6記載のプロセッサ間データ通信装置。
  9. 【請求項9】 前記送信元プロセッサは、前記送信先プ
    ロセッサ毎の前記送信データをそれぞれ蓄積する第2の
    複数の蓄積領域を備え、 前記第1の送信順序入替手段は、前記第2の複数の蓄積
    領域の中から任意の数の送信データをそれぞれ選択し、
    この選択した前記送信データを前記送信データ蓄積手段
    に送信することを特徴とする請求項1記載のプロセッサ
    間データ通信装置。
  10. 【請求項10】 前記第2の送信順序入替手段は、前記
    送信元プロセッサと前記送信先プロセッサとの接続状況
    に基づいて前記第2の複数の蓄積領域の参照順を決定
    し、この参照順に従って同一送信先プロセッサ毎に送信
    する前記送信データを前記送信データ蓄積手段に送信す
    ることを特徴とする請求項9記載のプロセッサ間データ
    通信装置。
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