JP2003138836A - 舷側開口遮蔽装置 - Google Patents
舷側開口遮蔽装置Info
- Publication number
- JP2003138836A JP2003138836A JP2001336229A JP2001336229A JP2003138836A JP 2003138836 A JP2003138836 A JP 2003138836A JP 2001336229 A JP2001336229 A JP 2001336229A JP 2001336229 A JP2001336229 A JP 2001336229A JP 2003138836 A JP2003138836 A JP 2003138836A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- guide rail
- opening
- port
- side guide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
Abstract
装置を提供する。 【解決手段】 船舶の舷側に開口する舷側開口4と、こ
の舷側開口4を遮蔽するドア5とを備える舷側開口遮蔽
装置において、ドア5の前後端に設けられる対の上ロー
ラ7および下ローラ8と、上ローラ7を舷側開口4に対
する進退方向に案内する天井側ガイドレール11と、下
ローラ7を舷側開口4に沿って案内する舷側ガイドレー
ル12と、ドア5を天井側ガイドレール11及び舷側ガ
イドレール12に沿って移動す油圧シリンダ(開閉駆動
手段)21とを備えたことを特徴とするものとした。
Description
舷側開口遮蔽装置の改良に関するものである。
護衛艦等においてレーダー波を正面に反射させないよう
にした、いわゆるステルス船が用いられている。対艦ミ
サイルは自らレーダー波を発射し、その反射波を目標と
見なして方向を合わせるため、ステルス船はレーダー波
の正面反射率を小さくすることにより、ミサイルの攻撃
から自艦を防御できる。
および上構3の外板を傾斜平面に形成し、レーダー波の
反射面積を小さくするとともに、レーダー波を正面に反
射しないようになっている。
知レーダー波を別方向に反射し、その攻撃を受けにくく
するが、船体壁面に例えば小型搭載挺等を格納する舷側
開口4を持つ場合、舷側開口4に入ったレーダー波が正
面に反射しやすく、ステルス性が損なわれるという問題
点があった。
るハッチカバーのようなドアを設けることが考えられる
が、船のローリング角はピッチング角に比べて5倍程度
と大きいため、このドアを海面近くに設けた場合に、ド
アが受ける波荷重は巨大であり、ドアの開閉機構に十分
な強度を持たせることが難しく、質量の増大や建造コス
トアップを招く。
のであり、軽量かつ十分な強度が得られる舷側開口遮蔽
装置を提供することを目的とする。
側に開口する舷側開口と、この舷側開口を遮蔽するドア
とを備える舷側開口遮蔽装置に適用する。
ローラおよび下ローラと、上ローラを舷側開口に対する
進退方向に案内する天井側ガイドレールと、下ローラを
舷側開口に沿って案内する舷側ガイドレールと、ドアを
天井側ガイドレール及び舷側ガイドレールに沿って移動
させる開閉駆動手段とを備えたことを特徴とするものと
した。
側ガイドレールと舷側ガイドレールをL字形に結合し、
下ローラが舷側ガイドレールから天井側ガイドレールに
渡って案内される構成としたことを特徴とするものとし
た。
前後端に配置された上ローラおよび下ローラが天井側ガ
イドレール、舷側ガイドレールにそれぞれ係合し、ドア
が常に4点で船体に支持されるため、ドアに受ける巨大
な波荷重に対して働く応力を分散させ、ドアおよびその
開閉機構に十分な強度を持たせるとともに、装置の軽量
化がはかれる。
ドレールから天井側ガイドレールに渡って案内すること
により、ドアを船体から突出しないように格納すること
ができる。
図面に基づいて説明する。
および上構3の外板を傾斜平面に形成してレーダー波を
正面に反射させないようにしているが、上構3には小型
搭載挺等を格納する舷側開口4を持ち、この舷側開口4
が開口していると、レーダー波を正面に反射するために
ステルス性が損なわれる可能性がある。
ドア5の前後端に設けられる対の上ローラ7および下ロ
ーラ8と、この上ローラ7および下ローラ8を転接させ
てドア5を舷側開口4の上方の開位置に案内するトラッ
クウェイ10と、ドア5をトラックウェイ10に沿って
移動させる開閉駆動手段として一対の油圧シリンダ21
とを備える。
閉位置で上構3の外板と連続する傾斜平面を構成する。
この閉位置にあるドア5は舷側開口4の開口縁部に対し
て10〜20mm程度の隙間を持っている。閉位置にあ
るドア5は図示しない多数のクリートを介して船体に固
縛されるようになっている。
ローラ7および下ローラ8はドア5の前後端から突出し
て設けられ、ドア5に対して軸受15を介して回転可能
に連結される。
ように配置され、舷側開口4から天井9に沿ってL字形
に延びる。トラックウェイ10は、上ローラ7を転接さ
せて舷側開口4に対する進退方向に案内する天井側ガイ
ドレール11と、下ローラ8を舷側開口4に沿って案内
する舷側ガイドレール12とを有する。天井側ガイドレ
ール11と舷側ガイドレール12はその断面がC字形を
したチャンネル材によって形成され、上ローラ7、下ロ
ーラ8が転接する軌道を構成する。
ル12はそれぞれの端部で互いに接続し、下ローラ8を
舷側ガイドレール12から天井側ガイドレール11に渡
って案内する構成とする。これにより、天井側ガイドレ
ール11を延長すれば、ドア5を船内へ引き込み、ドア
5を上構3から突出しないように格納することができ
る。
ンダ22からロッド23が突出して伸張することによ
り、ドア5を図1に2点鎖線で示すように閉位置から開
位置へと持ち上げるようになっている。シリンダ22の
基端部は甲板19上に回動可能に連結され、ロッド23
の先端部はドア5の内側に回動可能に連結される。
態につき、次に作用を説明する。
あるとき舷側開口4を閉じる閉位置にあるとき、上構3
の外板と連続する傾斜平面を構成することにより、レー
ダー波の正面反射率が低減され、ステルス性を高められ
る。
4を閉じる閉位置にあるとき、ドア5の外板は上構3の
外板と連続する傾斜平面を構成することにより、レーダ
ー波の正面反射率が低減され、ステルス性を高められ
る。
り、ドア5が図1に2点鎖線で示すように舷側開口4を
開く開位置に保持される。この開位置にてドア5は天井
9の近くに移動し、舷側開口4を介して行われるボート
等の搬入出作業の邪魔にならないで済む。
り、ドア5がその自重によって下降し、舷側開口4を閉
じる閉位置に戻る。
ーリングに伴ってこれに受ける波荷重は巨大である。こ
れに対処して、舷側開口遮蔽装置は、ドア5の前後端に
配置された上ローラ7および下ローラ8が前後のトラッ
クウェイ10にそれぞれ係合し、ドア5が常に4点で船
体に支持される構成としている。このため、ドア5がこ
れに受ける巨大な波荷重に対して働く応力を分散させ、
ドア5およびその開閉機構に十分な強度を持たせるとと
もに、装置の軽量化がはかれる。
ため、ドア5の開閉作動を港湾内に限らず洋上でも行う
ことが可能となる。
ラックウェイ10に沿って移動させる開閉駆動手段とし
てドア5の前後端に連結される2対のワイヤ31,32
と、各ワイヤ31,32を巻き取る2対のウィンチ3
3,34とを備える。
方に配置され、主にドア5を引き上げる機能を果たす。
ウィンチ34は天井側ガイドレール11の内奥に配置さ
れ、主にドア5を船内に引き込む機能を果たす。この場
合、天井側ガイドレール11を延長すれば、ウィンチ3
4がワイヤ32を巻き取ることにより、下ローラ8を舷
側ガイドレール12から天井側ガイドレール11に渡っ
て案内してドア5を船内へ引き込み、ドア5を上構3か
ら突出しないように格納することができる。
傾斜している。このため、ウィンチ33,34からワイ
ヤ31,32を繰り出すことにより、ドア5がその自重
によって下降し、舷側開口4を閉じる閉位置に戻る。
に格納可能に設けられる。搬入出作業時に図中2点鎖線
で示すようにドア5を開き、ランプウェイ35を展開し
て岸壁等に掛け渡すようになっている。
に、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がな
しうることは明白である。
横断面図。
面図。
Claims (2)
- 【請求項1】船舶の舷側に開口する舷側開口と、 この舷側開口を遮蔽するドアと、 を備える舷側開口遮蔽装置において、 ドアの前後端に設けられる対の上ローラおよび下ローラ
と、 上ローラを舷側開口に対する進退方向に案内する天井側
ガイドレールと、 下ローラを舷側開口に沿って案内する舷側ガイドレール
と、 ドアを天井側ガイドレール及び舷側ガイドレールに沿っ
て移動させる開閉駆動手段と、 を備えたことを特徴とする舷側開口遮蔽装置。 - 【請求項2】前記天井側ガイドレールと前記舷側ガイド
レールをL字形に結合し、 前記下ローラが舷側ガイドレールから天井側ガイドレー
ルに渡って案内される構成としたことを特徴とする請求
項1に記載の舷側開口遮蔽装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001336229A JP2003138836A (ja) | 2001-11-01 | 2001-11-01 | 舷側開口遮蔽装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001336229A JP2003138836A (ja) | 2001-11-01 | 2001-11-01 | 舷側開口遮蔽装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003138836A true JP2003138836A (ja) | 2003-05-14 |
Family
ID=19151088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001336229A Pending JP2003138836A (ja) | 2001-11-01 | 2001-11-01 | 舷側開口遮蔽装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003138836A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008503394A (ja) * | 2004-06-21 | 2008-02-07 | ピッキオ ワークス オサケ ユキチュア | 船舶における構造 |
JP2008543641A (ja) * | 2005-06-17 | 2008-12-04 | アロイス・ヴォベン | 船舶 |
US8245446B2 (en) | 2009-06-23 | 2012-08-21 | Hp Doors, Llc | Tilt-up door |
JP2014073787A (ja) * | 2012-10-05 | 2014-04-24 | Japan Marine United Corp | 遮蔽蓋開閉装置及び船舶 |
US8950353B2 (en) | 2010-09-16 | 2015-02-10 | Wobben Properties Gmbh | Ship and gangway for the same |
US9091107B2 (en) | 2009-06-23 | 2015-07-28 | Hp Doors, Llc | Tilt-up door |
US9205903B2 (en) | 2010-04-06 | 2015-12-08 | Wobben Properties Gmbh | Ship with at least one sail rotor and adjustable panel at the bow |
US9428951B2 (en) | 2009-06-23 | 2016-08-30 | Hp Doors, Llc | Tilt-up door |
US9567789B2 (en) | 2014-06-25 | 2017-02-14 | Phillip A. Crown | Hydraulically operated overhead tilt-up door |
US9631418B2 (en) | 2014-06-25 | 2017-04-25 | Phillip A. Crown | Hydraulically operated overhead tilt-up door with stabilizer |
US10208529B2 (en) | 2009-06-23 | 2019-02-19 | Higher Power Hydraulic Doors, Llc | Tilt-up door |
-
2001
- 2001-11-01 JP JP2001336229A patent/JP2003138836A/ja active Pending
Cited By (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4747169B2 (ja) * | 2004-06-21 | 2011-08-17 | エスティエックス フィンランド キャビンズ オーワイ | 船舶における構造 |
JP2008503394A (ja) * | 2004-06-21 | 2008-02-07 | ピッキオ ワークス オサケ ユキチュア | 船舶における構造 |
US8601964B2 (en) | 2005-06-17 | 2013-12-10 | Wobben Properties Gmbh | Ship |
JP2008543641A (ja) * | 2005-06-17 | 2008-12-04 | アロイス・ヴォベン | 船舶 |
JP2011121586A (ja) * | 2005-06-17 | 2011-06-23 | Wobben Aloys | 船舶 |
US8261681B2 (en) | 2005-06-17 | 2012-09-11 | Aloys Wobben | Ship |
US9091107B2 (en) | 2009-06-23 | 2015-07-28 | Hp Doors, Llc | Tilt-up door |
US8539716B2 (en) | 2009-06-23 | 2013-09-24 | Hp Doors, Llc | Tilt-up door |
US8769871B2 (en) | 2009-06-23 | 2014-07-08 | Hp Doors, Llc | Tilt-up door |
US9015996B2 (en) | 2009-06-23 | 2015-04-28 | Hp Doors, Llc | Tilt-up door |
US8245446B2 (en) | 2009-06-23 | 2012-08-21 | Hp Doors, Llc | Tilt-up door |
US9404301B2 (en) | 2009-06-23 | 2016-08-02 | Hp Doors, Llc | Tilt-up door |
US9428951B2 (en) | 2009-06-23 | 2016-08-30 | Hp Doors, Llc | Tilt-up door |
US10208529B2 (en) | 2009-06-23 | 2019-02-19 | Higher Power Hydraulic Doors, Llc | Tilt-up door |
US9205903B2 (en) | 2010-04-06 | 2015-12-08 | Wobben Properties Gmbh | Ship with at least one sail rotor and adjustable panel at the bow |
US8950353B2 (en) | 2010-09-16 | 2015-02-10 | Wobben Properties Gmbh | Ship and gangway for the same |
JP2014073787A (ja) * | 2012-10-05 | 2014-04-24 | Japan Marine United Corp | 遮蔽蓋開閉装置及び船舶 |
US9567789B2 (en) | 2014-06-25 | 2017-02-14 | Phillip A. Crown | Hydraulically operated overhead tilt-up door |
US9631418B2 (en) | 2014-06-25 | 2017-04-25 | Phillip A. Crown | Hydraulically operated overhead tilt-up door with stabilizer |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2003138836A (ja) | 舷側開口遮蔽装置 | |
US20130228110A1 (en) | Ship and gangway for the same | |
WO2019037157A1 (zh) | 一种船舱盖 | |
EP3814212B1 (en) | Ship comprising a bow door arrangement and/or a bow ramp arrangement | |
JP4809120B2 (ja) | 船体格納式ボート揚収装置 | |
JP2016010997A (ja) | 船舶の荷役装置 | |
JP5695374B2 (ja) | 揚艇装置 | |
KR101429611B1 (ko) | 공기탱크를 이용하여 부력 및 흘수를 조절하는 선박 및 공기탱크를 이용하여 선박의 부력 및 흘수를 조절하는 방법 | |
EP1062150B1 (en) | Rotating mechanism for cargo ship hatch cover | |
US3465807A (en) | Retractable rig for operating hatch covers | |
KR20180101653A (ko) | 차량의 적재공간이 설치된 바지선 | |
KR20140068435A (ko) | 선박용 피난 대피처의 설치구조 | |
JPH10264881A (ja) | 双胴船の投揚錨装置 | |
JP2007320439A (ja) | 船体格納式荷役運搬装置 | |
JPH08216975A (ja) | 船内搭載艇用出入口開閉装置 | |
KR101149500B1 (ko) | 선박 이접안 시스템 | |
CN220518507U (zh) | 船舶 | |
RU2753062C1 (ru) | Судно - плавучая база автономных необитаемых подводных аппаратов | |
JP4669109B2 (ja) | ステルス船の開口遮蔽装置 | |
KR20120001087U (ko) | 수풍 부재를 갖춘 선박의 선실 | |
US3400681A (en) | Cargo ships | |
CN218431617U (zh) | 一种船用水下机器人收放龙门架的舷门 | |
US4530628A (en) | Guide system for use on a ship | |
RU2287453C1 (ru) | Система перемещения бортового плавсредства гидросамолета | |
JPS5914393B2 (ja) | 船底扉の開閉装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050111 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050310 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20050314 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050524 |