JP2003138522A - 橋梁の押出し工法 - Google Patents

橋梁の押出し工法

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JP2003138522A JP2001334716A JP2001334716A JP2003138522A JP 2003138522 A JP2003138522 A JP 2003138522A JP 2001334716 A JP2001334716 A JP 2001334716A JP 2001334716 A JP2001334716 A JP 2001334716A JP 2003138522 A JP2003138522 A JP 2003138522A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジャッキと引張鋼材等による反力集中方式の
押出し工法において、引張鋼材が主桁製作ヤードの前方
に大きく垂れ下がるのを解消し、推進力を主桁ブロック
に伝えるブラケット等を主桁ブロックに接続する必要を
無くして大幅な作業の省力化と主桁ブロックの品質の確
保を実現し、押出し装置を主桁製作ヤード内に収めるこ
とで省スペース化を図る。 【解決手段】主桁製作ヤード1で主桁ブロックBを製作
する工程と、センターホールジャッキ10と引張鋼材1
3を用いて主桁を前方に押出す工程を順次繰り返す橋梁
の押出し工法において、主桁製作架台2で製作された主
桁ブロックBの後方妻部に設置したアンカーブロック1
1にジャッキ10を設置し、主桁製作架台2の前部に設
置した反力ビーム12に引張鋼材13の一端部を定着
し、この引張鋼材13をジャッキ10で後方に繰り出す
操作をすることでジャッキ10を前進させ、主桁Aを前
方に押し出す。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、橋梁の押出し工法
に関するものである。 【0002】 【従来の技術】押出し工法は、主桁製作ヤードで主桁ブ
ロックを順次製作し、油圧ジャッキで順次押出して架設
する方法であり、桁下に河川,鉄道,道路等があり、短
期間の架設が要求される場合に適している。押出し方式
には、鉛直ジャッキと水平ジャッキを組み合わせた押出
し装置を各橋脚上に設置し、押出し力を分散させる反力
分散方式、一箇所の橋脚等に設置した油圧ジャッキと引
張鋼材からなる押出し装置で押し出す反力集中方式があ
る。 【0003】図7に示すのは、線路および道路を跨いで
架設されるPC箱桁橋の反力集中方式の押出し工法の例
である。主桁製作ヤード1の主桁製作架台2上で、図示
しない型枠内にコンクリートを打設することにより主桁
ブロックBが製作される。第1主桁ブロックB1 には手
延桁3が接続され、第1主桁ブロックB1 に対して次の
第2主桁ブロックB2 が打ち継がれて連続化し、所謂セ
ンターホールジャッキ50と引張鋼材51により主桁A
がブロック長さだけ前方に押出される。橋脚P上には滑
り支承4が設置され、前述の主桁ブロックBの製作と、
前述の主桁Aの前方への押出しを順次繰り返すことによ
り、PC箱桁橋が押出し架設される。 【0004】このような押出し工法において、従来は、
センターホールジャッキ50を主桁製作架台2の前方の
橋脚P11にジャッキ反力台52を介して定置し、ジャッ
キ50内を貫通させた引張鋼材51の基端部を主桁製作
架台2の手前における主桁ブロックBの下面にアンカー
ブラケット53を介して接続し、ジャッキ50で引張鋼
材51を前方へ繰り出すことにより、主桁Aをブロック
長さだけ前方に押出していた。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のような
従来の押出し装置の構成では、ジャッキ50およびジャ
ッキ反力台52が主桁製作ヤードの前方に位置し、ここ
から引張鋼材51が前方に大きく繰り出されるため、線
路や道路が主桁製作架台2に近接して横断するような場
合、ジャッキ50およびジャッキ反力台52の設置が困
難になる、繰り出される引張鋼材51が線路等の上に垂
れ下がる危険がある、などの問題があった。 【0006】本発明は、このような問題を解消すべくな
されたもので、その目的は、センターホールジャッキ等
と引張鋼材等からなる押出し装置による反力集中方式の
押出し工法において、引張鋼材等が主桁製作ヤードの前
方に大きく垂れ下がるのを解消することができると共
に、推進力を主桁ブロックに伝えるためのアンカーブラ
ケット等を主桁ブロックに接続する必要が無くなること
で大幅な作業の省力化と主桁ブロックの品質の確保を実
現でき、また、押出し装置を主桁製作ヤード内に収める
ことで省スペース化を図ることができる橋梁の押出し工
法を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、主
桁製作ヤードで主桁ブロックを製作する工程と、引張駆
動装置と引張材を用いて主桁を前方に押出す工程を順次
繰り返して橋梁を架設する押出し工法において、主桁製
作ヤードで製作された主桁ブロックの後方部に引張駆動
装置を設置し、主桁製作ヤードの前方部に引張材の一端
部を定着し、この引張材に反力をとって前記引張駆動装
置を前進させ、主桁ブロックの後方部を引張駆動装置で
押圧することにより、主桁を前方に押し出すことを特徴
とする橋梁の押出し工法である。 【0008】この請求項1において、主桁ブロックはコ
ンクリート製、鋼製、その他であり、コンクリート製の
場合、主桁製作ヤードの主桁製作架台の上に型枠を設置
し、型枠内に鉄筋やPC鋼材をセットし、コンクリート
を打設して、主桁ブロックが製作される。引張駆動装置
は、油圧ジャッキ(例えばセンターホールジャッキ)、
その他の牽引装置であり、引張材には、引張鋼材(PC
鋼材など)、その他の引張ケーブルが用いられる。この
引張駆動装置および引張鋼材は、主桁ブロックの幅方向
の左右両側に配設するのが好ましい。 【0009】主桁製作架台上で主桁ブロックが製作され
ると、コンクリート製の場合、外型枠を脱型し、主桁ブ
ロックの後方妻部に橋軸直角方向に平行な押圧部材(ア
ンカーブロック等)を設置し、この押圧部材に引張駆動
装置を取付ける。主桁製作架台の前部には、反力部材
(反力ビーム等)を主桁を幅方向の左右両側から挟むよ
うに設置し、さらに橋脚の前面に固定し、この反力部材
に引張材の一端部を挿通して固定し、引張材を主桁ウェ
ブの外側を通して引張駆動装置に定着させる。型枠の底
部には、橋軸方向に平行な軌条桁が橋軸直角方向に間隔
をおいて配設されており、底版型枠を下降させること
で、製作された主桁ブロックが軌条桁上をスライド可能
に支持される。 【0010】以上のような構成において、引張材を後方
に繰り出すように引張駆動装置を作動させると、引張材
を介して反力部材および橋脚に反力をとって引張駆動装
置が前方に移動し、製作された主桁ブロックが引張駆動
装置により押圧されて前方に移動する。主桁ブロックが
主桁ブロック長さだけ移動すると、引張駆動装置を後方
に戻し、上記主桁ブロックの製作と主桁ブロックの押出
し移動とを順次繰り返すことにより主桁が押出し架設さ
れる。 【0011】引張材の先端部は主桁製作ヤードの主桁製
作架台の前部に固定され、後方に引張材の引張駆動装置
が配設されるため、従来の押出し方式のように引張材が
主桁製作ヤードの前方に繰り出されて大きく垂れ下がる
ことがなく、線路や道路が主桁製作架台に近接して横断
するような場合でも、安全に押出し架設を実施すること
ができる。また、従来のように推進力を主桁ブロックに
伝えるためのアンカーブラケット等を主桁ブロックに穴
を開けて緊結鋼棒等で接続する必要が無く、大幅な作業
の省力化を図ることができると共に、接続による余計な
応力を主桁に与えないで済み、また、余計な穴を開ける
必要がないので、主桁ブロックの品質を確保できる。さ
らに、引張駆動装置や引張材などの押出し装置を全て主
桁製作ヤード内に収めることができ、押出し架設におい
て省スペースを図ることができる。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する実施の形
態に基づいて説明する。この実施形態は、線路および道
路を跨いで架設されるPC箱桁橋に本発明の反力集中方
式の押出し工法を適用した例である。図1は、本発明で
使用する押出し装置の一例を示す平面図および側面図で
ある。図2は、図1の押出し装置による押出し工法を工
程順に示す側面図である。図3は、本発明で使用する型
枠の一例を示す正面図である。図4は、本発明で使用す
る油圧ジャッキの設置部分を示す側面図である。図5
は、本発明で使用する油圧ジャッキの一例を示す側面図
である。図6は、本発明で使用する反力ビームの設置部
分を示す側面図である。 【0013】図1において、従来と同様に、主桁製作ヤ
ード1の主桁製作架台2上で、図示しない型枠内にコン
クリートを打設することにより主桁ブロックBが順次製
作される。なお、本実施形態では、ブロック長さ(押出
し長さ)は1径間分とされ、急速施工を可能としてい
る。また、第1主桁ブロックB1 の前面には手延桁3が
PC鋼材等により接続され、第1主桁ブロックB1 に対
して次の第2主桁ブロックB2 が打ち継がれて連続化す
る。 【0014】本発明では、図1に示すように、主桁製作
架台2上で製作された主桁ブロックBの後方妻部に、押
圧部材としてH形鋼等からなるアンカーブロック11を
設置し、このアンカーブロック11の両サイドに引張駆
動装置としてのセンターホールジャッキ10を取付け、
主桁製作架台2の前部における両サイドに側面視が略L
字状の反力ビーム12を定置し、この反力ビーム12に
一端を定着させた引張鋼材(複数本のPC鋼より線な
ど)13を主桁ウェブの脇を通してセンターホールジャ
ッキ10に挿入して定着させる。 【0015】後に詳述するようにセンターホールジャッ
キ10で引張鋼材13を把持して後方に繰り出す操作を
することにより、ジャッキ10の本体が引張鋼材13に
反力をとりながら前方に移動し、アンカーブロック11
を介して主桁Aを前方に押出す推進力が得られる。ま
た、反力ビーム12からの最終的な反力は、橋脚P12
受け持つことになる。 【0016】主桁製作架台2上には主桁ブロックBの型
枠設備が設置され、主桁製作架台2の上部が全天候型の
上屋で覆われる。型枠設備は、図3に示すように、左右
一対の外型枠20と、内型枠21と、底版型枠22と、
左右一対の軌条桁23から構成されている。 【0017】従来の押出し方式では、押出し用のアンカ
ーブラケットが型枠設備から離れた箇所に配置されるた
め、外型枠は軌条桁にピン接合して外側に開く構成とす
ればよいが、本発明では、主桁ブロックBのウェブの外
側にジャッキ10および引張鋼材13を配置して押出し
するため、外型枠20と軌条桁23とを分離し、ジャッ
キ10等をかわすまで外型枠20を大きく外側に移動さ
せる必要がある。 【0018】そのため、軌条桁23にピン接合された外
型枠20を、例えば橋軸方向と橋軸直角方向の専用レー
ル上を移動可能なテーブルリフターで受け、脱型時には
橋軸直角方向の外側に移動できるようにされている。な
お、外型枠20は橋軸方向に複数のユニットに分割され
ており、テーブルリフターを橋軸方向に移動させ、順に
脱型およびセットを行えるようにされている。 【0019】内型枠21も外型枠20と同様にユニット
化され、押出し完了後に主桁ブロック後方妻部から箱桁
内にテーブルリフターを入れ、手前のユニットから脱型
を行えるようにしている。底版型枠22は、左右一対の
軌条桁23,23間に配置され、多数の油圧ジャッキに
より昇降し、脱型およびセットが行われる。 【0020】軌条桁23は、主桁ウェブの直下に位置
し、押出しされる主桁ブロックBをスライド自在に支持
する部材であり、例えば、セット時に軌条桁23の上に
滑り板を底版型枠22と同レベルとなるように敷き並
べ、軌条桁23と滑り板の間にはグリースを塗布し、押
出し時には、底版型枠22を下げ、2本の軌条桁23の
上を滑り板と共に主桁ブロックBを滑らせ、軌条桁23
の前方で滑り板を回収する。なお、軌条桁23は多数の
ジャツキにより支持され、水平レベルを調整することが
できる。 【0021】アンカーブロック11は、図3(b) に示す
ように、橋軸直角方向に延在し、両端部が主桁ウェブよ
りも外側に突出する部材であり、また、図4に示すよう
に、センターホールジャッキ10の作動により主桁ブロ
ックBを直接押す部材であり、主桁ブロックBとの間に
ゴム板等からなる緩衝材14を介在させ、ブロックコン
クリートの破損を防止する。 【0022】また、ジャッキ10およびアンカーブロッ
ク11は、押出時に主桁ブロックBと共に前方に移動
し、押出が完了すると元の位置に戻す必要があるため、
アンカーブロック11の両端部の下部に移動台15を取
付け、橋軸方向に移動自在に支持する。移動台15の下
面には、軌条桁23上を走行するローラ式等の走行装置
(チルタンク等)16を取付ける。 【0023】センターホールジャッキ10は、図5に示
すように、ジャッキ本体30と、引張鋼材13が貫通す
る油圧ラム31と、油圧ラム31の先端に設けられた押
出しプーリングヘッド32と、ジャッキ本体30の基部
に設けられた盛替えプーリングヘッド33と、引張鋼材
13をヘッド32,33に定着させるコッター34など
から構成されている。 【0024】図5(a) に示すように、押出しプーリング
ヘッド32にコッター34で引張鋼材13が固定された
油圧ラム31をジャッキ本体30に対して相対的に後方
へ進出移動させることでジャッキ本体30すなわち主桁
ブロックBが前方に移動する。次いで、図5(b) に示す
ように、盛替えプーリングヘッド33にコッター34で
引張鋼材13を固定し、押出しプーリングヘッド32の
固定を解除し、油圧ラム31を前方へ収縮移動させて盛
替えを行う。以上の押出し移動と盛替え移動を順次繰り
返すことで、主桁ブロックBがブロック長だけ移動す
る。 【0025】左右のセンターホールジャッキ10,10
は、自動制御システムにより同期させて自動運転する。
また、自動運転と手動運転を選択することができ、必要
に応じて、左右のジャッキ10を個別に動作させること
も可能である。 【0026】反力ビーム12は、図6に示すように、主
桁製作架台2の前部に支持させ、橋脚P12の上部前面に
固定されている。また、各橋脚Pの上に設置される滑り
支承4は、表面にステンレス板が貼られた鋼製の仮支承
であり、押出し時には、主桁底版との間に滑り板と不陸
調整用の合板を重ねて入れ、ステンレス板と滑り板の間
に潤滑材を塗布し、摩擦係数を低減する。押出しが終了
すると、滑り支承4は主桁をジャッキアップして本支承
に置き換えられる。 【0027】以上のような構成の押出し装置や型枠設備
等を使用して、次のような手順で押出し架設を行う。 【0028】(1) 主桁製作架台2上に型枠設備を設置
し、コンクリートを打設して主桁ブロックBを製作する
(図3参照)。例えば、順に、底版型枠22と外型枠2
0の設置、予め地組しておいた下床版およびウェブの鉄
筋とPC鋼材のブロックのセット、下床版コンクリート
工、内型枠21の設置、上床版の鉄筋とPC鋼材のセッ
ト、妻型枠の設置、ウェブと上床版コンクリート工、養
生と打継目処理、PC鋼材の緊張(1次鋼材と横締め鋼
材)を行う。 【0029】(2) 底版型枠22と外型枠20を脱型し、
図2に示すように、製作された主桁ブロックBの後方妻
部にジャッキ10およびアンカーブロック11をセット
し、反力ビーム12に一端部を定着させた引張鋼材13
をジャッキ10に貫通させて取付ける。 【0030】(3) 左右一対のセンターホールジャッキ1
0を前述のように作動させ、製作された主桁ブロックB
を前方に押出し、ブロック長さだけ移動させる。引張鋼
材13はセンターホールジャッキ10から後方に繰り出
されるため、線路等が近接して横切っている場合でも、
線路等に引張鋼材13が垂れ下がるということがない。 【0031】(4) 押出し作業が終了すると、ジャッキ1
0およびアンカーブロック11を後方へ戻し、主桁ブロ
ックBの箱桁内の内型枠21を撤去する。上記の主桁ブ
ロックの製作工程と主桁ブロックの押出し工程を順次繰
り返すことにより、連続した主桁Aが押出し架設され
る。 【0032】(5) 手延桁3を解体撤去し、必要に応じ
て、残りの径間を場所打ちで施工し、全スパンの外ケー
ブルを緊張することにより、PC箱桁橋の架設が完了す
る。 【0033】なお、以上は、PC箱桁橋について説明し
たが、これに限らず、その他のコンクリート橋や鋼製橋
などの押出し架設にも本発明を適用することができる。 【0034】 【発明の効果】(1) 主桁製作ヤードで製作された主桁ブ
ロックの後部に引張駆動装置を設置し、主桁製作ヤード
の前方部に引張材の一端部を定着し、この引張材に反力
をとって前記引張駆動装置を前進させ、主桁ブロックの
後方部を引張駆動装置で押圧することにより、主桁を前
方に押し出すため、引張材の先端部は主桁製作ヤードの
主桁製作架台の前方部に固定され、後方部に引張材の引
張駆動装置が配設されるため、従来の押出し方式のよう
に引張材が主桁製作ヤードの前方に繰り出されて大きく
垂れ下がることがなく、線路や道路が主桁製作架台に近
接して横断するような場合でも、安全に押出し架設を実
施することができる。 【0035】(2) 推進力を主桁ブロックに伝えるための
アンカーブラケット等を主桁ブロックに穴を開けて緊結
鋼棒等で接続する必要が無く、大幅な作業の省力化を図
ることができると共に、接続による余計な応力を主桁に
与えないで済み、また、余計な穴を開ける必要がないの
で、主桁ブロックの品質を確保できる。 【0036】(3) 引張駆動装置や引張材などの押出し装
置を全て主桁製作ヤード内に収めることができ、押出し
架設において省スペースを図ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明で使用する押出し装置の一実施形態を示
したものであり、(a) は平面図、(b) は側面図である。 【図2】図1の押出し装置による押出し工法を工程順に
示す側面図である。 【図3】本発明で使用する型枠の一例を示す正面図であ
る。 【図4】本発明で使用する油圧ジャッキの設置部分を示
す側面図である。 【図5】本発明で使用する油圧ジャッキの一例を示す側
面図である。 【図6】本発明で使用する反力ビームの設置部分を示す
側面図である。 【図7】従来の押出し装置の配置を示す側面図である。 【符号の説明】 A……主桁 B……主桁ブロック P……橋脚 1……主桁製作ヤード 2……主桁製作架台 3……手延桁 4……滑り支承 10……センターホールジャッキ 11……アンカーブロック 12……反力ビーム 13……引張鋼材 14……緩衝材 15……移動台 16……走行装置 20……外型枠 21……内型枠 22……底版型枠 23……軌条桁 30……ジャッキ本体 31……油圧ラム 32……押出しプーリングヘッド 33……盛替えプーリングヘッド 34……コッター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠藤 哲朗 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 Fターム(参考) 2D059 AA08 CC14

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 主桁製作ヤードで主桁ブロックを製作す
    る工程と、引張駆動装置と引張材を用いて主桁を前方に
    押出す工程を順次繰り返して橋梁を架設する押出し工法
    において、 主桁製作ヤードで製作された主桁ブロックの後方部に引
    張駆動装置を設置し、主桁製作ヤードの前方部に引張材
    の一端部を定着し、この引張材に反力をとって前記引張
    駆動装置を前進させ、主桁ブロックの後方部を引張駆動
    装置で押圧することにより、主桁を前方に押し出すこと
    を特徴とする橋梁の押出し工法。
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